JP3984140B2 - Guide roller manufacturing method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外周面にてロープをガイドし、内周面が支持部により支持されるガイドローラの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ゴンドラ、スキー場のリフト、ロープウェイ等において、ロープをガイドするためのガイドローラが用いられている。かかるガイドローラは、例えば、特開平7−315214号公報や、特開平5−162637号公報に開示されている。このガイドローラの一般的な構造を図5により説明する。
【0003】
図5は、ガイドローラを回転中心CEを通る平面で切断した断面図である。ガイドローラ100は、繊維による補強コードの含まれないゴム層101と、補強コードによる補強層102とから構成されている。ゴム層101の外周面には、浅いV字型のガイド溝101aが形成されており、ロープRがガイドされる。また、ゴム層101の内周面は、パイプ103(支持部)により支持されている。補強層102を設けているのは、ロープRからの回転力が作用している間、支持部との間に大きな応力が作用し、強度を確保するためである。一方、外周面については、ロープからの振動や衝撃を吸収するために、補強コードによる補強はされていない。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−315214号公報、図1〜図4等
【特許文献2】
特開平5−162637号公報、図1、図2等
【発明が解決しようとする課題】
従来におけるガイドローラの製造は、まず補強コードとしての繊維を巻き付ける工程と、ゴムを巻き付ける工程があり、これらはそれぞれ別工程で行われていたので製造時間が長くなるという問題があった。また、異種材料間(繊維とゴム)での層間剛性が急激に変化するので、高荷重が作用した時にせん断力が発生し層間剥離の原因となる。
【0005】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、異種材料間の層間剥離やゴム層の破断の問題を改善することができるガイドローラの製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明に係るガイドローラの製造方法は、
外周面にてロープをガイドし、内周面が支持部により支持されるガイドローラの製造方法であって、
ゴムに短繊維を混入させたストリップ状の補強ゴムを押し出し成形するステップと、
押し出し成形された前記補強ゴムを成形ドラムに巻き付け、前記内周面側から前記外周面側へ向けてゴム層を順次形成していくステップとを有し、
内周面から外周面の方向に行くに従い、短繊維の混入量が少なくなるように構成したことを特徴とするものである。
【0006】
かかる製造方法による作用・効果は、 以下の通りである。まず、押し出し成形により得られる、ゴムに短繊維を混入させたストリップ状の補強ゴムを用い、これを成形ドラムに巻き付けることでゴム層を順次形成していく。このように、補強コードとゴムとを別々に巻き付けるのではなく、短繊維が混入した補強ゴムを用いるようにしているので、層間剥離の問題を低減又はなくすことができる。また、成形ドラムに巻き付けを行っていくに際して、内周面側は短繊維の混入量を多くし、外周面側に行くにしたがって、徐々に短繊維の混入量を減らして行く。これにより、剛性の急激な変化を押さえることができる。その結果、異種材料間の層間剥離やゴム層の破断の問題を改善することができるガイドローラの製造方法を提供することができる。
本発明の好適な実施形態として、補強ゴムを押し出し成形するために用いられる押出装置に、ゴムリボンを投入するホッパーが設けられており、このホッパーに投入するゴムリボンの短繊維の混入量の異なるものを複数本用意し、内周面においては混入量の多いゴムリボンを使用し、外周面側に行くにつれて混入量の少ないゴムリボンを使用するものがあげられる。
【0007】
押出装置を用いてストリップゴムの押し出し成形を行う場合に、ホッパーにゴムリボンを投入する。このゴムリボンに短繊維の混入量の異なるものを複数本用意しておく。内周面においては、短繊維の混入量の多いものを使用し、外周面側に行くにしたがって、混入量の少ないゴムリボンに切り換えていく。これにより、短繊維の量を徐々に減らしたゴム層を形成することができる。
【0008】
本発明の別の好適な実施形態として、 補強ゴムを押し出し成形するために用いられる押出装置に、ゴムリボンを投入する第1ホッパーと、この第1ホッパーの押し出し下流側に短繊維を投入する第2ホッパーとが設けられており、第2ホッパーから投入する短繊維の量を変えることで、短繊維の混入量を制御するものがあげられる。
【0009】
短繊維の混入量を制御する別の方法として、第1ホッパーと第2ホッパーが設けられた押出装置を使用する。第1ホッパーからは短繊維の混入されていないゴムリボンを投入する。第1ホッパーよりも押し出し成形下流側にある第2ホッパーから短繊維を投入する。この短繊維の混入量によりゴム層に含まれる短繊維の量を制御することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明に係るガイドローラの製造方法の好適な実施形態を図面を用いて説明する。図1は、ガイドローラの製造方法に用いられる押出装置の構成を示す概念図である。
【0011】
<押出装置の構成>
押出装置1は、押出機10とギヤーポンプ11とを備えている。押出機10は、円筒形状のシリンダ10aと、このシリンダ10aの内部に設けられるスクリュー10bとを備えている。スクリュー10bは、不図示の駆動装置により回転駆動される。また、スクリュー10bは前後方向にも往復移動することができる。シリンダ10aの上方には、ホッパー10cが設けられており、ここからゴムリボン30が投入される。投入されたゴムリボン30は、スクリュー10bとシリンダ10aの内面との間の摩擦により混練・可塑化される。
【0012】
ギヤーポンプ11は、定量のゴムを押し出す機能を有し、一対のギヤー11aを備えている。ギヤーポンプ11の先端部にはダイス12が設けられており、ここから所定の断面形状のストリップ状のゴムが押し出し成形される。押出装置1と向かい合う位置に成形ドラム20が設けられており、ダイス12から押し出し成形されたゴムは、ガイドローラ13によりガイドされながら、成形ドラム20の外周面に巻き付けられていく。成形ドラム20は、不図示の駆動装置により回転駆動される。
【0013】
ホッパー10cから投入されるゴムリボン30には、予め短繊維が混入されたものと、全く混入されていないものが用意される。また、短繊維が混入されるものについては、混入量が異なるものが複数用意される。図1には、4本のゴムリボンが例示されている。これらは、いずれも短繊維の混入量が異なっている。
【0014】
<ガイドローラの構造>
図2は、本発明により製造したガイドローラを一部破断した断面図である。ゴム層は、内周面側から順に第1ゴム層S1・・・第5ゴム層S5の5層構造となっている。第1ゴム層S1〜第4ゴム層S4には、短繊維が混入されており、内周面に近いゴム層ほど短繊維の混入量が多くなっている。最外周の第5ゴム層S5には、短繊維は混入されていない。なお、層構造については、これに限定されるものではない。例えば、層数を増減させてもよい。
【0015】
図1の押出装置を用いてかかるゴム層を形成するには、まず最初は、ゴムリボン30A,30Dにより第1ゴム層S1を成形ドラム12に巻き付ける。次に、ゴムリボン30B,30Dを用いて第2ゴム層S2を形成する。次に、ゴムリボン30A,30B,30Dを用いて第3ゴム層S3を形成する。次に、ゴムリボン30C,30Dを用いて第4ゴム層S4を形成する。最後の第5ゴム層S5は、短繊維の混入されていないゴムリボンを用いる。
【0016】
なお、上記の例では、複数種類のゴムリボンを組み合わせてホッパー10cから投入しているが、1本のゴムリボンを投入するようにしても良い。あるいは、1本又は複数種類のゴムリボンを投入するようにしても良い。すなわち、 ゴムリボンの投入形態については、特定のものに限定されない。
【0017】
ダイス12から押し出し成形されるストリップゴムの幅は、製品としてのガイドローラの幅と同じでもよいし、ガイドローラの幅よりも小さくても良い。ストリップゴムの幅が小さい場合は、押出装置1を成形ドラム20の幅方向 (図1の紙面に垂直な方向) に往復移動可能に構成すれば、図2に示す各ゴム層を形成することができる。
【0018】
短繊維としては、ナイロン、アラミッド、ポリエステル、カーボン、スチール等が例としてあげられるが、特定の材料に限定されるものではない。短繊維の長さは、100μm〜20mmが好ましい。また、繊維の径は長さの50分の1以下であれば、短繊維とゴムの複合材料として伸びと荷重のバランスが良くなる。また、短繊維とゴムとは接着していなくても効果はあるが、繰り返し荷重を受けたときの疲労性の観点からは接着していたほうが好ましい。
【0019】
<押出装置の別実施形態>
次に、別実施形態の押出装置を図3により説明する。図3において、図1と異なるのは、第1ホッパー10cと第2ホッパー10dの2つを設けている点である。第1ホッパー10cは、スクリュー10bの根元側に設けられ、ゴムリボン31が投入される。このゴムリボン31には、短繊維は混入されていない。第1ホッパー10cの押し出し下流側に第2ホッパー10dが設けられており、短繊維が投入される。ここから投入する短繊維の量を変えることで、各ゴム層における短繊維の混入量を制御することができる。
【0020】
<効果>
本発明により製造されたガイドローラは、次のような作用・効果を奏する。ゴム材料については、十分な振動吸収性を有する柔らかいゴムを用いる。衝撃的な荷重が作用しても、広範囲に荷重を分散してゴムの破断を防止できる。内周面側は、短繊維により十分な剛性を確保し、ロープの接触する外周面は柔らかくする。また、短繊維の量の分布は、ガイドローラの中央部ほど多くすることが好ましく、内周面に近いほど多くする。この場合、ガイドローラの強度は幅方向の中央側ほど強くなる。一方、ロープから受ける回転力は中央ほど大きい。かかる構成によるガイドローラでは、幅方向にわたって応力が均一になる。ロープとの接触により、外表面における歪は10〜20%であるが、内層に至るほどこの歪み量は低下する。これにより、一番内層の第1ゴム層S1と支持部との間のズレがなくなる。また、本発明においては、短繊維の混入量の異なるゴム層を連続的に成形することができる。これにより、層間の接合力の低下がなくなる。また、内周面から外周面へと向けて、徐々に混入量を減らしていくので、急激な剛性の低下が起きないようにしている。
【0021】
さらに、本発明による製造方法では、短繊維により補強されたゴム層を形成する。従来は、補強コードの巻き付けとゴム層の巻き付けは別工程であったため、製造時間が長くなると共に、異種材料間での層間剥離という問題があったが、本発明の場合はかかる問題はほとんど起こらない(あるいは、全く生じない)。また、雨水にさらされた状態で、繊維の端部から雨水の浸透が生じ、劣化剥離を生じる可能性もなくなる。
【0022】
<実験結果>
具体的なガイドロールの寸法例は、内径φ300mm、外径φ420mm(肉厚60mm)であり、幅80mmである。各ゴム層における短繊維の混入量及び厚みは、第1ゴム層S1は短繊維10PHRで3mm、第2ゴム層S2は7PHRで3mm、第3ゴム層S3は、5PHRで6mm、第4ゴム層S4は3PHRで6mm、第5ゴム層S5は短繊維を含まない天然ゴムで硬度70゜である。他のゴム層S1〜S4におけるゴムも同じものを使用している。
【0023】
ロープとの接触による外表面のゴムの歪は10〜20%であり、これが内周面に行くにつれて順次低下していく、第1ゴム層S1とリム (支持部) との間のズレをなくすようにする。本発明においては、第5ゴム層S5で20%の歪が発生していても、第4ゴム層S4で14%、第3ゴム層S3で10%、第2ゴム層S2で6%、第1ゴム層S1で5%となり、なめらかに順次低下するので、各層間での剥離が発生することなく、リムとの固定が可能になる。従来技術による製造方法では、外周面から内周面に至るまで歪が変化しないために、第1ゴム層S1とリムの間で滑りが生じた。
【0024】
発明品と従来品との比較を行った。従来品は、外形寸法は上記説明した数値のものを採用し、内周面側に1260d/2(1260デニール/2本撚り) のポリエステルスダレコードを3層巻き付けたものとした。これを180度エンドレスロープで回転試験をし、ロープ荷重を500kg、ロープ速度を5m/secとして、一方に従来品、一方に発明品の製品を取り付けて比較した。従来品は、150時間にてリムとの滑りが発生した。一方、発明品は、300時間試験後も異常は発生しなかった。従来品は、260時間試験後に、補強コードとゴムの間で剥離が発生した。
【0025】
図4は、荷重とゴムの伸び量との関係を示すグラフである。短繊維の量が0PHR,3PHR,5PHR,7PHR,10PHRの場合について、グラフを示している。また、直線Lは、第1ゴム層S1を基準とした場合のゴムの伸び率を示している。本発明における短繊維の混入量は、ゴムとしての荷重・伸びの関係を2倍変化させる程度のものが好ましい。すなわち、 1PHR以上が好ましい。また、短繊維の混入量の上限は、ゴムとしての繰り返し伸びを5%許容できるか否かにより決まる。
【0026】
<別実施形態>
本実施形態の図2では、各ゴム層の幅はガイドローラの幅と一致しているが、これに限定されるものではない。幅方向の中央側ほど剛性が高くなるように、各ゴム層の幅を決めることもできる。
【0027】
本発明に用いる押出装置は、ゴムの供給量が少ないときはスクリュー回転数を増加させ、多いときは自動的にスクリュー回転数が低下する能力を持っていることが好ましい。また、押出機部分を複数にし、押し出し先端側(ダイス側)で複数の押出機からのゴムを混合するような構成を採用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガイドローラの製造方法に用いられる押出装置の構成を示す概念図
【図2】ガイドローラを一部破断した断面図
【図3】別実施形態に係る押出装置の構成を示す概念図
【図4】荷重とゴムの伸び量との関係を示すグラフ
【図5】従来技術に係るガイドローラの構造を示す図
【符号の説明】
1 押出装置
10 押出機
10c 第1ホッパー
10d 第2ホッパー
20 成形ドラム
30,31 ゴムリボン
S1〜S5 ゴム層
32 短繊維[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a guide roller manufacturing method in which a rope is guided by an outer peripheral surface, and an inner peripheral surface is supported by a support portion.
[0002]
[Prior art]
Guide rollers for guiding ropes are used in gondolas, ski lifts, ropeways, and the like. Such guide rollers are disclosed in, for example, Japanese Patent Laid-Open Nos. 7-315214 and 5-162637. A general structure of the guide roller will be described with reference to FIG.
[0003]
FIG. 5 is a cross-sectional view of the guide roller cut along a plane passing through the rotation center CE. The
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 7-315214, FIGS. 1-4, etc. [Patent Document 2]
Japanese Patent Laid-Open No. 5-162637, FIG. 1, FIG. 2, etc.
Conventionally, the manufacture of the guide roller has a process of winding a fiber as a reinforcing cord and a process of winding a rubber. Since these are performed in separate processes, there is a problem that the manufacturing time becomes long. In addition, since the interlayer rigidity between different materials (fiber and rubber) changes abruptly, shearing force is generated when a high load is applied, causing delamination.
[0005]
This invention is made | formed in view of the said situation, The subject is providing the manufacturing method of the guide roller which can improve the problem of the delamination between dissimilar materials, and the fracture | rupture of a rubber layer.
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, a method for manufacturing a guide roller according to the present invention includes:
A method of manufacturing a guide roller in which a rope is guided by an outer peripheral surface, and an inner peripheral surface is supported by a support part,
A step of extruding a strip-shaped reinforcing rubber in which short fibers are mixed with rubber; and
Winding the extruded reinforcing rubber around a molding drum, and sequentially forming a rubber layer from the inner peripheral surface side toward the outer peripheral surface side,
It is characterized in that the amount of short fibers mixed is reduced in the direction from the inner peripheral surface to the outer peripheral surface.
[0006]
The actions and effects of this manufacturing method are as follows. First, a rubber layer is sequentially formed by using a strip-like reinforcing rubber obtained by extruding, in which short fibers are mixed in a rubber, and winding this around a molding drum. In this way, the reinforcing cord and the rubber are not wound separately, but the reinforcing rubber mixed with the short fibers is used, so that the problem of delamination can be reduced or eliminated. Moreover, when winding around a forming drum, the amount of short fibers mixed is increased on the inner peripheral surface side, and the amount of short fibers mixed is gradually decreased toward the outer peripheral surface side. Thereby, a sudden change in rigidity can be suppressed. As a result, it is possible to provide a guide roller manufacturing method capable of improving the problem of delamination between different materials and the breaking of the rubber layer.
As a preferred embodiment of the present invention, an extrusion apparatus used for extruding reinforcing rubber is provided with a hopper for feeding a rubber ribbon, and the rubber ribbons fed into this hopper have different mixing amounts of short fibers. A plurality of rubber ribbons are prepared, and rubber ribbons with a large amount of mixing are used on the inner peripheral surface, and rubber ribbons with a small amount of mixing are used toward the outer peripheral surface.
[0007]
When extruding a strip rubber using an extrusion device, a rubber ribbon is put into the hopper. A plurality of ribbons having different amounts of short fibers are prepared in the rubber ribbon. On the inner peripheral surface, the one having a large amount of short fibers mixed is used, and the rubber ribbon is switched to a smaller amount as the outer peripheral surface is reached. Thereby, a rubber layer in which the amount of short fibers is gradually reduced can be formed.
[0008]
As another preferred embodiment of the present invention, a first hopper for injecting a rubber ribbon into an extrusion apparatus used for extruding reinforcing rubber, and a second for injecting short fibers downstream of the first hopper in extrusion. A hopper is provided, and the amount of short fibers mixed in can be controlled by changing the amount of short fibers fed from the second hopper.
[0009]
As another method for controlling the amount of short fibers mixed, an extrusion apparatus provided with a first hopper and a second hopper is used. From the first hopper, a rubber ribbon in which short fibers are not mixed is introduced. Short fibers are fed from a second hopper located downstream of the first hopper by extrusion. The amount of short fibers contained in the rubber layer can be controlled by the amount of short fibers mixed.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A preferred embodiment of a guide roller manufacturing method according to the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a conceptual diagram showing a configuration of an extrusion device used in a method for manufacturing a guide roller.
[0011]
<Configuration of extrusion device>
The
[0012]
The
[0013]
The
[0014]
<Guide roller structure>
FIG. 2 is a sectional view in which a guide roller manufactured according to the present invention is partially broken. The rubber layer has a five-layer structure of first rubber layer S1... Fifth rubber layer S5 in order from the inner peripheral surface side. Short fibers are mixed in the first rubber layer S1 to the fourth rubber layer S4, and the amount of mixed short fibers increases as the rubber layer is closer to the inner peripheral surface. Short fibers are not mixed in the outermost fifth rubber layer S5. The layer structure is not limited to this. For example, the number of layers may be increased or decreased.
[0015]
In order to form such a rubber layer using the extrusion device of FIG. 1, first, the first rubber layer S1 is wound around the
[0016]
In the above example, a plurality of types of rubber ribbons are combined and loaded from the
[0017]
The width of the strip rubber extruded from the die 12 may be the same as the width of the guide roller as a product, or may be smaller than the width of the guide roller. When the width of the strip rubber is small, the rubber layer shown in FIG. 2 can be formed if the
[0018]
Examples of the short fiber include nylon, aramid, polyester, carbon, steel and the like, but are not limited to a specific material. The length of the short fiber is preferably 100 μm to 20 mm. If the fiber diameter is 1/50 or less of the length, the balance between elongation and load is improved as a composite material of short fibers and rubber. Although the short fibers and the rubber are effective even if they are not bonded, they are preferably bonded from the viewpoint of fatigue when subjected to repeated loads.
[0019]
<Another embodiment of the extrusion apparatus>
Next, an extrusion apparatus according to another embodiment will be described with reference to FIG. 3 is different from FIG. 1 in that there are provided a
[0020]
<Effect>
The guide roller manufactured according to the present invention has the following operations and effects. As the rubber material, soft rubber having sufficient vibration absorption is used. Even if an impact load is applied, the load can be dispersed over a wide range to prevent the rubber from breaking. On the inner peripheral surface side, sufficient rigidity is secured by the short fibers, and the outer peripheral surface in contact with the rope is softened. Further, the distribution of the amount of short fibers is preferably increased toward the center of the guide roller, and is increased toward the inner peripheral surface. In this case, the strength of the guide roller becomes stronger toward the center in the width direction. On the other hand, the rotational force received from the rope is greater at the center. In the guide roller having such a configuration, the stress is uniform over the width direction. Due to the contact with the rope, the strain on the outer surface is 10 to 20%, but the amount of strain decreases as the inner layer is reached. Thereby, the gap between the innermost first rubber layer S1 and the support portion is eliminated. Moreover, in this invention, the rubber layer from which the mixing amount of a short fiber differs can be shape | molded continuously. This eliminates a decrease in the bonding strength between the layers. In addition, since the amount of mixing is gradually reduced from the inner peripheral surface toward the outer peripheral surface, a sudden decrease in rigidity is prevented.
[0021]
Furthermore, in the manufacturing method according to the present invention, a rubber layer reinforced with short fibers is formed. Conventionally, the winding of the reinforcing cord and the winding of the rubber layer are separate processes, so that the manufacturing time is increased and there is a problem of delamination between different materials. However, in the case of the present invention, such a problem hardly occurs. No (or nothing at all). Moreover, in the state exposed to rainwater, rainwater permeates from the end of the fiber, and there is no possibility of causing deterioration and peeling.
[0022]
<Experimental result>
Specific dimensions of the guide roll are an inner diameter of 300 mm, an outer diameter of 420 mm (thickness of 60 mm), and a width of 80 mm. The amount and thickness of the short fibers mixed in each rubber layer are as follows: the first rubber layer S1 is 3 mm for the short fibers 10PHR, the second rubber layer S2 is 3mm for 7PHR, the third rubber layer S3 is 6mm for 5PHR, and the fourth rubber layer. S4 is 6 mm at 3 PHR, and the fifth rubber layer S5 is a natural rubber not containing short fibers and has a hardness of 70 °. The same rubber is used in the other rubber layers S1 to S4.
[0023]
The strain of the rubber on the outer surface due to contact with the rope is 10 to 20%, and this gradually decreases as it goes to the inner peripheral surface, and the deviation between the first rubber layer S1 and the rim (support portion) is eliminated. Like that. In the present invention, even if 20% strain is generated in the fifth rubber layer S5, 14% in the fourth rubber layer S4, 10% in the third rubber layer S3, 6% in the second rubber layer S2, Since 1 rubber layer S1 is 5% and gradually decreases, it can be fixed to the rim without causing separation between the layers. In the manufacturing method according to the prior art, since the strain does not change from the outer peripheral surface to the inner peripheral surface, slip occurs between the first rubber layer S1 and the rim.
[0024]
Comparison was made between the invention product and the conventional product. In the conventional product, the outer dimensions of the above-mentioned numerical values were adopted, and three layers of 1260 d / 2 (1260 denier / 2 twisted) polyester sudda records were wound on the inner peripheral surface side. This was subjected to a rotation test with a 180-degree endless rope, and the comparison was made by attaching a conventional product on one side and an inventive product on the other side with a rope load of 500 kg and a rope speed of 5 m / sec. The conventional product slipped with the rim in 150 hours. On the other hand, the abnormality did not occur in the inventive product even after the 300-hour test. In the conventional product, peeling occurred between the reinforcing cord and the rubber after the 260-hour test.
[0025]
FIG. 4 is a graph showing the relationship between the load and the amount of rubber elongation. The graph shows the case where the amount of short fibers is 0PHR, 3PHR, 5PHR, 7PHR, and 10PHR. A straight line L indicates the elongation percentage of rubber when the first rubber layer S1 is used as a reference. The amount of short fibers mixed in the present invention is preferably such that the relationship between the load and elongation as rubber is changed twice. That is, 1 PHR or more is preferable. Moreover, the upper limit of the amount of short fibers mixed is determined by whether or not 5% of repeated elongation as rubber can be tolerated.
[0026]
<Another embodiment>
In FIG. 2 of the present embodiment, the width of each rubber layer matches the width of the guide roller, but is not limited to this. The width of each rubber layer can also be determined so that the rigidity becomes higher toward the center side in the width direction.
[0027]
The extrusion apparatus used in the present invention preferably has the ability to increase the screw rotation speed when the rubber supply amount is small and to automatically decrease the screw rotation speed when the rubber supply amount is large. Moreover, the structure which mixes the rubber | gum from several extruders by making a plurality of extruder parts into the extrusion front end side (die side) is also employable.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a conceptual diagram showing a configuration of an extrusion device used in a guide roller manufacturing method. FIG. 2 is a cross-sectional view in which a guide roller is partially broken. FIG. 3 is a conceptual diagram showing a configuration of an extrusion device according to another embodiment. FIG. 4 is a graph showing the relationship between the load and the amount of rubber elongation. FIG. 5 is a diagram showing the structure of a guide roller according to the prior art.
DESCRIPTION OF
Claims (3)
ゴムに短繊維を混入させたストリップ状の補強ゴムを押し出し成形するステップと、
押し出し成形された前記補強ゴムを成形ドラムに巻き付け、前記内周面側から前記外周面側へ向けてゴム層を順次形成していくステップとを有し、
内周面から外周面の方向に行くに従い、短繊維の混入量が少なくなるように構成したことを特徴とするガイドローラの製造方法。A method of manufacturing a guide roller in which a rope is guided by an outer peripheral surface, and an inner peripheral surface is supported by a support part,
A step of extruding a strip-shaped reinforcing rubber in which short fibers are mixed with rubber; and
Winding the extruded reinforcing rubber around a molding drum, and sequentially forming a rubber layer from the inner peripheral surface side toward the outer peripheral surface side,
A method of manufacturing a guide roller, characterized in that the amount of short fibers mixed in decreases from the inner peripheral surface toward the outer peripheral surface.
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