JP4006074B2 - Beverage container holder - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば飲料缶、紙コップ、ペットボトル等の飲料容器を保持するために自動車のダッシュボード等に設けられる飲料容器用ホルダーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の飲料容器用ホルダーとしては、次のようなものが知られている。すなわち、平面長方形状に形成された合成樹脂製の保持板には、少なくとも1つ以上のカップ又は飲料缶を収容保持するための保持孔が透設されている。この保持孔は、飲料缶等の直径より大きめに形成され、飲料缶等を保持孔に収容保持した際には、飲料缶等の周縁と保持孔との間に隙間が形成される。そして、このとき形成される隙間によって、飲料容器用ホルダーは、様々な大きさの飲料缶等に対応することができるとともに、飲料缶等を容易に収容又は取出できるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この従来の飲料容器用ホルダーにおいては、保持孔の径は、大きな飲料缶等に合わせて設定されている。このため、飲料缶の周縁が保持孔よりも小さい場合には、形成される隙間が大きくなり、飲料缶が安定せず、がたつき及び異音が発生したり、飲料缶が転倒し内容物がこぼれるという問題があった。このような問題を解決する手段として、保持孔の内周にゴム等の緩衝部材を取付けることが提案されている。しかし、この場合には、ゴムと飲料缶の周縁との間に発生する摩擦抵抗により飲料缶の収納及び取出しを円滑に行うことができなくなるという問題があった。
【0004】
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、飲料缶等を安定した状態で支持することができるとともに、異音の発生を防止し、飲料缶等の収容及び取出しを円滑に行うことができる飲料容器用ホルダーを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の飲料容器用ホルダーの発明は、飲料容器を支持する支持体の上方に飲料容器の倒れを防止する保持板を備えるとともに、その保持板に飲料容器を挿通保持するための保持孔を設け、その保持孔の内周面に配置され、複数の毛羽の毛先が常に密接する状態に植毛された緩衝部材を備えた飲料容器用ホルダーであって、前記毛羽は、その根本から毛先へ向かう延長方向が保持孔の内側方向となるように設定されており、前記飲料容器を収納した際、複数の密接した毛羽の毛先が、常に均一に密着した状態で飲料容器を保持することにより、飲料容器を保持孔の周縁より所定の距離を保った状態に維持することで保持孔と飲料容器との接触を防止するとともに、前記毛羽は、飲料容器の収納及び取り出しをする際に、その収納及び取り出しを円滑に行うことができる程度に弾性変形可能な柔軟性を備えたことを特徴とするものである。
【0006】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の飲料容器用ホルダーにおいて、前記毛羽は、前記毛羽の先端が形成する内周面全体において、円環状に設けられているものである。
【0007】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の飲料容器用ホルダーにおいて、前記緩衝部材を保持孔の内周面に少なくとも2箇所に所定間隔をおいて分割されて配置したものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の飲料容器用ホルダーにおいて、前記毛羽を、ポリプロピレン繊維により形成したものである。
【0008】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の飲料容器用ホルダーにおいて、前記毛羽を形成する繊維には、練り込みないし含浸により、抗菌性が付与されているものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の飲料容器用ホルダーにおいて、前記緩衝部材が基布上に毛羽を織り込んだパイル織りにより形成されているものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、この発明の第1実施形態を、図1及び図2に基づいて詳細に説明する。
【0010】
図1及び図2に示すように、飲料容器としての飲料用カップ11を保持するための保持板12は、合成樹脂により細長四角板状に形成され、自動車のダッシュボード等に出没可能に支持されている。その保持板12の先端における幅方向の中央部には保持孔13が透設されている。飲料用カップ11をその底部で支持するための支持体14は、合成樹脂製の板材によりほぼU字状に形成され、その上端が保持板12の下面に回動可能に支持されている。この支持体14は、使用時には垂下され、不使用時には保持板12の下面に位置するようになっている。緩衝部材20は、合成樹脂製の繊維の毛羽21よりなり、保持孔13の内周面に接合されている。飲料容器用ホルダー10は、これら保持板12、支持体14、緩衝部材20等により構成されている。
【0011】
前記保持孔13は、直径が収容保持される飲料用カップ11の直径より大きくなるように円孔状に形成されている。このため、保持孔13の大きさを設定するための基準とされる飲料用カップ11としては、例えば容量が350mlのジュースの缶等の大きなサイズの物が用いられている。
【0012】
緩衝部材20は、前記保持孔13の内周面に設けられ、その毛羽21が飲料用カップ11の外周面に接触するように円環状に形成されている。すなわち、弾力性を有する合成樹脂製の支持層22は、接着層23により、保持孔13の内周面上に接合されている。合成樹脂製の繊維よりなる基材24は、その表面に摺動性の高い繊維からなる毛羽21がパイル織り、クロセット編等によって形成されるとともに、裏面に設けられた接着膜25により、支持層22上に接着されている。
【0013】
前記支持層22は、毛羽21を飲料用カップ11に対し、充分密接させるために、弾力性を有する材料が使用される。さらに、支持層22は、接着剤で接着可能な材料が好ましい。このような材料としては、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂発泡体、エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム(EPDM)、クロロプレンゴム等の合成ゴム、あるいは天然ゴム、オレフィン系、スチレン系等の熱可塑性エラストマー等が用いられる。本実施形態の支持層22は、難燃性のポリウレタン発泡体より形成されている。ポリウレタン発泡体は、強度の高いポリエステル系ポリウレタン又は軟らかいポリエーテル系ポリウレタンが目的に応じて使用される。
【0014】
前記支持層22と保持孔13との間の接着層23は、柔軟性を有する接着剤により形成されている。さらに、接着層23は保持孔13が円孔であることから、曲げた状態で使用されるため、接着後に曲面状に変形可能な材料により形成されるのが好ましい。このような性質を有する接着剤として、ゴム系、アクリル系等の感圧接着剤が用いられる。本実施形態の接着層23は、アクリル系の感圧接着剤(住友スリーエム社製商品名F−9469PC、VHB接着剤転写テープ、厚さ0.125mm)により形成されている。この感圧接着剤としては、芯材を有しないもの、又は伸びのある芯材を有するものが使用される。
【0015】
前記基材24としては、接着剤で接着可能な合成樹脂よりなる繊維によって形成された基布が使用されるのが好ましい。このような基布の材料としては、ポリエステル、ポリプロピレン、アクリル樹脂、ナイロン及びウレタン樹脂等が挙げられる。本実施形態の基材24は、経糸がポリプロピレンの紡績糸、緯糸がポリエステルの紡績糸より形成されている。
【0016】
前記毛羽21は、滑り性が良く、剛性が高く、非吸水性を有し、かつ復元性の高い繊維により形成されるのが好ましい。このような繊維としては、ポリエステル、ポリプロピレン、ナイロン、アクリル樹脂等よりなる繊維が挙げられ、中でもナイロン繊維は、形状が変化しにくく復元性が高いため、毛羽21の材質として最も好ましい。本実施形態の毛羽21は、ナイロン繊維を使用している。
【0017】
毛羽21は、ナイロン系黒色の繊維(450デニール/10フィラメント)を3プライ撚り加工したものを用い、毛羽21を形成する糸の密度が20000本/in2 となるように基材24上にパイル織りされている。
【0018】
毛羽21を形成する繊維としては、抗菌性を有するものがより好ましい。繊維に抗菌性を付与する方法としては、繊維を紡糸する工程で抗菌性無機粒子を練り込む方法と、杭菌剤を含む加工液を繊維に合浸させる方法とがある。本実施形態においては、繊維が抗菌性を維持する点で有利なことから、繊維を紡糸する工程において杭菌性無機粒子を練り込む方法が採用されている。この工程において用いられる抗菌性無機粒子としては、単体金属の微粒子、金属イオン担持ゼオライト、金属酸化物等が挙げられる。金属種としては、銀、銅、亜鉛、鉛等が挙げられ、なかでも抗菌作用の強い銀が最も多く用いられる。
【0019】
また、毛羽21を形成する繊維としては、難燃性を有するものがより好ましい。繊維を難燃化する方法としては、原糸段階において難燃剤を共重合させるか、または難燃剤を練り込む方法と、紡糸後に難燃剤を含む加工液を繊維に含浸させる方法とがある。本実施形態においては、繊維が難燃性を維持する点で有利なことから、原糸段階において難燃剤を共重合させる方法が採用されている。このような難燃剤としては、リン系、ハロゲン系、金属化合物系等の難燃剤が用いられ、本実施形態の難燃剤としては、リン系の難燃剤が用いられている。リン系の難燃剤としては、リン酸エステル、カルボキシホスフィン酸等が挙げられる。
【0020】
毛羽21は、その根元から毛先へ向かう延長方向が保持孔13の内側方向となるように設定されている。そして、飲料用カップ11の外周面に毛羽21の毛先が常に密接した状態で、飲料用カップ11を保持孔13の中心方向へと付勢する機能を発揮する。
【0021】
前記接着膜25は、アクリル系接着剤等により形成される。この接着膜25は、接着剤が硬化した後も柔軟性を有するとともに、耐熱性を有するゴム系、アクリル系等の接着剤により形成されるのが好ましい。本実施形態の接着膜25は、アクリル系の接着剤により形成される。
【0022】
次に、前記飲料容器用ホルダー10における作用について説明する。
図1及び図2に示すように、この実施形態の飲料容器用ホルダー10は、保持板12に所定の大きさの保持孔13を透設した後、毛羽21の延長方向が保持孔13の内側方向となるように保持孔13の内周面上に緩衝部材20を円環状に貼着することにより構成される。
【0023】
そして、飲料容器用ホルダー10に飲料用カップ11を収容する際には、保持孔13の上方より飲料用カップ11を保持孔13内に挿入させる。このとき、保持孔13の直径は飲料用カップ11の直径より大きく形成されていることから、飲料用カップ11は、保持孔13周縁に当たることなく保持孔13内に挿入される。また、飲料用カップ11を保持孔13内に収容する際に、緩衝部材20の毛羽21は滑り性の良い繊維により形成されていることから、飲料用カップ11の外周面と円滑に摺接し、さらに、摺接部分が毛羽21であることから、毛羽21を形成する繊維の先端が挿入方向に曲がることによって、飲料用カップ11の挿入時に加わる押圧力が低減される。
【0024】
飲料用カップ11がさらに下降してその底部が支持体14に達することにより、飲料用カップ11から手を離してもその位置に支持される。このとき、毛羽21には復元性の高い繊維が用いられていることから、毛羽21は曲げられた状態から元の形状に戻ろうとする。この状態で、緩衝部材20が保持孔13の内周面全体において円環状に設けられていることから、飲料用カップ11の外周面には緩衝部材20の毛羽21がほぼ均一に接触する。このため、飲料用カップ11は、保持孔13の中央に安定した状態で保持されるとともに、振動等により保持孔13周縁と当たることによって起こる異音の発生が防止される。
【0025】
また、飲料用カップ11が冷却されている場合、飲料用カップ11の外周面上には水滴が付着する。このとき、毛羽21は非吸水性の繊維により形成されていることから、毛羽21内に水が侵入し、毛羽21同士が付着することなく安定した機能が発揮される。また、毛羽21を形成する繊維には、抗菌剤及び難燃剤が混合されていることから、飲料容器用ホルダー10は衛生的に保たれ、熱変形すること等が防止される。
【0026】
次に、飲料容器用ホルダー10から飲料用カップ11を取出す際には、飲料用カップ11の上部を把持して保持孔13より引き抜く。このとき、緩衝部材20の毛羽21の先端が前記とは逆の飲料用カップ11の取出し方向に曲がり、取出し時に加わる押圧力が低減される。
【0027】
前記第1実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
・ 第1実施形態の飲料容器用ホルダー10によれば、緩衝部材20の飲料用カップ11と摺接する部分は毛羽21より形成されている。このため、毛羽21の柔軟性により飲料用カップ11に加わる衝撃が吸収され、飲料用カップ11を安定した状態で支持することができる。
【0028】
・ 第1実施形態の飲料容器用ホルダー10によれば、緩衝部材20の飲料用カップ11と摺接する部分には毛羽21が設けられている。そして、毛羽21により飲料用カップ11は保持孔13周縁より所定の距離が保たれていることから、飲料用カップ11が保持孔13周縁と当たることによって起こる異音の発生を防止することができる。
【0029】
・ 第1実施形態の飲料容器用ホルダー10によれば、緩衝部材20の飲料用カップ11と摺接する部分は柔軟性を有する毛羽21より形成されている。このため、飲料用カップ11を収容及び取出す際には、飲料用カップ11の移動方向に毛羽21の先端が曲がることにより、飲料用カップ11の収容及び取出しを円滑に行うことができる。
【0030】
・ 第1実施形態の飲料容器用ホルダー10によれば、緩衝部材20は保持孔13内周面上に円環状に設けられるとともに、毛羽21の延長方向が保持孔13の中心方向となるように設けられている。このため、飲料用カップ11をより安定した状態で支持することができる。
【0031】
・ 第1実施形態の飲料容器用ホルダー10によれば、毛羽21は滑り性の良い繊維であるポリプロピレン繊維により形成されている。このため、飲料用カップ11の収容及び取出しをより円滑に行うことができる。
【0032】
・ 第1実施形態の飲料容器用ホルダー10によれば、毛羽21は非吸水性であるポリプロピレン繊維により形成されている。このため、毛羽21同士が水により付着することを防止し、毛羽21の機能を安定して発揮することができる。
【0033】
・ 第1実施形態の飲料用ホルダーによれば、毛羽21を形成するポリプロピレン繊維には、抗菌剤である銀が含有されている。このため、毛羽21に菌が発生することを防止し、毛羽21の衛生状態を良好に保つことができる。
【0034】
・ 第1実施形態の飲料容器用ホルダー10によれば、毛羽21を形成するポリプロピレン繊維には、難燃剤が含有されている。このため、毛羽21が加熱されて変質することを防止することができる。
【0035】
・ 第1実施形態の飲料容器用ホルダー10によれば、緩衝部材20を形成する支持層22は、弾力性を有する材料により形成されている。このため、毛羽21を飲料用カップ11に密接することができるとともに、異音の発生をさらに効果的に防止することができる。
【0036】
・ 第1実施形態の飲料容器用ホルダー10によれば、緩衝部材20を形成する接着層23及び接着膜25は、曲面状に変形可能な柔軟性を有する材料により形成されている。このため、緩衝部材20と保持孔13との間に隙間ができることを防止し、飲料容器用ホルダー10の外観を良好なものとすることができる。
【0037】
(第2実施形態)
以下、この発明の第2実施形態を、図3〜図5に基づいて説明する。なお、この第2実施形態においては、前記第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
【0038】
図3(a)及び図5に示すように、第2実施形態の飲料容器用ホルダー10は、第1実施形態において、緩衝部材20の毛羽21の延長方向が保持孔13の内側方向となるように保持板12の裏面に接着層23によって接合され、飲料用カップ11の一方向にのみから接触するようになっている。
【0039】
図4及び図5に示すように、第2実施形態の緩衝部材20は、第1実施形態において支持層22と、基材24と、接着膜25とが省略され、1枚の帯状の毛羽21と、その毛羽21を保持するための基端部30と、接着層23との3つの部材より構成されている。
【0040】
前記毛羽21を形成する糸としては、ポリエステル系黒色の繊維(1500デニール/12フィラメント)と、ナイロン系黒色の繊維(840デニール/12フィラメント)とを2プライ撚り加工したものが用いられている。糸の長さとしては、二つ折りにした状態で、5〜30mmが好ましい。糸の長さが5mmより短い場合は、糸の先端が曲がりにくく、緩衝部材20として衝撃を吸収することが困難になる。また、糸の長さが30mmより長い場合は、糸は過度に曲がりやすくなり、緩衝部材20としての機能を発揮しにくくなる。そして、毛羽21の密度としては、複数の毛羽21が並列されて、9.5cm/束に設定されている。
【0041】
基端部30は、糸が二つ折りに屈曲された側において、2本の別の糸からなる綴じ糸31を熱溶着することにより形成され、毛羽21と一体化されている。この綴じ糸31は、ナイロン繊維よりなる糸と、熱接着性溶融糸(熱可塑性樹脂糸)とを撚り加工したものである。この綴じ糸31の太さとしては、100〜400デニールの範囲が好ましい。
【0042】
第2実施形態の緩衝部材20を構成する際には、撚り加工された糸を編み機を用いて二つ折り状のジグザグに編み、両側の屈曲部近傍をそれぞれ2本の綴じ糸31で順次編み上げる。そして、2本の綴じ糸31を毛羽21を形成する糸に熱溶着した後、毛羽21を形成する糸の中央部分を切断することによって、同時に2つの毛羽21が形成される。このようにして形成された毛羽21の基端部30に接着層23を設けることにより緩衝部材20が形成される。
【0043】
図3(a)に示すように、第2実施形態の飲料容器用ホルダー10は、毛羽21の延長方向が保持板12の長さ方向となるように保持板12の裏面に接着層23を介して緩衝部材20を貼着することにより構成される。
【0044】
さて、飲料用カップ11を飲料容器用ホルダー10の保持孔13内に保持する際には、緩衝部材20の毛羽21は、飲料用カップ11の半周面と摺接される。さらに、毛羽21と摺接していない部分は、毛羽21の付勢力により保持孔13の内周面に押圧される。このため、毛羽21の柔軟性により飲料用カップ11に加わる衝撃が吸収され、飲料用カップ11は、保持孔13内に安定した状態で保持されるとともに、飲料用カップ11が保持孔13周縁と当たることによって起こる異音の発生が低減される。
【0045】
前記第2実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
・ 第2実施形態の飲料容器用ホルダー10によれば、第1実施形態と比較して部品点数を減少させたことから、製造工程を簡易かつ単純化でき、製造コストを低減することができる。
【0046】
・ 第2実施形態の飲料容器用ホルダー10によれば、綴じ糸31を熱溶着したことから、緩衝部材20の毛羽21を確実に抜け止め防止することができる。
・ 第2実施形態の飲料容器用ホルダー10によれば、緩衝部材20の毛羽21を直線状に設けたことから、第1実施形態のように円環状に緩衝部材20を設ける場合に比べ、緩衝部材20を保持板12の裏面に容易かつ確実に貼着することができる。
【0047】
・ 第2実施形態の飲料容器用ホルダー10によれば、緩衝部材20を構成する毛羽21は、製造過程において同時に2つずつ生産することができることから、製造時間の短縮化を図ることができる。
【0048】
・ 第2実施形態の飲料容器用ホルダー10によれば、毛羽21の長さを5〜30mmに設定したことから、緩衝部材20としての機能を安定した状態で発揮することができる。
【0049】
(第3実施形態)
以下、この発明の第3実施形態を、図6及び図7に基づいて説明する。なお、この第3実施形態においては、前記第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
【0050】
図6及び図7に示すように、緩衝部材20は第1実施形態の緩衝部材20より直径が大きく形成され、その一端面が保持板12の保持孔13の外方に位置するように保持板12の上面に接着層23により接合されている。このとき、緩衝部材20の毛羽21は、保持孔13の上方に位置するようになっている。
【0051】
このように構成した場合、緩衝部材20は第1実施形態の場合に比べ、保持板12に対して容易に接合される。
前記第3実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
【0052】
・ 第3実施形態の飲料容器用ホルダー10によれば、円環状に形成された緩衝部材20を保持板12表面に貼着して構成されるため、第1実施形態と比較して構成を簡易にして、容易に製作することができる。
【0053】
(第4実施形態)
以下、この発明の第4実施形態を、図8に基づいて説明する。なお、この第4実施形態においては、前記第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
【0054】
図8に示すように、第4実施形態の飲料用ホルダーは、第1実施形態において、3つに分割された緩衝部材20の分割片35が保持孔13の内周面上に等間隔をおいて設けられている。このように構成した場合、第1実施形態と比較して、毛羽21は、飲料用カップ11の外周面上の3カ所で摺接されるとともに、飲料用カップ11は、保持孔13の内周面に接触しないように保持される。
【0055】
前記第4実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
・ 第4実施形態の飲料用ホルダーによれば、緩衝部材20の分割片35を保持孔13内周面上に一定間隔をおいて設けたことから、第1実施形態と同様の飲料用カップ11の保持能力を発揮できるとともに、第1実施形態と比較して、緩衝部材20を構成する材料を節約でき、製造コストの低減を図ることができる。
【0056】
(第5実施形態)
以下、この発明の第5実施形態を、図9及び図10に基づいて説明する。なお、この第5実施形態においては、前記第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
【0057】
図9及び図10に示すように、第5実施形態の飲料容器用ホルダー10は、第1実施形態において、支持体14の構成が異なっている。すなわち、支持体14としての袋体37は、下端が閉塞された逆円錐台状に形成され、その上端面が接着層23によって保持板12の裏面に接合されている。
【0058】
さて、このように構成した場合、袋体37は逆円錐台状であり、下端側ほど直径が小さくなるように形成されている。従って、図10に2点鎖線で示したように、直径が異なる種々の飲料用カップ11は、保持孔13に挿入された際、その直径毎に袋体37の対応する内周面と当接し、その位置に保持されることにより、保持板12からの抜け落ちが防止される。さらに、袋体37の飲料用カップ11表面に付着した水滴は、袋体37の下端が閉塞されていることから、飲料容器用ホルダー10より滴り落ちることが防止される。
【0059】
前記第5実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
・ 第5実施形態の飲料容器用ホルダー10によれば、保持板12の裏面に逆円錐台状の袋体37を設けたことから、飲料用カップ11が保持板12から抜け落ちることを防止することができるとともに、飲料用カップ11に付着した水滴が下方へと落ちることを防止することができる。
【0060】
なお、前記各実施形態を、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 第1〜第5実施形態において、毛羽21の繊維を形成する材料に例えばフッ素樹脂等を含有させ、毛羽21の繊維に撥水性を付与すること。
【0061】
このように構成した場合、毛羽21の防水性をさらに確実なものとすることができる。
・ 第1〜第5実施形態において、黒色の繊維より形成した毛羽21を例えば茶色等の他の色の繊維で構成すること。
【0062】
このように構成した場合、車両等の内装色に合わせた飲料用ホルダーを提供することができるとともに、使用者の所望に合わせた飲料用ホルダーを提供することができる。
【0063】
・ 第2実施形態において、緩衝部材20を複数枚の帯状の毛羽21を重ねることにより構成すること。すなわち、2枚以上の毛羽21を重ねた状態で互いの基端部30を接着剤にて貼着あるいは熱溶着し、緩衝部材20を構成すること。
【0064】
このように構成した場合、第2実施形態と比較して製造コストは増加するが、毛羽21の弾性を増加させ、緩衝部材20としての機能をさらに確実に発揮させることができる。
【0065】
・ 第2実施形態において、保持板12の基端側の裏面に設けられた緩衝部材20を、毛羽21の延長方向が保持孔13の内側方向となるように所望の位置に接合すること。例えば、緩衝部材20の毛羽21の延長方向が保持孔13の内側方向となるように保持板12の先端側あるいは左右どちらかの側部の裏面に接合すること。又は、保持板12の裏面に設けられた緩衝部材20を、保持板12の上面の所望の位置に接合すること。
【0066】
このように構成した場合、第2実施形態と本質的に同様の飲料用カップ11の保持能力を発揮することができる。
・ 第2実施形態において、飲料用カップ11の一方向のみから接触するように保持板12の裏面に接合された緩衝部材20を、飲料用カップ11の二方向以上から接触するように保持板12の上面あるいは裏面に複数個の緩衝部材20を接合すること。例えば、図3(b)に示すように、飲料用カップ11の基端側と先端側のほぼ半周面に毛羽21が位置して互いに対向するように、保持板12の先端側と基端側に2個の緩衝部材20を接合すること。または、図3(c)に示すように、飲料用カップ11の右側部と先端側のほぼ半周面に毛羽21が位置するように、保持板12の右側部と基端側に2個の緩衝部材20を接合すること。あるいは、図3(d)に示すように、飲料用カップ11の外周面全体に毛羽21が位置するように、保持板12の先端側、基端側及び左右両側部の4箇所に4個の緩衝部材20を接合すること。
【0067】
このように構成した場合、第2実施形態と比較して、飲料用カップ11に加わる衝撃をより効果的に吸収することができるとともに、保持孔13の周縁と当たることによって起こる異音の発生をより確実に防止することができる。
【0068】
・ 第4実施形態において、3個設けられた分割片35に代えて、2個又は4個以上の分割片35を保持孔13内周面上に一定間隔をおいて設けること。
このように構成した場合、第4実施形態と本質的に同様の飲料用カップ11の保持能力を発揮することができる。
【0069】
・ 第3実施形態において、第4実施形態と同様に、緩衝部材20を複数の分割片に分割し、保持板12の上面に接合すること。
このように構成した場合、第3実施形態と同様の飲料用カップ11の保持能力を発揮できるとともに、第3実施形態と比較して、緩衝部材20を構成する材料を節約でき、製造コストの低減を図ることができる。
【0070】
・ 第1〜第5実施形態において、保持板12をより大きく形成し、その保持板12上に2個以上の保持孔13を設け、各保持孔13に緩衝部材20を装着すること。
【0071】
このように構成した場合、保持板12に複数の飲料用カップ11を保持することができる。
・ 第1〜第4実施形態において、ほぼU字状とされた支持体14の形状を例えば円板状、四角板状等の他の形状に変更し、具体化すること。
【0072】
このように構成した場合、本質的に各実施形態と同様の効果を得ることができるとともに、支持体14の形状を変更することによって、飲料用カップ11の底部をより安定した状態で支持することができる。
【0073】
・ 第1〜第5実施形態において、円孔状とされた保持孔13の形状を例えば四角形状等の他の形状に変更し、具体化すること。
このように構成した場合、本質的に各実施形態と同様の効果を得ることができるとともに、例えば直方体形状である紙パック等の飲料用カップ11をより安定した状態で支持することができる。
【0074】
さらに、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
・ 前記毛羽を撥水性の良い繊維により形成した請求項1〜請求項6のいずれかに記載の飲料容器用ホルダー。
【0075】
このように構成することにより、水滴がついた状態においても毛羽の機能をさらに安定して発揮することができる。
・ 前記緩衝部材を保持孔の少なくとも2箇所に所定間隔をおいて配置した請求項1〜請求項6のいずれかに記載の飲料容器用ホルダー。
【0076】
このように構成することにより、緩衝部材の材料を節約し、製造コストの低減を図ることができる。
・ 前記緩衝部材の一端を保持板の裏面に接合するとともに、緩衝部材の毛羽の根元から毛先へ向かう延長方向が一方向となるように配置した請求項1〜請求項6のいずれかに記載の飲料容器用ホルダー。
【0077】
このように構成することにより、緩衝部材を保持板に容易に接合することができる。
・ 飲料容器を支持する支持体の上方に飲料容器の倒れを防止する保持板を備えるとともに、その保持板に、飲料容器を挿通保持するための保持孔を有する飲料容器用ホルダーにおいて、前記保持孔に装着される毛羽よりなる飲料容器用ホルダーのための緩衝部材。
【0078】
このようにした場合、緩衝部材が備えられていない飲料容器用ホルダーに、緩衝部材を設け、飲料缶等を安定した状態で支持することができるとともに、異音の発生を防止することができる。しかも、緩衝部材が毛羽であることから、飲料缶等の収容及び取出しを円滑に行うことができる。
【0079】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、次のような効果を奏する。
請求項1に記載の発明の飲料用ホルダーによれば、保持孔の周囲に毛羽よりなる緩衝部材を設けたことから、飲料缶等を安定した状態で支持することができるとともに、異音の発生を防止することができる。しかも、緩衝部材が毛羽であることから、飲料缶等の収容及び取出しを円滑に行うことができる。特に、毛羽の延長方向を保持孔の内側方向としたことから、飲料缶等をより安定した状態で支持することができる。
【0080】
請求項2に記載の発明の飲料用ホルダーによれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、緩衝部材は保持孔内周面上に円環状に設けられるとともに、毛羽の延長方向が保持孔の中心方向となるように設けられている。このため、飲料容器をより安定した状態で支持することができる。
【0081】
請求項3に記載の発明の飲料用ホルダーによれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加えて、緩衝部材の分割片を保持孔内周面上に一定間隔をおいて設けたことから、飲料容器の保持能力を発揮できるとともに、緩衝部材を構成する材料を節約でき、製造コストの低減を図ることができる。
【0082】
請求項4に記載の発明の飲料用ホルダーによれば、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、前記毛羽は、ポリプロピレン繊維により構成されているため、滑り性が良く、剛性が高く、非吸水性を有し、かつ復元性の高い。とくに、毛羽は滑り性の良い繊維であるポリプロピレン繊維により形成されているため、飲料容器の収容及び取出しをより円滑に行うことができる。そして、毛羽は非吸水性であるポリプロピレン繊維により形成されているため、毛羽同士が水により付着することを防止し、毛羽の機能を安定して発揮することができる。
【0083】
請求項5に記載の発明の飲料用ホルダーによれば、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の発明の効果に加えて、毛羽を抗菌性の繊維で形成したことにより、飲料用ホルダーを清潔に保つことができる。
【0084】
請求項6に記載の発明の飲料用ホルダーによれば、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の発明の効果に加えて、前記緩衝部材が基布上に毛羽を織り込んだパイル織りにより形成されているため、密度の高い毛羽を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の飲料容器用ホルダーを示す斜視図。
【図2】 図1の2−2線における断面図。
【図3】 (a)は第2実施形態の飲料容器用ホルダーを示す斜視図、(b)は(a)の別形態を示す正面図、(c)は(a)の別形態を示す正面図、(d)は(a)の別形態を示す正面図。
【図4】 第2実施形態の緩衝部材を示す正面図。
【図5】 図3の5−5線における断面図。
【図6】 第3実施形態の飲料容器用ホルダーを示す斜視図。
【図7】 図6の7−7線における断面図。
【図8】 第4実施形態の飲料容器用ホルダーを示す斜視図。
【図9】 第5実施形態の飲料容器用ホルダーを示す斜視図。
【図10】 図9の1−1線における断面図。
【符号の説明】
10…飲料容器用ホルダー、12…保持板、13…保持孔、14…支持体、20…緩衝部材、21…毛羽。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a beverage container holder provided on a dashboard or the like of an automobile for holding a beverage container such as a beverage can, a paper cup, or a plastic bottle.
[0002]
[Prior art]
The following are known as this type of conventional beverage container holders. That is, a holding hole for accommodating and holding at least one cup or beverage can is provided in the holding plate made of synthetic resin formed in a planar rectangular shape. The holding hole is formed larger than the diameter of a beverage can or the like, and when the beverage can or the like is accommodated and held in the holding hole, a gap is formed between the peripheral edge of the beverage can or the like and the holding hole. And by the clearance gap formed at this time, the holder for drink containers can respond | correspond to drink cans of various sizes, etc., and can receive or take out drink cans now.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in this conventional beverage container holder, the diameter of the holding hole is set in accordance with a large beverage can or the like. For this reason, when the periphery of the beverage can is smaller than the holding hole, the gap formed is increased, the beverage can is not stable, rattling and abnormal noise occur, or the beverage can falls down and the contents There was a problem of spilling. As means for solving such a problem, it has been proposed to attach a buffer member such as rubber to the inner periphery of the holding hole. However, in this case, there is a problem in that the beverage can cannot be stored and taken out smoothly due to frictional resistance generated between the rubber and the peripheral edge of the beverage can.
[0004]
The present invention has been made paying attention to such problems existing in the prior art. The object is to provide a beverage container holder that can stably support beverage cans and the like, prevent abnormal noise, and smoothly store and take out beverage cans and the like. There is to do.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention of the holder for a beverage container according to
[0006]
Invention of
[0007]
The invention according to claim 3 is the claim1In the beverage container holder described,The buffer member is divided and arranged at predetermined intervals in at least two locations on the inner peripheral surface of the holding hole.Is.
Invention of Claim 4 is the holder for drink containers in any one of Claims 1-3,The fluff was formed of polypropylene fiberIs.
[0008]
The invention according to
Invention of Claim 6 is the holder for drink containers in any one of Claims 1-5,The buffer member is formed by pile weaving in which fluff is woven on a base fabric.Is.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(First embodiment)
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described in detail with reference to FIGS. 1 and 2.
[0010]
As shown in FIGS. 1 and 2, a
[0011]
The
[0012]
The
[0013]
The
[0014]
The
[0015]
As the
[0016]
The
[0017]
The
[0018]
As a fiber which forms the
[0019]
Moreover, as a fiber which forms the
[0020]
The
[0021]
The
[0022]
Next, the operation of the
As shown in FIGS. 1 and 2, in the
[0023]
When the
[0024]
The
[0025]
Moreover, when the
[0026]
Next, when the
[0027]
The effects exhibited by the first embodiment will be described below.
According to the
[0028]
-According to the
[0029]
-According to the
[0030]
According to the
[0031]
-According to the
[0032]
-According to the
[0033]
-According to the beverage holder of the first embodiment, the polypropylene fiber forming the
[0034]
According to the
[0035]
-According to the
[0036]
-According to the
[0037]
(Second Embodiment)
Hereinafter, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The second embodiment will be described with a focus on differences from the first embodiment.
[0038]
As shown in FIGS. 3A and 5, in the
[0039]
As shown in FIGS. 4 and 5, the cushioning
[0040]
As the yarn forming the
[0041]
The
[0042]
When the cushioning
[0043]
As shown in FIG. 3A, the
[0044]
When the
[0045]
The effects exhibited by the second embodiment will be described below.
-According to the
[0046]
-According to the
According to the
[0047]
-According to the
[0048]
-According to the
[0049]
(Third embodiment)
Hereinafter, a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The third embodiment will be described with a focus on differences from the first embodiment.
[0050]
As shown in FIGS. 6 and 7, the
[0051]
When comprised in this way, the
The effects exhibited by the third embodiment will be described below.
[0052]
-According to the
[0053]
(Fourth embodiment)
Hereinafter, a fourth embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. The fourth embodiment will be described with a focus on differences from the first embodiment.
[0054]
As shown in FIG. 8, in the beverage holder of the fourth embodiment, in the first embodiment, the divided
[0055]
The effects exhibited by the fourth embodiment will be described below.
-According to the beverage holder of the fourth embodiment, the divided
[0056]
(Fifth embodiment)
Hereinafter, a fifth embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The fifth embodiment will be described with a focus on differences from the first embodiment.
[0057]
As shown in FIG.9 and FIG.10, the
[0058]
Now, when comprised in this way, the
[0059]
The effects exhibited by the fifth embodiment will be described below.
According to the
[0060]
It should be noted that the embodiments described above can be modified and embodied as follows.
-In 1st-5th embodiment, the material which forms the fiber of the
[0061]
When comprised in this way, the waterproofness of the
-In 1st-5th embodiment, the
[0062]
When comprised in this way, while being able to provide the holder for drinks match | combined with interior colors, such as a vehicle, the holder for drinks according to a user's desire can be provided.
[0063]
In the second embodiment, the
[0064]
When configured in this manner, the manufacturing cost increases as compared with the second embodiment, but the elasticity of the
[0065]
In the second embodiment, the
[0066]
When comprised in this way, the holding | maintenance capability of the
-In 2nd Embodiment, the holding |
[0067]
When comprised in this way, compared with 2nd Embodiment, while being able to absorb the impact added to the
[0068]
In the fourth embodiment, two or four or more
When comprised in this way, the holding | maintenance capability of the
[0069]
In the third embodiment, as in the fourth embodiment, the
When comprised in this way, while being able to demonstrate the holding | maintenance capability of the
[0070]
In the first to fifth embodiments, the holding
[0071]
When configured in this manner, a plurality of beverage cups 11 can be held on the holding
-In 1st-4th embodiment, changing the shape of the
[0072]
When comprised in this way, while being able to acquire the essentially same effect as each embodiment, changing the shape of the
[0073]
-In 1st-5th embodiment, changing the shape of the holding
When comprised in this way, while being able to acquire the essentially same effect as each embodiment, the
[0074]
Further, the technical idea that can be grasped from the embodiment will be described below.
The holder for a beverage container according to any one of
[0075]
By comprising in this way, the function of a fluff can be exhibited more stably also in the state where the water drop was attached.
The beverage container holder according to any one of
[0076]
By comprising in this way, the material of a buffer member can be saved and manufacturing cost can be reduced.
-The one end of the buffer member is joined to the back surface of the holding plate, and the extending direction from the root of the fluff to the hair tip of the buffer member is arranged in one direction. Beverage container holder.
[0077]
By comprising in this way, a buffer member can be easily joined to a holding plate.
A holder for a beverage container having a holding plate for preventing the beverage container from falling over a support that supports the beverage container, and having a holding hole for inserting and holding the beverage container in the holding plate; A cushioning member for a beverage container holder comprising fuzz to be attached to.
[0078]
In such a case, the beverage container holder not provided with the buffer member can be provided with the buffer member to support the beverage can and the like in a stable state, and the generation of abnormal noise can be prevented. Moreover, since the buffer member is fluffed, it is possible to smoothly store and take out beverage cans and the like.
[0079]
【The invention's effect】
As described in detail above, the present invention has the following effects.
According to the beverage holder of the first aspect of the present invention, since the buffer member made of fluff is provided around the holding hole, the beverage can and the like can be supported in a stable state, and an abnormal noise is generated. Can be prevented. Moreover, since the buffer member is fluffed, it is possible to smoothly store and take out beverage cans and the like.In particular, since the extending direction of the fluff is the inner direction of the holding hole, the beverage can and the like can be supported in a more stable state.
[0080]
According to the beverage holder of the invention of
[0081]
According to the beverage holder of the invention of claim 3, in addition to the effect of the invention of
[0082]
According to the beverage holder of the invention of claim 4, in addition to the effect of the invention of any of
[0083]
According to the beverage holder of the invention of
[0084]
According to the beverage holder of the invention of claim 6, in addition to the effect of the invention of any of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a beverage container holder according to a first embodiment.
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along line 2-2 in FIG.
3A is a perspective view showing a beverage container holder according to a second embodiment, FIG. 3B is a front view showing another form of FIG. 3A, and FIG. 3C is a front view showing another form of FIG. The figure, (d) is a front view which shows another form of (a).
FIG. 4 is a front view showing a buffer member according to a second embodiment.
5 is a cross-sectional view taken along line 5-5 in FIG.
FIG. 6 is a perspective view showing a beverage container holder according to a third embodiment.
7 is a cross-sectional view taken along line 7-7 in FIG.
FIG. 8 is a perspective view showing a beverage container holder according to a fourth embodiment.
FIG. 9 is a perspective view showing a beverage container holder according to a fifth embodiment.
10 is a cross-sectional view taken along line 1-1 of FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記毛羽は、その根本から毛先へ向かう延長方向が保持孔の内側方向となるように設定されており、前記飲料容器を収納した際、複数の密接した毛羽の毛先が、常に均一に密着した状態で飲料容器を保持することにより、飲料容器を保持孔の周縁より所定の距離を保った状態に維持することで保持孔と飲料容器との接触を防止するとともに、 The fluff is set so that the extending direction from the root to the tip of the fluff is the inner direction of the holding hole, and when the beverage container is stored, the plural fluff tips are always in close contact with each other. By holding the beverage container in a state in which the beverage container is maintained at a predetermined distance from the periphery of the holding hole, the contact between the holding hole and the beverage container is prevented.
前記毛羽は、飲料容器の収納及び取り出しをする際に、その収納及び取り出しを円滑に行うことができる程度に弾性変形可能な柔軟性を備えたことを特徴とする飲料容器用ホルダー。 The said fluff is provided with the softness | flexibility which can be elastically deformed to such an extent that it can be smoothly accommodated and taken out when the beverage container is accommodated and taken out.
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