JP3984511B2 - 時刻配信サーバ情報収集並びに提供システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信ネットワーク上の時刻配信サーバから標準時刻配信を受けて時刻合わせを行う時刻同期システムに係り、特に顧客にとって最も適切な時刻配信サーバを選択してアクセスを可能とする時刻配信サーバ情報収集並びに提供システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インターネットを始めとするコンピュータネットワーク環境下において、特にサーバ関係の計算機の時刻が正確でないと、不都合が生じる。例えばファイルサーバを介してファイルの共有を行う場合、共有を行っている計算機関でファイルの更新時間の整合性がとれない。また、電子メールを相互にやり取りするメールサーバ間で時刻がずれていた場合、発信側のメールサーバよりも受信メールサーバの時刻の方が進んでいると、メールの時刻が過去に戻ってしまう。さらにサーバ関係の計算機ではシステムのログのタイムスタンプが正確でないと、ネットワークに接続されている計算機がクラッカーに侵入された場合などに、侵入された時間や経路の把握が困難になる。従って、サーバを中心とした計算機の時刻が正確であることは重要なことである。
【0003】
従って従来のシステムにおいては、特定のサービス機関又はweb情報を基にして得られた公開時刻配信サーバを探し、そのサーバにアクセスすることで時刻情報を入手していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の方法によれば、アクセスすべきサーバは、顧客サーバと地域が異なっていたりして通信における遅延が多かったりすることがあり、正確な時刻配信を受けることが困難であった。
【0005】
そこで、ネットワークを介して計算機の時刻を正確に保つシステムとしてNTP(Network Time Protocorl)がある。このNTPを利用することにより多くの計算機の時刻を正確に保つことが出来る。NTPは、GSPや原子時計などとリンクした正しい時を刻めるマシンをサーバとし、時刻情報を放送するためのプロトコルである。NTPで時刻のサービスを受けるためには公開サーバを利用することになる。
【0006】
しかし、参照すべき公開NTPサーバのリストが現在は存在しないために、NTPサーバ設置者がインターネットのweb情報を独自に調査して設定している。web情報から得たNTPサーバアドレスを設定したとしても、そのサーバからの時刻情報を使用することが当該時刻情報の精度を高めるために適しているとは限らなかった。また、web情報から得られた公開NTPサーバアドレスが複数あった場合は、それらの中からどのサーバを選択すれば良いか判らなかった。
【0007】
本発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、顧客に対して信頼性の高い最も適した時刻配信サーバの提供を行うことを可能とする時刻配信サーバ情報収集並びに提供システムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の標準時刻供給サービスシステムは、前記請求項1に記載の如く、通信ネットワーク上の時刻配信サーバから標準時刻の配信を受けて時刻合わせを行う顧客にとって適切な時刻配信を受けるべく、サーバのアドレスを含む時刻配信サーバ情報を上記顧客に提供するシステムであって、参照情報を管理するセンター機関と、時刻配信情報を測定する複数の測定サーバからなる拠点機関と、時刻同期を行う顧客機関と、標準時刻を配信する時刻配信サーバである複数の測定対象サーバからなる測定対象機関とで構成され、上記センター機関は、上記拠点機関からの問い合わせに応答して測定対象機関の測定対象サーバを指示する指示サーバと、上記拠点機関から送られた上記時刻配信サーバの参照情報を基に地域毎の時刻配信サーバアドレス並びに参照情報を記録した時刻配信サーバリストを作成するアプリケーションサーバと、該アプリケーションサーバで作成された上記リストを保管し、上記顧客サーバからの問い合わせに対応して上記時刻配信サ−バリストを上記顧客機関に供給する問い合わせサーバとを有し、上記拠点機関は、上記センター機関からの指示に基づいて測定対象である測定対象サーバに対する情報を受信し、受信された各種参照情報を測定する測定サーバと、測定用の基準発信器とを有し、上記顧客機関は、上記問い合わせサーバに対しアクセスすべき時刻配信対象サーバアドレスを問い合わせる顧客サーバ、および該問い合わせに対して上記問い合わせサーバから送られたアクセスすべき時刻配信対象サーバアドレスを基に上記測定対象サーバとの時刻同期を行う時刻同期手段を有することを特徴とする。
【0009】
また本発明は、前記請求項2に記載の如く、上記参照情報が、少くとも地域毎の公開された時刻配信サーバのアドレス並びに、時刻差平均値、時刻差分散値、ネットワーク遅延平均値、ネットワーク遅延分散値を含むことを特徴とする。
【0010】
さらに本発明は、前記請求項3に記載の如く、各拠点サーバからアップロードされた各時刻配信サーバの参照情報のうち、ネットワーク遅延分散値の小さい順に並べてリストを作成し、顧客サーバに提供するように構成したことを特徴とする。
【0011】
さらに本発明は、前記請求項4に記載の如く、上記指示サーバは各測定サーバからの参照すべき測定対象サーバ選択問い合わせに応答して選択すべき測定対象サーバを指示し、上記アプリケーションサーバは各測定サーバから送られた各時刻配信サーバの参照情報を基に各地域毎の時刻配信サーバアドレス並びに参照情報を記録した時刻配信サーバリストを作成すると共に、上記問い合わせサーバはアプリケーションサーバで作成されたリストを保管し該リストを顧客サーバからの問い合わせに対応して該顧客サーバに供給することを特徴とする。
【0012】
さらに本発明は、前記請求項5に記載の如く、上記測定サーバは、上記センター機関からの指示に基づいて測定対象である時刻配信サーバに対する各種参照情報を測定し、上記測定サーバは指示サーバから指定された時刻配信サーバである測定対象サーバの測定を定期的に行い、測定結果をアプリケーションサーバへ送信することを特徴とする。
【0013】
上述した各手段によれば、測定サーバが測定した拠点と時刻配信対象サーバとの間の通信ネットワーク遅延時間等の測定値をデータベース化して保管し、顧客からの要請に対して適正な時刻配信サーバアドレス情報を提供することができるため、顧客にとって時刻同期の精度を向上させることを可能にする。また、ネットワーク遅延分散値の小さい順に選ぶことができるため、精度の高い時刻配信を得ることを可能にする。
【0014】
また本発明では、公開されているNTPサーバの状態を調査してデータベース化し、顧客からそのデータを入手可能とする。入手するデータは参照すべき公開NTP参照アドレスであり、データベースは優先順位の高い順に並んでいる。
(1) データベース化するために下記事項を参照情報として調査するようにする。即ち、その項目は、(a)公開サーバの設置場所、(b)サーババックアップ体制、(c)サーバ管理体制(セキュリティ、温度管理等)、(d)Round Trip Time(ネットワーク遅延)の分散値、(e)Round Trip Time(ネットワーク遅延)の平均値、(f)Offset(時刻差)の分散値、(g)Offset(時刻差)の平均値である。
(2) Round Trip Time(ネットワーク遅延)を測定するために各拠点に調査用の測定サーバを配置する。この測定サーバ内の時計は信頼できる基準発振器(原子時計など)から得た信号を使用する。
(3) NTPソフトウエアが使用する設定ファイルに自動的に参照NTPサーバアドレスを設定する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施例による時刻配信サーバ情報収集並びに提供システムについて図面を参照しながら説明すると、図1は本発明の実施例による時刻配信サーバ情報収集並びに提供システムの概略構成を示し、図中、10はセンター機関、20は拠点機関、30は顧客機関であるクライアント(顧客)ユーザ、40は測定対象機関としての時刻配信サーバであるNTPサーバである。
【0016】
センター機関10は、指示サーバ12、アプリケーションサーバ13および問い合わせサーバ14によって構成される。拠点機関20は各地域に散在する複数の測定サーバ22および基準発振器23を有し、顧客機関30は複数の顧客サーバ31からなる。測定対象機関40は測定対象サーバ41からなる。
【0017】
センター機関10において、指示サーバ12、アプリケーションサーバ13および問い合わせサーバ14は、それぞれ、コンピュータや通信装置などを有し、これらは通信ネットワークを通して通信される。拠点機関20において、測定サーバ22はコンピュータと通信装置を有し、測定サーバ22と指示サーバ12とアプリケーション13とは、通信ネットワークを通して通信されると共に、測定サーバ22および基準発振器23は通信ネットワークを通して通信される。
【0018】
顧客機関30において、顧客サーバ31はコンピュータと通信装置を有し、これらの顧客サーバ31は通信ネットワークを通して問い合せサーバ14と通信される。また、測定対象機関40において、測定対象サーバ41もコンピュータと通信装置を有し、測定対象サーバ41と測定サーバ22と顧客サーバ31の各間も通信装置を通して通信される。
【0019】
上記のセンター機関10において、指示サーバ12は各測定サーバ22からの参照すべき測定対象サーバ選択問い合わせに応答して、選択すべき測定対象サーバ41を指示する。アプリケーションサーバ13は各測定サーバ22から送られた各時刻配信サーバの参照情報を基に、各地域毎の時刻配信サーバアドレス並びに参照情報を記録した時刻配信サーバリストを作成する。問い合わせサーバ14はアプリケーションサーバ13で作成されたリストを保管し、顧客サーバ31からの問い合わせに対応して供給する。即ち、指示サーバ12は各拠点に設置されている測定サーバ22からの問い合わせに対し、測定対象サーバアドレスを返答する。
【0020】
アプリケーションサーバ13は、各拠点に設置されている測定サーバ22からの情報を入手し、サーバリストを作成しそのリストを問い合わせサーバ14へ転送する。問い合わせサーバ14は各地域毎に信頼性のおける参照をするための時刻配信サーバであるNTPサーバのアドレスが登録されているサーバである。顧客サーバ31は、該サーバ31へ設定すべきアドレスを問い合わせサーバ14に問い合わせる。
【0021】
拠点機関20では、測定サーバ22はセンター機関10からの指示に基づいて測定対象である時刻配信サーバに対する各種参照情報を測定する。基準発振器23は測定用の基準発振器である。測定サーバ22は各拠点に設置されていて、センター機関10の指示サーバ12から指定された時刻配信サーバである測定対象サーバ41の測定を定期的に行い、測定結果をセンター機関10のアプリケーションサーバ13へ送信する。
【0022】
顧客機関30においては、顧客サーバ31は、時刻同期ソフトウエアを動作させるサーバであって、またソフトウエア起動時には参照すべきNTPサーバアドレスを問い合わせサーバ14から入手し、設定ファイルに設定する。
【0023】
さらに詳しくは、図1のシステムにおいて、拠点機関20の測定サーバ22はセンター機関10の指示サーバ12へ、要求コマンドと拠点番号を有する要求信号S1を送信して測定対象サーバアドレスを要求する。指示サーバ12は、アドレス件数と測定サーバアドレスと測定間隔と測定時刻とアップロード時刻からなる演算信号S2を測定サーバ22へ送信する。ここで、複数アドレスがある場合はこれらのアドレスを全て送信する。
【0024】
測定間隔は測定対象サーバ41を測定する間隔であり、例えば60秒と設定すれば、60秒毎に測定サーバ22が測定を行う。ここで測定開始時刻と測定終了時刻が設定される。例えば、15002100が設定されていれば、15:00〜21:00まで測定するものとする。アップロード時刻については、測定サーバ22が測定した結果をセンター機関10へアップロードする時刻を設定する。例えば、0900と設定されていれば、センター機関10へ9:00に結果をアップロードする。また、測定サーバ22は、拠点番号とアドレス件数と測定サーバアドレスと測定間隔と測定時刻とネットワーク遅延平均値とネットワーク遅延分散と時刻差平均値と時刻差分散からなる測定結果信号S3を、測定サーバ22を介してアプリケーションサーバ13へ測定結果としてデータをアップロードする。
【0025】
センター機関10のアプリケーションサーバ13は、アップロードされた測定結果から参照すべき公開サーバアドレスのリストを作成し、問い合わせサーバ14へリスト信号S4を転送する。リスト構造は参照すべき公開サーバリスト(データベース構造)であって、図2に示すように、拠点である地域に対する地域コード、優先順位、時刻差平均値、時刻差分散値、ネットワーク平均値、ネットワーク分散値である。また、図2に示すように地域ごとに優先順位に従って並んでいる。
【0026】
顧客サーバ31は、問い合せサーバ14へ顧客番号と住所を含むアドレス要求信号S5を送信して、公開NTPサーバアドレスを要求する。問い合せサーバ14はアドレス件数やアドレス等を含む参照すべきための公開サーバアドレスを示すアドレス信号S6を、顧客サーバ31へ送信する。この場合、アドレスが複数あれば全てのアドレスが送信される。
【0027】
測定サーバ22は、図3に示すような測定サーバ22と測定対象サーバ41との間の時刻差とネットワーク遅延を求めるためのNTPパケット要求信号S7を、測定対象サーバ41に送信する。
【0028】
測定対象サーバ41は、上記要求されたNTPパケットを有するパケット信号S8を測定サーバ22に返信する。NTPパケットの中で図3に示す開始タイムスタンプT1、受信タイムスタンプT2および送信タイムスタンプT3の3つのデータを使用する。使用する開始タイムスタンプT1、受信タイムスタンプT2および送信タイムスタンプT3のデータ長は64ビットであり、図中“64”はこのデータビット数を表す。これらのデータは測定間隔毎に図3のパケットを測定対象サーバ41から得る。測定対象サーバ41からパケットが到着した時刻をT4とする。
【0029】
時刻差(offset)=1/2〔(T2−T1)+(T3−T4)〕…(1)
ネットワーク遅延(delay)=(T4−T1)−(T3−T2)…(2)
測定時刻の間、上記式(1)と(2)の計算を繰り返す。
測定時刻の間に得られた(1)と(2)から、(3)〜(6)を計算する。
時刻差平均値=1/nΣoffset_m…(3)
時刻差分散=1/nΣ(offset_m−offset)2…(4)
ネットワーク遅延平均値=1/nΣdelay_m…(5)
ネットワーク遅延分散=1/nΣ(delay_m−delay)2…(6)
となり、(1)、(2)式から(3)〜(6)を得る。
【0030】
顧客サーバ31は測定対象サーバ41にNTPパケット要求信号S9を送信すると共に、測定対象サーバ41はNTPパケット信号S10を顧客サーバ31に返信し、このデータは顧客機関30の時刻同期に使用される。
【0031】
図4はリスト作成の詳細(データベース化)を示し、アプリケーションサーバ13は測定サーバ22からの拠点番号、アドレス件数、測定対象アドレス、測定間隔、測定時刻、ネットワーク遅延平均、ネットワーク遅延分散、時刻差平均値および時刻差分散に関する測定結果を得、入手した測定結果が基準値に入っているかをチェックする。即ち、時刻差平均値≦基準値でかつ時刻差分散≦基準値を満たさないものは除外する。また、ネットワーク遅延平均値≦基準値でかつネットワーク遅延分散≦基準値を満たさないものは除外する。アプリケーションサーバ13は、除外されなかったものを選択して採用し、図4に示す仮リストを作成する。この仮リストをネットワーク遅延分散の小さい順にソートして図2のようなリストを作成する。
【0032】
図5は顧客サーバ31のクライアントソフトウエアによるデータフローを示し、ステップST1でクライアントソフトウエアを起動する。ステップST2に進み顧客の住所を入力する。この場合、住所として市、郡まで入力すると共に、郵便番号でも入力可能である。ステップST3で顧客サーバ31が顧客番号データと住所データを付して問い合せサーバ14へ公開NTPサーバアドレスを問い合わせ、ステップST4に進み問い合せサーバ14がアドレス件数データとアドレスデータを付して返信する。ステップST5で顧客サーバ31は公開NTPサーバアドレスを設定ファイルに書き込み、ステップST6に進み時刻同期ソフトウエアを起動し、設定ファイルを使用して時刻同期を行い、ステップST7で完了する。即ち、設定ファイル書き込み手順として、センター機関10から入手した公開NTPサーバアドレスを取り込み、取り込んだ公開NTPサーバアドレスを設定ファイルに書き込む。時刻同期ソフトウエアを起動すると、そのソフトウエアが設定ファイルを使用して時刻同期を行う。
【0033】
図6は各拠点における測定サーバソフトウエアによるデータフローを示し、ステップST8で測定サーバソフトウエアを起動する。この場合、測定サーバ22から指示サーバ12への問い合わせは1日に1回行う。ステップST9で測定サーバ22から要求コマンドと拠点番号を付してセンター機関10に測定サーバアドレスを要求し、ステップST10に進み測定サーバ22は指示サーバ12からアドレス件数、測定対象アドレス、測定間隔、測定時刻、アップロード時刻に関するデータを受信して測定サーバアドレスを入手する。ステップST11では、測定サーバ22がNTPパケットデータから測定サーバ22と測定対象サーバ間の時刻差とネットワーク遅延を求め、ステップST12に進み測定時刻が経過したか否かを判断する。測定時刻が経過していなければ、ステップST13に進み測定間隔を経過しているか否かを判断し、測定間隔を経過していればステップST11に戻る。ステップST12において測定時刻を経過しておれば測定サーバ22はアップロード時刻にアプリケーション13に測定データのアップロードを行い、ステップST15で測定を完了する。
【0034】
図7はセンター機関10における指示サーバソフトウエアによるデータフローを示し、ステップST16で指示サーバソフトウエアを起動し、ステップST17で指示サーバ12は測定サーバ22からの測定サーバアドレスの要求があったか否かを判断する。測定サーバアドレスの要求があった場合は、指示サーバ12はステップST18で測定サーバアドレスを測定サ−バ22に送付して、ステップST19で動作を完了する。
【0035】
図8は問い合わせサーバ14の問い合わせソフトウエアによるデータフローを示し、ステップST20で問い合わせソフトウエアを起動し、ステップST21で顧客サーバ31から参照すべき公開NTPサーバアドレスの要求があったか否かを判断する。要求があった場合はステップST22に進み問い合わせサーバ14は顧客サーバ31に顧客の地域に対応したサーバアドレスをすべて送付し、ステップST23で動作を完了する。
【0036】
図9はセンター機関10におけるアプリケーションサーバ13のアプリケーションサーバソフトウエアによるデータフローを示し、ステップST24でアプリケーションサーバソフトウエアを起動する。ステップST25でアプリケーションサーバ13は測定サーバ22からのアップロードデータが有るか否かを判断する。アップロードが有れば、ステップST26に進んで、当該アップロードデータからリストを作成する。次いで、ステップST27でアプリケーションサーバ13は問い合わせサーバ14にリストを送付し、ステップST28で動作を完了する。
【0037】
図10は図9のステップ26におけるリスト作成の詳細な動作フローを示し、ステップST29で仮リストソフトウエアを起動し、ステップST30に進み、問い合わせサーバ14は測定対象サーバ41が存在するか否かをチェックする。測定対象サーバ41が有ればステップST31に進み、時刻差平均値と分散がそれぞれ基準値以下であるか否かをチェックする。基準値以下でなければステップST30に戻り、基準値以下であればステップST32に進み、ネットワーク遅延平均値と分散がそれぞれ基準値以下であるか否かをチェックする。基準値以下でなければステップST30に戻り、基準値以下であればステップST33に進み仮リストにリストを追加してステップST30に戻る。さらに、ステップST30で測定対象サーバ41がなければ、ステップST34に進み、仮リストからネットワーク遅延分散の小さい順にソートする。ステップST35でリストを完成し、ステップST36で動作を完了する。
【0038】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明に係る時刻配信サーバ情報収集並びに提供システムによれば、参照すべき公開NTPサーバの状態を調べ、その結果を基にデータベース化し、そのデータベースから最適なアドレスを提供すると共に、公開NTPサーバの状態調査は各地域毎に設置された測定サーバが行うことにより測定精度を高めたから、顧客からの要請に対して適正な時刻配信サーバアドレス情報を提供することができ、顧客にとって時刻同期の精度が向上する。また、ネットワーク遅延分散値の小さい順に選ぶことができるから、精度の高い時刻配信が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による時刻配信サーバ情報収集並びに提供システムの構成を示すブロック図。
【図2】本発明の実施例による時刻配信サーバ情報収集並びに提供システムによって得られる公開NTPサーバリスト。
【図3】本発明の実施例による時刻配信サーバ情報収集並びに提供システムの測定サーバ内での計算方法を示す説明図。
【図4】本発明の実施例による時刻配信サーバ情報収集並びに提供システムのデータベース化を示す説明図。
【図5】本発明の実施例による時刻配信サーバ情報収集並びに提供システムの顧客サーバのクライアントソフトウエアによるデータフロー図。
【図6】本発明の実施例による時刻配信サーバ情報収集並びに提供システムの測定サーバの測定サーバソフトウエアによるデータフロー図。
【図7】本発明の実施例による時刻配信サーバ情報収集並びに提供システムの指示サーバの指示サーバソフトウエアによるデータフロー図。
【図8】本発明の実施例による時刻配信サーバ情報収集並びに提供システムの問い合わせサーバの問い合わせサーバソフトウエアによるデータフロー図。
【図9】本発明の実施例による時刻配信サーバ情報収集並びに提供システムのアプリケーションサーバのアプリケーションサーバソフトウエアによるデータフロー図。
【図10】本発明の実施例による時刻配信サーバ情報収集並びに提供システムのアプリケーションサーバのアプリケーションサーバソフトウエアによるデータフロー図。
【符号の説明】
10 センター機関
12 指示サーバ
13 アプリケーションサーバ
14 問い合わせサーバ
20 拠点機関
22 測定サーバ
23 基準発振器
30 顧客機関
31 顧客サーバ
40 測定対象機関
41 測定対象サーバ

Claims (5)

  1. 通信ネットワーク上の時刻配信サーバから標準時刻の配信を受けて時刻合わせを行う顧客にとって適切な時刻配信を受けるべく、サーバのアドレスを含む時刻配信サーバ情報を上記顧客に提供するシステムであって、
    参照情報を管理するセンター機関と、時刻配信情報を測定する複数の測定サーバからなる拠点機関と、時刻同期を行う顧客機関と、標準時刻を配信する時刻配信サーバである複数の測定対象サーバからなる測定対象機関とで構成され、
    上記センター機関は、上記拠点機関からの問い合わせに応答して測定対象機関の測定対象サーバを指示する指示サーバと、上記拠点機関から送られた上記時刻配信サーバの参照情報を基に地域毎の時刻配信サーバアドレス並びに参照情報を記録した時刻配信サーバリストを作成するアプリケーションサーバと、該アプリケーションサーバで作成された上記リストを保管し上記顧客サーバからの問い合わせに対応して上記時刻配信サ−バリストを上記顧客機関に供給する問い合わせサーバとを有し、
    上記拠点機関は、上記センター機関からの指示に基づいて測定対象である測定対象サーバに対する情報を受信し、受信された各種参照情報を測定する測定サーバと、測定用の基準発信器とを有し、
    上記顧客機関は、上記問い合わせサーバに対しアクセスすべき時刻配信対象サーバアドレスを問い合わせる顧客サーバ、および、該問い合わせに対して上記問い合わせサーバから送られたアクセスすべき時刻配信対象サーバアドレスを基に上記測定対象サーバとの時刻同期を行う時刻同期手段を有する、
    ことを特徴とする時刻配信サーバ情報収集並びに提供システム。
  2. 上記参照情報が、少くとも地域毎の公開された時刻配信サーバのアドレス並びに、時刻差平均値、時刻差分散値、ネットワーク遅延平均値、ネットワーク遅延分散値を含むことを特徴とする請求項1に記載の時刻配信サーバ情報収集並びに提供システム。
  3. 各拠点機関の測定サーバからアップロードされた各時刻配信サーバの参照情報のうち、ネットワーク遅延分散値の小さい順に並べてリストを作成し、顧客サーバに提供するように構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の時刻配信サーバ情報収集並びに提供システム。
  4. 上記指示サーバは各測定サーバからの参照すべき測定対象サーバ選択問い合わせに応答して選択すべき測定対象サーバを指示し、上記アプリケーションサーバは各測定サーバから送られた各時刻配信サーバの参照情報を基に各地域毎の時刻配信サーバアドレス並びに参照情報を記録した時刻配信サーバリストを作成すると共に、上記問い合わせサーバはアプリケーションサーバで作成されたリストを保管し該リストを顧客サーバからの問い合わせに対応して該顧客サーバに供給することを特徴とする請求項1、2又は3に記載の時刻配信サーバ情報収集並びに提供システム。
  5. 上記測定サーバは、上記センター機関からの指示に基づいて測定対象である時刻配信サーバに対する各種参照情報を測定し、上記測定サーバは指示サーバから指定された時刻配信サーバである測定対象サーバの測定を定期的に行い、測定結果をアプリケーションサーバへ送信することを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の時刻配信サーバ情報収集並びに提供システム。
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