JP4018114B2 - 情報提供システム - Google Patents

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Description

本発明は、情報提供システムに関し、より特定的には、情報提供者が契約者に情報を提供して、利用度合に応じて課金する情報提供システムに関する。
近年、BS放送、CS放送、ディジタルCATVなど、有料情報提供サービスが広く行われるようになった。こうしたサービスでは、通常、ユーザは、情報提供者に、毎月、一定の金額の利用料金を支払うことにより、情報提供者が提供する情報を、自由に利用することができる。このため、提供される情報を、VTR等により記録して繰り返し利用したり、さらには、記録した情報を、他のユーザに貸与あるいは譲渡するような行為が少なからず行われ、情報提供者の利益が守られないという不都合が生じている。
そこで、上記のような行為を制限することができる情報提供システムの開発が行われている。以下には、こうしたシステムの一例として、特許文献1に記載されている映像情報伝送装置について説明する。この装置は、映像情報をスクランブルされたままで記録することができ、従って、記録された情報の再生に一定の制限を加えることができる。
図6は、上記従来の映像情報伝送装置の構成を示すブロック図である。図6の装置は、送信装置901、受信装置906及び伝送路905で構成されている。送信装置901は、スクランブル装置902、再生限定情報生成装置903、多重装置904を備えている。受信装置906は、分離装置907、変換装置908、ICカードI/F909、ICカード910、VTR911及びデスクランブル装置912を備えている。
図6のスクランブル装置902は、映像情報をスクランブルする。再生限定情報生成装置903は、受信装置906での再生を限定するための再生限定情報を生成する。多重装置904は、映像情報と再生限定情報とを多重化する。分離装置907は、多重化された情報を、映像情報と再生限定情報とに分離する。変換装置908は、映像情報のフォーマットを変換する。VTR911は、映像情報を記録する。ICカードI/F909は、ICカード910に再生限定情報を記録する。ICカード910は、再生限定情報を格納する。デスクランブル装置912は、再生限定情報に基づいて、スクランブルされた映像信号をデスクランブルする。
以下には、図6の映像情報伝送装置の動作について説明する。
送信装置901において、スクランブル装置902が映像情報をスクランブルする一方、再生限定情報生成装置903は、制御情報に従って、再生限定情報を生成して暗号化するとともに、スクランブル装置902に対してスクランブル情報を与える。多重装置904は、スクランブル装置902が出力する映像情報と、再生限定情報生成装置903が与える再生限定情報とを多重化して、伝送路905を介して受信装置906へ送信する。
送信された情報は、受信装置906の分離装置907により、映像情報と再生限定情報とに分離される。分離して得られた映像情報は、変換装置908において、伝送用のフォーマットから記録用のフォーマットに変換された後、VTR911により、磁気テープに記録される。一方、分離して得られた再生限定情報は、ICカードI/F909においてICカード910に記録される。
ユーザがICカード910をデスクランブル装置912に接続すると、デスクランブル装置912は、ICカード910から読み出した再生限定情報が許可する範囲内で、VTR911に記録された映像情報をデスクランブルする。
特開平7−162832号公報
上記のように、図6の装置は、映像情報が録画されて、無制限に再生されるのを防ぐことができる。
しかし、情報提供者にとって、ユーザとの間で、毎月の利用料金を予め一定の金額に決めておき、一方で、上記装置等を用いて、情報の利用を、予め定めた利用度合の上限以下に制限するような方法は、必ずしも有益なものとはいえない。ユーザが情報を記録して繰り返し利用したいと希望するのであれば、記録して好きな回数だけ利用してもらい、利用度合に応じて、利用料金を徴収する方がより望ましい。同様に、ユーザが記録した情報を他のユーザに貸与あるいは譲渡したいと望む場合にも、一定の条件の下で、貸与あるいは譲渡してもらい、利用度合に応じて、いずれかのユーザから利用料金を徴収するのが望ましい。
また、ユーザにとっても、情報を記録して利用できなかったり、他のユーザが記録した情報を利用できないのは不便であり、また、利用料金を予め一定の金額に決めておくと、情報を利用する頻度によっては、利益にならない場合がある。
また、情報が正規のユーザ以外の者によって利用されたり、課金に関するデータが不正に操作されるようなことがあると、利用度合に応じた課金を正しく行うことができない。
従って、本発明の目的は、情報提供者からユーザに情報を提供して、利用度合に応じて課金することができるような情報提供システムを提供することである。
また、本発明の他の目的は、上記システムにおいて、情報や課金に関するデータを、より安全に伝達できるようにすることである。
第1の発明は、1以上の情報提供者から配信される情報を契約者に提供するために、第1の契約者側に設けられる第1の情報サーバと、第2の契約者側に設けられる第2の情報サーバおよび1以上の端末とを含む、情報提供システムであって、1以上の情報提供者から配信される情報には、当該情報の利用料金を算定するための課金基準データが付加されており、第1の情報サーバは、1以上の情報提供者が提供する情報を受信する受信手段と、受信手段が受信した情報を利用可能な端末を制限するための実行権データを作成する実行権データ作成手段とを備え、第2の情報サーバは、第1の情報サーバから伝達された情報に付加された課金基準データに基づいて、当該情報の利用料金を算定する課金手段と、課金手段が算定して得られた利用料金を記録するデータ記録手段とを備え、1以上の端末はそれぞれ、第1の情報サーバから伝達された実行権データが所定の条件を満たす場合に、第1の情報サーバから伝達された情報の利用を許可する許可手段を備えることを特徴としている。
第2の発明は、第1の発明において、1以上の情報提供者から配信される情報は、それぞれ暗号化されており、第1の情報サーバは、受信手段が受信した情報を復号する第1の復号手段をさらに備えることを特徴としている。
第3の発明は、第2の発明において、第1の情報サーバは、第1の復号手段が復号して得られた情報を、所定の方式で再暗号化する共通暗号化手段をさらに備え、1以上の端末はそれぞれ、第1の情報サーバから伝達された、再暗号化された情報を、第1の情報サーバから伝達された実行権データが所定の条件を満たす場合に復号する第2の復号手段を備えることを特徴としている。
第4の発明は、第2の発明において、第1の情報サーバは、乱数を発生する乱数発生手段と、第1の復号手段が復号して得られた情報を、乱数発生手段が発生する乱数で再暗号化する共通暗号化手段とをさらに備え、1以上の端末はそれぞれ、第1の情報サーバから伝達された、再暗号化された情報を、第1の情報サーバから伝達された実行権データが所定の条件を満たす場合に、第1の情報サーバから伝達された乱数で復号する第2の復号手段を備えることを特徴としている。
第5の発明は、第4の発明において、共通暗号化手段が再暗号化して得られた情報は、書き込み/読み出し可能な携帯型記録媒体を介して、乱数発生手段が発生した乱数及び課金手段が作成した実行権データは、記録内容の解析/変更が困難な携帯型記録媒体を介して、それぞれ第2の契約者側に伝達されることを特徴としている。
第6の発明は、第2の発明において、第1の情報サーバは、乱数を発生する乱数発生手段と、第1の復号手段が復号して得られた情報を、乱数発生手段が発生する乱数で再暗号化し、かつ、乱数発生手段が発生した乱数及び実行権データ作成手段が作成した実行権データを所定の方式で暗号化する共通暗号化手段とをさらに備え、1以上の端末はそれぞれ、第1の情報サーバから伝達された、暗号化された乱数及び実行権データを復号し、かつ、第1の情報サーバから伝達された、再暗号化された情報を、復号して得た実行権データが所定の条件を満たす場合に、復号して得た乱数で復号する第2の復号手段を備えることを特徴としている。
第7の発明は、第6の発明において、共通暗号化手段が再暗号化して得られた情報ならびに共通暗号化手段が暗号化して得られた乱数及び実行権データは、伝送速度が比較的大きい伝送路を介して、第2の契約者側に伝達されることを特徴としている。
第8の発明は、第6の発明において、共通暗号化手段が再暗号化して得られた情報は、書き込み/読み出し可能な携帯型記録媒体を介して、共通暗号化手段が暗号化して得られた乱数及び実行権データは、伝送速度が比較的小さい伝送路を介して、それぞれ第2の契約者側に伝達されることを特徴としている。
第9の発明は、1以上の情報提供者から配信される情報を契約者に提供するために、第1の契約者側に設けられる第1の情報サーバと、第2の契約者側に設けられる第2の情報サーバおよび1以上の端末とを含む、情報提供システムで実行される情報提供方法であって、1以上の情報提供者から配信される情報には、当該情報の利用料金を算定するための課金基準データが付加されており、第1の情報サーバが、1以上の情報提供者から配信される情報を受信し、第1の情報サーバが、受信した情報を利用可能な端末を制限するための実行権データを作成し、第1の情報サーバが、情報および実行権データを第2の情報サーバに送信し、第2の情報サーバが、第1の情報サーバから伝達された情報および実行権データを受信し、第2の情報サーバが、第1の情報サーバから伝達された情報に付加されている課金基準データに基づいて、当該情報の利用料金を算定し、第2の情報サーバが、算定して得た利用料金を記録し、第2の情報サーバが、情報および実行権データを1以上の端末に送信し、1以上の端末がそれぞれ、第2の情報サーバから伝達された情報および実行権データを受信し、1以上の端末がそれぞれ、第1の情報サーバから伝達された実行権データが所定の条件を満たす場合に、第1の情報サーバから伝達された情報の利用を許可することを特徴としている。
第1の発明によれば、第1の契約者側に設けられた第1の情報サーバは、情報を利用できる端末を制限するための実行権データを作成する。一方、第2の契約者側に設けられた第2の情報サーバは、伝達された情報に付加された課金基準データを参照して、当該情報の利用料金を算定して記録する。1以上の端末はそれぞれ、伝達された実行権データが所定の条件を満たす場合に、伝達された情報の利用を許可する。これにより、第1の契約者が受信した情報を第2の契約者が利用する場合、利用度合に応じて、第2の契約者に課金できる。
第2の発明によれば、1以上の情報提供者が提供する情報が暗号化されている場合、第1の情報サーバは、当該情報を復号できる。
第3の発明によれば、実行権データが所定の条件を満たす場合にのみ、情報を利用可能にすることができる。
第4の発明によれば、第1の情報サーバの乱数発生手段は、乱数を発生する。共通暗号化手段は、第1の復号手段が復号して得られた情報を、乱数発生手段が発生する乱数で再暗号化する。再暗号化された情報、発生された乱数及び作成された実行権データが第2の契約者側に伝達されると、1以上の端末の第2の復号手段は、伝達された、再暗号化された情報を、伝達された実行権データが所定の条件を満たす場合に、伝達された乱数で復号する。これにより、実行権データが所定の条件を満たす場合にのみ、情報を利用可能にすることができる。
第5の発明によれば、第1の契約者側から第2の契約者側に、安全に情報を伝達できる。
第6の発明によれば、第1の情報サーバの乱数発生手段は、乱数を発生する。共通暗号化手段は、第1の復号手段が復号して得られた情報を乱数発生手段が発生する乱数で再暗号化し、かつ、当該乱数及び実行権データ作成手段が作成した実行権データを所定の方式で暗号化する。再暗号化された情報ならびに暗号化された乱数及び実行権データが第2の契約者側に伝達されると、1以上の端末の第2の復号手段は、伝達された、暗号化された乱数及び実行権データを復号し、さらに、伝達された、再暗号化された情報を、復号して得た実行権データが所定の条件を満たす場合に、復号して得た乱数で復号する。これにより、実行権データが所定の条件を満たす場合にのみ、情報を利用可能にすることができる。
第7及び第8の発明によれば、第1の契約者側から第2の契約者側に、安全に情報を伝達できる。
第9の発明によれば、第1の契約者が受信した情報を第2の契約者が利用して、第2の契約者に課金する場合、第1の情報サーバは、情報を利用できる端末を制限するための実行権データを作成し、一方、第2の情報サーバは、当該情報に付加された課金基準データを参照して、当該情報の利用料金を算定し、算定して得た利用料金を記録する。1以上の端末はそれぞれ、伝達された実行権データが所定の条件を満たす場合、伝達された情報を利用するのを許可する。これにより、第2の契約者の利用度合に応じて、第2の契約者に課金することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る情報提供システムの構成を示すブロック図である。図1のシステムは、情報提供者X1、情報提供者Y2及び情報提供者Z3ならびに契約者A4及び契約者B5で構成されている。なお、契約者とは、1以上のユーザからなる、一つの世帯を意味する。
契約者A4と契約者B5とは、通信回線/CATV網を介して、又は、携帯型の記録媒体を介して、双方向に情報のやりとりを行うことができる。ただし、以下では、携帯型の記録媒体を介して情報のやりとりを行う場合に限定して説明する。
情報提供者X1、情報提供者Y2及び情報提供者Z3はそれぞれ、契約者A4及び契約者B5に、衛星放送、地上波放送、ディジタルCATV網などを介して、映像情報、文字情報などの情報を提供する。その際、各情報提供者(1〜3)は、それぞれが定めた配信方式、暗号方式及び課金方式を用いることができる。
契約者A4及び契約者B5はそれぞれ、各情報提供者(1〜3)が提供する情報を利用して、各情報提供者(1〜3)に、定期的に利用料金を支払う。ただし、利用料金は、契約者(4、5)毎に、情報を利用した度合に応じて算定される。なお、算定された利用料金は、電話回線、パソコン通信網、ディジタルCATV網などを通じて、各情報提供者(1〜3)に通知される。
各情報提供者(1〜3)は、提供しようとする情報を暗号化したうえ、情報識別子、課金基準データ及び記録許可フラグを付加して提供する。
ここで、情報識別子は、その情報を他の情報と区別するためのものであって、どの情報提供者(1〜3)から提供された情報であるかを示すデータも含まれる。課金基準データは、その情報の利用料金を算定するためのデータであって、リアルタイムに利用する場合の利用料金、記録して利用する場合の利用料金などのデータを含んでいる。記録許可フラグは、その情報を契約者(4、5)側で記録できるか否かを示すフラグであって、その情報が、記録できるものであれば1、記録できないものであれば0と定められている。
図1の契約者A4は、情報サーバ10a、1以上のユーザ端末20a、移動ディスク30a、ICカード40a及びオフライン端末50aを備えている。
移動ディスク30aは、書き込み/読み出しが可能な携帯型の記録媒体であり、ICカード40aは、記録されたデータの不正な解析/変更が困難な携帯型の記録媒体である。情報サーバ10aは、受信した情報をユーザ端末20aに送信し、かつ、移動ディスク30a及びICカード40aに、それぞれ、情報、データ類を記録する。ユーザ端末20aは、情報サーバ10aから送信された情報を受信し、かつ、移動ディスク30a及びICカード40aにそれぞれ記録された、情報、データ類を読み出す。ユーザ端末20aはまた、ユーザが入力する命令等を情報サーバ10aに伝達することができる。オフライン端末50aは、移動ディスク30a及びICカード40aにそれぞれ記録された、情報、データ類を読み出す。
図1の情報サーバ10aは、Xの受信部101a、Xの復号部102a、Xの課金部103a、Yの受信部104a、Yの復号部105a、Yの課金部106a、Zの受信部107a、Zの復号部108a、Zの課金部109a、情報記録部110a、共通暗号化部111a、データ記録部112a及び乱数発生部113aを備えている。
Xの受信部101aは、情報提供者X1が配信する情報を受信する。Xの復号部102aは、Xの受信部101aが受信した情報、及び情報記録部110aに記録された情報のうち情報提供者X1が提供した情報を復号する。Xの課金部103aは、Xの復号部102aが復号する情報に付加されている課金基準データに基づいて、その情報の利用料金を算定する。Xの課金部103aはまた、必要に応じて、実行権データを作成する。
Yの受信部104aは、情報提供者Y2が配信する情報を受信する。Yの復号部105aは、Yの受信部104aが受信した情報、及び情報記録部110aに記録された情報のうち情報提供者Y2が提供した情報を復号する。Yの課金部106aは、Yの復号部105aが復号する情報に付加されている課金基準データに基づいて、その情報の利用料金を算定する。Yの課金部106aはまた、必要に応じて、実行権データを作成する。
Zの受信部107aは、情報提供者Z3が配信する情報を受信する。Zの復号部108aは、Zの受信部107aが受信した情報、及び情報記録部110aに記録された情報のうち情報提供者Z3が提供した情報を復号する。Zの課金部109aは、Zの復号部108aが復号する情報に付加されている課金基準データに基づいて、その情報の利用料金を算定する。Zの課金部109aはまた、必要に応じて、実行権データを作成する。
ここで、実行権データとは、オフライン端末50aで情報を利用する場合や、契約者A4が受信した情報を契約者B5に再提供して、契約者B5のユーザがユーザ端末20bで情報を利用する場合に、その情報の利用度合及びその情報を利用可能な端末を制限するためのものであって、利用可能回数、記録モード及び課金モードを含む。
利用可能回数は、その情報を利用することができる回数であり、利用にともなって更新される。記録モードは、その情報を利用可能な端末を限定するためのものであって、オフライン端末50aで利用する場合は1、契約者B5のユーザ端末20bで利用する場合には2と定められている。課金モードは、その情報が課金済みの情報であるか否かを示すものであって、課金済みであれば1、未課金であれば2と定められている。
情報記録部110aは、各受信部(101a、104a、107a)が受信した情報を記録する。ただし、情報記録部110aは、記録しようとする情報に付加された記録許可フラグが1であるか否かを判定する機能を有し、記録許可フラグが1でない情報は記録しない。データ記録部112aは、各課金部(103a、106a、109a)が算定して得られた利用料金を記録する。データ記録部112aはまた、ユーザ端末20a毎の秘密鍵を記憶している。乱数発生部113aは、乱数を発生する。
共通暗号化部111aは、本システムに共通の暗号化アルゴリズムを保有しており、当該アルゴリズムに従って、各復号部(102a、105a、108a)が復号して得られた情報を、乱数発生部113aが発生した乱数で再暗号化する。共通暗号化部111aはまた、秘密鍵暗号化アルゴリズムを保有しており、再暗号化して得た情報がユーザ端末20aに伝達される場合、乱数発生部113aが発生した乱数を、当該アルゴリズムに従って、データ記録部112aが記憶している、ユーザ端末20a毎の秘密鍵で暗号化する。なお、各課金部(103a、106a、109a)及びデータ記録部112aは、解析、変造ないしは複製ができないような領域に配置されている。
ユーザ端末20aは、共通復号部201aを備えている。共通復号部201aは、ユーザ端末20aに固有の秘密鍵、及び秘密鍵復号アルゴリズムを保有しており、情報サーバ10aから伝達される、暗号化された乱数を、当該アルゴリズムに従って、この秘密鍵で復号する。共通復号部201aはまた、本システムに共通の復号アルゴリズムを保有しており、当該アルゴリズムに従って、情報サーバ10aから伝達される、再暗号化された情報を、復号して得た乱数で復号し、かつ、情報サーバ10bから伝達される、再暗号化された情報を、情報サーバ10bから伝達される乱数で復号する。ただし、共通復号部201aは、情報サーバ10bから伝達される実行権データが所定の条件を満足するか否かを判定する機能を有しており、満足しない場合には、情報サーバ10bから伝達される、再暗号化された情報を、情報サーバ10bから伝達される乱数で復号する動作を行わない。
オフライン端末50aは、共通復号部501aを備えている。共通復号部501aは、本システムに共通の復号アルゴリズムを保有しており、情報サーバ10aから伝達される、再暗号化された情報を、当該アルゴリズムに従って、情報サーバ10aから伝達される乱数で復号する。ただし、共通復号部501aは、情報サーバ10aから伝達される実行権データが所定の条件を満足するか否かを判定する機能を有しており、満足しない場合には、再暗号化された情報を乱数で復号する動作を行わない。
なお、契約者B5についても、オフライン端末50aを含まない点を除いて、上記と同様である。ただし、図1において、契約者B5の各構成要素の参照番号は、情報サーバ10b、Xの復号部102bなどのように、契約者A4のものと区別されている。
以下には、情報提供者X1が提供する情報を、契約者A4が受信して、リアルタイムに利用する場合、記録して利用する場合、オフライン端末50aで利用する場合、及び契約者A4が受信して、契約者B5が利用する場合について、それぞれ本システムの動作を説明する。
(1)リアルタイムに利用する場合
図2は、情報提供者X1が提供する情報を、契約者A4が受信して、リアルタイムに利用する場合の、図1のシステムの動作を示すフローチャートである。
以下には、図2を用いて、図1の契約者A4が情報提供者X1から提供される情報を受信し、契約者A4のユーザが、その情報をユーザ端末20aでリアルタイムに利用する場合について説明する。
ユーザが、情報提供者X1が提供している、ある情報を利用したい意を、ユーザ端末20aに入力すると、ユーザ端末20aは、その意を情報サーバ10aに通知する。
通知を受けると、情報サーバ10aのXの復号部102aは、Xの受信部101aが受信した、暗号化された情報を復号する(ステップS101)。Xの課金部103aは、その情報に付加されている課金基準データに基づいて、その情報の利用料金を算定する(ステップS102)。ただし、利用料金は、リアルタイムに情報を利用する場合の基準に基づいて算定される。Xの課金部103aが算定して得られた利用料金は、データ記録部112aが、情報提供者(1〜3)毎に記録する(ステップS103)。なお、データ記録部112aが記録した利用料金は、電話回線、パソコン通信網、ディジタルCATV網などを通じて、定期的に各情報提供者(1〜3)に通知され、契約者A4は、その料金を支払うことになる。
次に、乱数発生部113aが乱数rを発生し、共通暗号化部111aは、Xの復号部102aが復号して得られた情報(CONT)を、本システムに共通の暗号化アルゴリズム(COM)に従って、乱数rで再暗号化する(ステップS104)。共通暗号化部111aは、さらに、秘密鍵暗号化アルゴリズム(E)に従って、データ記録部112aが記憶している、ユーザ端末20a毎の秘密鍵siで、乱数rを暗号化する(ステップS105)。情報サーバ10aは、共通暗号化部111aが再暗号化して得られた情報COM(r,CONT)及び暗号化して得られた乱数E(si,r)を、ユーザ端末20aに送信する(ステップS106)。ここで、a(b,c)は、アルゴリズムaに従って、鍵bでデータcを暗号化することを意味する。
ユーザ端末20aが、再暗号化された情報COM(r,CONT)及び暗号化された乱数E(si,r)を受信すると(ステップS107)、ユーザ端末20aの共通復号部201aは、最初、秘密鍵復号アルゴリズムに従って、記憶している秘密鍵siで、暗号化された乱数E(si,r)を復号して、乱数rを取り出し(ステップS108)、次に、再暗号化された情報COM(r,CONT)を、本システムに共通の復号アルゴリズムに従って、取り出した乱数rで復号して、情報(CONT)をさらに取り出す(ステップS109)。ユーザ端末20aは、共通復号部201aが復号して得られた情報(CONT)を表示する。こうして、ユーザは、情報(CONT)を利用することができる(ステップS110)。
このように、情報提供者X1は、提供しようとする情報を暗号化したうえ、その情報の利用料金を算定するための課金基準データを付加して提供する。契約者A4には、情報サーバ10a及び1以上のユーザ端末20aが設けられ、情報サーバ10aのXの受信部101aは、情報提供者X1が提供する情報を受信する。Xの課金部103aは、Xの復号部102aが復号して得られた情報が、ユーザ端末20aに伝達される際に、その情報に付加された課金基準データに基づいて、その情報の利用料金を算定する。データ記録部112aは、Xの課金部103aが算定して得られた利用料金を記録する。なお、記録された利用料金は、所定の方法で情報提供者X1に通知され、契約者A4は、その料金を支払うことになる。これにより、契約者A4が情報をリアルタイムに利用する場合、利用度合に応じた課金ができる。
また、乱数発生部113aが乱数を発生し、共通暗号化部111aは、Xの復号部102aが復号して得られた情報を、その乱数で再暗号化し、さらに、その乱数を、データ記録部112aが記憶しているユーザ端末20a毎の秘密鍵で暗号化する。再暗号化された情報及び暗号化された乱数がユーザ端末20aに伝達されると、共通復号部201aは、伝達された、暗号化された乱数を自己の秘密鍵で復号し、さらに、復号して得た乱数で、伝達された、再暗号化された情報を復号する。これにより、情報サーバ10aからユーザ端末20aに、安全に情報を伝達できる。
なお、共通暗号化部111aは、Xの復号部102aが復号して得られた情報を、データ記録部112aが記憶しているユーザ端末20a毎の秘密鍵で再暗号化し、共通復号部201aは、伝達された、再暗号化された情報を、自己の秘密鍵で復号するようにしてもよい。ただし、この場合、情報は、毎回、同一の鍵で暗号化されるため、乱数で暗号化する場合に比べると、伝達時の安全性は低くなる。
(2)記録して利用する場合
図3は、情報提供者X1が提供する情報を、契約者A4が受信して記録し、記録した情報を利用する場合の、図1のシステムの動作を示すフローチャートである。
以下には、図3を用いて、図1の契約者A4が情報提供者X1から提供される情報を受信して記録し、記録した情報を、契約者A4のユーザが利用する場合について説明する。
ユーザが、情報提供者X1が提供している、ある情報を記録したい意を、ユーザ端末20aに入力すると、ユーザ端末20aは、その意を情報サーバ10aに通知する。
通知を受けると、情報サーバ10aの情報記録部110aは、Xの受信部101aが受信した情報に付加されている記録許可フラグが1であるか否か、すなわち、その情報が記録を許可されたものであるか否かを判定する(ステップS201)。
付加された記録許可フラグが1である場合、すなわち、記録を許可された情報である場合、情報記録部110aは、その情報を記録する(ステップS202)。
付加された記録許可フラグが1でない場合、すなわち、記録を許可されない情報である場合には、情報記録部110aは、その情報を記録せず、ユーザ端末20aが、エラーを表示する(ステップS203)。
ユーザが、上記のようにして情報記録部110aに記録された、ある情報を利用したい意を、ユーザ端末20aに入力すると(ステップS204)、情報サーバ10aは、付加された情報識別子を参照して、情報記録部110aに記録された情報のうち、ユーザが求める情報を見出す。そして、情報サーバ10aは、その情報が情報提供者X1から提供されたものであることを認識し、その情報をXの復号部102aに入力する。Xの復号部102aは、入力された情報を復号する(ステップS205)。
次に、Xの課金部103aは、その情報に付加された課金基準データに基づいて、その情報の利用料金を算定する(ステップS206)。ただし、利用料金は、情報を記録して利用する場合の基準に基づいて算定される。そして、データ記録部112aは、Xの課金部103aが算定して得られた利用料金を記録する(ステップS207)。
以降、上記リアルタイムに利用する場合と同様にして、情報サーバ10aがその情報を再暗号化してユーザ端末20aに送信し、ユーザ端末20aは、情報サーバ10aから送信された、再暗号化された情報を受信して復号する(ステップS208〜ステップS213)。こうして、ユーザは、情報記録部110aに記録された情報を利用することができる(ステップS214)。
このように、情報提供者X1は、提供しようとする情報に、さらに、記録許可フラグを付加して提供する。情報記録部110aは、Xの受信部101aが受信した情報に付加されている記録許可フラグが、記録を許可することを示す1である場合に、その情報を記録することができる。Xの課金部103aは、情報記録部110aが記録した情報が、ユーザ端末20aに送信される毎に、その情報に付加された課金基準データに基づいて、その情報の利用料金を算定する。これにより、契約者A4が情報を記録するのを制限することができ、かつ、契約者A4が情報を記録して繰り返し利用する場合、利用度合に応じた課金ができる。
また、情報記録部110aは、Xの受信部101aが受信した情報を、暗号化されたままで記録し、記録された情報がユーザ端末20aに伝達される際に、Xの復号部102aが、その情報を復号する。これにより、契約者A4が記録した情報が不正に利用されるのを防ぐことができる。
(3)オフライン端末50aで利用する場合
図4は、情報提供者X1が提供する情報を、契約者A4が受信して、オフライン端末50aで利用する場合の、図1のシステムの動作を示すフローチャートである。
以下には、図4を用いて、図1の契約者A4が情報提供者X1から提供される情報を受信し、契約者A4のユーザが、その情報をオフライン端末50aで利用する場合について説明する。なお、情報提供者X1から提供された情報は、図3のステップS201〜ステップS203と同様にして、情報記録部110aに記録されているものとする。
ユーザが、ユーザ端末20aに、情報記録部110aに記録された、ある情報を、オフライン端末50aで利用したい意を入力すると、ユーザ端末20aは、その意を情報サーバ10aに通知する。
通知を受けると、情報サーバ10aは、付加された情報識別子を参照して、情報記録部110aに記録された情報のうち、ユーザが求める情報を見出す。そして、情報サーバ10aは、その情報が情報提供者X1から提供されたものであることを認識し、その情報をXの復号部102aに入力する。Xの復号部102aは、入力された情報を復号する(ステップS301)。
次に、Xの課金部103aは、実行権データを作成する。実行権データには、利用可能回数、記録モード及び課金モードが含まれ、この場合、利用可能回数は、ユーザが申告した、その情報を利用する回数であり、記録モードは、オフライン端末50aで利用されるべき情報であることを示す1、課金モードは、契約者A4に対して課金済みであることを示す1である。同時に、Xの課金部103aは、Xの復号部102aが復号して得られた情報に付加されている課金基準データに基づいて、作成した実行権に応じた利用料金、すなわち、その情報を、オフライン端末50aで、利用可能回数に等しい回数だけ利用する場合の利用料金を算定する(ステップS302)。そして、データ記録部112aは、Xの課金部103aが算定して得られた利用料金を記録する(ステップS303)。
Xの復号部102aが復号して得られた情報は、上記リアルタイムに利用する場合と同様にして再暗号化されたうえで、移動ディスク30aに記録される(ステップS304、ステップS305)。乱数発生部113aが発生した乱数rは、Xの課金部103aが作成した実行権データとともに、ICカード40aに記録される(ステップS306)。
次に、ユーザは、暗号化された情報が記録された移動ディスク30aと、乱数r及び実行権データが記録されたICカード40aとを、オフライン端末50aに接続する(ステップS307)。オフライン端末50aの共通復号部501aは、最初、ICカード40aに記録された実行権データに含まれている記録モードが1であるか否かを判定する(ステップS308)。
記録モードが1である場合、共通復号部501aは、実行権データに含まれる利用可能回数が1以上であるか否かを、さらに判定する(ステップS309)。
利用可能回数が1以上であれば、共通復号部501aは、ICカード40aに記録された乱数rで、移動ディスク30aに記録された情報を、上記リアルタイムに利用する場合と同様にして復号する(ステップS310)。そして、オフライン端末50aは、ICカード40aに記録されている利用可能回数を更新し(ステップS311)、次いで、共通復号部501aが復号して得られた情報を表示する。こうして、ユーザは、オフライン端末50aで、情報を利用することができる(ステップS312)。
ステップS308で、記録モードが1でない場合、もしくは、ステップS309で、利用可能回数が0である場合には、共通復号部501aは、暗号化された情報を乱数rで復号する動作を行わず、オフライン端末50aが、ユーザに対してエラーを通知する(ステップS313)。
このように、Xの課金部103aは、情報の利用度合及びその情報を利用可能な端末を制限するための実行権データを作成し、同時に、その情報に付加された課金基準データをに基づいて、作成した実行権データに応じた利用料金を算定する。その情報及びXの課金部103aが作成した実行権データがオフライン端末50aに伝達されると、オフライン端末50aは、伝達された実行権データが所定の条件を満たす場合に、伝達された情報をユーザに表示する。これにより、契約者A4のユーザがオフライン端末50aで情報を利用する場合、利用度合に応じた課金ができる。
また、乱数発生部113aが乱数を発生し、共通暗号化部111aは、Xの復号部102aが復号して得られた情報を、その乱数で再暗号化する。再暗号化された情報、発生された乱数及び作成された実行権データがオフライン端末50aに伝達されると、共通復号部501aは、伝達された、再暗号化された情報を、伝達された実行権データが所定の条件を満たす場合に、伝達された乱数で復号する。これにより、オフライン端末50aにおいて、実行権データが所定の条件を満たす場合にのみ、情報が表示されるようにすることができる。
なお、共通暗号化部111aは、Xの復号部102aが復号して得られた情報を、データ記録部112aが記憶しているユーザ端末20a毎の秘密鍵で再暗号化し、共通復号部201aは、伝達された、再暗号化された情報を、伝達された実行権データが所定の条件を満たす場合に、自己の秘密鍵で復号するようにしても、実行権データが所定の条件を満たす場合にのみ、情報が表示されるようにすることができる。
また、共通暗号化部111aが再暗号化して得られた情報は、移動ディスク30aのような、書き込み/読み出し可能な携帯型記録媒体を介して、乱数発生部113aが発生した乱数及びXの課金部103aが作成した実行権データは、ICカード40aのような、記録内容の解析/変更が困難な携帯型記録媒体を介して、それぞれオフライン端末50aに伝達することにより、情報サーバ10aからオフライン端末50aに、安全に情報を伝達できる。
(4)契約者A4が受信して、契約者B5が利用する場合
図5は、情報提供者X1が提供する情報を、契約者A4が受信して契約者B5に再提供し、契約者B5が再提供された情報を利用する場合の、図1のシステムの動作を示すフローチャートである。
以下には、図5を用いて、情報提供者X1から提供される情報を、契約者A4が受信して契約者B5に再提供し、契約者B5のユーザが再提供された情報を利用する場合について説明する。なお、情報提供者X1から提供された情報は、図3のステップS201〜ステップS203と同様にして、情報記録部110aに記録されているものとする。
契約者A4のユーザが、情報記録部110aに記録された、ある情報を、契約者B5に再提供したい意、及び、再提供された情報を契約者Bが利用した場合、契約者Aに課金されるようにするのか、契約者Bに課金されるようにするのかを、ユーザ端末20aに入力すると、ユーザ端末20aは、それらの意を情報サーバ10aに通知する。
ユーザ端末20aからの通知を受けると、情報サーバ10aは、付加された情報識別子を参照して、情報記録部110aに記録された情報のうち、ユーザが求める情報を見出す。そして、情報サーバ10aは、その情報が情報提供者X1から提供されたものであることを認識し、その情報をXの復号部102aに入力する。Xの復号部102aは、入力された情報を復号する(ステップS401)。次に、Xの課金部103aは、ユーザ端末20aからの通知に基づいて、契約者A4に課金するか否かを判定する(ステップS402)。
契約者A4に課金する場合、Xの課金部103aは、上記オフライン端末50aで利用する場合と同様にして、実行権データを作成するとともに、作成した実行権データに応じた利用料金を算定する(ステップS403)。そして、データ記録部112aは、Xの課金部103aが算定して得られた利用料金を記録する(ステップS404)。ただし、この場合、作成された実行権データに含まれる利用可能回数は、契約者A4のユーザが申告した、その情報を契約者B5に利用させる回数であり、記録モードは、契約者B5のユーザ端末20bで利用されることを示す2、課金モードは、契約者A4に課金済みであることを示す1である。また、算定された利用料金は、契約者B5のユーザが、ユーザ端末20bで、その情報を利用可能回数に等しい回数だけ利用した場合の料金である。
契約者B5に課金する場合には、Xの課金部103aは、実行権データを作成する(ステップS405)。ただし、この場合、作成された実行権データに含まれる利用可能回数は、予め定められた十分大きな値であり、記録モードは、契約者B5のユーザ端末20bで利用されることを示す2、課金モードは、未課金であることを示す2である。
次に、共通暗号化部111aは、Xの復号部102aが復号して得られた情報を、上記リアルタイムに利用する場合と同様にして、乱数発生部113aが発生した乱数rで再暗号化する(ステップS406)。そして、情報サーバ10aは、共通暗号化部111aが再暗号化して得られた情報を移動ディスク30aに記録し(ステップS407)、乱数発生部113aが発生した乱数r及びXの課金部103aが作成した実行権データをICカード40aに記録する(ステップS408)。
契約者B5のユーザは、再暗号化された情報が記録された移動ディスク30aと乱数r及び実行権データが記録されたICカード40aとを取得すると、取得した移動ディスク30a及びICカード40aを、ユーザ端末20bに接続し(ステップS409)、次いで、移動ディスク30aに記録された情報を利用する意を、ユーザ端末20bに入力する。
ユーザ端末20bの共通復号部201bは、最初、ICカード40aに記録された実行権データに含まれる課金モードが1であるか否か、すなわち契約者A4に課金済みであるか否かを判定する(ステップS410)。
課金モードが1である場合、共通復号部201bは、実行権データに含まれる記録モードが2であるか否か、すなわち、その情報が契約者B5のユーザ端末20bで利用されるべきものであるか否かを、さらに判定する(ステップS411)。
記録モードが2である場合、共通復号部201bは、実行権データに含まれる利用可能回数が1以上であるか否かを、さらに判定する(ステップS412)。
利用可能回数が1以上である場合、共通復号部201bは、移動ディスク30aに記録された、再暗号化された情報を、上記リアルタイムに利用する場合と同様にして、ICカード40aに記録された乱数rで復号する(ステップS413)。次に、ユーザ端末20bは、実行権データに含まれている利用可能回数を更新し(ステップS414)、共通復号部201bが復号して得られた情報を表示する。こうして、契約者B5のユーザは、契約者A4から再提供された情報を利用することができる(ステップS415)。
ステップS411で、記録モードが2でない場合、もしくは、ステップS412で、利用可能回数が0である場合には、共通復号部201bは、再暗号化された情報を乱数rで復号する動作を行わず、ユーザ端末20bがユーザに対して、その情報を利用できない意を通知する(ステップS416)。
ステップS410で、課金モードが1でない場合、すなわち、未課金である場合には、ユーザ端末20bは、情報サーバ10bに、移動ディスク30aに記録された、再暗号化された情報に付加された課金基準データを通知する。情報サーバ10bのXの課金部103bは、通知された課金基準データに基づいて、その情報の利用料金を算定し(ステップS417)、データ記録部112bは、Xの課金部103bが算定して得られた利用料金を記録する(ステップS418)。その後、ステップS411の処理に進む。
このように、契約者A4に課金する場合、情報サーバ10aのXの課金部103aは、情報の利用度合及びその情報を利用可能な端末を制限するための実行権データを作成し、かつ、作成した実行権データに応じた利用料金を、その情報に付加された課金基準データに基づいて算定する。その情報及び作成された実行権データが契約者B5に伝達されると、ユーザ端末20bは、伝達された実行権データが所定の条件を満たす場合に、伝達された情報を表示する。これにより、契約者A4が受信した情報を契約者B5が利用する場合、利用度合に応じて、契約者A4に課金することができる。
なお、契約者A4が受信した情報を契約者B5が利用して、契約者A4に課金するという提供形態は、情報をプレゼントするという、情報提供の新たな形態である。
契約者B5に課金する場合には、情報サーバ10aのXの課金部103aは、情報を利用できる端末を制限するための実行権データを作成する。その情報及び作成された実行権データが契約者B5に伝達されると、情報サーバ10bのXの課金部103bは、伝達された情報に付加された課金基準データに基づいて、その情報の利用料金を算定する。一方、ユーザ端末20bは、伝達された実行権データが所定の条件を満たす場合に、伝達された情報を表示する。これにより、契約者A4が受信した情報を契約者B5が利用する場合、利用度合に応じて、契約者B5に課金することができる。
以上は、契約者A4から契約者B5に、移動ディスク30a及びICカード40aを介して、それぞれ、情報、データ類を伝達する場合について説明しているが、以下には、CATV網を介して、情報及びデータ類を伝達する場合について、図1及び5を用いて説明する。
本システムの動作が、図5に示すものと異なるのは、以下に示す点である。すなわち、ステップS406〜S408において、契約者A4及び契約者B5はそれぞれ、共有鍵KABを保有しており、共通暗号化部111aは、Xの復号部102aが復号して得られた情報を、乱数発生部113aが発生した乱数rで再暗号化し、さらに、この乱数r及びXの課金部103aが作成した実行権データを、共有鍵KABで暗号化する。そして、情報サーバ10aは、共通暗号化部111aが再暗号化して得られた情報ならびに暗号化して得られた乱数及び実行権データを、CATV網を通じて、契約者B5に送信する。
また、ステップS409において、ユーザ端末20bが、CATV網を通じて送信された、再暗号化された情報ならびに暗号化された乱数及び実行権データを受信すると、共通復号部201bは、暗号化された乱数及び実行権データを、共有鍵KABで復号する。
このように、CATV網のような、伝送速度が比較的大きな伝送路を通じて、情報、乱数及び実行権データを伝送する場合には、情報を乱数で再暗号化し、さらに、乱数及び実行権データを共有鍵KABで暗号化することにより、契約者A4から契約者B5に、安全に情報を伝達できる。
なお、共有鍵KABで乱数及び実行権データを暗号化する代わりに、公開暗号方式で暗号化することもできる。また、CATV網に代えて、B−ISDNを通じて、契約者Aから契約者Bに、再暗号化された情報ならびに暗号化された乱数及び実行権データを伝送してもよい。
次に、契約者A4から契約者B5に、移動ディスク30aを介して情報を、通信回線を介してデータ類を、それぞれ伝達する場合について、図1及び5を用いて説明する。
本システムの動作が、図5に示すものと異なるのは、以下に示す点である。すなわち、ステップS406〜S408において、契約者A4及び契約者B5はそれぞれ、共有鍵KABを保有しており、共通暗号化部111aは、Xの復号部102aが復号して得られた情報を、乱数発生部113aが発生した乱数rで再暗号化し、さらに、この乱数r及びXの課金部103aが作成した実行権データを、共有鍵KABで暗号化する。そして、情報サーバ10aは、共通暗号化部111aが再暗号化して得られた情報を、移動ディスク30aに記録し、共通暗号化部111aが暗号化して得られた乱数及び実行権データを、通信回線を通じて、契約者B5に送信する。
また、ステップS409において、契約者B5のユーザは、再暗号化された情報が記録された移動ディスク30aを取得すると、取得した移動ディスク30aを、ユーザ端末20bに接続する。また、ユーザ端末20bが、通信回線を通じて送信された、暗号化された乱数及び実行権データを受信すると、共通復号部201bは、暗号化された乱数及び実行権データを、共有鍵KABで復号する。
このように、乱数及び実行権データを、通信回線のような、伝送速度が比較的小さい伝送路を通じて伝送し、情報を、移動ディスク30aに記録して移動させる場合には、情報を乱数で再暗号化し、さらに、乱数及び実行権データを共有鍵KABで暗号化することにより、契約者A4から契約者B5に、安全に情報を伝達できる。なお、共有鍵KABで乱数及び実行権データを暗号化する代わりに、公開暗号方式で暗号化することもできる。
なお、本実施形態では、実行権データに利用可能回数が含まれるとしたが、利用可能期限が含まれるとしてもよい。
また、本実施形態では、ユーザがオフライン端末50aで情報を利用する場合、Xの課金部103aは、実行権データを作成すると同時に、作成した実行権に応じた利用料金を算定しているが、オフライン端末50aでの利用度合をICカード40aに記録しておき、利用後に、ユーザがICカード40aを情報サーバ10aに接続して、その際、Xの課金部103aが利用料金を算定してもよい。
また、本実施形態では、契約者単位で課金しているが、利用料金を端末毎に記録することにより、ユーザ単位で課金することもできる。
また、ユーザにパスワードを発行し、ユーザが端末を利用する際に、認証を行うようにすることで、不正使用に対する安全性を、より高めることができる。
本発明の情報提供システムは、情報提供者が契約者に情報を提供して利用度合に応じて課金する場合等に利用可能であり、特に情報や課金に関するデータをより安全に伝達したい場合等に適している。
本発明の一実施形態に係る情報提供システムの構成を示すブロック図 情報提供者X1が提供する情報を、契約者Aが受信して、リアルタイムに利用する場合の、図1のシステムの動作を示すフローチャート 情報提供者X1が提供する情報を、契約者A4が受信して記録し、記録した情報を利用する場合の、図1のシステムの動作を示すフローチャート 情報提供者X1が提供する情報を、契約者A4が受信して、オフライン端末50aで利用する場合の、図1のシステムの動作を示すフローチャート 情報提供者X1が提供する情報を、契約者A4が受信して契約者B5に再提供し、契約者B5が再提供された情報を利用する場合の、図1のシステムの動作を示すフローチャート 従来の映像情報伝送装置の構成を示すブロック図
符号の説明
1〜3 情報提供者X
4〜5 契約者
10a、10b 情報サーバ
20a、20b ユーザ端末
30a、30b 移動ディスク
40a、40b ICカード
50a オフライン端末
101a、101b、104a、104b、107a、107b 受信部
102a、102b、105a、105b、108a、108b 復号部
103a、103b、106a、106b、109a、109b 課金部
110a、110b 情報記録部
111a、111b 共通暗号化部
112a、112b データ記録部
113a、113b 乱数発生部
201a、201b、501a 共通復号部

Claims (9)

  1. 1以上の情報提供者から配信される情報を契約者に提供するために、第1の契約者側に設けられる第1の情報サーバと、第2の契約者側に設けられる第2の情報サーバおよび1以上の端末とを含む、情報提供システムであって、
    前記1以上の情報提供者側から配信される情報に、当該情報の利用料金を算定するための課金基準データが付加されており、
    前記第1の情報サーバは、
    前記1以上の情報提供者から配信される情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した情報を利用可能な端末を制限するための実行権データを作成する実行権データ作成手段とを備え、
    前記第2の情報サーバは、
    前記第1の情報サーバから伝達された情報に付加された課金基準データに基づいて、当該情報の利用料金を算定する課金手段と、
    前記課金手段が算定して得られた利用料金を記録するデータ記録手段とを備え、
    前記1以上の端末はそれぞれ、前記第1の情報サーバから伝達された実行権データが所定の条件を満たす場合に、前記第1の情報サーバから伝達された情報の利用を許可する許可手段を備えることを特徴とする、情報提供システム。
  2. 前記1以上の情報提供者から配信される情報は、それぞれ暗号化されており、
    前記第1の情報サーバは、前記受信手段が受信した情報を復号する第1の復号手段をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の情報提供システム。
  3. 前記第1の情報サーバは、前記第1の復号手段が復号して得られた情報を、所定の方式で再暗号化する共通暗号化手段をさらに備え、
    前記1以上の端末はそれぞれ、前記第1の情報サーバから伝達された、再暗号化された情報を、前記第1の情報サーバから伝達された実行権データが所定の条件を満たす場合に復号する第2の復号手段を備えることを特徴とする、請求項2に記載の情報提供システム。
  4. 前記第1の情報サーバは、
    乱数を発生する乱数発生手段と、
    前記第1の復号手段が復号して得られた情報を、前記乱数発生手段が発生する乱数で再暗号化する共通暗号化手段とをさらに備え、
    前記1以上の端末はそれぞれ、前記第1の情報サーバから伝達された、再暗号化された情報を、前記第1の情報サーバから伝達された実行権データが所定の条件を満たす場合に、前記第1の情報サーバから伝達された乱数で復号する第2の復号手段を備えることを特徴とする、請求項2に記載の情報提供システム。
  5. 前記共通暗号化手段が再暗号化して得られた情報は、書き込み/読み出し可能な携帯型記録媒体を介して、前記乱数発生手段が発生した乱数及び前記課金手段が作成した実行権データは、記録内容の解析/変更が困難な携帯型記録媒体を介して、それぞれ前記第2の契約者側に伝達されることを特徴とする、請求項4に記載の情報提供システム。
  6. 前記第1の情報サーバは、
    乱数を発生する乱数発生手段と、
    前記第1の復号手段が復号して得られた情報を、前記乱数発生手段が発生する乱数で再暗号化し、かつ、前記乱数発生手段が発生した乱数及び前記実行権データ作成手段が作成した実行権データを所定の方式で暗号化する共通暗号化手段とをさらに備え、
    前記1以上の端末はそれぞれ、前記第1の情報サーバから伝達された、暗号化された乱数及び実行権データを復号し、かつ、前記第1の情報サーバから伝達された、再暗号化された情報を、復号して得た実行権データが所定の条件を満たす場合に、復号して得た乱数で復号する第2の復号手段を備えることを特徴とする、請求項2に記載の情報提供システム。
  7. 前記共通暗号化手段が再暗号化して得られた情報ならびに前記共通暗号化手段が暗号化して得られた乱数及び実行権データは、伝送速度が比較的大きい伝送路を介して、前記第2の契約者側に伝達されることを特徴とする、請求項6に記載の情報提供システム。
  8. 前記共通暗号化手段が再暗号化して得られた情報は、書き込み/読み出し可能な携帯型記録媒体を介して、前記共通暗号化手段が暗号化して得られた乱数及び実行権データは、伝送速度が比較的小さい伝送路を介して、それぞれ前記第2の契約者側に伝達されることを特徴とする、請求項6に記載の情報提供システム。
  9. 1以上の情報提供者から配信される情報を契約者に提供するために、第1の契約者側に設けられる第1の情報サーバと、第2の契約者側に設けられる第2の情報サーバおよび1以上の端末とを含む、情報提供システムで実行される情報提供方法であって、
    前記1以上の情報提供者から配信される情報には、当該情報の利用料金を算定するための課金基準データが付加されており、
    前記第1の情報サーバが、前記1以上の情報提供者から配信される情報を受信し、
    前記第1の情報サーバが、受信した情報を利用可能な端末を制限するための実行権データを作成し、
    前記第2の情報サーバが、前記第1の情報サーバから伝達された情報に付加されている課金基準データに基づいて、当該情報の利用料金を算定し、
    前記第2の情報サーバが、算定して得た利用料金を記録し、
    前記1以上の端末がそれぞれ、前記第1の情報サーバから伝達された実行権データが所定の条件を満たす場合に、前記第1の情報サーバから伝達された情報の利用を許可することを特徴とする、前記情報提供システムによる情報提供方法。
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