JP4013024B2 - 動画処理装置、動画処理方法、および記録媒体 - Google Patents
動画処理装置、動画処理方法、および記録媒体 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、動画処理技術に関し、特に動画におけるシーン判定技術の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の動画処理においては、動画を構成するフレームごとにその輝度などの変化を検出し動画におけるシーンチェンジ(シーン変化)を判定して、シーンチェンジから次のシーンチェンジまでの、実質的に同一シーンを有するフレーム群に共通する動画特性としての共通シーン特性を決定する方法がある。
【0003】
そして、この共通シーン特性に応じた補正パラメータに基づき、フレーム群で一括した画像補正を行って動画処理の効率化、適正化を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の動画処理では、共通シーン特性がシーンチェンジ直後のフレームに対するシーン判定のみに基づき決定されることとなるが、シーンチェンジ直後のフレームは必ずしも十分なシーンチェンジがなされたものとは限らず、共通シーン特性の判定精度が悪い場合が多い。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、動画において共通シーン特性を精度良く判定できる動画処理技術を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、複数のフレームで構成される動画を処理する動画処理装置であって、(a)所定の画像情報に関するフレームごとの変化に応じて前記動画に係るシーンチェンジを検出し、前記シーンチェンジを境界としたフレーム区間を設定する設定手段と、(b)前記フレーム区間について、両端のフレームに挟まれる少なくとも1のフレームに対するシーンの特性判定を行うシーン判定手段と、(c)前記シーン判定手段によるシーン判定結果に基づき、前記フレーム区間で共通特性を表現した共通シーン特性を決定する決定手段と、 (d) 前記フレーム区間に係る共通シーン特性に応じて設定された補正係数に基づき、前記フレーム区間の各フレームに対して画像補正を行う補正手段とを備え、前記補正手段では、前記シーンチェンジ近傍に係るフレームの補正係数を、隣接するフレーム区間の補正係数に応じて調整する。
【0007】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明に係る動画処理装置において、前記シーン判定手段は、前記シーンチェンジ近傍のフレームを除外したフレームに対してシーンの特性判定を行う。
【0008】
また、請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明に係る動画処理装置において、前記設定手段は、複数のフレームごとに1回シーンチェンジを検出し、前記フレーム区間を設定する。
【0009】
また、請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかの発明に係る動画処理装置において、(e)所定の閾値よりも短い時間間隔だけ連続し、かつその前後のフレーム区間とは異なる共通シーン特性を有する短時間フレーム区間を検出する検出手段と、(f)前記前後のフレーム区間の共通シーン特性が実質的に同一である場合に、前記短時間フレーム区間の共通シーン特性を、前記前後のフレーム区間の共通シーン特性で置換する置換手段とをさらに備える。
【0010】
また、請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかの発明に係る動画処理装置において、前記シーン判定手段は、3以上のフレームに対するシーン判定を行い、前記決定手段は、前記3以上のフレームのうち最頻のシーンに基づき、前記フレーム区間に係る共通シーン特性を決定する。
【0012】
また、請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかの発明に係る動画処理装置において、前記所定の画像情報は、緑の色成分の情報である。
【0013】
また、請求項7の発明は、複数のフレームで構成される動画を処理する動画処理方法であって、(a)所定の画像情報に関するフレームごとの変化に応じて前記動画に係るシーンチェンジを検出し、前記シーンチェンジを境界としたフレーム区間を設定する設定工程と、(b)前記フレーム区間について、両端のフレームに挟まれる少なくとも1のフレームに対するシーンの特性判定を行うシーン判定工程と、(c)前記シーン判定工程におけるシーン判定結果に基づき、前記フレーム区間で共通特性を表現した共通シーン特性を決定する決定工程と、 (d) 前記フレーム区間に係る共通シーン特性に応じて設定された補正係数に基づき、前記フレーム区間の各フレームに対して画像補正を行う補正工程とを備え、前記補正工程では、前記シーンチェンジ近傍に係るフレームの補正係数を、隣接するフレーム区間の補正係数に応じて調整する。
【0014】
また、請求項8の発明は、動画処理装置に内蔵されたコンピュータにインストールされることにより、当該動画処理装置を請求項1ないし請求項6のいずれかの発明に係る動画処理装置として機能させるためのプログラムを記録してある。
【0015】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>
<動画処理装置の要部構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係る動画処理装置1の要部構成を示す斜視図である。
【0016】
動画処理装置1は、パーソナルコンピュータとして構成されており、箱型の形状を有する処理部2と、操作部3と、モニタ4とを備えている。
【0017】
処理部2は、動画処理を行う部位であり、その前面に光ディスクなどの記録媒体9を挿入する挿入部21を有している。
【0018】
操作部3は、マウス31とキーボード32とから構成され、ユーザからの動画処理装置1に対する入力操作を受付ける。
【0019】
モニタ4は、処理部2からの指示に基づき表示が行われることとなる。
【0020】
図2は、動画処理装置1の機能ブロックを示す図である。
【0021】
動画処理装置1の処理部2は、上記のマウス31、キーボード32およびモニタ4に接続する入出力I/F22と、入出力I/F22に電気的に接続する制御部23とを備えている。また、処理部2は、制御部23に電気的に接続する記憶部24と、入出力I/F25と、通信I/F26とを備えている。
【0022】
入出力I/F22は、マウス31、キーボード32およびモニタ4と制御部23との間でデータの送受をコントロールするためのインターフェイスである。
【0023】
記憶部24は、ハードディスクとして構成されており、オペレーションシステム(OS)24aと、動画処理を行うための演算処理プログラム24bとが記憶されている。
【0024】
入出力I/F25は、挿入部21を介して、記録媒体9に対するデータの入出力を行うためのインターフェイスである。
【0025】
通信I/F26、通信線11を介して動画処理装置1の外部のネットワークと通信するためのインターフェイスである。
【0026】
制御部23は、CPU231およびメモリ232を有しており、上記の各部を有機的に制御して動画処理装置1の動作を統括制御する部位である。この制御部23のメモリ232には、記録媒体9に記録されているプログラムデータを入出力I/F25を介して格納することができる。これにより、この格納したプログラムを動画処理装置1の動作に反映することができる。
【0027】
<動画処理装置1の動作>
図3は、動画処理装置1の基本的な動作を示すフローチャートである。この動作は制御部23のCPU231により自動的に実行される。
【0028】
ステップS1では、後述する動画の予備シーン判定を行う。
【0029】
ステップS2では、後述する動画の本シーン判定を行う。
【0030】
ステップS3では、後述する動画補正を行う。
【0031】
図4は、動画の予備シーン判定の動作を示すフローチャートである。また、図5は、予備シーン判定を説明するための図である。
【0032】
動画Vdは、例えば図5に示すように、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色成分の合成によりカラー画像形成される12のフレームF1〜F12で構成されている。以下では、この動画Vdにおける予備シーン判定について説明する。
【0033】
ステップS11では、カウンタiに1を代入する。
【0034】
ステップS12では、フレームFiにおける緑色の画素値の平均値Goldと、Fi+1における緑色の画素値の平均値Gnewとを算出する。ここでは、図6に示す画素配列Mtにおいて、一定画素、例えば5画素毎(平行斜線部)に緑色の画素値をサンプリングし、その平均値を求める。
【0035】
ステップS13では、平均値Goldと平均値Gnewとの差Dを算出する。
【0036】
ステップS14では、差Dが閾値Th以上となっているかを判定する。ここで、差Dが閾値Th以上となっている場合には、ステップS15に進み、閾値Th未満の場合には、ステップS16に進む。
【0037】
ステップS15では、フレームFiにおいてシーンチェンジと判定し、フレーム群(フレーム区間)の境界として、そのフレーム番号を記録して設定しておく。図5に示す動画Vdでは、フレームF8でシーンチェンジと判定され、フレームF1〜F8がフレーム群FG1に、フレームF9〜F12がフレーム群FG2に分けられる。
【0038】
ここで、画像情報であるRGBの色成分のうち緑の色成分の画素値を抽出してシーンチェンジの判定を行うのは、緑色の画素値は画像全体の輝度に近い特性を有し、従来の全色成分を考慮する方法と比べても遜色のない精度を達成できるためである。また、デジタルビデオやデジタルカメラで使用するCCDは、図7に示すようなRGBベイヤー配列を有するものが多く、緑色の画素(平行斜線部)が他の色R、Bそれぞれの2倍の感度(領域)を有するため、精度良く判定できることとなる。
【0039】
このように緑色に絞ったシーンチェンジの検出により、迅速な処理が行えることとなる。
【0040】
ステップS16では、カウンタiにi+1を代入する。
【0041】
ステップS17では、カウンタiが動画Vdを構成する全フレーム数n以上であるか、すなわち処理対象の動画における全フレームのシーンチャンジ判定が完了したかを判定する。図5に示す動画Vdでは、nは12となる。ここで、カウンタiがn以上である場合には、ステップS2に進み、n未満である場合には、ステップS12に戻る。
【0042】
以上の動作により、図5に平行斜線で示す全フレームF1〜F12についてシーンチェンジが調べられ、画像の相関関係が高い、すなわちそれぞれが実質的に同一シーンとみなされる複数のフレーム群に分割されることとなる。
【0043】
また、以上の予備シーン判定の動作により、フレームごとに緑色の画素値、すなわち複数の色成分のうちの一部の色成分の情報のみに注目してシーンチェンジを判定するため、シーンチェンジの検出の高速化、すなわち迅速に動画処理が行える。
【0044】
図8は、動画の本シーン判定の動作を示すフローチャートである。また、図9は、本シーン判定を説明するための図である。
【0045】
ステップS21では、フレーム群FG1における一部のフレームに対して、シーン判定を行う。このシーン判定とは、特開平11−298736号に開示されている夕焼け判定、色被り判定、コントラスト判定などの画像の特性としてシーン判定することを指している。このステップS21では、フレーム群FG1に対して、等時間間隔、例えば1秒ごとにフレームを離散的にサンプリングする。具体的には、図9に平行斜線で示すように3フレームごとにフレームF1、F4、F7をサンプリングして、これらのフレームに対するシーン判定を行う。
【0046】
なお、フレーム群に対して予め設定されたフレーム数、例えば3フレームをサンプリングするようにしても良い。この場合には、この3フレームの時間間隔が等間隔となるのが好ましい。
【0047】
ステップS22では、フレーム群FG1の最頻のシーンの画像内容の特性を、そのフレーム群に共通する特性として共通シーン特性と決定する。
【0048】
ステップS23では、次のフレーム群があるか、すなわち動画Vdにおけるフレーム群のシーン判定が完了したかを判定する。ここで、次のフレーム群がある場合には、ステップS21に戻り、次のフレーム群に対してステップS21、S22の動作を行う。例えば、動画Vdではフレーム群FG1のシーン判定が完了すれば次のフレーム群FG2のシーン判定に移行することとなる。また、次のフレーム群がない場合には、ステップS3に進む。
【0049】
上記の本シーン判定の動作について、次の表1および表2を用いて具体的に説明する。
【0050】
【表1】
【0051】
【表2】
【0052】
上記のステップS21の動作により、表1のようにフレーム群FG1におけるフレームF1、F4、F7が、それぞれ「緑被り」、「緑被り」、「ノーマル」と判定された場合には、ステップS22の動作によって、最頻のシーンである「緑被り」がフレーム群FG1の共通シーン特性と決定される。
【0053】
また、フレーム群FG2についても、フレーム群FG1と同様に本シーン判定を行うことで、表2のように動画Vdのシーン判定が行われる。
【0054】
以上の本シーン判定の動作により、フレーム群FG1では両端のフレームF1、F12に挟まれるフレームF4、F7に対するシーン判定を行うため、精度良く共通シーン特性を決定できる。
【0055】
図10は、動画補正の動作を示すフローチャートである。
【0056】
ステップS31では、フレーム群ごとに補正パラメータ(補正レベル)を決定する。ここでは、例えば次の表3に示すように、シーン「ノーマル」、「ローコントラスト」、「ハイコントラスト」、「緑被り」、「緑被り&ローコントラスト」について、画像を適切に表示するために各補正レベルが設定されており、上記の本シーン判定の動作により決定された共通シーン特性に対応して、次の表4のように補正レベルが決定されることとなる。
【0057】
【表3】
【0058】
【表4】
【0059】
ステップS32〜ステップS36では、ステップS31で決定された補正レベルに基づいて、色被り補正、コントラスト補正、彩度補正、シャープネス補正、明度補正を行う。これにより、フレーム群に対して共通シーン特性として一括した適切な画像補正が行える。
【0060】
ステップS37では、次のフレーム群があるか、すなわち動画Vdにおける全てのフレーム群の画像補正が完了したかを判定する。ここで、次のフレーム群がある場合には、ステップS32に戻る。
【0061】
また、上記の動画補正の動作については、表4に示すようにフレーム群ごとに全フレームについて一律に補正レベルに設定するのでなく、シーンチェンジ近傍のフレームの補正レベルを、隣接するフレーム群の補正レベルに応じた設定としても良い。具体的には、表5に示すように、フレームF7〜F10の補正レベルに関して隣のフレーム群の補正レベルを考慮し、線形補間により補正レベルを調整する。
【0062】
【表5】
【0063】
これにより、フレーム群の境界において補正レベルが不連続となるのを抑制でき、動画全体をスムーズに画像補正できることとなる。また、シーンチェンジを多少、誤検出しても、その悪影響を軽減できることとなる。
【0064】
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係る動画処理装置1の構成は、上記の動画処理装置1の構成に類似しているが、後述の動画処理装置1に係る動作を行うためのプログラムが、図2に示す全体制御部23Aのメモリ232に記憶されている。
【0065】
図11は、動画処理装置1の基本的な動作を示すフローチャートである。この動作は制御部23のCPU231により自動的に実行される。
【0066】
本動作においては、第1実施形態の動画処理装置1における動画補正動作に代わり、複数の動画に対する検索の動作が行われる。
【0067】
ステップS51では、操作部3に対するユーザ操作により、動画において検索のキー画像を設定する。また、後述する色特徴の類似度Rを判定する閾値Td、例えば0.6を設定する。
【0068】
ステップS52では、キー画像の色特徴を抽出する。なお、ユーザが色特徴を指定していれば、その情報をそのまま利用する。
【0069】
色特徴については、特開平11−96364号公報に開示されている方法で抽出される。この色特徴について以下で簡単に説明する。
【0070】
色特徴は、フレームの各画素のRGB値をHSL値に変換し、色を特定する複数の色要素の値に基づいて複数の色グループに色を分類するための分類情報を有する色グループ分類テーブルを参照し、画像を構成する各画素の色を色グループ毎にカウントする。そして、色グループ内にカウントされた画素の色要素の値に基づいて各色グループの平均色を求め、色グループ内にカウントされた画素が画像全体に占める割合である占有率を色グループ毎に算出し、色グループの平均色と占有率とを色グループ毎に抽出することによって得られるものである。
【0071】
ステップS53では、後述する予備シーン判定を行う。
【0072】
ステップS54では、フレーム群における1つのフレームに対して色特徴を抽出する。なお、ここで、第1実施形態における本シーン判定の動作のように複数のフレームで色特徴を抽出する場合には、抽出された色特徴の平均を求めるのが好ましい。
【0073】
ステップS55では、キー画像に対するフレーム群の類似度Riを算出する。
【0074】
ステップS56では、次のフレーム群があるか、すなわち動画における全フレーム群の色特徴の抽出が完了したかを判定する。ここで、次のフレーム群がある場合には、ステップS54に戻り、次のフレーム群がない場合には、ステップS57に進む。
【0075】
ステップS57では、動画に対する類似度Rを算出する。ここでは、ki(i=1,2,・・・)を動画を構成する全フレームに占める各フレーム群のフレーム数の割合とし、Ri(i=1,2,・・・)を各フレーム群における類似度とすれば、類似度R=k1×R1+k2×R2+・・・の形の加重和で計算される。
【0076】
ステップS58では、次の検索対象の動画があるかを判定する。ここで、次の動画がある場合には、ステップS553に戻り、次の動画がない場合には、ステップS59に進む。
【0077】
ステップS59では、検索した複数の動画のうち、キー画像に対する類似度が、ステップS51で設定した閾値Td以上となる動画を検索結果としてモニタ4に出力する。
【0078】
図12は、動画の予備シーン判定の動作を示すフローチャートである。
【0079】
ステップS61は、図4のステップS11と同様に、カウンタiに1を代入する。
【0080】
ステップS62では、図13に示すように、フレームFiにおける緑色の画素に基づき作成されたヒストグラムの最大値Moldおよび分散Soldと、フレームFi+1における緑色の画素に基づき作成されたヒストグラムの最大値Mnewおよび分散Snewとを算出する。なお、図13に示すヒストグラムでは、横軸は輝度(画素値)xを示しており、縦軸は画素数yを示している。そして、上記の分散Sは、次の数1で計算されることとなる。
【0081】
【数1】
【0082】
これにより、第1実施形態と同様に、緑色のみに着目して、シーンチェンジの判定を行うため、迅速で精度の良い処理が行える。
【0083】
ステップS63では、最大値MoldとMnewとの差D1を算出するとともに、分散SoldとSnewとの差D2を算出する。
【0084】
ステップS64では、差D1が閾値Th1以上で、かつ差D2が閾値Th2以上となっているかを判定する。ここで、差D1、D2が閾値Th1、Th2以上となっている場合には、ステップS65に進み、閾値Th1、Th2未満の場合には、ステップS66に進む。
【0085】
ステップS65〜S67では、図4に示すフローチャートのステップS15〜S17と同様の動作を行う。
【0086】
以上の動画処理装置1の予備シーン判定動作により、第1実施形態と同様に、フレームごとに緑色の画素値、すなわち一部の色成分の情報のみに注目してシーンチェンジを判定するため、シーンチェンジ検出の高速化、すなわち迅速に動画処理が行える。
【0087】
また、第2実施形態の動画検索については、図14に示す動画処理システム7にも適用できる。
【0088】
動画処理システム7は、上記の動画処理装置1と同様の構成を有するサーバー70を備えるとともに、サーバー70と通信線79を介して通信可能なクライアントとしての端末71〜73を備えている。これらの端末71〜73も、動画処理装置1と同様の構成を有している。
【0089】
この動画処理システム7により、ネットワークを利用し遠隔からの動画検索が行えることとなる。
【0090】
図15は、端末72における動画検索の動作を示すフローチャートである。
【0091】
ステップS71およびS72では、図11のフローチャートのステップS51およびS52と同様の動作を行う。
【0092】
ステップS73では、図14のデータの流れFDに示すように、ステップS72で抽出した色特徴抽出データをサーバー70に送信し、サーバー70に記録されている複数の動画に対する検索を依頼する。
【0093】
ステップS74では、図14のデータの流れBDに示すように、後述のステップS88においてサーバー70から送信された動画の検索結果を受信する。
【0094】
ステップS75では、図11のフローチャートのステップS59と同様の動作を行う。
【0095】
図16は、サーバー70における動画検索の動作を示すフローチャートである。
【0096】
ステップS81では、上記のステップS73でクライアント側の端末72から送信された色特徴抽出データを受信する。
【0097】
ステップS82〜S87では、図11のフローチャートのステップS53〜S58と同様の動作を行う。
【0098】
ステップS88では、図11のフローチャートのステップS51と同様の動作で、検索結果をクライアント側の端末72に送信する。
【0099】
以上の動画処理システム7の動作により、上述した動画処理装置1と同様の効果を得られるとともに、動画情報を記録するサーバーに対して遠隔の端末から動画検索が行え、利便性が向上する。
【0100】
なお、端末側からキー画像をサーバーに送信し、サーバー側で色特徴を抽出し動画検索を行うようにしても良い。
【0101】
また、動画検索において、抽出された色特徴を利用するのではなく、上述した緑被りなどのシーン情報を利用しても良い。
【0102】
<変形例>
◎上記の各実施形態については、本シーン判定をシーンチェンジSC近傍以外のフレームで行うようにしても良い。
【0103】
図17は、この本シーン判定の動作を説明するための図である。
【0104】
フレーム群FG1に対して、3フレームごとにサンプリングし、かつシーンチェンジSC近傍の、例えば1秒間に相当するフレームF10〜F12を除外したフレームF1、F4、F7をサンプリングして、本シーン判定を行う。
【0105】
これにより、例えば屋外から屋内に移動した場合などに生じる緩慢なシーンチェンジにおいて、その緩慢なシーン変化過程を十分に除外することが可能となる。すなわち、シーンが十分に変化してしないフレームを本シーン判定に使用しないため、より精度良く共通シーン特性判定が行えることとなる。
【0106】
◎上記の各実施形態については、予備シ−ン判定を一定の時間間隔で行っても良い。
【0107】
図18は、この予備シーン判定の動作を説明するための図である。
【0108】
予備シーン判定については、一定の時間間隔、例えば3フレームごとに1回サンプリングするようにしても良い。具体的には、図18に示すようにフレームF1、F4、F7、F10(平行斜線部)に対してシーンチェンジを検出する。ここでは、フレームF7とF10との間でシーンの変化があった場合にはフレームF9でシーンチェンジがあったとみなされることとなる。
【0109】
これにより、動画を構成する全フレームに対するシーンチェンジの検出と比べて、シーンチェンジと扱うのが適切でない、例えばフラッシュ光などの外乱を受ける短いフレーム群をシーンチェンジと誤検出することが抑制される。また、予備シーン判定の動作が高速化に行える。
【0110】
ここでは、実際のシーンチェンジのフレームよりずれてシーンチェンジが検出される恐れがあるが、例えばフレームの再生スピードが15fps(frame per seconnd)では、3フレームずれてシーンチェンジが検出されても、実際には0.2秒に相当するだけであるため、特に問題とならないことが多く、このような場合には特に有効となる。
【0111】
◎上記の各実施形態については、本シーン判定において誤判定と認定められるフレームを修正するようにしても良い。
【0112】
図19は、この本シーン判定の動作を説明するための図である。
【0113】
図19(a)に示すように、予備シーン判定によって4つのフレーム群に分割された動画について、所定の閾値より短い時間、例えば0.1秒以内の動画再生時間に相当するフレーム群2(図19(a)の例ではこのフレーム群2は1のフレームのみからなるフレーム群)を短時間フレーム群として検出し、その短時間フレーム群2が前後のフレーム群1、3と異なる共通シーン特性「ハイコントラスト」であり、かつ前後のフレーム群1、3が同一シーン「ノーマル」であれば、このフレーム群2は誤シーン判定されていると認められる。このため、この短時間フレーム群2のシーンの特性を前後のフレーム群で判定された共通シーン特性で置換する。この置換により、図19(b)に示す表のように2つのフレーム群に分割され、適切な本シーン判定結果が得られることとなる。
【0114】
これにより、フラッシュ光などの影響による誤判定を防止することができる。
【0115】
◎第1実施形態において、図6に示すように5画素毎に緑色の画素値をサンプリングするのは必須ではなく、全画素をサンプリングしても良く、また2画素ごと、3画素ごとにサンプリングしても良い。
【0116】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1ないし請求項8の発明によれば、フレーム区間の両端のフレームに挟まれる少なくとも1のフレームに対するシーン特性の判定結果に基づき、フレーム区間で共通特性を表現した共通シーン特性を決定する。その結果、共通シーンを精度良く判定できる。
【0117】
特に、請求項2の発明については、シーンチェンジ近傍のフレームを除外したフレームに対してシーンの特性判定を行うため、共通シーンをより精度良く判定できる。
【0118】
また、請求項3の発明については、複数のフレームごとに1回シーンチェンジを検出しフレーム区間を設定するため、シーンチェンジ検出を高速化できる。また、シーンチェンジ検出において、フラッシュ光などの瞬間的な外乱の影響を抑制できる。
【0119】
また、請求項4の発明については、所定の閾値よりも短い時間間隔だけ連続し、かつその前後のフレーム区間とは異なる共通シーン特性を有する短時間フレーム区間を検出し、前後のフレーム区間の共通シーン特性が実質的に同一である場合に、短時間フレーム区間の共通シーン特性を前後のフレーム区間の共通シーン特性で置換する。その結果、適切な共通シーンの判定結果が得られる。
【0120】
また、請求項5の発明については、決定手段が3以上のフレームのうち最頻のシーンに基づきフレーム区間に係る共通シーン特性を決定するため、共通シーンを適切に決定できる。
【0121】
また、請求項1ないし請求項8の発明については、シーンチェンジ近傍に係るフレームの補正係数を隣接するフレーム区間の補正係数に応じて調整するため、動画全体をスムーズに画像補正できる。
【0122】
また、請求項6の発明については、所定の画像情報が緑の色成分の情報であるため、シーンチェンジを迅速に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る動画処理装置1の要部構成を示す斜視図である。
【図2】動画処理装置1の機能ブロックを示す図である。
【図3】動画処理装置1の基本的な動作を示すフローチャートである。
【図4】動画の予備シーン判定の動作を示すフローチャートである。
【図5】予備シーン判定を説明するための図である。
【図6】画素配列Mtを示す図である。
【図7】CCDにおけるRGBベイヤー配列を示す図である。
【図8】動画の本シーン判定の動作を示すフローチャートである。
【図9】本シーン判定を説明するための図である。
【図10】動画補正の動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第2実施形態に係る動画処理装置1の基本的な動作を示すフローチャートである。
【図12】動画の予備シーン判定の動作を示すフローチャートである。
【図13】フレームにおける緑色の画素に基づき作成されたヒストグラムを示す図である。
【図14】動画処理システム7の要部構成を示す図である。
【図15】端末72における動画検索の動作を示すフローチャートである。
【図16】サーバー70における動画検索の動作を示すフローチャートである。
【図17】変形例に係る本シーン判定の動作を説明するための図である。
【図18】変形例に係る予備シーン判定の動作を説明するための図である。
【図19】変形例に係る本シーン判定の動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1 動画処理装置
3 操作部
4 モニタ
7 動画処理システム
9 記録媒体
23、23A 制御部
70 サーバー
71〜73 端末
Claims (8)
- 複数のフレームで構成される動画を処理する動画処理装置であって、
(a)所定の画像情報に関するフレームごとの変化に応じて前記動画に係るシーンチェンジを検出し、前記シーンチェンジを境界としたフレーム区間を設定する設定手段と、
(b)前記フレーム区間について、両端のフレームに挟まれる少なくとも1のフレームに対するシーンの特性判定を行うシーン判定手段と、
(c)前記シーン判定手段によるシーン判定結果に基づき、前記フレーム区間で共通特性を表現した共通シーン特性を決定する決定手段と、
(d) 前記フレーム区間に係る共通シーン特性に応じて設定された補正係数に基づき、前記フレーム区間の各フレームに対して画像補正を行う補正手段と、
を備え、
前記補正手段では、前記シーンチェンジ近傍に係るフレームの補正係数を、隣接するフレーム区間の補正係数に応じて調整することを特徴とする動画処理装置。 - 請求項1に記載の動画処理装置において、
前記シーン判定手段は、前記シーンチェンジ近傍のフレームを除外したフレームに対してシーンの特性判定を行うことを特徴とする動画処理装置。 - 請求項1または請求項2に記載の動画処理装置において、
前記設定手段は、複数のフレームごとに1回シーンチェンジを検出し、前記フレーム区間を設定することを特徴とする動画処理装置。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の動画処理装置において、
(e)所定の閾値よりも短い時間間隔だけ連続し、かつその前後のフレーム区間とは異なる共通シーン特性を有する短時間フレーム区間を検出する検出手段と、
(f)前記前後のフレーム区間の共通シーン特性が実質的に同一である場合に、前記短時間フレーム区間の共通シーン特性を、前記前後のフレーム区間の共通シーン特性で置換する置換手段と、
をさらに備えることを特徴とする動画処理装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の動画処理装置において、
前記シーン判定手段は、3以上のフレームに対するシーン判定を行い、
前記決定手段は、前記3以上のフレームのうち最頻のシーンに基づき、前記フレーム区間に係る共通シーン特性を決定することを特徴とする動画処理装置。 - 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の動画処理装置において、
前記所定の画像情報は、緑の色成分の情報であることを特徴とする動画処理装置。 - 複数のフレームで構成される動画を処理する動画処理方法であって、
(a) 所定の画像情報に関するフレームごとの変化に応じて前記動画に係るシーンチェンジを検出し、前記シーンチェンジを境界としたフレーム区間を設定する設定工程と、
(b) 前記フレーム区間について、両端のフレームに挟まれる少なくとも1のフレームに対するシーンの特性判定を行うシーン判定工程と、
(c) 前記シーン判定工程におけるシーン判定結果に基づき、前記フレーム区間で共通特性を表現した共通シーン特性を決定する決定工程と、
(d) 前記フレーム区間に係る共通シーン特性に応じて設定された補正係数に基づき、前記フレーム区間の各フレームに対して画像補正を行う補正工程と、
を備え、
前記補正工程では、前記シーンチェンジ近傍に係るフレームの補正係数を、隣接するフレーム区間の補正係数に応じて調整することを特徴とする動画処理方法。 - 動画処理装置に内蔵されたコンピュータにインストールされることにより、当該動画処理装置を請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の動画処理装置として機能させるためのプログラムを記録してあることを特徴とする、コンピュータ読取り可能な記録媒体。
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