JP3987365B2 - palette - Google Patents
palette Download PDFInfo
- Publication number
- JP3987365B2 JP3987365B2 JP2002100459A JP2002100459A JP3987365B2 JP 3987365 B2 JP3987365 B2 JP 3987365B2 JP 2002100459 A JP2002100459 A JP 2002100459A JP 2002100459 A JP2002100459 A JP 2002100459A JP 3987365 B2 JP3987365 B2 JP 3987365B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pallet
- shaped rib
- wall
- rib
- reinforcing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Pallets (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、フォークリフトのフォークを挿入するためのフォーク挿入孔を備え、瓦等の積載物を運搬するために使用される合成樹脂製のパレットに関するものである。より詳しくは、フォークリフトを用いての運搬時におけるパレットの強度を高めるように構成されたパレットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種の合成樹脂製パレットとしては、例えば、四角板状に形成された上下一対の上面デッキ及び下面デッキと、長四角筒状に形成された端桁及び中桁とを備えたものが知られている。この合成樹脂製パレットは、下面デッキの両側縁に沿って一対の端桁が立設されるとともに、それら両端桁の中央に同端桁と平行となるように中桁が立設されている。さらに、これら端桁及び中桁の上端部には上面デッキが支持されており、それら上面デッキ、下面デッキ及び隣接する桁間により一対のフォーク挿入孔が開口されている。
【0003】
前記端桁を構成する壁面には、所定間隔をおいて上下方向に延びる複数の縦リブが突設されている。また、同端桁内には、端桁の短手方向に延びる仕切板が所定間隔をおいて複数設けられており、端桁内を複数の区画に仕切っている。これら仕切板は、端桁の対向する長側壁間をフォーク挿入孔と直交方向に繋いでいるうえ、上面デッキと下面デッキとの間を上下方向に繋ぐように設けられている。そして、これら縦リブ及び仕切板により、端桁に対し上下方向にかかる荷重が効果的に受け止められ、パレットの強度が高められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記従来の合成樹脂製パレットの縦リブ及び仕切板は、いずれもフォーク挿入孔と直交方向に延設されていることから、その延設方向にかかる荷重に対しては著しく高い強度を発揮するが、その延設方向とずれた方向にかかる荷重に対しては十分な強度を発揮することができなかった。このため、特にフォーク挿入孔内にフォークを挿入して運搬する際には、一対のフォーク間に挟持された中桁と比べて、端桁に対しては様々な方向からランダムに荷重が加えられるケースが多く、これら縦リブ及び仕切板ではそれらの荷重に対して十分な強度が得られにくかった。
【0005】
この発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、軽量化を図りつつ、フォーク挿入孔内にフォークを挿入して運搬する際のパレットの強度を容易に高めることができるように構成されたパレットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載のパレットの発明は、合成樹脂製の上部デッキ部材と下部デッキ部材とを接合することにより略四角板状に形成され、両側縁に沿って延びる一対の端桁と、同側縁と平行に延びる中桁との間にフォーク挿入孔を形成させるように構成したパレットにおいて、前記フォーク挿入孔と接する端桁の内側壁に平面Y字状に形成されたY字状リブを突設するとともに、そのY字状リブの基端部を前記端桁の内側壁と直交方向に延設したことを特徴とするものである。
【0007】
請求項2に記載のパレットの発明は、略四角板状に形成された合成樹脂製の上部デッキ部材により構成され、両側縁に沿って延びる一対の端桁と、同側縁と平行に延びる中桁との間にフォーク挿入孔を形成させるように構成したパレットにおいて、前記フォーク挿入孔と接する端桁の内側壁に平面Y字状に形成されたY字状リブを突設するとともに、そのY字状リブの基端部を前記端桁の内側壁と直交方向に延設したことを特徴とするものである。
【0008】
請求項3に記載のパレットの発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記Y字状リブの先端を、同Y字状リブの基端部と平行に延びるとともに前記端桁の内側壁又は外側壁に接合された補強リブと接合させたことを特徴とするものである。
【0009】
請求項4に記載のパレットの発明は、請求項3に記載の発明において、前記補強リブを前記端桁の内側壁に接合させるとともに、同補強リブ及び前記Y字状リブをパレットの上下端部間を繋ぐように形成し、前記補強リブ、端桁の内側壁及びY字状リブによって端桁の内側部に補強用区画柱を立設させたことを特徴とするものである。
【0010】
請求項5に記載のパレットの発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の発明において、前記Y字状リブの先端部を薄肉に形成したことを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
図2に示すように、実施形態のパレット11は、合成樹脂により略四角板状(直方体状、平面正方形状)に形成されているうえ、片面使用2方差しの構成となっている。即ち、このパレット11には、フォークリフト及びハンドリフトのフォークを挿入するためのフォーク挿入孔12が合計2個(1対)設けられている。このパレット11は、上部デッキ部材13と下部デッキ部材14とを別々に射出成形した後、上部デッキ部材13の下端面と下部デッキ部材14の上端面とを溶着させることにより一体化される。このパレット11の上端面は水平面に沿って延びる上面デッキ15となっており、その上面デッキ15上に図示しない載置物を載置した状態で、その一側部に開口された左右一対のフォーク挿入孔12内にフォークリフト又はハンドリフトのフォークを挿入して運搬するように構成されている。
【0012】
図1から図5に示すように、パレット11の両側部には、長四角柱状(略長四角筒状)に形成された左右一対の端桁21がパレット11の両側縁に沿って立設されている。両端桁21間の中央位置、即ちパレット11の中央部には、長四角柱状(略長四角筒状)に形成された中桁22が、端桁21及びフォーク挿入孔12と平行に延びるように立設されている。これら左右一対の端桁21及び中桁22は、パレット11においてフォーク挿入孔12を開口させつつ、上面デッキ15を所定高さに支持している。
【0013】
端桁21と中桁22との間には、両桁21,22の上端部間を連結するように水平面に沿って延びる長四角板状の上部桟23が架設されており、フォーク挿入孔12の上方に位置する上面デッキ15を構成している。パレット11の前後両端部及び中央部には、両桁21,22の下端部間を連結するように水平面に沿って延びる長四角板状の端部下部桟24a及び中央部下部桟24bが架設されている。これら端桁21、中桁22、上部桟23及び端部下部桟24aにより、パレット11の前後両端部にはフォーク挿入孔12の開口部を構成する左右一対のフォーク挿入口12aが形成されている。また、このパレット11の下面には、隣接する桁21,22間を縦横に繋ぐ下部桟24a,24bにより、底面格子状(田字状)に形成された下面デッキのデッキ面が形成されている。
【0014】
図1、図4及び図5に示すように、端桁21は、上部デッキ部材13の両側部に垂下された長四角柱状(略長四角筒状)の上部桁部材31と、下部デッキ部材14の両側部に立設された長四角柱状(略長四角筒状)の下部桁部材32とから構成されている。これら上下の桁部材31,32は、いずれも同大同形状に形成されているうえ、両桁部材31,32間の境界面としての溶着面を中心に上下に対称となるように構成されている。
【0015】
図1(a)に示すように、上部桁部材31の周縁には、長四角筒状に形成された上部筒体33が上面デッキ15の下面から上部桁部材31の下端部まで上下方向に延びるように垂下されている。上部桁部材31の短手方向の中央には、フォーク挿入孔12と平行となるように前後方向(上部桁部材31の長手方向)に延びる第2補強リブとしての長手リブ34が設けられている。この長手リブ34は、上部筒体33の前後両端部間を繋ぐように延設されているうえ、上面デッキ15の下面から上下方向に延びるように垂下されている。さらに、この長手リブ34の前後両端部は上部桁部材31の上下両端部間を繋ぐように形成されており、中央部は上部桁部材31の上部又は上端部までの高さとなるように形成されている。
【0016】
上部桁部材31の長手方向の中央部には、所定間隔をおいてフォーク挿入孔12と直交方向(上部桁部材31の短手方向)に延びる補強リブとしての前後一対の短手リブ35及び仕切板36が設けられている。これら短手リブ35及び仕切板36は、上部筒体33の左右両側部間を繋ぐように延設されているうえ、上面デッキ15の下面から上下方向に延びるように垂下されている。端桁21の中央(長手リブ34)よりもパレット11の外側方側に位置する短手リブ35の中央部は上部桁部材31の上部又は上端部までの高さとなるように形成され、その他は上部桁部材31の上下両端部間を繋ぐように形成されている。仕切板36は、全体が上部桁部材31の上下両端部間を繋ぐように形成されており、その桁部材31内を複数の区画に仕切っている。
【0017】
図1(a)及び図6に示すように、短手リブ35と仕切板36との間には、フォーク挿入孔12と接する上部筒体33の内側壁33a(一方の長側壁)内側面からパレット11の外側方へと突設されたY字状リブ41が設けられている。このY字状リブ41は、前記上部筒体33の内側壁33a内側面から延びる長四角板状の基部板41aと、その基部板41aの先端縁から斜め方向に分岐しながら延びる一対の分岐板41bとから底面Y字状に形成されている。
【0018】
このY字状リブ41の基端部に位置する基部板41aは、前記上部筒体33の内側壁33a内側面から同側壁33aと直交方向に延びるように突設されており、同基部板41aの先端は同側壁33aと長手リブ34との中間位置に配設されている。さらに、この基部板41aは、上部桁部材31の上下両端部間を繋ぐように、上面デッキ15の下面から上下方向に延びるように垂下されている。
【0019】
また、Y字状リブ41の先端部に位置する一対の分岐板41bは、前記基部板41aの先端縁と、長手リブ34付近に位置する短手リブ35又は仕切板36の一側面中央部との間を斜め方向に繋ぐように延設されている。さらに、この分岐板41bは、上面デッキ15の下面から上下方向に延びるように垂下されているうえ、上部桁部材31の上下両端部間を繋ぐように上下方向に延びる長四角板状に形成されている。
【0020】
一方、フォーク挿入孔12に近接する上部桁部材31の内側部には、前記Y字状リブ41と、そのY字状リブ41と接する前記上部筒体33の内側壁33a、短手リブ35及び仕切板36(内端部)により、底面略逆B字状に形成された隣接する一対の補強用区画柱42が形成されている。この補強用区画柱42は、上部桁部材31の内側部において、上下方向に延びる柱状構造をなすように立設されており、上下方向及び横方向にかかる荷重に対して高い補強効果を有している。さらに、前記隣接しながら配設された一対の補強用区画柱42は、基部板41aを共有しつつ平断面略逆B字状に形成されており、上下方向及び横方向にかかる荷重に対してさらに高い補強効果を有している。
【0021】
これら一対の補強用区画柱42の中央部に位置するY字状リブ41は、主にフォークリフトを用いてパレット11を運搬する際の上部桁部材31の補強を行うために設けられている。そして、各Y字状リブ41を構成する一対の分岐板41bは、底面から見たとき、基部板41aの延設方向に延びる延長線に対し左右対称となるように同じ角度で傾斜するように配設されており、フォークや載置物から加わる様々な方向からの荷重を安定して受け止められるようになっている。
【0022】
また、隣接する短手リブ35と仕切板36との間の距離は、前記様々な方向からの荷重を安定して受け止めるために、好ましくは100mm以下であるとよい。同様の理由で、隣接するY字状リブ41の基部板41a間の距離、及び各Y字状リブ41において一対の分岐板41bの先端間の最短距離は、いずれも100mm以下であるのが好ましい。
【0023】
一方、このY字状リブ41において、分岐板41bの厚みは、パレット11を構成する一般部(基部板41aを含む)の平均的な厚みよりも薄肉となるように構成されており、パレット11の軽量化が効果的に図られるようになっている。例えば、基部板41aの厚みは4mm、分岐板41bの厚みは3.6mmに形成されている。なお、この分岐板41bの厚みとしては、基部板41a等のパレット11の一般部の厚みよりも、好ましくは5〜20%程度、より好ましくは10〜15%程度薄肉となるように構成されているとよい。この分岐板41bの厚みが前記一般部の厚みの80%未満の場合には、分岐板41bの物性的な強度が低下し、それら分岐板41bによって荷重を効果的に受け止めることが困難になるおそれがある。逆に95%を越える場合には、パレット11を十分に軽量化することができなくなるおそれがある。
【0024】
下部桁部材32は、長四角柱状(略長四角筒状)に形成されているうえ、下部デッキ部材14の両側部に立設されている。この下部桁部材32は、前記上部桁部材31に対し上下が逆になるように構成されている以外は、上部桁部材31と全く同様である。従って、以下の記載において、下部桁部材32に設けられた上部筒体33に相当する構成の部材名称を下部筒体43とし、それ以外は内側壁33a及び外側壁33bをも含めて同一の部材名称を用いるものとする。
【0025】
図1、図4及び図5に示すように、中桁22は、上部デッキ部材13の中央部に垂下された長四角柱状(略長四角筒状)の第2上部桁部材51と、下部デッキ部材14の中央部に立設された長四角柱状(略長四角筒状)の第2下部桁部材52とから構成されている。これら桁部材51,52は、前記桁部材31,32におけるY字状リブ41が設けられていない以外はほぼ同様の構成を有している。
【0026】
次に、上記パレット11の作用について説明する。
このパレット11は、上部デッキ部材13と下部デッキ部材14とを別々に射出成形した後、上部デッキ部材13の下端面と下部デッキ部材14の上端面とを溶着することによって製造される。なおこのとき、上部デッキ部材13に設けられたY字状リブ41の下端面と、下部デッキ部材14に設けられたY字状リブ41の上端面とは互いに溶着され、上下のデッキ部材13,14間の溶着面積を増加させるの寄与している。このパレット11は、その前端部又は後端部に開口された左右一対のフォーク挿入口12aからフォーク挿入孔12内へとフォークリフト又はハンドリフトの2本のフォークを挿入した後、それらフォークを所定高さに持ち上げながら運搬される。
【0027】
このとき、このパレット11の端桁21には、載置物及びフォークから加わる様々な方向の荷重が上面デッキ15を介して刻々と変化しながら伝えられる。これら種々の荷重のうち、最大かつ主要な荷重である端桁21の短手方向にかかる荷重に対しては、同一方向に延設されている短手リブ35及び仕切板36が効果的に受け止める。さらに、前記端桁21の短手方向の荷重の一部は、Y字状リブ41に伝えられ、同Y字状リブ41の基端部又は中央部を中心に基部板41aを通る垂直面内で目には見えない曲げの力となって作用し、Y字状リブ41の先端部(分岐板41b)により受け止められる。即ち、前記曲げの力は、一対の分岐板41bの上端部を両側縁とする上面デッキ15の(仮想的な)扇状壁面全体で受け止められるとともに、同分岐板41bの下端部を両側縁とする下面デッキの扇状壁面全体で受け止められる。
【0028】
一方、前記種々の荷重のうち、端桁21の短手方向以外の方向にかかる荷重に対しては、Y字状リブ41、特に一対の分岐板41bが主として受け止める。即ち、短手リブ35及び仕切板36は、いずれも端桁21の短手方向(フォーク挿入孔12と直交方向)のみに延設されていることから、前記曲げの力が作用する垂直面のみに沿った1次元的な高い補強効果を発揮する。しかしながら、上面デッキ15(水平面)に沿って拡がる補強効果についてはほとんど発揮し得ない。
【0029】
これに対し、分岐板41bは、前記1次元的補強効果を有しつつ、前記上面デッキ15及び下面デッキの扇状壁面を背景とした補強構造を有していることから2次元的な補強効果を発揮し、端桁21の短手方向以外の方向にかかる荷重を極めて効果的に受け止めることができる。特にフォーク挿入孔12内にフォークを挿入して運搬する際には、フォークの先端部及び基端部が当接する上部桟23の近傍位置のY字状リブ41には、局所的な捩れ力が作用する場合が多いが、このような捩れ力に対するY字状リブ41の補強効果は2次元的であることから極めて高い。
【0030】
一方、このパレット11は、JIS Z 0602に基づく曲げ強度試験においても同様に極めて高い強度を発揮する。なお、上記補強効果を高めるためのY字状リブ41の構造としては、図6に示すように、一対の分岐板41b同士のなす角度αが、好ましくは90°以下、より好ましくは60〜90°、さらに好ましくは70〜80°であるとよい。
【0031】
次に、上記実施形態によって発揮される効果について説明する。
・ 実施形態のパレット11は、合成樹脂製の上部デッキ部材13と下部デッキ部材14とを溶着させることにより略四角板状に形成されているうえ、両側縁に沿って延びる一対の端桁21と、同側縁と平行に延びる中桁22との間にフォーク挿入孔12が形成されるようになっている。さらに、このパレット11は、フォーク挿入孔12と接する端桁21の内側壁33aに平面Y字状に形成されたY字状リブ41が突設されているうえ、同Y字状リブ41の基部板41aは前記端桁21の内側壁33aと直交方向に延設されている。
【0032】
このため、このパレット11は、端桁21の内側部にY字状リブ41が設けられていることから、フォーク挿入孔12内にフォークを挿入して運搬する際の上部桟23と端桁21との接合部を中心としたパレット11全体の強度を容易に高めることができる。さらに、前記Y字状リブ41は、極めて簡単かつ軽微な構成であることから、重量増加にほとんど寄与することなく、パレット11の軽量化を容易に図ることができる。
【0033】
特に、Y字状リブ41の基部板41aは、フォークリフトを用いての運搬時に最も大きな荷重がかかる方向と一致するように延設されていることから、その荷重を極めて効果的に受け止めることができる。さらに、この基部板41aは、前記荷重を極めて効率的に一対の分岐板41bへと伝えることから、パレット11全体の強度をより一層容易に高めることが可能である。即ち、前記一対の分岐板41bは、前記荷重を相反する2方向に分岐しながら上面デッキ15及び下面デッキに伝えるようになっている。このため、このパレット11では、基部板41aから伝播される荷重が一対の分岐板41bに分岐しつつ伝播された時点で、各分岐板41bにかかる荷重が半分程度まで低減されている。さらに、各分岐板41bは、前記低減された荷重をパレット11の外側方と、前端部又は後端部側へと分散するように配設されていることから、補強効果は極めて高い。加えて、このY字状リブ41の一対の分岐板41bは、その上下端部を両側縁とする上面デッキ15及び下面デッキの扇状壁面全体で2次元的に荷重を受け止めるように構成されていることから、基部板41aの延設方向以外の方向に加えられる捩れ力等を極めて効果的に受け止めることができる。
【0034】
従って、この端桁21の内側部に設けられたY字状リブ41は、最も主要な荷重を強力に受け止めるための基部板41aと、その主要な荷重以外のランダム(多様)な荷重を受け止めるための一対の分岐板41bとを一体的に備えている。さらに、前記基部板41aは前記多様な荷重を分岐板41bに効率的に伝えることができ、前記分岐板41bは前記主要な荷重を補助的に受け止めることができることから、あらゆる方向から加わる荷重に対して相乗的な補強効果を発揮することができる。
【0035】
・ このパレット11は、Y字状リブ41全体がパレット11(端桁21)の上下端部間を上下に連続して繋ぐように構成されている。このため、このパレット11は、上面デッキ15及び下面デッキの扇状壁面を背景にした2次元的な補強構造を構築することができるとともに、それら上下の扇状壁面間を繋ぐ3次元的(立体的)な補強構造をも同時に構築することができる。さらに、このY字状リブ41は、端桁21の内側壁33aと分岐板41bとの間に前記2次元的及び3次元的な補強構造を同時に構築させることが可能であることから、パレット11の強度を著しく顕著に高めることができる。
【0036】
・ このパレット11では、Y字状リブ41の先端が、同Y字状リブ41の基部板41aと平行に延びるとともに端桁21の内側壁33a又は外側壁33b(端桁21のいずれか一方の長側壁)と接合された一対の補強リブ(短手リブ35及び仕切板36)に接合されている。このため、このY字状リブ41は、分岐板41bと、端桁21の内側壁33a又は外側壁33bとの間に、補強リブによって補強された強固な2次元的補強構造が構築されていることから、より広い面積で荷重を受け止めることが可能となる。
【0037】
特に、このパレット11では、一対の補強リブがパレット11の外側縁に沿って延設された端桁21の外側壁33bに接合されていることから、端桁21の内側壁33aからY字状リブ41を通って伝播される主要な荷重を、対向する外側壁33b(全体)に伝えることができる。このため、前記外側壁33bは、極端に大きな荷重が加えられていないことから、前記主要な荷重が直接加えられる内側壁33aと比較して、荷重を受け止める力が著しく強い。さらに、同外側壁33bは、Y字状リブ41を通って分散された弱い荷重を広い面積で受け止めることができるという利点も有する。
【0038】
・ このパレット11では、短手リブ35又は仕切板36と、端桁21の内側壁33aと、Y字状リブ41(半分)とによって端桁21の内側部に補強用区画柱42が立設されている。このため、この略四角筒状に形成された補強用区画柱42により、前記フォーク挿入孔12内にフォークを挿入して運搬する際にかかるあらゆる方向の荷重と、載置物による上下方向にかかる荷重とをいずれも極めて効果的に受け止めることができる。さらに、短手リブ35、仕切板36、端桁21の内側壁33a及びY字状リブ41(全体)によって端桁21の内側部に隣接する一対の補強用区画柱42を立設させることにより、パレット11の強度をさらに著しく顕著に高めることができる。
【0039】
・ Y字状リブ41の分岐板41bを薄肉に形成したことによって、必要十分な物性的強度を保持しつつ、パレット11の軽量化を容易かつ効果的に図ることができる。
【0040】
・ Y字状リブ41の対向する一対の先端間の距離を100mm以下にすることにより、Y字状リブ41による補強効果を十分に発揮させつつ軽微な構成とすることができることから、パレット11の補強と軽量化とを両立させることが容易である。さらに、基部板41aや分岐板41bの強度保持のための適正な長さとすることが容易であることから、Y字状リブ41の不可逆的な捩れや変形を引き起こし難くすることもできる。また、各Y字状リブ41において、分岐板41bの両先端間を繋ぐ直線と、基部板41aの基端との間の最短距離についてもほぼ同様の理由で100mm以下であるのが好ましい。
【0041】
・ このパレット11は、端桁21内にフォーク挿入孔12と平行に延びる第2補強リブとしての長手リブ34を設け、その第2補強リブと補強リブ(短手リブ35又は仕切板36)との交点近傍にY字状リブ41の分岐板41b先端部が接合されている。このため、各分岐板41bに伝播された荷重は、パレット11の内側方と、前端部又は後端部側へと分岐され、その前後方向に分岐された荷重の一部が長手リブ34によって受け止められることから、パレット11の強度を容易に高めることが可能である。
【0042】
なお、本実施形態は次のように変更して具体化することも可能である。
・ パレット11を両面使用2方差し、片面使用4方差し、両面使用4方差し、スキッドタイプ(単面型)の2方差し又はスキッドタイプの4方差しの構成としてもよい。このように構成した場合でも、上記実施形態と全く同様の効果を発揮する。
【0043】
なお、両面使用2方差しのパレット11は、上記実施形態の上部デッキ部材13を2つ用意し、それら上部デッキ部材13の溶着面同士を溶着することにより容易に製造される。また、スキッドタイプ2方差しのパレット11は、上記実施形態の上部デッキ部材13のみによって構成され、必要に応じて端桁21及び中桁22の高さを延長させるとよい。
【0044】
一方、片面使用4方差し、両面使用4方差し及びスキッドタイプ4方差しのパレット11は、前記2方差しのパレット11の場合とほぼ同様に製造される。これら4方差しのパレット11は、上記実施形態の端桁21及び中桁22の代わりに、パレット11の各コーナ部に端桁としての隅部桁と、パレット11の各側部中央に端桁としての中間桁と、パレット11の中央に中桁としての中央桁とが立設され、いずれも四角筒状に形成されている。さらに、前記端桁(隅部桁又は中間桁)の内側壁33aの内側面には、上記実施形態と同様の構成を有するY字状リブ41が突設されている。また、前記Y字状リブ41の分岐板41bの先端は、基部板41aと平行に延びるとともに端桁の内側壁33a又は外側壁33bに接合された一対の補強リブ(短手リブ35や仕切板36と同様の構成)と接合されているのが好ましい。
【0045】
・ 隣接するY字状リブ41同士を密着させること。即ち、一方のY字状リブ41の一方の分岐板41b先端と、他方のY字状リブ41の一方の分岐板41bの先端とを同一の補強リブの対向する側面にそれぞれ接合させ、隣接する一対の補強用区画柱42の側面(短手リブ35又は仕切板36)同士を密着させること。
【0046】
・ 長手リブ34を省略すること。
・ 基部板41aを分岐板41bと同じ厚みに形成しても構わない。
・ 端桁21の中央(長手リブ34)よりもパレット11の内側方側に位置する補強リブ(短手リブ35又は仕切板36)を、端桁21の上部(上端部)及び下部(下端部)のみに設けること。
【0047】
・ 各分岐板41bは、平面又は底面から見たときに斜め方向に延びる直線に沿って延設されている必要はなく、例えば中央部がパレット11の内側方又は外側方に僅かに膨出するように形成されていても構わない。
【0048】
・ 例えば図7に示すように、上部桁部材31内に設けられたY字状リブ41又は分岐板41bの下面を、先端側ほど上面デッキ15側に向かって高くなるように形成すること。さらに、下部桁部材32内に設けられたY字状リブ41又は分岐板41bの上面を、先端側ほど下面デッキ側に向かって低くなるように形成すること。なお、前記上面及び下面は、正面から見たときに斜め方向に延びる直線に沿って延設されている必要はなく、上方又は下方に膨出するように弧状に形成されていても構わない。このように構成した場合、Y字状リブ41による補強効果を十分に発揮させつつ、パレット11の軽量化をより一層容易に図ることが可能となる。
【0049】
・ 分岐板41bを端桁21の上部(上端部)及び下部(下端部)のみに設けること。さらに、基部板41aを端桁21の上部及び下部のみに設けても構わない。
【0050】
・ 補強リブ(短手リブ35又は仕切板36)を、端桁21の中央(長手リブ34)よりもパレット11の外側方側のみに設けること。また、補強リブ(短手リブ35又は仕切板36)を、端桁21の中央(長手リブ34)よりもパレット11の内側方側のみに設けても構わない。
【0051】
さらに、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
・ 前記Y字状リブ全体をパレットの上下端部間を繋ぐように構成したことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のパレット。
【0052】
・ 前記Y字状リブの先端間の距離を100mm以下にしたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のパレット。
・ 前記Y字状リブの基端部を端桁の上下端部間を繋ぐように形成したことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のパレット。
【0053】
・ 前記補強リブ全体をパレットの上下端部間を繋ぐように構成したことを特徴とする請求項3から請求項5のいずれかに記載のパレット。
・ 前記端桁内にフォーク挿入孔と平行に延びる第2補強リブを設け、その第2補強リブと前記補強リブとの交点近傍に前記Y字状リブの先端部を接合させたことを特徴とする請求項3から請求項5のいずれかに記載のパレット。
【0054】
・ 合成樹脂製の上部デッキ部材と下部デッキ部材とを接合することにより略四角板状に形成され、端桁と中桁とを備え、隣接する桁間にフォーク挿入孔を形成させるように構成したパレットにおいて、前記フォーク挿入孔と接する端桁の内側壁に平面Y字状に形成されたY字状リブを突設するとともに、そのY字状リブの基端部を前記端桁の内側壁と直交方向に延設したことを特徴とするパレット。このように構成した場合、軽量化を図りつつ、フォーク挿入孔内にフォークを挿入して運搬する際のパレットの強度を容易に高めることができる。
【0055】
・ 略四角板状に形成された合成樹脂製の上部デッキ部材により構成され、端桁と中桁とを備え、隣接する桁間にフォーク挿入孔を形成させるように構成したパレットにおいて、前記フォーク挿入孔と接する端桁の内側壁に平面Y字状に形成されたY字状リブを突設するとともに、そのY字状リブの基端部を前記端桁の内側壁と直交方向に延設したことを特徴とするパレット。このように構成した場合、軽量化を図りつつ、フォーク挿入孔内にフォークを挿入して運搬する際のパレットの強度を容易に高めることができる。
【0056】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、次のような効果を奏する。
請求項1から請求項5に記載の発明のパレットによれば、軽量化を図りつつ、フォーク挿入孔内にフォークを挿入して運搬する際のパレットの強度を容易に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は実施形態の上部デッキ部材の一部を示す底面図、(b)は同じく下部デッキ部材の一部を示す平面図。
【図2】 実施形態のパレットを示す斜視図。
【図3】 実施形態の下部デッキ部材の一部を示す底面図。
【図4】 図1の4−4線から見たパレットを示す正断面図。
【図5】 (a)は図1の5a−5a線から見たパレットを示す側断面図、(b)は同じく5b−5b線から見たパレットを示す側断面図。
【図6】 図1(a)のパレットの一部を拡大した部分拡大底面図。
【図7】 実施形態以外のパレットの一部を示す正断面図。
【符号の説明】
11…パレット、12…フォーク挿入孔、13…上部デッキ部材、14…下部デッキ部材、21…端桁、22…中桁、33a…端桁の内側壁、33b…端桁の外側壁、35…補強リブとしての短手リブ、36…補強リブとしての仕切板、41…Y字状リブ、41a…Y字状リブの基端部としての基部板、41b…Y字状リブの先端部としての分岐板、42…補強用区画柱。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a synthetic resin pallet which is provided with a fork insertion hole for inserting a fork of a forklift and is used for transporting a load such as a tile. More specifically, the present invention relates to a pallet configured to increase the strength of the pallet during transportation using a forklift.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, this type of synthetic resin pallet includes, for example, a pair of upper and lower upper and lower decks formed in a square plate shape, and end girders and middle girders formed in a long rectangular tube shape. It has been known. In this synthetic resin pallet, a pair of end girders are erected along both side edges of the lower deck, and a middle girder is erected at the center of the both end girders so as to be parallel to the end girders. Further, upper end decks are supported on upper ends of these end girders and middle girders, and a pair of fork insertion holes are opened between the upper side decks, the lower side decks, and adjacent girders.
[0003]
A plurality of vertical ribs extending in the vertical direction with a predetermined interval project from the wall surface constituting the end beam. In addition, a plurality of partition plates extending in the short direction of the end girder are provided at predetermined intervals in the same girder, and the inside of the end girder is partitioned into a plurality of sections. These partition plates are provided so as to connect the long side walls facing the end girders in a direction orthogonal to the fork insertion holes and to connect the upper deck and the lower deck in the vertical direction. These vertical ribs and partition plates effectively receive the load applied to the end girders in the vertical direction, and the strength of the pallet is increased.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the vertical ribs and partition plates of the conventional synthetic resin pallet are both extended in the direction perpendicular to the fork insertion hole, they exhibit extremely high strength against the load applied in the extending direction. However, sufficient strength could not be exhibited with respect to a load applied in a direction shifted from the extending direction. For this reason, especially when a fork is inserted into the fork insertion hole and transported, loads are randomly applied to the end girders from various directions as compared to the middle girder sandwiched between the pair of forks. There were many cases, and it was difficult for these vertical ribs and partition plates to obtain sufficient strength against these loads.
[0005]
The present invention has been made paying attention to such problems existing in the prior art. An object of the present invention is to provide a pallet configured to easily increase the strength of the pallet when the fork is inserted into the fork insertion hole and transported while reducing the weight.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention of the pallet according to claim 1 is formed in a substantially square plate shape by joining an upper deck member and a lower deck member made of synthetic resin, along both side edges. In a pallet configured to form a fork insertion hole between a pair of extending end girders and a middle girder extending parallel to the same side edge, a flat Y-shape is formed on the inner wall of the end girder in contact with the fork inserting hole. The formed Y-shaped rib protrudes, and the base end of the Y-shaped rib extends in a direction orthogonal to the inner wall of the end beam.
[0007]
The invention of the pallet according to
[0008]
The invention of the pallet according to claim 3 is the invention according to
[0009]
The invention of the pallet according to
[0010]
The invention of the pallet according to claim 5 is characterized in that, in the invention according to any one of claims 1 to 4, the tip of the Y-shaped rib is formed thin.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
As shown in FIG. 2, the
[0012]
As shown in FIGS. 1 to 5, a pair of left and
[0013]
Between the
[0014]
As shown in FIGS. 1, 4, and 5, the
[0015]
As shown in FIG. 1 (a), an
[0016]
A pair of front and rear
[0017]
As shown in FIGS. 1A and 6, between the
[0018]
The
[0019]
The pair of
[0020]
On the other hand, on the inner side of the
[0021]
The Y-shaped
[0022]
Further, the distance between the adjacent
[0023]
On the other hand, in the Y-shaped
[0024]
The
[0025]
As shown in FIGS. 1, 4 and 5, the
[0026]
Next, the operation of the
The
[0027]
At this time, loads in various directions applied from the mounted object and the fork are transmitted to the
[0028]
On the other hand, among the various loads, the Y-shaped
[0029]
On the other hand, the
[0030]
On the other hand, this
[0031]
Next, the effect exhibited by the above embodiment will be described.
The
[0032]
For this reason, since this
[0033]
In particular, since the
[0034]
Therefore, the Y-shaped
[0035]
The
[0036]
In the
[0037]
In particular, in the
[0038]
In this
[0039]
-By forming the
[0040]
-By making the distance between a pair of opposing tips of the Y-shaped
[0041]
The
[0042]
It should be noted that the present embodiment can be modified and embodied as follows.
-The
[0043]
The two-sided two-
[0044]
On the other hand, the
[0045]
-Adhering adjacent Y-shaped
[0046]
• omit the
The
-Reinforcing ribs (
[0047]
Each
[0048]
For example, as shown in FIG. 7, the lower surface of the Y-shaped
[0049]
-The
[0050]
A reinforcing rib (
[0051]
Further, the technical idea that can be grasped from the embodiment will be described below.
The pallet according to any one of claims 1 to 5, wherein the entire Y-shaped rib is configured to connect between upper and lower ends of the pallet.
[0052]
The pallet according to any one of claims 1 to 5, wherein a distance between tips of the Y-shaped ribs is set to 100 mm or less.
The pallet according to any one of claims 1 to 5, wherein a base end portion of the Y-shaped rib is formed so as to connect between upper and lower end portions of an end beam.
[0053]
The pallet according to any one of claims 3 to 5, wherein the entire reinforcing rib is configured to connect between upper and lower ends of the pallet.
A second reinforcing rib extending in parallel with the fork insertion hole is provided in the end beam, and the tip of the Y-shaped rib is joined in the vicinity of the intersection of the second reinforcing rib and the reinforcing rib. The pallet according to any one of claims 3 to 5.
[0054]
・ It is formed in a substantially square plate shape by joining the upper deck member and the lower deck member made of synthetic resin, and it is provided with end girders and middle girders, and fork insertion holes are formed between adjacent girders. In the pallet, a Y-shaped rib formed in a planar Y-shape is projected on the inner wall of the end beam contacting the fork insertion hole, and the base end portion of the Y-shaped rib is connected to the inner wall of the end beam A pallet characterized by extending in the orthogonal direction. When comprised in this way, the intensity | strength of the pallet at the time of inserting and conveying a fork in a fork insertion hole can be raised easily, aiming at weight reduction.
[0055]
The fork is inserted in a pallet that is composed of an upper deck member made of synthetic resin formed in a substantially square plate shape, and that has end girders and middle girders so that a fork inserting hole is formed between adjacent girders. A Y-shaped rib formed in a plane Y-shape is projected on the inner wall of the end beam in contact with the hole, and the base end portion of the Y-shaped rib extends in a direction orthogonal to the inner wall of the end beam. A pallet characterized by that. When comprised in this way, the intensity | strength of the pallet at the time of inserting and conveying a fork in a fork insertion hole can be raised easily, aiming at weight reduction.
[0056]
【The invention's effect】
As described in detail above, the present invention has the following effects.
According to the pallet of the invention described in the first to fifth aspects, the strength of the pallet when the fork is inserted into the fork insertion hole and transported can be easily increased while reducing the weight.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1A is a bottom view showing a part of an upper deck member of the embodiment, and FIG. 1B is a plan view showing a part of a lower deck member.
FIG. 2 is a perspective view showing a pallet according to the embodiment.
FIG. 3 is a bottom view showing a part of the lower deck member of the embodiment.
4 is a front sectional view showing the pallet as viewed from line 4-4 in FIG. 1. FIG.
5A is a side sectional view showing the pallet seen from the
6 is a partially enlarged bottom view in which a part of the pallet in FIG. 1 (a) is enlarged. FIG.
FIG. 7 is a front sectional view showing a part of a pallet other than the embodiment.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記フォーク挿入孔と接する端桁の内側壁に平面Y字状に形成されたY字状リブを突設するとともに、そのY字状リブの基端部を前記端桁の内側壁と直交方向に延設したことを特徴とするパレット。The upper deck member made of synthetic resin and the lower deck member are joined together to form a substantially square plate shape, and between a pair of end girders extending along both side edges and a middle girder extending parallel to the same side edges. In the pallet configured to form a fork insertion hole,
A Y-shaped rib formed in a plane Y-shape is projected on the inner wall of the end beam contacting the fork insertion hole, and the base end of the Y-shaped rib is orthogonal to the inner wall of the end beam. Pallet characterized by extending.
前記フォーク挿入孔と接する端桁の内側壁に平面Y字状に形成されたY字状リブを突設するとともに、そのY字状リブの基端部を前記端桁の内側壁と直交方向に延設したことを特徴とするパレット。A fork insertion hole is formed between a pair of end girders that extend along both side edges and a middle girder that extends in parallel with the side edges, and is composed of a synthetic resin upper deck member formed in a substantially square plate shape. In the pallet configured as follows,
A Y-shaped rib formed in a planar Y-shape is projected on the inner wall of the end beam contacting the fork insertion hole, and the base end of the Y-shaped rib is orthogonal to the inner wall of the end beam. Pallet characterized by extending.
前記補強リブ、端桁の内側壁及びY字状リブによって端桁の内側部に補強用区画柱を立設させたことを特徴とする請求項3に記載のパレット。The reinforcing rib is joined to the inner wall of the end beam, and the reinforcing rib and the Y-shaped rib are formed so as to connect the upper and lower ends of the pallet,
The pallet according to claim 3, wherein a reinforcing partition column is erected on the inner side of the end beam by the reinforcing rib, the inner wall of the end beam, and the Y-shaped rib.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002100459A JP3987365B2 (en) | 2002-04-02 | 2002-04-02 | palette |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002100459A JP3987365B2 (en) | 2002-04-02 | 2002-04-02 | palette |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003291971A JP2003291971A (en) | 2003-10-15 |
JP3987365B2 true JP3987365B2 (en) | 2007-10-10 |
Family
ID=29241385
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002100459A Expired - Fee Related JP3987365B2 (en) | 2002-04-02 | 2002-04-02 | palette |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3987365B2 (en) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4529162B2 (en) * | 2005-06-07 | 2010-08-25 | 株式会社明治ゴム化成 | Plastic pallet |
JP6312251B2 (en) * | 2014-09-30 | 2018-04-18 | 日本プラスト株式会社 | Cowl top cover |
-
2002
- 2002-04-02 JP JP2002100459A patent/JP3987365B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003291971A (en) | 2003-10-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6358584B2 (en) | Decomposable self-assembly structure | |
US5109998A (en) | Freight container for air transport | |
KR100729286B1 (en) | Pallet made of synthetic resin | |
JP3987365B2 (en) | palette | |
JP3961867B2 (en) | palette | |
JP5249734B2 (en) | Plastic pallet | |
KR101610910B1 (en) | Multipurpose steel pallets | |
JP4238154B2 (en) | Plastic pallet | |
JP3967119B2 (en) | palette | |
JP4268888B2 (en) | Plastic pallet | |
JP2003170935A (en) | Pallet | |
JP2001219933A (en) | Synthetic resin pallet | |
KR101250298B1 (en) | Steel pallet for loading goods | |
JP4326354B2 (en) | Plastic pallet | |
JP4436017B2 (en) | Plastic pallet | |
JP2003231522A (en) | Pallet | |
JP4326359B2 (en) | Plastic pallet | |
JP2005219757A (en) | Synthetic resin-made pallet | |
JP4309298B2 (en) | Plastic pallet | |
JP4259932B2 (en) | Plastic pallet | |
JP2006248541A (en) | Synthetic resin pallet | |
JP4250461B2 (en) | Plastic pallet | |
JP3980879B2 (en) | palette | |
JP4195836B2 (en) | Plastic pallet | |
JP4550225B2 (en) | palette |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041209 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070626 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070703 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070712 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100720 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100720 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110720 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120720 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130720 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |