JP4021247B2

JP4021247B2 - Stove

Info

Publication number: JP4021247B2
Application number: JP2002157394A
Authority: JP
Inventors: 公一光藤; 晃裕三浦
Original assignee: パロマ工業株式会社
Priority date: 2002-05-30
Filing date: 2002-05-30
Publication date: 2007-12-12
Anticipated expiration: 2022-05-30
Also published as: JP2004003694A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、調理鍋を載置する複数の五徳爪と各五徳爪の基盤となる五徳リングとにより一体的に形成された五徳を備えたこんろに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来から、テーブルこんろは、図６に示すようにトッププレート２に設けられる開口の中央位置にこんろバーナ３が配置され、その周囲に汁受皿４が載置される。調理鍋Ｐは、こんろバーナ３の上方周囲に設けられた五徳２０５に載置され、こんろバーナ３の燃焼により加熱される。
こんろバーナ３は、中央に中央開口部６ｂが形成されて環状混合気室６ａを有するバーナ本体６と、バーナ本体６に載置することにより外周縁に多数の主炎口７Ａを形成するバーナヘッド７とからなる。尚、符号７ｂはバーナヘッド７の上面に開口した内炎口である。
また、五徳２０５は、調理鍋Ｐを載置する複数の五徳爪２０５ａと各五徳爪２０５ａの基盤となる五徳リング２０５ｂとにより一体的に構成され、トッププレート２上に載置される。五徳リング２０５ｂとトッププレート２，汁受皿４との間には、後述する二次空気供給用の隙間Ｘが形成される。
【０００３】
このテーブルこんろでは、こんろバーナ３の燃焼により生じるドラフト力によって、バーナヘッド７の中央に形成された筒部７ｃ及び五徳リング２０５ｂとトッププレート２、汁受皿４との間の隙間Ｘから、こんろバーナ３の燃焼時に必要な二次空気が吸引される。以下、筒部７ｃを通る二次空気を二次空気Ａと呼び、隙間Ｘを通る二次空気を二次空気Ｂと呼ぶ。尚、調理鍋Ｐと五徳リング２０５ｂとの間からも二次空気は供給される。
【０００４】
このようなテーブルこんろの熱効率を向上させる方法の一つとして、こんろバーナ３と鍋底との距離ｈを縮めることにより、火炎と鍋底との接触面積を大きくして伝熱面積を大きくする方法が知られている。
ただし、こんろバーナ３と鍋底との距離ｈを近づけすぎると燃焼性能が悪化してしまうため、限界距離というものがある。従って、こんろバーナ３の燃焼性能をできるだけ向上させてこの限界距離を縮めていくことが望まれる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のこんろバーナ３では、炎の内側から供給される二次空気Ａの量が十分ではなく、燃焼性能を向上させる上でネックとなっていた。しかも、こんろバーナ３と鍋底との距離ｈを縮めていくと、二次空気（特に二次空気Ａ）はさらに吸引されにくくなってしまう。
本発明のこんろは上記課題を解決し、燃焼性能を改善して熱効率を向上させることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明の請求項１記載のこんろは、
頭部外周に多数の主炎口を放射状に備え中央に鉛直方向に形成される筒状の二次空気通路を有したこんろバーナと、
調理鍋を上記こんろバーナの上方で支持する複数の五徳爪と上記こんろバーナの頭部の周囲を取り囲むように設けられ該五徳爪の基盤となる五徳リングとにより一体的に形成された五徳と
を備えたこんろにおいて、
上記五徳リングの内周側の面をリング中心に向かって下向きに傾斜させて傾斜部を形成するとともに、上記五徳リングの外周を当該傾斜部よりも急傾斜で立ち上げて立ち上げ部を形成することを要旨とする。
【０００７】
また、本発明の請求項２記載のこんろは、上記請求項１記載のこんろにおいて、
上記五徳リングは、その下方を通して上記主炎口に向かって二次空気を供給するとともに、上記立ち上げ部と傾斜部との間に、平坦部を有していることを要旨とする。
【０００８】
また、本発明の請求項３記載のこんろは、上記請求項１又は請求項２記載のこんろにおいて、
上記こんろバーナは、その上面に複数の内炎口が開口されており、
上記五徳リングの立ち上げ部の上端位置を、上記内炎口の上端面よりも上方としたことを要旨とする。
【０００９】
上記構成を有する本発明の請求項１記載のこんろでは、こんろバーナの燃焼により生じるドラフト力によって、二次空気通路から空気が吸引され、燃焼用二次空気としてこんろバーナへ供給される。この際のドラフト力は、高温となる燃焼部と、燃焼排気を外部へ送り出す位置つまり五徳の外周部の上端位置との垂直距離に比例する。本発明のこんろにおいては、五徳リングの内周側の面を、中心側がリング中心側に向けて傾斜させて傾斜部を形成し（換言すれば、傾斜部の外側が中心側よりも高くなるように形成され）、さらに、五徳リングの外周側を、傾斜部よりも急傾斜に立ち上げて立ち上げ部を形成して、五徳リング外周部の上端位置（高さ）をより高くしているため、ドラフト力がＵＰし吸引される二次空気量が増加して、こんろバーナの燃焼性能が向上する。従って、良好な燃焼状態を維持したまま、こんろバーナと調理鍋との距離を縮めて熱効率の向上を図ることが可能となる。
【００１０】
また、本発明の請求項２記載のこんろでは、燃焼用二次空気が、五徳リングの下方からも吸引され、リング中心に向かって下向きに傾斜した五徳リングの下面に沿って流れてこんろバーナへ供給される。しかも、五徳リングの外周を立ち上げ外周部の上端位置（高さ）を高くしているので、ドラフト力がＵＰし吸引される二次空気量は増加する。更に、燃焼用二次空気は、こんろバーナに形成される火炎からの放熱によって予熱されることにもなるため、燃焼性能は一層向上する。
しかも、五徳リングの立ち上げ部の内側に平坦部を形成することにより、小さい調理鍋を五徳に載置しても、鍋底の外周部と五徳リングとの隙間の大きさを、大きい調理鍋を載置した場合と同程度にすることが可能である。これによって、火炎温度の低下を防止できる。
つまり、五徳リングがリング中心に向かって下向きに傾斜しているため、鍋径の小さい調理鍋を用いた場合、鍋底の外周部と五徳リングとの間に大きな空間ができてしまい、外側から冷えた二次空気が大量に入り込み火炎温度が低下するために、熱効率は低下し燃焼性能も悪化してしまうが、五徳リングの立ち上げ部の内側に平坦部を形成することによって、このような不都合を防止できる。
【００１１】
また、本発明の請求項３記載のこんろでは、立ち上げ部の上端位置を、内炎口の上端面よりも上方としているため、五徳の外周の上端位置を燃焼部よりも確実に上方とすることができ、確実に大きなドラフト力が得られる。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明のこんろの好適な実施形態について説明する。
【００１３】
《第一実施形態》
本発明の第一実施形態のテーブルこんろについて図１〜３を用いて説明する。
図１は、テーブルこんろの断面図であり、図２は、こんろバーナの断面図であり、図３は、テーブルこんろの外観図である。尚、図１，２は、図３中の一点鎖線Ａ−Ａでの断面図であり、図２においては、バーナヘッドをバーナ本体に載置する前の状態の図である。
テーブルこんろ１は、トッププレート２に開口２ａが設けられ、その開口２ａの中央位置にこんろバーナ３が配置され、開口外周縁に汁受皿４が載置される。こんろバーナ３を上方から覆うようにして、調理鍋Ｐを載置する五徳５がトッププレート２上に配置される。
このこんろバーナ３は、外周に多数のスリット状の炎口溝７ａを放射状に備えたバーナヘッド７と、バーナ本体６とからなり、バーナヘッド７をバーナ本体６上に載置することで、外周縁に多数の主炎口７Ａが形成される。また、バーナヘッド７の上面には、調理鍋Ｐの中央部を加熱するための内炎口７ｂが開口される。
【００１４】
バーナ本体６は、燃料ガスと一次空気とを吸入するスロート部６ｃと、スロート部６ｃと連通し燃料ガスと一次空気とを混合する環状混合気室６ａとを備える。尚、環状混合気室６ａは、上面が開口しておりバーナヘッド７を載置することにより塞がれる構成である。
バーナ本体６の環状混合気室６ａの中央には中央開口部６ｂが形成され、バーナヘッド７の中央には燃焼用二次空気の流路となる筒部７ｃが鉛直方向に形成される。そして、バーナヘッド７は、この筒部７ｃをバーナ本体６の中央開口部６ｂに嵌合して、バーナ本体６上に載置される。
また、こんろバーナ３の主炎口７Ａの近傍には、点火用の電極８と火炎検出用の熱電対９が設置される。
【００１５】
五徳５は、調理鍋Ｐを載置する複数のＬ字状の五徳爪５ａと、トッププレート２の開口２ａと汁受皿４との重ね部上を覆うと共に五徳爪５ａを立設する基盤となる五徳リング５ｂとにより一体的に構成される。
この五徳爪５ａの下先端には挿入片５ｃが設けられ、この挿入片５ｃをトッププレート２に開口された五徳受孔２ｂに挿入することによって、五徳５をトッププレート２上に位置決め載置する。また、五徳リング５ｂとトッププレート２との間には二次空気供給用の隙間Ｘが形成される。
五徳リング５ｂは、中央にリング開口５ｅが形成された円盤状であり、そのリング開口５ｅにこんろバーナ３の頭部を同軸上に挿通することによってこんろバーナ３の主炎口７Ａ形成面の周囲を囲む。そして、五徳リング５ｂの内周側は、リング中心に向かって下向きに傾斜し、その傾斜面を主炎口７Ａにおけるガスの噴出方向とほぼ平行に形成すると共に、その先端が主炎口７Ａの外周面に接近する。
【００１６】
五徳リング５ｂの外周側は、全周にわたって上方に立ち上げられた立ち上げ部５ｄが形成される。すなわち、内周側から外周側に向かって上向きにゆるやかに傾斜する傾斜面に対して、その外周端の傾斜角度を大きくして立ち上げ部５ｄを形成する。
この立ち上げ部５ｄは、その上端が少なくとも内炎口７ｂの上端の開口面よりも上方となるように形成される。尚、調理鍋Ｐを載置した際の調理鍋Ｐと五徳リング５ｂとの間の面積、すなわち排気面積は、こんろバーナ３の燃焼性能を悪化させないために、ある程度の広さが必要であるから、立ち上げ部５ｄの高さの上限は、この必要な広さによって規制される。
【００１７】
上述したテーブルこんろ１によれば、こんろバーナ３の燃焼により生じた高温の燃焼ガスが上方へ移動し、鍋底面に沿って外側へと排出される。この移動にともなって発生するドラフト力によって、バーナヘッド７の中央の筒部７ｃ及び五徳リング５ｂの下方の隙間Ｘから燃焼用二次空気が吸引される。
ドラフト力Ｄは、次式により求まる力である。
Ｄ＝Ｈ×（ｄ_０−ｄ_ｇ）
Ｈ：こんろバーナ３の燃焼部の高さ位置と五徳の外周部の高さ位置（上端位置）との垂直距離
ｄ_０：外気の密度
ｄ_ｇ：こんろバーナにより加熱された燃焼排気の密度
従って、本実施形態のテーブルこんろ１では、五徳リング５ｂに立ち上げ部５ｄを形成することによって、五徳リング５ｂの外周部の高さを高くしているので、ドラフト力が増大する。このため、吸引される二次空気量が増加して、こんろバーナ３の燃焼性能が向上する。特に、二次空気Ａの吸引量が大きく増加する。従って、燃焼性能が向上した余裕分だけ、五徳爪５ａを低くしてこんろバーナ３と鍋底との距離ｈを近づけて熱効率を向上させることが可能となる。
【００１８】
また、ドラフト力は、主炎口７Ａに形成される火炎だけでなく、内炎口７ｂに形成される火炎によっても生じる力であり、本実施形態のテーブルこんろ１では、立ち上げ部５ｄの上端の高さを、少なくとも内炎口７ｂの上端面よりも高くしているため、確実に大きなドラフト力が得られる。
【００１９】
また、五徳リング５ｂの内側先端を主炎口７Ａの外周面に接近させているので、二次空気Ｂは、主炎口７Ａの近傍に導かれる。この結果、二次空気Ｂが火炎の基部から先端まで全体にわたって供給されるため燃焼性能がより一層向上する。
さらに、五徳リング５ｂは、主炎口７Ａにおけるガスの噴出方向とほぼ平行に形成されるため火炎の形成を妨害しない。従って、五徳リング５ｂは燃焼性能を良好に維持したまま火炎により加熱され、二次空気Ｂは高温の五徳リング５ｂの下方を通過する際に温められる。この結果、火炎の温度低下を防ぎ調理鍋Ｐへの加熱効率を向上させることができる。
【００２０】
ところで、内炎口７ｂは外周を主炎口７Ａに形成される火炎により囲まれているので、火炎の外側から供給される二次空気Ｂは内炎口７ｂには届かない。このため、内炎口７ｂに形成される火炎に供給される燃焼用二次空気は、ほとんどが筒部７ｃを通過してくる二次空気Ａである。
従って、内炎口７ｂを有するこんろバーナ３では、上述したようにして、火炎の内側から供給される二次空気Ａの吸引量を大きく増加させると、特に効果的に燃焼性能を向上させることができる。
【００２１】
ここで、本発明のこんろの特徴を分かり易くするために、従来のテーブルこんろを用いた場合の熱効率と理論ＣＯの実験データと、本実施形態のテーブルこんろを用いた場合の実験データとを表１に示す。
【表１】

尚、理論ＣＯとは、不完全燃焼の程度を表す指数であり、燃焼排ガス中で検出されたＣＯとＣＯ_２の値から次式で計算される。
理論ＣＯ＝測定ＣＯ％／測定ＣＯ_２％×ＣＯ_２ｍａｘ
ＣＯ_２ｍａｘ：燃料ガスを理論空気比（λ＝１）で完全燃焼させた場合に発生する二酸化炭素の濃度
【００２２】
表１に示すように、従来例よりも距離ｈを２ｍｍも縮めても、理論ＣＯの値を従来例の値と同程度に抑えることができ、熱効率が０．９ポイントも向上した。このように、立ち上げ部５ｄを形成してドラフト力を向上させることによる燃焼性能の改善の効果が大きいことが分かる。
【００２３】
《第二実施形態》
次に、第二実施形態のテーブルこんろについて説明する。尚、第一実施形態と異なる部分について説明し、重複する部分に関しては同一符号を付してその説明を省略する。
【００２４】
第一実施形態のテーブルこんろ１では、五徳リング５ｂがリング中心に向かって下向きに傾斜しているため、五徳５に鍋径の小さな調理鍋Ｐ’を載置すると、図４に示すように、鍋底の外周部と五徳リング５ｂとの間に大きな空間ができてしまい、外側から冷えた二次空気が直接大量に入り込み火炎温度が低下する。このため、調理鍋の大きさによっては、熱効率が低下し、燃焼性能も悪化してしまう場合もある。
【００２５】
そこで、本実施形態のテーブルこんろでは、図５に示すように、五徳リング１０５ｂの立ち上げ部１０５ｄの内側に略水平面となる平坦部１０５ｅを形成する。すなわち、五徳リング１０５ｂは、平坦部１０５ｅよりも内側で下方へ向かって傾斜する。従って、平坦部１０５ｅの間では、調理鍋Ｐ（Ｐ’）と五徳リング１０５ｂとの間の距離は一定であるため、小さい調理鍋Ｐ’を五徳１０５に載置しても、鍋底の外周部と五徳リング１０５ｂとの隙間の大きさを、大きい調理鍋Ｐを載置した場合と同程度にすることが可能である。これによって、火炎温度の低下を防止できる。
この結果、本実施形態のテーブルこんろは、様々な大きさの鍋何れに対しても、高熱効率を達成することが可能となる。
【００２６】
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
例えば、本実施形態では、テーブルこんろに適用した例を説明したが、キッチンユニット内に組み込まれるビルトインこんろに適用しても差し支えない。
また、五徳リング５ｂの形状が円盤状の例について説明したが、これに限ったものではなく、外形が四角形のような五徳リングであっても構わない。
また、炎口を内側に向けて形成した内向き炎口バーナを備えたこんろに適用しても同様の効果が得られる。
【００２７】
以上詳述したように、本発明の請求項１記載のこんろによれば、五徳の外周に、傾斜部よりも急傾斜に立ち上げた立ち上げ部を形成することにより、五徳外周をより高くし、二次空気の取り込み量を増やすことができ、こんろバーナの燃焼性能が改善される。
【００２８】
更に、本発明の請求項２記載のこんろによれば、二次空気を五徳リングの下方からも効率的に取り込めるため、より一層燃焼性能を改善できる。
さらに、様々な大きさの鍋に対しても、高熱効率を達成することが可能である。
【００２９】
更に、本発明の請求項３記載のこんろによれば、確実に二次空気の取り込み量を増やすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】第一実施形態としてのテーブルこんろを側面から見た断面図である。
【図２】第一実施形態としてのこんろバーナを側面から見た断面図である。
【図３】第一実施形態としてのテーブルこんろの外観図である。
【図４】小さい調理鍋を用いた際の、第一実施形態のテーブルこんろを側面から見た断面図である。
【図５】第二実施形態としてのテーブルこんろを側面から見た断面図である。
【図６】従来例としてのテーブルこんろを側面から見た断面図である。
【符号の説明】
１…テーブルこんろ、３…こんろバーナ、５，１０５…五徳、５ａ…五徳爪、５ｂ，１０５ｂ…五徳リング、５ｄ，１０５ｄ…立ち上げ部、１０５ｅ…平坦部、６…バーナ本体、６ａ…環状混合気室、７…バーナヘッド、７Ａ…主炎口、７ａ…炎口溝、７ｂ…内炎口、７ｃ…筒部、Ｐ，Ｐ’…調理鍋。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a stove provided with five virtues formed integrally by a plurality of five virtue claws on which cooking pots are placed and a five virtue ring serving as a base of the respective five virtue claws.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a table stove has a stove burner 3 disposed at the center of an opening provided in the top plate 2 as shown in FIG. 6, and a juice receiving tray 4 is placed around it. The cooking pan P is placed on the five virtues 205 provided in the upper periphery of the stove burner 3 and heated by the combustion of the stove burner 3.
The stove burner 3 is a burner body 6 having a central opening 6b formed in the center and having an annular mixture chamber 6a, and a burner which is placed on the burner body 6 to form a number of main flame ports 7A on the outer periphery. And the head 7. Reference numeral 7 b denotes an internal flame opening opened on the upper surface of the burner head 7.
Further, the virtues 205 are integrally configured by a plurality of virtues claws 205a on which the cooking pan P is placed and the virtuosity rings 205b serving as a base of the respective virtues claws 205a, and are placed on the top plate 2. A gap X for supplying secondary air, which will be described later, is formed between the five virtue ring 205b, the top plate 2, and the juice receiving tray 4.
[0003]
In this table stove, due to the draft force generated by the combustion of the stove burner 3, from the gap X between the cylinder portion 7 c formed in the center of the burner head 7 and the five virtue rings 205 b and the top plate 2 and the juice tray 4, Secondary air necessary for the combustion of the stove burner 3 is sucked. Hereinafter, the secondary air passing through the cylindrical portion 7c is referred to as secondary air A, and the secondary air passing through the gap X is referred to as secondary air B. Secondary air is also supplied between the cooking pan P and the five virtue rings 205b.
[0004]
As one of the methods for improving the thermal efficiency of the table stove, a method of increasing the heat transfer area by increasing the contact area between the flame and the pan bottom by reducing the distance h between the stove burner 3 and the pan bottom. It has been known.
However, if the distance h between the stove burner 3 and the pan bottom is too close, the combustion performance deteriorates, so there is a limit distance. Therefore, it is desirable to reduce the limit distance by improving the combustion performance of the stove burner 3 as much as possible.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional stove burner 3, the amount of the secondary air A supplied from the inside of the flame is not sufficient, which has become a bottleneck in improving the combustion performance. Moreover, if the distance h between the stove burner 3 and the bottom of the pan is reduced, the secondary air (particularly the secondary air A) becomes more difficult to be sucked.
An object of the present invention is to solve the above-described problems and improve the combustion performance and the thermal efficiency.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The stove according to claim 1 of the present invention for solving the above-mentioned problems is
A stove burner having a cylindrical secondary air passage formed radially in the center with a large number of main flame outlets on the outer periphery of the head;
Gotoku formed integrally by a plurality of five virtue claws that support the cooking pan above the stove burner and the five virtue rings provided to surround the head of the stove burner. In the stove with and
The inner peripheral surface of the Gotoku ring is inclined downward toward the ring center to form an inclined part, and the outer periphery of the Gotoku ring is raised at a steeper slope than the inclined part to form a raised part. This is the gist.
[0007]
The stove according to claim 2 of the present invention is the stove according to claim 1,
The trivet ring, through lower its co Supplying secondary air towards the main flame hole, between the inclined portion the rising portion, and summarized in that it has a flat portion.
[0008]
The stove according to claim 3 of the present invention is the stove according to claim 1 or 2,
The stove burner has a plurality of internal flame openings on its upper surface,
The gist is that the upper end position of the rising portion of the five virtue ring is set above the upper end surface of the internal flame mouth.
[0009]
In the stove according to claim 1 of the present invention having the above-described configuration, air is sucked from the secondary air passage by the draft force generated by the combustion of the stove burner and supplied to the stove burner as secondary air for combustion. . Draft force at this time is that proportional to the vertical distance between the combustion portion having a high temperature, the upper end position of the outer peripheral portion of the position that is trivet feeding the combustion exhaust to the outside. In the stove of the present invention, the inner peripheral surface of the Gotoku ring is inclined with the center side inclined toward the ring center side (in other words, the outer side of the inclined portion is higher than the center side). It is formed so), further, the outer peripheral side of the trivet ring, to form a raised portion start launching steeper than the inclined portion, and the upper end position of the trivet ring outer peripheral portion (height) higher Therefore, the draft air is increased and the amount of secondary air to be sucked is increased, and the combustion performance of the stove burner is improved. Accordingly, it is possible to improve the thermal efficiency by reducing the distance between the stove burner and the cooking pan while maintaining a good combustion state.
[0010]
Further, in the stove according to claim 2 of the present invention, the secondary air for combustion is sucked also from below the Gotoku ring and flows along the lower surface of the Gotoku ring inclined downward toward the ring center. Supplied to the burner. Moreover, since the outer periphery of the virtually ring is raised and the upper end position (height) of the outer periphery is increased, the draft force is increased and the amount of secondary air to be sucked increases. Furthermore, since the combustion secondary air is also preheated by heat radiation from the flame formed in the stove burner, the combustion performance is further improved.
In addition, by forming a flat part inside the start-up part of the Gotoku ring, even if a small cooking pan is placed on the Gotoku, the size of the gap between the outer periphery of the pan bottom and the Gotoku ring is increased. It is possible to make it the same level as when it is placed. This can prevent a drop in flame temperature.
In other words, because the Gotoku ring is inclined downward toward the center of the ring, when a cooking pan with a small pot diameter is used, a large space is created between the outer periphery of the pan bottom and the Gotoku ring, and it cools from the outside. In addition, a large amount of secondary air enters and the flame temperature decreases, so the thermal efficiency decreases and the combustion performance also deteriorates.However, by forming a flat part inside the rising part of the Gotoku ring, such inconvenience is caused. Can be prevented.
[0011]
Further, in the stove according to claim 3 of the present invention, the upper end position of the rising portion is set higher than the upper end surface of the internal flame opening, so that the upper end position of the outer periphery of the virtues is surely set above the combustion portion. And a large drafting force can be obtained with certainty.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In order to further clarify the configuration and operation of the present invention described above, preferred embodiments of the stove of the present invention will be described below.
[0013]
<< first embodiment >>
The table stove of 1st embodiment of this invention is demonstrated using FIGS.
FIG. 1 is a sectional view of a table stove, FIG. 2 is a sectional view of a stove burner, and FIG. 3 is an external view of the table stove. 1 and 2 are cross-sectional views taken along one-dot chain line AA in FIG. 3, and FIG. 2 is a view of the state before the burner head is placed on the burner body.
In the table stove 1, an opening 2a is provided in the top plate 2, a stove burner 3 is disposed at the center of the opening 2a, and a juice receiving tray 4 is placed on the outer periphery of the opening. Gotoku 5 on which the cooking pot P is placed is arranged on the top plate 2 so as to cover the stove burner 3 from above.
This stove burner 3 is composed of a burner head 7 provided with a large number of slit-shaped flame opening grooves 7 a on the outer periphery and a burner body 6. By placing the burner head 7 on the burner body 6, A number of main flame openings 7A are formed on the outer peripheral edge. Further, an inner flame opening 7 b for heating the central portion of the cooking pan P is opened on the upper surface of the burner head 7.
[0014]
The burner body 6 includes a throat portion 6c that sucks fuel gas and primary air, and an annular mixture chamber 6a that communicates with the throat portion 6c and mixes fuel gas and primary air. The annular air-fuel mixture chamber 6a has an open top surface and is closed by placing the burner head 7.
A central opening 6 b is formed at the center of the annular mixture chamber 6 a of the burner body 6, and a cylinder portion 7 c serving as a flow path for secondary air for combustion is formed at the center of the burner head 7. The burner head 7 is placed on the burner body 6 with the tubular portion 7 c fitted into the central opening 6 b of the burner body 6.
Further, an ignition electrode 8 and a flame detection thermocouple 9 are installed in the vicinity of the main flame opening 7A of the stove burner 3.
[0015]
The virtues 5 serve as a base on which the plurality of L-shaped virtuos nails 5a on which the cooking pan P is placed, and the overlapping portions of the openings 2a of the top plate 2 and the juice tray 4 are covered and the virtuos nails 5a are erected. It is constituted integrally with the five virtue rings 5b.
An insertion piece 5c is provided at the lower end of the virtuosity claw 5a. By inserting the insertion piece 5c into the virtues receiving hole 2b opened in the top plate 2, the virtues 5 are positioned and placed on the top plate 2. . Further, a gap X for supplying secondary air is formed between the five virtue ring 5 b and the top plate 2.
The Gotoku ring 5b has a disc shape with a ring opening 5e formed in the center, and the head of the stove burner 3 is inserted coaxially into the ring opening 5e so that the main flame mouth 7A forming surface of the stove burner 3 is formed. Surround the surroundings. The inner peripheral side of the Gotoku ring 5b is inclined downward toward the center of the ring, and the inclined surface is formed substantially parallel to the gas ejection direction at the main flame mouth 7A, and the tip thereof is the main flame mouth 7A. Approach the outer surface.
[0016]
On the outer peripheral side of the virtually ring 5b, a rising portion 5d is formed that is raised upward over the entire periphery. That is, the rising portion 5d is formed by increasing the inclination angle of the outer peripheral end with respect to the inclined surface gently inclined upward from the inner peripheral side toward the outer peripheral side.
The rising portion 5d is formed such that its upper end is at least above the opening surface of the upper end of the internal flame port 7b. In addition, the area between the cooking pan P and the Gotoku ring 5b when the cooking pan P is placed, that is, the exhaust area, needs to have a certain extent in order not to deteriorate the combustion performance of the stove burner 3. Therefore, the upper limit of the height of the rising portion 5d is regulated by this necessary area.
[0017]
According to the table stove 1 described above, the high-temperature combustion gas generated by the combustion of the stove burner 3 moves upward and is discharged outward along the bottom of the pan. Due to the draft force generated by this movement, the secondary air for combustion is sucked from the central cylindrical portion 7c of the burner head 7 and the gap X below the five virtue rings 5b.
The draft force D is a force obtained by the following equation.
D = H × (d ₀ −d _g )
H: Vertical distance between the height position of the combustion portion of the stove burner 3 and the height position (upper end position) of the outer periphery of the five virtues d ₀ : density of outside air d _g : density of combustion exhaust gas heated by the stove burner Therefore, in the table stove 1 of this embodiment, since the height of the outer peripheral part of the 5 virtue ring 5b is made high by forming the rising part 5d in the 5 virtue ring 5b, the draft force increases. For this reason, the amount of secondary air sucked increases, and the combustion performance of the stove burner 3 is improved. In particular, the suction amount of the secondary air A greatly increases. Therefore, it is possible to improve the thermal efficiency by lowering the virtuosity claw 5a by the margin of the improved combustion performance and reducing the distance h between the stove burner 3 and the pan bottom.
[0018]
The draft force is generated not only by the flame formed at the main flame mouth 7A but also by the flame formed at the inner flame mouth 7b. In the table stove 1 of the present embodiment, the rising portion 5d Since the height of the upper end is at least higher than the upper end surface of the internal flame opening 7b, a large draft force can be obtained with certainty.
[0019]
Moreover, since the inner front end of the five virtue ring 5b is brought close to the outer peripheral surface of the main flame mouth 7A, the secondary air B is guided to the vicinity of the main flame mouth 7A. As a result, since the secondary air B is supplied from the base to the tip of the flame as a whole, the combustion performance is further improved.
Furthermore, since the five virtue rings 5b are formed substantially parallel to the gas ejection direction at the main flame outlet 7A, they do not hinder the formation of flame. Therefore, the Gotoku ring 5b is heated by the flame while maintaining good combustion performance, and the secondary air B is warmed when passing below the hot Gotoku ring 5b. As a result, the temperature reduction of the flame can be prevented and the heating efficiency to the cooking pan P can be improved.
[0020]
By the way, since the inner flame port 7b is surrounded by the flame formed at the main flame port 7A, the secondary air B supplied from the outside of the flame does not reach the inner flame port 7b. For this reason, most of the secondary air for combustion supplied to the flame formed in the inner flame opening 7b is the secondary air A that passes through the cylindrical portion 7c.
Therefore, in the stove burner 3 having the inner flame opening 7b, if the suction amount of the secondary air A supplied from the inside of the flame is greatly increased as described above, the combustion performance is particularly effectively improved. Can do.
[0021]
Here, in order to make the characteristics of the stove of the present invention easy to understand, the experimental data of the thermal efficiency and the theoretical CO when using the conventional table stove, and the experimental data when using the table stove of the present embodiment Is shown in Table 1.
[Table 1]

The theoretical CO is an index representing the degree of incomplete combustion, and is calculated from the values of CO and CO ₂ detected in the combustion exhaust gas by the following equation.
Theoretical CO = Measured CO% / Measured CO ₂ % × CO _2max
CO _2max : concentration of carbon dioxide generated when fuel gas is completely burned at a theoretical air ratio (λ = 1)
As shown in Table 1, even when the distance h was shortened by 2 mm as compared with the conventional example, the theoretical CO value could be suppressed to the same level as that of the conventional example, and the thermal efficiency was improved by 0.9 points. Thus, it can be seen that the effect of improving the combustion performance by increasing the draft force by forming the rising portion 5d is great.
[0023]
<< Second Embodiment >>
Next, the table stove of the second embodiment will be described. In addition, a different part from 1st embodiment is demonstrated, about the overlapping part, the same code | symbol is attached | subjected and the description is abbreviate | omitted.
[0024]
In the table stove 1 of the first embodiment, since the five virtue rings 5b are inclined downward toward the ring center, when the cooking pan P ′ having a small pot diameter is placed on the five victories 5, as shown in FIG. A large space is created between the outer peripheral part of the pan bottom and the five virtue rings 5b, and a large amount of secondary air cooled from the outside directly enters and the flame temperature decreases. For this reason, depending on the size of the cooking pan, the thermal efficiency may decrease and the combustion performance may also deteriorate.
[0025]
Therefore, in the table stove of the present embodiment, as shown in FIG. 5, a flat portion 105e having a substantially horizontal plane is formed inside the rising portion 105d of the virtually ring 105b. That is, the five virtue rings 105b are inclined downward on the inner side than the flat portion 105e. Accordingly, since the distance between the cooking pan P (P ′) and the five virtue rings 105b is constant between the flat portions 105e, the outer peripheral portion of the pan bottom even when the small cooking pan P ′ is placed on the five victories 105. And the five virtue rings 105b can be set to the same size as when a large cooking pan P is placed. This can prevent a drop in flame temperature.
As a result, the table stove according to the present embodiment can achieve high thermal efficiency for any pan of various sizes.
[0026]
Although the embodiment of the present invention has been described above, the present invention is not limited to such an embodiment, and it is needless to say that the present invention can be implemented in various modes without departing from the gist of the present invention.
For example, in this embodiment, the example applied to the table stove was explained, but it may be applied to the built-in stove incorporated in the kitchen unit.
Moreover, although the example in which the shape of the gorgeous ring 5b is a disk shape has been described, the present invention is not limited to this, and a gorgeous ring having a quadrangular outer shape may be used.
Further, the same effect can be obtained even when applied to a stove equipped with an inward flame burner formed with the flame mouth facing inward.
[0027]
As described above in detail, according to the stove according to claim 1 of the present invention, by forming a rising portion that rises more steeply than the inclined portion on the outer periphery of the virtues, the outer periphery of the virtues is made higher. In addition, the amount of secondary air taken in can be increased, and the combustion performance of the stove burner is improved.
[0028]
Furthermore, according to the stove according to claim 2 of the present invention, the secondary air can be efficiently taken from the lower side of the Gotoku ring, so that the combustion performance can be further improved.
Furthermore, it is possible to achieve high thermal efficiency for various sized pans.
[0029]
Furthermore, according to the stove described in claim 3 of the present invention, it is possible to reliably increase the amount of secondary air taken up.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a sectional view of a table stove as a first embodiment as viewed from the side.
FIG. 2 is a sectional view of a stove burner as a first embodiment as viewed from the side.
FIG. 3 is an external view of a table stove as a first embodiment.
FIG. 4 is a cross-sectional view of the table stove of the first embodiment as viewed from the side when a small cooking pan is used.
FIG. 5 is a sectional view of a table stove as a second embodiment as seen from the side.
FIG. 6 is a cross-sectional view of a conventional table stove as seen from the side.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Table stove, 3 ... Stove burner, 5,105 ... Gotoku, 5a ... Gotoku nail, 5b, 105b ... Gotoku ring, 5d, 105d ... Startup part, 105e ... Flat part, 6 ... Burner main body, 6a ... An annular mixture chamber, 7 ... burner head, 7A ... main flame outlet, 7a ... flame mouth groove, 7b ... internal flame mouth, 7c ... cylinder part, P, P '... cooking pot.

Claims

A stove burner having a cylindrical secondary air passage formed radially in the center with a large number of main flame outlets on the outer periphery of the head;
Gotoku formed integrally by a plurality of five virtue claws that support the cooking pan above the stove burner and the five virtue rings provided to surround the head of the stove burner. In the stove with and
The inner peripheral surface of the Gotoku ring is inclined downward toward the ring center to form an inclined part, and the outer periphery of the Gotoku ring is raised more steeply than the inclined part to form a raised part. It is characterized by that.

The trivet ring, through lower its co Supplying secondary air towards the main flame hole, between the inclined portion the rising portion, characterized in that it has a flat portion according The stove according to Item 1.

The stove burner has a plurality of internal flame openings on its upper surface,
The stove according to claim 1 or 2, wherein an upper end position of the rising portion of the virtually ring is set to be higher than an upper end surface of the inner flame opening.