JP4007724B2

JP4007724B2 - Hair treatment composition

Info

Publication number: JP4007724B2
Application number: JP19309499A
Authority: JP
Inventors: 正勝秦; 祐岳河合
Original assignee: ホーユー株式会社
Priority date: 1999-07-07
Filing date: 1999-07-07
Publication date: 2007-11-14
Anticipated expiration: 2019-07-07
Also published as: JP2001019623A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、毛髪処理剤組成物に関するものであり、詳しくは、染毛剤やパーマネントウェーブ用剤等のアルカリ性薬剤で処理された毛髪から残留アルカリを除去し、毛髪損傷を抑えるための毛髪処理剤組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
染毛剤で最も広く使われているのはアルカリ性の酸化染毛剤である。これは酸化染料と酸化剤を含みｐＨ９〜１１程度に調整された組成物を毛髪に塗布し、染毛する工程をとる。アルカリ剤にはアンモニアやアルカノールアミンが汎用されている。
【０００３】
一方、パーマネントウェーブ用剤や縮毛矯正剤などの毛髪変形剤は、還元性物質とアルカリ剤とを含む第１剤で処理した後、酸化剤を含む第２剤で処理することにより、毛髪にウェーブを与え、あるいは癖毛を直すものである。第１剤はｐＨ８．０〜１０．０に調整され、アルカリ剤はアルカノールアミンが汎用されている。第２剤は、酸化剤の主流である臭素酸塩を主剤とするものは、その安定性を確保するためにｐＨが中性〜弱アルカリ性に保たれている。
【０００４】
これら染毛剤やパーマネントウェーブ用剤で処理された毛髪はシャンプー等で洗い流されるが、組成物に配合されているアルカリが毛髪内部に浸透しているため、毛髪のｐＨはアルカリ性側にある。アルカリ剤としてアンモニアが使用されている場合は、アンモニアが徐々に揮発していくため、毛髪のｐＨは徐々に弱酸性に近づいて行くが、アルカノールアミンが使用されている組成物は、これが毛髪に残留し、なかなか除去されない。これを放置しておくと、毛髪損傷を引き起こす要因となったり、次第に毛髪がぱさつき、感触が悪くなることが知られている。
【０００５】
施術後にヘアーリンスを使用することにより一時的に毛髪表面のアルカリを除去することもあるが、今日のヘアーリンス剤は第４級アンモニウム塩が主成分であり、必ずしも酸性とは限らない。また酸が配合されているものは酸度が高く、毛髪に適用すると急激なｐＨ変化により毛髪が収縮し、毛髪表面にしわの寄った状態、いわゆるリンクルケアになる可能性がある。
【０００６】
従って、毛髪内の残留アルカリを穏やかにかつ十分に中和低減することにより毛髪損傷を防ぎ、さらに毛髪の感触を良くする方法が求められていた。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
かかる実状において本発明者は鋭意研究を行った結果、特定のアニオン性高分子化合物を毛髪処理剤に配合することにより、毛髪残留アルカリを穏やかに十分中和することができ、染毛剤やパーマネントウェーブ用剤施術後の感触を向上することができることを見いだし、本発明を完成するに至った。
【０００８】
すなわち、本発明は、特定のアクリル酸系アニオン性高分子重合体を含有し、アルカリ性薬剤処理後の毛髪に適用することを特徴とする毛髪処理剤組成物を提供するものである。以下、本発明について詳述する。
【０００９】
本発明に用いられるアニオン性高分子重合体は、（ａ）イタコン酸とポリオキシエチレンアルキルエーテルとの半エステルまたはメタクリル酸とポリオキシエチレンアルキルエーテルとのエステル、および
（ｂ）アクリル酸、メタクリル酸およびそれらのアルキルエステルから選ばれる少なくとも一つのモノマー
から成る共重合体から選ばれる１種以上のアクリル酸系アニオン性高分子重合体これらの物質は、Ａｃｒｙｌａｔｅｓ／Ｓｔｅａｒｅｔｈ−２０ＩｔａｃｏｎａｔｅＣｏｐｏｌｙｍｅｒ、Ａｃｒｙｌａｔｅｓ／Ｃｅｔｅｔｈ−２０ＩｔａｃｏｎａｔｅＣｏｐｏｌｙｍｅｒ、Ａｃｒｙｌａｔｅｓ／Ｓｔｅａｒｅｔｈ−２０ＭｅｔｈａｃｒｙｌａｔｅＣｏｐｏｌｙｍｅｒあるいはＡｃｒｙｌａｔｅｓ／Ｃｅｔｅｔｈ−２０ＭｅｔｈａｃｒｙｌａｔｅＣｏｐｏｌｙｍｅｒという名称で知られる。
【００１０】
本発明で用いられるアニオン性高分子化合物は酸性物質であるため、毛髪残留アルカリを消費して中和する役割を担う。この目的は、従来より用いられるアクリル酸系やメタクリル酸系のアニオン性高分子重合体であれば達せられる。例えばカルボキシビニルポリマーに代表されるアクリル酸系のアニオン性高分子重合体等は、アルカリ剤で中和することにより増粘するため、ゲル化剤としてよく用いられるが、水に投入すると未中和（酸性）の状態でも懸濁し増粘する性質を持ち、ゲル状を呈する。従って、アルカリ中和効果が期待できるほどの量を配合しようとすると粘度がかなり高くなり、毛髪に均一に塗布することが難しくなる。そして元々粘性を持つ乳化物や乳液へ配合することはさらに困難で、組成物の粘度調節も難しくなる。また、ゲル状であると流動性が低いため、毛髪表面に接触するカルボキシビニルポリマー分子の入れ替わりが少なく、中和効率の悪いものとなる。
【００１１】
一方、本発明の組成物によれば、酸性〜中性付近ではゲル化することはなく液状である。そのため、乳化物や乳液への配合が容易であり、その他様々な剤型への応用が可能である。そして毛髪に均一に適用することが容易であり、流動性もあるため、毛髪表面に接触する本発明の共重合体の入れ替わりもスムーズに行われ、中和効率が良く、十分に毛髪残留アルカリを除去することができる。
【００１２】
本発明のアニオン性高分子重合体の配合量は、好ましくは０．０１〜１０重量％である。０．０１重量％より少ないと十分な残留アルカリ中和作用を示さず、１０重量％より多くてもそれ以上の効果は期待できず、経済的でない。より好ましくは、０．１〜５．０重量％である。
【００１３】
本発明の組成物にカチオン性高分子重合体を配合すると、処理後の毛髪の感触がさらに良くなる。カチオン性高分子重合体としては、例えば、ポリマー鎖に結合してアミノ基又はアンモニウム基を含むか、又は少なくともジメチルジアリルアンモニウムハライドを構成単位として含む水溶性のものであり、カチオン化セルロース誘導体、カチオン化グアーガム誘導体、ジアリル４級アンモニウム塩／アクリルアミド共重合物及び４級化ポリビニルピロリドン誘導体などが挙げられる。
【００１４】
カチオン化セルロース誘導体の市販品としては、ライオン（株）のレオガードＧ，ＧＰ、ユニオンカーバイド社のポリマーＪＲ−１２５，ＪＲ−４００，ＪＲ−３０Ｍ，ＬＲ−４００，ＬＲ−３０Ｍ、ナショナルスターチアンドケミカル社のセルコートＨ−１００，Ｌ−２００等が挙げられる。カチオン化グアーガム誘導体の市販品としては、ＲＨＯＮＥ−ＰＯＵＬＥＮＣ社のジャグアーＣ−１３Ｓ，同−１４Ｓ，同−１７，同−２１０，同−１６２，ＨＩ−ＣＡＲＥ１０００等が挙げられる。カチオン性のジアリル４級アンモニウム塩／アクリルアミド共重合物としては、市販品としては、メルク社のマーコート１００，５５０などが挙げられる。４級化ポリビニルピロリドン誘導体としては市販品としては、アイエスピー・ジャパン（株）のガフコート７３４，７５５，７５５Ｎ等が挙げられる。
【００１５】
これらの中でもカチオン化セルロース誘導体およびジアリル４級アンモニウム塩／アクリルアミド共重合物が好ましい。
【００１６】
カチオン性高分子重合体は、本発明のアニオン性高分子重合体とイオン的にコンプレックスを形成すると考えられ、アニオン性高分子重合体による残留アルカリ中和能を確保するためにも、カチオン性高分子重合体の配合量は、重量比でアニオン性高分子重合体の５〜９５％が適当である。
【００１７】
この他、必要に応じて高級アルコール、多価アルコール、シリコーンやトリグリセライド等の油分、界面活性剤、高分子物質、ｐＨ調整剤、金属封鎖剤、アミノ酸、蛋白質加水分解物、香料、防腐剤、抗炎症剤、着色料、サンスクリーン剤、ビタミン剤、噴射剤等を配合してもよい。
【００１８】
本発明の毛髪処理剤組成物は、染毛剤やパーマネントウェーブ用剤の施術に於ける後処理剤や中間処理剤として用いられる。後処理剤としては、シャンプーやリンスの形態をとることもできる。中間処理剤としては主にパーマネントウェーブ用第１剤適用後の中間酸リンスの替わりで用い、本発明の毛髪処理剤組成物は一般の中間酸リンスのように酸度が高くないため、急激なｐＨ変化により毛髪が収縮しリンクルケアになることもなく、特に効果的である。
【００１９】
本発明の毛髪処理剤の剤型は、液状および泡状が好ましく、目的次第ではクリーム状やゲル状とすることもできる。
【００２０】
【発明の実施の形態】
次に本発明を実施例を挙げて詳細に説明するが、本発明は以下の実施例により限定されるものではない。
【００２１】
【実施例】
実施例１〜２および比較例１〜２（毛髪後処理剤：液状タイプ）
表１に実施例１〜２および比較例１〜２を示す。
【００２２】
【表１】

【００２３】
下記の酸化染毛剤を使用して、通常の染毛方法によりパネラーを施術した。シャンプー後、実施例１〜２と比較例２の毛髪処理剤組成物を適量塗布し、１０分間放置後洗い流し、乾かした。尚、比較例１は毛髪処理剤組成物使用しない場合である。
【００２４】
＜酸化染毛剤第１剤＞重量％
パラフェニレンジアミン０．７
パラトルイレンジアミン０．８
レゾルシン０．０２
パラアミノフェノール０．３
モノエタノールアミン５．０
セトステアリルアルコール８．０
ＰＯＥセチルエーテル３．０
ラウリル硫酸ナトリウム１．０
ポリエチレングリコール５．０
精製水適量
合計１００．０
＜酸化染毛剤第２剤＞重量％
３５％過酸化水素水１５．０
ＥＤＴＡ０．２
フェナセチン０．１
セタノール０．５
プロピレングリコール５．０
ラウリル硫酸ナトリウム１．５
ＰＯＥノニルフェニルエーテル２．０
精製水適量
合計１００．０
【００２５】
プレーンリンス時、仕上がり時および１ヶ月後の毛髪の感触、施術直後と２週間後の毛髪残留アルカリ量について、以下の基準で評価した。
＜評価基準＞
１．毛髪の感触
◎：非常に良好
○：良好
△：やや劣る
×：劣る
２．毛髪残留アルカリ量
各パネラーより毛髪を０．２ｇ採取し、１００mlの蒸留水に浸漬し、穏やかに攪拌した。５分後のｐＨを測定して、残留アルカリ量の目安とした。
これらの結果を表１に示す。
【００２６】
実施例１は適度な粘度を有し、塗布しやすく、また結果から分かるように、いずれの評価も良好であった。さらに、カチオン性高分子重合体を配合するとさらに感触が良好となることがわかる。比較例１は後処理していない毛髪で、アルカリが多く残留していることを示している。また比較例２はポリアクリル酸を使用した例で、粘度が高すぎるため使い勝手が悪く、また、残留アルカリは除去されたが、感触的に劣るものであった。
【００２７】
実施例３および比較例３〜４（パーマ用中間処理剤：液状タイプ）
表２に実施例３および比較例３〜４を示す。
【００２８】
【表２】

【００２９】
下記パーマネントウェーブ用剤を用いて通常のパーマネントウェーブ方法によりパネラーを施術した。その際、第１剤処理後に中間処理剤として実施例２〜３および比較例３の組成物を使用した。使用方法は、第１剤処理後に中間処理剤を適量適用し、洗い流した後第２剤を適用した。
【００３０】
＜パーマネントウェーブ用第１剤＞重量％
５０％チオグリコール酸アンモニウム１２．０
２８％アンモニア水１．５
モノエタノールアミン２．５
ＥＤＴＡ０．２
ＰＯＥオレイルエーテル０．３
精製水適量
＜パーマネントウェーブ用第２剤＞重量％
臭素酸ナトリウム７．０
流動パラフィン０．２
ＰＯＥノニルフェニルエーテル０．５
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン２．０
クエン酸ナトリウム０．２
クエン酸０．０５
精製水適量
【００３１】
パーマ処理後の毛髪の残留アルカリ量について、上記と同じ基準で評価した。また毛髪表面を顕微鏡観察し、表面収縮の有無を見た。
＜評価基準＞
３．毛髪表面収縮
○：収縮なし
×：収縮あり
結果を表２に示す
【００３２】
実施例３と比較例４はロッドに巻いた毛髪に中まで浸透した。実施例３は毛髪収縮なく、残留アルカリが除去されているが、通常の酸リンスに相当する比較例４では残留アルカリは除去されているが毛髪の収縮が伴っていた。比較例３はカルボキシビニルポリマーを使用した組成物であるが、粘度が高くなり、ロッドに巻いた毛髪の中まで十分に浸透させることができず、中間処理剤として使用するには不適当であった。
【００３３】
実施例４（毛髪後処理剤：乳液タイプ）重量％
Acrylates/Ceteth-20 Itaconate Copolymer １．２
ヒドロキシエチルセルロースヒドロキシプロピル
トリメチルアンモニウムクロリドエーテル０．５
セタノール３．０
流動パラフィン８．０
モノステアリン酸グリセリン１．５
ＰＯＥラウリル硫酸ナトリウム２．０
プロピレングリコール５．０
香料０．１
精製水適量
常法にて実施例４を調整した。
【００３４】
実施例５（毛髪後処理剤：エアゾールタイプ）
原液重量％
Acrylates/Steareth-20 Itaconate Copolymer １．５
塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド
共重合体液１．０
ステアリルアルコール１．０
グリセリン１．０
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム０．２
ＰＯＥ（５）ラウリルエーテル０．５
精製水適量
原液：噴射剤（ＬＰＧ）＝９６：４の比でエアゾール缶に充填し、実施例５を調整した。
【００３５】
アルカリ性酸化染毛剤で染毛した毛髪に実施例４または５を適用し洗い流すと、実施例１と同様に毛髪残留アルカリが中和され、かつ良好な感触がえられた。
【００３６】
【発明の効果】
酸化染毛剤や、パーマネントウェーブ用剤あるいは縮毛矯正剤の第１剤施術後にアルカリ性になった毛髪の残留アルカリを中和低減し、毛髪損傷を防ぎ、さらに毛髪の感触を良くする毛髪処理剤組成物を提供することができる。[0001]
[Industrial application fields]
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a hair treatment composition, and more particularly, a hair treatment agent for removing residual alkali from hair treated with an alkaline agent such as a hair dye or a permanent wave agent and suppressing hair damage. Relates to the composition.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
The most widely used hair dye is an alkaline oxidative hair dye. This involves applying a composition containing an oxidative dye and an oxidizing agent and adjusted to a pH of about 9 to 11 to the hair and dyeing the hair. As the alkaline agent, ammonia or alkanolamine is widely used.
[0003]
On the other hand, hair deforming agents such as permanent wave agents and hair straighteners are treated with a first agent containing a reducing substance and an alkali agent, and then treated with a second agent containing an oxidant, to the hair. Gives waves or corrects eyelashes. The first agent is adjusted to pH 8.0 to 10.0, and alkanolamine is widely used as the alkaline agent. As for the 2nd agent, the thing which uses bromate which is the mainstream of an oxidizing agent as the main agent has the pH kept neutral-weakly alkaline in order to ensure the stability.
[0004]
Hair treated with these hair dyes or permanent wave agents is washed away with shampoo or the like, but the pH of the hair is on the alkaline side because the alkali blended in the composition penetrates into the hair. When ammonia is used as the alkaline agent, the ammonia gradually volatilizes, so the pH of the hair gradually approaches weak acidity. It remains and is not easily removed. It is known that if this is left untreated, it will cause damage to the hair, and the hair will gradually become clumsy and feel bad.
[0005]
Although hair surface alkali may be temporarily removed by using a hair rinse after the treatment, today's hair rinse agents are mainly composed of quaternary ammonium salts and are not necessarily acidic. In addition, those containing an acid have a high acidity, and when applied to the hair, the hair contracts due to a rapid pH change, and there is a possibility that the hair surface is wrinkled, so-called wrinkle care.
[0006]
Accordingly, there has been a demand for a method for preventing hair damage by gently and sufficiently neutralizing and reducing residual alkali in the hair and further improving the feel of the hair.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In this situation, the present inventors have conducted intensive research, and as a result, by blending a specific anionic polymer compound into the hair treatment agent, it is possible to neutralize hair residual alkali gently and sufficiently, and it is possible to produce hair dyes and permanents. It has been found that the touch after wave treatment can be improved, and the present invention has been completed.
[0008]
That is, the present invention provides a hair treatment composition that contains a specific acrylic acid-based anionic polymer and is applied to hair after treatment with an alkaline chemical. Hereinafter, the present invention will be described in detail.
[0009]
The anionic polymer used in the present invention includes (a) a half ester of itaconic acid and polyoxyethylene alkyl ether or an ester of methacrylic acid and polyoxyethylene alkyl ether, and (b) acrylic acid and methacrylic acid. And one or more acrylic acid-based anionic high molecular polymers selected from copolymers consisting of at least one monomer selected from alkyl esters thereof. These substances are acrylicates / steareth-20 itaconate copolymer, acrylics / cetheth- 20 Itaconate Copolymer, Acrylates / Steareth-20 Methylate Copolymer or Acrylates / Ceteth-20 Meth It is known by the name of acrylate polymer.
[0010]
Since the anionic polymer compound used in the present invention is an acidic substance, it plays the role of consuming and neutralizing residual hair alkali. This object can be achieved with conventionally used acrylic acid and methacrylic acid anionic polymer polymers. For example, acrylic acid-based anionic polymer such as carboxyvinyl polymer is often used as a gelling agent because it thickens by neutralization with an alkaline agent. It has the property of being suspended and thickened even in the (acidic) state and presents a gel. Therefore, if an amount sufficient to expect an alkali neutralization effect is added, the viscosity becomes considerably high, and it becomes difficult to uniformly apply to hair. In addition, it is more difficult to blend into an originally viscous emulsion or emulsion, making it difficult to adjust the viscosity of the composition. Moreover, since it is low in fluidity | liquidity when it is a gel form, there will be little replacement of the carboxy vinyl polymer molecule which contacts the hair surface, and it will become a thing with bad neutralization efficiency.
[0011]
On the other hand, according to the composition of the present invention, it does not gel in the vicinity of acidity to neutrality and is liquid. Therefore, it can be easily blended into emulsions and emulsions, and can be applied to various other dosage forms. And since it is easy to apply evenly to the hair and has fluidity, the copolymer of the present invention that contacts the hair surface can be replaced smoothly, the neutralization efficiency is good, and the residual hair alkali is sufficiently removed. Can be removed.
[0012]
The blending amount of the anionic polymer of the present invention is preferably 0.01 to 10% by weight. If it is less than 0.01% by weight, sufficient residual alkali neutralization action is not exhibited, and if it exceeds 10% by weight, no further effect can be expected and it is not economical. More preferably, it is 0.1 to 5.0% by weight.
[0013]
When a cationic polymer is added to the composition of the present invention, the feel of the hair after treatment is further improved. Examples of the cationic polymer include water-soluble ones containing an amino group or an ammonium group bonded to a polymer chain, or containing at least dimethyldiallylammonium halide as a constituent unit. And guar gum derivatives, diallyl quaternary ammonium salts / acrylamide copolymers, and quaternized polyvinylpyrrolidone derivatives.
[0014]
Commercially available cationized cellulose derivatives include Leogard G and GP from Lion Corporation, Polymers JR-125, JR-400, JR-30M, LR-400, LR-30M from Union Carbide, National Starch and Chemical Co., Ltd. Cell coats H-100, L-200 and the like. Examples of commercially available cationized guar gum derivatives include Jaguar C-13S, -14S, -17, -210, -162, and HI-CARE1000 manufactured by RHONE-POULENC. Examples of the cationic diallyl quaternary ammonium salt / acrylamide copolymer include, as commercial products, Merck 100,550 from Merck. As a quaternized polyvinylpyrrolidone derivative, as a commercially available product, there may be mentioned GAFCOAT 734, 755, 755N of ASP Japan Co., Ltd.
[0015]
Among these, cationized cellulose derivatives and diallyl quaternary ammonium salts / acrylamide copolymers are preferable.
[0016]
The cationic polymer is considered to ionically form a complex with the anionic polymer of the present invention, and in order to ensure the residual alkali neutralization ability of the anionic polymer, The blending amount of the molecular polymer is suitably 5 to 95% of the anionic polymer by weight ratio.
[0017]
In addition, oils such as higher alcohols, polyhydric alcohols, silicones and triglycerides, surfactants, polymer substances, pH adjusters, metal sequestering agents, amino acids, protein hydrolysates, fragrances, preservatives, antiseptics Inflammatory agents, coloring agents, sunscreen agents, vitamin agents, propellants and the like may be blended.
[0018]
The hair treatment composition of the present invention is used as a post-treatment agent or an intermediate treatment agent in the treatment of hair dyes and permanent wave agents. The post-treatment agent can take the form of shampoo or rinse. As an intermediate treatment agent, it is used in place of the intermediate acid rinse after the application of the first permanent wave agent, and the hair treatment composition of the present invention does not have a high acidity like a general intermediate acid rinse. This is particularly effective without the hair shrinking and becoming wrinkle care.
[0019]
The dosage form of the hair treatment agent of the present invention is preferably liquid or foam, and may be cream or gel depending on the purpose.
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
EXAMPLES Next, although an Example is given and this invention is demonstrated in detail, this invention is not limited by a following example.
[0021]
【Example】
Examples 1-2 and Comparative Examples 1-2 (hair post-treatment agent: liquid type)
Table 1 shows Examples 1-2 and Comparative Examples 1-2.
[0022]
[Table 1]

[0023]
Panelists were treated by the usual hair dyeing method using the following oxidative hair dye. After shampooing, appropriate amounts of the hair treatment compositions of Examples 1 and 2 and Comparative Example 2 were applied, allowed to stand for 10 minutes, rinsed and dried. In addition, the comparative example 1 is a case where a hair treating agent composition is not used.
[0024]
<Oxidative hair dye 1st agent> Weight%
Paraphenylenediamine 0.7
Palatolylenediamine 0.8
Resorcin 0.02
Paraaminophenol 0.3
Monoethanolamine 5.0
Cetostearyl alcohol 8.0
POE cetyl ether 3.0
Sodium lauryl sulfate 1.0
Polyethylene glycol 5.0
Total amount of purified water 100.0
<Oxidative hair dye 2nd agent> Weight%
35% hydrogen peroxide solution 15.0
EDTA 0.2
Phenacetin 0.1
Cetanol 0.5
Propylene glycol 5.0
Sodium lauryl sulfate 1.5
POE nonylphenyl ether 2.0
Total amount of purified water 100.0
[0025]
The following criteria were used to evaluate the feel of the hair after plain rinsing, at the finish and after one month, and the amount of residual alkali in the hair immediately after the treatment and after two weeks.
<Evaluation criteria>
1. Hair feel ◎: Very good ○: Good △: Slightly inferior ×: Inferior Hair residual alkali amount 0.2 g of hair was collected from each panel, immersed in 100 ml of distilled water, and gently stirred. The pH after 5 minutes was measured and used as a measure of the residual alkali amount.
These results are shown in Table 1.
[0026]
Example 1 had an appropriate viscosity, was easy to apply, and as can be seen from the results, all the evaluations were good. Furthermore, it can be seen that the feel is further improved when a cationic polymer is blended. Comparative Example 1 shows that a large amount of alkali remains in the hair that has not been post-treated. Further, Comparative Example 2 is an example using polyacrylic acid, which is inconvenient because the viscosity is too high, and the residual alkali was removed, but the feel was poor.
[0027]
Example 3 and Comparative Examples 3 to 4 (Intermediate treatment agent for permanents: liquid type)
Table 2 shows Example 3 and Comparative Examples 3-4.
[0028]
[Table 2]

[0029]
A paneler was treated by the usual permanent wave method using the following permanent wave agent. At that time, the compositions of Examples 2-3 and Comparative Example 3 were used as intermediate treatment agents after the first agent treatment. As for the method of use, an appropriate amount of the intermediate treatment agent was applied after the first agent treatment, and the second agent was applied after washing away.
[0030]
<First permanent wave agent> Weight%
50% ammonium thioglycolate 12.0
28% ammonia water 1.5
Monoethanolamine 2.5
EDTA 0.2
POE oleyl ether 0.3
Purified water Appropriate amount <2nd agent for permanent wave> Weight%
Sodium bromate 7.0
Liquid paraffin 0.2
POE nonylphenyl ether 0.5
Lauryldimethylaminoacetic acid betaine 2.0
Sodium citrate 0.2
Citric acid 0.05
Purified water appropriate amount [0031]
The residual alkali amount of the hair after the perm treatment was evaluated according to the same criteria as described above. In addition, the hair surface was observed with a microscope to check for surface shrinkage.
<Evaluation criteria>
3. Hair surface shrinkage ○: No shrinkage ×: Shrinkage results are shown in Table 2. [0032]
In Example 3 and Comparative Example 4, the hair wound around the rod penetrated to the inside. In Example 3, residual alkali was removed without hair contraction, but in Comparative Example 4 corresponding to normal acid rinse, residual alkali was removed, but hair contraction was accompanied. Comparative Example 3 is a composition using a carboxyvinyl polymer, but the viscosity is high and the hair cannot be sufficiently penetrated into the hair wound around the rod, which is inappropriate for use as an intermediate treatment agent. It was.
[0033]
Example 4 (Hair Post Treatment Agent: Emulsion Type) Weight%
Acrylates / Ceteth-20 Itaconate Copolymer 1.2
Hydroxyethyl cellulose hydroxypropyltrimethylammonium chloride ether 0.5
Cetanol 3.0
Liquid paraffin 8.0
Glycerol monostearate 1.5
POE sodium lauryl sulfate 2.0
Propylene glycol 5.0
Fragrance 0.1
Purified water appropriate amount Example 4 was prepared by a conventional method.
[0034]
Example 5 (hair post-treatment agent: aerosol type)
Stock solution weight%
Acrylates / Steareth-20 Itaconate Copolymer 1.5
Dimethyldiallylammonium chloride / acrylamide copolymer solution 1.0
Stearyl alcohol 1.0
Glycerin 1.0
Stearyltrimethylammonium chloride 0.2
POE (5) lauryl ether 0.5
Example 5 was prepared by filling an aerosol can in a ratio of purified water appropriate amount stock solution: propellant (LPG) = 96: 4.
[0035]
When Example 4 or 5 was applied to the hair dyed with an alkaline oxidative hair dye and washed away, the hair residual alkali was neutralized and a good feel was obtained as in Example 1.
[0036]
【The invention's effect】
Hair treatment agent that neutralizes and reduces residual alkali in hair that has become alkaline after the first treatment of oxidative hair dye, permanent wave agent or hair straightener, prevents hair damage, and improves hair feel A composition can be provided.

Claims

(A) a half ester of itaconic acid and polyoxyethylene alkyl ether or an ester of methacrylic acid and polyoxyethylene alkyl ether; and (b) at least one monomer selected from acrylic acid, methacrylic acid and alkyl esters thereof. As an aftertreatment agent or an intermediate treatment agent in the treatment of an oxidative hair dye, a permanent wave agent or a hair straightener, comprising at least one acrylic acid anionic polymer selected from the copolymers A hair treatment composition characterized by being used.

The hair treatment composition according to claim 1, further comprising a cationic polymer.