JP4005830B2 - Gas sensor - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の排気系等に設置して、混合ガス(排ガス等)中の特定のガス成分の濃度を検出することができるガスセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ガスセンサとしては、混合ガス中から特定のガス成分の濃度を検出するHCセンサやNOxセンサ、酸素センサ等様々な種類のものが知られている。
【0003】
また、このようなガスセンサとしては、検出素子の検出部からの検出信号を出力するための端子接続用電極を当該検出素子の後端側に設け、検出素子先端側に形成される検出部を被測定ガスに晒しつつ、検出素子後端側を、素子保持体を構成する主体金具の後端から突出させるようにして、検出素子の端子接続用電極と検出信号出力用等のリード線とを、種々の部材を介して電気的に接続したものが知られている。
【0004】
上記ガスセンサとしては、例えば、検出素子の上記端子接続用電極としての機能を備えるプラチナ(Pt)線を、リード線の先端部に接続可能なサイズに延長し、この一端を検出素子に固定し、他端をリード線に接続した酸素センサが知られている。
【0005】
ただし、このような構成のセンサでは、外部からの衝撃等によってプラチナ線が簡単に折れてしまうといった問題があるため、従来では、リード線に繋がる端子を備えた端子固定部材を、検出素子の後端側に形成される端子接続用電極に接続することによって、上記問題を解消してきた。
【0006】
例えば、特開2001−188060号公報に代表される図8に示すようなガスセンサ121においては、主体金具123の両端(先端及び後端)から検出素子125の端部を突出するようにして検出素子125を主体金具123にて保持するようにし、その検出素子125の端子接続用電極127,129が形成された後端側に、端子131,133を内側に備える端子固定部材135を装着することによって、検出素子125の端子接続用電極127,129と検出信号出力用のリード線137,139との間の電気的接続を良好に保つようにしていた。
【0007】
この他、特開平11−190716号公報に記載のガスセンサにおいては、一対の絶縁ハウジング、一対の固定金具等の各種パーツによって端子をカシメリング内の所定位置に配置し、これを検出素子の後端部に装着し、更にカシメリングを内筒部材に固定することによって、端子を検出素子の端子接続用電極に接触させ、これによって、リード線と端子接続用電極との間の電気的接続を保つようにしていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記図8に示したような構成のガスセンサ121では、端子固定部材135の外側側面(外周面)と外部カバー141の内側側面(内周面)とが接触していたり、端子固定部材135の外側側面と外部カバー141の内側側面との間にわずかな隙間しかないために、外部の衝撃等で外部カバー141が変形してしまうと、その変形によって端子固定部材135に衝撃が及び、端子固定部材135が破損してしまったり、検出素子125に負荷がかかり、検出素子125が折れてしまうことがあった。
【0009】
一方、上記後者のガスセンサでは、カシメリングが、外部カバーとは所定の空隙を有して配置されているので、外部の衝撃が、カシメリングに及びにくく、上記図8のガスセンサと比較して検出素子後端に負荷がかかるのを抑制することができた。しかしながら、各種パーツを用いて端子をカシメリング内の所定位置に配置しなければならないため、組立工程数が多く生産の効率性があまり良くなかった。また、端子が複数部材からなる各種パーツによってカシメリング内に固定されるため、各種パーツの寸法精度が端子の固定力に影響し易く、安定して端子を固定することが容易ではなかった。
【0010】
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、簡単に組立可能で、外部からの衝撃に強いガスセンサを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明においては、先端側に検出部を備え、後端側に端子接続用電極を備えた軸線方向に延びる検出素子と、検出素子の先端側を自身先端から被測定ガスに晒し、検出素子の後端側を自身後端から突出させるようにして、検出素子の周囲を取り囲む筒状の主体金具と、主体金具に固定され、主体金具の後端より突出された検出素子の後端側を内側に収容する外部カバーと、外部カバー内側において検出素子の後端側に装着される絶縁性の端子固定部材と、センサ外部より延びるリード線と電気的に接続されると共に、端子固定部材内に配置される端子と、を備えたガスセンサの上記外部カバー内側に、端子固定部材の少なくとも径方向外周面を包囲して端子固定部材を外部の衝撃から保護するための保護部材、を設けている。
【0012】
また、上記端子固定部材を、検出素子の後端側の周囲を取り囲む収容部を有し、自身の径方向外周面とその径方向外周面に対向する外部カバー内周面との間に所定の空隙を形成可能な単一の中空状部材で構成している。また、このガスセンサは、端子固定部材の収容部に検出素子の後端側が収容されることによって、端子と検出素子の端子接続用電極とが接触すると共に、端子が端子固定部材と検出素子との間で挟持されて固定される構成にされている。
【0013】
このように構成された請求項1に記載のガスセンサでは、端子固定部材の外周面と外部カバー内周面との間に保護部材が設けられているので、外部から外部カバーに衝撃が伝わっても、保護部材により端子固定部材にかかる衝撃を緩和することができる。また特に、端子固定部材は外部カバー内周面から所定間隔空けて配置されているので、外部カバーからの衝撃を端子固定部材に伝達するのを効果的に抑制することができる。
【0014】
この他、請求項1に記載のガスセンサでは、端子固定部材が単一部材で構成されているので、端子固定部材を複数部材を用いて組み立てる必要がなく、従来技術で例示したガスセンサと比較して製造時の工程数を少なくすることができる。尚、ここでいう「単一部材」とは、端子固定部材に対して軸方向に垂直な断面をとったときに、検出素子の後端側の周囲を取り囲む収容部に切れ目がないように構成されているものを意味する。
【0015】
また、複数部材で端子固定部材を構成し、各部材を軸方向に垂直な向きにて重ねて端子を固定しようとすると、端子を良好に固定できなくなる可能性も考えられるが、本発明のガスセンサでは、単一部材で端子固定部材を構成しているので、良好に端子を検出素子と、端子固定部材との間の所定位置(即ち、検出素子の端子接続用電極と、端子とを良好に接続可能な位置)に挟持させた形で固定することができる。
【0016】
つまり、本発明によれば、組立工程数を抑制しつつ、外部の衝撃により端子固定部材ひいては検出素子が破損してしまうのを効果的に抑制することができるので、結果として、耐久性に優れ、信頼性の高いガスセンサを安価に提供することができる。
【0017】
また、本発明では、主体金具の後端側の内部に、検出素子の周囲を取り囲む絶縁性のセラミックホルダを設けると共に、ガスセンサを、保護部材が、自身の後端に設けられた折曲部にて端子固定部材をセラミックホルダの後端面に押圧することにより、端子固定部材を、検出素子に対して変位しないように固定する構成にしている。
このような構成のガスセンサにおいては、折曲部により端子固定部材を検出素子の軸方向に固定することができるので、外部からの振動によって、端子固定部材が検出素子の軸方向に揺動するのを防止することができる。また、端子固定部材を、主体金具の後端側の内部に配置されるセラミックホルダの後端面に押圧させた形態で、保護部材を用いて固定しているので、検出素子の軸方向に垂直な方向にも端子固定部材を揺動しない状態にすることができる。したがって、このガスセンサによれば、外部の衝撃等に依らず、端子接続用電極と端子間の電気的接続を良好に維持することができると共に、端子固定部材が外部からの衝撃を受けることで揺動して検出素子が折れてしまうのをより確実に抑制することができる。
尚、端子固定部材は、セラミックホルダの後端面に当接させるとよい。このようにすれば、検出素子軸方向に対する端子固定部材の位置決めを簡単に行うことができる。
【0018】
また、上記ガスセンサの端子固定部材は、端子固定部材を軸方向に貫通する貫通孔を備え、その貫通孔を、検出素子の後端側を収容させる収容部として用いる中空状部材であればよい。その他、端子固定部材の検出素子側に臨む面(先端面)から軸方向に延びる有底状の凹部を備え、その凹部を、検出素子の後端側を収容させる収容部として用いる中空状部材であってもよい。
また、上記保護部材は、弾性を有する衝撃吸収材であってもよいし、端子固定部材を包囲する金属製の筒状体であってもよい。特に、保護部材を金属製の筒状体にすると、外部からの強い衝撃に対して、センサの耐久性を効果的に向上させることができる。
【0019】
また、請求項2に記載のように、保護部材の径方向外周面とその径方向外周面に対向する外部カバーの内周面との間に空隙を設けると、外部からの強い衝撃によって外部カバーが内側に凹んだ場合に、その衝撃が端子固定部材に直に伝達してしまうのを効果的に抑制することができる。尚具体的に、保護部材を筒状体とした場合には、筒状体の外径を、外部カバーの内径より所定長さ小さくすればよい。
【0020】
特に請求項3に記載のように、保護部材の径方向外周面とその径方向外周面に対向する外部カバーの内周面との間の空隙を、0.3mm以上に設定すると、外部からの強い衝撃によって外部カバーが内側に凹んだ場合に、その凹部が保護部材に当たってしまうのを十分に抑制することができる。尚、保護部材の径方向外周面とその径方向外周面に対向する外部カバーの内周面との空隙は、0.5mm以上に設定されることが望ましい。
【0021】
また、上記ガスセンサ(請求項1〜請求項3)において、保護部材は、請求項4に記載のように、自身の先端側で、主体金具に固定されているのが良い。
外的要因によりガスセンサが振動する場合、保護部材及び検出素子を保持する主体金具の振動が合っていないと、主体金具に対して相対的に保護部材が振動することになるので、この振動の差が端子固定部材を介して検出素子に負荷をかける可能性がある。一方、本発明(請求項4)のようにガスセンサを構成すると、保護部材を、検出素子を保持することになる主体金具の振動に対して連動させることができ、保護部材を主体金具に対して相対的に一定位置に配置することができる。その結果、検出素子に振動等による負荷をかけなくて済む。したがって、外部の衝撃等によって検出素子に負荷がかかり、検出素子が破損してしまうのを抑制することができる。
【0022】
尚、請求項4に記載のように保護部材を固定する場合には、具体的に、保護部材を、主体金具の後端で加締めて、当該主体金具に固定するのが良い。このように構成された請求項5に記載のガスセンサによれば、保護部材を長期にわたって安定して主体金具に固定することができる。また、検出素子を保持するための部材を主体金具内に収容し、これらを主体金具後端で加締めて固定させる際に、同時に保護部材を固定することができるので、ガスセンサの製造工程数を抑えることができる。
【0027】
この他、請求項1〜請求項5のいずれかに記載のガスセンサにおいては、端子固定部材に、検出素子と端子固定部材の内面との間で端子を所定位置に位置決めするための位置決め構造を設けるのが良い。
このような構成にされた請求項6に記載のガスセンサにおいては、端子を検出素子の端子接続用電極に適切に接続することができるので、良好に検出信号をリード線から取り出すことができる。また、位置決め構造を有しているから、外部からの強い衝撃により端子の位置がずれてしまうのを抑制することができる。
【0028】
尚具体的には、検出素子と端子固定部材の内面との間で端子を検出素子の所定位置に固定するための位置決め用のリブを、端子固定部材の内面に形成することにより、位置決め構造を有する端子固定部材を形成することができる。
また、端子固定部材内側に収容する端子は、請求項7に記載のように、端子固定部材と検出素子との間で挟持されて弾性変形した状態で、検出素子の端子接続用電極に接触する弾性部を有するのが良い。
【0029】
このように構成された請求項7に記載のガスセンサにおいては、端子を検出素子の端子接続用電極に良好に接続できる他、外部からの衝撃を、端子固定部材と検出素子との間で挟持されることで発揮される弾性部の弾性力によって吸収することができる。更に端子固定部材と検出素子との間で挟持される弾性部の弾性復元力を利用して、端子固定部材を固定することも可能となる。
【0030】
尚、検出素子に弾性力を及ぼしつつ弾性部を端子接続用電極に接触させる場合、端子接続用電極への接触点が一点だけであると、その一点に弾性力が集中してかかることにより、検出素子が破損してしまう可能性がある。したがって、請求項7に記載のガスセンサにおける上記端子は、請求項8に記載のように、検出素子と接触する複数の接触部を有するように波形形状に形成されているのが好ましい。
【0031】
このような構成のガスセンサにおいては、弾性力を複数の接触部により分散して検出素子に及ぼすことができるので、弾性力により検出素子が破損してしまうのを抑制することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施例について、図面とともに説明する。
図1は、本発明が適用されたガスセンサとしての第一実施例の酸素センサ1の構成を表した概略断面図である。
【0033】
図1に示すように、第一実施例の酸素センサ1は、軸方向に長尺な板状の検出素子10、中央に貫通孔21を有する筒状の主体金具20、外筒30、などから構成されている。
検出素子10は、図2に示すように、ジルコニア等を主成分とする酸素イオン伝導性固体電解質体からなる酸素濃淡電池素子11と、酸素濃淡電池素子11を所定の活性化温度に加熱するためのヒータ15と、が積層されたものとして構成されており、主体金具20に保持されている。尚、図2は検出素子10の構成を表す説明図である。また図3は、検出素子10の後端面の構成を表す概略側面図である。
【0034】
酸素濃淡電池素子11の先端側の両側面には、酸素濃度を検出する検出部19としての検知電極12a、基準電極12b(各々プラチナ製)が形成され、後端のヒータ接触面とは反対側の面には、検知電極12aに導通された端子接続用電極13と、基準電極12bに導通された端子接続用電極14とが、並べて配置されている。本実施例において、検知電極12aと端子接続用電極13とは一体形成されている。また、基準電極12bと端子接続用電極14とは、酸素濃淡電池素子11を貫通するスルーホール(図示せず)を介して導通されている。
【0035】
また、ヒータ15には、セラミック基体中に抵抗発熱体パターン16が埋設されており(具体的には、セラミックシート間に抵抗発熱体パターン16が配置されており)、ヒータ15の後端には、酸素濃淡電池素子11の接触面とは反対側の面に、ヒータ駆動用の電力を外部から供給するための一対の端子接続用電極17,18が形成されている。この端子接続用電極17,18と抵抗発熱体パターン16の両端とは、一方のセラミックシートを貫通する2つのスルーホール(図示せず)を介して導通されている。尚具体的に、計4つの端子接続用電極13,14,17,18は、図3に示すように、検出素子10の軸中心に対して対称的に配置されている。また、図2では図示していないが、酸素濃淡電池素子11の検知電極12aが形成された面には、検知電極12aの耐被毒性を確保するために、多孔質の電極保護層が積層される。
【0036】
一方、主体金具20は、軸方向に形成された貫通孔21を有し、この貫通孔21によって両端部が開口された中空状にされ、中央側壁に凸状の段部22を備えた構成にされている。
主体金具20の貫通孔21には、長板状の検出素子10の周囲を取り囲むセラミックホルダ25,26と、検出素子10の周囲を保持するためのセラミック粉末27とが、セラミックホルダ25、セラミック粉末27、セラミックホルダ26の順に先端側(下方)から積層されている。
【0037】
このセラミックホルダ25,26は、絶縁性セラミックにより、検出素子10を挿通可能な挿通孔を有した筒状体として構成されており、主体金具20は、セラミックホルダ25,26と、検出素子10側面を保持するセラミック粉末27を自身内側で保持することにより、検出素子10の軸方向における中央部付近の外周を電気的に絶縁した状態で貫通孔21内に固定する。この際、主体金具20は、貫通孔21の先端側から、検出素子10の上記検出部19を備える先端側を突出させ、貫通孔21の後端側から検出素子10の後端側を突出させるようにして検出素子10を保持する。
【0038】
また、主体金具20の外周には、排気管等の被測定ガスが充満する管の壁面に形成された取付孔(図示せず)に螺合可能な取付ねじ部23が形成されており、主体金具20は、取付孔に螺合して酸素センサ1を管に固定し、検出素子10の検出部19が形成された先端側を、管内に充満する被測定ガスに晒すようにして、管内側に配置する。
【0039】
尚、主体金具20の先端には、検出素子10の先端側を一定の間隔を隔てて覆う第一プロテクタ28及び第二プロテクタ29が取り付けられている。この第一プロテクタ28及び第二プロテクタ29には、被測定ガスを内側に導入するための複数のガス透過口28a,29aが形成されている。
【0040】
一方、外筒30は、検出素子10の後端側を含むセンサ各部を外部の水、油、飛び石等から保護するようにして内側に収容するためのものであり、ステンレス鋼などの金属によって筒状に形成され、先端開口部が主体金具20の段部22よりも後方側の部分に外嵌され、全周レーザ溶接等により固着されている。
【0041】
つまり、この外筒30は、主体金具20の後端より突出された検出素子10の後端側、セラミックにより中空状に形成された絶縁性のセラミックセパレータ40、そのセラミックセパレータ40を包囲する内筒50などのセンサ各部を収容している。尚、図4は、セラミックセパレータ40付近の構成を概略的に表す検出素子軸方向に沿う拡大断面図である。また、図5は、セラミックセパレータ40の軸方向に垂直な横断面の構成を表した概略断面図である。
【0042】
セラミックセパレータ40は、横断面が概ねH字状に形成された検出素子10及び後述する端子60装着用の貫通孔41を中央(軸中心)に有し、外縁が内筒50の内縁の形状と同形状(本実施例では円状)の筒状体として構成されている。
【0043】
そして、このセラミックセパレータ40は、貫通孔41内に挿入される検出素子10の端子接続用電極13,14が形成された側面及び端子接続用電極17,18が形成された側面にそれぞれに向かい合う自身内側の各側面(貫通孔41の各内側側面)に、軸方向に沿い、且つ端子接続用電極13,14間及び17,18間に位置するように凸条(即ち、「リブ43,44」)を有した構造にされている。
【0044】
このリブ43,44は、貫通孔41内に挿入される検出素子10の後端側面に接触しない程度に、セラミックセパレータ40の内側側面から突出されており、後述する形状の端子60をセラミックセパレータ40内部で位置決めして所定位置に固定するためのもの(位置決め構造)として設けられている。即ち、端子60は、リブ43,44によりセラミックセパレータ40の内側側面に形成される溝部45に収容されて位置決めされる。また、このリブ43,44により、隣り合って配置される端子60同士の短絡を確実に防止することができる。
【0045】
尚、このセラミックセパレータ40は、セラミック粉末を上記形状に成形した状態で焼成されており、組立式ではなく、単一部材で構成されている。つまり、このセラミックセパレータ40は、軸方向に垂直な横断面をとったときに、上記貫通孔41の内面に切れ目がないように構成されている。
【0046】
一方、上記セラミックセパレータ40の内側に収容される複数(本実施例では4本)の端子60は、弾性変形可能で、高温に繰り返し晒されてもその弾性(バネ弾性)を保持可能な周知のインコネルやステンレス鋼などの金属にて形成されている。また、各端子60は、検出素子10の後端側外面とセラミックセパレータ40(貫通孔41)の内面との間に挟持されて圧縮変形が可能なように、検出素子10とセラミックセパレータ40との間隔方向に高低差を複数有する波形形状にされた弾性部61を有している。
【0047】
換言すると、検出素子10の後端側外面とセラミックセパレータ40の内面との間に配置される端子60の弾性部61は、検出素子10とセラミックセパレータ40との距離を拡大させる方向の弾性力を発生する構成にされている。そして、セラミックセパレータ40の貫通孔41にリブ43,44に沿った形で各端子60を装着し、その状態でセラミックセパレータ40の収容部にあたる貫通孔41に検出素子10を挿入すると、波形形状により形成される弾性部61の複数の接触部60aが、検出素子10(端子接続用電極13,14,17,18を含む)と接触する。この接触により検出素子10の側面に弾性力を及ぼすと共にセラミックセパレータ40の内側側面に弾性力を及ぼして、その弾性力により検出素子10をセラミックセパレータ40内側で保持する。また、このセラミックセパレータ40と検出素子10の側面との間で挟持されることで発揮される弾性部61の弾性復元力(弾性力)により、セラミックセパレータ40は外筒30内部にて保持されることにもなる。
【0048】
尚、各端子60は、波形形状の弾性部61より先端側が折り曲げられて屈曲部62を有しており、端子60がセラミックセパレータ40と検出素子10との間に装着された状態において、屈曲部62は、セラミックセパレータ40の先端面を掛止しており、端子60の屈曲部62とは反対側の後端は、セラミックセパレータ40の後端面より突出している。
【0049】
その他、端子60の突出された後端は、酸素センサ1の外部へ延設された4本のリード線63,65(図では、2本のみ図示する。尚、他の2本は、紙面前方に位置している。)の各先端に設けられた端子接続金具63a,65aに固定されリード線63,65と電気的に接続されている。
【0050】
尚、本実施例の酸素センサ1においては、検出素子10にて生じた検出信号としての酸素濃淡電池起電力を外部に取り出すための検出信号出力用のリード線2本(一方は、図に示すリード線63)と、ヒータ駆動電力供給用のリード線2本(一方は、図に示すリード線65)が外部から外筒30の内部に引き込まれており、検出信号出力用の各リード線は、検出素子10の酸素濃淡電池素子11側に取り付けられた検出信号出力用の端子接続用電極13,14に接触する各端子60に接続され、ヒータ駆動電力供給用の各リード線は、ヒータ15の側面に取り付けられた端子接続用電極17,18に接触する各端子60に接続されている。
【0051】
一方、内筒50は、横断面が円状の金属製筒状体であり、セラミックセパレータ40を外部の衝撃から保護するための保護部材として設けられている。また、この内筒50は、外径が、内筒外側側面(即ち、径方向外周面)に対向する外筒30の内径より所定長さ小さく設計され、内径がセラミックセパレータ40の外径より若干大きく設計されている。つまり、内筒50は、セラミックセパレータ40の外側側面(即ち、外周面)に対して所定の空隙を有した状態で、そのセラミックセパレータ40の外側側面を包囲する構成にされている。
【0052】
また、この内筒50は、先端に径方向外側に折曲された折曲部51を備えており、この折曲部51は、主体金具20の後端の加締めによってセラミックホルダ25,26等を主体金具20内側の貫通孔21内に収容し検出素子10を固定する際に、同時に加締め部20aによってセラミックホルダ26の後端面との間で挟持され、主体金具20に固定される。
【0053】
この他、内筒50は、後端に径方向内側に折曲されたセパレータ固定部53を備えている。内筒50の内部にセラミックセパレータ40を収容した状態で、当該内筒50を上記加締めにより主体金具20へ固定すると、セパレータ固定部53がセラミックセパレータ40の後端面を軸方向先端側に向かって押圧して、セラミックセパレータ40の先端面が主体金具20の後端に位置するセラミックホルダ26の後端面に押圧される。これによって内筒50内のセラミックセパレータ40を軸方向に安定して固定することができる。
【0054】
また、この内筒50の主体金具20への固定により、内筒50の外側側面(径方向外周面)と、その外側側面に対向する外筒30の内側側面(即ち、内周面)との間には、その間隔方向(即ち、外筒30の軸中心から延びる径方向)に、0.3mm以上の空隙が形成される。即ち、内筒50は、外筒30の内周面に接触しないように固定される。尚、酸素センサ1では、外筒30の内側側面と、内筒50の外側側面と間で最も短くなる空隙の間隔Aが上記条件を満たすようにされている。
【0055】
この他、酸素センサ1において、上記内筒50及びセラミックセパレータ40は、外筒30の後端より内部に収容されている。また、内筒50及びセラミックセパレータ40より後方に位置する外筒30後端には、その開口された後端部を閉塞してセンサ内部を気密に保持するためのシール部材として、ゴム製のグロメット67が装着されている。
【0056】
グロメット67は、外周面が外筒30の内側側面に密着可能な形状にされている。また、このグロメット67は、上記検出信号出力用の2本のリード線(リード線63)を挿通して外部に延長するための2つのリード線挿通孔(一方は、リード線挿通孔68である。他方は、紙面前方に位置する。)と、上記ヒータ駆動電力供給用のリード線(リード線65)を挿通して外部に延長するための2つのリード線挿通孔(一方は、リード線挿通孔69である。他方は、紙面前方に位置する。)とを、備えており、これらのリード線挿通孔を介して端子60に繋がる各リード線を外部に導いている。尚、これらのリード線挿通孔は、グロメット67の軸方向に貫通するようにして形成されている。
【0057】
また、このグロメット67は、外筒30内に上記セラミックセパレータ40、内筒50、端子60等が収納された後に外筒30後端に装着され、この後に外筒30後端の側面から加締められ、自身と外筒30との間の空隙及びリード線とリード線挿通孔との間の空隙を閉塞して、外筒30後端からの水分等の外筒30内部への侵入を防止する。
【0058】
さて、表1は、地面に固定された状態で地面に対して垂直方向に延びる固定板の螺子孔に、酸素センサ1の取付ねじ部23を螺合することにより、酸素センサ1を、地面に対して酸素センサ1の中心軸線が平行になるように固定し、この状態で、酸素センサ1の中心軸線から垂直な方向2mの高さから、17gの鉄球をガイドパイプに沿って外筒30の外周面に200回落下させた耐久試験の結果である。
【0059】
表1では、外筒30の厚みが0.3mm、0.4mm、0.5mm、0.8mmである酸素センサ1のそれぞれについて、外筒30の内周面と内筒50の径方向外周面との間で最も短くなる間隔の空隙(図1における空隙A参照)を0.1mm、0.3mm、0.5mmに設定にして上記耐久試験を行った結果を示し、外筒30が変形して内筒50外周面に接触したか否かで耐久を評価した(○は外筒30が内筒50に接触していないことを表し、×は外筒30が内筒50に接触したことを表す)。
【0060】
【表1】
【0061】
表1からも理解できるように、外筒30の内周面と内筒50の径方向外周面との空隙が0.3mm以上である酸素センサ1においては、耐久試験において良好な結果を得ることができた。即ち、本実施例の酸素センサ1のように、厚みが0.3mm以上で硬度が300Hv以上の外筒30を用いると共に、外筒30の内周面と内筒50の径方向外周面との間に0.3mmの空隙を形成すれば、外筒30が外部から衝撃を受けて内側方向に歪んでも、それによって内側に変形した外筒30内周面が内筒50外周面に接触するのを防止することができる。
【0062】
尚、外筒30の肉厚は0.3mm以上0.8mm以下であることが望ましい。この肉厚が0.3mm未満になると、強度的に外筒30が弱くなりわずかの衝撃でも外筒30自身が変形・破損を生じる可能性がある。
他方、この肉厚が0.8mmを越えると、外筒30自身の加工が困難になったりガスセンサの重量が増大したりする場合がある。また、外筒30の硬度については、250Hv以上、好ましくは、300Hv以上であることが望ましい。この硬度が250Hv未満になると、わずかの衝撃でも外筒30自身が変形・破損を生じる可能性がある。他方、この硬度の上限としては、加工時に外筒30に割れが生じないようにするために、420Hv以下とすることが望ましい。
【0063】
以上、酸素センサ1の構成について説明したが、本実施例においては、セラミックセパレータ40が単一部材で構成されているので、従来のように端子60を検出素子10に接触させて固定するための構造を組立により形成する必要がなく、結果、酸素センサ1の製造工程を簡素化することができる。したがって、酸素センサ1の生産効率を向上させることができる。
【0064】
尚、本実施例の酸素センサ1においては、検出素子10をセラミックホルダ25,26との間に介在するセラミック粉末27により主体金具20内にて保持するようにしたが、本発明のガスセンサにおける検出素子を保持する構成は、これに限定されない。ところで、セラミックホルダ25,26、及びセラミック粉末27を主体金具20内に保持する構成では、例えば、セラミック粉末27の後端側に隣接するセラミックホルダ26(第二セラミックホルダ26)を用いて、検出素子10の端子接続用電極13,14,17,18と各端子60とを接触する構成を図ることも考えられる。つまり、主体金具20の後端側の内側にて保持される第二セラミックホルダ26の貫通孔内周面と検出素子10側面との間に端子60を挟持する構成にするのである。
【0065】
しかし、セラミック粉末27を備える形で検出素子10を主体金具20内にて保持させた場合、このセラミック粉末27が排気管内に生じる水分や湿度の影響を受けて吸水する可能性がある。そのために、セラミック粉末27に隣接する第二セラミックホルダ26を用いて検出素子10の端子接続用電極13,14,17,18と各端子60との接触を図った場合、セラミック粉末27による吸水の影響が第二セラミックホルダ26に及び短絡等を引き起こす可能性がある。
【0066】
一方、セラミック粉末27を備える形で検出素子10を主体金具20内に保持する構成であっても、本発明のように、検出素子10の後端側を主体金具20の後端から突出させ、その後端側の周囲を収容するように第二セラミックホルダ26とは別部材のセラミックセパレータ40(即ち、端子固定部材)を設ける構成を図ることにより、各端子60と検出素子10の端子接続用電極13,14,17,18との接触を実現させるセラミックセパレータ40をセラミック粉末27から離間させ、上記のようにセラミック粉末27の吸水に伴う短絡等の不具合を生ずることのない信頼性の高いガスセンサを提供することができる。
【0067】
この他、本実施例では、セラミックセパレータ40の内側側面にリブ43,44を設けて、端子60の位置決め構造を形成しているため、端子60をセラミックセパレータ40内の所定位置に適切に配置することができて、端子60を検出素子10の端子接続用電極13,14,17,18に良好に接触させることができる。
【0068】
また、本実施例の酸素センサ1においては、セラミックセパレータ40が、保護部材としての内筒50を介して、外筒30の内側側面から所定間隔離れた位置に配置されているので、外筒30が外的衝撃等によって歪んでも、それによって、セラミックセパレータ40が破損したり、検出素子10が折れたりするのを防止することができる。
【0069】
特に、本実施例の酸素センサ1では、内筒50後端のセパレータ固定部53でセラミックセパレータ40を主体金具20側のセラミックホルダ26の後端面に押圧する手法を採用し、セラミックセパレータ40を、内筒50の内側側面に接触させないようにして固定しているので、内筒50によって、外的衝撃がセラミックセパレータ40に影響を与えるのを効果的に防止することができる。
【0070】
次に、第二実施例として、酸素センサ71の構成について図6を用いて説明する。尚、図6は、第二実施例の酸素センサ71内部の構成を表した軸方向の概略断面図である。第二実施例の酸素センサ71の構成は、第一実施例の酸素センサ1の構成と類似するため、以下では、第一実施例の酸素センサ1と異なる構成に関してのみ詳細に説明することとし、同一構成の各部の詳細説明は省略することとする。
【0071】
図6に示すように、第二実施例の酸素センサ71は、主に、後端に端子接続用電極13,14,17,18を備えた検出素子10’と、検出素子10’の径方向周囲を取り囲む主体金具20と、リード線63,65に繋がる端子80と、端子80を内側に収容するセラミックセパレータ90と、内筒50と、主体金具20より後部に配置される検出素子10’の後部、端子80、セラミックセパレータ90、内筒50、グロメット67などを、内側に収容する外筒30と、を備えている。
【0072】
検出素子10’は、第一実施例の酸素センサ1の検出素子10と軸方向の長さが異なる程度で略同一形状に構成され、主体金具20は、酸素センサ1と同形状にされている。この検出素子10’は、酸素センサ1と同様に、両端が主体金具20から突出された状態で、セラミックホルダ25,26、セラミック粉末27等を介して主体金具20に固定されている。
【0073】
また、検出素子10’の後端には、横断面が第一実施例のセラミックセパレータ40の貫通孔41と同様にH字形状にされた貫通孔91を有するセラミックセパレータ90が装着されている。
このセラミックセパレータ90は、折曲部51で加締められ主体金具20に固定された内筒50に包囲されており、その内筒50後端に設けられたセパレータ固定部53により板バネ93を介して、内筒50内側で主体金具20のセラミックホルダ26後端面に向かって押圧され、所定位置に固定されている。
【0074】
また特に、このセラミックセパレータ90は、外径が内筒50の内径と略同一寸法にされており、内筒50の内側側面に接触する構成にされている。つまり、セラミックセパレータ90は、外側側面(即ち、外周面)を内筒50の内側側面に支持されて、内筒50内側に固定されている。
【0075】
また、このセラミックセパレータ90の貫通孔91には、一端がリード線63,65の端子接続金具63a,65a(尚、図示しないが、第一実施例の酸素センサ1と同様、酸素センサ71には、端子接続金具を有するリード線が更に二つ備えられている。)に固定され、他端が検出素子10’の端子接続用電極13,14,17,18に接触する弾性変形可能な4つの端子80が装着されている。
【0076】
この4つの端子80は夫々、金属板の曲折により形成されており、セラミックセパレータ90の内側側面に接触するセパレータ接触部80aと、セパレータ接触部80aの先端から後端側に位置する検出素子10’の上記セパレータ接触部80aに対向する端子接続用電極13,14,17,18方向に延びる電極接触部80bと、セパレータ接触部80aの後端からリード線63,65の端子接続金具63a,65a方向に延び、その端子接続金具63a,65aに固定されるリード線接触部80cと、を備えている。
【0077】
各端子80の電極接触部80bは、セパレータ接触部80aに対向する検出素子10’の端子接続用電極13,14,17,18のいずれかと接触する接触部80dを有し、接触部80dより周囲で、セラミックセパレータ90内側側面方向に反った形状にされている。この端子80は、検出素子10’の後端側側面とセラミックセパレータ90の間隔方向に、弾性を有しており、セラミックセパレータ90と検出素子10’との間に介装されると、弾性変形して検出素子10’側面に弾性力を及ぼしつつ、接触部80dにて検出素子10’の端子接続用電極13,14,17,18に接触して、その端子接続用電極13,14,17,18と電気的に接続される。
【0078】
以上、第二実施例の酸素センサ71の構成について説明したが、第二実施例の酸素センサ71においては、セラミックセパレータ90を、内筒50の内側で嵌合するようにして固定することができるので、セラミックセパレータ90の位置決めを簡単に行うことができて、検出素子10に対して安定してセラミックセパレータ90を固定することができる。その他、概ね第一実施例の酸素センサ1と同様の効果を得ることができる。
【0079】
尚、本発明の外部カバーは、本実施例における外筒30に相当する。また、本発明の端子固定部材は、本実施例におけるセラミックセパレータ40,90に相当する。そして、セラミックセパレータ40,90は、軸方向に形成された貫通孔41,91によって両端が開口された中空状にされている。また、セラミックセパレータ40,90は、外筒30との間で所定の空隙を形成する内筒50より外径が小さく設定されることにより、自身外周面とその外周面に対向する外筒30内周面との間に所定の空隙を形成可能な構成にされている。
【0080】
また、本発明の保護部材は、内筒50に相当し、本発明の保護部材の後端に設けられた折曲部は、本実施例の内筒50の後端に設けられたセパレータ固定部53に相当する。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明のガスセンサは、上記実施例の内容に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。
【0081】
第一実施例及び第二実施例では、セラミックセパレータ40,90を、主体金具20後端側に位置するセラミックホルダ26に当接させて、セラミックセパレータ40,90の軸方向の位置決めを図るようにした酸素センサ1,71について説明したが、例えば、セラミックセパレータ40,90をセラミックホルダ26の後端面から所定間隔離して固定するようにしてもよい。この場合には、内筒50内側のセラミックセパレータ40,90を端子60,80の弾性力を利用して保持するようにすればよい。
【0082】
この他、第一実施例及び第二実施例では、4つの端子接続用電極13,14,17,18を後部に有する検出素子10,10’を備えた酸素センサ1,71を例に挙げて説明したが、勿論、その他の数(例えば、5個、6個)の端子接続用電極を有する検出素子を備えたガスセンサに、本発明を適用することも可能である。
【0083】
例えば、検出素子の両面に3つずつ計6つの端子接続用電極を有する検出素子を備えるガスセンサに本発明を適用する場合には、図7に示すように、セラミックセパレータ100の貫通孔101の横断面を、概略「王」字状にすればよい。つまり、検出素子の端子接続用電極に対向するセラミックセパレータ100の各内側側面に、軸方向に延びる凸条を等間隔で2つずつ形成し、これによって計4つのリブ103〜106を形成すればよい。このリブ103〜106に沿って端子をセラミックセパレータ100に挿入して、検出素子側面と、セラミックセパレータ100の内側側面との間に端子を介装すれば、セラミックセパレータ100内において、端子を所定位置に固定して、その端子を良好な状態で検出素子の端子接続用電極に電気的に接続することができる。
【0084】
また、上記実施例では、酸素センサを例に挙げて説明したが、勿論、その他の種類のガスセンサに本発明を適用することも可能であるし、板状の検出素子10,10’以外の形状の検出素子を使用するガスセンサに本発明を適用することも可能である。
【0085】
この他、上記実施例では、内筒50の先端を主体金具20側に固定するようにしたが、このように内筒50を固定する必要は必ずしもなく、例えば、内筒50外側側面と外筒30内側側面とを、軸方向に垂直に延びる梁材などで接続して、内筒50を外筒30内側に固定してもよい。
【0086】
また、セラミックセパレータ40,90,100の先端面に位置決め用の凸部を設け、セラミックホルダ26の後端面に凹部を設けて、これらを合わせるようにして、セラミックセパレータ40,90,100を主体金具20側(セラミックホルダ26の先端面)に当接させれば、軸方向及び軸に垂直な方向に、セラミックセパレータ40,90,100を位置決めすることができる。このようにすれば、センサの組み立てを容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一実施例の酸素センサ1の構成を表す概略断面図である。
【図2】 検出素子10の構成を表す説明図である。
【図3】 検出素子10の軸方向から見た後端面の構成を表す概略側面図である。
【図4】 セラミックセパレータ40付近の構成を概略的に表す拡大断面図である。
【図5】 セラミックセパレータ40の横断面の構成を表す概略断面図である。
【図6】 第二実施例の酸素センサ71の構成を表す断面図である。
【図7】 セラミックセパレータ100の横断面の構成を表す概略断面図である。
【図8】 従来のガスセンサ121の構成を表す概略断面図である。
【符号の説明】
1,71…酸素センサ、10,10’…検出素子、11…酸素濃淡電池素子、12a…検知電極、12b…基準電極、13,14,17,18…端子接続用電極、15…ヒータ、19…検出部、20…主体金具、20a…加締め部、21,41,91,101…貫通孔、22…段部、23…取付ねじ部、25,26…セラミックホルダ、27…セラミック粉末、28,29…プロテクタ、28a,29a…ガス透過口、30…外筒、40,90,100…セラミックセパレータ、43,44,103〜106…リブ、45…溝部、50…内筒、51…折曲部、53…セパレータ固定部、60,80…端子、60a,80d…接触部、61…弾性部、62…屈曲部、63,65…リード線、63a,65a…端子接続金具、67…グロメット、68,69…リード線挿通孔[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a gas sensor that can be installed in an exhaust system or the like of an internal combustion engine to detect the concentration of a specific gas component in a mixed gas (exhaust gas or the like).
[0002]
[Prior art]
Conventionally, various types of gas sensors such as an HC sensor, a NOx sensor, and an oxygen sensor that detect the concentration of a specific gas component from a mixed gas are known.
[0003]
Further, as such a gas sensor, a terminal connection electrode for outputting a detection signal from the detection unit of the detection element is provided on the rear end side of the detection element, and the detection unit formed on the front side of the detection element is covered. While exposing to the measurement gas, the rear end side of the detection element is projected from the rear end of the metal shell constituting the element holder, and the terminal connection electrode of the detection element and the lead wire for detection signal output, etc. What is electrically connected via various members is known.
[0004]
As the gas sensor, for example, a platinum (Pt) wire having a function as the terminal connection electrode of the detection element is extended to a size connectable to the tip of the lead wire, and one end thereof is fixed to the detection element. An oxygen sensor having the other end connected to a lead wire is known.
[0005]
However, in the sensor having such a configuration, there is a problem that the platinum wire is easily broken due to an external impact or the like. Therefore, conventionally, a terminal fixing member having a terminal connected to the lead wire is attached to the back of the detection element. The above problem has been solved by connecting to the terminal connection electrode formed on the end side.
[0006]
For example, in a gas sensor 121 as shown in FIG. 8 represented by Japanese Patent Laid-Open No. 2001-188060, the
[0007]
In addition, in the gas sensor described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-190716, terminals are arranged at predetermined positions in the caulking ring by various parts such as a pair of insulating housings and a pair of fixing brackets, and this is arranged at the rear end of the detection element. The terminal is brought into contact with the terminal connection electrode of the detection element by fixing the caulking ring to the inner cylinder member, thereby maintaining the electrical connection between the lead wire and the terminal connection electrode. It was like that.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the gas sensor 121 configured as shown in FIG. 8, the outer side surface (outer peripheral surface) of the
[0009]
On the other hand, in the latter gas sensor, the caulking is arranged with a predetermined gap from the outer cover, so that the external impact is hard to reach the caulking and is detected in comparison with the gas sensor of FIG. It was possible to suppress a load from being applied to the rear end of the element. However, since the terminals must be arranged at predetermined positions in the caulking ring using various parts, the number of assembly steps is large and the production efficiency is not very good. In addition, since the terminal is fixed in the caulking ring by various parts composed of a plurality of members, the dimensional accuracy of the various parts tends to affect the fixing force of the terminal, and it is not easy to fix the terminal stably.
[0010]
The present invention has been made in view of these problems, and an object of the present invention is to provide a gas sensor that can be easily assembled and is resistant to external impact.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve this object, the invention according to
[0012]
In addition, the terminal fixing member has a housing portion that surrounds the periphery of the rear end side of the detection element, and has a predetermined gap between its radial outer peripheral surface and the outer cover inner peripheral surface facing the radial outer peripheral surface. It is comprised with the single hollow member which can form a space | gap. In addition, the gas sensor is configured such that the terminal and the terminal connection electrode of the detection element come into contact with each other and the terminal is connected to the terminal fixing member and the detection element by accommodating the rear end side of the detection element in the accommodating portion of the terminal fixing member. It is configured to be sandwiched between and fixed.
[0013]
In the gas sensor according to
[0014]
In addition, in the gas sensor according to the first aspect, since the terminal fixing member is constituted by a single member, it is not necessary to assemble the terminal fixing member using a plurality of members, compared with the gas sensor exemplified in the prior art. The number of processes during manufacturing can be reduced. The term “single member” as used herein is configured so that there is no break in the housing surrounding the rear end side of the detection element when a cross section perpendicular to the axial direction is taken with respect to the terminal fixing member. Means what is being.
[0015]
Further, if a terminal fixing member is constituted by a plurality of members and each member is stacked in a direction perpendicular to the axial direction to fix the terminal, there is a possibility that the terminal cannot be fixed satisfactorily. Then, since the terminal fixing member is constituted by a single member, the terminal is satisfactorily positioned between the detection element and the terminal fixing member (that is, the terminal connection electrode of the detection element and the terminal are excellent). It can be fixed in the form of being clamped at a connectable position).
[0016]
In other words, according to the present invention, it is possible to effectively suppress the terminal fixing member and thus the detection element from being damaged by an external impact while suppressing the number of assembly steps. As a result, the durability is excellent. A highly reliable gas sensor can be provided at low cost.
[0017]
In the present invention, an insulating ceramic holder surrounding the periphery of the detection element is provided inside the rear end side of the metal shell, and the gas sensor is attached to the bent portion provided at the rear end of the metal shell. By pressing the terminal fixing member against the rear end surface of the ceramic holder, the terminal fixing member is fixed so as not to be displaced with respect to the detection element.
In the gas sensor having such a configuration, since the terminal fixing member can be fixed in the axial direction of the detection element by the bent portion, the terminal fixing member swings in the axial direction of the detection element due to external vibration. Can be prevented. In addition, since the terminal fixing member is fixed to the rear end surface of the ceramic holder disposed inside the rear end side of the metal shell using the protective member, the terminal fixing member is fixed perpendicular to the axial direction of the detection element. The terminal fixing member can be made not to swing in the direction. Therefore, according to this gas sensor, it is possible to maintain a good electrical connection between the terminal connection electrode and the terminal regardless of an external impact or the like, and the terminal fixing member is shaken by receiving an external impact. It can suppress more reliably that it moves and a detection element breaks.
The terminal fixing member may be brought into contact with the rear end surface of the ceramic holder. In this way, the terminal fixing member can be easily positioned with respect to the detection element axial direction.
[0018]
Further, the terminal fixing member of the gas sensor may be a hollow member that includes a through hole that penetrates the terminal fixing member in the axial direction, and that uses the through hole as an accommodating portion that accommodates the rear end side of the detection element. In addition, it is a hollow member provided with a bottomed recess extending in the axial direction from the surface (front end surface) facing the detection element side of the terminal fixing member, and the recess is used as an accommodating portion for accommodating the rear end side of the detection element. There may be.
Further, the protective member may be an impact absorbing material having elasticity, or may be a metallic cylindrical body surrounding the terminal fixing member. In particular, when the protective member is made of a metal cylindrical body, the durability of the sensor can be effectively improved against a strong impact from the outside.
[0019]
According to a second aspect of the present invention, when a gap is provided between the radially outer peripheral surface of the protective member and the inner peripheral surface of the outer cover facing the radially outer peripheral surface, the outer cover is subjected to a strong impact from the outside. It is possible to effectively prevent the impact from being transmitted directly to the terminal fixing member when the is recessed inward. More specifically, when the protective member is a cylindrical body, the outer diameter of the cylindrical body may be smaller than the inner diameter of the outer cover by a predetermined length.
[0020]
In particular, as described in
[0021]
Further, in the gas sensor (
When the gas sensor vibrates due to an external factor, the protection member vibrates relative to the metal shell if the metal shell that holds the protective member and the detection element does not vibrate. May put a load on the detection element through the terminal fixing member. On the other hand, the present invention (Claim 4If the gas sensor is configured as in (), the protection member can be interlocked with the vibration of the metal shell that holds the detection element, and the protection member is disposed at a fixed position relative to the metal shell. be able to. As a result, it is not necessary to apply a load due to vibration or the like to the detection element. Therefore, it is possible to prevent the detection element from being damaged due to an external impact or the like and being damaged.
[0022]
In addition, when fixing a protection member as described in
[0027]
In addition, claims 1 toClaim 5In the gas sensor according to any one of the above, it is preferable that the terminal fixing member be provided with a positioning structure for positioning the terminal at a predetermined position between the detection element and the inner surface of the terminal fixing member.
It was configured like thisClaim 6Since the terminal can be appropriately connected to the terminal connection electrode of the detection element, the detection signal can be satisfactorily taken out from the lead wire. Moreover, since it has a positioning structure, it can suppress that the position of a terminal shifts | deviates by the strong impact from the outside.
[0028]
More specifically, the positioning structure is formed by forming a positioning rib on the inner surface of the terminal fixing member for fixing the terminal at a predetermined position of the detection element between the detection element and the inner surface of the terminal fixing member. The terminal fixing member which has can be formed.
Moreover, the terminal accommodated inside the terminal fixing member isClaim 7As described above, it is preferable to have an elastic portion that contacts the terminal connection electrode of the detection element while being elastically deformed while being sandwiched between the terminal fixing member and the detection element.
[0029]
Configured like thisClaim 7In the gas sensor described in (2), in addition to being able to connect the terminal well to the terminal connection electrode of the detection element, an elastic part that is exerted by pinching an external impact between the terminal fixing member and the detection element It can be absorbed by elastic force. Further, it is possible to fix the terminal fixing member by utilizing the elastic restoring force of the elastic portion sandwiched between the terminal fixing member and the detection element.
[0030]
In addition, when the elastic portion is brought into contact with the terminal connection electrode while exerting an elastic force on the detection element, if the contact point to the terminal connection electrode is only one point, the elastic force is concentrated on that one point. The detection element may be damaged. Therefore,Claim 7The terminal in the gas sensor described inClaim 8As described above, it is preferably formed in a corrugated shape so as to have a plurality of contact portions in contact with the detection element.
[0031]
In the gas sensor having such a configuration, the elastic force can be dispersed by the plurality of contact portions and exerted on the detection element, so that the detection element can be prevented from being damaged by the elastic force.
[0032]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
FIG. 1 is a schematic sectional view showing a configuration of an
[0033]
As shown in FIG. 1, the
As shown in FIG. 2, the
[0034]
A detection electrode 12a and a reference electrode 12b (each made of platinum) as a
[0035]
The
[0036]
On the other hand, the
In the through
[0037]
The
[0038]
Further, on the outer periphery of the
[0039]
A
[0040]
On the other hand, the
[0041]
That is, the
[0042]
The
[0043]
The
[0044]
The
[0045]
The
[0046]
On the other hand, the plurality (four in this embodiment) of
[0047]
In other words, the
[0048]
Each terminal 60 has a
[0049]
In addition, the protruding rear end of the terminal 60 has four
[0050]
In the
[0051]
On the other hand, the
[0052]
In addition, the
[0053]
In addition, the
[0054]
Further, by fixing the
[0055]
In addition, in the
[0056]
The
[0057]
The
[0058]
Now, Table 1 shows that the
[0059]
In Table 1, for the
[0060]
[Table 1]
[0061]
As can be understood from Table 1, in the
[0062]
Note that the thickness of the
On the other hand, if the thickness exceeds 0.8 mm, it may be difficult to process the
[0063]
Although the configuration of the
[0064]
In the
[0065]
However, when the
[0066]
On the other hand, even in the configuration in which the
[0067]
In addition, in this embodiment, since the
[0068]
In the
[0069]
In particular, in the
[0070]
Next, as a second embodiment, the configuration of the
[0071]
As shown in FIG. 6, the
[0072]
The
[0073]
In addition, a
The
[0074]
In particular, the
[0075]
The through
[0076]
Each of the four
[0077]
The electrode contact portion 80b of each terminal 80 has a contact portion 80d that comes into contact with any one of the
[0078]
The configuration of the
[0079]
The outer cover of the present invention corresponds to the
[0080]
The protective member of the present invention corresponds to the
As mentioned above, although the Example of this invention was described, the gas sensor of this invention is not limited to the content of the said Example, It can take a various aspect.
[0081]
In the first embodiment and the second embodiment, the
[0082]
In addition, in the first embodiment and the second embodiment, the
[0083]
For example, when the present invention is applied to a gas sensor including a detection element having a total of six terminal connection electrodes, three on each side of the detection element, the crossing of the through-
[0084]
In the above embodiment, the oxygen sensor has been described as an example. Of course, the present invention can also be applied to other types of gas sensors, and shapes other than the plate-
[0085]
In addition, in the said Example, although the front-end | tip of the
[0086]
The
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view showing the configuration of an
FIG. 2 is an explanatory diagram showing a configuration of a
FIG. 3 is a schematic side view showing a configuration of a rear end surface viewed from the axial direction of
FIG. 4 is an enlarged cross-sectional view schematically showing a configuration in the vicinity of a
FIG. 5 is a schematic cross-sectional view showing a configuration of a cross section of a
FIG. 6 is a cross-sectional view illustrating a configuration of an
7 is a schematic cross-sectional view showing a configuration of a transverse cross section of the
FIG. 8 is a schematic cross-sectional view showing the configuration of a conventional gas sensor 121.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (8)
該検出素子の先端側を自身先端から被測定ガスに晒し、該検出素子の後端側を自身後端から突出させるようにして、該検出素子の周囲を取り囲む筒状の主体金具と、
該主体金具に固定され、該主体金具の後端より突出された前記検出素子の後端側を内側に収容する外部カバーと、
該外部カバー内側において前記検出素子の後端側に装着される絶縁性の端子固定部材と、
当該センサ外部より延びるリード線と電気的に接続されると共に、前記端子固定部材内に配置される端子と、
前記主体金具の後端側の内部において、前記検出素子の周囲を取り囲む絶縁性のセラミックホルダと、
を備えたガスセンサであって、
前記端子固定部材の少なくとも径方向外周面を包囲して前記端子固定部材を外部の衝撃から保護するための保護部材、を前記外部カバー内側に備え、
前記端子固定部材は、前記検出素子の後端側の周囲を取り囲む収容部を有し、自身の径方向外周面と該径方向外周面に対向する前記外部カバー内周面との間に所定の空隙を形成可能な単一の中空状部材で構成され、
前記端子固定部材の前記収容部に前記検出素子の後端側が収容されることによって、前記端子と前記検出素子の前記端子接続用電極とが接触すると共に、前記端子が前記端子固定部材と前記検出素子との間で挟持されて固定され、
前記保護部材は、自身の後端に設けられた折曲部にて前記端子固定部材を、前記セラミックホルダの後端面に押圧することにより、前記端子固定部材を前記検出素子に対して変位しないように固定する構成にされていることを特徴とするガスセンサ。A detection element that includes a detection unit on the front end side, and that includes a terminal connection electrode on the rear end side and extends in the axial direction;
A cylindrical metal shell that surrounds the periphery of the detection element, exposing the front end side of the detection element to the gas to be measured from the front end, and projecting the rear end side of the detection element from the rear end of the detection element,
An outer cover that is fixed to the metal shell and accommodates the rear end side of the detection element protruding from the rear end of the metal shell,
An insulating terminal fixing member attached to the rear end side of the detection element inside the outer cover;
A terminal that is electrically connected to a lead wire extending from the outside of the sensor and disposed in the terminal fixing member;
Insulative ceramic holder that surrounds the periphery of the detection element in the rear end side of the metal shell,
A gas sensor comprising:
A protective member for enclosing at least a radially outer peripheral surface of the terminal fixing member to protect the terminal fixing member from an external impact, and provided inside the outer cover,
The terminal fixing member has a housing portion that surrounds the periphery of the rear end side of the detection element, and has a predetermined gap between its own radial outer circumferential surface and the outer cover inner circumferential surface facing the radial outer circumferential surface. Consists of a single hollow member capable of forming a void,
When the rear end side of the detection element is accommodated in the accommodating portion of the terminal fixing member, the terminal and the terminal connection electrode of the detection element come into contact with each other, and the terminal is in contact with the terminal fixing member and the detection. Sandwiched between the elements and fixed ,
The protective member does not displace the terminal fixing member with respect to the detection element by pressing the terminal fixing member against the rear end surface of the ceramic holder at a bent portion provided at the rear end of the protective member. The gas sensor is configured to be fixed to the gas sensor.
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