JP4000270B2

JP4000270B2 - Automatic hair washer

Info

Publication number: JP4000270B2
Application number: JP2002081805A
Authority: JP
Inventors: 英昭松永; 武成結城; 智西村; 勝野呂; 達彦吉井; 正継伊藤
Original assignee: Takara Belmont Corp; Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Takara Belmont Corp; Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 2002-03-22
Filing date: 2002-03-22
Publication date: 2007-10-31
Anticipated expiration: 2022-03-22
Also published as: JP2003275020A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、温水、シャンプー液が混ざった温水、トリートメント液が混ざった温水などの洗浄水を被洗髪者の頭部および髪に噴射して洗髪を行う自動洗髪機に関する。
【０００２】
【従来の技術】
たとえば、理髪店や美容院などに設置されて、被洗髪者の頭部および髪に洗浄水（温水、シャンプー液が混ざった温水、トリートメント液が混ざった温水など）を噴射して自動洗髪を行う自動洗髪機が知られている。
このような自動洗髪機には、碗状のシンクが備えられていて、自動洗髪は、そのシンク内に被洗髪者の頭部が仰向けに配置された状態で、シンク内に配置されたノズルから被洗髪者の頭部および髪に洗浄水が噴射されることにより達成される。また、シンクに関連して、洗浄水の外部への飛散を防止するためのフードが設けられていて、自動洗髪の際には、そのフードでシンクの上方を覆うようになっている。さらに、シンクの周囲には、シンクの上端縁から側方（シンクに対する被洗髪者の挿入方向に関して側方）へ張り出した張出部が形成されており、この張出部には、自動洗髪に関する種々の設定を行うために操作される操作パネルが配置されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
自動洗髪の後で仕上げのために、理髪師または美容師などのオペレータが、シンク近傍に配置されたハンドシャワーを用いて手動で洗髪することがある。この際、上述の構成では、フードや操作パネル（張出部）が邪魔になり、オペレータが作業しにくいという問題があった。
すなわち、フードは、シンクの後方に水平に配置された回転軸を中心として回動自在に支持されて、シンクの後方上部で保持された開状態とシンクの上方を覆う閉状態とに開閉可能に設けられているため、フードを開けて行う手動洗髪の際に、そのフードが邪魔になり、被洗髪者の頭頂部が洗いにくかった。また、シンクの側方には操作パネルがあるので、シンクから離れた位置から手を伸ばして作業を行わなければならなかった。
【０００４】
そこで、この発明の目的は、上述の技術的課題を解決し、オペレータの作業性が向上された自動洗髪機を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記の目的を達成するための本願発明は、被洗髪者の頭部を挿入するシンクと、このシンクに挿入された被洗髪者の頭部に洗浄水を噴射する洗浄水噴射手段と、上記シンクの上方を覆って、上記シンクからの洗浄水の飛散を防止するためのフードと、上記シンクの外方であって上記シンクに対する被洗髪者の頭部の挿入方向に関して左右一方に偏った開位置と、上記シンクの上方を覆う閉位置との間で開閉可能に上記フードを保持するヒンジ機構とを含み、上記ヒンジ機構は、上記閉位置にあるフードの上記挿入方向手前側の端部を上方に持ち上げて、当該フードを上記シンクの後方へ移動させ、さらに、そのフードを上記左右一方に偏った位置（上記シンクの斜め後方の位置）へ移動させることにより、上記フードを上記閉位置から上記開位置に変位させることができるように保持するものであるか、または、上記閉位置にあるフードの上記挿入方向手前側の端部を上方に持ち上げて、当該フードを上記シンクの後方へ移動させ、さらに、そのフードを上記挿入方向に関して左右一方に倒すことにより、上記フードを閉位置から開位置に変位させることができるように保持するものである。
【０００６】
この発明によれば、フードの開位置が、シンクの外方であって被洗髪者の頭部の挿入方向に関して左右一方に偏った位置に設定されているので、そのフードの開位置とは反対側から手動洗髪などを行えば、フードが作業の邪魔になることがない。ゆえに、手動洗髪では、被洗髪者の頭頂部も上手く洗うことができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図１および図２は、この発明の一実施形態に係る自動洗髪機の使用状態を示す図であり、それぞれ側方から見た状態および上方から見た状態を示している。この自動洗髪機１は、被洗髪者の頭部を仰向けの状態でシンク２内に挿入した状態で、シンク２内に配置されたノズルから被洗髪者Ｈの頭部および髪に洗浄水（温水、シャンプー液が混ざった温水、トリートメント液が混ざった温水など）を噴射することにより自動洗髪を行うものであり、シンク２を保持するシンク保持部３と、被洗髪者Ｈが座るための椅子４を保持する椅子保持部５とを備えている。
【００１８】
シンク保持部３と椅子保持部５とは、互いに着脱可能に構成されており、たとえば、シンク保持部３と椅子保持部５とを別々に理髪店などに搬入して、その理髪店などにおいて、シンク保持部３と椅子保持部５とを結合させることにより自動洗髪機１を組み上げることができるようになっている。シンク保持部３と椅子保持部５とが結合された状態で、シンク保持部３と椅子保持部５とに外観上の一体性を持たせるために、シンク保持部３の側面３Ａ，３Ｂと椅子保持部５の側面５Ａ，５Ｂとの間には、これらの側面をほぼ面一に連結する外装パネル３２が取り付けられている。
【００１９】
椅子保持部５の右側面（図１における手前側の面）５Ａの後側上部には、自動洗髪に関する種々の設定を行うために操作される操作パネル３０が配置されている。具体的には、椅子４の左右両側には、被洗髪者Ｈが腕を載せるためのアームレスト６が設けられていて、これらのアームレスト６が椅子保持部５の側面５Ａ，５Ｂを構成している。そして、右側（シンク２に対する被洗髪者Ｈの頭部の挿入方向に関して右側）のアームレスト６の後側上部には、椅子保持部５の右側面５Ａ（鉛直面）に対して所定の角度（たとえば、３０〜６０度）で傾斜した傾斜面６Ａが形成されていて、この傾斜面６Ａに操作パネル３０が配置されている。これにより、操作パネル３０は、アームレスト６に載せられた被洗髪者Ｈの腕で覆い隠されることがなく、また、その表面（操作ボタンなどが配置された面）を鉛直面に対して斜め上方に向けた状態に設けられている。ゆえに、シンク２の右側に立って操作を行うオペレータは、操作パネル３０を操作しやすい。また、シンクの周囲に張出部を設け、この張出部に操作パネルを配置した従来構成に比べて、オペレータは、シンク２により近づいた位置に立って、自動洗髪の後の仕上げのための手動洗髪を行うことができ、その洗髪作業がしやすい。さらには、操作パネル３０に洗浄水がかかるおそれがないから、操作パネル３０の防水構造を簡素化できるという利点もある。
【００２０】
また、シンク２に関連して、シンク２の上方を開放する開状態とシンク２の上方を覆う閉状態とに開閉可能なフード７が設けられている。フード７は、ドーム状（半球状）に形成されており、その前部には、被洗髪者Ｈの頭部がシンク２内に挿入された状態でフード７が閉じられた時に、被洗髪者Ｈの顔面を露出させるための切除部７１が形成されている。この切除部７１の周縁には、切除部７１から露出した被洗髪者Ｈの顔面に弾力的に接するフェイスシールと呼ばれる柔軟なシール部材が取り付けられており、このシール部材によって、シンク２内から外部への洗浄水の飛散が防止され、洗浄水の水滴が被洗髪者Ｈの顔面にかかることが防止される。
【００２１】
図３は、自動洗髪機１の内部構成を簡略化して示す断面図である。シンク２は、例えば上方が開放された碗状の部材であって、その上縁の手前側には、被洗髪者Ｈの首を載せるために滑らかに湾曲したネック台２Ａが形成されている。
シンク２内には、被洗髪者Ｈの頭部および髪に向けて洗浄水（温水、シャンプー液が混ざった温水、トリートメント液が混ざった温水など）を噴射するためのノズルリンク８が設けられている。このノズルリンク８は、例えば略半円弧状に湾曲された管状の部材であって、その一端部を中心に回動可能に取り付けられている。ノズルリンク８には、図４に示すように、３つのノズル８１Ｌ，８１Ｃ，８１Ｒが設けられていて、ノズルリンク８内に送られてきた洗浄水は、その３つのノズル８１Ｌ，８１Ｃ，８１Ｒから噴射される。ノズルリンク８を回動させつつ、３つのノズル８１Ｌ，８１Ｃ，８１Ｒから洗浄水を噴射させることにより、被洗髪者Ｈの頭部全体に良好に洗浄水を供給できるようになっている。
【００２２】
３つのノズル８１Ｌ，８１Ｃ，８１Ｒのうちの左右のノズル８１Ｌ，８１Ｒは、洗浄水を均等分布（洗浄水の水流がほぼ一様）で噴射するように設計されており、中央のノズル８１Ｃは、図５に示すように、噴射する洗浄水の勢い（水流）が中央に比べて両サイドで強くなるような噴射パターンとなるように設計されている。３つのノズル８１Ｌ，８１Ｃ，８１Ｒがすべて洗浄水を均等分布で噴射する構成であれば、ノズルリンク８から相対的に近い後頭部ＨＢに当たる水流は強く、ノズルリンク８から相対的に遠い耳近傍の部分ＨＥに当たる水流は弱くなる。これに対し、中央のノズル８１Ｃから噴射される洗浄水が図５に示すような噴射パターンであれば、ノズルリンク８から相対的に遠い耳近傍の部分ＨＥにも強い水流を当てることができる。ゆえに、耳近傍の部分ＨＥを良好に洗浄でき、その部分ＨＥに洗浄水が当たっていることを被洗髪者Ｈに実感させることができる。
【００２３】
図３を再び参照して、シンク２の後側には、ハンドシャワー１６が配置されていて、オペレータ（美容院の従業者など）は、このハンドシャワー１６を用いて手動で洗髪を行うことができるようになっている。
また、シンク２の下方には、ノズルリンク８に向けて洗浄水を送るための送水機構９が配置されている。また、送水機構９の手前側には、洗浄水として用いる温水を貯めておくための貯湯タンク１０が配置されている。この貯湯タンク１０に貯めておくための温水は、機外の水道設備等に至る給水管１１を介して貯湯タンク１０内に送り込まれるようになっている。
【００２４】
送水機構９は、貯湯タンク１０内に接続された接続管１２を介して温水を汲み込むためのポンプ１３を含む。接続管１２の途中には、図示しないシャンプー容器やトリートメント容器に収容されたシャンプー液およびトリートメント液が流入できるようになっていて、これらのシャンプー液およびトリートメント液の流入量が適当に調節されることにより、ポンプ１３には、そのとき使用すべき洗浄水が汲み込まれるようになっている。
【００２５】
ポンプ１３は、貯湯タンク１０側から接続管１２を介して汲み込んだ洗浄水を、ノズルリンク８に至る送水管１４へと送り出す。このポンプ１３の動作を制御することにより、送水管１４を介してノズルリンク８から被洗髪者Ｈの頭部および髪に噴射される洗浄水の勢いを調節できるようになっている。また、送水管１４の途中には、複数の電磁弁を有する電磁弁装置１５が設けられている。この電磁弁装置１５の各電磁弁の開閉を制御することにより、ノズルリンク８のノズル８１Ｌ，８１Ｃ，８１Ｒのうちの所望のノズルから洗浄水を噴射させることができるようになっている。
【００２６】
シンク２の底面には、ノズルリンク８から噴射された洗浄水やハンドシャワー１６から放水された水を排出するための排水口２Ｂが形成されている。この排水口２Ｂは、逆流を防止するための排水トラップ１７を介して排水管１８に接続されており、シンク２内から排出された水は、排水管１８を通って機外に排水されるようになっている。
シンク２の周面壁の手前側には、洗髪中に被洗髪者Ｈの首とネック台２Ａとの隙間を通ってシンク２外に洗浄水が漏れ出した場合に、その洗浄水を受けるための漏水受け部１９が設けられている。この漏水受け部１９は、その底面が手前側に向かって低くなるように傾斜していて、その底面の最も低い位置には、排出口１９Ａが形成されている。
【００２７】
漏水受け部１９の排出口１９Ａの下方には、排出口１９Ａから排出された洗浄水を受けるためのドレンパン２１が配置されている。このドレンパン２１は、排水管１８に連通しており、漏水受け部１９から排出されてドレンパン２１に受けられた洗浄水は、排水管１８を通って機外に排出されるようになっている。
また、貯湯タンク１０の上部には、この貯湯タンク１０内に一定量以上の温水が供給された場合に、その一定量以上の温水をタンク１０外に排出するためのオーバーフロー排出口１０Ａが形成されている。このオーバーフロー排出口１０Ａから排出された温水も、ドレンパン２１に受けられて、排水管１８を通って機外に排出されるようになっている。
【００２８】
貯湯タンク１０の手前側には、この自動洗髪機１における電気的構成に用いられる種々の電気部品（たとえば、制御基板など）を収容した電気部品ボックス２３が配置されている。このように、電気部品ボックス２３をシンク２から離れた位置に配置することにより、電気部品に水がかかって漏電したり、電気部品が故障したりするのを防止することができる。
椅子４は、たとえば、被洗髪者Ｈが腰掛けるための座部４Ａ、被洗髪者Ｈの背中を支持するための背もたれ４Ｂと、被洗髪者Ｈの脚を支持するためのレッグレスト４Ｃとを有する構成であり、背もたれ４Ｂをシンク２側にして配置されている。洗髪を行う際は、まず、被洗髪者Ｈがシンク２に対して背を向けた状態で椅子４に座ることになる。このとき、背もたれ４Ｂは座部４Ａの延びる方向（ほぼ水平方向）に対して傾斜角度θ＝５５°で傾斜している。この状態から、背もたれ４Ｂを傾斜角度θ＝３５°まで後側に倒すことにより、被洗髪者Ｈを仰向けに寝かせることができ、被洗髪者Ｈの首をネック台２Ａに載せた状態で、その頭部をシンク２内に挿入させることができる。
【００２９】
椅子４の座部４Ａの下方には、椅子４自体の前後方向の位置、座部４Ａの高さ、背もたれ４Ｂの傾斜角度θ、およびレッグレスト４Ｃの傾斜角度などを調節するための椅子調節機構２４が配置されている。この椅子調節機構２４は、例えば油圧式の駆動機構であって、アクチュエータとしての油圧シリンダ２５、油圧シリンダ２５に供給する作動油を収容する油圧タンク２６、および油圧タンク２６内の作動油を油圧シリンダ２５に送り込むための油圧ポンプ２７とを含む。ただし、椅子調節機構２４は、油圧式のものに限らず、電動式のものであってもよい。
【００３０】
図６は、フード７の開閉について説明するための図解図である。フード７は、左斜め後方に配置されたヒンジ機構７２によって、シンク２に対して開閉自在に支持されている。
ヒンジ機構７２は、シンク２への被洗髪者の頭部の挿入方向Ｄ１に対して所定角度αで交差する水平方向Ｄ２に延びた回転軸を有しており、フード７は、その回転軸まわりに回動して、内面を側方に向けた立ち姿勢となる開状態（図６(a)に示す状態）と、開口縁部７３がシンク２の上端縁に当接した閉状態（図６(b)に示す状態）とに変位することができる。この構成により、フード７は、開状態でシンク２の左斜め後方で保持される。ゆえに、オペレータがシンク２の右側に立って手動洗髪などを行う際に、フード７が邪魔になることがなく、被洗髪者の頭頂部も上手く洗うことができる。
【００３１】
図７および図８は、フード７の形状について説明するための断面図である。フード７は、上記したように、被洗髪者Ｈの顔面を露出させるための切除部７１（図２参照）を有するドーム状に形成されている。フード７の開口縁部（下端部）７３は、フード７の内側に向けて折り曲げた形状に形成されており、この折り曲げられて内側に突出した部分７４は、フード７の半球状の内面に付着し、この内面を伝って流下する洗浄水を受けるための洗浄水受け部となっている。また、洗浄水受け部７４は、図７に示すように、シンク２の上方を覆う閉状態で、その先端縁がシンク２の上端縁よりも少し内方に位置するような幅（たとえば、１０〜１５ｍｍ）に形成されている。
【００３２】
この構成により、自動洗髪運転中は、フード７の半球状の内面を伝って流下する洗浄水を洗浄水受け部７４で受けることができ、その受けた洗浄水を洗浄水受け部７４からシンク２内に流下させることができる。よって、フード７の開口縁部７３とシンク２の上端縁との間に隙間があっても、自動洗髪運転中にフード７の内面を伝って流下する洗浄水が、そのフード７の開口縁部７３とシンク２の上端縁との間の隙間から外部に漏れ出すおそれがない。ゆえに、フード７の開口縁部７３とシンク２の上端縁との間をシールするためのパッキンなどを設ける必要がなく、このパッキンなどを設けた構成が有する問題（たとえば、パッキンのへたりや外れ、汚れなど）を生じることがない。
【００３３】
また、フード７を閉状態から開状態に移動させる過程およびフード７の開状態では、図８に示すように、フード７の内面に付着している洗浄水が、その内面を伝って、開口縁部７３のヒンジ機構７２が結合された部分付近からこぼれ落ちることを防止できる。
図９は、操作パネル３０の他の配置例について説明するための平面図である。この図９において、上述の図２に示す各部に相当する部分には、図２の場合と同一の参照符号を付している。
【００３４】
この図９に示す構成では、被洗髪者Ｈが腕を載せるためのアームレスト６０がシンク２の側方まで延びて形成されており、この長いアームレスト６０が、シンク保持部３の側面３Ａ，３Ｂと椅子保持部５の側面５Ａ，５Ｂとを構成している。そして、アームレスト６０の上面（腕載置面）であって、シンク２の右側に位置する部分に操作パネル３０が配置されている。この構成よっても、シンク２の右側に立って操作を行うオペレータは、操作パネル３０を操作しやすく、また、自動洗髪の後の仕上げのための手動洗髪をしやすい。
【００３５】
なお、アームレスト６０の上面に限らず、アームレスト６０のシンク２の右側に位置する部分に傾斜面が形成されて、この傾斜面に操作パネル３０が配置されていてもよい。
図１０は、操作パネル３０のさらに他の配置例を説明するための側面図である。この図１０においても、上述の図２に示す各部に相当する部分には、図２の場合と同一の参照符号を付している。
【００３６】
この図１０に示す構成では、シンク保持部３の右側面３Ａと椅子保持部５の右側面５Ａとを連結する外装パネル３２に操作パネル３０が配置されている。この構成によっても、オペレータが自動洗髪の後の仕上げのための手動洗髪をしやすいといった効果や、操作パネル３０の防水構造を簡素化できるという効果を奏することができる。
また、この構成では、図１１に示すように、操作パネル３０が外装パネル３２に沿って水平に延びた回動軸まわりに回動自在に支持されていて、操作パネル３０を外装パネル３２に沿った収納状態（図１１(a)に示す状態）と、外装パネル３２に対して約９０度持ち上げられて水平面にほぼ沿った使用状態（図１１(b)に示す状態）とに変位させることができるようになっている。これにより、オペレータは、操作パネル３０の表面を上に向けた使用状態にして、操作パネル３０を楽に操作することができる。
【００３７】
図１２は、操作パネル３０の第４の配置例を説明するための側面図である。この図１２においても、上述の図２に示す各部に相当する部分には、図２の場合と同一の参照符号を付している。
この図１２に示す構成では、椅子保持部５の右側面５Ａから上方にアーム３１が延びており、このアーム３１の上端に、操作パネル３０が操作ボタンなどが配置された表面を上に向けた状態に取り付けられている。この構成であっても、オペレータは、シンク２の右側のシンク２に近い位置に立つことができ、この位置に立って、操作パネル３０の操作および自動洗髪の後の仕上げのための手動洗髪を楽に行うことができる。また、操作パネル３０に洗浄水がかかるおそれがないから、操作パネル３０の防水構造を簡素化できるという効果も奏する。
【００３８】
図１３は、操作パネル３０の第５の配置例を説明するための側面図である。この図１３においても、上述の図２に示す各部に相当する部分には、図２の場合と同一の参照符号を付している。
この図１３に示す構成では、外装パネル３２に形成された穴３２１からワイヤ３３が延びており、このワイヤ３３の先端に、操作パネル３０が機械的および電気的に接続されている。操作パネル３０は、非使用状態では、外装パネル３２に設けられたフック３４に掛けられている。この構成であっても、オペレータは、シンク２の右側のシンク２に近い位置に立つことができ、この位置に立って、自動洗髪の後の仕上げのための手動洗髪を楽に行うことができる。また、操作パネル３０は、ワイヤードリモコンの形態をなしているから、シンク２から少し離れた位置でも操作することができる。
【００３９】
図１４は、フード７の他の取付構成について説明するための図である。この図１４において、上述の図６に示す各部に相当する部分には、図６の場合と同一の参照符号を付している。
この図１４に示す構成では、フード７は、シンク２の左側方に配置されたヒンジ機構７２によって支持されており、開口縁部７３がシンク２の上端縁に当接した閉状態から、シンク２の左側方で被洗髪者の頭部の挿入方向と平行に延びた回転軸線まわりにフード７の右側を持ち上げることにより、シンク２の上方を開放する開状態にすることができるようになっている。この構成であっても、オペレータがシンク２の右側に立って手動洗髪などを行う際に、フード７が邪魔になることがなく、被洗髪者の頭頂部も上手く洗うことができる。
【００４０】
図１５は、フード７のさらに他の取付構成について説明するための図である。この図１５において、上述の図６に示す各部に相当する部分には、図６の場合と同一の参照符号を付している。
この図１５に示す構成では、シンク２の下方に、フード収容部２２が形成されており、フード７は、シンク２の上方を覆った閉状態（図１５(a)に示す状態）から、シンク２の後方で左右方向（シンク２への被洗髪者の頭部の挿入方向に直交する方向）に水平に延びた回転軸２８を中心に後方へ回動して、シンク２の上方を開放し、さらにフード収容部２２内に収容されるようになっている（図１５(b)参照）。この構成によれば、オペレータが手動洗髪などを行う際には、フード７をフード収容部２２に収容しておくことができるから、フード７が作業の邪魔になることがない。
【００４１】
図１６は、フード７の第４の取付構成について説明するための図である。この図１６において、上述の図６に示す各部に相当する部分には、図６の場合と同一の参照符号を付している。
この図１６に示す構成では、シンク２の上方を覆った閉状態（図１６(a)に示す状態）のフード７を、前部を上方に持ち上げて、シンク２の後方へ移動させ、さらに、そのフード７をシンク２の左斜め後方へ移動させることができるようになっている。
【００４２】
具体的には、フード７を開閉可能に保持するヒンジ機構１００は、シンク２の左側方において鉛直に延びた第１の回転軸１０１を中心に回動可能に取り付けられた水平回動アーム１０２を有している。この水平回動アーム１０２は、中心角が約９０度の円弧状に形成されており、この水平回動アーム１０２の先端に、フード７が水平に延びた第２の回転軸まわりに回動可能に取り付けられている。この構成により、シンク２の上方を覆った閉状態のフード７を、前部を上方に持ち上げて、第２の回転軸まわりに回転させることにより、シンク２の後方へ移動させることができる（図１６(b)参照）。そして、さらに水平回動アーム１０２を第１の回転軸１０１まわりに回転させることにより、フード７をシンク２の左斜め後方へ移動させることができる（図１６(c)参照）。ゆえに、オペレータがシンク２の右側に立って手動洗髪などを行う際に、フード７が作業の邪魔になることがない。
【００４３】
図１７は、フード７の第５の取付構成について説明するための図である。この図１７において、上述の図６に示す各部に相当する部分には、図６の場合と同一の参照符号を付している。
この図１７に示す構成では、シンク２の上方を覆った閉状態（図１７(a)に示す状態）のフード７を、前部を上方に持ち上げて、シンク２の後方へ移動させ、さらに、そのフード７を左側に倒すことができるようになっている。
【００４４】
具体的には、フード７を開閉可能に保持するヒンジ機構１１０は、シンク２の後方へ延びて、その中心軸まわりに回動可能な支持軸１１１と、この支持軸１１１の先端に、支持軸１１１と直交する方向に回動可能に取り付けられたフード連結部材１１２とを含む自在継手を有する構成であり、フード連結部材１１２にフード７が固定されている。フード７がシンク２の上方を覆った閉状態で、フード連結部材１１２の回動軸線がシンク２の後方で水平な方向に延びるようになっている。
【００４５】
この構成により、シンク２の上方を覆った閉状態のフード７を、前部を上方に持ち上げて、フード連結部材１１２の回動軸線まわりに回転させることにより、シンク２の後方へ移動させることができる（図１７(b)参照）。そして、さらに支持軸１１１を図１７における反時計まわりに回転させることにより、フード７を左側に倒すことができる（図１７(c)参照）。ゆえに、オペレータがシンク２の右側に立って手動洗髪などを行う際に、フード７が作業の邪魔になることがない。
【００４６】
以上、この発明のいくつかの実施形態について説明したが、この発明はさらに他の形態で実施することも可能である。たとえば、自動洗髪機１は、シンク２を保持するシンク保持部３と、被洗髪者Ｈが座るための椅子４を保持する椅子保持部５とを有しているとしたが、椅子４は、理髪店などに備えられている既存のものが使用されてもよい。この場合、操作パネル３０は、図１８に示すように、シンク保持部３の右側面３Ａに配置されてもよいし、図１９に示すように、シンク保持部３の右側面３Ａから上方に延びたアーム３５の上端に、操作パネル３０が操作ボタンなどが配置された表面を上に向けた状態で取り付けられることにより設けられてもよい。シンク保持部の右側面３Ａに配置される場合には、操作パネル３０は、その右側面３Ａに沿って水平に延びた回動軸まわりに回動自在に取り付けられて、操作パネル３０を右側面３Ａに沿った収納状態と、右側面３Ａに対して約９０度持ち上げられて水平面にほぼ沿った使用状態とに変位させることができるようにされることが好ましい。こうすることにより、オペレータは、操作パネル３０の表面を上に向けた使用状態にして、操作パネル３０を楽に操作することができる。
【００４７】
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の一実施形態に係る自動洗髪機の使用状態を示す側面図である。
【図２】上記自動洗髪機の使用状態を示す平面図である。
【図３】上記自動洗髪機の内部構成を簡略化して示す断面図である。
【図４】ノズルリンクの構成を説明するための図解図である。
【図５】上記ノズルリンクに配置された中央のノズルからの噴射される洗浄水の水流分布を説明するための図である。
【図６】フードの開閉について説明するための図解図である。
【図７】上記フードの形状について説明するための断面図である。
【図８】上記フードに洗浄水受け部が形成されていることによる効果について説明するための断面図である。
【図９】操作パネルの他の配置例（第２の配置例）について説明するための平面図である。
【図１０】操作パネルのさらに他の配置例（第３の配置例）を説明するための側面図である。
【図１１】図１０に示す構成に係る操作パネルの収納状態および使用状態を図解的に示す断面図である。
【図１２】操作パネルの第４の配置例を説明するための側面図である。
【図１３】操作パネルの第５の配置例を説明するための側面図である。
【図１４】フードの他の取付構成について説明するための図である。
【図１５】フードのさらに他の取付構成について説明するための図である。
【図１６】フードの第４の取付構成について説明するための図である。
【図１７】フードの第５の取付構成について説明するための図である。
【図１８】第１の変形例について説明するための図である。
【図１９】第２の変形例について説明するための図である。
【符号の説明】
１自動洗髪機
２シンク
３Ａ右側面
４椅子
５椅子保持部
５Ａ右側面
６アームレスト
６Ａ傾斜面
７フード
２２フード収容部
３０操作パネル
３１アーム
３２外装パネル
３５アーム
６０アームレスト
７２ヒンジ機構
７３開口縁部
７４洗浄水受け部
１００ヒンジ機構
１１０ヒンジ機構
Ｄ１挿入方向
Ｈ被洗髪者[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an automatic hair washer that performs washing by spraying washing water such as warm water, warm water mixed with shampoo liquid, warm water mixed with treatment liquid onto the head and hair of a person to be washed.
[0002]
[Prior art]
For example, it is installed in a barber shop or beauty salon, and performs automatic hair washing by spraying washing water (warm water mixed with shampoo liquid, warm water mixed with treatment liquid, etc.) onto the head and hair of the person being washed. Automatic shampoo machines are known.
Such an automatic hair washing machine is provided with a bowl-shaped sink, and the automatic hair washing is performed from a nozzle arranged in the sink in a state where the head of the person to be washed is placed on the back in the sink. This is achieved by spraying washing water onto the head and hair of the person to be washed. Further, a hood for preventing splashing of the washing water to the outside is provided in relation to the sink, and the hood covers the top of the sink during automatic hair washing. In addition, an overhang is formed around the sink from the upper edge of the sink to the side (side with respect to the insertion direction of the person to be washed with respect to the sink). An operation panel operated to perform various settings is arranged.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
For finishing after automatic hair washing, an operator such as a barber or beautician may manually wash the hair using a hand shower located near the sink. At this time, in the above-described configuration, there is a problem that the hood and the operation panel (the overhanging portion) get in the way and it is difficult for the operator to work.
In other words, the hood is supported so as to be rotatable about a rotating shaft horizontally disposed behind the sink, and can be opened and closed between an open state held at the upper rear portion of the sink and a closed state covering the upper side of the sink. Since it was provided, the hood became a hindrance during manual hair washing performed by opening the hood, and it was difficult to wash the head of the person being washed. Also, since there is an operation panel on the side of the sink, it was necessary to reach out from a position away from the sink and work.
[0004]
Accordingly, an object of the present invention is to provide an automatic hair washer that solves the above technical problems and has improved operator workability.
[0005]
[Means for Solving the Problems and Effects of the Invention]
To achieve the above objectivesThis applicationInvented hairPerson ofThin inserting headWithWash water spraying hand that sprays wash water on the head of the person being washed inserted in this sinkSteppedA hood for covering the top of the sink and preventing splashing of cleaning water from the sinkAndThe method of inserting the head of the person to be washed outside the sink and into the sinkIn the directionA hinge machine that holds the hood so as to be openable and closable between an open position that is biased to the left and right and a closed position that covers the top of the sinkStructureIncludingThe hinge mechanism lifts the end of the hood in the closed position on the front side in the insertion direction to move the hood to the rear of the sink, and further biases the hood to the left or right side. The hood is held so that it can be displaced from the closed position to the open position by moving to a position (a position obliquely behind the sink), or the hood in the closed position is The end on the near side in the insertion direction is lifted upward, the hood is moved to the rear of the sink, and the hood is moved from the closed position to the open position by tilting the hood to the left or right with respect to the insertion direction. It is held so that it can be displaced.
[0006]
ThisAccording to the invention, since the open position of the hood is set to the outside of the sink and to the left and right with respect to the insertion direction of the head of the person to be washed, it is opposite to the open position of the hood. If you do manual hair washing from the side, the hood will not interfere with your work. Therefore, in the manual hair washing, the head of the person to be washed can be washed well.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
FIG. 1 and FIG. 2 are views showing a use state of the automatic hair washer according to one embodiment of the present invention, and show a state seen from the side and a state seen from above. The automatic hair washer 1 has washing water (warm water) applied to the head and hair of the person to be washed H from a nozzle arranged in the sink 2 with the head of the person to be washed inserted in the sink 2 in a supine state. , Shampoo liquid, hot water mixed with treatment liquid, etc.), and a sink holding part 3 for holding the sink 2 and a chair 4 for sitting the hair-washed person H And a chair holding portion 5 for holding the.
[0018]
The sink holding unit 3 and the chair holding unit 5 are configured to be detachable from each other. For example, the sink holding unit 3 and the chair holding unit 5 are separately carried into a barber shop and the like, The automatic shampoo machine 1 can be assembled by combining the sink holding part 3 and the chair holding part 5. In order for the sink holding part 3 and the chair holding part 5 to be integrated in appearance in a state where the sink holding part 3 and the chair holding part 5 are coupled, the side surfaces 3A and 3B of the sink holding part 3 and the chair Between the side surfaces 5A and 5B of the holding part 5, an exterior panel 32 that connects these side surfaces substantially flush with each other is attached.
[0019]
An operation panel 30 that is operated to perform various settings related to automatic hair washing is disposed on the rear upper part of the right side surface (front side surface in FIG. 1) 5A of the chair holding unit 5. Specifically, arm rests 6 on which the hair-washed person H puts his / her arms are provided on the left and right sides of the chair 4, and these arm rests 6 constitute the side surfaces 5 A and 5 B of the chair holding unit 5. . Then, on the rear upper part of the armrest 6 on the right side (right side with respect to the insertion direction of the head of the person H to be washed with respect to the sink 2), a predetermined angle (for example, the right side surface 5A (vertical surface) of the chair holding unit 5) , 30 to 60 degrees), an inclined surface 6A is formed, and the operation panel 30 is disposed on the inclined surface 6A. Thereby, the operation panel 30 is not covered with the arm of the hair-washing person H placed on the armrest 6, and the surface (the surface on which the operation buttons and the like are arranged) is obliquely above the vertical surface. It is provided in a state facing toward. Therefore, an operator who operates while standing on the right side of the sink 2 can easily operate the operation panel 30. Also, compared to the conventional configuration in which an overhang is provided around the sink and an operation panel is arranged on the overhang, the operator stands at a position closer to the sink 2 for finishing after automatic hair washing. Manual hair washing can be performed and the hair washing work is easy. Furthermore, since there is no possibility that the operation panel 30 may be washed with water, there is an advantage that the waterproof structure of the operation panel 30 can be simplified.
[0020]
In relation to the sink 2, a hood 7 that can be opened and closed in an open state in which the upper side of the sink 2 is opened and a closed state in which the upper side of the sink 2 is covered is provided. The hood 7 is formed in a dome shape (hemispherical shape), and the front portion of the hood 7 is closed when the hood 7 is closed with the head of the shampooed person H inserted into the sink 2. A cutout 71 for exposing the H face is formed. A flexible seal member called a face seal that is elastically in contact with the face of the person to be washed H exposed from the cut portion 71 is attached to the peripheral edge of the cut portion 71. Scattering of the washing water into the hair is prevented, and water droplets of the washing water are prevented from being applied to the face of the person to be washed H.
[0021]
FIG. 3 is a cross-sectional view showing the internal configuration of the automatic hair washing machine 1 in a simplified manner. The sink 2 is, for example, a bowl-shaped member opened upward, and a neck base 2A that is smoothly curved to place the neck of the hair-washed person H is formed on the front side of the upper edge thereof.
In the sink 2, a nozzle link 8 is provided for spraying washing water (warm water, warm water mixed with shampoo liquid, warm water mixed with treatment liquid, etc.) toward the head and hair of the person to be washed H. Yes. The nozzle link 8 is a tubular member that is curved, for example, in a substantially semicircular arc shape, and is attached to be rotatable about one end thereof. As shown in FIG. 4, the nozzle link 8 is provided with three nozzles 81L, 81C, 81R, and the wash water sent into the nozzle link 8 is supplied from the three nozzles 81L, 81C, 81R. Be injected. The washing water can be satisfactorily supplied to the entire head of the person to be washed H by spraying the washing water from the three nozzles 81L, 81C, 81R while rotating the nozzle link 8.
[0022]
Of the three nozzles 81L, 81C, 81R, the left and right nozzles 81L, 81R are designed to inject the wash water in a uniform distribution (the wash water flow is substantially uniform). As shown in FIG. 5, it is designed to have an injection pattern in which the momentum (water flow) of the cleaning water to be injected becomes stronger on both sides compared to the center. If all of the three nozzles 81L, 81C, 81R are configured to inject cleaning water with a uniform distribution, the water flow hitting the occipital head HB relatively close to the nozzle link 8 is strong, and the portion near the ear relatively far from the nozzle link 8 The water flow hitting HE is weakened. On the other hand, if the cleaning water sprayed from the central nozzle 81C has the spray pattern as shown in FIG. 5, a strong water flow can be applied to the portion HE near the ear that is relatively far from the nozzle link 8. Therefore, the portion HE in the vicinity of the ear can be washed well, and the hair-washed person H can feel that the portion HE is in contact with the washing water.
[0023]
Referring again to FIG. 3, a hand shower 16 is disposed on the rear side of the sink 2, and an operator (such as a beauty salon employee) can manually wash the hair using the hand shower 16. It can be done.
Further, below the sink 2, a water supply mechanism 9 for sending cleaning water toward the nozzle link 8 is disposed. A hot water storage tank 10 for storing hot water used as cleaning water is disposed on the front side of the water supply mechanism 9. Hot water to be stored in the hot water storage tank 10 is sent into the hot water storage tank 10 via a water supply pipe 11 leading to a water supply facility outside the apparatus.
[0024]
The water supply mechanism 9 includes a pump 13 for pumping hot water through a connection pipe 12 connected to the hot water storage tank 10. In the middle of the connecting pipe 12, shampoo liquid and treatment liquid contained in a shampoo container or treatment container (not shown) can flow, and the inflow amounts of these shampoo liquid and treatment liquid should be adjusted appropriately. Thus, the cleaning water to be used at that time is pumped into the pump 13.
[0025]
The pump 13 sends the wash water pumped from the hot water storage tank 10 side through the connection pipe 12 to the water supply pipe 14 that reaches the nozzle link 8. By controlling the operation of the pump 13, the momentum of the washing water sprayed from the nozzle link 8 to the head and hair of the person to be washed can be adjusted via the water supply pipe 14. Further, an electromagnetic valve device 15 having a plurality of electromagnetic valves is provided in the middle of the water supply pipe 14. By controlling the opening and closing of each solenoid valve of the solenoid valve device 15, the cleaning water can be jetted from a desired nozzle among the nozzles 81L, 81C, 81R of the nozzle link 8.
[0026]
On the bottom surface of the sink 2, a drain port 2 B for discharging the cleaning water sprayed from the nozzle link 8 and the water discharged from the hand shower 16 is formed. The drain port 2B is connected to a drain pipe 18 via a drain trap 17 for preventing backflow, and the water discharged from the sink 2 is drained out of the machine through the drain pipe 18. It has become.
The front side of the peripheral wall of the sink 2 is used to receive cleaning water when the cleaning water leaks out of the sink 2 through the gap between the neck of the person H to be washed and the neck base 2A during hair washing. A water leakage receiving portion 19 is provided. The water leakage receiving portion 19 is inclined so that its bottom surface becomes lower toward the front side, and a discharge port 19A is formed at the lowest position of the bottom surface.
[0027]
A drain pan 21 for receiving the wash water discharged from the discharge port 19A is disposed below the discharge port 19A of the water leakage receiving portion 19. The drain pan 21 communicates with the drain pipe 18, and the wash water discharged from the water leak receiving portion 19 and received by the drain pan 21 is discharged outside the apparatus through the drain pipe 18.
Further, an overflow discharge port 10 A is formed at the upper part of the hot water storage tank 10 for discharging a predetermined amount or more of hot water to the outside of the tank 10 when a predetermined amount or more of hot water is supplied into the hot water storage tank 10. ing. The warm water discharged from the overflow discharge port 10A is also received by the drain pan 21 and discharged to the outside through the drain pipe 18.
[0028]
On the front side of the hot water storage tank 10, an electrical component box 23 that houses various electrical components (for example, a control board) used for the electrical configuration of the automatic hair washing machine 1 is disposed. As described above, by disposing the electrical component box 23 at a position away from the sink 2, it is possible to prevent the electrical component from leaking due to water and from being damaged.
The chair 4 includes, for example, a seat 4A for the hair wash person H to sit on, a backrest 4B for supporting the back of the hair wash person H, and a leg rest 4C for supporting the leg of the hair wash person H. The backrest 4B is arranged with the sink 2 side. When performing hair washing, first, the person to be washed H sits on the chair 4 with his back to the sink 2. At this time, the backrest 4B is inclined at an inclination angle θ = 55 ° with respect to the extending direction (substantially horizontal direction) of the seat portion 4A. From this state, by tilting the backrest 4B to the rear side at an inclination angle θ = 35 °, it is possible to lay the hair-washed person H on his back, and in the state where the neck of the hair-washed person H is placed on the neck base 2A, The head can be inserted into the sink 2.
[0029]
Below the seat portion 4A of the chair 4, a chair adjustment mechanism for adjusting the position of the chair 4 itself in the front-rear direction, the height of the seat portion 4A, the inclination angle θ of the backrest 4B, the inclination angle of the legrest 4C, and the like. 24 is arranged. The chair adjusting mechanism 24 is, for example, a hydraulic drive mechanism, and includes a hydraulic cylinder 25 serving as an actuator, a hydraulic tank 26 that stores hydraulic oil supplied to the hydraulic cylinder 25, and hydraulic oil in the hydraulic tank 26. 25 and a hydraulic pump 27 for feeding to 25. However, the chair adjustment mechanism 24 is not limited to a hydraulic one, and may be an electric one.
[0030]
FIG. 6 is an illustrative view for explaining opening and closing of the hood 7. The hood 7 is supported so as to be openable and closable with respect to the sink 2 by a hinge mechanism 72 disposed diagonally to the left.
The hinge mechanism 72 has a rotating shaft extending in the horizontal direction D2 intersecting at a predetermined angle α with respect to the insertion direction D1 of the head of the person to be washed into the sink 2, and the hood 7 is around the rotating shaft. And an open state (state shown in FIG. 6 (a)) where the inner surface is in a standing posture with the inner surface facing sideways, and a closed state (FIG. 6) in which the opening edge 73 is in contact with the upper edge of the sink 2. (the state shown in (b)). With this configuration, the hood 7 is held diagonally to the left of the sink 2 in the open state. Therefore, when the operator stands on the right side of the sink 2 and performs manual hair washing or the like, the hood 7 does not get in the way, and the head of the hair-washed person can be washed well.
[0031]
7 and 8 are cross-sectional views for explaining the shape of the hood 7. As described above, the hood 7 is formed in a dome shape having a cut-out portion 71 (see FIG. 2) for exposing the face of the person to be washed H. An opening edge (lower end) 73 of the hood 7 is formed in a shape bent toward the inside of the hood 7, and the bent portion 74 protruding inward adheres to the hemispherical inner surface of the hood 7. The cleaning water receiving portion receives the cleaning water flowing down along the inner surface. Further, as shown in FIG. 7, the washing water receiving portion 74 is in a closed state that covers the upper side of the sink 2, and has a width (for example, 10) so that the tip edge is positioned slightly inward from the upper edge of the sink 2. To 15 mm).
[0032]
With this configuration, during the automatic hair washing operation, the washing water flowing down along the hemispherical inner surface of the hood 7 can be received by the washing water receiving portion 74, and the received washing water is received from the washing water receiving portion 74 through the sink 2 Can flow down in. Therefore, even if there is a gap between the opening edge 73 of the hood 7 and the upper edge of the sink 2, the wash water flowing down along the inner surface of the hood 7 during the automatic hair washing operation causes the opening edge of the hood 7. There is no risk of leaking outside through the gap between 73 and the upper edge of the sink 2. Therefore, it is not necessary to provide a packing for sealing between the opening edge 73 of the hood 7 and the upper end edge of the sink 2, and there is a problem with the configuration provided with this packing (for example, a sag or detachment of the packing). , Dirt, etc.).
[0033]
Further, in the process of moving the hood 7 from the closed state to the open state and in the open state of the hood 7, as shown in FIG. 8, the washing water adhering to the inner surface of the hood 7 travels along the inner surface and opens the edge of the opening. It is possible to prevent spilling from the vicinity of the portion where the hinge mechanism 72 of the portion 73 is coupled.
FIG. 9 is a plan view for explaining another arrangement example of the operation panel 30. 9, parts corresponding to the respective parts shown in FIG. 2 are given the same reference numerals as in FIG.
[0034]
In the configuration shown in FIG. 9, the armrest 60 for the hair-washer H to put his / her arm is formed to extend to the side of the sink 2, and the long armrest 60 is connected to the side surfaces 3 A and 3 B of the sink holding unit 3. Side surfaces 5A and 5B of the chair holding part 5 are configured. The operation panel 30 is disposed on the upper surface (arm placement surface) of the armrest 60 and on the right side of the sink 2. According to this configuration, an operator standing on the right side of the sink 2 can easily operate the operation panel 30 and can easily perform manual hair washing for finishing after automatic hair washing.
[0035]
In addition, not only the upper surface of the armrest 60 but an inclined surface may be formed in a portion of the armrest 60 positioned on the right side of the sink 2, and the operation panel 30 may be disposed on the inclined surface.
FIG. 10 is a side view for explaining still another arrangement example of the operation panel 30. Also in FIG. 10, the same reference numerals as those in FIG. 2 are assigned to the portions corresponding to the respective portions shown in FIG.
[0036]
In the configuration shown in FIG. 10, the operation panel 30 is disposed on the exterior panel 32 that connects the right side 3 A of the sink holding unit 3 and the right side 5 A of the chair holding unit 5. Also with this configuration, it is possible to obtain an effect that an operator can easily perform manual hair washing for finishing after automatic hair washing, and an effect that the waterproof structure of the operation panel 30 can be simplified.
Further, in this configuration, as shown in FIG. 11, the operation panel 30 is supported so as to be rotatable around a rotation shaft extending horizontally along the exterior panel 32, and the operation panel 30 is moved along the exterior panel 32. The storage state (the state shown in FIG. 11 (a)) and the use state (the state shown in FIG. 11 (b)) lifted about 90 degrees with respect to the exterior panel 32 and substantially along the horizontal plane. It can be done. As a result, the operator can operate the operation panel 30 easily with the surface of the operation panel 30 facing upward.
[0037]
FIG. 12 is a side view for explaining a fourth arrangement example of the operation panel 30. Also in FIG. 12, portions corresponding to the respective portions shown in FIG. 2 are given the same reference numerals as in FIG.
In the configuration shown in FIG. 12, an arm 31 extends upward from the right side surface 5 A of the chair holding unit 5, and the operation panel 30 has a surface on which operation buttons and the like are arranged facing the upper end of the arm 31. Attached to the state. Even in this configuration, the operator can stand at a position near the sink 2 on the right side of the sink 2 and perform manual hair washing for finishing after operation of the operation panel 30 and automatic hair washing in this position. It can be done easily. In addition, since there is no possibility that the operation panel 30 may be washed with water, the waterproof structure of the operation panel 30 can be simplified.
[0038]
FIG. 13 is a side view for explaining a fifth arrangement example of the operation panel 30. In FIG. 13 as well, portions corresponding to the respective portions shown in FIG. 2 are given the same reference numerals as in FIG.
In the configuration shown in FIG. 13, a wire 33 extends from a hole 321 formed in the exterior panel 32, and the operation panel 30 is mechanically and electrically connected to the tip of the wire 33. The operation panel 30 is hung on a hook 34 provided on the exterior panel 32 when not in use. Even in this configuration, the operator can stand at a position near the sink 2 on the right side of the sink 2, and can easily perform manual hair washing for finishing after automatic hair washing in this position. Further, since the operation panel 30 is in the form of a wired remote controller, it can be operated even at a position slightly away from the sink 2.
[0039]
FIG. 14 is a view for explaining another mounting configuration of the hood 7. In FIG. 14, portions corresponding to the respective portions shown in FIG. 6 are given the same reference numerals as in FIG.
In the configuration shown in FIG. 14, the hood 7 is supported by a hinge mechanism 72 disposed on the left side of the sink 2, and the sink 2 is moved from the closed state in which the opening edge 73 is in contact with the upper end edge of the sink 2. By lifting the right side of the hood 7 around the rotation axis extending in parallel with the insertion direction of the head of the person to be washed on the left side of the sink, the upper side of the sink 2 can be opened. . Even in this configuration, when the operator stands on the right side of the sink 2 and performs manual hair washing or the like, the hood 7 does not get in the way, and the head of the person to be washed can be washed well.
[0040]
FIG. 15 is a view for explaining still another mounting configuration of the hood 7. In FIG. 15, portions corresponding to the respective portions shown in FIG. 6 are given the same reference numerals as in FIG.
In the configuration shown in FIG. 15, a hood housing portion 22 is formed below the sink 2, and the hood 7 is moved from the closed state (the state shown in FIG. 15A) that covers the top of the sink 2 to the sink 2. 2 is rotated rearward about a rotating shaft 28 extending horizontally in the left-right direction (the direction orthogonal to the insertion direction of the head of the person to be washed into the sink 2), and the upper part of the sink 2 is opened. Further, it is accommodated in the hood accommodating portion 22 (see FIG. 15B). According to this configuration, when the operator performs manual hair washing or the like, the hood 7 can be accommodated in the hood accommodating portion 22, so that the hood 7 does not interfere with the work.
[0041]
FIG. 16 is a view for explaining a fourth mounting configuration of the hood 7. In FIG. 16, portions corresponding to the respective portions shown in FIG. 6 are given the same reference numerals as in FIG.
In the configuration shown in FIG. 16, the hood 7 in the closed state (the state shown in FIG. 16 (a)) covering the upper side of the sink 2 is moved upward by moving the front part upward, The hood 7 can be moved diagonally to the left of the sink 2.
[0042]
Specifically, the hinge mechanism 100 that holds the hood 7 so as to be openable and closable includes a horizontal rotating arm 102 that is rotatably mounted around a first rotating shaft 101 that extends vertically on the left side of the sink 2. Have. The horizontal rotation arm 102 is formed in an arc shape having a central angle of about 90 degrees, and a hood 7 can be rotated around a second rotation axis extending horizontally at the tip of the horizontal rotation arm 102. Is attached. With this configuration, the closed hood 7 covering the top of the sink 2 can be moved rearward of the sink 2 by lifting the front part upward and rotating it around the second rotation axis (see FIG. 16 (b)). Further, the hood 7 can be moved diagonally to the left of the sink 2 by rotating the horizontal rotation arm 102 around the first rotation shaft 101 (see FIG. 16C). Therefore, when the operator stands on the right side of the sink 2 and performs manual hair washing or the like, the hood 7 does not interfere with the work.
[0043]
FIG. 17 is a view for explaining a fifth attachment configuration of the hood 7. In FIG. 17, portions corresponding to the respective portions shown in FIG. 6 are given the same reference numerals as in FIG.
In the configuration shown in FIG. 17, the hood 7 in the closed state (the state shown in FIG. 17A) covering the upper side of the sink 2 is moved upward by moving the front part upward, The hood 7 can be brought down to the left.
[0044]
Specifically, the hinge mechanism 110 that holds the hood 7 so as to be openable and closable extends to the rear of the sink 2 and is rotatable around its central axis. The hood 7 is fixed to the hood connecting member 112. The hood connecting member 112 includes a hood connecting member 112 that is rotatably mounted in a direction orthogonal to the hood 111. In a closed state where the hood 7 covers the upper side of the sink 2, the rotation axis of the hood connecting member 112 extends in the horizontal direction behind the sink 2.
[0045]
With this configuration, the closed hood 7 covering the upper side of the sink 2 can be moved rearward of the sink 2 by lifting the front part upward and rotating it around the rotation axis of the hood connecting member 112. (See FIG. 17 (b)). Further, the hood 7 can be tilted to the left by further rotating the support shaft 111 counterclockwise in FIG. 17 (see FIG. 17C). Therefore, when the operator stands on the right side of the sink 2 and performs manual hair washing or the like, the hood 7 does not interfere with the work.
[0046]
As mentioned above, although several embodiment of this invention was described, this invention can also be implemented with another form. For example, although the automatic hair washer 1 has the sink holding | maintenance part 3 holding the sink 2, and the chair holding | maintenance part 5 holding the chair 4 for the to-be-washed person H to sit down, An existing one provided in a barber shop or the like may be used. In this case, the operation panel 30 may be disposed on the right side surface 3A of the sink holding unit 3 as shown in FIG. 18, or extends upward from the right side surface 3A of the sink holding unit 3 as shown in FIG. The operation panel 30 may be provided on the upper end of the arm 35 by attaching the operation panel 30 with the surface on which the operation buttons and the like are disposed facing upward. When the operation panel 30 is disposed on the right side surface 3A of the sink holding portion, the operation panel 30 is rotatably attached around a rotation shaft extending horizontally along the right side surface 3A. It is preferable that the storage state along 3A and the use state substantially along the horizontal plane are lifted by about 90 degrees with respect to the right side surface 3A. By doing so, the operator can easily operate the operation panel 30 with the surface of the operation panel 30 facing upward.
[0047]
In addition, various design changes can be made within the scope of matters described in the claims.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing a usage state of an automatic hair washing machine according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view showing a usage state of the automatic hair washer.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a simplified internal configuration of the automatic hair washer.
FIG. 4 is an illustrative view for explaining a configuration of a nozzle link.
FIG. 5 is a view for explaining a water flow distribution of cleaning water sprayed from a central nozzle disposed in the nozzle link.
FIG. 6 is an illustrative view for explaining opening and closing of the hood.
FIG. 7 is a cross-sectional view for explaining the shape of the hood.
FIG. 8 is a cross-sectional view for explaining an effect obtained by forming a washing water receiving portion on the hood.
FIG. 9 is a plan view for explaining another arrangement example (second arrangement example) of the operation panel.
FIG. 10 is a side view for explaining still another arrangement example (third arrangement example) of the operation panel.
11 is a cross-sectional view schematically showing a storage state and a use state of the operation panel according to the configuration shown in FIG.
FIG. 12 is a side view for explaining a fourth arrangement example of the operation panel.
FIG. 13 is a side view for explaining a fifth arrangement example of the operation panel.
FIG. 14 is a diagram for explaining another mounting configuration of the hood.
FIG. 15 is a view for explaining still another mounting configuration of the hood.
FIG. 16 is a view for explaining a fourth mounting configuration of the hood.
FIG. 17 is a view for explaining a fifth mounting configuration of the hood.
FIG. 18 is a diagram for explaining a first modification.
FIG. 19 is a diagram for explaining a second modification.
[Explanation of symbols]
1 Automatic hair washer
2 sink
3A right side
4 chairs
5 Chair holding part
5A right side
6 Armrest
6A inclined surface
7 Food
22 Food compartment
30 Operation panel
31 arms
32 Exterior panel
35 arms
60 armrest
72 Hinge mechanism
73 Opening edge
74 Washing water receiver
100 Hinge mechanism
110 Hinge mechanism
D1 Insertion direction
H Hair wash

Claims

A sink for inserting the head of the person to be washed;
Washing water jetting means for jetting washing water onto the head of the person to be washed inserted into the sink,
A hood for covering the top of the sink and preventing splashing of cleaning water from the sink;
The hood is held so as to be openable and closable between an open position outside the sink and biased to the left or right with respect to the insertion direction of the head of the person to be washed with respect to the sink, and a closed position covering the top of the sink and a hinge mechanism seen including,
The hinge mechanism lifts the end of the hood in the closed position on the near side in the insertion direction, moves the hood to the rear of the sink, and further shifts the hood to the left or right side. An automatic hair washer that holds the hood so that it can be displaced from the closed position to the open position by being moved .

A sink for inserting the head of the person to be washed;
Washing water jetting means for jetting washing water onto the head of the person to be washed inserted into the sink,
A hood for covering the top of the sink and preventing splashing of cleaning water from the sink;
The hood is held so as to be openable and closable between an open position outside the sink and biased to the left or right with respect to the insertion direction of the head of the person to be washed with respect to the sink, and a closed position covering the top of the sink Including a hinge mechanism,
Upper Symbol hinge mechanism, the insertion direction front end of the hood in the closed position by lifting upward, the hood is moved to the rear of the sink, further to one lateral the hood with respect to the insertion direction by defeating, automatic shampoo machine characterized in that for holding the hood so that it can be displaced from the closed position to the open position.