JP3991648B2

JP3991648B2 - Workpiece holding device

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Publication number: JP3991648B2
Application number: JP2001327495A
Authority: JP
Inventors: 恭輔常盤; 健樹今井; 健吉田
Original assignee: NSK Ltd
Current assignee: NSK Ltd
Priority date: 2001-10-25
Filing date: 2001-10-25
Publication date: 2007-10-17
Anticipated expiration: 2021-10-25
Also published as: JP2003127043A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被加工物の保持装置に関し、特に大型環状被加工物の保持装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、内輪と外輪と内外輪の間に介在する複数の球状の転動体とによって構成されるベアリングが知られている。このようなベアリングの内輪や外輪の軌道表面は、図５に示す外輪軌道表面研削用の心無研削盤や不図示の内輪軌道表面研削用の心無研削盤等によって研削加工される。
【０００３】
例えば、図５の外輪軌道表面心無研削盤５００は、外輪５０１を図中時計回り方向に回転支持可能な保持装置５０２と、外輪５０１の回転軸と平行な回転軸上に配設された回転砥石５０３とを備える。この外輪軌道表面心無研削盤５００は、保持装置５０２によって外輪５０１を図中時計回り方向に回転速度ω_workで回転させ、且つその軌道表面を図中時計回り方向に回転速度ω_spindleで回転する回転砥石５０３へ送ることによって外輪５０１の軌道表面を研削加工する。
【０００４】
これらの心無研削盤にて研削加工される軌道表面を有するベアリングの中には、パラボナアンテナの旋回軸等に使用される大径のベアリングも含まれる。この大径のベアリング（以下、「大径ベアリング」という。）は、その外輪や内輪（以下、「ワーク」という。）も大径なものとなるため、当然、ワークの自重も大きなものとなり、これに起因する研削加工時のワークのズレが懸案される。
【０００５】
この研削加工時のズレを解消するために、複数の支持手段を介してワークを支えることが考えられ、従来の大径ベアリング研削用の心無研削盤において、保持装置はワークを支える支持手段としてワークを吸着可能なノーズピースを複数有している。
【０００６】
図６は、図５における保持装置５０２の概略構成を示す正面図であり、図７は、図６における線Ｉ−Ｉに関する断面図である。
【０００７】
図６及び図７において、保持装置５０２は、ベース６００と、ベース６００に設置されるフロントシュー６０１及びリアシュー６０２と、ベース６００を貫通し、複数のベアリング６０３を介してベース６００に軸支される軸６０４と、軸６０４の後端に嵌合されるプーリ６０５と、軸６０４の前端に嵌合されるフランジ６０６と、フランジ６０６に接合されるブラケット６０７と、環状であって、その内周面がブラケット６０７に接合されるマグネットチャック６０８と、マグネットチャック６０８の前面上において周方向に沿って等間隔に配設される複数のノーズピース６０９とを備える。
【０００８】
また、マグネットチャック６０８の中心から、各々のノーズピース６０９の配設箇所までの方向には、該方向に沿って複数の位置調整用ボルト穴６１０が配置される。ノーズピース６０９を固定する不図示のボルトを、所望の位置に該当する位置調整用ボルト穴６１０に螺合させることによってノーズピース６０９を所望の位置に配設することができる。
【０００９】
フロントシュー６０１は当接部６１２を有し、該当接部６１２はマグネットチャック６０８の中心方向へスライド（突出）することができ、ボルトによって所望の突出量に設定され、リアシュー６０２も当接部６１３を有し、該当接部６１３もマグネットチャック６０８の中心方向へ突出することができ、ボルトによって所望の突出量に設定される。特に、微量の突出量を設定するときは、当接部６１２、６１３はハンマ等からの打撃によって突出量を微調整される。
【００１０】
複数のノーズピース６０９は、ワーク６１１の側面を磁着する。磁着されたワーク６１１には、プーリ６０５に伝達された回転力が、軸６０４、フランジ６０６、ブラケット６０７、マグネットチャック６０８及び複数のノーズピース６０９を介して伝達され、ワーク６１１は図６中時計回り方向に回転する。このとき、フロントシュー６０１及びリアシュー６０２は、ワーク６１１の外周面を当接部６１２、６１３を介して図６中の時計回り方向に回転可能に支持し、軌道表面研削加工時の保持装置５０２のブレを防止する。
【００１１】
一般に、ワーク６１１の軌道表面の研削加工は、高い加工精度を要求されるため、外輪軌道表面心無研削盤５００において、ワーク６１１と回転砥石５０３との位置精度を向上させる必要がある。そのためには、保持装置５０２におけるワーク６１１の回転中心を軸６０４の回転中心と合わせる（ワーク６１１の芯出しを行う）必要がある。
【００１２】
このワーク６１１の芯出し方法としては、まず、複数のノーズピース６０９の各々をワーク６１１の概略径に合わせた位置に移動し、該移動されたノーズピース６０９にワーク６１１の側面を磁着させ、磁着されたワーク６１１を回転させながらワーク６１１の軌道表面又は外周面の振れをダイヤルゲージ等で測定し、該測定された振れを参考に、フロントシュー６０１の当接部６１２及び／又はリアシュー６０２の当接部６１３の突出量を設定する方法が用いられる。
【００１３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の芯出し方法では、複数のノーズピース６０９の各々の移動において、作業者の手によるボルトの締結工程が発生し、さらに、当接部６１２、６１３の突出量の設定において、作業者の手によるボルトの締結工程及びハンマによる微調整工程が発生するため、作業効率が非常に悪いという問題があった。
【００１４】
また、ワーク６１１を磁着した後に、該当接部６１２、６１３をワーク６１１に当接させ、ボルトの締結やハンマの打撃によって当接部６１２、６１３の突出量を設定する偏心量セット方法では、作業者の手作業による工程が多いため、作業者の習熟度によって偏心量の精度が左右され、その結果、ワーク６１１の軌道表面の研削加工精度にバラツキが生じるという問題もあった。
【００１５】
さらに、当接部６１２、６１３の突出量の設定の際、作業者は磁力のみで支えられるワーク６１１の近傍で作業する必要があり、ワーク６１１の落下の可能性を考慮すると、上述の芯出し方法や偏心量セット方法は、作業者の危険を伴うという問題もあった。
【００１６】
本発明の目的は、作業効率を改善し、作業者の危険を排除すると共に、保持された被加工物の研削加工精度のバラツキを低減することができる被加工物の保持装置を提供することにある。
【００１７】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項１記載の被加工物の保持装置は、環状の被加工面を有する被加工物と共に回転中心の回りで回転する円盤状の第１の回転体と、前記第１の回転体を回転させる第１の回転手段と、前記第１の回転体の円盤上において前記第１の回転体の周方向に沿って配設され、前記被加工物を前記第１の回転体の前記回転中心に対する概略位置に吸着する複数の吸着手段とを備える保持装置において、前記回転中心から放射状に拡がる第１の放射直線を中心として回転する複数の第２の回転体と、前記複数の第２の回転体を同時に回転させる第２の回転手段とを備え、前記吸着手段は、前記第２の回転体の回転を前記第１の放射直線方向の移動に変換する第１の回転変換手段を有し、前記第１の回転体は、前記回転中心の回りで回転する中空の主軸部を有し、前記被加工物の保持装置は、前記主軸部の中空に配置され、前記第２の回転手段によって前記回転中心の回りで回転する第３の回転体と、前記第３の回転体及び前記複数の第２の回転体との間に介在し、該第３の回転体の前記回転中心の回りの回転を、前記第２の回転体の前記第１の放射直線を中心とする回転に変更する回転変更手段とを備えることを特徴とする。
【００１８】
請求項１記載の被加工物の保持装置によれば、回転中心から放射状に拡がる第１の放射直線を中心として回転する複数の第２の回転体と、複数の第２の回転体を同時に回転させる第２の回転手段とを備え、吸着手段は、第２の回転体の回転を第１の放射直線方向の移動に変換する第１の回転変換手段を有するので、複数のノーズピースの各々の移動において、作業者の手によるボルトの締結工程が必要なく、もって作業効率を改善することができると共に、作業者がワークの近傍で作業する必要もなく、その結果、作業者の危険を排除することができる。また、第２の回転手段は、複数の第２の回転体を同時に回転するので、複数のノーズピースを同時に移動することができ、もって複数のノーズピースの各々の移動における作業時間を短縮できる。さらに、第１の回転体は、回転中心の回りで回転する中空の主軸部を有し、被加工物の保持装置は、主軸部の中空に配置され、第２の回転手段によって回転中心の回りで回転する第３の回転体と、第３の回転体及び複数の第２の回転体との間に介在し、該第３の回転体の回転中心の回りの回転を、第２の回転体の第１の放射直線を中心とする回転に変更する回転変更手段とを備えるので、サーボモータを１つにすることができ、もって保持装置の大きさを縮小することができ、これにより工場内における保持装置のレイアウトを容易にすることができると共に、１つのサーボモータを制御することによって複数のノーズピースを移動することができ、もってノーズピースの移動を効率良く、且つ正確に行うことができる。
【００２３】
請求項２記載の被加工物の保持装置は、請求項１記載の被加工物の保持装置において、前記第１の回転体は、前記主軸部と、前記主軸部の先端部に結合するマグネットチャックとからなり、前記第２の回転体は、その表面にねじ山が螺刻された送りねじからなり、前記第３の回転体は、複数の転動体を介して前記主軸部の中空の内壁が支持する軸からなり、前記第１の回転手段は、前記主軸部の後端部に係合するモータ又はベルトからなり、前記第２の回転手段は、前記軸の後端部に係合するサーボモータからなり、前記吸着手段は、前記被加工物を磁力によって吸着するノーズピースからなり、前記第１の回転変換手段は、前記送りねじのねじ山と螺合するナットからなり、前記回転変更手段は、前記軸の先端部に結合される傘歯車と、前記送りねじの前記回転中心側の端部に結合される他の傘歯車とからなり、前記第２の回転手段と前記軸の後端部との間には、回転力の伝達及び断絶を切り換える電磁クラッチが介在し、且つ前記ノーズピースの数と前記送りねじの数は同じであることを特徴とする。
【００２４】
請求項２記載の被加工物の保持装置によれば、第２の回転体は、その表面にねじ山が螺刻された送りねじからなり、第３の回転体は、複数の転動体を介して主軸部の中空の内壁が支持する軸からなり、第２の回転手段は、軸の後端部に係合するサーボモータからなり、第１の回転変換手段は、送りねじのねじ山と螺合するナットからなり、回転変更手段は、軸の先端部に結合される傘歯車と、送りねじの回転中心側の端部に結合される他の傘歯車とからなるので、サーボモータの回転を効率良くノーズピースの移動に変換することができ、また、吸着手段は、被加工物を磁力によって吸着するノーズピースからなるので、ワークを簡便に脱着することができ、さらに、第２の回転手段と軸の後端部との間には、回転力の伝達及び断絶を切り換える電磁クラッチが介在するので、ノーズピースの移動の制御を容易にすることができ、加えて、ノーズピースの数と送りねじの数は同じであるので、第１の回転変換手段であるナットの構成を簡素にすることができると共に、ノーズピースの移動を軽快に行うことができる。
【００２５】
請求項３記載の被加工物の保持装置は、請求項１又は２記載の被加工物の保持装置において、前記回転中心から放射状に拡がる第２の放射直線を中心として回転する第４の回転体と、前記第４の回転体を回転させる第３の回転手段と、前記被加工物に当接する当接部及び前記第４の回転体の回転を前記第２の放射直線方向の押動に変換する第２の回転変換手段を有する微調整手段とを備え、前記当接部は前記押動によって前記被加工物の前記概略位置を所定の位置に微調整することを特徴とする。
【００２６】
請求項３記載の被加工物の保持装置によれば、回転中心から放射状に拡がる第２の放射直線を中心として回転する第４の回転体と、第４の回転体を回転させる第３の回転手段と、被加工物に当接する当接部及び第４の回転体の回転を第２の放射直線方向の押動に変換する第２の回転変換手段を有する微調整手段とを備え、当接部は押動によって被加工物の概略位置を所定の位置に微調整するので、当接部の突出量の設定において、作業者の手によるボルトの締結工程やハンマによる微調整工程が必要なく、もって作業効率を改善することができると共に、作業者の習熟度に起因するワークの研削加工精度のバラツキを低減することができ、さらには、作業者がワークの近傍で作業する必要もなく、その結果、作業者の危険を排除することができる。
【００２７】
請求項４記載の被加工物の保持装置は、請求項３記載の被加工物の保持装置において、前記第４の回転体は、その表面にねじ山が螺刻された他の送りねじからなり、前記第３の回転手段は、前記他の送りねじの前記回転中心側とは反対の端部にカップリング又はギヤを介して係合される他のサーボモータからなり、前記第２の回転変換手段は、前記他の送りねじのねじ山と螺合するナットからなり、前記微調整手段は、前記当接部と、前記第２の放射直線方向に移動可能なタブテールスライドとを有し、且つ前記当接部を介して前記被加工物を支持するシューからなり、前記当接部と前記ナットと前記タブテールスライドは一体化されていることを特徴とする。
【００２８】
請求項４記載の被加工物の保持装置によれば、第４の回転体は、その表面にねじ山が螺刻された他の送りねじからなり、第３の回転手段は、他の送りねじの回転中心側とは反対の端部にカップリング又はギヤを介して係合される他のサーボモータからなり、第２の回転変換手段は、他の送りねじのねじ山と螺合するナットからなり、微調整手段は、当接部と、第２の放射直線方向に移動可能なタブテールスライドとを有し、且つ当接部を介して被加工物を支持するシューからなり、当接部とナットとタブテールスライドは一体化されているので、他のサーボモータによって回転される他の送りねじの回転を効率良く一体化された当接部とナットとタブテールスライドとの移動に変換することができる。
【００２９】
請求項５記載の被加工物の保持装置は、請求項４記載の被加工物の保持装置において、前記シューは、フロントシュー及びリアシューからなり、前記フロントシュー及びリアシューの各前記タブテールスライドの移動方向は、互いに９０°乃至１８０°の角度をなし、前記フロントシュー及びリアシューは、前記被加工物の非切削時に、前記被加工物の環の中心を前記回転中心に対して所定の偏心量だけ偏心させることを特徴とする。
【００３０】
請求項５記載の被加工物の保持装置によれば、シューは、フロントシュー及びリアシューからなり、フロントシュー及びリアシューの各タブテールスライドの移動方向は、互いに９０°乃至１８０°の角度をなすので、ワークを安定して支持することができ、フロントシュー及びリアシューは、被加工物の非切削時には、被加工物の環の中心を回転中心に対して所定の偏心量だけ偏心させるので、ワークの偏心量の調整を容易にすることができる。
【００３１】
請求項６記載の被加工物の保持装置は、請求項１乃至５のいずれか１項に記載の被加工物の保持装置において、前記第２の回転手段は、前記被加工物の径に対応した指令に基づいて、前記複数の吸着手段を前記被加工物の径に対応した位置に配設することを特徴とする。
【００３２】
請求項６記載の被加工物の保持装置によれば、第２の回転手段は、被加工物の径に対応した指令に基づいて、複数の吸着手段を、被加工物の径に対応した位置に配設するので、ワークの径違いによるノーズピースの位置修正等の作業者の手作業による工程を完全に排除することができ、もって請求項１記載の被加工物の保持装置の効果をより効果的に奏することができる。
【００３３】
請求項７記載の被加工物の保持装置は、請求項３乃至６のいずれか１項に記載の被加工物の保持装置において、前記第３の回転手段は、前記被加工物の径に対応した指令に基づいて、前記当接部を前記被加工物の径に対応した位置に配設することを特徴とする。
【００３４】
請求項７記載の被加工物の保持装置によれば、第３の回転手段は、被加工物の径に対応した指令に基づいて、当接部を、被加工物の径に対応した位置に配設するので、ワークの径違いによる当接部の突出量の設定等の作業者の手作業による工程を完全に排除することができ、もって請求項５記載の被加工物の保持装置の効果をより効果的に奏することができる。
【００３５】
請求項８記載の被加工物の保持装置は、請求項４又は５記載の被加工物の保持装置において、前記他のサーボモータは、前記被加工物の径及び所定の偏心量に対応した指令に基づいて、前記当接部を前記被加工物の径及び所定の偏心量に対応した位置に配設することを特徴とする。
【００３６】
請求項８記載の被加工物の保持装置によれば、他のサーボモータは、被加工物の径及び所定の偏心量に対応した指令に基づいて、当接部を、被加工物の径及び所定の偏心量に対応した位置に配設するので、ワークの径違い及び偏心量違いによる当接部の突出量の設定等の作業者の手作業による工程を完全に排除することができ、もって請求項５記載の被加工物の保持装置の効果をさらに効果的に奏することができる。
【００３７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る被加工物の保持装置を図面を参照して詳述する。
【００３８】
図１は、本発明の実施の形態に係る被加工物の保持装置の概略構成を示す正面図であり、図２は、図１における線II−IIに関する断面図である。
【００３９】
図１において、保持装置１００は、ベース１０１と、ベース１０１に設置されるフロントシュー１０２（微調整手段）及びリアシュー１０３（微調整手段）と、ベース１０１を貫通し、２個のボールベアリング１０４及び２個のテーパベアリング１０５を介してベース１０１に軸支され、その内部に中空部を有する中空軸１０６（主軸部）と、中空軸１０６の後端に嵌合されるプーリ１０７と、プーリ１０７に固着されたディスク板１０８と、ベース１０１に固定されたディスクブレーキ１０９と、中空軸１０６の前端に嵌合されるフランジ１１０と、環状であって、その内周面がフランジ１１０に接合されるマグネットチャック１１１（第１の回転体）と、マグネットチャック１１１の前面上においてマグネットチャック１１１の周方向に沿って等間隔であって、且つ中空軸１０６の回転中心から放射状に拡がった１２本の放射直線（第１の放射直線）の各々に沿って配設される１２個のノーズピース１１２（吸着手段）とを備える。
【００４０】
ノーズピース１１２は磁力によってワーク６１１（被加工物）の側面を磁着し、これにより、保持装置１００はワーク６１１を中空軸１０６の回転中心に対する概略位置に保持する。
【００４１】
プーリ１０７に介装された不図示のベルト又はモータ（第１の回転手段）によって伝達された回転力が、中空軸１０６、フランジ１１０を介してマグネットチャック１１１に伝達され、これにより、保持装置１００はワーク６１１を中空軸１０６の回転中心の回りで回転させる。
【００４２】
マグネットチャック１１１内部には上記１２本の放射直線の各々に対応して中空の送りねじ収容部１１３が設けられ、各該送りねじ収容部１１３は各放射直線を中心として回転する送りねじ１１４（第２の回転体）を収容する。
【００４３】
この各送りねじ１１４はその表面に雄ねじが螺刻され、送りねじ１１４の各々には、雌ねじ穴が形成された１つのナット１１６（第１の回転変換手段）が螺合している。
【００４４】
一方、マグネットチャック１１１の前面上には、各放射直線に沿って送りねじ収容部１１３と前面とを貫通するキー溝１１５が設けられ、各ノーズピース１１２は各ナット１１６とキー溝１１５を介して２本のボルト１１７によって結合される。
【００４５】
従って、送りねじ１１４が回転したとき、この回転はナット１１６によって放射直線方向の移動に変換され、これによりナット１１６に結合されたノーズピース１１２は放射直線方向へ移動する。
【００４６】
中空軸１０６は中空部を貫通し、中空軸１０６の内壁によって４つのボールベアリング１１８を介して支持される軸１１９（第３の回転体）を収容する。これにより、軸１１９は中空軸１０６と独立して中空軸１０６の回転中心周りに回転する。
【００４７】
軸１１９の後端には電磁クラッチ１２０を介してサーボモータ１２１（第２の回転手段）が係合し、電磁クラッチ１２０によってサーボモータ１２１から軸１１９への回転力の伝達状態及び断絶状態を切り換える。
【００４８】
また、軸１１９の前端には傘歯車１２２（回転変更手段）が結合される一方、各送りねじ１１４の中空軸１０６の回転中心側端部には傘歯車１２３（回転変更手段）が形成され、これら傘歯車１２２と傘歯車１２３とは互いに直角に歯合するため、軸１１９の中空軸１０６の回転中心周りの回転は各送りねじ１１４の各放射直線を中心とする回転に変更される。
【００４９】
従って、サーボモータ１２１の回転が、電磁クラッチ１２０、軸１１９、傘歯車１２２及び傘歯車１２３を介して送りねじ１１４に伝達され、送りねじ１１４は各放射直線を中心として回転し、さらに上述したようにこの回転はナット１１６によって放射直線方向の移動に変換され、これによりナット１１６に結合されたノーズピース１１２は放射直線方向へ移動する。すなわち、サーボモータ１２１を回転させると１２個のノーズピース１１２を同時に移動させることができる。
【００５０】
次に、保持装置１００におけるワーク６１１の概略位置セット方法について説明する。
【００５１】
まず、作業者は不図示のコントロールパネルから保持装置１００に保持させようとするワーク６１１の品番や概略径等のデータ（指令）を入力する。
【００５２】
該データを入力されたコントロールパネルはディスクブレーキ１０９にディスク板１０８を拘持させ、電磁クラッチ１２０を伝達状態に切り換え、サーボモータ１２１を回転させる。
【００５３】
このサーボモータ１２１の回転は上述したように各ノーズピース１１２の放射直線方向への移動に変換され、各ノーズピース１１２はマグネットチャック１１１の前面上をキー溝１１５に沿って移動する。このとき、中空軸１０６はディスク板１０８がディスクブレーキ１０９によって拘持されているので、軸１１９の回転に伴い回転することはない。
【００５４】
各ノーズピース１１２が入力されたデータに対応する位置に到達したとき、コントロールパネルは電磁クラッチ１２０を断絶状態に切り換え、サーボモータ１２１の回転を停止する。
【００５５】
次いで、クレーン等でつり上げたワーク６１１の側面を各ノーズピース１１２に磁着させることによってワーク６１１を概略位置にセットする。
【００５６】
その後、後述する芯出し方法を実行しないときには、コントロールパネルはディスクブレーキ１０９からディスク板１０８を開放させる。
【００５７】
この保持装置１００によれば、中空軸１０６の回転中心から放射状に拡がった１２本の放射直線の各々を中心として回転する送りねじ１１４と、送りねじ１１４を回転させるサーボモータ１２１とを備え、各ノーズピース１１２は、送りねじ１１４の回転を放射直線方向の移動に変換するナット１１６を有するので、サーボモータ１２１を回転させることによってノーズピース１１２を移動することができ、もって各ノーズピース１１２の移動において、作業者の手によるボルトの締結工程を必要なくすことができる。その結果、作業効率を改善することができると共に、作業者がワーク６１１の近傍で作業する必要もなくすことができ、作業者の危険を排除することができる。
【００５８】
上述した保持装置１００によれば、サーボモータ１２１は、複数の送りねじ１１４を同時に回転させるので、１２個のノーズピース１１２を同時に移動することができ、もって１２個のノーズピース１１２の移動における作業時間を短縮することができる。
【００５９】
上述した保持装置１００によれば、中空軸１０６の中空部にボールベアリング１１８を介して支持され、サーボモータ１２１によって回転中心の回りで回転される軸１１９と、軸１１９の前端に結合された傘歯車１２２と、各送りねじ１１４の中空軸１０６の回転中心側端部に形成され、且つ該傘歯車１２２と直角に歯合する傘歯車１２３とを備えるので、軸１１９に伝達されたサーボモータ１２１の回転を各送りねじ１１４の各放射直線を中心とする回転に変更し、さらに、この回転をナット１１６によって各ノーズピース１１２の放射直線方向の移動に変換することができる。すなわち、１２個のノーズピース１１２の移動を１つのサーボモータ１２１で行うことができ、もって保持装置１００の大きさを縮小し、工場内における保持装置１００のレイアウトを容易にすることができると共に、１つのサーボモータ１２１を制御するだけで１２個のノーズピース１１２を移動を制御することができ、もってノーズピース１１２の移動を効率良く、且つ正確に行うことができる。
【００６０】
上述した保持装置１００によれば、軸１１９の前端に結合された傘歯車１２２と、各送りねじ１１４の中空軸１０６の回転中心側端部に形成された傘歯車１２３とは歯合し、その表面に雄ねじが螺刻された送りねじ１１４と、雌ねじ穴を形成されたナット１１６は螺合するので、サーボモータ１２１の回転を効率良くノーズピース１１２の移動に変換することができる。
【００６１】
さらに、ノーズピース１１２は、ワーク６１１を磁力によって吸着するので、ワーク６１１を簡便に脱着することができる。
【００６２】
上述したサーボモータ１２１と軸１１９の後端部との間には、回転力の伝達状態及び断絶状態を切り換える電磁クラッチが介在するので、ノーズピース１１２の移動の制御を容易にすることができる。
【００６３】
上述した保持装置１００において、ノーズピース１１２の数と送りねじ１１４の数は同じであるので、ナット１１６の構成を簡素にすることができると共に、ノーズピース１１２の移動を軽快に行うことができる。
【００６４】
上述した保持装置１００によれば、コントロールパネルは、作業者によって入力されたデータに基づいて、１２個のノーズピース１１２を、データに対応した位置まで移動させるので、ワーク６１１の径違いによるノーズピースの位置修正等の作業者の手作業による工程を完全に排除することができ、もって、より確実に作業効率を改善することができると共に、ワーク６１１の研削加工精度のバラツキを低減することができ、さらには、作業者の危険を排除することができる。
【００６５】
図３は、図１における線III−IIIに関する断面図である。
【００６６】
図３において、フロントシュー１０２はワーク６１１に当接するローラ３００と、ローラ３００を覆うブラケット３０１と、ブラケット３０１に嵌合され、２つのテーパベアリング３０２を介してローラ３００を回転支持するシャフト３０３と、ブラケット３０１に結合され、雌ねじが形成されたナット部（第２の回転変換手段）を有するタブテールスライド３０４と、ベース１０１に固定されたサーボモータ３０５（第３の回転手段）と、中空軸１０６の回転中心からの放射直線（第２の放射直線）に沿って配設された送りねじ３０６（第４の回転体）と、サーボモータ３０５と送りねじ３０６とを係合するカップリング３０７とからなる。
【００６７】
送りねじ３０６の表面には雄ねじが螺刻され、雌ねじが形成されたナット部を介してタブテールスライド３０４と螺合する。一方、タブテールスライド３０４は、ベース１０１からは遊離し、送りねじ３０６のみによって支持される。従って、送りねじ３０６が回転したとき、この回転はナット部によって放射直線方向の移動に変換され、これによりローラ３００は放射直線の方向へ移動する。
【００６８】
送りねじ３０６の中空軸１０６の回転中心とは反対の端部にはカップリング３０７を介してサーボモータ３０５が係合されるため、サーボモータ３０５の回転が、カップリング３０７を介して送りねじ３０６に伝達され、送りねじ３０６は放射直線を中心に回転し、この回転は上述したようにこの回転はナット部によってローラ３００の放射直線の方向の移動へ変換される。
【００６９】
図４は、図１における線IV−IVに関する断面図である。
【００７０】
図４において、リアシュー１０３はワーク６１１に当接するローラ１２４（図１）と、ローラ１２４を不図示のシャフト及びボールベアリングを介して回転支持するブラケット１２５（図１）と、ブラケット１２５に結合され、雌ねじが形成されたナット部（第２の回転変換手段）を有するタブテールスライド４００と、ベース１０１に固定されたサーボモータ４０１（第３の回転手段）と、中空軸１０６の回転中心からの放射直線に沿って配設された送りねじ４０２（第４の回転体）と、サーボモータ４０１の回転を送りねじ４０２に伝達するシザースギア４０３からなる。
【００７１】
送りねじ４０２の表面には雄ねじが螺刻され、雌ねじが形成されたナット部を介してタブテールスライド４００と螺合する。
一方、タブテールスライド４００は、ベース１０１からは遊離し、送りねじ４０２のみによって支持される。従って、送りねじ４０２が回転したとき、この回転はナット部によって放射直線方向の移動に変換され、これによりローラ１２４は放射直線の方向へ移動する。
【００７２】
送りねじ４０２の中空軸１０６の回転中心とは反対の端部にはシザースギア４０３を介してサーボモータ４０１が係合されるため、サーボモータ４０１の回転が、シザースギア４０３を介して送りねじ４０２に伝達され、送りねじ４０２は放射直線を中心に回転し、この回転は上述したようにこの回転はナット部によってローラ１２４の放射直線の方向の移動へ変換される。
【００７３】
以上のように、保持装置１００において、サーボモータ３０５，４０１を回転させるとローラ３００，１２４を放射直線の方向に移動させることができ、これにより、サーボモータ３０５，４０１の回転のみでワーク６１１の位置を微調整することができる。
【００７４】
次に、保持装置１００におけるワーク６１１の芯出し方法について説明する。
【００７５】
まず、作業者は不図示のコントロールパネルから保持装置１００にワーク６１１の中心位置のデータ（指令）を入力する。
【００７６】
該データを入力されたコントロールパネルは油圧クランプ１２６をタブテールスライド３０４に配設された不図示のクランプから開放させ、且つ油圧クランプ１２７をタブテールスライド４００に配設された不図示のクランプから開放させた後に、サーボモータ３０５，４０１を回転させる。
【００７７】
このサーボモータ３０５，４０１の回転は上述したようにローラ３００，１２４の放射直線方向への移動に変換され、ローラ３００，１２４の各々は、ワーク６１１を押動してその位置を微調整する。
【００７８】
ローラ３００，１２４の各々が入力されたデータに対応する位置（所定の位置）に到達したとき、サーボモータ３０５，４０１の回転を停止する。
【００７９】
次いで、コントロールパネルは油圧クランプ１２６及び油圧クランプ１２７をタブテールスライドのクランプに拘持させる。
【００８０】
尚、偏心量セット方法も上述した芯出し方法と同様の手順で行われるため、説明を省略する。
【００８１】
保持装置１００によれば、フロントシュー１０２は、中空軸１０６の回転中心からの放射直線に沿って配設された送りねじ３０６と、送りねじ３０６を回転させるサーボモータ３０５と、送りねじ３０６の回転を放射直線方向の押動に変換するナット部を有するタブテールスライド３０４と、ブラケット３０１等を介してタブテールスライド３０４に結合され、ワーク６１１に当接するローラ３００とを備える一方、リアシュー１０３は、中空軸１０６の回転中心からの放射直線に沿って配設された送りねじ４０２と、送りねじ４０２を回転させるサーボモータ４０１と、送りねじ４０２の回転を放射直線方向の押動に変換するナット部を有するタブテールスライド４００と、ブラケット１２５等を介してタブテールスライド４００に結合され、ワーク６１１に当接するローラ１２４とを備え、ローラ３００，１２４は押動によってワーク６１１の概略位置を所定の位置に微調整するので、ローラ３００，１２４の突出量の設定において、作業者の手によるボルトの締結工程やハンマによる微調整工程が必要なく、もって作業効率を改善することができると共に、作業者の習熟度に起因するワーク６１１の研削加工精度のバラツキを低減することができ、さらには、作業者がワーク６１１の近傍で作業する必要もなく、その結果、作業者の危険を排除することができる。
【００８２】
上述した保持装置１００によれば、表面に雄ねじが螺刻された送りねじ３０６，４０２と、タブテールスライド３０４，４００は、雌ねじが形成されたナット部を介して螺合するので、サーボモータ３０５，４０１によって回転される送りねじ３０６，４０２の回転を効率良くローラ３００，１２４の放射直線方向の移動に変換することができる。
【００８３】
上述した保持装置１００において、ローラ３００及びローラ１２４の移動方向は、互いに９０°乃至１８０°の任意の角度を成すようにしてもよい。これにより、ワーク６１１を安定して支持することができる。
【００８４】
上述した保持装置１００において、フロントシュー１０２及びリアシュー１０３は、ワーク６１１の非切削時には、ワーク６１１の環の中心を中空軸１０６の回転中心に対して所定の偏心量だけ偏心させてもよい。これにより、ワーク６１１の偏心量の調整を容易にすることができる。
【００８５】
尚、ワーク６１１の位置バラツキが大きいときは、フロントシュー１０２及びリアシュー１０３によってワーク６１１の位置を現物合わせとすることによって正確にワーク６１１の位置を設定することができる。
【００８６】
上述した保持装置１００によれば、コントロールパネルは、ワーク６１１の径及び所定の偏心量に関するデータに基づいて、ローラ３００，１２４を、ワーク６１１の径及び所定の偏心量に対応した位置に配設するので、ワーク６１１の径違い及び偏心量違いによるローラ３００，１２４の突出量の設定等の作業者の手作業による工程を完全に排除することができ、より確実に作業効率を改善することができると共に、作業者の習熟度に起因するワーク６１１の研削加工精度のバラツキを低減することができ、さらには、作業者がワーク６１１の近傍で作業する必要もなく、その結果、作業者の危険を排除することができる。
【００８７】
上述した保持装置１００におけるノーズピース１１２は、磁力によってワーク６１１を磁着するものとしたが、ワーク６１１の吸着方法は他のものでも良く、例えば真空吸着等であってもよい。
【００８８】
上述した保持装置１００におけるシューとして、フロントシュー１０２及びリアシュー１０３の２つによって構成される例について説明したが、シューの数はこれに限られず３つ以上であってもよい。
【００８９】
上述した保持装置１００において、各送りねじ１１４を回転させる駆動源としては、１つのサーボモータ１２１に限られず、例えば、各送りねじ１１４毎に小型のサーボモータが設けられ、これらのサーボモータがコントロールパネルからのデータに基づいて協動するものでもよく、また、サーボ弁とアクチュエータとからなるものであってもよい。
【００９０】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、請求項１記載の被加工物の保持装置によれば、回転中心から放射状に拡がる第１の放射直線を中心として回転する複数の第２の回転体と、複数の第２の回転体を同時に回転させる第２の回転手段とを備え、吸着手段は、第２の回転体の回転を第１の放射直線方向の移動に変換する第１の回転変換手段を有するので、複数のノーズピースの各々の移動において、作業者の手によるボルトの締結工程が必要なく、もって作業効率を改善することができると共に、作業者がワークの近傍で作業する必要もなく、その結果、作業者の危険を排除することができる。また、第２の回転手段は、複数の第２の回転体を同時に回転するので、複数のノーズピースを同時に移動することができ、もって複数のノーズピースの各々の移動における作業時間を短縮できる。さらに、第１の回転体は、回転中心の回りで回転する中空の主軸部を有し、被加工物の保持装置は、主軸部の中空に配置され、第２の回転手段によって回転中心の回りで回転する第３の回転体と、第３の回転体及び複数の第２の回転体との間に介在し、該第３の回転体の回転中心の回りの回転を、第２の回転体の第１の放射直線を中心とする回転に変更する回転変更手段とを備えるので、サーボモータを１つにすることができ、もって保持装置の大きさを縮小することができ、これにより工場内における保持装置のレイアウトを容易にすることができると共に、１つのサーボモータを制御することによって複数のノーズピースを移動することができ、もってノーズピースの移動を効率良く、且つ正確に行うことができる。
【００９３】
請求項２記載の被加工物の保持装置によれば、第２の回転体は、その表面にねじ山が螺刻された送りねじからなり、第３の回転体は、複数の転動体を介して主軸部の中空の内壁が支持する軸からなり、第２の回転手段は、軸の後端部に係合するサーボモータからなり、第１の回転変換手段は、送りねじのねじ山と螺合するナットからなり、回転変更手段は、軸の先端部に結合される傘歯車と、送りねじの回転中心側の端部に結合される他の傘歯車とからなるので、サーボモータの回転を効率良くノーズピースの移動に変換することができ、また、吸着手段は、被加工物を磁力によって吸着するノーズピースからなるので、ワークを簡便に脱着することができ、さらに、第２の回転手段と軸の後端部との間には、回転力の伝達及び断絶を切り換える電磁クラッチが介在するので、ノーズピースの移動の制御を容易にすることができ、加えて、ノーズピースの数と送りねじの数は同じであるので、第１の回転変換手段であるナットの構成を簡素にすることができると共に、ノーズピースの移動を軽快に行うことができる。
【００９４】
請求項３記載の被加工物の保持装置によれば、回転中心から放射状に拡がる第２の放射直線を中心として回転する第４の回転体と、第４の回転体を回転させる第３の回転手段と、被加工物に当接する当接部及び第４の回転体の回転を第２の放射直線方向の押動に変換する第２の回転変換手段を有する微調整手段とを備え、当接部は押動によって被加工物の概略位置を所定の位置に微調整するので、当接部の突出量の設定において、作業者の手によるボルトの締結工程やハンマによる微調整工程が必要なく、もって作業効率を改善することができると共に、作業者の習熟度に起因するワークの研削加工精度のバラツキを低減することができ、さらには、作業者がワークの近傍で作業する必要もなく、その結果、作業者の危険を排除することができる。
【００９５】
請求項４記載の被加工物の保持装置によれば、第４の回転体は、その表面にねじ山が螺刻された他の送りねじからなり、第３の回転手段は、他の送りねじの回転中心側とは反対の端部にカップリング又はギヤを介して係合される他のサーボモータからなり、第２の回転変換手段は、他の送りねじのねじ山と螺合するナットからなり、微調整手段は、当接部と、第２の放射直線方向に移動可能なタブテールスライドとを有し、且つ当接部を介して被加工物を支持するシューからなり、当接部とナットとタブテールスライドは一体化されているので、他のサーボモータによって回転される他の送りねじの回転を効率良く一体化された当接部とナットとタブテールスライドとの移動に変換することができる。
【００９６】
請求項５記載の被加工物の保持装置によれば、シューは、フロントシュー及びリアシューからなり、フロントシュー及びリアシューの各タブテールスライドの移動方向は、互いに９０°乃至１８０°の角度をなすので、ワークを安定して支持することができ、フロントシュー及びリアシューは、被加工物の非切削時には、被加工物の環の中心を回転中心に対して所定の偏心量だけ偏心させるので、ワークの偏心量の調整を容易にすることができる。
【００９７】
請求項６記載の被加工物の保持装置によれば、第２の回転手段は、被加工物の径に対応した指令に基づいて、複数の吸着手段を、被加工物の径に対応した位置に配設するので、ワークの径違いによるノーズピースの位置修正等の作業者の手作業による工程を完全に排除することができ、もって請求項１記載の被加工物の保持装置の効果をより効果的に奏することができる。
【００９８】
請求項７記載の被加工物の保持装置によれば、第３の回転手段は、被加工物の径に対応した指令に基づいて、当接部を、被加工物の径に対応した位置に配設するので、ワークの径違いによる当接部の突出量の設定等の作業者の手作業による工程を完全に排除することができ、もって請求項５記載の被加工物の保持装置の効果をより効果的に奏することができる。
【００９９】
請求項８記載の被加工物の保持装置によれば、他のサーボモータは、被加工物の径及び所定の偏心量に対応した指令に基づいて、当接部を、被加工物の径及び所定の偏心量に対応した位置に配設するので、ワークの径違い及び偏心量違いによる当接部の突出量の設定等の作業者の手作業による工程を完全に排除することができ、もって請求項５記載の被加工物の保持装置の効果をさらに効果的に奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態に係る被加工物の保持装置の概略構成を示す正面図である。
【図２】図２は、図１における線II−IIに関する断面図である。
【図３】図１における線III−IIIに関する断面図である。
【図４】図１における線IV−IVに関する断面図である。
【図５】従来の外輪軌道表面研削用の心無研削盤の概略構成を示す図である。
【図６】図５における保持装置５０２の概略構成を示す正面図である。
【図７】図７は、図６における線Ｉ−Ｉに関する断面図である。
【符号の説明】
１００，５０２保持装置
１０１，６００ベース
１０２，６０１フロントシュー
１０３，６０２リアシュー
１０６中空軸
１１１，６０８マグネットチャック
１１２，６０９ノーズピース
１１４，３０６，４０２送りねじ
１１６ナット
１１９軸
１２１，３０５，４０１サーボモータ
１２２，１２３傘歯車
１２４，３００ローラ
３０４，４００タブテールスライド
６１１ワーク
６１２，６１３当接部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a workpiece holding device, and more particularly, to a large annular workpiece holding device.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a bearing constituted by an inner ring, an outer ring, and a plurality of spherical rolling elements interposed between the inner and outer rings is known. The raceway surfaces of the bearing inner ring and outer ring are ground by a centerless grinding machine for grinding the outer ring raceway surface shown in FIG. 5, a centerless grinding machine for grinding the inner ring raceway surface (not shown), and the like.
[0003]
For example, the outer ring raceway surface centerless grinding machine 500 in FIG. 5 has a holding device 502 capable of rotating and supporting the outer ring 501 in the clockwise direction in the drawing, and a rotation disposed on a rotation axis parallel to the rotation axis of the outer ring 501. A grindstone 503. The outer ring raceway surface centerless grinding machine 500 rotates the outer ring 501 in the clockwise direction in FIG._workAnd the surface of the track is rotated clockwise ω in the figure._spindleThe track surface of the outer ring 501 is ground by sending it to a rotating grindstone 503 that rotates at
[0004]
Among the bearings having the raceway surface ground by these centerless grinding machines, large-diameter bearings used for the pivot axis of the parabona antenna and the like are also included. This large-diameter bearing (hereinafter referred to as “large-diameter bearing”) has a large-diameter outer ring and inner ring (hereinafter referred to as “work”). The deviation of the workpiece at the time of grinding due to this is a concern.
[0005]
In order to eliminate this misalignment during grinding, it is conceivable to support the workpiece through a plurality of support means. In a conventional centerless grinding machine for large-diameter bearing grinding, the holding device serves as a support means for supporting the workpiece. A plurality of nose pieces capable of adsorbing a workpiece are provided.
[0006]
6 is a front view showing a schematic configuration of the holding device 502 in FIG. 5, and FIG. 7 is a cross-sectional view taken along a line II in FIG.
[0007]
6 and 7, the holding device 502 passes through the base 600, the front shoe 601 and the rear shoe 602 installed on the base 600, and the base 600, and is supported by the base 600 through a plurality of bearings 603. A shaft 604, a pulley 605 fitted to the rear end of the shaft 604, a flange 606 fitted to the front end of the shaft 604, a bracket 607 joined to the flange 606, and an annular inner peripheral surface Includes a magnet chuck 608 joined to the bracket 607 and a plurality of nose pieces 609 disposed on the front surface of the magnet chuck 608 at equal intervals along the circumferential direction.
[0008]
Further, a plurality of position adjusting bolt holes 610 are arranged in the direction from the center of the magnet chuck 608 to the location where each nose piece 609 is provided. By screwing a bolt (not shown) for fixing the nosepiece 609 into the position adjusting bolt hole 610 corresponding to the desired position, the nosepiece 609 can be disposed at the desired position.
[0009]
The front shoe 601 has an abutting portion 612, and the corresponding contacting portion 612 can slide (project) toward the center of the magnet chuck 608 and is set to a desired projecting amount by a bolt, and the rear shoe 602 also has an abutting portion 613. The corresponding contact portion 613 can also protrude toward the center of the magnet chuck 608 and is set to a desired protrusion amount by a bolt. In particular, when a small amount of protrusion is set, the protrusions of the contact portions 612 and 613 are finely adjusted by hitting with a hammer or the like.
[0010]
The plurality of nosepieces 609 magnetize the side surface of the work 611. The rotational force transmitted to the pulley 605 is transmitted to the magnetized work 611 via the shaft 604, the flange 606, the bracket 607, the magnet chuck 608, and the plurality of nose pieces 609. The work 611 is shown in FIG. Rotate around. At this time, the front shoe 601 and the rear shoe 602 support the outer peripheral surface of the work 611 so as to be rotatable in the clockwise direction in FIG. 6 via the contact portions 612 and 613, and the holding device 502 during the track surface grinding process. Prevent blurring.
[0011]
In general, since the grinding of the track surface of the workpiece 611 requires high machining accuracy, it is necessary to improve the positional accuracy of the workpiece 611 and the rotating grindstone 503 in the outer ring raceway surface centerless grinding machine 500. For this purpose, it is necessary to align the rotation center of the workpiece 611 in the holding device 502 with the rotation center of the shaft 604 (centering the workpiece 611).
[0012]
As a method for centering the work 611, first, each of the plurality of nose pieces 609 is moved to a position that matches the approximate diameter of the work 611, and the side surface of the work 611 is magnetically attached to the moved nose piece 609. While rotating the magnetized workpiece 611, the runout of the track surface or outer peripheral surface of the workpiece 611 is measured with a dial gauge or the like, and the contact portion 612 and / or the rear shoe 602 of the front shoe 601 is referenced with reference to the measured runout. A method of setting the protruding amount of the contact portion 613 is used.
[0013]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-described centering method, a bolt fastening process by the operator's hand occurs in each movement of the plurality of nose pieces 609, and the operator sets the protruding amount of the contact portions 612 and 613. There is a problem that work efficiency is very poor because a bolt fastening process by a hand and a fine adjustment process by a hammer occur.
[0014]
In addition, after the work 611 is magnetically attached, the contact portions 612 and 613 are brought into contact with the work 611, and the amount of protrusion of the contact portions 612 and 613 is set by fastening bolts or hammering. Since there are many processes by the operator's manual work, the accuracy of the eccentric amount is influenced by the skill level of the operator, and as a result, there is a problem that the grinding accuracy of the track surface of the work 611 varies.
[0015]
Furthermore, when setting the protrusion amounts of the contact portions 612 and 613, the operator needs to work in the vicinity of the workpiece 611 supported only by the magnetic force, and considering the possibility of the workpiece 611 falling, the above-described centering is required. There is also a problem that the method and the eccentric amount setting method involve the danger of the operator.
[0016]
An object of the present invention is to provide a workpiece holding device capable of improving work efficiency, eliminating the danger of an operator, and reducing variations in the grinding accuracy of the held workpiece. is there.
[0017]
[Means for Solving the Problems]
  In order to achieve the above object, a workpiece holding device according to claim 1 is a disk-shaped first rotating body that rotates around a rotation center together with a workpiece having an annular workpiece surface; A first rotating means for rotating the first rotating body; and a disk disposed on the first rotating body along the circumferential direction of the first rotating body, wherein the workpiece is moved to the first rotating body. In a holding device comprising a plurality of suction means for sucking at a general position with respect to the rotation center of the rotating body, the rotating body rotates around a first radiation straight line extending radially from the rotation centerpluralA second rotating body, andpluralThe second rotating bodyat the same timeA second rotating means for rotating, and the suction means has a first rotation converting means for converting the rotation of the second rotating body into a movement in the first radiation linear direction.The first rotating body has a hollow main shaft portion that rotates around the center of rotation, and the workpiece holding device is disposed in the hollow of the main shaft portion, and the second rotating means. Is interposed between the third rotating body rotating around the rotation center, the third rotating body and the plurality of second rotating bodies, and around the rotation center of the third rotating body. Rotation changing means for changing the rotation of the second rotation body around the first radiation straight line of the second rotating body.It is characterized by that.
[0018]
  According to the workpiece holding device according to claim 1, the workpiece rotates about the first radiation straight line extending radially from the center of rotation.pluralA second rotating body;pluralThe second rotating bodyat the same timeEach of the plurality of nose pieces has a first rotation converting means for converting rotation of the second rotating body into movement in the first radial direction. This eliminates the need for a bolt fastening process by the operator's hand, improving work efficiency and eliminating the need for the operator to work in the vicinity of the workpiece, thereby eliminating the operator's risk. can do.In addition, since the second rotating means rotates the plurality of second rotating bodies at the same time, the plurality of nose pieces can be moved at the same time, thereby reducing the work time for each movement of the plurality of nose pieces. Furthermore, the first rotating body has a hollow main shaft portion that rotates around the rotation center, and the workpiece holding device is disposed in the hollow of the main shaft portion, and is rotated around the rotation center by the second rotating means. The third rotating body rotating between the third rotating body and the plurality of second rotating bodies is rotated between the third rotating body and the second rotating body. Rotation changing means for changing the rotation around the first radiation straight line, the number of servo motors can be reduced to one, and the size of the holding device can be reduced. The holding device can be easily laid out, and a plurality of nose pieces can be moved by controlling one servo motor, so that the nose pieces can be moved efficiently and accurately. .
[0023]
  Claim2The workpiece holding device according to claim 1, wherein the first rotating body includes the main shaft portion and a magnet chuck coupled to a tip portion of the main shaft portion. The second rotating body includes a feed screw having a thread threaded on a surface thereof, and the third rotating body is a shaft supported by a hollow inner wall of the main shaft portion via a plurality of rolling elements. The first rotating means is composed of a motor or a belt engaged with the rear end portion of the main shaft portion, and the second rotating means is composed of a servo motor engaged with the rear end portion of the shaft. The suction means is composed of a nose piece that attracts the workpiece by magnetic force, the first rotation converting means is composed of a nut screwed with a thread of the feed screw, and the rotation changing means is A bevel gear coupled to the tip of the shaft and the feed An electromagnetic clutch that switches between transmission and disconnection of rotational force between the second rotating means and the rear end of the shaft. In addition, the number of the nose pieces and the number of the feed screws are the same.
[0024]
  Claim2According to the workpiece holding device described above, the second rotating body includes a feed screw having a thread threaded on the surface thereof, and the third rotating body is connected to the main shaft portion via the plurality of rolling elements. The second rotating means is a servo motor that engages the rear end of the shaft, and the first rotation converting means is a nut that engages with the thread of the feed screw. The rotation changing means is composed of a bevel gear coupled to the tip end portion of the shaft and another bevel gear coupled to the end portion on the rotation center side of the feed screw. It can be converted into a movement of the piece, and the adsorption means is composed of a nose piece that adsorbs the workpiece by magnetic force, so that the workpiece can be easily detached, and the second rotation means and the shaft Electromagnetic switching between the transmission and disconnection of rotational force between the rear end Since the latch is interposed, the movement of the nosepiece can be easily controlled. In addition, since the number of the nosepiece and the number of the feed screws are the same, the configuration of the nut serving as the first rotation converting means is reduced. It can be simplified and the nosepiece can be moved easily.
[0025]
  Claim3The workpiece holding device according to claim 1.Or 2In the workpiece holding device described above, a fourth rotating body that rotates around a second radiation line that radiates from the rotation center, and a third rotating means that rotates the fourth rotating body; A fine adjustment means having a contact part that contacts the workpiece and a second rotation conversion means for converting the rotation of the fourth rotating body into a pushing force in the second radial direction. The contact portion finely adjusts the approximate position of the workpiece to a predetermined position by the pushing operation.
[0026]
  Claim3According to the workpiece holding device described above, the fourth rotating body that rotates around the second radiation line that radiates from the center of rotation, the third rotating means that rotates the fourth rotating body, A contact portion that contacts the workpiece, and a fine adjustment unit that includes a second rotation converting unit that converts the rotation of the fourth rotating body into a second radial movement direction pushing force. Since the approximate position of the work piece is finely adjusted to a predetermined position by the movement, there is no need for a bolt fastening process by the operator's hand or a fine adjustment process by a hammer in setting the protruding amount of the contact portion, so that work efficiency is improved. In addition, it is possible to reduce variations in the grinding accuracy of the workpiece due to the level of proficiency of the operator, and further, the operator does not need to work in the vicinity of the workpiece. The danger of the person can be eliminated.
[0027]
  Claim4The workpiece holding device described in claim3In the workpiece holding device described above, the fourth rotating body includes another feed screw having a thread threaded on a surface thereof, and the third rotating means includes the other feed screw. The second rotation converting means is a nut that engages with a screw thread of the other feed screw. The second rotation converting means is composed of another servo motor that is engaged with the end opposite to the rotation center side via a coupling or gear. The fine adjustment means includes a contact portion and a tab tail slide that is movable in the second radial direction, and supports the workpiece via the contact portion. The contact portion, the nut, and the tab tail slide are integrated.
[0028]
  Claim4According to the workpiece holding device described above, the fourth rotating body is composed of another feed screw having a thread threaded on its surface, and the third rotating means is the center of rotation of the other feed screw. It consists of another servo motor that is engaged with the end opposite to the side via a coupling or gear, and the second rotation conversion means consists of a nut that engages with the thread of another feed screw. The adjusting means includes a contact portion and a tab tail slide that is movable in the second radial direction, and includes a shoe that supports the workpiece via the contact portion. Since the tab tail slide is integrated, the rotation of another feed screw rotated by another servo motor can be efficiently converted into the movement of the integrated contact portion, nut and tab tail slide. .
[0029]
  Claim5The workpiece holding device described in claim4In the workpiece holding device described above, the shoe includes a front shoe and a rear shoe, and the movement directions of the tab tail slides of the front shoe and the rear shoe form an angle of 90 ° to 180 ° with each other. The shoe and the rear shoe are characterized by decentering the center of the ring of the workpiece by a predetermined eccentric amount with respect to the rotation center when the workpiece is not cut.
[0030]
  Claim5According to the workpiece holding apparatus described above, the shoe is composed of a front shoe and a rear shoe, and the movement directions of the tab tail slides of the front shoe and the rear shoe make an angle of 90 ° to 180 ° with each other. The front shoe and the rear shoe can be supported stably, and when the workpiece is not cut, the center of the ring of the workpiece is eccentric by a predetermined eccentric amount with respect to the rotation center. Adjustment can be facilitated.
[0031]
  Claim6The workpiece holding device according to any one of claims 1 to5The workpiece holding device according to any one of the above, wherein the second rotating means is configured to move the plurality of suction means to the diameter of the workpiece based on a command corresponding to the diameter of the workpiece. It arrange | positions in the position corresponding to.
[0032]
  Claim6According to the workpiece holding apparatus described above, the second rotating means is arranged with a plurality of suction means at positions corresponding to the diameter of the workpiece based on a command corresponding to the diameter of the workpiece. Therefore, it is possible to completely eliminate the process by the operator's manual operation such as the position correction of the nose piece due to the difference in the diameter of the workpiece, and thus the effect of the workpiece holding device according to claim 1 can be more effectively achieved. Can play.
[0033]
  Claim7The workpiece holding device described in claim3Thru6In the workpiece holding device according to any one of the above, the third rotating means sets the contact portion to the diameter of the workpiece based on a command corresponding to the diameter of the workpiece. It arrange | positions in the corresponding position, It is characterized by the above-mentioned.
[0034]
  Claim7According to the workpiece holding device described above, the third rotating means arranges the contact portion at a position corresponding to the diameter of the workpiece based on a command corresponding to the diameter of the workpiece. Therefore, it is possible to completely eliminate the process by the operator's manual operation such as the setting of the protrusion amount of the contact portion due to the difference in the diameter of the workpiece, and thus the effect of the workpiece holding device according to claim 5 is more effective. Can be played.
[0035]
  Claim8The workpiece holding device described in claim4Or5In the workpiece holding device described above, the other servo motor may be configured such that the abutting portion is connected to the diameter of the workpiece and a predetermined diameter based on a command corresponding to the diameter of the workpiece and a predetermined amount of eccentricity. It is arranged at a position corresponding to the amount of eccentricity.
[0036]
  Claim8According to the workpiece holding apparatus described above, the other servo motor may be configured such that the abutting portion is connected to the workpiece diameter and the predetermined eccentricity based on a command corresponding to the workpiece diameter and the predetermined eccentricity amount. Since it is disposed at a position corresponding to the amount, it is possible to completely eliminate the steps by the operator's manual operation such as setting the protruding amount of the contact portion due to the difference in workpiece diameter and eccentricity. The effect of the workpiece holding device described can be more effectively exhibited.
[0037]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a workpiece holding device according to an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0038]
1 is a front view showing a schematic configuration of a workpiece holding device according to an embodiment of the present invention, and FIG. 2 is a cross-sectional view taken along line II-II in FIG.
[0039]
In FIG. 1, a holding device 100 includes a base 101, a front shoe 102 (fine adjustment means) and a rear shoe 103 (fine adjustment means) installed on the base 101, two ball bearings 104, A hollow shaft 106 (main shaft portion) that is pivotally supported on the base 101 via two taper bearings 105 and has a hollow portion therein, a pulley 107 fitted to the rear end of the hollow shaft 106, and a pulley 107 A fixed disc plate 108, a disc brake 109 fixed to the base 101, a flange 110 fitted to the front end of the hollow shaft 106, and an annular magnet whose outer peripheral surface is joined to the flange 110 In the circumferential direction of the chuck 111 (first rotating body) and the magnet chuck 111 on the front surface of the magnet chuck 111 The twelve nosepieces 112 (suction means) are arranged along each of twelve radiation straight lines (first radiation straight lines) that are equally spaced and radially spread from the rotation center of the hollow shaft 106. ).
[0040]
The nosepiece 112 magnetically attaches the side surface of the workpiece 611 (workpiece) by the magnetic force, whereby the holding device 100 holds the workpiece 611 at a general position with respect to the rotation center of the hollow shaft 106.
[0041]
A rotational force transmitted by a belt (not shown) or a motor (first rotating means) interposed in the pulley 107 is transmitted to the magnet chuck 111 through the hollow shaft 106 and the flange 110, thereby the holding device 100. Rotates the work 611 around the rotation center of the hollow shaft 106.
[0042]
Inside the magnet chuck 111, hollow feed screw accommodating portions 113 corresponding to each of the 12 radiation straight lines are provided, and each of the feed screw accommodating portions 113 is a feed screw 114 (the first screw) that rotates about each radial straight line. 2 rotating bodies).
[0043]
Each feed screw 114 is threaded with a male screw on its surface, and each of the feed screws 114 is screwed with one nut 116 (first rotation converting means) in which a female screw hole is formed.
[0044]
On the other hand, on the front surface of the magnet chuck 111, a key groove 115 passing through the feed screw accommodating portion 113 and the front surface along each radial line is provided, and each nose piece 112 is connected via each nut 116 and the key groove 115. It is connected by two bolts 117.
[0045]
Therefore, when the feed screw 114 rotates, this rotation is converted into a radial movement by the nut 116, whereby the nosepiece 112 coupled to the nut 116 moves in the radial direction.
[0046]
The hollow shaft 106 passes through the hollow portion and accommodates a shaft 119 (third rotating body) supported by the inner wall of the hollow shaft 106 via four ball bearings 118. As a result, the shaft 119 rotates around the rotation center of the hollow shaft 106 independently of the hollow shaft 106.
[0047]
A servo motor 121 (second rotating means) is engaged with the rear end of the shaft 119 via an electromagnetic clutch 120, and the electromagnetic clutch 120 switches between a transmission state and a disconnection state of the rotational force from the servo motor 121 to the shaft 119. .
[0048]
Also, a bevel gear 122 (rotation changing means) is coupled to the front end of the shaft 119, while a bevel gear 123 (rotation changing means) is formed at the rotation center side end of the hollow shaft 106 of each feed screw 114, Since the bevel gear 122 and the bevel gear 123 mesh with each other at right angles, the rotation of the shaft 119 around the rotation center of the hollow shaft 106 is changed to rotation about each radial line of each feed screw 114.
[0049]
Accordingly, the rotation of the servo motor 121 is transmitted to the feed screw 114 via the electromagnetic clutch 120, the shaft 119, the bevel gear 122, and the bevel gear 123, and the feed screw 114 rotates about each radiation straight line, and further as described above. This rotation is converted into a movement in the radial direction by the nut 116, whereby the nose piece 112 coupled to the nut 116 moves in the radial direction. That is, when the servo motor 121 is rotated, the twelve nose pieces 112 can be moved simultaneously.
[0050]
Next, a method for setting the approximate position of the workpiece 611 in the holding device 100 will be described.
[0051]
First, the operator inputs data (commands) such as the product number and approximate diameter of the workpiece 611 to be held by the holding device 100 from a control panel (not shown).
[0052]
The control panel to which the data is input causes the disc brake 109 to hold the disc plate 108, switches the electromagnetic clutch 120 to the transmission state, and rotates the servo motor 121.
[0053]
The rotation of the servo motor 121 is converted into the movement of each nose piece 112 in the radial direction as described above, and each nose piece 112 moves along the key groove 115 on the front surface of the magnet chuck 111. At this time, since the disc plate 108 is held by the disc brake 109, the hollow shaft 106 does not rotate with the rotation of the shaft 119.
[0054]
When each nose piece 112 reaches a position corresponding to the input data, the control panel switches the electromagnetic clutch 120 to the disengaged state and stops the rotation of the servo motor 121.
[0055]
Next, the work 611 is set at an approximate position by magnetizing the side surfaces of the work 611 lifted by a crane or the like to each nose piece 112.
[0056]
Thereafter, when the centering method described later is not executed, the control panel releases the disc plate 108 from the disc brake 109.
[0057]
The holding device 100 includes the feed screw 114 that rotates around each of the 12 radiation straight lines radially extending from the rotation center of the hollow shaft 106, and the servo motor 121 that rotates the feed screw 114. Since the nosepiece 112 has a nut 116 that converts the rotation of the feed screw 114 into a radial movement, the nosepiece 112 can be moved by rotating the servo motor 121, and thus the movement of each nosepiece 112. Therefore, it is possible to eliminate the bolt fastening process by the operator's hand. As a result, it is possible to improve the work efficiency and to eliminate the need for the worker to work in the vicinity of the workpiece 611, thereby eliminating the worker's danger.
[0058]
According to the holding device 100 described above, since the servo motor 121 rotates the plurality of feed screws 114 simultaneously, the twelve nose pieces 112 can be moved at the same time. Time can be shortened.
[0059]
According to the holding device 100 described above, the shaft 119 supported by the hollow portion of the hollow shaft 106 via the ball bearing 118 and rotated around the rotation center by the servo motor 121, and the umbrella coupled to the front end of the shaft 119. The servo motor 121 transmitted to the shaft 119 is provided with the gear 122 and the bevel gear 123 formed at the rotation center side end portion of the hollow shaft 106 of each feed screw 114 and meshing at right angles with the bevel gear 122. Can be changed to a rotation around each radial line of each feed screw 114, and this rotation can be converted into a movement in the radial direction of each nosepiece 112 by the nut 116. In other words, the twelve nosepieces 112 can be moved by one servo motor 121, thereby reducing the size of the holding device 100 and facilitating the layout of the holding device 100 in the factory. The movement of the twelve nosepieces 112 can be controlled only by controlling one servomotor 121, and thus the movement of the nosepieces 112 can be performed efficiently and accurately.
[0060]
According to the holding device 100 described above, the bevel gear 122 coupled to the front end of the shaft 119 meshes with the bevel gear 123 formed at the rotation center side end portion of the hollow shaft 106 of each feed screw 114, Since the feed screw 114 having a male screw threaded on the surface and the nut 116 formed with the female screw hole are screwed together, the rotation of the servo motor 121 can be efficiently converted into the movement of the nose piece 112.
[0061]
Furthermore, since the nosepiece 112 attracts the work 611 by magnetic force, the work 611 can be easily detached.
[0062]
Since the electromagnetic clutch that switches between the transmission state and the disconnection state of the rotational force is interposed between the servo motor 121 and the rear end portion of the shaft 119 described above, the movement of the nosepiece 112 can be easily controlled.
[0063]
In the holding device 100 described above, since the number of the nose pieces 112 and the number of the feed screws 114 are the same, the configuration of the nut 116 can be simplified, and the nose piece 112 can be moved easily.
[0064]
According to the holding device 100 described above, the control panel moves the twelve nosepieces 112 to the position corresponding to the data based on the data input by the operator. It is possible to completely eliminate the manual process of the operator such as the position correction of the workpiece, thereby improving the work efficiency more reliably and reducing the variation in the grinding accuracy of the work 611. Furthermore, the danger of the operator can be eliminated.
[0065]
3 is a cross-sectional view taken along line III-III in FIG.
[0066]
In FIG. 3, the front shoe 102 includes a roller 300 that contacts the workpiece 611, a bracket 301 that covers the roller 300, a shaft 303 that is fitted to the bracket 301 and supports the roller 300 through two taper bearings 302, A tab tail slide 304 having a nut portion (second rotation converting means) coupled to the bracket 301 and having an internal thread, a servo motor 305 (third rotating means) fixed to the base 101, and the hollow shaft 106 A feed screw 306 (fourth rotating body) disposed along a radiation straight line (second radiation straight line) from the rotation center, and a coupling 307 that engages the servo motor 305 and the feed screw 306. Become.
[0067]
A male screw is threaded on the surface of the feed screw 306, and is screwed with the tab tail slide 304 via a nut portion on which the female screw is formed. On the other hand, the tab tail slide 304 is released from the base 101 and is supported only by the feed screw 306. Therefore, when the feed screw 306 rotates, this rotation is converted into a movement in the radial line direction by the nut portion, whereby the roller 300 moves in the radial line direction.
[0068]
Since the servo motor 305 is engaged with the end of the feed screw 306 opposite to the center of rotation of the hollow shaft 106 via the coupling 307, the rotation of the servo motor 305 is coupled with the feed screw 306 via the coupling 307. The feed screw 306 rotates around the radiation line, and this rotation is converted into movement of the roller 300 in the direction of the radiation line by the nut portion as described above.
[0069]
FIG. 4 is a cross-sectional view taken along line IV-IV in FIG.
[0070]
4, the rear shoe 103 is coupled to the roller 124 (FIG. 1) that contacts the work 611, a bracket 125 (FIG. 1) that rotatably supports the roller 124 via a shaft and a ball bearing (not shown), and the bracket 125. Tab tail slide 400 having a nut portion (second rotation converting means) formed with an internal thread, servo motor 401 (third rotating means) fixed to base 101, and radiation from the rotation center of hollow shaft 106 It consists of a feed screw 402 (fourth rotating body) arranged along a straight line and a scissor gear 403 that transmits the rotation of the servo motor 401 to the feed screw 402.
[0071]
A male screw is threaded on the surface of the feed screw 402 and is screwed to the tab tail slide 400 via a nut portion on which the female screw is formed.
On the other hand, the tab tail slide 400 is released from the base 101 and is supported only by the feed screw 402. Therefore, when the feed screw 402 rotates, this rotation is converted into a movement in the radial line direction by the nut portion, and thereby the roller 124 moves in the radial line direction.
[0072]
Since the servo motor 401 is engaged with the end of the feed screw 402 opposite to the rotation center of the hollow shaft 106 through the scissor gear 403, the rotation of the servo motor 401 is transmitted to the feed screw 402 through the scissor gear 403. Then, the feed screw 402 rotates around the radial line, and this rotation is converted into movement of the roller 124 in the direction of the radial line by the nut portion as described above.
[0073]
As described above, in the holding device 100, when the servo motors 305 and 401 are rotated, the rollers 300 and 124 can be moved in the direction of the radial line, whereby the workpiece 611 is rotated only by the rotation of the servo motors 305 and 401. The position can be finely adjusted.
[0074]
Next, a method for centering the workpiece 611 in the holding device 100 will be described.
[0075]
First, the operator inputs data (command) on the center position of the workpiece 611 to the holding device 100 from a control panel (not shown).
[0076]
The control panel to which the data is input releases the hydraulic clamp 126 from the clamp (not shown) arranged on the tab tail slide 304 and releases the hydraulic clamp 127 from the clamp (not shown) arranged on the tab tail slide 400. Then, the servo motors 305 and 401 are rotated.
[0077]
As described above, the rotation of the servo motors 305 and 401 is converted into the movement of the rollers 300 and 124 in the radial direction, and each of the rollers 300 and 124 pushes the work 611 to finely adjust its position.
[0078]
When each of the rollers 300 and 124 reaches a position (predetermined position) corresponding to the input data, the rotation of the servo motors 305 and 401 is stopped.
[0079]
The control panel then holds the hydraulic clamp 126 and the hydraulic clamp 127 to the tab tail slide clamp.
[0080]
Since the eccentricity setting method is performed in the same procedure as the above-described centering method, the description thereof is omitted.
[0081]
According to the holding device 100, the front shoe 102 includes a feed screw 306 disposed along a radial line from the rotation center of the hollow shaft 106, a servo motor 305 that rotates the feed screw 306, and a rotation of the feed screw 306. Is provided with a tab tail slide 304 having a nut portion that converts the radial movement into a radial linear push, and a roller 300 that is coupled to the tab tail slide 304 via the bracket 301 or the like and abuts against the work 611. A feed screw 402 disposed along a radial line from the rotation center of the hollow shaft 106, a servo motor 401 that rotates the feed screw 402, and a nut portion that converts the rotation of the feed screw 402 into a pushing force in the radial direction. The tab tail slide 400 having a tab and the tab tail slide 400 is coupled to the tab tail slide 400 via a bracket 125 or the like , And the rollers 300 and 124 finely adjust the approximate position of the work 611 to a predetermined position by pressing, so that the operator can set the protrusion amount of the rollers 300 and 124 by hand. This eliminates the need for a bolt fastening process and a fine adjustment process using a hammer, thereby improving work efficiency and reducing variations in the grinding accuracy of the workpiece 611 caused by the level of proficiency of the operator. The operator does not need to work near the workpiece 611, and as a result, the danger of the worker can be eliminated.
[0082]
According to the above-described holding device 100, the feed screws 306 and 402 having the male screw threaded on the surface and the tab tail slides 304 and 400 are screwed together via the nut portion on which the female screw is formed. , 401 can be efficiently converted into movement of the rollers 300, 124 in the radial direction.
[0083]
In the holding device 100 described above, the moving directions of the roller 300 and the roller 124 may form an arbitrary angle of 90 ° to 180 ° with respect to each other. Thereby, the workpiece | work 611 can be supported stably.
[0084]
In the holding device 100 described above, the front shoe 102 and the rear shoe 103 may decenter the center of the ring of the workpiece 611 by a predetermined eccentric amount with respect to the rotation center of the hollow shaft 106 when the workpiece 611 is not cut. Thereby, adjustment of the eccentric amount of the workpiece | work 611 can be made easy.
[0085]
When the position variation of the work 611 is large, the position of the work 611 can be accurately set by matching the position of the work 611 with the front shoe 102 and the rear shoe 103.
[0086]
According to the holding device 100 described above, the control panel arranges the rollers 300 and 124 at positions corresponding to the diameter of the work 611 and the predetermined eccentricity based on the data regarding the diameter of the work 611 and the predetermined eccentricity. Therefore, it is possible to completely eliminate the process by the operator's manual operation such as setting the protrusion amount of the rollers 300 and 124 due to the difference in the diameter of the work 611 and the difference in the amount of eccentricity, and the work efficiency can be improved more reliably. In addition, it is possible to reduce variations in the grinding accuracy of the workpiece 611 due to the level of proficiency of the operator, and further, it is not necessary for the operator to work near the workpiece 611. Can be eliminated.
[0087]
The nose piece 112 in the holding device 100 described above magnetically attaches the workpiece 611 by magnetic force, but the workpiece 611 may be adsorbed by another method, for example, vacuum adsorption.
[0088]
As an example of the shoe in the holding device 100 described above, an example constituted by two of the front shoe 102 and the rear shoe 103 has been described.
[0089]
In the above-described holding device 100, the drive source for rotating each feed screw 114 is not limited to one servo motor 121. For example, a small servo motor is provided for each feed screw 114, and these servo motors are controlled by the servo motor. It may cooperate based on data from the panel, or may comprise a servo valve and an actuator.
[0090]
【The invention's effect】
  As described above in detail, according to the workpiece holding device according to claim 1, the workpiece rotates about the first radiation straight line extending radially from the center of rotation.pluralA second rotating body;pluralThe second rotating bodyat the same timeEach of the plurality of nose pieces has a first rotation converting means for converting rotation of the second rotating body into movement in the first radial direction. This eliminates the need for a bolt fastening process by the operator's hand, improving work efficiency and eliminating the need for the operator to work in the vicinity of the workpiece, thereby eliminating the operator's risk. can do.In addition, since the second rotating means rotates the plurality of second rotating bodies at the same time, the plurality of nose pieces can be moved at the same time, thereby reducing the work time for each movement of the plurality of nose pieces. Furthermore, the first rotating body has a hollow main shaft portion that rotates around the rotation center, and the workpiece holding device is disposed in the hollow of the main shaft portion, and is rotated around the rotation center by the second rotating means. The third rotating body rotating between the third rotating body and the plurality of second rotating bodies is rotated between the third rotating body and the second rotating body. Rotation changing means for changing the rotation around the first radiation straight line, the number of servo motors can be reduced to one, and the size of the holding device can be reduced. The holding device can be easily laid out, and a plurality of nose pieces can be moved by controlling one servo motor, so that the nose pieces can be moved efficiently and accurately. .
[0093]
  Claim2According to the workpiece holding device described above, the second rotating body includes a feed screw having a thread threaded on the surface thereof, and the third rotating body is connected to the main shaft portion via the plurality of rolling elements. The second rotating means is a servo motor that engages the rear end of the shaft, and the first rotation converting means is a nut that engages with the thread of the feed screw. The rotation changing means is composed of a bevel gear coupled to the tip end portion of the shaft and another bevel gear coupled to the end portion on the rotation center side of the feed screw. It can be converted into a movement of the piece, and the adsorption means is composed of a nose piece that adsorbs the workpiece by magnetic force, so that the workpiece can be easily detached, and the second rotation means and the shaft Electromagnetic switching between the transmission and disconnection of rotational force between the rear end Since the latch is interposed, the movement of the nosepiece can be easily controlled. In addition, since the number of the nosepiece and the number of the feed screws are the same, the configuration of the nut serving as the first rotation converting means is reduced. It can be simplified and the nosepiece can be moved easily.
[0094]
  Claim3According to the workpiece holding device described above, the fourth rotating body that rotates around the second radiation line that radiates from the center of rotation, the third rotating means that rotates the fourth rotating body, A contact portion that contacts the workpiece, and a fine adjustment unit that includes a second rotation converting unit that converts the rotation of the fourth rotating body into a second radial movement direction pushing force. Since the approximate position of the work piece is finely adjusted to a predetermined position by the movement, there is no need for a bolt fastening process by the operator's hand or a fine adjustment process by a hammer in setting the protruding amount of the contact portion, so that work efficiency is improved. In addition, it is possible to reduce variations in the grinding accuracy of the workpiece due to the level of proficiency of the operator, and further, the operator does not need to work in the vicinity of the workpiece. The danger of the person can be eliminated.
[0095]
  Claim4According to the workpiece holding device described above, the fourth rotating body is composed of another feed screw having a thread threaded on its surface, and the third rotating means is the center of rotation of the other feed screw. It consists of another servo motor that is engaged with the end opposite to the side via a coupling or gear, and the second rotation conversion means consists of a nut that engages with the thread of another feed screw. The adjusting means includes a contact portion and a tab tail slide that is movable in the second radial direction, and includes a shoe that supports the workpiece via the contact portion. Since the tab tail slide is integrated, the rotation of another feed screw rotated by another servo motor can be efficiently converted into the movement of the integrated contact portion, nut and tab tail slide. .
[0096]
  Claim5According to the workpiece holding apparatus described above, the shoe is composed of a front shoe and a rear shoe, and the movement directions of the tab tail slides of the front shoe and the rear shoe make an angle of 90 ° to 180 ° with each other. The front shoe and the rear shoe can be supported stably, and when the workpiece is not cut, the center of the ring of the workpiece is eccentric by a predetermined eccentric amount with respect to the rotation center. Adjustment can be facilitated.
[0097]
  Claim6According to the workpiece holding apparatus described above, the second rotating means is arranged with a plurality of suction means at positions corresponding to the diameter of the workpiece based on a command corresponding to the diameter of the workpiece. Therefore, it is possible to completely eliminate the process by the operator's manual operation such as the position correction of the nose piece due to the difference in the diameter of the workpiece, and thus the effect of the workpiece holding device according to claim 1 can be more effectively achieved. Can play.
[0098]
  Claim7According to the workpiece holding device described above, the third rotating means arranges the contact portion at a position corresponding to the diameter of the workpiece based on a command corresponding to the diameter of the workpiece. Therefore, it is possible to completely eliminate the process by the operator's manual operation such as the setting of the protrusion amount of the contact portion due to the difference in the diameter of the workpiece, and thus the effect of the workpiece holding device according to claim 5 is more effective. Can be played.
[0099]
  Claim8According to the workpiece holding apparatus described above, the other servo motor may be configured such that the abutting portion is connected to the workpiece diameter and the predetermined eccentricity based on a command corresponding to the workpiece diameter and the predetermined eccentricity amount. Since it is disposed at a position corresponding to the amount, it is possible to completely eliminate the steps by the operator's manual operation such as setting the protruding amount of the contact portion due to the difference in workpiece diameter and eccentricity. The effect of the workpiece holding device described can be more effectively exhibited.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing a schematic configuration of a workpiece holding device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along line II-II in FIG.
3 is a cross-sectional view taken along line III-III in FIG.
4 is a cross-sectional view taken along line IV-IV in FIG.
FIG. 5 is a diagram showing a schematic configuration of a conventional centerless grinding machine for surface grinding of an outer ring raceway.
6 is a front view showing a schematic configuration of a holding device 502 in FIG. 5. FIG.
FIG. 7 is a cross-sectional view taken along line II in FIG.
[Explanation of symbols]
100,502 holding device
101,600 base
102,601 Front shoe
103,602 Rear shoe
106 hollow shaft
111,608 Magnet chuck
112,609 nosepiece
114,306,402 Lead screw
116 nut
119 axis
121,305,401 Servo motor
122,123 Bevel gear
124,300 rollers
304,400 Tab tail slide
611 Work
612,613 Contact part

Claims

A disk-shaped first rotating body that rotates around a rotation center together with a workpiece having an annular processing surface, first rotating means for rotating the first rotating body, and the first rotating body And a plurality of adsorbing means arranged along the circumferential direction of the first rotating body and adsorbing the workpiece to a general position relative to the rotation center of the first rotating body. In
A plurality of second rotating bodies that rotate about a first radiation line that radiates from the center of rotation; and a second rotating means that simultaneously rotates the plurality of second rotating bodies; may have a first rotation conversion means for converting the rotation of said second rotating member to movement of the first radial-line direction,
The first rotating body has a hollow main shaft portion that rotates around the rotation center, and the workpiece holding device is disposed in the hollow portion of the main shaft portion, and the second rotating means performs the A third rotating body that rotates around the rotation center, the third rotating body, and the plurality of second rotating bodies are interposed between the third rotating body and the third rotating body. And a rotation changing means for changing the rotation of the second rotating body around the first radiation straight line .

The first rotating body includes the main shaft portion and a magnet chuck coupled to the tip portion of the main shaft portion, and the second rotating body includes a feed screw having a thread threaded on the surface thereof. The third rotating body includes a shaft supported by a hollow inner wall of the main shaft portion via a plurality of rolling elements, and the first rotating means is a motor that engages with a rear end portion of the main shaft portion. Alternatively, the second rotating means is a servo motor that engages with the rear end of the shaft, and the suction means is a nose piece that sucks the workpiece by magnetic force. The rotation converting means comprises a nut screwed with the thread of the feed screw, and the rotation changing means comprises a bevel gear coupled to the tip of the shaft and an end of the feed screw on the rotation center side. And a second bevel gear coupled to the second rotation An electromagnetic clutch for switching transmission and disconnection of rotational force is interposed between the means and the rear end portion of the shaft, and the number of the nose pieces and the number of the feed screws are the same. Item 1. A workpiece holding device according to Item 1 .

A fourth rotating body that rotates around a second radiation line that radiates from the rotation center; a third rotating means that rotates the fourth rotating body; and a contact portion that contacts the workpiece. And fine adjustment means having second rotation conversion means for converting the rotation of the fourth rotating body into the pushing force in the second radiation linear direction, and the contact portion is moved by the pushing action. 3. The workpiece holding device according to claim 1, wherein the rough position of the workpiece is finely adjusted to a predetermined position.

The fourth rotating body includes another feed screw having a thread threaded on a surface thereof, and the third rotating means is disposed at an end opposite to the rotation center side of the other feed screw. It consists of another servo motor engaged through a coupling or a gear, the second rotation conversion means consists of a nut screwed with a thread of the other feed screw, and the fine adjustment means A contact portion and a tab tail slide movable in the second radial direction, and comprising a shoe for supporting the workpiece via the contact portion, the contact portion and the nut 4. The workpiece holding device according to claim 3 , wherein the tab tail slide is integrated.

The shoe includes a front shoe and a rear shoe, and the movement directions of the tab tail slides of the front shoe and the rear shoe are 90 ° to 180 ° with respect to each other. 5. The workpiece holding device according to claim 4 , wherein the center of the ring of the workpiece is decentered by a predetermined amount of eccentricity with respect to the rotation center during non-cutting.

2. The second rotating means, wherein the plurality of suction means are arranged at positions corresponding to the diameter of the workpiece based on a command corresponding to the diameter of the workpiece. The workpiece holding device according to any one of claims 5 to 5 .

The third rotating means, on the basis of the instruction corresponding to the diameter of the workpiece, the claims 3 to a contact portion, characterized in that arranged at a position corresponding to the diameter of the workpiece holding device of the workpiece according to any one of 6.

The other servo motor arranges the contact portion at a position corresponding to the diameter of the workpiece and a predetermined amount of eccentricity based on a command corresponding to the diameter of the workpiece and a predetermined amount of eccentricity. The workpiece holding device according to claim 4 or 5 , wherein the workpiece holding device is provided.