JP3992412B2 - Showcase - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は前壁の上側にポップカード支持具が設けられている冷却ショーケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の冷却ショーケースは、たとえば特開平7−213390号公報などに記載されている。この冷却ショーケースにおけるポップカード支持具74の構造を図7および図8を用いて説明する。図7は従来の冷却ショーケースの下部の要部斜視図である。図8は図7の断面図である。冷却ショーケースの下部の前壁71の上端部の後面には、線材からなるポップレール72と鋼板製のポップレール支持部材73とから構成されるポップカード支持具74がネジ75により立設されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記固定方法は、板厚の薄い前壁71の後面の鋼板にポップカード支持具74をネジ75により固定しているため、徐々にネジ75の締付け強度が弱くなり、例えば、顧客が購入の際、購入商品を入れたバスケットをハンドレール76の上面に載置した場合にその重量で揺らいだり、遂にはポップカード支持具74が外れてしまうことさえもあり、取付強度上問題があった。
【0004】
この発明はこのような問題を解決するためになされたもので、板厚の薄い前壁の鋼板に固定しないようにすることにより、取付強度上の問題を解消するとともに、前壁に穿設する孔を不要とすることにより加工工数を減少させ、さらに、ポップカード支持具を固定する作業を簡易にすることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1のショーケースは、本体を構成する断熱壁と、この断熱壁の前壁の上部に設けられたハンドレールと、このハンドレールの上方に設けられ、ポップカードを支持するためのポップカード支持具とを備えるものであって、前記ハンドレールは対向したフランジを具備する溝を有し、この溝の内部に挟持部材を設け、前記ポップカード支持具とこの挟持部材とにより前記フランジが挟持されているものである。
【0006】
請求項1の発明によれば、板厚の薄い前壁の鋼板に固定せずハンドレールに挟持部材を用いて固定することにより、取付強度上の問題を解消するとともに、前壁に穿設する孔を不要とすることにより加工工数を減少させることができる。
【0007】
この発明の請求項2のショーケースは、請求項1において、前記挟持部材は、少なくとも一対の対辺距離が前記対向したフランジ間寸法より小なる多角形であるものである。
【0008】
請求項2の発明によれば、ポップカード支持具をハンドレールに固定する際は、予めナット板をポップカード支持具にネジにより仮止めしておいてから、溝に差し込み、次に、溝のフランジをこのポップカード支持具とナット板との間に挟んでネジを締めることによりポップカード支持具を容易に固定することができる。
【0009】
この発明の請求項3のショーケースは、請求項1において、前記挟持部材は、少なくとも一対の対辺距離が前記対向したフランジ間寸法より小であって、他の一対の対辺距離が前記溝の内部の上下間距離と略同一寸法の多角形であるものである。
【0010】
請求項3の発明によれば、ポップカード支持具をハンドレールに固定する際は、予めポップカード支持具にネジによりナット板を仮止めしておいてから、溝に差し込み、次に、溝のフランジをこのポップカード支持具とナット板との間に挟んでネジを締めると、ナット板は他の一対の対辺距離が前記溝の内部の上下間距離と略同一寸法であるため、溝の中で回転を制止されてそれ以上回転せず、空回りしないため、請求項2の場合に比べてポップカード支持具をさらに容易に固定することができる。
【0011】
この発明の請求項4のショーケースは、請求項1において、前記挟持部材は、短径が前記対向したフランジ間寸法より小であって、長径が前記溝の内部の上下間距離より大なる長円又は楕円形であるものである。
【0012】
請求項4の発明によれば、ポップカード支持具をハンドレールに固定する際は、予めポップカード支持具にネジによりナット板を仮止めしておいてから、溝に差し込み、次に、溝のフランジをこのポップカード支持具とナット板との間に挟んでネジを締めると、ナット板は他の一対の対辺距離が前記溝の内部の上下間距離と略同一寸法であるため、溝の中で回転を制止されてそれ以上回転せず、空回りしないため、ポップカード支持具をさらに容易に固定することができる。
【0013】
この発明の請求項5のショーケースは、請求項1において、前記挟持部材は、略円形とし、偏心した位置にネジ孔を形成したものであって、直径が前記対向したフランジ間寸法より小であるものである。
【0014】
請求項5の発明によれば、ポップカード支持具をハンドレールに固定する際は、予めナット板をポップカード支持具にネジにより仮止めしておいてから、溝に差し込み、次に、溝のフランジをこのポップカード支持具とナット板との間に挟んでネジを締めることによりポップカード支持具を容易に固定することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明における冷却ショーケースの実施の形態を図1乃至図6を用いて説明する。図1は本発明にかかる冷却ショーケースの斜視図である。図2は図1の冷却ショーケースの縦側断面図である。図3はポップカードが取り付けられている状態での冷却ショーケースの前側下部の拡大断面図である。図4(a)乃至(d)はハンドレールにポップカード支持具を固定する手順を示す。図5(a)乃至(c)はそれぞれ図4(b)乃至(d)に対応し、ポップカード支持具を固定する手順を後面側からみた図を示す。図6は他の実施例としての冷却ショーケースを示す。
【0016】
まず初めに、冷却ショーケース1の全体構成について説明する。冷却ショーケース1の前面には、商品収納および取出用の開口2が形成されているとともに、冷却ショーケース1の本体は、前壁7、上壁8、後壁9、底壁10および左右の側板5、5からなり、これら前壁7等の内部にはたとえば発泡ポリウレタン等の発泡樹脂が断熱材として充填され、断熱壁11を構成している。また、冷却ショーケース1の本体の下側には複数の脚12が設けられている。
【0017】
そして、断熱壁11の内面より適当な間隔を有して、塗装鋼板やステンレスなどの錆びない金属板からなる区画天板13、区画壁板14および区画床板15が配設されている。これら区画天板13、区画壁板14および区画床板15と断熱壁11との間の空間が冷気流路16となる。この冷気流路16の一部は、隔壁17で2つの内側流路16aと外側流路16bに分割されている。そして、区画天板13、区画壁板14および区画床板15で囲まれた陳列室18には、多段の商品陳列棚19が設けられている。
【0018】
そして、冷気流路16には、内側流路16a内に冷却器21が、また、区画床板15の下側に図示しない冷却器用送風機が配置されている。この冷却器21には、冷却ショーケース1とは別体に配置されている凝縮器および圧縮機などからなる冷凍機(図示しない)から冷媒が供給されており、低温度とされている。そして、冷却器用送風機が回転すると、冷気流路16内の空気は、図2に図示する矢印の方向に送風され、冷気流路16の内側流路16aに流入した空気は冷却器21で冷却されてから、庫内側の冷気吐出口23から陳列室18内に吐出され、一方、冷気流路16の外側流路16bに流入した空気は庫外側の冷気吐出口24から陳列室18内に吐出されている。
【0019】
そして、冷気吐出口23,24から吐出した冷気は、陳列室18の前面すなわち商品収納および取出用の開口2においてエアーカーテン26を形成するとともに陳列室18内を冷却し、区画床板15の前方に形成された空気吸込口27から吸い込まれて冷気流路16内に戻ってくる。この様にして、空気は循環している。
【0020】
そして、断熱壁11の前壁7の前面は、フロントパネル31で覆われ、前壁7の上端部にはハンドレール32が設けられている。これら断熱壁11の前壁7、フロントパネル31およびハンドレール32が、冷却ショーケース1の前面壁34を構成している。また、断熱壁11の前壁7の後側には、前述の空気吸込口27が形成されている吸込口カバー33が配置されている。
【0021】
ハンドレール32は、ABS樹脂を押出し成型した後、両端を切断加工して形成されたものである。そして、前記吸込口カバー33の前端部が下方に延在し、その前端部がハンドレール32の後部にて支持され、この前端部と後述するフランジ41bとにより第1の溝36を形成している。その前面上部には冷却ショーケース1の商品陳列棚19に載置された商品の価格等を表示する図示しないプライスカードを保持するためのプライスレール部39が前下がりの傾斜を設けて形成されている。また、このハンドレール32の前部は、前記フロントパネル31の上端部を覆うとともに、その中央部には第2の溝37が設けられ、ステンレス鋼板を折曲げ成形された飾り部材40がこの第2の溝37を塞ぐように設けられている。
【0022】
さらに、このハンドレール32の後部には、上下に対向したフランジ41a、41bを有する第3の溝38が設けられている。この上下のフランジ41a、41b間の距離(図4(a)のA寸法)は、後述するナット板35の一対の対辺距離(図5(a)のC寸法)より少許大なる距離を有している。
【0023】
次に、ポップカード支持具43について説明する。ポップカード支持具43は、細長いポップレール支持部材44と、ワイヤを長円状に形成したポップレール45とから構成されるものである。このポップレール支持部材44は、鋼板やステンレス板などの金属板を板金加工して形成され、断面略Z字状をしており、略垂直な固定部46と、この固定部46の両端部の上端から前方へ略水平に延在した一対の水平部47と、この一対の水平部47の前端から上方へ突出したポップレール取付部48とからなっている。固定部46にはポップレール取付部48の下方に上下に長い貫通孔50が左右一対形成されている。そして、前記ポップレール45をポップレール取付部48に溶接することにより、ポップカード支持具43が構成されている。
【0024】
挟持部材としてのナット板35は、鋼板を六角形の平板に打抜き加工し、その中央部にネジ孔を形成したものであり、前記六角形の一対の対辺距離(図5(a)のC寸法)が前記溝の上下に延在するフランジ41a、41b間の距離(図4(a)のA寸法)より少許小であって、他の一対の対辺距離(図5(a)のD寸法)が前記溝の内部の上下距離(図4(a)のB寸法)と略同一寸法としてある。
【0025】
以上の構成により、本発明によってポップカード支持具43を固定する手順を図4(a)乃至(d)により説明する。まず、図4(a)の如く、ポップカード支持具43の固定部46の水平部47側(前方側)にナット板35をネジ51により仮止めしておく。そして、図4(b)の如く、ハンドレールの後部の第3の溝38に後方から前方に向かって差し込む。このとき、ナット板35は、六角形の形状であって、一対の対辺距離(図5(a)のC寸法)が前記溝の上下に延在するフランジ41a、41b間の距離(図4(a)のA寸法)より少許小であるので、容易にハンドレールの第3の溝38に後方から差し込むことができる。その後、図4(c)の如く、ポップカード支持具43を下げると、ポップレール支持部材44の固定部46には上下方向に長い貫通孔50が穿設されているので、ハンドレール32の上下に対向した2つのフランジ41a、41bの内、下から上方に延在するフランジ41bと、吸込み口カバー33の前端とで構成される第1の溝36に、ポップレール支持部材44の固定部46の下端を差し込むことができる。次いで、ドライバー等の工具によりネジ51を回転させると、ナット板35はこのネジ51とともに回転する。しかし、ハンドレール32の第3の溝38の内部で所定の角度の回転をすると、他の一対の対辺距離(図5(a)のD寸法)がこの第3の溝38の内部の上下間距離(図4(a)のB寸法)と略同一寸法であるため、このナット板35は制止され、それ以上回転をすることができない。この状態でさらにネジ51を締めると、ハンドレール32の上下に対向した一対のフランジ41a、41bが、ポップレール支持部材44の固定部46とナット板35とにより図4(d)の如く挟持されることになるので、ポップカード支持具43がしっかりと立設される。
【0026】
すなわち、ハンドレール32の第3の溝38の上下に対向した一対のフランジ41a、41bは、ポップレール支持部材44の固定部46とナット板35とにより挟持されるとともに、吸込み口カバー33の前端と、ハンドレール32の下から上方に延在するフランジ41bとで構成される第1の溝36に、ポップレール支持部材44の固定部46の下端が差し込まれているので、ポップカード支持具43をしっかりと固定し、立設させることができ、取付け強度が向上する。
【0027】
尚、図5(a)乃至(c)は、前記取付手順に関して、ハンドレール32及びポップカード支持具43等を後面側から見たものである(吸込み口カバー33等は省略して示す)。図5(a)は、図4(b)の状態に対応するもので、ハンドレール32の後部の第3の溝38に後方から前方に向かって差し込む状態を示す。このとき、ネジ51は、ポップレール支持部材44の固定部46に設けられた上下方向に長い貫通孔50の下端の位置にある。図5(b)は、図4(c)の状態に対応するもので、ポップカード支持具43を下げた状態を示す。このとき、前述したように、ポップレール支持部材44の固定部46には上下方向に長い貫通孔50が穿設されているため、ネジ51が貫通孔50の上方に移動するので、吸込み口カバー33の前端とハンドレール32のフランジ41bとで構成される第1の溝36にポップレール支持部材44の固定部46の下端を差し込むことができる。図5(c)は、図4(d)の状態に対応するものである。このとき、ハンドレール32の第3の溝38の上下に対向した一対のフランジ41a、41bは、ポップレール支持部材44の固定部46とナット板35とにより挟持されるとともに、吸込み口カバー33の前端とハンドレール32の下から上方に延在するフランジ41bとで構成される第1の溝36に、ポップレール支持部材44の固定部46の下端が差し込まれている。
【0028】
ポップカード支持具43に取り付けられるポップカード61は、透明な樹脂板で構成され、図3に示す如く、上端部にはフック状の係合部62が形成され、ポップカード支持具43の上端に係合する。ポップカード61の下端部には、略180°に折り曲げられている折り重ね部63が形成され、係合部62と折り重ね部63との間が平板状の表示部66となっている。この表示部66の後側に、ポップすなわち商品の宣伝などを記載した表示板が取り付けられる。ポップカード61は、ポップカード支持具43に引っ掛けた際に、ポップカード支持具43の上端部とハンドレール32の前端部に載置されるので前下がりに傾斜し、したがって、ポップカード61の表示部66を前下りに傾斜させることができる。その結果、ポップカード61の表示が見えやすくなる。
【0029】
以上、本発明の実施の形態を詳述したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。
【0030】
例えば、実施の形態においては、挟持部材としてのナット板35は六角形であるが、多角形のいずれであってもポップカード支持具43がしっかりと立設される。
【0031】
また、挟持部材としてのナット板35は、短径が前記対向したフランジ間寸法(図4(a)のA寸法)より小であって、長径が前記溝の内部の上下間距離(図4(a)のC寸法)より大なる長円又は楕円形のものであっても同様にポップカード支持具43がしっかりと立設される。
【0032】
さらに、挟持部材としてのナット板35を略円形とし、偏心した位置にネジ孔を形成したものであっても可能である。その場合、ハンドレール32の第3の溝38の上下に対向した一対のフランジ41a、41bのうち一方のみのフランジが、偏心した円形のナット板35とポップレール支持部材44の固定部46とにより挟持されることになり、前記実施例に比べて取付強度的に多少の低下は起きるが、ポップカード支持具43の固定は可能である。そして、前記実施例と同様に、吸込み口カバー33の前端とハンドレール32の下から上方に延在するフランジ41bとで構成される第1の溝36に、ポップレール支持部材44の固定部46の下端が差し込まれるように構成すれば、この強度低下を減少させることができるので、ポップカード支持具43をしっかりと固定し、立設させることができる。そのため、顧客が購入時に購入商品を入れたバスケットをハンドレールの上面に載置した場合、その重量でポップカード支持具が揺らぐことがなくなり、いっそう取付強度が向上している。
【0033】
また、実施の形態における冷却ショーケース1は、前面にのみ商品収納および取出用開口2が形成されているが、他の面に商品収納および取出用の開口2が形成されていても可能である。例えば、図6に示す如き上部に開口2が形成されている冷却ショーケース1の場合においても、図1の冷却ショーケースと同様にポップカード支持具43を使用することができる。尚、図6において、実施の形態と構成的に同一または相当する部分には同一番号を付し、説明は省略する。
【0034】
【発明の効果】
以上のように、請求項1の発明によれば、板厚の薄い前壁の鋼板に固定せずハンドレールに挟持部材を用いて固定することにより、取付強度上の問題を解消するとともに、前壁に穿設する孔を不要とすることにより加工工数を減少させることができる。
【0035】
請求項2または請求項5の発明によれば、ポップカード支持具をハンドレールに固定する際は、予めナット板をポップカード支持具にネジにより仮止めしておいてから、溝に差し込み、次に、溝のフランジをこのポップカード支持具とナット板との間に挟んでネジを締めることによりポップカード支持具を容易に固定することができる。
【0036】
請求項3または請求項4の発明によれば、ポップカード支持具をハンドレールに固定する際は、予めポップカード支持具にネジによりナット板を仮止めしておいてから、溝に差し込み、次に、溝のフランジをこのポップカード支持具とナット板との間に挟んでネジを締めると、ナット板は他の一対の対辺距離が前記溝の内部の上下間距離と略同一寸法であるため溝の中で回転を制止されてそれ以上回転せず、空回りしないので、前記のものに比べてポップカード支持具をさらに容易に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる冷却ショーケースの斜視図である。
【図2】図1の冷却ショーケースの縦側断面図である。
【図3】ポップカードが取り付けられている状態での冷却ショーケースの前側下部の拡大断面図である。
【図4】(a)ポップカード支持具にナット板を仮止めした状態を示す要部拡大分解断面図、(b)ハンドレールの後部の第3の溝にナット板を差し込んだ状態を示す要部拡大断面図、(c)ポップカード支持具を下げた状態を示す要部拡大断面図、(d)ネジを締めてポップカード支持具が立設された状態を示す要部拡大断面図である。
【図5】(a)ハンドレールの後部の第3の溝にナット板を差し込んだ状態を後面側から見た要部背面図、(b)ポップカード支持具を下げた状態を後面側から見た要部背面図、(c)ネジを締めてポップカード支持具が立設された状態を後面側から見た要部反面図である。
【図6】他の実施例としての冷却ショーケースを示す断面図である。
【図7】従来の冷却ショーケースの下部の要部斜視図である。
【図8】図7の断面図である。
【符号の説明】
1 冷却ショーケース
2 商品収納および取出用開口
7 前壁
11 断熱材
18 陳列室
23,24 冷気吐出口
26 エアーカーテン
27 空気吸込口
32 ハンドレール
35 ナット板
36 第1の溝
37 第2の溝
38 第3の溝
41a、41b フランジ
43 ポップカード支持具
44 ポップレール支持部材
45 ポップレール
46 固定部
47 水平部
48 ポップレール取付部
50 貫通孔
51 ネジ
61 ポップカード[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a cooling showcase in which a pop card support is provided on the upper side of a front wall.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, this type of cooling showcase is described in, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-213390. The structure of the
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above fixing method, since the
[0004]
The present invention has been made to solve such a problem. By not fixing the steel plate on the front wall with a thin plate thickness, the problem on the mounting strength is solved and the front wall is drilled. An object of the present invention is to reduce the number of processing steps by making holes unnecessary, and to simplify the work of fixing the pop card support.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The showcase of
[0006]
According to the first aspect of the present invention, the problem of the mounting strength is solved and the front wall is drilled by fixing it to the handrail using the clamping member instead of fixing it to the steel plate of the thin front wall. By eliminating the need for holes, the number of processing steps can be reduced.
[0007]
A showcase according to a second aspect of the present invention is the showcase according to the first aspect, wherein the clamping member has a polygonal shape in which at least a pair of opposite side distances is smaller than a dimension between the opposed flanges.
[0008]
According to the invention of
[0009]
A showcase according to a third aspect of the present invention is the showcase according to the first aspect, wherein the holding member has at least one pair of opposite side distances smaller than the dimension between the opposed flanges, and the other pair of opposite side distances is inside the groove. This is a polygon having substantially the same dimensions as the distance between the upper and lower sides.
[0010]
According to the invention of claim 3, when fixing the pop card support to the handrail, the nut plate is temporarily fixed to the pop card support with a screw in advance, and then inserted into the groove. When the screw is tightened with the flange sandwiched between the pop card support and the nut plate, the nut plate has the other pair of opposite side distances approximately the same as the vertical distance inside the groove. Therefore, the pop card support can be more easily fixed as compared with the case of
[0011]
A showcase according to a fourth aspect of the present invention is the showcase according to the first aspect, wherein the holding member has a short diameter that is smaller than the dimension between the opposed flanges, and a long diameter that is greater than a vertical distance inside the groove. It is a circle or an ellipse.
[0012]
According to the invention of claim 4, when fixing the pop card support to the handrail, the nut plate is temporarily fixed to the pop card support with a screw in advance, and then inserted into the groove. When the screw is tightened with the flange sandwiched between the pop card support and the nut plate, the nut plate has the other pair of opposite side distances approximately the same as the vertical distance inside the groove. Therefore, the pop card support can be more easily fixed.
[0013]
A showcase according to a fifth aspect of the present invention is the showcase according to the first aspect, wherein the clamping member is substantially circular and has a screw hole formed in an eccentric position, and the diameter is smaller than the dimension between the opposed flanges. There is something.
[0014]
According to the invention of claim 5, when fixing the pop card support to the handrail, the nut plate is temporarily fixed to the pop card support with a screw in advance, and then inserted into the groove. The pop card support can be easily fixed by sandwiching the flange between the pop card support and the nut plate and tightening the screw.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, an embodiment of a cooling showcase according to the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 1 is a perspective view of a cooling showcase according to the present invention. 2 is a longitudinal sectional view of the cooling showcase of FIG. FIG. 3 is an enlarged cross-sectional view of the lower part of the front side of the cooling showcase with the pop card attached. 4A to 4D show a procedure for fixing the pop card support to the handrail. FIGS. 5 (a) to 5 (c) correspond to FIGS. 4 (b) to 4 (d), respectively, and show the procedure for fixing the pop card support from the rear side. FIG. 6 shows a cooling showcase as another embodiment.
[0016]
First, the overall configuration of the
[0017]
And the
[0018]
And in the cool
[0019]
The cool air discharged from the cool
[0020]
The front surface of the
[0021]
The
[0022]
Further, a
[0023]
Next, the pop
[0024]
The
[0025]
The procedure for fixing the
[0026]
That is, the pair of flanges 41 a and 41 b facing the top and bottom of the
[0027]
5A to 5C show the
[0028]
The
[0029]
Although the embodiments of the present invention have been described in detail above, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications are made within the scope of the present invention described in the claims. It is possible.
[0030]
For example, in the embodiment, the
[0031]
Further, the
[0032]
Further, the
[0033]
Further, the
[0034]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, the problem with respect to the mounting strength is solved by fixing the handrail to the handrail without fixing the steel plate with the thin front wall. By eliminating the need for holes drilled in the wall, the number of processing steps can be reduced.
[0035]
According to the invention of
[0036]
According to the invention of claim 3 or claim 4, when fixing the pop card support to the handrail, the nut plate is temporarily fixed to the pop card support with a screw in advance, and then inserted into the groove. In addition, when the screw of the groove is sandwiched between the pop card support and the nut plate and the screw is tightened, the nut plate has the other pair of opposite side distances approximately the same as the vertical distance inside the groove. Since the rotation is restrained in the groove and does not rotate any further, and does not rotate freely, the pop card support can be more easily fixed as compared with the above.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a cooling showcase according to the present invention.
FIG. 2 is a longitudinal sectional view of the cooling showcase of FIG.
FIG. 3 is an enlarged cross-sectional view of a lower part on the front side of the cooling showcase in a state where a pop card is attached.
4A is an enlarged exploded cross-sectional view of a main portion showing a state where a nut plate is temporarily fixed to a pop card support, and FIG. 4B is a main view showing a state where the nut plate is inserted into a third groove at the rear portion of the handrail. Part enlarged sectional view, (c) Main part enlarged sectional view showing a state where the pop card support is lowered, (d) Main part enlarged sectional view showing a state where the pop card support is erected by tightening a screw. .
FIGS. 5A and 5B are rear views of the main part when the nut plate is inserted into the third groove at the rear part of the handrail as viewed from the rear side, and FIG. 5B when the pop card support is lowered when viewed from the rear side. The principal part rear view, (c) It is the principal part opposite view which looked at the state by which the pop card support was erected by tightening the screw from the rear side.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing a cooling showcase as another embodiment.
FIG. 7 is a perspective view of a main part of a lower part of a conventional cooling showcase.
8 is a cross-sectional view of FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記ハンドレールは対向したフランジを具備する溝を有し、
この溝の内部に挟持部材を設け、前記ポップカード支持具とこの挟持部材とにより前記フランジが挟持されていることを特徴とするショーケース。In a showcase comprising a heat insulating wall that constitutes a main body, a hand rail provided on an upper portion of the front wall of the heat insulating wall, and a pop card support provided above the hand rail for supporting a pop card ,
The handrail has a groove with an opposing flange;
A showcase in which a holding member is provided inside the groove, and the flange is held between the pop card support and the holding member.
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