JP4009382B2 - Cosmetic raw materials, cosmetics and methods for producing cosmetics - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は化粧品原料に関し、詳しくは、化粧品への配合安定性に優れ、化粧品に良好な使用感、表面保護性を付与し得る化粧品原料、化粧品およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、オルガノポリシロキサンとラジカル重合性単量体との共重合体を化粧品原料として使用することは知られている。例えば、特開平5−924号公報においては、メタクリル基含有ジメチルポリシロキサンオリゴマーと、アクリル酸ターシャリーブチルとメタクリル酸とを重合して得られたビニル重合体を整髪剤の基油とする方法が提案されている。また、特開平9−59132号公報においては、ポリジメチルシロキサン・ポリオキシアルキレン交互ブロック共重合体を含有する毛髪化粧料が提案されている。さらに、特開平9−208422号公報には、オルガノポリシロキサンとアクリル酸ブチル、メタクリル酸、スチレン、アクリル酸を重合して得られるエマルジョンを含有した化粧料組成物が提案されている。しかし、これらの化粧品原料は、他の化粧品原料との相溶性が不十分で、化粧品への配合安定性に劣る等の問題点があった。また、これらの化粧品原料は、化粧品に撥水性や滑り性を付与する反面、毛髪や皮膚への付着性に劣り、毛髪や皮膚から流され易く表面保護性に劣る等の問題点があり、用途によっては不満足なものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者らは上記問題点を解消するため鋭意検討した結果、本発明に到達した。
即ち、本発明の目的は、化粧品への配合安定性に優れ、化粧品に良好な使用感、表面保護性を付与し得る化粧品原料、化粧品および化粧品の製造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は下式で示されるカルボシロキサンデンドリマー構造を側鎖に有するビニル系重合体からなることを特徴とする化粧品原料、該ビニル系重合体とシリコ−ンオイル、有機オイル、アルコ−ルおよび水からなる群から選ばれる液体とからなる溶液もしくは分散液であることを特徴とする化粧品原料およびこれらの化粧品原料と他の化粧品原料からなる化粧品および該化粧品の製造方法に関する。
【化1】

Figure 0004009382
{式中、 Z は2価の有機基であり、 p は0または1であり、 R 1 は炭素原子数1〜10のアルキル基もしくはアリール基である。 X 1 i= 1とした場合の次式で示されるシリルアルキル基である。
【化2】
Figure 0004009382
(式中、 R 1 は前記と同じであり、 R 2 は炭素原子数2〜10のアルキレン基であり、 R 3 は炭素原子数1〜10のアルキル基であり、 X i+1 は水素原子,炭素原子数1〜10のアルキル基,アリール基および上記シリルアルキル基からなる群から選択される基である。 i は該シリルアルキル基の階層を示している1〜10の整数であり、 a i は0〜3の整数である。)}
【0005】
【発明の実施の形態】
これを説明するに、本発明の化粧品原料はカルボシロキサンデンドリマー構造を側鎖に有するビニル系重合体からなることを特徴とする。かかる化粧品原料を構成するビニル系重合体は、その重合体の側鎖にカルボシロキサンデンドリマー構造を含有するのであるが、本発明においては、カルボシロキサンデンドリマー構造とは、一つの核から放射線状に高度に規則的に枝分れした高分子量の基を意味する。このような構造を有するカルボシロキサンデンドリマーとしては、例えば、高分岐状シロキサン・シルアルキレン共重合体がある(特願平9−171154号公報参照)。
本発明の化粧品原料においては、ビニル系重合体中のカルボシロキサンデンドリマー構造は、次に示す一般式で示される基である
【化8】
Figure 0004009382
上式中、Zは2価有機基有機基であり、アルキレン基、アリーレン基、アラルキレン基、エステル含有2価有機基、エーテル含有2価有機基、ケトン含有2価有機基、アミド基含有2価有機基が例示される。これらの中でも、次式で示される有機基が好ましい。
【化9】
Figure 0004009382
【化10】
Figure 0004009382
【化11】
Figure 0004009382
上式中、R9は炭素原子数1〜10のアルキレン基であり、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基が例示される。これらの中でもメチレン基、プロピレン基が好ましい。R10は炭素原子数1〜10のアルキル基であり、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基が例示される。これらの中でもメチル基が好ましい。R11は炭素原子数1〜10のアルキレン基であり、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基等のアルキレン基が例示される。これらの中でもエチレン基が好ましくい。dは0〜4の整数であり、eは0または1である。R1は炭素原子数1〜10のアルキル基もしくはアリール基であり、アルキル基としては、メチル基,エチル基,プロピル基,ブチル基,ペンチル基,イソプロピル基,イソブチル基,シクロペンチル基,シクロヘキシル基が例示され、アリール基としては、フェニル基,ナフチル基が例示される。これらの中でもメチル基,フェニル基が好ましく、メチル基が特に好ましい。X1はi=1とした場合の次式で示されるシリルアルキル基である。
【化12】
Figure 0004009382
(式中、R1は前記と同じである。R2は炭素原子数2〜10のアルキレン基であり、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ヘキシレン基などの直鎖状アルキレン基;メチルメチレン基、メチルエチレン基、1−メチルペンチレン基、1,4−ジメチルブチレン基等の分岐状アルキレン基が例示される。これらの中でも、エチレン基、メチルエチレン基、ヘキシレン基、1−メチルペンチレン基、1,4−ジメチルブチレン基が好ましい。R3は炭素原子数1〜10のアルキル基であり、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基が例示される。iは該シリルアルキル基の階層を示している1〜10の整数であり、aiは0〜3の整数である。)}で示される基である。
【0006】
本発明の化粧品原料においては、次のようなカルボシロキサンデンドリマー構造を有するビニル系重合体が好ましい。
即ち、
(A)ビニル系単量体 0〜99.9重量部と、
(B)一般式:
【化13】
Figure 0004009382
{式中、Yはラジカル重合可能な有機基であり、R1は炭素原子数1〜10のアルキル基もしくはアリール基である。アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、イソプロピル基、イソブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基が例示される。アリール基としては、フェニル基、ナフチル基が例示される。これらの中でもメチル基,フェニル基が好ましく、メチル基が特に好ましい。X1はi=1とした場合の次式で示されるシリルアルキル基である。
【化14】
Figure 0004009382
(式中、R1は前記と同じであり、R2は炭素原子数2〜10のアルキレン基である。R3は炭素原子数1〜10のアルキル基であり、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基が例示される。Xi+1は水素原子、炭素原子数1〜10のアルキル基、アリール基および上記シリルアルキル基からなる群から選択される基である。iは該シリルアルキル基の階層を示している1〜10の整数であり、aiは0〜3の整数である。)}で示されるラジカル重合可能な有機基を含有するカルボシロキサンデンドリマー100〜0.1重量部を重合させてなるカルボシロキサンデンドリマー構造を含有するビニル系重合体である。
【0007】
このビニル系重合体について説明するに、(A)成分のビニル系単量体は、ラジカル重合性のビニル基を有するものであればよく、その種類等については特に限定されない。かかるビニル系単量体としては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピルなどの低級アルキル(メタ)アクリレート;(メタ)アクリル酸グリシジル;(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸tert−ブチル、(メタ)アクリル酸n−ヘキシル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステアリル等の高級(メタ)アクリレート;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどの低級脂肪酸ビニルエステル;酪酸ビニル、カプロン酸ビニル、2−エチルヘキサン酸ビニル、ラウリル酸ビニル、ステアリン酸ビニル等の高級脂肪酸エステル;スチレン、ビニルトルエン、ベンジル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、ビニルピロリドン等の芳香族ビニル型単量体;(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−メトキシメチル(メタ)アクリルアミド、イソブトキシメトキシ(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド等のアミド基含有ビニル型単量体;(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピルアルコール等の水酸基含有ビニル型単量体;(メタ)アクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、フマル酸、マレイン酸等のカルボン酸含有ビニル型単量体、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、エトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチルビニルエーテル、セチルビニルエーテル、2ーエチルヘキシルビニルエーテル等のエーテル結合含有ビニル型単量体;(メタ)アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、片末端に(メタ)アクリル基を含有したポリジメチルシロキサン、片末端にスチリル基を含有するポリジメチルシロキサンなどの不飽和基含有シリコ−ン化合物;ブタジエン;塩化ビニル;塩化ビニリデン;(メタ)アクリロニトリル;フマル酸ジブチル;無水マレイン酸;ドデシル無水コハク酸;(メタ)アクリルグリシジルエーテル:(メタ)アクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、フマル酸、マレイン酸等のラジカル重合性不飽和カルボン酸のアルカリ金属塩、アンモニウム塩、有機アミン塩;スチレンスルホン酸のようなスルホン酸基を有するラジカル重合性不飽和単量体、およびそれらのアルカリ金属塩、アンモニウム塩、有機アミン塩;2−ヒドロキシ−3−メタクリルオキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライドのような(メタ)アクリル酸から誘導される4級アンモニウム塩、メタクリル酸ジエチルアミンエステルのような3級アミン基を有するアルコールのメタクリル酸エステル、およびそれらの4級アンモニウム塩が例示される。
【0008】
また多官能ビニル系単量体も使用可能であり、例えば、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリオキシエチル(メタ)アクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートジ(メタ)アクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリ(メタ)アクリレート、スチリル基封鎖ポリジメチルシロキサンなどの不飽和基含有シリコ−ン化合物等が例示される。
【0009】
(B)成分のカルボシロキサンデンドリマーは、一般式:
【化15】
Figure 0004009382
で示される。上式中、Yはラジカル重合可能な有機基であり、ラジカル反応可能な有機基であればよいが、具体的には、下記一般式で表されるで示される(メタ)アクリロキシ基含有有機基、(メタ)アクリルアミド基含有有機基、スチリル基含有有機基または炭素原子数2〜10のアルケニル基が挙げられる。
【化16】
Figure 0004009382
【化17】
Figure 0004009382
【化18】
Figure 0004009382
(上式中、R4およびR6は水素原子もしくはメチル基であり、R5およびR8は炭素原子数1〜10のアルキレン基であり、R7は炭素原子数1〜10のアルキル基である。bは0〜4の整数であり、cは0または1である。)。このようなラジカル重合可能な有機基としては、例えば、アクリロキシメチル基、3−アクリロキシプロピル基、メタクリロキシメチル基、3−メタクリロキシプロピル基、4−ビニルフェニル基、3−ビニルフェニル基、4−(2−プロペニル)フェニル基、3−(2−プロペニル)フェニル基、2−(4−ビニルフェニル)エチル基、2−(3−ビニルフェニル)エチル基、ビニル基、アリル基、メタリル基、5−ヘセニル基が挙げられる。R1は炭素原子数1〜10のアルキル基もしくはアリール基であり、アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、イソプロピル基、イソブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基が例示される。アリール基としては、フェニル基、ナフチル基が例示される。これらの中でもメチル基、フェニル基が好ましく、メチル基が特に好ましい。X1はi=1とした場合の次式で示されるシリルアルキル基である。
【化19】
Figure 0004009382
上式中、R2は炭素原子数2〜10のアルキレン基であり、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ヘキシレン基などの直鎖状アルキレン基;メチルメチレン基、メチルエチレン基、1−メチルペンチレン基、1,4−ジメチルブチレン基等の分岐状アルキレン基が例示される。これらの中でも、エチレン基、メチルエチレン基、ヘキシレン基、1−メチルペンチレン基、1,4−ジメチルブチレン基が好ましい。R3は炭素原子数1〜10のアルキル基であり、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基が例示される。R1は前記と同じである。Xi+1は水素原子、炭素原子数1〜10のアルキル基、アリール基および上記シリルアルキル基からなる群から選択される基である。aiは0〜3の整数である。iは1〜10の整数であり、これは該シリルアルキル基の階層数、即ち、該シリルアルキル基の繰り返し数を示している。従って、階層数が1である場合には、本成分のカルボシロキサンデンドリマーは、
一般式:
【化20】
Figure 0004009382
(式中、Y,R1,R2およびR3は前記と同じであり、R12は水素原子または前記R1と同じである。a1は前記aiと同じであるが、1分子中のa1の平均合計数は0〜7である。)で示さる。階層数が2である場合には、本成分のカルボシロキサンデンドリマーは、
一般式:
【化21】
Figure 0004009382
(式中、Y,R1,R2,R3およびR12は前記と同じである。a1およびa2は前記aiと同じであるが、1分子中のa1とa2の平均合計数は0〜25である。)で示される。階層数が3である場合には、カルボキシデンドリマーは、
一般式:
【化22】
Figure 0004009382
(式中、Y,R1,R2,R3およびR12は前記と同じである。a1,a2およびa3は前記aiと同じであるが、1分子中のa1とa2のとa3の平均合計数は0〜79である。)で示される。
【0010】
本成分のラジカル重合可能な有機基を含有するカルボキシデンドリマーとしては、下記平均組成式で示されるカルボシロキサンデンドリマーが例示される。
【化23】
Figure 0004009382
【化24】
Figure 0004009382
【化25】
Figure 0004009382
【化26】
Figure 0004009382
【化27】
Figure 0004009382
【化28】
Figure 0004009382
【化29】
Figure 0004009382
【化30】
Figure 0004009382
【化31】
Figure 0004009382
【化32】
Figure 0004009382
【化33】
Figure 0004009382
【化34】
Figure 0004009382
【化35】
Figure 0004009382
【化36】
Figure 0004009382
【0011】
このようなカルボシロキサンデンドリマーは、特開平11―1530号公報(特願平9−171154号)に記載された分岐状シロキサン・シルアルキレン共重合体の製造方法に従って製造できる。例えば、
一般式:
【化37】
Figure 0004009382
(式中、R1およびYは前記と同じである。)で示されるケイ素原子結合水素原子含有ケイ素化合物と、アルケニル基含有有機ケイ素化合物とをヒドロシリル化反応させることにより製造することができる。上式で示されるケイ素化合物としては、例えば、3−メタクリロキシプロピルトリス(ジメチルシロキシ)シラン、3−アクリロキシプロピルトリス(ジメチルシロキシ)シラン、4−ビニルフェニルトリス(ジメチルシロキシ)シランが用いられる。アルケニル基含有有機ケイ素化合物としては、ビニルトリス(トリメチルシロキシ)シラン、ビニルトリス(ジメチルフェニルシロキシ)シラン、5−ヘキセニルトリス(トリメチルシロキシ)シランが用いられる。尚、このヒドロシリル化反応は、塩化白金酸や白金ビニルシロキサン錯体などの遷移金属触媒の存在下に行うのが好ましい。
【0012】
本発明に使用されるデンドリマー構造を含有するビニル系重合体において、上記(A)成分と(B)成分の重合比率は、(A)成分と(B)成分が重量比で、0:100〜99.9:0.1となる範囲であり、好ましくは、1:99〜99:1となる範囲である。尚、(A)成分と(B)成分が0:100ということは、(B)成分のホモポリマーであってもよいことを意味している。
【0013】
本発明に使用されるカルボシロキサンデンドリマー構造を有するビニル系重合体は、上記のような(A)成分と(B)成分を共重合させるか、(B)成分のみを重合させてなるものである。重合方法としては、ラジカル重合法やイオン重合法が使用されるが、これらの中でのラジカル重合法が好ましい。このラジカル重合においては溶液重合法が好適に使用される。この溶液重合は、溶媒中で、(A)成分と(B)成分とをラジカル開始剤の存在下、50〜150℃の温度条件下で3〜20時間反応させることにより行われる。このとき用いる溶媒としては、ヘキサン、オクタン、デカン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素;ジエチルエーテル、ジブチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジイソブチルケトン等のケトン類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル等のエステル類;メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール等のアルコール類;オクタメチルテシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン等のオルガノシロキサンオリゴマーが例示される。ラジカル開始剤としては、一般にラジカル重合法に使用される従来公知の化合物が用いられ、具体的には、2,2'−アゾビス(イソブチロニトリル)、2,2'−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、2,2'−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)等のアゾビス系化合物;過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、tert−ブチルパーオキシベンゾエート、tert−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート等の有機過酸化物が例示される。このラジカル開始剤は1種を単独で使用してもよく、また2種類以上を混合して使用してもよい。ラジカル開始剤の使用量は、上記(A)成分と(B)成分の合計100重量部に対して0.1〜5重量部の範囲であることが好ましい。また、重合に際しては連鎖移動剤を添加することができる。この連鎖移動剤として具体的には、2−メルカプトエタノール、ブチルメルカプタン、n−ドデシルメルカプタン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、メルカプトプロピル基を有するポリジメチルシロキサン等のメルカプト化合物;塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、臭化ブチル、3−クロロプロピルトリメトキシシラン等のハロゲン化物が挙げられる。尚、本発明のビニル系重合体を製造する場合、重合後、加熱下、減圧処理して、残存する未反応のビニル系単量体を除去することが好ましい。
【0014】
本発明使用されるカルボシロキサン構造を有するビニル重合体の数平均分子量は、化粧品原料としての配合のしやすさから、好ましくは、3,000〜2000,000であり、さらに好ましくは、5,000〜800,000である。また、その性状は、液状、ガム状、ペースト状、固体状、粉体状などが例示され、好ましくは、溶媒の希釈による溶液や分散液あるいは粉体状が好ましい。
【0015】
本発明の化粧品原料は上記のようなカルボシロキサン構造を有するビニル系重合体からなるものであるが、もう一つの本発明の化粧品原料は、カルボシロキサンデンドリマー構造を側鎖に含有するビニル系重合体と、シリコーンオイル、有機オイル、アルコールおよ水からなる群から選ばれる液体とからなる溶液もしくは分散液である。
【0016】
この発明において使用されるカルボシロキサンデンドリマー構造を側鎖に有するビニル系重合体は上記したビニル系重合体と同じものである。この発明において使用される液体は、シリコーンオイル、有機オイル、アルコールもしく水であるが、この内、シリコーンオイルとしては、例えば、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合体、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチル(3,3,3−トリフルオロプロピル)シロキサン共重合体等の直鎖状の非反応性シリコーンオイルや、ヘキサメチルシクロトリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサンなどの環状体が挙げられる。また上記の非反応性シリコーンオイル以外に、分子鎖の末端あるいは側鎖にポリエーテル基やアミノ基、シラノール基などの官能基を有する変性ポリシロキサンも使用できる。
【0017】
有機オイルとしては、例えば、流動パラフィン、イソパラフィン、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸セチル、ミリスチン酸2−オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、ステアリン酸ブチル、オレイン酸デシル、オレイン酸2−オクチルドデシル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、酢酸ラノリン、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、アボガド油、アルモンド油、オリーブ油、カカオ油、ホホバ油、ゴマ油、大豆油、ツバキ油、スクワラン、パーシック油、ヒマシ油、ミンク油、綿実油、ヤシ油、卵黄油、牛脂、豚脂、ポリプロピレングリコールモノオレート、ネオペンチルグリコール−2−エチルヘキサノエート等のグリコールエステル油;イソステアリン酸トリグリセライド、椰子油脂肪酸トリグリセライド等の多価アルコールエステル油;ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシプロピレンセチルエーテル等のポリオキシアルキレンエーテル油等の有機オイルが挙げられる。
【0018】
アルコ−ルとしては、化粧品原料に用いられているものが使用可能である。これらの中でも、メタノ−ル、エタノ−ル、ブタノ−ル、イソプロピリアルコ−ルなどの低級アルコ−ルが好ましい。この溶液や分散液の粘度は、25℃で10〜10億mPa・sが好ましく、さらに、化粧品での感触の改良効果が高いことから、100〜5億mPa・sが好ましい。
【0019】
この溶液や分散液を製造するには、上記カルボシロキサンデンドリマー構造を有するビニル系重合体と、シリコ−ンオイル、有機オイル、アルコ−ルもしくは水とを単に混合することにより容易に製造できる。また、カルボシロキサンデンドリマー構造を有するビニル系重合体を重合する段階でこれらの液体を存在させておくこともできる。この場合、溶液もしくは分散液を常圧もしくは減圧下、加熱処理して残存する未反応のビニル単量体を完全に除去して未反応のビニル系単量体の臭気を完全に除去することが必要である。分散液の場合は、このビニル系重合体の分散性を向上させるためには界面活性剤を配合することができる。このような界面活性剤としては、ヘキシルベンゼンスルホン酸、オクチルベンゼンスルホン酸、デシルベンゼンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、セチルベンゼンスルホン酸、ミリスチルベンゼンスルホン酸やそのナトリウム塩等のアニオン系界面活性剤;オクチルトリメチルアンモニウムヒドロキシド、ドデシルトリメチルアンモニウムヒドロキシド、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムヒドロキシド、オクチルジメチルベンジルアンモニウムヒドロキシド、デシルジメチルベンジルアンモニウムヒドロキシド、ジオクタデシルジメチルアンモニウムヒドロキシド、牛脂トリメチルアンモニウムヒドロキシド、ヤシ油トリメチルアンモニウムヒドロキシド等のカチオン系界面活性剤;ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェノール、ポリオキシアルキレンアルキルエステル、ポリオキシアルキレンソルビタンエステル、ポリエチレングライコール、ポリプロピレングライコール、ジエチレングライコールトリメチルノナノールのエチレンオキサイド付加物やポリエステル系のノニオン系界面活性剤、これらの界面活性剤の二種以上の混合物が例示さる。さらに、このような溶液や分散液には、化粧品に配合可能な酸化鉄などの顔料や酸化亜鉛、酸化チタン、酸化ケイ素、マイカ、タルクなどの無機酸化物粒子を配合することもできる。この分散液では、ビニル系重合体の平均粒径は0.001〜100μmの範囲内にあることが好ましく、0.01〜50μmの範囲内にあることがさらに好ましい。これは、平均粒子径がこの範囲外であるエマルジョンを配合した化粧品は、指や肌への感触、伸び、および使用感が十分でなくなる傾向があるからである。この分散液や溶液のビニル系重合体の濃度は、0.1〜95重量%の範囲内であり、5〜85重量%の範囲内が好ましい。配合のしやすさや取り扱いの容易さから、10〜75重量%の範囲内がさらに好ましい。
【0020】
以上のような本発明の化粧品原料は、化粧品への配合安定性に優れ、良好な使用感、表面保護性を付与し得るので、各種化粧品の原料として好適に使用される。特に皮膚化粧品に適用した場合は、違和感がなく、撥水性、ガス透過性や湿気透過性に優れ、べとつかず、さっぱりした感触を与えることができる。また毛髪化粧品に適用した場合は、毛髪へ撥水性やヘアセット性を付与することができる。したがって、皮膚用化粧品および毛髪化粧品の原料として好適に使用される。
【0021】
次に、本発明の化粧品を説明する。
本発明の化粧品は、上記化粧品原料と他の化粧品原料とからなることを特徴とし、上記本発明の化粧品原料を含有する化粧品は全て包含される。かかる本発明の化粧品原料を含有する化粧品は、一般に化粧品あるいは化粧料と呼称されているものであればよく、その種類等は特に限定されない。かかる化粧品としては、皮膚化粧料として、例えば、石鹸、ボディシャンプー、洗顔クリーム等の洗浄用化粧品、化粧水、クリーム、乳液、パック等の基礎化粧品;おしろい、ファンデーション等のベースメークアップ化粧品、口紅、ほほ紅、アイシャドー、アイライナー、マスカラ等の眉目化粧品、マニキュア等の美爪化粧品や、脱毛剤、髭剃り用ローション、制汗・消臭剤、日焼け防止剤等の特殊化粧品、香水、オー・デ・コロン等の芳香性化粧品が例示される。また、毛髪化粧料としては、シャンプー、ヘアリンス、トリ−トメント、パ−マネントウェ−ブ剤、整髪料、育毛剤、養毛剤、染毛剤等が挙げられる。さらに、その他の化粧品としては、歯磨き、浴用剤等も例示される。この化粧品の形態は、水性液状、油性液状、乳液状、クリーム状、フォーム状、半固形状、固形状、粉状が例示される。またこの化粧品をスプレーにより用いることができる。
【0022】
本発明の化粧品は上記化粧品原料と他の化粧品原料とからなるものであるが、他の化粧品原料としては、例えば、アボガド油、アルモンド油、オリブ油、カカオ脂、牛脂、ゴマ油、小麦胚芽油、サフラワー油、シアバター、タートル油、椿油、パーシック油、ヒマシ油、ブドウ油、マカデミアナッツ油、ミンク油、卵黄油、モクロウ、ヤシ油、硬化油等の油脂;オレンジラフィー油、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、鯨ロウ、ホホバ油、モンタンロウ、ミツロウ、ラノリン等のロウ類;流動パラフィン、ワセリン、パラフィン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、スクワラン等の炭化水素;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸、ウンデシレン酸、オキシステアリン酸、リノール酸、ラノリン酸、合成脂肪酸等の高級脂肪酸;エチルアルコール、イソプロピルアルコール、ラウリルアルコール、セチルアルコール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール、ラノリンアルコール、水素添加ラノリンアルコール、ヘキシルデカノール、オクチルドデカノール、イソステアリルアルコール等のアルコール;コレステロール、ジヒドロコレステロール、フィトステロール等のステロール;リノール酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸デシル、オレイン酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、イソオクタン酸セチル、パルミチン酸セチル、トリミリスチン酸グリセリン、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリン、ジオレイン酸プロピレングリコール、トリイソステアリン酸グリセリン、トリイソオクタン酸グリセリン、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、リンゴ酸ジイソステアリル等の脂肪酸エステル;グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、d,l−ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、ソルビトール、ヒアルロン酸ナトリウム等の保湿剤;高級脂肪酸石鹸、高級アルコール硫酸エステル塩、N−アシルグルタミン酸塩、リン酸エステル塩等のアニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、ベタイン型、アミノ酸型、イミダゾリン型、レシチン等の両性界面活性剤、多価アルコールエステル型、酸化エチレン縮合型等の非イオン界面活性剤等の界面活性剤;酸化鉄等の有色顔料、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化ジルコニウム等の白色顔料、マイカ、タルク、セリサイト等の体質顔料等の顔料;ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、オクタメチルテトラシクロシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ポリエーテル変性シリコーンオイル、アミノ変性シリコーンオイル、トリメチルケイ酸等のシリコーン系材料;精製水;カラギーナン、アルギン酸、アルギン酸塩、アラビアゴム、トラガント、ペクチン、寒天、カゼイン、デンプン、キサンタンガム、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリ(メタ)アクリル酸やその塩、ポリ(メタ)アクリル酸エステルやその誘導体、ポリエチレングリコール、酢酸ビニル系樹脂などの高分子:さらには、増粘剤、ゲル化剤、老化防止剤、帯電防止剤、顔料湿潤剤、分散剤、色別れ防止剤、沈降防止剤、ダレ防止剤、紫外線吸収剤、抗菌剤、坑炎症剤、制汗剤、防腐剤、香料、酸化防止剤、pH調節剤、噴射剤、美容成分が例示される。
【0023】
尚、本発明の化粧品には、さらにシリコ−ン硬化物粒子を配合することができる。シリコ−ン硬化物粒子としては、レジン状シリコーン硬化物粒子、ゴム状シリコーン硬化物粒子が挙げられる。レジン状シリコーン硬化物粒子は髪や肌へのサッパリ感を与え、ゴム状粒子は肌への柔軟な感触を与える。これらの中でも配合しやすさから、シリコ−ンゴム硬化粒子の水サスペンションが好ましい。その配合量は、化粧品中に0.1〜99重量%の範囲内で含まれる量あり、0.2〜85重量%の範囲内で含まれる量が好ましい。ここで、レジン状シリコ−ン硬化物粒子の製法は、加水分解性のシランあるいはその部分加水分解物を加水分解縮合して調製される。ゴム状シリコ−ン硬化物粒子は、架橋性シリコ−ンゴム組成物を架橋させた後、粉砕する方法や、架橋性シリコ−ンゴム組成物を水などの媒体中に分散したのち架橋し、媒体を除去する方法などが例示される。ゴム状シリコ−ン硬化物粒子の水系サスペンションは、ゴム状シリコ−ン硬化物粒子を界面活性剤などを使用して水に分散させる方法や、架橋性シリコ−ンゴム組成物を水に分散した後架橋することにより得られる。
【0024】
本発明の化粧品を製造するには、上記のような本発明の化粧品原料と他の化粧品原料を単に均一混合することにより容易に製造できる。混合手段としては、通常化粧品の製造に使用されている各種の混合装置、混練装置が使用できる。かかる装置としては、例えば、ホモミキサー、パドルミキサー、ヘンシェルミキサー、ホモディスパー、コロイドミキサー、プロペラ攪拌機、ホモジナイザー、インライン式連続乳化機、超音波乳化機、真空式練合機が例示される。
【0025】
【実施例】
次に、本発明を実施例により詳細に説明する。尚、実施例中、粘度は25℃における値である。また、化粧品原料としてのカルボシロキサンデンドリマー構造を有するビニル系重合体の特性、および化粧品の特性の評価は次の方法に従って測定した。
○カルボシロキサンデンドリマー構造を有するビニル系重合体の特性
1.分子量
ゲルパーミュエーションクロマトグラフィ(GPC)装置を使用し測定した。測定値はポリスチレン換算の数平均分子量で表した。
2.撥水性
重合体の20重量%トルエン溶液をガラス板に塗布し、風乾および100℃のオ−ブンで溶媒を除去後、その表面に水滴を載せ、水に対する接触角を測定した。測定装置は、自動接触角計(協和界面化学株式会社製)を用いた。
3.酸素透過性
JIS K−7126に規定する酸素透過性試験に準じて、温度23℃、湿度0%、酸素濃度5%の条件下で酸素透過性を測定した。ここで、測定手段としては、酸素透過試験機(モダンコントロール社製10/50)を使用し、重合体の試料は皮膜面積50cm2の試験片を使用した。測定値P値は酸素透過係数の100億倍の値であり、単位は、cm3・cm/(cm2・sec・mmHg)である。
4.ガラス転移点(Tg)
示差熱分析(DSC)を用いて測定した。
【0026】
○化粧品の評価方法
1.付着性
パネラ−10人が手首に化粧品を塗布して指でよく伸ばした後、手首を折り曲げた。この折り曲げを50回繰り返した後、手首への化粧品の付着残存量を指で確認した。評価結果は化粧品の付着があると感じた人数が8〜10人である場合を○印、これが4〜7人である場合を△印、またこれが3人以下である場合を×印として表した。
2.乾きの速さ
パネラ−10人が手の甲に化粧品を塗布して指でよく伸ばした後、化粧品の乾きの速さの相対比較を行なった。評価結果は乾きが一番速いと感じた人数が8〜10人である場合を○印、これが4〜7人である場合を△印、また、これが3人以下である場合を×印として表した。
3.撥水性
パネラ−10人が手の甲に化粧品を塗布して指でよく伸ばした。次いで、手の甲を石鹸液で洗浄しタオルで拭いた後、水滴をおとして、その広がりから撥水性を評価した。評価結果は水滴の広がりがあると感じた人数が8〜10人である場合を○印、これが4〜7人である場合を△印、またこれが3人以下である場合を×印として表したした。
4.髪のセット保持性
髪をカ−ルした後、ヘア−スプレ−で髪を処理した。そして濡れタオルを髪に5分間載せた後のカ−ル保持性をパネラ−10人が評価した。評価結果はカ−ル保持性があると感じた人数が8〜10人である場合を○印、これが4〜7人である場合を△印、またこれが3人以下である場合を×印として表した。
【0027】
【実施例1】
窒素置換した攪拌機付フラスコに、下記一般式で示されるカルボシロキサンデンドリマー30重量部、メチルメタクリレ−ト45重量部、n−ブチルアクリレ−ト25重量部、環状ジメチルポリシロキサン(5量体)400重量部を仕込み、混合した後、2,2’―アゾビスイソブチロニトリル0.3重量部を添加して混合した。攪拌しつつ80℃に昇温して6時間保持した。得られた重合体分散液は白色であった。この重合体分散液は未反応のメチルメタクリレ−ト臭がした。これを、140℃の加熱下、30分間、10mmHg減圧して、低分子化合物および環状ジメチルシリコ−ン(5量体)の合計量で約200重量部を除去したところメチルメタクリレートの臭気はなくなった。ここで不揮発分による計算値として、重合収率は95重量%であった。これに、環状ジメチルシリコ−ン(5量体)を添加して、不揮発分20重量%のカルボシロキサンデンドリマー構造を有するビニル系重合体の分散液を製造した{化粧品原料(A)}。この化粧品原料(A)の特性を表1に示した。
【化38】
Figure 0004009382
【0028】
【実施例2】
実施例1で使用したカルボシロキサンデンドリマー30重量部、メチルメタクリレ−ト45重量部、n−ブチルアクリレ−ト25重量部、トルエン200重量部を窒素置換した攪拌機付フラスコに仕込み混合した後、2,2’アゾビスイソブチロニトリル0.3重量部を添加して攪拌混合した。攪拌しつつ80℃に昇温し、5時間保持した。得られた共重合体溶液は無色であった。この溶液を、100℃に加熱しつつ30分間、10mmHgで減圧して、低分子化合物およびトルエンの合計量で約150重量部を除去した。次いで、メタノ−ルで再沈殿して精製し乾燥した後、得られた重合体をボ−ルミルで微粒子化した。その重量から、重合収率は92重量%であった。この重合体を環状ジメチルシリコ−ン(5量体)で希釈してカルボシロキサンデンドリマー構造を有するビニル系重合体の濃度20重量%溶液を製造した{化粧品原料(B)}。この化粧品原料(B)の特性を表1に示した。
【0029】
【実施例3】
実施例1で使用したカルボシロキサンデンドリマー15重量部、n−ブチルメタクリレ−ト42重量部、メタクリル酸20重量部、エタノ−ル400重量部を窒素置換した攪拌機付フラスコに仕込み、混合した後、2,2’アゾビスイソブチロニトリル0.3重量部を添加して攪拌混合した。攪拌しつつ80℃に昇温し、5時間保持した。得られた共重合体溶液を加熱して、エタノ−ルを除去した後、150℃、10mmHgの条件下で10分間処理したところ臭気はなくなった。
尚、不揮発分による計算値として、重合収率は96重量%であった。これに、エタノ−ル400重慮部を添加混合した後、トリエタノ−ルアミン23重量部を添加して、不揮発分20重量%のカルボシロキサン構造を有するビニル系重合体溶液を製造した{化粧品原料(C)}。この化粧品原料(C)の特性を表1に示した。
【0030】
【実施例4】
実施例1で使用したカルボシロキサンデンドリマー15重量部、n−ブチルメタクリレ−ト42重量部、メタクリル酸20重量部、エタノ−ル200重量部を窒素置換した攪拌機付フラスコに仕込み混合した後、2,2’―アゾビスイソブチロニトリル0.3重量部を攪拌混合した。攪拌しつつ80℃に昇温し、5時間保持した。得られた共重合体溶液に室温にてトリエタノ−ルアミン23重量部を加えた。この溶液を、ヘキサンで再沈殿して十分に精製し乾燥した。得られた重合体をボ−ルミルで微粒子化した。その重量から重合収率は92重量%であった。この重合体をエタノ−ルで希釈して、カルボシロキサンデンドリマー構造を有するビニル系重合体の20重量%溶液を製造した{化粧品原料(D)}。この化粧品原料(C)の特性を表1に示した。
【0031】
【比較例1】
実施例1で使用したカルボシロキサンデンドリマー30重量部の代わりに下記式で示されるオルガノポリシロキサン30重量部を使用した以外は実施例1と同様にして、ビニル系重合体の20重量%溶液を製造した{化粧品原料(E)}。この化粧品原料(E)の特性を測定し表1に併記した。
【化39】
Figure 0004009382
【0032】
【比較例2】
実施例1で使用したカルボシロキサンデンドリマー30重量部の代わりに下記式で示されるオルガノシロキサン30重量部を使用した以外は実施例1と同様にして、ビニル系重合体の濃度20重量%の溶液を製造した{化粧品原料(F)}。この化粧品原料(F)の特性を測定し表1に併記した。
【化40】
Figure 0004009382
【0033】
【比較例3】
実施例1で使用したカルボシロキサンデンドリマー30重量部の代わりに、メチルメタクリレート30重量部を使用した以外は実施例1と同様にして、ビニル系重合体を製造しようとしたが、このビニル系重合体は環状ジメチルシリコ−ン(5量体)に分散しなかった。
【0034】
【表1】
Figure 0004009382
【0035】
【実施例5】
口紅
化粧品原料(A)55重量部、両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン(粘度2mPa・s)20重量部、液状ラノリン5重量部、ヒマシ油3.8重量部、グリセリルトリイソステアレ−ト8重量部を85℃に加熱しつつ混合した後、抗酸化剤0.1重量部、香料0.1重量部、シリコ−ン処理酸化チタン2.0重量部、赤色201号2重量部、赤色202号1重量部、黄色4号アルミニウムレ−キ3重量部を加えて均一に混合した後、脱気して、容器に充填して油性液状口紅を調製した。この口紅の評価を行い、その結果を表2に示した。
【0036】
【比較例4】
口紅
実施例5において、化粧品原料(A)の代わりに化粧品原料(E)を使用した以外は、実施例5と同様にして油性液状口紅を調製した。この口紅の評価を行い、その結果を表2に併記した。
【0037】
【比較例5】
口紅
実施例5において、化粧品原料(A)代わりに化粧品原料(F)を使用した以外は、実施例5と同様にして油性液状口紅を調製した。この口紅の評価を行い、その結果を表2に併記した。
【0038】
【表2】
Figure 0004009382
【0039】
【実施例6】
マスカラ
化粧品原料(B)62重量部、デキストリン脂肪酸エステル15重量部、低沸点イソパラフィン(出光石油化学株式会社製、商品名IPソルベント)4.5重量部を加熱溶融し混合した後、疎水化無水ケイ酸2重量部、有機性ベントナイト1.5重量部、黒酸化鉄粉末7重量部、マイカ10重量部を加えて混合し、この混合物を容器に充填して、マスカラを調製した。このマスカラの評価を行い、その評価結果を表3に示した。
【0040】
【比較例6】
マスカラ
化粧品原料(B)62重量部の代わりに、トリメチルシロキシケイ酸(Me3SiO1/2:SiO2=1.5:1.0)の20重量%溶液62重量部を使用した以外は、実施例6と同様にしてマスカラを調製した。このマスカラの評価を行い、その結果を表3に併記した。
【0041】
【比較例7】
マスカラ
化粧品原料(B)の代わりに、化粧品原料(E)を使用した以外は、実施例6と同様にしてマスカラを調製した。このマスカラの評価を行い、その結果を表3に併記した。
【0042】
【表3】
Figure 0004009382
【0043】
【実施例7】
マニキュア
化粧品原料(C)40重量部、ニトロセルロ−ス15重量部、シュ−クロ−ズアセテ−トイソブチレ−ト5重量部、クエン酸アセチルトリブチル5重量部、カンファ−2重量部、酢酸エチル5重量部、酢酸ブチル10重量部、トルエン17重量部、有機性ベントナイト1重量部、顔料1重量部を均一に混合した後、容器に充填してマニキュアを調製した。このマニキユアの評価を行い、その結果を表4に示した。
【0044】
【比較例8】
マニキュア
化粧品原料(C)の代わりに、化粧品原料(E)を使用した以外は、実施例7と同様にしてマニキュアを調製した。このマニキユアの評価を行いその結果を表4に併記した。
【0045】
【比較例9】
マニキュア
化粧品原料(C)の代わり化粧品原料(F)を使用した以外は、実施例7と同様にしてマニキュアを調製した。このマニキユアの評価を行い、その結果を表4に併記した。
【0046】
【表4】
Figure 0004009382
【0047】
【実施例8】
皮膚用クリ−ム状化粧品
化粧品原料(A)15重量部、シリコーン処理酸化チタン粉末2重量部、p−メトキシ桂皮酸オクチル10重量部、粘度20mPa・Sの分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン12重量部、ポリオキシエチレン(40モル付加物)硬化ヒマシ油3重量部、スクワラン60重量部、グリセリン5重量部、ミツロウ3重量部、防腐剤適量、香料適量、および精製水適量をヘンシェルミキサーに投入し1500rpmで10分間撹拌して、皮膚用クリーム状化粧品を調製した。この化粧品を評価し、その結果を表5に示した。
【0048】
【比較例10】
皮膚用クリ−ム状化粧品
化粧品原料(A)15重量部の代わり、トリメチルシロキシケイ酸(Me3SiO1/2:SiO2=1.5:1.0)の20重量%溶液を15重量部使用した以外は実施例8と同様にして、皮膚用クリ−ム状化粧品を調製した。この化粧品の評価結果を表5に併記した。
【0049】
【比較例11】
皮膚用クリ−ム状化粧品
化粧品原料(A)の代わりに、化粧品原料(F)15重量部使用した以外は実施例8と同様にして、皮膚用クリ−ム状化粧品を調製した。この化粧品の評価結果を表5に示した。
【0050】
【表5】
Figure 0004009382
【0051】
【実施例9】
シャンプ−
スルホコハク酸モノエステルジナトリウム20重量部、ラウロイルジエタノ−ルアミド2重量部、化粧品原料(C)5重量部、香料0.2重量部、防腐剤0.1重量部、精製水72.5重量部、色素微量を混合した後、容器に充填してシャンプ−を調製した。このシャンプーの評価を行い、その結果を表6に示した。
【0052】
【比較例12】
シャンプ−
化粧品原料(C)の代わり化粧品原料(E)を5重量部使用した以外は、実施例9と同様にしてシャンプ−を調製した。このシャンプーの評価を行い、その結果を表6に併記した。
【0053】
【比較例13】
シャンプ−
化粧品原料(C)の代わり化粧品原料(F)を使用した以外は、実施例9と同様にしてシャンプ−を調製した。このシャンプーの評価を行い、その結果を表6に併記した。
【0054】
【表6】
Figure 0004009382
【0055】
【実施例10】
ヘアスプレ−
化粧品原料(D)100重量部、エタノ−ル50重量部、液化石油ガス35重量部を冷却混合して、エアゾ−ル型ヘアスプレ−を調製した。このスプレーの評価を行い、その結果を表7に示した。
【0056】
【比較例14】
ヘアスプレ−
化粧品原料(D)の代わりに、化粧品原料(E)を使用した以外は実施例10と同様にしてヘアスプレ−を調製した。このスプレーの評価を行い、その結果を表7に併記した。
【0057】
【比較例15】
ヘアスプレ−
化粧品原料(D)の代わりに、化粧品原料(F)を使用した以外は実施例10と同様にしてヘアスプレ−を調製した。このスプレーの評価を行い、その結果を表7に併記した。
【0058】
【表7】
Figure 0004009382
【0059】
【発明の効果】
本発明の化粧品原料はカルボシロキサンデンドリマー構造を側鎖に有するビニル系重合体からなり、また該ビニル系重合体とシリコーンオイル、有機オイル、アルコールおよび水からなる群から選ばれる液体とからなる溶液もしくは分散液であるので、化粧品への配合安定性に優れ、化粧品に良好な使用感、表面保護性を付与できるという特徴を有する。そして本発明の化粧品原料を適用した化粧品は、皮膚化粧品においては、違和感がなく、良好な使用感、表面撥水性、酸素透過性に優れており、毛髪化粧品においては、撥水性やヘアーセット性を有するという特徴を有し、またその製造方法はかかる化粧品を効率よく製造できるという特徴を有する。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a cosmetic raw material, and more particularly to a cosmetic raw material that is excellent in stability of blending into cosmetics and that can impart a good feeling of use and surface protection to cosmetics, and a method for producing the same.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, it is known to use a copolymer of an organopolysiloxane and a radical polymerizable monomer as a cosmetic raw material. For example, in JP-A-5-924, there is a method in which a vinyl polymer obtained by polymerizing a methacrylic group-containing dimethylpolysiloxane oligomer, tertiary butyl acrylate and methacrylic acid is used as a base oil for a hairdressing agent. Proposed. JP-A-9-59132 proposes a hair cosmetic containing a polydimethylsiloxane / polyoxyalkylene alternating block copolymer. Further, JP-A-9-208422 proposes a cosmetic composition containing an emulsion obtained by polymerizing organopolysiloxane and butyl acrylate, methacrylic acid, styrene, and acrylic acid. However, these cosmetic raw materials have problems such as insufficient compatibility with other cosmetic raw materials and poor blending stability into cosmetics. In addition, these cosmetic raw materials impart water repellency and slipperiness to cosmetics, but have problems such as poor adhesion to hair and skin, easily washed away from hair and skin, and poor surface protection. Some were unsatisfactory.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
As a result of intensive studies to solve the above problems, the present inventors have reached the present invention.
That is, an object of the present invention is to provide a cosmetic raw material, a cosmetic, and a method for producing a cosmetic that are excellent in the stability of blending into a cosmetic and can impart a good feeling of use and surface protection to the cosmetic.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
  The present inventionIndicated by the following formulaA cosmetic raw material comprising a vinyl polymer having a carbosiloxane dendrimer structure in the side chain, the vinyl polymer and a liquid selected from the group consisting of silicone oil, organic oil, alcohol and water The present invention relates to a cosmetic raw material, a cosmetic comprising the cosmetic raw material and other cosmetic raw materials, and a method for producing the cosmetic.
[Chemical 1]
Figure 0004009382
{Where, Z Is a divalent organic group, p Is 0 or 1, R 1 Is an alkyl or aryl group having 1 to 10 carbon atoms. X 1 Is i = When it is 1, it is a silylalkyl group represented by the following formula.
[Chemical formula 2]
Figure 0004009382
(Where R 1 Is the same as above, R 2 Is an alkylene group having 2 to 10 carbon atoms, R Three Is an alkyl group having 1 to 10 carbon atoms, X i + 1 Is a group selected from the group consisting of a hydrogen atom, an alkyl group having 1 to 10 carbon atoms, an aryl group, and the silylalkyl group. i Is an integer from 1 to 10 indicating the hierarchy of the silylalkyl group, a i Is an integer from 0 to 3. )}
[0005]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
  To explain this, the cosmetic raw material of the present invention is characterized by comprising a vinyl polymer having a carbosiloxane dendrimer structure in the side chain. The vinyl polymer constituting such a cosmetic raw material contains a carbosiloxane dendrimer structure in the side chain of the polymer. In the present invention, the carbosiloxane dendrimer structure is a highly radioactive form from one nucleus. Means a high molecular weight group which is regularly branched. Examples of the carbosiloxane dendrimer having such a structure include a highly branched siloxane / silalkylene copolymer (see Japanese Patent Application No. 9-171154).
  In the cosmetic raw material of the present invention, the carbosiloxane dendrimer structure in the vinyl polymer is a group represented by the following general formula.Is.
[Chemical 8]
Figure 0004009382
In the above formula, Z is a divalent organic group organic group, alkylene group, arylene group, aralkylene group, ester-containing divalent organic group, ether-containing divalent organic group, ketone-containing divalent organic group, amide group-containing divalent. Organic groups are exemplified. Among these, an organic group represented by the following formula is preferable.
[Chemical 9]
Figure 0004009382
[Chemical Formula 10]
Figure 0004009382
Embedded image
Figure 0004009382
In the above formula, R9Is an alkylene group having 1 to 10 carbon atoms, and examples thereof include a methylene group, an ethylene group, a propylene group, and a butylene group. Among these, a methylene group and a propylene group are preferable. RTenIs an alkyl group having 1 to 10 carbon atoms, and examples thereof include a methyl group, an ethyl group, a propyl group and a butyl group. Among these, a methyl group is preferable. R11Is an alkylene group having 1 to 10 carbon atoms, and examples thereof include alkylene groups such as a methylene group, an ethylene group, a propylene group, and a butylene group. Among these, an ethylene group is preferable. d is an integer of 0 to 4, and e is 0 or 1. R1Is an alkyl group or aryl group having 1 to 10 carbon atoms, and examples of the alkyl group include a methyl group, an ethyl group, a propyl group, a butyl group, a pentyl group, an isopropyl group, an isobutyl group, a cyclopentyl group, and a cyclohexyl group. Examples of the aryl group include a phenyl group and a naphthyl group. Among these, a methyl group and a phenyl group are preferable, and a methyl group is particularly preferable. X1Is a silylalkyl group represented by the following formula when i = 1.
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Figure 0004009382
(Where R1Is the same as above. R2Is an alkylene group having 2 to 10 carbon atoms, and is a linear alkylene group such as ethylene group, propylene group, butylene group, hexylene group; methylmethylene group, methylethylene group, 1-methylpentylene group, 1, 4 -Branched alkylene groups, such as a dimethyl butylene group, are illustrated. Among these, an ethylene group, a methylethylene group, a hexylene group, a 1-methylpentylene group, and a 1,4-dimethylbutylene group are preferable. RThreeIs an alkyl group having 1 to 10 carbon atoms, and examples thereof include a methyl group, an ethyl group, a propyl group, a butyl group, and an isopropyl group. i is an integer of 1 to 10 indicating the hierarchy of the silylalkyl group, and aiIs an integer from 0 to 3. )}.
[0006]
In the cosmetic raw material of the present invention, a vinyl polymer having the following carbosiloxane dendrimer structure is preferable.
That is,
(A) 0 to 99.9 parts by weight of a vinyl monomer,
(B) General formula:
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Figure 0004009382
{Wherein Y is a radically polymerizable organic group, R1Is an alkyl or aryl group having 1 to 10 carbon atoms. Examples of the alkyl group include a methyl group, an ethyl group, a propyl group, a butyl group, a pentyl group, an isopropyl group, an isobutyl group, a cyclopentyl group, and a cyclohexyl group. Examples of the aryl group include a phenyl group and a naphthyl group. Among these, a methyl group and a phenyl group are preferable, and a methyl group is particularly preferable. X1Is a silylalkyl group represented by the following formula when i = 1.
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Figure 0004009382
(Where R1Is the same as above and R2Is an alkylene group having 2 to 10 carbon atoms. RThreeIs an alkyl group having 1 to 10 carbon atoms, and examples thereof include a methylene group, an ethylene group, a propylene group, and a butylene group. Xi + 1Is a group selected from the group consisting of a hydrogen atom, an alkyl group having 1 to 10 carbon atoms, an aryl group and the silylalkyl group. i is an integer of 1 to 10 indicating the hierarchy of the silylalkyl group, and aiIs an integer from 0 to 3. )} Is a vinyl polymer containing a carbosiloxane dendrimer structure obtained by polymerizing 100 to 0.1 parts by weight of a carbosiloxane dendrimer containing an organic group capable of radical polymerization.
[0007]
The vinyl polymer will be described. The vinyl monomer as the component (A) is not particularly limited as long as it has a radical polymerizable vinyl group. Examples of such vinyl monomers include lower alkyl (meth) acrylates such as methyl (meth) acrylate, ethyl (meth) acrylate, n-propyl (meth) acrylate, isopropyl (meth) acrylate; Glycidyl acrylate; n-butyl (meth) acrylate, isobutyl (meth) acrylate, tert-butyl (meth) acrylate, n-hexyl (meth) acrylate, cyclohexyl (meth) acrylate, (meth) Higher (meth) acrylates such as 2-ethylhexyl acrylate, octyl (meth) acrylate, lauryl (meth) acrylate, stearyl (meth) acrylate; lower fatty acid vinyl esters such as vinyl acetate and vinyl propionate; vinyl butyrate, Vinyl caproate, vinyl 2-ethylhexanoate, lauric acid Nyl, higher fatty acid esters such as vinyl stearate; aromatic vinyl type monomers such as styrene, vinyl toluene, benzyl (meth) acrylate, phenoxyethyl (meth) acrylate, vinylpyrrolidone; (meth) acrylamide, N-methylol ( Amide group-containing vinyl monomers such as (meth) acrylamide, N-methoxymethyl (meth) acrylamide, isobutoxymethoxy (meth) acrylamide, N, N-dimethyl (meth) acrylamide; hydroxyethyl (meth) acrylate, ( Hydroxyl group-containing vinyl monomers such as (meth) acrylic acid hydroxypropyl alcohol; (meth) acrylic acid, itaconic acid, crotonic acid, fumaric acid, maleic acid and other carboxylic acid-containing vinyl monomers, tetrahydrofurfuryl (meth) ) Acrylate, butoxy Ether type vinyl monomers such as chill (meth) acrylate, ethoxydiethylene glycol (meth) acrylate, polyethylene glycol (meth) acrylate, polypropylene glycol mono (meth) acrylate, hydroxybutyl vinyl ether, cetyl vinyl ether, 2-ethylhexyl vinyl ether; Unsaturated group-containing silicon compounds such as (meth) acryloxypropyltrimethoxysilane, polydimethylsiloxane containing a (meth) acryl group at one end, and polydimethylsiloxane containing a styryl group at one end; butadiene; Vinyl; vinylidene chloride; (meth) acrylonitrile; dibutyl fumarate; maleic anhydride; dodecyl succinic anhydride; (meth) acryl glycidyl ether: (meth) acrylic acid; Alkali metal salts, ammonium salts, organic amine salts of radically polymerizable unsaturated carboxylic acids such as taconic acid, crotonic acid, fumaric acid and maleic acid; radically polymerizable unsaturated monomers having a sulfonic acid group such as styrenesulfonic acid And alkali metal salts, ammonium salts, organic amine salts thereof; quaternary ammonium salts derived from (meth) acrylic acid such as 2-hydroxy-3-methacryloxypropyltrimethylammonium chloride, of diethylamine methacrylate Examples thereof include methacrylic acid esters of alcohols having a tertiary amine group and quaternary ammonium salts thereof.
[0008]
Polyfunctional vinyl monomers can also be used. For example, trimethylolpropane tri (meth) acrylate, pentaerythritol tri (meth) acrylate, ethylene glycol di (meth) acrylate, tetraethylene glycol di (meth) acrylate, Polyethylene glycol di (meth) acrylate, 1,4-butanediol di (meth) acrylate, 1,6-hexanediol di (meth) acrylate, neopentyl glycol di (meth) acrylate, trimethylolpropane trioxyethyl (meth) Such as acrylate, tris (2-hydroxyethyl) isocyanurate di (meth) acrylate, tris (2-hydroxyethyl) isocyanurate tri (meth) acrylate, and styryl-blocked polydimethylsiloxane. KazuHajime containing silicone - emission compounds and the like.
[0009]
The carbosiloxane dendrimer (B) has a general formula:
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Figure 0004009382
Indicated by In the above formula, Y is an organic group capable of radical polymerization, and any organic group capable of radical reaction may be used, and specifically, a (meth) acryloxy group-containing organic group represented by the following general formula: , A (meth) acrylamide group-containing organic group, a styryl group-containing organic group, or an alkenyl group having 2 to 10 carbon atoms.
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Figure 0004009382
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Figure 0004009382
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Figure 0004009382
(In the above formula, RFourAnd R6Is a hydrogen atom or a methyl group, RFiveAnd R8Is an alkylene group having 1 to 10 carbon atoms, R7Is an alkyl group having 1 to 10 carbon atoms. b is an integer of 0 to 4, and c is 0 or 1. ). Examples of such radically polymerizable organic groups include acryloxymethyl group, 3-acryloxypropyl group, methacryloxymethyl group, 3-methacryloxypropyl group, 4-vinylphenyl group, 3-vinylphenyl group, 4- (2-propenyl) phenyl group, 3- (2-propenyl) phenyl group, 2- (4-vinylphenyl) ethyl group, 2- (3-vinylphenyl) ethyl group, vinyl group, allyl group, methallyl group , 5-hesenyl group. R1Is an alkyl group or aryl group having 1 to 10 carbon atoms, and examples of the alkyl group include a methyl group, an ethyl group, a propyl group, a butyl group, a pentyl group, an isopropyl group, an isobutyl group, a cyclopentyl group, and a cyclohexyl group. The Examples of the aryl group include a phenyl group and a naphthyl group. Among these, a methyl group and a phenyl group are preferable, and a methyl group is particularly preferable. X1Is a silylalkyl group represented by the following formula when i = 1.
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Figure 0004009382
In the above formula, R2Is an alkylene group having 2 to 10 carbon atoms, linear alkylene group such as ethylene group, propylene group, butylene group, hexylene group; methylmethylene group, methylethylene group, 1-methylpentylene group, 1, 4 -Branched alkylene groups, such as a dimethyl butylene group, are illustrated. Among these, an ethylene group, a methylethylene group, a hexylene group, a 1-methylpentylene group, and a 1,4-dimethylbutylene group are preferable. RThreeIs an alkyl group having 1 to 10 carbon atoms, and examples thereof include a methyl group, an ethyl group, a propyl group, a butyl group, and an isopropyl group. R1Is the same as above. Xi + 1Is a group selected from the group consisting of a hydrogen atom, an alkyl group having 1 to 10 carbon atoms, an aryl group, and the silylalkyl group. aiIs an integer from 0 to 3. i is an integer of 1 to 10, which indicates the number of layers of the silylalkyl group, that is, the number of repetitions of the silylalkyl group. Therefore, when the number of layers is 1, the carbosiloxane dendrimer of this component is
General formula:
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Figure 0004009382
(Where Y, R1, R2And RThreeIs the same as above and R12Is a hydrogen atom or R1Is the same. a1Is aiIs the same as a in a molecule1The average total number of is 0-7. ). When the number of layers is 2, the carbosiloxane dendrimer of this component is
General formula:
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Figure 0004009382
(Where Y, R1, R2, RThreeAnd R12Is the same as above. a1And a2Is aiIs the same as a in a molecule1And a2The average total number of is 0-25. ). When the number of layers is 3, the carboxydendrimer is
General formula:
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Figure 0004009382
(Where Y, R1, R2, RThreeAnd R12Is the same as above. a1, a2And aThreeIs aiIs the same as a in a molecule1And a2No and aThreeThe average total number of is 0-79. ).
[0010]
Examples of the carboxydendrimer containing an organic group capable of radical polymerization of this component include carbosiloxane dendrimers represented by the following average composition formula.
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Figure 0004009382
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Figure 0004009382
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Figure 0004009382
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Figure 0004009382
[0011]
Such a carbosiloxane dendrimer can be produced according to the method for producing a branched siloxane-silalkylene copolymer described in JP-A No. 11-1530 (Japanese Patent Application No. 9-171154). For example,
General formula:
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Figure 0004009382
(Where R1And Y are as defined above. And a silicon atom-bonded hydrogen atom-containing silicon compound and an alkenyl group-containing organosilicon compound can be produced by a hydrosilylation reaction. Examples of the silicon compound represented by the above formula include 3-methacryloxypropyltris (dimethylsiloxy) silane, 3-acryloxypropyltris (dimethylsiloxy) silane, and 4-vinylphenyltris (dimethylsiloxy) silane. As the alkenyl group-containing organosilicon compound, vinyltris (trimethylsiloxy) silane, vinyltris (dimethylphenylsiloxy) silane, and 5-hexenyltris (trimethylsiloxy) silane are used. The hydrosilylation reaction is preferably performed in the presence of a transition metal catalyst such as chloroplatinic acid or a platinum vinylsiloxane complex.
[0012]
In the vinyl polymer containing a dendrimer structure used in the present invention, the polymerization ratio of the component (A) and the component (B) is such that the component (A) and the component (B) are in a weight ratio of 0: 100 to The range is 99.9: 0.1, and the range is preferably 1:99 to 99: 1. In addition, that (A) component and (B) component are 0: 100 means that the homopolymer of (B) component may be sufficient.
[0013]
The vinyl polymer having a carbosiloxane dendrimer structure used in the present invention is obtained by copolymerizing the component (A) and the component (B) as described above or polymerizing only the component (B). . As the polymerization method, a radical polymerization method or an ionic polymerization method is used, and among these, the radical polymerization method is preferable. In this radical polymerization, a solution polymerization method is preferably used. This solution polymerization is performed by reacting the component (A) and the component (B) in a solvent in the presence of a radical initiator at a temperature of 50 to 150 ° C. for 3 to 20 hours. Solvents used here include aliphatic hydrocarbons such as hexane, octane, decane, and cyclohexane; aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene, and xylene; ethers such as diethyl ether, dibutyl ether, tetrahydrofuran, and dioxane; acetone, methyl ethyl ketone Ketones such as methyl isobutyl ketone and diisobutyl ketone; esters such as methyl acetate, ethyl acetate, butyl acetate and isobutyl acetate; alcohols such as methanol, ethanol, isopropyl alcohol and butanol; octamethyltecyclotetrasiloxane and decamethyl Illustrative are organosiloxane oligomers such as cyclopentasiloxane, hexamethyldisiloxane and octamethyltrisiloxane. As the radical initiator, conventionally known compounds generally used for radical polymerization are used. Specifically, 2,2′-azobis (isobutyronitrile), 2,2′-azobis (2-methyl) is used. Azobis compounds such as butyronitrile), 2,2′-azobis (2,4-dimethylvaleronitrile); benzoyl peroxide, lauroyl peroxide, tert-butylperoxybenzoate, tert-butylperoxy-2-ethyl An organic peroxide such as hexanoate is exemplified. This radical initiator may be used individually by 1 type, and may mix and use 2 or more types. It is preferable that the usage-amount of a radical initiator is the range of 0.1-5 weight part with respect to a total of 100 weight part of the said (A) component and (B) component. A chain transfer agent can be added during the polymerization. Specific examples of the chain transfer agent include mercapto compounds such as 2-mercaptoethanol, butyl mercaptan, n-dodecyl mercaptan, 3-mercaptopropyltrimethoxysilane, and polydimethylsiloxane having a mercaptopropyl group; methylene chloride, chloroform, four Halides such as carbon chloride, butyl bromide and 3-chloropropyltrimethoxysilane are exemplified. In addition, when manufacturing the vinyl polymer of this invention, it is preferable to remove the unreacted vinyl monomer which remain | survives by carrying out pressure reduction treatment under heating after superposition | polymerization.
[0014]
The number average molecular weight of the vinyl polymer having a carbosiloxane structure used in the present invention is preferably 3,000 to 2,000,000, more preferably 5,000, from the viewpoint of ease of blending as a cosmetic raw material. ~ 800,000. Examples of the properties include liquid, gum, paste, solid, and powder, and a solution, dispersion, or powder by dilution of a solvent is preferable.
[0015]
The cosmetic raw material of the present invention is composed of a vinyl polymer having a carbosiloxane structure as described above. Another cosmetic raw material of the present invention is a vinyl polymer containing a carbosiloxane dendrimer structure in the side chain. And a solution or dispersion comprising a liquid selected from the group consisting of silicone oil, organic oil, alcohol and water.
[0016]
The vinyl polymer having a carbosiloxane dendrimer structure in the side chain used in this invention is the same as the vinyl polymer described above. The liquid used in the present invention is silicone oil, organic oil, alcohol or water. Among these, examples of silicone oil include trimethylsiloxy group-blocked dimethylpolysiloxane with molecular chain at both ends and trimethyl at both molecular chains. Linear non-reactive silicones such as siloxy group-capped dimethylsiloxane / methylphenylsiloxane copolymer and molecular chain terminal trimethylsiloxy group-capped dimethylsiloxane / methyl (3,3,3-trifluoropropyl) siloxane copolymer Examples thereof include oils and cyclic bodies such as hexamethylcyclotrisiloxane, octamethylcyclotetrasiloxane, decamethylcyclopentasiloxane, and dodecamethylcyclohexasiloxane. In addition to the non-reactive silicone oil, a modified polysiloxane having a functional group such as a polyether group, amino group or silanol group at the end of the molecular chain or at the side chain can also be used.
[0017]
Examples of the organic oil include liquid paraffin, isoparaffin, hexyl laurate, isopropyl myristate, myristyl myristate, cetyl myristate, 2-octyldodecyl myristate, isopropyl palmitate, 2-ethylhexyl palmitate, butyl stearate, olein Decyl acid, 2-octyldodecyl oleate, myristyl lactate, cetyl lactate, lanolin acetate, stearyl alcohol, oleyl alcohol, avocado oil, almond oil, olive oil, cacao oil, jojoba oil, sesame oil, soybean oil, camellia oil, squalane, persic Glycols such as oil, castor oil, mink oil, cottonseed oil, coconut oil, egg yolk oil, beef tallow, lard, polypropylene glycol monooleate, neopentyl glycol-2-ethylhexanoate Le oil; isostearic acid triglyceride, polyhydric alcohol ester oils such as coconut oil fatty acid triglyceride; polyoxyethylene lauryl ether, organic oil polyoxyalkylene ether oil such as polyoxypropylene cetyl ether.
[0018]
As the alcohol, those used for cosmetic raw materials can be used. Among these, lower alcohols such as methanol, ethanol, butanol and isopropyl alcohol are preferable. The viscosity of this solution or dispersion is preferably 1 to 1 billion mPa · s at 25 ° C., and more preferably 10 to 500 million mPa · s since the effect of improving the touch in cosmetics is high.
[0019]
This solution or dispersion can be easily produced by simply mixing the vinyl polymer having the carbosiloxane dendrimer structure with silicone oil, organic oil, alcohol or water. Further, these liquids can be allowed to exist at the stage of polymerizing a vinyl polymer having a carbosiloxane dendrimer structure. In this case, the remaining unreacted vinyl monomer is completely removed by heating the solution or dispersion under normal pressure or reduced pressure to completely remove the odor of the unreacted vinyl monomer. is necessary. In the case of a dispersion, a surfactant can be added to improve the dispersibility of the vinyl polymer. Examples of such surfactants include anionic surfactants such as hexylbenzenesulfonic acid, octylbenzenesulfonic acid, decylbenzenesulfonic acid, dodecylbenzenesulfonic acid, cetylbenzenesulfonic acid, myristylbenzenesulfonic acid and sodium salts thereof; Octyltrimethylammonium hydroxide, dodecyltrimethylammonium hydroxide, hexadecyltrimethylammonium hydroxide, octyldimethylbenzylammonium hydroxide, decyldimethylbenzylammonium hydroxide, dioctadecyldimethylammonium hydroxide, tallow trimethylammonium hydroxide, coconut oil trimethylammonium Cationic surfactants such as hydroxides; polyoxyalkylene alkyl ethers, polymers Oxyalkylene alkylphenols, polyoxyalkylene alkyl esters, polyoxyalkylene sorbitan esters, polyethylene glycol, polypropylene glycol, ethylene oxide adducts of diethylene glycol alcohol trimethylnonanol, polyester nonionic surfactants, these surfactants A mixture of two or more of these is exemplified. Furthermore, pigments such as iron oxide that can be blended in cosmetics and inorganic oxide particles such as zinc oxide, titanium oxide, silicon oxide, mica, and talc can be blended with such solutions and dispersions. In this dispersion, the average particle diameter of the vinyl polymer is preferably in the range of 0.001 to 100 μm, and more preferably in the range of 0.01 to 50 μm. This is because cosmetics containing an emulsion having an average particle diameter outside this range tend to have insufficient touch, elongation and feeling on the fingers and skin. The concentration of the vinyl polymer in the dispersion or solution is in the range of 0.1 to 95% by weight, preferably in the range of 5 to 85% by weight. The range of 10 to 75% by weight is more preferable from the viewpoint of ease of blending and easy handling.
[0020]
The cosmetic raw material of the present invention as described above is suitably used as a raw material for various cosmetics because it is excellent in blending stability into cosmetics and can impart a good feeling of use and surface protection. In particular, when applied to skin cosmetics, there is no sense of incongruity, it is excellent in water repellency, gas permeability and moisture permeability, is not sticky, and can give a refreshing feel. Moreover, when applied to hair cosmetics, water repellency and hair setting properties can be imparted to the hair. Therefore, it is suitably used as a raw material for skin cosmetics and hair cosmetics.
[0021]
Next, the cosmetic of the present invention will be described.
The cosmetic of the present invention is characterized by comprising the above-mentioned cosmetic raw material and other cosmetic raw materials, and all cosmetics containing the cosmetic raw material of the present invention are included. Such cosmetics containing the cosmetic raw material of the present invention are not particularly limited as long as they are generally referred to as cosmetics or cosmetics. Such cosmetics include skin cosmetics such as soaps, body shampoos, facial cosmetics and other basic cosmetics such as skin lotions, creams, emulsions, packs, etc .; base makeup cosmetics such as funny and foundation, lipsticks, Eyebrow cosmetics such as blusher, eye shadow, eyeliner, mascara, nail cosmetics such as nail polish, hair removal agent, shaving lotion, antiperspirant / deodorant, sunscreen, and other special cosmetics, perfume, Aromatic cosmetics such as de colon are exemplified. Examples of hair cosmetics include shampoos, hair rinses, treatments, permanent wave agents, hair styling agents, hair restorers, hair nourishing agents, hair dyes and the like. In addition, examples of other cosmetics include toothpaste and bath preparations. Examples of the cosmetics include aqueous liquids, oily liquids, emulsions, creams, foams, semisolids, solids, and powders. Moreover, this cosmetic can be used by spraying.
[0022]
The cosmetic of the present invention is composed of the above cosmetic raw materials and other cosmetic raw materials. Examples of other cosmetic raw materials include avocado oil, almond oil, olive oil, cacao butter, beef tallow, sesame oil, wheat germ oil, Oils such as safflower oil, shea butter, turtle oil, persimmon oil, persic oil, castor oil, grape oil, macadamia nut oil, mink oil, egg yolk oil, owl, coconut oil, hardened oil; orange luffy oil, carnauba wax, candelilla wax Waxes such as whale wax, jojoba oil, montan wax, beeswax, lanolin; hydrocarbons such as liquid paraffin, petrolatum, paraffin, ceresin, microcrystalline wax, squalane; lauric acid, myristic acid, palmitic acid, stearic acid, oleic acid , Behenic acid, undecylenic acid, oxystearic acid, linoleic acid Higher fatty acids such as lanolinic acid and synthetic fatty acids; ethyl alcohol, isopropyl alcohol, lauryl alcohol, cetyl alcohol, cetostearyl alcohol, stearyl alcohol, oleyl alcohol, behenyl alcohol, lanolin alcohol, hydrogenated lanolin alcohol, hexyldecanol, octyldodecanol, isostearyl Alcohols such as alcohol; sterols such as cholesterol, dihydrocholesterol, phytosterol; ethyl linoleate, isopropyl myristate, lanolin fatty acid isopropyl, hexyl laurate, myristyl myristate, cetyl myristate, octyldodecyl myristate, decyl oleate, oleic acid Octyldodecyl, hexyldecyl dimethyloctanoate, isoocta Fatty acids such as cetyl acid, cetyl palmitate, glyceryl trimyristate, glycerin tri (capryl and capric acid), propylene glycol dioleate, glyceryl triisostearate, glycerin triisooctanoate, cetyl lactate, myristyl lactate, diisostearyl malate Ester; humectant such as glycerin, propylene glycol, 1,3-butylene glycol, polyethylene glycol, sodium d, l-pyrrolidonecarboxylate, sodium lactate, sorbitol, sodium hyaluronate; higher fatty acid soap, higher alcohol sulfate ester salt, N -Anionic surfactants such as acyl glutamate and phosphate ester salts, cationic surfactants, amphoteric surfactants such as betaine type, amino acid type, imidazoline type and lecithin, polyvalent alcohol Surface active agents such as non-ionic surfactants such as oleester type and ethylene oxide condensation type; colored pigments such as iron oxide; white pigments such as zinc oxide, titanium oxide and zirconium oxide; extender pigments such as mica, talc and sericite Pigments such as dimethylpolysiloxane, methylphenylpolysiloxane, octamethyltetracyclosiloxane, decamethylcyclopentasiloxane, polyether-modified silicone oil, amino-modified silicone oil, trimethylsilicic acid and other silicone materials; purified water; carrageenan, Alginic acid, alginate, gum arabic, tragacanth, pectin, agar, casein, starch, xanthan gum, polyvinyl alcohol, polyvinylpyrrolidone, poly (meth) acrylic acid and its salts, poly (meth) acrylic acid ester and its derivatives, poly Polymers such as tylene glycol and vinyl acetate resin: Furthermore, thickeners, gelling agents, anti-aging agents, antistatic agents, pigment wetting agents, dispersing agents, anti-sagging agents, anti-settling agents, anti-sagging agents UV absorbers, antibacterial agents, anti-inflammatory agents, antiperspirants, antiseptics, perfumes, antioxidants, pH adjusters, propellants, and cosmetic ingredients.
[0023]
The cosmetic product of the present invention can further contain cured silicone particles. Examples of the cured silicone particles include resin-like silicone cured particles and rubber-like silicone cured particles. Resin-like cured silicone particles give a refreshing feel to hair and skin, and rubbery particles give a soft feel to the skin. Among these, a water suspension of cured silicone rubber particles is preferable because it is easy to mix. The blending amount thereof is an amount contained in the cosmetic within a range of 0.1 to 99% by weight, and an amount contained within a range of 0.2 to 85% by weight is preferable. Here, the resin-like cured silicone particles are prepared by hydrolytic condensation of hydrolyzable silane or a partial hydrolyzate thereof. The rubber-like cured silicone particles may be obtained by crosslinking the crosslinkable silicone rubber composition and then pulverizing or dispersing the crosslinkable silicone rubber composition in a medium such as water and then crosslinking the medium. Examples of the removing method are given. The aqueous suspension of rubber-like cured silicone particles can be obtained by dispersing the rubber-like cured silicone particles in water using a surfactant or the like, or after dispersing the crosslinkable silicone rubber composition in water. Obtained by crosslinking.
[0024]
In order to produce the cosmetic product of the present invention, the cosmetic raw material of the present invention as described above and other cosmetic raw materials can be easily produced by simply mixing them uniformly. As the mixing means, various mixing devices and kneading devices that are usually used in the production of cosmetics can be used. Examples of such apparatuses include a homomixer, paddle mixer, Henschel mixer, homodisper, colloid mixer, propeller stirrer, homogenizer, in-line continuous emulsifier, ultrasonic emulsifier, and vacuum kneader.
[0025]
【Example】
Next, the present invention will be described in detail with reference to examples. In the examples, the viscosity is a value at 25 ° C. Moreover, the evaluation of the characteristics of the vinyl polymer having a carbosiloxane dendrimer structure as a cosmetic raw material and the characteristics of the cosmetic was performed according to the following method.
-Properties of vinyl polymers with carbosiloxane dendrimer structure
1. Molecular weight
It measured using the gel permeation chromatography (GPC) apparatus. The measured value was represented by the number average molecular weight in terms of polystyrene.
2. Water repellency
A 20% by weight toluene solution of the polymer was applied to a glass plate, the solvent was removed by air drying and 100 ° C. oven, water droplets were placed on the surface, and the contact angle with water was measured. As the measuring device, an automatic contact angle meter (manufactured by Kyowa Interface Chemical Co., Ltd.) was used.
3. Oxygen permeability
In accordance with the oxygen permeability test specified in JIS K-7126, the oxygen permeability was measured under conditions of a temperature of 23 ° C., a humidity of 0%, and an oxygen concentration of 5%. Here, as a measuring means, an oxygen permeation tester (Modern Control 10/50) is used, and the polymer sample has a film area of 50 cm.2The test piece was used. The measured value P value is 10 billion times the oxygen permeability coefficient, and the unit is cmThree・ Cm / (cm2· Sec · mmHg).
4). Glass transition point (Tg)
It measured using the differential thermal analysis (DSC).
[0026]
○ Cosmetics evaluation methods
1. Adhesiveness
After 10 panelists applied cosmetics on their wrists and stretched them well with their fingers, they bent their wrists. After this folding was repeated 50 times, the amount of cosmetics remaining on the wrist was confirmed with a finger. The evaluation results are expressed as ○ mark when the number of people who feel that the cosmetics are attached is 8 to 10 people, △ mark when this is 4 to 7 people, and X mark when the number is 3 or less. .
2. The speed of drying
After 10 panelists applied cosmetics on the back of their hands and stretched them well with their fingers, they made a relative comparison of the drying speed of the cosmetics. The evaluation results are indicated by ◯ marks when the number of people who feel that drying is the fastest is 8-10 people, △ marks when this is 4-7 people, and x marks when this number is 3 or less. did.
3. Water repellency
10 panelists applied cosmetics on the back of their hands and stretched them well with their fingers. Next, after the back of the hand was washed with a soap solution and wiped with a towel, the water repellency was evaluated from the spread of water drops. The evaluation result is represented by a circle mark when the number of people who feel that there is a spread of water droplets is 8 to 10, a triangle mark when this is 4 to 7 people, and a cross mark when the number is 3 or less. did.
4). Hair set retention
After curling the hair, the hair was treated with a hair spray. Then, 10 panelists evaluated the curl retention after the wet towel was placed on the hair for 5 minutes. The evaluation results are indicated by a circle mark when the number of people who feel that there is curl retention is 8-10 people, a triangle mark when this is 4-7 people, and a mark when this is 3 or less. expressed.
[0027]
[Example 1]
In a flask equipped with a stirrer substituted with nitrogen, 30 parts by weight of a carbosiloxane dendrimer represented by the following general formula, 45 parts by weight of methyl methacrylate, 25 parts by weight of n-butyl acrylate, 400 parts by weight of cyclic dimethylpolysiloxane (pentamer) Then, 0.3 parts by weight of 2,2′-azobisisobutyronitrile was added and mixed. While stirring, the temperature was raised to 80 ° C. and held for 6 hours. The resulting polymer dispersion was white. This polymer dispersion had an unreacted methyl methacrylate odor. This was reduced in pressure by 10 mmHg for 30 minutes under heating at 140 ° C., and when about 200 parts by weight of the total amount of the low molecular weight compound and cyclic dimethylsilicone (pentamer) was removed, the odor of methyl methacrylate disappeared. . Here, the polymerization yield was 95% by weight as a calculated value based on the nonvolatile content. Cyclic dimethylsilicone (pentamer) was added thereto to produce a dispersion of a vinyl polymer having a carbosiloxane dendrimer structure with a nonvolatile content of 20% by weight {cosmetic raw material (A)}. The characteristics of this cosmetic raw material (A) are shown in Table 1.
Embedded image
Figure 0004009382
[0028]
[Example 2]
After charging 30 parts by weight of the carbosiloxane dendrimer used in Example 1, 45 parts by weight of methyl methacrylate, 25 parts by weight of n-butyl acrylate and 200 parts by weight of toluene into a flask equipped with a stirrer substituted with nitrogen, 0.3 parts by weight of 2 ′ azobisisobutyronitrile was added and mixed with stirring. While stirring, the temperature was raised to 80 ° C. and held for 5 hours. The resulting copolymer solution was colorless. This solution was decompressed at 10 mmHg for 30 minutes while being heated to 100 ° C. to remove about 150 parts by weight of the total amount of the low molecular weight compound and toluene. Subsequently, after reprecipitating with methanol, purifying and drying, the obtained polymer was micronized with a ball mill. From the weight, the polymerization yield was 92% by weight. This polymer was diluted with cyclic dimethylsilicone (pentamer) to produce a 20 wt% solution of a vinyl polymer having a carbosiloxane dendrimer structure {cosmetic raw material (B)}. The properties of this cosmetic raw material (B) are shown in Table 1.
[0029]
[Example 3]
After 15 parts by weight of carbosiloxane dendrimer used in Example 1, 42 parts by weight of n-butyl methacrylate, 20 parts by weight of methacrylic acid, and 400 parts by weight of ethanol were charged into a flask equipped with a stirrer and mixed, 0.3 parts by weight of 2,2′azobisisobutyronitrile was added and mixed with stirring. While stirring, the temperature was raised to 80 ° C. and held for 5 hours. The obtained copolymer solution was heated to remove ethanol, and then treated at 150 ° C. and 10 mmHg for 10 minutes.
In addition, the polymerization yield was 96 weight% as a calculation value by a non volatile matter. To this, 400 parts by weight of ethanol was added and mixed, and then 23 parts by weight of triethanolamine was added to produce a vinyl polymer solution having a carbosiloxane structure with a nonvolatile content of 20% by weight. C)}. The characteristics of this cosmetic raw material (C) are shown in Table 1.
[0030]
[Example 4]
After 15 parts by weight of the carbosiloxane dendrimer used in Example 1, 42 parts by weight of n-butyl methacrylate, 20 parts by weight of methacrylic acid and 200 parts by weight of ethanol were charged and mixed in a flask equipped with a stirrer, 2 , 2′-Azobisisobutyronitrile (0.3 parts by weight) was stirred and mixed. While stirring, the temperature was raised to 80 ° C. and held for 5 hours. 23 parts by weight of triethanolamine was added to the obtained copolymer solution at room temperature. This solution was sufficiently purified by reprecipitation with hexane and dried. The obtained polymer was micronized with a ball mill. From the weight, the polymerization yield was 92% by weight. This polymer was diluted with ethanol to produce a 20% by weight solution of a vinyl polymer having a carbosiloxane dendrimer structure {cosmetic raw material (D)}. The characteristics of this cosmetic raw material (C) are shown in Table 1.
[0031]
[Comparative Example 1]
A 20% by weight vinyl polymer solution was produced in the same manner as in Example 1 except that 30 parts by weight of the organopolysiloxane represented by the following formula was used instead of 30 parts by weight of the carbosiloxane dendrimer used in Example 1. {Cosmetic raw material (E)}. The properties of this cosmetic raw material (E) were measured and are also shown in Table 1.
Embedded image
Figure 0004009382
[0032]
[Comparative Example 2]
In the same manner as in Example 1 except that 30 parts by weight of the organosiloxane represented by the following formula was used instead of 30 parts by weight of the carbosiloxane dendrimer used in Example 1, a solution having a vinyl polymer concentration of 20% by weight was prepared. Manufactured {cosmetic raw material (F)}. The properties of this cosmetic raw material (F) were measured and are also shown in Table 1.
Embedded image
Figure 0004009382
[0033]
[Comparative Example 3]
An attempt was made to produce a vinyl polymer in the same manner as in Example 1 except that 30 parts by weight of methyl methacrylate was used instead of 30 parts by weight of the carbosiloxane dendrimer used in Example 1, and this vinyl polymer was produced. Was not dispersed in cyclic dimethyl silicone (pentamer).
[0034]
[Table 1]
Figure 0004009382
[0035]
[Example 5]
lipstick
Cosmetic raw material (A) 55 parts by weight, both ends trimethylsiloxy group-capped dimethylpolysiloxane (viscosity 2 mPa · s) 20 parts by weight, liquid lanolin 5 parts by weight, castor oil 3.8 parts by weight, glyceryl triisostearate 8 parts by weight After mixing the components while heating to 85 ° C., 0.1 parts by weight of antioxidant, 0.1 part by weight of fragrance, 2.0 parts by weight of silicon-treated titanium oxide, 2 parts by weight of red 201, red 202 1 part by weight and 3 parts by weight of yellow No. 4 aluminum lake were added and mixed uniformly, then degassed and filled into a container to prepare an oily liquid lipstick. The lipstick was evaluated and the results are shown in Table 2.
[0036]
[Comparative Example 4]
lipstick
In Example 5, an oily liquid lipstick was prepared in the same manner as in Example 5 except that the cosmetic raw material (E) was used instead of the cosmetic raw material (A). The lipstick was evaluated and the results are shown in Table 2.
[0037]
[Comparative Example 5]
lipstick
In Example 5, an oily liquid lipstick was prepared in the same manner as in Example 5 except that the cosmetic raw material (F) was used instead of the cosmetic raw material (A). The lipstick was evaluated and the results are shown in Table 2.
[0038]
[Table 2]
Figure 0004009382
[0039]
[Example 6]
mascara
62 parts by weight of cosmetic raw material (B), 15 parts by weight of dextrin fatty acid ester, and 4.5 parts by weight of low-boiling isoparaffin (trade name IP solvent manufactured by Idemitsu Petrochemical Co., Ltd.) are heated and melted and mixed, and then hydrophobized silicic anhydride 2 parts by weight, 1.5 parts by weight of organic bentonite, 7 parts by weight of black iron oxide powder and 10 parts by weight of mica were added and mixed, and this mixture was filled in a container to prepare a mascara. This mascara was evaluated, and the evaluation results are shown in Table 3.
[0040]
[Comparative Example 6]
mascara
Instead of 62 parts by weight of cosmetic raw material (B), trimethylsiloxysilicate (MeThreeSiO1/2: SiO2= 1.5: 1.0) A mascara was prepared in the same manner as in Example 6 except that 62 parts by weight of a 20% by weight solution was used. This mascara was evaluated and the results are shown in Table 3.
[0041]
[Comparative Example 7]
mascara
A mascara was prepared in the same manner as in Example 6 except that the cosmetic raw material (E) was used instead of the cosmetic raw material (B). This mascara was evaluated and the results are shown in Table 3.
[0042]
[Table 3]
Figure 0004009382
[0043]
[Example 7]
Manicure
Cosmetic raw material (C) 40 parts by weight, nitrocellulose 15 parts by weight, sucrose acetate isobutyrate 5 parts by weight, acetyltributyl citrate 5 parts by weight, camphor-2 parts by weight, ethyl acetate 5 parts by weight, acetic acid 10 parts by weight of butyl, 17 parts by weight of toluene, 1 part by weight of organic bentonite and 1 part by weight of pigment were mixed uniformly, and then filled into a container to prepare a nail polish. This manicure was evaluated and the results are shown in Table 4.
[0044]
[Comparative Example 8]
Manicure
A nail polish was prepared in the same manner as in Example 7 except that the cosmetic raw material (E) was used instead of the cosmetic raw material (C). The evaluation of this manicure was performed and the results are shown in Table 4.
[0045]
[Comparative Example 9]
Manicure
A nail polish was prepared in the same manner as in Example 7 except that the cosmetic raw material (F) was used instead of the cosmetic raw material (C). The evaluation of this manicure was performed and the results are shown in Table 4.
[0046]
[Table 4]
Figure 0004009382
[0047]
[Example 8]
Cream cosmetic for skin
Cosmetic raw material (A) 15 parts by weight, silicone-treated titanium oxide powder 2 parts by weight, p-methoxycinnamate octyl 10 parts by weight, viscosity 20 mPa · S molecular chain both ends trimethylsiloxy group-blocked dimethylpolysiloxane 12 parts by weight, polyoxy Ethylene (40 mol adduct) hardened castor oil 3 parts by weight, squalane 60 parts by weight, glycerin 5 parts by weight, beeswax 3 parts by weight, preservative appropriate amount, perfume appropriate amount, and purified water appropriate amount are charged into a Henschel mixer for 10 minutes at 1500 rpm. A skin cream cosmetic was prepared by stirring. This cosmetic was evaluated and the results are shown in Table 5.
[0048]
[Comparative Example 10]
Cream cosmetic for skin
Instead of 15 parts by weight of cosmetic raw material (A), trimethylsiloxysilicic acid (MeThreeSiO1/2: SiO2= 1.5: 1.0) A creamy cosmetic product for skin was prepared in the same manner as in Example 8 except that 15 parts by weight of a 20% by weight solution was used. The evaluation results of this cosmetic product are also shown in Table 5.
[0049]
[Comparative Example 11]
Cream cosmetic for skin
A creamy cosmetic product for skin was prepared in the same manner as in Example 8 except that 15 parts by weight of the cosmetic raw material (F) was used instead of the cosmetic raw material (A). The evaluation results of this cosmetic are shown in Table 5.
[0050]
[Table 5]
Figure 0004009382
[0051]
[Example 9]
Shampoo
Sulfosuccinic acid monoester disodium 20 parts by weight, lauroyldiethanolamide 2 parts by weight, cosmetic raw material (C) 5 parts by weight, perfume 0.2 parts by weight, preservative 0.1 part by weight, purified water 72.5 parts by weight After mixing a trace amount of the dye, it was filled into a container to prepare a shampoo. This shampoo was evaluated and the results are shown in Table 6.
[0052]
[Comparative Example 12]
Shampoo
A shampoo was prepared in the same manner as in Example 9 except that 5 parts by weight of the cosmetic raw material (E) was used instead of the cosmetic raw material (C). This shampoo was evaluated and the results are shown in Table 6.
[0053]
[Comparative Example 13]
Shampoo
A shampoo was prepared in the same manner as in Example 9 except that the cosmetic raw material (F) was used instead of the cosmetic raw material (C). This shampoo was evaluated and the results are shown in Table 6.
[0054]
[Table 6]
Figure 0004009382
[0055]
[Example 10]
Hair spray
100 parts by weight of cosmetic raw material (D), 50 parts by weight of ethanol, and 35 parts by weight of liquefied petroleum gas were cooled and mixed to prepare an aerosol type hair spray. This spray was evaluated and the results are shown in Table 7.
[0056]
[Comparative Example 14]
Hair spray
A hair spray was prepared in the same manner as in Example 10 except that the cosmetic raw material (E) was used instead of the cosmetic raw material (D). This spray was evaluated and the results are shown in Table 7.
[0057]
[Comparative Example 15]
Hair spray
A hair spray was prepared in the same manner as in Example 10 except that the cosmetic raw material (F) was used instead of the cosmetic raw material (D). This spray was evaluated and the results are shown in Table 7.
[0058]
[Table 7]
Figure 0004009382
[0059]
【The invention's effect】
The cosmetic raw material of the present invention comprises a vinyl polymer having a carbosiloxane dendrimer structure in the side chain, and a solution comprising the vinyl polymer and a liquid selected from the group consisting of silicone oil, organic oil, alcohol and water or Since it is a dispersion liquid, it has the characteristics that it is excellent in the stability of blending into cosmetics and can impart a good feeling of use and surface protection to cosmetics. The cosmetics to which the cosmetic raw material of the present invention is applied have no sense of incongruity in skin cosmetics, have excellent usability, surface water repellency, and oxygen permeability, and in hair cosmetics, have water repellency and hair setting properties. And the manufacturing method has a feature that such cosmetics can be efficiently manufactured.

Claims (6)

下式で示されるカルボシロキサンデンドリマー構造を側鎖に有するビニル系重合体からなることを特徴とする化粧品原料。
Figure 0004009382
{式中、Zは2価の有機基であり、pは0または1であり、R1は炭素原子数1〜10のアルキル基もしくはアリール基である。X1はi=1とした場合の次式で示されるシリルアルキル基である。
Figure 0004009382
(式中、R1は前記と同じであり、R2は炭素原子数2〜10のアルキレン基であり、R3は炭素原子数1〜10のアルキル基であり、Xi+1は水素原子,炭素原子数1〜10のアルキル基,アリール基および上記シリルアルキル基からなる群から選択される基である。iは該シリルアルキル基の階層を示している1〜10の整数であり、aiは0〜3の整数である。)}
A cosmetic raw material comprising a vinyl polymer having a carbosiloxane dendrimer structure represented by the following formula in its side chain.
Figure 0004009382
{In the formula, Z is a divalent organic group, p is 0 or 1, and R 1 is an alkyl or aryl group having 1 to 10 carbon atoms. X 1 is a silylalkyl group represented by the following formula when i = 1.
Figure 0004009382
(Wherein R 1 is the same as above, R 2 is an alkylene group having 2 to 10 carbon atoms, R 3 is an alkyl group having 1 to 10 carbon atoms, and X i + 1 is a hydrogen atom. , A group selected from the group consisting of an alkyl group having 1 to 10 carbon atoms, an aryl group, and the above silylalkyl group, i is an integer of 1 to 10 indicating the hierarchy of the silylalkyl group, a i is an integer from 0 to 3.)}
ビニル系重合体が、
(A)ビニル系単量体 0〜99.9重量部と、
(B)一般式:
Figure 0004009382
{式中、Yはラジカル重合可能な有機基であり、R1は炭素原子数1〜10のアルキル基もしくはアリール基であり、X1はi=1とした場合の次式で示されるシリルアルキル基である。
Figure 0004009382
(式中、R1は前記と同じであり、R2は炭素原子数2〜10のアルキレン基であり、R3は炭素原子数1〜10のアルキル基であり、Xi+1は水素原子,炭素原子数1〜10のアルキル基,アリール基および上記シリルアルキル基からなる群から選択される基である。iは該シリルアルキル基の階層を示している1〜10の整数であり、aiは0〜3の整数である。)}で示されるラジカル重合可能な有機基を有するカルボシロキサンデンドリマー 100〜0.1重量部を重合させてなるものである、請求項1記載の化粧品原料。
Vinyl polymer
(A) 0 to 99.9 parts by weight of a vinyl monomer,
(B) General formula:
Figure 0004009382
{Wherein Y is an organic group capable of radical polymerization, R 1 is an alkyl group or aryl group having 1 to 10 carbon atoms, and X 1 is a silylalkyl represented by the following formula when i = 1. It is a group.
Figure 0004009382
(Wherein R 1 is the same as above, R 2 is an alkylene group having 2 to 10 carbon atoms, R 3 is an alkyl group having 1 to 10 carbon atoms, and Xi + 1 is a hydrogen atom, carbon A group selected from the group consisting of an alkyl group having 1 to 10 atoms, an aryl group, and the above silylalkyl group, i is an integer of 1 to 10 indicating the hierarchy of the silylalkyl group, and a i is The cosmetic raw material according to claim 1, which is obtained by polymerizing 100 to 0.1 parts by weight of a carbosiloxane dendrimer having an organic group capable of radical polymerization represented by the following formula:
(B)成分中のラジカル重合可能な有機基が、一般式:
Figure 0004009382
または
Figure 0004009382
(式中、Rは水素原子もしくはメチル基であり、Rは炭素原子数1〜10のアルキレン基である。)で示されるアクリル基もしくはメタクリル基含有有機基、一般式:
Figure 0004009382
(式中、Rは水素原子もしくはメチル基であり、Rは炭素原子数1〜10のアルキル基であり、Rは炭素原子数1〜10のアルキレン基であり、bは0〜4の整数であり、cは0または1である。)で示されるスチリル基含有有機基および炭素原子数2〜10のアルケニル基からなる群から選択される基である請求項に記載の化粧品原料。
The organic group capable of radical polymerization in the component (B) has the general formula:
Figure 0004009382
Or
Figure 0004009382
(Wherein R 4 is a hydrogen atom or a methyl group, and R 5 is an alkylene group having 1 to 10 carbon atoms), an organic group containing an acrylic group or a methacryl group represented by the general formula:
Figure 0004009382
(In the formula, R 6 is a hydrogen atom or a methyl group, R 7 is an alkyl group having 1 to 10 carbon atoms, R 8 is an alkylene group having 1 to 10 carbon atoms, and b is 0 to 4) The cosmetic raw material according to claim 2 , which is a group selected from the group consisting of a styryl group-containing organic group and an alkenyl group having 2 to 10 carbon atoms. .
請求項1記載のビニル系重合体とシリコ−ンオイル、有機オイル、アルコ−ルおよび水からなる群から選ばれる液体とからなる溶液もしくは分散液であることを特徴とする、化粧品原料。  A cosmetic raw material comprising a solution or dispersion comprising the vinyl polymer according to claim 1 and a liquid selected from the group consisting of silicone oil, organic oil, alcohol and water. 請求項1または請求項記載の化粧品原料と他の化粧品原料からなる化粧品。A cosmetic comprising the cosmetic raw material according to claim 1 or 4 and another cosmetic raw material. 請求項1または請求項記載の化粧品原料と他の化粧品原料とを混合することを特徴とする化粧品の製造方法。A method for producing a cosmetic, comprising mixing the cosmetic raw material according to claim 1 or 4 with another cosmetic raw material.
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