JP4000395B2 - Web3Dオーサリングシステム - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、Web3D用のオーサリングシステムに関し、詳しくはVRML等の標準的なWeb3Dフォーマットのファイルを読込みカスタマイズして一般的なWebブラウザにより表示・編集が可能な3D圧縮ファイル及びWebページを自動生成する編集用ソフトウェアを、通信ネットワークを介して供与するもので、特にネットワーク・セキュリティを確保したWeb3Dオーサリングシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、企業、学術団体等で使用されるシミュレーションソフト等のようにニッチマーケット用のソフトウェアは、開発に要した費用の償却等によりその価格を高額に設定せざるを得ないという背景がある。Webの世界においては、ブロードバンドの普及により一般の人でも手軽にホームページを作成するようになり、ホームページ作成のソフトウェアも手軽な価格で入手可能になっている。しかしながら、アニメーションや3D(三次元)表示等のような高度なWebページを作成するには、やはり高額なソフトウェアを使用しなければならないのが実情である。そこで、利用されるのがソフトウェア使用権のレンタル或いはリース販売である。特にWebページ制作のような仕事は在宅ビジネスとしても成立しており、CD等によるパッケージ販売に代わり、期限を設定したダウンロードによる提供の方が、ソフトウェアの更新・維持、或いは生成した作品をライブラリとして他の在宅ワーカーと共有する場合などを想定すると適している。
【0003】
このように、インターネットを介してサービスを提供する場合には、改ざん、盗聴等の不正使用がないように正規に認めた配信先(顧客)へサービスを伝えることが望まれる。これら改ざん、盗聴等の不正使用を防止するにはユーザID、パスワードによる認証が一般的であるが、こうしたユーザID、パスワードを不正に入手して行われる、なりすまし、による被害も後を絶たない。こうしたパスワードの脆弱さはパスワード・ファイルではなくID、パスワードがネットワークを流れる手順自体にも存在する。例えば、パスワードを厳重に暗号化したとしても、暗号化されてネットワークに流れたパスワードのビット列を抽出して、そのままパスワードとして送信するリプレイ・アタック等が可能であって、これに対する防御策としては、一方向関数等を利用してパスワードを毎回代える「ワンタイム・パスワード」、サーバ側と時刻の同期をとって時刻と共通鍵からパスワードを生成する「タイムシンクロ・パスワード」、サーバ側でユーザ情報、時刻等から新しい乱数を作成してユーザへ伝送し、それを、ユーザが共通鍵で暗号化して生成する「チャレンジ・レスポンス」等の方法がある。
【0004】
しかし、いくらID、パスワードだけを強化しても限界があるので、セキュリティを高めるために通信全文を所定のアルゴリズムで暗号化する方法が行われている。特許文献1には、公開鍵方式によるセキュア通信の例が開示されている。図5に示す例は、A氏、B氏、C氏3者間の通信で、A氏がB氏とC氏に伝えるメッセージの平文M1をB氏及びC氏の公開鍵PKbcにより暗号化して暗号文M2を作成し、インターネットを介してB氏及びC氏に送信する。暗号文M2を受け取ったB氏及びC氏は片方の秘密鍵だけでは復号できないので、双方の秘密鍵SKbと、SKcを共同で使用することによりこの暗号文M2を復号化して、元の平文M1を得るものである。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−359615号公報(第3〜4頁、図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来技術では、一対の公開鍵と秘密鍵を、公開鍵PKbcと秘密鍵SKb及びSKcに分割してB氏とC氏2人が秘密鍵SKb、SKcを夫々分割所有することによって、一個の鍵を二人で共有して危険を分散し秘密鍵保管の安全性を高めようとした方式であるが、暗号化・復号化処理そのものは公開鍵方式なので、第三者機関によるCA(Certification Authority)認証などの手続きが必要であり、暗号化・復号化に時間が掛かって処理速度が低下するという問題があった。
それの対策として、インターネットでは電子メール用の暗号方式PGP(Pretty Good Privacy)−MIME(MultipurposeInternet Mail Extensions)や、ブラウザ・サーバ間で利用されるSSL(Secure Sockets Layer)等の公開鍵方式のシステムにより、処理に時間の掛かる公開鍵方式を認証だけに使用し、相互に生成した共通鍵を暗号文に使用して処理速度を改善しているが、生成した共通鍵は変更されないので100%安全ではなくなっている。
更に、改善した方式として、最近のIPsec(InternetProtocol Securty)と呼ばれる方式等のように、認証と暗号化が自動的に行われ、暗号・認証のパラメータも動的に生成して交換するIKE(Internet Key Exchange)と呼ばれる自動鍵交換プロトコルを使用して、認証と暗号アルゴリズムも時間の関数として変更する方式等があるが、ホストとホスト間のプロトコルであって、一般的なBtoC(企業と顧客間の商取引)等のチャネルに使用するサービスとしては、手続きが複雑で処理速度にも難があり、システムの複雑さから容易に使用できる現状ではないという問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、手続きが簡単で、Web上でも安全性が高くソフトウェアや3D画像データ等の配布に対して処理速度が速く効率的な暗号化・復号化方法を取り入れ不正使用の防止を図るWeb3Dオーサリングシステムを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、3Dモデリングソフトウェアを用いて生成されたVRML等による汎用フォーマットのWeb3Dファイルを読込み編集し、Webブラウザ上で3D表示を行うための圧縮ファイル及びWebページを自動生成するオーサリングソフトウェアをユーザに供与するためのコンピュータシステムであって、
少なくとも前記ユーザを特定するための登録情報と前記オーサリングソフトウェアとを保持及び更新するためのデータベースを有する管理センターと、前記管理センターと通信ネットワークを介して接続し前記オーサリングソフトウェアの使用許可情報を前記管理センターから配布されて該オーサリングソフトウェアを実行する複数のユーザのクライアント端末とから構成され、
前記クライアント端末は、前記管理センターから受信した第1の照合情報と前記オーサリングソフトウェア本体又は他のファイルに含まれる第2の照合情報とを前記オーサリングソフトウェアの実行開始の際に照合してその照合結果を管理センターに通知し前記オーサリングソフトウェアの使用許可情報を要求するソフトウェア照合手段を有し、
前記管理センターは、登録済みユーザの前記クライアント端末からの要求に応答しクライアント端末毎に異なるユニークな前記第1の照合情報及び前記使用許可情報当該クライアント端末に送信し該第1の照合情報を前記オーサリングソフトウェアと共に管理するソフトウェア管理手段と、前記クライアント端末からの要求に応答し該クライアント端末からの前記照合結果と前記オーサリングソフトウェアの使用許可情報とから使用条件を満たした判断した場合に前記オーサリングソフトウェアの実行を許可するユーザ照合手段とを有することを特徴としている。
【0009】
また、請求項2に記載の前記管理センターから送信され前記クライアント端末で受信する前記オーサリングソフトウェアの前記使用許可情報は、前記オーサリングソフトウェアのバージョン及び前記クライアント端末での使用許可期間の情報を含み、前記ソフトウェア管理手段により保存及び管理されることを特徴としている。
また、請求項3に記載の前記第1の照合情報及び前記第2の照合情報の少なくともいずれか一方はユニークな暗号情報を含み、前記オーサリングソフトウェア本体又は付属のソフトウェアを実行することで前記暗号情報を復号することを特徴としている。
また、請求項4に記載の前記管理センターから送信され前記クライアント端末で受信する前記第1の照合情報は、前記ユーザ毎及び前記第1の照合情報が送信される毎に異なるユニークな暗号情報を含むことを特徴としている。
また、請求項5に記載の前記クライアント端末は、前記オーサリングソフトウェアが実行される度に前記第1の照合情報と前記第2の照合情報を照合してその照合結果を前記管理センターに通知し、前記管理センターより使用許可情報が得られた場合に前記オーサリングソフトウェアの実行を継続し、使用許可情報が得られなかった場合に該オーサリングソフトウェアの実行を中止するプログラムを有することを特徴としている。
また、請求項6に記載の前記ソフトウェア管理手段は、前記クライアント端末からのダウンロード要求に応答し、前記オーサリングソフトウェアの更新ファイルを前記第1の照合情報と共に前記クライアント端末に送信することを特徴としている。
また、請求項7に記載の前記クライアント端末は、前記オーサリングソフトウェアで生成したソフトウェアライブラリを前記管理センターに送信して登録するライブラリ登録手段を有し、前記管理センターは、前記クライアント端末から送信されたソフトウェアライブラリを登録して予め登録されたソフトウェアライブラリと共に前記データベースに保存・蓄積し、前記クライアント端末からのダウンロード要求に応えて前記ソフトウェアライブラリを前記第1の照合情報と共に前記クライアント端末に送信するライブラリ管理手段を有することを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は本発明の実施の形態に係るWeb3Dオーサリングシステムの構成図である。
図2は図1に示す管理センターが主催する3Dオーサリングセミナーを一例とした構成図である。
図3は図2に示すチュートリアルで使用するソフトウェアの一画面を示す図である。
【0011】
図1において、1は管理センターで、ASP(Application Service Provider)形式によりホスティングサービスを提供し、Web3Dオーサリングセミナー等も主催する。2a〜2nは不特定多数のクライアント端末であり、3はインターネット等の通信ネットワークである。10はFTPサーバで、ASP形式によるサービスのためのサーバ、クライアント間のファイル転送、セミナーでの3D画像ファイル転送などを管理する。11はソフトウェア管理手段であり、本システムで使用される手続き・暗号処理のアルゴリズム、セミナーに使用するWeb3Dオーサリングソフトウェアなどを管理する。12はライブラリ管理手段で、ユーザがWeb3Dオーサリングソフトウェアによって作成したスクリプト等の中間ソフトウェアや、作成したシーンの画像データ等を登録管理する。13はスケジュール管理手段であって、システムのスケジュールを管理してソフトウェア・認証の更新時期、暗号アルゴリズムの変更タイミング等を監視する。14は課金管理手段であり、Web3Dオーサリングソフトウェアの使用料やセミナーの参加費等に対しSSL、SET(Secure Electronic Transaction)等の各種方式を用いて課金する。
【0012】
15はWebサーバで、管理センター1の主催するセミナーをASP形式によるホスティングサービスを介して、管理センター1と受講するユーザのクライアント端末2a〜2n間の通信を行う。16はメールサーバで、Webとは別ルートの転送に使用され、入会許可証やセミナー会員ID・パスワード、別ファイル等を送付する際に使用される。17はユーザ管理手段であって、入会手続きを終えた会員の会員名簿を作成してデータベースに格納し、サービス管理を行う。18はユーザ照合手段であって、照合情報などのユニーク情報による認証手続きによるユーザ照合を行う。19はデータベースサーバで、データベース20へのアクセスを管理し、ユーザが使用するクライアント端末2a〜2nからのアプローチも受け付ける。
【0013】
2はユーザが使用するクライアント端末で2a〜2nの複数個存在する。クライアント端末2aの中央制御部21、RAM、ROM等のメモリ22、キーボード、マウスやディスプレイ等の入出力部23、ハードディスク等の記憶装置24は一般的なPC(パーソナルコンピュータ)等による端末装置のハードウエア構成を表した部分であり、その動作説明は省略する。25はダウンロード手段であって、セミナー受講の際やその後継続して使用するWeb3Dオーサリングソフトウェアのダウンロード等を行う。26はソフトウェア照合手段で、第1、第2の照合情報の鍵照合を行い、Web3Dオーサリングソフトウェアデータのアルゴリズムによる暗号の復号等を行う。27はライブラリ登録手段であって、ダウンロードしてWeb3Dオーサリングソフトウェアにより作成したスクリプトのファイルや、3Dシーン等のデータを管理センター1にライブラリとして登録する。28は通信接続部であって、通信ネットワーク3を介して外部と通信接続を行う部分である。なお、Web3DオーサリングソフトウェアのWeb3Dとは、Webブラウザを介した3D表示のことを意味している。
【0014】
次に、図2に示す本システムの処理の流れに沿って説明する。
実施例としては、単純に通信ネットワークを介してWeb3Dオーサリングソフトウェアを供与するシステムでも構わないが、ここでは、ASP形式によるホスティングサービス環境において開催されるセミナーを一例として説明する。セミナーの内容は、説明を簡単にするために、以降、Web3Dオーサリングソフトウェアによる3D画像やアニメーション制作の習得を例に説明するが、勿論、これに限定するものではなく、他のイベント、催事にも適用可能である。
【0015】
Web3DオーサリングセミナーのユーザコミュニティにはWebページを介して、セミナーの会場(バーチャル)、日時、会費、などの規約や、1日目:基礎講座A、2日目:基礎講座B、3日目以降:応用講座として実際のビジネスの現場で実践可能なノウハウ、3Dコンテンツの作成、3Dオブジェクトとのインタラクティブ操作を可能にする専用のJava(R)Script API(Application Programming Interface)などのトレーニング・メニュー、と言ったスケジュールが開示される。
データベース20には、セミナー教材用の各種コンテンツのライブラリ、チュートリアル、オーサリングソフトウェアなどが格納されている。
ユーザ2が所定の個人情報を記入して電子メール等で入会申し込みを行うと、管理センター1はユーザ管理手段17を介して会員登録を行い、会員番号、IDパスワードなどの入会許可の通知を電子メールにて送信する(S1)。
【0016】
セミナー開講に当たっては、管理センター1は登録済みユーザが使用するクライアント端末2の要求(S2)に応答して、管理センター1からオーサリングソフトウェアの使用条件、ソフトウェアバージョン、ユーザが使用するクライアント端末2の使用可能期間等を記載したオーサリングソフトウェアの使用許可情報を与えるために、まず、ユーザが使用するクライアント端末2等を識別するユニークな第1の照合情報クライアント端末2へ送信する(S3)。送信され第1の照合情報、オーサリングソフトウェアの使用許可情報、オーサリングソフトウェアは共に、ソフトウェア管理手段11により保持及び管理される。この場合の、第1の照合情報の内容は、例えば、ユーザ個々のドメイン、ID、パスワード、或いはデバイスID等のユニーク情報を含み生成される暗号キー(キー1)である。この場合のアルゴリズムは、DES(Data Encryption Standard)、IDEA(International Data Encryption Algorithm)、FEAL(Fast data Encipherment Algorithm)、RC(Rivest’s Cipher)等、使用可能なものならいずれでも構わない。この第1の照合情報(暗号キー1)はユーザ毎に異なり、従来技術欄に記載したようにサーバの時刻情報等から新しい乱数を作成して送信毎に異なるように生成することができる
【0017】
クライアント端末2は、予めCD等による配布、又はダウンロード手段25によりダウンロードを要求して入手したオーサリングソフトウェア本体に含まれる第2の照合情報、或いは、別ファイルとしてダウンロードした第2の照合情報を得て、第1と第2の照合情報(暗号キー)を照合して照合結果を管理センター1へ通知し認証を得る。このようにして、オーサリングソフトウェアの使用許可条件を受け入れたユーザが使用するクライアント端末2からの要求に応答して、管理センター1はクライアント端末2からの照合結果と、オーサリングソフトウェアの使用許可情報とから使用条件を満たしていると判断した場合は、オーサリングソフトウェアの実行を許可する(S4)。このとき、クライアント端末2からの第1と第2の照合情報による照合結果を受信した管理センター1は、使用条件を満たした場合に使用許可情報をクライアント端末2に送信し、クライアント端末2のオーサリングソフトウェアは、この使用許可情報を受信してソフトウェアの実行を継続する。
予めダウンロード要求等により入手した第2の照合情報は、ソフトウェアバージョン、デバイスID、使用期間、ユーザID、パスワード、等の識別情報を含んで構成されるが、オーサリングソフトウェアを実行する度に要求される第1の照合情報とは異なる暗号キー情報である。
【0018】
オーサリングソフトウェアの実行の際は、第1の照合情報(キー1)と、第2の照合情報(キー2)とを照合し、照合結果を管理センター1に通知して使用許可情報が得られた場合にそのオーサリングソフトウェアを実行する。ここで、第1のキーはユーザ毎に或いは通信毎に更新され、オーサリングソフトウェアを実行する度に両キーの照合を行いその照合結果を管理センター1に通知し、照合の結果その条件から外れて管理センター1より使用許可情報が得られなかった場合は、ソフトウェアの実行を中止する。
【0019】
予めCD等で第2の照合情報を含むオーサリングソフトウェアを供給する場合は、暗号化前のキー情報が固定となるのでセキュリティレベルは低下する。CD等で予め供給する場合はソフトウェアの使用期限や生成ファイルの保存機能を制限する等の試用版とし、本使用の際に上記第1及び第2のキーによって制限を解除するような形態にすることが望ましい。
【0020】
このような環境で提供されるWeb3Dオーサリングソフトウェア・セミナーの1工程では、例えば、主催者のオーサリングソフトウェアとして、Yappa3D Studio(商標名)等を受講者ユーザ各人へ、上記のようなセキュリティ方法を設定して供与する。受講者は3Dモデリングソフトウェアで生成したVRMLファイルをインポートして、次に、3Dオブジェクトの回転等のツールバーや初期状態などの各種オプションを設定し、最後にWebブラウザ上で3D画像を表示するための各種ファイルを生成するために3Dシーン情報を保存するまでを受講する。
【0021】
図3はWeb3Dオーサリングソフトウェアの実行で提供される一画面を示しており、3Dオブジェクトとそのワークエリアの3D画像の編集に最も良く使われる編集画面である。図でPreviewウインドウの3Dオブジェクト(現在、携帯電話機)は、HTML(Hyper Text Markup Language)で記述したWebページ内に表示されるアプレットと同じ見栄えで作成した3Dオブジェクトの全体像が表示される。その他、メニューバーのツールメニューからアクセスできる、Selectors、Applet Options、Properties、Animation Manager、等の多数のツールウインドウが開いている。
【0022】
例えば、Propertiesウインドウを例にとれば、このウインドウは、Shape、Transform、Lightの3つのパラメータ設定が可能であり、Shapeバラメータは、更に、Material、Hidden Face Removal…、など7項目の細部設定が可能であり、例えば、図4に示すように、このHiden Face Removalを有効にした場合は、チェックの入った右側の図のように、裏向きのポリゴンが描画されない。などの解説・指導が受けられる。
【0023】
このように3Dセミナーでは、チュートリアルに基づき基礎から丁寧にインタラクティブに指導を行う。そして受講者は作成した3Dシーン、3Dツールとして構成したスクリプト等をライブラリ登録手段27により、管理センター1のライブラリとしてアップロードし保管する。登録者は、保管したスクリプト、3D画像データ等を何時でもダウンロードして再度利用できるし、他のユーザへ供与可能なライブラリとしても登録可能である。
【0024】
予めユーザ登録しておくことで他のユーザが作成・登録し配布を許可したライブラリや、管理センター1によって予め用意されたライブラリを使用できる。この場合、管理センターは第2の照合情報をライブラリに埋め込み登録しておき、クライアント端末2からのダウンロード要求に応答して、Web3Dオーサリングソフトウェア使用の際と同様に生成した第1の照合情報と共にライブラリを送信する。クライアント端末では第1及び第2の照合情報の照合結果を管理センター1へ通知し、管理センター1から使用許可情報を受信して、Web3Dオーサリングソフトウェアによってこの使用許可情報が参照されダウンロードしたライブラリの使用が可能になる。また、Web3Dオーサリングソフトウェアのバージョンアップ等の更新ファイルを提供する際も、ライブラリ使用と同様の第1及び第2の照合情報の照合結果を管理センターに通知し使用許諾を得ることで更新ソフトウェアの使用を可能としている。
なお、作成したWeb3D画像シーンやライブラリは、Java(R)アプレットによってWeb上に展開するので、Webブラウザ側ではアプレット処理を行う標準的に備えられたVM(バーチャルマシン)によって、特別のプラグイン無しにインタラクティブな3D画像表示が可能となる。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、管理センターは、登録済みユーザのクライアント端末からの要求に応答しクライアント端末毎に異なるユニークな第1の照合情報このクライアント端末に送信すると共に、第1の照合情報(キー1)及び使用許可情報をオーサリングソフトウェアと共に管理し、クライアント端末からの要求に応答してクライアント端末からの照合結果とオーサリングソフトウェアの使用許可情報から条件を満たした場合にクライアント端末でのオーサリングソフトウェアの実行を許可し、クライアント端末は、管理センターから受信した第1の照合情報(キー1)とオーサリングソフトウェア本体又は他のファイルに含まれる第2の照合情報(キー2)とをオーサリングソフトウェアの実行開始の際に照合し管理センターに照合結果を通知してオーサリングソフトウェアの使用許可を要求するように構成されており、さらに、第1の照合情報(キー1)と第2の照合情報(キー2)にはユニークな暗号情報が含まれ、第1の照合情報(キー1)は端末毎に加え送信毎に異なるユニークな暗号情報が含まれ、オーサリングソフトウェア本体又は付属のソフトウェアが実行される度に第1の照合情報(キー1)と第2の照合情報(キー2)を復号して照合し、照合条件を満たした場合に管理センターからの使用許可情報を受信することによりオーサリングソフトウェアの実行を継続し、照合条件を満たさなかった場合にオーサリングソフトウェアの実行を中止するように構成したので、キー1とキー2を組合せた簡単な複合キーを用いて、キーとデータ暗号化用のアルゴリズム両方を動的に代えるように構成することによって、公開鍵暗号のように処理時間が掛かることもなく、PGP、SSLのように安全性が問題になることもない、3D画像データの伝送に有効で、Web上でのセミナーなどにおける個人指導の秘密と、データ伝送の安全性を保証する暗号化システムを構成することができるという効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るWeb3Dオーサリングシステムの構成図である。
【図2】図1に示す管理センターが主催する3Dオーサリングセミナーを一例とした構成図である。
【図3】図2に示すセミナーで使用するソフトウェアの一画面を示す図面である。
【図4】図3に示すShape Propertiesの説明図である。
【図5】従来の秘密鍵管理方法の構成図である。
【符号の説明】
1 管理センター
2 ユーザ
3 通信ネットワーク
10 FTPサーバ
11 ソフトウェア管理手段
12 ライブラリ管理手段
13 スケジュール管理手段
14 課金管理手段
15 Webサーバ
16 メールサーバ
17 ユーザ管理手段
18 ユーザ照合手段
19 データベースサーバ
21 中央制御部
22 メモリ
23 入出力部
24 記憶装置
25 ダウンロード手段
26 ソフトウェア照合手段
27 ライブラリ登録手段
28 通信接続部

Claims (7)

  1. 3Dモデリングソフトウェアを用いて生成されたVRML等による汎用フォーマットのWeb3Dファイルを読込み編集し、Webブラウザ上で3D表示を行うための圧縮ファイル及びWebページを自動生成するオーサリングソフトウェアをユーザに供与するためのコンピュータシステムであって、
    少なくとも前記ユーザを特定するための登録情報と前記オーサリングソフトウェアとを保持及び更新するためのデータベースを有する管理センターと、
    前記管理センターと通信ネットワークを介して接続し前記オーサリングソフトウェアの使用許可情報を前記管理センターから配布されて該オーサリングソフトウェアを実行する複数のユーザのクライアント端末とから構成され、
    前記クライアント端末は、前記管理センターから受信した第1の照合情報と前記オーサリングソフトウェア本体又は他のファイルに含まれる第2の照合情報とを前記オーサリングソフトウェアの実行開始の際に照合してその照合結果を管理センターに通知し前記オーサリングソフトウェアの使用許可情報を要求するソフトウェア照合手段を有し、
    前記管理センターは、登録済みユーザの前記クライアント端末からの要求に応答しクライアント端末毎に異なるユニークな前記第1の照合情報及び前記使用許可情報当該クライアント端末に送信し該第1の照合情報を前記オーサリングソフトウェアと共に管理するソフトウェア管理手段と、
    前記クライアント端末からの要求に応答し該クライアント端末からの前記照合結果と前記オーサリングソフトウェアの使用許可情報とから使用条件を満たしたと判断した場合に前記オーサリングソフトウェアの実行を許可するユーザ照合手段とを有することを特徴とするWeb3Dオーサリングシステム。
  2. 前記管理センターから送信され前記クライアント端末で受信する前記オーサリングソフトウェアの前記使用許可情報は、前記オーサリングソフトウェアのバージョン及び前記クライアント端末での使用許可期間の情報を含み、前記ソフトウェア管理手段により保存及び管理されることを特徴とする請求項1に記載のWeb3Dオーサリングシステム。
  3. 前記第1の照合情報及び前記第2の照合情報の少なくともいずれか一方はユニークな暗号情報を含み、前記オーサリングソフトウェア本体又は付属のソフトウェアを実行することで前記暗号情報を復号することを特徴とする請求項1又は2に記載のWeb3Dオーサリングシステム。
  4. 前記管理センターから送信され前記クライアント端末で受信する前記第1の照合情報は、前記ユーザ毎及び前記第1の照合情報が送信される毎に異なるユニークな暗号情報を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のWeb3Dオーサリングシステム。
  5. 前記クライアント端末は、前記オーサリングソフトウェアが実行される度に前記第1の照合情報と前記第2の照合情報とを照合してその照合結果を前記管理センターに通知し、前記管理センターより使用許可情報が得られた場合に前記オーサリングソフトウェアの実行を継続し、使用許可情報が得られなかった場合に該オーサリングソフトウェアの実行を中止するプログラムを有することを特徴とする請求項3に記載のWeb3Dオーサリングシステム。
  6. 前記ソフトウェア管理手段は、前記クライアント端末からのダウンロード要求に応答し、前記オーサリングソフトウェアの更新ファイルを前記第1の照合情報と共に前記クライアント端末に送信することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のWeb3Dオーサリングシステム。
  7. 前記クライアント端末は、前記オーサリングソフトウェアで生成したソフトウェアライブラリを前記管理センターに送信して登録するライブラリ登録手段を有し、
    前記管理センターは、前記クライアント端末から送信されたソフトウェアライブラリを登録して予め登録されたソフトウェアライブラリと共に前記データベースに保存及び蓄積し、前記クライアント端末からのダウンロード要求に応えて前記ソフトウェアライブラリを前記第1の照合情報と共に前記クライアント端末に送信するライブラリ管理手段を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のWeb3Dオーサリングシステム。
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