JP4006822B2 - Entrance / exit management system - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入退出管理システムに関し、特に、部屋(室)の内側に設けられた電気錠解錠手段に正しい暗証番号を入力しないと、電気錠の解錠ができないようにした、入退出管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の入退出管理システムは、部屋の入退室扉は、室外からの不法な侵入者を防ぐことを目的として開発されている。このため、例えば、オートロック式のものにあっては、部屋(室)の外側から、室内に入るには、カードリーダに磁気カードを読み込ませる等の操作をして、電気錠を施錠状態から解錠状態にしなければ、入退室扉を開けることができないようになっている。その一方、室内側からは、簡単に、施解錠できるようになっている。
【0003】
図15は、そのような従来の入退出管理システムの一例を模式的に示すブロック図である。また、図16は、ある部屋(例えば、病室、以下、単に、「部屋」という)Rの入退出扉の周辺の外観構成を模式的に示す説明図であり、図16(a)は、ある部屋Rの入退出扉の周辺を部屋外から見た状態を示す説明図であり、また、図16(b)は、ある部屋Rの入退出扉の周辺を部屋内から見た状態を示す説明図である。
【0004】
尚、図15及び図16では、老人養護施設に入退室管理システム101を適用した例を示している。従来の入退出管理システム101は、図15及び図16に示すように、部屋R、・・・の外側に、例えば、磁気カードを読み取るカードリーダ105が設けられている。
【0005】
そして、部屋R、・・・の各々の外側に設けられたカードリーダ105に磁気カード(図示せず)を差し込んで、磁気カードを読みこませると、この情報が、センター装置PCに送られるようになっている。そして、センター装置PCで、カードリーダ105が磁気カードから読み取った暗証番号が、電気錠103、・・・の各々を解錠するための暗証番号として予め個別に設定された暗証番号と一致する判断されると、センター装置PCから暗証番号が一致すると判断された電気錠3に解錠信号が送出され、これにより、暗証番号が一致すると判断された電気錠103が解錠し、入退室扉D、・・・の各々が開閉できるようになり、部屋R、・・・内に人が入れるようになっている。
【0006】
そして、入退室扉D、・・・の各々は、人が部屋R、・・・内に入り、再び、入退室扉D、・・・の各々が閉じられると、電気錠103、・・・の各々が自動的に施錠状態(オートロック)になり、部屋(室)の外側のノブKoを回しても、入退室扉D、・・・を開くことができないようになっている。一方、部屋R、・・・内側の入退室扉D、・・・の各々のノブKiには、例えば、シリンダ錠sが設けられており、シリンダ錠sを解錠状態にしておくと、いつでも、部屋R、・・・の内側から、入退室扉D、・・・を開くことができるようになっている。
【0007】
また、シリンダ錠sを施錠状態にすると、ノブKiが固定され、部屋R、・・・内からも、入退室扉D、・・・を開くことができないようになっている。尚、図15中、Lで示す部材装置は、通信回線を、又、113で示す部材装置は、中継器を、各々、示しており、部屋R、・・・の各々に設けられた電気錠103、・・・の各々、及び、カードリーダ105、・・・の各々と、センター装置PCとは、信号のやりとりができるようになっている。
【0008】
また、114で示す部材装置は、エレベータの各階毎に設置される外扉を、又、115で示す部材装置は、エレベータの呼出釦を、各々、示しており、エレベータは、呼出釦115を押し操作すれば、エレベータの客室が、呼出釦115を押し操作された階にきて停止した時に、外扉114が開き、エレベータの客室に人が乗り込むことができるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図15に示すような、従来の入退出管理システム101を、老人養護施設に設置すると、従来の入退出管理システム101は、上述したように、部屋R、・・・の各々内に、人が勝手に入ることを防止することを主眼にして構成されているため、例えば、徘徊癖のある入居者等(例えば、痴呆レベルが、重度の老人等の介護を受けることが必要とする者、以下、単に、入居者等という)が、部屋R、・・・を抜け出してしまう場合や、更には、エレベータに勝手に乗り込んで、別の階へ移動したり、場合によっては、老人養護施設から、外に勝手に出ていって、行方不明になったり、交通事故に遭うといったような虞れがある。
【0010】
また、例えば、ある部屋Rに、複数の入居者等がいる場合にあっては、看護人等(例えば、医師、看護婦、ヘルパー等の看護人、以下、単に、看護人等という)が、ある入居者等のケアをしている間に、他の入居者等が、部屋Rを抜け出してしまうという場合もある。更には、看護人等が、ある入居者等に日光浴をさせようとして、ベランダVに、入居者等とともに出ている間に、他の入居者等が、ベランダVに通じる入退出扉Dvに内側から錠を掛けてしまう場合があり、かかる場合、看護人等は、入退出扉Dvの錠を開ける鍵を持っていれば、その鍵を使って、ベランダVから、部屋Rに戻れるが、たまたま、鍵を持っていない場合等には、助けがくるまで、入居者等とともに、看護人等が、ベランダVに放置されてしまう、といった問題があり、このような事態が発生すると、看護人等の業務に支障が生じ、円滑な入居者等のケアができなくなる、といった問題が生じる。
【0011】
本発明は、以上のような問題を解決するためになされたものであって、今後、高齢化に伴って増加するであろう老人介護施設等に入居する入居者等が、安全且つ快適に過ごすことができるとともに、看護人等にとっても使いやすく、看護人等の業務に支障が生じ難い、新規な構成の入退室管理システムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の入退室管理システムは、各部屋の入退室扉の各々に設けられた電気錠と、各部屋内に設けられ、入退室扉に設けられた電気錠を解錠するために操作する電気錠解錠手段と、各部屋の入退室扉の各々に設けられた電気錠の各々、及び、各部屋内に設けられた電気錠解錠手段の各々に通信回線を介して接続されたセンター装置とを備え、電気錠解錠手段は、複数の操作キーを備え、複数の操作キーを操作し、複数の操作キーの入力操作によって入力された暗証番号が、入退室扉に設けられた電気錠を解錠する暗証番号と一致した時に、入退室扉に設けられた電気錠を解錠し、且つ、センター装置側で、各部屋の入退室扉の各々に設けられた電気錠を解錠するための暗証番号を設定できるようにし、各々の電気錠解錠手段の複数の操作キーの1個の操作キーは、確定キーとされており、各部屋の入退室扉の各々に設けられた電気錠を解錠する暗証番号は、複数の操作キーの中、確定キーとされた1個の操作キーを除く、残りの操作キーにより設定されるようになっており、確定キーとされる1個の操作キーが、センター装置側で、任意に選択設定できるようにされている。
【0013】
ここで、電気錠解錠手段は、複数の操作キーの数は、少なくとも3個以上で構成するのが好ましく、少なくとも3個以上で構成される複数の操作キーの1個を確定キーにするのが好ましい。
【0014】
この入退室管理システムでは、複数の操作キーを備える電気錠解錠手段を設けるようにし、複数の操作キーの入力操作によって入力された暗証番号が、その部屋の入退室扉の各々に設けられた電気錠を解錠する暗証番号と一致した時に限り、電気錠が解錠するようにしている。これにより、電気錠解錠手段の複数の操作キーの入力操作が正しく行われない限り、入退室扉が開くことはないので、入居者等が、部屋を出て行くといった事態が生じない。
【0015】
ここで、本明細書で用いる用語、「暗証番号を設定できる」中の「設定」は、最初の暗証番号の設定と、ある暗証番号が設定された後に、必要により行う、暗証番号の変更とを含む、の意味で用いている。ところで、このような入退室管理システムでは、電気錠解錠手段の入力操作が、入居者等に知られてしまうと、入居者等が、自由に部屋から出てしまうという問題が生じる。
【0016】
請求項1に記載の入退室管理システムは、このような問題を解決するためになされたものであって、この入退室管理システムでは、各部屋の電気錠の各々を解錠するための暗証番号を、センター装置側で設定できるようにしているので、センター装置側で、各部屋の電気錠の各々を解錠するための暗証番号を、変更することができるようにしている。
【0017】
これにより、電気錠の各々を解錠するための、ある暗証番号を入居者等が覚え、部屋から出て行くといった事態が頻発するようになれば、電気錠の各々を解錠するための暗証番号を他の暗証番号に随時変更することで、入居者等が、部屋から出て行くといった事態が発生するのを防止することができる。
【0018】
また、請求項1に記載の入退室管理システムでは、電気錠解錠手段の各々の複数の操作キーの1個の操作キーを確定キーとしている。これにより、電気錠解錠手段の各々の複数の操作キーから入力された暗証番号の最初から最後までを、センター装置で容易に識別できるため、センター装置側で、容易に、電気錠解錠手段の各々の複数の操作キーが正しく操作されたか、されなかったかを、判別できるようになるので、そのような正しい判別結果に基づいて、各部屋の入退室扉の各々に設けられた電気錠を解錠を制御することで、エラーの少ない、入退室管理システムを簡単に構築できる。
【0019】
また、電気錠解錠手段の各々の複数の操作キーの中、確定キーが一つあることを、入居者等に知られてしまうと、確定キーを固定的にしている場合には、最後に押し操作されるのが、確定キーであって、その確定キーが押される前に入力されている操作キーの順番が、暗証番号であるということを、入居者等に簡単に知られてしまい、入居者等が、部屋(室)の内側に設けられた電気錠解錠手段の各々の複数の操作キーを、正しく操作して、部屋から出てしまう、といった事態が頻発するようになる。
【0020】
しかし、請求項1に記載の入退室管理システムでは、確定キーとされる1個の操作キーを、センター装置により、任意に選択できるようにされているため、電気錠の各々を解錠するための、ある暗証番号を入居者等が覚え、部屋から出て行くといった事態が頻発するようになれば、センター装置側で、確定キーを変更することで、入居者等が、部屋から出て行くといった事態が発生するのを防止することができる。
【0021】
請求項2に記載の入退室管理システムは、請求項1に記載の入退室管理システムが、各部屋内に設けられた火災感知器と、各部屋内に設けられた火災感知器のいずれかが、発報した際に、火災警報を発令する火災受信機とを更に備え、センター装置は、火災受信機から発令された火災警報を受信すると、各部屋の入退室扉の各々に設けられた電気錠の各々に対して、強制解錠信号を出力するようにされている。
【0022】
ところで、この入退室管理システムのように、部屋(室)の内側から、その部屋の入退出扉を開く際に、所定の手続きを踏まなければ、入退出扉を開けることができないようにすると、火災等の緊急事態が生じた際に、看護人等や入居者等がパニックになり、部屋(室)の内側から、入退出扉を開くことができなくなる、といった虞れがある。
【0023】
請求項2に記載の入退室管理システムは、このような事態が生じないようにするために提案されるものであって、この入退室管理システムでは、センター装置が、火災受信機から発令された火災警報を受信すると、各部屋の入退室扉の各々に設けられた電気錠の各々に対して、強制解錠信号を出力するようにしている。これにより、火災等の緊急事態には、部屋(室)の内側の、例えば、ノブを回すだけで、部屋(室)外にでられるので、室内に、入居者等や看護人等が取り残されるといった事態が一切発生しない。
【0024】
請求項3に記載の入退室管理システムは、請求項1又は請求項2に記載の入退室管理システムに、看護人等の呼出しに使用する呼出機が更に接続されていることを特徴とする。ここで、「呼出機」としては、例えば、有線又は無線のインターホンや、構内交換機(PBX)が採用できる。
【0025】
呼出機を接続する場合には、センター装置の記憶手段に、看護人等に持たせるポケットベルや携帯式移動電話の番号を登録しておき、例えば、緊急事態が発生した場合に、センター装置より自動的に、看護人等に持たせるポケットベルや携帯式移動電話の呼出を行うようにしてもよい。この入退室管理システムでは、看護人等の呼出しに使用する呼出機を更に接続しているので、緊急事態等が発生した場合には、呼出機を通じて、看護人等を呼び出すことができる。
【0026】
請求項4に記載の入退室管理システムは、請求項1〜3のいずれかに記載の入退室管理システムの、各部屋の入退室扉の各々に設けられた電気錠は、いずれも、対応する入退室扉が閉まるとオートロックするようにされており、各部屋内に設けられ、各部屋の入退室扉の各々に設けられた電気錠を解錠する電気錠解錠手段の複数の操作スイッチの入力操作によって入力された暗証番号が、各部屋の入退室扉の各々に設けられた電気錠を解錠する暗証番号と一致した時の、各部屋の入退室扉の各々に設けられた電気錠を、その電気錠が解錠された時から一定時間経過しても、対応する入退室扉が開かれない時には、再び施錠するようにした。
【0027】
ところで、電気錠解錠手段の複数の操作スイッチの入力操作が、各部屋の入退室扉の各々に設けられた電気錠を解錠する暗証番号と一致した場合に、いつまでも、電気錠を解錠したままにしておくと、電気錠が解錠されている間は、部屋(室)の内側の入居者等が、何時でも好きなときに、部屋から出て行くことができてしまう。
【0028】
請求項4に記載の入退室管理システムは、このような事態が生じないようにするために提案されるものであって、この入退室管理システムでは、電気錠解錠手段の複数の操作スイッチの入力操作によって入力された暗証番号が、各部屋の入退室扉の各々に設けられた電気錠を解錠する暗証番号と一致した場合に、いつまでも、電気錠を解錠したままにするのではなく、電気錠が解錠されてから所定の時間内に、電気錠を再び施錠するようにしている。
【0029】
これにより、所定時間が経過後は、部屋(室)の内側の入居者等が、部屋から出て行けなくなる。これにより、入居者等が、部屋から抜け出して、行方不明になったり、事故に遭うといったような、ゆゆしき事態が発生するのを防止することができる。
【0030】
請求項5に記載の入退室管理システムは、請求項1〜4のいずれかに記載の入退室管理システムの、各部屋(室)外に、各部屋の入退室扉の各々に設けられた電気錠を解錠する電気錠解錠手段を更に備える。
【0031】
この入退室管理システムでは、部屋(室)の外側より、各部屋の入退室扉の各々に設けられた電気錠を解錠する電気錠解錠手段を設けている。これにより、部屋(室)内に入ることができる者は、部屋(室)の外側に設けられた電気錠解錠手段の正しい操作を知っている者(例えば、看護人等)に限られるので、泥棒等が、室内に不法に侵入することがない。これにより、入居者等の安全性が保証される。
【0032】
また、部屋(室)の外側より、室内に入ることができる者は、部屋(室)の外側に設けられた電気錠解錠手段の正しい操作を知っている者(例えば、看護人等)に限られるので、入居者等のプライバシーも保証される。
【0033】
請求項6に記載の入退室管理システムは、請求項5に記載の入退室管理システムの、各部屋の外側に設けられる電気錠解錠手段が、磁気カードを読み取るカードリーダであることを特徴としている。
【0034】
この入退室管理システムでは、部屋(室)の外側に設けられる電気錠解錠手段として、磁気カードを読み取るカードリーダを設けている。これにより、室内に入ることができる者は、正しい磁気カードを持っている者(例えば、看護人等)に限られるので、泥棒等が、室内に不法に侵入することがない。これにより、入居者等の安全性が保証される。
【0035】
また、部屋(室)の外側より、室内に入ることができる者は、正しい磁気カードを持っている者(例えば、看護人等)に限られるので、入居者等のプライバシーも保証される。
【0036】
請求項7に記載の入退室管理システムは、請求項5に記載の入退室管理システムの、各部屋の外に設けられる電気錠解錠手段が、複数の操作キーを備え、複数の操作キーを操作し、複数の操作キーの入力操作によって入力された暗証番号が、各部屋の入退室扉の各々に設けられた電気錠を解錠する暗証番号と一致した時に、各部屋の入退室扉の各々に設けられた電気錠が解錠するようにされている。
【0037】
この入退室管理システムでは、部屋(室)の外側に設けられる電気錠解錠手段として、複数の操作キーを備えたものを設けている。これにより、室内に入ることができる者は、複数の操作キーの正しい操作方法を知っている者(例えば、看護人等)に限られるので、泥棒等が、室内に不法に侵入することがない。これにより、入居者等の安全性が保証される。
【0038】
また、部屋(室)の外側より、室内に入ることができる者は、複数の操作キーの正しい操作方法を知っている者(例えば、看護人等)に限られるので、入居者等のプライバシーも保証される。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について、図面を参照しながら、更に詳しく説明する。図1は、本発明に係る入退室管理システムの一例を模式的に示すブロック図である。尚、図1では、本発明に係る入退室管理システムを老人介護施設に導入した例を示しているが、各部屋R1、R2、R3、R4は、実際の老人介護施設の部屋(例えば、病室等)を示しているのではなく、本発明に係る入退室管理システムの種々の構成を例示的に説明しているに過ぎない。
【0040】
この入退出管理システム1は、各部屋R1、R2、R3、R4の入退室扉D、D、D、Dの各々に設けられた電気錠3、3、3、3と、部屋R1、R2、R3、R4の各々の室内に設けられ、各部屋R1、R2、R3、R4の各々の入退室扉D、D、D、Dの各々に設けられた電気錠3、3、3、3を解錠する電気錠解錠手段2、2、2、2と、この入退室管理システムの全体を制御するセンター装置(この例では、パソコン)PCとを備える。
【0041】
センター装置PCは、ナースステーションに設置されている。また、この例では、看護人等の呼出しに使用する呼出機(この例では、構内交換機(PBX)を用いている)6が、ナースステーションに設置されている。そして、この呼出機6は、センター装置PCに接続されている。センター装置PCと、部屋R1、R2、R3、R4の入退室扉D、D、D、Dの各々に設けられた電気錠3、3、3、3、及び、電気錠3、3、3、3の各々を解錠する電気錠解錠手段2、2、2、2は、中継器13、13、13、13の各々を介して、通信回線Lにより接続されており、センター装置PC、電気錠3、3、3、3及び、電気錠解錠手段2、2、2、2との間で、相互に信号のやりとりができるようになっている。
【0042】
センター装置PCは、外部入力手段(いわゆる、キーボード)Kyを備え、この外部入力手段Kyを操作する等すれば、電気錠3、3、3、3の各々のアドレスを指定して、電気錠3、3、3、3の各々を解錠するための暗証番号を入力、設定、変更できるようになっている。より具体的に説明すると、この入退室管理システム1では、電気錠3、3、3、3、及び、電気錠解錠手段2、2、2、2の各々には、固有のアドレスが付されており、センター装置PCの記憶手段(図示せず)には、電気錠3、3、3、3のアドレスと、電気錠3、3、3、3の各々を解錠させるための暗証番号として、外部入力手段Kyより入力された暗証番号とを各々対応させたテーブルが格納されている。
【0043】
そして、センター装置PCの外部入力手段Kyより、センター装置PCの記憶手段(図示せず)に格納しているテーブルの電気錠3、3、3、3の各々を解錠する暗証番号を入力、設定、変更できるようになっている。また、この老人介護施設の警備人室には、火災受信機11が設置されており、各部屋R1、R2、R3、R4の各々には、火災感知器12、12、12、12が設置されており、火災受信機11は、共通の通信回線L0によって接続されている。
【0044】
尚、14は、この老人養護施設に設けられることがあるエレベータの各階に設けられる外扉を示している。火災受信機11は、そのアドレス記憶部(図示せず)に記憶された、火災感知器12、・・・、12の各々のアドレス情報に基づいて、多重伝送により、通信回線線L0を通じて、火災感知器12、・・・、12の各々に対して、ポーリングによって、循環的に監視信号を送信し、火災感知器12、・・・、12の各々の異常動作や断線等を監視している。
【0045】
また、火災受信機11は、火災感知器12、・・・、12のいずれかが発報すると、これを受信し、各種警報装置(図示せず)に対して、火災警報を発令するとともに、防排煙装置等(図示せず)を作動させるようになっている。更に、この火災受信機11は、通信回線L1を介して、センター装置PCに接続されている。
【0046】
次に、部屋R1のタイプについて説明する。図2は、部屋R1の入退出扉の周辺の外観構成を模式的に示す説明図であり、図2(a)は、部屋R1の入退出扉の周辺を室外から見た状態を示す説明図であり、また、図2(b)は、部屋R1の入退出扉の周辺を室内から見た状態を示す説明図である。
【0047】
この部屋R1の入退出扉Dは、部屋R1の外側のノブKoを操作すれば、電気錠3が、解錠するようになっており、これにより、部屋R1の外側より、入退室扉Dを開閉すれば、部屋R1内に人が自由に入れるようになっている(図2(a)を参照)。一方、部屋R1の内側からは、入退室扉DのノブKiを操作するだけでは、電気錠3が解錠状態にならないようにしている(図2(b)を参照)。
【0048】
図3は、図1及び図2に示す電気錠解錠手段2を拡大して模式的に示す外観構成図である。この電気錠解錠手段2は、複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24を備える。この例では、電気錠解錠手段2として、4個の操作キー(暗証キー)21、22、23、24を備えるものを用いている。
【0049】
尚、操作キー(暗証キー)21、22、23、24には、番号(例えば、「1」、「2」、「3」、「4」)を付しても、付さなくてもよいが、暗証番号の設定の自由度を高めることや、入居者等に、操作手順を覚えられないようにするためには、どちらかというと、操作キー(暗証キー)21、22、23、24には、番号を付さない方が好ましい。
【0050】
部屋R1の内側から入退室扉Dの電気錠3を解錠するためには、複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24を適宜操作し、複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24の入力操作によって入力された暗証番号が、この部屋R1の入退室扉Dに設けられた電気錠3を解錠する暗証番号と一致した時に、初めて、部屋R1の入退室扉Dに設けられた電気錠3が解錠し、部屋R1の内側にいる人が、入退室扉Dを開閉して外に出られるようになっている。
【0051】
この入退室管理システム1では、電気錠解錠手段2の複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24のいずれか1個の操作キー(暗証キー)を確定キーとしている。尚、複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24のいずれか1個の操作キー(暗証キー)を確定キーにする操作は、センター装置PC側で設定できるようになっている。
【0052】
より具体的に説明すると、電気錠解錠手段2には、固有のアドレスが予め割り当てられており、センター装置PC側で、電気錠解錠手段2のアドレスを指定し、複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24の中、1個の操作キー(暗証キー)として確定キーを選択すれば、電気錠解錠手段2の複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24のいずれか1個の操作キー(暗証キー)を確定キーとすることができるようになっている。
【0053】
ここでは、説明を容易とするため、例えば、操作キー(暗証キー)24を確定キーとして設定した場合を例にとって説明する。この場合には、確定キーとして設定した操作キー(暗証キー)24を除く、残りの操作キー(暗証キー)21、22、23により、電気錠3を解錠するための暗証番号を設定することができる。
【0054】
図4は、そのような暗証番号を設定するモードを例示的に説明する説明図である。より詳しく説明すると、図4は、各モードの、電気錠解錠手段2の複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24の操作回数を示している。まず、モード1について説明する。
【0055】
モード1は、操作キー(暗証キー)21、22、23、24の中の2個の操作キーの組合せ中に、電気錠3を解錠する暗証番号が設定されている場合を示している。例えば、操作キー(暗証キー)24を確定キーにした場合について説明すると、操作キー(暗証キー)21、22、23、24の中、残りの3つの操作キー(暗証キー)21、22、23を1回操作する中に、暗証番号が設定されている場合を示している。
【0056】
この場合には、暗証番号は、(3)1=3通り((21)、(22)、(23))がある。そして、確定キーを、操作キー(暗証キー)21、22、23、24の中のいずれかに変更できるとすると、確定キーを、操作キー(暗証キー)21、操作キー(暗証キー)22、操作キー(暗証キー)23、操作キー(暗証キー)24のいずれかにする場合で、4通りのパターンができるので、モード1としては、4×(3)1=12通りの暗証番号を設定できるようになる。
【0057】
次に、モード2について説明する。モード2は、操作キー(暗証キー)21、22、23、24の中の3回の操作キーの組合せ中に、電気錠3を解錠する暗証番号が設定されている場合を示している。例えば、操作キー(暗証キー)24を確定キーにした場合について説明すると、操作キー(暗証キー)21、22、23を2回操作(同じ操作キー(暗証キー)を2回操作する場合を含む)する中に、暗証番号が設定されている場合を示している。
【0058】
この場合、暗証番号は、(3)2=9通り((21、21)、(21、22)、(21、23)、(22、21)、(22、22)、(22、23)、(23、21)、(23、22)、(22、22))がある。そして、確定キーを、操作キー(暗証キー)21、22、23、24の中のいずれかに変更できるとすると、確定キーを、操作キー(暗証キー)21、操作キー(暗証キー)22、操作キー(暗証キー)23、操作キー(暗証キー)24のいずれかにする場合で、4通りのパターンができるので、モード2としては、4×(3)2=36通りの暗証番号を設定できるようになる。
【0059】
次に、モード3について説明する。モード3は、操作キー(暗証キー)21、22、23、24の中の4回の操作キーの組合せ中に、電気錠3を解錠する暗証番号が設定されている場合を示している。例えば、操作キー(暗証キー)24を確定キーにした場合について説明すると、操作キー(暗証キー)21、22、23を3回操作(同じ操作キー(暗証キー)を3回操作する場合を含む)する中に、暗証番号が設定されている場合を示している。
【0060】
この場合、暗証番号は、図5に示すように、(3)3=27通りがある。そして、確定キーを、操作キー(暗証キー)21、22、23、24の中のいずれかに変更できるとすると、確定キーを、操作キー(暗証キー)21、操作キー(暗証キー)22、操作キー(暗証キー)23、操作キー(暗証キー)24のいずれかにする場合で、4通りのパターンができるので、モード3としては、4×(3)3=108通りの暗証番号を設定できるようになる。
【0061】
尚、この例では、電気錠解錠手段2の操作キー(暗証キー)が、4個の操作キー(暗証キー)21、22、23、24で構成されている場合を説明したが、電気錠解錠手段2の操作キー(暗証キー)が、n個の場合には、数1で示される数の暗証番号を設定できる。
【0062】
【数1】
【0063】
次に、部屋R1への入退出の動作手順について説明する。図6は、部屋R1の入退出扉Dの開閉操作手順を概略的に説明するフローチャートである。この部屋R1は、室外側のノブKoを操作すれば、電気錠3が解錠するようになっているので、看護人等は、入退出扉Dを開閉して、自由に部屋R1に入室することができる。
【0064】
この例では、入退出扉Dが閉じた状態にすると、自動的に電気錠3が施錠(オートロック)し、室内側のノブKiを操作するだけでは、入退出扉Dが開かないようにされている。そして、まず、ステップSa1において、電気錠解錠手段2の複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24を操作して暗証番号を入力する。
【0065】
操作キー(暗証キー)21、22、23、24から入力操作された暗証番号は、通信回線Lを介して、センター装置PCに送られ、センター装置PCの記憶手段に予め記憶されている部屋R1の入退室扉Dの電気錠3を解錠する暗証番号と比較される(ステップSa2を参照)。そして、電気錠解錠手段2の複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24を操作によって入力された暗証番号が、部屋R1の入退室扉Dに設けられた電気錠3を解錠する暗証番号と一致した時に、部屋R1の入退室扉Dに設けられた電気錠3が解錠するようにされている(ステップSa3を参照)。
【0066】
他方、操作キー(暗証キー)21、22、23、24の入力操作によって入力された暗証番号が、部屋R1の入退室扉Dに設けられた電気錠3を解錠する暗証番号と不一致の場合には、電気錠解錠手段2の近傍に設けられたエラー表示ランプ(図示せず)が所定時間点灯し、この場合には、電気錠3が施錠状態のまま保持されるので、部屋R1の入退室扉Dを開けることができないようにしている(ステップSa4を参照)。
【0067】
尚、ここでは、操作キー(暗証キー)21、22、23、24の入力操作が、部屋R1の入退室扉Dに設けられた電気錠3を解錠する暗証番号と不一致の場合に、エラー表示ランプ(図示せず)が所定時間点灯するようにした例について説明したが、エラー表示ランプ(図示せず)は、特に無くてもよいものであり、また、操作キー(暗証キー)21、22、23、24の入力操作により入力された暗証番号が、部屋R1の入退室扉Dに設けられた電気錠3を解錠する暗証番号と不一致の場合に、エラーを表示する手段は、何も、エラー表示ランプ(図示せず)に限られることはなく、例えば、電気錠解錠手段2内に内蔵スピーカ(図示せず)を設け、内蔵スピーカ(図示せず)から、例えば、「プー」というエラー音がでるようにしてもよい。
【0068】
更に、この例では、ステップSa3において、電気錠3が解錠状態になると同時に、ステップSa5に示すように、タイマーがスタートするようになっている。そして、ステップSa6において、入退室扉Dの開閉があれば、部屋R1から、看護人等が退室したと判断し、タイマーをキャンセルし(ステップSa7を参照)、入退室扉Dが再び閉じられた時点で、自動的に、電気錠3を施錠状態にし、部屋R1内のノブKiを操作するだけでは、入退室扉Dが開かないようにしている(ステップSa8を参照)。
【0069】
一方、ステップSa3において、電気錠3が解錠し、ステップSa5に示すように、タイマーがスタートしても、所定時間(この例では、10秒間にしている)経過しても、入退室扉Dが開けられない場合には、再び、電気錠3を施錠状態にするようにしている(ステップSa9を参照)。この入退室管理システム1では、部屋R1内に、複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24を備える電気錠解錠手段2を設けるようにし、複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24の入力操作によって入力された暗証番号が、部屋R1の入退室扉Dに設けられた電気錠3を解錠する暗証番号と一致した時に限り、電気錠3が解錠するようにしている。
【0070】
これにより、電気錠解錠手段2の複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24の入力操作が正しく行われない限り、部屋R1内側のノブKiを操作するだけでは、入退室扉Dが開くことはないので、看護人等が知らない間に、入居者等が部屋から出ていってしまうといった事態が生じない。また、この入退室管理システム1では、センター装置PCにより、部屋R1の入退室扉Dに設けられた電気錠3を解錠するための暗証番号を、設定できるようにしている。
【0071】
これにより、たとえ、入居者等が、電気錠解錠手段2の複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24の入力操作を正しく行えば、部屋R1内側より、入退室扉Dを開くことができることを知り、看護人等が行っている、複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24の入力操作を覚えてしまい、病室から抜け出してしまうという問題が生じても、この入退室管理システム1では、部屋R1の電気錠3を解錠するための暗証番号を、センター装置PCで変更設定できるようにしている。
【0072】
これにより、電気錠3を解錠するための、ある暗証番号を入居者等が覚え、部屋R1から出て行くといった事態が頻発するようになれば、電気錠3を解錠するための暗証番号を他の暗証番号に変えることで、入居者等が部屋R1から出て行くといった事態が発生するのを防止することができる。更に、この入退室管理システム1では、電気錠解錠手段2の複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24の1個の操作キー(暗証キー)を確定キーとしているので、電気錠解錠手段2の複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24のうち、1個の確定キーとされた操作キー(暗証キー)以外の操作キー(暗証キー)から入力された暗証番号の最初から最後までを、1個の確定キーとされた操作キー(暗証キー)の入力操作により、センター装置PCで容易に識別できるので、センター装置PC側で、容易に、電気錠解錠手段2の複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24が正しく押されたか、押されなかったかを、判別できるので、そのような正しい判別結果に基づいて、部屋R1の入退室扉Dに設けられた電気錠3の解錠を制御することで、エラーの少ない、入退室管理システムを簡単に構築できる。
【0073】
更に、この入退室管理システム1では、電気錠解錠手段2の複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24の中、確定キーとされる1個の操作キー(暗証キー)を、センター装置PCにより、任意に選択できるようにしている。これにより、この入退室管理システム1では、センター装置PCにより、入居者等に知られることなく、電気錠解錠手段2の複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24の中、確定キーを変更し、これにより、暗証番号を入居者等に判らないようにすることで、入居者等が、部屋R1から出て行くといった事態が発生するのを防止することができる。
【0074】
更に、この入退室管理システム1では、電気錠解錠手段2の複数の操作スイッチ21、22、23、24の入力操作によって入力された暗証番号が、部屋R1の入退室扉Dに設けられた電気錠3を解錠する暗証番号と一致した場合に、いつまでも、電気錠3を解錠したままにするのではなく、電気錠3が解錠されてから所定の時間内に、電気錠3を再び施錠するようにしているので、所定時間(この例では、10秒間)が経過後は、部屋R1内側の入居者等が、部屋R1から出て行けなくなる。
【0075】
これにより、入居者等が、看護人等が知らない間に、部屋R1から抜け出して、行方不明になったり、事故に遭うといったような、ゆゆしき事態が発生するのを防止することができる。更にまた、この入退室管理システム1では、電気錠3を解錠するための暗証番号について、電気錠解錠手段2の複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24のうち、確定キーとしての1個の操作キー(暗証キー)を除く、残りの操作キー(暗証キー)により設定されるようになっている。
【0076】
これにより、入居者等の痴呆レベルに合わせて、電気錠3を解錠するための暗証番号を変えることで、看護人等にとっても使いやすく、看護人等の業務に支障が生じ難い、入退出管理システムとして利用することができる。このことを更に詳しく説明する。例えば、部屋R1に入居する老人等の痴呆レベルが相当進んでいる場合には、電気錠3を解錠するための暗証番号を、電気錠解錠手段2の複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24のうち、確定キーとしての1個の操作キー(暗証キー)を除く、残りの操作キー(暗証キー)の1個で設定しても、複数の操作キー(暗証キー)が、4個の場合でも、暗証番号の種類は、上述したように、12通りの中から選択できるので、入居者等にとっては、部屋R1内に設けられた電気錠解錠手段2の複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24の操作をしても、電気錠3を解錠するための暗証番号に一致する操作がし難く、且つ、この場合には、看護人等は、電気錠解錠手段2の複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24のうち、確定キーとしての1個の操作キー(暗証キー)を除く、残りの操作キー(暗証キー)の1個の押し操作と、確定キーの押し操作という簡単な操作で、部屋R1の入退室扉Dを開くことができるので、電気錠解錠手段2の複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24の正しい操作を容易に覚えることができる。
【0077】
また、例えば、部屋R1に入居する入居者等の痴呆レベルが軽度で、正常人に近い場合には、電気錠3を解錠するための暗証番号を、電気錠解錠手段2の複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24のうち、確定キーとしての1個の操作キー(暗証キー)を除く、残りの少なくとも操作キー(暗証キー)の2個で設定すれば、電気錠3を解錠するための暗証番号の種類は、複数の操作キー(暗証キー)の数が4個の場合でも、144通り(36+108=144)の中から選択できるので、入居者等にとっては、部屋R1内に設けられた電気錠解錠手段2の複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24の操作をしても、電気錠3を解錠するための暗証番号に一致する操作がし難く、且つ、この場合には、看護人等は、電気錠解錠手段2の複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24のうち、確定キーとしての1個の操作キー(暗証キー)を除く、残りの操作キー(暗証キー)の少なくとも2個の押し操作と、確定キーの押し操作という簡単な操作で、部屋R1の入退室扉Dを開くことができるので、電気錠解錠手段2の複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24の正しい操作を容易に覚えることができる。
【0078】
また、電気錠解錠手段2の複数の操作キー(暗証キー)の数は、特に限定されることはないが、この発明の実施の形態に示したように、4個の操作キー(暗証キー)21、22、23、24で構成されていることが好ましい。これは、4個の操作キー(暗証キー)21、22、23、24で構成しても、電気錠3を解錠するための暗証番号の種類は、156通り(12+36+108=156)の中から選択できるため、入居者等にとっては、部屋R1内に設けられた電気錠解錠手段2の複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24の操作をしても、電気錠3を解錠するための暗証番号に一致する操作がし難く、偶然に電気錠解錠手段2の複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24の操作が、電気錠3を解錠するための暗証番号に一致するということがおき難く、且つ、看護人等にとっても、電気錠3を解錠するための暗証番号を覚え易いからである。
【0079】
一方、電気錠解錠手段2の複数の操作キー(暗証キー)を3個の操作キー(暗証キー)で構成した場合には、看護人等にとって、電気錠3を解錠するための暗証番号を覚え易いというメリットがあるものの、この場合には、電気錠3を解錠するための暗証番号の種類として、18通り(3×21+3×22=18)しかなく、入居者等の電気錠解錠手段2の操作が、偶然に、電気錠3を解錠するための暗証番号に一致するということが起きえるので、好ましくないからである。
【0080】
また、電気錠解錠手段2の複数の操作キー(暗証キー)を5個の操作キー(暗証キー)で構成した場合には、5個の操作キー(暗証キー)とした場合には、入居者等の電気錠解錠手段2の操作が、偶然に、電気錠3を解錠するための暗証番号に一致するということが一層起き難くなるが、看護人等にとっても、電気錠3を解錠するための暗証番号を覚え難くなるというディメリットが生じる。
【0081】
次に、部屋R2のタイプについて説明する。部屋R2は、部屋R2外から、特定人(例えば、看護人等)だけが、自由に、部屋R2内に入ることができるようにしたタイプのものであり、部屋R2は、図7(a)に示すように、部屋R2外に、部屋R2の入退室扉Dに設けられた電気錠3を解錠する電気錠解錠手段5を更に備えている点が、部屋R1と異なっている。
【0082】
電気錠解錠手段5は、図1に示すように、中継器13を介して、通信回線Lに接続されており、電気錠解錠手段5とセンター装置PCとの間で、信号のやりとりができるようになっている。部屋R2では、電気錠解錠手段5として、磁気カード(図示せず)を読み取るカードリーダを用いている。
【0083】
また、電気錠解錠手段5にも、固有のアドレスが割り振られており、センター装置PCには、電気錠解錠手段5のアドレスに対応させるように、電気錠3を解錠するための暗証番号が予め記憶されている。この部屋R2では、入退室扉Dが閉じた状態にされている時には、電気錠3が自動的に施錠(オートロック)するようにされており、部屋R2外のノブKoを操作するだけでは、入退室扉Dの電気錠3を解錠状態にすることができないようになっている(図7(a)を参照)。
【0084】
且つ、部屋R2内のノブKiを操作するだけでは、入退室扉Dの電気錠3を解錠状態にすることができないようになっている(図7(b)を参照)。次に、部屋R1への入退出の動作手順について説明する。図8は、部屋R2の入退出扉Dの室外側の開閉操作手順を概略的に説明するフローチャートである。
【0085】
この部屋R2に入室するためには、この部屋R2の入退室扉Dの電気錠3を、部屋R2の外側の操作で、解錠状態にし、入退室扉Dを開けることができるようにする必要がある。従って、この部屋R2に入室しようとする者は、まず、ステップSb1において、看護人等は、磁気カード(図示せず)をカードリーダ5に読み込ませる必要がある。カードリーダ5が読み込んだ磁気カード(図示せず)の情報は、通信回線Lを介して、センター装置PCへと送られ、センター装置PCの記憶手段に予め記憶されている部屋R2の入退室扉Dの電気錠3を解錠する暗証番号と比較される(ステップSb2を参照)。
【0086】
そして、カードリーダ5が読み込んだ磁気カード(図示せず)の情報が、センター装置PCの記憶手段に予め記憶されている部屋R2の入退室扉Dの電気錠3を解錠する暗証番号と一致する場合には、ステップSb3において、センター装置PCから電気錠3に解錠信号が送出され、電気錠3が解錠状態になる。他方、カードリーダ5が読み込んだ磁気カード(図示せず)の情報が、センター装置PCの記憶手段に予め記憶されている部屋R2の入退室扉Dの電気錠3を解錠する暗証番号と不一致の場合には、カードリーダ5の近傍に設けられたエラー表示ランプ(図示せず)が所定時間点灯し、この場合には、電気錠3が施錠状態のまま保持されるので、部屋R2の入退室扉Dを開けることができないようにしている(ステップSb4を参照)。
【0087】
尚、ここでは、カードリーダ5が読み込んだ磁気カード(図示せず)の情報が、センター装置PCの記憶手段に予め記憶されている部屋R2の入退室扉Dの電気錠3を解錠する暗証番号と不一致の場合に、エラー表示ランプ(図示せず)が所定時間点灯するようにした例について説明したが、エラー表示ランプ(図示せず)は、特に無くてもよいものであり、また、カードリーダ5が読み込んだ磁気カード(図示せず)の情報が、センター装置PCの記憶手段に予め記憶されている部屋R2の入退室扉Dの電気錠3を解錠する暗証番号と不一致の場合に、エラーを表示する手段は、何も、エラー表示ランプ(図示せず)に限られることはなく、例えば、カードリーダ5内に内蔵スピーカ(図示せず)を設け、内蔵スピーカ(図示せず)から、例えば、「プー」というエラー音がでるようにしてもよい。
【0088】
更に、この例では、電気錠3が解錠状態になると同時に、ステップSb5に示すように、タイマーがスタートするようになっている。そして、ステップSb6において、入退室扉Dの開閉があれば、部屋R2内に、看護人等が入室したと判断し、タイマーをキャンセルし(ステップSb7を参照)、入退室扉Dが開いた後、再び閉じられた時点で、自動的に、電気錠3を施錠状態にし、部屋R2外のノブKoや、部屋R2内のノブKiを操作するだけでは、入退室扉Dが開かないようにしている(ステップSb8を参照)。
【0089】
一方、ステップSb3において、電気錠3が解錠し、ステップSb5に示すように、タイマーがスタートしても、所定時間(この例では、10秒間にしている)経過しても、入退室扉Dが開けられない場合には、再び、電気錠3を施錠状態にするようにしている(ステップSb9を参照)。尚、部屋R2内側に設けられる電気錠解錠手段2の構成及び部屋R2から退出する際の動作手順は、部屋R1内側に設けられる電気錠解錠手段2の構成及び動作手順と同様であるので、ここでの説明は省略する。
【0090】
この入退室管理システム1では、部屋R2の外側に、入退室扉Dに設けられた電気錠3を解錠する電気錠解錠手段(カードリーダ)5を設けている。これにより、室内に入ることができる者は、正しい磁気カード(図示せず)を持っている者(例えば、看護人等)に限られるので、泥棒等が、室内に不法に侵入することがない。これにより、入居者等の安全性が保証される。
【0091】
また、部屋R2の外側より、部屋R2内に入ることができる者は、正しい磁気カード(図示せず)を持っている者(例えば、看護人等)に限られるので、入居者等のプライバシーも保証される。更に、この入退室管理システム1では、電気錠解錠手段5が読み込んだ磁気カードの情報が、部屋R2の入退室扉Dに設けられた電気錠3を解錠する暗証番号と一致した場合に、いつまでも、電気錠3を解錠したままにするのではなく、電気錠3が解錠されてから所定の時間内に、電気錠3を再び施錠するようにしているので、所定時間(この例では、10秒間)が経過後は、部屋R2内に第三者が、勝手に入ることがないので、安全性にも優れている。
【0092】
次に、部屋R3のタイプについて説明する。部屋R3は、部屋R3外から、特定人(例えば、看護人等)だけが、自由に、部屋R3内に入ることができるようにした他のタイプを示している。この部屋R3は、図9(a)に示すように、部屋R3の外側に、部屋R3の入退室扉Dに設けられた電気錠3を解錠する電気錠解錠手段2aを更に備えている点が、部屋R1と異なっている。
【0093】
そして、入退室扉Dが閉じた状態にされている時には、電気錠3が自動的に施錠(オートロック)するようにされており、部屋R3の外側のノブKoを操作するだけでは、入退室扉Dの電気錠3を解錠状態にすることができないようになっている(図9(a)を参照)。且つ、部屋R3内のノブKiを操作するだけでは、入退室扉Dの電気錠3を解錠状態にすることができないようになっている(図9(b)を参照)。
【0094】
電気錠解錠手段2aは、図1に示すように、中継器13を介して、通信回線Lに接続されており、電気錠解錠手段2aとセンター装置PCとの間で、信号のやりとりができるようにされている。また、電気錠3、及び、電気錠解錠手段2aには、各々、固有のアドレスが割り振られており、センター装置PCの記憶手段(図示せず)には、電気錠3のアドレスに対応させた、入退室扉Dに設けられた電気錠3を解錠するための暗証番号のテーブルが、格納されている。
【0095】
そして、センター装置PCの外部入力手段Kyより、テーブルの電気錠3の各々を解錠する暗証番号を入力、設定、変更できるようになっている。部屋R3では、電気錠解錠手段2aとして、複数の操作キー(暗証キー)を備えるものを用いている。尚、室外に設けられる電気錠解錠手段2aの構成は、図3に示す、室内に設けられる電気錠解錠手段2と同様であるので、以下の説明では、相当する部材装置については相当する参照符号を用いて説明し、ここでは、説明を容易とするため、電気錠解錠手段2aの説明は省略する。
【0096】
次に、部屋R3への入退出の動作手順について説明する。この部屋R3に入室するためには、この部屋R3の入退室扉Dの電気錠3を、部屋R3の外側の操作で、解錠状態にし、入退室扉Dを開けることができるようにする必要がある。図10は、部屋R3の入退出扉Dの室外側の開閉操作手順を概略的に説明するフローチャートである。
【0097】
この部屋R3の入退室扉Dの電気錠3を、部屋R3の外側の操作で、解錠状態にし、入退室扉Dを開けることができるようにするためには、まず、ステップSc1において、看護人等は、部屋R3の外側に設けられた電気錠解錠手段2aの複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24を操作する。操作キー(暗証キー)21、22、23、24の入力操作は、通信回線Lを介して、センター装置PCに送られ、センター装置PCの記憶手段に予め記憶されている部屋R1の入退室扉Dの電気錠3を解錠する暗証番号と比較される(ステップSc2を参照)。
【0098】
そして、電気錠解錠手段2aの複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24の入力操作によって入力された暗証番号が、部屋R3の入退室扉Dに設けられた電気錠3を解錠する暗証番号と一致によって入力された時に、部屋R3の入退室扉Dに設けられた電気錠3が解錠するようにされている(ステップSc3を参照)。
【0099】
他方、操作キー(暗証キー)21、22、23、24の入力操作が、部屋R3の入退室扉Dに設けられた電気錠3を解錠する暗証番号と不一致の場合には、電気錠解錠手段2aの近傍に設けられたエラー表示ランプ(図示せず)が所定時間点灯し、この場合には、電気錠3が施錠状態のまま保持されるので、部屋R3の入退室扉Dを開けることができないようにしている(ステップSc4を参照)。尚、ここでは、操作キー(暗証キー)21、22、23、24の入力操作が、部屋R3の入退室扉Dに設けられた電気錠3を解錠する暗証番号と不一致の場合に、エラー表示ランプ(図示せず)が所定時間点灯するようにした例について説明したが、エラー表示ランプ(図示せず)は、特に無くてもよいものであり、また、操作キー(暗証キー)21、22、23、24の入力操作が、部屋R3の入退室扉Dに設けられた電気錠3を解錠する暗証番号と不一致の場合に、エラー表示する手段は、何も、エラー表示ランプ(図示せず)に限られることはなく、例えば、電気錠解錠手段2内に内蔵スピーカ(図示せず)を設け、内蔵スピーカ(図示せず)から、例えば、「プー」というエラー音がでるようにしてもよい。
【0100】
更に、この例では、ステップSc3において、電気錠3が解錠状態になると同時に、ステップSc5に示すように、タイマーがスタートするようになっている。そして、ステップSc6において、入退室扉Dの開閉があれば、部屋R3内に、看護人等が入室したと判断し、タイマーをキャンセルし(ステップSc7を参照)、入退室扉Dが再び閉じられた時点で、自動的に、電気錠3を施錠状態にし、部屋R3外のノブKoや、部屋R3内のノブKiを操作するだけでは、入退室扉Dが開かないようにしている(ステップSc8を参照)。
【0101】
一方、ステップSc3において、電気錠3が解錠し、ステップSc5に示すように、タイマーがスタートしても、所定時間(この例では、10秒間にしている)経過しても、入退室扉Dが開けられない場合には、再び、電気錠3を施錠状態にするようにしている(ステップSc9を参照)。尚、部屋R3内側に設けられる電気錠解錠手段2の構成及び動作は、部屋R1内側に設けられる電気錠解錠手段2の構成及び動作と同様であるので、ここでの説明は省略する。
【0102】
この入退室管理システム1では、部屋R3の外側に、入退室扉Dに設けられた電気錠3を解錠する電気錠解錠手段2aを設けている。これにより、部屋R3内に入ることができる者は、電気錠解錠手段2aの複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24の正しい操作方法を知っている者(例えば、看護人等)に限られるので、泥棒等が、室内に不法に侵入することがない。これにより、入居者等の安全性が保証される。
【0103】
また、部屋R3の外側より、部屋R3内に入ることができる者は、電気錠解錠手段2aの複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24の正しい操作方法を知っている者(例えば、看護人等)に限られるので、入居者等のプライバシーも保証される。更に、この入退室管理システム1では、電気錠解錠手段2bの複数の操作スイッチ21、22、23、24の入力操作によって入力された暗証番号が、部屋R3の入退室扉Dに設けられた電気錠3を解錠する暗証番号と一致した場合に、いつまでも、電気錠3を解錠したままにするのではなく、電気錠3が解錠されてから所定の時間内に、電気錠3を再び施錠するようにしているので、所定時間(この例では、10秒間)が経過後は、部屋R3内に第三者が勝手に入ることがないので、安全性にも優れている。
【0104】
次に、部屋R4のタイプについて説明する。部屋R4は、ベランダV付きの病室を示している。尚、この部屋R4の入退室扉D側の構成は、部屋R1と同タイプであるので、ここでの説明は省略する。部屋R4は、図1に示すように、ベランダVに通じるベランダ用の入退出扉Dvを備える。
【0105】
この部屋R4内には、この部屋R4に付設されているベランダV用の入退室扉Dvに設けられた電気錠3を解錠する電気錠解錠手段2bを備える。入退室扉Dvに設けられた電気錠3、及び、電気錠解錠手段2bは、図1に示すように、中継器13を介して、通信回線Lに接続されており、センター装置PC、電気錠3、及び、電気錠解錠手段2bとの間で相互に信号のやりとりができるようになっている。
【0106】
また、入退室扉Dvに設けられた電気錠3、及び、電気錠解錠手段2bには、各々、固有のアドレスが割り振られており、センター装置PCの記憶手段(図示せず)には、電気錠3のアドレスに対応させた、入退室扉Dvに設けられた電気錠3を解錠するための暗証番号のテーブルが、格納されている。そして、センター装置PCの外部入力手段Kyより、テーブルの電気錠3の各々を解錠する暗証番号を入力、設定、変更できるようになっている。
【0107】
部屋R4では、電気錠解錠手段2bとして、複数の操作キー(暗証キー)を備えるものを用いている。尚、電気錠解錠手段2bの構成は、図3に示す電気錠解錠手段2と同様であるので、以下の説明では、相当する部材装置については相当する参照符号を用いて説明し、ここでは、説明を容易とするため、電気錠解錠手段2bの説明は省略する。
【0108】
次に、部屋R4のベランダVへの入退出の動作手順について説明する。この部屋R4に設けられたベランダVに出るためには、入退室扉Dvの電気錠3を、部屋R4の内側の操作で、解錠状態にし、入退室扉Dvを開けることができるようにする必要がある。図11は、部屋R4のベランダ用の入退出扉Dvの室内側で行う開閉操作手順を概略的に説明するフローチャートである。
【0109】
この部屋R4では、入退出扉Dvに、図2に示すノブKo及びノブKiが設けられている。そして、入退室扉Dvが閉じた状態にされている時には、電気錠3が自動的に施錠(オートロック)するようにされており、部屋R4内のノブKiを操作するだけでは、入退室扉Dvの電気錠3を解錠状態にすることができないようになっている。
【0110】
この部屋R4の入退室扉Dvの電気錠3を、部屋R4の内側の操作で、解錠状態にし、入退室扉Dvを開けることができるようにするためには、まず、ステップSd1において、看護人等は、部屋R4の内側に設けられた電気錠解錠手段2bの複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24を操作する。操作キー(暗証キー)21、22、23、24の入力操作によって入力された暗証番号は、通信回線Lを介して、センター装置PCに送られ、センター装置PCの記憶手段に予め記憶されている部屋R4の入退室扉Dvの電気錠3を解錠する暗証番号と比較される(ステップSd2を参照)。
【0111】
そして、電気錠解錠手段2bの複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24の入力操作によって入力した暗証番号が、部屋R4の入退室扉Dvに設けられた電気錠3を解錠する暗証番号と一致した時に、部屋R4の入退室扉Dvに設けられた電気錠3が解錠するようにされている(ステップSd3を参照)。他方、操作キー(暗証キー)21、22、23、24の入力操作が、部屋R4のベランダ用の入退室扉Dvに設けられた電気錠3を解錠する暗証番号と不一致の場合には、電気錠解錠手段2bの近傍に設けられたエラー表示ランプ(図示せず)が所定時間点灯し、この場合には、電気錠3が施錠状態のまま保持されるので、部屋R4の入退室扉Dvを開けることができないようにしている(ステップSd4を参照)。
【0112】
尚、ここでは、操作キー(暗証キー)21、22、23、24の入力操作が、部屋R4の入退室扉Dvに設けられた電気錠3を解錠する暗証番号と不一致の場合に、エラー表示ランプ(図示せず)が所定時間点灯するようにした例について説明したが、エラー表示ランプ(図示せず)は、特に無くてもよいものであり、また、操作キー(暗証キー)21、22、23、24の入力操作が、部屋R4の入退室扉Dvに設けられた電気錠3を解錠する暗証番号と不一致の場合に、エラー表示する手段は、何も、エラー表示ランプ(図示せず)に限られることはなく、例えば、電気錠解錠手段2b内に内蔵スピーカ(図示せず)を設け、内蔵スピーカ(図示せず)から、例えば、「プー」というエラー音がでるようにしてもよい。
【0113】
更に、この例では、ステップSd3において、電気錠3が解錠状態になると同時に、ステップSd5に示すように、タイマーがスタートするようになっている。そして、ステップSd6において、ベランダ用の入退室扉Dvの開閉があれば、ベランダVに、看護人等や入居者等が出たと判断し、タイマーをキャンセルする(ステップSd7を参照)。
【0114】
ここで、ベランダV用の入退室扉Dvは、他の入退室扉Dと異なり、入退室扉Dvが閉じられた状態に戻っても、電気錠3が解錠状態に保持される点に、特に特徴がある。即ち、ベランダV用の入退室扉Dvは、閉じられた状態にされても、電気錠3は、自動的に施錠状態にされるのではなく、看護人等が、入退室扉Dvを開閉して、ベランダVから部屋R4内に戻り、部屋R4内に設けられた電気錠解錠手段2bの複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24を正しく操作し、この入力操作によって入力された暗証番号が、入退室扉Dvの電気錠3を施錠するための暗証番号として、センター装置PCに予め記憶させた暗証番号と一致した時(ステップSd8、ステップSd10及びステップSd11を参照)に初めて、入退室扉Dvに設けられた電気錠3が施錠状態にされ、これにより、部屋R4内の入退室扉DvのノブKiや、部屋R4のベランダV側のノブKoを操作するだけでは、入退室扉Dvが開かないようにしている(ステップSd12を参照)。
【0115】
一方、ステップSd3において、入退室扉Dvに設けられた電気錠3が解錠し、ステップSd5に示すように、タイマーがスタートしても、所定時間(この例では、10秒間にしている)経過しても、入退室扉Dvが開けられない場合には、再び、電気錠3を施錠状態にするようにしている(ステップSd9を参照)。また、ステップSd11において、電気錠解錠手段2bの複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24の操作が、入退室扉Dvの電気錠3を施錠するための暗証番号と不一致の場合には、電気錠解錠手段2bの近傍に設けられたエラー表示ランプ(図示せず)が所定時間点灯し、この場合には、電気錠3が解錠状態のまま保持される(ステップSd13を参照)。
【0116】
尚、ここでは、操作キー(暗証キー)21、22、23、24の入力操作が、入退室扉Dvに設けられた電気錠3を施錠する暗証番号と不一致の場合に、エラー表示ランプ(図示せず)が所定時間点灯するようにした例について説明したが、エラー表示ランプ(図示せず)は、特に無くてもよいものであり、また、操作キー(暗証キー)21、22、23、24の入力操作が、入退室扉Dvに設けられた電気錠3を施錠する暗証番号と不一致の場合に、エラーを表示する手段は、何も、エラー表示ランプ(図示せず)に限られることはなく、例えば、電気錠解錠手段2b内に内蔵スピーカ(図示せず)を設け、内蔵スピーカ(図示せず)から、例えば、「プー」というエラー音がでるようにしてもよい。
【0117】
この入退室管理システム1では、部屋R4に付設されているベランダV用の入退室扉Dvに設けられた電気錠3を解錠する電気錠解錠手段2bを部屋R4内に設け、電気錠解錠手段2bの複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24を適宜操作して、複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24の入力操作によって入力された暗証番号が、部屋R4のベランダV用の入退室扉Dvに設けられた電気錠を解錠する暗証番号と一致した時に、ベランダ用の入退室扉Dvに設けられた電気錠3が解錠するようにされている。
【0118】
そして、ベランダ用の入退室扉Dvは、ただ単に、閉じられただけでは、電気錠3が施錠状態にならず、入退室扉Dvを閉じた状態にし、更に、部屋R4内に設けられた電気錠解錠手段2bを正しく操作した場合に、電気錠3が施錠状態になるようにされている。尚、この場合には、センター装置PCの記憶手段に、電気錠解錠手段2bを解錠するための暗証番号と、施錠するための暗証番号とを、記憶させるようにする。
【0119】
このように、入退室管理システム1では、ベランダV用の入退室扉Dvに電気錠3を設けるとともに、この電気錠3を解錠する電気錠解錠手段2bを部屋R4内に設け、電気錠解錠手段2bが正しく操作されないと、ベランダV用の入退室扉Dvの電気錠3を施錠することができないようにしているので、看護人等が、ある入居者等に、日光浴をさせようとして、ベランダVに、入居者等とともに、出ている間に、他の入居者等がベランダVに通じる入退出扉Dvに錠を掛けてしまう、といったような事態が生じない。これにより、看護人等が、助けがくるまで、入居者等とともに、ベランダVに放置されてしまう、といった問題が生ぜず、看護人等の業務に支障が生じることがなくなるため、より円滑な入居者等のケアができるようになる。
【0120】
次に、この入退室管理装置1に設けられることのある、エレベータの構成について説明する。図1には、エレベータの各階毎に設置される外扉14が示されている。尚、15で示す部材装置は、エレベータの呼出釦を示しており、呼出釦15を押し操作すれば、エレベータの客室が、呼出釦15を押し操作された階にきた時に、外扉14が開き、エレベータの客室に人が乗り込むことができるようになっている。
【0121】
以上の構成は、通常のエレベータの構成と同様であるが、このエレベータには、新たに、各階毎に設置される外扉14には、電気錠3が設けられ、且つ、エレベータの各階毎に設置される呼出釦15の近傍に、更に、外扉14に設けられた電気錠3を解錠するための電気錠解錠手段2cが設けられている。外扉14に設けられた電気錠3、及び、電気錠解錠手段2cは、図1に示すように、中継器13を介して、通信回線Lに接続されており、センター装置PC、電気錠3、及び、電気錠解錠手段2cとの間で、相互に信号のやりとりができるようになっている。
【0122】
電気錠3、及び、電気錠解錠手段2cには、各々、固有のアドレスが割り振られており、センター装置PCの記憶手段(図示せず)には、電気錠3のアドレスに対応させた、エレベータの外扉14に設けられた電気錠3を解錠するための暗証番号のテーブルが、格納されている。そして、センター装置PCの外部入力手段Kyより、テーブルの電気錠3の各々を解錠する暗証番号を入力、設定、変更できるようになっている。
【0123】
尚、電気錠解錠手段2cの構成は、図3に示す電気錠解錠手段2と同様であるので、以下の説明では、相当する部材装置については相当する参照符号を用いて説明し、ここでは、説明を容易とするため、電気錠解錠手段2cの説明は省略する。図12は、エレベータの各階毎に設けられる外扉14の開閉操作手順の一例を概略的に説明するフローチャートである。
【0124】
この入退室管理システム1では、まず、ステップSe1において、電気錠解錠手段2cの複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24を適宜操作する。電気錠解錠手段2cの操作キー(暗証キー)21、22、23、24の入力操作は、通信回線Lを介して、センター装置PCに送られ、センター装置PCの記憶手段に予め記憶されている、エレベータの各階毎に設けられる外扉14の電気錠3を解錠する暗証番号と比較される(ステップSe2を参照)。
【0125】
そして、電気錠解錠手段2cの複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24の入力操作によって入力された暗証番号が、エレベータの各階毎に設けられる外扉14の電気錠3を解錠する暗証番号と一致した時に、電気錠3が解錠状態になり(ステップSe3を参照)、エレベータの各階毎に設けられるエレベータの呼出釦15の呼出しが可能なようにされている(ステップSe4を参照)。
【0126】
この例では、エレベータの呼出釦15の呼出しが可能なようにされると同時に、タイマーがスタートするようにされている(ステップSe5を参照)。そして、所定時間(この例では、10秒間)以内に呼出釦15が押し操作されると、タイマーがキャンセルされ(ステップSe6及びステップSe7を参照)、この場合には、呼出釦15の押し操作は有効とされ、エレベータの客室が、呼出釦15が押し操作された階にきた時に、外扉14が開き、エレベータの客室に人が乗り込むことができるようになっている(ステップSe8を参照)。
【0127】
そして、外扉14が開いた後、再び、閉じられた状態になったときに、自動的に、外扉14に設けられた電気錠3が施錠(オートロック)するようにしている(ステップSe9を参照)。他方、ステップSe2において、センター装置PCに送られた電気錠解錠手段2cの操作キー(暗証キー)21、22、23、24の入力操作が、エレベータの各階毎に設けられる外扉14の電気錠3を解錠する暗証番号と不一致の場合には、電気錠3は施錠状態に保持され、且つ、エレベータの呼出釦15による呼出しができないようにされている。
【0128】
この例では、この場合には、電気錠解錠手段2cの近傍に設けられたエラー表示ランプ(図示せず)が所定時間点灯するようにしている(ステップSe10を参照)。尚、ここでは、電気錠解錠手段2cの操作キー(暗証キー)21、22、23、24の入力操作が、エレベータの外扉14に設けられた電気錠3を解錠する暗証番号と不一致の場合に、エラー表示ランプ(図示せず)が所定時間点灯するようにした例について説明したが、エラー表示ランプ(図示せず)は、特に無くてもよいものであり、また、操作キー(暗証キー)21、22、23、24の入力操作が、エレベータの外扉14に設けられた電気錠3を解錠する暗証番号と不一致の場合に、エラー表示する手段は、何も、エラー表示ランプ(図示せず)に限られることはなく、例えば、電気錠解錠手段2c内に内蔵スピーカ(図示せず)を設け、内蔵スピーカ(図示せず)から、例えば、「プー」というエラー音がでるようにしてもよい。
【0129】
更に、この例では、ステップSe11において、エレベータの呼出釦15の呼出しが可能なようにされ、タイマーがスタートしてから、所定時間(この例では、10秒間)経過しても、呼出釦15が押し操作されない場合には、電気錠3を施錠状態にし、且つ、エレベータの呼出釦15の呼出しができないようにしている。
【0130】
この入退室管理システム1では、エレベータの各階毎に設けられる外扉14の各々に電気錠3を付設するとともに、エレベータの各階毎に設けられる外扉14の各々に設けられた電気錠3を解錠する電気錠解錠手段2cとして、複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24を備えるものを設けている。これにより、エレベータの各階毎に設けられる外扉14の各々に設けられた電気錠3を解錠状態にできる者は、電気錠解錠手段2cの複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24の正しい操作方法を知っている者(例えば、看護人等)に限られるので、入居者等がエレベータの呼出釦15を押し操作して、エレベータの客室に乗り込んで、別の階へ移動したり、場合によっては、老人養護施設から外に出ていって、行方不明になったり、交通事故に遭うといったような、ゆゆしき事態が発生しない。
【0131】
更に、この入退室管理システム1では、電気錠解錠手段2cが正しく操作され、エレベータの外扉14に設けられた電気錠3を解錠する暗証番号と一致した場合に、いつまでも、電気錠3を解錠したままにするのではなく、電気錠3が解錠されてから所定の時間内に、電気錠3を再び施錠するようにしているので、所定時間(この例では、10秒間)が経過後は、第三者がエレベータの客室に入ることがないようにしている。これにより、入居者等が、エレベータの客室に乗って、他の階に行ってしまう、といったような事故が発生するのを未然に防止できる。
【0132】
図13は、エレベータの各階毎に設けられる外扉14の開閉操作手順の他の一例を概略的に説明するフローチャートである。この入退室管理システム1では、まず、ステップSf1において、呼出釦15を押し操作すれば、エレベータの客室を呼出釦15が押し操作された階に呼び出すことができるようにされている。
【0133】
しかしながら、この状態では、エレベータの各階に設けられる外扉14に設けられた電気錠3は施錠状態のままであるので、エレベータの客室が、呼出釦15が押し操作された階にきても、外扉14が開かないようにしている。即ち、この入退室管理システム1では、エレベータの各階に設けられる外扉14に設けられた電気錠3を解錠するには、呼出釦15を押し操作するとともに、電気錠解錠手段2cの複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24を適宜操作しなければならないようにしている。
【0134】
ステップSf1において、呼出釦15を押し操作した後、電気錠解錠手段2cの複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24を操作すると、電気錠解錠手段2cの操作キー(暗証キー)21、22、23、24の入力操作によって入力された暗証番号は、通信回線Lを介して、センター装置PCに送られ、センター装置PCの記憶手段に予め記憶されている、操作された電気錠解錠手段2cに対応するエレベータの外扉14の電気錠3を解錠する暗証番号と比較される(ステップSf2及びステップSf3を参照)。
【0135】
そして、電気錠解錠手段2cの複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24の入力操作によって入力された暗証番号が、エレベータの各階毎に設けられる外扉14の電気錠3を解錠する暗証番号と一致した場合には、電気錠3が解錠状態になる(ステップSf4を参照)。そして、この場合には、エレベータの客室が、呼出釦15が押し操作された階にきた時に、外扉14が開き、エレベータの客室に人が乗り込むことができるようになっており、外扉14が再び閉じられると、外扉14に設けられた電気錠3が、自動的に施錠(オートロック)するようになっている(ステップSf5及びステップSf6を参照)。
【0136】
他方、ステップSf3において、センター装置PCに送られた電気錠解錠手段2cの操作キー(暗証キー)21、22、23、24の入力操作が、エレベータの各階毎に設けられる外扉14の電気錠3を解錠する暗証番号と不一致の場合には、電気錠3は施錠状態に保持され、且つ、エレベータの客室が呼出釦15が操作された階に来ても、外扉14が開かないようにされている。
【0137】
また、ステップSf1において、エレベータの呼出釦15が押された後、所定時間(この例では、10秒間)経過しても、電気錠解錠手段2cの操作キー(暗証キー)21、22、23、24の入力操作が行われない場合も、電気錠3は施錠状態に保持され、且つ、エレベータの客室が呼出釦15が操作された階に来ても、外扉14が開かないようにされている(ステップSf7を参照)。
【0138】
この入退室管理システム1でも、エレベータの各階毎に設けられる外扉14の各々に電気錠3を付設するとともに、エレベータの各階毎に設けられる外扉14の各々に設けられた電気錠3を解錠する電気錠解錠手段2cとして、複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24を備えるものを設けている。これにより、エレベータの各階毎に設けられる外扉14の各々に設けられた電気錠3を解錠状態にできる者は、電気錠解錠手段2cの複数の操作キー(暗証キー)21、22、23、24の正しい操作方法を知っている者(例えば、看護人等)に限られるので、入居者等が、エレベータの呼出釦15を押し操作して、エレベータの客室に乗り込んで、別の階へ移動したり、場合によっては、老人養護施設から、外に勝手に出ていって、行方不明になったり、交通事故に遭うといったような、ゆゆしき事態が発生しない。
【0139】
また、この入退室管理システム1では、図1に示したように、センター装置PCを、火災受信機11に接続している。図14は、この老人介護施設に火災等が発生した場合の、入退室管理システム1の動作を概略的に示すフローチャートである。火災感知器12、・・・、12のいずれかが、火災を検知して発報すると、火災受信機11は、火災警報を発令する。
【0140】
この例では、火災受信機11が発令した火災警報は、センター装置PCにも送信すされるようになっている。センター装置PCは、火災受信機11から発令された火災警報を受信すると(ステップSg1を参照)、各部屋R1、R2、R3、R4の全ての入退室扉D、D、D、Dの各々に設けられた電気錠3、3、3、3の各々に対して、強制解錠信号を出力するようにされている。
【0141】
また、この部屋R4のベランダV用の入退室扉Dvに設けられた電気錠3や、各階毎に設けられるエレベータの外扉14に設けられた電気錠3の各々に対して、強制解錠信号を出力するようにされている(ステップSg2及びステップSg3を参照)。したがって、この入退室管理システム1では、火災等の緊急事態には、各部屋R1、R2、R3、R4の外側のノブKo、・・・や、部屋R1、R2、R3、R4の内側のノブKi、・・・を回すだけで、部屋R1、R2、R3、R4内に居る人が、部屋R1、R2、R3、R4外に、自由にでられるようにしているので、部屋R1、R2、R3、R4内に、入居者等や看護人等が取り残されるといった虞れが一切生じない。
【0142】
更に、この入退室管理システム1では、図1に示したように、センター装置PCを、看護人等の呼出しに使用する呼出機(この例では、構内交換機(PBX))6に接続している。そして、この入退室管理システム1では、看護人等に持たせる携帯電話やポケットベルの電話番号を予めセンター装置PCの記憶手段に記憶させておく、緊急事態が発生した際には、自動的に、センター装置PCから、看護人等の携帯電話(PHS)やポケットベルを、呼び出すことにより、看護人等を呼び出しすることができるようにしている。
【0143】
尚、この発明の実施の形態に示す入退室管理システム1は、あくまでも、モデルケースであり、実際には、老人養護施設に導入される際には導入する老人養護施設に応じて、種々のオプションがある。そのような入退室管理システムのオプションとしては、例えば、複数の病室のいずれもが、部屋R1のタイプで構成されるもの、部屋R2のタイプで構成されるもの、部屋R3のタイプで構成されるもの、部屋R4のタイプで構成されるものが考えられる。
【0144】
また、例えば、複数の病室が、部屋R1のタイプ、部屋R2のタイプ、部屋R3のタイプ及び部屋R4のタイプの少なくとも2つのタイプの組合せで構成されるものが考えられる。また、この例では、エレベータを設けた例について説明したが、エレベータは、この入退室管理システムにあっては、必須の装置ではなく、エレベータは、あってもなくてもよい。
【0145】
更に、この例では、エレベータの各階に設けられる外扉14に電気錠3を設け、且つ、エレベータの呼出釦15の側に、電気錠解錠手段2cを設けた例について説明したが、この入退室管理システムに、エレベータを含ませる際には、通常のエレベータを含ませるようにしてもよい。更に、この例では、センター装置PCを、看護人等の呼出しに使用する呼出機6に接続した例について説明したが、呼出機6は、必ずしも、必須の構成ではない。
【0146】
また、部屋R4として、入退室扉D側の構成として、部屋R1のタイプと同様のものが採用された例について説明したが、これは、単に例示であって、部屋R4のタイプの入退室扉D側の構成は、部屋R1のタイプに限られず、部屋R2のタイプや、部屋R3のタイプであってもよい。更にまた、この例では、部屋R1、R2、R3、R4について説明したが、本発明に係る入退室管理システムは、階段室等にも適用可能である。
【0147】
尚、階段室に適用する場合は、その階の廊下側を、室内側にして、階と階とをつなぐ階段がある側の部屋を室外側として、本発明に係る入退室管理システムを適用する。また、この発明の実施の形態では、老人養護施設に本発明に係る入退室管理システムを適用した例について説明したが、本発明に係る入退室管理システムは、正常生活をするのに介護が必要とされる、例えば、精神病院等の種々の知的障害者収容施設等に好ましく適用できる。
【0148】
【発明の効果】
請求項1に記載の入退室管理システムでは、各室の電気錠の各々を解錠するための暗証番号を、センター装置で設定できるようにしているので、センター装置側で、各室の電気錠の各々を解錠するための暗証番号を、変更することができる。これにより、電気錠の各々を解錠するための、ある暗証番号を入居者等が覚え、看護人等が知らない間に、部屋から出て行くといった事態が頻発するようになれば、電気錠の各々を解錠するための暗証番号を他の暗証番号に変えることで、入居者等が、看護人等が知らない間に、部屋から出てしまうといった事態が発生するのを防止することができる。
【0149】
また、この入退室管理システムでは、電気錠解錠手段の各々の複数の操作キーの1個の操作キーを確定キーとしているので、電気錠解錠手段の各々の複数の操作キーから入力された暗証番号の最初から最後までを、センター装置で容易に識別できる。これにより、センター装置側で、容易に、電気錠解錠手段の各々の複数の操作キーが正しく押されたか、押されなかったかを、判別できるので、そのような正しい判別結果に基づいて、各室の入退室扉の各々に設けられた電気錠を解錠を制御することで、エラーの少ない、入退室管理システムを簡単に導入できる。
【0150】
さらに、センター装置により、入居者等に知られることなく、電気錠解錠手段の各々の複数の操作キーの中、確定キーを、センター装置により、任意に選択できるようにしているので、センター装置側で、確定キーを、変更することができる。これにより、電気錠の各々を解錠するための、ある暗証番号を入居者等が覚え、看護人等が知らない間に、部屋からから出ていってしまうといった事態が頻発するようになれば、確定キーを、変更することで、暗証番号を入居者等に判らないようにすることで、看護人等が知らない間に、入居者等が部屋から出ていってしまうといった事態が発生するのを防止することができる。
【0151】
請求項2に記載の入退室管理システムでは、センター装置が、火災受信機から発令された火災警報を受信すると、各室の入退室扉の各々に設けられた電気錠の各々に対して、強制解錠信号を出力するようにしているので、火災等の緊急事態には、室内側の、例えば、ノブを回すだけで、室外にでられるので、室内に、入居者等や看護人等が取り残されるといった虞れが、一切生じない。
【0152】
請求項3に記載の入退室管理システムでは、看護人等の呼出しに使用する呼出機を更に接続しているので、緊急事態等が発生した場合に、呼出機を通じて,看護人等を呼び出しすることができる。
【0153】
請求項4に記載の入退室管理システムでは、電気錠解錠手段の複数の操作スイッチの入力操作によって入力された暗証番号が、各室の入退室扉の各々に設けられた電気錠を解錠する暗証番号と一致した場合に、いつまでも、電気錠を解錠したままにするのではなく、電気錠が解錠されてから所定の時間内に、電気錠を再び施錠するようにしているので、所定時間が経過後は、室内側の入居者等が、看護人等が知らない間に、部屋から出て行けなくなる。これにより、入居者等が、部屋からでてしまい、行方不明になったり、事故に遭うといったような、ゆゆしき事態が発生するのを防止することができる。
【0154】
請求項5に記載の入退室管理システムでは、室外側より、各室の入退室扉の各々に設けられた電気錠を解錠する電気錠解錠手段を設けている。これにより、室内に入ることができる者は、室外側に設けられた電気錠解錠手段の正しい操作を知っている者(例えば、看護人等)に限られるので、泥棒等が、室内に不法に侵入することがない。これにより、入居者等の安全性が保証される。
【0155】
また、室外側より、室内に入ることができる者は、室外側に設けられた電気錠解錠手段の正しい操作を知っている者(例えば、看護人等)に限られるので、入居者等のプライバシーも保証される。
【0156】
請求項6に記載の入退室管理システムでは、室外側に設けられる電気錠解錠手段として、磁気カードを読み取るカードリーダを設けている。
【0157】
これにより、室内に入ることができる者は、正しい磁気カードを持っている者(例えば、看護人等)に限られるので、泥棒等が、室内に不法に侵入することがない。これにより、入居者等の安全性が保証される。また、室外側より、室内に入ることができる者は、正しい磁気カードを持っている者(例えば、看護人等)に限られるので、入居者等のプライバシーも保証される。
【0158】
請求項7に記載の入退室管理システムでは、室外側に設けられる電気錠解錠手段として、複数の操作キーを備えものを設けている。これにより、室内に入ることができる者は、複数の操作キーの正しい操作方法を知っている者(例えば、看護人等)に限られるので、泥棒等が、室内に不法に侵入することがない。これにより、入居者等の安全性が保証される。
【0159】
また、室外側より、室内に入ることができる者は、複数の操作キーの正しい操作方法を知っている者(例えば、看護人等)に限られるので、入居者等のプライバシーも保証される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る入退室管理システムを模式的に示すブロック図である。
【図2】図1に示す老人介護施設のある部屋の入退出扉の周辺の外観構成を模式的に示す説明図であり、図2(a)は、ある部屋の入退出扉の周辺を室外から見た状態を示す説明図であり、また、図2(b)は、ある部屋の入退出扉の周辺を室内から見た状態を示す説明図である。
【図3】図2に示す電気錠解錠手段を拡大して模式的に示す外観構成図である。
【図4】図2に示す電気錠解錠手段の暗証番号を設定するモードを例示的に説明する説明図である。
【図5】図4に示す電気錠の暗証番号の組合せの中、モード3を更に詳しく説明する説明図である。
【図6】図2に示す、ある部屋の入退出扉の開閉操作手順を概略的に説明するフローチャートである。
【図7】図1に示す老人介護施設のある部屋の入退出扉の周辺の外観構成を模式的に示す説明図であり、図7(a)は、ある部屋の入退出扉の周辺を室外から見た状態を示す説明図であり、また、図7(b)は、ある部屋の入退出扉の周辺を室内から見た状態を示す説明図である。
【図8】図7に示す、ある部屋の入退出扉の室外側の開閉操作手順を概略的に説明するフローチャートである。
【図9】図1に示す老人介護施設のある部屋の入退出扉の周辺の外観構成を模式的に示す説明図であり、図9(a)は、ある部屋の入退出扉の周辺を室外から見た状態を示す説明図であり、また、図9(b)は、ある部屋の入退出扉の周辺を室内から見た状態を示す説明図である。
【図10】図9に示す、ある部屋の入退出扉の室外側の開閉操作手順を概略的に説明するフローチャートである。
【図11】図1に示す老人介護施設のある部屋(ベランダ付き)のベランダ用の入退出扉の開閉操作手順を概略的に説明するフローチャートである。
【図12】図1に示す老人介護施設のエレベータの各階毎に設けられる外扉の開閉操作手順の一例を概略的に説明するフローチャートである。
【図13】図1に示す老人介護施設のエレベータの各階毎に設けられる外扉の開閉操作手順の他の一例を概略的に説明するフローチャートである。
【図14】図1に示す老人介護施設に火災等が発生した場合の、入退室管理システムの動作を概略的に示すフローチャートである。
【図15】従来の入退室管理システムの一例を模式的に示すブロック図である。
【図16】図15に示す従来の入退室管理システムが導入された、ある部屋の入退出扉の周辺の外観構成を模式的に示す説明図であり、図16(a)は、ある部屋の入退出扉の周辺を室外から見た状態を示す説明図であり、また、図16(b)は、ある部屋の入退出扉の周辺を室内から見た状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 入退室管理システム
2、2a、2b、2c 電気錠解錠手段
3 電気錠
5 カードリーダ
11 火災受信機
12 火災感知器
14 エレベータの外扉
15 エレベータの呼出釦
21、22、23、24 操作キー(暗証キー)
D 入退室扉
Dv ベランダ用の入退室扉
PC パソコン(センター装置)
R1、R2、R3、R4 部屋
V ベランダ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an entry / exit management system, and in particular, entry / exit management in which an electric lock cannot be unlocked unless a correct password is input to an electric lock unlocking means provided inside a room. About the system.
[0002]
[Prior art]
In the conventional entrance / exit management system, the entrance / exit door of a room is developed for the purpose of preventing illegal intruders from outside. For this reason, for example, in the case of an auto-locking type, to enter the room from the outside of the room (room), the card reader is operated to read the magnetic card and the electric lock is moved from the locked state. Unless the door is unlocked, the entrance / exit door cannot be opened. On the other hand, it can be easily locked and unlocked from the indoor side.
[0003]
FIG. 15 is a block diagram schematically showing an example of such a conventional entrance / exit management system. FIG. 16 is an explanatory view schematically showing an external configuration around an entrance / exit door of a room (for example, a hospital room, hereinafter simply referred to as “room”), and FIG. It is explanatory drawing which shows the state which looked around the entrance / exit door of room R from the part outdoor, and FIG.16 (b) is the description which shows the state which looked around the entrance / exit door of a certain room R from the inside of a room. FIG.
[0004]
15 and 16 show an example in which the entrance /
[0005]
Then, when a magnetic card (not shown) is inserted into the
[0006]
Then, each of the entrance / exit doors D,... Enters a room R,..., And when the entrance / exit doors D,. Are automatically locked (auto-locked), and the doors D,... Cannot be opened even if the knob Ko outside the room is turned. On the other hand, for example, a cylinder lock s is provided in each of the knobs Ki of the room R,... Inside entrance / exit door D,... The entrance / exit door D,... Can be opened from the inside of the room R,.
[0007]
When the cylinder lock s is locked, the knob Ki is fixed so that the entrance / exit door D,... Cannot be opened from the room R,. In FIG. 15, a member device indicated by L indicates a communication line, and a member device indicated by 113 indicates a repeater, and each is an electric lock provided in each of the rooms R,. , 103 and each of the
[0008]
The member device indicated by 114 indicates an outer door installed on each floor of the elevator, and the member device indicated by 115 indicates an elevator call button. The elevator presses the
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
However, when the conventional entrance /
[0010]
For example, if there are a plurality of residents in a room R, a nurse or the like (for example, a nurse such as a doctor, a nurse or a helper, hereinafter simply referred to as a nurse) While taking care of a certain resident, another resident may exit the room R in some cases. Furthermore, while a nurse or the like tries to sunbathe a certain resident or the like while leaving the veranda V together with the resident or the like, another resident or the like enters the entrance / exit door Dv leading to the veranda V. In such a case, if a nurse has a key to unlock the entrance / exit door Dv, the nurse can return to the room R from the veranda V using the key, but it happens. When there is no key, etc., there is a problem that nurses etc. will be left on the veranda V together with tenants until help is received. The problem arises that the work of the resident will be hindered and the care of the resident etc. will become impossible.
[0011]
The present invention has been made to solve the above-described problems, and occupants and the like who live in elderly care facilities that will increase as the population ages will be safe and comfortable in the future. An object of the present invention is to provide a new configuration entrance / exit management system that is easy to use for nurses and the like and is unlikely to interfere with the work of nurses.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
The entrance / exit management system according to
[0013]
Here, the electric lock unlocking means preferably includes at least three or more operation keys, and one of the plurality of operation keys including at least three is used as a confirmation key. Is preferred.
[0014]
In this entrance / exit management system, an electric unlocking means having a plurality of operation keys is provided, and a password entered by an input operation of the plurality of operation keys is provided to each entrance / exit door of the room. The electric lock is unlocked only when it coincides with the password for unlocking the electric lock. Thereby, unless the input operation of the plurality of operation keys of the electric lock unlocking means is correctly performed, the entrance / exit door does not open, so that a resident or the like does not leave the room.
[0015]
Here, the term “setting” in the term “password can be set” used in this specification is the setting of the first password and the change of the password that is necessary after a certain password is set. Is used to mean. By the way, in such an entrance / exit management system, if the input operation of the electric lock unlocking means is known to a resident or the like, there arises a problem that the resident or the like freely leaves the room.
[0016]
The entrance / exit management system according to
[0017]
As a result, if a resident or the like learns a certain password for unlocking each electric lock and goes out of the room, the password for unlocking each electric lock By changing the number to another password at any time, it is possible to prevent a resident or the like from going out of the room.
[0018]
In the entrance / exit management system according to
[0019]
Also, if the tenant is informed that there is one confirmation key among the operation keys of each of the electric lock unlocking means, if the confirmation key is fixed, It is easy for the resident to know that the key to be pressed is the confirmation key, and the order of the operation keys that are input before the confirmation key is pressed is the password. It often happens that a resident or the like operates the plurality of operation keys of the electric lock / unlocking means provided inside the room (room) correctly to get out of the room.
[0020]
However, in the entrance / exit management system according to
[0021]
The entrance / exit management system according to
[0022]
By the way, like this entrance / exit management system, when opening the entrance / exit door of the room from the inside of the room (room), if you do not follow the predetermined procedure, you can not open the entrance / exit door, When an emergency such as a fire occurs, there is a possibility that nurses or residents will panic and the entrance / exit door cannot be opened from the inside of the room.
[0023]
The entrance / exit management system according to
[0024]
The entrance / exit management system according to
[0025]
When connecting a paging machine, register the pager or portable mobile phone number to be given to a nurse or the like in the storage means of the center device. For example, if an emergency occurs, the center device You may be made to automatically call a pager or a portable mobile phone that a nurse or the like has. In this entry / exit management system, a caller used for calling a nurse or the like is further connected, so that in the event of an emergency, the nurse or the like can be called through the caller.
[0026]
The entrance / exit management system according to claim 4 corresponds to any of the electric locks provided in each of the entrance / exit doors of each room of the entrance / exit management system according to any one of
[0027]
By the way, when the input operation of the plurality of operation switches of the electric lock unlocking means coincides with the security code for unlocking the electric lock provided in each of the entrance / exit doors of each room, the electric lock is unlocked indefinitely. If this is done, while the electric lock is unlocked, a resident or the like inside the room (room) can leave the room at any time.
[0028]
The entrance / exit management system according to claim 4 is proposed in order to prevent such a situation from occurring, and in this entrance / exit management system, a plurality of operation switches of the electric lock unlocking means are provided. Instead of leaving the electric lock unlocked indefinitely when the password entered by the input operation matches the code unlocking the electric lock provided on each entrance / exit door of each room. The electric lock is locked again within a predetermined time after the electric lock is unlocked.
[0029]
Thereby, after a predetermined time has passed, a resident or the like inside the room (room) cannot get out of the room. As a result, it is possible to prevent a tenant situation such as a resident or the like getting out of the room and missing or having an accident.
[0030]
The entrance / exit management system according to claim 5 is the electricity provided to each of the entrance / exit doors of each room outside the room (room) of the entrance / exit management system according to any one of
[0031]
In this entry / exit management system, an electric lock unlocking means for unlocking an electric lock provided at each of the entrance / exit doors of each room is provided from the outside of the room (room). As a result, those who can enter the room (room) are limited to those who know the correct operation of the electric unlocking means provided outside the room (room) (for example, nurses). , Thieves, etc. will not illegally enter the room. This guarantees the safety of residents and the like.
[0032]
Also, those who can enter the room from the outside of the room (room) are those who know the correct operation of the electric unlocking means provided outside the room (room) (for example, nurses). Because it is limited, the privacy of residents is guaranteed.
[0033]
The entrance / exit management system according to
[0034]
In this entrance / exit management system, a card reader for reading a magnetic card is provided as an electric lock unlocking means provided outside the room (room). As a result, those who can enter the room are limited to those who have the correct magnetic card (for example, a nurse), so that a thief or the like does not illegally enter the room. This guarantees the safety of residents and the like.
[0035]
Further, since the person who can enter the room from the outside of the room (room) is limited to the person who has the correct magnetic card (for example, a nurse or the like), the privacy of the resident is also guaranteed.
[0036]
In the entrance / exit management system according to
[0037]
In this entrance / exit management system, an electric lock / unlock means provided outside the room (room) is provided with a plurality of operation keys. As a result, persons who can enter the room are limited to those who know the correct operation method of the plurality of operation keys (for example, nurses, etc.), so that a thief or the like does not illegally enter the room. . This guarantees the safety of residents and the like.
[0038]
In addition, since the person who can enter the room from the outside of the room (room) is limited to a person who knows the correct operation method of the plurality of operation keys (for example, a nurse), the privacy of the resident is also improved. Guaranteed.
[0039]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to the drawings. FIG. 1 is a block diagram schematically showing an example of an entrance / exit management system according to the present invention. FIG. 1 shows an example in which the entrance / exit management system according to the present invention is introduced into an elderly care facility, but each room R1, R2, R3, R4 is an actual elderly care facility room (for example, a hospital room). Etc.), but merely illustrates various configurations of the entrance / exit management system according to the present invention.
[0040]
This entrance /
[0041]
The center device PC is installed in the nurse station. In this example, a calling machine (in this example, a private branch exchange (PBX)) 6 used for calling a nurse or the like is installed in the nurse station. The calling
[0042]
The center device PC includes an external input means (so-called keyboard) Ky. If the external input means Ky is operated, the address of each of the
[0043]
And, from the external input means Ky of the center apparatus PC, input a password for unlocking each of the
[0044]
In addition, 14 has shown the outer door provided in each floor of the elevator which may be provided in this elderly care facility. The
[0045]
The
[0046]
Next, the type of room R1 will be described. FIG. 2 is an explanatory view schematically showing an external configuration around the entrance / exit door of the room R1, and FIG. 2 (a) is an explanatory view showing a state where the vicinity of the entrance / exit door of the room R1 is viewed from the outside. FIG. 2B is an explanatory diagram showing a state in which the vicinity of the entrance / exit door of the room R1 is viewed from the room.
[0047]
The entrance / exit door D of the room R1 is configured such that the
[0048]
FIG. 3 is an external configuration diagram schematically showing the electric
[0049]
The operation keys (password keys) 21, 22, 23, 24 may or may not be numbered (for example, “1”, “2”, “3”, “4”). However, in order to increase the degree of freedom of setting the password number and to prevent the resident from memorizing the operation procedure, rather, the operation keys (password keys) 21, 22, 23, 24. Is preferably not numbered.
[0050]
In order to unlock the
[0051]
In this entrance /
[0052]
More specifically, a unique address is pre-assigned to the electric
[0053]
Here, for ease of explanation, for example, a case where the operation key (password key) 24 is set as a confirmation key will be described as an example. In this case, a password for unlocking the
[0054]
FIG. 4 is an explanatory diagram illustrating a mode for setting such a personal identification number. More specifically, FIG. 4 shows the number of operations of the plurality of operation keys (password keys) 21, 22, 23, 24 of the electric
[0055]
[0056]
In this case, the PIN is (3) 1 = 3 types ((21), (22), (23)). If the confirmation key can be changed to any one of the operation keys (password keys) 21, 22, 23, 24, the confirmation key is changed to the operation key (password key) 21, the operation key (password key) 22, In the case of using either the operation key (password key) 23 or the operation key (password key) 24, four patterns are possible. 1 = 12 passwords can be set.
[0057]
Next,
[0058]
In this case, the PIN is (3) 2 = 9 ways ((21, 21), (21, 22), (21, 23), (22, 21), (22, 22), (22, 23), (23, 21), (23, 22) ), (22, 22)). If the confirmation key can be changed to any one of the operation keys (password keys) 21, 22, 23, 24, the confirmation key is changed to the operation key (password key) 21, the operation key (password key) 22, In the case of using either the operation key (password key) 23 or the operation key (password key) 24, four patterns are possible. 2 = 36 passwords can be set.
[0059]
Next,
[0060]
In this case, the password is (3) as shown in FIG. 3 There are 27 ways. If the confirmation key can be changed to any one of the operation keys (password keys) 21, 22, 23, 24, the confirmation key is changed to the operation key (password key) 21, the operation key (password key) 22, In the case of using either the operation key (password key) 23 or the operation key (password key) 24, four patterns can be formed. Therefore, as
[0061]
In this example, the case where the operation key (password) of the electric
[0062]
[Expression 1]
[0063]
Next, an operation procedure for entering and leaving the room R1 will be described. FIG. 6 is a flowchart schematically illustrating an opening / closing operation procedure of the entrance / exit door D in the room R1. In this room R1, the
[0064]
In this example, when the entrance / exit door D is closed, the
[0065]
The password entered by the operation keys (password keys) 21, 22, 23, 24 is sent to the center apparatus PC via the communication line L, and is stored in advance in the storage means of the center apparatus PC. It is compared with the code number for unlocking the
[0066]
On the other hand, the password entered by the input operation of the operation keys (password keys) 21, 22, 23, 24 does not match the password for unlocking the
[0067]
Here, an error occurs when the input operation of the operation keys (password keys) 21, 22, 23, 24 does not match the password for unlocking the
[0068]
Further, in this example, at step Sa3, the
[0069]
On the other hand, in step Sa3, the
[0070]
Thereby, as long as the input operation of the plurality of operation keys (password keys) 21, 22, 23, 24 of the electric
[0071]
Thereby, even if a resident etc. performs the input operation of the plurality of operation keys (password keys) 21, 22, 23, 24 of the electric
[0072]
As a result, if a resident or the like learns a certain password for unlocking the
[0073]
Furthermore, in this entrance /
[0074]
Furthermore, in this entrance /
[0075]
Thereby, it is possible to prevent a resident or the like from getting out of the room R1 while the nurse or the like does not know, and causing a grave situation such as missing or having an accident. Furthermore, in the entrance /
[0076]
This makes it easy for nurses and others to use the security code for unlocking the
[0077]
Further, for example, when the dementia level of a resident or the like who moves into the room R1 is mild and close to a normal person, a password for unlocking the
[0078]
Further, the number of the plurality of operation keys (passwords) of the electric
[0079]
On the other hand, when a plurality of operation keys (password keys) of the electric
[0080]
Further, when the plurality of operation keys (password keys) of the electric
[0081]
Next, the type of room R2 will be described. The room R2 is of a type that allows only a specific person (such as a nurse) to freely enter the room R2 from outside the room R2, and the room R2 is shown in FIG. As shown in FIG. 4, the room R1 is different from the room R1 in that an electric lock unlocking means 5 for unlocking the
[0082]
As shown in FIG. 1, the electric unlocking means 5 is connected to a communication line L via a
[0083]
In addition, a unique address is also assigned to the electric lock unlocking means 5, and the center device PC has a password for unlocking the
[0084]
Moreover, the
[0085]
In order to enter the room R2, the
[0086]
The information of the magnetic card (not shown) read by the card reader 5 matches the password for unlocking the
[0087]
In this case, the information on the magnetic card (not shown) read by the card reader 5 is used to unlock the
[0088]
Furthermore, in this example, as shown in step Sb5, a timer is started at the same time that the
[0089]
On the other hand, in step Sb3, the
[0090]
In this entrance /
[0091]
Further, since the person who can enter the room R2 from the outside of the room R2 is limited to the person who has the correct magnetic card (not shown) (for example, a nurse, etc.), the privacy of the resident is also improved. Guaranteed. Furthermore, in this entrance /
[0092]
Next, the type of room R3 will be described. The room R3 indicates another type in which only a specific person (for example, a nurse or the like) can freely enter the room R3 from outside the room R3. As shown in FIG. 9A, the room R3 further includes an electric
[0093]
When the entry / exit door D is closed, the
[0094]
As shown in FIG. 1, the electric unlocking
[0095]
Then, the personal identification number for unlocking each of the
[0096]
Next, an operation procedure for entering and leaving the room R3 will be described. In order to enter this room R3, the
[0097]
In order to make the
[0098]
And the personal identification number inputted by the input operation of the plurality of operation keys (personal identification keys) 21, 22, 23, 24 of the electric
[0099]
On the other hand, if the input operation of the operation key (password key) 21, 22, 23, 24 does not match the password for unlocking the
[0100]
Further, in this example, at step Sc3, the
[0101]
On the other hand, in step Sc3, the
[0102]
In this entrance /
[0103]
A person who can enter the room R3 from the outside of the room R3 knows the correct operation method of the plurality of operation keys (password keys) 21, 22, 23, 24 of the electric
[0104]
Next, the type of room R4 will be described. Room R4 shows a hospital room with a veranda V. The configuration of the room R4 on the entrance / exit door D side is the same type as that of the room R1, and the description thereof is omitted here. As shown in FIG. 1, the room R4 includes a veranda entrance / exit door Dv that leads to the veranda V.
[0105]
In this room R4, there is provided an electric
[0106]
Each of the
[0107]
In the room R4, an electric lock / unlocking
[0108]
Next, an operation procedure for entering / exiting the veranda V of the room R4 will be described. In order to go out to the veranda V provided in the room R4, the
[0109]
In this room R4, the entry / exit door Dv is provided with the knob Ko and the knob Ki shown in FIG. When the entrance / exit door Dv is closed, the
[0110]
In order to make the
[0111]
Then, the password entered by the input operation of the plurality of operation keys (password keys) 21, 22, 23, 24 of the electric
[0112]
Here, an error occurs when the input operation of the operation keys (password keys) 21, 22, 23, 24 does not match the password for unlocking the
[0113]
Further, in this example, at step Sd3, the
[0114]
Here, the entrance / exit door Dv for the veranda V is different from other entrance / exit doors D in that the
[0115]
On the other hand, in step Sd3, even if the
[0116]
Here, in the case where the input operation of the operation keys (password keys) 21, 22, 23, 24 does not coincide with the password number for locking the
[0117]
In this entrance /
[0118]
Then, the entrance / exit door Dv for the veranda is simply closed, the
[0119]
Thus, in the entrance /
[0120]
Next, the structure of the elevator which may be provided in this entrance /
[0121]
The above configuration is the same as the configuration of a normal elevator, but this elevator is newly provided with an
[0122]
Each of the
[0123]
In addition, since the structure of the electric
[0124]
In this entrance /
[0125]
And the password entered by the input operation of the plurality of operation keys (password keys) 21, 22, 23, 24 of the electric
[0126]
In this example, the
[0127]
When the
[0128]
In this example, in this case, an error display lamp (not shown) provided in the vicinity of the electric unlocking
[0129]
Further, in this example, in step Se11, the
[0130]
In this entrance /
[0131]
Furthermore, in this entrance /
[0132]
FIG. 13 is a flowchart schematically illustrating another example of an opening / closing operation procedure of the
[0133]
However, in this state, since the
[0134]
In step Sf1, after pressing the
[0135]
And the password entered by the input operation of the plurality of operation keys (password keys) 21, 22, 23, 24 of the electric
[0136]
On the other hand, in step Sf3, the input operation of the operation keys (password keys) 21, 22, 23, 24 of the electric
[0137]
In step Sf1, even after a predetermined time (in this example, 10 seconds) has elapsed after the
[0138]
In this entrance /
[0139]
Further, in the entrance /
[0140]
In this example, the fire alarm issued by the
[0141]
Further, a compulsory unlocking signal is sent to each of the
[0142]
Further, in the entrance /
[0143]
The entrance /
[0144]
Further, for example, a plurality of hospital rooms may be configured by a combination of at least two types of a room R1 type, a room R2 type, a room R3 type, and a room R4 type. In this example, an example in which an elevator is provided has been described. However, an elevator is not an essential device in the entrance / exit management system, and an elevator may or may not be provided.
[0145]
Further, in this example, an example in which the
[0146]
In addition, the example in which the room R4 has the same configuration as that of the room R1 as the structure on the entrance / exit door D side has been described, but this is merely an example, and the room R4 type entrance / exit door The configuration on the D side is not limited to the type of room R1, but may be the type of room R2 or the type of room R3. Furthermore, in this example, the rooms R1, R2, R3, and R4 have been described. However, the entrance / exit management system according to the present invention can be applied to a staircase or the like.
[0147]
In addition, when applying to the staircase, the entrance / exit management system according to the present invention is applied with the hallway side of the floor as the indoor side and the room with the staircase connecting the floor to the floor as the outdoor side. . In the embodiment of the present invention, the example in which the entrance / exit management system according to the present invention is applied to a nursing home for the elderly has been described. However, the entrance / exit management system according to the present invention requires care to live a normal life. For example, it can be preferably applied to various accommodation facilities for persons with intellectual disabilities such as mental hospitals.
[0148]
【The invention's effect】
In the entrance / exit management system according to
[0149]
Moreover, in this entrance / exit management system, since one operation key of each of the plurality of operation keys of the electric lock / unlocking means is used as the confirmation key, it is inputted from each of the plurality of operation keys of the electric lock / unlocking means. From the beginning to the end of the password can be easily identified by the center device. Thereby, the center device side can easily determine whether each of the plurality of operation keys of the electric lock unlocking means is correctly pressed or not pressed. By controlling the unlocking of the electric locks provided in each of the room entrance / exit doors, an entrance / exit management system with few errors can be easily introduced.
[0150]
Further, the center device allows the center device to arbitrarily select the confirmation key from among the plurality of operation keys of the electric lock unlocking means without being known to the resident or the like. On the side, the confirmation key can be changed. As a result, if a resident or the like remembers a certain password for unlocking each electric lock and the nurse or the like does not know it, he / she will get out of the room. By changing the confirmation key, the resident etc. will get out of the room while the nurse etc. do not know by not letting the resident etc. know the password Can be prevented.
[0151]
In the entrance / exit management system according to
[0152]
In the entrance / exit management system according to
[0153]
In the entrance / exit management system according to claim 4, the personal identification number input by the input operation of a plurality of operation switches of the electric lock unlocking means unlocks the electric lock provided in each of the entrance / exit doors of each room. When the password matches the password, the electric lock is not unlocked indefinitely, but the electric lock is locked again within a predetermined time after the electric lock is unlocked. After a predetermined time has passed, the resident inside the room cannot get out of the room without the knowledge of the nurse. As a result, it is possible to prevent the occupant from going out of the room, missing, or experiencing an accident such as an accident.
[0154]
The entrance / exit management system according to claim 5 is provided with an electric lock unlocking means for unlocking the electric lock provided in each of the entrance / exit doors of each room from the outdoor side. As a result, people who can enter the room are limited to those who know the correct operation of the electric lock unlocking means provided outside the room (for example, nurses, etc.). Never invade. This guarantees the safety of residents and the like.
[0155]
In addition, people who can enter the room from outside the room are limited to those who know the correct operation of the electric unlocking means provided outside the room (for example, nurses, etc.). Privacy is also guaranteed.
[0156]
In the entrance / exit management system according to
[0157]
As a result, those who can enter the room are limited to those who have the correct magnetic card (for example, a nurse), so that a thief or the like does not illegally enter the room. This guarantees the safety of residents and the like. Further, since the person who can enter the room from outside the room is limited to the person who has the correct magnetic card (for example, a nurse), the privacy of the resident is also guaranteed.
[0158]
In the entrance / exit management system according to the seventh aspect of the present invention, an electric lock / unlock means provided outside the room is provided with a plurality of operation keys. As a result, persons who can enter the room are limited to those who know the correct operation method of the plurality of operation keys (for example, nurses, etc.), so that a thief or the like does not illegally enter the room. . This guarantees the safety of residents and the like.
[0159]
Further, since the person who can enter the room from outside the room is limited to the person who knows the correct operation method of the plurality of operation keys (for example, a nurse or the like), the privacy of the resident is also guaranteed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram schematically showing an entrance / exit management system according to the present invention.
FIG. 2 is an explanatory view schematically showing an external configuration around the entrance / exit door of the room with the elderly care facility shown in FIG. 1, and FIG. FIG. 2B is an explanatory diagram showing a state in which the vicinity of the entrance / exit door of a room is viewed from the room.
FIG. 3 is an external configuration diagram schematically showing the electric lock unlocking means shown in FIG. 2 in an enlarged manner.
4 is an explanatory view exemplarily illustrating a mode for setting a personal identification number of the electric unlocking means shown in FIG. 2; FIG.
FIG. 5 is an explanatory diagram for explaining
6 is a flowchart for schematically explaining an opening / closing operation procedure of an entrance / exit door in a room shown in FIG. 2. FIG.
7 is an explanatory view schematically showing an external configuration around the entrance / exit door of the room with the elderly care facility shown in FIG. 1, and FIG. 7 (a) shows the exterior of the entrance / exit door of the room. FIG. 7B is an explanatory diagram showing a state in which the vicinity of the entrance / exit door of a room is viewed from the room.
FIG. 8 is a flowchart for schematically explaining an opening / closing operation procedure on the outdoor side of an entrance / exit door of a room shown in FIG. 7;
FIG. 9 is an explanatory view schematically showing an external configuration around the entrance / exit door of the room with the elderly care facility shown in FIG. 1, and FIG. FIG. 9B is an explanatory diagram showing a state in which the vicinity of the entrance / exit door of a room is viewed from the room.
FIG. 10 is a flowchart for schematically explaining an opening / closing operation procedure on the outdoor side of an entrance / exit door of a room shown in FIG. 9;
11 is a flowchart for schematically explaining an opening / closing operation procedure of a veranda entrance / exit door in a room (with a veranda) where the elderly care facility shown in FIG. 1 is located. FIG.
12 is a flowchart for schematically explaining an example of an opening / closing operation procedure of an outer door provided for each floor of the elevator of the elderly care facility shown in FIG. 1. FIG.
13 is a flowchart for schematically explaining another example of an opening / closing operation procedure of the outer door provided for each floor of the elevator of the elderly care facility shown in FIG. 1. FIG.
14 is a flowchart schematically showing the operation of the entrance / exit management system when a fire or the like occurs in the elderly care facility shown in FIG. 1. FIG.
FIG. 15 is a block diagram schematically illustrating an example of a conventional entrance / exit management system.
FIG. 16 is an explanatory view schematically showing an external configuration around an entrance / exit door in a room, in which the conventional entrance / exit management system shown in FIG. 15 is introduced, and FIG. It is explanatory drawing which shows the state which looked around the entrance / exit door from the outdoor, and FIG.16 (b) is explanatory drawing which shows the state which looked around the entrance / exit door of a certain room from the room.
[Explanation of symbols]
1 Entrance / exit management system
2, 2a, 2b, 2c Electric lock unlocking means
3 Electric lock
5 Card reader
11 Fire receiver
12 Fire detector
14 Elevator door
15 Elevator call button
21, 22, 23, 24 Operation key (PIN key)
D Entrance / exit door
Dv Veranda entrance / exit door
PC PC (center device)
R1, R2, R3, R4 rooms
V Veranda
Claims (7)
前記各部屋内に設けられ、前記入退室扉に設けられた電気錠を解錠するために操作する電気錠解錠手段と、
前記各部屋の入退室扉の各々に設けられた電気錠の各々、及び、前記各部屋内に設けられた電気錠解錠手段の各々に通信回線を介して接続されたセンター装置とを備え、
前記電気錠解錠手段は、複数の操作キーを備え、前記複数の操作キーを操作し、前記複数の操作キーの入力操作によって入力された暗証番号が、入退室扉に設けられた電気錠を解錠する暗証番号と一致した時に、前記入退室扉に設けられた電気錠を解錠し、且つ、前記センター装置側で、前記各部屋の入退室扉の各々に設けられた電気錠を解錠するための暗証番号を設定できるようにし、
前記各々の電気錠解錠手段の複数の操作キーの1個の操作キーは、確定キーとされており、前記各部屋の入退室扉の各々に設けられた電気錠を解錠する暗証番号は、前記複数の操作キーの中、確定キーとされた1個の操作キーを除く、残りの操作キーにより設定されるようになっており、前記確定キーとされる1個の操作キーが、前記センター装置側で、任意に選択設定できるようにされていることを特徴とする入退室管理システム。An electric lock provided at each entrance / exit door of each room;
Electric lock unlocking means provided in each room and operated to unlock the electric lock provided in the entrance / exit door;
Each of the electric locks provided in each of the entrance doors of each room, and a center device connected to each of the electric lock unlocking means provided in each room via a communication line,
The electric lock unlocking means is provided with a plurality of operation keys, operates the plurality of operation keys, and the password entered by the input operation of the plurality of operation keys is an electric lock provided on the entrance / exit door. When it coincides with the password to be unlocked, the electric lock provided on the entrance / exit door is unlocked, and the electric lock provided on each entrance / exit door of each room is unlocked on the center device side. Lets you set a PIN to lock,
One operation key of the plurality of operation keys of each electric lock unlocking means is a confirmation key, and a code number for unlocking the electric lock provided in each of the entrance / exit doors of each room is The operation keys are set by the remaining operation keys except for one operation key that is set as the confirmation key, and the one operation key that is set as the determination key is An entrance / exit management system characterized in that it can be arbitrarily selected and set on the center device side.
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