JP4014493B2

JP4014493B2 - Infusion device

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Publication number: JP4014493B2
Application number: JP2002335344A
Authority: JP
Inventors: 陽子小平; 辰彦関; 一雄松原
Original assignee: Atom Medical Corp
Current assignee: Atom Medical Corp
Priority date: 2002-11-19
Filing date: 2002-11-19
Publication date: 2007-11-28
Anticipated expiration: 2022-11-19
Also published as: JP2004166901A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液路を少なくとも部分的に構成するための輸液チューブを含む輸液チューブ機構と、輸液用液体を上記液路を通して移送するポンプ手段を含む輸液ポンプ機構とを備え、上記液路を選択的に閉塞することができる流れ止め機構をさらに備えている輸液装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
蠕動ポンプなどのポンプ手段を備えた輸液ポンプ機構によって患者などの被輸液者の静脈内などの体内に薬液などの輸液用液体を投与するようにした医療用輸液装置は、従来からよく知られている。このような従来の医療用輸液装置は、上述のような輸液ポンプ機構と、上記輸液用液体を液体収容ビンから液体注入針まで送り込むために上記輸液ポンプ機構に取付けられる輸液チューブ機構とを備えている。
【０００３】
上述のような医療用輸液装置により患者などの被輸液者に薬液などの輸液用液体を投与している最中に移送チューブ機構を輸液ポンプ機構から取外さなければならない場合がある。このような場合として、輸液用液体の投与中に静脈内注入チューブ（以下、「ＩＶチューブ」という）などの輸液チューブ中に気泡が溜り、この溜った気泡が気泡センサにより検出されて気泡検出ブザーが鳴った場合が考えられる。そして、このように輸液チューブ機構の液路中に気泡が溜まることは、往々にして発生する。
【０００４】
上述のように輸液チューブ機構の液路中に気泡が溜まると、看護士などの輸液装置取扱者は、輸液チューブ機構を少なくとも部分的に輸液ポンプ機構から取外してから輸液チューブを指で叩くことによって、この溜った気泡を輸液チューブから点滴筒まで上方に向って戻してやる必要がある。しかし、このとき、輸液用液体が蠕動ポンプなどのポンプ手段との接触から解放された輸液チューブ内を下方に向ってフリーフローして被輸液者に多量に投与される恐れが生じる。そして、このようなフリーフローによる投与は、輸液用液体の種類によってはその投与自体が危険性があって不都合である。また、それ程危険性がない場合でも、輸液量を正確に把握できない欠点がある。
【０００５】
このような欠点を解消するために、従来から輸液チューブの一部分を押し潰してこの輸液チューブを選択的に閉塞することができる手動用のロールクランパが輸液チューブ機構に設けられている。しかし、輸液装置取扱者が輸液チューブ機構を輸液ポンプ機構から取外すときに手動用ロールクランパを手動操作し忘れることがあるから、輸液チューブは必ずしも閉塞されるとは限らず、したがって、この場合でも大なり小なり上述のような欠点が生じる。
【０００６】
特許第３１３３６４０号公報には、このような欠点を是正するようにした医療用輸液装置（以下、「上記公知の輸液装置」という）が開示されている。上記公知の輸液装置は、輸液ポンプ機構のケースに取付けられたドアを開けて輸液チューブ機構（ひいては、輸液チューブ）を上記輸液ポンプ機構から取外すときに輸液用液体がフリーフローにより意に反して被輸液者に多量に輸液されるのを防止するために、輸液チューブの一部分を押し潰すことによりこの輸液チューブを選択的に閉塞するスライドクランパが輸液チューブ機構に設けられている。そして、このスライドクランパは、上記輸液ポンプ機構に選択的に取付け固定されるベース部材に対して往復摺動可能なように、輸液チューブ機構に設けられている。また、上記スライドクランパには、被引張り突起が形成され、この被引張り突起の被引張り面には、上記ドアに設けたラッチ機構に関連させた引張りフックが係合している。
【０００７】
したがって、上記ドアを開けるために上記ラッチ機構を操作すると、上記引張りフックが上記スライドクランパの上記被引張り突起を引張るので、上記スライドクランパにより上記輸液チューブの一部分が押し潰されて、この輸液チューブが閉塞される。このために、上記輸液チューブ機構を上記輸液ポンプ機構から取外したときに、輸液用液体が被輸液者に意に反して供給されるフリーフローが防止される。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記公知の輸液装置の場合には、つぎに記載するような欠点がある。
【０００９】
すなわち、上記引張りフックは、上記ドアに設けた上記ラッチ機構により操作されるように構成されている。したがって、上記スライドクランパに設けた上記被引張り突起に上記引張りフックを常に確実に係合させるようにするためには、上記引張りフックを上記被引張り突起に対して常に正確に位置合せさせるようにする必要がある。しかも、上記引張りフックが上記被引張り突起に確実に係合しているか否かを外部からは確認することができない。
【００１０】
さらに、上記ドアを開けてから上記スライドクランパを上記ベース部材をともなって上記輸液ポンプ機構から取外すときに、上記スライドクランパの上面および下面に親指および人差指を当てがって上記輸液ポンプ機構から取外そうとする輸液装置取扱者の親指が、誤って釈放タブに触れてこの釈放タブを後方に往動させるとともに、上記スライドクランパを誤って後方に押す恐れがある。このために、上記スライドクランパが上記ベース部材に対して相対的に後方に往動する恐れがあるので、上記輸液チューブの一部分の上記押し潰しがこのような誤操作により解除されて、上記輸液チューブが開放される恐れがある。そして、この状態（すなわち、上記ドアが開いた状態）においては、上記輸液チューブは蠕動ポンプによる輸液量制御状態から解放されているので、上述のように輸液チューブが開放されると、輸液用液体が上記輸液チューブ機構の液路を通して被輸液者に意に反して多量に供給されるフリーフローが発生する。
【００１１】
本発明は、上記公知の輸液装置の上述のような欠点を比較的簡単な構成でもって効果的に是正し得るようにしたものである。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
本発明は、液路を少なくとも部分的に構成するための輸液チューブを含む輸液チューブ機構と、輸液用液体を上記液路を通して移送するポンプ手段を含む輸液ポンプ機構とを備え、上記輸液チューブ機構は、上記液路を選択的に閉塞することができる流れ止め機構を備え、上記輸液ポンプ機構は、上記流れ止め機構を着脱可能に装着することができる装着部を備え、上記流れ止め機構は、この流れ止め機構が上記装着部に装着されたときにこの流れ止め機構を上記装着部に係止させることができる係止部と、上記流れ止め機構を上記装着部から取り出す操作を行うときに操作される操作部とを備え、上記操作部を操作して上記流れ止め機構を上記装着部から取り出す操作を行うことによって、上記流れ止め機構が上記液路を閉塞する動作を行うとともに、上記係止部による上記装着部に対する係止が解除されるように構成し、上記流れ止め機構は、上記装着部に所定の挿入方向に向って挿入することによりこの装着部に着脱可能に取付け固定されることができるベース部材と、このベース部材に取付けられたスライドクランパとを備え、上記スライドクランパは、上記ベース部材に対して上記挿入方向とはほぼ直交する所定の往復摺動方向に往復摺動することができるクランプ部と、上記往復摺動方向とはほぼ直交して延びるように上記クランプ部の一端部に結合されているベース部とを備え、上記クランプ部は、上記輸液ポンプ機構のドアに設けた押圧部によって押圧される被押圧部をその他端部に備え、上記ベース部は、上記挿入方向側の端部に設けられた上記係止部と、上記挿入方向とは反対側の端部に設けられた第１の操作片部とを備え、上記ベース部材は、上記第 1 の操作片部側とは反対側の側端部に設けられた第２の操作片部を備え、上記操作部は、上記第１および第２の操作片部によって構成され、上記第１および第２の操作片部を操作して上記流れ止め機構を上記装着部から取り出す操作を行うことによって、上記第１の操作片部が上記往復摺動方向のうちの上記第２の操作片部に向う往摺動方向に摺動するように構成し、上記被押圧部が上記押圧部によって押圧されたときに、上記スライドクランパが上記往復摺動方向のうちの上記往摺動方向とは逆の復摺動方向に摺動して上記液路が開放されるとともに上記係止部（３７）による上記装着部（７１）に対する上記係止が行われるように構成した輸液装置に係るものである。
【００１３】
また、本発明においては、上記輸液ポンプ機構は、上記押圧部及び第２の押圧部が設けられた上記ドアと、上記液路を選択的に閉塞することができる第２の流れ止め機構が配設された機構本体とを備え、上記ドアを閉じたときに上記第２の押圧部が上記第２の流れ止め機構の第２の被押圧部を押圧することによって、上記第２の流れ止め機構が上記液路の閉塞を解除する動作を行うとともに、上記ドアを開けたときに上記第２の押圧部が上記第２の被押圧部の押圧を解除することによって、上記第２の流れ止め機構が上記液路を閉塞する動作を行うように構成するのが好ましい。この場合、上記輸液チューブ機構は、上記輸液ポンプ機構に着脱可能に取付けることができる被取付け部をさらに備え、上記輸液ポンプ機構の上記機構本体は、上記被取付け部を所定の差込み方向に差し込んで取付けることができるとともにこの差込み方向とは逆の抜き出し方向に抜き出して取り外すことができる取付け部をさらに備え、上記第２の流れ止め機構は、上記取付け部と上記装着部との間において上記機構本体に配設され、上記差込み方向は、上記装着部に装着された上記流れ止め機構側に向う方向であるのが好ましい。
【００１４】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明を医療用輸液装置に適用した一実施例を「（１）輸液チューブ機構の構成」、「（２）輸液ポンプ機構の構成」および「（３）輸液装置の作用効果」に項分けして図面を参照しつつ説明する。
【００１５】
（１）輸液チューブ機構の構成
図１〜図１０に示す輸液装置は、輸液ポンプ機構１と、この輸液ポンプ機構１に取付けられて用いられるようにＩＶチューブとして構成された輸液チューブ機構２とを備えている。そして、輸液チューブ機構２は、図３、図７および図８に示すように、全体として一列になるように順次間接的に連結されている複数の輸液チューブ３〜７と、これらの輸液チューブ３〜７が全体として一列になるようにこれらの輸液チューブ３〜７を連結している複数の連結部材８〜１１とを備えている。なお、これら複数の連結部材は、具体的には、点滴筒８、被取付け具９、取付け具１０およびチューブ接続具１１から成っている。
【００１６】
図３および図８に示すように、点滴筒８の上端部には輸液チューブ３の下端部が接続されるとともに、下端部には輸液チューブ４の上端部が接続される。そして、チューブ接続具兼用の被取付け具（すなわち、被取付け部）９の上端部には輸液チューブ４の下端部が接続されるとともに、下端部には輸液チューブ５の上端部が接続される。また、チューブ接続具兼用の取付け具（すなわち、取付け部）１０(図8参照)の上端部には輸液チューブ５の下端部が接続されるとともに、下端部には輸液チューブ６の上端部が接続される。なお、図３、図7および図８において、符号１２は、取付け具１０の上端部の外周面に嵌め込まれた輸液チューブ５の下端部が取付け具１０から抜けるのを防止するために輸液チューブ５の下端部の外周面に嵌め込まれた抜け止め用弾性リングである。さらに、チューブ接続具１１の上端部には輸液チューブ６の下端部が接続されるとともに、下端部には輸液チューブ７の上端部が接続される。
【００１７】
図3に示すように、輸液チューブ機構２は、ビン針１３、翼付き針（すなわち、輸液注入針）１４およびそれ自体は公知の一対のロールクランパ１５、１６をさらに備えている。そして、上記ビン針１３は、輸液チューブ３の上端部に取付けられる。なお、このビン針１３は、薬液などの輸液用液体が収容されて上下逆に配置されている液体収容ビン（図示せず）の栓体（図示せず）に下方から差し込まれる。したがって、この液体収容ビン内の輸液用液体は、ビン針１３を通って輸液チューブ３内に流入することができる。また、上記翼付き針１４は、輸液チューブ７の上端部に取付けられる。なお、この翼付き針１４は、患者などの被輸液者の静脈などの身体に差込まれるので、輸液チューブ７内の輸液用液体は、翼付き針１４を通って静脈内などの体内に流入することができる。
【００１８】
輸液チューブ機構２の液路（すなわち、ビン針１３の先端から翼付き針１４の先端までの液路）は、ビン針１３、輸液チューブ３〜７、点滴筒８、被取付け具９、取付け具１０、チューブ接続具１１および翼付き針１４から構成される。したがって、輸液チューブ３〜７は、輸液チューブ機構２の上記液路を部分的に構成する。さらに、輸液チューブ３、６には、一対のロールクランパ１５、１６がそれぞれ取付けられる。したがって、看護士などの輸液装置取扱者がこれらのロールクランパ１５または１６を手動操作することによって、輸液チューブ３または６の一部分がその弾性に抗して押し潰されるので、これらの輸液チューブ３または６は選択的に閉塞することができる。
【００１９】
図１〜図１０に示す輸液装置は、図2および図４に示すように、輸液チューブ機構２の輸液チューブ５、６の一部分をその弾性に抗して押し潰すことによりこれらの輸液チューブ５、６を選択的に閉塞させる２つの流れ止め機構２１、２２を備えている。そして、第１の流れ止め機構２２は、以下に述べるように、輸液チューブ機構２に設けられている。また、第２の流れ止め機構２２は、後述のように、輸液ポンプ機構１に設けられている。
【００２０】
第１の流れ止め機構２２は、ベース部材２３とスライドクランパ２４とから成っている。そして、このベース部材２３は、図３、図７および図８に示すように、輸液チューブ機構２の取付け具１０に取付けられている。なお、ベース部材２３は、左右一対のベース構成ブロック２５、２６から成っている。そして、これらのベース構成ブロック２５、２６は、取付け具１０を左右から挟み込むように互いに接合されて一体的に結合される。なお、この結合は、ベース構成ブロック２６に設けた係合爪２７および係合軸（図示せず）をベース構成ブロック２５に設けた係合孔２８、２９にそれぞれ係合させることによって、達成することができる。また、ベース機構ブロック２５、２６の上面部および中段部分には取付け具１０のための凹み部３０がそれぞれ設けられている。そして、これらの凹み部３０には、取付け具１０がそれぞれ嵌め込まれて支持される。また、ベース構成ブロック２５、２６の下面部には、凹み部３１および開口部３２がそれぞれ設けられている。そして、凹み部３１には輸液チューブ６の径方向における一半部分が嵌め込まれ、この輸液チューブ６の径方向における他半部分は上記開口部３２に収容される。
【００２１】
スライドクランパ２４は、図８〜図１０に示すように、ベース部３５と、このベース部３５からほぼ直交して延びる作動部３６とから成っている。そして、ベース部３５の先端部分には、係止爪（すなわち、係止部）３７が形成されている。また、クランプ部として機能する作動部３６には、図８〜図１０に示すように、チューブ挿入孔３８が形成されている。そして、このチューブ挿入孔３８は、輸液チューブ６の径方向における外形とほぼ同じか多少大きい円形部３９と、押し潰された輸液チューブ６の径方向における外形とほぼ同じか多少大きいスリット部４０と、これらの円形部とスリット部とを連続的に接続している傾斜部４１とから成っている。
【００２２】
ベース部材２３には、図７〜図１０に示すように、スライドクランパ２４の作動部３６が往復摺動可能（換言すれば、往復直線移動可能）に取付けられる。このために、ベース構成ブロック２５、２６には、摺動用の孔部３３、３４がそれぞれ設けられている。そして、スライドクランパ２４がこれらの孔部３３、３４にそれぞれ摺動可能に挿入される。
【００２３】
図９および図１０に示すように、スライドクランパ２４のチューブ挿入孔３８には、輸液チューブ６が挿入される。したがって、輸液チューブ６の上端部を取付け具１０の下端部に接続する場合には、取付け具１０に一対のベース構成ブロック２５、２６を取付けてから、輸液チューブ６の上端部を下方からベース構成ブロック２５、２６の凹み部３１および開口部３２ならびにチューブ挿入孔３８を通して取付け具１０の下端部の開孔に挿入すればよい。この場合、ベース構成ブロック２６には、凹み部３１よりも十分大きい開口部３２が形成されているから、上記挿入を比較的容易に達成することができる。
【００２４】
図７〜図１０に示すように、ベース部材２３の前端部には、欠如部４２を形成することによって段部が形成されている。なお、この欠如部（すなわち、段部）４２は、ベース構成ブロック２５に対してベース構成ブロック２６を前方へ突出させることによって構成されている。そして、この突出部分から成る挾持片部（すなわち、操作片部）２６ａとスライドクランパ２４のベース部３５の前方部分から成る挾持片部（すなわち、操作片部）３５ａとによって、左右一対の挾持部（すなわち、操作部）が形成されている。したがって、スライドクランパ２４が図９に示す復動状態にあるときに、上記挾持部２６ａ、３５ａを親指と人差し指とで両側から摘んで押圧力を加えると、スライドクランパ２４を図１０に示す復動位置へと摺動させることができる。
【００２５】
この場合、挾持部２６ａ、３５ａは、スライドクランパ２４の操作部３６が往復摺動するベース部材２３の摺動用孔部３３、３４よりも前方に突出した状態で設けられている。したがって、挾持部２６ａ、３５ａを挾持するための指は作動部３６よりも前方に位置しているので、これらの指が作動部３６に接触する恐れはない。さらに、スライドクランパ２４の作動部３６の前端部分の前方側には、後述のように被押圧部として機能する傾斜面４３が形成されている。また、ベース構成ブロック２５の側面には、後述のように仮係止孔として機能する凹部４４が形成されている。
【００２６】
（２）輸液ポンプ機構の構成
図１、図２、図４〜図６、図９および図１０に示す輸液ポンプ機構１は、ケース５１とこのケース５１に収納された各種の機構部分とから成る機構本体１７と、このケース５１の前面を選択的に覆うことができる箱蓋形状のドア５２とを備えている。そして、このドア５２は、ヒンジ部５３、５４によって、ケース５１の前側端部に往復回動可能に取付けられている。また、ケース５１の前面には、図２に示すように、前面パネル５５が配設されている。そして、この前面パネル５５の上端附近には、輸液チューブ機構２の被取付具９を取付け固定するための取付け部５６が設けられている。また、この取付け部５６の前面には、被取付け具９を取付け部５６に取付けおよび取外しするときに輸液チューブ５を挿通させるための切欠きスリット６７が形成されている。
【００２７】
図２に示すように、ケース５１には、前面パネル５５の前面に露出するように、それ自体は従来から周知の蠕動ポンプ５７がポンプ手段として配設されている。なお。この蠕動ポンプ５７は、取付け部５６の下方において上下方向に沿って順次配列された複数の作動フィンガ５８を備えている。また、前面パネル５５には、取付け部５６から蠕動ポンプ５７まで、チューブ嵌合用の浅い条溝部５９が設けられている。さらに、前面パネル５５には、蠕動ポンプ５７の側方に隣接して、ドアラッチ用の係止部６０が設けられている。
【００２８】
図２および図４に示すように、ケース５１には、前面パネル５５の前面に露出するように、第２の流れ止め機構２１が配設されている。このために、前面パネル５５には、図５および図６に示すように、蠕動ポンプ５７の下方において凹部６１が設けられている。そして、前面パネル５５には、この凹部６１において、左右一対のクランプ片６２、６３が配設されている。なお、一方のクランプ片６２は、可動側クランプ片として機能するものであって、前面パネル５５に軸６４によって回動可能に取り付けられている。また、他方のクランプ片６３は、固定側クランプ片として機能するものであって、前面パネル５５に固定されている。そして、可動側クランプ片６２の先端部分の固定側クランプ片６３側には、被押圧部として機能する傾斜面６６が形成されている。また、左右一対のクランプ片６２、６３の基端部間には、弾性付勢手段としての反撥用コイルスプリング６５が介装されている。したがって、可動側クランプ片６２は、軸６４を支点として図５の反時計方向（換言すれば、傾斜面６６が固定側クランプ片６３に近づく方向）に弾性的に付勢されている。
【００２９】
図２および図４に示すように、ケース５１には、第２の流れ止め機構２１の下方において、第１の流れ止め機構２２が配設されている。このために、図９および図１０に示すように、前面パネル５５には、凹部６１の下方において、第１の流れ止め機構２２の装着部として機能する凹部７１が設けられている。そして、第１の流れ止め機構２２のベース部材２３およびスライドクランパ２４がこの凹部７１に挿入されて装着される。なお、図９に示すように、この凹部７１は、第１の流れ止め機構２２（すなわち、ベース部材２３およびスライドクランパ２４）を挾持部２６ａ、３５ａを除いてほぼ全体が収容される奥行きおよび高さを有しかつ左右方向においては第１の流れ止め機構２２（スライドクランパ２４が往動した図９に示す状態）に対して多少の遊びを有している。したがって、第１の流れ止め機構２２は、その挾持部２６ａ、３５ａとこの挾持部２６ａ、３５ａに隣接した部分とのみが、凹部７１から前方（すなわち、ベース部材２３およびスライドクランパ２４の凹部７１への挿入方向とは逆の方向）に突出している。また、前面パネル５５の後面には、凹部７１に対向するように、光センサ７２が配設されている。そして、この光センサ７２によって凹部７１への第１の流れ止め機構２２の装着が検出される。
【００３０】
図９および図１０に示すように、前面パネル５５には、仮止め用の突起体７３がベース部材２３に対向するように配設されている。そして、この仮止め用突起体７３は、弾性付勢手段としての反撥用コイルスプリング７４によって、凹部７１側に向って弾性的に付勢される。したがって、仮止め用突起体７３は、ベース部材２３の凹部４４に嵌合してベース部材２３を仮固定することができる。また、前面パネル５５には、凹部７１において、係止用突起部（すなわち、装着部７１側の係止部）７５が設けられている。そして、この係止用突起部７５には、スライドクランパ２４の係止爪（すなわち、スライドクランパ２４側の係止部）３７が選択的に係止される。
【００３１】
図２および図４に示すように、凹部７１の下方には、発光素子と受光素子とから成る気泡センサ７６が配設されている。そして、この気泡センサ７６によって、輸液チューブ６内の気泡の存在を検出することができる。また、気泡センサ７６の上記検出によって、気泡検出ブザー（図示せず）を鳴らすようにすることができる。なお、気泡センサ７６は、図４に示すように、上記配設位置に代えて第２の流れ止め機構２１と第１の流れ止め機構２２との間に配設することもできる。そして、この場合には、気泡センサ７６によって、輸液チューブ５内の気泡の存在を検出することができるので、第１の流れ止め機構２２によって輸液チューブ６が閉塞された状態でも、この検出された気泡を上方に向って戻してやることができる。さらに、蠕動ポンプ５７から凹部７１までの間と、凹部７１から前面パネル５５の下端までの間とにそれぞれチューブ嵌合用の浅い条溝７７を設けることができる。
【００３２】
図１に示すように、ドア５２の前面には、輸液装置に必要な従来から周知の各種の表示部７８および各種の操作部７９が設けられている。また、ドア５２には、ラッチ機構のためのラッチレバー８０が設けられている。そして、このラッチレバー８０は既述のドアラッチ用係止部６０に選択的に係止されるようになっている。また、ケース５１の上面には、輸液ポンプ機構１を持ち運ぶのに用いられる把手８１が配設されている。
【００３３】
図２に示すように、箱蓋形状のドア５２の後面には、被取付け具９の逃げのための切り込み８２と、取付け部５６の逃げのための凹部８３と、クランプ片６２、６３の逃げのための凹部８４と、ベース部材２３およびスライドクランパ２４の逃げのための凹部８５と、気泡センサ７６の逃げのための凹部８６とが設けられている。また、凹部８４には、図５に示すように、ドア５２を閉じるときに可動側クランプ片６２の傾斜面６６を押圧するための押圧部として機能する突出部８７が設けられている。また、ドア５２の後面には、凹部８５に隣接して突出部８８が設けられている。そして、この突出部８８は、図１０に示すように、ドア５２を閉じるときにスライドクランパ２４の傾斜面４３を押圧するための押圧部として機能する。さらに、箱蓋形状のドア５２の下端部には、輸液チューブ６の逃げのための切込み８９が設けられている。
【００３４】
ドア５２の後面には、蠕動ポンプ５７に対向するように、押え板９０が配設されている。そして、この押え板９０は、ドア５２を閉めたときに輸液チューブ５を蠕動ポンプ５７に軽く押し付ける機能を有している。なお、図２に示す符号９１は、ドア５２を開けたときに前面パネル５５附近を照明するランプである。
【００３５】
（３）輸液装置の作用効果
図１〜図１０に示す輸液装置を用いて被輸液者に輸液を行う場合には、まず、輸液装置取扱者はつぎの（ａ）項〜（ｄ）項に記載の準備操作を行えばよい。
（ａ）まず、ラッチレバー８０を操作して輸液ポンプ機構１のドア５２のラッチを解除してから、このドア５２を開ける。
（ｂ）ついで、輸液チューブ機構２の被取付け具９を輸液ポンプ機構１の取付け部５６に上方から差し込んで取付け固定する。
（ｃ）ついで、輸液チューブ機構２の輸液チューブ５を蠕動ポンプ５７の前面および左右一対のクランプ片６２、６３の先端部前面にそれぞれ添わせるとともに、輸液チューブ機構２のベース部材２３とスライドクランパ２４とのセットを輸液ポンプ機構１の凹部７１に図１０に示すように装着し、さらに、輸液チューブ６を気泡センサ７６に挟み込む。このとき、輸液ポンプ機構１の仮止め用突起体７３は、ベース部材２３のベース構成ブロック２５の凹部４４に嵌合して、ベース部材２３を仮止めする。また、ベース部材２３が凹部７１に装着されたことを光センサ７２が検出するので、蠕動ポンプ５７が始動可能な状態になる。
（ｄ）ついで、輸液ポンプ機構１のドア５２を閉じてから、ラッチレバー８０を操作してドア５２をラッチする。このとき、ドア５２の突出部８７がドア５２と一体となってヒンジ部５３、５４を支点として往回動しながら輸液チューブ５を介して可動側クランプ片６２の傾斜面６６を押圧するので、この可動側クランプ片６２は、コイルスプリング６５の付勢力に逆らって軸６４を支点として図５に示す状態から図６に示す状態へと図５の時計方向に往回動する。このために、一対のクランプ片６２、６３の先端部前面に添って位置していた輸液チューブ５（換言すれば、輸液チューブ機構２の液路）は、図６に示すように開放状態のままで一対のクランプ片６２、６３の間に移動する。これと同時に、ドア５２の突出部８８がドア５２と一体となってヒンジ部５３、５４を支点として図１０の矢印Ｘの方向に往回動しながらスライドクランパ２４の傾斜面４３を押圧するので、このスライドクランパ２４は、ベース部材２３に対して側方（図１０における左方から右方）に摺動して、図１０に示す状態から図９に示す状態へと横方向に直線的に往動する。そして、スライドクランパ２４の係止爪３７が前面パネル５５の係止用突起部７５に係止されるので、スライドクランパ２４（ひいては、ベース部材２３）の前方への抜け止めが施される。したがって、図１０に示すようにスライドクランパ２４のチューブ挿入孔３８のスリット部４０に位置していた輸液チューブ６は、チューブ挿入孔３８の傾斜部４１を経て円形部３９に相対的に往動するので、スリット部４０の両側縁により挾着されて押し潰されていた閉塞状態から開放状態になる。
【００３６】
上述の（ａ）項〜（ｄ）項に記載した準備操作が終了すると、輸液チューブ５、６は開放状態になるので、輸液装置に従来から周知のようにして輸液動作を行わせることができる。
【００３７】
上述の輸液動作を行っている途中などでこの輸液動作を停止させて輸液ポンプ機構１から輸液チューブ５、６を少なくとも部分的に取外したいときには、つぎの（ｅ）項〜（ｈ）項に記載の取外し操作を行えばよい。
（ｅ）まず、前記（ａ）項に記載のように、ラッチレバー８０を操作してドア５２のラッチを解除してから、このドア５２を開ける。このとき、ドア５２の突出部８７が図６に示す状態から図５に示す状態を経て可動側クランプ片６２からさらに遠ざかるので、左右一対のクランプ片６２、６３は、輸液チューブ５を図５に示すようにを再び閉塞させる。また、ドア５２の突出部８８が図９に示す状態から図１０の矢印Ｘの方向とは逆の方向に復回動してスライドクランパ２４から遠ざかるので、スライドクランパ２４は、図９に示す位置から図１０に示す位置へと移動可能な状態になる。
（ｆ）ついで、輸液装置取扱者がベース部材２３の挾持片部２６ａとスライドクランパ２４の挾持片部３５ａとを親指と人差指との間に挾持して、両者が互いに近づくように押圧するとともにベース部材２３およびスライドクランパ２４を凹部７１から外部に引っぱり出す。このとき、スライドクランパ２４がベース部材２３に対して摺動して図１０の右方から左方へと復動するので、輸液チューブ６は、前記（ｄ）項に記載の場合とは逆に、開放状態から閉塞状態になる。
（ｇ）ついで、前記（ｃ）項に記載の場合とは逆に、輸液チューブ５、６を左右一対のクランプ片６２、６３の間などから取り外す。
（ｈ）ついで、前記（ｂ）項に記載の場合とは逆に、被取付け具９を取付け部５６から上方に引き抜いて取り外す。なお、ベース部材２３およびスライドクランパ２４が凹部７１に装着されているときには、上述のような被取付け具９の上方に引き抜いての取外しは、輸液チューブ５が存在するために、被取付け具９を強い力で上方に引っ張って輸液チューブ５をかなり引き伸ばしてからでないと行えない。しかし、この場合には、ベース部材２３およびスライドクランパ２４が凹部７１からすでに取外されているので、上述のような被取付け具９の上方に引き抜いての取外しを容易に行うことができる。
【００３８】
上述の（ｅ）項〜（ｈ）項に記載した取外し操作が終了すると、輸液チューブ機構２は輸液ポンプ機構１から取外されるので、必要に応じて、〔従来の技術〕の項で説明したようにして輸液チューブ４〜７内の気泡を点滴筒８に戻してやればよい。また、輸液チューブ機構２を輸液ポンプ機構１に再び取付けたいときには、前記（ｂ）項〜（ｄ）に記載した準備操作を再び行えばよい。
【００３９】
上述のとおりであるから、図１〜図１０に示す輸液装置は、つぎの（ア）項〜（ウ）項に記載の効果を奏する。
（ア）ドア５２が閉じているときに行われる輸液動作中に輸液動作を停止させて輸液チューブ５、６を輸液ポンプ機構１から取外すためにドア５２を開けると、第２の流止め機構２１によって輸液チューブ５が閉塞される。そして、この状態においては、被取付け具９が輸液チューブ５によって第１の流れ止め機構２２と連結されているので、被取付け具９を第１の流れ止め機構２２から遠ざかる方向に引っ張って取付け部５６から取外すには、被取付け具９を強い力で上方に引っ張って輸液チューブ５をかなり引き伸ばしてからでないと行えず、このために、第２の流れ止め機構２１による輸液チューブ５の閉塞が確実に行われる。また、第１の流れ止め機構２２を構成するベース部材２３およびスライドクランパ２４を装着部としての凹部７１から取外すときには、第１の流れ止め機構２２が輸液チューブ６を閉塞する。したがって、ドア５２を開けたときには、第１および第２の流れ止め機構２２、２１の少なくとも一方によって輸液チューブ５、６の少なくとも一方を確実に閉塞することができるから、輸液チューブ機構の液路における輸液用液体のフリーフローを確実に防止することができる。
（イ）ドア５２が閉じられるときには、このドア５２に設けた突出部（押圧部）８７、８８により第１および第２の流れ止め機構２２、２１の傾斜面（被押圧部）４３、６６が押圧されて可動側クランプ片６２およびスライドクランパ２４を往動させるとともに、ドア５２が開かれるときには、反撥用コイルスプリング６５の弾性付勢力によって可動側クランプ片６２が復動されるようにした。したがって、第１および第２の流れ止め機構２２、２１の動作が確実で構造も比較的簡単である。
（ウ）スライドクランパ２４をベース部材２３に対してこれら両方の取出し方向とはほぼ直交する方向に復動させてからしか、ベース部材２３およびスライドクランパ２４を凹部７１から外部に取出すことができない。しかも、スライドクランパ２４の傾斜面（押圧部）４３側の側端部付近には、輸液装置取扱者の指を入れる空間がほとんどない。したがって、ベース部材２３およびスライドクランパ２４を凹部７１から外部に取出すときに、輸液チューブ６を閉塞しているスライドクランパ２４を誤動作により往動させて輸液チューブ６を開放状態にする恐れがないから、輸液チューブ機構２の液路における輸液用液体のフリーフローを一層確実に防止することができる。
【００４０】
以上において、本発明の一実施例について詳細に説明したが、本発明は、この実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に基づいて各種の変更および修正が可能である。
【００４１】
例えば、上述の実施例においては、輸液ポンプ機構１のポンプ手段として蠕動ポンプ５７を用いたが、輸液用液体に輸液チューブ機構２の液路を移送させる機能を有する他の各種のポンプをこの蠕動ポンプ５７に代えて用いることができる。
【００４２】
また、上述の実施例においては、左右一対のクランプ片のうちの一方のみを可動側としたが、両方のクランプ片を可動側としてもよい。
【００４３】
また、上述の実施例においては、クランパ２４は、ベース部材２３に対して往復摺動するように構成されているが、摺動以外の方法でベース部材２３に対して往復移動するように構成されていてもよい。
【００４４】
さらに、上述の実施例においては、本発明を医療用輸液装置に適用したが、医療用以外の精密工学用、その他の用途のものにも同様に適用することができる。
【００４５】
【発明の効果】
本発明によれば、流れ止め機構の操作部を操作してこの流れ止め機構を輸液ポンプ機構の装着部から取出す操作を行うことによって、流れ止め機構が輸液チューブ機構の液路を閉塞するとともに、流れ止め機構の係止部による上記装着部に対する係止を解除したときしか、流れ止め機構を輸液ポンプ機構の装着部から取出すことができない。したがって、流れ止め機構を上記装着部から取出すときに、輸液チューブ機構の液路を閉塞している流れ止め機構が誤動作されて輸液チューブ機構の液路が開放状態になる恐れがないから、輸液チューブ機構の液路における輸液用液体のフリーフローを確実に防止することができる。
【００４６】
また、本発明によれば、スライドクランパをベース部材に対してこれら両方の取出し方向とはほぼ直交する方向に復動させたときしか、ベース部材およびスライドクランパを輸液ポンプ機構の装着部から取出すことができない。したがって、ベース部材およびスライドクランパを上記装着部から取出すときに、輸液チューブ機構の液路を閉塞しているスライドクランパを誤動作により往動させて輸液チューブ機構の液路を開放状態にする恐れがないから、輸液チューブ機構の液路における輸液用液体のフリーフローをさらに確実に防止することができる。
【００４７】
また、請求項２の発明によれば、輸液ポンプ機構のドアが閉じているときに行われる輸液動作中に輸液動作を停止させて輸液チューブ機構を少なくとも部分的に輸液ポンプ機構から取外すために輸液ポンプ機構のドアを開けると、第２の流止め機構によって輸液チューブ機構の液路が閉塞される。そして、この状態においては、第２の流れ止め機構による輸液チューブ機構の液路の閉塞が確実に行われる。また、第１の流れ止め機構を輸液ポンプ機構の装着部から取外すときには、第１の流れ止め機構が輸液チューブ機構の液路を閉塞する。したがって、ドアを開けたときには、第１および第２の流れ止め機構の少なくとも一方によって、輸液チューブ機構の液路を確実に閉塞することができるから、輸液チューブ機構の液路における輸液用液体のフリーフローをより確実に防止することができる。
【００４８】
さらに、請求項２の発明によれば、ドアを閉じられるときには、このドアに設けた第１および第２の押圧部により第１および第２の流れ止め機構の第１および第２の被押圧部が押圧されて第１および第２の流れ止め機構による輸液チューブ機構の液路の閉塞が解除されるとともに、ドアが開かれるときには、第２の流れ止め機構により上記液路が閉塞されるようにした。したがって、第１および第２の流れ止め機構の動作が確実で構造も比較的簡単である。
【００４９】
また、請求項３の発明によれば、輸液チューブ機構の被取付け部が第１の流れ止め機構と連結されているので、この被取付け部を第１の流れ止め機構から遠ざかる方向に引っ張って輸液ポンプ機構の取付け部から取外すことは容易には行えず、このために、第２の流れ止め機構による輸液チューブの閉塞が確実に行われる。したがって、輸液ポンプ機構のドアを開けたときでも、第１の流れ止め機構を輸液ポンプ機構の装着部から取出すまでは、第２の流れ止め機構によって輸液チューブ機構の液路を確実に閉塞することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明を医療用輸液装置に適用した一実施例における輸液ポンプ機構の、輸液動作状態における斜視図である。
【図２】図１に示す輸液ポンプ機構の、ドアを開いた状態における斜視図である。
【図３】図２に示す輸液ポンプ機構に用いられる輸液チューブ機構の、部分的に切欠した状態における斜視図である。
【図４】図２に示す輸液ポンプ機構の第１および第２の流れ止め機構附近の斜視図である。
【図５】図４に示す第２の流れ止め機構の、ドアを少し開いた状態における図４のＡ−Ａ線に沿った断面図である。
【図６】図４に示す第２の流れ止め機構の、ドアを閉じた状態における図４のＡ−Ａ線に沿った断面図である。
【図７】図４に示す第１の流れ止め機構の、スライドクランパの往動状態における斜視図である。
【図８】図７に示す第１の流れ止め機構の分解斜視図である。
【図９】図７に示す第１の流れ止め機構の、ドアを閉じた状態における図４のＢ−Ｂ線に沿った断面図である。
【図１０】図７に示す第１の流れ止め機構の、スライドクランパを復動させかつドアを開いた状態における図４のＢ−Ｂ線に沿った断面図である。
【符号の説明】
１輸液ポンプ機構
２輸液チューブ機構
３輸液チューブ
４輸液チューブ
５輸液チューブ
６輸液チューブ
７輸液チューブ
９被取付け具（被取付け部）
１７機構本体
２１流れ止め機構（第２の流れ止め機構）
２２流れ止め機構（第１の流れ止め機構）
２３ベース部材
２４スライドクランパ
２６ａ挾持片部（第２の操作片部）
３５ベース部
３５ａ挾持片部（第１の操作片部）
３６作動部（クランプ部）
３７係止爪（係止部）
４２段部（欠如部）
４３傾斜面（被押圧部）
５２ドア
５６取付け部
５７蠕動ポンプ（ポンプ手段）
６６傾斜面（第２の被押圧面）
７１凹部（装着部）
８７突出部（第２の押圧部）
８８突出部（押圧部）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention comprises an infusion tube mechanism including an infusion tube for at least partially configuring the liquid path, and an infusion pump mechanism including a pump means for transferring the infusion liquid through the liquid path, and selects the liquid path The present invention relates to an infusion device further including a flow stop mechanism that can be closed.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art A medical infusion device that administers an infusion liquid such as a medicinal solution into a body of a recipient such as a patient by an infusion pump mechanism having a pump means such as a peristaltic pump has been well known in the past. Yes. Such a conventional medical infusion device includes an infusion pump mechanism as described above, and an infusion tube mechanism attached to the infusion pump mechanism for feeding the infusion liquid from a liquid storage bottle to a liquid injection needle. Yes.
[0003]
In some cases, the transfer tube mechanism needs to be removed from the infusion pump mechanism while an infusion liquid such as a medicinal solution is being administered to a recipient such as a patient by the medical infusion device as described above. In such a case, air bubbles accumulate in an infusion tube such as an intravenous infusion tube (hereinafter referred to as “IV tube”) during administration of the infusion liquid, and the accumulated air bubbles are detected by the air bubble sensor. It may be the case that And it often happens that air bubbles accumulate in the liquid path of the infusion tube mechanism in this way.
[0004]
When air bubbles accumulate in the fluid path of the infusion tube mechanism as described above, an infusion device handler such as a nurse removes the infusion tube mechanism from the infusion pump mechanism and then taps the infusion tube with a finger. It is necessary to return the accumulated bubbles upward from the infusion tube to the drip tube. However, at this time, there is a possibility that the liquid for infusion is free-flowed downward in the infusion tube released from the contact with the pump means such as a peristaltic pump and is administered in large quantities to the recipient. And administration by such a free flow is inconvenient because the administration itself may be dangerous depending on the type of infusion liquid. In addition, there is a drawback that the infusion volume cannot be accurately grasped even when there is no such danger.
[0005]
In order to eliminate such drawbacks, a manual roll clamper that can selectively close the infusion tube by crushing a part of the infusion tube is conventionally provided in the infusion tube mechanism. However, since the infusion device operator may forget to manually operate the manual roll clamper when removing the infusion tube mechanism from the infusion pump mechanism, the infusion tube is not always clogged. The above-mentioned drawbacks occur.
[0006]
Japanese Patent No. 3133640 discloses a medical infusion device (hereinafter, referred to as “the above-mentioned known infusion device”) in which such drawbacks are corrected. In the known infusion device, when the door attached to the case of the infusion pump mechanism is opened and the infusion tube mechanism (and thus the infusion tube) is removed from the infusion pump mechanism, the infusion liquid is undesirably covered by free flow. In order to prevent infusion of a large amount by the infusion person, a slide clamper that selectively closes the infusion tube by crushing a part of the infusion tube is provided in the infusion tube mechanism. The slide clamper is provided in the infusion tube mechanism so as to be reciprocally slidable with respect to a base member selectively attached and fixed to the infusion pump mechanism. The slide clamper is formed with a tension projection, and a tension hook associated with a latch mechanism provided on the door is engaged with a tension surface of the tension projection.
[0007]
Therefore, when the latch mechanism is operated to open the door, the pulling hook pulls the pulling projection of the slide clamper, so that a part of the infusion tube is crushed by the slide clamper, and the infusion tube is Blocked. For this reason, when the infusion tube mechanism is removed from the infusion pump mechanism, a free flow in which the infusion liquid is unintentionally supplied to the recipient is prevented.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, the known infusion device has the following drawbacks.
[0009]
That is, the tension hook is configured to be operated by the latch mechanism provided on the door. Therefore, in order to ensure that the tension hook is always engaged with the tension protrusion provided on the slide clamper, the tension hook is always accurately aligned with the tension protrusion. There is a need. Moreover, it cannot be confirmed from the outside whether or not the pulling hooks are securely engaged with the pulling projections.
[0010]
Further, when the slide clamper is removed from the infusion pump mechanism with the base member after the door is opened, the thumb and index finger are applied to the upper and lower surfaces of the slide clamper to remove the slide clamper from the infusion pump mechanism. There is a possibility that the thumb of the infusion device operator who tries to touch the release tab accidentally touches the release tab to move the release tab backward, and erroneously pushes the slide clamper backward. For this reason, the slide clamper may move backward relative to the base member, so that the crushing of a part of the infusion tube is released by such an erroneous operation, and the infusion tube is There is a risk of being released. In this state (that is, in the state where the door is opened), the infusion tube is released from the infusion volume control state by the peristaltic pump. Therefore, when the infusion tube is opened as described above, the infusion liquid However, a free flow is generated in which a large amount of liquid is supplied to the recipient via the liquid passage of the infusion tube mechanism.
[0011]
In the present invention, the above-mentioned drawbacks of the known infusion devices can be effectively corrected with a relatively simple configuration.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
  The present inventionLiquid channelAn infusion tube mechanism including an infusion tube for at least partially configuring the infusion tube, and an infusion pump mechanism including a pump means for transferring the infusion liquid through the liquid path,the aboveThe infusion tube mechanism can selectively close the liquid path.flowProvided with a stop mechanism,Infusion pump mechanismIsthe aboveIt has a mounting part that can detachably mount the flow stop mechanism,The anti-flow mechanism isMounted on the mounting partSometimes thisFlow prevention mechanismThe aboveWearing partAnd a locking part that can be locked toPerform the operation to remove the flow stop mechanism from the mounting part.And an operation unit that is sometimes operated,Operate the above operation unitthe aboveBy performing an operation to remove the flow stop mechanism from the mounting part,the aboveThe flow stop mechanism operates to close the liquid path.In addition, the locking of the mounting portion by the locking portion is released, and the anti-flow mechanism can be attached to and detached from the mounting portion by being inserted into the mounting portion in a predetermined insertion direction. A base member that can be fixedly mounted; and a slide clamper attached to the base member, wherein the slide clamper has a predetermined reciprocating sliding direction substantially perpendicular to the insertion direction with respect to the base member. A clamp part capable of reciprocating sliding, and a base part coupled to one end of the clamp part so as to extend substantially perpendicular to the reciprocating sliding direction, the clamp part comprising the infusion pump The other end portion is provided with a pressed portion that is pressed by a pressing portion provided on the door of the mechanism, and the base portion includes the locking portion provided at the end portion on the insertion direction side and the insertion portion. The direction and a first operation piece provided on the opposite end, said base member, said first 1 A second operation piece portion provided at a side end opposite to the operation piece portion side, wherein the operation portion is constituted by the first and second operation piece portions, and the first and second operation piece portions are provided. The first operation piece is directed to the second operation piece in the reciprocating sliding direction by operating the operation piece 2 and removing the flow stop mechanism from the mounting portion. The sliding clamper is configured to slide in the forward sliding direction, and when the pressed portion is pressed by the pressing portion, the slide clamper is reversely reverse to the forward sliding direction in the reciprocating sliding direction. The liquid passage is opened by sliding in the sliding direction, and the locking of the mounting portion (71) by the locking portion (37) is performed.Related to the infusion device configured as followsis there.
[0013]
  Also, in the present inventionLeaveIsthe aboveThe infusion pump mechanismThe door provided with the pressing portion and the second pressing portion;The liquid path can be selectively blockedSecondAnti-flow mechanismAnd the mechanism bodyWithWhen the door is closed, the second pressing portion isthe aboveSecondAnti-flow mechanismBy pressing the second pressed portion of the secondThe flow stop mechanism isWhile performing the operation of releasing the blockage of the liquid path, when the second pressing part releases the pressing of the second pressed part when the door is opened,the aboveSecondConfigured to perform the operation of closing the liquid passageIt is preferable to do this.in this case,The infusion tube mechanism further includes an attached portion that can be detachably attached to the infusion pump mechanism, and the mechanism body of the infusion pump mechanism can be attached by inserting the attached portion in a predetermined insertion direction. And a mounting portion that can be pulled out and removed in a direction opposite to the insertion direction, and the second flow stop mechanism is disposed in the mechanism body between the mounting portion and the mounting portion. The insertion direction is a direction toward the flow stop mechanism mounted on the mounting portion.Is preferred.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, one example in which the present invention is applied to a medical infusion device is described in “(1) Configuration of an infusion tube mechanism”, “(2) Configuration of an infusion pump mechanism”, and “(3) Action effect of an infusion device”. The description will be made with reference to the drawings.
[0015]
(1) Structure of infusion tube mechanism
The infusion device shown in FIGS. 1 to 10 includes an infusion pump mechanism 1 and an infusion tube mechanism 2 configured as an IV tube so as to be used by being attached to the infusion pump mechanism 1. Then, as shown in FIGS. 3, 7 and 8, the infusion tube mechanism 2 includes a plurality of infusion tubes 3 to 7 that are sequentially and indirectly connected in a row as a whole, and these infusion tubes 3. Are provided with a plurality of connecting members 8 to 11 connecting these infusion tubes 3 to 7 so that... In addition, these several connection members consist of the drip pipe | tube 8, the to-be-attached tool 9, the attaching tool 10, and the tube connector 11 specifically ,.
[0016]
As shown in FIGS. 3 and 8, the lower end portion of the infusion tube 3 is connected to the upper end portion of the drip tube 8, and the upper end portion of the infusion tube 4 is connected to the lower end portion. And the lower end part of the infusion tube 4 is connected to the upper end part of the to-be-attached tool (namely, to-be-attached part) 9 also used as a tube connector, and the upper end part of the infusion tube 5 is connected to a lower end part. In addition, the lower end of the infusion tube 5 is connected to the upper end of the fitting 10 (see FIG. 8) that also serves as a tube connector, and the upper end of the infusion tube 6 is connected to the lower end. Is done. 3, 7, and 8, reference numeral 12 denotes an infusion tube 5 for preventing the lower end portion of the infusion tube 5 fitted on the outer peripheral surface of the upper end portion of the fixture 10 from coming off the fixture 10. This is an elastic ring for retaining to be fitted on the outer peripheral surface of the lower end portion of the. Further, the lower end portion of the infusion tube 6 is connected to the upper end portion of the tube connector 11, and the upper end portion of the infusion tube 7 is connected to the lower end portion.
[0017]
As shown in FIG. 3, the infusion tube mechanism 2 further includes a bottle needle 13, a winged needle (that is, an infusion infusion needle) 14, and a pair of roll clampers 15 and 16 known per se. The bottle needle 13 is attached to the upper end portion of the infusion tube 3. The bottle needle 13 is inserted from below into a stopper (not shown) of a liquid storage bottle (not shown) in which an infusion liquid such as a chemical solution is accommodated and arranged upside down. Therefore, the infusion liquid in the liquid storage bottle can flow into the infusion tube 3 through the bottle needle 13. The winged needle 14 is attached to the upper end portion of the infusion tube 7. Since the winged needle 14 is inserted into a body such as a vein of a recipient such as a patient, the infusion liquid in the infusion tube 7 flows into the body such as the vein through the winged needle 14. can do.
[0018]
The liquid path of the infusion tube mechanism 2 (that is, the liquid path from the tip of the bottle needle 13 to the tip of the winged needle 14) is the bottle needle 13, the infusion tubes 3 to 7, the drip tube 8, the attachment 9 and the attachment. 10, a tube connector 11 and a winged needle 14. Therefore, the infusion tubes 3 to 7 partially constitute the liquid path of the infusion tube mechanism 2. Further, a pair of roll clampers 15 and 16 are attached to the infusion tubes 3 and 6, respectively. Therefore, when an infusion device handler such as a nurse manually operates these roll clampers 15 or 16, a part of the infusion tube 3 or 6 is crushed against its elasticity. 6 can be selectively occluded.
[0019]
  1 to 10, as shown in FIGS. 2 and 4, the infusion tubes 5, 6 of the infusion tube mechanism 2 are partially crushed against their elasticity to crush these infusion tubes 5, 6. Selectively block 6TwoThe flow stopping mechanisms 21 and 22 are provided. And the first flow stop mechanism22IsDescribed belowlike,Infusion tube mechanism 2Is provided. The second flow stop mechanism22IsSee belowlike,Infusion pump mechanism 1Is provided.
[0020]
  FirstThe flow stop mechanism 22 includes a base member 23 and a slide clamper 24. And this base member 23 is attached to the fixture 10 of the infusion tube mechanism 2 as shown in FIG.3, FIG.7 and FIG.8. The base member 23 is composed of a pair of left and right base constituent blocks 25 and 26. And these base structural blocks 25 and 26 are mutually joined so that the fixture 10 may be pinched | interposed from right and left, and it couple | bonds together. This coupling is achieved by engaging an engagement claw 27 and an engagement shaft (not shown) provided in the base component block 26 with engagement holes 28 and 29 provided in the base component block 25, respectively. be able to. In addition, recessed portions 30 for the fixture 10 are respectively provided on the upper surface portions and middle portions of the base mechanism blocks 25 and 26. And the fixture 10 is each engage | inserted by these recessed parts 30, and is supported. In addition, a recess 31 and an opening 32 are provided on the lower surface of the base building blocks 25 and 26, respectively. One half of the infusion tube 6 in the radial direction is fitted into the recess 31, and the other half of the infusion tube 6 in the radial direction is accommodated in the opening 32.
[0021]
As shown in FIGS. 8 to 10, the slide clamper 24 includes a base portion 35 and an operating portion 36 that extends substantially orthogonally from the base portion 35. A locking claw (that is, a locking portion) 37 is formed at the tip of the base portion 35. Moreover, as shown in FIGS. 8-10, the tube insertion hole 38 is formed in the action | operation part 36 which functions as a clamp part. The tube insertion hole 38 has a circular portion 39 that is substantially the same as or slightly larger than the outer shape in the radial direction of the infusion tube 6, and a slit portion 40 that is substantially the same as or slightly larger than the outer shape in the radial direction of the crushed infusion tube 6. The inclined portion 41 continuously connects the circular portion and the slit portion.
[0022]
As shown in FIGS. 7 to 10, the operating portion 36 of the slide clamper 24 is attached to the base member 23 so as to be reciprocally slidable (in other words, reciprocally linearly movable). For this purpose, the base building blocks 25 and 26 are provided with sliding holes 33 and 34, respectively. The slide clamper 24 is slidably inserted into the holes 33 and 34, respectively.
[0023]
As shown in FIGS. 9 and 10, the infusion tube 6 is inserted into the tube insertion hole 38 of the slide clamper 24. Therefore, when the upper end portion of the infusion tube 6 is connected to the lower end portion of the fixture 10, the pair of base constituent blocks 25 and 26 are attached to the fixture 10, and the upper end portion of the infusion tube 6 is configured as a base from below. What is necessary is just to insert in the opening of the lower end part of the fixture 10 through the recessed part 31, the opening part 32, and the tube insertion hole 38 of the blocks 25 and 26. In this case, since the opening 32 that is sufficiently larger than the recess 31 is formed in the base component block 26, the above insertion can be achieved relatively easily.
[0024]
As shown in FIGS. 7 to 10, a step portion is formed by forming a lack portion 42 at the front end portion of the base member 23. The lacking part (that is, the step part) 42 is configured by projecting the base constituent block 26 forward with respect to the base constituent block 25. A pair of left and right gripping portions is formed by a gripping piece portion (that is, an operation piece portion) 26a formed of the protruding portion and a gripping piece portion (that is, an operation piece portion) 35a formed of a front portion of the base portion 35 of the slide clamper 24. (That is, an operation unit) is formed. Accordingly, when the slide clamper 24 is in the backward movement state shown in FIG. 9 and the holding portions 26a and 35a are gripped from both sides by the thumb and the index finger and a pressing force is applied, the slide clamper 24 is moved backward as shown in FIG. Can be slid into position.
[0025]
In this case, the holding portions 26a and 35a are provided in a state of projecting forward from the sliding holes 33 and 34 of the base member 23 in which the operation portion 36 of the slide clamper 24 reciprocally slides. Accordingly, since the fingers for holding the holding portions 26a and 35a are located in front of the operating portion 36, there is no fear that these fingers contact the operating portion 36. Further, an inclined surface 43 that functions as a pressed portion is formed on the front side of the front end portion of the operating portion 36 of the slide clamper 24 as will be described later. Further, a concave portion 44 that functions as a temporary locking hole is formed on the side surface of the base structural block 25 as will be described later.
[0026]
(2) Configuration of infusion pump mechanism
The infusion pump mechanism 1 shown in FIGS. 1, 2, 4 to 6, 9, and 10 includes a mechanism main body 17 including a case 51 and various mechanisms housed in the case 51, and the case 51 And a box-lid door 52 that can selectively cover the front surface of the door. And this door 52 is attached to the front side edge part of case 51 by hinge parts 53 and 54 so that reciprocating rotation is possible. A front panel 55 is disposed on the front surface of the case 51 as shown in FIG. In the vicinity of the upper end of the front panel 55, an attachment portion 56 for attaching and fixing the attachment 9 of the infusion tube mechanism 2 is provided. Further, a notch slit 67 through which the infusion tube 5 is inserted when the attachment 9 is attached to and detached from the attachment portion 56 is formed on the front surface of the attachment portion 56.
[0027]
As shown in FIG. 2, a peristaltic pump 57 known per se is provided as a pump means in the case 51 so as to be exposed on the front surface of the front panel 55. Note that. The peristaltic pump 57 includes a plurality of operating fingers 58 that are sequentially arranged in the vertical direction below the attachment portion 56. The front panel 55 is provided with a shallow groove portion 59 for fitting a tube from the attachment portion 56 to the peristaltic pump 57. Further, the front panel 55 is provided with a door latch locking portion 60 adjacent to the side of the peristaltic pump 57.
[0028]
  As shown in FIGS. 2 and 4, the case 51 is exposed on the front surface of the front panel 55.SecondThe flow stopping mechanism 21 is disposed. For this purpose, the front panel 55 is provided with a recess 61 below the peristaltic pump 57 as shown in FIGS. The front panel 55 is provided with a pair of left and right clamp pieces 62 and 63 in the recess 61. One clamp piece 62 functions as a movable clamp piece, and is attached to the front panel 55 so as to be rotatable by a shaft 64. The other clamp piece 63 functions as a fixed clamp piece and is fixed to the front panel 55. An inclined surface 66 that functions as a pressed portion is formed on the fixed clamp piece 63 side of the distal end portion of the movable clamp piece 62. Further, a repulsion coil spring 65 as an elastic urging means is interposed between the base end portions of the pair of left and right clamp pieces 62 and 63. Therefore, the movable clamp piece 62 is elastically biased counterclockwise in FIG. 5 (in other words, the direction in which the inclined surface 66 approaches the fixed clamp piece 63) with the shaft 64 as a fulcrum.
[0029]
  As shown in FIG. 2 and FIG.SecondBelow the flow stop mechanism 21 ofFirstThe flow stop mechanism 22 is disposed. For this purpose, as shown in FIG. 9 and FIG.FirstA recess 71 that functions as a mounting portion for the flow stop mechanism 22 is provided. AndFirstThe base member 23 and the slide clamper 24 of the flow stop mechanism 22 are inserted into the recess 71 and attached. In addition, as shown in FIG.FirstThe anti-flow mechanism 22 (that is, the base member 23 and the slide clamper 24) has a depth and height that can be accommodated substantially except for the gripping portions 26a and 35a, and in the left-right direction.FirstThere is some play with respect to the flow stop mechanism 22 (the state shown in FIG. 9 in which the slide clamper 24 moves forward). Therefore,FirstThe anti-flow mechanism 22 includes only the holding portions 26a and 35a and the portions adjacent to the holding portions 26a and 35a in front of the recess 71 (that is, the insertion direction of the base member 23 and the slide clamper 24 into the recess 71). Protrudes in the opposite direction. An optical sensor 72 is disposed on the rear surface of the front panel 55 so as to face the recess 71. Then, the optical sensor 72 supplies the recess 71FirstThe attachment of the flow stop mechanism 22 is detected.
[0030]
As shown in FIGS. 9 and 10, a temporary fixing protrusion 73 is disposed on the front panel 55 so as to face the base member 23. The temporary fixing protrusion 73 is elastically urged toward the concave portion 71 by a repulsion coil spring 74 as an elastic urging means. Therefore, the temporary fixing protrusion 73 can be fitted into the recess 44 of the base member 23 to temporarily fix the base member 23. The front panel 55 is provided with a locking projection 75 (that is, a locking portion on the mounting portion 71 side) 75 in the recess 71. Then, the latching claw (that is, the latching portion on the slide clamper 24 side) 37 of the slide clamper 24 is selectively latched with the latching projection 75.
[0031]
  As shown in FIGS. 2 and 4, a bubble sensor 76 composed of a light emitting element and a light receiving element is disposed below the recess 71. The bubble sensor 76 can detect the presence of bubbles in the infusion tube 6. Further, a bubble detection buzzer (not shown) can be sounded by the detection of the bubble sensor 76. As shown in FIG. 4, the bubble sensor 76 is replaced with the above arrangement position.SecondThe flow stop mechanism 21 andFirstIt is also possible to dispose it between the anti-flow mechanism 22. In this case, since the bubble sensor 76 can detect the presence of bubbles in the infusion tube 5,FirstEven when the infusion tube 6 is closed by the flow stop mechanism 22, the detected bubbles can be returned upward. Furthermore, a shallow groove 77 for tube fitting can be provided between the peristaltic pump 57 and the recess 71 and between the recess 71 and the lower end of the front panel 55.
[0032]
As shown in FIG. 1, various well-known display units 78 and various operation units 79 necessary for the infusion device are provided on the front surface of the door 52. The door 52 is provided with a latch lever 80 for a latch mechanism. The latch lever 80 is selectively locked to the door latch locking portion 60 described above. In addition, a handle 81 used for carrying the infusion pump mechanism 1 is disposed on the upper surface of the case 51.
[0033]
As shown in FIG. 2, on the rear surface of the box-lid door 52, a notch 82 for escaping the attachment 9, a recess 83 for escaping the attachment portion 56, and relief of the clamp pieces 62 and 63 are provided. , A recess 85 for escaping the base member 23 and the slide clamper 24, and a recess 86 for escaping the bubble sensor 76. Further, as shown in FIG. 5, the concave portion 84 is provided with a protruding portion 87 that functions as a pressing portion for pressing the inclined surface 66 of the movable clamp piece 62 when the door 52 is closed. A protrusion 88 is provided on the rear surface of the door 52 adjacent to the recess 85. And this protrusion part 88 functions as a press part for pressing the inclined surface 43 of the slide clamper 24, when closing the door 52, as shown in FIG. Further, a cut 89 for escaping the infusion tube 6 is provided at the lower end of the box-lid door 52.
[0034]
A presser plate 90 is disposed on the rear surface of the door 52 so as to face the peristaltic pump 57. The presser plate 90 has a function of lightly pressing the infusion tube 5 against the peristaltic pump 57 when the door 52 is closed. 2 is a lamp that illuminates the vicinity of the front panel 55 when the door 52 is opened.
[0035]
(3) Effects of the infusion device
When performing infusion to a person to be infused using the infusion device shown in FIGS. 1 to 10, first, the infusion device handler may perform the preparation operations described in the following items (a) to (d).
(A) First, the latch lever 80 is operated to release the latch of the door 52 of the infusion pump mechanism 1, and then the door 52 is opened.
(B) Next, the attachment 9 of the infusion tube mechanism 2 is inserted and fixed to the attachment portion 56 of the infusion pump mechanism 1 from above.
(C) Next, the infusion tube 5 of the infusion tube mechanism 2 is attached to the front surface of the peristaltic pump 57 and the front ends of the pair of left and right clamp pieces 62 and 63, and the base member 23 and the slide clamper 24 of the infusion tube mechanism 2 are attached. Is mounted in the recess 71 of the infusion pump mechanism 1 as shown in FIG. 10, and the infusion tube 6 is sandwiched between the bubble sensors 76. At this time, the temporarily fixing protrusion 73 of the infusion pump mechanism 1 is fitted into the recess 44 of the base component block 25 of the base member 23 to temporarily fix the base member 23. Further, since the optical sensor 72 detects that the base member 23 is mounted in the recess 71, the peristaltic pump 57 can be started.
(D) Next, after closing the door 52 of the infusion pump mechanism 1, the latch lever 80 is operated to latch the door 52. At this time, the protruding portion 87 of the door 52 is integrated with the door 52 and presses the inclined surface 66 of the movable side clamp piece 62 through the infusion tube 5 while rotating forward with the hinge portions 53 and 54 as fulcrums. The movable clamp piece 62 rotates in the clockwise direction in FIG. 5 from the state shown in FIG. 5 to the state shown in FIG. 6 with the shaft 64 as a fulcrum against the urging force of the coil spring 65. For this reason, the infusion tube 5 (in other words, the fluid path of the infusion tube mechanism 2) located along the front surfaces of the distal ends of the pair of clamp pieces 62 and 63 remains open as shown in FIG. To move between the pair of clamp pieces 62 and 63. At the same time, the protrusion 88 of the door 52 is integrated with the door 52 and presses the inclined surface 43 of the slide clamper 24 while rotating in the direction of arrow X in FIG. The slide clamper 24 slides laterally (from left to right in FIG. 10) with respect to the base member 23, and linearly extends laterally from the state shown in FIG. 10 to the state shown in FIG. Move forward. Since the locking claw 37 of the slide clamper 24 is locked to the locking projection 75 of the front panel 55, the slide clamper 24 (and thus the base member 23) is prevented from coming off forward. Therefore, as shown in FIG. 10, the infusion tube 6 located in the slit portion 40 of the tube insertion hole 38 of the slide clamper 24 moves forward relative to the circular portion 39 via the inclined portion 41 of the tube insertion hole 38. Therefore, the closed state, which is attached and crushed by both side edges of the slit portion 40, is changed to an open state.
[0036]
When the preparatory operations described in the above items (a) to (d) are completed, the infusion tubes 5 and 6 are opened, so that the infusion device can perform an infusion operation as conventionally known. .
[0037]
When it is desired to remove the infusion tubes 5 and 6 from the infusion pump mechanism 1 at least partially by stopping the infusion operation during the above-described infusion operation or the like, the following items (e) to (h) are described. Can be removed.
(E) First, as described in the section (a), the latch lever 80 is operated to release the latch of the door 52, and then the door 52 is opened. At this time, since the protruding portion 87 of the door 52 further moves away from the movable side clamp piece 62 through the state shown in FIG. 5 from the state shown in FIG. 6, the pair of left and right clamp pieces 62 and 63 has the infusion tube 5 shown in FIG. Block again as shown. Further, since the projecting portion 88 of the door 52 rotates backward from the state shown in FIG. 9 in the direction opposite to the direction of the arrow X in FIG. 10, the slide clamper 24 moves to the position shown in FIG. To a position shown in FIG.
(F) Next, the infusion device handler grips the gripping piece portion 26a of the base member 23 and the gripping piece portion 35a of the slide clamper 24 between the thumb and the index finger and presses them so that they are close to each other. The member 23 and the slide clamper 24 are pulled out from the recess 71. At this time, since the slide clamper 24 slides with respect to the base member 23 and moves backward from the right to the left in FIG. 10, the infusion tube 6 is opposite to the case described in the above item (d). From the open state to the closed state.
(G) Next, contrary to the case described in the above item (c), the infusion tubes 5 and 6 are removed from between the pair of left and right clamp pieces 62 and 63.
(H) Next, contrary to the case described in the above item (b), the attachment 9 is pulled out from the attachment portion 56 and removed. Note that when the base member 23 and the slide clamper 24 are mounted in the recess 71, the above-described removal of the attachment 9 by pulling it out of the attachment 9 has the infusion tube 5, so that the attachment 9 is removed. This can only be done after the infusion tube 5 has been considerably stretched by pulling upward with a strong force. However, in this case, since the base member 23 and the slide clamper 24 have already been removed from the recess 71, the above-described removal by pulling out above the attachment 9 can be easily performed.
[0038]
When the detachment operation described in the above items (e) to (h) is completed, the infusion tube mechanism 2 is removed from the infusion pump mechanism 1, so that it is described in the section of [Prior Art] as necessary. In this way, the bubbles in the infusion tubes 4 to 7 may be returned to the drip tube 8. Moreover, when it is desired to reattach the infusion tube mechanism 2 to the infusion pump mechanism 1, the preparatory operations described in the items (b) to (d) may be performed again.
[0039]
  Since it is as above-mentioned, the infusion apparatus shown in FIGS.Item (c)The effects described in the above are exhibited.
(A) When the door 52 is opened to stop the infusion operation during the infusion operation performed when the door 52 is closed and to remove the infusion tubes 5 and 6 from the infusion pump mechanism 1,SecondThe infusion tube 5 is closed by the flow stop mechanism 21. In this state, the attachment 9 is moved by the infusion tube 5.FirstSince it is connected to the flow stop mechanism 22 of theFirstIn order to pull away from the attachment portion 56 by pulling away from the flow stop mechanism 22, the infusion tube 5 must be considerably stretched by pulling the attachment 9 upward with a strong force.SecondThe infusion tube 5 is reliably closed by the flow stop mechanism 21. Also,FirstWhen removing the base member 23 and the slide clamper 24 constituting the flow stop mechanism 22 from the recess 71 as the mounting portion,FirstThe anti-flow mechanism 22 closes the infusion tube 6. Therefore, when the door 52 is opened, the first and second flow stop mechanisms22, 21Since at least one of the infusion tubes 5 and 6 can be reliably closed by at least one of the above, the free flow of the infusion liquid in the liquid path of the infusion tube mechanism can be reliably prevented.
(A) When the door 52 is closed, the first and second flow stop mechanisms are provided by the protruding portions (pressing portions) 87 and 88 provided on the door 52.22, 21Inclined surface (pressed part)43, 66Is pressed to move the movable clamp piece 62 and the slide clamper 24 forward, and when the door 52 is opened, the movable clamp piece 62 is moved back by the elastic biasing force of the repulsion coil spring 65. Accordingly, the first and second flow stop mechanisms22, 21The operation is reliable and the structure is relatively simple.
(U)The base member 23 and the slide clamper 24 can be taken out from the recess 71 only after the slide clamper 24 is moved back in a direction substantially perpendicular to both of the take-out directions with respect to the base member 23. Moreover, there is almost no space for placing the finger of the infusion device handler near the side end of the slide clamper 24 on the inclined surface (pressing portion) 43 side. Therefore, when the base member 23 and the slide clamper 24 are taken out from the recess 71, there is no possibility that the slide clamper 24 closing the infusion tube 6 is moved forward by a malfunction and the infusion tube 6 is opened. The free flow of the infusion liquid in the liquid path of the infusion tube mechanism 2 can be prevented more reliably.
[0040]
Although one embodiment of the present invention has been described in detail above, the present invention is not limited to this embodiment, and various changes and modifications can be made based on the spirit of the invention described in the claims. Is possible.
[0041]
  For example, in the above embodiment, as the pump means of the infusion pump mechanism 1PeristalsisAlthough the pump 57 is used, other various pumps having a function of transferring the liquid path of the infusion tube mechanism 2 to the infusion liquid can be used in place of the peristaltic pump 57.
[0042]
In the above-described embodiment, only one of the pair of left and right clamp pieces is the movable side, but both clamp pieces may be the movable side.
[0043]
In the above-described embodiment, the clamper 24 is configured to reciprocate with respect to the base member 23. However, the clamper 24 is configured to reciprocate with respect to the base member 23 by a method other than sliding. It may be.
[0044]
Furthermore, in the above-described embodiments, the present invention is applied to a medical infusion device, but it can be similarly applied to precision engineering other than medical use and other uses.
[0045]
【The invention's effect】
  The present inventionAccording toflowStop mechanismOperate the control unit to prevent thisFrom the mounting part of the infusion pump mechanismBy performing the removal operation,The flow stop mechanism blocks the fluid path of the infusion tube mechanism.WithFlow prevention mechanismThe flow stopping mechanism can be taken out from the mounting portion of the infusion pump mechanism only when the locking of the mounting portion by the locking portion is released.Therefore,flowStop mechanismWhen removing from the mounting partThe fluid path of the infusion tube mechanismSince there is no risk that the closed flow stop mechanism will malfunction and the fluid path of the infusion tube mechanism will be open,The free flow of the infusion liquid in the liquid path of the infusion tube mechanism can be reliably prevented.
[0046]
  Also,The present inventionAccording toThe base member and the slide clamper are only moved when the slide clamper is moved back in a direction substantially perpendicular to both of the take-out directions with respect to the base member.Is taken out from the mounting part of the infusion pump mechanismI can't. Therefore, when the base member and the slide clamper are taken out from the mounting portion, there is no possibility that the slide clamper closing the liquid passage of the infusion tube mechanism is moved forward by a malfunction and the liquid passage of the infusion tube mechanism is opened. FromFluid path of infusion tube mechanismFree flow of liquid for infusion in JapancertainlyPreventioncan do.
[0047]
  Claims2According to the invention,Stop the infusion operation during the infusion operation performed when the door of the infusion pump mechanism is closedInfusion tube mechanismAt least partiallyInfusion pump mechanismWhen the door of the infusion pump mechanism is opened in order to remove it from the fluid, the fluid path of the infusion tube mechanism is closed by the second flow stop mechanism. In this state, the secondInfusion tube with non-flow mechanismMechanism fluid pathThe obstruction is surely performed. Also,When the first flow stop mechanism is removed from the mounting portion of the infusion pump mechanism, the first flow stop mechanism closes the liquid path of the infusion tube mechanism.Therefore,doorWhen openingIsFirstAnd secondAnti-flow mechanismBy at least one ofThe liquid path of the infusion tube mechanism can be closed reliably.Therefore, the free flow of the infusion liquid in the liquid path of the infusion tube mechanism can be prevented more reliably.
[0048]
  And claims2According to the invention,When the door is closed, the first and second pressed portions of the first and second flow stop mechanisms are pressed by the first and second pressing portions provided on the door, and the first and second pressed portions are pressed.Flow prevention mechanismbyFluid path of infusion tube mechanismWhen the door is released and the door is opened, the secondFlow prevention mechanismThus, the liquid passage was blocked. Therefore, the first and secondOf anti-flow mechanismThe operation is reliable and the structure is relatively simple.
[0049]
  ClaimsThreeAccording to the invention,Since the attached portion of the infusion tube mechanism is connected to the first flow stop mechanism, pull this attached portion away from the first flow stop mechanism.Infusion pump mechanismSince it cannot be easily removed from the attachment portion, the infusion tube is reliably closed by the second flow stop mechanism.Therefore,Even when the door of the infusion pump mechanism is opened, until the first flow stop mechanism is removed from the mounting portion of the infusion pump mechanism, the second flow stop mechanismThe liquid path of the infusion tube mechanism can be reliably closed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of an infusion pump mechanism in one embodiment in which the present invention is applied to a medical infusion device in an infusion operation state.
FIG. 2 is a perspective view of the infusion pump mechanism shown in FIG. 1 in a state where a door is opened.
FIG. 3 is a perspective view of the infusion tube mechanism used in the infusion pump mechanism shown in FIG. 2 in a partially cut away state.
4 is a perspective view of the infusion pump mechanism shown in FIG. 2 in the vicinity of the first and second flow stop mechanisms. FIG.
FIG. 5 shows in FIG.SecondFIG. 5 is a cross-sectional view taken along the line AA of FIG.
FIG. 6 shows in FIG.SecondIt is sectional drawing in alignment with the AA line of FIG. 4 in the state which closed the door of the flow prevention mechanism.
FIG. 7 shows in FIG.FirstIt is a perspective view in the forward movement state of a slide clamper of the flow stopping mechanism of FIG.
FIG. 8 shows in FIG.FirstFIG.
FIG. 9 shows in FIG.FirstFIG. 5 is a cross-sectional view taken along the line BB in FIG.
FIG. 10 is shown in FIG.First5 is a cross-sectional view taken along the line BB in FIG. 4 in a state in which the slide clamper is moved backward and the door is opened.
[Explanation of symbols]
1 Infusion pump mechanism
2 Infusion tube mechanism
3 Infusion tube
4 Infusion tubes
5 Infusion tube
6 Infusion tube
7 Infusion tube
9 Attached tool (attached part)
17 Mechanism body
21flowStop mechanism(Second flow stop mechanism)
22flowStop mechanism(First flow stop mechanism)
23 Base member
24 Slide clamper
26a Holding piece (second operation piece)
35 Base part
35a Holding piece (first operation piece)
36 Actuator (Clamp)
37 Locking claw (locking part)
42 Step (Lack)
43 Inclined surface (PressedPart)
52 Door
56 Mounting part
57 Peristaltic pump (pump means)
66 Inclined surface (SecondPressed surface)
71 Concave part (mounting part)
87 Protrusion (SecondPressing part)
88 Projection (PressingPart)

Claims

An infusion pump mechanism (1 ) including an infusion tube mechanism (2) including an infusion tube (3-7) for at least partially configuring the liquid path, and a pump means (57) for transferring the infusion liquid through the liquid path )
The infusion tube mechanism (2) includes a flow stop mechanism (22) capable of selectively closing the liquid path,
The infusion pump mechanism (1) includes a mounting part (71) to which the flow stop mechanism (22) can be detachably mounted,
The flow stop mechanism (22) can lock the flow stop mechanism (22) to the mounting portion (71) when the flow stop mechanism (22) is mounted to the mounting portion (71). A locking portion (37), and an operation portion (26a, 35a) operated when performing an operation of removing the flow stop mechanism (22) from the mounting portion (71) ,
By operating the operation part (26a, 35a) to take out the flow stop mechanism (22) from the mounting part (71) , the flow stop mechanism (22) performs an operation of closing the liquid path. And is configured to release the locking of the mounting portion (71) by the locking portion (37) ,
The flow stop mechanism (22) includes a base member (23) that can be detachably attached to the mounting portion (71) by being inserted into the mounting portion (71) in a predetermined insertion direction. A slide clamper (24) attached to the base member (23),
The slide clamper (24) is capable of reciprocatingly sliding in a predetermined reciprocating sliding direction substantially perpendicular to the insertion direction with respect to the base member (23), and the reciprocating sliding. A base part (35) coupled to one end of the clamp part (36) so as to extend substantially perpendicular to the direction,
The clamp part (36) includes a pressed part (43) pressed by a pressing part (88) provided on the door (52) of the infusion pump mechanism (1) at the other end part.
The base portion (35) includes the locking portion (37) provided at an end portion on the insertion direction side and a first operation piece portion (35a) provided on an end portion on the opposite side to the insertion direction. )
The base member (23) includes a second operation piece (26a) provided at a side end opposite to the first operation piece (35a).
The operation part is constituted by the first and second operation piece parts (35a, 26a),
By operating the first and second operation piece portions (35a, 26a) to take out the flow stop mechanism (22) from the mounting portion, the first operation piece portion (35a) is It is configured to slide in the forward sliding direction toward the second operation piece (26a) in the reciprocating sliding direction,
When the pressed portion (43) is pressed by the pressing portion (88), the slide clamper (24) moves in a reverse sliding direction opposite to the forward sliding direction in the reciprocating sliding direction. An infusion device configured to slide so that the liquid path is opened and the locking portion (37) is engaged with the mounting portion (71) .

The infusion pump mechanism (1) includes a second door (52) provided with the pressing portion (88) and a second pressing portion (87 ), and a second capable of selectively closing the liquid path. A mechanism main body provided with a flow stop mechanism (21) ,
By the second pressing portion when closed the door (52) (87) presses the second pressed portion (66) of said second flow stop mechanism (21), the second The flow stop mechanism (21) performs an operation of releasing the blockage of the liquid path, and when the door (52) is opened, the second pressing portion (87) is the second pressed portion (66). 2. The infusion device according to claim 1, wherein the second flow stop mechanism (21) performs an operation of closing the liquid passage by releasing the pressure.

The infusion tube mechanism (2) further includes an attached portion (9) that can be detachably attached to the infusion pump mechanism (1) .
The mechanism body of the infusion pump mechanism (1) can be attached by inserting the attached portion (9) in a predetermined insertion direction, and can be removed by removing it in the extraction direction opposite to the insertion direction. Part (56) ,
The second flow stop mechanism (21) is disposed in the mechanism body between the attachment portion (56) and the mounting portion (71) ,
The infusion device according to claim 2 , wherein the insertion direction is a direction toward the flow stop mechanism (22) attached to the attachment part (71) .