JP3990991B2 - 通信制御装置、通信制御方法及び通信制御プログラム - Google Patents
通信制御装置、通信制御方法及び通信制御プログラム Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信端末の制御に利用される通信制御装置、通信制御方法及び通信制御プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ノートパソコン等の移動端末がネットワークの切り換え(ハンドオーバ)をおこなうと、そのハンドオーバに伴って移動端末のIPアドレスが変わってしまうため、ハンドオーバ前のIPアドレス宛てにパケットを配信した場合、ハンドオーバ後の移動端末はそのパケットを受信できないという不具合があった。このような問題を解決する手段として、近年、Mobile−IP技術が提案されている。
【0003】
このMobile−IP技術(以下、「モバイルIP」と称す。)とは、移動端末に永続的なIPホームアドレスを付与し、移動端末がハンドオーバしても、そのIPホームアドレス宛てのパケットを移動端末に正しく配信する技術である。このモバイルIPには、移動端末のホームネットワークに接続されたルータである「ホームエージェント(HA)」と、ホームネットワーク以外のネットワーク(外部ネットワーク)に接続されたルータである「フォーリンエージェント(FA)」とが用いられる。そして、IPホームアドレスを付与された移動端末は、FAが接続された外部ネットワークにハンドオーバするタイミングで、自己の現在のネットワーク位置を示す気付アドレスをHAに送信して、その気付アドレス宛てにIPホームアドレス宛て(移動端末宛て)のパケットをHAから転送してもらう。それにより、移動端末がハンドオーバした場合であっても、移動端末は、ハンドオーバ前のIPアドレス宛てに配信されたパケットを受信することが可能となる。このようなモバイルIPに関する技術は、例えば、下記特許文献1及び特許文献2等に開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−341339号公報
【特許文献2】
特開2001−358776号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したモバイルIPは、通信端末のハンドオーバの際にシームレスに通信を維持する技術であるため、このモバイルIPに適用される通信端末には次のような課題が存在している。すなわち、ハンドオーバ前のネットワークの通信設定が、ハンドオーバ後のネットワークの通信設定に適用されるため、ネットワーク毎の細かな設定をすることができなかった。
【0006】
具体的に説明すると、各種ネットワークの料金体系は従量制と固定制に大別されるが、大容量データの受信(例えば、映像ストリーミング)をおこなっている最中にハンドオーバがおこなわれて、ユーザが利用しているネットワークが固定制から従量制に変わった場合には、ユーザは多額の料金を支払わなければならなくなる。
【0007】
また、多くの場合、ハンドオーバした際に通信に利用されるデバイスが変わるが、これらのデバイスはそれぞれ消費する電力が異なるため、電池残量が少ないときには消費電力の大きいデバイスの使用及びそのデバイスにより接続されるネットワークへのアクセスを控えることをユーザは希望する。
【0008】
それにもかかわらず従来の通信端末の通信制御装置においては、通信環境をユーザの多様なニーズに柔軟に応変させるということに対して、十分な考慮がなされていないという問題があった。
【0009】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、ユーザの要求に応じた通信環境を設定可能な通信制御装置、通信制御方法及び通信制御プログラムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る通信制御装置は、複数のネットワークと、各ネットワークの無線基地局を介して通信可能な通信端末を制御する通信制御装置であって、通信端末がネットワークとの通信に用いる各通信プロトコルに対応する通信の継続接続/切断が設定されたプロトコル設定情報が格納される格納手段と、無線基地局から、その無線基地局が接続されたネットワークへのハンドオーバが可能なことを示すレディ信号を受信する受信手段と、受信手段がレディ信号を受信すると、通信端末が使用中の通信プロトコルを検出する使用プロトコル検出手段と、格納手段に格納されたプロトコル設定情報に基づいて、使用プロトコル検出手段によって検出された通信プロトコルに対応する通信の継続接続/切断の制御をおこなう通信制御手段とを備える。
【0011】
この通信制御装置においては、無線基地局から送信されるレディ信号を受信手段が受信すると、使用プロトコル検出手段が、通信端末が使用中の通信プロトコルを検出する。そして、使用プロトコル検出手段が検出した通信プロトコルに対応する通信の制御が、通信制御手段により、格納手段に格納されたプロトコル設定情報に基づいておこなわれる。すなわち、予めユーザの希望する通信環境をプロトコル設定情報として格納手段に格納しておくことで、通信端末のハンドオーバがおこなわれた際に、そのプロトコル設定情報に従う通信環境の制御がおこなわれるため、ユーザの要求に応じた通信環境を設定することができる。
【0012】
また、ユーザにより入力される各ネットワークのプロトコル設定を受け付ける入力手段と、入力手段によって受け付けられたプロトコル設定に基づくプロトコル設定情報を、格納手段に登録又は上書登録する登録手段とをさらに備え、通信制御手段は、登録手段によって登録又は上書登録されたプロトコル設定情報に基づいて、継続接続/切断の制御をおこなうことが好ましい。この場合、ユーザは、入力手段にプロトコル設定を入力することで、適宜プロトコル設定情報の登録又は更新をおこなうことができる。
【0013】
また、受信手段がレディ信号を受信すると、ハンドオーバ可能なネットワークを識別するネットワーク識別手段をさらに備え、入力手段は、ユーザにより入力される各ネットワークについての使用/不使用が設定されたネットワーク設定をさらに受け付け、登録手段は、入力手段によって受け付けられたネットワーク設定に基づくネットワーク設定情報を、格納手段に登録又は上書登録し、通信制御手段がプロトコル設定情報に基づいて切断の制御をおこなう場合に、この通信制御手段は、格納手段に格納されたネットワーク設定情報に基づいて、ネットワーク識別手段によって識別されたネットワークが使用と設定されている場合には、使用プロトコル検出手段によって検出された通信プロトコルに対応する通信を継続接続することが好ましい。この場合、プロトコル設定情報に基づいて通信制御手段が切断する通信プロトコルであっても、ハンドオーバ先のネットワークを使用と設定しておくことで、特定のネットワーク(例えば、定額課金のネットワーク)に関してはその通信プロトコルに対応する通信の接続が維持される。
【0014】
また、入力手段が、ユーザにより入力される、各通信プロトコルによって通信端末にダウンロードされるファイルのファイル種毎に要/不要を示したファイル種設定を受け付け、登録手段は、入力手段によって受け付けられたファイル種設定に基づくファイル種設定情報を、格納手段に登録又は上書登録し、通信制御手段は、ファイルのファイル種を検出すると共に、格納手段に格納されたファイル種設定情報に基づき、検出したファイル種が要である場合にはファイルのダウンロードを継続し、検出したファイル種が不要である場合にはファイルのダウンロードを中止する制御をおこなうことが好ましい。この場合、ファイル種毎のダウンロード制御をおこなうことができるため、ユーザの要求する通信環境により柔軟に対応することができる。
【0015】
本発明に係る通信制御方法は、複数のネットワークと、各ネットワークの無線基地局を介して通信可能な通信端末を制御する通信制御装置に適用される通信制御方法であって、通信端末がネットワークとの通信に用いる各通信プロトコルに対応する通信の継続接続/切断が設定されたプロトコル設定情報が格納手段に格納されており、受信手段が、無線基地局から、その無線基地局が接続されたネットワークへのハンドオーバが可能なことを示すレディ信号を受信するステップと、使用プロトコル検出手段が、受信手段がレディ信号を受信すると、通信端末が使用中の通信プロトコルを検出するステップと、通信制御手段が、格納手段に格納されたプロトコル設定情報に基づいて、使用プロトコル検出手段によって検出されたプロトコル設定情報に対応する通信の継続接続/切断の制御をおこなうステップとを備える。
【0016】
この通信制御方法においては、無線基地局から送信されるレディ信号を受信手段が受信すると、使用プロトコル検出手段が、通信端末が使用中の通信プロトコルを検出する。そして、使用プロトコル検出手段が検出した通信プロトコルに対応する通信の制御が、通信制御手段により、格納手段に格納されたプロトコル設定情報に基づいておこなわれる。すなわち、予めユーザの希望する通信環境をプロトコル設定情報として格納手段に格納しておくことで、通信端末のハンドオーバがおこなわれた際に、そのプロトコル設定情報に従う通信環境の制御がおこなわれるため、ユーザの要求に応じた通信環境を設定することができる。
【0017】
本発明に係る通信制御プログラムは、コンピュータを、無線基地局が接続されたネットワークへのハンドオーバが可能なことを示すレディ信号をその無線基地局から受信する受信手段と、受信手段がレディ信号を受信すると、通信端末が使用中の通信プロトコルを検出する使用プロトコル検出手段と、格納手段に格納された、通信端末がネットワークとの通信に用いる各通信プロトコルに対応する通信の継続接続/切断が設定されたプロトコル設定情報に基づいて、使用プロトコル検出手段によって検出された通信プロトコルに対応する通信の継続接続/切断の制御をおこなう通信制御手段として機能させることを特徴とする。
【0018】
コンピュータを用いて上記通信制御プログラムを実行することで、無線基地局から送信されるレディ信号を受信手段が受信すると、使用プロトコル検出手段が、通信端末が使用中の通信プロトコルを検出する。そして、使用プロトコル検出手段が検出した通信プロトコルに対応する通信の制御が、通信制御手段により、格納手段に格納されたプロトコル設定情報に基づいておこなわれる。すなわち、予めユーザの希望する通信環境をプロトコル設定情報として格納手段に格納しておくことで、通信端末のハンドオーバがおこなわれた際に、そのプロトコル設定情報に従う通信環境の制御がおこなわれるため、ユーザの要求に応じた通信環境を設定することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明に係る通信制御装置、通信制御方法及び通信制御プログラムの好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、同一又は同等の要素については同一の符号を付し、説明が重複する場合にはその説明を省略する。
【0020】
図1に示すように、通信システム10は、インターネット(公衆IP網)NWに接続された、3つのフォーリンエージェント(FA1,FA2,FA3)20A,20B,20Cと、ホームエージェント(HA)30と、インターネットサービスプロバイダ(ISP)40とを備えて構成されている。
【0021】
3つのフォーリンエージェント20A,20B,20Cは一種のルータであり、このフォーリンエージェント20A,20B,20Cを介して、3種の外部ネットワークNW1,NW2,NW3がインターネットNWに接続されている。なお、ネットワークNW1は無線LAN通信網、ネットワークNW2は次世代携帯通信網(例えば、FOMA(NTTドコモの登録商標)網)、ネットワークNW3は簡易携帯電話(PHS)網である。
【0022】
外部ネットワークNW1,NW2,NW3のそれぞれには、ユーザの移動端末(通信端末)60が無線接続するための無線基地局(BS1,BS2,BS3)50A,50B,50Cが接続されている。移動端末60は、モバイルIP対応のノートパソコンであり、無線LANデバイス、FOMAデバイス及びPHSデバイスの3つの通信デバイス(図示せず)を備えると共に、後述の通信制御装置(図示せず)が内蔵されている。この移動端末60は、無線基地局50A,50B,50Cを切り換えて外部ネットワークNW1,NW2,NW3間をハンドオーバする際に、ホームエージェント30に対して気付アドレスを送信する。この気付アドレスは、移動端末60が外部ネットワークNW1,NW2,NW3間をハンドオーバした際に、フォーリンエージェント20A,20B,20Cから獲得するIPアドレスであり、このIPアドレスのネットワークプリフィクス部を参照することでそれぞれのネットワークNW1,NW2,NW3は互いに識別される。
【0023】
ホームエージェント30は、フォーリンエージェント20A,20B,20Cと同様に一種のルータであり、移動端末60に固有のIPホームアドレス宛てに送信されたパケットを受信して、外部ネットワークNW1,NW2,NW3に接続された移動端末60に転送する。転送する際、ホームエージェント30は移動端末60から受信した気付アドレスを利用する。
【0024】
インターネットNWに接続されたフォーリンエージェント20A,20B,20C及びホームエージェント30の協働によるモバイルIPによれば、移動端末60は、外部ネットワークNW1,NW2,NW3間をハンドオーバした際に、その外部ネットワークNW1,NW2,NW3のフォーリンエージェント20A,20B,20Cから気付アドレスを獲得すると共にその気付アドレスをホームエージェント30に通知し、IPホームアドレス宛てのデータをホームエージェント30に転送してもらうことで、移動端末60はそのデータをフォーリンエージェント20A,20B,20Cを介して受信することができる。
【0025】
ISP40は、Web閲覧や電子メール配信、ファイル交換サービスなどのネットワークサービスを、インターネットNW及びネットワークNW1,NW2,NW3を介して移動端末60に提供するサーバ装置である。すなわち、ISP40と移動端末60との間では、HTTPプロトコルなどの各種通信プロトコルによる通信がおこなわれる。
【0026】
次に、移動端末60に内蔵されている通信制御装置について、図2を参照しつつ説明する。
【0027】
図2に示すように、移動端末60には、無線基地局50Aとの通信が可能な無線LANデバイスD1(例えば、無線LANカード)、無線基地局50Bとの通信が可能なFOMAデバイスD2(例えば、FOMAカード)、無線基地局50Cとの通信が可能なPHSデバイスD3(例えば、PHSカード)の3つの通信デバイスD1,D2,D3が装着されていると共に、通信制御装置70が内蔵されている。また、移動端末60は、無線基地局50A,50B,50Cと移動端末60とで送受信される情報の一時的な格納部62を有している。
【0028】
通信制御装置70は、機能的な構成要素として格納手段(格納部)72、入力部(入力手段)74、登録部(登録手段)76、受信部(受信手段)78、使用プロトコル検出部(使用プロトコル検出手段)80、通信制御部(通信制御手段)82、ネットワーク識別部(ネットワーク識別手段)84とを備えている。なお、移動端末60及び通信制御装置70は、物理的な構成要素として、主にCPU(中央演算装置)、ハードディスクやメモリなどの格納装置、液晶ディスプレイなどの表示装置、データ送受信装置等を備え、共有している。
【0029】
格納部72には、3つのデータベース73A,73B,73Cが格納されている。データベース73Aには、図3に示すように、プロトコルD11、サービス種D12、ポート番号D13、設定D14の4つの項目が互いに関連付けられたプロトコル設定情報が格納されている。「HTTP」や「SMTP」で示されたプロトコルD11は、ネットワークNW1,NW2,NW3で使用される通信プロトコルの種類を示す情報である。「WEB閲覧」や「メール転送」で示されたサービス種D12は、プロトコルD11を用いてISP40から提供されるサービスの種類を示す情報である。ポート番号D13は、プロトコルD1と1対1で対応するポート番号を示した情報である。設定D14は、移動端末60ハンドオーバ時におけるプロトコルD11に対応する通信の制御の設定が示された項目であり、継続接続(○)と切断(×)のいずれかとなっている。図3の例によれば、SMTP、POP3、FTP及びHTTPSのプロトコルに対応する通信はハンドオーバしてもその通信接続を継続したままで、HTTP及びTelnetのプロトコルに対応する通信はハンドオーバ時に切断する設定となっている。
【0030】
また、データベース73Bには、図4に示すように、ネットワークD21、課金方法D22、課金方法による設定D23、切断バッテリ量D24、バッテリ量による設定D25の5つの項目が互いに関連づけられて格納されている。「NW1」や「NW2」で示されたネットワークD21は、移動端末60が通信をおこなうネットワークNW1,NW2,NW3の識別情報である。「定額」及び「従量」で示された課金方法D22は、ネットワークD21の各ネットワークの課金方法を示した情報であり、ユーザによって設定される。課金方法による設定D23は、課金方法D22をもとにユーザが設定した、ハンドオーバ時において移動端末60とネットワークD21のネットワークとの通信の制御の設定が示された項目であり、継続接続(○)と切断(×)のいずれかとなっている。なお、図4の例によれば、ネットワークNW1及びネットワークNW3にハンドオーバした場合はその通信接続を継続したままで、ネットワークNW2にハンドオーバした場合はその通信を切断する設定となっている。
【0031】
切断バッテリ量D24は、移動端末60とネットワークD21のネットワークとの通信の制御を、移動端末60のバッテリ量に基づいておこなう場合に、移動端末60のバッテリ量がどの割合以下になったときにおこなうかを示した数値情報であり、ユーザによって設定される。バッテリ量による設定D25は、ハンドオーバ時において移動端末60のバッテリ残量が切断バッテリ量以下である場合に、移動端末60とネットワークD21のネットワークとの通信を継続接続するか切断するかの設定を示す項目であり、継続接続(○)と切断(×)のいずれかとなっている。なお、この項目D25もユーザによって設定される。この図4の例によれば、移動端末60のバッテリ残量が30%以下の状態でハンドオーバがおこなわれた場合、ハンドオーバ先がネットワークNW1又はネットワークNW2の場合にはその通信を切断するし、ハンドオーバ先がネットワークNW3である場合にはその通信接続を継続する設定となっている。
【0032】
また、データベース73Cには、図5に示すように、ファイル種D31、拡張子D32、設定D33の3つの項目が互いに関連づけられた複数のファイル設定情報が、上述したデータベース73AのプロトコルD11毎に格納されている。なお、図5にはHTTPのプロトコルのファイル設定情報を示している。「プログラム」や「CAD」で示されたファイル種D31は、HTTPのプロトコルによってネットワークNW1,NW2,NW3から移動端末60の格納部62にダウンロードされるファイルの種別を示す情報である。「.exe」や「.xxx」で示された拡張子D32は、ファイル種D31固有の拡張子を示しており、この拡張子により上記ファイルの種別を識別することが可能である。設定D33は、移動端末60がハンドオーバする際に、HTTPのプロトコルによってダウンロードされているファイルの制御を設定した項目であり、この項目はユーザによって設定され、ダウンロード継続(○)とダウンロード中止(×)のいずれかとなっている。この図5の例によれば、HTTPのプロトコルによる通信がデータベース73Aで切断(×)となっている場合でも、CADファイル又はPDF(Portable Document Format)ファイルのダウンロードを継続する設定となっている。なお、本明細書において用いる「ファイル種」は、ファイル内に収められているデータの種類(プログラムデータやCADデータ等)によって分別されるファイルグループのグループ名を示している。
【0033】
入力部74は、ユーザによって入力されるプロトコル設定やネットワーク設定、ファイル種設定等の各種データを受け付ける部分である。ここで、プロトコル設定とは、上述したデータベース73Aの設定D14の項目の補充に要する情報である。また、ネットワーク設定とは、データベース73Bの課金方法による設定D23、切断バッテリ量D24、バッテリ量による設定D25の項目の補充に要する情報である。さらに、ファイル種設定とは、データベース73Cの設定D33の項目の補充に要する情報である。
【0034】
入力の際、図6〜図9に示した画面を移動端末60の表示装置に出力して、ユーザによるプロトコル設定、ネットワーク設定及びファイル種設定の入力を円滑にすることが好ましい。図6はプロトコル設定のための入力画面であり、ユーザが特定のプロトコルに対応するユーザ設定にチェックすることで、そのチェックに対応するようにデータベース73Aの設定D14の項目が補充される。図7はネットワーク設定のための入力画面であり、各ネットワークの課金方法(定額/従量)のチェック及び特定のネットワークに対応するユーザ設定のチェックをユーザがすることで、そのチェックに対応するようにデータベース73Bの課金方法D22及び課金方法による設定D23の項目が補充される。図8は、図7と同様にネットワーク設定のための入力画面であり、切断バッテリ量の数値入力によってデータベース73Bの切断バッテリ量D24の項目が補充され、各ネットワークそれぞれについての切断の設定(する/しないの選択)をすることで、その設定に対応するようにデータベース73Bのバッテリ量による設定D25の項目が補充される。図9は、ファイル種設定のための入力画面であり、ユーザが特定のファイル種に対応するユーザ設定にチェックすることで、そのチェックに対応するようにデータベース73Cの設定D33の項目が補充される。
【0035】
登録部76は、入力部74が受け付けたプロトコル設定をプロトコル設定情報としてデータベース73Aに登録し、入力部74が受け付けたネットワーク設定をネットワーク設定情報としてデータベース73Bに登録し、また入力部74が受け付けたファイル種設定をファイル種設定情報としてデータベース73Cに登録する。ここで「登録」とは、例えば、上述した入力画面のチェックボックスに基づいてデータベース73A,73B,73Cの各項目を補充する処理を示す。なお、データベース73A,73B,73Cの各項目がすでに補充されている場合には、登録部76は上書登録をおこなう。
【0036】
受信部78は、無線基地局50A,50B,50Cから無線通信で送信されるレディ信号を受信する。このレディ信号は、無線基地局50A,50B,50C、ホームエージェント30及びフォーリンエージェント20A,20B,20Cのいずれかから送信される信号であり、移動端末60と特定のネットワークNW1,NW2,NW3との間で通信が可能になったときに、そのネットワークNW1,NW2,NW3に接続された無線基地局50A,50B,50Cから移動端末60に送信される信号である。なお、受信部78は、適宜移動端末60の無線通信機能を利用してもよい。
【0037】
使用プロトコル検出部80は、受信部78がレディ信号を受信したときに、移動端末60が使用中のプロトコルを検出する。この使用プロトコル検出部80は、使用中のプロトコルを検出するために、移動端末60が受信しているパケット群のポート番号のモニタリングをおこなう。そして、そのパケット群から検出したポート番号に対応するプロトコルを、通信中のプロトコルとして検出する。なお、プロトコルとポート番号との対応付けの際に、データベース73AのプロトコルD11及びポート番号D13を参照してもよく、また、使用プロトコル検出部80に備えられたプロトコルD11及びポート番号D13と同様の参照テーブルを利用してもよい。なおモバイルIPにおいては、一般に、専用のクライアントソフトを経由して全てのIP通信がおこなわれる。したがって、このクライアントソフトにより、TCP/IPのトランスポート層の識別をおこなうことができるため、プロトコルをポートの使用状況から識別することが可能である。
【0038】
通信制御部82は、ファイルダウンロードを含む移動端末60の通信の接続継続/切断の制御をおこなう。具体的には、通信制御部82は、使用中のプロトコルに対応する通信の継続接続/切断、ダウンロード中ファイルのダウンロード継続/中止の制御をおこなう。この接続継続/切断の制御は、格納部72に格納された3つのデータベース73A,73B,73C、すなわちプロトコル設定情報、ネットワーク設定情報及びファイル種設定情報に基づく。
【0039】
より具体的に説明すると、通信制御部82は、データベース73Aを参照して、使用プロトコル検出部80で検出されたプロトコルの設定D14を確認し、その設定D14に従ってそのプロトコルに対応する通信の制御をおこなう。また、通信制御部82は、データベース73Bを参照して、ネットワーク識別部84で識別されたネットワークの課金方法D22及び課金方法による設定D23を確認し、それらの項目D22,D23に従って、そのネットワークと移動端末60との通信の制御をおこなう。さらに、通信制御部82は、移動端末60のバッテリ残量を検出した後、データベース73Bを参照して切断バッテリ量D24及びバッテリ量による設定D25を確認し、それらの項目D24,D25に従ってネットワーク識別部84で識別されたネットワークと移動端末60との通信の制御をおこなう。また、通信制御部82は、上述の通信の制御を実行する前に、移動端末60の格納部62にダウンロード中のファイルのファイル種を検出し、データベース73Cを参照して設定D33を確認し、この設定D33に従ってダウンロード中のファイルのダウンロード制御をおこなう。
【0040】
なお、通信の接続継続/切断の制御及びダウンロード制御は、上述したクライアントソフトによりおこなうことが好ましい。適宜、これらの制御を通信デバイスD1,D2,D3のオン/オフ制御でおこなうことも可能である。また、通信制御部82は、通信の切断の制御及びダウンロード中止の制御をおこなう際、移動端末60のディスプレイに確認メッセージ(例えば、「切断してもよろしいですか?」等)を表示し、ユーザの了承を得た後にこれらの制御をおこなうようにしてもよい。
【0041】
ネットワーク識別部84は、受信部78がレディ信号を受信したときに、移動端末60と通信可能となったネットワークNW1,NW2,NW3を識別する。より具体的には、例えば、移動端末60がネットワークNW1と通信中であって、ネットワークNW2の無線基地局50Bからレディ信号を受信した場合に、ネットワークNW2を識別する。ネットワーク識別部84は、移動端末60に装着されている通信デバイスD1,D2,D3の稼動状況に基づいて、この識別をおこなう。すなわち、例えば、レディ信号を受信した通信デバイスがFOMAデバイスD2である場合には、ネットワーク識別部84はFOMA網のネットワークNW2と識別する。
【0042】
次に、上述した通信制御装置70を用いて、移動端末60のハンドオーバ時にこの移動端末60の通信を制御する方法について、図10及び図11を参照しつつ説明する。なお、移動端末60がネットワークNW1からネットワークNW2にハンドオーバする場合を例に説明する。
【0043】
予めユーザの入力部74への入力によって、格納部72にはデータベース73A,73B,73Cが格納されている。このユーザ入力の手順は、図10のフロー図に示すように、入力部74にプロトコル設定、ネットワーク設定及びファイル種設定がユーザによって入力されると(S10)、プロトコル設定をプロトコル設定情報としてデータベース73Aに、ネットワーク設定をネットワーク設定情報としてデータベース73Bに、ファイル種設定をファイル種設定情報としてデータベース73Cに登録(又は上書登録)するというものである。
【0044】
図11のフロー図に示すように、ネットワークNW1との通信をおこなっている移動端末60が、ネットワークNW2との通信可能な状態となると、無線基地局50Bから送信されるレディ信号を受信部78が受信する(S20)。受信部78がレディ信号を受信すると、使用プロトコル検出部80は、移動端末60が使用中のプロトコル(例えば、HTTP)を検出する(S22)。そして、通信制御部82が、検出されたプロトコルの設定をデータベース73Aで確認し(S24)、「継続接続(○)」となっている場合には、移動端末60のバッテリ量による設定をデータベース73Bで確認する(S26)。
【0045】
通信制御部82のデータベース73Aによる確認(S24)で、「切断(×)」となっている場合には、ネットワーク識別部84によってハンドオーバ先のネットワークNW2が識別された後(S28)、識別されたネットワークの課金方法による設定を通信制御部82がデータベース73Bで確認する(S30)。そして、ハンドオーバ先のネットワークNW2の課金方法による設定が「継続接続(○)」である場合には、上述のバッテリ量による設定の確認を通信制御部82がおこなう(S26)。このバッテリ量による設定の確認がおこなわれて、移動端末60のバッテリ残量が切断バッテリ量D24以上である場合、若しくはバッテリ量による設定D25が「継続接続(○)」である場合には、使用プロトコル検出部80が検出したHTTPプロトコルによる通信の継続接続をおこなう。ただし、通信制御部82は、移動端末60の格納部62にダウンロード中のファイルのファイル種をデータベース73Cで確認して、設定D33が「ダウンロード中止(×)」の設定になっているファイル種のファイルに関しては、HTTPプロトコルの通信によるものであってもそのダウンロードを中止する(S32)。
【0046】
ハンドオーバ先のネットワークNW2の課金方法による設定が確認されて(S30)その設定が「切断(×)」である場合、及び、通信制御部82のバッテリ量による設定の確認がおこなわれて(S26)移動端末60のバッテリ残量が切断バッテリ量D24以下である場合であってデータベース73Bのバッテリ量による設定D25が「切断(×)」である場合には、使用プロトコル検出部80が検出したHTTPプロトコルによる通信を切断する。ただし、通信制御部82は、移動端末60の格納部62にダウンロード中のファイルのファイル種をデータベース73Cで確認して、設定D33が「ダウンロード継続(○)」の設定になっているファイル種のファイルに関しては、HTTPプロトコルの通信によるものであってもそのダウンロードを継続する(S34)。
【0047】
以上詳細に説明したように、この通信制御装置70においては、プロトコル設定情報として、予めユーザの希望する通信環境を格納部72に格納しておくことで、移動端末60のハンドオーバがおこなわれた際に、そのプロトコル設定情報に従う通信環境の制御がおこなわれるため、ユーザの要求に応じた通信環境を設定することができる。また、ユーザの希望する通信環境としてネットワーク設定情報を用いることにより、プロトコル設定情報のみに基づいた場合には切断されるプロトコルであっても、ユーザが設定した特定のネットワーク(例えば、定額課金のネットワーク)に関してはそのプロトコルに対応する通信の接続が維持されるため、ユーザの要求に応じたより細かな通信環境を設定することができる。さらに、ユーザの希望する通信環境としてファイル種設定情報を用いることにより、通信制御装置70は、各プロトコル毎の制御及び各ネットワーク毎の制御だけでなく、ファイルの種類によるダウンロード(通信)の制御も可能となり、ユーザの要求に応じたさらに細かな通信環境を設定することができる。
【0048】
最後に、本発明の実施形態に係る通信制御プログラムについて説明する。この通信制御プログラムは、適宜、磁気ディスク、光ディスク、CD−ROM、コンピュータに内蔵されるメモリ等の記録媒体に格納され、またネットワークを介して端末装置に提供される。
【0049】
図12は、本発明の実施形態にかかる通信制御プログラム100の構成図である。通信制御プログラム100は、図12に示すように、処理を統括するメインモジュール102と、無線基地局50A,50B,50Cからのレディ信号を受信する受信モジュール104と、移動端末60が使用中のプロトコルを検出する使用プロトコル検出モジュール106と、検出されたプロトコルに対応する通信の制御をおこなう通信制御モジュール108とを備えて構成される。
【0050】
ここで、通信制御プログラム100をコンピュータを用いて実行させ、受信モジュール104、使用プロトコル検出モジュール106、通信制御モジュール108のそれぞれを動作させることによって実現する機能は、上記通信制御装置70の受信部78、使用プロトコル検出部80、通信制御部82のそれぞれの機能と同様である。
【0051】
本発明の実施形態に係る通信制御プログラム100においては、予めユーザの希望する通信環境を、上述したプロトコル設定情報の形式で準備しておくことで移動端末60のハンドオーバがおこなわれた際に、そのプロトコル設定情報に従う通信環境の制御がおこなわれるため、ユーザの要求に応じた通信環境が設定される。
【0052】
【発明の効果】
本発明によれば、ユーザの要求に応じた通信環境を設定可能な通信制御装置、通信制御方法及び通信制御プログラムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る通信システムの概略構成図である。
【図2】図1の通信端末の通信制御装置を示したシステム構成図である。
【図3】図2のデータベースの構成を示した図である。
【図4】図2のデータベースの構成を示した図である。
【図5】図2のデータベースの構成を示した図である。
【図6】プロトコル設定の入力画面の一例を示した図である。
【図7】ネットワーク設定の入力画面の一例を示した図である。
【図8】ネットワーク設定の入力画面の一例を示した図である。
【図9】ファイル種設定の入力画面の一例を示した図である。
【図10】ユーザ設定の手順を示したフロー図である。
【図11】ユーザ設定に基づいて、通信制御装置による通信の制御がおこなわれる手順を示したフロー図である。
【図12】本発明の実施形態に係る記録媒体を示した図である。
【符号の説明】
50A,50B,50C…無線基地局、60…移動端末、62…格納部、70…通信制御装置、72…格納部、73A,73B,73C…データベース、74…入力部、76…登録部、78…受信部、80…使用プロトコル検出部、82…通信制御部、84…ネットワーク識別部、100…通信制御プログラム、NW1,NW2,NW3…ネットワーク。
Claims (6)
- 複数のネットワークと、前記各ネットワークの無線基地局を介して通信可能な通信端末を制御する通信制御装置であって、
前記通信端末が前記ネットワークとの通信に用いる各通信プロトコルに対応する通信の継続接続/切断が設定されたプロトコル設定情報が格納される格納手段と、
前記無線基地局から、その無線基地局が接続された前記ネットワークへのハンドオーバが可能なことを示すレディ信号を受信する受信手段と、
前記受信手段が前記レディ信号を受信すると、前記通信端末が使用中の前記通信プロトコルを検出する使用プロトコル検出手段と、
前記格納手段に格納された前記プロトコル設定情報に基づいて、前記使用プロトコル検出手段によって検出された前記通信プロトコルに対応する通信の継続接続/切断の制御をおこなう通信制御手段とを備える、通信制御装置。 - ユーザにより入力される前記各ネットワークのプロトコル設定を受け付ける入力手段と、
前記入力手段によって受け付けられた前記プロトコル設定に基づくプロトコル設定情報を、前記格納手段に登録又は上書登録する登録手段とをさらに備え、
前記通信制御手段は、前記登録手段によって登録又は上書登録された前記プロトコル設定情報に基づいて、前記継続接続/切断の制御をおこなう、請求項1に記載の通信制御装置。 - 前記受信手段が前記レディ信号を受信すると、ハンドオーバ可能な前記ネットワークを識別するネットワーク識別手段をさらに備え、
前記入力手段は、前記ユーザにより入力される前記各ネットワークについての使用/不使用が設定されたネットワーク設定をさらに受け付け、
前記登録手段は、前記入力手段によって受け付けられた前記ネットワーク設定に基づくネットワーク設定情報を、前記格納手段に登録又は上書登録し、
前記通信制御手段が前記プロトコル設定情報に基づいて切断の制御をおこなう場合に、この通信制御手段は、前記格納手段に格納された前記ネットワーク設定情報に基づいて、前記ネットワーク識別手段によって識別された前記ネットワークが使用と設定されている場合には、前記使用プロトコル検出手段によって検出された前記通信プロトコルに対応する通信を継続接続する、請求項2に記載の通信制御装置。 - 前記入力手段は、前記ユーザにより入力される、前記各通信プロトコルによって前記通信端末にダウンロードされるファイルのファイル種毎に要/不要を示したファイル種設定を受け付け、
前記登録手段は、前記入力手段によって受け付けられた前記ファイル種設定に基づくファイル種設定情報を、前記格納手段に登録又は上書登録し、
前記通信制御手段は、前記ファイルのファイル種を検出すると共に、前記格納手段に格納された前記ファイル種設定情報に基づき、検出した前記ファイル種が要である場合には前記ファイルのダウンロードを継続し、検出した前記ファイル種が不要である場合には前記ファイルのダウンロードを中止する制御をおこなう、請求項2又は3に記載 の通信制御装置。 - 複数のネットワークと、前記各ネットワークの無線基地局を介して通信可能な通信端末を制御する通信制御装置に適用される通信制御方法であって、
前記通信端末が前記ネットワークとの通信に用いる各通信プロトコルに対応する通信の継続接続/切断が設定されたプロトコル設定情報が格納手段に格納されており、
受信手段が、前記無線基地局から、その無線基地局が接続された前記ネットワークへのハンドオーバが可能なことを示すレディ信号を受信するステップと、
使用プロトコル検出手段が、前記受信手段が前記レディ信号を受信すると、前記通信端末が使用中の前記通信プロトコルを検出するステップと、
通信制御手段が、前記格納手段に格納された前記プロトコル設定情報に基づいて、前記使用プロトコル検出手段によって検出された前記プロトコル設定情報に対応する通信の継続接続/切断の制御をおこなうステップとを備える、通信制御方法。 - コンピュータを、
無線基地局が接続されたネットワークへのハンドオーバが可能なことを示すレディ信号をその無線基地局から受信する受信手段と、
前記受信手段が前記レディ信号を受信すると、前記通信端末が使用中の通信プロトコルを検出する使用プロトコル検出手段と、
格納手段に格納された、前記通信端末が前記ネットワークとの通信に用いる前記各通信プロトコルに対応する通信の継続接続/切断が設定されたプロトコル設定情報に基づいて、前記使用プロトコル検出手段によって検出された前記通信プロトコルに対応する通信の継続接続/切断の制御をおこなう通信制御手段として機能させるための通信制御プログラム。
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