JP3976184B2 - Sliding door device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食器棚,本棚,陳列棚等の種々の収納筺体の収納室開口よりも外側位置に引戸を備え且つ引戸相互にストッパを備えたものであって、且つ通常は拭き掃除が困難な前面側引戸の裏面をほぼ全面にわたって拭き掃除ができる引戸装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、食器棚,本棚,陳列棚等の種々の収納家具には、その収納筺体にガラス窓を備えた引戸が装着されることが多い。この引戸において、収納筺体の収納室開口箇所の外側に上下にガイドレールが装着され、そのガイドレールに沿って引戸が開閉するものが存在する。この種の引戸は、一般的に一つの収納筺体に2つの引戸が備わっているものが多い。そして、収納室開口の室内側に引戸レールが装備されたものでは、引戸の閉じ状態及び開き状態におけるそれぞれのストッパは、収納室の内壁板を利用して引戸の幅方向端面が当接し、ストッパとしての役目をなしている。
【0003】
収納室開口より外部に露出するようにして引戸のガイドレールを備えたものでは、図11(E)に示すような収納筺体の開口の収納内室側に引戸が装着されたものとは異なり、収納室の内壁を引戸のストッパとして使用することが構造的に不可能であるが、そのかわりに外観又はデザインを重視したものとしている。そのために、収納室の開口箇所から外部に突出するように小さなストッパ部材を装着することもある。これによって、閉じ状態における各引戸が収納筺体から外れないように停止させることができる。
【0004】
閉じ状態にある引戸において、後面側引戸はそのままにしておいて、前面側引戸のみを開く方向に移動させた場合に後面側引戸の閉じ状態におけるストッパでは短すぎて前面側引戸が開き方向に過剰に移動し、前面側引戸のガイド輪がガイドレールから脱輪するおそれがある。また、収納筺体に前面側引戸の開き方向のためのストッパを設けることは十分に可能であるが、そのストッパが収納筺体の外方に突出する量が多くなりすぎ、収納筺体の外観を損なうのみならず、衣服に引っ掛かったり或いは直接人体にひっかかり怪我をするおそれがあり、このような収納筺体の外方に突出するストッパはなるべく小さいサイズのものとなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前面側引戸を開き方向に移動させた場合のストッパは、外観及び安全性等の点から、大きなものを装着することはできない。そこで、この種の引戸装置は、図11(A),(B)に示すように、後面側引戸bにストッパb1 を設けたものが存在している。これは後面側引戸bの枠体を構成する閉じ側縦支持部材に前面側引戸aの開き側端部が当接するストッパb1 を装着したものである。このストッパb1 は、図11(A)に示すように、前記後面側引戸bの閉じ側の縦支持部材にストッパb1 を一体成形したもので、ストッパb1 は、後面側引戸bから分離することはできない。これによって、後面側引戸bの閉じ側縦支持部材に形成されたストッパb1 が前面側引戸aの開き側移動におけるストッパb1 の役割をなすものである。
【0006】
上記の引戸では、引戸の拭き掃除で、前面側引戸a裏面側を拭き掃除する場合に、以下に示すような問題点が生じる。まず、この後面側引戸bに形成したストッパb1 には、前面側引戸aの開き側縦支持部材が当接するので、前面側引戸aと後面側引戸bとがすれ違い移動することができない。すなわち前面側引戸aと後面側引戸bとは重なり合うことはできるが、前面側引戸aが後面側引戸bに形成されたストッパb1 のために相互に反対側へ移動することができない。
【0007】
そのために、前面側引戸aのガラスの裏面側は、前面側引戸aの開き具合によって、引戸と収納筺体の側板との間から腕が入る程度に前面側引戸aを開くと、図11(B)に示すように、前面側引戸aは領域T1 の範囲で拭き掃除が可能である。しかし、前面側引戸aの残りの領域T2 は、後面側引戸bとの重なり部分なので拭き掃除ができない。しかも、図11(C)に示すように、後面側引戸bのストッパb1 により停止線Kで停止させられ、両引戸a,bはすれ違い移動ができない。
【0008】
それゆえに、前記未掃除部分である前面側引戸aの領域T2 は、後面側引戸bが常に重なる状態となるので、図11(D)に示すように、その前面側引戸aの領域T2 部分は、その前面側引戸aをガイドレールから外す以外に拭き掃除することはできない。とくに、収納筺体が食器棚又は食品棚として使用されるものでは、常時清潔にすることが望まれており、引戸装置において拭き掃除が確実にできるものが望まれている。本発明の目的は、上述したように、引戸装置において、前面側引戸の裏面側の拭き掃除が全面的にできるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そこで、発明者は、上記課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、本発明を、収納筺体の収納室開口の外方に装着される引戸であって、前記収納筺体から離れて位置する前面側引戸と、前記収納室の開口側に近接して位置する後面側引戸とからなり、該後面側引戸の閉じ側の縦支持部材には前記前面側引戸の開き側の縦支持部材と当接するストッパ部材が装着され、且つストッパ部材は前記後面側引戸から着脱自在とすると共に、前記縦支持部材には上下方向に沿って装着用凹部が形成され、該装着用凹部は前記ストッパ部材を装着する位置決めとしてなる引戸装置としたことにより、収納筺体の収納室開口よりも外側位置に引戸を備え且つ引戸相互にストッパを備えたものであって、且つ通常は拭き掃除が困難な前面側引戸の裏面をほぼ全面に拭き掃除ができ、上記課題を解決したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。引戸Aは、図2,図3に示すように、前面側引戸A1 と後面側引戸A2 とから構成され、収納筺体Cの収納室開口より外方、すなわち収納筺体Cの外部に露出するようにして前面側引戸A1 と後面側引戸A2 が配置されるものである。これは、図11(E)に示すように、従来の収納筺体c内の開口より収納室側に引戸が装着されたものとは異なる。そして、収納筺体Cの開口外部の上下方向に装着された上部ガイドレール11及び下部ガイドレール13に沿って前面側引戸A1 と後面側引戸A2 とが開閉移動自在となっている。その前面側引戸A1 の引戸枠は、上部支持部材1と,下部支持部材2と,縦支持部材3,3と、面板4とからなる。
【0011】
その上部支持部材1,下部支持部材2及び縦支持部材3,3には、それぞれ面板支持溝1a,2a,3aがそれぞれ形成されており、これらによって面板4が支持される。面板4はガラス,アクリル等の透明材である。その上部支持材1は、上部ガイド輪5が装着され、該上部ガイド輪5が上部ガイドレール11に従って転動し、前面側引戸A1 の開閉動作が行われる。その縦支持部材3は、断面形状が方形状であり,且つ内部は中空状であり、アルミ等の引き抜き加工によって形成される。また、縦支持部材3には、必要に応じて取手3bが形成される。
【0012】
次に、後面側引戸A2 は、前面側引戸A1 と同等の構造であるが、縦支持部材3,3に対して符号を変化させて後面側引戸A2 は縦支持部材30,30とすることにする〔図1(A)参照〕。この縦支持部材30,30は、後面側引戸A2 の閉じ側における縦支持部材30には、後述するストッパ部材31が着脱自在に装着される。ここで、前面側引戸A1 と後面側引戸A2 の閉じ方向及び閉じ側について説明する。前面側引戸A1 の閉じ方向とは、図1に示すように、収納筺体Cの開口をこれを使用する者から見て右側に向かう方向である。また前面側引戸A1 の閉じ側とは、完全に閉じた状態で前面側引戸A1 が収納筺体Cの収納側板15に位置する側であり、図1において前面側引戸A1 の右側端であり、その右側端が閉じたときに当接する収納側板15は右側に位置するものである。
【0013】
後面側引戸A2 の閉じ方向とは、収納筺体Cの開口をこれを使用する者から見て左側に向かう方向である。また後面側引戸A2 の閉じ側とは、完全に閉じた状態で後面側引戸A2 が収納筺体Cの収納側板15に位置する側であり、図1(A)において左側端であり、その後面側引戸A2 の左側端が当接する収納側板15の左側に位置するものである。なお、上記前面側引戸A1 と後面側引戸A2 との閉じ側及び閉じ方向については、必ずしも上記に限定されるものではなく、前面側引戸A1 と後面側引戸A2 の閉じ位置の設定条件を反対にすれば、閉じ方向及び閉じ側も上記とは反対となる。
【0014】
後面側引戸A2 の閉じ側の縦支持部材30にも前記縦支持部材3と同様に面板支持溝30aが形成されている。さらに、縦支持部材30の上下方向に沿って装着用凹部30dが形成されている。その装着用凹部30dは、具体的には偏平状の浅い凹みとなっている。該装着用凹部30dは、ストッパ部材31を正確に装着するための位置決めとしての役目をなすものであり、ストッパ部材31を正確な位置に装着することができるようになっている。
【0015】
次に、前記ストッパ部材31は、図6に示すように、断面ほぼ正方形状なしており、前記縦支持部材30等と同様に引き抜き加工としたものが好適である。その長手方向の長さは、縦支持部材30とほぼ同等の長さとしたり、或いは短いものであってもよく、その長さは適宜に設定される。そのストッパ部材31は、取手31dが形成されているが、該取手31dが形成されていないこともある。そのストッパ部材31は、前記縦支持部材30の装着用凹部30dと同等形状の突起部31aが形成されている。該突起部31aは、略偏平台形状に形成されており、ストッパ部材31の長手方向に沿って全面的に形成されている。
【0016】
次に、後面側引戸A2 の閉じ側の支持部材30とストッパ部材31との着脱構造を説明する。前記縦支持部材30には、図6(A),(B)に示すように、ストッパ部材31を固着するためのボルト,ビス等の固着具32用の貫通孔30bが形成されている。またストッパ部材31の突起部31aが形成されている側には、内螺子孔31bが形成されている。一方、貫通孔30bには固着具32が貫通するとともに、前記ストッパ部材31の内螺子孔31bに螺合して縦支持部材30とストッパ部材31とが固着されるものである。
【0017】
前記内螺子孔31bは、前記ストッパ部材31の長手方向に沿って複数形成される。その内螺子孔31b,31b,…のそれぞれの位置に対応するようにして縦支持部材30の側にも複数の貫通孔30b,30b,…が形成されるものである。この縦支持部材30とストッパ部材31との装着は、後面側引戸A2 の裏面側から固着具32の螺子軸を差し込み、該固着具32によってストッパ部材31を固着することができるようになっている。
【0018】
また、図7(A),(B)に示すように、ストッパ部材31側から固着具32を挿入して縦支持部材30にストッパ部材31を固着することもある。そのストッパ部材31には、固着具32が遊挿自在な貫通孔31cが形成される。また、縦支持部材30側には内螺子孔30cが形成される。そして、ストッパ部材31の表面側より固着具32を挿入し、その螺子軸は縦支持部材30に形成された内螺子孔30cに螺合されて、ストッパ部材31が固着される。以上のように、ストッパ部材31は固着具32の締付け及び緩めることにより縦支持部材30から着脱自在な構造となっている。
【0019】
上記前面側引戸A1 と後面側引戸A2 とが装着される上部ガイドB1 は、図9,図10(A)に示すように、上ガイド支持部10と、 上部ガイドレール11とから構成されており、その上ガイド支持部10に上部ガイドレール11が装着されている。前記上部ガイドレール11は、前記上ガイド支持部10の支持底面上において前後方向(図10においては左右方向)に位置調整ができるようになっている。さらに、下部ガイド枠材B2 は、図10(B)に示すように、下ガイド支持部12と下部ガイドレール13とから構成されている。その下ガイド支持部12は、下部ガイドレール13が装着され、前記上ガイド支持部10及び下ガイド支持部12が収納筺体Cの収納側板15,15及び頂部,底部により形成された収納室16の開口部の外部に装着されている。
【0020】
その上部ガイド枠材B1 の上部ガイドレール11には、前面側引戸A1 及び後面側引戸A2 の上部支持部材1に装着されたガイド輪が転動するように構成されている。さらに、前記下部ガイド枠材B2 の下部ガイドレール13には前記前面側引戸A1 ,後面側引戸A2 の下部支持部材2に装着され、水平面上を回動する下部ガイド輪14が案内されるようになっている。
【0021】
【作用】
まず、通常は、後面側引戸A2 の閉じ側の縦支持部材30にはストッパ部材31が装着された状態にある。このストッパ部材31は、前記前面側引戸A1 の開き側移動におけるストッパとしての役目をなす。具体的には、図2(A)に示すように、前面側引戸A1 及び後面側引戸A2 が収納筺体Cに対して閉じ状態の位置にあり、その前面側引戸A1 を開き方向に移動させると、図1(B)に示すように、前面側引戸A1 の開き側の縦支持部材3がストッパ部材31に当接して停止するものである。
【0022】
そして、図1(A)に示すように、後面側引戸A2 の縦支持部材30からストッパ部材31を取り外すことによって、図1(B)に示すように、前面側引戸A1 と後面側引戸A2 とは、すれ違い状態に移動することができる。そして、さらに図1(C)に示すように、その前面側引戸A1 と後面側引戸A2 とは、それぞれが閉じ状態のときとは、ほぼ反対側の位置にまで到達することができる。
【0023】
次に、前面側引戸A1 の面板4の裏面側を拭き掃除する場合について述べる。まず、前述したように後面側引戸A2 の縦支持部材30からストッパ部材31を取り外しておく。そして、図8(A)に示すように、前面側引戸A1 を完全に閉じた状態から腕が入る程度に開く。ここで、前面側引戸A1 と後面側引戸A2 との重なり領域S3 を除いた掃除可能領域S1 が拭き掃除することができる領域となる。
【0024】
次に、後面側引戸A2 を開き側〔図8(B)では右側〕に移動させる。その後面側引戸A2 は、前記ストッパ部材31が取り外されているので、前述したように、後面側引戸A2 と前面側引戸A1 とはすれ違い状態に移動させることができる。そして、前面側引戸A1 の開き側端部と左側の収納側板15との間に腕が入る程度に開いておくと、その前面側引戸A1 の裏面には、図8(B)に示すように、新たに掃除可能領域S2 が露出される。掃除可能領域S2 は前記重なり領域S3 よりも広く、常にS2 >S3 なる関係である。その掃除可能領域S2 は、前面側引戸A1 をなるべくに開き側に移動させておくことで、さらに広くすることができ、実際にはS1 +S2 >前面側引戸A1 の掃除領域とすることも可能で、掃除可能領域S2 は前記掃除可能領域S1 と交わる部分を生じさせることもでき、拭き残しが生じないようにすることができる。
【0025】
【発明の効果】
請求項1の発明は、収納筺体Cの収納室開口の外方に装着される引戸であって、収納筺体Cから離れて位置する前面側引戸A1と、前記収納室の開口側に近接して位置する後面側引戸A2とからなり、該後面側引戸A2の閉じ側の縦支持部材30には前面側引戸A1の開き側縦支持部材3と当接するストッパ部材31が装着され、且つストッパ部材31は前記後面側引戸A2から着脱自在とすると共に、前記縦支持部材30には上下方向に沿って装着用凹部30dが形成され、該装着用凹部30dは前記ストッパ部材31を装着する位置決めとしてなる引戸装置としたことにより、前面側引戸A1の裏面側を全面にわたり拭き掃除することができる。
【0026】
上記効果を詳述すると、後面側引戸A2 にはストッパ部材31が着脱自在に装着されており、このストッパ部材31を取り外すことにより、前面側引戸A1 と後面側引戸A2 とは上部ガイドレール11に沿ってすれ違い状態の移動が自在となる。これによって、後面側引戸A2 を閉じ状態のままにしておき、前面側引戸A1 を少し開いてその裏面側部分を拭き掃除し、前記後面側引戸A2 を開き側に移動させるとともに前面側引戸A1 を開き側に少し間隔をおいて設定すれば、その間隔から腕を挿入して前面側引戸A1 の残り部分の未掃除部分を拭き掃除することができる。
【0027】
よって、この種の引戸では、前面側引戸A1 は、従来では収納筺体Cから取り外さなければ、裏面を全面的に拭き掃除することができないものであったが、本発明により、後面側引戸A2 の縦支持部材30からストッパ部材31を取り外すのみで、いままで、引戸を装着したままでは拭き掃除が不可能であった領域を極めて簡単に且つ確実にできるものである。
【0028】
請求項2の発明は、請求項1において、前記ストッパ部材は前記後面側引戸A2 の裏面側から固着具32にて締付け自在としてなる引戸装置としたことにより、ストッパ部材31には固着具32が露出せず、その引戸全体の外観を極めて良好にすることができる。
【0029】
請求項3の発明は、請求項1において、前記ストッパ部材31は前記後面側引戸A2 に対してストッパ部材31の正面側から固着具32にて締付け自在としてなる引戸装置としたことにより、前記ストッパ部材31を縦支持部材30から取り外す作業を行う場合に、固着具32の締付及び取り外し作業を含めて、全て後面側引戸A2 の表面側、すなわち使用する者側から作業を行うことができる。これによって、後面側引戸A2 の裏側に手を差し伸べて固着具32の締め付けや取り外しをすることがなく、ストッパ部材31の取り外しの作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は引戸装置において後面側引戸からストッパ部材を外した状態の縦断平面図
(B)は前面側引戸と後面側引戸とがすれ違い自在であることを示す縦断平面図
(C)は前面側引戸と後面側引戸とが相互に開き方向の終端にて停止した状態を示す縦断平面図
【図2】(A)は本発明の前面側引戸と後面側引戸とが閉じた状態に簡略化した縦断平面略示図
(B)は前面側引戸が開いてストッパ部材に当接した状態の縦断平面略示図
(C)は前面側引戸が開いてストッパ部材に当接した状態の要部の拡大縦断平面図
【図3】引戸装置の正面図
【図4】(A)は後面側引戸にストッパ部材を装着した高さ方向に一部切除した斜視図
(B)は後面側引戸からストッパ部材を取り外した状態の要部斜視図
【図5】(A)は後面側引戸からストッパ部材を取り外した要部拡大斜視図
(B)は後面側引戸にストッパ部材を装着した要部拡大斜視図
【図6】(A)は縦支持部材にストッパ部材を固着具を介して装着した縦断平面図
(B)は縦支持部材とストッパ部材とを分離した縦断平面図
【図7】(A)はストッパ部材側から縦支持部材に固着具を介して装着した縦断平面図
(B)は縦支持部材とストッパ部材とを分離した縦断平面図
【図8】(A)は前面側引戸の閉じ側における裏面側の掃除可能領域を拭き掃除している状態を示す作用図
(B)は前面側引戸の開き側における掃除可能領域を拭き掃除している状態を示す作用図
【図9】引戸装置の縦断側面図
【図10】(A)は引戸装置の上部拡大断面図
(B)は引戸装置の下部拡大断面図
【図11】(A)は従来技術において引戸に一体成形されたストッパに他の引戸が当接した状態を示す縦断平面図
(B)は前面側引戸の裏面側を拭き掃除可能な領域を掃除している状態の略示図
(C)は前面側引戸と後面側引戸とのすれ違い移動が不可能な状態を示す略示図
(D)は前面側引戸が後面側引戸によって拭き掃除ができない状態を示す略示図
(E)は収納開口内側に引戸が装着された収納筺体開口付近の略示図
【符号の説明】
A1 …前面側引戸
A2 …後面側引戸
C…収納筺体
30…縦支持部材
31…ストッパ部材
32…固着具[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention includes a sliding door at a position outside a storage chamber opening of various storage cabinets such as cupboards, bookshelves, display shelves and the like, and a sliding door provided with a stopper, and is usually difficult to wipe and clean. The present invention relates to a sliding door device capable of wiping and cleaning almost the entire back surface of a side sliding door.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, various storage furniture such as cupboards, book shelves, display shelves, and the like are often equipped with sliding doors having glass windows in the storage cabinet. In this sliding door, there is one in which guide rails are mounted vertically on the outside of the storage chamber opening of the storage housing, and the sliding door opens and closes along the guide rail. In many cases, this type of sliding door is generally provided with two sliding doors in one housing. In the case where the sliding door rail is provided on the indoor side of the opening of the storage chamber, the respective stoppers in the closed state and the open state of the sliding door are brought into contact with the end surfaces in the width direction of the sliding door using the inner wall plate of the storage chamber. As a role.
[0003]
In the case where the guide rail of the sliding door is provided so as to be exposed to the outside from the opening of the storage chamber, unlike the case where the sliding door is mounted on the side of the storage inner chamber of the opening of the storage housing as shown in FIG. Although it is structurally impossible to use the inner wall of the storage room as a stopper for the sliding door, the appearance or design is emphasized instead. For this purpose, a small stopper member may be attached so as to protrude outward from the opening of the storage chamber. Accordingly, each sliding door in the closed state can be stopped so as not to be detached from the housing case.
[0004]
In a closed sliding door, if the rear sliding door is moved in the opening direction, leaving the rear sliding door alone, the stopper in the closed state of the rear sliding door is too short and the front sliding door is excessive in the opening direction. There is a possibility that the guide wheel of the front side sliding door may be removed from the guide rail. In addition, it is possible to provide a stopper for the opening direction of the front sliding door on the storage case, but the amount of the stopper protruding outward from the storage case becomes too large, and only the appearance of the storage case is impaired. In addition, there is a risk of being caught on clothes or being caught directly on the human body, resulting in injury, and such a stopper protruding outward from the housing is of the smallest possible size.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the stopper when the front side sliding door is moved in the opening direction cannot be mounted with a large one in terms of appearance and safety. Thus, as shown in FIGS. 11A and 11B, this type of sliding door apparatus includes a rear sliding door b provided with a stopper b 1 . In this case, a stopper b 1 with which the opening side end of the front side sliding door a comes into contact with the closing side vertical support member constituting the frame of the rear side sliding door b. The stopper b 1, as shown in FIG. 11 (A), obtained by integrally molding the stopper b 1 in the vertical support member closing side of the rear surface side sliding door b, stopper b 1 is separated from the rear side sliding door b I can't do it. Thus, the stopper b 1 formed on the closing side vertical support member of the rear side sliding door b serves as the stopper b 1 in the opening side movement of the front side sliding door a.
[0006]
In the above sliding door, when the front side sliding door a back side is wiped and cleaned by wiping and cleaning the sliding door, the following problems occur. First, since the opening side vertical support member of the front side sliding door a contacts the stopper b 1 formed on the rear side sliding door b, the front side sliding door a and the rear side sliding door b cannot pass each other. That is, the front side sliding door a and the rear side sliding door b can overlap, but the front side sliding door a cannot move to the opposite side due to the stopper b 1 formed on the rear side sliding door b.
[0007]
Therefore, the rear side of the glass of the front side sliding door a opens the front side sliding door a so that the arm can enter from between the sliding door and the side plate of the housing by the opening degree of the front side sliding door a. ), The front side sliding door a can be wiped and cleaned in the region T 1 . However, the remaining region T 2 of the front side sliding door a can not wipe because overlap between the rear-side sliding door b. Moreover, as shown in FIG. 11 (C), the sliding doors b and b are stopped at the stop line K by the stopper b 1 of the rear side sliding door b, and the sliding doors a and b cannot move.
[0008]
Therefore, the area T 2 of the front side sliding door a which is the uncleaned portion is in a state where the rear side sliding door b always overlaps, so that the area T 2 of the front side sliding door a as shown in FIG. The part cannot be wiped and cleaned other than removing the front side sliding door a from the guide rail. In particular, in the case where the storage case is used as a cupboard or a food shelf, it is desired to always clean it, and a sliding door device that can be wiped and cleaned is desired. As described above, an object of the present invention is to enable the entire surface of the sliding door device to be wiped and cleaned on the back surface side of the front sliding door.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In view of the above, the inventor has intensively and researched to solve the above problems, and as a result, the present invention is a sliding door mounted outside the storage chamber opening of the storage casing, and is located away from the storage casing. A front side sliding door, and a rear side sliding door located close to the opening side of the storage chamber, and a vertical supporting member on the closing side of the rear side sliding door includes a vertical supporting member on the opening side of the front side sliding door; An abutting stopper member is mounted, and the stopper member is detachable from the rear side sliding door, and a mounting recess is formed in the vertical support member along the vertical direction. By adopting the sliding door device for positioning to be mounted, the sliding door is provided outside the storage chamber opening of the storage housing and provided with a stopper between the sliding doors, and usually the front side sliding door is difficult to wipe and clean. The back The entire surface can wipe is obtained by solving the above problems.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. As shown in FIGS. 2 and 3, the sliding door A is composed of a front side sliding door A 1 and a rear side sliding door A 2, and is exposed outward from the storage chamber opening of the storage case C, that is, outside the storage case C. In this way, the front side sliding door A 1 and the rear side sliding door A 2 are arranged. As shown in FIG. 11 (E), this is different from the case where the sliding door is mounted on the storage chamber side from the opening in the conventional storage housing c. The front-side sliding door A 1 and the rear-side sliding door A 2 can be freely opened and closed along the upper guide rail 11 and the
[0011]
The
[0012]
Next, the rear side sliding door A 2 has the same structure as the front side sliding door A 1 , but the sign is changed with respect to the
[0013]
The closing direction of the rear-side sliding door A 2 is a direction toward the left side when the opening of the housing case C is viewed from the user. Also the closing side of the rear-side sliding doors A 2, is the side the rear surface side sliding door A 2 is located at the accommodated
[0014]
A face
[0015]
Next, as shown in FIG. 6, the
[0016]
Next, the attachment / detachment structure between the
[0017]
A plurality of the inner screw holes 31 b are formed along the longitudinal direction of the
[0018]
7A and 7B, the fixing
[0019]
The upper guide B 1 to which the front sliding door A 1 and the rear sliding door A 2 are mounted is composed of an upper
[0020]
The upper guide rail 11 of the upper guide frame member B 1 is configured such that guide wheels mounted on the
[0021]
[Action]
First, usually, the
[0022]
Then, as shown in FIG. 1A, by removing the
[0023]
Next, the case where the back side of the
[0024]
Next, the rear side sliding door A 2 is moved to the opening side (right side in FIG. 8B). Then side sliding doors A 2, since the
[0025]
【The invention's effect】
The invention of
[0026]
More specifically the above effects, the
[0027]
Therefore, in this type of sliding door, the front side sliding door A 1 has conventionally been unable to wipe the entire back surface unless it is removed from the housing case C. However, according to the present invention, the rear side sliding door A 2 can be cleaned. By simply removing the
[0028]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect, the stopper member is a sliding door device that can be tightened by the fixing
[0029]
A third aspect of the present invention, in
[Brief description of the drawings]
FIG. 1A is a longitudinal plan view of a sliding door device with a stopper member removed from a rear side sliding door, and FIG. 1B is a longitudinal plan view showing that a front side sliding door and a rear side sliding door can pass freely (C ) Is a longitudinal plan view showing a state in which the front side sliding door and the rear side sliding door are stopped at the end in the opening direction. FIG. 2A is a state in which the front side sliding door and the rear side sliding door of the present invention are closed. The simplified vertical plan view (B) is a vertical plan view (C) in a state where the front side sliding door is open and in contact with the stopper member, and (C) is a state in which the front side sliding door is open and is in contact with the stopper member. Fig. 3 is a front view of the sliding door device. Fig. 4A is a perspective view partially cut in the height direction with a stopper member attached to the rear side sliding door. Fig. 3B is a rear side sliding door. Fig. 5A is a perspective view of the main part with the stopper member removed from the rear side sliding door. FIG. 6B is an enlarged perspective view of the main part with the stopper member attached to the rear side sliding door. FIG. 6A is a perspective view of the stopper member attached to the vertical support member with a fastener. Fig. 7B is a vertical plan view in which the vertical support member and the stopper member are separated. Fig. 7A is a vertical plan view in which the vertical support member is attached to the vertical support member from the stopper member side through a fastener. FIG. 8A is an operational view showing a state in which a cleanable area on the back surface side on the closed side of the front side sliding door is wiped and cleaned (B) is a front side view. FIG. 9 is a vertical side view of the sliding door device. FIG. 10A is an enlarged cross-sectional view of the upper portion of the sliding door device. FIG. Lower cross-sectional view [Fig. 11] (A) is a sliding door in the prior art A longitudinal plan view (B) showing a state where another sliding door is in contact with the integrally formed stopper is a schematic view (C) showing a state where the back side of the front side sliding door is wiped and cleaned. Schematic diagram (D) showing a state in which the sliding movement between the sliding door and the rear side sliding door is impossible (D) is a schematic diagram showing a state in which the front side sliding door cannot be wiped and cleaned by the rear side sliding door (E) is a sliding door inside the storage opening. Schematic diagram of the area around the installed storage enclosure [Explanation of symbols]
A 1 ... Front side sliding door A 2 ... Rear side sliding door C ...
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