JP3988316B2 - Magnetic sensor - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は半導体磁気センサ、特に、磁気抵抗素子を用いた磁気センサに係り、詳しくは、センサ出力のオフセットを調整する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、磁気抵抗素子を利用したギヤ近接方式の回転センサが知られている(特開平3−195970号公報等)。このセンサは、図10に示すように、基板50に磁気抵抗素子51,52が蒸着され、この基板50がバイアス磁石53の着磁面53aに垂直に取り付けられている。この基板50が磁性体よりなるギヤ54に対向配置され、バイアス磁石53からギヤ54に向けてバイアス磁界を発生させる。そして、ギヤ54の回転に伴いバイアス磁界の変化(磁気ベクトルBの向きの変化)を抵抗変化として検出する。つまり、ギヤ54における1つの歯55が基板50の前方を通過する度に磁気ベクトルBの向きが変化し、それを電気信号として取り出す。
【0003】
ところが、本来、ギヤ54の歯55(山/谷)の通過により磁気ベクトルBの向きが変化することにより素子51,52の中点αでの電圧が変化し、比較器56にて基準電圧Vref との比較にて2値化信号を得るものであるが、素子51,52とバイアス磁石53との相対的位置関係に誤差が生じたり(基板50やバイアス磁石53に組付けズレがあったり)、バイアス磁石53に着磁バラツキがあると、中点αでの電位にオフセットが発生し、本来、図11の信号波形SG1を得るべきところが図11の信号波形SG2となり、2値化ができないことが生じる。
【0004】
このために、磁石組付けズレや磁石着磁バラツキ等により発生する磁気抵抗素子出力のオフセット対策として、CMOSを用いた自動中点補正回路、およびピーク・ボトムホールド回路等、複雑な回路方式を用いてオフセットを許容していた。
【0005】
しかしながら、この方式ではバイポーラチップの他に、処理回路用CMOSチップが必要であり、小型化が困難であるという問題が生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、この発明の目的は、新規な構成にて、組付けズレ等によるセンサ出力のオフセットを調整することができる磁気センサを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、基板の上に電流導通部を延設し、この電流導通部に電流を流し、これにより発生する磁界にて磁気抵抗素子に対するバイアス磁界の向きを補正するようにしたことを特徴としている。
【0008】
この構成によれば、電流導通部に電流が流され、これにより発生する磁界によって、理想的な磁気ベクトルが磁気抵抗素子に印加するように調整される。
このように、電流導通部に電流を流し、これにより磁気抵抗素子に対するバイアス磁界の向きを補正することにより、素子とバイアス磁石との相対的位置関係に誤差が生じたり(基板やバイアス磁石に組付けズレがあったり)、バイアス磁石に着磁バラツキがある等によって生じるセンサ出力のオフセットを調整することができる。
【0009】
ここで、請求項2に記載のように、前記基板上で、層間絶縁膜を挟んで磁気抵抗素子と電流導通部を配置したり、請求項3に記載のように、前記磁気抵抗素子が2つ直列接続され、当該直列回路に所定電圧を印加したときの両素子間の中点電圧をモニター信号として用いると、実用上好ましいものとなる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を具体化した実施の形態を図面に従って説明する。
本磁気センサは車載用回転センサとして用いられるものであって、具体的には、カム角センサ、クランク角センサ、車速センサ、自動変速機に組み込まれる回転センサ、車輪速センサ等に使用されるものである。
【0011】
図1には、本実施形態における磁気回転センサの平面図を示す。
センサハウジング1の内部には基板2が配置されている。この基板2の上には、磁気抵抗素子(以下、MR素子という)3,4が配置されている。MR素子3,4の材料としてはNi−Co系やNi−Fe系を挙げることができ、蒸着法にて基板2上に堆積しパターニングしたものである。MR素子3,4は帯状をなしている。MR素子3の一端が接地されるとともに、他端がMR素子4の一端と接続され、MR素子4の他端が電源16と接続されている。
【0012】
このようにして、MR素子3,4は電源16とグランド(GND)間に直列にブリッジ接続されており、2つのMR素子3,4による直列回路に所定電圧Vrを印加したときの両素子間の中点αでの電圧がセンシング信号として取り出される。
【0013】
一方、基板2の後方において、基板2から離間してバイアス磁石5が配置されている。バイアス磁石5はN極に着磁されたN極面6とS極に着磁されたS極面7を有し、N極面6が基板2側を向いている。そして、このバイアス磁石5のN極面6にてMR素子3,4に向く磁界(磁気ベクトルBbias)が形成されている。このバイアス磁石5によるバイアス磁界内にMR素子3,4が位置している。
【0014】
このセンサハウジング1が、図3に示すように、磁性体よりなるギヤ8に対向して設けられている。詳しくは、MR素子3,4がギヤ8の外周の歯9と所定の間隔をおいて配設されている。このギヤ8は回転軸(エンジンのクランクシャフト等)に固定され、エンジンの駆動に伴うクランクシャフト等の回転に同期して回転する。
【0015】
そして、被検出対象であるギヤ8の回転に伴う歯9(山と谷)の通過によってバイアス磁界(磁気ベクトル)Bbiasの向きが変化する。このバイアス磁界Bbiasの向きが変化すると、MR素子3,4の抵抗値も変化する。その結果、中点αの電圧も変化する。
【0016】
図3において、中点αの電圧がオペアンプ10にて増幅され、比較器11にて基準電圧Vref と比較され、その大小関係にて比較器11から2値化された信号が送出される。この2値化信号の周期がギヤ8の回転速度に対応する。よって、この2値化信号の周期からギヤ8の回転速度が求められる。具体的には、2値化信号(パルス信号)の周期の測定、あるいは、所定時間当たりのパルス数の計数にてギヤ8の回転速度が求められる。このように、被検出対象の運動に伴うバイアス磁界の向きの変化をMR素子3,4にて検出することができる。
【0017】
ここで、本来、ギヤ8の歯9(山と谷)の通過により磁気ベクトルBbiasの向きが変化することにより中点αの電圧が変化し回転速度を検出することができるわけであるが、バイアス磁石5の組付けズレが生じていたりバイアス磁石5の着磁バラツキが生じていると、中点αの電圧が電源電圧Vrの1/2にならずに、Vr/2からズレてしまう。このように、中点αの電圧が所定の値Vr/2に対しオフセットがあると、後段の比較器11において2値化ができないおそれがある。
【0018】
そこで、本実施形態においては、図1に示すように、基板2の上に電流導通部20,21が延設され、この電流導通部20,21を用いてMR素子3,4に対するバイアス磁界の向きを補正するようにしている。詳しくは、図2(図1のA−A線での縦断面)に示すように、基板2の上面には電流導通部20,21が配置され、電流導通部20,21を含めた基板2の上には層間絶縁膜22が形成され、その上にMR素子3,4が配置されている。電流導通部20,21はアルミよりなる。また、電流導通部20,21は、図1に示すように長方形をなし、バイアス磁界Bbiasの向きに沿って延設されている。そして、長方形をなす電流導通部20,21の長手方向に電流を流すことができるようになっている。この電流導通部20,21に電流を流し、その回りに形成される磁界(図2参照)にてMR素子3,4に対するバイアス磁界の向きを補正することができる。
【0019】
詳しくは、MR素子3,4に印加される磁気ベクトルBbiasがバイアス磁石5の組付けズレ等によってズレていた場合、電流導通部20,21に定電流を流し、この電流量を調整することによって電流導通部20,21の回りに生じる磁界Badj を調整し、本来欲しい理想的な磁気ベクトルBobj をMR素子3,4に印加し、オフセットを調整する。つまり、バイアス磁石5による磁気ベクトルBbiasに対し電流により発生する磁気ベクトルBadj を合成したものがMR素子3,4に印加されるベクトルBobj になるので、電流導通部20,21に流す電流の調整にてMR素子3,4に印加されるベクトルBobj を最適化する。
【0020】
なお、図2において、MR素子3,4は、その上の表面保護膜23にて覆われている。
次に、オフセットの調整原理および調整手順について説明する。
【0021】
MR素子3,4の基本特性として、図4に示すように、MR素子3,4に流れる電流の方向と磁界方向のなす角度θに対するMR素子3,4の抵抗値Rは、
と表される。
【0022】
ここで、図5のように、バイアス磁石5による磁気ベクトルBbiasに対し45°だけ傾いてMR素子3,4が延設されていると、図4においてポイントP1,P2に示すように両素子3,4の抵抗値が等しい。その結果、中点電圧は、直列接続されたMR素子3,4の印加電圧Vrの1/2となる。
【0023】
しかしながら、バイアス磁石5の組付け後においてバイアス磁石5の組付けズレにより、例えば、図6に示すように、MR素子4に印加される磁界は45°よりも大きく、又、MR素子3に印加される磁界も135°よりも大きくなっていると、図4においてポイントP1’,P2’に示すようにMR素子4の抵抗値がMR素子3の抵抗値よりも小さくなる。その結果、中点電圧が、Vr/2より大きくなる。
【0024】
そこで、中点電圧(正確には、図3のオペアンプ10の出力)をオフセット調整の際のモニター信号として用い、中点電圧のVr/2からのズレ(差)を算出し、これが図7のズレ量θx に相当する値となり、θx 値に対応する調整電流量を決定する。
【0025】
詳しくは、図7のバイアス磁石5による磁気ベクトルBbiasとMR素子3,4の延設方向とでなす角度θ1が45°よりも大きな値であった場合には、所望の磁気ベクルBadj を作ることにより、補正後のMR素子3,4の延設方向に対する角度θ2=45°のベクトルBobj を得るようにする。この際、中点電圧がVr/2に対して電位差Xだけズレている場合には、角度θx °だけズレていることを定量化しておき、電流導通部20,21に流す電流値を決定し、見かけ上の印加磁気ベクトルをBobj に補正する。
【0026】
このように調整用電流値は、磁石組付け後の中点電圧をモニターすることにより決定するが、具体的には、図8のセンサにおいて、露出する部位に、図9のように、トリミング可能な外部トリム端子41,42を設けておく。そして、MR素子3,4を製作し、バイアス磁石5を組付けた後において、中点電圧を測定(ズレ量を把握)して調整電流を決定(外部端子のトリム位置を決定)し、その後、図9に示すように、外部トリム端子41,42のカットラインLcut での切断により、切断した箇所に対応する量の電流を電流導通部20,21に流す。図9の場合、端子41のカットラインLcut での切断により電流値がaミリアンペアとなり、端子42のカットラインLcut での切断により電流値がbミリアンペアとなり、両方の端子41,42のカットラインLcut での切断により電流値が(a+b)ミリアンペアとなる。また、図8の反対側の部位(調整端子)X’は中点電圧がVr/2より小さくなる時に同様な考え方で使用する。つまり、電流導通部20,21に流す電流の向きを逆にし、且つその電流値を調整する。
【0027】
なお、図8において符号40にて中点モニター端子、即ち、図3のオペアンプ10の出力端子につながる端子を示す。
また、図2において、MR素子3,4と電流導通部20,21の間隔rに関して、導線に電流を流してその回りに生じる磁界の強さHは
H=I/2πr
ただし、Iは電流の大きさ
で表されるので、r値を考慮しつつI値を調整してMR素子3,4に、45°の磁気ベクトルを印加する。具体的には、バイアス磁石5の組付けズレが大きくなりやすい場合には、MR素子3,4と電流導通部20,21の間隔rを狭くして大きな磁界の強さHを得るようにする。
【0028】
このように、本実施の形態は下記の特徴を有する。
(イ)図1に示すように、基板2の上に電流導通部20,21を延設し、この電流導通部20,21に電流を流し、これにより発生する磁界にてMR素子3,4に対するバイアス磁界の向きを補正するようにした。つまり、基板2の上のMR素子3,4に対し、電流導通部20,21に電流を流すことにより発生する磁界によって、理想的な磁気ベクトルBobj をMR素子3,4に印加するよう調整する。
【0029】
このように、MR素子3,4に対して電流導通部20,21に電流を流し、これによりMR素子3,4に対するバイアス磁界の向きを補正することにより、素子3,4とバイアス磁石5との相対的位置関係に誤差が生じたり(基板2やバイアス磁石5に組付けズレがあったり)、バイアス磁石5に着磁バラツキがある等によって生じるセンサ出力のオフセットを調整することができる。
(ロ)図2に示すように、基板2上で、層間絶縁膜22を挟んでMR素子3,4と電流導通部20,21を配置したので、実用上好ましいものとなっている。
(ハ)図3に示すように、MR素子3,4が2つ直列接続され、この直列回路に所定電圧を印加したときの両素子3,4間の中点電圧(詳しくは、オペアンプ10の出力)を、オフセット調整の際のモニター信号として用いているので、実用上好ましいものとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態における磁気回転センサの平面図。
【図2】 図1のA−A断面図。
【図3】 センサの電気的構成を示す図。
【図4】 電流方向と磁界方向のなす角度θに対する抵抗値Rの関係を示す図。
【図5】 各種ベクトルを説明するための図。
【図6】 各種ベクトルを説明するための図。
【図7】 各種ベクトルを説明するための図。
【図8】 センサの平面図。
【図9】 図8のX部の拡大図。
【図10】 従来技術を説明するための磁気回転センサを示す図。
【図11】 センサ信号波形を示す図。
【符号の説明】
2…基板、3…MR素子、4…MR素子、5…バイアス磁石、20,21…電流導通部、22…層間絶縁膜。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a semiconductor magnetic sensor, particularly to a magnetic sensor using a magnetoresistive element, and more particularly to a technique for adjusting an offset of a sensor output.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a gear proximity type rotation sensor using a magnetoresistive element is known (Japanese Patent Laid-Open No. 3-195970). In this sensor, as shown in FIG. 10,
[0003]
However, the voltage at the midpoint α of the
[0004]
For this purpose, a complicated circuit system such as an automatic midpoint correction circuit using CMOS and a peak / bottom hold circuit is used as a countermeasure against offset of the magnetoresistive element output generated due to magnet assembly misalignment or magnet magnetization variation. The offset was allowed.
[0005]
However, this method requires a CMOS chip for a processing circuit in addition to the bipolar chip, which causes a problem that it is difficult to reduce the size.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a magnetic sensor capable of adjusting the offset of the sensor output due to assembly displacement or the like with a new configuration.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
According to the first aspect of the present invention, a current conducting portion is extended on the substrate, a current is passed through the current conducting portion, and the direction of the bias magnetic field with respect to the magnetoresistive element is corrected by the magnetic field generated thereby. It is characterized by that.
[0008]
According to this configuration, a current is passed through the current conducting portion, and the magnetic field generated thereby adjusts the ideal magnetic vector to be applied to the magnetoresistive element.
In this way, by passing a current through the current conducting portion and thereby correcting the direction of the bias magnetic field with respect to the magnetoresistive element, an error may occur in the relative positional relationship between the element and the bias magnet (set on the substrate or the bias magnet). The offset of the sensor output caused by the bias magnet) and the bias magnets can be adjusted.
[0009]
Here, as described in
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
This magnetic sensor is used as a vehicle-mounted rotation sensor, specifically, a cam angle sensor, a crank angle sensor, a vehicle speed sensor, a rotation sensor incorporated in an automatic transmission, a wheel speed sensor, etc. It is.
[0011]
FIG. 1 shows a plan view of a magnetic rotation sensor in the present embodiment.
A
[0012]
In this way, the
[0013]
On the other hand, a
[0014]
As shown in FIG. 3, the sensor housing 1 is provided to face a gear 8 made of a magnetic material. Specifically, the
[0015]
Then, the direction of the bias magnetic field (magnetic vector) Bbias is changed by the passage of the teeth 9 (peaks and valleys) accompanying the rotation of the gear 8 to be detected. When the direction of the bias magnetic field Bbias changes, the resistance values of the
[0016]
In FIG. 3, the voltage at the midpoint α is amplified by the
[0017]
Here, the voltage at the midpoint α changes due to the change in the direction of the magnetic vector Bbias due to the passage of the teeth 9 (mountains and valleys) of the gear 8, and the rotational speed can be detected. If the
[0018]
Therefore, in the present embodiment, as shown in FIG. 1, current conducting
[0019]
More specifically, when the magnetic vector Bbias applied to the
[0020]
In FIG. 2, the
Next, the offset adjustment principle and adjustment procedure will be described.
[0021]
As a basic characteristic of the
It is expressed.
[0022]
Here, as shown in FIG. 5, when the
[0023]
However, the magnetic field applied to the
[0024]
Therefore, the midpoint voltage (exactly, the output of the
[0025]
Specifically, when the angle θ1 formed by the magnetic vector Bbias by the
[0026]
In this way, the adjustment current value is determined by monitoring the midpoint voltage after the magnet is assembled. Specifically, in the sensor of FIG. 8, the exposed portion can be trimmed as shown in FIG.
[0027]
In FIG. 8, reference numeral 40 denotes a midpoint monitor terminal, that is, a terminal connected to the output terminal of the
In FIG. 2, regarding the distance r between the
However, since I is represented by the magnitude of the current, the I value is adjusted in consideration of the r value, and a 45 ° magnetic vector is applied to the
[0028]
Thus, the present embodiment has the following features.
(A) As shown in FIG. 1, current conducting
[0029]
In this way, by passing a current through the
(B) As shown in FIG. 2, the
(C) As shown in FIG. 3, two
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of a magnetic rotation sensor according to an embodiment.
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG.
FIG. 3 is a diagram showing an electrical configuration of a sensor.
FIG. 4 is a diagram showing a relationship of a resistance value R with respect to an angle θ formed by a current direction and a magnetic field direction.
FIG. 5 is a diagram for explaining various vectors.
FIG. 6 is a diagram for explaining various vectors.
FIG. 7 is a diagram for explaining various vectors.
FIG. 8 is a plan view of the sensor.
FIG. 9 is an enlarged view of a portion X in FIG.
FIG. 10 is a view showing a magnetic rotation sensor for explaining a conventional technique.
FIG. 11 is a diagram showing a sensor signal waveform.
[Explanation of symbols]
2 ... Substrate, 3 ... MR element, 4 ... MR element, 5 ... Bias magnet, 20, 21 ... Current conducting part, 22 ... Interlayer insulating film.
Claims (3)
前記基板の上に電流導通部を延設し、この電流導通部に電流を流し、これにより発生する磁界にて磁気抵抗素子に対するバイアス磁界の向きを補正するようにしたことを特徴とする磁気センサ。A magnetoresistive element is disposed on the substrate, a bias magnet is disposed behind the substrate, the magnetoresistive element is positioned in the bias magnetic field by the bias magnet, and a change in the direction of the bias magnetic field accompanying the motion of the detection target is detected. In a magnetic sensor that detects with a magnetoresistive element,
A magnetic sensor characterized in that a current conducting portion is extended on the substrate, a current is passed through the current conducting portion, and the direction of the bias magnetic field with respect to the magnetoresistive element is corrected by the magnetic field generated thereby. .
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