JP4019938B2 - Power steering device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パワーステアリング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パワーステアリング装置には、操舵部材(ハンドル)に加えられた操舵トルクをトーションバーのねじれに基づいて検出し、当該操舵トルクに応じたアシストトルクを電動モータによって発生させて操舵アシストを行うものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−116095号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来、適切な操舵感を実現するためのステアリングシステム機械系のダイナミクス配分に関する理論的な知見がなく、慣性や粘性を一様に低減することが操舵フィーリングの向上(スッキリ感)につながるとされていた。
【0005】
ところが、ステアリング装置では、一般に、アシスト応答性を重視する傾向があり、このため、モータの電流制御ゲインを可能な限り高く設定したり、トルク位相補償やモータ慣性補償といった遅れ要素の補償制御を導入したりしている。また、摩擦によるハンドル戻り悪化を改善するため、ハンドル戻し制御(モータにより強制的にハンドルを戻すロジック)を導入することもある。
このため、系が、常にトルク変動(トーションバーのねじれ)に対して敏感な状態となっている。しかも、トーションバーよりも上流側(ハンドル側)は粘性が小さく、当該上流側にはハンドルという慣性の大きい部材が存在するため、系全体が振動系となり易かった。
【0006】
例えば、車両旋回状態から直進状態に移行する際にステアリングホイールを手放し状態にすると、ステアリングホイール慣性に対して適切な粘性がないために、ステアリングホイールが中立位置に戻る際に、行き過ぎが生じ、トーションバー両側の入出力角位相差が収束しにくい。そして、これに呼応して系全体が収束しにくくなり、車両挙動の収斂性が悪化する。
これを制御で改善するには、ハンドル戻し時にステアリングホイールがハンチングしないように、適切な角速度制御(粘性成分)を導入することが考えられるが、これは上記遅れ要素補償制御やハンドル戻し制御の考え方と背反するものであり、制御においてこれらを両立するのは困難である。
【0007】
本発明は、上記問題を、操舵機械系におけるトーションバーよりも上流側の粘性を適切に設定するという新たな知見によって解決しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、操舵部材から操向車輪に至る操舵機械系の途中に、操舵トルクによって捩れが生じてバネ要素となる捩れ部材(トーションバー等)が含まれるトルク検出装置を備えたパワーステアリング装置において、
前記操舵機械系は、前記捩れ部材よりも前記操舵部材側の粘性Cが、式(1)を満足するように設定されており、当該粘性Cは、前記捩れ部材よりも前記操舵部材側の部材を支持するベアリングの予圧調整によって設定されていることを特徴とするパワーステアリング装置である。
2JK ≦ C2 ……(1)
ただし、Jは操舵機械系において捩れ部材よりも操舵部材側の慣性、Kは捩れ部材の弾性である。
【0009】
本発明者は、捩れ部材より操舵部材側(以下、「上流側」という。また、捩れ部材を基準として上流側とは反対側を「下流側」という)の粘性Cを、操舵部材に代表される慣性J及び捩れ部材に代表される弾性に対して適切な値に設定することにより、系全体を収束しやすくできる知見を得た。
【0010】
ここで、下流側から見た上流側(操舵軸の出力軸トルクに対する入力軸角)の伝達関数は、K/(Js2+Cs+K)と表される。なお、sはラプラス演算子であり、ωnは自然角周波数、ζは減衰係数である。
この伝達関数において、K/J=ωn 2 、C/J=2ζωnとおくと、ωn 2/(S2+2ζωns+ωn 2)となる。これは2次振動系である。
このような2次振動系において、ステップ応答が定常状態(操舵部材の中立位置)に対してオーバシュートしないための条件は、理論上、ζ≧2−1/2である。 すなわち、ζは、上記機械系のボード線図(ゲイン線図)を描いたときに、固有振動数においてゲインがピークをもたないように設定(ζ≧2−1/2)すればよい。
【0011】
ζ≧2−1/2から、本発明の操舵機械系において操舵部材がオーバシュートしないための粘性Cは、前記式(1)の通りとなる。
なお、ζが「2−1/2」よりも小さいと、オーバシュートが生じる。一方、ζが「2−1/2」よりも大きければ、オーバシュートが生じないが、あまりに大きいと応答性が低下する。
【0012】
そこで、粘性Cは、式(2)を満足するように設定されているのが好ましい。
2JK ≦ C2 ≦ 4JK ……(2)
C2を4JK以下とすることで、応答性が十分に確保され、操舵部材のオーバシュートを防止しつつ、操舵部材の戻り悪化が生じないようにすることができる。なお、C2=4JKは、ζ=1のときである。
【0013】
さらに、本発明は、操舵部材から操向車輪に至る操舵機械系の途中に、操舵トルクによって捩れが生じてバネ要素となる捩れ部材が含まれるトルク検出装置を備えたパワーステアリング装置において、
前記操舵機械系は、前記捩れ部材よりも前記操舵部材側の粘性Cが、式(3)を満足するように設定されており、当該粘性Cは、前記捩れ部材よりも前記操舵部材側の部材を支持するベアリングの予圧調整によって設定されていることを特徴とするパワーステアリング装置である。
2JK ≒ C2 ……(3)
ただし、Jは操舵機械系において捩れ部材よりも操舵部材側の慣性、Kは捩れ部材の弾性である。
このように、C2が2JKとほぼ等しくなるように設定することで、操舵部材側がオーバシュートしない範囲で最大応答を得ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、車両における電動パワーステアリング装置1の概略構成を示しており、この電動パワーステアリング装置1は、操舵部材(ハンドル)2から操向車輪3に至る操舵機械系4を備えている。操舵機械系4は、操舵部材2に連結された操舵軸5を備え、操舵軸5の回転は、ラックピニオン伝達機構6によって左右方向の直線運動に変換され、左右のタイロッド7を介して操向車輪3が転舵される。
【0016】
操舵軸5には、その軸方向中途位置に、操舵トルクを検出するトルクセンサ10が備えられており、操舵軸5は、センサ10よりも上流側(操舵部材2側)が入力軸5aとされ、センサ10よりも下流側が出力軸5bとされている。なお、入力軸5a及び出力軸5bは、図示しないベアリングによって回転自在に支持されている。
【0017】
センサ10は、前記入力軸5aと出力軸5bとの間に介在したトーションバー10aの捩れによる入力軸5aと出力軸5bとの相対角度差に基づいて、操舵トルクを検出する。検出された操舵トルクは、操舵補助力(アシストトルク)を発生するモータ11を制御する制御部(ECU)12に与えられる。
モータ11は、センサ10の下流側である出力軸5bに備わっており、操舵部材2からの入力にアシストトルクが加えられて操向車輪が転舵される。
【0018】
図2は、図1の操舵機械系4における粘性、慣性、弾性を示すものである。粘性としては、入力軸5aを支持するベアリング等による回転抵抗としての粘性Ch及びモータ回転軸11aを支持するベアリング等による回転抵抗としての粘性Cm等がある。慣性としては、操舵部材2による慣性Jh及びモータ11による慣性Jm等がある。弾性としては、トーションバー(捩れ部材)10aによる弾性Kがある。
【0019】
出力軸5bからみた入力軸5aの応答は、トーションバー10aよりも上流側の粘性、慣性、弾性が問題となる。したがって、出力軸トルクに対する入力軸角の応答を考慮する際には、粘性C≒Ch、慣性J≒Jh、弾性K=Kである。
操舵機械系4の伝達関数は、K/(Js2+Cs+K)であり、出力軸角のステップ応答に対して入力軸角がオーバシュートしないため(又はほとんどしない)ための条件式は、次の(1)〜(3)のいずれかである。
2JK ≦ C2 ……(1)
2JK ≦ C2 ≦ 4JK ……(2)
2JK ≒ C2 ……(3)
そして、第1実施形態に係る電動パワーステアリン装置1が、式(1)を満たすには、Cが、式(1’)を満たせばよい。
2・Jh・K ≦ Ch2 ……(1’)
また、式(2)及び(3)についても、同様に、式(2’)(3’)を満たせばよい。
2・Jh・K ≦ Ch2 ≦ 4・Jh・K ……(2’)
2・Jh・K ≒ Ch2 ……(3’)
【0020】
そして、上記のように式を満たすためのChの調整は、入力軸5aを支持するベアリングの予圧管理によって行うことができる。
以上のように粘性Cが適切に設定されていると、トーションバー10aよりも上流側(バネ上)機械系の動特性が改善され、旋回状態から直進状態に移行する際などに、操舵部材を手放し状態にしても、直ちに操舵部材が中立位置に収束する。
【0021】
図3は、第2実施形態に係る操舵機械系4における粘性、慣性、弾性を示すものである。ここでは、モータ11がトーションバー10aよりも上流側、すなわち入力軸5aに対して操舵補助力を与えるように構成されている。
図3の場合も、粘性としては、入力軸5aを支持するベアリング等による回転抵抗としての粘性Ch及びモータ回転軸11aを支持するベアリング等による回転抵抗としての粘性Cm等がある。慣性としては、操舵部材2による慣性Jh及びモータ11による慣性Jm等がある。弾性としては、トーションバー(捩れ部材)10aによる弾性Kがある。
【0022】
ただし、出力軸5bからみた入力軸5aの応答は、トーションバー10aよりも上流側の粘性、慣性、弾性が問題となるため、出力軸トルクに対する入力軸角の応答を考慮する際には、粘性C≒Ch+Cm、慣性J≒Jh+Jm、弾性K=Kである。
したがって、第2実施形態に係る電動パワーステアリン装置が、式(1)乃至式(3)のいずれかを満たすには、Cが、対応する式(1”)乃至式(3”)を満たせばよい。
2(Jh+Jm)K ≦(Ch+Cm)2 ……(1”)
2(Jh+Jm)K ≦(Ch+Cm)2 ≦4(Jh+Jm)K ……(2”)
2(Jh+Jm)K ≒(Ch+Cm)2 ……(3”)
尚、パワーステアリング装置としては、電動式以外にトルク捩れ装置を搭載した油圧式であっても良い。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、捩れ部材により上流側の粘性Cが適切に設定されるため、系全体が収束しやすくなり、車両挙動の収斂性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置の概略構成図である。
【図2】図1の機械系における粘性、慣性、弾性を示す図である。
【図3】第2実施形態に係る電動パワーステアリング装置における機械系の粘性、慣性、弾性を示す図である。
【符号の説明】
1 電動パワーステアリング装置
2 操舵部材(ハンドル)
3 操向車輪
4 操舵機械系
10a トーションバー(捩れ部材;バネ要素)
10 トルク検出装置
C 粘性
K 弾性
J 慣性[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a power steering apparatus.
[0002]
[Prior art]
Some power steering devices detect steering torque applied to a steering member (handle) based on torsion of a torsion bar, and generate an assist torque corresponding to the steering torque by an electric motor to perform steering assist. (For example, refer to Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
[Patent Document 1] Japanese Patent Laid-Open No. 2002-116095
[Problems to be solved by the invention]
Conventionally, there is no theoretical knowledge about the dynamics distribution of the steering system mechanical system to achieve an appropriate steering feeling, and it is said that reducing inertia and viscosity uniformly leads to improved steering feeling (clean feeling). It was.
[0005]
However, steering devices generally tend to focus on assist responsiveness. For this reason, motor current control gain is set as high as possible, and compensation control for delay elements such as torque phase compensation and motor inertia compensation is introduced. I do. In addition, in order to improve the deterioration of the handle return due to friction, handle return control (logic that forcibly returns the handle by the motor) may be introduced.
For this reason, the system is always sensitive to torque fluctuations (torsion bar torsion). In addition, the upstream side (handle side) of the torsion bar has a low viscosity, and the upstream side includes a member having a large inertia called a handle, so that the entire system easily becomes a vibration system.
[0006]
For example, if the steering wheel is released during the transition from the vehicle turning state to the straight traveling state, there is no appropriate viscosity for the steering wheel inertia, so overshoot occurs when the steering wheel returns to the neutral position. The input / output angle phase difference on both sides of the bar is difficult to converge. In response to this, the entire system is difficult to converge, and the convergence of the vehicle behavior deteriorates.
In order to improve this by control, it is conceivable to introduce appropriate angular velocity control (viscous component) so that the steering wheel does not hunt when returning the steering wheel. Therefore, it is difficult to achieve both in control.
[0007]
The present invention intends to solve the above problem by a new finding that the viscosity on the upstream side of the torsion bar in the steering mechanical system is appropriately set.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present invention relates to a power steering apparatus including a torque detecting device including a torsion member (such as a torsion bar) that is twisted by a steering torque to be a spring element in the middle of a steering mechanical system from a steering member to a steered wheel. ,
In the steering mechanical system, the viscosity C on the steering member side with respect to the torsion member is set so as to satisfy the formula (1), and the viscosity C is a member on the steering member side with respect to the torsion member. It is set by the preload adjustment of the bearing which supports the power steering device.
2JK ≦ C 2 (1)
In the steering mechanical system, J is the inertia on the steering member side of the torsion member, and K is the elasticity of the torsion member.
[0009]
The present inventor typified by the steering member the viscosity C on the steering member side of the torsion member (hereinafter referred to as “upstream side”, and the side opposite to the upstream side with respect to the torsion member as “downstream side”). We obtained knowledge that the entire system can be easily converged by setting appropriate values for the elasticity represented by the inertia J and the torsional member.
[0010]
Here, the transfer function on the upstream side (input shaft angle with respect to the output shaft torque of the steering shaft) viewed from the downstream side is expressed as K / (Js 2 + Cs + K). Note that s is a Laplace operator, ω n is a natural angular frequency, and ζ is an attenuation coefficient.
In this transfer function, if K / J = ω n 2 and C / J = 2ζω n , then it becomes ω n 2 / (S 2 + 2ζω n s + ω n 2 ). This is a secondary vibration system.
In such a secondary vibration system, the condition for the step response not to overshoot with respect to the steady state (the neutral position of the steering member) is theoretically ζ ≧ 2 −1/2 . That is, ζ may be set (ζ ≧ 2 −1/2 ) so that the gain does not have a peak in the natural frequency when the Bode diagram (gain diagram) of the mechanical system is drawn.
[0011]
From ζ ≧ 2 −1/2 , the viscosity C for preventing the steering member from overshooting in the steering machine system of the present invention is expressed by the above equation (1).
If ζ is smaller than “2 −1/2 ”, overshoot occurs. On the other hand, if ζ is larger than “2 −1/2 ”, overshoot does not occur, but if it is too large, responsiveness decreases.
[0012]
Therefore, the viscosity C is preferably set so as to satisfy the formula (2).
2JK ≦ C 2 ≦ 4JK (2)
The C 2 is set to be lower than or equal 4JK, it is sufficient responsiveness, while preventing overshoot of the steering member, can be made to return the deterioration of the steering member does not occur. C 2 = 4JK is when ζ = 1.
[0013]
Furthermore, the present invention provides a power steering apparatus including a torque detection device including a torsion member that is twisted by a steering torque to be a spring element in the middle of a steering mechanical system from a steering member to a steered wheel.
In the steering mechanical system, the viscosity C on the steering member side with respect to the torsion member is set so as to satisfy Expression (3), and the viscosity C is a member on the steering member side with respect to the torsion member. It is set by the preload adjustment of the bearing which supports the power steering device.
2JK ≒ C 2 (3)
In the steering mechanical system, J is the inertia on the steering member side of the torsion member, and K is the elasticity of the torsion member.
In this manner, the C 2 is set to be substantially equal to the JK, can steering member side to obtain a maximum response within a range not overshoot.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 shows a schematic configuration of an electric power steering apparatus 1 in a vehicle. The electric power steering apparatus 1 includes a steering
[0016]
The steering
[0017]
The
The
[0018]
FIG. 2 shows viscosity, inertia, and elasticity in the
[0019]
The response of the
The transfer function of the
2JK ≦ C 2 (1)
2JK ≦ C 2 ≦ 4JK (2)
2JK ≒ C 2 (3)
And in order for the electric power stearin apparatus 1 which concerns on 1st Embodiment to satisfy | fill Formula (1), C should just satisfy | fill Formula (1 ').
2 ・ Jh ・ K ≦ Ch 2 (1 ')
Similarly, the formulas (2) and (3) may satisfy the formulas (2 ′) and (3 ′).
2 · Jh · K ≤ Ch 2 ≤ 4 · Jh · K (2 ')
2 ・ Jh ・ K ≒ Ch 2 ...... (3 ')
[0020]
And Ch adjustment for satisfying the equation as described above can be performed by preload management of the bearing supporting the
When the viscosity C is appropriately set as described above, the dynamic characteristics of the mechanical system upstream (on the spring) from the
[0021]
FIG. 3 shows viscosity, inertia, and elasticity in the
Also in the case of FIG. 3, the viscosity includes a viscosity Ch as a rotational resistance by a bearing or the like that supports the
[0022]
However, the response of the
Therefore, in order for the electric power stearin device according to the second embodiment to satisfy any of the expressions (1) to (3), C must satisfy the corresponding expressions (1 ″) to (3 ″). Good.
2 (Jh + Jm) K ≦ (Ch + Cm) 2 ...... (1 ″)
2 (Jh + Jm) K ≦ (Ch + Cm) 2 ≦ 4 (Jh + Jm) K (2 ″)
2 (Jh + Jm) K≈ (Ch + Cm) 2 ...... (3 ″)
The power steering device may be a hydraulic type equipped with a torque twisting device in addition to the electric type.
[0023]
【The invention's effect】
According to the present invention, the upstream viscosity C is appropriately set by the torsion member, so that the entire system is easily converged, and the convergence of the vehicle behavior can be improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of an electric power steering apparatus according to a first embodiment.
FIG. 2 is a diagram showing viscosity, inertia, and elasticity in the mechanical system of FIG.
FIG. 3 is a diagram showing viscosity, inertia, and elasticity of a mechanical system in an electric power steering apparatus according to a second embodiment.
[Explanation of symbols]
1 Electric
3
10 Torque detector C Viscosity K Elasticity J Inertia
Claims (2)
前記操舵機械系は、前記捩れ部材よりも前記操舵部材側の粘性Cが、式(1)を満足するように設定されており、当該粘性Cは、前記捩れ部材よりも前記操舵部材側の部材を支持するベアリングの予圧調整によって設定されていることを特徴とするパワーステアリング装置。
2JK ≦ C2 ……(1)
ただし、Jは操舵機械系において捩れ部材よりも操舵部材側の慣性、Kは捩れ部材の弾性である。 In a power steering apparatus provided with a torque detection device including a torsion member that is twisted by a steering torque and becomes a spring element in the middle of a steering machine system from a steering member to a steered wheel,
In the steering mechanical system, the viscosity C on the steering member side with respect to the torsion member is set so as to satisfy the formula (1), and the viscosity C is a member on the steering member side with respect to the torsion member. The power steering device is set by adjusting the preload of the bearing that supports the motor .
2JK ≦ C 2 (1)
In the steering mechanical system, J is the inertia on the steering member side of the torsion member, and K is the elasticity of the torsion member.
前記操舵機械系は、前記捩れ部材よりも前記操舵部材側の粘性Cが、式(3)を満足するように設定されており、当該粘性Cは、前記捩れ部材よりも前記操舵部材側の部材を支持するベアリングの予圧調整によって設定されていることを特徴とするパワーステアリング装置。
2JK ≒ C2 ……(3)
ただし、Jは操舵機械系において捩れ部材よりも操舵部材側の慣性、Kは捩れ部材の弾性である。 In a power steering apparatus provided with a torque detection device including a torsion member that is twisted by a steering torque and becomes a spring element in the middle of a steering machine system from a steering member to a steered wheel,
In the steering mechanical system, the viscosity C on the steering member side with respect to the torsion member is set so as to satisfy Expression (3), and the viscosity C is a member on the steering member side with respect to the torsion member. The power steering device is set by adjusting the preload of the bearing that supports the motor .
2JK ≒ C 2 (3)
However, J is the inertia of the steering member side than members twist in the steering mechanical system, K is an elastic torsion member.
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