JP4019500B2 - Engine oil pump - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オイルをエンジンの各部に圧送するオイルポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車等のエンジンには、各部の潤滑等のためにオイルパンから吸入したオイルを各部に圧送するオイルポンプが設けられており、このオイルポンプとして、ドライブギヤおよびドリブンギヤからなる一対の外接ギヤを互いに噛合させた状態でケーシング内に収容した外接式ギヤポンプが知られている。
【0003】
一般にこの種の外接式ギヤポンプは、ドライブギヤ及びドリブンギヤをそれぞれ支軸に支承させるとともに、その各支軸をケーシングに支持させるようにしているが、予め上記各ギヤ、各支軸及びケーシングを個別に形成しているため部品点数が多く、組立作業も手数がかかる。
【0004】
このため、例えば特公平2−14557号公報に示されるように、ドリブンギヤの支軸をケーシングと一体に形成することにより、部品点数の削減、及び組立工数の減少を図るようにしたものが提案されている。すなわち、ドライブ側は駆動力を外部から支軸を介してギヤに伝えることができるように、ギヤと支軸とを一体回転するように結合した状態でその支軸をケーシングに対して回転自在に支持させる必要があるが、ドリブン側は支軸を固定してこれに対しギヤを回転自在とすればよいので、上記公報に記載されたギヤポンプでは、支軸方向に分割したケーシング(上記公報においていう本体ケース及び蓋体)のうちの一方にドリブンギヤの支軸を一体に形成している。
【0005】
このギヤポンプにおいて、ドリブンギヤの支軸は本体ケースの底部から突出し、ドリブンギヤの内部に突入しており、こうしてドリブンギヤが片持ち状態に支持されている。また、ドライブギアの支軸は、一端側がドライブギヤにインサートされた状態でドライブギヤから片側に突出して、本体ケースの軸受部分に支持されており、こうしてドライブギヤも片持ち状態に支持されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報に示されたギヤポンプによると、一般のギヤポンプと比べて構造が簡単になるものの、両ギヤの支軸がいずれも片持ちとされ、つまりギヤの位置決めが支軸の一端側でのみなされるので、製造誤差等でギヤ間のピッチのばらつきを生じたり駆動中にギヤに作用する力でギヤが傾いたりし易く、これにより駆動抵抗の増大やポンプ能力の低下等を招くおそれがある。
【0007】
本発明は、上記の事情に鑑み、構造を簡単にして部品点数を少なくしつつ、ギヤ間のピッチのばらつきや支軸の傾きを防止し、ポンプの性能および信頼性を高めることができるエンジンのオイルポンプを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、ドライブギヤとドリブンギヤとからなる一対の外接ギヤを収納するケーシングがギヤの支軸方向に対向する第1,第2のケーシングに分割され、第1のケーシングにドリブンギヤの支軸が一体に形成されたギヤポンプで構成されるエンジンのオイルポンプにおいて、両ケーシングの対応箇所にドライブギヤの支軸の両端部を軸支する軸受部が設けられるとともに、第2のケーシングに上記ドリブンギヤの支軸の先端部と嵌合する位置決め部が設けられていることを特徴とするものである。
【0009】
この構成によると、ドリブンギヤの支軸がケーシングに一体に形成されているため、各支軸がギヤおよびケーシングと別個に形成されているものと比べて部品点数が少なくなり、組立作業も簡単になる。しかも、ドライギヤおよびドリブンギヤがいずれも両持ち状態とされることにより、両ギヤの位置決め精度が高められるとともに、ギヤの傾きが抑制される。
【0010】
この発明のオイルポンプにおいて、ドリブンギヤの支軸の先端部と第2のケーシングの位置決め部との嵌合が、ドライブギヤの支軸の両端部と両ケーシングの軸受部との嵌合よりもタイトになるように設定されていると、ドリブンギヤに対する位置決め精度が高められる。
【0011】
上記両ギヤは焼結金属からなり、第1のケーシングはアルミ合金からなることが好ましい。このようにすると、両ギヤが焼結金属製であることによりオイルが含浸され易くなって潤滑に有利となり、かつ、ドリブンギヤの支軸がアルミ合金製であることにより、スチール製の支軸を用いる場合と比べ、ドリブンギヤと支軸との間での焼き付きが生じ難くなり、焼付き防止のために支軸とドリブンギヤとの間にブッシュを介装させる必要がなくなる。
【0012】
この構造において、ドライブギヤとドリブンギヤは外形および内径とも同一の形状に形成すればよく、このようにすればギヤの共通化が可能となる。
【0013】
また、上記両ケーシングは同一材質で形成されていることが好ましく、このようにすると、第1のケーシングに設けられているドリブンギヤの支軸とこれを嵌合する第2のケーシングの位置決め部との間に熱膨張差が生じることがなく、温度変化があった場合でも両者の嵌合が一定に保たれる。
【0014】
また、上記ドリブンギヤの支軸は中空状で、かつ第1のケーシングの外面側に開口しているように形成されていることが好ましく、このようにすると、支軸からの放熱性が高められる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1乃至図3は本発明のオイルポンプの一実施形態を示している。このオイルポンプは、ドライブギヤ1およびドリブンギヤ2からなる一対の外接ギヤと、両ギヤ1,2を収納するケーシング3とを有している。ケーシング3はギヤ1,2の支軸方向に対向する第1,第2のケーシングに分割され、第1のケーシングにドリブン側支軸(ドリブンギヤの支軸)6が一体に形成され、そのドリブン側支軸にドリブンギヤ2が回転自在に支承される一方、ドライブギヤ1がケーシング3と別体に形成されたドライブ側支軸(ドライブギヤの支軸)7を介してケーシング3に回転自在に支承されている。
【0016】
当実施形態では、ケーシング本体4とカバー5とでケーシング3が構成され、そのカバー5にドリブン側支軸6が一体に形成されている。従って、カバー5が上記第1のケーシングに相当し、ケーシング本体4が第2のケーシングに相当する。
【0017】
上記ケーシング本体4は、底壁4aと、この底壁4aから片側に突出した周壁4bと、周辺部適宜数箇所に設けられたエンジンへの取付部4cとを一体に備えている。上記周壁4bで囲われた内部には、上記両ギヤ1,2が互いに噛合する状態で収納されるとともに、両ギヤ1,2の噛合いが開放される側に吸入側空間8が形成され、反対側に吐出側空間9が形成されている。さらにケーシング本体4には、通路10を介して吸入側空間8に通じる吸入口11、吐出側空間9に通じる吐出口12、吐出側空間9と吸入側通路8とを連通するリリーフ通路13等が形成されている。上記リリーフ通路13には、吐出側空間9内の吐出圧力が所定値以上となったときに開いて吐出側空間9内のオイルの一部を吸入側通路10に戻すレギュレータバルブ14が設けられている。
【0018】
また、上記カバー5は、ケーシング本体4の内部空間を覆う状態で、周辺部の適宜数箇所においてケーシング本体4の周壁4bにボルト15で締着されるようになっている。
【0019】
上記ケーシング3におけるドライブ側支軸7の取付箇所には、ケーシング本体4及びカバー5の双方に、支軸挿通孔16a,17aを有する軸受部16,17が設けられている。そして、ドライブギヤ1に固着されたドライブ側支軸7が上記両軸受部16,17の支軸挿通孔16a,17aに挿通されることにより、ドライブ側支軸7が軸受部16,17に両持ち状態で回転可能に支承されている。上記ドライブギヤ側支軸7の一端側はケーシング本体4の支軸挿通孔16aを通ってケーシング外部に突出し、この部分に、伝動手段を介してエンジンのクランクシャフトから動力を受けるプーリ18が設けられている。
【0020】
上記カバー5に一体に設けられたドリブン側支軸6は、ドリブンギヤ2を突き抜けて反対側に達するようにカバー5から所定量突出している。一方、ケーシング本体4の底壁には、上記ドリブン側支軸6に対応する位置に、支軸嵌合孔20aを有する位置決め部20が設けられている。そして、上記ドリブン側支軸6がドリブンギヤ2の中心部に設けられた貫通孔22に挿通されるとともに、ドリブン側支軸6の先端が上記位置決め部20の支軸嵌合孔20aに嵌合されている。
【0021】
上記ドリブン側支軸6と位置決め部20との嵌合は、上記ドライブ側支軸7と軸受部16,17との嵌合よりもタイトとなるように設定されている。すなわち、ドライブ側支軸7と軸受部16,17との嵌合はドライブ側支軸7を回転自在とするためにすきま嵌めとされるが、ドリブン側支軸6と位置決め部20との嵌合はこれよりタイトで、すきま嵌めとしまり嵌めとの間の中間嵌めとされている。
【0022】
上記ドリブン側支軸6を含むカバー5と位置決め部20を含むケーシング本体4とは同一材質で形成され、とくに好ましい実施形態としてこれらはアルミ合金で形成されている。なお、上記ドリブン側支軸6は、カバー5の外面側に開口した中空の軸状に形成されており、支軸6の突出端側は閉塞されている。このようにしているのは、支軸6が中実であるとアルミダイカスト等による成形時にこの部分が他の部分より冷えにくくて巣ができ易くなるからである。また、このように中空にすると、支軸6からの放熱性が高められるので、オイルポンプ駆動中の支軸6の温度上昇の抑制にも有利となる。
【0023】
また、上記両ギヤ1,2は、好ましくは焼結金属からなり、互いに噛合する歯を有するとともに、中心部に支軸を通す貫通孔21,22を有しており、外形及び内径とも同一の形状に両ギヤ1,2が形成されている。そして、ドライブ側支軸7は貫通孔21に応じた所定径に形成されて、貫通孔21に圧入されることによりドライブギヤ1と一体化され、ドリブン側支軸6は貫通孔22より若干小径に形成されて貫通孔22に遊挿されることにより、ドリブンギヤ2を回転自在に支承している。
【0024】
以上のような当実施形態のオイルポンプによると、一対の外接ギヤ1,2の各支軸のうちのドリブン側支軸6がケーシング3のカバー5に一体に形成されているため、各支軸がギヤ及びケーシングと別個に形成されている従来の一般のオイルポンプと比べ、部品点数が少なくなり、組立作業も簡単になる。
【0025】
しかも、カバー5から突出したドリブン側支軸6の先端がケーシング本体4の位置決め部20に嵌合されることによりドリブンギヤ2が両持ち状態とされ、また、ドライブ側支軸7の両端部がケーシング本体4及びカバー5に設けられた軸受部16,17に支持されることによりドライブギヤ1も両持ち状態とされているため、両ギヤ1,2の位置決め精度が高められてギヤ間のピッチのばらつきが小さくなるとともに、駆動中にギヤに作用する力によるギヤの傾きが抑制されることとなる。
【0026】
この場合、ドリブン側支軸6と位置決め部20との嵌合はドライブ側支軸7と軸受部16,17との嵌合よりもタイトとなるように設定されているため、位置決め精度がより一層高められる。すなわち、ドライブ側ではギヤ1に支軸7を圧入するとともに支軸7を回転自在にするために軸受部16,17に対し支軸7をすきま嵌めとしてクリアランスをもたせており、一方、ドリブン側では支軸6に対してギヤ2を回転可能とすべく支軸6とギヤ2との間にクリアランスをもたせる必要があり、これに加えて支軸6と位置決め部20との間にクリアランスがあるとドリブンギヤ2の位置決め精度が低下するが、当実施形態ではドリブン側支軸6と位置決め部20との嵌合がタイトとされることにより、ドリブンギヤの位置決め精度が高められる。
【0027】
さらに、上記ドリブン側支軸6を含むカバー5と上記位置決め部20を含むケーシング本体4とが同一材質で形成されていることにより、ドリブン側支軸6と位置決め部20との間に熱膨張差が生じることがなくて、温度変化が生じても一定のタイトな嵌合状態が保たれる。
【0028】
また、上記両ギヤ1,2が焼結金属で形成されるとともに、ドリブン側支軸6を一体に有するカバー5がアルミ合金で形成されていることにより、簡単な構造によりながら潤滑性も良好に保たれる。
【0029】
すなわち、焼結金属は比較的ポーラスであるためにこの焼結金属で形成された両ギヤ1,2にはオイルが含浸され易いという面で潤滑性向上に有利となる。ただし、焼結金属は硬度が高いため、支軸に対してギヤが回転自在とされるドリブン側において、その支軸を高硬度のスチールで形成した場合、支軸とギヤとの間で焼き付きが生じ易くなり、焼き付きの防止のため支軸とギヤとの間にブッシュを介装することが必要となって、部品点数が増加する。これに対し、当実施形態ではカバー5と一体のドリブン側支軸6がアルミ合金で形成され、アルミ合金はスチールと比べると柔らかくて、焼結金属からなるギヤ2との間での摩擦を抑制することができるため、ブッシュを介装しなくても焼き付きを防止することができる。
【0030】
そして、このようにブッシュが不要になると、部品点数が少なくなるとともに、両ギヤ1,2の共通化にも有利となる。つまり、ドリブンギヤと支軸との間にブッシュを介装させる場合はその分だけドリブンギヤの内径をドライブギヤより大きくする必要があるために両ギヤを別個に製造しなければならないが、ブッシュを省略することにより、両ギヤ1,2を外形及び内径とも同一の形状とし、共通化することができて、製造工程の簡略化に有利となる。
【0031】
【発明の効果】
以上のように本発明のオイルポンプは、一対の外接ギヤを収納するケーシングが第1,第2のケーシングに分割され、第1のケーシングにドリブンギヤの支軸が一体に形成されていることにより、各支軸がギヤ及びケーシングと別個に形成されているものと比べて部品点数を少なくすることができる。しかも、両ケーシングの対応箇所にドライブギヤの支軸に対する軸受部が設けられ、かつ、第2のケーシングに上記ドリブンギヤの支軸の先端部と嵌合する位置決め部が設けられることにより、両ギヤがいずれも両持ち状態で支持されるようになっているため、両ギヤの位置決め精度を高めるとともにギヤの傾きを抑制することができる。従って、ギヤ間のピッチのばらつき等による駆動抵抗の増大やポンプ能力の低下等を防止し、ポンプの性能及び信頼性を高めることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるオイルポンプの正面図である。
【図2】図1中のII−II線に沿ったオイルポンプの断面図である。
【図3】カバーを取り外した状態のオイルポンプの正面図である。
【符号の説明】
1 ドライブギヤ
2 ドリブンギヤ
3 ケーシング
4 ケーシング本体
5 カバー
6 ドリブン側支軸
7 ドライブ側支軸
16,17 軸受部
20 位置決め部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an oil pump that pumps oil to various parts of an engine.
[0002]
[Prior art]
An engine of an automobile or the like is provided with an oil pump that pumps oil sucked from an oil pan to each part for lubrication of each part. As this oil pump, a pair of external gears composed of a drive gear and a driven gear are mutually connected. An external gear pump accommodated in a casing in a meshed state is known.
[0003]
In general, this type of external gear pump is configured such that a drive gear and a driven gear are supported on a support shaft and each support shaft is supported on a casing. Since it is formed, the number of parts is large and assembly work is also troublesome.
[0004]
For this reason, as shown in, for example, Japanese Patent Publication No. 2-14557, there has been proposed a structure in which the support shaft of the driven gear is formed integrally with the casing so as to reduce the number of parts and the number of assembly steps. ing. That is, on the drive side, the support shaft can be rotated with respect to the casing in a state where the gear and the support shaft are coupled so as to rotate integrally so that the driving force can be transmitted from the outside to the gear via the support shaft. Although it is necessary to support the driven shaft, the driven side only needs to fix the support shaft so that the gear can be freely rotated. Therefore, in the gear pump described in the above publication, the casing divided in the support shaft direction (referred to in the above publication). A support shaft of the driven gear is integrally formed on one of the main body case and the lid.
[0005]
In this gear pump, the support shaft of the driven gear protrudes from the bottom of the main body case and enters the inside of the driven gear, so that the driven gear is supported in a cantilever state. Further, the drive gear support shaft protrudes from the drive gear to one side with one end inserted into the drive gear and is supported by the bearing portion of the main body case, and thus the drive gear is also supported in a cantilevered state. .
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
According to the gear pump disclosed in the above publication, although the structure is simpler than that of a general gear pump, both the support shafts of both gears are cantilevered, that is, the gear is positioned only on one end side of the support shaft. Therefore, a variation in pitch between the gears due to manufacturing errors or the like is likely to be caused by a force acting on the gears during driving, which may cause an increase in driving resistance or a decrease in pumping capacity.
[0007]
In view of the above circumstances, the present invention is an engine that can simplify the structure and reduce the number of parts, prevent variation in pitch between gears and tilt of a support shaft, and improve pump performance and reliability. An object is to provide an oil pump.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the present invention, a casing that houses a pair of external gears composed of a drive gear and a driven gear is divided into first and second casings that face each other in the direction of the shaft of the gear. In an oil pump of an engine constituted by a gear pump in which a driven shaft of a driven gear is integrally formed on a casing, a bearing portion that supports both ends of the supporting shaft of the drive gear is provided at a corresponding portion of both casings, and the second The casing is provided with a positioning portion that fits with the tip end portion of the spindle of the driven gear.
[0009]
According to this structure, since the support shaft of the driven gear is formed integrally with the casing, the number of parts is reduced and the assembling work is simplified as compared with the case where each support shaft is formed separately from the gear and the casing. . In addition, since both the dry gear and the driven gear are both supported, the positioning accuracy of both gears is improved and the inclination of the gears is suppressed.
[0010]
In the oil pump according to the present invention, the fitting between the tip of the driven gear spindle and the positioning portion of the second casing is tighter than the fitting between both ends of the spindle of the drive gear and the bearings of both casings. If so, the positioning accuracy with respect to the driven gear is increased.
[0011]
Both the gears are preferably made of sintered metal, and the first casing is preferably made of an aluminum alloy. In this case, since both gears are made of sintered metal, it is easy to be impregnated with oil, which is advantageous for lubrication, and because the driven gear support shaft is made of an aluminum alloy, a steel support shaft is used. Compared to the case, seizure between the driven gear and the support shaft is less likely to occur, and it is not necessary to interpose a bush between the support shaft and the driven gear to prevent seizure.
[0012]
In this structure, the drive gear and the driven gear may be formed in the same shape for both the outer shape and the inner diameter, and in this way, the gear can be shared.
[0013]
In addition, it is preferable that the two casings are formed of the same material, and in this way, the driven gear supporting shaft provided in the first casing and the positioning portion of the second casing for fitting the driven shaft. There is no difference in thermal expansion between them, and even when there is a temperature change, the fitting between them is kept constant.
[0014]
Moreover, it is preferable that the support shaft of the driven gear is hollow and is formed so as to open to the outer surface side of the first casing. In this way, heat dissipation from the support shaft is enhanced.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
1 to 3 show an embodiment of an oil pump according to the present invention. The oil pump includes a pair of external gears including a drive gear 1 and a driven
[0016]
In this embodiment, the
[0017]
The
[0018]
Further, the
[0019]
[0020]
The driven
[0021]
The driven
[0022]
The
[0023]
The
[0024]
According to the oil pump of the present embodiment as described above, the driven-
[0025]
In addition, the driven
[0026]
In this case, since the fitting between the driven-
[0027]
Further, since the
[0028]
In addition, both the
[0029]
That is, since the sintered metal is relatively porous, both the
[0030]
If the bush is not required in this way, the number of parts is reduced and it is advantageous for common use of both
[0031]
【The invention's effect】
As described above, in the oil pump of the present invention, the casing that houses the pair of external gears is divided into the first and second casings, and the support shaft of the driven gear is integrally formed with the first casing. The number of parts can be reduced as compared with the case where each support shaft is formed separately from the gear and the casing. In addition, a bearing portion for the drive shaft of the drive gear is provided at a corresponding position of both casings, and a positioning portion is provided in the second casing to be fitted to the tip portion of the drive shaft of the driven gear. Since both are supported in a both-end supported state, the positioning accuracy of both gears can be improved and the inclination of the gears can be suppressed. Therefore, it is possible to prevent an increase in drive resistance and a decrease in pump capacity due to variations in the pitch between gears, and to improve pump performance and reliability. [Brief Description of Drawings]
FIG. 1 is a front view of an oil pump according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view of the oil pump taken along line II-II in FIG.
FIG. 3 is a front view of the oil pump with a cover removed.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
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