JP4008302B2 - Rotary disc tumbler lock and key - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、新規なロータリーディスクタンブラー錠に関する。
【0002】
【従来の技術】
シリンダ錠には種々の型式のものがあるが、本出願人の主力製品であり、比較的安全性が高いと認められているシリンダ錠に例えばレバータンブラー錠がある。
【0003】
このレバータンブラー錠は、図1及び図2に示すように、内周面の母線に沿ってカム溝1を形成した外筒2と、この外筒に回転自在に嵌合し、間隙を介して中心軸線方向に積層された複数の仕切板3、3を設けると共に、中心軸線に沿って鍵孔4を貫通させた内筒5と、この内筒5の母線に沿って延在し、内筒の外周部において半径方向に移動可能に案内されると共に、上記カム溝1と係合する外側縁が外方に突出する方向に付勢されたロッキングバー6とを有している。
【0004】
また、仕切板の間の各スロット7に、夫々全体の形状が略C字形で一端部を揺動自在に軸支され、鍵孔に挿入された鍵の側端縁と干渉する方向に付勢されると共に、常態では内筒を軸線方向に貫通するバックアップピン8に係止され、かつ自由端部外側端縁にロッキングバー6の内側縁を受入れる解錠切欠9を形成したレバータンブラー11が挿設されている。
【0005】
そして、これらのタンブラー群の夫々が鍵孔に挿通された合鍵の対応する鍵溝と係合したとき、各レバータンブラー11の解錠切欠9がロッキングバー6の内側縁と整合する(図示せず)ように構成されている。
【0006】
したがって、合鍵を鍵孔4に挿入して内筒5を外筒2内で相対的に回動させると、カム溝1とロッキングバー6との間に生じる楔作用による、ロッキングバー6の内筒中心軸方向への移動が可能になり、換言すればシリンダ錠は解錠状態となって内筒5は解錠方向に回動する。
【0007】
なお、通常のレバータンブラー錠では、複数の仕切板3、3、キーガイド12及びテールピース13を装着したテールプラグ14(図1参照)を、図3に示す第1リテーナー15及びこの第1リテーナー15と面対称となる第2リテーナー(図示せず)を介して一体に結合して内筒5を構成する。
【0008】
すなわち、リテーナー15は、円筒の一部をなし、前端に抜け止めのフランジ16を形成すると共に、その母線に沿って複数固の縦長の矩形の受入れ孔17、17を形成した板状体で、フランジ16に一番近いものと遠い受入れ孔17を除いて、各受入れ孔17に仕切板の外周部に形成された挿入片18(図4参照)を挿入し、反対側の図示しない第2リテーナーと共にこれら複数固の仕切板3、3を一体的に結合する。
【0009】
そして、フランジ16に一番近い受入れ孔17には、キーガイド12の外周面に形成された上記挿入片18と同様の挿入片(図示せず)を挿入し、同様にして、リテーナー15の内端(図3で右端)にテールプラグ14(図1参照)を装着し、このようにして構成された内筒を外筒2と嵌合させることにより、内筒5が分解しないように包持する。
【0010】
なお、内筒5の内端には、リテーナー15のフランジ16と同様の抜け止めの機能を有する蛇の目状のストッパー板19を装着し、止め輪21で固定する。
【0011】
なお、図4において符号22は各仕切板に形成されたロッキングバー6用の案内溝を示す。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように構成されたレバータンブラー錠は勿論所期の機能を発揮し、特にロッキングバー6が内筒の回動時クリック感を呈するので使用感に優れ、また、ピッキングが困難であることから、住宅の扉口用の錠前として多用されている。
【0013】
しかしながら、一方では、レバータンブラー11の形状が略C字形であることから、剛性が比較的小さく、強い力で異鍵を回すと変形する場合が絶無であるとは言えない。
【0014】
また、合鍵の鍵孔内に挿入される本体部(以下ブレードという)の側端縁に鍵溝を形成するから、鍵溝の形成箇所を多くすることができず、したがって鍵違いの数にも限界がある。
【0015】
更にまた、鍵の断面形状が上下非対称であるから、ブレードの裏表に関係なく鍵孔に挿入できる所謂リバーシブルの鍵を作れない、等未だ改良の余地がある。
【0016】
そこでこの発明は、タンブラーの剛性が大きくて丈夫であり、リバーシブルの鍵が可能であってしかも鍵違いも大きな新規なロータリーディスクタンブラー錠及びその鍵を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、内周面の母線に沿って横断面形状が略V字形のカム溝を形成した外筒と、この外筒に回転自在に嵌合し、間隙を介して中心軸線方向に積層された複数の仕切板を設けると共に、中心軸線に沿って鍵孔を貫通させた内筒と、この内筒の母線に沿って延在し、内筒の外周部において半径方向に移動可能に案内されると共に、上記カム溝と係合する外側縁が外方に突出する方向に付勢されたロッキングバーとを有し、上記仕切板の間の各スロットに、中央部に鍵孔を包囲し得る大きさの鍵挿通孔を形成し、剛性を高めるため環状に成形したロータリーディスクタンブラーを挿設し、その実体部の1ヵ所を、内筒を軸線方向に貫通する支軸に揺動可能に軸支すると共に、鍵挿通孔を挟んで上記支軸と対峙するロータリーディスクタンブラーの実体部であり、円弧の一部をなす自由端部外側端縁に解錠切欠を形成し、一方、鍵挿通孔の開口端縁に、先端の移動軌跡が鍵孔に挿入された合鍵のブレードの平面部又は端縁部と干渉する係合突起を一体に突設し、各ロータリーディスクタンブラーをこの係合突起が合鍵に近接する方向に付勢すると共に、常態では内筒を軸線方向に貫通するバックアップピンに係止し、他方、これらのタンブラー群の係合突起の夫々が鍵孔に挿通された合鍵のブレードに形成された対応する窪みと係合したとき、各ロータリーディスクタンブラーの解錠切欠がロッキングバーの内側縁と整合するようにし、以て、合鍵と一体的に内筒を回動させたさせたとき、カム溝とロッキングバーとの間に生じる楔作用によりロッキングバーを内筒中心軸方向に移動させ、内筒を外筒に対し相対回動できるようにしたことを特徴とする。
【0018】
また、請求項2に記載の発明は、内周面の母線に沿って横断面形状が略V字形のカム溝を形成した外筒と、この外筒に回転自在に嵌合し、間隙を介して中心軸線方向に積層された複数の仕切板を設けると共に、中心軸線に沿って鍵孔を貫通させた内筒と、この内筒の母線に沿って延在し、内筒の外周部において半径方向に移動可能に案内されると共に、上記カム溝と係合する外側縁が外方に突出する方向に付勢されたロッキングバーとを有し、上記仕切板の間の各スロットに、中央部に鍵孔を包囲し得る大きさの鍵挿通孔を形成し、剛性を高めるため環状に成形したロータリーディスクタンブラーを挿設し、その実体部の1ヵ所を、内筒を軸線方向に貫通する支軸に揺動可能に軸支すると共に、鍵挿通孔を挟んで上記支軸と対峙するロータリーディスクタンブラーの実体部であり、円弧の一部をなす自由端部外側端縁に解錠切欠を形成し、一方、鍵挿通孔の開口端縁に、先端の移動軌跡が鍵孔に挿入された合鍵のブレードの平面部又は端縁部と干渉する係合突起を一体に突設し、各ロータリーディスクタンブラーをこの係合突起が合鍵に近接する方向に付勢すると共に、常態では内筒を軸線方向に貫通するバックアップピンに係止し、他方、これらのタンブラー群の係合突起の夫々が鍵孔に挿通された合鍵のブレードに形成された対応する窪みと係合したとき、各ロータリーディスクタンブラーの解錠切欠がロッキングバーの内側縁と整合するようにしたロータリーディスクタンブラー錠の合鍵であって、鍵孔に挿入されたときロータリーディスクタンブラーの係合突起の先端と整合するブレードの部位に、有底で所定の深さの摺り鉢形の窪みを形成し、この窪みが対応する係合突起と係合したとき、各ロータリーディスクタンブラーの解錠切欠がロッキングバーの内側縁と整合するようにし、以て、合鍵と一体的に内筒を回動させたさせたとき、カム溝とロッキングバーとの間に生じる楔作用によりロッキングバーを内筒中心軸方向に移動させ、内筒を外筒に対し相対回動できるようにしたことを特徴とする。
【0019】
【実施例】
以下、この発明を図5乃至図12を参照して説明する。
図1乃至図4に示す従来のレバータンブラー錠とこの発明によるロータリーディスクタンブラー錠との大きな違いは、タンブラーの形状が環状であること、及び、ブレードの側端縁の鍵溝の代りに合鍵の平面部及び端縁部に窪みを形成したことの2点である。
【0020】
すなわち、図5はこの発明の一実施例によるロータリーディスクタンブラー錠のスロット7を示し、このスロット7は、従来のレバータンブラー錠のそれのように、フランジ16付のリテーナー15によって相互に結合された複数の仕切板3、3間に形成されている。
【0021】
また、内筒の中心軸線に沿って形成された鍵孔4を間に挟むようにして、図5で上方には支軸23が、下方にはバックアップピン8が、夫々内筒5を鍵孔に平行に貫通するように設けられている(図1参照)。
【0022】
なお、図5に示すバックアップピン8の断面形状は、図1に示すものと異なり縦長の矩形の上隅部を面取りしたような形状であるが、このバックアップピン8の形状はこの発明の要旨ではなく、図1に示すように丸棒でもよい。
【0023】
また、図5に示すような断面形状の鍵孔4には、同じ断面形状の合鍵24が挿入されるが、これら鍵孔4或いは合鍵24の断面形状はこの発明の要旨ではない。
【0024】
図示の実施例で鍵孔4の横断面形状を図示のように複雑にしたのは、所謂ウォードの種類を多くして鍵違いを多くする目的の他、鍵孔4内におけるピッキング工具の操作を困難にするためである。
【0025】
また、鍵孔4(合鍵24)の断面形状を内筒5の中心軸線に関して点対称としたのは、合鍵の裏表に関係無く合鍵を鍵孔4に挿入できる所謂リバーシブルキーにするためである。
【0026】
そして、この発明によるロータリーディスクタンブラー錠の施解錠操作に用いられる合鍵24は、図6及び図7に示すように、鍵孔4に挿入される本体部(以下単にブレードという)の先端が円弧に成形され、かつ面取りされると共に、図6に示す平面部、及び図7に示す端縁部の所定の箇所に窪み25が形成されている。
【0027】
この窪み25の断面形状は、例えば図5に示すように、図面を明瞭にするためハッチングを施さない合鍵24の断面形状において点線で示すように、また、図6及び図7に示すように、有底の逆台形であり、複数種類の深さ(図示の実施例では4種類)がある。
【0028】
上記窪み25の形成位置及び深さについては、後述するロータリーディスクタンブラーとの関連において後にもう一度説明する。
【0029】
一方、図1及び図2に示す従来の所謂レバータンブラー錠、ディスクタンブラー錠、或いはピンタンブラー錠においては、ブレードの側端縁にV字形の鍵溝が形成されており、窪みではないことは周知の通りである。
【0030】
なお、図5において図1及び図2と等符号を付した部分は、相互に均等な部分を示すので、更に詳細な説明は省略する。
【0031】
他方、上記スロット7、7の夫々には、図8に示すように、中央部に鍵孔4を包囲し得る大きさの鍵挿通孔26を形成した環状のロータリーディスクタンブラー27が挿設されている。
【0032】
此でロータリーディスクタンブラー27が環状であるという意味は、鍵挿通孔26を包囲するロータリーディスクタンブラー27の実体部が閉曲線をなすという意味で、ロータリーディスクタンブラー27の外形は、図示のように略円形である。
【0033】
各ロータリーディスクタンブラー27は、その実体部の1ヵ所(図示の実施例では上端部)を支軸22によって揺動可能に軸支されている。
【0034】
そして、ロータリーディスクタンブラー27の自由端部(図8で下端部)の内側縁及び外側縁の双方とも支軸22を中心とする円弧状に成形されている。
【0035】
また、ロータリーディスクタンブラー27の自由端部外側縁の所定の角度位置には、例えば矩形の解錠切欠9が形成されている。
【0036】
この解錠切欠9の形成角度位置は、前記合鍵の窪み25の深さに応じて、例えば4種類あり、これによってロータリーディスクタンブラー錠の鍵違いを得るようにしている。
【0037】
更にまた、ロータリーディスクタンブラー27の自由端部内側縁はバックアップピン8の下端を掠めるように形成され、その図8における左端部には係止段部28が形成されている。
【0038】
なお、この係止段部28は、段部ではなく突起でもよいことは勿論である。
【0039】
一方、鍵挿通孔26の開口端縁には、図8に示すように、先端の移動軌跡が合鍵24のブレードの平面部と干渉する係合突起29が一体に突設されている。
【0040】
なお、この係合突起29は、図9に示すように、先端の移動軌跡がブレードの端縁部と干渉するように、突設位置をずらせて突設する場合もある。
【0041】
そして、各ロータリーディスクタンブラー27は、従来のレバータンブラー錠と同様に、薄い板ばねによるタンブラーばね31の弾力により、その係合突起29が合鍵24に近接する方向に付勢されている。
【0042】
図8及び図9に示すように鍵孔4に合鍵24が挿入されていない場合には、各ロータリーディスクタンブラー27の前記係止段部28がバックアップピン8に弾接するように係止され、各ロータリーディスクタンブラー27は図8及び図9に示す角度位置に係止される。
【0043】
しかしながら、鍵孔4に合鍵24が挿入され、各ロータリーディスクタンブラー27の係合突起29が対応する合鍵の窪み25に係入したとき、図10及び図11に示すように、全ロータリーディスクタンブラー27、27の解錠切欠9、9がロッキングバー6の内側縁と整合するように、係合突起29の突出量、窪み25の深さ及び解錠切欠9の角度位置が設定されている。
【0044】
図示の実施例では、係合突起29の突出量を一定にしておき、換言すれば、支軸23の中心に関し係合突起29の先端の位置を一定にしておき、係合突起29の先端が合鍵のブレードの窪み25に係入してその底面に当接したとき、窪み25の深さに応じてロータリーディスクタンブラー27の揺動角度を変化させ、図8に示す複数の解錠切欠9、9の内選択されたものをロッキングバー6の内側縁に整合させるようにしている。
【0045】
なお、この発明におけるロータリーディスクタンブラー錠においても、従来のレバータンブラー錠と同様に、相互に隣接するロータリーディスクタンブラー27は、係合突起29が左右対称になるように配設するのがよい。
【0046】
それは、係合突起が係入する合鍵の窪み25、25の相互の間隔を長くし、特に窪みが深いときに隣接する窪みが干渉しないようにするためである。
【0047】
上記のように構成されたこの発明の一実施例によるロータリーディスクタンブラー錠は、鍵孔4に合鍵24を差込まれていない場合、或いは合鍵とは異なる異鍵を鍵孔4に挿入した場合、少なくとも1枚のロータリーディスクタンブラー27の解錠切欠9がロッキングバー6の内側縁と角度的にずれる(図8及び図9参照)。
【0048】
この状態で内筒5を回そうとすると、ロッキングバー6とカム溝1との間に生じる楔作用により、ロッキングバー6がカム溝1から押出されようとするが、その動きはロータリーディスクタンブラー27の自由端部外側縁に阻止されて内筒5を回すことはできない。すなわち、このロータリーディスクタンブラー錠は解錠されない。
【0049】
一方、鍵孔4に合鍵24が挿入された場合には、前記したように、また、図10及び図11に示すように、全ロータリーディスクタンブラー27、27の解錠切欠9、9がロッキングバーの内側縁と整合する。
【0050】
この状態で内筒を回すと、従来のレバータンブラー錠と同様に、内筒5と外筒2との相互回動によるロッキングバー6の内筒中心軸線方向の移動が可能になり、このロータリーディスクタンブラー錠は解錠されることになる。
【0051】
なお、合鍵及び異鍵を鍵孔に挿入するとき、ブレードの窪みが無い部分が係合突起29と係合し、係合突起29が鍵孔4から退避する場合でも、図12に示すように、鍵挿通孔26が鍵孔4と干渉しないように、その大きさ及び開口位置が設定されているものとする。
【0052】
また、図8及び図9に示す施錠状態では、内筒を回そうとする力はロッキングバー6を上方に押上げる方向に作用するので、ロータリーディスクタンブラー27とバックアップピン8との間の摩擦を無くして前者の揺動を円滑にするため図示のように両者の間に隙間を設ける場合には、この力は支軸23に担持されることになる。
【0053】
それはそれで作動上問題はないが、この力を分散してバックアップピン8にも担持させようとする場合には、選択された、或いは全ロータリーディスクタンブラー27の支軸23と嵌合する支軸孔を例えば上下に長い長穴とするのがよい。
【0054】
この場合、ロータリーディスクタンブラー27がロッキングバー6から力を受けた場合、ロータリーディスクタンブラー27が上方に移動する結果、その自由端部がバックアップピン8に当接して負荷はバックアップピンに担持される。
【0055】
なお、この発明は、図示の実施例に限定されることなく、種々に変形して実施することが可能である。
【0056】
例えば、以上の説明では、図9及び図11に示すブレードの端縁部の窪み25を探るロータリーディスクタンブラー27を、ブレードの平面部の窪みを探るものと同じに用いるものとしたが、ブレードの端縁は薄くて窪みの深さの種類が例えば2種類しか採れないので、これを別の用途に用いるとキープランが容易になる。
【0057】
すなわち、図7に示すブレードの端縁部に形成された窪み25、25を探るタイプのロータリーディスクタンブラー27、27のみを有するロータリーディスクタンブラー錠を例えばマンションの共通扉口に設け、上記ブレードの端縁部に形成された窪みを探るタンブラーを共通に組込んで、ブレードの平面部の窪みを探るタンブラーを違えて鍵違いとしたものを居住者用の錠前とする。
【0058】
すると、各居住者は自己の部屋と共通扉口の錠前を一つの合鍵で解錠することができ、所謂逆マスターキー装置を構成することができる。
【0059】
この場合、ブレードの平面部から逆マスターキー装置用にタンブラーを間引きしなくてもよいので、換言すれば、平面部に形成された窪みに対応するロータリーディスクタンブラーを全て居住者用の鍵違いに用いることができるので、居住者用の鍵違いが大幅に増大する。
【0060】
これに対し、従来の錠前、例えばレバータンブラー錠やディスクタンブラー錠でも逆マスターキー装置を構成することは可能であるが、従来の錠前では鍵違いに用いるべきタンブラーを逆マスターキー装置用に振替えるので、居住者用の鍵違いが減少するのである。
【0061】
また、以上の説明では、ロータリーディスクタンブラー27の係合突起29の突出量を一定にし、合鍵の窪みの深さに応じてタンブラーの揺動角度を変えるようにしたが、これは、係合突起29の突出量を窪み25の深さに応じて変化させるようにしてもよい。
【0062】
このとき、例えば窪み25が深いときに係合突起29の突出量を大きくすれば、窪みの深さが変ってもタンブラーの揺動角度を同一にできるので、解錠切欠9(図8参照)の角度位置を同一にしても、図示の実施例によるロータリーディスクタンブラー錠と同数の鍵違いを得ることができる。
【0063】
図13は請求項1に記載の発明の他の実施例を示し、この実施例は、支軸23の位置を内筒中心軸から離間させる方向に移動させ、この支軸23とロッキングバー6との間の距離を稼いで、合鍵24の断面形状の長い方を垂直にして鍵孔4に挿入できるように、換言すれば、合鍵を所謂縦差しするようにしたものである。
【0064】
なお、図13において他の図と等符号を付した部分は、相互に均等な部分を示す。
【0065】
このように構成することにより、少なくとも錠前の種類を倍増することができるばかりでなく、顧客の好みに応じ、人間工学的に操作し易い錠前を選択させることができる。
【0066】
また、支軸23と解錠切欠9との距離が増大するので、係合突起29の形成位置を支軸23に近接する方向に移動させれば、窪み25の深さの僅かの変化でも解錠切欠9の移動距離を大きくすることができ、合鍵の識別感度を向上させることができる、という別の利点が生じる。
【0067】
図14は請求項3に記載の発明の一実施例によるロータリーディスクタンブラー錠を示し、この実施例は、支軸23に関しバックアップピン8とは反対側にこれらと平行にばね支軸32を設け、各ロータリーディスクタンブラー27を、捩りコイルばねとしてのタンブラーばね31により付勢するようにしたものである。
【0068】
この場合、各タンブラーばね31のコイル部をばね支軸32に巻装するようにし、このコイル部に接続される開脚ばねの先端を相互に反対方向、かつ紙面方向に折り曲げ、タンブラーばね31が狭いスロット7内に収容できるようにする。
【0069】
タンブラーばね31を捩りコイルばねにしてそのコイル部にばね支軸32を挿通させれば、従来のタンブラーばね31(図8及び図9参照)のように細長いばね板の一端を丸めてロータリーディスクタンブラー27の同形の穴に嵌め込む装着方法に較べ、タンブラーばねが外れてロータリーディスクタンブラー錠が作動不良になることを完全に防止できる。
【0070】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明は、タンブラーの形状を環状にしたので、従来のレバータンブラー錠と比較してタンブラーの剛性を格段に向上させることができ、錠前としての強度及び安全性を向上させることができる。
【0071】
また、従来のレバータンブラー錠における合鍵と異なり、ブレードの端縁部に形成されたV字形の鍵溝ではなく、窪みの深さによって鍵違いを得るようにしたので、一の窪み25と隣接する他の窪み25の間隔を従来の鍵溝間のそれより短くすることができる。
【0072】
換言すれば、規格によって外形寸法に制約がある内筒においてタンブラーの数を増大させることができ、その分鍵違いを多くすることができる。例えば、従来のレバータンブラー錠には高々7枚のタンブラーしか入らなかったが、この発明によるロータリーディスクタンブラー錠においては11枚入る(図6参照)。
【0073】
更にまた、ブレードの平面部だけではなく端縁部にも窪みを形成することができ、この端縁部の窪みを利用して例えばマンションの共通扉口に於ける逆マスターキー装置を構成すれば、居住者用の鍵違いを従来のものと比較して格段に多くすることができる。
【0074】
また、ロータリーディスクタンブラーの係合突起の突出量を一定にする場合でも、或いは変化させる場合でも、窪みの深さに応じてその中心位置をブレードの幅方向、或いはブレードの端縁部の幅方向において微妙に変化させなくてはならないので、合鍵の複製が困難になり、錠前としての安全性が向上する、等種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のレバータンブラー錠の一例を示す縦断面図。
【図2】その横断面図。
【図3】リテーナーの外観斜視図。
【図4】仕切板の正面図。
【図5】この発明の一実施例によるロータリーディスクタンブラー錠の縦断面図でタンブラーを外した状態を示す。
【図6】この発明の一実施例によるロータリーディスクタンブラー錠の合鍵の平面図。
【図7】この発明の一実施例によるロータリーディスクタンブラー錠の合鍵の側面図。
【図8】この発明の一実施例によるロータリーディスクタンブラー錠の横断面図で、合鍵のブレードの平面部に当接する係合突起を設けたタンブラーを装着した状態を示す。
【図9】この発明の一実施例によるロータリーディスクタンブラー錠の横断面図で、合鍵のブレードの端縁部に当接する係合突起を設けたタンブラーを装着した状態を示す。
【図10】図8と同様のロータリーディスクタンブラー錠の横断面図で、鍵孔に合鍵が挿入された状態を示す。
【図11】図9と同様のロータリーディスクタンブラー錠の横断面図で、鍵孔に合鍵が挿入された状態を示す。
【図12】図8と同様のロータリーディスクタンブラー錠の横断面図で、鍵孔に合鍵が挿入され、かつ係合突起の先端がブレードの表面に乗った状態を示す。
【図13】請求項1に記載の発明の他の実施例によるロータリーディスクタンブラー錠の図8と同様の横断面図。
【図14】請求項3に記載の発明の一実施例によるロータリーディスクタンブラー錠の図8と同様の横断面図。
【符号の説明】
1 カム溝
2 外筒
3 仕切板
4 鍵孔
5 内筒
6 ロッキングバー
7 スロット
8 バックアップピン
9 解錠切欠
11 レバータンブラー
12 キーガイド
14 テールプラグ
15 リテーナー
16 フランジ
17 受入れ孔
18 挿入片
19 ストッパー板
21 止め輪
22 案内溝
23 支軸
24 合鍵
25 窪み
26 鍵挿通孔
27 ロータリーディスクタンブラー
28 係止段部
29 係合突起
31 タンブラーばね
32 ばね支軸
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a novel rotary disc tumbler tablet.
[0002]
[Prior art]
Although there are various types of cylinder locks, there is a lever tumbler lock, for example, as a cylinder lock which is the main product of the present applicant and is recognized as being relatively safe.
[0003]
As shown in FIGS. 1 and 2, the lever tumbler lock is rotatably fitted to an outer cylinder 2 having a cam groove 1 formed along a generatrix of the inner peripheral surface, and the outer cylinder via a gap. A plurality of partition plates 3 and 3 stacked in the direction of the central axis are provided, an inner cylinder 5 that penetrates the key hole 4 along the central axis, and an inner cylinder that extends along the generatrix of the inner cylinder 5 And an outer edge engaged with the cam groove 1 is urged in a direction in which it protrudes outward.
[0004]
Further, each slot 7 between the partition plates is substantially C-shaped as a whole and is pivotally supported at one end so as to be swingable, and is urged in a direction that interferes with the side edge of the key inserted into the key hole. At the same time, a lever tumbler 11 that is locked to a backup pin 8 that penetrates the inner cylinder in the axial direction and that has an unlocking notch 9 that receives the inner edge of the locking bar 6 at the outer edge of the free end is inserted. ing.
[0005]
When each of these tumbler groups is engaged with the corresponding keyway of the key inserted through the key hole, the unlocking notch 9 of each lever tumbler 11 is aligned with the inner edge of the locking bar 6 (not shown). ) Is configured as follows.
[0006]
Therefore, when the key is inserted into the key hole 4 and the inner cylinder 5 is relatively rotated in the outer cylinder 2, the inner cylinder of the locking bar 6 is caused by the wedge action generated between the cam groove 1 and the locking bar 6. In other words, the cylinder lock is unlocked and the inner cylinder 5 rotates in the unlocking direction.
[0007]
In a normal lever tumbler lock, a plurality of partition plates 3 and 3, a key guide 12 and a tail plug 14 (see FIG. 1) on which a tail piece 13 is mounted are used as a first retainer 15 and the first retainer shown in FIG. The inner cylinder 5 is configured by being integrally coupled via a second retainer (not shown) that is symmetrical with the surface 15.
[0008]
That is, the retainer 15 is a plate-like body that forms a part of a cylinder, forms a retaining flange 16 at the front end, and forms a plurality of vertically long rectangular receiving holes 17 and 17 along its generatrix, Inserting pieces 18 (see FIG. 4) formed on the outer peripheral portion of the partition plate are inserted into the receiving holes 17 except for the receiving holes 17 closest to and far from the flanges 16, and a second retainer (not shown) on the opposite side is inserted. At the same time, the plurality of solid partition plates 3 and 3 are joined together.
[0009]
An insertion piece (not shown) similar to the insertion piece 18 formed on the outer peripheral surface of the key guide 12 is inserted into the receiving hole 17 closest to the flange 16. A tail plug 14 (see FIG. 1) is attached to the end (right end in FIG. 3), and the inner cylinder thus configured is fitted with the outer cylinder 2 so that the inner cylinder 5 is held so as not to be disassembled. To do.
[0010]
A serpentine stopper plate 19 having a retaining function similar to that of the flange 16 of the retainer 15 is attached to the inner end of the inner cylinder 5 and fixed with a retaining ring 21.
[0011]
In FIG. 4, reference numeral 22 denotes a guide groove for the locking bar 6 formed in each partition plate.
[0012]
[Problems to be solved by the invention]
Of course, the lever tumbler lock configured as described above exhibits the expected function, and in particular, the locking bar 6 exhibits a click feeling when the inner cylinder is rotated, so that it is easy to use and picking is difficult. It is often used as a lock for a door of a house.
[0013]
However, on the other hand, since the shape of the lever tumbler 11 is substantially C-shaped, the rigidity is relatively small, and it cannot be said that the case where the key is deformed by turning a different key with a strong force cannot be said to be complete.
[0014]
In addition, since a keyway is formed on the side edge of the main body (hereinafter referred to as a blade) inserted into the keyhole of the key, it is not possible to increase the number of keyway formations, and therefore the number of key differences There is a limit.
[0015]
Furthermore, since the cross-sectional shape of the key is asymmetric in the vertical direction, there is still room for improvement, such as a so-called reversible key that cannot be inserted into the keyhole regardless of the front and back of the blade.
[0016]
SUMMARY OF THE INVENTION Accordingly, an object of the present invention is to provide a novel rotary disk tumbler lock having a large and strong tumbler, capable of a reversible key and having a large key difference, and the key.
[0017]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention according to claim 1 is characterized in that an outer cylinder in which a cam groove having a substantially V-shaped cross section is formed along a generatrix of an inner peripheral surface, and the outer cylinder is rotatably fitted to the outer cylinder. A plurality of partition plates stacked in the direction of the central axis through the gap, and an inner cylinder that extends through the key hole along the central axis, and extends along the generatrix of the inner cylinder. Each slot between the partition plates has a locking bar which is guided in a radially movable manner on the outer peripheral portion of the cylinder and whose outer edge engaged with the cam groove is urged outward. In addition, a key insertion hole of a size that can surround the key hole is formed in the center, and a rotary disk tumbler formed in an annular shape is inserted in order to increase rigidity, and one of the substantial parts is placed in the axial direction of the inner cylinder. The shaft is pivotally supported by a shaft that penetrates the shaft, and the support This is the actual part of the rotary disk tumbler that faces the surface, and an unlocking notch is formed on the outer edge of the free end that forms part of the arc. On the other hand, the movement locus of the tip is the key hole at the opening edge of the key insertion hole. Engagement projections that interfere with the flat portion or edge of the key blade inserted in the projection are integrally provided, and each rotary disk tumbler is urged in the direction in which the engagement projection approaches the key, and under normal conditions. When the inner cylinder is locked to the backup pin penetrating in the axial direction, on the other hand, when each of the engagement protrusions of these tumbler groups is engaged with the corresponding recess formed on the keyed blade inserted through the key hole, The unlocking notch of each rotary disc tumbler is aligned with the inner edge of the locking bar, so that the wedge formed between the cam groove and the locking bar when the inner cylinder is rotated integrally with the key. By action Moving the locking bar to the inner cylinder's center axis, characterized in that the inner tube has to be relative rotation with respect to the outer tube.
[0018]
According to a second aspect of the present invention, an outer cylinder in which a cam groove having a substantially V-shaped cross section is formed along a generatrix of the inner peripheral surface, and the outer cylinder is rotatably fitted to the outer cylinder via a gap. A plurality of partition plates stacked in the direction of the central axis, and an inner cylinder that extends through the key hole along the central axis, and extends along the generatrix of the inner cylinder. A locking bar which is guided so as to be movable in the direction and is biased in a direction in which an outer edge engaged with the cam groove protrudes outwardly. A key insertion hole with a size that can surround the hole is formed, and a rotary disk tumbler formed in an annular shape is inserted in order to increase rigidity. One of the substantial parts is used as a support shaft that penetrates the inner cylinder in the axial direction. A rotary shaft that pivots so that it can swing and faces the above-mentioned shaft with the key insertion hole in between. It is the actual part of the disc tumbler, and an unlocking notch is formed on the outer edge of the free end that forms part of the arc. On the other hand, the movement locus of the tip is inserted into the key hole at the opening edge of the key insertion hole. Engagement protrusions that interfere with the flat surface or edge of the key lock blade are integrally projected, and each rotary disk tumbler is urged in the direction in which the lock protrusion approaches the lock key. Each rotary disc tumbler is engaged with a backup pin penetrating in the direction, while each of the engaging protrusions of these tumbler groups engages with a corresponding recess formed in the keyed blade inserted through the keyhole. This is a rotary disk tumbler lock key that is aligned with the inner edge of the locking bar, and is aligned with the tip of the engaging protrusion of the rotary disk tumbler when inserted into the keyhole. When a hollow bowl-shaped depression having a predetermined depth is formed in the blade portion to be engaged, and when this depression engages with a corresponding engagement protrusion, the unlocking notch of each rotary disk tumbler is the inner edge of the locking bar. Therefore, when the inner cylinder is rotated integrally with the key, the locking bar is moved in the direction of the central axis of the inner cylinder by the wedge action generated between the cam groove and the locking bar, The inner cylinder can be rotated relative to the outer cylinder .
[0019]
【Example】
The present invention will be described below with reference to FIGS.
The major difference between the conventional lever tumbler lock shown in FIGS. 1 to 4 and the rotary disk tumbler lock according to the present invention is that the shape of the tumbler is annular, and the key of the side edge of the blade is not a keyway. This is two points that the depression is formed in the flat portion and the edge portion.
[0020]
5 shows a slot 7 of a rotary disc tumbler lock according to one embodiment of the present invention, which is connected to each other by a retainer 15 with a flange 16 like that of a conventional lever tumbler lock. It is formed between the plurality of partition plates 3 and 3.
[0021]
Further, with the key hole 4 formed along the central axis of the inner cylinder interposed therebetween, in FIG. 5, the support shaft 23 is on the upper side, the backup pin 8 is on the lower side, and the inner cylinder 5 is parallel to the key hole. (See FIG. 1).
[0022]
The cross-sectional shape of the backup pin 8 shown in FIG. 5 differs from that shown in FIG. 1 in that the upper corner of the vertically long rectangle is chamfered. However, the shape of the backup pin 8 is the gist of the present invention. Alternatively, a round bar may be used as shown in FIG.
[0023]
Further, a key 24 having the same cross-sectional shape is inserted into the key hole 4 having a cross-sectional shape as shown in FIG. 5, but the cross-sectional shape of the key hole 4 or the key 24 is not the gist of the present invention.
[0024]
The reason why the cross-sectional shape of the keyhole 4 is complicated as shown in the illustrated embodiment is that the operation of the picking tool in the keyhole 4 is performed in addition to the purpose of increasing the type of so-called ward and increasing the key difference. This is to make it difficult.
[0025]
The reason why the cross-sectional shape of the key hole 4 (joint key 24) is point-symmetric with respect to the central axis of the inner cylinder 5 is to make a so-called reversible key that can be inserted into the key hole 4 regardless of the front and back of the key.
[0026]
The duplicate key 24 used for locking and unlocking operation of the rotary disc tumbler lock according to the invention, as shown in FIGS. 6 and 7, the main body (hereinafter simply blade hereinafter) tip arcuate inserted into the keyhole 4 And a recess 25 is formed at a predetermined portion of the flat portion shown in FIG. 6 and the edge portion shown in FIG.
[0027]
For example, as shown in FIG. 5, the cross-sectional shape of the recess 25 is indicated by a dotted line in the cross-sectional shape of the key 24 that is not hatched for the sake of clarity, and as shown in FIGS. 6 and 7. It is a bottomed inverted trapezoid and has multiple types of depth (4 types in the illustrated embodiment).
[0028]
The formation position and depth of the recess 25 will be described again later in connection with a rotary disc tumbler described later.
[0029]
On the other hand, in the conventional so-called lever tumbler lock, disc tumbler lock, or pin tumbler lock shown in FIGS. 1 and 2, it is well known that the side edge of the blade is formed with a V-shaped keyway and is not a recess. It is as follows.
[0030]
In FIG. 5, parts denoted by the same reference numerals as those in FIGS. 1 and 2 indicate parts that are equivalent to each other, and further detailed description is omitted.
[0031]
On the other hand, as shown in FIG. 8, an annular rotary disc tumbler 27 having a key insertion hole 26 of a size capable of enclosing the key hole 4 is inserted in each of the slots 7 and 7 as shown in FIG. Yes.
[0032]
Here, the meaning that the rotary disc tumbler 27 is annular means that the substantial portion of the rotary disc tumbler 27 surrounding the key insertion hole 26 forms a closed curve, and the outer shape of the rotary disc tumbler 27 is substantially circular as shown in the figure. It is.
[0033]
Each rotary disk tumbler 27 is pivotally supported by a support shaft 22 at one portion (upper end portion in the illustrated embodiment) of its substantial part.
[0034]
Both the inner edge and the outer edge of the free end portion (lower end portion in FIG. 8) of the rotary disc tumbler 27 are formed in an arc shape centered on the support shaft 22.
[0035]
Further, for example, a rectangular unlocking notch 9 is formed at a predetermined angular position of the outer edge of the free end portion of the rotary disc tumbler 27.
[0036]
There are, for example, four types of formation angle positions of the unlocking notches 9 according to the depth of the key-key recess 25, thereby obtaining the key difference of the rotary disc tumbler lock.
[0037]
Furthermore, the inner edge of the free end portion of the rotary disc tumbler 27 is formed so as to give up the lower end of the backup pin 8, and a locking step portion 28 is formed at the left end portion in FIG.
[0038]
Of course, the locking step 28 may be a protrusion instead of a step.
[0039]
On the other hand, as shown in FIG. 8, an engagement protrusion 29 whose tip movement trajectory interferes with the flat portion of the blade of the key 24 is integrally provided at the opening edge of the key insertion hole 26.
[0040]
In addition, as shown in FIG. 9, this engagement protrusion 29 may protrude by shifting the protrusion position so that the movement locus of the tip interferes with the edge of the blade.
[0041]
Each rotary disc tumbler 27 is urged in the direction in which its engaging projection 29 comes close to the key lock 24 by the elasticity of the tumbler spring 31 by a thin leaf spring, as in the conventional lever tumbler lock.
[0042]
As shown in FIGS. 8 and 9, when the key 24 is not inserted into the key hole 4, the locking step portion 28 of each rotary disk tumbler 27 is locked so as to elastically contact the backup pin 8. The rotary disc tumbler 27 is locked at the angular position shown in FIGS.
[0043]
However, when the key 24 is inserted into the keyhole 4 and the engagement protrusion 29 of each rotary disk tumbler 27 is engaged with the corresponding key key recess 25, as shown in FIGS. 27, the protrusion amount of the engaging protrusion 29, the depth of the recess 25, and the angular position of the unlocking notch 9 are set so that the unlocking notches 9, 9 are aligned with the inner edge of the locking bar 6.
[0044]
In the illustrated embodiment, the protruding amount of the engaging protrusion 29 is kept constant, in other words, the position of the tip of the engaging protrusion 29 is kept constant with respect to the center of the support shaft 23, and the tip of the engaging protrusion 29 is When engaging with the recess 25 of the key lock blade and coming into contact with the bottom surface thereof, the swing angle of the rotary disk tumbler 27 is changed according to the depth of the recess 25, and a plurality of unlocking notches 9 shown in FIG. The selected one of 9 is aligned with the inner edge of the locking bar 6.
[0045]
Also in the rotary disc tumbler lock according to the present invention, the rotary disc tumblers 27 adjacent to each other are preferably arranged so that the engaging protrusions 29 are left-right symmetrical, as in the conventional lever tumbler lock.
[0046]
This is to increase the distance between the recesses 25 and 25 in which the engaging protrusions are engaged, and to prevent the adjacent recesses from interfering when the recesses are deep.
[0047]
The rotary disk tumbler lock according to one embodiment of the present invention configured as described above has a case where the key 24 is not inserted into the key hole 4, or a different key different from the key is inserted into the key hole 4. The unlocking notch 9 of at least one rotary disc tumbler 27 is angularly displaced from the inner edge of the locking bar 6 (see FIGS. 8 and 9).
[0048]
If the inner cylinder 5 is to be rotated in this state, the locking bar 6 tends to be pushed out of the cam groove 1 due to the wedge action generated between the locking bar 6 and the cam groove 1. The inner cylinder 5 cannot be turned by being blocked by the outer edge of the free end. That is, this rotary disc tumbler lock is not unlocked.
[0049]
On the other hand, when the joint key 24 is inserted into the keyhole 4, as described above and as shown in FIGS. 10 and 11, the unlocking notches 9, 9 of all the rotary disk tumblers 27, 27 are the locking bars. Align with the inner edge of the.
[0050]
When the inner cylinder is turned in this state, the locking bar 6 can be moved in the axial direction of the inner cylinder by the mutual rotation of the inner cylinder 5 and the outer cylinder 2 as in the case of the conventional lever tumbler lock. The tumbler lock will be unlocked.
[0051]
As shown in FIG. 12, even when the key and the different key are inserted into the key holes, even if the portion where the blade is not depressed engages with the engaging protrusion 29 and the engaging protrusion 29 retracts from the key hole 4. It is assumed that the size and the opening position are set so that the key insertion hole 26 does not interfere with the key hole 4.
[0052]
Further, in the locked state shown in FIGS. 8 and 9, the force to rotate the inner cylinder acts in the direction of pushing the locking bar 6 upward, so that the friction between the rotary disk tumbler 27 and the backup pin 8 is reduced. In order to eliminate the former and make the former smooth, a gap is provided between the two as shown in the figure, and this force is carried on the support shaft 23.
[0053]
It does not cause any problem in operation, but if this force is to be distributed and carried on the backup pin 8 as well, a spindle hole that is selected or fits with the spindle 23 of all the rotary disk tumblers 27. For example, it is preferable to use a long hole that is long in the vertical direction.
[0054]
In this case, when the rotary disk tumbler 27 receives a force from the locking bar 6, the rotary disk tumbler 27 moves upward. As a result, the free end of the rotary disk tumbler 27 comes into contact with the backup pin 8 and the load is carried by the backup pin.
[0055]
Note that the present invention is not limited to the illustrated embodiment, and can be implemented with various modifications.
[0056]
For example, in the above description, the rotary disk tumbler 27 for searching for the recess 25 at the edge of the blade shown in FIGS. 9 and 11 is used in the same manner as that for searching for the recess in the flat portion of the blade. Since the edge is thin and only two types of recess depths can be taken, for example, if this is used for another application, a key plan becomes easy.
[0057]
That is, a rotary disk tumbler lock having only rotary disk tumblers 27 and 27 of the type for searching for the depressions 25 and 25 formed at the edge of the blade shown in FIG. A tumbler for searching for a dent formed in the edge portion is incorporated in common, and a tumbler for searching for a dent in the flat portion of the blade is used as a key and is used as a lock for a resident.
[0058]
Then, each resident can unlock his / her room and the lock of the common door with a single key, so that a so-called reverse master key device can be configured.
[0059]
In this case, it is not necessary to thin out the tumbler for the reverse master key device from the flat part of the blade.In other words, all the rotary disk tumblers corresponding to the recesses formed in the flat part are key differences for residents. Because it can be used, the key difference for residents is greatly increased.
[0060]
On the other hand, the reverse master key device can be configured with a conventional lock, for example, a lever tumbler lock or a disk tumbler lock. However, in the conventional lock, the tumbler to be used for the key difference is transferred to the reverse master key device. Therefore, the key difference for residents is reduced.
[0061]
In the above description, the protrusion amount of the engagement protrusion 29 of the rotary disk tumbler 27 is made constant, and the swing angle of the tumbler is changed according to the depth of the key key recess. You may make it change the protrusion amount of 29 according to the depth of the hollow 25. FIG.
[0062]
At this time, for example, if the protrusion amount of the engagement protrusion 29 is increased when the recess 25 is deep, the tumbler swing angle can be made the same even if the depth of the recess changes, so the unlocking notch 9 (see FIG. 8). Even with the same angular position, the same number of key differences as the rotary disk tumbler lock according to the illustrated embodiment can be obtained.
[0063]
FIG. 13 shows another embodiment of the invention described in claim 1, and this embodiment moves the position of the support shaft 23 in a direction away from the central axis of the inner cylinder. In other words, the key is inserted in the keyhole 4 so that the longer one of the cross-sectional shape of the key 24 can be vertically inserted into the key hole 4, in other words, the key is vertically inserted.
[0064]
In FIG. 13, the same reference numerals as those in the other drawings indicate the same parts.
[0065]
By configuring in this way, at least the types of locks can be doubled, and locks that are easy to operate ergonomically can be selected according to customer preferences.
[0066]
Further, since the distance between the support shaft 23 and the unlocking notch 9 is increased, even if the depth of the depression 25 is slightly changed by moving the formation position of the engagement protrusion 29 in the direction closer to the support shaft 23, Another advantage is that the movement distance of the lock notch 9 can be increased and the identification sensitivity of the key can be improved.
[0067]
FIG. 14 shows a rotary disc tumbler lock according to an embodiment of the invention as set forth in claim 3. In this embodiment, a spring support shaft 32 is provided in parallel with the support shaft 23 on the opposite side to the backup pin 8. Each rotary disk tumbler 27 is urged by a tumbler spring 31 as a torsion coil spring.
[0068]
In this case, the coil portions of the respective tumbler springs 31 are wound around the spring support shaft 32, and the tips of the open leg springs connected to the coil portions are bent in opposite directions and in the direction of the paper surface. It can be accommodated in the narrow slot 7.
[0069]
If the tumbler spring 31 is used as a torsion coil spring and the spring support shaft 32 is inserted through the coil portion, one end of an elongated spring plate is rounded off as in the conventional tumbler spring 31 (see FIGS. 8 and 9), and the rotary disk tumbler. Compared with the mounting method of fitting into the same hole of 27, it is possible to completely prevent the tumbler spring from being removed and the rotary disk tumbler lock from malfunctioning.
[0070]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, since the tumbler has an annular shape in the present invention, the rigidity of the tumbler can be remarkably improved compared to the conventional lever tumbler lock, and the strength and safety as a lock. Can be improved.
[0071]
Further, unlike the conventional key in the lever tumbler lock, the key difference is obtained not by the V-shaped key groove formed at the edge of the blade but by the depth of the recess, so that it is adjacent to the one recess 25. The distance between the other depressions 25 can be made shorter than that between the conventional keyways.
[0072]
In other words, the number of tumblers can be increased in the inner cylinder whose outer dimensions are restricted by the standard, and the key difference can be increased accordingly. For example, the conventional lever tumbler lock contains only 7 tumblers at most, but the rotary disk tumbler lock according to the present invention contains 11 sheets (see FIG. 6).
[0073]
Furthermore, a depression can be formed not only in the flat part of the blade but also in the edge part. By using this depression in the edge part, for example, a reverse master key device in a common door of an apartment is constructed. The key difference for resident can be remarkably increased as compared with the conventional one.
[0074]
Even if the amount of protrusion of the engaging protrusion of the rotary disk tumbler is constant or changed, the center position of the rotary disk tumbler depends on the depth of the recess, or the width direction of the blade edge. In this case, it is necessary to make a slight change, so that it is difficult to duplicate the combined key, and there are various effects such as improved security as a lock.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing an example of a conventional lever tumbler lock.
FIG. 2 is a cross-sectional view thereof.
FIG. 3 is an external perspective view of a retainer.
FIG. 4 is a front view of a partition plate.
FIG. 5 is a longitudinal sectional view of a rotary disc tumbler tablet according to an embodiment of the present invention, showing a state in which the tumbler is removed.
FIG. 6 is a plan view of a key combination of a rotary disc tumbler lock according to one embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a side view of a combined key of a rotary disc tumbler lock according to one embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a cross-sectional view of a rotary disk tumbler lock according to an embodiment of the present invention, showing a state in which a tumbler provided with an engaging protrusion that comes into contact with a flat portion of a key lock blade is mounted.
FIG. 9 is a cross-sectional view of a rotary disk tumbler lock according to an embodiment of the present invention, showing a state in which a tumbler provided with an engaging protrusion that comes into contact with an end edge of a blade of a key is attached.
FIG. 10 is a cross-sectional view of a rotary disc tumbler lock similar to FIG. 8, showing a state in which a key is inserted into a key hole.
FIG. 11 is a cross-sectional view of a rotary disc tumbler lock similar to FIG. 9, showing a state in which a key is inserted into the key hole.
12 is a cross-sectional view of a rotary disk tumbler lock similar to FIG. 8, showing a state in which a key is inserted into the key hole and the tip of the engagement protrusion is on the surface of the blade.
13 is a cross-sectional view similar to FIG. 8 of a rotary disc tumbler lock according to another embodiment of the invention described in claim 1. FIG.
14 is a cross-sectional view similar to FIG. 8 of a rotary disc tumbler lock according to an embodiment of the invention as set forth in claim 3. FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Cam groove 2 Outer cylinder 3 Partition plate 4 Key hole 5 Inner cylinder 6 Locking bar 7 Slot 8 Backup pin 9 Unlocking notch 11 Lever tumbler 12 Key guide 14 Tail plug 15 Retainer 16 Flange 17 Receiving hole 18 Inserting piece 19 Stopper plate 21 Retaining ring 22 Guide groove 23 Support shaft 24 Joint key 25 Recess 26 Key insertion hole 27 Rotary disc tumbler 28 Engagement step 29 Engagement protrusion 31 Tumble spring 32 Spring support shaft

Claims (3)

内周面の母線に沿って横断面形状が略V字形のカム溝を形成した外筒と、この外筒に回転自在に嵌合し、間隙を介して中心軸線方向に積層された複数の仕切板を設けると共に、中心軸線に沿って鍵孔を貫通させた内筒と、この内筒の母線に沿って延在し、内筒の外周部において半径方向に移動可能に案内されると共に、上記カム溝と係合する外側縁が外方に突出する方向に付勢されたロッキングバーとを有し、上記仕切板の間の各スロットに、中央部に鍵孔を包囲し得る大きさの鍵挿通孔を形成し、剛性を高めるため環状に成形したロータリーディスクタンブラーを挿設し、その実体部の1ヵ所を、内筒を軸線方向に貫通する支軸に揺動可能に軸支すると共に、鍵挿通孔を挟んで上記支軸と対峙するロータリーディスクタンブラーの実体部であり、円弧の一部をなす自由端部外側端縁に解錠切欠を形成し、一方、鍵挿通孔の開口端縁に、先端の移動軌跡が鍵孔に挿入された合鍵のブレードの平面部又は端縁部と干渉する係合突起を一体に突設し、各ロータリーディスクタンブラーをこの係合突起が合鍵に近接する方向に付勢すると共に、常態では内筒を軸線方向に貫通するバックアップピンに係止し、他方、これらのタンブラー群の係合突起の夫々が鍵孔に挿通された合鍵のブレードに形成された対応する窪みと係合したとき、各ロータリーディスクタンブラーの解錠切欠がロッキングバーの内側縁と整合するようにし、以て、合鍵と一体的に内筒を回動させたさせたとき、カム溝とロッキングバーとの間に生じる楔作用によりロッキングバーを内筒中心軸方向に移動させ、内筒を外筒に対し相対回動できるようにしたことを特徴とするロータリーディスクタンブラー錠。An outer cylinder in which a cam groove having a substantially V-shaped cross section is formed along the generatrix of the inner peripheral surface, and a plurality of partitions that are rotatably fitted to the outer cylinder and stacked in the central axis direction through a gap While providing a plate, the inner cylinder that penetrates the key hole along the central axis, and extends along the generatrix of the inner cylinder, is guided to be movable in the radial direction at the outer peripheral portion of the inner cylinder, and A locking bar which is biased in a direction in which an outer edge engaged with the cam groove protrudes outward, and a key insertion hole having a size capable of enclosing the key hole in the center in each slot between the partition plates In order to increase rigidity, an annularly shaped rotary disc tumbler is inserted, and one of its substantial parts is pivotally supported on a spindle that penetrates the inner cylinder in the axial direction, and a key is inserted. This is the actual part of the rotary disc tumbler that faces the above spindle with a hole in between. The unlocking notch is formed on the outer edge of the free end that forms part of the arc, while the flat part of the blade of the key is inserted at the opening edge of the key insertion hole and the movement locus of the tip is inserted into the key hole. Or, an engaging protrusion that interferes with the end edge portion is integrally projected, and each rotary disk tumbler is urged in a direction in which the engaging protrusion approaches the key, and normally, a backup pin that penetrates the inner cylinder in the axial direction. On the other hand, when each of the engaging protrusions of these tumbler groups engages with a corresponding recess formed in the keying blade inserted through the key hole, the unlocking notch of each rotary disk tumbler is locked. When the inner cylinder is aligned with the inner edge of the bar and the inner cylinder is rotated integrally with the key, the locking bar is moved in the direction of the center axis of the inner cylinder by the wedge action generated between the cam groove and the locking bar. Move the inner cylinder to Rotary disc tumbler lock, characterized in that to allow relative rotation with respect to the cylinder. 内周面の母線に沿って横断面形状が略V字形のカム溝を形成した外筒と、この外筒に回転自在に嵌合し、間隙を介して中心軸線方向に積層された複数の仕切板を設けると共に、中心軸線に沿って鍵孔を貫通させた内筒と、この内筒の母線に沿って延在し、内筒の外周部において半径方向に移動可能に案内されると共に、上記カム溝と係合する外側縁が外方に突出する方向に付勢されたロッキングバーとを有し、上記仕切板の間の各スロットに、中央部に鍵孔を包囲し得る大きさの鍵挿通孔を形成し、剛性を高めるため環状に成形したロータリーディスクタンブラーを挿設し、その実体部の1ヵ所を、内筒を軸線方向に貫通する支軸に揺動可能に軸支すると共に、鍵挿通孔を挟んで上記支軸と対峙するロータリーディスクタンブラーの実体部であり、円弧の一部をなす自由端部外側端縁に解錠切欠を形成し、一方、鍵挿通孔の開口端縁に、先端の移動軌跡が鍵孔に挿入された合鍵のブレードの平面部又は端縁部と干渉する係合突起を一体に突設し、各ロータリーディスクタンブラーをこの係合突起が合鍵に近接する方向に付勢すると共に、常態では内筒を軸線方向に貫通するバックアップピンに係止し、他方、これらのタンブラー群の係合突起の夫々が鍵孔に挿通された合鍵のブレードに形成された対応する窪みと係合したとき、各ロータリーディスクタンブラーの解錠切欠がロッキングバーの内側縁と整合するようにしたロータリーディスクタンブラー錠の合鍵であって、鍵孔に挿入されたときロータリーディスクタンブラーの係合突起の先端と整合するブレードの部位に、有底で所定の深さの摺り鉢形の窪みを形成し、この窪みが対応する係合突起と係合したとき、各ロータリーディスクタンブラーの解錠切欠がロッキングバーの内側縁と整合するようにし、以て、合鍵と一体的に内筒を回動させたさせたとき、カム溝とロッキングバーとの間に生じる楔作用によりロッキングバーを内筒中心軸方向に移動させ、内筒を外筒に対し相対回動できるようにしたことを特徴とするロータリーディスクタンブラー錠用の鍵。An outer cylinder in which a cam groove having a substantially V-shaped cross section is formed along the generatrix of the inner peripheral surface, and a plurality of partitions that are rotatably fitted to the outer cylinder and stacked in the central axis direction through a gap While providing a plate, the inner cylinder that penetrates the key hole along the central axis, and extends along the generatrix of the inner cylinder, is guided to be movable in the radial direction at the outer peripheral portion of the inner cylinder, and A locking bar which is biased in a direction in which an outer edge engaged with the cam groove protrudes outward, and a key insertion hole having a size capable of enclosing the key hole in the center in each slot between the partition plates In order to increase rigidity, an annularly shaped rotary disc tumbler is inserted, and one of its substantial parts is pivotally supported on a spindle that penetrates the inner cylinder in the axial direction, and the key is inserted. This is the actual part of the rotary disc tumbler that faces the above spindle with a hole in between. The unlocking notch is formed on the outer edge of the free end that forms part of the arc, while the flat part of the blade of the key is inserted at the opening edge of the key insertion hole and the movement locus of the tip is inserted into the key hole. Or, an engaging protrusion that interferes with the end edge portion is integrally projected, and each rotary disk tumbler is urged in a direction in which the engaging protrusion approaches the key, and normally, a backup pin that penetrates the inner cylinder in the axial direction. On the other hand, when each of the engaging protrusions of these tumbler groups engages with the corresponding recess formed in the key blade inserted through the key hole, the unlocking notch of each rotary disk tumbler is locked. A rotary disc tumbler lock key that is aligned with the inner edge of the bar, and has a bottomed portion at the portion of the blade that aligns with the tip of the engaging protrusion of the rotary disc tumbler when inserted into the keyhole. Forming a recess in the sliding of the constant depth pot-shaped, so this depression when engaged with the corresponding engaging projections, unlock notch of each rotary disc tumbler is aligned with the inner edge of the locking bar, Te following, When the inner cylinder is rotated integrally with the lock key, the locking bar is moved in the direction of the center axis of the inner cylinder by the wedge action generated between the cam groove and the locking bar, and the inner cylinder is rotated relative to the outer cylinder. Key for rotary disc tumbler locks, characterized by being able to move . 上記ロータリーディスクタンブラーを捩りコイルばねによって付勢するようにしたことを特徴とする請求項1記載のロータリーディスクタンブラー錠。  2. The rotary disk tumbler lock according to claim 1, wherein the rotary disk tumbler is biased by a torsion coil spring.
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