JP4019513B2 - Railway vehicle bearing device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、鉄道車両の車軸等に用いられる軸受装置に係り、特に軸受内部への異物侵入を防止する密封構造を備えた鉄道車両用軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
鉄道車両の車軸用軸受装置は、例えば、図1に示すような構成をしており、軸受1と、その軸受1の内輪2の両端面に対しそれぞれ軸方向から当接する筒状の後蓋3及び油切り4とを備える。符号11は車軸を表す。
【0003】
図1では、軸受の一例として複列の円錐ころ軸受を表していて、一体型の外輪5と、各列別個に分割された内輪2及び内輪間座6を備える。符号7はころを、符号8は保持器を表す。
【0004】
また、上記内輪2と後蓋3及び油切り4との当接部外径面を覆うようにして、筒状のシールケース9が配置され、その筒状のシールケース9の軸受側一端部が、外輪5に嵌合固定されている。そのシールケース9の内周部には、オイルシール10が取り付けられている。そのオイルシール10の内径側は、車軸11に取り付けられた後蓋3及び油切り4の外周摺動面に摺接して軸受内部を外部から密封している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
鉄道車両用軸受装置は、アウトボードタイプがほとんどで荷重を受けると車軸11は軸端ほど撓みが大きくなる。この状態で車輪が回転すると、内輪2端面と後蓋等3,4との当接面Aに、繰り返し応力による応力変動や微小すべりが生じて、当該当接面Aにフレッチング摩耗が発生する。この結果、内輪2や後蓋3又は油切り4の材料からなる摩耗粉(鉄粉や酸化鉄)が、軸受1内のグリースに混入して劣化を促進させ、軸受性能に悪影響を与える場合があった。
【0006】
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたもので、内輪と後蓋等の当接面からの鉄粉等の発生を抑えつつ、内輪と後蓋等との間に生じる応力変動や微小すべりを積極的に利用して軸受内のグリースの寿命延長を図ることができる鉄道車両用軸受装置を提供することを課題としている。
【0007】
ここで、従来にあっては、例えば、特開平9−72344号公報に記載されているように、油切りや後蓋と内輪端面との間に応力吸収材を設け、当該内輪端面と後蓋等との当接面からの鉄摩耗粉の発生を抑制したり、特開平8−128451号公報に記載されているように、油切りや後蓋と内輪端面と間に潤滑剤を介在させて、油切りや後蓋の摩耗を抑制することで、内輪端面と後蓋或いは油切りとの接触により発生する微小鉄摩耗粉が軸受内のグリースに混入することを防止することが提案されているが、本発明とはその目的を異にする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のうち請求項1に記載した鉄道車両用軸受装置は、
潤滑剤としてグリースが使用されると共に、軸受の内輪端面に対し軸方向から後蓋又は油切りが当接して密封構造を構成する鉄道車両用軸受装置において、
上記内輪端面と後蓋との間、及び内輪端面と油切りとの間の少なくとも一方に対し、軸受内のグリース寿命を延長させる材料からなり摩耗によって上記材料粉を発生する粉発生体を介挿し、その粉発生体を介して、内輪端面に対し軸方向から後蓋又は油切りが当接することを特徴とするものである。
また、請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した構成に対し、上記粉発生体の配置位置よりも内径側に、オイル含フェルトを配置したことを特徴とするものである。
【0009】
ここで、上記グリース寿命を延長させる材料としては、銅や、有機銅系化合物(カルバミン酸銅、ステアリン酸銅、ナフチン酸銅など)が知られている。銅は、銅そのものを利用してもよいし、銅複合樹脂の形で使用してもよい。
【0010】
また、上記介挿は、上記グリース寿命を延長させる材料(以下、銅粉発生体とも言う)を、当接面の一方又は両方に装着したりコーティング等することで実現できる。
【0011】
さらに、上記内輪端面と後蓋との間、及び内輪端面と油切りとの間において、上記銅等が介挿されずに軸方向で直接対向する部分には、隙間を設けておくことが好ましい。このようにすると鉄粉等の発生が抑制される。
【0012】
〔作用〕
軸受荷重の増加と共に車軸は撓む。このため、内輪と後蓋、又は油切りとの間に配置されたグリース寿命を延長させる銅のうち撓み中心側部分には圧縮力が作用する。
【0013】
このまま車輪が回転すると車軸の撓み位相の変化と共に成分への加圧位相が移動する。走行中の圧縮力は回転周期に発生するものと、走行振動によって発生するものがあり、これらの作用で銅に応力変動や微小すべりが発生し、銅粉発生体の一部が粉状となる。銅粉発生体の外径側は、軸受密封装置内に配置されているため、銅粉発生体による摩耗粉は、遠心力等によって軸受内に侵入してグリースに混入し、さらに軸受内のグリースは軸受の回転によって、例えば車輪側ころ列から軸端側ころ列へ循環するため、上記摩耗粉はグリースと一緒に軸受全体に分散しグリース寿命の延長化を図ることが出来る。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明を適用した第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図2は、本実施形態の軸受装置を示す断面図である。
【0015】
ここで、本実施形態の鉄道車両用軸受装置の基本構造は、従来と同様な構成であるため、全体構造については、図1を参照してその説明を省略し、本発明の実施形態を説明するために必要とする部分のみの構成を図示する。なお、従来例と同一部品等には、同一の符号を付して説明する。
【0016】
第1実施形態は、図2に示すように、後蓋3における、内輪2の端面と軸方向で対向する当接面に、溝20が形成されている。この溝20は、円周方向に沿って円環状に形成されている。
【0017】
この円環状の溝20に、円環状の銅板21が嵌合等で取り付けられている。なお、銅板21の代わりに銅添加樹脂や銅線入り樹脂等であってもよい。上記樹脂は、軸受内に侵入しても問題を生じないテフロン樹脂やフッ素樹脂などを使用する。以下の説明では、上記銅板21や銅添加樹脂等を、銅粉発生体と呼ぶ。
【0018】
この円環状の銅粉発生体21は、上記溝20と同程度の幅であるが、当該溝20の深さよりも厚みが厚いことで、上記後蓋3の当接面から内輪2側に突出した状態となっている。
【0019】
これによって、内輪2の端面と後蓋3との間に銅粉発生体21が介挿されて、当該内輪2端面と後蓋3とが間隙δをもって、直接接触しないようになっている。
【0020】
ここで、上記円環状の銅粉発生体21は、幅を広くすることで、内輪2端面に接触する面積を大きくしている。
次に、上記構成の軸受装置の作用等について説明する。
【0021】
車軸に大きな曲げモーメントが負荷された状態で回転することで、内輪2の端面と後蓋33に取り付けられた銅粉発生体21との間に繰り返し応力が負荷されて当接面に微小すべりが生じる。微小すべりによってフレッチング摩耗が発生するが、内輪2に比べて銅粉発生体21の方が硬度が低いために、主に銅粉発生体21でフレッチング摩耗が生じる。この摩耗粉である銅粉は、車軸11の回転による遠心力で径方向外方に移動して、密封装置内を通じて軸受内部へと移動してグリースに混入する。軸受内部のグリースは軸受の回転によって、車輪側ころ列から軸端側ころ列へと循環するため、上記銅粉は、グリースと一緒に軸受全体に分散しグリース寿命の延長化、つまり潤滑剤の性能を長時間保持することができる。
【0022】
しかも、内輪2と後蓋3とは、非接触状態になっているので、両者2,3間で摩耗が生じることが防止されて、鉄粉等がグリースに混入することによる潤滑剤の劣化も抑えられる。
【0023】
ここで、上記実施形態では、内輪2と後蓋3との間にのみ銅粉発生体21を介挿した例で説明しているが、内輪2と油切り4との間にも銅粉発生体21を介挿するようにしてもよい。
【0024】
また、内輪2の端面側にも円環状の溝を設けて、他の円環状の銅粉発生体を固定し、銅粉発生体同士が当接するようにしてもよい。または、内輪2の端面側にも円環状の溝20を設けて、後蓋3に取付けた銅粉発生体21の突出部を内輪2の溝20にはめ込むようにしてもよい。
【0025】
また、銅粉発生体21における溝20から突出する部分の幅を広く設定して、銅粉発生体21の摺接面積をさらに大きくしてもよい。
また、溝20は、必ずしも円環状になっている必要はなく、例えば、銅粉発生体21を取付ける溝20を円周方向に沿って所定間隔を開けて複数個設け、銅粉発生体21に当該複数の溝20に嵌合可能な複数の取付け突起を設けて構成するようにしてもよい。この場合には、銅粉発生体21の周方向への揺動が防止される。要は、溝20の構造は、銅粉発生体21が取り付けられれば良い。又、銅粉発生体21自体についても円環状である必要はなく、円周方向に沿って所定間隔を開けて複数の銅粉発生体を設けてもよい。
【0026】
また、上記実施形態では、銅粉発生体21を取付けることで介挿する例で説明しているが、銅メッキや溶射等によって内輪2端面や後蓋3の端面に銅をコーティングしてもよい。もっとも、保守的には、上記取付けの方が交換が容易であるので有利である。
【0027】
また、後蓋3を、図3に示すように分割しておいてもよい。他の実施形態でも同様である。このように後蓋3を分割しておくことで、摩耗等の交換が、3a部分だけとなる。
【0028】
次に、第2の実施形態について図4を参照しつつ説明する。なお、上記第1の実施形態と同様な部品等については同一の符号を付し、その詳細は省略する。
本実施形態の基本構成は、上記第1実施形態と同様である。但し、銅粉発生体21の幅を小さくし、その銅粉発生体21よりも内径側にオイル又はオイル含浸フェルト22を設けて、銅粉の発生量を制御して、軸受使用時間に対する銅粉発生量を微量として銅粉発生時間を長期間となるようにしている。また、フェルトは樹脂系であっても良い。
【0029】
ここで、オイル含浸フィルト22は、強く圧縮した状態で使用されず(オイルを含浸状態とするため)、また、オイルには粘度があり、低粘度油の場合には、車両の回転や振動,衝撃で短期間に無くなることも考えられるが、高粘度油の場合には、保持性が良く長期間使用することが出来る。そして、内径側にあるオイル含浸フィルト22からのオイルが長期間,銅粉発生体21と内輪2との間に供給されることで両者の間の摩耗が制限されて上記銅粉発生量が制御される。
【0030】
なお、オイル含浸フェルト22は、内径側に設けているので、銅粉発生体21からの銅粉が軸受内に移動することの障害となることはない。
また、オイル含浸フェルト22を、銅粉発生体21よりも外径側に設けると共に軸受側(外径側)への連通部(開口部等)を持たせて、銅粉発生体21で生じた摩耗粉の一部だけが軸受内部に移動するようにいて、グリースへの混入量を適量に調整するようにしてもよい。
【0031】
他の構成、及び作用・効果は、第1実施形態と同様である。
次に、第3の実施形態について図5を参照しつつ説明する。なお、上記第1の実施形態と同様な部品等については同一の符号を付し、その詳細は省略する。
【0032】
本実施形態の基本構成は、上記第1実施形態と同様である。但し、内輪2側端面に溝23を設けて銅粉発生体21を取り付けた例である。
構成、及び作用・効果は、他の実施形態と同様である。
【0033】
次に、第4の実施形態について図6を参照しつつ説明する。なお、上記第1の実施形態と同様な部品等については同一の符号を付し、その詳細は省略する。
本実施形態では、銅粉発生体を、後蓋3及び油切り4の外周面及び端面を覆うスリーブ24としたものである。
【0034】
構成、及び作用・効果は、他の実施形態と同様である。
なお、上記全実施形態では、軸受の形式として円錐ころ軸受の例で説明しているが円筒ころ軸受等、他の転がり軸受形式であってもよい。
【0035】
【実施例】
銅粉発生体21を介挿しない軸受装置で、1000時間耐久試験した結果、潤滑不良により軸受内の滑り部が摩耗(保持器案内面)0.3mm発生していたが、銅粉発生体21を付けた軸受装置で、1000時間耐久試験した結果、軸受内の滑り部での摩耗(保持器案内面)は、0.01mmと大幅な改善が見られた。
【0036】
【発明の効果】
以上説明してきたように、鉄摩耗粉の混入を抑えるばかりか、積極的にグリース寿命の延長を図ることができるという効果がある。
【0037】
これにより、軸受の性能を長時間にわたり保持することで、保守点検期間の間隔をを延長することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の鉄道車両用軸受装置の構造を説明するための断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る構造を説明するための図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る別の構造を説明するための図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る構造を説明するための図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る構造を説明するための図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態に係る構造を説明するための図である。
【符号の説明】
1 転がり軸受
2 内輪
3 後蓋
4 油切り
20 溝
21 銅粉発生体
24 スリーブ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a bearing device used for an axle or the like of a railway vehicle, and more particularly to a railway vehicle bearing device provided with a sealing structure that prevents foreign matter from entering the inside of the bearing.
[0002]
[Prior art]
An axle bearing device for a railway vehicle has a configuration as shown in FIG. 1, for example, and a cylindrical rear lid 3 that abuts against both ends of the bearing 1 and the
[0003]
In FIG. 1, a double row tapered roller bearing is shown as an example of a bearing, and includes an integrated
[0004]
Further, a cylindrical seal case 9 is disposed so as to cover the outer diameter surface of the contact portion between the
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
Railway vehicle bearing devices are mostly outboard types, and when subjected to a load, the axle 11 becomes more bent toward the shaft end. When the wheel rotates in this state, stress fluctuations and micro-slip due to repeated stress occur on the contact surface A between the end surface of the
[0006]
The present invention has been made paying attention to the above problems, and stress generated between the inner ring and the rear cover while suppressing the generation of iron powder from the contact surfaces of the inner ring and the rear cover. An object of the present invention is to provide a railway vehicle bearing device capable of prolonging the life of grease in the bearing by actively utilizing fluctuations and microslip.
[0007]
Here, conventionally, for example, as described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 9-72344, a stress absorber is provided between the oil drainer or the rear lid and the inner ring end face, and the inner ring end face and the rear lid are provided. To prevent the generation of iron wear powder from the contact surface, etc., or as described in Japanese Patent Laid-Open No. 8-128451, a lubricant is interposed between the oil drain or the rear lid and the inner ring end surface. It has been proposed to prevent the fine iron wear powder generated by the contact between the inner ring end face and the rear lid or the oil drain from entering the grease in the bearing by suppressing the oil drain and the abrasion of the rear lid. However, it has a different purpose from the present invention.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, a railway vehicle bearing device according to claim 1 of the present invention includes:
With grease is used as lubricant, in railway VEHICLE bearing device back cover or oil thrower from the axial direction to constitute the sealing structure in contact with respect to the inner race end surface of the bearing,
At least one of the inner ring end face and the rear cover and between the inner ring end face and the oil drain is inserted with a powder generator that is made of a material that extends the grease life in the bearing and generates the material powder by wear. The rear lid or the oil drainer comes into contact with the end surface of the inner ring from the axial direction through the powder generator .
The invention described in
[0009]
Here, copper and organic copper compounds (such as copper carbamate, copper stearate, and copper naphthinate) are known as materials for extending the grease life. Copper may use copper itself or may be used in the form of a copper composite resin.
[0010]
Further, the insertion can be realized by mounting or coating a material for extending the grease life (hereinafter also referred to as a copper powder generator) on one or both of the contact surfaces.
[0011]
Furthermore, it is preferable that a gap is provided in a portion directly facing in the axial direction between the inner ring end face and the rear lid and between the inner ring end face and the oil drain without the copper or the like being interposed. . In this way, the generation of iron powder and the like is suppressed.
[0012]
[Action]
The axle bends as the bearing load increases. For this reason, a compressive force acts on the deflection center side portion of the copper that extends the life of the grease disposed between the inner ring and the rear lid or the oil drainer.
[0013]
When the wheel rotates as it is, the pressure phase applied to the component moves along with the change in the deflection phase of the axle. The compressive force during running is generated during the rotation cycle and that generated by running vibration. These actions cause stress fluctuations and micro-slip in copper, and part of the copper powder generator becomes powdery. . Since the outer diameter side of the copper powder generator is placed in the bearing sealing device, the wear powder from the copper powder generator penetrates into the bearing due to centrifugal force etc. and enters the grease. Rotates the bearing, for example, from the wheel side roller train to the shaft end side roller train, so that the wear powder is dispersed together with the grease over the entire bearing, thereby extending the life of the grease.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, a first embodiment to which the present invention is applied will be described with reference to the drawings. FIG. 2 is a cross-sectional view showing the bearing device of the present embodiment.
[0015]
Here, since the basic structure of the railway vehicle bearing device of the present embodiment is the same as the conventional structure, the entire structure will be omitted with reference to FIG. 1, and the embodiment of the present invention will be described. The structure of only the part required for doing is shown in figure. It should be noted that the same parts and the like as in the conventional example will be described with the same reference numerals.
[0016]
In the first embodiment, as shown in FIG. 2, a
[0017]
An
[0018]
The annular
[0019]
As a result, the copper
[0020]
Here, the annular
Next, the operation and the like of the bearing device having the above configuration will be described.
[0021]
By rotating with a large bending moment applied to the axle, a stress is repeatedly applied between the end surface of the
[0022]
In addition, since the
[0023]
Here, in the said embodiment, although demonstrated by the example which inserted the copper
[0024]
Alternatively, an annular groove may be provided on the end face side of the
[0025]
Moreover, the width of the part which protrudes from the groove |
The
[0026]
Moreover, in the said embodiment, although demonstrated by the example inserted by attaching the
[0027]
Further, the rear lid 3 may be divided as shown in FIG. The same applies to other embodiments. By dividing the rear lid 3 in this way, the replacement of wear or the like becomes only the 3a portion.
[0028]
Next, a second embodiment will be described with reference to FIG. In addition, the same code | symbol is attached | subjected about the components similar to the said 1st Embodiment, and the detail is abbreviate | omitted.
The basic configuration of this embodiment is the same as that of the first embodiment. However, the width of the
[0029]
Here, the oil-impregnated
[0030]
Since the oil impregnated felt 22 is provided on the inner diameter side, the copper powder from the
Further, the oil impregnated felt 22 is provided on the outer diameter side of the
[0031]
Other configurations, operations and effects are the same as those in the first embodiment.
Next, a third embodiment will be described with reference to FIG. In addition, the same code | symbol is attached | subjected about the components similar to the said 1st Embodiment, and the detail is abbreviate | omitted.
[0032]
The basic configuration of this embodiment is the same as that of the first embodiment. However, this is an example in which the
The configuration, operation, and effect are the same as in the other embodiments.
[0033]
Next, a fourth embodiment will be described with reference to FIG. In addition, the same code | symbol is attached | subjected about the components similar to the said 1st Embodiment, and the detail is abbreviate | omitted.
In the present embodiment, the copper powder generator is a
[0034]
The configuration, operation, and effect are the same as in the other embodiments.
In all the above embodiments, the example of the tapered roller bearing is described as the type of bearing, but other rolling bearing types such as a cylindrical roller bearing may be used.
[0035]
【Example】
As a result of a 1000 hour endurance test using a bearing device that does not include the
[0036]
【The invention's effect】
As described above, there is an effect that not only the mixing of iron wear powder can be suppressed, but also the grease life can be proactively extended.
[0037]
Thereby, it becomes possible to extend the interval of the maintenance inspection period by maintaining the performance of the bearing for a long time.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view for explaining the structure of a conventional railway vehicle bearing device.
FIG. 2 is a diagram for explaining the structure according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a diagram for explaining another structure according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a diagram for explaining a structure according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a diagram for explaining a structure according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a diagram for explaining a structure according to a fourth embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (2)
上記内輪端面と後蓋との間、及び内輪端面と油切りとの間の少なくとも一方に対し、軸受内のグリース寿命を延長させる材料からなり摩耗によって上記材料粉を発生する粉発生体を介挿し、その粉発生体を介して、内輪端面に対し軸方向から後蓋又は油切りが当接することを特徴とする鉄道車両用軸受装置。With grease is used as lubricant, in railway VEHICLE bearing device back cover or oil thrower from the axial direction to constitute the sealing structure in contact with respect to the inner race end surface of the bearing,
At least one of the inner ring end face and the rear cover and between the inner ring end face and the oil drain is inserted with a powder generator that is made of a material that extends the grease life in the bearing and generates the material powder by wear. The railcar bearing device is characterized in that a rear lid or a drainer comes into contact with the end surface of the inner ring from the axial direction through the powder generator .
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