JP3992931B2 - Automatic ice making device for refrigerator - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は冷蔵庫に搭載される自動製氷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
冷蔵庫に搭載される自動製氷装置において、2つの製氷皿に給水して製氷し、製氷後それぞれの製氷皿を反転させて脱氷させる構成のものがあり、その自動製氷装置に関して特開平6−241627号公報に開示されている。
【0003】
以下、図面を参照しながら従来の自動製氷装置を搭載した冷蔵庫について、自動製氷装置を中心に説明する。
【0004】
図8は、従来の自動製氷装置を示す平面図であり、図9は従来の自動製氷装置の駆動部を示す正面図であり、図10は従来の自動製氷装置に用いられる給水手段を示す正面図である。
【0005】
図8、図9、図10において、100は駆動部で、101、102は注水された水を製氷する製氷皿でありそれぞれ一端を駆動部100の駆動軸103、104に連結されている。
【0006】
105、106は駆動軸103、104へ回転力を伝達するゼネバ歯車であり、107はゼネバ歯車105,106を駆動するピン108を有する駆動歯車である。駆動歯車107は減速歯車列109に連繋され、減速歯車列はモータ110の回転を減速伝達する。
【0007】
111は製氷皿101,102へ供給する水を蓄えておく給水タンクであり、112は給水タンク110内の水を汲み出す給水ポンプであり、113は給水ポンプ112から給水パイプ114を介して流入してきた水の流路を切り換えて製氷皿101,もしくは製氷皿102の所定位置に水を供給させるための切換弁である。
【0008】
以上のように構成された冷蔵庫の自動製氷装置について、その動作を説明する。製氷皿101、102に注水された水が凍結し製氷が完了すると、モータ110が始動しその回転を減速歯車列109が駆動歯車107へ伝達する。駆動歯車107が回転するとピン108がゼネバ歯車105、又は106と連結されて回転が伝達され駆動軸103、又は104が回動し、製氷皿101,又は102を回動させて脱氷することとなる。
【0009】
なお、ゼネバ歯車105と駆動軸103との間にはモータの回転方向に関係無く駆動軸103を一定方向に回転させる機構が設置されており、駆動軸103は製氷皿101を一方向にしか回転させない。
【0010】
同様に、ゼネバ歯車106と駆動軸104との間にはモータの回転方向に関係無く駆動軸104を一定方向に回転させる機構が設置されており、駆動軸104は製氷皿102を一方向にしか回転させない。
【0011】
そして、脱氷が完了し製氷皿101(又は102)が水平位置へ復帰すると、給水タンク111内の水が給水ポンプ112によって汲み出され、切換弁113によって給水を必要とする製氷皿101(又は102)へ供給される。
【0012】
これによって、製氷の完了した一方の製氷皿は、他方の製氷皿に関係なく脱氷することができる。
【0013】
そして、製氷皿101,102から脱氷された氷は、下方にある1つの貯氷箱に蓄えられる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の自動製氷装置では、2つの製氷皿で造られて脱氷された氷を1つの貯氷箱へ蓄える構成となっているため、製氷と脱氷を繰り返すうちに貯氷箱内には2つの氷群が発生する。2つの氷群が崩れて貯氷箱内に均一に蓄えられるならば何ら問題はないが、実際には各製氷皿の下方に氷群となって蓄えられるので、氷の過不足を正確に検知できないという問題がある。
【0015】
また、上記従来の自動製氷装置では、2つの製氷皿で造られた氷を脱氷するだけであり、各製氷皿から脱氷された氷が如何に蓄えられ、そして蓄えられた氷の過不足を如何に検知するのか、そして脱氷された製氷皿へ水を供給させる切換弁を如何に制御するのかについては未だ考慮されておらず、2つの製氷皿を用いた自動製氷装置の実現が望まれている。
【0016】
また、上記従来の自動製氷装置では、並列に配置された2つの製氷皿の反転方向が同じであるため、一方の製氷皿が他方の製氷皿側に近づきながら脱氷するので、氷が2つの製氷皿の間に挟まれやすく、製氷皿の反転動作を妨げる可能性があった。
【0017】
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、2つの製氷皿を用いた自動製氷装置において、氷を蓄える手段、蓄えられた氷の過不足をより正確に検知する手段およびその制御方法、さらに脱氷を完了した製氷皿へ水を供給する切換弁の制御方法を備えた自動製氷装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために請求項1の発明の要旨は、水を汲み出すポンプから複数の製氷容器に至る途中に配置されポンプから流入してくる水を複数の製氷容器の所定位置へ流出させる切換弁と、複数の製氷容器の各製氷容器ごとに設けられ製氷が完了したか否かを検知する製氷センサーと、複数の製氷容器の各製氷容器ごとに氷を蓄えるため各製氷容器の下方に配置された貯氷箱と、貯氷箱ごとに蓄えられた氷の過不足を検知する検氷手段とを設け、製氷センサーによって製氷が完了したことを検知された製氷容器の下方にある貯氷箱に対して、検氷手段による氷の過不足を検知する動作を行った以降に切換弁の動作を行うものである。
【0019】
これにより、製氷センサーによって製氷容器ごとに製氷完了を検知することができ、脱氷された氷は製氷容器ごとに対応した貯氷箱に蓄えられ、貯氷箱内の氷の過不足も貯氷箱ごとに対応した検氷手段で検知されるので、氷の過不足を正確に検知することができる。
【0020】
そして、検氷手段による氷の過不足を検知する動作を行った以降に切換弁の動作を行うことによって、製氷が完了しているにもかかわらず氷が充分あり給水の必要が無い場合には切換弁を動作させないのでエネルギーの効率化が図れる。
【0021】
次に請求項2の発明の要旨は、水を汲み出すポンプから複数の製氷容器に至る途中に配置されポンプから流入してくる水を複数の製氷容器の所定位置へ流出させる切換弁と、前記複数の製氷容器の各製氷容器ごとに設けられ製氷が完了したか否かを検知する製氷センサーと、前記複数の製氷容器の各製氷容器ごとに氷を蓄えるため各製氷容器の下方に配置された貯氷箱と、前記貯氷箱ごとに蓄えられた氷の過不足を検知する検氷手段とを設け、前記製氷センサーによって製氷が完了したことを検知された全ての製氷容器に脱氷の動作を行わせ、全ての製氷容器の下方にある貯氷箱に対して前記検氷手段による氷の過不足を検知する動作を行った以降に前記切換弁を動作させるものである。
【0022】
これにより、製氷センサーによって製氷容器ごとに製氷完了を検知することができ、脱氷された氷は製氷容器ごとに対応した貯氷箱に蓄えられ、貯氷箱内の氷の過不足も貯氷箱ごとに対応した検氷手段で検知されるので、氷の過不足を正確に検知することができる。
【0023】
そして、検氷手段による氷の過不足を検知する動作を行った以降に切換弁の動作を行うことによって、製氷が完了しているにもかかわらず氷が充分あり給水の必要が無い場合には切換弁を動作させずにエネルギーの効率化が図れる。
【0024】
さらに、脱氷の後に検氷を行うので、一方の製氷容器側の貯氷箱が氷充分となり脱氷の必要がない場合には、その製氷容器に水を供給せずに、空で製氷させ、他方の製氷容器が脱氷動作するときに同時に空で脱氷動作させることができ、他方の製氷容器の製氷サイクルを一方の製氷容器の製氷サイクルに引きずられることなく短時間にすることができる。
【0025】
次に請求項3の発明の要旨は、請求項1及び請求項2において、切換弁は、1つの流入口と、複数の流出口と、前記流入口から流入してきた水を前記複数の流出口のいずれかへ流出させる弁体を有し、前記弁体は水の流出を完了させた後に特定位置へ復帰させるものである。
【0026】
これにより、どちらか一方の製氷容器への給水が集中する場合には、特定の給水経路へ切り換えたままで維持し、切換弁を作動させる回数を減らすことができる。
【0027】
次に請求項4の発明の要旨は、並列に配置される2つの製氷容器と、前記2つの製氷容器を個別に反転させて氷を脱氷させる駆動部と、前記2つの製氷容器の各製氷容器ごとに氷を蓄えるため各製氷容器の下方に配置された貯氷箱と、前記駆動部の動作を制御する制御部を備えた冷蔵庫の自動製氷装置において、駆動部は製氷容器を反転させて脱氷させる際に、動作していない製氷容器側とは反対の方向に反転させるものである。
【0028】
これにより、製氷容器から脱氷された氷が、動作していない製氷容器側に近づかないので、脱氷された氷が製氷容器間に挟まれることが無く、製氷容器の動作が妨げられることはない。それゆえ、2つの製氷容器の隙間を最小限に設定でき、小型化が図れる。
【0029】
次に請求項5の発明の要旨は、請求項4において検氷手段は、貯氷箱の長手方向に向かって延びる2つの検氷部材を有し、前記検氷部材は製氷容器の反転方向側に配置されるものである。
【0030】
これにより、製氷容器を反転させて脱氷した氷が貯氷箱内で積み上がっていく領域と検氷部材の進入する領域が一致するので、氷過不足の精度をより高くすることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
請求項1の発明は、水を一時的に蓄える複数の製氷容器と、前記複数の製氷容器へ供給するための水を蓄える給水タンクと、前記給水タンク内の水を汲み出すポンプと、前記ポンプから前記複数の製氷容器に至る途中に配置され前記ポンプから流入してくる水を前記複数の製氷容器の所定位置へ流出させる切換弁と、前記複数の製氷容器へ供給された水が凍結した後に前記複数の製氷容器を同時にあるいは個別に反転させて氷を脱氷させる駆動部と、前記ポンプの動作と前記駆動部の動作と前記切換弁の動作を制御する制御部からなる冷蔵庫の自動製氷装置において、前記複数の製氷容器の各製氷容器ごとに設けられ製氷が完了したか否かを検知する製氷センサーと、前記複数の製氷容器の各製氷容器ごとに氷を蓄えるため各製氷容器の下方に配置された貯氷箱と、前記貯氷箱ごとに蓄えられた氷の過不足を検知する検氷手段とを設け、前記製氷センサーによって製氷が完了したことを検知された製氷容器の下方にある貯氷箱に対して、前記検氷手段による氷の過不足を検知する動作を行った以降に前記切換弁を動作させるものである。
【0032】
ここで、複数の製氷容器とは、所定容積を有する箱状の氷室を集合させて成る製氷皿を2つ以上配置したもの、あるいは所定容積を有する箱状の氷室を集合させて成る容器を軸方向に2つ以上一体に連結したものであり、各製氷皿の大きさや氷室の形状を異ならせることによって、様々な形状の氷を造ることができる。
【0033】
検氷手段は製氷容器を駆動する駆動部の側面から製氷容器と平行に突出する板状のレバーを貯氷箱内へ進入させ、その進入できる高さから氷の過不足を検知するものであり、駆動部の左右からそれぞれレバー1つずつ突出させるか、あるいは駆動部の左右どちらか一方からレバーを2つ突出させるか、いずれでも良い。
【0034】
切換弁は水が流入する1つの流入口と水が流出する2つ流出口を有し、2つの流出口のどちらか一方を塞ぐことができる弁体が設けられ、弁体はソレノイドあるいはモータによって動作し、2つの流出口のどちらか一方を任意に塞ぐことができる。
【0035】
そして、各製氷容器に水が供給されてどちらかの製氷容器で氷が生成されると製氷センサーによって氷が生成されたことが制御部へ入力される。
【0036】
制御部はその製氷容器の下方にある貯氷箱内の氷の過不足を検氷手段によって検知した以降に切換弁を動作させる。なお、検氷手段による氷の過不足の検知を行う時期は、脱氷動作の前、脱氷動作の途中、脱氷動作の後のいずれでもかまわない。
【0037】
これより、製氷センサーによって製氷容器ごとに製氷完了を検知することができ、脱氷された氷は製氷容器ごとに対応した貯氷箱に蓄えられ、貯氷箱内の氷の過不足も貯氷箱ごとに対応した検氷手段で検知されるので、氷の過不足を正確に検知することができるのである。
【0038】
そして、検氷手段による氷の過不足を検知する動作を行った以降に切換弁の動作を行うことによって、製氷が完了しているにもかかわらず氷が充分あり給水の必要が無い場合には切換弁を動作させないのでエネルギーの効率化が図れる。
【0039】
次に請求項2の発明は、水を一時的に蓄える複数の製氷容器と、前記複数の製氷容器へ供給するための水を蓄える給水タンクと、前記給水タンク内の水を汲み出すポンプと、前記ポンプから前記複数の製氷容器に至る途中に配置され前記ポンプから流入してくる水を前記複数の製氷容器の所定位置へ流出させる切換弁と、前記複数の製氷容器へ供給された水が凍結した後に前記複数の製氷容器を同時にあるいは個別に反転させて氷を脱氷させる駆動部と、前記ポンプの動作と前記駆動部の動作と前記切換弁の動作を制御する制御部からなる冷蔵庫の自動製氷装置において、前記複数の製氷容器の各製氷容器ごとに設けられ製氷が完了したか否かを検知する製氷センサーと、前記複数の製氷容器の各製氷容器ごとに氷を蓄えるため各製氷容器の下方に配置された貯氷箱と、前記貯氷箱ごとに蓄えられた氷の過不足を検知する検氷手段とを設け、前記製氷センサーによって製氷が完了したことを検知された全ての製氷容器に脱氷の動作を行わせ、全ての製氷容器の下方にある貯氷箱に対して前記検氷手段による氷の過不足を検知する動作を行った以降に前記切換弁を動作させるものである。
【0040】
ここで、複数の製氷容器とは、所定容積を有する箱状の氷室を集合させて成る製氷皿を2つ以上配置したもの、あるいは所定容積を有する箱状の氷室を集合させて成る容器を軸方向に2つ以上一体に連結したものであり、各製氷皿の大きさや氷室の形状を異ならせることによって、様々な形状の氷を造ることができる。
【0041】
検氷手段は製氷容器を駆動する駆動部の側面から製氷容器と平行に突出する板状のレバーを貯氷箱内へ進入させ、その進入できる高さから氷の過不足を検知するものであり、駆動部の左右からそれぞれレバーを1つずつ突出させるか、あるいは駆動部の左右どちらか一方からレバーを2つ突出させるか、いずれでも良い。
【0042】
切換弁は水が流入する1つの流入口と水が流出する2つ流出口を有し、2つの流出口のどちらか一方を塞ぐことができる弁体が設けられ、弁体はソレノイドあるいはモータによって動作し、2つの流出口のどちらか一方を任意に塞ぐことができる。
【0043】
そして、各製氷容器に水が供給されてどちらかの製氷容器で氷が生成されると製氷センサーよって氷が生成されたことが制御部へ入力される。
【0044】
制御部はその製氷容器の下方にある貯氷箱内の氷の過不足を検氷手段によって検知した以降に切換弁を動作させる。なお、検氷手段による氷の過不足の検知を行う時期は脱氷動作の後である。
【0045】
これより、製氷センサーによって製氷容器ごとに製氷完了を検知することができ、脱氷された氷は製氷容器ごとに対応した貯氷箱に蓄えられ、貯氷箱内の氷の過不足も貯氷箱ごとに対応した検氷手段で検知されるので、氷の過不足を正確に検知することができるのである。
【0046】
そして、検氷手段による氷の過不足を検知する動作を行った以降に切換弁の動作を行うことによって、製氷が完了しているにもかかわらず氷が充分あり給水の必要が無い場合には切換弁を動作させないのでエネルギーの効率化が図れる。
【0047】
また、脱氷の後に検氷を行うので、一方の製氷容器側の貯氷箱が氷充分となり脱氷の必要がない場合でも、その製氷容器に水を供給せずに、空で製氷させ、他方の製氷容器が脱氷動作するときに同時に空で脱氷動作させることができ、他方の製氷容器の製氷サイクルを一方の製氷サイクルに引きずられることなく短時間にすることができる。
【0048】
次に請求項3の発明は、請求項1の発明及び請求項2の発明において、切換弁は流入口から流入してきた水を複数の流出口のいずれかへ流出させる弁体を有し、水の流出を完了させた後に弁体を特定位置へ復帰させるものである。
【0049】
これにより、どちらか一方の製氷容器側の貯氷箱が氷充分で且つ氷の消費が遅く給水を必要としない状態が続いたときには、他方の製氷容器側へ給水するように給水経路を特定して維持するので、切換弁を作動させる回数を減らすことができる。
【0050】
さらに、一方の製氷容器への給水量を他方の製氷容器への給水量の半分以下にして大きさの異なる氷を造る場合に、給水量が少なく製氷時間が短い製氷容器側への給水が集中しがちであるが、切換弁は給水量の少ない製氷容器側へ給水経路を特定して維持すれば、切換弁の動作回数を減らすことができる。
【0051】
すなわち、切換弁の動作を必要最小限にし、省エネルギー化が図れる。
【0052】
次に請求項4の発明は、並列に配置される2つの製氷容器と、前記2つの製氷容器を個別に反転させて氷を脱氷させる駆動部と、前記2つの製氷容器の各製氷容器ごとに氷を蓄えるため各製氷容器の下方に配置された貯氷箱と、前記貯氷箱ごとに蓄えられた氷の過不足を検知する検氷手段と、前記駆動部の動作を制御する制御部からなる冷蔵庫の自動製氷装置において、前記駆動部は製氷容器を反転させて脱氷させる際に、動作していない製氷容器側とは反対の方向に反転させるものである。
【0053】
これにより、製氷容器から脱氷された氷が、動作していない製氷容器側に近づかないので、脱氷された氷が製氷容器間に挟まれることが無く、製氷容器の動作が妨げられることはない。それゆえ、2つの製氷容器の隙間を最小限に設定でき、小型化が図れる。
【0054】
次に請求項5の発明は、請求項4において検氷手段は、貯氷箱の長手方向に向かって延びる2つの検氷部材を有し、前記検氷部材は製氷容器の反転方向側に配置されるものである。
【0055】
検氷部材は板状のレバーで駆動部に接続され、回動することで貯氷箱内へ進入し、氷に進入を阻止されるまでの進入深さで貯氷箱内の氷過不足を検知する。
【0056】
これにより、製氷容器を反転させて脱氷した氷が貯氷箱内で積み上がっていく領域と検氷部材の進入する領域が一致するので、氷過不足の精度をより高くすることができる。
【0057】
【実施例】
以下、本発明による実施例の自動製氷装置について、図面を参照しながら説明する。
【0058】
(実施例1)
図1は本発明による実施例1の自動製氷装置を搭載した冷蔵庫の部分縦断面図、図2は同実施例1の自動製氷装置を示す正面図、図3は同実施例1の自動製氷装置の駆動装置周辺を示す斜視図である。
【0059】
図1において、1は複数の貯蔵室を有する冷蔵庫であり、2は前記貯蔵室の1つである冷蔵室で、扉3と断熱壁4によって囲まれ、外気と断熱されている。
【0060】
5は前記貯蔵室の1つである製氷室であり、断熱壁4と扉6によって囲まれ、外気と断熱されている。7は製氷室5の扉6に固定された可動レールで、可動レール7は製氷室5の側壁に固定された固定レール8に収納されており、扉6を引き出した際に固定レール8に沿って移動する。なお、可動レール7と固定レール8の間には滑車9が配置されており、移動を滑らかにしている。
【0061】
10は自動製氷装置であり、以下その構成を図1、図2、図3を用いて説明する。
【0062】
11は可塑性樹脂のポリプロピレンで成形された第1製氷皿であり、小粒の氷形状を造形する30個の氷室11aと、氷室11aを一括固定する氷室枠11bと、氷室枠11bの長手方向中心軸の端部に形成された軸11cが設けられている。
【0063】
12は第1製氷皿11と同様にポリプロピレンで成形された第2製氷皿であり、大粒の氷形状を造形する8個の氷室12a、氷室枠12b、軸12cが設けられている。
【0064】
13は第1製氷皿11、第2製氷皿12の各々の軸11c、軸12cを保持し必要に応じて第1製氷皿11、第2製氷皿12を反転させて脱氷させる駆動装置であり、駆動装置13の内部には駆動源たるモータ、モータの回転を減速伝達する減速歯車等が配置されている。
【0065】
14は第1製氷皿11、第2製氷皿12の下方に配置され脱氷された氷を蓄える貯氷箱であり、貯氷箱14の内部は第1製氷皿11からの氷を蓄える区画14aと、第2製氷皿12からの氷を蓄える区画14bとで構成されている。
【0066】
15は貯氷箱内の氷の量を検知するための検氷レバーであり、15aは貯氷箱14の区画14aに蓄えられた氷の量を検知する第1検氷レバー、15bは区画14bに蓄えられた氷の量を検知する第2検氷レバーである。
【0067】
16は第1製氷皿11、第2製氷皿12へ供給する水を蓄えておくためのタンクで、17はタンク16内の水を第1製氷皿11、第2製氷皿12へ供給するための給水装置であり、第1製氷皿11へ水を導く第1パイプ18a、第2製氷皿2へ水を導く第2パイプ18bからなるパイプ18、タンク16から水を汲み出すポンプ19、ポンプ19から出た水の流路を切り換える切換弁20で構成されている。21は駆動装置13、給水装置17を制御する制御部である。
【0068】
切換弁20はポンプ19からでた水を流入させる1つの流入口20cと、流入してきた水を流出させる2つの流出口20aと20bを有し、流出口20aには第1パイプ18aが接続され、流出口20bには第2パイプ18bが接続されている。
【0069】
さらに切換弁20は流出口20aと流出口20bのいずれか一方を塞ぐ弁体20dを有し、弁体20dはモータ20eによって駆動される。
【0070】
水を第1製氷皿11へ給水する場合は、モータ20eによって弁体20dを駆動し流出口20bを閉じれば、流入口21cから入った水は流出口20aに流路を換え第1パイプ18aを通って第1製氷皿11へ供給される。
【0071】
第2製氷皿12へ給水する場合は、モータ20eによって弁体20dを駆動し流出口20aを閉じれば、流入口21cから入った水は流出口20bに流路を換え第2パイプ18bを通って第2製氷皿12へ供給される。
【0072】
上記のように自動製氷装置10は第1製氷皿11、第2製氷皿12、駆動装置13、貯氷箱14、検氷レバー15、タンク16、給水装置17、制御部21とによって構成されている。
【0073】
図3に示すように、第1製氷皿11と第2製氷皿は氷室の形状が異なり、第1製氷皿11の氷室11a一個に供給される水の体積は約1ml、全体で約30ml、第2製氷皿12の氷室12a一個に供給される水の体積は10ml、全体で約80mlである。
【0074】
第1製氷皿11と第2製氷皿12はともに駆動装置13に連結されており、駆動装置13内に内蔵されたモータと減速歯車によってそれぞれ個別に反転動作をし(図2の矢印報告)、各製氷皿下方の貯氷箱14へ脱氷する。駆動装置13内には各製氷皿の位置検知を行うスイッチが内蔵されおり、各製氷皿の水平位置、脱氷位置は制御部21へのスイッチ信号入力によって判断される。
【0075】
また、第1検氷レバー15aと第2検氷レバー15bも駆動装置13の側面に連結されており、駆動装置13に内蔵された減速歯車に連係して動作する。
【0076】
通常、第1検氷レバー15aは貯氷箱14の区画14aの上方に、第2検氷レバー15bは区画4bの上方に待機しており、第1検氷レバー15aは第1製氷皿11の脱氷動作に連動して貯氷箱14の区画14a内に対し進入と退出を行い、区画14a内へ所定位置を越えて進入したときは駆動装置13内で第1検氷レバー15aに対応したスイッチが作動し、制御部21へのスイッチ信号入力によって区画14a内の氷量が不足していることを検知する。
【0077】
第2検氷レバー15bは第2製氷皿12の脱氷動作に連動して貯氷箱14の区画14b内に対し進入と退出を行い、区画14b内へ所定位置を越えて進入したときは駆動装置13内で第1検氷レバー15bに対応したスイッチが作動し、制御部21へのスイッチ信号入力によって区画14b内の氷量が不足していることを検知する。
【0078】
各製氷皿の脱氷動作は、対応する各検氷レバーの方向に向かって反転し(図2の矢印方向)、各氷室の開口部が貯氷箱14の方向に向いたところで、各製氷皿を支持する枠体(図示せず)に形成された突起と当って捻られて氷を押し出すことで達成される。
【0079】
22は温度によって抵抗値が変化する製氷センサーであり、第1製氷皿11の外底面に密着固定された第1製氷センサー22aと、第2製氷皿12の外底面に密着固定された第2製氷センサー22bから成る。
【0080】
実施例1では製氷皿に供給された水が凍結し、製氷センサー22が−5℃以下を示したときに製氷が完了したと判断する。
【0081】
以上のように構成された冷蔵庫の自動製氷装置について、図4の動作フローチャートを用いてその動作を説明する。制御部21はステップ1において電源投入されたことを検知すると、ステップ2に進み第1製氷皿11の初期動作により第1製氷皿11の水平位置復帰を行う。なお、電源投入されたときは第1製氷皿11が既に水平位置にあっても実施される。
【0082】
第1製氷皿11の初期動作が終了すると、ステップ3に進み第2製氷皿12の初期動作により第2製氷皿12の水平位置復帰を行う。なお、電源投入されたときは第2製氷皿12が既に水平位置にあっても実施される。
【0083】
第2製氷皿12の初期動作が終了すると、ステップ4ヘ進み切換弁20を動作させ第2製氷皿12側へ水の流路を設定し、ステップ5へ進む。
【0084】
ステップ5では第2製氷皿12への給水動作を行う。給水動作はポンプ19を駆動することでタンク16から水が汲み出され、汲み出された水は切換弁20内に流入し、第2流出口20bから流出し、第2パイプ18bを通って第2製氷皿12へ供給される。ポンプ19は5秒間だけ駆動され、これによって約80mlの水が第2製氷皿12に供給される。
【0085】
第2製氷皿12への給水動作が終了すると、ステップ6へ進み切換弁20を動作させ第1製氷皿11側へ水の流路を設定し、ステップ7へ進む。
【0086】
ステップ7では第1製氷皿11への給水動作を行う。給水動作はポンプ19を駆動することでタンク16から水が汲み出され、汲み出された水は切換弁20内に流入し、第1流出口20aから流出し、第1パイプ18aを通って第1製氷皿11へ供給される。ポンプ19は1.9秒間だけ駆動され、これによって約30mlの水が第1製氷皿11に供給される。
【0087】
第1製氷皿11への給水動作が終了すると、ステップ8へ進み製氷待機となる。製氷待機は各製氷皿に供給された水が凍結し製氷が完了するまでの時間を待機することであり、その待機時間は第1製氷皿11で約40分、第2製氷皿12で約90分である。
【0088】
ステップ9において第1製氷皿11に給水された水が凍結し氷の生成が完了すると、製氷皿の外底面に設置された第1製氷センサー22aの抵抗値が上昇し、温度T1として5℃以下を感知したとき製氷が完了したことを制御部21が認識する。2つの製氷皿が同時に製氷を完了した場合は、第1製氷皿11側の脱氷動作を優先する。
【0089】
第1製氷皿11で氷が生成されると、ステップ10において第1製氷皿11の反転が開始され脱氷動作に入り、第1製氷皿11は駆動装置13によって第1検氷レバー15aの方向へ反転し(図2の矢印方向)捻られて、貯氷箱14の区画14aへ脱氷する。
【0090】
ステップ11において、区画14a内の氷量検知は第1製氷皿11の脱氷動作と同時に行うが、区画4a内に氷が十分あるときは、第1検氷レバー15aが区画4aに進入しても氷に進行を阻止され所定の高さより深く進入できず、駆動装置13内のスイッチが作動しないので制御部21は氷が十分であると認識して、ステップ16へ進み第1製氷皿11の反転を停止し、ステップ17において水平位置復帰を実施する。
【0091】
逆に、ステップ11において、区画4a内の氷が不足しているときは、第1検氷レバー15aが区画4aに進入しても氷に進行を阻止されることがなく所定の高さより深く進入でき、駆動装置内のスイッチが動作し制御部21は区画4a内の氷が不足していると認識して第1製氷皿11の脱氷動作を継続して脱氷を終了させる。
【0092】
ステップ12における脱氷の終了は、第1製氷皿11が脱氷位置に到達した時点で駆動装置13内のスイッチが作動するので制御部21は脱氷が終了したと認識する。
【0093】
脱氷が終了するとステップ13へ進み、第1製氷皿11の反転を停止させて後ステップ14へ進む。ステップ14では駆動装置13によって第1製氷皿11の水平位置復帰を実施する。第1製氷皿11が水平位置へ復帰すると駆動装置13内のスイッチが作動するので制御部21は第1製氷皿11が水平位置へ復帰したことを認識する。
【0094】
ステップ15において第1製氷皿への給水動作が実施される。水平位置へ復帰した第1製氷皿11へは給水装置17によって再び給水され製氷を開始する。尚、第1製氷皿11へ給水する際に切換弁20はステップ6において第1製氷皿11側へ流路を設定しているので、あえて動作させる必要はない。
【0095】
第1製氷皿11への給水動作が完了するとステップ18へ進む。ステップ18において第2製氷皿12に給水された水が凍結し氷の生成が完了すると、製氷皿の外底面に設置された第2製氷センサー22bの抵抗値が上昇し、温度T2として5℃以下を感知したとき製氷が完了したことを制御部21が認識する。
【0096】
第2製氷皿12で氷が生成されるステップ19ヘ進み、第2製氷皿12の反転を開始する。第2製氷皿12は駆動装置13によって第2検氷レバー15bの方向へ反転し(図2の矢印方向)捻られて、貯氷箱14の区画14bへ脱氷する。
【0097】
ステップ20において、区画14b内の氷量検知は第2製氷皿12の脱氷動作と同時に行うが、区画4b内に氷が十分あるときは、第2検氷レバー15bが区画4bに進入しても氷に進行を阻止され所定の高さより深く進入できず、駆動装置13内のスイッチが作動しないので制御部21は氷が十分であると認識して、ステップ27へ進み第2製氷皿12の反転を停止し、ステップ28において今度は水平位置復帰を実施する。
【0098】
逆に、ステップ20において区画4b内の氷が不足しているときは、第2検氷レバー15bが区画4aに進入しても氷に進行を阻止されることがなく所定の高さより深く進入でき、駆動装置内のスイッチが動作し制御部21は区画4b内の氷が不足していると認識して第2製氷皿12の脱氷動作を継続して脱氷を終了させる。
【0099】
ステップ21における脱氷の終了は、第2製氷皿12が脱氷位置に到達した時点で駆動装置13内のスイッチが作動するので制御部21は脱氷が終了したと認識する。第2製氷皿12の脱氷が終了するとステップ22へ進み第2製氷皿12の反転を停止しステップ23へ進む。
【0100】
ステップ23では駆動装置13によって第2製氷皿12の水平位置復帰を実施する。第2製氷皿12が水平位置へ復帰すると駆動装置13内のスイッチが作動するので制御部21は第2製氷皿12が水平位置へ復帰したことを認識する。
【0101】
第2製氷皿12が水平位置へ復帰するとステップ24ヘ進み、切換弁20を動作させて第2製氷皿12へ水の流路を設定する。先に第1製氷皿11へ給水した直後なので切換弁20は流入してきた水が第2流出口20bへ流出し第2パイプ18bを通って第2製氷皿12側へ流れるように流路を設定する。
【0102】
ステップ25では第2製氷皿12への給水動作を実施し、給水動作終了後ステップ26に進み、切換弁20を動作させて第1製氷皿11側へ流路を設定し、製氷待機となる。
【0103】
実施例1では、第1製氷皿11への給水量を第2製氷皿12への給水量の半分以下にしているので、第2製氷皿12で製氷が完了するまでの間に、第1製氷皿11での製氷・脱氷・給水が頻繁に行われる。そのため、切換弁20による流路を第1製氷皿11側へ切り換えた状態を維持する方が有利である。それゆえ氷の過不足を検知した以降に切換弁20を動作させるように制御すれば、切換弁20の動作回数を最小限に抑えることができるのである。
【0104】
また、例えば第2製氷皿12の貯氷領域である区画4b内の氷が消費されず氷充分であるときは、第2製氷皿12へ給水する必要がないので切換弁20は動作せず、先に行った第1製氷皿11へ流路を設定したままとなる。そして区画4b内の氷が消費されるまでに、第1製氷皿11での製氷が完了し且つ区画4a内の氷が不足していると、第1製氷皿11は脱氷動作を行い、また給水される。このときも切換弁20は既に第1製氷皿11へ設定されているので、動作させる必要が無く氷の過不足を検知した以降に切換弁20を動作させるように制御すれば、切換弁20の動作回数を最小限に抑えることができるのである。
【0105】
以上のように、実施例1の自動製氷装置10は、第1製氷皿11と、第2製氷皿12と、第1製氷皿11,第2製氷皿12へ供給するための水を蓄える給水タンク16と、給水タンク16から水を汲み出すポンプ19と、ポンプ19から流入してくる水を第1製氷皿11側へあるいは第2製氷皿12側へ流出させる切換弁20と、第1製氷皿11と第2製氷皿12をそれぞれ個別に反転させることのできる駆動装置13と、第1製氷皿11の下方に設置した貯氷箱14の区画14aと、第2製氷皿12の下方に設置した貯氷箱14の区画14aと、駆動装置13によって動作し区画14a内の氷の量を検知する第1検氷レバー15aと、駆動装置13によって動作し区画14b内の氷の量を検知する第2検氷レバー15bとを備えたので、氷を2つの区画4a、4bに蓄えることができるうえに各区画に蓄えられた氷の量を第1検氷レバー15a、第2検氷レバー15bによってそれぞれ個別に検知できるので、氷の過不足を正確に検知するうえに、氷の不足した区画を対象に製氷を行い氷を補充することができる。
【0106】
そして、検氷レバー15による氷の過不足を検知する動作を行った以降に切換弁20の動作を行うことによって、製氷が完了しているにもかかわらず氷が充分あり給水の必要が無い場合には切換弁20を動作させないので、エネルギーの効率化が図れる。
【0107】
また、切換弁20は常に第1製氷皿11側へ水の流路を設定する位置に復帰して動作を終えるので、第1製氷皿11を氷が頻繁に消費される側とすれば切換弁20の動作回数を最小限に抑えることができるのである。
【0108】
また、駆動装置13は、第1製氷皿11を反転させて脱氷させる際には動作していない第2製氷皿12側と反対の方向へ反転させ、第2製氷皿12を反転させて脱氷させる際には動作していない第1製氷皿11側と反対の方向に反転させるので、脱氷された氷が製氷皿間に挟まれることが無く、製氷皿の動作が妨げられることはない。それゆえ、2つの製氷容器の隙間を最小限に設定でき、小型化が図れる。
【0109】
また第1検氷レバー15aを第1製氷皿11の反転方向側に配置し、第2検氷レバーを第2製氷皿12の反転方向側に配置したので、貯氷箱14の区画14a、区画14bの氷が積み上がり易い領域へ第1検氷レバー15a、第2検氷レバー15bが進入し氷と対面するようになるので氷過不足の精度をより高くすることができる。
【0110】
(実施例2)
次に、本発明による冷蔵庫の自動製氷装置の他の実施例について、図面を参照しながら説明する。図5は実施例2の自動製氷装置を示す側面図、図6は実施例2の自動製氷装置の駆動装置周辺を示す斜視図、図7は実施例2の自動製氷装置の動作フローチャートである。
【0111】
29は自動製氷装置であり、以下その構成を図5、図6を用いて説明する。
【0112】
30は可塑性樹脂のポリプロピレンで成形され2種類の製氷容器からなる製氷皿であり、第1製氷容器31と第2製氷容器32を有し、第1製氷容器31には小粒の氷形状を造形する24個の氷室31aと、氷室31aを一括固定する氷室枠31bが設けられている。同様に第2製氷容器32には、大粒の氷形状を造形する4個の氷室32a、氷室枠32bが設けられている。
【0113】
33は製氷皿30の軸30cを保持し必要に応じて製氷皿30を反転させて脱氷させる駆動装置であり、駆動装置33の内部には駆動源たるモータ、モータの回転を減速伝達する減速歯車等が配置されている。
【0114】
34は製氷皿30の下方に配置され脱氷された氷を蓄える貯氷箱であり、貯氷箱34の内部は第1製氷容器31からの氷を蓄える区画34aと、第2製氷容器32からの氷を蓄える区画34bとで構成されている。
【0115】
35は貯氷箱内の氷の量を検知するための検氷レバーであり、35aは貯氷箱34の区画34aに蓄えられた氷の量を検知する第1検氷レバー、35bは区画34bに蓄えられた氷の量を検知する第2検氷レバーである。
【0116】
36は第1製氷容器31、第2製氷容器32へ供給する水を蓄えておくためのタンクで、37はタンク36内の水を第1製氷容器31、第2製氷容器32へ供給するための給水装置であり、第1製氷容器31へ水を導く第1パイプ38a、第2製氷容器32へ水を導く第2パイプ38bからなるパイプ38、タンク36から水を汲み出すポンプ39、ポンプ39から出た水の流路を切り換える切換弁40で構成されている。41は駆動装置33、給水装置37を制御する制御部である。
【0117】
切換弁40はポンプ39からでた水を流入させる1つの流入口40cと、流入してきた水を流出させる2つの流出口40aと40bを有し、流出口40aには第1パイプ38aが接続され、流出口40bには第2パイプ38bが接続されている。
【0118】
さらに切換弁40は流出口40aと流出口40bのいずれか一方を塞ぐ弁体40dを有し、弁体40dはモータ40eによって駆動される。
【0119】
水を第1製氷皿11へ給水する場合は、モータ40eによって弁体40dを駆動し流出口40bを閉じれば、流入口41cから入った水は流出口40aに流路を換え第1パイプ38aを通って第1製氷容器31へ供給される。
【0120】
第2製氷容器32へ給水する場合は、モータ40eによって弁体40dを駆動し流出口40aを閉じれば、流入口41cから入った水は流出口40bに流路を換え第2パイプ38bを通って第2製氷容器32へ供給される。
【0121】
42は温度によって抵抗値が変化する製氷センサーであり、第1製氷容器31の外底面に密着固定された第1製氷センサー42aと、第2製氷容器32の外底面に密着固定された第2製氷センサー42bから成る。
【0122】
実施例2では製氷皿に供給された水が凍結し、製氷センサー42が−5℃以下を示したときに製氷が完了したと判断する。
【0123】
そして、製氷皿30(第1製氷容器31、第2製氷容器2)、駆動装置33、貯氷箱34、検氷レバー35、タンク36、給水装置37、パイプ38、ポンプ39、制御部41、製氷センサー42とによって自動製氷装置29が構成されている。
【0124】
図5に示すように、第2製氷皿31と第2製氷容器32は氷室の形状が異なり、第1製氷容器31の氷室31a一個に供給される水の体積は1ml、全体で24ml、第2製氷容器32の氷室32b一個に供給される水の体積は10ml、全体で40mlである。
【0125】
第1製氷容器31と第2製氷容器32は同一回転軸で駆動装置33に連結されており、駆動装置33内に内蔵されたモータと減速歯車によって反転動作をし、製氷容器下方の貯氷箱34へ脱氷する。駆動装置33内には製氷皿30の位置検知を行うスイッチが内蔵されおり、製氷皿30の水平位置、脱氷位置は制御部41へのスイッチ信号入力によって判断される。
【0126】
また、第1検氷レバー35aと第2検氷レバー35bも駆動装置33の側面に連結されており、駆動装置33に内蔵された減速歯車に連係して動作する。
【0127】
通常、第1検氷レバー35aは貯氷箱34の区画34aの上方に、第2検氷レバー35bは区画4bの上方に待機しており、第1検氷レバー35aは貯氷箱34の区画14a内に対し進入と退出を行い、区画34a内へ所定位置を越えて進入したときは駆動装置33内で第1検氷レバー35aに対応したスイッチが作動し、制御部41へのスイッチ信号入力によって区画34a内の氷量が不足していることを検知する。
【0128】
第2検氷レバー35bは貯氷箱34の区画34b内に対し進入と退出を行い、区画34b内へ所定位置を越えて進入したときは駆動装置33内で第1検氷レバー35bに対応したスイッチが作動し、制御部41へのスイッチ信号入力によって区画34b内の氷量が不足していることを検知する。
【0129】
製氷皿30の脱氷動作は、検氷レバー35の方向に向かって反転し、各氷室の開口部が貯氷箱34の方向に向いたところで、製氷皿30を支持する枠体(図示せず)に形成された突起と当って捻られて氷を押し出すことで達成される。
【0130】
以上のように構成された冷蔵庫の自動製氷装置について、図7の動作フローチャートを用いてその動作を説明する。制御部41はステップ51において電源投入されたことを検知すると、ステップ52に進み製氷皿30の初期動作により製氷皿30の水平位置復帰を行う。なお、電源投入されたときは製氷皿30が既に水平位置にあっても実施される。
【0131】
製氷皿30の初期動作が終了すると、ステップ53ヘ進み切換弁40を動作させ第2製氷容器32へ水の流路を設定し、ステップ54へ進む。
【0132】
ステップ54では第2製氷容器32への給水動作を行う。給水動作はポンプ39を駆動することでタンク36から水が汲み出され、汲み出された水は切換弁40内に流入し、第2流出口40bから流出し、第2パイプ38bを通って第2製氷容器32へ供給される。ポンプ39は2.5秒間だけ駆動され、これによって約40mlの水が第2製氷容器に供給される。
【0133】
第2製氷容器32への給水動作が終了すると、ステップ55へ進み切換弁40を動作させ第1製氷容器31側へ水の流路を設定し、ステップ56へ進む。
【0134】
ステップ56では第1製氷容器31への給水動作を行う。給水動作はポンプ39を駆動することでタンク36から水が汲み出され、汲み出された水は切換弁40内に流入し、第1流出口40aから流出し、第1パイプ38aを通って第1製氷容器31へ供給される。ポンプ39は1.5秒間だけ駆動され、これによって24mlの水が第1製氷容器31に供給される。
【0135】
第1製氷容器31への給水動作が終了すると、ステップ57へ進み製氷待機となる。製氷待機は各製氷容器に供給された水が凍結し製氷が完了するまでの時間を待機することであり、その待機時間は第1製氷皿11で約25分、第2製氷皿12で約50分である。
【0136】
ステップ58,ステップ59において、第1製氷容器31,第2製氷容器32に給水された水が各氷室で凍結し氷の生成が完了すると、製氷皿30の各製氷容器の外底面に設置された第1製氷センサー42a、第2製氷センサー42bの抵抗値が上昇しT3、T4として−5℃以下を感知すると、製氷が完了したことを制御部41が認識する。
【0137】
第1製氷容器31、第2製氷容器32で氷が生成されたことを制御部41が認識するとステップ60へ進み、製氷皿30は駆動装置33によって反転を開始し捻られて、貯氷箱34の区画34a、区画34bへ脱氷する。
【0138】
ステップ61において、脱氷の終了は製氷皿30が脱氷位置に到達した時点で駆動装置33内のスイッチが作動するので制御部41は脱氷が完了したと認識する。
【0139】
脱氷が終了するとステップ62へ進み製氷皿の反転を停止する。そしてステップ63で製氷皿30の水平位置復帰動作を開始する。製氷皿30が水平位置へ復帰する途中で第1検氷レバー35a、第2検氷レバー35bは氷量検知を行うのでステップ64、ステップ67では区画34a、34bの氷過不足を確認する。例えば区画34a、区画34b内に氷がまだ不足している場合、第1検氷レバー15aが区画4aに進入しても氷に進行を阻止されることがなく所定の高さより深く進入でき、駆動装置内のスイッチが動作し制御部21は区画4a内の氷が不足していると認識しステップ65においてS1へHiを記憶する。同様に第2検氷レバー35bが区画34bに進入しても氷に進行を阻止されることがなく所定の高さより深く進入でき、駆動装置33内のスイッチが動作し制御部41は区画34b内の氷が不足していると認識しステップ68においてS2へHiを記憶する。
【0140】
駆動装置33は製氷皿30の水平位置復帰を継続させ、ステップ70において水平位置に復帰したか否かを確認する。製氷皿30が水平位置へ復帰すると駆動装置33内のスイッチが作動するので制御部41は製氷皿30が水平位置へ復帰したことを認識する。
【0141】
製氷皿30が水平位置復帰後ステップ71において進み製氷皿30を停止する。そしてステップ72でS1がHiであるかを確認し、ステップ74でS2がHiであるかを確認する。区画4a、区画4b内の氷が不足していると認識した制御部41はS1、S2ともにHiと記憶しているので、ステップ73において給水装置37によって製氷皿30の第1製氷容器31へ給水する。第1製氷容器31への給水は、ポンプ39からでてくる水を切換弁40にてパイプ38の第1パイプ38aへ導き、第1製氷容器31へ給水する。尚、第1製氷容器31へ給水する際に切換弁40は初期設定として第1パイプ18aへ流路を設定しているので、あえて動作させる必要はない。
【0142】
第2製氷容器32への給水は、ステップ75において切換弁40を動作して第2製氷容器側へ流路設定し、ステップ76においてポンプ39を駆動しタンク36から汲み出された水を第2パイプ38bへ導き、第2製氷容器32へ水を供給する。
【0143】
第2製氷容器32への給水動作が終了すると、ステップ77へ進み切換弁40を第1製氷容器側31へ流路設定する。
【0144】
以上のように、脱氷して水平位置へ復帰した製氷皿30へは給水装置37によって再び給水され、再び製氷を開始する。
【0145】
次に、脱氷によって区画34a、区画34b内に氷が十分になった場合、ステップ64における氷量検知で第1検氷レバー35aが区画34aに進入しても氷に進行を阻止され所定の高さより深く進入できず、駆動装置33内のスイッチが作動しないので制御部41は氷が十分であると認識しステップ66へ進みS1へLoを記憶する。同様にステップ67において第2検氷レバー35aも区画34bに進入しても氷に進行を阻止され所定の高さより深く進入できず、駆動装置33内のスイッチが作動しないので制御部41は氷が十分であると認識しステップ69へ進みS2にLoを記憶する。
【0146】
そして、製氷皿30が水平位置へ復帰しても、制御部41は給水装置37を駆動せず各製氷容器への給水を行わず、空のままで30分間待機する。
【0147】
30分間の待機が完了すると、製氷皿30はあたかも氷があるかの如く空のまま脱氷動作を行い、製氷皿30の水平位置への復帰途中で氷量検知する。このとき貯氷箱34の区画34a、34bのどちらか一方の氷が不足し、他方の氷が十分であった場合、例えば区画34a内の氷が不足し、区画34b内の氷が十分であった場合は、製氷皿30が水平位置へ復帰してからの給水動作において、制御部41は製氷容器31にのみ水が行くように切換弁40を作動して第1パイプ38aに水を導く。
【0148】
逆に、区画34a内の氷が十分で、区画34b内の氷が不足している場合は、製氷皿30が水平位置へ復帰してからの給水動作において、制御部41は製氷容器32にのみ水が行くように切換弁40を作動して第2パイプ38bに水を導く。
【0149】
実施例2では、第1製氷容器31への給水量を第2製氷容器32への給水量の半分以下にしているので、第2製氷容器32で製氷が完了するまでの間に、第1製氷容器31での製氷・脱氷・給水が頻繁に行われる。そのため、切換弁40による流路を第1製氷容器31側へ切り換えた状態を維持する方が有利である。それゆえ氷の過不足を検知した以降に切換弁40を動作させるように制御すれば、切換弁40の動作回数を最小限に抑えることができるのである。
【0150】
また、例えば第2製氷容器32の貯氷領域である区画34b内の氷が消費されず氷充分であるときは、第2製氷容器32へ給水する必要がないので切換弁は動作せず、先に行った第1パイプ38aへ流路を設定したままとなる。そして区画34b内の氷が消費されるまでに、第1製氷容器31での製氷が完了し且つ区画34a内の氷が不足していると、第1製氷容器31は脱氷動作を行い、また給水される。このときも切換弁は既に第1パイプ38aへ設定されているので、動作させる必要が無く氷の過不足を検知した以降に切換弁40を動作させるように制御すれば、切換弁40の動作回数を最小限に抑えることができるのである。
【0151】
以上のように、本実施例2の自動製氷装置29は、第1製氷容器31と第2製氷容器32からなる製氷皿30と、第1製氷容器31,第2製氷容器32へ供給するための水を蓄える給水タンク36と、給水タンク36から水を汲み出すポンプ39と、ポンプ39から流入してくる水を第1製氷容器31側へあるいは第2製氷容器32側へ流出させる切換弁40と、製氷皿30を反転させることのできる駆動装置33と、第1製氷容器31の下方に設置した貯氷箱34の区画34aと、第2製氷容器32の下方に設置した貯氷箱14の区画34aと、駆動装置33によって動作し区画34a内の氷の量を検知する第1検氷レバー35aと、駆動装置33によって動作し区画34b内の氷の量を検知する第検氷レバー35bとを備えたので、氷を2つの区画34a、34bに蓄えることができるうえに各区画に蓄えられた氷の量を第1検氷レバー35a、第2検氷レバー35bによってそれぞれ個別に検知できるので、氷の過不足を正確に検知するうえに、氷の不足した区画を対象に製氷を行い氷を補充することができる。
【0152】
また、どちらか一方の製氷容器側での氷が頻繁に消費されるような場合でも、氷の過不足を検知した以降に切換弁40を動作させるように制御すれば、切換弁40の動作回数を最小限に抑えることができるのである。
【0153】
また、脱氷の後に検氷を行うので、一方の製氷容器側の貯氷箱が氷充分となり脱氷の必要がない場合でも、その製氷容器に水を供給せずに、空で製氷させ、他方の製氷容器が脱氷動作するときに同時に空で脱氷動作させることができ、他方の製氷容器の製氷サイクルを一方の製氷サイクルに引きずられることなく短時間にすることができる。
【0154】
また、切換弁40は常に第1製氷容器31側へ水の流路を設定する位置に復帰して動作を終えるので、第1製氷容器31を氷が頻繁に消費される側とすれば切換弁40の動作回数を最小限に抑えることができるのである。
【0155】
【発明の効果】
請求項1の発明は、水を汲み出すポンプから複数の製氷容器に至る途中に配置されポンプから流入してくる水を複数の製氷容器の所定位置へ流出させる切換弁と、複数の製氷容器の各製氷容器ごとに設けられ製氷が完了したか否かを検知する製氷センサーと、複数の製氷容器の各製氷容器ごとに氷を蓄えるため各製氷容器の下方に配置された貯氷箱と、貯氷箱ごとに蓄えられた氷の過不足を検知する検氷手段とを設け、製氷センサーによって製氷が完了したことを検知された製氷容器の下方にある貯氷箱に対して、検氷手段による氷の過不足を検知する動作を行った以降に切換弁を動作させるものである。
【0156】
これにより、製氷センサーによって製氷容器ごとに製氷完了を検知することができ、脱氷された氷は製氷容器ごとに対応した貯氷箱に蓄えられ、貯氷箱内の氷の過不足も貯氷箱ごとに対応した検氷手段で検知されるので、氷の過不足を正確に検知することができるのである。
【0157】
そして、検氷手段による氷の過不足を検知する動作を行った以降に切換弁の動作を行うことによって、製氷が完了しているにもかかわらず氷が充分あり給水の必要が無い場合には切換弁を動作させないのでエネルギーの効率化が図れる。
【0158】
次に、請求項2の発明は、水を汲み出すポンプから複数の製氷容器に至る途中に配置されポンプから流入してくる水を複数の製氷容器の所定位置へ流出させる切換弁と、複数の製氷容器の各製氷容器ごとに設けられ製氷が完了したか否かを検知する製氷センサーと、複数の製氷容器の各製氷容器ごとに氷を蓄えるため各製氷容器の下方に配置された貯氷箱と、貯氷箱ごとに蓄えられた氷の過不足を検知する検氷手段とを設け、製氷センサーによって製氷が完了したことを検知された全ての製氷容器に脱氷の動作を行わせ、全ての製氷容器の下方にある貯氷箱に対して前記検氷手段による氷の過不足を検知する動作を行った以降に前記切換弁を動作させるものである。
【0159】
これより、製氷センサーによって製氷容器ごとに製氷完了を検知することができ、脱氷された氷は製氷容器ごとに対応した貯氷箱に蓄えられ、貯氷箱内の氷の過不足も貯氷箱ごとに対応した検氷手段で検知されるので、氷の過不足を正確に検知することができるのである。
【0160】
そして、検氷手段による氷の過不足を検知する動作を行った以降に切換弁の動作を行うことによって、製氷が完了しているにもかかわらず氷が充分あり給水の必要が無い場合には切換弁を動作させないのでエネルギーの効率化が図れる。
【0161】
さらにもう1つの効果として、脱氷の後に検氷を行うので、一方の製氷容器側の貯氷箱が氷充分となり脱氷の必要がない場合でも、その製氷容器に水を供給せずに、空で製氷させ、他方の製氷容器が脱氷動作するときに同時に空で脱氷動作させることができ、他方の製氷容器の製氷サイクルを一方の製氷サイクルに引きずられることなく短時間にすることができる。
【0162】
次に請求項3の発明は、請求項1の発明及び請求項2の発明において、切換弁は流入口から流入してきた水を複数の流出口のいずれかへ流出させる弁体を有し、水の流出を完了させた後に弁体を特定位置へ復帰させるものである。
【0163】
これにより、どちらか一方の製氷容器側の貯氷箱が氷充分で且つ氷の消費が遅く給水を必要としない状態が続いたときには、他方の製氷容器側へ給水するように給水経路を特定して維持するので、切換弁を作動させる回数を減らすことができる。
【0164】
さらに、一方の製氷容器への給水量を他方の製氷容器への給水量の半分以下にして大きさの異なる氷を造る場合に、給水量が少なく製氷時間が短い製氷容器側への給水が集中しがちであるが、切換弁は給水量の少ない製氷容器側へ給水経路を特定して維持するので、切換弁の動作回数を減らすことができる。
【0165】
すなわち、切換弁の動作を必要最小限にし、省エネルギー化が図れる。
【0166】
次に請求項4の発明は、並列に配置される2つの製氷容器と、前記2つの製氷容器を個別に反転させて氷を脱氷させる駆動部と、前記2つの製氷容器の各製氷容器ごとに氷を蓄えるため各製氷容器の下方に配置された貯氷箱と、前記貯氷箱ごとに蓄えられた氷の過不足を検知する検氷手段と、前記駆動部の動作を制御する制御部からなる冷蔵庫の自動製氷装置において、前記駆動部は製氷容器を反転させて脱氷させる際に、動作していない製氷容器側とは反対の方向に反転させるものである。
【0167】
これにより、製氷容器から脱氷された氷が、動作していない製氷容器側の貯氷箱に近づかないので、脱氷された氷が製氷容器間に挟まれることが無く、製氷容器の動作が妨げられることはない。それゆえ、2つの製氷容器の隙間を最小限に設定でき、小型化が図れる。
【0168】
次に請求項5の発明は、請求項4において検氷手段は、貯氷箱の長手方向に向かって延びる2つの検氷部材を有し、前記検氷部材は製氷容器の反転方向側に配置されるものである。
【0169】
これにより、製氷容器を反転させて脱氷した氷が貯氷箱内で積み上がっていく領域と検氷部材の進入し氷と対面する領域が一致するので、氷過不足の精度をより高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例1の自動製氷装置を搭載した冷蔵庫の部分縦断面図
【図2】同実施例1の自動製氷装置を示す正面図
【図3】同実施例1の自動製氷装置の駆動装置周辺を示す斜視図
【図4】同実施例1の自動製氷装置の動作フローチャート
【図5】本発明による実施例2の自動製氷装置を示す側面図
【図6】同実施例2の自動製氷装置の駆動装置周辺を示す斜視図
【図7】同実施例2の自動製氷装置の動作フローチャート
【図8】従来の自動製氷装置を示す平面図
【図9】従来の自動製氷装置の駆動部を示す正面図
【図10】従来の自動製氷装置に用いられる給水手段を示す正面図
【符号の説明】
10 自動製氷装置
11 第1製氷皿(製氷容器)
12 第2製氷皿(製氷容器)
13 駆動装置
14 貯氷箱
14a 区画(貯氷箱)
14b 区画(貯氷箱)
15 検氷レバー(検氷手段)
15a 第1検氷レバー(検氷手段)
15b 第2検氷レバー(検氷手段)
16 給水タンク
19 ポンプ
20 切換弁
20a 流出口
20b 流出口
20c 流入口
20d 弁体
21 制御部
22 製氷センサー
22a 第1製氷センサー
22b 第2製氷センサー
29 自動製氷装置
30 製氷皿
31 第1製氷容器(製氷皿)
32 第2製氷容器(製氷皿)
33 駆動装置
34 貯氷箱
34a 区画(貯氷箱)
34b 区画(貯氷箱)
35 検氷レバー(検氷手段)
35a 第1検氷レバー(検氷手段)
35b 第2検氷レバー(検氷手段)
36 給水タンク
39 ポンプ
40 切換弁
40a 流出口
40b 流出口
40c 流入口
40d 弁体
41 制御部
42 製氷センサー
42a 第1製氷センサー
42b 第2製氷センサー[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an automatic ice making device mounted on a refrigerator.
[0002]
[Prior art]
There is an automatic ice making device installed in a refrigerator that supplies water to two ice trays to make ice, and after ice making, each ice tray is inverted and deiced. JP-A-6-241627 relates to the automatic ice making device. It is disclosed in the gazette.
[0003]
Hereinafter, a refrigerator equipped with a conventional automatic ice making device will be described with a focus on the automatic ice making device with reference to the drawings.
[0004]
FIG. 8 is a plan view showing a conventional automatic ice making device, FIG. 9 is a front view showing a drive unit of the conventional automatic ice making device, and FIG. 10 is a front view showing water supply means used in the conventional automatic ice making device. FIG.
[0005]
In FIGS. 8, 9, and 10,
[0006]
[0007]
111 is a water supply tank for storing water to be supplied to the
[0008]
The operation of the automatic ice making device for a refrigerator configured as described above will be described. When the water poured into the
[0009]
A mechanism for rotating the
[0010]
Similarly, a mechanism for rotating the
[0011]
When deicing is completed and the ice tray 101 (or 102) returns to the horizontal position, the water in the
[0012]
As a result, one ice making tray that has completed ice making can be deiced regardless of the other ice making tray.
[0013]
The ice removed from the
[0014]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the conventional automatic ice making device is configured to store the ice that has been deiced in two ice trays in one ice storage box, the ice storage box contains the ice making and deicing repeated. Two ice packs are generated. If the two ice packs collapse and can be stored uniformly in the ice storage box, there will be no problem, but in reality, the ice packs are stored in the lower part of each ice tray, so it is not possible to accurately detect the excess or deficiency of ice. There is a problem.
[0015]
In addition, the conventional automatic ice making device described above only deices the ice produced by the two ice trays, how the ice deiced from each ice tray is stored, and the excess or shortage of the stored ice. It is not yet considered how to detect the temperature and how to control the switching valve for supplying water to the deiced ice tray, and it is hoped that an automatic ice making device using two ice trays will be realized. It is rare.
[0016]
Further, in the conventional automatic ice making device, since the two ice trays arranged in parallel have the same reversing direction, the ice is removed while one ice tray approaches the other ice tray side. It was easy to get caught between the ice trays, which could prevent the ice tray from reversing.
[0017]
The present invention solves the above-mentioned conventional problems, in an automatic ice making device using two ice trays, means for storing ice, means for more accurately detecting excess or deficiency of stored ice, and a control method thereof, Furthermore, it aims at providing the automatic ice making apparatus provided with the control method of the switching valve which supplies water to the ice tray which completed deicing.
[0018]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve this object, the gist of the invention of
[0019]
As a result, the ice making sensor can detect the completion of ice making for each ice making container, and the deiced ice is stored in an ice storage box corresponding to each ice making container. Since it is detected by the corresponding ice detection means, it is possible to accurately detect the excess or deficiency of ice.
[0020]
Then, after the operation of detecting the excess or deficiency of ice by the ice detecting means is performed, the operation of the switching valve is performed. Since the switching valve is not operated, energy efficiency can be improved.
[0021]
Next, the gist of the invention of
[0022]
As a result, the ice making sensor can detect the completion of ice making for each ice making container, and the deiced ice is stored in an ice storage box corresponding to each ice making container. Since it is detected by the corresponding ice detection means, it is possible to accurately detect the excess or deficiency of ice.
[0023]
Then, after the operation of detecting the excess or deficiency of ice by the ice detecting means is performed, the operation of the switching valve is performed. Energy efficiency can be improved without operating the switching valve.
[0024]
Furthermore, since ice detection is performed after deicing, if the ice storage box on one ice making container side has enough ice and deicing is not necessary, ice is made in the sky without supplying water to the ice making container, When the other ice making container is deicing, the ice making operation can be performed empty at the same time, and the ice making cycle of the other ice making container can be shortened without being dragged by the ice making cycle of one ice making container.
[0025]
Next, the gist of the invention of
[0026]
Thereby, when the water supply to one of the ice making containers is concentrated, the number of times of operating the switching valve can be reduced by maintaining the switching to a specific water supply path.
[0027]
Next, the gist of the invention of
[0028]
As a result, since the ice deiced from the ice making container does not approach the side of the ice making container that is not operating, the deiced ice is not sandwiched between the ice making containers, and the operation of the ice making container is prevented. Absent. Therefore, the gap between the two ice making containers can be set to a minimum, and the size can be reduced.
[0029]
Next, the gist of the invention of
[0030]
As a result, the area where ice that has been deiced by inverting the ice making container is accumulated in the storage box coincides with the area where the ice detecting member enters, so that it is possible to further increase the accuracy of the ice excess / deficiency.
[0031]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The invention of
[0032]
Here, the plurality of ice making containers refers to a container in which two or more ice trays each having a box-like ice chamber having a predetermined volume are arranged, or a container having a box-like ice chamber having a predetermined volume. Two or more are integrally connected in the direction, and various shapes of ice can be made by varying the size of each ice tray and the shape of the ice chamber.
[0033]
The ice detection means is to detect the excess or deficiency of ice from the height at which it can enter the plate-like lever that protrudes in parallel with the ice making container from the side of the drive unit that drives the ice making container, Either one lever may be protruded from each of the left and right sides of the drive unit, or two levers may be protruded from either the left or right side of the drive unit.
[0034]
The switching valve has one inlet through which water flows in and two outlets through which water flows out, and is provided with a valve body that can block either one of the two outlets. Operates and can optionally block either one of the two outlets.
[0035]
When water is supplied to each ice making container and ice is generated in one of the ice making containers, it is input to the control unit that ice has been generated by the ice making sensor.
[0036]
The control unit operates the switching valve after the ice detecting means detects the excess or deficiency of ice in the ice storage box below the ice making container. It should be noted that the time when the ice detecting means detects the excess or deficiency of ice may be before the deicing operation, during the deicing operation, or after the deicing operation.
[0037]
As a result, the ice making sensor can detect the completion of ice making for each ice making container, and the deiced ice is stored in the ice storage box corresponding to each ice making container. Since it is detected by the corresponding ice detecting means, it is possible to accurately detect the excess or deficiency of ice.
[0038]
Then, after the operation of detecting the excess or deficiency of ice by the ice detecting means is performed, the operation of the switching valve is performed. Since the switching valve is not operated, energy efficiency can be improved.
[0039]
Next, the invention of
[0040]
Here, the plurality of ice making containers refers to a container in which two or more ice trays each having a box-like ice chamber having a predetermined volume are arranged, or a container having a box-like ice chamber having a predetermined volume. Two or more are integrally connected in the direction, and various shapes of ice can be made by varying the size of each ice tray and the shape of the ice chamber.
[0041]
The ice detection means is to detect the excess or deficiency of ice from the height at which it can enter the plate-like lever that protrudes in parallel with the ice making container from the side of the drive unit that drives the ice making container, Either one lever may be protruded from the left and right of the drive unit, or two levers may be protruded from either the left or right of the drive unit.
[0042]
The switching valve has one inlet through which water flows in and two outlets through which water flows out, and is provided with a valve body that can block either one of the two outlets. Operates and can optionally block either one of the two outlets.
[0043]
When water is supplied to each ice making container and ice is generated in one of the ice making containers, it is input to the control unit that ice has been generated by the ice making sensor.
[0044]
The control unit operates the switching valve after the ice detecting means detects the excess or deficiency of ice in the ice storage box below the ice making container. The time when the ice detecting means detects the excess or deficiency of ice is after the deicing operation.
[0045]
As a result, the ice making sensor can detect the completion of ice making for each ice making container, and the deiced ice is stored in the ice storage box corresponding to each ice making container. Since it is detected by the corresponding ice detecting means, it is possible to accurately detect the excess or deficiency of ice.
[0046]
Then, after the operation of detecting the excess or deficiency of ice by the ice detecting means is performed, the operation of the switching valve is performed. Since the switching valve is not operated, energy efficiency can be improved.
[0047]
In addition, since ice detection is performed after deicing, even if the ice storage box on one ice making container side has enough ice and deicing is not necessary, ice is made in the sky without supplying water to the ice making container, When the ice making container is deicing, the ice making operation can be performed empty at the same time, and the ice making cycle of the other ice making container can be shortened without being dragged by one ice making cycle.
[0048]
Next, according to a third aspect of the present invention, in the first and second aspects of the present invention, the switching valve has a valve body that causes the water flowing in from the inflow port to flow out to any of the plurality of outflow ports. The valve body is returned to a specific position after completing the outflow.
[0049]
As a result, when the ice storage box on one ice making container side is full of ice and consumption of ice is slow and water supply is not required, the water supply path is specified so that water is supplied to the other ice making container side. Thus, the number of times that the switching valve is operated can be reduced.
[0050]
Furthermore, when making ice of a different size by reducing the amount of water supplied to one ice-making container to less than half of the amount of water supplied to the other ice-making container, water supply to the ice-making container side with a small amount of water supply and a short ice-making time is concentrated. However, the switching valve can reduce the number of operations of the switching valve if the water supply path is specified and maintained on the ice making container side with a small amount of water supply.
[0051]
That is, the operation of the switching valve can be minimized and energy can be saved.
[0052]
Next, the invention of
[0053]
As a result, since the ice deiced from the ice making container does not approach the side of the ice making container that is not operating, the deiced ice is not sandwiched between the ice making containers, and the operation of the ice making container is prevented. Absent. Therefore, the gap between the two ice making containers can be set to a minimum, and the size can be reduced.
[0054]
Next, according to a fifth aspect of the invention, in the fourth aspect, the ice detecting means has two ice detecting members extending in the longitudinal direction of the ice storage box, and the ice detecting members are arranged on the reversing direction side of the ice making container. Is.
[0055]
The ice detecting member is connected to the drive unit by a plate-like lever, and enters the ice storage box by rotating, and detects ice shortage in the ice storage box by the penetration depth until the ice is prevented from entering. .
[0056]
As a result, the area where ice that has been deiced by inverting the ice making container is accumulated in the storage box coincides with the area where the ice detecting member enters, so that it is possible to further increase the accuracy of the ice excess / deficiency.
[0057]
【Example】
Hereinafter, an automatic ice making device according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0058]
Example 1
1 is a partial longitudinal sectional view of a refrigerator equipped with an automatic ice making device according to a first embodiment of the present invention, FIG. 2 is a front view showing the automatic ice making device according to the first embodiment, and FIG. 3 is an automatic ice making device according to the first embodiment. It is a perspective view which shows the drive device periphery.
[0059]
In FIG. 1, 1 is a refrigerator having a plurality of storage rooms, 2 is a refrigeration room which is one of the storage rooms, is surrounded by a
[0060]
[0061]
[0062]
[0063]
12 is a second ice tray made of polypropylene in the same manner as the
[0064]
A
[0065]
[0066]
15 is an ice detecting lever for detecting the amount of ice in the ice storage box, 15a is a first ice detecting lever for detecting the amount of ice stored in the
[0067]
[0068]
The switching
[0069]
Further, the switching
[0070]
When water is supplied to the
[0071]
When water is supplied to the
[0072]
As described above, the automatic
[0073]
As shown in FIG. 3, the
[0074]
Both the
[0075]
Further, the first
[0076]
Normally, the first
[0077]
The second
[0078]
The deicing operation of each ice tray is reversed in the direction of the corresponding ice detecting lever (in the direction of the arrow in FIG. 2), and when each ice chamber opening faces in the direction of the
[0079]
[0080]
In Example 1, it is determined that the ice making is completed when the water supplied to the ice tray is frozen and the
[0081]
About the automatic ice making apparatus of the refrigerator comprised as mentioned above, the operation | movement is demonstrated using the operation | movement flowchart of FIG. When the
[0082]
When the initial operation of the
[0083]
When the initial operation of the
[0084]
In
[0085]
When the water supply operation to the
[0086]
In
[0087]
When the water supply operation to the
[0088]
When the water supplied to the
[0089]
When ice is generated in the
[0090]
In
[0091]
Conversely, when the ice in the compartment 4a is insufficient in
[0092]
The completion of the deicing in
[0093]
When the deicing is completed, the process proceeds to step 13, the inversion of the
[0094]
In
[0095]
When the water supply operation to the
[0096]
The process proceeds to step 19 where ice is generated in the
[0097]
In
[0098]
Conversely, when the ice in the compartment 4b is insufficient in
[0099]
The completion of the deicing in
[0100]
In step 23, the horizontal position return of the
[0101]
When the
[0102]
In step 25, the water supply operation to the
[0103]
In the first embodiment, since the amount of water supplied to the
[0104]
For example, when the ice in the section 4b, which is the ice storage area of the
[0105]
As described above, the automatic
[0106]
Then, the operation of the switching
[0107]
Further, the switching
[0108]
Further, the
[0109]
Further, since the first
[0110]
(Example 2)
Next, another embodiment of the automatic ice making device for a refrigerator according to the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 5 is a side view showing the automatic ice making device of the second embodiment, FIG. 6 is a perspective view showing the periphery of the driving device of the automatic ice making device of the second embodiment, and FIG. 7 is an operation flowchart of the automatic ice making device of the second embodiment.
[0111]
[0112]
[0113]
[0114]
An
[0115]
35 is an ice detecting lever for detecting the amount of ice in the ice storage box, 35a is a first ice detecting lever for detecting the amount of ice stored in the
[0116]
[0117]
The switching
[0118]
Further, the switching
[0119]
When water is supplied to the
[0120]
When supplying water to the second
[0121]
[0122]
In Example 2, when the water supplied to the ice tray is frozen and the
[0123]
The ice tray 30 (first
[0124]
As shown in FIG. 5, the shape of the ice chamber is different between the
[0125]
The first
[0126]
The first
[0127]
Normally, the first
[0128]
The second
[0129]
The ice removing operation of the
[0130]
About the automatic ice making apparatus of the refrigerator comprised as mentioned above, the operation | movement is demonstrated using the operation | movement flowchart of FIG. When the
[0131]
When the initial operation of the
[0132]
In step 54, a water supply operation to the second
[0133]
When the water supply operation to the second
[0134]
In step 56, the water supply operation to the first
[0135]
When the water supply operation to the first
[0136]
In steps 58 and 59, when the water supplied to the first
[0137]
When the
[0138]
In step 61, the deicing is completed. When the
[0139]
When the deicing is completed, the process proceeds to step 62 and the inversion of the ice tray is stopped. In step 63, the horizontal position returning operation of the
[0140]
The driving
[0141]
After the
[0142]
In step 75, the water supply to the second
[0143]
When the water supply operation to the second
[0144]
As described above, the
[0145]
Next, when the ice is sufficient in the
[0146]
And even if the
[0147]
When waiting for 30 minutes is completed, the
[0148]
On the other hand, when the ice in the
[0149]
In the second embodiment, the amount of water supplied to the first
[0150]
Further, for example, when the ice in the
[0151]
As described above, the automatic
[0152]
Further, even when ice on either one of the ice making containers is frequently consumed, if the switching
[0153]
In addition, since ice detection is performed after deicing, even if the ice storage box on one ice making container side has enough ice and deicing is not necessary, ice is made in the sky without supplying water to the ice making container, When the ice making container is deicing, the ice making operation can be performed empty at the same time, and the ice making cycle of the other ice making container can be shortened without being dragged by one ice making cycle.
[0154]
Further, the switching
[0155]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, there is provided a switching valve that is arranged in the middle from a pump for pumping water to a plurality of ice making containers and that allows water flowing in from the pump to flow out to a predetermined position of the plurality of ice making containers, An ice making sensor that is provided for each ice making container and detects whether or not ice making has been completed, an ice storage box disposed below each ice making container for storing ice in each ice making container, and an ice storage box Ice detection means for detecting the excess or deficiency of ice stored every time, and the ice storage box below the ice making container detected by the ice making sensor detects that the ice has been detected. The switching valve is operated after the operation for detecting the shortage is performed.
[0156]
As a result, the ice making sensor can detect the completion of ice making for each ice making container, and the deiced ice is stored in an ice storage box corresponding to each ice making container. Since it is detected by the corresponding ice detecting means, it is possible to accurately detect the excess or deficiency of ice.
[0157]
Then, after the operation of detecting the excess or deficiency of ice by the ice detecting means is performed, the operation of the switching valve is performed. Since the switching valve is not operated, energy efficiency can be improved.
[0158]
Next, the invention of
[0159]
As a result, the ice making sensor can detect the completion of ice making for each ice making container, and the deiced ice is stored in the ice storage box corresponding to each ice making container. Since it is detected by the corresponding ice detecting means, it is possible to accurately detect the excess or deficiency of ice.
[0160]
Then, after the operation of detecting the excess or deficiency of ice by the ice detecting means is performed, the operation of the switching valve is performed. Since the switching valve is not operated, energy efficiency can be improved.
[0161]
As another effect, since ice detection is performed after deicing, even if the ice storage box on one ice making container has enough ice and there is no need for deicing, water is not supplied to the ice making container, but empty. When the other ice making container is deiced, the ice making operation can be performed empty and at the same time, the ice making cycle of the other ice making container can be shortened without being dragged by one ice making cycle. .
[0162]
Next, according to a third aspect of the present invention, in the first and second aspects of the present invention, the switching valve has a valve body that causes the water flowing in from the inflow port to flow out to any of the plurality of outflow ports. The valve body is returned to a specific position after completing the outflow.
[0163]
As a result, when the ice storage box on one ice making container side is full of ice and consumption of ice is slow and water supply is not required, the water supply path is specified so that water is supplied to the other ice making container side. Thus, the number of times that the switching valve is operated can be reduced.
[0164]
Furthermore, when making ice of a different size by reducing the amount of water supplied to one ice-making container to less than half of the amount of water supplied to the other ice-making container, water supply to the ice-making container side with a small amount of water supply and a short ice-making time is concentrated. However, since the switching valve specifies and maintains the water supply path to the ice making container side with a small amount of water supply, the number of operations of the switching valve can be reduced.
[0165]
That is, the operation of the switching valve can be minimized and energy can be saved.
[0166]
Next, the invention of
[0167]
As a result, the ice removed from the ice making container does not approach the ice storage box on the side of the ice making container that is not operating, so that the deiced ice is not sandwiched between the ice making containers and the operation of the ice making container is hindered. Never be. Therefore, the gap between the two ice making containers can be set to a minimum, and the size can be reduced.
[0168]
Next, according to a fifth aspect of the invention, in the fourth aspect, the ice detecting means has two ice detecting members extending in the longitudinal direction of the ice storage box, and the ice detecting members are arranged on the reversing direction side of the ice making container. Is.
[0169]
As a result, the area where ice that has been deiced by inverting the ice-making container is piled up in the ice storage box matches the area where the ice detection member enters and faces the ice, so that the accuracy of ice excess and deficiency is increased. Can do.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partial longitudinal sectional view of a refrigerator equipped with an automatic ice making device according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front view showing the automatic ice making device of the first embodiment.
FIG. 3 is a perspective view showing the periphery of the driving device of the automatic ice making device according to the first embodiment.
FIG. 4 is an operation flowchart of the automatic ice making device according to the first embodiment.
FIG. 5 is a side view showing an automatic ice making device according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a perspective view showing the periphery of the drive unit of the automatic ice making device according to the second embodiment.
FIG. 7 is an operation flowchart of the automatic ice making device according to the second embodiment.
FIG. 8 is a plan view showing a conventional automatic ice making device.
FIG. 9 is a front view showing a driving unit of a conventional automatic ice making device.
FIG. 10 is a front view showing water supply means used in a conventional automatic ice making device.
[Explanation of symbols]
10 Automatic ice making equipment
11 First ice tray (ice container)
12 Second ice tray (ice container)
13 Drive device
14 Ice storage box
14a section (ice storage box)
14b section (ice storage box)
15 Ice detection lever (ice detection means)
15a First ice detection lever (ice detection means)
15b Second ice detection lever (ice detection means)
16 Water tank
19 Pump
20 selector valve
20a outlet
20b outlet
20c inlet
20d Disc
21 Control unit
22 Ice making sensor
22a First ice making sensor
22b Second ice making sensor
29 Automatic ice making equipment
30 Ice tray
31 First ice container (ice tray)
32 Second ice container (ice tray)
33 Drive unit
34 Ice storage box
34a section (ice storage box)
34b section (ice storage box)
35 Ice detection lever (ice detection means)
35a First ice detection lever (ice detection means)
35b Second ice detection lever (ice detection means)
36 Water supply tank
39 Pump
40 selector valve
40a outlet
40b outlet
40c inlet
40d disc
41 Control unit
42 Ice making sensor
42a First ice making sensor
42b Second ice making sensor
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