JP4004933B2 - Authenticity determination sheet, authenticity determination sheet authentication method and authenticity determination system - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、真贋判定対象の透かしが形成された真贋判定用シートおよび形成された透かしに基づいて当該シートの真贋を判定する真贋判定方法、真贋判定システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばチケットやラベル等の偽造防止用としていわゆる透かしを形成することが一般的に行われている。透かしは、抄紙時に形成するものから、型ロールでの型押しによる形成、さらにはレーザ加工により目視し難いハーフカットにより形成することも知られている。このようなレーザ加工のハーフカットにより所定形状の透かしを形成する技術が以下の特許文献等により知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−95899号公報
【特許文献2】
特開平10−236000号公報
【0004】
上記型押しによる透かし形成では型ロールを変更しない限り形状が一律となることに比べ、レーザ加工のハーフカットによる透かしの形成はレーザ加工時の加工データの変更によって容易に変更することができるというメリットがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、透かしを形成することだけでもカラープリンタやカラーコピー等による偽造を透かしの有無で防止することができるものであるが、型押し等で透かしも偽造された場合には、その真贋を判定することが困難であるという問題がある。
【0006】
そこで、本発明は上記課題に鑑みなされたもので、形成された透かしに基づいて真贋を確実に判定することを可能とする真贋判定用シート、真贋判定方法および真贋判定システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の発明では、所定の表示情報の他に、レーザ照射による目視困難な非貫通のハーフカットにより所定形状の透かしが形成される真贋判定用シートであって、設定された前記透かしの形状、および設定された当該透かしを形成するためのレーザ照射に関する加工データの一部を構成する加工要素に基づいて、前記レーザ照射により前記ハーフカットで削り取る対象のうち、非照射部分を設定した所定間隔の走査での前記レーザ照射により当該設定された形状で形成される透かしと、所定部分に形成され、前記透かし形成における前記レーザ照射に関する透かし形成時の所定の加工要素を特定するための加工特定符号と、を有する構成とする。
【0008】
請求項2の発明では、請求項1記載の真贋判定用シートにおける前記ハーフカットによる透かし形成のレーザ照射に関する所定対応の加工データの一部を構成する加工要素が格納手段に格納され、真贋判定対象のシートに形成された透かしの加工要素を特定して当該シートの真贋判定を行う真贋判定方法であって、真贋判定対象のシートに対し、当該シートの少なくとも上記透かしおよび加工特定符号を撮像するステップと、撮像データに基づいて、前記加工特定符号を認識すると共に、前記透かしの形態を認識して当該透かし形成のレーザ照射に関する加工データの一部を構成する所定の加工要素を特定するステップと、前記認識された加工特定符号に基づいて、透かし形成時の前記予め設定されたレーザ照射に関する対応の加工要素を前記格納手段より取得するステップと、前記撮像データに基づいて特定した前記所定の加工要素と前記格納手段より取得した前記透かし形成の加工要素とを照合することで前記シートの真贋判定するステップと、を含む構成とする。
【0009】
請求項3の発明では、請求項1記載の真贋判定用シートにおける前記ハーフカットによる透かし形成のレーザ照射に関する所定対応の加工要素を特定して当該シートの真贋判定を行う真贋判定システムであって、前記真贋判定シートへの透かし形成の前記所定対応の加工データの一部を構成する加工要素が格納される格納手段と、真贋判定対象のシートに対して少なくとも前記透かしおよび加工特定符号を撮像する撮像手段と、前記撮像手段で撮像した撮像データに基づいて、前記加工特定符号および前記透かしの形態を認識し、当該透かし形態より加工要素を特定すると共に、当該認識された加工特定符号より特定される前記加工データの一部を構成する透かし形成時の加工要素を前記格納手段より取得し、互いの透かし形成のレーザ照射に関する加工要素同士を照合することで前記シートの真贋判定する真贋判定処理手段と、を有する構成とする。
【0010】
このように、真贋判定用シートに透かしおよび透かしを形成したときの透かし形成時の加工要素を特定する加工特定符号が形成され、少なくとも透かしおよび加工特定符号の撮像データより、透かしおよび加工特定符号を認識し、当該透かしより形成時のレーザ照射に関する加工データの一部を構成する加工要素を特定すると共に、認識した加工特定符号より透かし形成時のレーザ照射に関する透かし形成時の加工要素を取得し、当該レーザ照射に関する加工要素同士を照合することで真贋判定を行う。すなわち、形成されている透かしをレーザ照射に関する透かし形成時の加工データの一部を構成する加工要素に基づいて照合することから、形成された透かしの真贋を確実に判定することが可能となるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を図により説明する。
図1に本発明に係る真贋判定システムの構成図を示す。なお、本実施形態では真贋判定用シートを例えばチケットとして説明するが、ラベル等のおよそ透かしを形成するシート、さらには磁気カードやICカードにも適用することができるものである。また、形成される透かしは、いわゆる黒透かし、白透かしの何れであっても適用することができるものである。
【0012】
図1において、真贋判定システム11は、後述のレーザ加工による目視困難なハーフカットにより形成される透かしおよび印刷または印字で形成される識別符号(シリアル番号及び加工特定データ)が形成された真贋判定用シート12(図3で詳述する)に対し、撮像を行う撮像カメラ13および照明部14A(14B)で構成される撮像手段が配置される。そして、真贋判定は真贋判定処理手段15が行い、当該真贋判定処理手段15は加工データベース(DB)16(図2で詳述する)にアクセス自在とされる。
【0013】
上記撮像カメラ13は、例えば一般的に使用されているCCDカメラ等が使用できる。また、真贋判定用シート12に対して撮像カメラ13と対向面に照明部14Aが配置されるが、図面上破線で示すように当該撮像カメラ13と同一面上に照明部14Bを配置してもよい。すなわち、撮像カメラ13は、照明部14Aが真贋判定用シート12の対向面に配置される場合にはその照明部14Aからの撮像光の透過量の多寡で撮像可能であり、同一面上に照明部14Bが配置される場合には撮像光で生じる陰影により撮像可能である。また、照明部14A(14B)は、通常波長の撮像光を照射するもので、通常波長とは一般に使用される可視光で十分であるという意であり、特定波長を特に必要としないという意である。
【0014】
上記加工DB16は、対象の真贋判定用シート12に形成する透かしの加工データが格納されるもので、適宜、対象の真贋判定用シート12の透かし形成時に所定枚数毎に異なる形状とする場合に、対応毎の加工データがそれぞれ格納されものである。その一例が後述の図2に示される。
【0015】
上記真贋判定処理手段15は、撮像カメラ13で撮像した撮像データに基づいて、真贋判定用シート12に形成された加工特定符号および透かしの形態を認識し、当該透かし形態より加工要素を特定すると共に、当該認識された加工特定符号より特定される透かし形成時の加工要素を格納手段16より取得し、互いの透かし形成のレーザ照射に関する加工要素同士を照合することで当該真贋判定対象のシート12の真贋判定するもので、制御手段21、バス22、インタフェース(IF)23、撮像データ取得手段24、識別符号認識手段25、透かし加工形態認識手段26、透かし加工情報取得手段27、照合手段28および表示手段29を適宜備える。
【0016】
上記制御手段21は、このシステムの制御を統括するもので制御プログラムが格納される。上記IF23は、少なくとも撮像カメラ13からの撮像データを入力すると共に、加工DB16より所定の加工データ(加工要素)を入力する。上記撮像データ取得手段24は、撮像カメラ13からの撮像データを一旦記憶するもので、照合手段28による照合処理の作業領域ともなる。上記識別符号認識手段25は、撮像データより少なくとも加工特定符号(図3参照)を認識する。また、上記透かし加工情報取得手段27は、識別符号認識手段25が認識した加工特定符号により特定される加工データの所定の加工要素を加工DB16より取得する。
【0017】
上記透かし加工形態認識手段26は、上記撮像データより透かしの形態を認識し、当該透かし形成の加工要素を特定する。ここで、加工要素とは、例えばレーザ照射のスキャン角度、図形や文字の輪郭の有無、レーザ照射(レーザビーム)の間隔(ピッチ)、レーザビームの加工幅、透かしのタイプ等がある。上記照合手段28は、撮像データに基づいて特定した上記透かし形成の加工要素と上記特定された加工データの所定の加工要素とを照合することで対象の真贋判定用シート12の真贋判定を行う。そして、上記表示手段29は、照合手段28による照合結果を表示する。
【0018】
そこで、図2に図1の真贋判定システムにおける加工データベースの説明図を示すと共に、図3に図1の真贋判定システムで判定される真贋判定用シートの説明図を示す。上記加工DB16は、図2に示すように、対象の真贋判定用シート12の透かし形成時に所定枚数(ここでは対象枚葉)毎に異なる形状とする場合として対応毎の加工データをそれぞれ格納するもので、例えば、加工特定符号としての加工IDに対応した加工データフィル名が関連付けられ、対応の加工データフィルを所定数格納する。各加工データファイルにはレーザ加工のための情報が予め作成されているものである。
【0019】
上記加工データは、例えば形状データと加工要素で構成され、当該加工要素は一例として「aaa.txt」において、上記加工要素に対応させた場合としてレーザ照射のスキャン角度が45度として「045」、図形や文字の輪郭の有無が無しとして「000」、レーザ照射(レーザビーム)の間隔(ピッチ)が「0.60mm」、レーザビームによる加工幅が「0.30mm」、透かしのタイプが白透かしとして「000」としており、他のファイルも同様に作成されているものである。
【0020】
上記真贋判定用シート12は、図3に示すように、当該シート特有の情報が印刷、印字されていると共に、例えばシリアル番号31と加工ID32とよりなる識別符号33が印刷、印字されている。この識別符号33は、通常の印刷インキにより目視可能状態に印刷、印字する場合や、いわゆるステルスインキと称される不可視のインキであって紫外線を照射することで可視状態となるインキを使用することもできる。さらに、この識別符号33をもレーザ加工によりハーフカットで形成してもよい。また、上記識別符号33は文字等で構成する場合の他、バーコード等で表示させてもよい。
【0021】
なお、真贋判定用シート12は、本実施形態では単なるチケットを示しているが、磁気カードやICカードであってもよく、その表面に透かし34を形成し、識別符号としてシリアル番号や加工IDをデータで記憶させておいてもよいものである。
【0022】
また、所定位置には、レーザ光により目視困難な非貫通のハーフカットにより透かし34が形成されている。ここでは、例えばレーザ照射角度45度、レーザ加工幅0.30mm、照射ピッチ0.60mmでレーザ照射を行って図形文字「TF」の透かし34をハーフカットにより形成した場合を示している。すなわち、透かし34は、真贋判定用シート12の表面および内部が同一色とされることで当該ハーフカット部分が目視困難となるものである。なお、図3上では、説明を容易とするためにハーフカット状態を目視可能状態で示してある。
【0023】
ここで、図4に図3に示す真贋判定用シートを作製する印刷加工システムの構成図を示すと共に、図5に図4の印刷加工システムによる真贋判定用シート作製の説明図を示す。図4において、図4(A)は印刷加工システム41のブロック構成図、図4(B)は印刷DBの説明図である。図4(A)において、印刷加工システム41は、印刷手段42、レーザ照射手段43、印刷加工処理手段44、印刷DB46および加工DB16Aを適宜備える。
【0024】
上記印刷手段42は、対象の真贋判定シートに対して、当該シート特有の情報を所定位置に印刷(印字)すると共に、上記識別符号33(シリアル番号31および加工ID32)を所定位置に印刷(印字)する。上記レーザ照射手段43は、対象の真贋判定用シートに対して所定位置にハーフカットとなるような出力のレーザ光を照射して透かし34を形成する。レーザ光は、CO2レーザ、YAGレーザ、UVレーザ、エキシマレーザ等の従前より知られている発振手段により発生させることができる。なお、上記レーザ照射手段43は図5では図面上は加工ヘッドのみを示しているが、レーザ光発生手段およびレーザ光の照射位置を制御する走査手段(ガルバノ方式、XYプロッタ方式等)を備えるものである。
【0025】
上記印刷DB45は、シート特有の印刷情報や、識別符号33となるシリアル番号31および加工ID32の情報等の印刷データが格納される。すなわち、図4(B)に示すように、例えばシリアル番号31に対応した印刷データフィル名が関連付けられ、対応の印刷データフィルを所定数格納する。各印刷データファイルには、上述のようにシート特有の印刷情報や、識別符号33となるシリアル番号31および加工ID32の情報等が予め作成されているものである。なお、加工DB16Aは、図1および図2に示す加工DB16と同一の情報が格納されるものである。
【0026】
上記印刷加工処理手段44は、印刷制御手段51、バス52、IF53、印刷ファイル作成手段54、印刷駆動制御手段55、レーザ加工データ作成手段56およびレーザ照射制御手段57を適宜備える。上記印刷制御手段51は、このシステムを統括的に制御するもので、そのためのプログラムを格納する。上記IF53は、印刷手段42およびレーザ照射手段43に対して駆動制御信号を送出すると共に、印刷DB45より読み出した印刷データを入力し、加工DB16Aより読み出した加工データを入力する。上記印刷ファイル作成手段54は、対象の真贋判定用シートに印刷(印字)する情報の印刷データを印刷DB45より読み出して印刷のための印刷ファイルを作成する。当該印刷ファイルには、上述のように加工IDが含まれる。
【0027】
上記印刷駆動制御手段55は、印刷手段42を駆動制御するもので、印刷ファイル作成手段54で作成された印刷ファイルに基づいて対応の方式により印刷データを送出する。上記レーザ加工データ作成手段56は、印刷DB45より読み出された印刷データに含まれる加工IDに基づいて加工DB16Aより加工データを取得し、対象の真贋判定シートに透かし34を目視困難にハーフカットで形成させるための加工データファイルを作成する。そして、上記レーザ照射制御手段57は、作成された加工データファイルに基づいてレーザ照射手段43を駆動制御するものである。
【0028】
そこで、図5に示すように、印刷(印字)および透かし形成の対象を連続シート61としたもので、搬送手段に応じたマージナル部61A,61Bがミシン目線等により分離自在に設けられ、断裁線62が形成される。この断裁線62で区分けされる領域に、それぞれ対応の印刷(印字)および透かし形成が行われ、形成後に、これら断裁線62で断裁されることで図3に示すような真贋判定用シート12となるものである。
【0029】
すなわち、印刷加工処理手段44の印刷ファイル作成手段54が印刷する印刷データを印刷DB45より取得し、これに基づいて印刷ファイルを作成して印刷手段42に送出し、連続シート61の対象の真贋判定シートとなる所定部分に上記シート特有の印刷情報並びにシリアル番号31および加工ID32の識別符号33の印刷情報を印刷させる。
【0030】
一方、レーザ加工データ作成手段58において、加工ID32に基づいて加工DB16Aより対応の加工データを取得してレーザ加工データを作成し、レーザ照射制御手段43が当該レーザ加工データに基づいてレーザ照射手段43を制御駆動することにより、ハーフカットによる目視困難な透かし34が形成されるものである。特に、レーザ加工による透かし形成は、レーザ光照射をオンデマンド的に随時変更できることから、同一形態の透かし形成に拘わらず、随時形態の異なる透かしを形成することができるものである。なお、シートに透かしを形成する場合として上記連続シートに拘わらず、枚葉のシートにおいても同様である。
【0031】
そこで、図6に図1および図2のシステムによる図3の真贋判定用シートにおける真贋判定処理のフローチャートを示すと共に、図7に図3に示す真贋判定シートの真贋判定要素の説明図を示す。図6において、まず、画像データ取得手段24が撮像カメラ13で撮像した真贋判定用シート12の撮像データを取得する(ステップ(S)1)。取得した撮像データに基づいて、識別符号認識手段25が識別符号33を特定して加工ID32を認識すると共に、透かし加工形態認識手段26が透かし34の形態を認識して当該透かし形成におけるレーザ照射に関する加工要素を特定する(S2)。
【0032】
すなわち、撮像データのうち、図7(A)に示す透かし部分のビットマップデータを特定し、当該透かし34部分でレーザ照射の加工要素を特定する。例えば、図7(B)に示すように、白透かしの輪郭無しの透かし34であることが特定されると共に、レーザ照射ライン71が、基準ライン(例えば真贋判定用シート12の下辺ライン)よりレーザスキャン角度45度が特定され、レーザ照射間隔(ピッチ)0.60mmおよびレーザ加工幅0.30mmが特定されるものである。
【0033】
続いて、透かし加工情報取得手段27が、上記識別符号認識手段25で認識した加工ID32に基づいて、加工DB16(16A)より図4に示したような当該対応の透かしを形成したときに使用された図2に示されるような加工データ(特に加工要素)を取得する(S3)。そこで、照合手段28が、上記真贋判定用シート12の撮像データより特定された透かし34部分の上記加工要素と、上記加工DB16より取得された加工要素とを比較照合する(S4)。そして、照合結果を表示手段29で表示させるものである(S5)。
【0034】
このように、真贋判定用シート12に形成されている透かし34を形成時の加工要素に基づいて照合することから、形成された透かしの真贋を確実に判定することができるものである。特に、偽造防止効果を向上させるために各シート毎に異なる透かしを形成させた場合の真贋判定が容易、確実に行うことができるものである。
【0035】
【発明の効果】
以上のように、真贋判定用シートに透かしおよび透かしを形成したときの透かし形成時の加工要素を特定する加工特定符号が形成され、少なくとも透かしおよび加工特定符号の撮像データより、透かしおよび加工特定符号を認識し、当該透かしより形成時のレーザ照射に関する加工データの一部を構成する加工要素を特定すると共に、認識した加工特定符号より透かし形成時のレーザ照射に関する透かし形成時の加工要素を取得し、当該レーザ照射に関する加工要素同士を照合することで真贋判定を行うことにより、形成された透かしの真贋を確実に判定することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る真贋判定システムの構成図である。
【図2】図1の真贋判定システムにおける加工データベースの説明図である。
【図3】図1の真贋判定システムで判定される真贋判定用シートの説明図である。
【図4】図3に示す真贋判定用シートを作製する印刷加工システムの構成図である。
【図5】図4の印刷加工システムによる真贋判定用シート作製の説明図である。
【図6】図1および図2のシステムによる図3の真贋判定用シートにおける真贋判定処理のフローチャートである。
【図7】図3に示す真贋判定用シートの真贋判定要素の説明図である。
【符号の説明】
11 真贋判定システム
12 真贋判定用シート
13 撮像カメラ
14 照明手段
15 真贋判定処理手段
16 加工データベース(DB)
25 識別符号認識手段
26 透かし加工形態認識手段
27 透かし加工情報取得手段
28 照合手段
29 表示手段
31 シリアル番号
32 加工ID
33 識別符号
41 印刷加工システム
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an authenticity determination sheet on which an authenticity determination target watermark is formed, and an authenticity determination method and an authenticity determination system for determining the authenticity of the sheet based on the formed watermark.
[0002]
[Prior art]
For example, a so-called watermark is generally formed to prevent forgery of tickets and labels. It is also known that the watermark is formed at the time of papermaking, formed by stamping with a mold roll, and further formed by half-cut which is difficult to see by laser processing. A technique for forming a watermark of a predetermined shape by such laser processing half-cut is known from the following patent documents.
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-9-95899 [Patent Document 2]
Japanese Patent Laid-Open No. 10-236000
Compared with the above-mentioned watermark formation by embossing, the shape is uniform unless the mold roll is changed. The merit that watermark formation by laser cutting can be easily changed by changing the processing data during laser processing. There is.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, it is possible to prevent forgery by a color printer, color copy, etc. by the presence of a watermark only by forming a watermark, but if the watermark is also forged by embossing etc., the authenticity is judged There is a problem that it is difficult.
[0006]
Accordingly, the present invention has been made in view of the above problems, and an object thereof is to provide an authenticity determination sheet, an authenticity determination method, and an authenticity determination system that can reliably determine authenticity based on a formed watermark. And
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, in the invention of claim 1, in addition to the predetermined display information, there is provided a sheet for authenticity determination in which a watermark having a predetermined shape is formed by a non-penetrating half-cut that is difficult to see by laser irradiation. Based on the set shape of the watermark and the processing elements that constitute a part of the processing data relating to the laser irradiation for forming the set watermark, among the objects to be scraped by the half-cut by the laser irradiation, A watermark formed in the set shape by the laser irradiation in scanning at a predetermined interval in which a non-irradiated portion is set, and a predetermined processing element at the time of forming the watermark related to the laser irradiation in the watermark formation formed in the predetermined portion It is set as the structure which has a process specific code for specifying.
[0008]
According to a second aspect of the present invention, processing elements constituting a part of predetermined processing data relating to laser irradiation for watermark formation by the half cut in the authenticity determination sheet according to the first aspect are stored in a storage means, and an authenticity determination target A method for determining the authenticity of a watermark by identifying a watermark processing element formed on the sheet, and imaging at least the watermark and the processing specific code of the sheet for the authenticity determination target sheet And recognizing the processing specific code based on imaging data, recognizing the form of the watermark and specifying a predetermined processing element constituting a part of processing data related to laser irradiation for the watermark formation; Based on the recognized processing specific code, a corresponding processing element related to the preset laser irradiation at the time of watermark formation is determined in advance. A step of acquiring from the storage means, and a step of determining the authenticity of the sheet by comparing the predetermined processing element specified based on the imaging data with the processing element of the watermark formation acquired from the storage means. Including configuration.
[0009]
According to a third aspect of the present invention, there is provided an authenticity determination system for determining a predetermined authenticity of a processing element corresponding to a laser irradiation for watermark formation by the half-cut in the authenticity determination sheet according to the first aspect, Storage means for storing processing elements constituting a part of the predetermined processing data for watermark formation on the authenticity determination sheet, and imaging for capturing at least the watermark and the processing specific code for the authenticity determination target sheet And the processing specific code and the form of the watermark are identified based on the image data captured by the imaging means and the image processing means, the processing element is specified from the watermark form, and is specified from the recognized processing specific code. wherein the processing elements at the time of watermark formation which forms part of the processing data obtained from the storage unit, the laser irradiation of one another watermark formation A structure having a authenticity determining authenticity determination processing means of the sheet by matching processing between elements related.
[0010]
In this way, the watermark and the processing specific code for specifying the processing element at the time of forming the watermark when the watermark is formed on the authenticity determination sheet are formed, and the watermark and the processing specific code are at least obtained from the imaging data of the watermark and the processing specific code. Recognizing and specifying a processing element constituting a part of processing data related to laser irradiation at the time of formation from the watermark, and acquiring a processing element at the time of forming a watermark related to laser irradiation at the time of watermark formation from the recognized processing specific code, The authenticity is determined by collating the processing elements related to the laser irradiation. That is, since the formed watermark is collated based on the processing elements that constitute a part of the processing data at the time of forming the watermark related to laser irradiation, it is possible to reliably determine the authenticity of the formed watermark. It is.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 shows a configuration diagram of an authenticity determination system according to the present invention. In this embodiment, the authenticity determination sheet is described as, for example, a ticket. However, the present invention can also be applied to a sheet that forms a watermark such as a label, and further to a magnetic card or an IC card. In addition, the formed watermark can be applied to either a so-called black watermark or white watermark.
[0012]
In FIG. 1, an authenticity determination system 11 is used for authenticity determination in which a watermark formed by half-cut which is difficult to see by laser processing described later and an identification code (serial number and processing specific data) formed by printing or printing are formed. On the sheet 12 (which will be described in detail in FIG. 3), an imaging unit including an imaging camera 13 and an illuminating unit 14A (14B) for imaging is arranged. The authenticity determination processing means 15 performs the authenticity determination, and the authenticity determination processing means 15 is made accessible to a machining database (DB) 16 (described in detail in FIG. 2).
[0013]
As the imaging camera 13, for example, a commonly used CCD camera can be used. Further, although the illumination unit 14A is arranged on the surface facing the imaging camera 13 with respect to the authenticity determination sheet 12, the illumination unit 14B may be arranged on the same plane as the imaging camera 13 as indicated by a broken line in the drawing. Good. In other words, when the illumination unit 14A is disposed on the opposite surface of the authenticity determination sheet 12, the imaging camera 13 can capture images with a large amount of imaging light transmitted from the illumination unit 14A, and illuminates on the same surface. When the part 14B is arranged, it is possible to take an image by a shadow generated by the imaging light. The illumination unit 14A (14B) irradiates imaging light having a normal wavelength, and the normal wavelength means that generally used visible light is sufficient, and a specific wavelength is not particularly required. is there.
[0014]
The processing DB 16 stores watermark processing data to be formed on the target authenticity determination sheet 12, and when appropriate, when the target authenticity determination sheet 12 is formed with a different shape for each predetermined number of watermarks, Processing data for each correspondence is stored. One example is shown in FIG.
[0015]
The authenticity determination processing means 15 recognizes the processing specific code and the watermark form formed on the authenticity determination sheet 12 based on the image data captured by the imaging camera 13, and specifies the processing element from the watermark form. The processing element at the time of watermark formation specified by the recognized processing specific code is acquired from the storage means 16, and the processing elements related to the laser irradiation of each other's watermark formation are collated with each other. It is used for authenticity determination. Control means 21, bus 22, interface (IF) 23, imaging data acquisition means 24, identification code recognition means 25, watermark processing form recognition means 26, watermark processing information acquisition means 27, verification means 28 and display Means 29 is provided as appropriate.
[0016]
The control means 21 controls the system and stores a control program. The IF 23 inputs at least imaging data from the imaging camera 13 and inputs predetermined processing data (processing element) from the processing DB 16. The imaging data acquisition unit 24 temporarily stores imaging data from the imaging camera 13 and serves as a work area for collation processing by the collation unit 28. The identification code recognition means 25 recognizes at least a processing specific code (see FIG. 3) from the imaging data. The watermark processing information acquisition unit 27 acquires a predetermined processing element of the processing data specified by the processing specification code recognized by the identification code recognition unit 25 from the processing DB 16.
[0017]
The watermark processing form recognizing means 26 recognizes the watermark form from the imaged data and specifies the processing element for forming the watermark. Here, the processing elements include, for example, the scanning angle of laser irradiation, the presence or absence of contours of figures and characters, the interval (pitch) of laser irradiation (laser beam), the processing width of the laser beam, the type of watermark, and the like. The verification unit 28 determines the authenticity of the target authenticity determination sheet 12 by comparing the watermark forming processing element specified based on the image data and the predetermined processing element of the specified processing data. The display means 29 displays the collation result by the collation means 28.
[0018]
FIG. 2 is an explanatory view of the machining database in the authenticity determination system of FIG. 1, and FIG. 3 is an explanatory view of the authenticity determination sheet determined by the authenticity determination system of FIG. As shown in FIG. 2, the processing DB 16 stores processing data for each correspondence as a different shape for each predetermined number of sheets (here, the target sheet) at the time of watermark formation of the target authenticity determination sheet 12. Thus, for example, the machining data fill name corresponding to the machining ID as the machining identification code is associated, and a predetermined number of corresponding machining data fills are stored. Information for laser processing is created in advance in each processing data file.
[0019]
The processing data includes, for example, shape data and processing elements. For example, in “aaa.txt”, the processing elements correspond to the processing elements, and the laser irradiation scan angle is 45 degrees, “045”. “000” with or without contours of figures and characters, laser irradiation (laser beam) interval (pitch) “0.60 mm”, laser beam processing width “0.30 mm”, watermark type white watermark “000”, and other files are created in the same manner.
[0020]
As shown in FIG. 3, the authenticity determination sheet 12 is printed and printed with information peculiar to the sheet, and an identification code 33 composed of, for example, a serial number 31 and a processing ID 32 is printed and printed. This identification code 33 is used when printing and printing in a visible state with ordinary printing ink, or using invisible ink called so-called stealth ink that becomes visible when irradiated with ultraviolet rays. You can also. Further, this identification code 33 may also be formed by half-cutting by laser processing. Further, the identification code 33 may be displayed as a bar code or the like in addition to the case where the identification code 33 is composed of characters or the like.
[0021]
The authenticity determination sheet 12 is merely a ticket in the present embodiment, but may be a magnetic card or an IC card. A watermark 34 is formed on the surface, and a serial number or processing ID is used as an identification code. It may be stored as data.
[0022]
Further, a watermark 34 is formed at a predetermined position by a non-penetrating half cut that is difficult to see with a laser beam. Here, for example, a case is shown in which a laser irradiation is performed at a laser irradiation angle of 45 degrees, a laser processing width of 0.30 mm, an irradiation pitch of 0.60 mm, and the watermark 34 of the graphic character “TF” is formed by half-cutting. That is, the watermark 34 is difficult to view the half-cut portion because the surface and the inside of the authenticity determination sheet 12 are the same color. In FIG. 3, the half-cut state is shown in a visually visible state for easy explanation.
[0023]
Here, FIG. 4 shows a configuration diagram of a printing processing system for manufacturing the authenticity determination sheet shown in FIG. 3, and FIG. 5 shows an explanatory diagram of manufacturing the authenticity determination sheet by the printing processing system of FIG. 4A is a block diagram of the print processing system 41, and FIG. 4B is an explanatory diagram of the print DB. 4A, the printing processing system 41 includes a printing unit 42, a laser irradiation unit 43, a printing processing unit 44, a printing DB 46, and a processing DB 16A as appropriate.
[0024]
The printing means 42 prints (prints) information specific to the sheet on a target authenticity determination sheet at a predetermined position, and prints (prints) the identification code 33 (serial number 31 and processing ID 32) at a predetermined position. ) The laser irradiation means 43 forms the watermark 34 by irradiating the target authenticity determination sheet with an output laser beam that is half-cut at a predetermined position. The laser beam can be generated by a conventionally known oscillation means such as a CO 2 laser, YAG laser, UV laser, or excimer laser. In FIG. 5, only the machining head is shown in FIG. 5, but the laser irradiation means 43 includes a laser light generation means and a scanning means (galvano method, XY plotter method, etc.) for controlling the irradiation position of the laser light. It is.
[0025]
The print DB 45 stores print data such as sheet-specific print information and information on the serial number 31 and the processing ID 32 that are the identification code 33. That is, as shown in FIG. 4B, for example, a print data fill name corresponding to the serial number 31 is associated, and a predetermined number of corresponding print data fills are stored. In each print data file, as described above, sheet-specific print information, information on the serial number 31 and the processing ID 32 that become the identification code 33, and the like are created in advance. The processing DB 16A stores the same information as the processing DB 16 shown in FIGS.
[0026]
The print processing means 44 includes a print control means 51, a bus 52, an IF 53, a print file creation means 54, a print drive control means 55, a laser processing data creation means 56, and a laser irradiation control means 57 as appropriate. The print control means 51 controls the system as a whole, and stores a program therefor. The IF 53 sends a drive control signal to the printing unit 42 and the laser irradiation unit 43, inputs print data read from the print DB 45, and inputs processing data read from the processing DB 16A. The print file creation means 54 reads print data of information to be printed (printed) on the target authenticity determination sheet from the print DB 45 and creates a print file for printing. The print file includes the processing ID as described above.
[0027]
The print drive control means 55 drives and controls the printing means 42, and sends print data by a corresponding method based on the print file created by the print file creation means 54. The laser processing data creating means 56 acquires the processing data from the processing DB 16A based on the processing ID included in the print data read from the print DB 45, and the watermark 34 is visually difficult to see on the target authenticity determination sheet by half cutting. Create a machining data file to form. The laser irradiation control means 57 controls driving of the laser irradiation means 43 based on the created processing data file.
[0028]
Therefore, as shown in FIG. 5, the target of printing (printing) and watermark formation is a continuous sheet 61, and marginal portions 61A and 61B corresponding to the conveying means are provided so as to be separable by a perforation line or the like. 62 is formed. Corresponding printing (printing) and watermark formation are respectively performed in the areas separated by the cutting lines 62, and after the formation, the sheets are cut by the cutting lines 62, thereby the authenticity determination sheet 12 as shown in FIG. It will be.
[0029]
That is, print data to be printed by the print file creation means 54 of the print processing processing means 44 is acquired from the print DB 45, a print file is created based on the print data, and sent to the print means 42 to determine the authenticity of the target of the continuous sheet 61. The print information specific to the sheet and the print information of the identification number 33 of the serial number 31 and the processing ID 32 are printed on a predetermined portion to be a sheet.
[0030]
On the other hand, in the laser processing data creation means 58, corresponding processing data is acquired from the processing DB 16A based on the processing ID 32, and laser processing data is created, and the laser irradiation control means 43 is based on the laser processing data. By controlling and driving, a watermark 34 that is difficult to see by half-cut is formed. In particular, since watermark formation by laser processing can change laser light irradiation on demand at any time, it is possible to form watermarks having different forms at any time, regardless of the formation of the same form. Note that the same applies to the case of forming a watermark on a sheet, regardless of the continuous sheet.
[0031]
6 shows a flowchart of the authenticity determination process in the authenticity determination sheet of FIG. 3 by the system of FIGS. 1 and 2, and FIG. 7 shows an explanatory diagram of the authenticity determination element of the authenticity determination sheet shown in FIG. In FIG. 6, first, the image data acquisition means 24 acquires image data of the authenticity determination sheet 12 imaged by the imaging camera 13 (step (S) 1). Based on the acquired imaging data, the identification code recognition means 25 identifies the identification code 33 and recognizes the processing ID 32, and the watermark processing form recognition means 26 recognizes the form of the watermark 34 and relates to laser irradiation in the watermark formation. A processing element is specified (S2).
[0032]
That is, the bitmap data of the watermark shown in FIG. 7A is specified from the imaging data, and the laser irradiation processing element is specified by the watermark 34. For example, as shown in FIG. 7B, it is specified that the watermark 34 is a white watermark without an outline, and the laser irradiation line 71 is a laser beam from a reference line (for example, the lower side line of the authenticity determination sheet 12). A scan angle of 45 degrees is specified, and a laser irradiation interval (pitch) of 0.60 mm and a laser processing width of 0.30 mm are specified.
[0033]
Subsequently, the watermark processing information acquisition unit 27 is used when the corresponding watermark as shown in FIG. 4 is formed from the processing DB 16 (16A) based on the processing ID 32 recognized by the identification code recognition unit 25. Processing data (particularly processing elements) as shown in FIG. 2 is acquired (S3). Therefore, the collating means 28 compares and collates the processing element of the watermark 34 specified from the image data of the authenticity determination sheet 12 with the processing element acquired from the processing DB 16 (S4). Then, the collation result is displayed on the display means 29 (S5).
[0034]
As described above, since the watermark 34 formed on the authenticity determination sheet 12 is collated based on the processing element at the time of formation, the authenticity of the formed watermark can be reliably determined. In particular, it is possible to easily and reliably perform authenticity determination when a different watermark is formed for each sheet in order to improve the forgery prevention effect.
[0035]
【The invention's effect】
As described above, the processing specific code for specifying the watermark and the processing element at the time of forming the watermark when the watermark is formed on the authenticity determination sheet is formed, and at least from the image data of the watermark and the processing specific code, the watermark and the processing specific code To identify the processing elements that constitute part of the processing data related to laser irradiation at the time of formation from the watermark, and acquire the processing elements at the time of watermark formation related to the laser irradiation at the time of watermark formation from the recognized processing specific code. The authenticity of the formed watermark can be reliably determined by performing authenticity determination by collating processing elements related to the laser irradiation.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram of an authenticity determination system according to the present invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram of a machining database in the authentication system of FIG.
3 is an explanatory diagram of an authenticity determination sheet determined by the authenticity determination system of FIG. 1. FIG.
4 is a configuration diagram of a printing processing system for producing the authenticity determination sheet shown in FIG. 3. FIG.
FIG. 5 is an explanatory diagram for producing a sheet for authenticity determination by the printing processing system of FIG. 4;
6 is a flowchart of authentication determination processing in the authentication determination sheet of FIG. 3 by the system of FIGS. 1 and 2. FIG.
7 is an explanatory diagram of an authenticity determination element of the authenticity determination sheet shown in FIG.
[Explanation of symbols]
11 authenticity determination system 12 authenticity determination sheet 13 imaging camera 14 illumination means 15 authenticity determination processing means 16 processing database (DB)
25 recognition code recognition means 26 watermark processing form recognition means 27 watermark processing information acquisition means 28 collation means 29 display means 31 serial number 32 processing ID
33 Identification code 41 Printing processing system

Claims (3)

所定の表示情報の他に、レーザ照射による目視困難な非貫通のハーフカットにより所定形状の透かしが形成される真贋判定用シートであって、
設定された前記透かしの形状、および設定された当該透かしを形成するためのレーザ照射に関する加工データの一部を構成する加工要素に基づいて、前記レーザ照射により前記ハーフカットで削り取る対象のうち、非照射部分を設定した所定間隔の走査での前記レーザ照射により当該設定された形状で形成される透かしと、
所定部分に形成され、前記透かし形成における前記レーザ照射に関する透かし形成時の所定の加工要素を特定するための加工特定符号と、
を有することを特徴とする真贋判定用シート。
In addition to the predetermined display information, it is a sheet for authenticity determination in which a watermark of a predetermined shape is formed by a non-penetrating half cut that is difficult to see by laser irradiation,
Based on the set shape of the watermark and the processing elements constituting a part of the processing data relating to the laser irradiation for forming the set watermark, the non-cutting target of the half cut by the laser irradiation A watermark formed in the set shape by the laser irradiation in scanning at a predetermined interval in which an irradiation part is set;
A processing specifying code for specifying a predetermined processing element at the time of watermark formation related to the laser irradiation in the watermark formation formed in a predetermined portion;
A sheet for authenticity determination, comprising:
請求項1記載の真贋判定用シートにおける前記ハーフカットによる透かし形成のレーザ照射に関する所定対応の加工データの一部を構成する加工要素が格納手段に格納され、真贋判定対象のシートに形成された透かしの加工要素を特定して当該シートの真贋判定を行う真贋判定方法であって、
真贋判定対象のシートに対し、当該シートの少なくとも上記透かしおよび加工特定符号を撮像するステップと、
撮像データに基づいて、前記加工特定符号を認識すると共に、前記透かしの形態を認識して当該透かし形成のレーザ照射に関する加工データの一部を構成する所定の加工要素を特定するステップと、
前記認識された加工特定符号に基づいて、透かし形成時の前記予め設定されたレーザ照射に関する対応の加工要素を前記格納手段より取得するステップと、
前記撮像データに基づいて特定した前記所定の加工要素と前記格納手段より取得した前記透かし形成の加工要素とを照合することで前記シートの真贋判定するステップと、
を含むことを特徴とする真贋判定方法。
2. A watermark formed on a sheet for authenticity determination, wherein processing elements constituting a part of predetermined processing data relating to laser irradiation for watermark formation by half-cutting in the authenticity determination sheet according to claim 1 are stored in storage means. An authenticity determination method for determining the authenticity of the sheet by specifying the processing element of
Imaging at least the watermark and the processing specific code of the authenticity determination target sheet;
Recognizing the processing specific code based on imaging data, recognizing the form of the watermark and specifying a predetermined processing element constituting a part of the processing data relating to laser irradiation of the watermark formation;
Acquiring a corresponding processing element related to the preset laser irradiation at the time of watermark formation from the storage means based on the recognized processing specific code;
Determining the authenticity of the sheet by comparing the predetermined processing element identified based on the imaging data and the processing element of the watermark formation acquired from the storage unit;
The authenticity determination method characterized by including.
請求項1記載の真贋判定用シートにおける前記ハーフカットによる透かし形成のレーザ照射に関する所定対応の加工要素を特定して当該シートの真贋判定を行う真贋判定システムであって、
前記真贋判定シートへの透かし形成の前記所定対応の加工データの一部を構成する加工要素が格納される格納手段と、
真贋判定対象のシートに対して少なくとも前記透かしおよび加工特定符号を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段で撮像した撮像データに基づいて、前記加工特定符号および前記透かしの形態を認識し、当該透かし形態より加工要素を特定すると共に、当該認識された加工特定符号より特定される前記加工データの一部を構成する透かし形成時の加工要素を前記格納手段より取得し、互いの透かし形成のレーザ照射に関する加工要素同士を照合することで前記シートの真贋判定する真贋判定処理手段と、
を有することを特徴とする真贋判定システム。
An authenticity determination system for specifying a predetermined processing element related to laser irradiation for watermark formation by the half cut in the authenticity determination sheet according to claim 1 and determining the authenticity of the sheet,
Storage means for storing processing elements constituting a part of the predetermined processing data for watermark formation on the authenticity determination sheet;
Imaging means for imaging at least the watermark and the processing specific code for the authenticity determination target sheet;
Based on the imaging data imaged by the imaging means, the processing identification code and the form of the watermark are recognized, a processing element is specified from the watermark configuration, and the processing data specified by the recognized processing specification code Authenticity determination processing means for determining the authenticity of the sheet by acquiring the processing elements at the time of watermark formation constituting a part of the sheet from the storage means, and comparing the processing elements related to laser irradiation for mutual watermark formation;
An authenticity determination system characterized by comprising:
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