JP3988535B2

JP3988535B2 - Glass break sensor

Info

Publication number: JP3988535B2
Application number: JP2002158077A
Authority: JP
Inventors: 究柴田; 秀夫森; 禎茂坂井
Original assignee: Matsushita Electric Works Ltd
Current assignee: Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date: 2002-05-30
Filing date: 2002-05-30
Publication date: 2007-10-10
Anticipated expiration: 2022-05-30
Also published as: JP2004005057A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内外を仕切るガラス板に取り付けられガラス板の破壊を検知するガラス破壊センサに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来から、窓ガラスやガラス扉など室内外を仕切るガラス板に取り付けられ、室内に侵入しようとする者（以下、侵入者）がガラス板を破壊したときにこれを検知して音や光によって報知する防犯用のガラス破壊センサが提供されている。この種のガラス破壊センサは、一般に、ガラス板に取り付けられガラス板の破壊を検知するセンサ部と、ガラス板が破壊されたことをセンサ部が検知したことを報知する報知部とを別体に備えている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来のガラス破壊センサではセンサ部と報知部とが分離して配置され、しかも報知部はガラス板が破壊されるまでは動作しないものであって、侵入者に対する威嚇効果が十分ではないから、夜間などでは侵入者はガラス破壊センサの存在に気づかずにガラス板を破壊してしまうことがある。
【０００４】
本発明は上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、ガラス板が破壊される前に侵入者を威嚇することができるガラス破壊センサを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
請求項１の発明は、建物において室内外を仕切るガラス板に取りつけられるハウジングと、電源としての電池と、前記ハウジングにそれぞれ取りつけられた発光素子およびブザーと、前記ハウジングに収納され前記ガラス板の振動を電圧信号に変換する圧電素子と、前記圧電素子の出力信号のうち前記ガラス板の破壊に関わる周波数成分を通過させるフィルタ回路と、前記ガラス板が破壊されない範囲で設定された予報閾値よりも前記フィルタ回路の出力信号の振幅が大きければ予備警報信号を出力し前記予報閾値よりも大きく設定された本報閾値よりも前記フィルタ回路の出力信号の振幅が大きければ本警報信号を出力する比較回路と、前記予備警報信号に呼応して前記発光素子を発光させる予備警報駆動回路と、前記本警報信号に呼応して前記発光素子と前記ブザーとのうち少なくとも前記ブザーを駆動する本警報駆動回路と、前記電池の電圧を監視し前記電池の寿命を検出する電圧閾値よりも前記電池の電圧が低下すると寿命報知信号を出力する電圧監視回路と、前記寿命報知信号に呼応して前記発光素子と前記ブザーとの一方を駆動する寿命報知駆動回路と、前記フィルタ回路を通さずに前記圧電素子と前記比較回路とを接続するテストモードを選択可能な切換スイッチとを備えることを特徴とする。
【０００６】
請求項２の発明は、請求項１の発明において、前記圧電素子において表裏の各面にはそれぞれ電極が設けられ、前記ハウジングには、導電材料からなり前記圧電素子の一方の前記電極が重なるように設けられた電極部と、前記電極部から引き出され前記圧電素子から離れる方向へ延びた引き出し部とが設けられていることを特徴とする。
【０００７】
請求項３の発明は、請求項２の発明において、前記電極部と前記引き出し部とは導電性の両面粘着テープからなり、前記圧電素子は前記両面粘着テープにより前記ハウジングに貼着され、前記両面粘着テープは一部が前記圧電素子の前記電極と前記ハウジングとに挟まれて前記電極部として機能し、一部が前記ハウジングと前記圧電素子との間から突出して前記引き出し部として機能することを特徴とする。
【０００８】
請求項４の発明は、請求項２の発明において、前記ハウジングの少なくとも一部は導電材料からなり前記電極部および前記引き出し部として機能することを特徴とする。
【００１０】
請求項５の発明は、請求項１の発明において、前記ハウジングにおいて、前記ガラス板に対向する面と前記ガラス板に対向する面の反対側面とには前記発光素子の光を通す報知窓がそれぞれ設けられていることを特徴とする。
【００１１】
請求項６の発明は、請求項１の発明において、前記ガラス板は水平面に交差し、前記ハウジングにおいて上部と両側部とに跨った部分には前記ガラス板との間に溝を形成する誘導部が設けられていることを特徴とする。
【００１２】
請求項７の発明は、請求項１の発明において、前記ハウジングは前記ガラス板に取りつけられるボディと前記ボディに結合されるカバーとからなり、前記ブザーは前記ボディと前記カバーとによって挟持されることを特徴とする。
【００１３】
請求項８の発明は、請求項１の発明において、前記電池が出し入れされる電池着脱口が前記ハウジングにおいて前記ガラス板の反対側を向く面に設けられていることを特徴とする。
【００１５】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【００１６】
（実施形態１）
本実施形態におけるガラス破壊センサは、図２に示すように、建物において部屋を仕切るガラス板に取りつけられる矩形箱状のハウジング１を備える。ハウジング１は、両面粘着シートＴによってガラス板に固定されるボディ６と、ボディ６と同程度の大きさであってボディ６に結合するカバー７とからなる。
【００１７】
ボディ６は、図３に示すように、ガラス板に対向する矩形平板状の後板６１と後板６１の周縁の全周にわたって後板６１の表裏の一方側へ突設された周壁６２とからなる。周壁６２の先部には内周側における後板６１からの高さ寸法を外周側における後板６１からの高さ寸法よりも小さくする段差が設けられている。後板６１において１つの角の近傍には環状のブザー保持凸部６３が周壁６２と同じ側へ突設されている。後板６１においてブザー保持凸部６３に囲まれた部分には、ガラス板の振動を電圧信号に変換する圧電素子２が取りつけられ、ブザー保持凸部６３と周壁６２との間には、圧電素子２の出力を処理する回路が実装された回路基板３と、電源用のコイン型の電池Ｂとが収納されている。回路基板３には、電池Ｂの正極および負極の電極に接触する電池用電極３２ａ、３２ｂが設けられ、さらに、発光素子としての発光ダイオード４と、電源のオンオフを手動で切り換える切換スイッチ３１とが実装されている。また、図４に示すように、後板６１においてブザー５が固定される位置には圧電素子固定窪み６４が設けられ、圧電素子固定窪み６４が設けられた位置の反対側面には円形状に突出した凸部６５が設けられている。
【００１８】
カバー７は、図５に示すようにボディ６の後板６１と略同じ大きさの矩形平板状の前板７１と、前板７１の周縁の全周にわたって前板７１の表裏の一方側へ突設された周壁７２とを備える。周壁７２の先部には内周側における前板７１からの高さ寸法を外周側における前板７１からの高さ寸法よりも大きくする段差が設けられている。前板７１においてボディ６のブザー保持凸部６３に対応する位置には環状のブザー保持片７６が周壁７２と同じ側へ突設され、ブザー保持片７６によって囲まれた位置には音孔７５が貫設されている。また、前板７１には、円形状の電池着脱口７３が貫設されている。電池着脱口７３は図６に示すように円形板状の電池蓋７４によって閉塞される。電池着脱口７３の内周と電池蓋７４の周縁とにはそれぞれネジ溝７３ａ，７４ａが形成されていて、互いのネジ溝７３ａ，７４ａが螺合することによって電池蓋７４は電池着脱口７３に固定される。電池蓋７４および電池Ｂはガラス板Ｇに交差する方向に着脱することができるから、ハウジング１をガラス板Ｇのどこに固定しても、ガラス板Ｇの周囲の窓枠や壁などが邪魔になることがなく、電池Ｂの交換が容易である。
【００１９】
カバー７の周壁７２の先部がボディ６の周壁６２の先部に囲まれた位置に嵌まることによってボディ６とカバー７とは結合されている。ここにおいてボディ６の周壁６２とカバー７の周壁７２との間には発光ダイオード露出口１１とスイッチ用開口１３とが形成される。発光ダイオード４の発光部の一部は発光ダイオード露出口１１から露出し、切換スイッチ３１を操作するハンドル３１ａはスイッチ用開口１３から露出する。
【００２０】
また、ハウジング１には図７に示すようにブザー５が収納されている。ブザー５は圧電ブザーであって、円形平板状の圧電ブザー本体５１と、圧電ブザー本体５１よりも直径が大きな円形平板状であって一方の面の中央部に圧電ブザー本体５１が取りつけられた振動板５２とを備える。ブザー５は振動板５２を音孔７５に向けた形で振動板５２の周部がブザー保持凸部６３とブザー保持片７６とに挟持されることによって固定され、回路基板３と電気的に接続されている。ここで、ブザー５を固定するために接着剤を用いると、接着剤の付着状況によってブザー５の音量や音質などの特性にばらつきが生じるが、本実施形態においてはブザー５はボディ６とカバー７とに挟持されることによって固定されているので、ブザー５を固定するために接着剤を用いる場合に比べてブザー５の特性のばらつきを抑えることができる。また、接着剤を用いないため、そのコストを低減することができる。
【００２１】
圧電素子２は図８に示すように円形平板状の圧電セラミックであって表裏の両面にそれぞれ電極２１が形成されている。図９に示すように、圧電素子２は、一方の電極２１をボディ６に向けて、導電性の両面粘着テープである導電テープ８によってボディ６の後板６１に貼着されている。導電テープ８は、後板６１の内面側への圧電素子２の投影を含む円形状であって圧電素子２の一方の電極２１が重ねられた円形部８１と、円形部８１の円の外側へ突出した引き出し部８２とからなる。すなわち円形部８１において電極２１と重なる部位が電極部として機能する。圧電素子２において導電テープ８から離れた側の電極２１と、導電テープ８の引き出し部８２とは、それぞれ電線９を介して回路基板３と電気的に接続されている。引き出し部８２に接続された電線９の先部は、引き出し部８２に貼着された導板９１に半田付けされている。圧電素子２の一方の電極２１が導電テープ８を介して後板６１に固定されているので、ガラス板Ｇの振動が効率良く圧電素子２に伝わる。
【００２２】
ここで、表裏に電極２１を有し一方の面がハウジング１に固定される圧電素子２において、圧電素子２のハウジング１の内面へ向けられる側（以下、裏側）の電極２１をハウジング１の内面から離れた側（以下、表側）へ引き出すために、図１０に示すように圧電素子２の裏側の電極２１から側面へ延長され圧電素子２の表側の面の端部まで至る折り返し電極部２２を設ける技術が知られている。しかし、折り返し電極部２２を設けると、折り返し電極部２２と表側の電極２１との短絡を防ぐために表側の電極２１を狭くする必要がある。電極２１の面積が減少すると、圧電素子２の出力が小さくなることにより感度の低下に繋がる。さらに、圧電素子２の表裏の面の周縁において折り返し電極部２２が断線することを防ぐために面取り加工をする必要があり、かつ折り返し電極部２２を形成する際に位置決めの精度が必要であるためコスト増大を招く。一方、本実施形態によれば、圧電素子２の裏側の電極２１は導電テープ８を介して回路基板３と接続されているから、折り返し電極部２２を設ける必要がなく、かつ導電テープ８によって裏側の電極２１の引き出しと圧電素子２の固定とが同時にされるから、圧電素子２の固定と半田付け等の電気的接続とを別々に行う場合に比べてコストを低減することができる。
【００２３】
回路基板３には、図１に示すように、ガラス板Ｇの破壊に関わる周波数が通過しノイズが除去される程度にカットオフ周波数が設定されたハイパスフィルタ３３と、ハイパスフィルタ３３の出力を増幅するアンプ３４とが実装されている。ガラス板Ｇの破壊に関わる周波数とは、例えばガラス板Ｇが破壊されるときの振動に特有の周波数である２００ｋＨｚ程度の周波数である。アンプ３４の出力は、予備警報比較回路３５ａと本警報比較回路３５ｂとにそれぞれ入力される。本警報比較回路３５ｂは、アンプ３４の出力を包絡線検波し、図１２に示すようにアンプ３４の出力の振幅が本報閾値Ｌ２よりも大きい間は本警報信号を出力する。本報閾値Ｌ２は、ガラス板が破壊されたときに本警報信号が出力されるように設定されている。本警報比較回路３５ｂには本報タイマ３６ｂが接続されていて、本報タイマ３６ｂは本警報信号が入力されてから１分間、出力をＨレベルとする。予備警報比較回路３５ａは、アンプ３４の出力を包絡線検波し、図１１に示すように予め設定された予報閾値Ｌ１よりもアンプ３４の出力の振幅が大きい間は予備警報信号を出力する。予報閾値Ｌ１は、本報閾値Ｌ２よりも小さい範囲で風などによる振動では予備警報信号が出力されないように設定されている。予備警報比較回路３５ａには予報タイマ３６ａが接続されている。予報タイマ３６ａは予備警報信号が入力されてから１秒間、出力をＨレベルとし、この間は新たな予備警報信号の入力を受けつけない。
【００２４】
また、回路基板３には、発光ダイオード４を発光させる発光ダイオード駆動回路３７と、ブザー５を鳴動させるブザー駆動回路３８とが実装されている。ブザー駆動回路３８は、本報タイマ３６ｂの出力がＨレベルとなっている１分の間、ブザー５に０．５秒間鳴動させて０．５秒間停止させることを繰り返す。ブザー５が発する音は、例えば周波数を２〜５ｋＨｚとし、ブザー５から１ｍ離れた位置における音圧レベルを８５ｄＢとする。発光ダイオード駆動回路３７は、予報タイマ３６ａの出力がＨレベルとなっている１秒の間には、発光ダイオード４を点滅させ、本報タイマ３６ｂの出力がＨレベルとなっている１分の間には、発光ダイオード４を１秒間点滅させて１秒間消灯させることを繰り返す。すなわちハイパスフィルタ３３とアンプ３４とがフィルタ回路として機能し、予備警報比較回路３５ａと本警報比較回路３５ｂとが比較回路として機能する。また、予報タイマ３６ａと、発光ダイオード駆動回路３７とが予備警報駆動回路として機能し、本報タイマ３６ｂと、ブザー駆動回路３８と、発光ダイオード駆動回路３７とが本警報駆動回路として機能する。
【００２５】
さらに、回路基板３には、電池Ｂの電圧を監視する電圧監視回路３９が設けられている。電圧監視回路３９は、電池Ｂの寿命を検出する電圧閾値よりも電池Ｂの電圧が低くなったとき、寿命報知信号をブザー駆動回路３８に入力する。ブザー駆動回路３８は、寿命報知信号に呼応して５０ミリ秒の間ブザー５に鳴動させ、続く５０ミリ秒の間ブザー５を停止させることを繰り返す。つまりブザー駆動回路３８が寿命報知駆動回路として機能する。上記構成により、電池交換時期を使用者に知らせることができ、かつガラス板Ｇの振動を報知する際にも用いられるブザー５を用いるので、音や光を発する部品を新たに追加する必要がない。
【００２６】
切換スイッチ３１は、ハイパスフィルタ３３とアンプ３４とに並列に接続されていて、電源スイッチとしてオンオフが選択できるとともに、ハイパスフィルタ３３とアンプ３４とを通さずに圧電素子２の出力を予備比較回路３５ａおよび本比較回路３５ｂに入力する経路を形成するテストモードを選択できる。ガラス破壊センサの動作を確認する際は、テストモードを選択してからハウジング１を振動させることによってガラス板が破壊されたときと同様の動作をさせることが容易にできる。
【００２７】
上記構成によれば、ガラス板Ｇが破壊されない程度に設定された予報閾値Ｌ１よりもアンプ３４の出力の振幅が大きい場合に発光ダイオード４が点滅するので、侵入者がガラス板Ｇを破壊する以前に、例えばドライバーをガラス板Ｇと桟の間に挿入するなどの予備動作を行うときに、ガラス板Ｇが破壊されない程度の振動をガラス板Ｇに加えた段階で発光ダイオード４が点滅することにより、侵入者を威嚇することができ、侵入者はここでガラス破壊センサの存在に気づいて破壊行為を中止することがあるからガラス板Ｇが破壊される被害を減らすことができる。
【００２８】
また、ガラス板Ｇに固定されるハウジング１にすべての部品が取りつけられているので、ガラス板Ｇの破壊を検知する装置とガラス板Ｇが破壊されたことを音や光によって報知する装置とを別体に設ける場合に比べて扱いが容易である。
【００２９】
（実施形態２）
本実施形態におけるボディ６は金属からなる。圧電素子２は図１３に示すように導電テープ８ではなく導電性の接着剤によってボディ６の後板６１に接着され、さらにボディ６は他の位置において回路基板３と電気的に接続されている。その他の構成は実施形態１と同様である。
【００３０】
上記構成によれば、ボディ６において回路基板３と接続する位置を自由に選択することができるので、圧電素子２の裏側の電極２１と回路基板３とを接続する電線９を実施形態１よりも少なくしてコストを低減することができる。
【００３１】
（実施形態３）
本実施形態のハウジング１のうち、発光ダイオード露出口１１の周囲においてガラス板Ｇに対向する面とその反対側面とに跨った部分は、図１４に示すように発光ダイオード４の光を透過させる材料からなる報知窓１２によって構成されている。その他の構成は実施形態１と同様である。
【００３２】
上記構成によれば、発光ダイオード４の光を透過させる報知窓１２がハウジング１においてガラス板Ｇに対向する面とその反対側面とに跨っているので、ガラス板Ｇによって仕切られた室の内外の両方から、実施形態１に比べて発光ダイオード４の光をよりはっきりと見ることができる。
【００３３】
（実施形態４）
本実施形態において、図１５に示すようにボディ６の周壁６２においてハウジング１の外側に位置する面には後板６１から離れる方向へ向かってハウジング１の外側へ傾斜した傾斜面が形成され、カバー７の前板７１は図１６に示すようにボディ６の後板６１よりも大きく形成されている。水平面に交差するガラス板Ｇにハウジング１が固定された状態において、周壁６２とガラス板Ｇとの間にはボディ６の上部と両側部とに跨った溝が形成される。つまりボディ６の周壁６２が誘導部として機能する。その他の構成は、実施形態１と同様である。
【００３４】
ここで、建物に用いられるガラス板Ｇにおいては、結露等によって水滴が生じることがあり、この水滴がハウジング１の内側に浸入すると故障の原因になるおそれがある。しかし、上記構成によれば、水滴は周壁６２とガラス板Ｇとの間に形成された溝を流れるからボディ６とカバー７との継ぎ目や音孔７５に達することはない。つまり水滴のハウジング１の内部への浸入を防ぐことができる。
【００３５】
なお、ガラス板Ｇに固定された状態において下側に位置する周壁６２には傾斜面を設けなくとも同様の効果が得られる。
【００３６】
【発明の効果】
請求項１の発明は、ガラス板の振動を電圧信号に変換する圧電素子と、圧電素子の出力信号のうちガラス板の破壊に関わる周波数成分を通過させるフィルタ回路とを備え、フィルタ回路の出力の振幅が、ガラス板が割れない範囲で設定した予報閾値よりも大きい場合にも発光素子が点灯するので、侵入者がガラス板を破壊する以前にガラス板が破壊されない程度の振動をガラス板に加えた段階で発光素子が点灯して侵入者を威嚇することができ、ここで侵入者がガラス破壊センサの存在に気づいて破壊行為を中止することがあるからガラス板が破壊される被害を抑えることができる。また、圧電素子が収納されたハウジングに発光素子とブザーとが取りつけられているので、圧電素子が収納されたハウジングと別体のハウジングにブザーおよび発光素子を取りつける場合に比べて取扱いが容易である。さらに、電池の電圧を監視し電池の寿命が分かるように予め定められた電圧閾値よりも電池の電圧が低下すると寿命報知信号を出力する電圧監視回路と、寿命報知信号に呼応して発光素子とブザーとの一方を駆動する寿命報知駆動回路を備えるから、電池交換時期をユーザに知らせることができ、かつ発光素子およびブザーはガラス板の振動を報知するものを用いることができるから、発光素子やブザーを新たに追加する必要がない。また、圧電素子と比較回路との間にフィルタ回路を挟まない経路が形成されるテストモードを選択可能な切換スイッチを備えるから、テストモードを選択してからハウジングに振動を加えるだけで容易に動作を確認することができる。
【００３７】
請求項２の発明は、圧電素子の表裏の各面にそれぞれ電極が設けられ、ハウジングには、導電材料からなり圧電素子の一方の電極が重なるように設けられた電極部と、電極部から引き出され圧電素子から離れる方向へ延びた引き出し部とが設けられているので、ハウジングの内面に対向する電極の一部を圧電素子の表面に沿って反対側の面まで延長する場合に比べて製造が容易である。
【００３８】
請求項３の発明は、圧電素子が導電性の両面粘着テープによってハウジングに貼着され、両面粘着テープが電極部および引き出し部として機能し、つまりハウジングに対向する電極の引き出しと圧電素子の固定とが同時に達成されるから、電極の引き出しと圧電素子の固定とを別々に行う場合に比べてコストを低減することができる。また、接着剤を用いることがないため、コストを低減させることができる。
【００３９】
請求項４の発明は、ハウジングの少なくとも一部は導電材料からなり電極部および引き出し部として機能するから、ハウジングに新たに電極部を設ける必要がなく、したがってハウジングと別途に電極部を設ける場合に比べてコストを低減することができる。
【００４１】
請求項５の発明は、ハウジングにおいて、ガラス板に対向する面とガラス板に対向する面の反対側面とには発光素子の光を通す報知窓がそれぞれ設けられているから、ガラス板で仕切られた空間の内外から発光素子の光を報知窓を通して見ることができ、したがって報知窓を設けない場合に比べて発光素子の光が見やすくなる。
【００４２】
請求項６の発明は、ハウジングにおいて上部と両側部とに跨った部分にはガラス板との間に溝を形成する誘導部が設けられているから、結露等によって生じた水滴がガラス板を伝ってハウジングに達しても、水滴は誘導部とガラス板との間に形成される溝を流れ、誘導部よりもガラス板から離れる方向へ回り込まない。したがって、ハウジングにおいて誘導部よりもガラス板から離れた位置に隙間や開口があっても、ハウジング内部に水滴が浸入することを防ぐことができる。
【００４３】
請求項７の発明は、ハウジングはガラス板に取りつけられるボディとボディに結合されるカバーとからなり、ブザーはボディとカバーとの間に挟持されるから、ブザーを固定するために接着剤を用いる場合に比べてブザーの特性のばらつきを抑えることができると共に製造が容易となる。
【００４５】
請求項８の発明は、電池が出し入れされる電池着脱口がハウジングにおいてガラス板の反対側に位置する面に設けられているので、ガラス破壊センサをガラス板のどこに取りつけても、電池を交換する際にガラス板の周囲の窓枠や壁面等が邪魔になりにくいから電池の交換が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態１を示すブロック図である。
【図２】同上を示す図であり、（ａ）は正面図、（ｂ）は側面図、（ｃ）は背面図、（ｄ）は平面図である。
【図３】同上に用いられるボディを示す正面図である。
【図４】同上を示す断面図である。
【図５】同上に用いられるカバーを示す背面図である。
【図６】同上を示す分解斜視図である。
【図７】同上の要部を示す断面図である。
【図８】（ａ）（ｂ）ともに同上に用いられる圧電素子を示す斜視図であり、（ａ）と（ｂ）とはそれぞれ互いに異なる側の面を示す。
【図９】同上の要部を示す斜視図である。
【図１０】従来のガラス破壊センサの一例の要部を示す斜視図である。
【図１１】本発明の実施形態１の動作説明図である。
【図１２】同上の動作説明図である。
【図１３】本発明の実施形態２の要部を示す斜視図である。
【図１４】本発明の実施形態３を示す斜視図である。
【図１５】本発明の実施形態４に用いられるボディを示す背面図である。
【図１６】本発明の実施形態４を示す側面図である。
【符号の説明】
１ハウジング
１２報知窓
２圧電素子
２１電極
３１切換スイッチ
３３ハイパスフィルタ
３４アンプ
３５ａ予備警報比較回路
３５ｂ本警報比較回路
３６ａ予報タイマ
３６ｂ本報タイマ
３７発光ダイオード駆動回路
３８ブザー駆動回路
３９電圧監視回路
４発光ダイオード
５ブザー
６ボディ
６１後板
６２周壁
７カバー
７１前板
７３電池着脱口
８導電テープ
８１円形部
８２引き出し部
Ｇガラス板
Ｌ１予報閾値
Ｌ２本報閾値[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a glass breakage sensor that is attached to a glass plate that partitions the interior and the exterior and detects the breakage of the glass plate.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, it is attached to a glass plate that divides the interior and exterior of the room, such as a window glass and a glass door. When a person trying to enter the room (hereinafter referred to as an intruder) breaks the glass plate, this is detected and notified by sound or light. A glass break sensor for crime prevention is provided. In general, this type of glass breakage sensor has a sensor unit attached to a glass plate to detect breakage of the glass plate and a notification unit for notifying that the sensor unit has detected that the glass plate has been broken. I have.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional glass breakage sensor described above, the sensor unit and the notification unit are arranged separately, and the notification unit does not operate until the glass plate is broken, and the threatening effect against the intruder is not sufficient. Therefore, an intruder sometimes breaks the glass plate without noticing the presence of the glass break sensor at night.
[0004]
This invention is made | formed in view of the said reason, The objective is to provide the glass breaking sensor which can threaten an intruder before a glass plate is destroyed.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
According to the first aspect of the present invention, there is provided a housing attached to a glass plate that partitions the interior and the exterior of a building, a battery as a power source, a light emitting element and a buzzer attached to the housing, and vibration of the glass plate housed in the housing. A voltage signal, a filter circuit that passes a frequency component related to the destruction of the glass plate in the output signal of the piezoelectric element, and a prediction threshold that is set in a range in which the glass plate is not destroyed. A comparison circuit that outputs a preliminary warning signal if the amplitude of the output signal of the filter circuit is large and outputs the warning signal if the amplitude of the output signal of the filter circuit is larger than the present threshold value set larger than the forecast threshold value; A preliminary alarm driving circuit for causing the light emitting element to emit light in response to the preliminary alarm signal, and a response to the main alarm signal. The alarm driving circuit that drives at least the buzzer of the light emitting element and the buzzer, and a life notification signal when the voltage of the battery drops below a voltage threshold value that monitors the battery voltage and detects the battery life. Connecting the voltage monitoring circuit to output, the life notification driving circuit for driving one of the light emitting element and the buzzer in response to the life notification signal, and the piezoelectric element and the comparison circuit without passing through the filter circuit And a change-over switch capable of selecting a test mode to be performed .
[0006]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect of the invention, electrodes are provided on each of the front and back surfaces of the piezoelectric element, and the housing is made of a conductive material so that one of the electrodes of the piezoelectric element overlaps. And an extraction portion extending from the electrode portion and extending in a direction away from the piezoelectric element.
[0007]
According to a third aspect of the present invention, in the second aspect of the present invention, the electrode portion and the lead portion are made of a conductive double-sided adhesive tape, and the piezoelectric element is adhered to the housing by the double-sided adhesive tape, A part of the adhesive tape is sandwiched between the electrode of the piezoelectric element and the housing and functions as the electrode part, and a part of the adhesive tape projects from the housing and the piezoelectric element to function as the lead-out part. Features.
[0008]
According to a fourth aspect of the present invention, in the second aspect of the present invention, at least a part of the housing is made of a conductive material and functions as the electrode portion and the lead portion.
[0010]
According to a fifth aspect of the present invention, in the first aspect of the invention, in the housing, a notification window through which light from the light emitting element passes is provided on a surface facing the glass plate and on a side surface opposite the surface facing the glass plate It is provided.
[0011]
According to a sixth aspect of the present invention, in the first aspect of the present invention, the glass plate intersects a horizontal plane, and a guide portion that forms a groove between the upper portion and both side portions of the housing is formed between the glass plate. Is provided.
[0012]
According to a seventh aspect of the present invention, in the first aspect of the invention, the housing includes a body attached to the glass plate and a cover coupled to the body, and the buzzer is sandwiched between the body and the cover. It is characterized by.
[0013]
The invention of claim 8 is characterized in that, in the invention of claim 1, a battery insertion / removal opening for inserting and removing the battery is provided on a surface of the housing facing the opposite side of the glass plate.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0016]
(Embodiment 1)
As shown in FIG. 2, the glass breakage sensor in the present embodiment includes a rectangular box-shaped housing 1 that is attached to a glass plate that partitions a room in a building. The housing 1 includes a body 6 that is fixed to a glass plate by a double-sided adhesive sheet T, and a cover 7 that is approximately the same size as the body 6 and is coupled to the body 6.
[0017]
As shown in FIG. 3, the body 6 includes a rectangular flat plate-like rear plate 61 facing the glass plate and a peripheral wall 62 projecting to one side of the front and back of the rear plate 61 over the entire periphery of the rear plate 61. Become. At the tip of the peripheral wall 62, a step is provided that makes the height dimension from the rear plate 61 on the inner peripheral side smaller than the height dimension from the rear plate 61 on the outer peripheral side. In the rear plate 61, an annular buzzer holding convex portion 63 is provided on the same side as the peripheral wall 62 in the vicinity of one corner. The piezoelectric element 2 that converts the vibration of the glass plate into a voltage signal is attached to a portion of the rear plate 61 surrounded by the buzzer holding convex portion 63, and the piezoelectric element is interposed between the buzzer holding convex portion 63 and the peripheral wall 62. A circuit board 3 on which a circuit for processing output 2 is mounted and a coin-type battery B for power supply are housed. The circuit board 3 is provided with battery electrodes 32a and 32b that are in contact with the positive and negative electrodes of the battery B, and further includes a light emitting diode 4 as a light emitting element and a changeover switch 31 for manually switching on and off the power source. Has been implemented. As shown in FIG. 4, a piezoelectric element fixing recess 64 is provided at a position where the buzzer 5 is fixed on the rear plate 61, and protrudes in a circular shape on the side surface opposite to the position where the piezoelectric element fixing recess 64 is provided. The convex portion 65 is provided.
[0018]
As shown in FIG. 5, the cover 7 protrudes toward the front and back sides of the front plate 71 over the entire periphery of the front plate 71 and a rectangular flat plate 71 having the same size as the rear plate 61 of the body 6. And a peripheral wall 72 provided. A step is provided at the tip of the peripheral wall 72 to make the height dimension from the front plate 71 on the inner peripheral side larger than the height dimension from the front plate 71 on the outer peripheral side. An annular buzzer holding piece 76 protrudes on the same side as the peripheral wall 72 at a position corresponding to the buzzer holding convex portion 63 of the body 6 on the front plate 71, and a sound hole 75 is provided at a position surrounded by the buzzer holding piece 76. It is penetrating. The front plate 71 has a circular battery insertion / removal opening 73 formed therethrough. The battery attachment / detachment port 73 is closed by a circular plate-shaped battery lid 74 as shown in FIG. Screw grooves 73 a and 74 a are formed in the inner periphery of the battery attachment / detachment opening 73 and the periphery of the battery cover 74, respectively, and the battery cover 74 is attached to the battery attachment / detachment opening 73 when the screw grooves 73 a and 74 a are screwed together. Fixed. Since the battery lid 74 and the battery B can be attached and detached in a direction intersecting with the glass plate G, no matter where the housing 1 is fixed on the glass plate G, a window frame or a wall around the glass plate G becomes an obstacle. The battery B can be easily replaced.
[0019]
The body 6 and the cover 7 are joined together by fitting the tip of the peripheral wall 72 of the cover 7 at a position surrounded by the tip of the peripheral wall 62 of the body 6. Here, the light emitting diode exposure port 11 and the switch opening 13 are formed between the peripheral wall 62 of the body 6 and the peripheral wall 72 of the cover 7. A part of the light emitting portion of the light emitting diode 4 is exposed from the light emitting diode exposure port 11, and a handle 31 a for operating the changeover switch 31 is exposed from the switch opening 13.
[0020]
Further, a buzzer 5 is accommodated in the housing 1 as shown in FIG. The buzzer 5 is a piezoelectric buzzer, and is a circular flat plate-shaped piezoelectric buzzer body 51 and a vibration having a circular flat plate shape having a diameter larger than that of the piezoelectric buzzer main body 51 and the piezoelectric buzzer body 51 attached to the center of one surface. And a plate 52. The buzzer 5 is fixed by sandwiching the peripheral portion of the diaphragm 52 with the buzzer holding convex part 63 and the buzzer holding piece 76 with the diaphragm 52 facing the sound hole 75 and is electrically connected to the circuit board 3. Has been. Here, when an adhesive is used to fix the buzzer 5, characteristics such as the volume and sound quality of the buzzer 5 vary depending on the state of adhesion of the adhesive. In this embodiment, the buzzer 5 has the body 6 and the cover 7. Therefore, the variation in the characteristics of the buzzer 5 can be suppressed as compared with the case where an adhesive is used to fix the buzzer 5. In addition, since no adhesive is used, the cost can be reduced.
[0021]
The piezoelectric element 2 is a circular flat piezoelectric ceramic as shown in FIG. 8, and electrodes 21 are formed on both the front and back surfaces. As shown in FIG. 9, the piezoelectric element 2 is attached to the rear plate 61 of the body 6 with the conductive tape 8, which is a conductive double-sided adhesive tape, with one electrode 21 facing the body 6. The conductive tape 8 has a circular shape including a projection of the piezoelectric element 2 on the inner surface side of the rear plate 61, and a circular portion 81 on which one electrode 21 of the piezoelectric element 2 is overlapped, and an outer side of the circle of the circular portion 81. It has a protruding portion 82 that protrudes. That is, the part which overlaps with the electrode 21 in the circular part 81 functions as an electrode part. In the piezoelectric element 2, the electrode 21 on the side away from the conductive tape 8 and the lead-out portion 82 of the conductive tape 8 are electrically connected to the circuit board 3 via the electric wires 9, respectively. The tip of the electric wire 9 connected to the lead-out portion 82 is soldered to a conductive plate 91 attached to the lead-out portion 82. Since one electrode 21 of the piezoelectric element 2 is fixed to the rear plate 61 via the conductive tape 8, the vibration of the glass plate G is efficiently transmitted to the piezoelectric element 2.
[0022]
Here, in the piezoelectric element 2 having the electrodes 21 on the front and back and one surface fixed to the housing 1, the electrode 21 on the side (hereinafter referred to as the back side) facing the inner surface of the housing 1 of the piezoelectric element 2 is used as the inner surface of the housing 1. 10, the folded electrode portion 22 is extended from the back-side electrode 21 of the piezoelectric element 2 to the side surface to reach the end of the front-side surface of the piezoelectric element 2 as shown in FIG. The technique of providing is known. However, when the folded electrode portion 22 is provided, it is necessary to narrow the front electrode 21 in order to prevent a short circuit between the folded electrode portion 22 and the front electrode 21. When the area of the electrode 21 decreases, the output of the piezoelectric element 2 decreases, leading to a decrease in sensitivity. Further, it is necessary to perform chamfering processing to prevent the folded electrode portion 22 from being disconnected at the peripheral edges of the front and back surfaces of the piezoelectric element 2, and positioning accuracy is required when forming the folded electrode portion 22. Incurs an increase. On the other hand, according to the present embodiment, since the electrode 21 on the back side of the piezoelectric element 2 is connected to the circuit board 3 via the conductive tape 8, there is no need to provide the folded electrode portion 22, and the back side is covered by the conductive tape 8. Since the extraction of the electrode 21 and the fixing of the piezoelectric element 2 are performed simultaneously, the cost can be reduced as compared with the case where the fixing of the piezoelectric element 2 and the electrical connection such as soldering are performed separately.
[0023]
As shown in FIG. 1, the circuit board 3 has a high-pass filter 33 having a cutoff frequency set to such an extent that a frequency related to the destruction of the glass plate G passes and noise is removed, and an output of the high-pass filter 33 is amplified. An amplifier 34 is mounted. The frequency related to the destruction of the glass plate G is, for example, a frequency of about 200 kHz that is a frequency specific to vibration when the glass plate G is broken. The output of the amplifier 34 is input to the preliminary alarm comparison circuit 35a and the main alarm comparison circuit 35b. The alarm comparison circuit 35b performs envelope detection on the output of the amplifier 34, and outputs the alarm signal while the amplitude of the output of the amplifier 34 is larger than the report threshold L2, as shown in FIG. This report threshold value L2 is set so that this alarm signal is output when the glass plate is broken. The alarm timer 36b is connected to the alarm comparison circuit 35b. The alarm timer 36b sets the output to H level for one minute after the alarm signal is input. The preliminary alarm comparison circuit 35a detects the output of the amplifier 34 by envelope detection, and outputs a preliminary alarm signal while the amplitude of the output of the amplifier 34 is larger than a preset prediction threshold L1, as shown in FIG. The forecast threshold L1 is set so that a preliminary warning signal is not output in the range smaller than the present report threshold L2 due to vibration caused by wind or the like. A forecast timer 36a is connected to the preliminary alarm comparison circuit 35a. The forecast timer 36a outputs an H level for one second after the preliminary warning signal is input, and does not accept the input of a new preliminary warning signal during this period.
[0024]
In addition, a light emitting diode driving circuit 37 that emits light from the light emitting diode 4 and a buzzer driving circuit 38 that sounds the buzzer 5 are mounted on the circuit board 3. The buzzer drive circuit 38 repeatedly causes the buzzer 5 to ring for 0.5 seconds and stop for 0.5 seconds during the 1 minute when the output of this report timer 36b is at the H level. The sound emitted by the buzzer 5 has a frequency of 2 to 5 kHz, for example, and a sound pressure level at a position 1 m away from the buzzer 5 is 85 dB. The light-emitting diode drive circuit 37 blinks the light-emitting diode 4 during 1 second when the output of the forecast timer 36a is at H level, and during 1 minute when the output of this report timer 36b is at H level. In this case, the light-emitting diode 4 is repeatedly blinked for 1 second and turned off for 1 second. That is, the high-pass filter 33 and the amplifier 34 function as a filter circuit, and the preliminary alarm comparison circuit 35a and the alarm comparison circuit 35b function as a comparison circuit. Further, the forecast timer 36a and the light emitting diode drive circuit 37 function as a preliminary alarm drive circuit, and the present report timer 36b, the buzzer drive circuit 38, and the light emitting diode drive circuit 37 function as this alarm drive circuit.
[0025]
Further, the circuit board 3 is provided with a voltage monitoring circuit 39 for monitoring the voltage of the battery B. The voltage monitoring circuit 39 inputs a life notification signal to the buzzer driving circuit 38 when the voltage of the battery B becomes lower than the voltage threshold value for detecting the life of the battery B. The buzzer driving circuit 38 repeatedly causes the buzzer 5 to ring for 50 milliseconds in response to the life notification signal and to stop the buzzer 5 for the subsequent 50 milliseconds. That is, the buzzer drive circuit 38 functions as a life notification drive circuit. With the above configuration, since the buzzer 5 that can inform the user of the battery replacement time and is also used when notifying the vibration of the glass plate G is used, it is not necessary to add a new component that emits sound or light. .
[0026]
The change-over switch 31 is connected in parallel to the high-pass filter 33 and the amplifier 34, and can be turned on or off as a power switch, and the output of the piezoelectric element 2 is not passed through the high-pass filter 33 and the amplifier 34, but the preliminary comparison circuit 35a. In addition, it is possible to select a test mode for forming a path for input to the comparison circuit 35b. When checking the operation of the glass breaking sensor, it is possible to easily perform the same operation as when the glass plate is broken by vibrating the housing 1 after selecting the test mode.
[0027]
According to the above configuration, since the light emitting diode 4 blinks when the amplitude of the output of the amplifier 34 is larger than the forecast threshold L1 set to such an extent that the glass plate G is not destroyed, before the intruder destroys the glass plate G. In addition, when performing a preliminary operation such as inserting a driver between the glass plate G and the crosspiece, for example, the light emitting diode 4 blinks when a vibration is applied to the glass plate G to such an extent that the glass plate G is not destroyed. The intruder can be threatened, and the intruder may notice the presence of the glass breaking sensor and stop the breaking action, thereby reducing the damage of the glass plate G being broken.
[0028]
Moreover, since all the components are attached to the housing 1 fixed to the glass plate G, a device for detecting the breakage of the glass plate G and a device for notifying that the glass plate G has been broken by sound or light are provided. It is easier to handle than when provided separately.
[0029]
(Embodiment 2)
The body 6 in the present embodiment is made of metal. As shown in FIG. 13, the piezoelectric element 2 is bonded to the rear plate 61 of the body 6 by a conductive adhesive instead of the conductive tape 8, and the body 6 is electrically connected to the circuit board 3 at other positions. . Other configurations are the same as those of the first embodiment.
[0030]
According to the above configuration, since the position of connection to the circuit board 3 in the body 6 can be freely selected, the electric wire 9 for connecting the electrode 21 on the back side of the piezoelectric element 2 and the circuit board 3 can be formed more than in the first embodiment. The cost can be reduced by reducing it.
[0031]
(Embodiment 3)
In the housing 1 of the present embodiment, the portion of the housing 1 that spans the surface of the light-emitting diode exposure port 11 that faces the glass plate G and the opposite side surface is a material that transmits the light of the light-emitting diode 4 as shown in FIG. It is comprised by the alerting | reporting window 12 which consists of. Other configurations are the same as those of the first embodiment.
[0032]
According to the above configuration, the notification window 12 that transmits the light of the light emitting diode 4 straddles the surface facing the glass plate G and the opposite side surface in the housing 1, so that the inside and outside of the chamber partitioned by the glass plate G From both, the light of the light emitting diode 4 can be seen more clearly than in the first embodiment.
[0033]
(Embodiment 4)
In the present embodiment, as shown in FIG. 15, an inclined surface that is inclined outward from the housing 1 toward the direction away from the rear plate 61 is formed on the surface of the peripheral wall 62 of the body 6 that is located outside the housing 1. The front plate 71 of 7 is formed larger than the rear plate 61 of the body 6 as shown in FIG. In a state where the housing 1 is fixed to the glass plate G that intersects the horizontal plane, a groove is formed between the peripheral wall 62 and the glass plate G so as to straddle the upper portion and both side portions of the body 6. That is, the peripheral wall 62 of the body 6 functions as a guiding portion. Other configurations are the same as those of the first embodiment.
[0034]
Here, in the glass plate G used in the building, water droplets may be generated due to condensation or the like, and if these water droplets enter the inside of the housing 1, there is a risk of failure. However, according to the above configuration, the water droplets flow through the groove formed between the peripheral wall 62 and the glass plate G, and therefore do not reach the joint between the body 6 and the cover 7 or the sound hole 75. That is, it is possible to prevent water droplets from entering the housing 1.
[0035]
In addition, the same effect is acquired even if it does not provide an inclined surface in the surrounding wall 62 located in the lower side in the state fixed to the glass plate G.
[0036]
【The invention's effect】
The invention of claim 1 includes a piezoelectric element that converts the vibration of the glass plate into a voltage signal, and a filter circuit that passes a frequency component related to the destruction of the glass plate in the output signal of the piezoelectric element. Since the light-emitting element also lights up when the amplitude is larger than the forecast threshold set in a range where the glass plate does not break, vibrations are applied to the glass plate so that the glass plate is not destroyed before the intruder breaks the glass plate. At this stage, the light-emitting element can be turned on to threaten the intruder, and the intruder may notice the presence of the glass break sensor and stop the destruction. Can do. In addition, since the light emitting element and the buzzer are attached to the housing in which the piezoelectric element is accommodated, handling is easier than in the case where the buzzer and the light emitting element are attached to a housing separate from the housing in which the piezoelectric element is accommodated. . In addition, a voltage monitoring circuit that outputs a life notification signal when the battery voltage falls below a predetermined voltage threshold so as to monitor the battery voltage and know the battery life, and a light emitting element in response to the life notification signal Since it has a life notification drive circuit that drives one of the buzzers, the user can be notified of the battery replacement time, and the light emitting element and the buzzer can be used to notify the vibration of the glass plate. There is no need to add a new buzzer. In addition, it has a changeover switch that can select a test mode in which a path that does not sandwich the filter circuit is formed between the piezoelectric element and the comparison circuit, so it can be operated simply by applying vibration to the housing after selecting the test mode. Can be confirmed.
[0037]
According to the second aspect of the present invention, electrodes are provided on the front and back surfaces of the piezoelectric element, respectively, and the housing is made of a conductive material and is provided so that one electrode of the piezoelectric element overlaps, and is drawn out from the electrode part. The lead portion extending in a direction away from the piezoelectric element is provided, so that the manufacturing is more compared with the case where a part of the electrode facing the inner surface of the housing is extended to the opposite surface along the surface of the piezoelectric element. Easy.
[0038]
According to a third aspect of the present invention, the piezoelectric element is adhered to the housing with a conductive double-sided adhesive tape, and the double-sided adhesive tape functions as an electrode part and a lead-out part. Is achieved at the same time, the cost can be reduced as compared with the case where the extraction of the electrode and the fixing of the piezoelectric element are performed separately. In addition, since no adhesive is used, cost can be reduced.
[0039]
In the invention of claim 4, since at least a part of the housing is made of a conductive material and functions as an electrode portion and a lead portion, there is no need to newly provide an electrode portion in the housing. Therefore, when the electrode portion is provided separately from the housing The cost can be reduced as compared.
[0041]
According to the invention of claim 5 , in the housing, a notification window through which light of the light emitting element passes is provided on the surface facing the glass plate and the side surface opposite to the surface facing the glass plate. The light of the light emitting element can be seen from the inside and outside of the space through the notification window, and therefore, the light of the light emitting element can be seen more easily than when the notification window is not provided.
[0042]
According to the sixth aspect of the present invention, since a guiding portion that forms a groove between the upper portion and both side portions of the housing is formed between the glass plate, water droplets generated by condensation or the like are transmitted through the glass plate. Even if it reaches the housing, the water droplet flows in a groove formed between the guiding portion and the glass plate, and does not go around in the direction away from the glass plate than the guiding portion. Therefore, even if there is a gap or an opening at a position farther from the glass plate than the guiding portion in the housing, water droplets can be prevented from entering the housing.
[0043]
According to the seventh aspect of the present invention, since the housing includes a body attached to the glass plate and a cover coupled to the body, and the buzzer is sandwiched between the body and the cover, an adhesive is used to fix the buzzer. Compared to the case, the variation in the characteristics of the buzzer can be suppressed and the manufacture becomes easy.
[0045]
In the invention of claim 8 , since the battery insertion / removal opening for inserting / removing the battery is provided on the surface of the housing located on the opposite side of the glass plate, the battery is replaced no matter where the glass breakage sensor is attached. At this time, since the window frame and the wall surface around the glass plate are not easily disturbed, the battery can be easily replaced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing Embodiment 1 of the present invention.
2A is a front view, FIG. 2B is a side view, FIG. 2C is a rear view, and FIG. 2D is a plan view.
FIG. 3 is a front view showing a body used in the above.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing the same.
FIG. 5 is a rear view showing a cover used in the above.
FIG. 6 is an exploded perspective view showing the same.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing the main part of the above.
FIGS. 8A and 8B are perspective views showing a piezoelectric element used in the same, and FIGS. 8A and 8B show surfaces on different sides.
FIG. 9 is a perspective view showing the main part of the above.
FIG. 10 is a perspective view showing a main part of an example of a conventional glass breakage sensor.
FIG. 11 is an operation explanatory diagram of Embodiment 1 of the present invention.
FIG. 12 is an operation explanatory diagram of the above.
FIG. 13 is a perspective view showing an essential part of Embodiment 2 of the present invention.
FIG. 14 is a perspective view showing Embodiment 3 of the present invention.
FIG. 15 is a rear view showing a body used in Embodiment 4 of the present invention.
FIG. 16 is a side view showing Embodiment 4 of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Housing 12 Notification window 2 Piezoelectric element 21 Electrode 31 Changeover switch 33 High pass filter 34 Amplifier 35a Preliminary alarm comparison circuit 35b This alarm comparison circuit 36a Forecast timer 36b This report timer 37 Light emitting diode drive circuit 38 Buzzer drive circuit 39 Voltage monitoring circuit 4 Light emission Diode 5 Buzzer 6 Body 61 Rear plate 62 Perimeter wall 7 Cover 71 Front plate 73 Battery outlet 8 Conductive tape 81 Circular portion 82 Draw-out portion G Glass plate L1 Forecast threshold L2 This report threshold

Claims

A housing that is attached to a glass plate that partitions the interior and exterior of a building, a battery as a power source, a light emitting element and a buzzer that are respectively attached to the housing, and a piezoelectric that is housed in the housing and converts vibration of the glass plate into a voltage signal. Element, a filter circuit for passing a frequency component related to the destruction of the glass plate in the output signal of the piezoelectric element, and an amplitude of the output signal of the filter circuit than a forecast threshold set in a range where the glass plate is not destroyed If the amplitude of the filter circuit is larger than the forecast threshold value set larger than the forecast threshold value, a comparison circuit that outputs the alert signal is output. A preliminary alarm driving circuit for causing the light emitting element to emit light, and the light emitting element and the front in response to the main alarm signal. The alarm drive circuit that drives at least the buzzer of the buzzer, and a voltage monitoring circuit that outputs a life notification signal when the battery voltage drops below a voltage threshold value that monitors the battery voltage and detects the battery life A life notification drive circuit that drives one of the light emitting element and the buzzer in response to the life notification signal, and a test mode that connects the piezoelectric element and the comparison circuit without passing through the filter circuit. A glass breakage sensor comprising a changeover switch that can be used .

An electrode is provided on each of the front and back surfaces of the piezoelectric element, and an electrode portion made of a conductive material is provided on the housing so that one of the electrodes of the piezoelectric element overlaps, and is pulled out from the electrode portion. The glass breakage sensor according to claim 1, further comprising a lead portion extending in a direction away from the piezoelectric element.

The electrode portion and the lead-out portion are made of a conductive double-sided adhesive tape, the piezoelectric element is attached to the housing by the double-sided adhesive tape, and the double-sided adhesive tape is partially a part of the electrode of the piezoelectric element and the The glass breakage sensor according to claim 2, wherein the glass breakage sensor functions as the electrode portion sandwiched between housings, and a part of the glass breakage sensor projects from between the housing and the piezoelectric element and functions as the lead-out portion.

The glass breakage sensor according to claim 2, wherein at least a part of the housing is made of a conductive material and functions as the electrode portion and the lead portion.

The said housing WHEREIN: The alerting | reporting window which lets the light of the said light emitting element pass is provided in the surface opposite to the surface facing the said glass plate, and the surface facing the said glass plate, respectively. Glass break sensor.

The said glass plate cross | intersects a horizontal surface, The guide part which forms a groove | channel between the said glass plates is provided in the part straddling the upper part and both sides in the said housing. Glass breakage sensor.

The glass breaking sensor according to claim 1, wherein the housing includes a body attached to the glass plate and a cover coupled to the body, and the buzzer is sandwiched between the body and the cover.

The glass breakage sensor according to claim 1, wherein a battery insertion / removal opening for inserting and removing the battery is provided on a surface of the housing facing the opposite side of the glass plate .