JP3979266B2 - ブラインドレート検出装置、復号装置、通信装置、ブラインドレート検出方法および復号方法 - Google Patents
ブラインドレート検出装置、復号装置、通信装置、ブラインドレート検出方法および復号方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、符号長の異なる複数の符号フォーマットの中のいずれかの符号フォーマットで送信された信号を受信する通信装置、上記受信した信号を復号する復号装置および復号方法、上記受信した信号を復号する際に当該受信信号が上記複数の符号フォーマットのいずれに該当するかを検出するブラインドレート検出装置およびブラインドレート検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、受信信号を復号する復号装置では、例えば、受信信号を複数の符号長候補の符号長に対応してそれぞれトレースバックを行って復号すると共に、パスメトリック値の最大値や最小値を用いて、上記複数の符号長候補の中から最も信頼度の高い符号長候補を選択してブラインドレートを検出し、上記ブラインドレート検出結果に基づいて、上記最も信頼度の高い符号長候補として選択された符号長候補に対応する復号結果を上記受信信号の復号結果として出力するようにしている(例えば、非特許文献1参照)。
【0003】
次に、従来の復号装置の動作を図12を用いて説明する。図12は、従来の復号装置の動作の流れを示したフローチャートである。なお、以下では拘束長5の畳込み符号の復号について説明を行う。そのため、パスメトリック値の計算については状態0000から状態1111までの16状態について計算するものとする。
【0004】
まず、初期設定を行う(ステップS101)。初期設定を行う内容としては、符号長nendに符号長候補の最も短い符号長を設定し、終了判定最小値Sminに復号結果を計算するためのあらかじめ定められた閾値Dを設定し、誤り検出済みの符号長nend'に0を設定する。
【0005】
次に、ビタビアルゴリズムによりACS(Add Compare Select)演算を行い、各状態の符号候補の中から設定されている符号長nendの時点におけるパスメトリック値A(nend)を計算する(ステップS102)。パスメトリック値A(nend)を式(1)に示す。
【0006】
A(nend)={a0000(nend), a0001(nend),.., a1111(nend)}・・・(1)
【0007】
次に、上記ステップS102で計算された16状態のパスメトリック値から、最大値amax(nend)、最小値amin(nend)、および、すべて0である状態のパスメトリック値a0000(nend)を選択して、終了判定値S(nend)を以下の式(2)により計算をする(ステップS103)。
【0008】
S(nend)=−10・log((a0000(nend)−amax(nend))/(amin(nend)−amax(nend)))・・・(2)
【0009】
次に、ステップS103で計算された終了判定値S(nend)とあらかじめ設定された閾値Dとの比較を行う(ステップS104)。ステップS104において比較を行った結果、終了判定値S(nend)が閾値Dよりも大きい場合は、復号結果を出力せずに、ステップS110に移る。一方、ステップS104において比較を行った結果、終了判定値S(nend)が閾値D以下の場合は、トレースバックを行い、設定されている符号長nendに対する復号結果を出力する(ステップS105)。
【0010】
次に、得られた復号結果に対してCRC(Cyclic Redundancy Check)演算を行い、誤り検出を行う(ステップS106)。
【0011】
次に、CRC演算結果の判定を行い(ステップS107)、その結果、誤り検出された場合は、ステップS110に移る。一方、ステップS107で誤り検出されなかった場合は、ステップS103にて計算された終了判定値S(nend)と終了判定最小値Sminとの比較を行う(ステップS108)。その結果、終了判定値S(nend)が終了判定最小値Smin以上場合は、ステップS110に移る。一方、ステップS108において、終了判定値S(nend)が終了判定最小値Sminよりも小さい場合は、終了判定最小値SminにステップS103にて計算された終了判定値S(nend)を設定し、誤り検出済みの符号長nend'に現在設定されている符号長nendを設定し、終了判定最小値Sminおよび誤り検出済みの符号長nend'を更新する(ステップS109)。
【0012】
次に、設定されている符号長nendが最も長い符号長候補であるか否かの判定を行い(ステップS110)、最も長い符号長候補である場合は、ステップS105にて求められた復号結果の符号長および復号結果を出力して(ステップS112)、復号動作を終了させる。一方、最も長い符号長候補でない場合は、符号長nendに次に長い符号長候補を設定して(ステップS111)、ステップS102に戻り、上記の操作を繰り返し行う。
【0013】
また、上記の他、従来、ブラインドレート検出に関しては、パスメトリック値の最大のものを用いるもの(例えば、特許文献1参照)、受信信号の電力やSN比を検出してその値を用いるもの(例えば、特許文献2参照)等がある。
【0014】
【非特許文献1】
「3GPP TS 25.212」,3rd Generation Partnership Project;Technical Specification Group adio Access Network;Multiplexing and channel coding (FDD)(Release 1999),(フランス(France)),2001年6月,Ver3.6.0,p.56−58
【0015】
【特許文献1】
特開2001−320347号公報(第3,5−7頁、第7,8,10,11図)
【0016】
【特許文献2】
特開平09−172428号公報(第3頁、第1,11図)
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
従来の復号方法においては、ブラインドレートを検出する際に、例えば、パスメトリック値の最大値や最小値を用いて、複数の符号長候補の中から最も信頼度の高い符号長候補を選択するようにしているため、状態数が多い場合にはパスメトリック値の最大値や最小値を選択するための演算量が大きくなるという問題点があった。
【0018】
また、各符号長候補に対する復号結果を出力する際に、各符号長候補毎にすべてのビットのトレースバックを行うようにしているために、復号に要する時間が大きくなるという問題点があった。
【0019】
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、演算量を削減して処理を高速化することができるブラインドレート検出装置、復号装置、通信装置、ブラインドレート検出方法および復号方法を得ることを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るブラインドレート検出装置は、受信信号の互いに符号長が異なる複数の符号長候補に対してパスメトリック値を計算するパスメトリック計算手段と、上記パスメトリック計算手段で計算されたパスメトリック値からハミング距離が最大となる2状態のパスメトリック値を用いて、上記符号長候補の終了判定値を算出する終了判定値算出手段と、上記終了判定値算出手段で算出された終了判定値に基づいて、最尤の符号長候補を選択する最尤符号長候補選択手段とを備えたものである。
【0021】
また、次に発明に係るブラインドレート検出装置は、上記終了判定値算出手段は、上記ハミング距離が最大となる2状態のパスメトリック値として、すべて0である状態のパスメトリック値とすべて1である状態のパスメトリック値とを用いるように構成されたものである。
【0022】
また、次に発明に係るブラインドレート検出装置は、上記符号長候補の符号長に応じて上記受信信号を復号する符号長候補復号手段と、上記符号長候補復号手段で復号された復号結果を上記符号長候補毎に誤り検出する誤り検出手段とを備え、上記終了判定値算出手段は、上記誤り検出手段で誤りが検出されなかった復号結果に対応する符号長候補のみ終了判定値を算出するように構成されたものである。
【0023】
また、次に発明に係るブラインドレート検出装置は、上記誤り検出手段で誤りが検出されなかった復号結果に対応する符号長候補の数を計数する計数手段と、上記計数手段で計数された値があらかじめ定められた閾値になったか否かを検査する検査手段とを備え、上記最尤符号長候補選択手段は、上記検査手段の検査の結果、誤りが検出されなかった復号結果に対応する符号長候補の数が定められた閾値なった場合に、上記閾値まで計数された誤りが検出されなかった復号結果に対応する符号長候補の中から最尤の符号長候補を選択するように構成されたものである。
【0024】
また、次に発明に係るブラインドレート検出装置は、上記符号長候補復号手段は、過去に復号された復号結果を記憶する復号結果記憶手段と、上記復号結果記憶手段に記憶されている上記過去に復号された復号結果と復号途中の復号結果とを比較し、所定の長さ以上一致した場合は、上記過去に復号された復号結果を用いて上記復号途中の復号結果を補完する復号結果比較手段とを備えたものである。
【0025】
また、次に発明に係るブラインドレート検出装置は、上記誤り検出手段は、符号長の長さが上記符号長候補復号手段で復号された符号長候補の符号長以下の符号長候補に対して、上記符号長候補復号手段で復号された復号結果から、上記符号長候補毎に当該符号長候補の符号長に対応する復号結果を選択して誤り検出するように構成されたものである。
【0026】
また、次に発明に係る復号装置は、受信信号の互いに符号長が異なる複数の符号長候補から最尤の符号長候補を選択するブラインドレート検出手段と、上記ブラインドレート検出手段で選択された最尤の符号長候補の符号長に対応する上記受信信号の復号結果を出力する復号結果出力手段とを備えたものであって、上記ブラインドレート検出手段は、受信信号の互いに符号長が異なる複数の符号長候補に対してパスメトリック値を計算するパスメトリック計算手段と、上記パスメトリック計算手段で計算されたパスメトリック値からハミング距離が最大となる2状態のパスメトリック値を用いて、上記符号長候補の終了判定値を算出する終了判定値算出手段と、上記終了判定値算出手段で算出された終了判定値に基づいて、最尤の符号長候補を選択する最尤符号長候補選択手段とを備えたものである。
【0027】
また、次に発明に係る復号装置は、受信信号の互いに符号長が異なる複数の符号長候補から最尤の符号長候補を選択するブラインドレート検出手段と、上記ブラインドレート検出手段で選択された最尤の符号長候補の符号長に対応する上記受信信号の復号結果を出力する復号結果出力手段とを備えたものであって、上記復号結果出力手段は、過去に復号された復号結果を記憶する復号結果記憶手段と、上記復号結果記憶手段に記憶されている上記過去に復号された復号結果と復号途中の復号結果とを比較し、所定の長さ以上一致した場合は、上記過去に復号された復号結果を用いて上記復号途中の復号結果を補完する復号結果比較手段とを有し、上記符号長候補の符号長に応じて上記受信信号を復号する符号長候補復号手段と、上記符号長候補復号手段の復号結果から上記最尤の符号長候補の符号長に対応する復号結果を選択して出力する復号結果選択手段とで構成されたものである。
【0028】
また、次に発明に係る復号装置は、受信信号の互いに符号長が異なる複数の符号長候補から最尤の符号長候補を選択するブラインドレート検出手段と、上記ブラインドレート検出手段で選択された最尤の符号長候補の符号長に対応する上記受信信号の復号結果を出力する復号結果出力手段とを備えたものであって、上記復号結果出力手段は、上記符号長候補の符号長に応じて上記受信信号を復号する符号長候補復号手段と、上記符号長候補復号手段の復号結果から上記最尤の符号長候補の符号長に対応する符号長の長さだけ復号結果を選択して出力する出力制御手段とで構成されたものである。
【0029】
また、次に発明に係る通信装置は、無線区間を送信された情報を受信するアンテナと、当該アンテナで受信された情報をベースバンド信号に変換して復調する復調手段と、ブラインドレートを検出して上記復調手段で復調されたベースバンド信号を復号する復号手段とを備えたものであって、上記復号手段は、受信信号の互いに符号長が異なる複数の符号長候補に対してパスメトリック値を計算するパスメトリック計算手段と、上記パスメトリック計算手段で計算されたパスメトリック値からハミング距離が最大となる2状態のパスメトリック値を用いて、上記符号長候補の終了判定値を算出する終了判定値算出手段と、上記終了判定値算出手段で算出された終了判定値に基づいて、最尤の符号長候補を選択する最尤符号長候補選択手段と、上記最尤符号長候補選択手段で選択された最尤の符号長候補の符号長に対応する上記受信信号の復号結果を出力する復号結果出力手段とを備えたものである。
【0030】
また、次に発明に係るブラインドレート検出方法は、受信信号の互いに符号長が異なる複数の符号長候補に対してパスメトリック値を計算するパスメトリック計算ステップと、上記パスメトリック計算ステップで計算されたパスメトリック値からハミング距離が最大となる2状態のパスメトリック値を用いて、上記符号長候補の終了判定値を算出する終了判定値算出ステップと、上記終了判定値算出ステップで算出された終了判定値に基づいて、最尤の符号長候補を選択する最尤符号長候補選択ステップとを有するものである。
【0031】
また、次に発明に係る復号方法は、受信信号の互いに符号長が異なる複数の符号長候補から最尤の符号長候補を選択するブラインドレート検出ステップと、上記ブラインドレート検出ステップで選択された最尤の符号長候補の符号長に対応する上記受信信号の復号結果を出力する復号結果出力ステップとを有したものでああって、上記ブラインドレート検出ステップは、受信信号の互いに符号長が異なる複数の符号長候補に対してパスメトリック値を計算するパスメトリック計算ステップと、上記パスメトリック計算ステップで計算されたパスメトリック値からハミング距離が最大となる2状態のパスメトリック値を用いて、上記符号長候補の終了判定値を算出する終了判定値算出ステップと、上記終了判定値算出ステップで算出された終了判定値に基づいて、最尤の符号長候補を選択する最尤符号長候補選択ステップとを有したものである。
【0032】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
この発明の実施の形態1を説明する。
図1は、この発明の実施の形態に係る通信装置の受信に関する主要部分を示した構成図である。図1において、1は、無線区間を送信された情報を受信するアンテナである。2は、アンテナ1で受信された情報をベースバンド信号に変換して復調する復調手段である。3は、ブラインドレートを検出して、復調手段2で復調されたベースバンド信号を復号する復号手段である。
【0033】
次に、例えば、畳み込み符号化された信号を受信した時の動作について説明する。
まず、アンテナ1が無線区間を送信された情報を受信すると、復調手段2が受信された情報をベースバンド信号に変換して復調する。次に、復号手段3が上記復調された信号のブラインドレートを検出して復号する。この時、例えば、ビタビアルゴリズムにより畳込み符号の誤り訂正(復号)を行い、CRC演算により誤り訂正の結果に残留誤りがあるかどうかを判断し、CRC演算で誤りが検出されなかった符号長候補の中から最尤のものを選択することによりブラインドレートを検出し、当該ブラインドレート検出結果に応じた復号結果を出力する。
【0034】
図2は、本実施の形態における上記復号手段(復号装置)3の構成を示す構成図である。当該復号手段3は、受信信号のブラインドレートを検出するブラインドレート検出手段(ブラインドレート検出装置)と、その検出結果に基づいて上記受信信号の復号結果を出力する復号結果出力手段とで構成されている。
【0035】
図2において、4は、複数の符号長候補の中から何れかの符号長候補を選択して出力する符号長選択手段である。
【0036】
5は、受信信号の互いに符号長の異なる複数の符号長候補に対してパスメトリック値を計算するパスメトリック計算手段である。本実施の形態では、上記復調手段2で復調されたベースバンド信号の受信信号から、上記符号長選択手段4で選択された符号長候補の符号長時点のパスメトリック値を計算し、パスメトリック計算において選択したパスを出力すると共に、各状態におけるパスメトリック値を出力する。例えば、ビタビアルゴリズムによりACS演算を行い、各状態の符号候補の中から上記符号長選択手段4で選択された符号長時点におけるパスメトリック値を計算する。
【0037】
6は、上記パスメトリック計算手段5から出力されたパスを記憶するパスメモリである。
7は、上記パスメモリ6に記憶されているパスを用いてトレースバックを行って上記受信信号を復号し、復号結果を出力するトレースバック手段である。
【0038】
8は、上記受信信号の復号結果を記憶する復号結果記憶手段であり、本実施の形態では、上記トレースバック手段7から出力された復号結果を記憶する。
9は、復号結果を上記符号長候補毎に誤り検出する誤り検出手段であり、本実施の形態では、CRC演算により上記復号結果記憶手段8に記憶されている復号結果を上記符号長候補毎に誤り検出するCRC手段である。
【0039】
10は、上記パスメトリック計算手段5から出力されたパスメトリック値の中からハミング距離が最大となる2状態のパスメトリック値を選択する選択手段である。
11は、上記選択手段10で選択されたパスメトリック値を用いて、2状態のパスメトリック値の差分を算出する減算手段である。本実施の形態では、最尤の符号長候補を選択するために用いる終了判定値として、2状態のパスメトリック値の差分値を用いる。また、本実施の形態では、上記CRC手段9で誤りが検出されなかった場合にのみ、減算手段8が動作し、誤りが検出されなかった復号結果に対応する符号長候補のみ2状態のパスメトリック値の差分値、すなわち終了判定値を算出するように構成されている。
【0040】
12は、上記減算手段11で算出された終了判定値を記憶する終了判定値記憶手段であり、本実施の形態では、上記減算手段11で算出された終了判定値のうち、最尤の符号長候補の終了判定値となる終了判定値の最大値(終了判定最大値)を記憶する終了判定最大値記憶手段である。
13は、最尤の符号長候補の符号長として、誤り検出済みの符号長候補の符号長を記憶する符号長記憶手段であり、本実施の形態では、最尤の符号長候補の符号長を記憶する。
【0041】
14は、上記符号長選択手段4で現在選択されている符号長候補の終了判定値と、上記終了判定値記憶手段に記憶されている終了判定値とを比較し、現在選択されている符号長候補が最尤の符号長候補である場合に、上記終了判定値記憶手段と上記符号長記憶手段13の記憶内容を更新する。本実施の形態では、上記符号長選択手段4で現在選択されている符号長候補の終了判定値と、上記終了判定最大値記憶手段12に記憶されている終了判定最大値とを比較し、現在選択されている符号長候補の終了判定値が大きい場合に、上記終了判定最大値記憶手段12に現在選択されている符号長候補の終了判定値を記憶させ、上記符号長記憶手段13に現在選択されている符号長候補の符号長を記憶させる。
【0042】
15は、上記符号長記憶手段13に記憶されている符号長に基づいて、上記復号結果記憶手段8に記憶されている復号結果の中から最尤の符号長候補の符号長に対応する復号結果を選択して出力する復号結果選択手段である。
【0043】
なお、本実施の形態においては、選択手段10と減算手段11で終了判定値算出手段16を構成する。また、終了判定最大値記憶手段12、符号長記憶手段13、および、比較手段14で最尤符号長候補選択手段17を構成する。また、符号長選択手段4、パスメトリック計算手段5、パスメモリ6、トレースバック手段7、復号結果記憶手段8で符号長候補復号手段18を構成する。
【0044】
また、符号長候補復号手段18と復号結果選択手段15とで復号結果出力手段19を構成する。また、符号長候補復号手段18、CRC手段9、終了判定値算出手段16、および、最尤符号長候補選択手段17でブラインドレート検出手段(ブラインドレート検出装置)20を構成する。
【0045】
終了判定値算出手段16は、上記パスメトリック計算手段5で計算されたパスメトリック値の中からハミング距離が最大となる2状態のパスメトリック値を用いて、上記複数の符号長候補の終了判定値を算出する。
最尤符号長候補選択手段17は、上記終了判定値算出手段16で算出された終了判定値に基づいて、最尤の符号長候補を選択する。
符号長候補復号手段18は、上記符号長候補の符号長に応じて上記受信信号を復号する。本実施の形態では、トレースバックにより復号する。
復号結果出力手段19は、上記最尤符号長候補選択手段17で選択された最尤の符号長候補の符号長に対応する上記受信信号の復号結果を出力する。
【0046】
次に、本実施の形態における上記復号手段3の動作を図2、3を用いて説明し、本実施の形態におけるブラインドレート検出方法および復号方法を説明する。
図3は、本実施の形態における上記復号手段3の動作の流れを示すフローチャートである。なお、以下では拘束長5の畳込み符号の復号について説明を行う。そのため、パスメトリック値の計算については状態0000から状態1111までの16状態について計算するものとする。
【0047】
まず、初期設定を行う(ステップS1)。初期設定を行う内容としては、符号長選択手段4が、複数の符号長候補から最も短い符号長の符号長候補を選択し、当該最も短い符号長を符号長nendに設定する。また、終了判定最大値記憶手段12の終了判定最大値Smaxとして、0を設定する。また、符号長記憶手段13の最尤の符号長候補の符号長として、誤り検出済みの符号長nend'に0を設定する。
なお、各初期値について、本実施の形態においては、最も短い符号長の符号長候補から順に誤り検出を行い、終了判定値として終了判定最大値を用いる場合について説明しているため上述のように設定するが、異なる順で誤り検出を行う場合や終了判定値として終了判定最大値を用いない場合は、それぞれに応じた初期値を用いることとし、この限りではない。
【0048】
次に、パスメトリック計算手段5が、上記復調手段2で復調されたベースバンド信号から、例えば、ビタビアルゴリズムによりACS演算を行い、各状態の符号候補の中から設定されている符号長nendの時点におけるパスメトリック値A(nend)を計算し(ステップS2)、パスメトリック値計算において選択したパスを出力する共に、各状態におけるパスメトリック値を出力する。ここで、上記パスメトリック値計算において選択したパスはパスメモリ6に記憶される。パスメトリック値A(nend)を式(1)に示す。
【0049】
A(nend)={a0000(nend), a0001(nend),・・, a1111(nend)}・・・(1)
【0050】
次に、トレースバック手段7が、上記パスメモリ6に記憶されているパスを用いてトレースバックを行い、符号長nendに設定されている符号長候補の符号長に対する復号結果を出力する(ステップS3)。ここで、上記出力された復号結果は復号結果記憶手段8に記憶される。
【0051】
次に、CRC手段9が、上記復号結果記憶手段8に記憶された上記復号結果に対してCRC演算を行い、誤り検出を行う(ステップS4)。
次に、CRC演算結果の判定を行い(ステップS5)、その結果、誤り検出された場合は、ステップS9に移り、誤り検出されなかった場合は、ステップS6に移る。
【0052】
ステップS6に移ると、選択手段10が、上記パスメトリック計算手段5から出力された各状態におけるパスメトリック値の中からハミング距離が最大となる2状態のパスメトリック値を選択し、当該選択されたパスメトリック値を用いて、減算手段11が、終了判定値を算出する。例えば、選択手段10は、ハミング距離が最大となる2状態のパスメトリック値として、a1001(nend)、a0110(nend)を選択し、減算手段11は、式(3)により終了判定値S(nend)として、上記2状態のパスメトリック値の差分を計算する。
【0053】
S(nend)=|a1001(nend)−a0110(nend)|・・・(3)
【0054】
次に、比較手段14が、上記減算手段11で計算された終了判定値S(nend)と、終了判定最大値記憶手段12に記憶されている終了判定最大値Smaxとを比較する(ステップS7)。その結果、終了判定値S(nend)が終了判定最大値Smax以下の場合は、ステップS9に移り、終了判定値S(nend)が終了判定最大値Smaxより大きい場合は、ステップS8に移る。1回目の時点では、終了判定最大値Smaxは、初期値(0)に設定されているので、終了判定値S(nend)は終了判定最大値Smaxより大きくなりステップS8に移る。
【0055】
ステップS8に移ると、比較手段14は、終了判定最大値記憶手段12と符号長記憶手段13の記憶内容を更新する。具体的には、終了判定最大値記憶手段12に記憶されている終了判定最大値Smaxを上記減算手段11で計算された終了判定値S(nend)に更新し、符号長記憶手段13に最尤の符号長候補の符号長として記憶されている誤り検出済みの符号長nend'を符号長nendに更新する。すなわち、この時点で、最尤の符号長候補の終了判定値が終了判定最大値として終了判定最大値記憶手段12に記憶され、最尤の符号長候補の符号長が符号長記憶手段13に記憶される。
【0056】
一方、ステップS9に移ると、符号長選択手段4が、現在、符号長nendに設定されている符号長候補の符号長が複数の符号長候補の中の最大の符号長であるか否かを判定し、最大の符号長である場合は、ステップS11に移り、最大の符号長でない場合は、ステップS10に移る。
【0057】
ステップS10に移ると、符号長選択手段4が、過去に選択していない別の符号長候補を選択し、符号長nendに設定する。本実施の形態では、最も短い符号長の符号長候補から順に誤り検出を行っているため、現在選択されている符号長候補の次に短い符号長の符号長候補を選択する。例えば、現在選択されている符号長候補の符号長に1を加算した符号長を選択し、符号長nendに設定する。以降、ステップS2からステップS10を繰り返す。
【0058】
ステップS11に移ると、復号結果選択手段15が、符号長記憶手段13に記憶されている符号長に基づいて、上記復号結果記憶手段8に記憶されている復号結果の中から最尤の符号長候補に対応する復号結果を選択して出力し、復号動作が終了する。本実施の形態では、符号長記憶手段13に最尤の符号長候補の符号長として記憶されている誤り検出済みの符号長nend'に対応する復号結果を上記復号結果記憶手段8から選択して出力する。
【0059】
このように、本実施の形態では、各状態のパスメトリック値のうち、ハミング距離が最大となる2状態のパスメトリック値を用いて終了判定値を求め、当該終了判定値に基づいて複数の符号長候補から最尤の符号長候補を選択してブラインドレートを検出する。すなわち、本実施の形態は、例えば、状態1001と状態0110のように、状態が反転関係にある2状態は、ハミング距離が最大となるという特徴を用いたもので、少ない演算量で、各状態のパスメトリック値から終了判定値を求めるために用いるパスメトリック値(ハミング距離が最大となる2状態のパスメトリック値)を選択することができる。例えば、選選択する2状態をあらかじめ定めておいても良い。
したがって、例えば、従来、各状態のパスメトリック値の中からパスメトリック値の最大値や最小値を求め、当該パスメトリック値の最大値や最小値等を用いて終了判定値を求めていたのと比較して、終了判定値を求めるための演算量を大幅に削減することができる。
【0060】
以上のように本実施の形態によれば、各状態のパスメトリック値の中からハミング距離が最大となる2状態のパスメトリック値を用いて終了判定値を求めることにより、終了判定値を求めるために用いるパスメトリック値を求めるための演算量を削減することができるので、復号結果を出力するための演算量を削減し、処理の高速化を図ることができる。
【0061】
また、本実施の形態によれば、2状態のパスメトリック値の差分値を終了判定値として用いることにより、差分計算のみで終了判定値を求めることができるので、終了判定値を求めるための演算量を削減することができるので、復号結果を出力するための演算量を削減し、処理の高速化を図ることができる。
【0062】
また、本実施の形態によれば、CRC手段で誤りが検出されなかった復号結果に対応する符号長候補のみ終了判定値を算出するようにしたことにより、以降の無駄な処理を省略できるので、復号結果を出力するための演算量を削減し、処理の高速化を図ることができる。
【0063】
実施の形態2.
以上の実施の形態では、各状態のパスメトリック値の中からハミング距離が最大となる2状態のパスメトリック値を選択して終了判定値を算出するする場合について説明したが、次に、あらかじめ定められた2状態のパスメトリック値を用いて終了判定値を算出するする場合の実施の形態を説明する。
【0064】
この発明の実施の形態に係る通信装置の構成は、前述の実施の形態1と同様であり、説明を省略する。
図4は、本実施の形態における上記復号手段(復号装置)3の構成を示す構成図である。当該復号手段3は、受信信号のブラインドレートを検出するブラインドレート検出手段(ブラインドレート検出装置)と、その検出結果に基づいて上記受信信号の復号結果を出力する復号結果出力手段とで構成されている。図4において、図2と同一又は相当部分に同一符号を付し、説明を省略する。
【0065】
21は、受信信号の互いに符号長の異なる複数の符号長候補に対してパスメトリック値を計算するパスメトリック計算手段である。本実施の形態では、上記復調手段2で復調されたベースバンド信号の受信信号から、上記符号長選択手段4で選択された符号長候補の符号長時点のパスメトリック値を計算し、パスメトリック計算において選択したパスを出力すると共に、すべて0である状態におけるパスメトリック値とすべて1である状態のパスメトリック値とを出力する。例えば、ビタビアルゴリズムによりACS演算を行い、各状態の符号候補の中から上記符号長選択手段4で選択された符号長時点におけるパスメトリック値を計算する。
【0066】
22は、上記パスメトリック計算手段21から出力されたすべて0である状態におけるパスメトリック値とすべて1である状態のパスメトリック値との差分を算出する減算手段である。本実施の形態では、最尤の符号長候補を選択するために用いる終了判定値として、すべて0である状態におけるパスメトリック値とすべて1である状態のパスメトリック値との差分値を用いる。また、本実施の形態では、上記CRC手段9で誤りが検出されなかった場合にのみ、減算手段22が動作し、誤りが検出されなかった復号結果に対応する符号長候補のみ、すべて0である状態におけるパスメトリック値とすべて1である状態のパスメトリック値との差分値、すなわち終了判定値を算出するように構成されている。
なお、本実施の形態においては、終了判定値算出手段16は、減算手段22で構成される。
【0067】
次に、本実施の形態における上記復号手段3の動作を図4、5を用いて説明し、本実施の形態におけるブラインドレート検出方法および復号方法を説明する。
図5は、本実施の形態における上記復号手段3の動作の流れを示すフローチャートである。なお、以下では拘束長5の畳込み符号の復号について説明を行う。そのため、パスメトリック値の計算については状態0000から状態1111までの16状態について計算するものとする。
【0068】
まず、前述の実施の形態1と同様に、初期設定を行い、パスメトリック値を計算し、復号結果を出力し、CRC演算を行って、そのCRC演算結果の判定を行う(ステップS1〜ステップS5)。
【0069】
ただし、本実施の形態においては、ステップS2において、パスメトリック計算手段21は、各状態の符号候補の中から設定されている符号長nendの時点におけるパスメトリック値A(nend)を計算し、パスメトリック値計算において選択したパスを出力すると共に、すべて0である状態におけるパスメトリック値a0000(nend)とすべて1である状態のパスメトリック値a1111(nend)を出力する。
【0070】
次に、ステップS12に移ると、減算手段22が、上記パスメトリック計算手段21から出力されたすべて0である状態におけるパスメトリック値a0000(nend)とすべて1である状態のパスメトリック値a1111(nend)とを用いて、式(4)により終了判定値S(nend)として、上記2状態のパスメトリック値a0000(nend)、a1111(nend)の差分を計算する。
【0071】
S(nend)=a0000(nend)−a1111(nend)・・・(4)
【0072】
以降、前述の実施の形態1と同様に、必要に応じて終了判定最大値記憶手段12と符号長記憶手段13を更新し(ステップS7〜ステップS8)、現在、符号長nendに設定されている符号長候補の符号長が複数の符号長候補の中の最大の符号長であるか否かを判定し(ステップS9)、最大の符号長である場合は、ステップS11に移る。一方、最大の符号長でない場合は、符号長選択手段4が、過去に選択していない別の符号長候補を選択し、符号長nendに設定し(ステップS10)、以降、ステップS2からステップS10を繰り返す。
【0073】
また、ステップS11に移ると、前述の実施の形態1と同様に、復号結果選択手段15が、符号長記憶手段13に記憶されている符号長に基づいて、上記復号結果記憶手段8に記憶されている復号結果の中から最尤の符号長候補に対応する復号結果を選択して出力し、復号動作が終了する。
【0074】
このように、本実施の形態では、テイルビットが付加されて、最終の状態がすべて0の状態に収束するようになっている受信信号を復号する場合に、すべて0である状態におけるパスメトリック値とすべて1である状態のパスメトリック値とを用いて、終了判定値を求めることが有効であるという特徴を用いたものである。
ハミング距離が最大となる2状態として、すべて0である状態とすべて1である状態と用いることをあらかじめ設定しておき、上記すべて0である状態におけるパスメトリック値とすべて1である状態のパスメトリック値とを用いて、終了判定値を求めることにより、各状態のパスメトリック値からハミング距離が最大となる2状態のパスメトリック値を選択するための処理を省略することができるので、処理量を削減することができる上、精度良く最尤の符号長候補を選択することができる。
【0075】
以上のように本実施の形態によれば、ハミング距離が最大となる2状態として、すべて0である状態とすべて1である状態と用いることをあらかじめ設定しておき、すべて0である状態におけるパスメトリック値とすべて1である状態のパスメトリック値を用いて終了判定値を求めることにより、各状態のパスメトリック値からハミング距離が最大となる2状態のパスメトリック値を選択するための処理を省略することができるので、復号結果を出力するための処理量を削減できる。さらに、特に、テイルビットが付加されて、最終の状態がすべて0の状態に収束するようになっている受信信号を復号する場合に、精度良く最尤の符号長候補を選択することができるので、復号処理の制度を向上することができる。
【0076】
実施の形態3.
以上の実施の形態では、CRC手段で誤りが検出されなかったすべての符号長候補の終了判定値を算出する場合について説明したが、次に、CRC手段で誤りが検出されなかった符号長候補があらかじめ定めた数以上あれば、その中から最尤の符号長候補を選択し、その他の符号長候補の終了判定値を求めないようにした場合の実施の形態を説明する。
【0077】
この発明の実施の形態に係る通信装置の構成は、前述の実施の形態1と同様であり、説明を省略する。
図6は、本実施の形態における上記復号手段(復号装置)3の構成を示す構成図である。当該復号手段3は、受信信号のブラインドレートを検出するブラインドレート検出手段(ブラインドレート検出装置)と、その検出結果に基づいて上記受信信号の復号結果を出力する復号結果出力手段とで構成されている。図6において、図2、図4と同一又は相当部分に同一符号を付し、説明を省略する。
【0078】
23は、誤り検出手段で誤りが検出されなかった復号結果に対応する符号長候補の数を計数する計数手段であり、本実施の形態では、CRC手段9で誤りが検出されなかった符号長候補の数を計数する計数手段である。24は、計数手段23で計数された値があらかじめ定められた閾値Kになっているか否かを検査する検査手段である。
【0079】
また、本実施の形態において、復号結果選択手段15は、検査手段24で誤り検出されなかった符号長候補の数が閾値Kになっていると判断された場合に、符号長記憶手段13に記憶されている符号長に基づいて、復号結果記憶手段8に記憶されている復号結果の中から最尤の符号長候補の符号長に対応する復号結果を選択して出力するように構成されている。すなわち、本実施の形態においては、最尤符号長候補選択手段17は、上記検査手段24の検査の結果、誤りが検出されなかった復号結果に対応する符号長候補の数が定められた閾値なった場合に、上記閾値まで計数された誤りが検出されなかった復号結果に対応する符号長候補の中から最尤の符号長候補を選択するように構成されている。
【0080】
なお、本実施の形態においては、符号長候補復号手段18、CRC手段9、計数手段23、検査手段24、終了判定値算出手段16、および、最尤符号長候補選択手段17でブラインドレート検出手段(ブラインドレート検出装置)20を構成する。
【0081】
次に、本実施の形態における上記復号手段3の動作を図6、7を用いて説明し、本実施の形態におけるブラインドレート検出方法および復号方法を説明する。図7は、本実施の形態における上記復号手段3の動作の流れを示すフローチャートである。なお、以下では拘束長5の畳込み符号の復号について説明を行う。そのため、パスメトリック値の計算については状態0000から状態1111までの16状態について計算するものとする。
【0082】
まず、初期設定を行う(ステップS13)。初期設定を行う内容としては、計数手段23の誤りが検出されなかった符号長候補の数mに0を設定する。その他、前述の実施の形態1と同様に、符号長選択手段4が、複数の符号長候補から最も短い符号長の符号長候補を選択し、当該最も短い符号長を符号長nendに設定する。また、終了判定最大値記憶手段12の終了判定最大値Smaxとして、0を設定する。また、符号長記憶手段13の最尤の符号長候補の符号長として、誤り検出済みの符号長nend'に0を設定する。
【0083】
なお、各初期値について、本実施の形態においては、最も短い符号長の符号長候補から順に誤り検出を行い、終了判定値として終了判定最大値を用いる場合について説明しているため上述のように設定するが、異なる順で誤り検出を行う場合や終了判定値として終了判定最大値を用いない場合は、それぞれに応じた初期値を用いることとし、この限りではない。
【0084】
以降、前述の実施の形態1と同様に、パスメトリック値を計算し、トレースバックを行って復号復号結果を出力し、CRC演算を行い、終了判定値を算出し、必要に応じて終了判定最大値記憶手段12と符号長記憶手段13を更新する(ステップS2〜ステップS8)。
【0085】
この時、CRC手段9によるCRC演算で誤りが検出されなかった場合に、計数手段23が当該誤りが検出されなかった符号長候補の数を計数する(ステップS14)。本実施の形態では、比較手段14が、上記減算手段11で計算された終了判定値S(nend)と、終了判定最大値記憶手段12に記憶されている終了判定最大値Smaxとを比較した結果、終了判定値S(nend)が終了判定最大値Smax以下と判断された後、又は、選択手段10が終了判定最大値記憶手段12と符号長記憶手段13の記憶内容を更新した後に、ステップS14に移り、誤り検出されなかった符号長候補の数mに1を加算してカウントアップする。
【0086】
次に、検査手段24が上記誤り検出されなかった符号長候補の数mがあらかじめ定められた閾値Kになっているか否かを検査する(ステップS15)。その結果、誤り検出されなかった符号長候補の数mがあらかじめ定められた閾値Kに一致した場合は、ステップS11に移り、一方、誤り検出されなかった符号長候補の数mがあらかじめ定められた閾値Kになっていない場合は、ステップS9に移る。
【0087】
ステップS9に移ると、前述の実施の形態1と同様に、符号長選択手段4が、現在、符号長nendに設定されている符号長候補の符号長が複数の符号長候補の中の最大の符号長であるか否かを判定し(ステップS9)、最大の符号長である場合は、ステップS11に移る。一方、最大の符号長でない場合は、符号長選択手段4が、過去に選択していない別の符号長候補を選択し、符号長nendに設定し(ステップS10)、以降、ステップS2からステップS10を繰り返す。
【0088】
また、ステップS11に移ると、前述の実施の形態1と同様に、復号結果選択手段15が、符号長記憶手段13に記憶されている符号長に基づいて、上記復号結果記憶手段8に記憶されている復号結果の中から最尤の符号長候補に対応する復号結果を選択して出力し、復号動作が終了する。
【0089】
このように、本実施の形態では、CRC演算で、誤りが検出されなかった符号長候補の数mがあらかじめ定められた閾値Kに一致した場合は、その時点での最尤の符号長候補の符号長に対応する復号結果を出力する。すなわち、誤り検出されなかった符号長候補の数mがあらかじめ定められた閾値Kに一致した場合は、終了判定値を算出していない符号長候補が未だ残っていたとしても、以降の処理、例えば、終了判定値を算出していない符号長候補に対する終了判定値を算出する処理、トレースバックにより復号結果を出力する処理等を行わずに、その時点で終了判定値が算出されている符号長候補の中から最尤の符号長候補を選択する。したがって、すべての符号長候補の終了判定値を算出した後に最尤の符号長候補を選択する場合と比較して、演算量を削減することができる。
【0090】
以上のように本実施の形態によれば、符号長候補に対応する終了判定値を算出すると共に、順次、上記符号長候補に対応する復号結果に対するCRC演算を行い、当該CRC演算で誤りが検出されなかった符号長候補の数mを計数し、当該誤り検出演算で誤り検出されなかった符号長候補の数mがあらかじめ定められた閾値Kになった場合に、その時点で算出されている終了判定値に基づいて最尤の符号長候補を選択すること、すなわち、閾値Kまで計数された誤りが検出されなった復号結果に対応する符号長候補の中から最尤の符号長候補を選択することにより、終了判定値の算出、復号結果出力等の処理を省略できるので、復号結果に対する信頼性があまり損なうことなく、演算量を削減し、処理の高速化を図ることができる。
【0091】
なお、本実施の形態では、終了判定値算出手段16が選択手段10と減算手段11とで構成された場合について説明したが、、例えば、実施の形態2と同様に、終了判定値算出手段16を減算手段22で構成するようにしてもよい。
【0092】
実施の形態4.
以上の実施の形態では、各符号長候補のそれぞれに対してすべてのビットをトレースバックして復号する場合について説明したが、次に、過去に復号した復号結果を用いてトレースバックの処理を省略する場合の実施の形態を説明する。
【0093】
この発明の実施の形態に係る通信装置の構成は、前述の実施の形態1と同様であり、説明を省略する。
図8は、本実施の形態における上記復号手段(復号装置)3の構成を示す構成図である。当該復号手段3は、受信信号のブラインドレートを検出するブラインドレート検出手段(ブラインドレート検出装置)と、その検出結果に基づいて上記受信信号の復号結果を出力する復号結果出力手段とで構成されている。図8において、図2、図4、図6と同一又は相当部分に同一符号を付し、説明を省略する。
【0094】
25は、トレースバック手段7から出力された復号途中の復号結果を一時的に記憶する一時記憶手段である。26は、過去に復号された受信信号の復号結果を記憶する復号結果記憶手段である。
【0095】
27は、符号長候補に対する復号が終了したか否かを判断し、終了した場合は、当該復号結果を上記復号結果記憶手段26に記憶させ、復号途中である場合は、上記復号結果記憶手段26に記憶されている過去に復号された復号結果と上記一時記憶手段25に記憶された復号途中の復号結果とを比較し、所定の長さ以上一致した場合は、上記復号結果記憶手段26に記憶されている復号結果を用いて上記復号途中の復号結果を補完し、上記復号結果記憶手段26に記憶させる復号結果比較手段である。
【0096】
なお、本実施の形態においては、符号長選択手段4、パスメトリック計算手段5、パスメモリ6、トレースバック手段7、一時記憶手段25、復号結果記憶手段26、および、復号結果比較手段27で符号長候補復号手段18を構成する。
【0097】
次に、本実施の形態における上記復号手段3の動作を図8、9を用いて説明し、本実施の形態におけるブラインドレート検出方法および復号方法を説明する。
図9は、本実施の形態における上記復号手段3の動作の流れを示すフローチャートである。なお、以下では拘束長5の畳込み符号の復号について説明を行う。そのため、パスメトリック値の計算については状態0000から状態1111までの16状態について計算するものとする。
【0098】
まず、前述の実施の形態1と同様に、初期設定を行い、パスメトリック値を計算する(ステップS1〜ステップS2)。
【0099】
次に、トレースバック手段7が、上記パスメモリ6に記憶されているパスを用いてトレースバックを行い、符号長nendに設定されている符号長に対する復号結果を出力する(ステップS16)。この時、本実施の形態では、トレースバック手段7が、符号長nendに設定されている符号長候補について、所定の長さ毎、例えば1ビット毎に、符号の後ろから順にトレースバックを行って復号し、その復号結果は、所定の長さ毎、例えば1ビット毎に一時記憶手段23に記憶される。
【0100】
次に、符号長nendに設定されている符号長候補に対する復号が終了したか否かを判断し(ステップS17)、終了した場合は、当該復号結果は上記復号結果記憶手段26に記憶されて、ステップS4に移り、復号途中である場合は、ステップS18に移る。本実施の形態においては、復号結果比較手段27が、上記一時記憶手段25に復号結果が符号長候補の先頭符号まで記憶されたか否かを判定することによって、符号長候補に対する復号が終了したか否かを判断し、復号結果が先頭符号まで記憶された場合は、当該復号結果を復号結果記憶手段26に記憶させる。
【0101】
次に、ステップS18に移ると、復号結果比較手段27が、上記復号結果記憶手段26に記憶されている過去に復号された復号結果と上記一時記憶手段25に記憶された復号途中の復号結果とを比較して、所定の長さ以上一致しているか否かを判断する。その結果、所定の長さ以上、例えば、5ビット以上一致しない場合は、ステップS16に戻り、所定の長さ以上一致した場合は、ステップS19に移る。
【0102】
次に、ステップS19に移ると、トレースバックされていない部分の復号結果について過去に復号された復号結果を用いて補完する。本実施の形態においては、復号結果比較手段27が、上記一時記憶手段25に記憶された復号途中の復号結果について、上記復号結果記憶手段26に記憶されている復号結果を用いて復号途中の復号結果を補完し、上記復号結果記憶手段18に記憶させる。例えば、符号途中の復号結果より符号長の短い符号長候補に対する復号結果を用いてトレースバックされていない部分の復号結果を補完する。
【0103】
なお、ステップS16〜ステップS19において、最初に設定された符号長候補の場合(符号長nendに1が設定されている場合)は、一時記憶手段25に符号長候補の先頭符号まで復号結果が記憶され、当該復号結果がそのまま復号結果記憶手段26に記憶される。また、2回目以降に設定された符号長候補の場合は、上記復号結果比較手段27の比較結果に基づいて、必要に応じて復号結果が補完されて復号結果記憶手段26に記憶される。
【0104】
以降、前述の実施の形態1と同様に、CRC演算を行い、終了判定値を算出し、必要に応じて終了判定最大値記憶手段12と符号長記憶手段13を更新し(ステップS4〜ステップS8)、現在、符号長nendに設定されている符号長候補の符号長が複数の符号長候補の中の最大の符号長であるか否かを判定し(ステップS9)、最大の符号長である場合は、ステップS11に移る。一方、最大の符号長でない場合は、符号長選択手段4が、過去に選択していない別の符号長候補を選択し、符号長nendに設定し(ステップS10)、以降、ステップS2からステップS10を繰り返す。
【0105】
また、ステップS11に移ると、前述の実施の形態1と同様に、復号結果選択手段15が、符号長記憶手段13に記憶されている符号長に基づいて、上記復号結果記憶手段8に記憶されている復号結果の中から最尤の符号長候補に対応する復号結果を選択して出力し、復号動作が終了する。
【0106】
このように、本実施の形態では、トレースバックによる復号結果を、順次、一時記憶手段25に記憶させ、当該一時記憶手段25に記憶された復号途中の復号結果と、過去に復号され、復号結果記憶手段26に記憶されている復号結果とを比較し、所定の長さ以上一致している場合に、上記過去に復号された復号結果を用いて上記復号途中の復号結果を補完する。すなわち、上記復号途中の復号結果を補完することにより、以降の復号処理を省略することができるので、演算量を削減することができる。
【0107】
以上のように本実施の形態によれば、過去に復号された復号結果と復号途中の復号結果とを比較し、所定の長さ以上一致した場合は、上記過去に復号された復号結果を用いて復号途中の復号結果を補完することにより、復号処理を省略することができるので、復号結果を出力するための演算量を削減し、処理の高速化を図ることができる。
【0108】
なお、本実施の形態では、実施の形態1において、復号結果出力手段18の構成を変更した場合について説明したが、実施の形態2又は実施の形態3において、本実施の形態の符号長候補復号手段18を用いるようにしても良い。
【0109】
実施の形態5.
以上の実施の形態では、符号長候補復号手段が各符号長候補毎に復号する場合について説明したが、次に、符号長の長い符号長候補に対する復号結果を符号長の短い符号長候補に対する復号結果として用いるようにした場合の実施の形態を説明する。
【0110】
この発明の実施の形態に係る通信装置の構成は、前述の実施の形態1と同様であり、説明を省略する。
図10は、本実施の形態における上記復号手段(復号装置)3の構成を示す構成図である。当該復号手段3は、受信信号のブラインドレートを検出するブラインドレート検出手段(ブラインドレート検出装置)と、その検出結果に基づいて上記受信信号の復号結果を出力する復号結果出力手段とで構成されている。図10において、図2、図4、図6、図8と同一又は相当部分に同一符号を付し、説明を省略する。
【0111】
28は、複数の符号長候補の中から何れかの符号長候補を選択して出力する符号長選択手段であり、本実施の形態では、符号長が最も長い符号長候補から順に符号長候補を選択するように構成されている。
29は、符号長記憶手段13に記憶されている符号長に基づいて、復号結果記憶手段8に記憶されている復号結果から最尤の符号長候補の符号長に対応する符号長の長さだけ復号結果を選択して出力する出力制御手段である。
【0112】
なお、本実施の形態においては、CRC手段9は、上記復号結果記憶手段8に記憶されている復号結果から、上記符号長候補毎に当該符号長候補の符号長に対応する復号結果を選択して誤り検出するように構成されている。すなわち、CRC手段9は、符号長の長さが上記復号された符号長候補の符号長以下の符号長候補に対して、上記符号長候補復号手段18で復号された復号結果から、上記符号長候補毎に当該符号長候補の符号長に対応する復号結果を選択して誤り検出するように構成されている。
【0113】
また、符号長選択手段28、パスメトリック計算手段5、パスメモリ6、トレースバック手段7、復号結果記憶手段8で符号長候補復号手段18を構成する。また、符号長候補復号手段18と出力制御手段29とで復号結果出力手段19を構成する。
【0114】
また、本実施の形態においては、符号長候補復号手段18は、符号長選択手段28が符号長が最も長い符号長候補から順に符号長候補を選択することにより、上記複数の符号長候補のうち最も符号長が長い符号長候補の符号長に対応してのみ復号するように構成されている。
【0115】
次に、本実施の形態における上記復号手段3の動作を図10、11を用いて説明し、本実施の形態におけるブラインドレート検出方法および復号方法を説明する。
図11は、本実施の形態における上記復号手段3の動作の流れを示すフローチャートである。なお、以下では拘束長5の畳込み符号の復号について説明を行う。そのため、パスメトリック値の計算については状態0000から状態1111までの16状態について計算するものとする。
【0116】
まず、初期設定を行う(ステップS20)。初期設定を行う内容としては、符号長選択手段28が、複数の符号長候補から最も長い符号長の符号長候補を選択し、当該最も長い符号長(MAXVALUE)を符号長nendに設定する。また、終了判定最大値記憶手段12の終了判定最大値Smaxとして、0を設定する。また、符号長記憶手段13の最尤の符号長候補の符号長として、誤り検出済みの符号長nend'に0を設定する。
なお、各初期値について、本実施の形態においては、終了判定値として終了判定最大値を用いる場合について説明しているため上述のように設定するが、終了判定値として終了判定最大値を用いない場合は、それぞれに応じた初期値を用いることとし、この限りではない。
【0117】
以降、前述の実施の形態1と同様に、パスメトリック値を計算し、トレースバックを行って復号復号結果を出力し、CRC演算を行い、終了判定値を算出し、必要に応じて終了判定最大値記憶手段12と符号長記憶手段13を更新する(ステップS2〜ステップS8)。
【0118】
この時、トレースバックを行って復号結果を出力する(ステップS3)時に、初期設定で符号長nendに当該最も長い符号長(MAXVALUE)が設定されているので、最も長い符号長の符号長候補に対する復号結果が出力され、当該復号結果が復号結果記憶手段8に記憶される。
【0119】
また、CRC演算を行う(ステップS4)時に、CRC手段9は、上記復号結果記憶手段8に記憶されている復号結果から、上記符号長候補毎に当該符号長候補の符号長に対応する復号結果を選択して誤り検出する。
【0120】
次に、ステップS21に移ると、符号長選択手段28が、現在、符号長nendに設定されている符号長候補の符号長が複数の符号長候補の中の最小の符号長であるか否かを判定し、最小の符号長である場合は、ステップS11に移る。一方、最小の符号長でない場合は、ステップS22に移る。
【0121】
ステップS22に移ると、符号長選択手段28が、過去に選択していない別の符号長候補を選択し、符号長nendに設定する。本実施の形態では、最も長い符号長の符号長候補から順に誤り検出を行っているため、現在選択されている符号長候補の次に長い符号長の符号長候補を選択する。例えば、現在選択されている符号長候補の符号長から1を減算した符号長を選択し、符号長nendに設定する。以降、ステップS4からステップS22を繰り返す。
【0122】
また、ステップS11に移ると、出力制御手段29が、符号長記憶手段13に記憶されている符号長に基づいて、復号結果記憶手段8に記憶されている復号結果から最尤の符号長候補に対応する符号長の長さだけ復号結果を選択して出力し、復号動作が終了する。
【0123】
このように、本実施の形態では、符号長候補復号手段18が、複数の符号長候補のうち最も符号長の長い符号長候補に対して復号し、当該復号結果から上記符号長候補毎に当該符号長候補の符号長に対応する復号結果を選択して誤り検出する。また、上記復号結果から最尤の符号長候補に対応する符号長の長さだけ選択して、受信信号の復号結果として出力する。すなわち、本実施の形態は、符号長の長い符号長候補に対する復号結果を符号長の短い符号長候補に対する復号結果として用いたことにより、符号長の短い符号長候補に対する復号処理を省略できる。
したがって、例えば、従来、各符号長候補毎に復号していたのと比較して、復号結果を出力するための演算量を大幅に削減することができる。
【0124】
以上のように本実施の形態によれば、符号長が最も長い符号長候補に対する復号結果から符号長候補毎に当該符号長候補の符号長に対応する復号結果を選択して誤り検出することにより、符号長が最も大きい符号長候補に対する復号を1回行うだけで符号長の短い符号長候補に対する復号処理を省略できるので、復号結果に対する信頼性があまり損なうことなく、演算量を削減し、処理の高速化を図ることができる。
【0125】
また、本実施の形態によれば、符号長が最も長い符号長候補に対する復号結果から最尤の符号長候補に対応する符号長の長さだけ復号結果を選択して出力することにより、符号長が最も大きい符号長候補に対する復号を1回行うだけで符号長の短い符号長候補に対する復号処理を省略できるので、復号結果に対する信頼性があまり損なうことなく、演算量を削減し、処理の高速化を図ることができる。
【0126】
なお、本実施の形態では、実施の形態1において、復号結果出力手段18の構成を変更した場合について説明したが、実施の形態2又は実施の形態3において、本実施の形態の符号長候補復号手段18を用いるようにしても良い。
【0127】
また、本実施の形態では、符号長が最も長い符号長候補に対して1回のみ復号を行う場合について説明したが、符号長の長い符号長候補に対する復号結果を符号長の短い符号長候補に対する復号結果として用いるようにすれば良く、復号を行う符号長候補は、符号長が最も長いものに限定されない。
【0128】
【発明の効果】
以上のように、本発明のブラインドレート検出装置によれば、受信信号の互いに符号長が異なる複数の符号長候補に対してパスメトリック値を計算するパスメトリック計算手段と、上記パスメトリック計算手段で計算されたパスメトリック値からハミング距離が最大となる2状態のパスメトリック値を用いて、上記符号長候補の終了判定値を算出する終了判定値算出手段と、上記終了判定値算出手段で算出された終了判定値に基づいて、最尤の符号長候補を選択する最尤符号長候補選択手段とを備えたことにより、終了判定値を求めるために用いるパスメトリック値を求めるための演算量を削減することができるので、処理の高速化を図ることができる。
【0129】
また、本発明の復号装置によれば、受信信号の互いに符号長が異なる複数の符号長候補から最尤の符号長候補を選択するブラインドレート検出手段と、上記ブラインドレート検出手段で選択された最尤の符号長候補の符号長に対応する上記受信信号の復号結果を出力する復号結果出力手段とを備えたものであって、上記ブラインドレート検出手段は、受信信号の互いに符号長が異なる複数の符号長候補に対してパスメトリック値を計算するパスメトリック計算手段と、上記パスメトリック計算手段で計算されたパスメトリック値からハミング距離が最大となる2状態のパスメトリック値を用いて、上記符号長候補の終了判定値を算出する終了判定値算出手段と、上記終了判定値算出手段で算出された終了判定値に基づいて、最尤の符号長候補を選択する最尤符号長候補選択手段とを備えたことにより、終了判定値を求めるために用いるパスメトリック値を求めるための演算量を削減することができるので、復号結果を出力するための演算量を削減し、処理の高速化を図ることができる。
【0130】
また、本発明の復号装置によれば、受信信号の互いに符号長が異なる複数の符号長候補から最尤の符号長候補を選択するブラインドレート検出手段と、上記ブラインドレート検出手段で選択された最尤の符号長候補の符号長に対応する上記受信信号の復号結果を出力する復号結果出力手段とを備えたものであって、上記復号結果出力手段は、過去に復号された復号結果を記憶する復号結果記憶手段と、上記復号結果記憶手段に記憶されている上記過去に復号された復号結果と復号途中の復号結果とを比較し、所定の長さ以上一致した場合は、上記過去に復号された復号結果を用いて上記復号途中の復号結果を補完する復号結果比較手段とを有し、上記符号長候補の符号長に応じて上記受信信号を復号する符号長候補復号手段と、上記符号長候補復号手段の復号結果から上記最尤の符号長候補の符号長に対応する復号結果を選択して出力する復号結果選択手段とで構成されたことにより、復号処理を省略することができるので、復号結果を出力するための演算量を削減し、処理の高速化を図ることができる。
【0131】
また、本発明の復号装置によれば、受信信号の互いに符号長が異なる複数の符号長候補から最尤の符号長候補を選択するブラインドレート検出手段と、上記ブラインドレート検出手段で選択された最尤の符号長候補の符号長に対応する上記受信信号の復号結果を出力する復号結果出力手段とを備えたものであって、上記復号結果出力手段は、上記符号長候補の符号長に応じて上記受信信号を復号する符号長候補復号手段と、上記符号長候補復号手段の復号結果から上記最尤の符号長候補の符号長に対応する符号長の長さだけ復号結果を選択して出力する出力制御手段とで構成されたことにより、復号処理を省略することができるので、復号結果を出力するための演算量を削減し、処理の高速化を図ることができる。
【0132】
また、本発明の通信装置によれば、無線区間を送信された情報を受信するアンテナと、当該アンテナで受信された情報をベースバンド信号に変換して復調する復調手段と、ブラインドレートを検出して上記復調手段で復調されたベースバンド信号を復号する復号手段とを備えたものであって、上記復号手段は、受信信号の互いに符号長が異なる複数の符号長候補に対してパスメトリック値を計算するパスメトリック計算手段と、上記パスメトリック計算手段で計算されたパスメトリック値からハミング距離が最大となる2状態のパスメトリック値を用いて、上記符号長候補の終了判定値を算出する終了判定値算出手段と、上記終了判定値算出手段で算出された終了判定値に基づいて、最尤の符号長候補を選択する最尤符号長候補選択手段と、上記最尤符号長候補選択手段で選択された最尤の符号長候補の符号長に対応する上記受信信号の復号結果を出力する復号結果出力手段とを備えたことにより、終了判定値を求めるために用いるパスメトリック値を求めるための演算量を削減することができるので、復号結果を出力するための演算量を削減し、処理の高速化を図ることができる。
【0133】
また、本発明のブラインドレート検出方法によれば、受信信号の互いに符号長が異なる複数の符号長候補に対してパスメトリック値を計算するパスメトリック計算ステップと、上記パスメトリック計算ステップで計算されたパスメトリック値からハミング距離が最大となる2状態のパスメトリック値を用いて、上記符号長候補の終了判定値を算出する終了判定値算出ステップと、上記終了判定値算出ステップで算出された終了判定値に基づいて、最尤の符号長候補を選択する最尤符号長候補選択ステップとを有することにより、終了判定値を求めるために用いるパスメトリック値を求めるための演算量を削減することができるので、処理の高速化を図ることができる。
【0134】
また、本発明の復号方法によれば、受信信号の互いに符号長が異なる複数の符号長候補から最尤の符号長候補を選択するブラインドレート検出ステップと、上記ブラインドレート検出ステップで選択された最尤の符号長候補の符号長に対応する上記受信信号の復号結果を出力する復号結果出力ステップとを有した方法であって、上記ブラインドレート検出ステップは、受信信号の互いに符号長が異なる複数の符号長候補に対してパスメトリック値を計算するパスメトリック計算ステップと、上記パスメトリック計算ステップで計算されたパスメトリック値からハミング距離が最大となる2状態のパスメトリック値を用いて、上記符号長候補の終了判定値を算出する終了判定値算出ステップと、上記終了判定値算出ステップで算出された終了判定値に基づいて、最尤の符号長候補を選択する最尤符号長候補選択ステップとを有したことにより、終了判定値を求めるために用いるパスメトリック値を求めるための演算量を削減することができるので、復号結果を出力するための演算量を削減し、処理の高速化を図ることができる。
【0135】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の通信装置の構成を示す構成図である。
【図2】 本発明の実施の形態1の復号手段の構成を示す構成図である。
【図3】 本発明の実施の形態1の復号手段の動作を示すフローチャートである。
【図4】 本発明の実施の形態2の復号手段の構成を示す構成図である。
【図5】 本発明の実施の形態2の復号手段の動作を示すフローチャートである。
【図6】 本発明の実施の形態3の復号手段の構成を示す構成図である。
【図7】 本発明の実施の形態3の復号手段の動作を示すフローチャートである。
【図8】 本発明の実施の形態4の復号手段の構成を示す構成図である。
【図9】 本発明の実施の形態4の復号手段の動作を示すフローチャートである。
【図10】 本発明の実施の形態5の復号手段の構成を示す構成図である。
【図11】 本発明の実施の形態5の復号手段の動作を示すフローチャートである。
【図12】 従来の復号方法の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 アンテナ、 2 復調手段、 3 復号手段、 4、28 符号長選択手段、 5、21 パスメトリック計算手段、 6 パスメモリ、 7 トレースバック手段、 8 復号結果記憶手段、 9 CRC手段、 10 選択手段、11、22 減算手段、 12 終了判定最大値記憶手段、 13 符号長記憶手段、 14 比較手段、 15 復号結果選択手段、 16 終了判定値算出手段、 17 最尤符号長候補選択手段、 18符号長候補復号手段、 19復号結果出力手段、 20 ブラインドレート検出手段、 23 計数手段、24 検査手段、 25 一時記憶手段、 26 復号結果記憶手段、 27復号結果比較手段、 29 出力制御手段。
Claims (12)
- 受信信号の互いに符号長が異なる複数の符号長候補に対してパスメトリック値を計算するパスメトリック計算手段と、
上記パスメトリック計算手段で計算されたパスメトリック値からハミング距離が最大となる2状態のパスメトリック値を用いて、上記符号長候補の終了判定値を算出する終了判定値算出手段と、
上記終了判定値算出手段で算出された終了判定値に基づいて、最尤の符号長候補を選択する最尤符号長候補選択手段と
を備えたことを特徴とするブラインドレート検出装置。 - 上記終了判定値算出手段は、上記ハミング距離が最大となる2状態のパスメトリック値として、すべて0である状態のパスメトリック値とすべて1である状態のパスメトリック値とを用いるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載のブラインドレート検出装置。
- 上記符号長候補の符号長に応じて上記受信信号を復号する符号長候補復号手段と、
上記符号長候補復号手段で復号された復号結果を上記符号長候補毎に誤り検出する誤り検出手段とを備え、
上記終了判定値算出手段は、上記誤り検出手段で誤りが検出されなかった復号結果に対応する符号長候補のみ終了判定値を算出するように構成されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のブラインドレート検出装置。 - 上記誤り検出手段で誤りが検出されなかった復号結果に対応する符号長候補の数を計数する計数手段と、
上記計数手段で計数された値があらかじめ定められた閾値になったか否かを検査する検査手段とを備え、
上記最尤符号長候補選択手段は、上記検査手段の検査の結果、誤りが検出されなかった復号結果に対応する符号長候補の数が定められた閾値なった場合に、上記閾値まで計数された誤りが検出されなかった復号結果に対応する符号長候補の中から最尤の符号長候補を選択するように構成されたことを特徴とする請求項3に記載のブラインドレート検出装置。 - 上記符号長候補復号手段は、
過去に復号された復号結果を記憶する復号結果記憶手段と、
上記復号結果記憶手段に記憶されている上記過去に復号された復号結果と復号途中の復号結果とを比較し、所定の長さ以上一致した場合は、上記過去に復号された復号結果を用いて上記復号途中の復号結果を補完する復号結果比較手段と
を備えたことを特徴とする請求項3または請求項4に記載のブラインドレート検出装置。 - 上記誤り検出手段は、符号長の長さが上記符号長候補復号手段で復号された符号長候補の符号長以下の符号長候補に対して、上記符号長候補復号手段で復号された復号結果から、上記符号長候補毎に当該符号長候補の符号長に対応する復号結果を選択して誤り検出するように構成されたことを特徴とする請求項3または請求項4に記載のブラインドレート検出装置。
- 受信信号の互いに符号長が異なる複数の符号長候補から最尤の符号長候補を選択するブラインドレート検出手段と、上記ブラインドレート検出手段で選択された最尤の符号長候補の符号長に対応する上記受信信号の復号結果を出力する復号結果出力手段とを備えた復号装置において、
上記ブラインドレート検出手段は、
受信信号の互いに符号長が異なる複数の符号長候補に対してパスメトリック値を計算するパスメトリック計算手段と、
上記パスメトリック計算手段で計算されたパスメトリック値からハミング距離が最大となる2状態のパスメトリック値を用いて、上記符号長候補の終了判定値を算出する終了判定値算出手段と、
上記終了判定値算出手段で算出された終了判定値に基づいて、最尤の符号長候補を選択する最尤符号長候補選択手段と
を備えたことを特徴とする復号装置。 - 受信信号の互いに符号長が異なる複数の符号長候補から最尤の符号長候補を選択するブラインドレート検出手段と、上記ブラインドレート検出手段で選択された最尤の符号長候補の符号長に対応する上記受信信号の復号結果を出力する復号結果出力手段とを備えた復号装置において、
上記復号結果出力手段は、
過去に復号された復号結果を記憶する復号結果記憶手段と、上記復号結果記憶手段に記憶されている上記過去に復号された復号結果と復号途中の復号結果とを比較し、所定の長さ以上一致した場合は、上記過去に復号された復号結果を用いて上記復号途中の復号結果を補完する復号結果比較手段とを有し、上記符号長候補の符号長に応じて上記受信信号を復号する符号長候補復号手段と、
上記符号長候補復号手段の復号結果から上記最尤の符号長候補の符号長に対応する復号結果を選択して出力する復号結果選択手段と
で構成されたことを特徴とする復号装置。 - 受信信号の互いに符号長が異なる複数の符号長候補から最尤の符号長候補を選択するブラインドレート検出手段と、上記ブラインドレート検出手段で選択された最尤の符号長候補の符号長に対応する上記受信信号の復号結果を出力する復号結果出力手段とを備えた復号装置において、
上記復号結果出力手段は、
上記符号長候補の符号長に応じて上記受信信号を復号する符号長候補復号手段と、
上記符号長候補復号手段の復号結果から上記最尤の符号長候補の符号長に対応する符号長の長さだけ復号結果を選択して出力する出力制御手段と
で構成されたことを特徴とする復号装置。 - 無線区間を送信された情報を受信するアンテナと、当該アンテナで受信された情報をベースバンド信号に変換して復調する復調手段と、ブラインドレートを検出して上記復調手段で復調されたベースバンド信号を復号する復号手段とを備えた通信装置において、
上記復号手段は、
受信信号の互いに符号長が異なる複数の符号長候補に対してパスメトリック値を計算するパスメトリック計算手段と、
上記パスメトリック計算手段で計算されたパスメトリック値からハミング距離が最大となる2状態のパスメトリック値を用いて、上記符号長候補の終了判定値を算出する終了判定値算出手段と、
上記終了判定値算出手段で算出された終了判定値に基づいて、最尤の符号長候補を選択する最尤符号長候補選択手段と、
上記最尤符号長候補選択手段で選択された最尤の符号長候補の符号長に対応する上記受信信号の復号結果を出力する復号結果出力手段と
を備えたことを特徴とする通信装置。 - 受信信号の互いに符号長が異なる複数の符号長候補に対してパスメトリック値を計算するパスメトリック計算ステップと、
上記パスメトリック計算ステップで計算されたパスメトリック値からハミング距離が最大となる2状態のパスメトリック値を用いて、上記符号長候補の終了判定値を算出する終了判定値算出ステップと、
上記終了判定値算出ステップで算出された終了判定値に基づいて、最尤の符号長候補を選択する最尤符号長候補選択ステップと
を有することを特徴とするブラインドレート検出方法。 - 受信信号の互いに符号長が異なる複数の符号長候補から最尤の符号長候補を選択するブラインドレート検出ステップと、上記ブラインドレート検出ステップで選択された最尤の符号長候補の符号長に対応する上記受信信号の復号結果を出力する復号結果出力ステップとを有した復号方法において、
上記ブラインドレート検出ステップは、
受信信号の互いに符号長が異なる複数の符号長候補に対してパスメトリック値を計算するパスメトリック計算ステップと、
上記パスメトリック計算ステップで計算されたパスメトリック値からハミング距離が最大となる2状態のパスメトリック値を用いて、上記符号長候補の終了判定値を算出する終了判定値算出ステップと、
上記終了判定値算出ステップで算出された終了判定値に基づいて、最尤の符号長候補を選択する最尤符号長候補選択ステップと
を有したことを特徴とする復号方法。
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