JP4020788B2 - Shutter locking device - Google Patents

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JP4020788B2 JP2003000885A JP2003000885A JP4020788B2 JP 4020788 B2 JP4020788 B2 JP 4020788B2 JP 2003000885 A JP2003000885 A JP 2003000885A JP 2003000885 A JP2003000885 A JP 2003000885A JP 4020788 B2 JP4020788 B2 JP 4020788B2
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株式会社明工
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、風雨除けや防犯などのために住宅用サッシなど屋外面に取り付けられるシャッターの施錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
住宅用サッシなどには、風雨除けや防犯などのためにシャッターが取り付けられている。前記シャッターは、窓の上部位置に窓枠と一体的に、または別体でシャッターボックスを設けると共に、この内部に巻き回転方向に付勢された収納用ドラムを配設し、スラットと呼ばれる横方向に長尺のシャッター板を縦方向にヒンジ連結したシャッターを巻上げ収納可能としたものである。
【0003】
前記シャッターの多くは、最下端部のエンドスラットの中央位置にシャッター施錠装置を備え、人力または動力によってシャッターを閉めた際に自動的に施錠が成され、室内側から操作される解除レバーによって解錠が成されるようになっている。
【0004】
しかし、このようなシャッター装置の場合には、シャッターを開ける際にエンドスラットのほぼ中央に配置されているシャッター装置を解錠操作するために、一方側の障子をほぼ全開としなければならず、解錠操作が煩わしいなどの問題があるとともに、解錠からシャッター開放操作までを一連操作により円滑に行うことができないなどの問題があった。
【0005】
このような問題に対処するため、本出願人は下記特許文献1において、図10に示されるようなシャッター用施錠装置30を提案した。前記シャッター用施錠装置30は、シャッター最下端の巾木31の両端部にそれぞれ、シャッター側枠33に固定された錠掛り34に対する係合または係合解除により解錠を行い得る中継レバー36を前記巾木31の室内面側に延在させたシャッター施錠装置本体32を配設するとともに、前記巾木31の室内面側に、巾木31の長手方向に沿う長尺の部材であって、上縁部を回転中心として揺動自在とされ、両端部にそれぞれ前記中継レバー36の下面側に係合する係合ピン37を備えた解錠兼用開閉操作レバー35を設けることにより、シャッター幅内のいずれの場所からでも解錠操作を行うことができるようにするとともに、手を持ち替えることなく、解錠からシャッター開放までを一連操作によって行えるようにしたものである。前記シャッター用施錠装置30の具体的な構造については、後述の〔発明の実施形態〕の項で詳述することとする。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−227571号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記シャッター用施錠装置30の場合には、前記中継レバー36の素材としてステンレススチールまたは亜鉛ダイカスト等の金属が使用され、係合ピン37も同様にステンレススチールか亜鉛ダイカスト等の金属が使用されている。そのため、施錠時および解錠時に金属同士の接触により不快な摩擦音が発生することがある。また、かかる摩擦により、長期間使用するうちに両者の係合面において摩耗が発生し、著しく耐久性を低下させたり、前記解錠兼用開閉操作レバー35の摩擦抵抗が大きくなり、操作性が悪くなることがあった。
【0008】
そこで本発明の主たる課題は、上記シャッター施錠装置構造において、施錠時および解錠時における前記中継レバーと係合ピンとの擦音を防止するとともに、長期間使用しても耐久性が低下せず、前記解錠兼用開閉操作レバーの操作性を維持することができるシャッター用施錠装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための請求項1に係る発明として、シャッター枠に固定された錠掛りと、シャッター最下端の巾木両端部にそれぞれ配設されるとともに、前記錠掛りに対する係合または係合解除により施・解錠を成し、上方向への移動操作により解錠を行い得る中継レバーを前記巾木の室内面側に延在させたシャッター用解錠装置本体と、前記巾木の室内面側に設けられるとともに、巾木の長手方向に沿う長尺の部材であって、両端部にそれぞれ前記中継レバーに係合する係合ピンを備えた解錠兼用開閉操作レバーとから構成されるシャッター用施錠装置において、
前記中継レバーに切欠き溝を設けるとともに、挿入時に自動的に前記切欠き溝に抜脱不能に係止される抜止め係止部を備えた合成樹脂素材からなる接当用保護ピースを前記中継レバーに取り付けたことを特徴とするシャッター用施錠装置が提供される。
【0010】
上記請求項1に係る発明によれば、合成樹脂素材からなる接当用保護ピースを前記中継レバーに取り付け、金属同士の接触を無くしたため、施錠時および解錠時における前記中継レバーと係合ピンとの擦音を防止できるとともに、長期間使用しても耐久性が低下せず、前記解錠兼用開閉操作レバーの操作性を維持することができるようになる。また、前記接当用保護ピースの取付けは、中継レバーに切欠き溝を設けておき、接当用保護ピースの中空部に中継レバーの先端を挿入した際、自動的に抜止め係止部が前記切欠き溝に係合し抜脱不能に保持されるようにしたため、取付が簡単に行えるとともに、前記接当用保護ピースが係合ピンに接触する際の振動により使用しているうちに不意に中継レバーより抜け落ちてしまう事態を完全に回避することができる。
【0011】
請求項2に係る発明として、前記切欠き溝は前記中継レバーの上縁側に設けられ、前記接当用保護ピースは前記切欠き溝の対応部位において、前記抜止め係止部が前記中継レバーの挿入先端側より挿入基端側へ向けて斜め下方向に突出して形成され、係止状態において先端が前記切欠き溝内に係合する係止片とされる請求項1記載のシャッター用施錠装置が提供される。前記接当用保護ピースの具体的構造としては、前記中継レバーの挿入先端側より挿入基端側へ向けて斜め下方向に突出した抜止め係止部を形成しておき、接当用保護ピースの中空部に中継レバーの先端を挿入した際、前記抜止め係止部が前記切欠き溝内に自動的に係合し抜脱不能に保持する構造が望ましい。
【0012】
請求項3に係る発明として、前記接当用保護ピースの素材が、特に高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリアセタールなどの耐摩耗性樹脂である請求項1または2記載のシャッター用施錠装置が提供される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
図1は本発明に係るシャッター用施錠装置1の正面図、図2は断面図である。なお、左右上下、時計回り方向および反時計回り方向等の方向および位置表示はすべて図上での表示である。
【0014】
シャッターは、小幅で水平方向に長い金属板材をヒンジ連結し、ロール状に巻き込み可能とした構造のもので、その下端部にはエンドスラットと呼ばれる巾木2(金属製)が設けられている。そして、前記巾木2の両端部にそれぞれシャッター施錠装置本体3が配設されるとともに、シャッター側枠4の下端部に錠掛り5が配設され、シャッターを閉めた際に前記シャッター施錠装置本体3のロック片11が前記錠掛り5のロックピン5aに係合し施錠を成すようになっている。
【0015】
一方、シャッターを開放したい場合には、前記巾木2の室内側面にほぼ巾木2の長さ寸法に亘って配設されている長尺の解錠兼用開閉操作レバー6を任意の位置にて上方側に引き上げると、前記シャッター施錠装置本体3におけるロック片11とロックピン5aとの施錠が解かれるとともに、そのまま手を持ち替えることなく、連続してシャッターを引き上げできるようになっている。
【0016】
以下、具体的に詳述すると、前記シャッター施錠装置本体3は、詳細には図3に示されるように、断面略逆U字状のケース10と、このケース内に支軸14によって揺動自在に支持されたロック片11と、このロック片11に対する係合によってロック片11を施錠状態に保持するとともに、上方向への移動操作によって解錠を行い得る施錠揺動片12と、前記ロック片11と施錠揺動片12との間に介在され前記ロック片11を解錠方向(反時計回り方向)に付勢するとともに、前記施錠揺動片12を前記ロック片11への当接側に付勢するバネ板13とから主に構成された施錠装置である。
【0017】
前記ケース10は、金属板材の折曲げ加工によって断面略逆U字状に成形された部材で、隅部に2箇所、板面を貫通する通孔15、15が形成され、前記巾木2の端部からシャッター施錠装置本体3を挿入した後、前記通孔15と巾木2との間に跨って螺入される固定ビス16によって固定されるようになっている。また、ケース10の左側下端辺には切欠きU字状のロックピン嵌入溝10aが形成されている。また、図4に示されるように、側板間の間隔を保持するために、対面する側板間にスペーサー10bが挿入されている。
【0018】
前記ロック片11は、支軸14によって揺動自在に支持された部材で、相対的に下側に位置する短突片11aと、相対的に上側に位置する長突片11bとによって後述のロックピン5aを嵌入させるU字状溝11cが形成されている。また、施錠揺動片12配設側の周縁に解錠時係合段部11dが形成されているとともに、施錠時係合段部11eが形成され、さらに上部側にはバネ係止部11fが形成されている。
【0019】
一方、前記施錠揺動片12は、支軸17によって揺動自在に支持された部材で、上部側にはバネ係止部12cが形成されている。また、前記ロック片配設側の周縁には、前記ロック片11を施錠状態に保持する係合突片12aが形成されているとともに、ケース10外側に延在する中継レバー12bが形成されている。
【0020】
前記中継レバー12bは、後述のように、前記解錠兼用開閉操作レバー6の端面から側方に突出する係合ピン22が係合可能なように、室内面側に屈曲されているとともに、該室内側への屈曲部分が斜め下方に向けて傾斜している。また、上縁側には凹状の切欠き溝12dが設けられ、施錠時および解錠時に前記係合ピンとの擦音を防止するとともに、耐久性及び操作性を長期間維持するため、図4に示されるように、合成樹脂素材からなる接当用保護ピース23が取り付けられている。
【0021】
前記接当用保護ピース23は、詳細には図6に示されるように、周囲が側壁によって囲まれるとともに、一方側端面(奥端面)に前記中継レバー12bの先端が当接する端面壁23bが形成され、他端側端面(開口面)に前記中継レバー12bが挿入される中空状のレバー挿入部23aが形成された部材で、上部側には凹状の切欠き23eが形成されるとともに、前記切欠き23eに臨む挿入先端側の上壁23cより挿入基端側に向けて斜め下方に突出した抜止め係止部23fが形成されている。
【0022】
前記接当用保護ピース23の素材としては、基本的には合成樹脂であればどのようなものでも使用可能であるが、耐久性の点から金属との接触による摩耗が小さいものが好適に使用される。具体的には、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリアセタールなどの耐摩耗性樹脂が好適に選定される。
【0023】
前記接当用保護ピース23の取付けは、図7に示されるように、接当用保護ピース23のレバー挿入部23aに中継レバー12bの先端を挿入するようにして取り付ける。前記中継レバー12bの先端を挿入すると、挿入先端側の上壁23cより挿入基端側に向けて斜め下方に突出した前記抜止め係止部23fが中継レバー12bの切欠き溝12dに自動的に係合するようになっており、係止状態では前記抜止め係止部23fの先端が中継レバー12bに形成された切欠き溝12dの内、手前側の切欠き面12eに当接することにより、前記接当用保護ピース23が抜脱不能に保持されるようになっている。
【0024】
他方、前記ロック片11と施錠揺動片12との間には、前記ロック片11のバネ係止部11fを一方端側係止部とし、かつ前記施錠揺動片12のバネ係止部12cを他方端側係止部として、円弧状に湾曲させたバネ板13が介在されており、前記ロック片11を支軸14を中心として反時計回り方向(解錠方向)に付勢するようになっているとともに、前記施錠揺動片12を支軸17を中心として時計回り方向(ロック片11への当接方向)に付勢するようになっている。
【0025】
一方、シャッター側枠4の下端部に固定された錠掛り5は、背面板に形成された通孔を利用して固定ビス20により前記シャッター側枠4に固定され、対面側の側板に向けてロックピン5aが設けられている。
【0026】
前記巾木2の室内面側には、巾木2の長手方向に沿う長尺の解錠兼用開閉操作レバー6が配設されている。この解錠兼用開閉操作レバー6は、図2に示されるように、上部に断面円形の上部係合ポケット孔6aを有するとともに、下部に断面円形の下部係合ポケット孔6bを有し、かつ下縁に把手部6cを有する、巾木2のほぼ全長に亘る長さの中空形材で、巾木2の室内面側上部に、巾木2の長手方向に沿って形成された断面円形の突条21に前記上部係合ポケット孔6aを嵌合させるようにして取り付け、前記突条21を回転中心として揺動自在に支持されている。また、前記下部係合ポケット孔6bの両端部にはそれぞれ、外方に突出する係合ピン22が挿入支持され、シャッター施錠装置本体3の中継レバー12bに取り付けられた前記接当用保護ピース23を介して前記中継レバー12bの下面側と係合するようになっている。
【0027】
かかるシャッター施錠装置本体3において、シャッターを閉鎖する場合には、図3に示されるように、シャッターと共に巾木2を閉鎖位置まで下降させると、ロックピン5aがケース10のロックピン嵌入溝10aに侵入し、ロック片11の長突片11bに衝合する。さらにそのまま下降を続けると、図5に示されるように、ロック片11を時計回り方向に回転させながら、ロックピン5aが前記ロックピン嵌入溝10aの深部まで侵入するとともに、ロック片11の回転に伴って施錠揺動片12の係合突片12aがロック片11の施錠時係合段部11eに係合し、ロック片11の戻りが阻止され、ロック片11の短突片11aによって前記ロックピン嵌入溝10a内に抜け出ないように保持される。
【0028】
シャッターを開く場合には、解錠兼用開閉操作レバー6を上方側に押上げると、解錠兼用開閉操作レバー6の係合ピン22の上昇に伴って、前記施錠揺動片12の中継レバー部12bが上方に押し上げられ、前記施錠揺動片12がバネ板13の付勢力に抗して反時計回りに揺動されロック片11と離間することにより係合が解かれ、バネ板13による付勢力によってロック片11が解錠方向(反時計方向回り)に揺動し、ロックピン5aがロックピン嵌入溝10aから解放され、そのままシャッターを連続して引き上げできるようになっている。
【0029】
(その他の実施形態例)
(1)上記形態例では、上縁部を回転中心として揺動自在とされる解錠兼用開閉操作レバー6の例としたが、前記解錠兼用開閉操作レバー6は、上下方向にスライドさせるタイプであってもよい。具体的には、図8に示されるように、断面逆L字状の部材で、板面には縦方向に長い長孔25a、25a…が複数形成され、これら長孔25a、25a…を貫いて巾木2に植設された取付けボルト28、28…により、縦方向にスライド可能に支持された解錠兼用開閉操作レバー25とすることでもよい。
【0030】
(2)また、前記解錠兼用開閉操作レバー6は、上下方向にスライドさせるタイプであってもよい。具体的には、図9に示されるように、断面L字状の部材で、板面には水平方向に長い長孔26a、26a…が複数形成され、これら長孔26a、26aを貫いて巾木2に植設された取付けボルト27、27により、水平方向にスライド可能に支持されるとともに、一方側端部にシャッター施錠装置本体3の中継レバー12bの下側に係合する右上がりの傾斜辺26bが形成され、他方側端部にも同じく、シャッター施錠装置本体3の中継レバー12bの下側に係合する右上がりの傾斜辺26cが形成された解錠兼用開閉操作レバー26とすることでもよい。
【0031】
(3)更に上記形態例は手動式シャッターの例であるが、電動式シャッターに対しても同様に適用できる。
【0032】
【発明の効果】
以上詳説のとおり本発明によれば、施錠時および解錠時における前記中継レバーと係合ピンとの擦音を防止するとともに、長期間使用しても耐久性が低下せず、前記解錠兼用開閉操作レバーの操作性を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシャッター用施錠装置1の正面図である。
【図2】その断面図である。
【図3】シャッター施錠装置本体3の解錠時側面図である。
【図4】そのIV−IV線矢視図である。
【図5】シャッター施錠装置本体3の施錠時側面図である。
【図6】接当用保護ピース23の(A)は側面図、(B)は背面図、(C)は正面図である。
【図7】中継レバー12bへの接当用保護ピース23取付要領図であり、(A)は挿入中、(B)は挿入後の状態を示す図である。
【図8】解錠兼用開閉操作レバーの他の形態例を示す図である。
【図9】解錠兼用開閉操作レバーの他の形態例を示す図である。
【図10】従来のシャッター施錠装置の正面図である。
【符号の説明】
1…シャッター用施錠装置、2…巾木、3…シャッター施錠装置本体、4…シャッター側枠、5…錠掛り、5a…ロックピン、6…解錠兼用開閉操作レバー、10…ケース、11…ロック片、12…施錠揺動片、12b…中継レバー、12d…切欠き溝、13…バネ板、22…係合ピン、23…接当用保護ピース、23f…抜止め係止部
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a shutter locking device that is attached to an outdoor surface such as a sash for a house to prevent wind and rain and to prevent crime.
[0002]
[Prior art]
For sashes for homes, shutters are installed to prevent wind and rain and to prevent crime. The shutter is provided with a shutter box integrally or separately from the window frame at the upper position of the window, and a storage drum urged in the direction of winding and rotating is disposed in the shutter box. In addition, a shutter in which a long shutter plate is hinged in the vertical direction can be rolled up and stored.
[0003]
Most of the shutters are provided with a shutter locking device at the center position of the end slat at the lowermost end, and are automatically locked when the shutter is closed by human power or power, and released by a release lever operated from the indoor side. A lock is made.
[0004]
However, in the case of such a shutter device, when opening the shutter, in order to unlock the shutter device disposed in the approximate center of the end slats, the shoji on one side must be almost fully open, There are problems that the unlocking operation is troublesome, and there is a problem that the process from unlocking to shutter opening operation cannot be performed smoothly by a series of operations.
[0005]
In order to cope with such a problem, the present applicant has proposed a shutter locking device 30 as shown in FIG. The shutter locking device 30 includes a relay lever 36 that can be unlocked by engaging or disengaging the lock 34 fixed to the shutter side frame 33 at both ends of the base 31 of the shutter bottom end. A shutter locking device main body 32 extended to the indoor surface side of the baseboard 31 is disposed, and is a long member along the longitudinal direction of the baseboard 31 on the indoor surface side of the baseboard 31, By providing an unlocking and opening / closing operation lever 35 having an engaging pin 37 that engages with the lower surface side of the relay lever 36 at both ends, respectively, by swinging around the edge as a rotation center, The unlocking operation can be performed from any place, and from the unlocking to the shutter opening can be performed by a series of operations without changing hands. The specific structure of the shutter locking device 30 will be described in detail in the section “Embodiments of the Invention” described later.
[0006]
[Patent Document 1]
JP-A-2002-227571 [0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case of the shutter locking device 30, a metal such as stainless steel or zinc die-cast is used as the material of the relay lever 36, and a metal such as stainless steel or zinc die-cast is similarly used for the engagement pin 37. ing. Therefore, an unpleasant frictional sound may be generated due to contact between metals during locking and unlocking. In addition, the friction causes wear on the engaging surfaces of the both over a long period of use, which significantly lowers the durability or increases the frictional resistance of the unlocking opening / closing operation lever 35, resulting in poor operability. There was.
[0008]
Therefore, the main problem of the present invention is that in the shutter locking device structure described above, the friction between the relay lever and the engaging pin at the time of locking and unlocking is prevented, and durability is not lowered even when used for a long period of time. An object of the present invention is to provide a shutter locking device capable of maintaining the operability of the unlocking and opening / closing operation lever.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
As an invention according to claim 1 for solving the above-mentioned problems, a lock fixed to a shutter frame and a base plate at both ends of the lowermost end of the shutter are respectively disposed and engaged with or engaged with the lock. An unlocking device main body for a shutter that extends to the indoor surface side of the baseboard, which is unlocked by unlocking and unlocked by an upward movement operation, and the interior of the baseboard It is an elongated member that is provided on the surface side and that extends along the longitudinal direction of the baseboard, and is constituted by an unlocking and opening / closing operation lever having engagement pins that engage with the relay lever at both ends. In the shutter locking device,
The relay lever is provided with a notch groove and a relay protective piece made of a synthetic resin material provided with a retaining locking portion that is automatically locked in the notched groove when inserted. A shutter locking device characterized by being attached to a lever is provided.
[0010]
According to the first aspect of the present invention, since the contact protection piece made of a synthetic resin material is attached to the relay lever, and contact between the metals is eliminated, the relay lever and the engaging pin at the time of locking and unlocking In addition, the durability of the unlocking / opening / closing operation lever can be maintained without deterioration in durability even when used for a long period of time. In addition, when attaching the contact protection piece, a notch groove is provided in the relay lever, and when the tip of the relay lever is inserted into the hollow portion of the contact protection piece, the retaining locking portion is automatically Since it is engaged with the notch groove and is held so as not to be removed, it can be easily attached and unexpectedly used while the contact protection piece comes into contact with the engagement pin due to vibration. It is possible to completely avoid the situation where the relay lever falls off from the relay lever.
[0011]
According to a second aspect of the present invention, the notch groove is provided on an upper edge side of the relay lever, the contact protection piece is located at a corresponding portion of the notch groove, and the retaining locking portion is provided on the relay lever. 2. The shutter locking device according to claim 1, wherein the shutter locking device is formed so as to project obliquely downward from the insertion distal end side toward the insertion proximal end side, and is a locking piece that engages the notch groove in the locked state. Is provided. As a specific structure of the contact protection piece, a retaining locking portion that protrudes obliquely downward from the insertion distal end side of the relay lever toward the insertion base end side is formed, and the contact protection piece It is desirable that when the leading end of the relay lever is inserted into the hollow portion, the retaining locking portion automatically engages with the notch groove and is held unremovable.
[0012]
According to a third aspect of the present invention, there is provided the shutter locking device according to the first or second aspect, wherein the material of the contact protection piece is an abrasion-resistant resin such as high-density polyethylene, polypropylene, polyamide, or polyacetal. The
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 1 is a front view of a shutter locking device 1 according to the present invention, and FIG. 2 is a sectional view. In addition, directions and position displays such as left and right, up and down, clockwise direction, and counterclockwise direction are all displayed on the drawing.
[0014]
The shutter has a structure in which a metal plate material having a small width and a long length in the horizontal direction is hinged and can be wound into a roll shape, and a baseboard 2 (made of metal) called an end slat is provided at a lower end portion thereof. A shutter locking device main body 3 is disposed at both ends of the baseboard 2 and a lock 5 is disposed at a lower end portion of the shutter side frame 4, and the shutter locking device main body when the shutter is closed. The third lock piece 11 is engaged with the lock pin 5a of the lock 5 to be locked.
[0015]
On the other hand, when it is desired to open the shutter, the long unlocking and opening / closing operation lever 6 disposed on the indoor side surface of the baseboard 2 over the length of the baseboard 2 is placed at an arbitrary position. When it is lifted upward, the lock piece 11 and the lock pin 5a in the shutter locking device main body 3 are unlocked, and the shutter can be lifted continuously without changing hands.
[0016]
The shutter locking device main body 3 will be described in detail below. The shutter locking device body 3 is swingable by a case 10 having a substantially inverted U-shaped cross section and a support shaft 14 in the case, as shown in detail in FIG. The lock piece 11 supported by the lock piece 11, the lock rocking piece 12 that can be unlocked by the upward movement operation while holding the lock piece 11 in the locked state by the engagement with the lock piece 11, and the lock piece 11 and the locking rocking piece 12 and urges the lock piece 11 in the unlocking direction (counterclockwise direction), and the locking rocking piece 12 is brought into contact with the lock piece 11. This is a locking device mainly composed of an urging spring plate 13.
[0017]
The case 10 is a member formed into a substantially inverted U-shaped cross-section by bending a metal plate material, and has two holes at the corners and through-holes 15 and 15 penetrating the plate surface. After the shutter locking device main body 3 is inserted from the end, it is fixed by a fixing screw 16 screwed between the through hole 15 and the baseboard 2. Further, a notch U-shaped lock pin insertion groove 10 a is formed in the lower left side of the case 10. Further, as shown in FIG. 4, a spacer 10b is inserted between the facing side plates in order to maintain the interval between the side plates.
[0018]
The lock piece 11 is a member that is swingably supported by the support shaft 14. The lock piece 11 is a lock that will be described later by a short projecting piece 11 a that is relatively located on the lower side and a long projecting piece 11 b that is located on the relatively upper side. A U-shaped groove 11c into which the pin 5a is inserted is formed. In addition, an unlocking engagement step portion 11d is formed on the peripheral edge on the side of the locking swinging piece 12 and a locking engagement step portion 11e is formed. Further, a spring locking portion 11f is formed on the upper side. Is formed.
[0019]
On the other hand, the locking oscillating piece 12 is a member that is slidably supported by the support shaft 17, and a spring locking portion 12c is formed on the upper side. Further, an engaging protrusion 12a for holding the lock piece 11 in a locked state is formed on the periphery on the lock piece arrangement side, and a relay lever 12b extending to the outside of the case 10 is formed. .
[0020]
As will be described later, the relay lever 12b is bent toward the indoor surface side so that an engagement pin 22 protruding sideward from the end surface of the unlocking / opening / closing operation lever 6 can be engaged, The bent portion toward the indoor side is inclined obliquely downward. Also, a concave notch groove 12d is provided on the upper edge side to prevent friction with the engaging pin during locking and unlocking, and to maintain durability and operability for a long period of time as shown in FIG. As shown, a contact protection piece 23 made of a synthetic resin material is attached.
[0021]
As shown in detail in FIG. 6, the contact protection piece 23 is surrounded by a side wall, and an end surface wall 23 b with which the tip of the relay lever 12 b abuts on one side end surface (back end surface) is formed. The hollow lever insertion portion 23a into which the relay lever 12b is inserted is formed on the end surface (opening surface) on the other end side, and a concave notch 23e is formed on the upper side. A retaining locking portion 23f that protrudes obliquely downward from the upper wall 23c on the insertion distal end side facing the notch 23e toward the insertion proximal end side is formed.
[0022]
As the material of the contact protection piece 23, basically any material can be used as long as it is a synthetic resin. However, from the viewpoint of durability, a material with low wear due to contact with metal is preferably used. Is done. Specifically, wear-resistant resins such as high-density polyethylene, polypropylene, polyamide, and polyacetal are preferably selected.
[0023]
As shown in FIG. 7, the contact protection piece 23 is attached by inserting the end of the relay lever 12 b into the lever insertion portion 23 a of the contact protection piece 23. When the distal end of the relay lever 12b is inserted, the retaining locking portion 23f that protrudes obliquely downward from the upper wall 23c on the insertion distal end side toward the insertion base end side automatically enters the cutout groove 12d of the relay lever 12b. In the locked state, the front end of the retaining locking portion 23f is brought into contact with the notch surface 12e on the front side of the notched groove 12d formed in the relay lever 12b. The contact protection piece 23 is held so as not to be removable.
[0024]
On the other hand, between the lock piece 11 and the locking oscillating piece 12, the spring engaging portion 11f of the lock piece 11 is used as one end side engaging portion, and the spring engaging portion 12c of the locking oscillating piece 12 is provided. Is used as the other end side locking portion, and a spring plate 13 curved in an arc shape is interposed, and the lock piece 11 is urged counterclockwise (unlocking direction) about the support shaft 14. At the same time, the locking oscillating piece 12 is urged in the clockwise direction (abutting direction to the lock piece 11) about the support shaft 17.
[0025]
On the other hand, the lock 5 fixed to the lower end portion of the shutter side frame 4 is fixed to the shutter side frame 4 by a fixing screw 20 using a through hole formed in the back plate, and directed toward the facing side plate. A lock pin 5a is provided.
[0026]
A long unlocking and opening / closing operation lever 6 along the longitudinal direction of the baseboard 2 is disposed on the indoor surface side of the baseboard 2. As shown in FIG. 2, the unlocking / opening / closing operation lever 6 has an upper engaging pocket hole 6a having a circular cross section in the upper part, a lower engaging pocket hole 6b having a circular cross section in the lower part, and a lower part. A hollow section having a handle portion 6c at the edge and extending over the entire length of the baseboard 2 and having a circular cross section formed along the longitudinal direction of the baseboard 2 at the upper part on the indoor surface side of the baseboard 2 The upper engagement pocket hole 6a is attached to the strip 21 so as to be fitted, and is supported so as to be swingable around the projection 21 as a rotation center. In addition, engagement pins 22 projecting outward are inserted and supported at both ends of the lower engagement pocket hole 6b, and the contact protection piece 23 attached to the relay lever 12b of the shutter locking device body 3 is inserted and supported. Is engaged with the lower surface side of the relay lever 12b.
[0027]
In the shutter locking device body 3, when closing the shutter, as shown in FIG. 3, when the baseboard 2 is lowered together with the shutter to the closed position, the lock pin 5 a is inserted into the lock pin insertion groove 10 a of the case 10. It invades and abuts the long protruding piece 11b of the lock piece 11. If the descent continues further, as shown in FIG. 5, the lock pin 5a enters the deep part of the lock pin insertion groove 10a while rotating the lock piece 11 in the clockwise direction. At the same time, the engaging protrusion 12 a of the locking rocking piece 12 engages with the locking engaging step portion 11 e of the lock piece 11, and the lock piece 11 is prevented from returning. It is held so as not to come out into the pin insertion groove 10a.
[0028]
When the shutter is opened, when the unlocking / opening / closing operation lever 6 is pushed upward, the relay lever portion of the locking rocking piece 12 is moved along with the rise of the engaging pin 22 of the unlocking / opening / closing operation lever 6. 12b is pushed upward, the locking oscillating piece 12 is oscillated counterclockwise against the urging force of the spring plate 13 and separated from the lock piece 11, and the engagement is released. The lock piece 11 is swung in the unlocking direction (counterclockwise) by the force, and the lock pin 5a is released from the lock pin insertion groove 10a so that the shutter can be continuously pulled up as it is.
[0029]
(Other embodiment examples)
(1) In the above embodiment, the unlocking / opening / closing operation lever 6 is swingable with the upper edge as the center of rotation. However, the unlocking / opening / closing operation lever 6 is slid in the vertical direction. It may be. Specifically, as shown in FIG. 8, a member having an inverted L-shaped cross section is formed with a plurality of long holes 25a, 25a,... That are long in the vertical direction, and penetrates the long holes 25a, 25a,. It is also possible to use the unlocking and opening / closing operation lever 25 supported by the mounting bolts 28, 28...
[0030]
(2) The unlocking / opening / closing operation lever 6 may be of a type that slides in the vertical direction. Specifically, as shown in FIG. 9, a member having an L-shaped cross section is formed with a plurality of elongated holes 26 a, 26 a... In the horizontal direction on the plate surface, and a width is formed through these elongated holes 26 a, 26 a. The mounting bolts 27, 27 planted on the tree 2 are supported so as to be slidable in the horizontal direction, and are inclined upward to engage with the lower side of the relay lever 12 b of the shutter locking device body 3 at one end. Similarly, the unlocking and opening / closing operation lever 26 is formed with a side 26b and an upwardly inclined side 26c that engages with the lower side of the relay lever 12b of the shutter locking device body 3 at the other end. But you can.
[0031]
(3) Further, the above embodiment is an example of a manual shutter, but it can be similarly applied to an electric shutter.
[0032]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, it is possible to prevent friction between the relay lever and the engaging pin at the time of locking and unlocking, and the durability is not deteriorated even when used for a long time. The operability of the operation lever can be maintained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a shutter locking device 1 according to the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view thereof.
FIG. 3 is a side view of the shutter locking device body 3 when unlocked.
FIG. 4 is a view taken along the line IV-IV.
FIG. 5 is a side view of the shutter locking device body 3 when locked.
6A is a side view, FIG. 6B is a rear view, and FIG. 6C is a front view of the contact protection piece 23;
FIGS. 7A and 7B are diagrams showing how to attach the contact protection piece 23 to the relay lever 12b, in which FIG. 7A shows a state during insertion, and FIG. 7B shows a state after insertion.
FIG. 8 is a view showing another example of the unlocking / opening / closing operation lever.
FIG. 9 is a view showing another example of the unlocking / opening / closing operation lever.
FIG. 10 is a front view of a conventional shutter locking device.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Shutter locking device, 2 ... Baseboard, 3 ... Shutter locking device main body, 4 ... Shutter side frame, 5 ... Locking, 5a ... Lock pin, 6 ... Unlocking opening / closing operation lever, 10 ... Case, 11 ... Lock piece, 12 ... Locking rocking piece, 12b ... Relay lever, 12d ... Notch groove, 13 ... Spring plate, 22 ... Engagement pin, 23 ... Protection piece for contact, 23f ... Stopping locking part

Claims (3)

シャッター枠に固定された錠掛りと、シャッター最下端の巾木両端部にそれぞれ配設されるとともに、前記錠掛りに対する係合または係合解除により施・解錠を成し、上方向への移動操作により解錠を行い得る中継レバーを前記巾木の室内面側に延在させたシャッター用解錠装置本体と、前記巾木の室内面側に設けられるとともに、巾木の長手方向に沿う長尺の部材であって、両端部にそれぞれ前記中継レバーに係合する係合ピンを備えた解錠兼用開閉操作レバーとから構成されるシャッター用施錠装置において、
前記中継レバーに切欠き溝を設けるとともに、挿入時に自動的に前記切欠き溝に抜脱不能に係止される抜止め係止部を備えた合成樹脂素材からなる接当用保護ピースを前記中継レバーに取り付けたことを特徴とするシャッター用施錠装置。
A lock that is fixed to the shutter frame and both ends of the baseboard at the lowermost end of the shutter, and are engaged and unlocked by engaging or disengaging the lock and moving upward A shutter unlocking device body in which a relay lever that can be unlocked by operation extends to the interior surface side of the baseboard, and a length along the longitudinal direction of the baseboard while being provided on the interior surface side of the baseboard In a shutter locking device composed of a member of a scale and an unlocking and opening / closing operation lever provided with engaging pins that engage with the relay lever at both ends,
The relay lever is provided with a notch groove and a relay protective piece made of a synthetic resin material provided with a retaining locking portion that is automatically locked in the notched groove when inserted. A shutter locking device characterized by being attached to a lever.
前記切欠き溝は前記中継レバーの上縁側に設けられ、前記接当用保護ピースは前記切欠き溝の対応部位において、前記抜止め係止部が前記中継レバーの挿入先端側より挿入基端側へ向けて斜め下方向に突出して形成され、係止状態において先端が前記切欠き溝内に係合する係止片とされる請求項1記載のシャッター用施錠装置。The notch groove is provided on an upper edge side of the relay lever, and the contact protection piece is located at a position corresponding to the notch groove, and the retaining locking portion is inserted on the proximal end side from the insertion distal end side of the relay lever. The shutter locking device according to claim 1, wherein the shutter locking device is formed so as to protrude obliquely downward toward the top and is a locking piece that engages in the notch groove in a locked state. 前記接当用保護ピースの素材が、特に高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリアセタールなどの耐摩耗性樹脂である請求項1または2記載のシャッター用施錠装置。The shutter locking device according to claim 1 or 2, wherein a material of the contact protection piece is a wear-resistant resin such as high-density polyethylene, polypropylene, polyamide, or polyacetal.
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