JP3992360B2 - Conductive adhesive tape - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリント配線の基板の接地など、離隔した2ヶ所間を電気的に導通させる際に有用な導電性接着テープに関する。
【0002】
【従来の技術】
プリント配線基板の設置、電子機器の外装シールドケースの接地、TVブラウン管の接地など、離隔した2か所間を電気的に導通させる際、感圧接着方式の導電性接着テープを所要の2か所間に亘って貼着し、被貼着面と導電性接着テープの導電性基材との間の電気的導通及び前記導電性基材の長手方向の電気的導通により前記2か所間の電気的導通を図ることが行われている。
【0003】
このような導電性テープとして、従来より、金属箔基材の片側に導電性フィラーを含有する感圧接着剤層が積層された導電性テープが使用されている。また、実公昭63−46980号公報には、導電性基材とこの導電性基材の少なくとも一方の面に設けられた感圧性接着剤層とからなり、前記基材の接着剤層側に、前記接着剤層を貫通し且つその先端に接着剤層面をわずかに被覆する端子部を持つ所望間隔の導通部が設けられている導電性接着テープが開示されている。
【0004】
特開平8−185714号公報には、上記実公昭63−46980号公報に記載の導電性接着テープの改良型として、前記導電性接着テープの基材側の面に、テープ基材とこのテープ基材の片面に設けられた感圧性接着剤層とからなり、且つ前記導電性接着テープよりも幅広の補助テープを貼り合わせた接着テープが提案されている。このような接着テープによれば、感圧性接着剤層と被貼着面との接触界面への湿気、水分の侵入を阻止でき、導電性能の低下を抑制できる。
【0005】
また、前記金属箔基材の片側に導電性フィラーを含有する感圧接着剤層が積層された導電性テープについても、金属箔による手の切傷を防止するため、基材の他方の面にポリエステル基材からなる補助テープを貼り合わせた接着テープが市販されている。
【0006】
このような補助テープ付き導電性接着テープを完全に平滑な被着体に貼り合わせる場合には、補助テープを被着体に隙間を生じさせることなくきれいに貼着できるため、導電性テープ本体の両脇を完全にシールすることが可能である。しかし、導電性テープは、完全平滑面に貼り付けられることはほとんどなく、例えば、ブラウン管の屈曲部、プリント配線部の段差を有する部位など、非平滑面に貼り合わされる場合が多い。従来の例えばポリエステル基材からなる補助テープを備えた導電性接着テープでは、上記のような屈曲部に貼着する際、金属箔の厚みにより生じる長さ収差を吸収できず、貼り付け皺が生じ、被着体界面との間に間隙ができる。また、前記導電性接着テープを段差のある部位に貼着する場合にも、補助テープの基材が段差に追従できず、やはり被着体との間に隙間が生じる。このような隙間の生じた部位が高湿度下にさらされると、前記隙間が湿気、水分の通り道となって、接着力の低下を引き起こし、その結果、接点不良(導通不良)が発生するという問題が生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の目的は、屈曲部や段差などの非平滑面を有する被着体に適用しても、優れた耐湿性を示し、安定な電気的導通性を発現できる導電性接着テープを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、前記目的を達成するため鋭意検討した結果、補助テープの基材を特定の物性を有するプラスチックフィルムで構成すると、被着体が屈曲部や段差を有していても追従でき、導電性接着テープ本体のシール性を高められることを見出し、本発明を完成した。
【0009】
すなわち、本発明は、導電性基材とこの導電性基材の片面に設けられた接着剤層の貼着面との間に電気的導通性が付与されている導電性接着テープ本体(A)と、基材の片面に接着剤層が設けられ、前記導電性接着テープ本体(A)よりも幅広に形成された補助テープ(B)とで構成されていると共に、前記導電性接着テープ本体(A)の導電性基材側の面と補助テープ(B)の接着剤層側の面とが、補助テープ(B)の幅方向両側部を余して貼り合わされた導電性接着テープであって、前記補助テープ(B)の基材が、引張弾性率60kgf/mm2以下で、且つ10%延伸時の応力緩和率が40%以上であるプラスチックフィルムで構成されている導電性接着テープを提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、必要に応じて図面を参照にしつつ説明する。
図1は本発明の導電性接着テープの一例を示す概略断面図である。この導電性接着テープT1は、導電性基材1の片面に接着剤層2が設けられた導電性接着テープ本体3と、基材4の片面に接着剤層5が設けられた補助テープ6とで構成されている。補助テープ6は、導電性接着テープ本体3よりも幅広に形成されており、導電性接着テープ本体3の導電性基材1側の面と、補助テープ6の接着剤層5側の面とが、補助テープ6の幅方向両側部を余して貼り合わされている。
そして、この例では、導電性接着テープ本体3の接着剤層2に導電性フィラーを添加することによって、導電性基材1と接着剤層2の被着体との貼着面との間に電気的導通性が付与されている。
【0011】
導電性基材1としては、自己支持性を有し且つ導電性を示すフィルム又はシートであればよいが、好ましくは金属箔である。金属箔の材料としては、例えば、銅、アルミニウム、ニッケル、鉄、鉛、銀などが挙げられる。導電性基材1の厚みは、特に限定されず、5〜500μm程度の範囲から適当に選択できるが、強度と可撓性とのバランスの点から、8〜200μm程度、特に10〜100μm程度が好ましい。
【0012】
導電性接着テープ本体3の接着剤層2に用いられる接着剤としては、慣用の接着剤を使用できるが、なかでも感圧接着剤が好ましい。感圧接着剤としては、特に限定されず、ゴム系、アクリル系、シリコーン系などの公知の感圧接着剤を使用できるが、耐熱性、耐久性等の観点から、一般にはアクリル系感圧接着剤が用いられる。接着剤層2の厚みは、厚み方向の導電性を損なわない範囲で適宜選択でき、例えば3〜300μm程度、好ましくは5〜200μm程度である。
【0013】
前記導電性フィラーとしては、慣用のものを使用でき、例えば、Ni、Fe、Cr、Co、Al、Sb、Mo、Cu、Ag、Pt、Auなどの金属、これらの合金若しくは酸化物、カーボンブラックなどのカーボンなどが例示できる。これらは単独で又は2種以上組み合わせて使用できる。フィラーは、粉体状、繊維状の何れであってもよい。
【0014】
接着剤層2には、さらに、粘着付与樹脂、老化防止剤、紫外線吸収剤、着色剤、充填材、難燃剤、帯電防止剤、防錆剤等の慣用の添加剤を添加してもよい。
【0015】
導電性接着テープ本体3は、接着テープを製造する際に用いられる慣用の方法により得ることができる。例えば、感圧接着剤などの接着剤と導電性フィラー及び適宜な架橋剤とを含む塗工液を、所望の厚みになるように剥離紙上に塗工し、乾燥させて接着剤層を形成し、この接着剤層に導電性基材1を貼り合わせ、必要に応じて所望の幅に裁断することにより得ることができる。なお、前記剥離紙は、被着体に貼着する際など、適当な時に剥離できる。また、導電性接着テープ本体3は、前記塗工液を導電性基材1に直接塗布、乾燥し、必要に応じて裁断することにより得ることもできる。
【0016】
本発明の主たる特徴は、前記補助テープ6の基材4が、引張弾性率60kgf/mm2以下(例えば5〜60kgf/mm2)で、且つ10%延伸時の応力緩和率が40%以上(例えば40〜95%)のプラスチックフィルムで構成されている点にある。
【0017】
前記引張弾性率は、好ましくは5〜55kgf/mm2程度、さらに好ましくは10〜50kgf/mm2程度である。また、前記10%延伸時の応力緩和率は、好ましくは50〜95%程度、さらに好ましくは60〜90%程度である。引張弾性率が60kgf/mm2を越える場合には、導電性接着テープを屈曲部や段差のある被着体に貼着した際、補助テープ6が被着体の屈曲部や段差に追従できず、補助テープ6と被着体との間に大きな隙間が生じる。また、応力緩和率が40%未満であると、その残留応力によって、補助テープ6が経日で被着体から浮き(剥がれ)、やはり隙間が大きくなる。そのため、水分、湿気により導電性能が著しく低下する。
【0018】
なお、引張弾性率は、JIS K 7127に規定された測定方法に基づく値である(試験片:1号形試験片[幅10mm]、引張り速度:200mm/分)。また、10%延伸時の応力緩和率とは、前記引張弾性率試験条件でフィルムを10%まで伸長(延伸)させ、その状態で10分間静止させた後の応力緩和率をいう。
【0019】
基材4の材質としては、上記物性を示すものであれば特に限定されず、汎用的なものとして、例えば、低密度ポリエチレン、ポリエチレン/ポリプロピレンブレンド品、軟質ポリ塩化ビニル、ナイロン6、及びアイオノマー(例えば、エチレン−メタクリル酸共重合体をNa,Znイオンにより中和(イオン化)したポリマーなど)などが挙げられる。なかでも、軟質ポリ塩化ビニル、アイオノマーなどが好ましい。
【0020】
基材4には、老化防止剤、紫外線吸収剤、着色剤、充填材、難燃剤、帯電防止剤、防錆剤等の慣用の添加剤が添加されていてもよい。
基材4の厚みは、特に限定されないが、導電性接着テープとしての貼り付け作業性を考慮すると、20〜200μm程度が適当である。
【0021】
補助テープ6の接着剤層5に用いられる接着剤の種類については、特に限定されず、慣用の接着剤、例えば、ゴム系、アクリル系、シリコーン系などの公知の感圧接着剤を使用できるが、耐熱性、耐久性等の観点から、アクリル系感圧接着剤が好ましい。接着剤層5の厚みは、特に限定されず、接着シートとして通常採用されている厚み、例えば、5〜100μm程度である。
【0022】
接着剤層5には、粘着付与樹脂、老化防止剤、紫外線吸収剤、着色剤、充填材、難燃剤、帯電防止剤、防錆剤など公知の添加剤を添加してもよい。
【0023】
補助テープ6は、接着テープの製造に使用される慣用の方法を適用することにより得られる。例えば、基材4上に、必要に応じて表面処理(例えば、プライマーコーティング処理、コロナ処理など)を施した後、接着剤を含む塗工液を塗布、乾燥し、必要に応じて所望の幅に裁断することにより得ることができる。
補助テープ6の幅w2は、被着体に貼着する際に導電性接着テープ本体3を確実に被覆できる大きさであればよいが、一般には、導電性接着テープ本体3の幅w1の1.3〜3.0倍程度である。
【0024】
導電性接着テープT1は、前記導電性接着テープ本体3の導電性基材1側の面と、補助テープ6の接着剤層5側の面とを、補助テープ6の幅方向の両側部を余して貼り合わせることにより製造できる。
【0025】
導電性接着テープT1は、各種電子機器の回路各部位での電気的導通、特に接地に使用される。図2は図1の導電性接着テープT1の使用状態を示す概略断面図である。図2において、7は被着体であり、8はその電極部を示す。導電性接着テープT1は、導電性接着テープ本体3の接着剤層2と、補助テープ6の接着剤層5のうち幅方向両側部により被着体7に貼着され、電極8及び導電性基材1間の(厚み方向の)電気的導通並びに導電性基材1の長手方向の電気的導通により、電極8と、電極8から離隔して位置する他の電極等(図示せず)との間が電気的に導通される。
【0026】
上記の導電性接着テープT1によれば、補助テープ6の基材4が比較的低弾性で且つ応力緩和率の高い材質で構成されているため、被着体7が屈曲部や段差を有していても追従でき、導電性基材1を有する導電性接着テープ本体3のシール性を高めることができる。そのため、導電性接着テープT1と被着体7との接着界面への湿気や水分の侵入を確実に阻止でき、安定した導電性能を発揮できる。
【0027】
図3は本発明の導電性接着テープの他の例を示す概略断面図であり、図4は図3の導電性接着テープの使用状態を示す概略断面図である。
【0028】
この導電性接着テープT2は、導電性基材11の片面に接着剤層12が設けられた幅w3の導電性接着テープ本体13と、基材14の片面に接着剤層15が設けられた幅w4の補助テープ16とで構成されている。補助テープ16は、導電性接着テープ本体13よりも幅広に形成されており、導電性接着テープ本体13の導電性基材11側の面と、補助テープ16の接着剤層15側の面とが、補助テープ16の幅方向両側部を残して貼り合わされている。
【0029】
この例では、導電性接着テープ本体13に、導電性基材11から延び、接着剤層12を貫通し且つその先端に端子部18を有する導通部17が形成されており、前記導通部17によって、導電性基材11と接着剤層12の貼着面との間に電気的導通性が付与されている。この導電性接着テープT2と前記図1に示される導電性接着テープT1とは、導電性接着テープ本体における導電性基材と接着剤層表面(被着体との貼着面)との間に電気的導通性を付与するための手段のみが相違し、他の点は共通している。
【0030】
導電性接着テープ本体13は、実公昭63−46980号公報又は特開平8−185714号公報に記載の方法により製造することができる。例えば、感圧接着剤などの接着剤と、必要に応じて架橋剤や添加剤を含む塗工液を、導電性基材11の表面に所望の厚みになるように塗工し、乾燥させて接着剤層12を形成した後、ポンチ状のオス型とダイスメス型とを用いて導電性基材11を筒状に絞り成形して導通部17を形成し、次いで、プレスにより筒状部の先端を外側に水平に折り曲げて端子部18を形成することにより製造できる。導通部17は、通常、適宜な間隔をおいて複数個形成される。
【0031】
この導電性接着テープT2は、導電性接着テープ本体13の接着剤層12と、補助テープ16の接着剤層15のうち幅方向両側部により被着体7に貼着され、電極8及び導電性基材11間の導通部17を介した厚み方向の電気的導通並びに導電性基材11の長手方向の電気的導通により、電極8と、電極8から離隔した位置に配設された他の電極等(図示せず)との間が電気的に導通される。
【0032】
上記導電性接着テープT2においても、補助テープ16の基材14が比較的低弾性で且つ応力緩和率の高い材質で構成されているため、前記導電性接着テープT1と同様の作用効果が奏される。
【0033】
【発明の効果】
本発明の導電性接着テープによれば、被着体が屈曲部や段差などの非平滑面を有していても、優れた耐湿性を示し、安定な電気的導通性を発現できる。
【0034】
【実施例】
次に、本発明を実施例に基づいて、より具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら限定されるものではない。なお、以下、「部」とは「重量部」を意味する。
【0035】
参考例1
2−エチルヘキシルアクリレート85部、酢酸ビニル10部、アクリル酸5部、N,N′−アゾビスイソブチロニトリル0.1部およびトルエン200部をフラスコに入れ、窒素置換後、60℃で20時間攪拌混合して共重合反応を進行させ、アクリル系共重合体溶液を調製した。
【0036】
参考例2
参考例1で得られた共重合体溶液に、この固形分100部に対し、ロジン系粘着付与樹脂35部、カーボンブラック5部、ニッケル粉30部、アルミキレート系分散剤0.15部、トリメチロールプロパンのトリレンジイソシアナート付加物3部を加え、さらに、粘度調整用にトルエンを適量加えて攪拌し、導電性フィラー含有アクリル系感圧接着剤溶液を調製した。
【0037】
参考例3
参考例1で得られた共重合体溶液に、この固形分100部に対し、ロジン系粘着付与樹脂35部、トリメチロールプロパンのトリレンジイソシアナート付加物3部を加え、さらに、粘度調整用にトルエンを適量加えて攪拌し、アクリル系感圧接着剤溶液を調製した。
【0038】
参考例4
参考例2で得られた導電性フィラー含有アクリル系感圧接着剤溶液を剥離紙上に塗工・加熱乾燥させ、厚み45μmの接着剤層を形成し、これを35μmの圧延銅箔に貼り合わせて本発明における導電性接着テープ本体を得た。
【0039】
参考例5
参考例3で得られたアクリル系感圧接着剤溶液を剥離紙上に塗工・加熱乾燥させ、厚み45μmの接着剤層を形成し、これを35μmの圧延銅箔に貼り合わせた。次いで、銅箔側より接着剤層を貫通する孔(約0.5〜1.0mm大の孔)を3mm間隔で穿設し、接着剤層面に端子部を形成し、本発明における導電性接着テープ本体を得た。
【0040】
参考例6
市販の厚み60μmの軟質塩化ビニルフィルム(引張弾性率40kgf/mm2、10%延伸時の応力緩和率80%)の表面に、塩化ビニル用プライマーを塗布乾燥させた後、参考例3のアクリル系感圧接着剤溶液を乾燥厚み25μmになるように塗布乾燥させて補助テープとした。
【0041】
参考例7
アイオノマー樹脂[三井デュポンケミカル(株)製、ハイラミン1705]を厚み40μmに押出し成形し、片面にコロナ処理を施した。このフィルム(引張弾性率28kgf/mm2、10%延伸時の応力緩和率64%)に参考例3のアクリル系感圧接着剤溶液を乾燥厚み25μmになるように塗布乾燥させて補助テープとした。
【0042】
参考例8
市販の厚み40μmのポリプロピレン/ポリエチレンブレンドフィルム(引張弾性率30kgf/mm2、10%延伸時の応力緩和率55%、片面コロナ処理済み)に、参考例3のアクリル系感圧接着剤溶液を乾燥厚み25μmになるように塗布乾燥させて補助テープとした。
【0043】
参考例9
市販の厚み40μmの低密度ポリエチレンフィルム(引張弾性率20kgf/mm2、10%延伸時の応力緩和率47%、片面コロナ処理済み)に、参考例3のアクリル系感圧接着剤溶液を乾燥厚み25μmになるように塗布乾燥させて補助テープとした。
【0044】
参考例10
市販の厚み40μmの延伸ポリプロピレンフィルム(引張弾性率200kgf/mm2、10%延伸時の応力緩和率44%、片面コロナ処理済み)に、参考例3のアクリル系感圧接着剤溶液を乾燥厚み25μmになるように塗布乾燥させて補助テープとした。
【0045】
参考例11
市販の厚み50μmのポリエステルフィルム(引張弾性率400kgf/mm2、10%延伸時の応力緩和率36%)に、参考例3のアクリル系感圧接着剤溶液を乾燥厚み25μmになるように塗布乾燥させて補助テープを得た。
【0046】
参考例12
市販の厚み40μmの無延伸ポリプロピレンフィルム(引張弾性率90kgf/mm2、10%延伸時の応力緩和率55%、片面コロナ処理済み)に、参考例3のアクリル系感圧接着剤溶液を乾燥厚み25μmになるように塗布乾燥させて補助テープとした。
【0047】
実施例1
参考例4の導電性接着テープ本体15mm幅の銅箔側に、参考例6の補助テープ25mm幅を、両者の中央線が合うように貼り合わせ、本発明の導電性接着テープを作製した。
【0048】
実施例2
参考例6の補助テープに代えて参考例9の補助テープを用いた以外は、実施例1と同様にして本発明の導電性接着テープを作製した。
【0049】
実施例3
参考例5の導電性接着テープ本体15mm幅の銀箔側に、参考例6の補助テープ25mm幅を、両者の中央線が合うように貼り合わせ、本発明の導電性接着テープを作製した。
【0050】
実施例4
参考例6の補助テープに代えて参考例7の補助テープを用いた以外は、実施例3と同様にして本発明の導電性接着テープを作製した。
【0051】
実施例5
参考例6の補助テープに代えて参考例8の補助テープを用いた以外は、実施例3と同様にして本発明の導電性接着テープを作製した。
【0052】
実施例6
参考例6の補助テープに代えて参考例9の補助テープを用いた以外は、実施例3と同様にして本発明の導電性接着テープを作製した。
【0053】
比較例1
参考例6の補助テープに代えて参考例10の補助テープを用いた以外は、実施例1と同様にして導電性接着テープを作製した。
【0054】
比較例2
参考例6の補助テープに代えて参考例11の補助テープを用いた以外は、実施例1と同様にして導電性接着テープを作製した。
【0055】
比較例3
参考例6の補助テープに代えて参考例12の補助テープを用いた以外は、実施例1と同様にして導電性接着テープを作製した。
【0056】
比較例4
参考例6の補助テープに代えて参考例10の補助テープを用いた以外は、実施例3と同様にして導電性接着テープを作製した。
【0057】
比較例5
参考例6の補助テープに代えて参考例11の補助テープを用いた以外は、実施例3と同様にして導電性接着テープを作製した。
【0058】
比較例6
参考例6の補助テープに代えて参考例12の補助テープを用いた以外は、実施例3と同様にして導電性接着テープを作製した。
【0059】
実験例(接触抵抗値の測定)
長さ50mm、幅5mm、厚み35μmの銅箔の片面に厚み50μmの両面テープを貼り、これを2枚、ガラス板上に100mmの間隔で平行に貼り付け、段差85μmを有する電極とした。
また、同様に、上記銅箔の片面に厚み100μmの両面テープを貼り、段差135μmを有する電極とした。
次いで、実施例1〜6及び比較例1〜6で得られた導電性接着テープを、それぞれ長さ130mmに切り出し、23℃、相対湿度65%の雰囲気下で、上記平行に形成した電極にまたがるように、5kgゴムローラーで圧着し、貼着させた。
【0060】
平行に形成した2つの電極間の抵抗値をマルチテスターで測定し、初期値とした。次いで、導電性接着テープを貼り付けたガラス板ごと、40℃、相対湿度92%の雰囲気に100時間投入後、23℃、相対湿度65%の雰囲気下で30分放置し、再度2つの電極間の抵抗値を測定した。結果を表1に記す。
【表1】
表1から明らかなように、実施例1〜6の導電性接着テープは、電極部に段差があっても、優れた耐湿性を示し、安定した導電性能を発現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の導電性接着テープの一例を示す概略断面図である。
【図2】図1の導電性接着テープの使用状態を示す概略断面図である。
【図3】本発明の導電性接着テープの他の例を示す概略断面図である。
【図4】図3の導電性接着テープの使用状態を示す概略断面図である。
【符号の説明】
T1,T2 導電性接着テープ
1,11 導電性基材
2,12 接着剤層
3,13 導電性接着テープ本体
4,14 基材
5,15 接着剤層
6,16 補助テープ
7 被着体
8 電極部
17 導通部
18 端子部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a conductive adhesive tape useful for electrically connecting two spaced apart locations such as grounding a printed wiring board.
[0002]
[Prior art]
When electrically connecting two separate locations, such as installing a printed circuit board, grounding an exterior shield case of an electronic device, and grounding a TV cathode ray tube, two pressure sensitive adhesive tapes are required. Electricity between the two places is applied by the electrical conduction between the adherend surface and the conductive base of the conductive adhesive tape and the electrical conduction in the longitudinal direction of the conductive base. The aim is to establish a continuous continuity.
[0003]
As such a conductive tape, a conductive tape in which a pressure-sensitive adhesive layer containing a conductive filler is laminated on one side of a metal foil base material has been conventionally used. Japanese Utility Model Publication No. 63-46980 consists of a conductive substrate and a pressure-sensitive adhesive layer provided on at least one surface of the conductive substrate, and on the adhesive layer side of the substrate, A conductive adhesive tape is disclosed in which a conductive portion with a desired interval is provided having a terminal portion that penetrates the adhesive layer and slightly covers the surface of the adhesive layer.
[0004]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 8-185714 discloses an improved version of the conductive adhesive tape described in the above-mentioned Japanese Utility Model Publication No. 63-46980, on the surface of the conductive adhesive tape on the base material side. There has been proposed an adhesive tape comprising a pressure-sensitive adhesive layer provided on one side of a material, and an auxiliary tape having a width wider than that of the conductive adhesive tape. According to such an adhesive tape, it is possible to prevent moisture and moisture from entering the contact interface between the pressure-sensitive adhesive layer and the adherend surface, and it is possible to suppress a decrease in conductive performance.
[0005]
In addition, for a conductive tape in which a pressure-sensitive adhesive layer containing a conductive filler is laminated on one side of the metal foil base material, polyester is applied to the other surface of the base material in order to prevent hand cuts caused by the metal foil. An adhesive tape obtained by bonding an auxiliary tape made of a base material is commercially available.
[0006]
When such a conductive adhesive tape with an auxiliary tape is bonded to a completely smooth adherend, the auxiliary tape can be adhered cleanly without causing a gap in the adherend. It is possible to completely seal the sides. However, the conductive tape is hardly affixed to a completely smooth surface, and is often affixed to a non-smooth surface such as a bent portion of a cathode ray tube or a stepped portion of a printed wiring portion. With conventional conductive adhesive tapes with an auxiliary tape made of polyester base material, for example, when sticking to the bent part as described above, the length aberration caused by the thickness of the metal foil cannot be absorbed, and sticking wrinkles occur. A gap is formed between the interface and the adherend. In addition, when the conductive adhesive tape is attached to a portion having a step, the base material of the auxiliary tape cannot follow the step, and a gap is formed between the adherend and the adherend. When such a gap-exposed part is exposed to high humidity, the gap becomes a path for moisture and moisture, causing a decrease in adhesive force, resulting in a contact failure (conductivity failure). Occurs.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a conductive adhesive tape that exhibits excellent moisture resistance and can exhibit stable electrical conductivity even when applied to an adherend having a non-smooth surface such as a bent portion or a step. There is to do.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies to achieve the above object, the present inventors can follow even if the adherend has a bent portion or a step when the base material of the auxiliary tape is made of a plastic film having specific physical properties. The inventors have found that the sealing property of the conductive adhesive tape main body can be improved, and completed the present invention.
[0009]
That is, the present invention relates to a conductive adhesive tape main body (A) in which electrical conductivity is imparted between a conductive base material and a bonding surface of an adhesive layer provided on one side of the conductive base material. And an adhesive layer provided on one side of the substrate, and an auxiliary tape (B) formed wider than the conductive adhesive tape main body (A), and the conductive adhesive tape main body ( The conductive adhesive tape in which the surface on the conductive base material side of A) and the surface on the adhesive layer side of the auxiliary tape (B) are bonded together leaving both sides in the width direction of the auxiliary tape (B). Provided is a conductive adhesive tape in which the base material of the auxiliary tape (B) is composed of a plastic film having a tensile elastic modulus of 60 kgf / mm 2 or less and a stress relaxation rate of 10% or more when stretched by 10%. To do.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings as necessary.
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view showing an example of the conductive adhesive tape of the present invention. The conductive adhesive tape T1 includes a conductive
And in this example, by adding a conductive filler to the
[0011]
The
[0012]
As an adhesive used for the
[0013]
As the conductive filler, conventional ones can be used, for example, metals such as Ni, Fe, Cr, Co, Al, Sb, Mo, Cu, Ag, Pt, Au, alloys or oxides thereof, carbon black Examples thereof include carbon. These can be used alone or in combination of two or more. The filler may be powdery or fibrous.
[0014]
The
[0015]
The conductive adhesive tape
[0016]
The main feature of the present invention is that the
[0017]
The tensile elastic modulus is preferably about 5 to 55 kgf / mm 2 , more preferably about 10 to 50 kgf / mm 2 . Moreover, the stress relaxation rate at the time of the 10% stretching is preferably about 50 to 95%, more preferably about 60 to 90%. When the tensile elastic modulus exceeds 60 kgf / mm 2 , the auxiliary tape 6 cannot follow the bent portion or the step of the adherend when the conductive adhesive tape is attached to the bent portion or the stepped step. A large gap is generated between the auxiliary tape 6 and the adherend. Further, if the stress relaxation rate is less than 40%, the residual tape causes the auxiliary tape 6 to float (peel) from the adherend over time, and the gap also becomes large. For this reason, the conductive performance is significantly lowered by moisture and moisture.
[0018]
In addition, a tensile elasticity modulus is a value based on the measuring method prescribed | regulated to JISK7127 (a test piece: No. 1 type test piece [width 10mm], a tensile speed: 200 mm / min). Moreover, the stress relaxation rate at the time of 10% stretching refers to the stress relaxation rate after the film is stretched (stretched) to 10% under the tensile elastic modulus test conditions and allowed to stand for 10 minutes in that state.
[0019]
The material of the
[0020]
Conventional additives such as an anti-aging agent, an ultraviolet absorber, a colorant, a filler, a flame retardant, an antistatic agent, and a rust inhibitor may be added to the
Although the thickness of the
[0021]
The type of the adhesive used for the
[0022]
The
[0023]
The auxiliary tape 6 can be obtained by applying a conventional method used for manufacturing an adhesive tape. For example, after applying a surface treatment (for example, primer coating treatment, corona treatment, etc.) on the
The width w2 of the auxiliary tape 6 only needs to be large enough to reliably cover the conductive adhesive tape
[0024]
The conductive adhesive tape T1 is formed by connecting the surface of the conductive
[0025]
The conductive adhesive tape T1 is used for electrical continuity at each circuit portion of various electronic devices, particularly for grounding. FIG. 2 is a schematic cross-sectional view showing a use state of the conductive adhesive tape T1 of FIG. In FIG. 2, 7 is a to-be-adhered body, 8 shows the electrode part. The conductive adhesive tape T1 is affixed to the
[0026]
According to the conductive adhesive tape T1, the
[0027]
FIG. 3 is a schematic cross-sectional view showing another example of the conductive adhesive tape of the present invention, and FIG. 4 is a schematic cross-sectional view showing a use state of the conductive adhesive tape of FIG.
[0028]
This conductive adhesive tape T2 has a width w3 of a conductive
[0029]
In this example, the conductive adhesive tape
[0030]
The conductive adhesive tape
[0031]
The conductive adhesive tape T2 is attached to the
[0032]
Also in the conductive adhesive tape T2, since the
[0033]
【The invention's effect】
According to the conductive adhesive tape of the present invention, even if the adherend has a non-smooth surface such as a bent portion or a step, it exhibits excellent moisture resistance and can exhibit stable electrical conductivity.
[0034]
【Example】
EXAMPLES Next, although this invention is demonstrated more concretely based on an Example, this invention is not limited at all by these Examples. Hereinafter, “parts” means “parts by weight”.
[0035]
Reference example 1
85 parts of 2-ethylhexyl acrylate, 10 parts of vinyl acetate, 5 parts of acrylic acid, 0.1 part of N, N′-azobisisobutyronitrile and 200 parts of toluene are placed in a flask, and after replacing with nitrogen, at 60 ° C. for 20 hours. The copolymerization reaction was advanced by stirring and mixing to prepare an acrylic copolymer solution.
[0036]
Reference example 2
In the copolymer solution obtained in Reference Example 1, 35 parts of rosin tackifier resin, 5 parts of carbon black, 30 parts of nickel powder, 0.15 part of aluminum chelate dispersant, 3 parts of a tolylene diisocyanate adduct of methylolpropane was added, and an appropriate amount of toluene was added for viscosity adjustment, followed by stirring to prepare a conductive filler-containing acrylic pressure-sensitive adhesive solution.
[0037]
Reference example 3
To the copolymer solution obtained in Reference Example 1, 35 parts of a rosin-based tackifier resin and 3 parts of a tolylene diisocyanate adduct of trimethylolpropane are added to 100 parts of this solid content, and for viscosity adjustment. An appropriate amount of toluene was added and stirred to prepare an acrylic pressure-sensitive adhesive solution.
[0038]
Reference example 4
The conductive filler-containing acrylic pressure-sensitive adhesive solution obtained in Reference Example 2 is coated and heat-dried on release paper to form an adhesive layer having a thickness of 45 μm, and this is bonded to a 35 μm rolled copper foil. The electroconductive adhesive tape main body in this invention was obtained.
[0039]
Reference Example 5
The acrylic pressure-sensitive adhesive solution obtained in Reference Example 3 was coated on a release paper and dried by heating to form an adhesive layer having a thickness of 45 μm, which was bonded to a 35 μm rolled copper foil. Next, holes penetrating the adhesive layer from the copper foil side (holes of about 0.5 to 1.0 mm) are drilled at intervals of 3 mm, and terminal portions are formed on the surface of the adhesive layer. A tape body was obtained.
[0040]
Reference Example 6
After applying a vinyl chloride primer on the surface of a commercially available soft vinyl chloride film having a thickness of 60 μm (tensile modulus 40 kgf / mm 2 , stress relaxation rate 80% when stretched 10%), acrylic type of Reference Example 3 The pressure sensitive adhesive solution was applied and dried to a dry thickness of 25 μm to obtain an auxiliary tape.
[0041]
Reference Example 7
An ionomer resin [manufactured by Mitsui DuPont Chemical Co., Ltd., Hyramine 1705] was extruded to a thickness of 40 μm and subjected to corona treatment on one side. The acrylic pressure-sensitive adhesive solution of Reference Example 3 was applied and dried to this film (tensile elastic modulus 28 kgf / mm 2 , stress relaxation rate 64% when stretched 10%) to a dry thickness of 25 μm to obtain an auxiliary tape. .
[0042]
Reference Example 8
The acrylic pressure-sensitive adhesive solution of Reference Example 3 was dried on a commercially available polypropylene / polyethylene blend film having a thickness of 40 μm (tensile elastic modulus 30 kgf / mm 2 , stress relaxation rate 55% when stretched 10%, single-sided corona treatment). It was applied and dried to a thickness of 25 μm to obtain an auxiliary tape.
[0043]
Reference Example 9
The acrylic pressure-sensitive adhesive solution of Reference Example 3 was dried to a commercially available low-density polyethylene film having a thickness of 40 μm (tensile modulus 20 kgf / mm 2 , stress relaxation rate 47% when stretched 10%, single-sided corona treatment). The auxiliary tape was applied and dried to 25 μm.
[0044]
Reference Example 10
The acrylic pressure-sensitive adhesive solution of Reference Example 3 was dried to a thickness of 25 μm on a commercially available stretched polypropylene film having a thickness of 40 μm (tensile modulus 200 kgf / mm 2 , stress relaxation rate 44% when stretched 10%, single-sided corona treatment). Then, it was applied and dried to obtain an auxiliary tape.
[0045]
Reference Example 11
A commercially available polyester film having a thickness of 50 μm (tensile elastic modulus 400 kgf / mm 2 , stress relaxation rate 36% when stretched 10%) is applied and dried so that the acrylic pressure-sensitive adhesive solution of Reference Example 3 has a dry thickness of 25 μm. An auxiliary tape was obtained.
[0046]
Reference Example 12
The acrylic pressure-sensitive adhesive solution of Reference Example 3 was dried on a commercially available non-stretched polypropylene film having a thickness of 40 μm (tensile modulus 90 kgf / mm 2 , stress relaxation rate 55% when stretched 10%, single-sided corona treatment). The auxiliary tape was applied and dried to 25 μm.
[0047]
Example 1
The conductive adhesive tape main body of Reference Example 4 was bonded to the copper foil side of 15 mm width so that the auxiliary tape 25 mm width of Reference Example 6 was aligned with the center line of both, and the conductive adhesive tape of the present invention was produced.
[0048]
Example 2
A conductive adhesive tape of the present invention was produced in the same manner as in Example 1 except that the auxiliary tape of Reference Example 9 was used instead of the auxiliary tape of Reference Example 6.
[0049]
Example 3
The conductive adhesive tape main body of Reference Example 5 was bonded to the 15 mm wide silver foil side of the auxiliary tape of Reference Example 6 with a width of 25 mm so that the center lines of the two matched, and the conductive adhesive tape of the present invention was produced.
[0050]
Example 4
A conductive adhesive tape of the present invention was produced in the same manner as in Example 3, except that the auxiliary tape of Reference Example 7 was used instead of the auxiliary tape of Reference Example 6.
[0051]
Example 5
A conductive adhesive tape of the present invention was produced in the same manner as in Example 3 except that the auxiliary tape of Reference Example 8 was used instead of the auxiliary tape of Reference Example 6.
[0052]
Example 6
A conductive adhesive tape of the present invention was produced in the same manner as in Example 3 except that the auxiliary tape of Reference Example 9 was used instead of the auxiliary tape of Reference Example 6.
[0053]
Comparative Example 1
A conductive adhesive tape was produced in the same manner as in Example 1 except that the auxiliary tape of Reference Example 10 was used instead of the auxiliary tape of Reference Example 6.
[0054]
Comparative Example 2
A conductive adhesive tape was produced in the same manner as in Example 1 except that the auxiliary tape of Reference Example 11 was used instead of the auxiliary tape of Reference Example 6.
[0055]
Comparative Example 3
A conductive adhesive tape was produced in the same manner as in Example 1 except that the auxiliary tape of Reference Example 12 was used instead of the auxiliary tape of Reference Example 6.
[0056]
Comparative Example 4
A conductive adhesive tape was produced in the same manner as in Example 3 except that the auxiliary tape of Reference Example 10 was used instead of the auxiliary tape of Reference Example 6.
[0057]
Comparative Example 5
A conductive adhesive tape was produced in the same manner as in Example 3 except that the auxiliary tape of Reference Example 11 was used instead of the auxiliary tape of Reference Example 6.
[0058]
Comparative Example 6
A conductive adhesive tape was produced in the same manner as in Example 3 except that the auxiliary tape of Reference Example 12 was used instead of the auxiliary tape of Reference Example 6.
[0059]
Experimental example (measurement of contact resistance)
A double-sided tape having a thickness of 50 μm was applied to one side of a copper foil having a length of 50 mm, a width of 5 mm, and a thickness of 35 μm.
Similarly, a double-sided tape having a thickness of 100 μm was attached to one side of the copper foil to form an electrode having a step of 135 μm.
Next, the conductive adhesive tapes obtained in Examples 1 to 6 and Comparative Examples 1 to 6 are each cut into a length of 130 mm and straddle the electrodes formed in parallel in an atmosphere of 23 ° C. and a relative humidity of 65%. Thus, it was pressed and stuck with a 5 kg rubber roller.
[0060]
The resistance value between two electrodes formed in parallel was measured with a multi-tester and used as an initial value. Next, each glass plate with a conductive adhesive tape attached is placed in an atmosphere of 40 ° C. and 92% relative humidity for 100 hours, then left in an atmosphere of 23 ° C. and 65% relative humidity for 30 minutes, and again between the two electrodes The resistance value of was measured. The results are shown in Table 1.
[Table 1]
As is apparent from Table 1, the conductive adhesive tapes of Examples 1 to 6 exhibit excellent moisture resistance and can exhibit stable conductive performance even if there is a step in the electrode part.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view showing an example of a conductive adhesive tape of the present invention.
2 is a schematic cross-sectional view showing a use state of the conductive adhesive tape of FIG.
FIG. 3 is a schematic cross-sectional view showing another example of the conductive adhesive tape of the present invention.
4 is a schematic cross-sectional view showing a use state of the conductive adhesive tape of FIG.
[Explanation of symbols]
T1, T2 Conductive
17 Conduction part
18 Terminal
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