JP4001727B2 - ファイルアクセス制御プログラム、ファイルアクセス制御装置およびファイルアクセス制御方法 - Google Patents

ファイルアクセス制御プログラム、ファイルアクセス制御装置およびファイルアクセス制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のクライアント間でファイルを共有する際のアクセス制御に用いられるファイルアクセス制御プログラム、ファイルアクセス制御装置およびファイルアクセス制御方法に関するものであり、複数のクライアント間でファイルを共有する際の多様なアクセスパターンに対して複雑な設定をすることなく、スケーラビリティおよびノード側の効率を高めることができるファイルアクセス制御プログラム、ファイルアクセス制御装置およびファイルアクセス制御方法に関するものである。
【0002】
近時では、コンピュータのネットワーク化が急速に進んでおり、これに伴って、コンピュータ間で共有するファイルを一括して管理するファイルサーバの需要が高まっている。これは、低コストでファイルシステムを構築できるためである。すなわち、ファイルシステムでは、ファイルサーバを用いることによって複数の計算機間でファイルの共有が可能となるため、同一のファイルを複数の計算機間で複数コピーして所持しないですむようになるからである。
【0003】
【従来の技術】
従来のファイルシステムは、複数のクライアントと、該クライアントにネットワークを介して接続され、複数のクライアント間でファイルを共有するためのファイルサーバとから構成されている。ここで、従来のファイルシステムとしては、つぎの(1)項〜(3)項のものが挙げられる。
【0004】
(1)クライアントから見て、複数のファイルサーバが独立して存在しているファイルシステム。
(2)クライアントから見て、複数のファイルサーバが同一のディレクトリ構造を有するファイルシステム。
(3)クライアントのIPアドレスやポート番号に基づいて、ファイルアクセスに関する負荷分散を行う負荷分散装置を有するファイルシステム。
【0005】
また、従来のファイルシステムでは、アクセス集中によるシステムダウンを回避するために、ファイルのアクセス先であるノードへのアクセス要求を分散させている。(1)項および(2)項のファイルシステムでは、システム管理者が、どのノードおよびデータ領域を分散的に使用するかを個別的にクライアント毎に設定している。さらに、かかるファイルシステムでは、上記設定に対応したネットワーク設計が必要となる。
【0006】
また、(3)項のファイルシステムでは、負荷分散装置により自動的に負荷分散を行うことが可能である。このファイルシステムでは、負荷分散装置でファイルの情報を認識していないため、ノード側でファイルアクセスの排他処理が実行される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述したように、(1)項および(2)項のファイルシステムでは、システム管理者が、どのノードおよびデータ領域を分散的に使用するかを個別的にクライアント毎に設定している旨を述べた。しかしながら、かかるファイルシステムでは、クライアント数が増えるに従って、高度なスキルや複雑な設定を必要とする。従って、一般のシステム管理者のスキルでは、高いスケーラビリティを発揮することが難しいという問題があった。
【0008】
また、(3)項のファイルシステムでは、負荷分散装置でファイルの情報を認識していないため、ノード側でファイルアクセスの排他処理を実行しなければならないため、ノード側のアクセスに関する処理効率が低くなるという問題があった。
【0009】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、複数のクライアント間でファイルを共有する際の多様なアクセスパターンに対して複雑な設定をすることなく、スケーラビリティおよびノード側の処理効率を高めることができるファイルアクセス制御プログラム、ファイルアクセス制御装置およびファイルアクセス制御方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、後述するファイルアクセス手段を有するノードを複数有するファイルサーバを、ファイル毎のアクセス数が記録されたファイルアクセス数統計テーブルと、ファイルにアクセスする際のアクセス種類毎のアクセス数が記録されたアクセス種類統計テーブルと、ファイルの負荷分散方式を決定するための条件に応じた加算点数が負荷分散方式毎に規定された負荷分散方式毎の点数テーブルとを記憶する手段、所定時間毎に、前記ファイルアクセス数統計テーブルと前記アクセス種類統計テーブルを読み出し、ファイル毎のアクセス数とアクセス種類毎のアクセス数とから、負荷分散方式を決定し、決定した負荷分散方式に対応する点数テーブルを選択する手段、クライアントからファイル名を含むファイル共有要求情報と共にファイル共有要求があると、選択された点数テーブルにおける前記条件に対応する加算点数を、ノード毎の合計点数に加算し、最も合計点数が高いノードを選択し、選択されたノードが有する後述するファイルアクセス手段へ該ファイル共有要求情報を転送する手段、転送されたファイル共有要求情報に含まれるファイル名を持つファイルにアクセスし、応答情報を生成するファイルアクセス手段、前記クライアントに生成された応答情報を転送する手段、として機能させるためのファイルアクセス制御プログラムである。
【0011】
また、本発明は、後述するファイルアクセス手段を有するノードを複数有するファイルサーバにおいて、ファイル毎のアクセス数が記録されたファイルアクセス数統計テーブルと、ファイルにアクセスする際のアクセス種類毎のアクセス数が記録されたアクセス種類統計テーブルと、ファイルの負荷分散方式を決定するための条件に応じた加算点数が負荷分散方式毎に規定された負荷分散方式毎の点数テーブルとを記憶する手段と、所定時間毎に、前記ファイルアクセス数統計テーブルと前記アクセス種類統計テーブルを読み出し、ファイル毎のアクセス数とアクセス種類毎のアクセス数とから、負荷分散方式を決定し、決定した負荷分散方式に対応する点数テーブルを選択する手段と、クライアントからファイル名を含むファイル共有要求情報と共にファイル共有要求があると、選択された点数テーブルにおける前記条件に対応する加算点数を、ノード毎の合計点数に加算し、最も合計点数が高いノードを選択し、選択されたノードが有する後述するファイルアクセス手段へ該ファイル共有要求情報を転送する手段と、転送されたファイル共有要求情報に含まれるファイル名を持つファイルにアクセスし、応答情報を生成するファイルアクセス手段と、前記クライアントに生成された応答情報を転送する手段と、を有することを特徴とするファイルサーバである。
【0012】
また、本発明は、ファイル毎のアクセス数が記録されたファイルアクセス数統計テーブルと、ファイルにアクセスする際のアクセス種類毎のアクセス数が記録されたアクセス種類統計テーブルと、ファイルの負荷分散方式を決定するための条件に応じた加算点数が負荷分散方式毎に規定された負荷分散方式毎の点数テーブルとを記憶する手段、及び、ファイルアクセス手段を有するノードを複数有するファイルサーバが、所定時間毎に、前記ファイルアクセス数統計テーブルと前記アクセス種類統計テーブルを読み出し、ファイル毎のアクセス数とアクセス種類毎のアクセス数とから、負荷分散方式を決定し、決定した負荷分散方式に対応する点数テーブルを選択し、クライアントからファイル名を含むファイル共有要求情報と共にファイル共有要求があると、選択された点数テーブルにおける前記条件に対応する加算点数を、ノード毎の合計点数に加算し、最も合計点数が高いノードを選択し、選択されたノードが有する前記ファイルアクセス手段へ該ファイル共有要求情報を転送し、前記ファイルアクセス手段が、転送されたファイル共有要求情報に含まれるファイル名を持つファイルにアクセスし、応答情報を生成し、前記ファイルサーバが、前記クライアントに生成された応答情報を転送する、ことを特徴とするファイルアクセス方法である。
【0013】
かかる発明によれば、ファイル毎のアクセス数が記録されたファイルアクセス数統計テーブルと、ファイルにアクセスする際のアクセス種類毎のアクセス数が記録されたアクセス種類統計テーブルと、ファイルの負荷分散方式を決定するための条件に応じた加算点数が負荷分散方式毎に規定された負荷分散方式毎の点数テーブルとを記憶し、及び、ノードを複数有するファイルサーバが、所定時間毎に、ファイルアクセス数統計テーブルとアクセス種類統計テーブルを読み出し、ファイル毎のアクセス数とアクセス種類毎のアクセス数とから、負荷分散方式を決定し、決定した負荷分散方式に対応する点数テーブルを選択し、クライアントからファイル名を含むファイル共有要求情報と共にファイル共有要求があると、選択された点数テーブルにおける条件に対応する加算点数を、ノード毎の合計点数に加算し、最も合計点数が高いノードを選択し、選択されたノードへ該ファイル共有要求情報を転送し、転送されたファイル共有要求情報に含まれるファイル名を持つファイルにアクセスし、応答情報を生成し、ファイルサーバが、クライアントに生成された応答情報を転送するので、複数のクライアント間で複数のノードにおけるファイルを共有する際の多様なアクセスパターンに対して複雑な設定をすることなく、スケーラビリティおよびノード側の処理効率を高めることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明にかかるファイルアクセス制御プログラム、ファイルアクセス制御装置およびファイルアクセス制御方法の一実施の形態について詳細に説明する。
【0015】
図1は、本発明にかかる一実施の形態の構成を示すブロック図である。この図に示したファイルシステムは、クライアント1001 〜100n 、外部ネットワーク200およびファイルサーバ300から構成されている。クライアント1001 〜100n は、n台のコンピュータ装置であり、外部ネットワーク200を介して、ファイルサーバ300にアクセス可能とされている。
【0016】
これらのクライアント1001 〜100n は、ファイルサーバ300におけるファイルを共有しており、ファイルサーバ300からのファイルのリードや、ファイルサーバ300へのファイルのライト、ファイル検索等を実行する。図2は、クライアント1001 〜100n から外部ネットワーク200を介して、ファイルサーバ300へ送信されるファイル共有要求情報700の一例を示す図である。
【0017】
上記ファイル共有要求情報700は、ファイルの共有をファイルサーバ300へ要求するための情報であり、ファイルハンドル情報、ファイル名情報およびオフセット情報から構成されている。ファイルハンドル情報は、ファイルを一意に指定するためのバイト列からなる情報である。ファイル名情報は、当該ファイルの名称に関する文字列からなる情報である。オフセット情報は、アクセス範囲を表す数値からなる情報である。
【0018】
図1に戻り、ファイルサーバ300は、クライアント1001 〜100n からのファイル共有要求(リード、ライト、ファイル検索等)に応じて、ファイル共有応答(ファイルの転送等)を行うサーバである。このファイルサーバ300に存在するファイルは、前述したように、クライアント1001 〜100n により共有される。
【0019】
また、ファイルサーバ300は、負荷分散部400、内部ネットワーク500およびノード6000 〜600m から構成されている。負荷分散部400は、外部ネットワーク200と内部ネットワーク500との間に介挿されており、クライアント1001 〜100n からのアクセス(負荷)を、後述するノード6000 〜600m のいずれかへ分散する。
【0020】
負荷分散部400において、外部ネットワークインタフェース401は、外部ネットワーク200との間の通信インタフェースをとる。制御部402は、負荷分散に関する各種制御を行う。この制御部402の動作の詳細については、後述する。記憶部403には、図3に示した各種点数テーブル、図4および図5に示した各種統計テーブルが記憶されている。
【0021】
図3(a)、図3(b)および図3(c)に示したキャッシュ重視型点数テーブル800、負荷率重視型点数テーブル810および中間型点数テーブル820は、点数制により負荷分散の方式を決定するためのテーブルである。ここで、一実施の形態における負荷分散の方式としては、キャッシュ重視型、負荷率重視型および中間型という三種類がある。
【0022】
キャッシュ重視型は、ファイル共有要求に対応するデータ(ファイル)が後述するキャッシュメモリに存在することを重視した負荷分散の方式である。図3(a)に示したキャッシュ重視型点数テーブル800は、点数制の「条件」と、「条件」に「一致」または「不一致」の場合の点数との対応関係を表すテーブルであり、キャッシュ重視型の負荷分散方式で用いられる。
【0023】
「条件」としては、ファイルが存在するノードがアクセス管理ノードであること、データがキャッシュメモリに存在すること、ノードの負荷率が80%未満であること、およびノードの負荷率が100%であること、が挙げられる。上記アクセス管理ノードは、システム管理者により、クライアントとノードとの対応関係が定義されたノードである。
【0024】
図3(b)に示した負荷率重視型点数テーブル810は、点数制の「条件」と、「条件」に「一致」または「不一致」の場合の点数との対応関係を表すテーブルであり、負荷率重視型の負荷分散方式で用いられる。この負荷率重視型点数テーブル810の「条件」は、キャッシュ重視型点数テーブル800の「条件」と同一である。ただし、負荷率重視型点数テーブル810においては、キャッシュ重視型点数テーブル800に比較して、「条件」に「一致」または「不一致」の場合の点数が異なる部分がある。
【0025】
図3(c)に示した中間型点数テーブル820は、点数制の「条件」と、「条件」に「一致」または「不一致」の場合の点数との対応関係を表すテーブルであり、キャッシュ重視型と負荷率重視型との中間的な位置づけの負荷分散方式で用いられる。
【0026】
この中間型点数テーブル820の「条件」は、キャッシュ重視型点数テーブル800および負荷率重視型点数テーブル810の「条件」と同一である。ただし、中間型点数テーブル820においては、キャッシュ重視型点数テーブル800および負荷率重視型点数テーブル810と比較して、「条件」に「一致」または「不一致」の場合の点数が異なる部分がある。
【0027】
図4(a)に示したハッシュ値テーブル900は、上述したアクセス管理ノードであることの条件判定に用いられるテーブルであり、アクセス管理ノードに対応するノード番号と、ハッシュ値との対応関係を表すテーブルである。ここで、ノード番号0〜mは、ノード6001 〜600m (図1参照)に対応している。ハッシュ値は、図2に示したファイル共有要求情報700のファイルハンドル情報およびファイル名情報を一方向関数であるハッシュ関数に適用した値であり、アクセス管理ノードに対応するノード番号を一意に特定する値である。
【0028】
図4(b)に示したキャッシュ統計テーブル910は、ファイルサーバ300に存在する共有可能なファイルA〜Zと、当該ファイルが格納されているキャッシュメモリを有するノードを表す(キャッシュ)ノード番号との対応関係を表すテーブルである。
【0029】
同図に示した例では、ファイルAは、ノード番号0に対応するノード6000(図1参照)のキャッシュメモリ608に格納されている。また、ファイルBは、ノード番号0に対応するノード6000(図1参照)のキャッシュメモリ608、およびノード番号2に対応するノード6002 のキャッシュメモリ(図示略)に格納されている。
【0030】
図4(c)に示した負荷率統計テーブル920は、ノード6000 〜600m に対応するノード番号0〜mと、ノード6000 〜600m の負荷率との対応関係を表すテーブルである。同図に示した例では、ノード番号0に対応するノード6000 の負荷率は、30%である。
【0031】
図5(a)に示したファイル・アクセス数統計テーブル930は、ファイルサーバ300に存在する共有可能なファイルA〜Zと、クライアント1001 〜100n からのアクセス数との対応関係を表すテーブルである。同図に示した例では、ファイルAのアクセス数は、1520である。
【0032】
図5(b)に示したアクセス種類統計テーブル940は、クライアント1001 〜100n からファイルサーバ300へのアクセスの種類(リード、ライトおよびファイル検索)と、そのアクセス数との対応関係を表すテーブルである。同図に示した例では、リードに関するアクセス数は、1024である。
【0033】
図5(c)に示した要求数統計テーブル950は、ノード6000 〜600m (図1参照)に対応するノード番号0〜mと、クライアント1001 〜100n から当該ノードへのファイル共有要求(ファイルアクセス要求)に関する要求数との対応関係を表すテーブルである。同図に示した例では、ノード番号0に対応するノード6000 に関する要求数は、1である。
【0034】
図5(d)に示したノード・アクセス数統計テーブル960は、ノード6000 〜600m (図1参照)に対応するノード番号0〜mと、クライアント1001 〜100n から当該ノードへのアクセス数との対応関係を表すテーブルである。同図に示した例では、ノード番号0に対応するノード6000 に関するアクセス数は、102である。ここで、前述した各種統計テーブルは、ファイルへのアクセスがある毎に制御部402(図1参照)により適宜更新される。
【0035】
図1に戻り、内部ネットワークインタフェース404は、内部ネットワーク500との通信インタフェースをとる。ノード6000 〜600m は、ノード番号0〜mに対応しており、クライアント1001 〜100n のアクセス先である。これらのノード6000 〜600m は、ファイルを格納するディスクおよびファイルを一時的に格納しアクセスを高速化するためのキャッシュメモリをそれぞれ有しており、全体として仮想的な一つのファイル格納部とみなすことができる。
【0036】
ノード6000 において、ネットワーク処理部601は、内部ネットワーク500との通信インタフェースをとる。データ統合部602は、ファイル共有要求があった場合に、ファイル共有応答メッセージとして図6(a)に示した各種情報およびデータを統合し、これを応答情報1000として負荷分散部400へ送信する。
【0037】
図6(a)に示した応答情報1000において、負荷分散情報1001は、キャッシュ統計テーブル910(図4(b)参照)、負荷率統計テーブル920(図4(c)参照)、ファイル・アクセス数統計テーブル930(図5(a)参照)、アクセス種類統計テーブル940(図5(b)参照)、要求数統計テーブル950(図5(c)参照)およびノード・アクセス数統計テーブル960(図5(d)参照)を更新するための負荷分散情報(統計情報)から構成されている。
【0038】
ヘッダ情報1002は、データ1004のヘッダ(宛先、データの型等)に関する情報である。ファイルID情報1003は、アクセス対象のファイルを識別するための情報である。データ1004は、アクセス対象のファイルのデータである。
【0039】
図1に戻り、ファイル共有処理部603は、ファイル共有プロトコルに従って、ファイル共有処理を実行する。負荷監視部604は、ノード6000 の負荷率を監視する。この負荷監視部604における監視結果は、負荷率統計テーブル920(図4(c)参照)に反映される。
【0040】
ファイル処理部605は、ファイルのリード、ライト、検索等に関する処理を実行する。このファイル処理部605において、アクセス管理部606は、ファイルアクセスを管理する。ディスク607には、ファイルが格納されている。
【0041】
キャッシュメモリ608には、ディスク607に格納されているファイルのうち、リード済みのファイルが格納される。ここで、キャッシュメモリ608にファイルを格納する理由は、ディスク607から当該ファイルをリードする場合に比べて、キャッシュメモリ608からファイルをリードしたほうが、アクセス速度が速くなるからである。
【0042】
キャッシュ制御部609は、キャッシュメモリ608にファイルが存在するか否かの判断(キャッシュヒット判断)や、キャッシュメモリ608へのファイルのリード/ライト制御を行う。ファイル入出力部610は、ディスク607またはキャッシュメモリ608に関するファイルの入出力を行う。なお、ノード6001 〜600m も、上述したノード6000 と同一構成とされている。
【0043】
つぎに、一実施の形態の動作について、図7〜図10に示したフローチャートを参照しつつ説明する。図7は、一実施の形態における負荷分散方式選択処理を説明するフローチャートである。この負荷分散方式選択処理は、制御部402(図1参照)により所定時間毎に実行され、前述した負荷分散方式としてのキャッシュ重視型(図3(a)参照)、負荷率重視型(図3(b)参照)および中間型(図3(c)参照)の中からいずれか一つを選択するための処理である。
【0044】
言い換えれば、負荷分散方式選択処理は、キャッシュ重視型点数テーブル800(図3(a)参照)、負荷率重視型点数テーブル810(図3(b)参照)および中間型点数テーブル820(図3(c)参照)の中からいずれか一つを選択するための処理である。
【0045】
図8は、図1に示した負荷分散部400の動作を説明するフローチャートである。図9は、図8に示したファイル共有要求処理を説明するフローチャートである。図10は、図8に示したファイル共有応答処理を説明するフローチャートである。
【0046】
図7に示したステップSA1では、負荷分散部400(図1参照)の制御部402は、図5(a)に示したファイル・アクセス数統計テーブル930を参照する。ステップSA2では、制御部402は、ファイル・アクセス数統計テーブル930に基づいて、少数(例えば、3個)のファイルにアクセスが集中しているか否かを判断する。
【0047】
ステップSA2の判断結果が「Yes」である場合、ステップSA3では、制御部402は、負荷分散方式を負荷率重視型として、図3(b)に示した負荷率重視型点数テーブル810を選択する。ステップSA12では、制御部402は、所定時間待機した後、ステップSA1以降を繰り返す。以後、負荷分散部400では、別の負荷分散方式が選択されるまで、負荷率重視型点数テーブル810に従って、負荷分散処理が実行される。
【0048】
一方、ステップSA2の判断結果が「No」である場合、ステップSA4では、制御部402は、ファイル・アクセス数統計テーブル930(図5(a)参照)に基づいて、多数(例えば、10個)のファイルにアクセスが分散しているか否かを判断する。
【0049】
ステップSA4の判断結果が「Yes」である場合、ステップSA5では、制御部402は、負荷分散方式をキャッシュ重視型として、図3(a)に示したキャッシュ重視型点数テーブル800を選択する。ステップSA12では、制御部402は、所定時間待機した後、ステップSA1以降を繰り返す。以後、負荷分散部400では、別の負荷分散方式が選択されるまで、キャッシュ重視型点数テーブル800に従って、負荷分散処理が実行される。
【0050】
一方、ステップSA4の判断結果が「No」である場合、ステップSA6では、制御部402は、図5(b)に示したアクセス種類統計テーブル940を参照する。ステップSA7では、制御部402は、アクセス種類統計テーブル940に基づいて、ライトに関するアクセス数が、他のリードおよびファイル検索のアクセス数より多いか否かを判断する。
【0051】
ステップSA7の判断結果が「Yes」である場合、ステップSA8では、制御部402は、負荷分散方式を中間型として、図3(c)に示した中間型点数テーブル820を選択する。ステップSA12では、制御部402は、所定時間待機した後、ステップSA1以降を繰り返す。以後、負荷分散部400では、別の負荷分散方式が選択されるまで、中間型点数テーブル820に従って、負荷分散処理が実行される。
【0052】
一方、ステップSA7の判断結果が「No」である場合、ステップSA9では、制御部402は、アクセス種類統計テーブル940に基づいて、リードに関するアクセス数が、他のライトおよびファイル検索のアクセス数より多いか否かを判断する。
【0053】
ステップSA9の判断結果が「Yes」である場合、ステップSA10では、制御部402は、負荷分散方式をキャッシュ重視型として、図3(a)に示したキャッシュ重視型点数テーブル800を選択する。ステップSA12では、制御部402は、所定時間待機した後、ステップSA1以降を繰り返す。以後、負荷分散部400では、別の負荷分散方式が選択されるまで、キャッシュ重視型点数テーブル800に従って、負荷分散処理が実行される。
【0054】
一方、ステップSA9の判断結果が「No」である場合、すなわち、アクセス種類統計テーブル940においてファイル検索に関するアクセス数が、他のリードおよびライトのアクセス数より多い場合、ステップSA11では、制御部402は、負荷分散方式を負荷率重視型として、図3(b)に示した負荷率重視型点数テーブル810を選択する。
【0055】
ステップSA12では、制御部402は、所定時間待機した後、ステップSA1以降を繰り返す。以後、負荷分散部400では、別の負荷分散方式が選択されるまで、負荷率重視型点数テーブル810に従って、負荷分散処理が実行される。
【0056】
このように、一実施の形態では、所定時間毎に負荷分散方式選択処理が実行されることにより、ファイルへのアクセス数、ファイル種類別のアクセス数に応じて、負荷分散方式が適宜選択される。
【0057】
また、制御部402は、前述した負荷分散方式選択処理と並行して、図8に示したフローチャートに基づく処理を実行する。すなわち、同図に示したステップSB1では、制御部402は、クライアント1001 〜100n のうちいずれかのクライアントからファイル共有要求(ファイルアクセス要求)があるか否かを判断する。ステップSB1の判断結果が「Yes」である場合、ステップSB2では、制御部402は、後述するファイル共有要求処理を実行する。
【0058】
この場合、制御部402は、ステップSB1の判断結果を「No」とする。ステップSB3では、制御部402は、ノード6000 〜600m のうちいずれかのノードから、上述したファイル共有要求に対応するファイル共有応答があるか否かを判断し、この場合、判断結果を「Yes」とする。ステップSB4では、制御部402は、後述するファイル共有応答処理を実行する。
【0059】
この場合、制御部402は、ステップSB3の判断結果を「No」として、ステップSB1およびステップSB3のうちいずれかの判断結果が「Yes」となるまで、ステップSB1およびステップSB3の判断を繰り返す。
【0060】
そして、図1に示したクライアント1001 からファイル共有要求がファイルサーバ300に対して出されると、制御部402は、ステップSB1の判断結果を「Yes」とする。この場合、クライアント1001 からは、ファイル共有要求の情報として、図2に示したファイル共有要求情報700が外部ネットワーク200を介して負荷分散部400に入力される。
【0061】
このファイル共有要求情報700には、ヘッダ情報(図示略)が付加されている。ここで、現時点では、前述した負荷分散方式選択処理により、図3(a)に示したキャッシュ重視型点数テーブル800が選択されているものとする。
【0062】
ステップSB2では、制御部402は、ファイル共有要求処理を実行する。具体的には、図9に示したステップSC1では、制御部402は、ファイル共有要求情報700のヘッダ情報を確認するヘッダ処理を実行する。ステップSC2では、制御部402は、上記ヘッダ情報を抽出する。
【0063】
ステップSC3では、制御部402は、ノード6000 〜600m のそれぞれに対応する合計点数を初期化(=0)にする。この合計点数は、当該ファイル共有要求の転送先のノード、すなわち、負荷分散先のノードを決定する際に用いられる。ステップSC4では、制御部402は、図2に示したファイル共有要求情報700のファイルハンドル情報およびファイル名情報からハッシュ値を求めるためのハッシュ計算を実行する。この場合、ハッシュ値は、5であるものとする。
【0064】
ステップSC5では、制御部402は、図4(a)に示したハッシュ値テーブル900を参照し、ステップSC4で求めたハッシュ値(この場合、5)と同一のハッシュ値があるかを照会する。この場合、ハッシュ値テーブル900のノード番号0のハッシュ値(=5)が該当する。すなわち、ノード番号0に対応するノード6000 は、アクセス管理ノードである。
【0065】
ステップSC6では、制御部402は、図3(a)に示したキャッシュ重視型点数テーブル800と、ステップSC5の参照結果とに基づいて、ノード毎の合計点数を更新する。この場合、ノード番号0に対応するノード6000 に関しては、「アクセス管理ノードである」という条件に一致するため、合計点数が+10点となる。一方、他のノード6002 〜600m のそれぞれに関しては、上記条件と不一致であるため、点数が−10点となる。
【0066】
ステップSC7では、制御部402は、図4(c)に示した負荷率統計テーブル920を参照して、各ノードの負荷率がキャッシュ重視型点数テーブル800(図3(a)参照)の条件(「負荷率が80%未満である」、「負荷率が100である」)と一致するか否かを判断する。
【0067】
この場合、図4(c)に示したノード番号0に対応するノード6000 に関しては、負荷率が30%であり、「負荷率が80%未満である」という条件と一致するため点数が+5点とされる。また、「負荷率が100%である」という条件と不一致であるため、点数が0点とされる。以下、同様にして、ノード番号1〜mに対応するノード6001 〜600m のそれぞれについても、同様にして点数が特定される。
【0068】
ステップSC8では、制御部402は、ノード番号0〜mに対応するノード6000 〜600m のそれぞれの合計点数を更新する。すなわち、制御部402は、ステップSC7で特定された点数を合計点数に加算する。ノード番号0に対応するノード6000 に関して、合計点数は+15点(+10+5+0)である。
【0069】
ステップSC9では、制御部402は、図4(b)に示したキャッシュ統計テーブル910を参照して、各ノードがキャッシュ重視型点数テーブル800(図3(a)参照)の条件(「データがキャッシュに存在する」)と一致するか否かを判断する。
【0070】
この場合、図4(b)に示したファイルA、BおよびZ(この場合、ファイルAがアクセス要求されているものとする)がノード番号0に対応するノード6000 のキャッシュメモリ608に存在し、「データがキャッシュに存在する」という条件と一致するため、点数が+10点とされる。以下、同様にして、ノード番号1〜mに対応するノード6001 〜600m のそれぞれについても、同様にして点数が特定される。
【0071】
ステップSC10では、制御部402は、ノード番号0〜mに対応するノード6000 〜600m のそれぞれの合計点数を更新する。すなわち、制御部402は、ステップSC9で特定された点数を合計点数に加算する。ノード番号0に対応するノード6000 に関して、合計点数は+25点(+15+10)である。
【0072】
ステップSC11では、制御部402は、ノード番号0〜mに対応するノード6000 〜600m のそれぞれに関する合計点数のうち、最も合計点数が高いノードを選択する。この場合には、ノード6000 が選択されたものとする。ステップSC12では、制御部402は、ステップSC11で選択されたノード6000 へファイル共有要求情報700(図2参照)を転送する。すなわち、この場合には、キャッシュ重視型の負荷分散方式によりノード6000 への負荷分散処理が実行されたのである。
【0073】
ステップSC13では、制御部402は、図5(c)に示した要求数統計テーブル950を更新する。この場合、制御部402は、ノード6000 へファイル共有要求情報700を転送したため、要求数統計テーブル950のノード番号0に対応する要求数を1インクリメントした後、図8に示したメインルーチンへ戻る。
【0074】
そして、ファイル共有要求情報700は、図1に示したノード6000 に受信される。これにより、ファイル共有処理部603は、ファイル共有要求情報700のヘッダ情報(図示略)からアクセスの種類情報(例えば、リード)を、ファイル共有要求情報700からアクセス対象ファイルの情報(この場合、ファイルA)をそれぞれ取得する。
【0075】
つぎに、キャッシュ制御部609は、上記情報に基づいて、キャッシュメモリ608から当該ファイルをリードする。なお、キャッシュメモリ608に当該ファイルが存在しない場合、ディスク607より当該ファイルがリードされる。つぎに、ファイル入出力部610は、リードされたファイルをデータ統合部602へ出力する。
【0076】
これにより、データ統合部602は、図6(a)に示した応答情報1000を生成する。この応答情報1000において、負荷分散情報1001は、負荷監視部604からの負荷率の情報、キャッシュノード番号、アクセス種類(リード)の情報、ノード番号の情報等から構成されている。
【0077】
ヘッダ情報1002は、宛先(この場合、クライアント1001 )等の情報である。ファイルID情報1003は、リードされたファイルを識別するための情報である。データ1004は、当該ファイルである。つぎに、データ統合部602は、応答情報1000を負荷分散部400へ送信する。
【0078】
そして、応答情報1000が負荷分散部400に受信されると、制御部402は、図8に示したステップSB3の判断結果を「Yes」とする。ステップSB4では、制御部402は、ファイル共有応答処理を実行する。
【0079】
具体的には、図10に示したステップSD1では、制御部402は、応答情報1000(図6(a)参照)の負荷分散情報1001およびヘッダ情報1002を確認するヘッダ処理を実行する。ステップSD2では、制御部402は、負荷分散情報1001、ヘッダ情報1002およびファイルID情報1003を抽出する。
【0080】
ステップSD3では、制御部402は、負荷分散情報1001(キャッシュノード番号、負荷率の情報、アクセス種類(リード)の情報、ノード番号の情報等)、ヘッダ情報1002およびファイルID情報1003に基づいて、キャッシュ統計テーブル910(図4(b)参照)、負荷率統計テーブル920(図4(c)参照)、ファイル・アクセス数統計テーブル930(図5(a)参照)、アクセス種類統計テーブル940(図5(b)参照)、要求数統計テーブル950(図5(c)参照)およびノード・アクセス数統計テーブル960(図5(d)参照)をそれぞれ更新する。
【0081】
なお、要求数統計テーブル950においては、ノード番号0に対応する要求数が1デクリメントされる。要求数統計テーブル950以外のテーブルにおいては、該当数値が1インクリメントされる。
【0082】
ステップSD4では、制御部402は、図6(a)に示した応答情報1000から負荷分散情報1001を除去し、図6(b)に示した応答情報1100を生成する。ステップSD5では、制御部402は、ヘッダ情報1002から得られる宛先の情報に基づいて、外部ネットワーク200を介してクライアント1001 へ応答情報1100を転送する。
【0083】
また、ファイル検索に関するファイル共有要求において、クライアントからは、図6(c)に示したファイルID情報1300がファイルサーバ300へ送信される。このファイルID情報1300は、親ディレクトリ・ファイルID情報1200およびファイル名情報1201から構成されている。
【0084】
以後、クライアントからファイル共有要求(アクセス要求)がある毎に、前述した各種統計テーブル(キャッシュ統計テーブル910等)が更新され、更新の程度に応じて、負荷分散方式(キャッシュ重視型点数テーブル800、負荷率重視型点数テーブル810、中間型点数テーブル820)が動的に変化する。
【0085】
以上説明したように、一実施の形態によれば、クライアント1001 〜100n のうちいずれか一つのクライアントからアクセス要求がある毎に当該ノードからそれぞれ出力される負荷分散情報1001(図6(a)参照)に基づいて、複数のノード6000 〜600m のうち所定の条件を満たすノードへ当該アクセス要求を転送し負荷分散を実現するようにしたので、複数のクライアント1001 〜100n 間で複数のノードにおけるファイルを共有する際の多様なアクセスパターンに対して複雑な設定をすることなく、スケーラビリティおよびノード側の処理効率を高めることができる。
【0086】
また、一実施の形態によれば、ノード6000 〜600m のうちいずれか一つのノードより負荷分散情報1001(図6(a)参照)が入力される毎に、負荷分散情報を格納する各種統計テーブル(キャッシュ統計テーブル910等:図4(b)参照)を更新するようにしたので、リアルタイムなノードの状況に応じて、負荷分散を行うことができる。
【0087】
また、一実施の形態によれば、図7を参照して説明したように、所定時間毎に、各種統計テーブルに格納された負荷分散情報に応じて複数の負荷分散方式の中から所定の負荷分散方式を選択し、選択された負荷分散方式に基づいて、当該ノードへアクセス要求を転送するようにしたので、多様なアクセスパターンに対して柔軟に負荷分散の対応をとることができる。
【0088】
また、一実施の形態によれば、図6(a)に示した応答情報1000から負荷分散情報1001を削除し、図6(b)に示した応答情報1100を当該クライアントへ転送するようにしたので、クライアント1001 〜100n に対して特別な設定を必要とすることなく、スケーラビリティおよびノード側の処理効率を高めることができる。
【0089】
また、一実施の形態によれば、負荷分散情報1001に、少なくとも、ノードにおける負荷率、ファイルアクセス数の情報が含まれているため、負荷率、アクセス数を考慮した負荷分散を効率的に行うことができる。
【0090】
また、一実施の形態によれば、負荷分散情報1001に、少なくとも、各ノードにおけるキャッシュメモリに格納されているファイルの情報が含まれているため、アクセス速度を考慮した負荷分散を効果的に行うことができる。
【0091】
また、一実施の形態によれば、図4(a)を参照して説明したように、選択された負荷分散方式に対応する所定の条件に合致するか否かにより点数をノード毎に合計し、合計点数に基づいて、複数のノードのうち合計点数が最も高いノードへアクセス要求を転送するようにしたので、所定の条件をきめ細かく設定することにより、スケーラビリティをさらに高めることができる。
【0092】
以上本発明にかかる一実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成例はこの一実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
【0093】
例えば、前述した一実施の形態においては、図1に示したファイルサーバ300の機能を実現するためのファイルアクセス制御プログラムを図11に示したコンピュータ読み取り可能な記録媒体1500に記録して、この記録媒体1500に記録されたファイルアクセス制御プログラムを同図に示したコンピュータ1400に読み込ませ、実行することにより、ファイルアクセス制御に関する一連の処理を実行するようにしてもよい。
【0094】
コンピュータ1400は、上記ファイルアクセス制御プログラムを実行するCPU1410と、キーボード、マウス等の入力装置1420と、各種データを記憶するROM(Read Only Memory)1430と、演算パラメータ等を記憶するRAM(Random Access Memory)1440と、記録媒体1500からファイルアクセス制御プログラムを読み取る読取装置1450と、ディスプレイ、プリンタ等の出力装置1460と、各部を接続するバス1470とから構成されている。
【0095】
CPU1410は、読取装置1450を経由して記録媒体1500に記録されているファイルアクセス制御プログラムを読み込んだ後、ファイルアクセス制御プログラムを実行することにより、前述した、ファイルアクセス制御に関する一連の処理を実行する。なお、記録媒体1500には、光ディスク、フロッピーディスク、ハードディスク等の可搬型の記録媒体が含まれることはもとより、ネットワークのようにデータを一時的に記録保持するような伝送媒体も含まれる。
【0096】
(付記1)コンピュータを、
クライアントからのアクセス要求に応じてファイルにそれぞれアクセスされ、アクセス毎に少なくとも負荷分散情報を出力する複数のノード、
前記アクセス要求がある毎に前記負荷分散情報に基づいて、前記複数のノードのうち所定の条件を満たすノードへ当該アクセス要求を転送する負荷分散手段、
として機能させるためのファイルアクセス制御プログラム。
(付記2)前記コンピュータを、前記負荷分散情報が入力される毎に、前記負荷分散情報を格納するテーブルを更新する更新手段として機能させることを特徴とする付記1に記載のファイルアクセス制御プログラム。
(付記3)前記コンピュータを、所定時間毎に、前記テーブルに格納された負荷分散情報に応じて複数の負荷分散方式の中から所定の負荷分散方式を選択する選択手段として機能させ、前記負荷分散手段は、前記選択手段により選択された負荷分散方式に基づいて、当該ノードへ前記アクセス要求を転送することを特徴とする付記2に記載のファイルアクセス制御プログラム。
(付記4)前記複数のノードのそれぞれは、当該ファイルに関するファイル情報に前記負荷分散情報を付加した応答情報を前記負荷分散手段へ出力し、前記負荷分散手段は、前記応答情報から前記負荷分散情報を削除し、当該ファイル情報を当該クライアントへ転送することを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載のファイルアクセス制御プログラム。
(付記5)前記負荷分散情報には、少なくとも、ノードにおける負荷率、ファイルアクセス数の情報が含まれていることを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載のファイルアクセス制御プログラム。
(付記6)前記負荷分散情報には、少なくとも、各ノードにおけるキャッシュメモリに格納されているファイルの情報が含まれていることを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載のファイルアクセス制御プログラム。
(付記7)前記負荷分散手段は、前記選択手段により選択された負荷分散方式に対応する所定の条件に合致するか否かにより点数をノード毎に合計し、合計点数に基づいて、複数のノードのうち合計点数が最も高いノードへ前記アクセス要求を転送することを特徴とする付記3〜5のいずれか一つに記載のファイルアクセス制御プログラム。
(付記8)クライアントからのアクセス要求に応じてファイルにそれぞれアクセスされ、アクセス毎に少なくとも負荷分散情報を出力する複数のノードと、
前記アクセス要求がある毎に前記負荷分散情報に基づいて、前記複数のノードのうち所定の条件を満たすノードへ当該アクセス要求を転送する負荷分散手段と、
を備えたことを特徴とするファイルアクセス制御装置。
(付記9)所定時間毎に、前記負荷分散情報を格納するテーブルに格納された負荷分散情報に応じて複数の負荷分散方式の中から所定の負荷分散方式を選択する選択手段を備え、前記負荷分散手段は、前記選択手段により選択された負荷分散方式に基づいて、当該ノードへ前記アクセス要求を転送することを特徴とする付記8に記載のファイルアクセス制御装置。
(付記10)クライアントからのアクセス要求に応じてファイルにそれぞれアクセスされ、アクセス毎に少なくとも負荷分散情報を複数のノードからそれぞれ出力させる負荷分散情報出力工程と、前記アクセス要求がある毎に前記負荷分散情報に基づいて、前記複数のノードのうち所定の条件を満たすノードへ当該アクセス要求を転送する負荷分散工程と、
を含むことを特徴とするファイルアクセス制御方法。
(付記11)所定時間毎に、前記負荷分散情報を格納するテーブルに格納された負荷分散情報に応じて複数の負荷分散方式の中から所定の負荷分散方式を選択する選択工程を含み、前記負荷分散工程では、前記選択工程で選択された負荷分散方式に基づいて、当該ノードへ前記アクセス要求を転送することを特徴とする付記10に記載のファイルアクセス制御方法。
【0097】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ファイル毎のアクセス数が記録されたファイルアクセス数統計テーブルと、ファイルにアクセスする際のアクセス種類毎のアクセス数が記録されたアクセス種類統計テーブルと、ファイルの負荷分散方式を決定するための条件に応じた加算点数が負荷分散方式毎に規定された負荷分散方式毎の点数テーブルとを記憶し、及び、ノードを複数有するファイルサーバが、所定時間毎に、ファイルアクセス数統計テーブルとアクセス種類統計テーブルを読み出し、ファイル毎のアクセス数とアクセス種類毎のアクセス数とから、負荷分散方式を決定し、決定した負荷分散方式に対応する点数テーブルを選択し、クライアントからファイル名を含むファイル共有要求情報と共にファイル共有要求があると、選択された点数テーブルにおける条件に対応する加算点数を、ノード毎の合計点数に加算し、最も合計点数が高いノードを選択し、選択されたノードへ該ファイル共有要求情報を転送し、転送されたファイル共有要求情報に含まれるファイル名を持つファイルにアクセスし、応答情報を生成し、ファイルサーバが、クライアントに生成された応答情報を転送するので、複数のクライアント間で複数のノードにおけるファイルを共有する際の多様なアクセスパターンに対して複雑な設定をすることなく、スケーラビリティおよびノード側の処理効率を高めることができるという効果を奏する。
【0098】
また、本発明によれば、ノードより負荷分散情報が入力される毎に、負荷分散情報を格納するテーブルを更新するようにしたので、リアルタイムなノードの状況に応じて、負荷分散を行うことができるという効果を奏する。
【0099】
また、本発明によれば、所定時間毎に、テーブルに格納された負荷分散情報に応じて複数の負荷分散方式の中から所定の負荷分散方式を選択し、選択された負荷分散方式に基づいて、当該ノードへアクセス要求を転送するようにしたので、多様なアクセスパターンに対して柔軟に負荷分散の対応をとることができるという効果を奏する。
【0100】
また、本発明によれば、ファイル情報に負荷分散情報を付加した応答情報から負荷分散情報を削除し、当該ファイル情報を当該クライアントへ転送するようにしたので、クライアントに対して特別な設定を必要とすることなく、スケーラビリティおよびノード側の処理効率を高めることができるという効果を奏する。
【0101】
また、本発明によれば、負荷分散情報に、少なくとも、ノードにおける負荷率、ファイルアクセス数の情報が含まれているため、負荷率、アクセス数を考慮した負荷分散を効率的に行うことができるという効果を奏する。
【0102】
また、本発明によれば、負荷分散情報に、少なくとも、各ノードにおけるキャッシュメモリに格納されているファイルの情報が含まれているため、アクセス速度を考慮した負荷分散を効果的に行うことができるという効果を奏する。
【0103】
また、本発明によれば、選択手段により選択された負荷分散方式に対応する所定の条件に合致するか否かにより点数をノード毎に合計し、合計点数に基づいて、複数のノードのうち合計点数が最も高いノードへアクセス要求を転送するようにしたので、所定の条件をきめ細かく設定することにより、スケーラビリティをさらに高めることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】同一実施の形態におけるファイル共有要求情報700の一例を示す図である。
【図3】同一実施の形態における各種点数テーブルを示す図である。
【図4】同一実施の形態における各種統計テーブルを示す図である。
【図5】同一実施の形態における各種統計テーブルを示す図である。
【図6】同一実施の形態における各種情報を示す図である。
【図7】同一実施の形態における負荷分散方式選択処理を説明するフローチャートである。
【図8】図1に示した負荷分散部400の動作を説明するフローチャートである。
【図9】図8に示したファイル共有要求処理を説明するフローチャートである。
【図10】図8に示したファイル共有応答処理を説明するフローチャートである。
【図11】同一実施の形態の変形例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1001 〜100n クライアント
200 外部ネットワーク
300 ファイルサーバ
400 負荷分散部
401 外部ネットワークインタフェース
402 制御部
403 記憶部
6000 〜600m ノード
602 データ統合部
603 ファイル共有処理部
604 負荷監視部
605 ファイル処理部
607 ディスク
608 キャッシュメモリ
609 キャッシュ制御部
610 ファイル入出力部

Claims (3)

  1. 後述するファイルアクセス手段を有するノードを複数有するファイルサーバを、
    ファイル毎のアクセス数が記録されたファイルアクセス数統計テーブルと、ファイルにアクセスする際のアクセス種類毎のアクセス数が記録されたアクセス種類統計テーブルと、ファイルの負荷分散方式を決定するための条件に応じた加算点数が負荷分散方式毎に規定された負荷分散方式毎の点数テーブルとを記憶する手段、
    所定時間毎に、前記ファイルアクセス数統計テーブルと前記アクセス種類統計テーブルを読み出し、ファイル毎のアクセス数とアクセス種類毎のアクセス数とから、負荷分散方式を決定し、決定した負荷分散方式に対応する点数テーブルを選択する手段、
    クライアントからファイル名を含むファイル共有要求情報と共にファイル共有要求があると、選択された点数テーブルにおける前記条件に対応する加算点数を、ノード毎の合計点数に加算し、最も合計点数が高いノードを選択し、選択されたノードが有する後述するファイルアクセス手段へ該ファイル共有要求情報を転送する手段、
    転送されたファイル共有要求情報に含まれるファイル名を持つファイルにアクセスし、応答情報を生成するファイルアクセス手段、
    前記クライアントに生成された応答情報を転送する手段、
    として機能させるためのファイルアクセス制御プログラム。
  2. 後述するファイルアクセス手段を有するノードを複数有するファイルサーバにおいて、
    ファイル毎のアクセス数が記録されたファイルアクセス数統計テーブルと、ファイルにアクセスする際のアクセス種類毎のアクセス数が記録されたアクセス種類統計テーブルと、ファイルの負荷分散方式を決定するための条件に応じた加算点数が負荷分散方式毎に規定された負荷分散方式毎の点数テーブルとを記憶する手段と、
    所定時間毎に、前記ファイルアクセス数統計テーブルと前記アクセス種類統計テーブルを読み出し、ファイル毎のアクセス数とアクセス種類毎のアクセス数とから、負荷分散方式を決定し、決定した負荷分散方式に対応する点数テーブルを選択する手段と、
    クライアントからファイル名を含むファイル共有要求情報と共にファイル共有要求があると、選択された点数テーブルにおける前記条件に対応する加算点数を、ノード毎の合計点数に加算し、最も合計点数が高いノードを選択し、選択されたノードが有する後述するファイルアクセス手段へ該ファイル共有要求情報を転送する手段と、
    転送されたファイル共有要求情報に含まれるファイル名を持つファイルにアクセスし、応答情報を生成するファイルアクセス手段と、
    前記クライアントに生成された応答情報を転送する手段と、
    を有することを特徴とするファイルサーバ。
  3. ファイル毎のアクセス数が記録されたファイルアクセス数統計テーブルと、ファイルにアクセスする際のアクセス種類毎のアクセス数が記録されたアクセス種類統計テーブルと、ファイルの負荷分散方式を決定するための条件に応じた加算点数が負荷分散方式毎に規定された負荷分散方式毎の点数テーブルとを記憶する手段、及び、ファイルアクセス手段を有するノードを複数有するファイルサーバが、
    所定時間毎に、前記ファイルアクセス数統計テーブルと前記アクセス種類統計テーブルを読み出し、ファイル毎のアクセス数とアクセス種類毎のアクセス数とから、負荷分散方式を決定し、決定した負荷分散方式に対応する点数テーブルを選択し、
    クライアントからファイル名を含むファイル共有要求情報と共にファイル共有要求があると、選択された点数テーブルにおける前記条件に対応する加算点数を、ノード毎の合計点数に加算し、最も合計点数が高いノードを選択し、選択されたノードが有する前記ファイルアクセス手段へ該ファイル共有要求情報を転送し、
    前記ファイルアクセス手段が、転送されたファイル共有要求情報に含まれるファイル名を持つファイルにアクセスし、応答情報を生成し、
    前記ファイルサーバが、前記クライアントに生成された応答情報を転送する、
    ことを特徴とするファイルアクセス方法。
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