JP4005944B2

JP4005944B2 - Steering rod height adjustment mechanism in compaction machine

Info

Publication number: JP4005944B2
Application number: JP2003167240A
Authority: JP
Inventors: 哲也古跡
Original assignee: Sakai Heavy Industries Ltd
Current assignee: Sakai Heavy Industries Ltd
Priority date: 2003-06-12
Filing date: 2003-06-12
Publication date: 2007-11-14
Anticipated expiration: 2023-06-12
Also published as: JP2005002664A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地盤の締固め施工に使用される締固め機械に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
ハンドガイドローラは、走行ロールで路面を締め固める締固め機械の中では比較的小型且つ軽量な非搭乗型の車両であり、アスファルト舗装の転圧や路肩、狭路地等の締固め施工に使用されている。図４に示すように、エンジン等を搭載した機体５１（以降、本体部という）の下部には前後一対に走行ロール５２が配設されている。本体部５１の後部には、先端部に操作パネル５３を形成した操舵桿５４が取り付けられており、作業者が操作パネル５３に設けられた前後進レバー５５を傾動操作することで本体部が前後進するようになっている。そして、操作パネル５３には把持部５６が取り付けられており、作業者はこの把持部５６を把持し、操舵桿５４を介して本体部５１を操舵する。
【０００３】
操舵桿５４は本体部５１に対して水平方向の回転軸回りに回動可能に取り付けられており、締固め施工等の使用時には図４（ｂ）に示すように斜め上方に延設した状態で使用され、未使用時（格納時）には鉛直状に起立させることで格納される仕様となっている。図５は操舵桿５４の回転軸回りの構造を示す説明図であり、図４（ｂ）におけるＧ−Ｇ断面図である。本図において、操舵桿５４の基端は左右一対の基板部５４ａとして形成されている。本体部５１（図４）の後部には左右一対に支持板部５７が形成されており、この支持板部５７間に回転軸５８が掛け渡されるようにして固設されている。前記基板部５４ａはカラー５９等を介して回転軸５８回りに回動可能に取り付けられている。
【０００４】
一方の支持板部５７には固定ピン６０及び圧縮ばね６１を内蔵した固定ピンホルダ６２が溶接等により着脱不能に固設されている。固定ピン６０の基端側にはレバーハンドル６３（図４においては省略している）が取り付けられている。一方の基板部５４ａには固定用孔５４ｂが穿設されており、固定ピン６０が圧縮ばね６１の付勢力によりこの固定用孔５４ｂに嵌り込むことで、図４（ｂ）に示すように操舵桿５４は斜め上方に延設した状態で固定される。そして、格納時においては作業者が圧縮ばね６１の付勢力に抗してレバーハンドル６３を引き、固定ピン６０を固定用孔５４ｂから抜いたうえで、操舵桿５４を起立方向に回動させる。操舵桿５４が回動している間、固定ピン６０の先端は前記一方の基板部５４ａの側面に当接した状態である。そして、操舵桿５４が鉛直状となる所定位置まで起立すると（起立した状態は図示せず）、操舵桿５４の基板部５４ａに穿設された格納時用の固定用孔５４ｃ（図４（ｂ）に示す）に、圧縮ばね６１の付勢力により固定ピン６０が嵌り込む構成となっており、これにより操舵桿５４は起立した状態で固定される。なお、以上のように固定ピン６０の挿脱動作により操舵桿５４を折り畳む構成については特許文献１にも記載されている。
【０００５】
【特許文献１】
特開２００１−１４０２１１号公報（第４頁、図１）
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
図４において、使用時における把持部５６の高さ（以降、これを操舵桿５４の高さというものとする）は各作業者の身長に合わせて調整できることが好ましく、汎用性を考えると概ね１０センチメートル程度変えられることが望ましい。しかし、従来のハンドガイドローラは、使用時に関する前記固定用孔５４ｂが一つのみであるため、操舵桿５４の高さを変えられないという問題がある。ここで、操舵桿５４の高さを可変とする構造としては、例えば使用時に関する前記固定用孔５４ｂを複数穿設することが考えられる。しかし、操舵桿５４は長尺であることから、例えば操舵桿５４の高さを１０センチメートル程度変えたい場合、回動中心である回転軸５８の近傍において固定用孔５４ｂを複数穿設すると、互いの孔中心のずれは僅か数ミリメートル以下となり、結果として固定用孔５４ｂ同士が重なり合って、殆ど長孔として形成されるという不都合が生じる。長期的な使用によるがたつきの問題を考慮すると、固定用孔５４ｂが長孔として形成されることは操舵桿５４の固定性の点で問題がある。
【０００７】
特にハンドガイドローラの場合、前記したように操舵桿５４が長尺であることから、左または右方向に本体部５１を回動させるときの回動中心の近傍にある回転軸５８の固定ピン６０と固定用孔５４ｂとにおいて若干でもがたつきがあると、操舵桿５４を動かした際、操舵桿５４の先端部に取り付けられた把持部５６のぶれ幅（遊び幅）は大きなものとなる。本体部５１の進行方向を変えるときには、本体部５１は重量物であるので、把持部５６を上下に揺らしながら横方向に力を加えるという操作を行うが、この把持部５６のぶれ幅（遊び幅）が大きいと、把持部５６を上下に動かしてもがたつき分がその動きを吸収してしまい、操舵桿５４が回動するのみで本体部５１に力が伝わらないという不具合が生じる。このように、ハンドガイドローラにあっては、僅かながたつきでも操舵性がかなり劣ることから、現場サイドではこの操舵桿５４のがたつきが全く生じないようにメーカー側に要望しているのが実情である。このようなことから、前記固定用孔５４ｂが長孔状として形成されることは問題であり、真円状の孔として形成されることが望ましい。
【０００８】
本発明は以上のような問題を解決するために創作されたものであり、締固め機械において、簡易な構造で操舵桿の高さを調整できる機構を提供することを目的としている。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記課題を解決するため、左右一対の支持板部に支持されて本体部に対して水平方向の回転軸回りに回動可能に取り付けられ、使用時には、基部に穿設された固定用孔に固定ピンが嵌り込むことにより前記本体部に固定される操舵桿を備えた締固め機械において、前記左右一対の支持板部に対して前記固定ピンを着脱自在に付け替え可能な構成とし、前記左右一対の支持板部に前記固定ピンを交互に付け替えた際、前記固定ピンが前記固定用孔に嵌り込むときの前記操舵桿の回動角度位置を互いに異ならせることにより、前記操舵桿の高さを調整する構成とした。
【００１０】
また、前記固定ピンは固定ピンホルダに伸退可能に内蔵され、前記左右一対の支持板部に対して前記固定ピンホルダを着脱自在に付け替え可能な構成とした。
【００１１】
【発明の実施の形態】
本発明をハンドガイドローラに適用した例について説明する。図１においてハンドガイドローラＨの本体部１は、走行駆動原となるエンジンＥや油圧ポンプ（図示せず）等を搭載しており、下部には前後一対の走行ロール２を備えている。本体部１の後部には操舵桿３が取り付けられており、操舵桿３の先端部には作業者が把持するハンドル４及び操作パネル部５が設けられている。操作パネル部５には、前後進用レバー６やエンジン始動用のスイッチ等が設けられている。
【００１２】
操舵桿３は本体部１に対して水平方向の回転軸回りに回動可能に取り付けられており、締固め施工等の使用時には図１（ｂ）に示すように斜め上方に延設した状態で使用され、未使用時（格納時）には鉛直状に起立させることで格納される仕様である。図２は操舵桿３の回転軸回りの構造を示す説明図であり、図１（ｂ）におけるＡ−Ａ断面図である。以下、図１及び図２を適宜に参照しながら説明する。
【００１３】
操舵桿３の基端側は左右一対の基板部３ａを有するように形成されている。本体部１の後部には、前後方向且つ鉛直方向に面を沿わせるように支持板部７が左右一対に固設されており、この両支持板部７間に回転軸８が左右方向に沿って掛け渡されるように固設されている。前記基板部３ａはカラー９等を介して回転軸８回りに回動可能に取り付けられ、これにより操舵桿３全体が回転軸８回りに回動可能な状態となる。各基板部３ａには、使用時において固定ピン１０が嵌り込む固定用孔３ｂが穿設されている。
【００１４】
次に固定ピン１０について説明する。固定ピン１０は円柱形状を呈する部材であって、圧縮ばね１１と共に、円筒形状の筐体となる固定ピンホルダ１２に内蔵されている。固定ピン１０の基端側にはレバーハンドル１３が取り付けられている。固定ピン１０は固定ピンホルダ１２に対して伸退可能に構成され、通常時は圧縮ばね１１の付勢力により固定ピンホルダ１２から突出した状態にある。なお、突出の規制はレバーハンドル１３の基端面が固定ピンホルダ１２に当接することによりなされる。そして、作業者が圧縮ばね１１の付勢力に抗してレバーハンドル１３を引くことで、固定ピン１０が固定ピンホルダ１２内に退く。
【００１５】
固定ピンホルダ１２は各支持板部７に対して着脱自在に取り付けられる。つまり、左右一対の支持板部７に対して固定ピンホルダ１２（固定ピン１０）は着脱自在に付け替え可能な構成ということができる。本実施形態において、固定ピンホルダ１２の取り付け部としては、例えば図２に示すように、支持板部７に穿設した取り付け用孔１４とし、この取り付け用孔１４に固定ピンホルダ１２を挿入させる態様とする。従来では、この後、固定ピンホルダ１２は溶接等により支持板部７に着脱不能に固設されていたことは既述した通りである。
【００１６】
これに対し、本実施形態では、固定ピンホルダ１２の外周にブラケット１５を固設して、固定ピンホルダ１２を前記取り付け用孔１４に挿入したときに当該ブラケット１５が支持板部７に接面するようにし、ボルト１６及びナット１７によりブラケット１５を締結固定することで、固定ピンホルダ１２（固定ピン１０）を支持板部７に対して着脱自在に取り付ける態様としている。なお、固定ピンホルダ１２を支持板部７に対して着脱自在に取り付ける他の態様としては、例えば取り付け用孔１４に雌ねじを螺設すると共に、固定ピンホルダ１２の外周面に雄ねじを螺設することで、固定ピンホルダ１２を取り付け用孔１４に直接螺合させることも可能である。
【００１７】
さて、左右の支持板部７にそれぞれ穿設された取り付け用孔１４に符号１４ａ、１４ｂと付すと、ハンドガイドローラＨを側面視する方向（図１（ｂ）にて示す方向）から見て、各取り付け用孔１４ａ，１４ｂは、回転軸８を中心とする同一の円周軌跡１８上において互いにずれた位置に穿設されている。これにより、一方の取り付け用孔１４ａに固定ピンホルダ１２を取り付けたときと、付け替えて他方の取り付け用孔１４ｂに固定ピンホルダ１２を取り付けたとき（図２に仮想線にて示す）とで、固定ピン１０が固定用孔３ｂに嵌り込んだときの操舵桿３の回動角度位置が互いに異なることになる。
【００１８】
なお、図１（ｂ）に示すように、ハンドル４の高さ（以降、操舵桿３の高さという）の変更寸法Ｌ１を１０センチメートル程度変えたい場合、図に示した機種では変更に要する操舵桿３の回動角度θはおよそ５°程度であり、前記円周軌跡１８の径寸法は小さいことから、この円周軌跡１８上における取り付け用孔１４ａ，１４ｂの互いのずれ寸法はごく僅かなものである。
【００１９】
このように、複数の取り付け用孔１４を左右の支持板部７に設けることで取り付け用孔１４同士の重なりを防止でき、各々独立した真円形状として穿設できることになる。これにより、固定ピン１０のがたつきがなくなり、本体部１に対する操舵桿３のがたつきを防止できる。なお、設計によっては、一方の支持板部７において、回転軸８を挟んで略１８０°反対の位置に取り付け用孔１４を一対穿設する態様とすることも可能である。しかし、当該態様の場合、取り付け用孔１４を一対穿設するスペースを確保する分、支持板部７単体の形状を大きくする等の処置が必要となる。これに対し、左右の支持板部７に取り付け用孔１４をそれぞれ穿設することで、支持板部７の形状や大きさに関する制限が低減されるため有利である。また、取り付け用孔１４の穿設位置をずらすのではなく、操舵桿３側（本実施形態では一対の基板部３ａ側）における複数の固定用孔３ｂを互いにずらすことによっても、固定ピン１０が各固定用孔３ｂに嵌り込んだ際の操舵桿３の回動角度位置を互いに異ならせることができる。
【００２０】
なお、図１（ｂ）に示す符号３ｃは、格納時における固定ピン１０の固定用孔であり、前記円周軌跡１８上において基板部３ａに穿設されている。
【００２１】
以上のように、左右一対の支持板部７に対して固定ピン１０を着脱自在に付け替え可能な構成とし、左右一対の支持板部７に固定ピン１０を交互に付け替えた際、固定ピン１０が固定用孔３ｂに嵌り込むときの操舵桿３の回動角度位置を互いに異ならせることにより、操舵桿３の高さを調整する構成とすれば、簡易な構造で、操舵桿３の高さを調整できる。特に、本実施形態のように、固定ピンホルダ１２の取り付け部が取り付け用孔１４として形成される場合、複数穿設しても長孔として形成されることがないので、がたつきがなくなり、使用時において操舵桿３を堅固に本体部１に固定できる。したがって、例えば施工中に作業者が本体部１を持ち上げるべくハンドル４を上方向に動かした場合、その動きが途中で吸収されることなく、その動きが力として本体部１に確実に伝わるので、操舵性が損われるということがない。
【００２２】
また、本実施形態のように、固定ピン１０が固定ピンホルダ１２に伸退可能に内蔵された場合において、左右一対の支持板部７に対して固定ピンホルダ１２を着脱自在に付け替え可能な構成とすれば、簡易な構造の高さ調整機構となる。特に、ボルトやナットを利用して固定ピンホルダ１２を着脱自在に取り付ける構成とすることで、固定ピンホルダ１２の付け替え作業も容易となる。
【００２３】
以上、本発明について好適な実施形態を説明した。本発明が適用される締固め機械としてはハンドガイドローラの他に例えば図３に示すような振動締固め機（プレートコンパクタＣ）が挙げられる。プレートコンパクタＣは起振機３２、輾圧板３３、エンジン３４等を本体部３１とし、エンジン３４の駆動力をベルト３５を介して起振機３２内の起振軸に伝達することで、輾圧板３３に振動を発生させ、地盤を締め固める。このプレートコンパクタＣにも、その本体部３１の後部には操舵桿３６が取り付けられている。操舵桿３６の先端には作業者が把持するハンドル３７や、操作レバー等を備えた操作パネル部３８が取り付けられている。このようなプレートコンパクタＣにおいても、ハンドガイドローラＨにて説明したものと同一構成の操舵桿の高さ調整機構（同一構成の部材については同一の符号を付している）が適用可能である。
【００２４】
また、本発明は以上に説明した実施形態に限られることなく、各構成要素の形状やレイアウト、個数等についてその主旨を逸脱しない範囲で適宜に設計変更が可能である。
【００２５】
【発明の効果】
本発明によれば、簡易な構造で、操舵桿の高さを調整できる。特に、取り付け部が取り付け用孔として形成される場合、複数穿設しても長孔として形成されることがないので、操舵桿のがたつきがなくなり、使用時において操舵桿を堅固に本体部に固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明をハンドガイドローラに適用した説明図であり、（ａ）はハンドガイドローラの平面図、（ｂ）は同側面図である。
【図２】図１（ｂ）におけるＡ−Ａ断面図である。
【図３】本発明をプレートコンパクタに適用した説明図であり、（ａ）はプレートコンパクタの平面図、（ｂ）は同側面図である。
【図４】従来のハンドガイドローラの説明図であり、（ａ）は平面図、（ｂ）は側面図である。
【図５】図４（ｂ）におけるＧ−Ｇ断面図である。
【符号の説明】
Ｈハンドガイドローラ（締固め機械）
１本体部
３操舵桿
３ｂ固定用孔
７支持板部
８回転軸
１０固定ピン
１２固定ピンホルダ
１４取り付け用孔（取り付け部）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a compacting machine used for ground compaction construction.
[0002]
[Prior art]
The hand guide roller is a non-boarding type vehicle that is relatively small and light among compaction machines that compact the road surface with a traveling roll, and is used for compaction of asphalt pavement rolling and road shoulders, narrow alleys, etc. Yes. As shown in FIG. 4, a pair of front and rear traveling rolls 52 are disposed in the lower part of a machine body 51 (hereinafter referred to as a main body) on which an engine or the like is mounted. A steering rod 54 having an operation panel 53 formed at the tip is attached to the rear of the main body 51, and the main body is moved back and forth by tilting a forward / reverse lever 55 provided on the operation panel 53. It comes to advance. A grip portion 56 is attached to the operation panel 53, and an operator grips the grip portion 56 and steers the main body 51 via the steering rod 54.
[0003]
The steering rod 54 is attached to the main body 51 so as to be rotatable around a rotation axis in the horizontal direction, and is extended obliquely upward as shown in FIG. It is used, and when it is not used (stored), it is stored by standing upright. FIG. 5 is an explanatory view showing a structure around the rotation axis of the steering rod 54, and is a cross-sectional view taken along the line GG in FIG. In this figure, the base end of the steering rod 54 is formed as a pair of left and right substrate portions 54a. A pair of left and right support plate portions 57 are formed at the rear portion of the main body portion 51 (FIG. 4), and are fixed so that the rotation shaft 58 is spanned between the support plate portions 57. The substrate portion 54a is attached to be rotatable about a rotation shaft 58 through a collar 59 or the like.
[0004]
On one support plate 57, a fixed pin holder 62 including a fixed pin 60 and a compression spring 61 is fixedly fixed by welding or the like. A lever handle 63 (not shown in FIG. 4) is attached to the proximal end side of the fixing pin 60. One board portion 54a is provided with a fixing hole 54b, and the fixing pin 60 is fitted into the fixing hole 54b by the urging force of the compression spring 61, thereby steering as shown in FIG. The collar 54 is fixed in a state of extending obliquely upward. At the time of storage, the operator pulls the lever handle 63 against the urging force of the compression spring 61, removes the fixing pin 60 from the fixing hole 54b, and rotates the steering rod 54 in the standing direction. While the steering rod 54 is rotating, the tip of the fixing pin 60 is in contact with the side surface of the one substrate portion 54a. When the steering rod 54 stands up to a predetermined position where it is vertical (the standing state is not shown), a fixing hole 54c for storage (see FIG. 4B) formed in the base plate portion 54a of the steering rod 54. ), The fixing pin 60 is fitted by the urging force of the compression spring 61, whereby the steering rod 54 is fixed in an upright state. In addition, the structure which folds the steering rod 54 by the insertion / removal operation of the fixing pin 60 as described above is also described in Patent Document 1.
[0005]
[Patent Document 1]
JP 2001-14021 A (page 4, FIG. 1)
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
In FIG. 4, it is preferable that the height of the gripping portion 56 in use (hereinafter referred to as the height of the steering rod 54) can be adjusted according to the height of each worker. It is desirable to be able to change about a centimeter. However, since the conventional hand guide roller has only one fixing hole 54b in use, there is a problem that the height of the steering rod 54 cannot be changed. Here, as a structure in which the height of the steering rod 54 is variable, for example, a plurality of the fixing holes 54b in use can be considered. However, since the steering rod 54 is long, for example, when it is desired to change the height of the steering rod 54 by about 10 centimeters, if a plurality of fixing holes 54b are formed in the vicinity of the rotation shaft 58 that is the rotation center, The misalignment between the center of each hole is only a few millimeters or less, and as a result, the fixing holes 54b are overlapped with each other, and there is a disadvantage that they are almost formed as long holes. Considering the problem of rattling due to long-term use, the formation of the fixing hole 54b as a long hole has a problem in terms of the fixing property of the steering rod 54.
[0007]
In particular, in the case of a hand guide roller, since the steering rod 54 is long as described above, the fixing pin 60 of the rotating shaft 58 in the vicinity of the rotation center when the main body 51 is rotated in the left or right direction. If there is a slight backlash in the fixing hole 54b, when the steering rod 54 is moved, the fluctuation width (play width) of the grip portion 56 attached to the tip end portion of the steering rod 54 becomes large. When changing the advancing direction of the main body 51, the main body 51 is a heavy object, and therefore, an operation is performed in which a force is applied in the lateral direction while swinging the grip 56 up and down. ) Is large, even if the gripping part 56 is moved up and down, the rattling part absorbs the movement, and a problem arises in that the force is not transmitted to the main body part 51 only by turning the steering rod 54. As described above, the hand guide roller is considerably inferior in steering performance even with a slight rattling, and the manufacturer demands that the steering rod 54 does not rattle at all on the site side. Is the actual situation. For this reason, it is a problem that the fixing hole 54b is formed as a long hole, and it is desirable that the fixing hole 54b be formed as a perfect hole.
[0008]
The present invention was created to solve the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a mechanism capable of adjusting the height of a steering rod with a simple structure in a compacting machine.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the present invention is supported by a pair of left and right support plates and is attached to a main body so as to be rotatable about a rotation axis in the horizontal direction. In a compacting machine having a steering rod fixed to the main body by fitting a fixing pin into the hole, the fixing pin can be detachably attached to the pair of left and right support plates, When the fixing pins are alternately attached to the pair of left and right support plate portions, the rotation angle positions of the steering rod when the fixing pins are fitted into the fixing holes are made different from each other, thereby increasing the height of the steering rod. It was set as the structure which adjusts thickness.
[0010]
Further, the fixing pin is incorporated in the fixing pin holder so as to be extendable and retractable, and the fixing pin holder can be detachably attached to the pair of left and right support plates.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An example in which the present invention is applied to a hand guide roller will be described. In FIG. 1, a main body 1 of a hand guide roller H is mounted with an engine E, a hydraulic pump (not shown), etc., which are travel driving sources, and a pair of front and rear travel rolls 2 are provided at the lower part. A steering rod 3 is attached to the rear portion of the main body 1, and a handle 4 and an operation panel portion 5 that are gripped by an operator are provided at the tip of the steering rod 3. The operation panel portion 5 is provided with a forward / reverse lever 6 and a switch for starting the engine.
[0012]
The steering rod 3 is attached to the main body 1 so as to be rotatable about a rotation axis in the horizontal direction. When used for compaction or the like, the steering rod 3 is extended obliquely upward as shown in FIG. It is used and stored when it is not used (stored) by standing vertically. FIG. 2 is an explanatory view showing a structure around the rotation axis of the steering rod 3, and is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG. Hereinafter, description will be made with reference to FIGS. 1 and 2 as appropriate.
[0013]
The base end side of the steering rod 3 is formed so as to have a pair of left and right substrate portions 3a. A pair of left and right support plate portions 7 are fixed to the rear portion of the main body portion 1 so that the surfaces thereof extend in the front-rear direction and the vertical direction, and the rotation shaft 8 extends along the left-right direction between the both support plate portions 7. It is fixed so that it can be passed over. The substrate portion 3a is attached so as to be rotatable around the rotation shaft 8 via a collar 9 or the like, whereby the entire steering rod 3 can be turned around the rotation shaft 8. Each substrate portion 3a is provided with a fixing hole 3b into which the fixing pin 10 is fitted during use.
[0014]
Next, the fixing pin 10 will be described. The fixing pin 10 is a member having a columnar shape, and is housed in a fixing pin holder 12 serving as a cylindrical housing together with the compression spring 11. A lever handle 13 is attached to the proximal end side of the fixing pin 10. The fixed pin 10 is configured to be able to extend and retract with respect to the fixed pin holder 12, and is normally in a state of protruding from the fixed pin holder 12 by the urging force of the compression spring 11. The protrusion is restricted by the base end surface of the lever handle 13 coming into contact with the fixed pin holder 12. Then, when the operator pulls the lever handle 13 against the urging force of the compression spring 11, the fixing pin 10 is retracted into the fixing pin holder 12.
[0015]
The fixed pin holder 12 is detachably attached to each support plate portion 7. That is, it can be said that the fixed pin holder 12 (fixed pin 10) can be detachably attached to the pair of left and right support plate portions 7. In the present embodiment, as the attachment portion of the fixed pin holder 12, for example, as shown in FIG. 2, an attachment hole 14 formed in the support plate portion 7 is used, and the fixed pin holder 12 is inserted into the attachment hole 14. To do. Conventionally, after that, as described above, the fixing pin holder 12 is fixedly attached to the support plate portion 7 by welding or the like after that.
[0016]
On the other hand, in the present embodiment, the bracket 15 is fixed on the outer periphery of the fixed pin holder 12 so that the bracket 15 comes into contact with the support plate portion 7 when the fixed pin holder 12 is inserted into the mounting hole 14. Then, the fixing pin holder 12 (fixing pin 10) is detachably attached to the support plate portion 7 by fastening and fixing the bracket 15 with the bolt 16 and the nut 17. In addition, as another aspect in which the fixed pin holder 12 is detachably attached to the support plate portion 7, for example, a female screw is screwed into the mounting hole 14 and a male screw is screwed to the outer peripheral surface of the fixed pin holder 12. It is also possible to screw the fixing pin holder 12 directly into the mounting hole 14.
[0017]
Now, when reference numerals 14a and 14b are attached to the mounting holes 14 respectively drilled in the left and right support plate portions 7, when viewed from the side (direction shown in FIG. 1B) of the hand guide roller H, The mounting holes 14 a and 14 b are formed at positions shifted from each other on the same circumferential locus 18 centering on the rotation shaft 8. As a result, when the fixed pin holder 12 is attached to one attachment hole 14a, and when the fixed pin holder 12 is attached to the other attachment hole 14b (shown in phantom lines in FIG. 2), The rotational angle positions of the steering rod 3 when 10 is fitted in the fixing hole 3b are different from each other.
[0018]
As shown in FIG. 1B, when the change dimension L1 of the height of the steering wheel 4 (hereinafter referred to as the height of the steering wheel 3) is to be changed by about 10 centimeters, the model shown in the figure needs to be changed. Since the turning angle θ of the steering rod 3 is about 5 ° and the diameter of the circumferential locus 18 is small, the displacement dimension of the mounting holes 14a and 14b on the circumferential locus 18 is very small. It is a thing.
[0019]
In this way, by providing a plurality of mounting holes 14 in the left and right support plate portions 7, it is possible to prevent the mounting holes 14 from overlapping each other, and each can be drilled as an independent perfect circle. Thereby, rattling of the fixing pin 10 is eliminated, and rattling of the steering rod 3 with respect to the main body 1 can be prevented. Depending on the design, a pair of mounting holes 14 may be formed in one support plate portion 7 at a position approximately 180 ° opposite to the rotation shaft 8. However, in the case of this mode, it is necessary to take a measure such as enlarging the shape of the support plate portion 7 as much as the space for forming a pair of mounting holes 14 is secured. On the other hand, it is advantageous to drill the mounting holes 14 in the left and right support plate portions 7 respectively, because restrictions on the shape and size of the support plate portion 7 are reduced. In addition, the fixing pin 10 is not displaced by shifting the plurality of fixing holes 3b on the steering rod 3 side (the pair of substrate portions 3a side in this embodiment), instead of shifting the drilling position of the mounting hole 14. The rotational angle positions of the steering rod 3 when fitted in the fixing holes 3b can be made different from each other.
[0020]
Reference numeral 3 c shown in FIG. 1B is a fixing hole of the fixing pin 10 at the time of storage, and is formed in the substrate portion 3 a on the circumferential locus 18.
[0021]
As described above, when the fixing pins 10 are detachably attached to the pair of left and right support plate portions 7, and the fixing pins 10 are alternately attached to the pair of left and right support plate portions 7, If the height of the steering rod 3 is adjusted by making the rotation angle positions of the steering rod 3 different from each other when fitted into the fixing hole 3b, the height of the steering rod 3 can be reduced with a simple structure. Can be adjusted. In particular, when the mounting portion of the fixed pin holder 12 is formed as the mounting hole 14 as in the present embodiment, it is not formed as a long hole even if a plurality of holes are drilled, so that there is no backlash and is used. At this time, the steering rod 3 can be firmly fixed to the main body 1. Therefore, for example, when the operator moves the handle 4 upward to lift the main body 1 during construction, the movement is reliably transmitted to the main body 1 as force without being absorbed in the middle. Steerability is not impaired.
[0022]
Further, as in the present embodiment, when the fixing pin 10 is incorporated in the fixing pin holder 12 so as to be extendable and retractable, the fixing pin holder 12 can be detachably attached to the pair of left and right support plate portions 7. In this case, the height adjustment mechanism has a simple structure. In particular, the fixing pin holder 12 can be easily attached and detached by using a bolt or a nut so that the fixing pin holder 12 can be detachably attached.
[0023]
The preferred embodiments of the present invention have been described above. As a compacting machine to which the present invention is applied, there is a vibration compacting machine (plate compactor C) as shown in FIG. 3 in addition to the hand guide roller. The plate compactor C includes the exciter 32, the pressing plate 33, the engine 34, and the like as the main body 31, and transmits the driving force of the engine 34 to the exciting shaft in the exciter 32 via the belt 35. Vibration is generated in 33 and the ground is compacted. A steering rod 36 is attached to the rear portion of the main body 31 of the plate compactor C. At the tip of the steering rod 36, a handle 37 held by an operator and an operation panel unit 38 having an operation lever and the like are attached. Also in such a plate compactor C, the height adjusting mechanism of the steering rod having the same configuration as that described for the hand guide roller H (members having the same configuration are denoted by the same reference numerals) can be applied.
[0024]
Further, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and the design, shape, layout, number, and the like of each component can be appropriately changed without departing from the gist thereof.
[0025]
【The invention's effect】
According to the present invention, the height of the steering rod can be adjusted with a simple structure. In particular, when the mounting portion is formed as a mounting hole, even if a plurality of holes are drilled, it will not be formed as a long hole. Can be fixed.
[Brief description of the drawings]
1A and 1B are explanatory views in which the present invention is applied to a hand guide roller, wherein FIG. 1A is a plan view of the hand guide roller, and FIG.
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
FIGS. 3A and 3B are explanatory views in which the present invention is applied to a plate compactor. FIG. 3A is a plan view of the plate compactor, and FIG.
4A and 4B are explanatory views of a conventional hand guide roller, in which FIG. 4A is a plan view and FIG. 4B is a side view.
5 is a cross-sectional view taken along line GG in FIG. 4 (b).
[Explanation of symbols]
H Hand guide roller (compaction machine)
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Main-body part 3 Steering wheel 3b Fixing hole 7 Support plate part 8 Rotating shaft 10 Fixed pin 12 Fixed pin holder 14 Mounting hole (attachment part)

Claims

It is supported by a pair of left and right support plates, and is attached to the main body so as to be rotatable around a rotation axis in the horizontal direction.When in use, the fixing pin is fitted into a fixing hole drilled in the base. In a compacting machine with a steering rod fixed to the main body,
The fixed pin is configured to be detachably attachable to the pair of left and right support plate parts,
When the fixing pins are alternately attached to the pair of left and right support plate portions, the rotation angle positions of the steering rod when the fixing pins are fitted into the fixing holes are made different from each other, thereby A mechanism for adjusting the height of a steering rod in a compacting machine, wherein the height is adjusted.

2. The compaction according to claim 1, wherein the fixing pin is incorporated in the fixing pin holder so as to be retractable, and the fixing pin holder can be detachably attached to the pair of left and right support plates. A mechanism for adjusting the height of the steering rod in the machine.