JP3974813B2 - Buffer material for glass plate and method for producing the same - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数枚のガラス板を積層したときの衝撃緩和のために、隣接するガラス板の間に介在させる額縁状のガラス板用緩衝材及びその製造方法に関し、更に詳しくは、液晶ディスプレイに使用されるガラス板の保管に主に用いられるガラス板用緩衝材及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶ディスプレイの素材として使用されるガラス板を積層して保管する場合、隣接するガラス板の間での衝撃緩和のために、この間に額縁状の緩衝材を介在させることが行われている。ここにおける額縁状の緩衝材は、発泡ポリエチレンなどの衝撃緩和材料からなるシートであり、これをガラス板の片方の表面に装着した状態でガラス板を積層することにより、隣接するガラス板の間に介在することになる。
【0003】
図11は液晶ディスプレイ用ガラス板に使用される従来の緩衝材の平面図、図12は図11中のA−A線矢示図、図13はその緩衝材の製造方法の説明図である。従来の緩衝材は、発泡ポリエチレンからなる定尺の角形シートを、トムソン加工により打ち抜くことにより製造される。即ち、定尺の角形シートの四辺外縁部を除く部分をトムソン加工により打ち抜き、残った額縁状の部分1が緩衝材となる。一方、打ち抜き部2は破材として破棄される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このようなトムソン打ち抜きによって製造される従来のガラス板用緩衝材には、以下のような問題があった。
【0005】
第1に、打ち抜き部2が大きい。この打ち抜き部2は再利用されずに破棄される損部であるため、経済性が悪かった。即ち、定尺の角形シートからの製品採取率の低下による製造コスト上昇が問題であった。
【0006】
第2に、トムソン加工による打ち抜きでは、製造された緩衝材1の各辺の断面形状が偏平な四角形、より具体的にはトムソン加工に特有の4隅部に丸みのない四角形となる。その結果、ガラス板の表面に装着するときの密着性が高くなり、ガラス板の表面に装着した状態でその表面をコーティングするときの液の回り具合が良くないという問題があった。また、ガラス板表面のコーティング膜が傷つきやすいため、ガラス板の表面から取り外しはエアーの吹き付けによって行われるが、前述した密着性の高さのため、取り外し時の作業性が悪かった。
【0007】
本発明はかかる事情に鑑みて創案されたものであり、製造過程での損部の発生を大幅に抑制できる経済性に優れたガラス板用緩衝材及びその製造方法を提供することを目的とする。本発明の別の目的は、ガラス板の表面への密着性を緩和できるガラス板用緩衝材及びその製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るガラス板用緩衝材は、複数枚のガラス板を積層したときの衝撃緩和のために、隣接するガラス板の間に介在させる額縁状のガラス板用緩衝材であって、衝撃緩和材料からなる4枚の短冊状部材が額縁状に組み合わされると共に、4つのコーナー部で略直角に交わる2枚の短冊状部材の端部同士が他の部分と同じ厚みになるように突き合わされて接合されており、前記短冊状部材は、一方の表面側の隅部に丸みが付与されている構成を採用している。
【0009】
本発明に係るガラス板用緩衝材においては、その緩衝材が4枚の短冊状部材からなる。短冊状部材は、衝撃緩和材料からなるシート材を所定幅で切断することにより、そのシート材から効率的に採取される。このため、製造過程での損部の発生が大幅に抑制される。そして、4つのコーナー部で略直角に交わる2枚の短冊状部材の端部同士が他の部分と同じ厚みになるように突き合わされて接合されているので、定尺の角形シートをトムソン加工により打ち抜いて製造した従来の一体形成の緩衝材と同等の機能が得られる。
【0010】
4つのコーナー部で突き合わされる2枚の短冊状部材の一方の端部に凹部が形成され、他方の端部に形成された凸部が前記凹部に嵌合する構成を採用するならば、短冊状部材の仮組み作業が簡単となり、且つ突き合わせ部での接合長が長くなることにより接合強度が上がる。
【0011】
ここで、凹部及び凸部をプレス加工により形成するならば、そのプレス加工に伴い、短冊状部材の一方の表面側に存在する2つの隅部に丸みが付与され、ガラス板の表面に装着するときの密着性が低下する。
【0012】
突き合わせ部の接合方法としては、接合性、作業性、効率等の点から超音波溶着が好ましい。
【0013】
また、本発明に係るガラス板用緩衝材の製造方法は、複数枚のガラス板を積層したときの衝撃緩和のために、隣接するガラス板の間に介在させる額縁状のガラス板用緩衝材の製造方法であって、衝撃緩和材料からなるシート材から複数枚の短冊状部材を採取する工程と、プレス加工により各短冊状部材の一方の端部に凹部を形成し、他方の端部に凸部を形成する工程と、4枚の短冊状部材を額縁状に組み合わせると共に、各コーナー部で凹部に凸部を嵌合させることにより、2対の短冊状部材の端部同士を付き合わせる工程と、各突き合わせ部を超音波溶着により接合する工程とを包含しており、プレス加工工程で前記短冊状部材の一方の表面側の隅部に丸みを付与するようになっている。
【0014】
本発明に係るガラス板用緩衝材の製造方法においては、衝撃緩和材料からなるシート材から複数枚の短冊状部材を採取することにより、製造過程での損部の発生が大幅に抑制される。プレス加工により各短冊状部材の一方の端部に凹部を形成し、他方の端部に凸部を形成することにより、短冊状部材の一方の表面側に存在する2つの隅部に丸みが付与され、ガラス板の表面に装着するときの密着性が低下する。4枚の短冊状部材を額縁状に組み合わせ、各コーナー部で凹部に凸部を嵌合させることにより、各コーナー部で略直角に交わる2枚の短冊状部材の端部同士が他の部分と同じ厚みになるように突き合わされると共に、突き合わせ部での接触長が長くなることにより接合強度が上がる。突き合わせ部の接合方法として超音波溶着を使用することにより、接合性、作業性、効率等が優れる。
【0015】
前記超音波溶着を作業台上で振動ホーンにより行うに当たり、前記振動ホーンの先端部を他の部分より小径とすることにより、溶着強度が上がる。
【0016】
前記超音波溶着を作業台上で振動ホーンにより行うに当たり、前記作業台を金属製とすることにより、超音波振動エネルギーの作業台の側への逃げが抑制され、突き合わせ部が全厚にわたって強固に溶着されるので、溶着強度が上がる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施形態に係るガラス板用緩衝材の斜視図、図2は同ガラス板用緩衝材の使用形態を説明するための斜視図、図3〜図9は同ガラス板用緩衝材の製造方法の説明図である。
【0018】
図1及び図2に示すように、本実施形態に係るガラス板用緩衝材10は、液晶ディスプレイの素材として使用されるガラス板20を積層して保管する場合の緩衝材として使用される。より具体的には、ガラス板20の片方の表面にこのガラス板用緩衝材10を装着し、装着面を同じ方向に向けてガラス板20を積層することにより、隣接するガラス板20,20の間にガラス板用緩衝材10を介在させる。
【0019】
各ガラス板用緩衝材10は、発泡ポリプロピレン、無発泡のポリプロピレン又は発泡ポリエチレン等からなる額縁状のシートであり、より具体的には、発泡ポリプロピレン等からなるシート材からなる4枚の細長い短冊状部材11A,11A,11B,11Bを額縁状に組み合わせることにより構成されている。平行な2枚の短冊状部材11A,11Aの両端部には、先端側へ突出する一組の凸部12,12が形成されている。他の平行な2枚の短冊状部材11B,11Bの両端部には、凸部12,12が嵌合するように側方へ開放する一組の凹部13,13が形成されている。
【0020】
ガラス板用緩衝材10の各コーナー部では、短冊状部材11A,11Bが直角に交わっており、凸部12を対応する凹部13に嵌合させることにより、短冊状部材11Aの先端面が短冊状部材11Bの先端部側面に突き合わされている。そして、短冊状部材11A,11Bの突き合わせ部が高周波溶着されることにより、4枚の短冊状部材11A,11A,11B,11Bが接合されて、額縁状の緩衝材20を形成している。形成された緩衝材20は、短冊状部材11A,11Bの重なりがなく、全体で均一な厚みに仕上がっている。
【0021】
ガラス板用緩衝材10の大きさはガラス板20より若干小さく,厚みは1.5〜2.0mmが適当である。また、短冊状部材11A,11Bの幅は、5.0〜7.0mmが適当である。なお、液晶ディスプレイに使用されるガラス板20に切断される前の元ガラスと称される1250×800mmのガラス板のに使用されるガラス板用緩衝材10であれば、厚みは2.0mm、幅は35〜50mmが適当である。
【0022】
次に、本実施形態に係るガラス板用緩衝材10の製造方法について、図3〜図9を参照して説明する。
【0023】
まず、図3に示すように、発泡ポリエチレン等からなる定尺のシート30を所定幅に切断して、複数枚の細長い短冊状部材31,31・・を作成する。この切断には、例えばトムソン打ち抜きを用いる。短冊状部材31,31・・の幅は、ガラス板用緩衝材10を構成する短冊状部材11A,11Bの幅に一致させる。
【0024】
短冊状部材31,31・・が得られると、短冊状部材31を短冊状部材11A,11Bと同じ長さに切断する。その後、図4に示すように、短冊状部材11Aに対応する短冊状部材31Aに対しては、両端部に凸部12,12となる一組の凸部32,32を形成し、短冊状部材11Bに対応する短冊状部材31Bに対しては、両端部に凹部13,13となる一組の凹部33,33を形成する。凸部及び凹部の形成は、短冊状部材31A,31Bにプレス加工を施すことにより行う。
【0025】
かくして、定尺のシート30から短冊状部材11A,11Bが大きな損部を生じることなく効率的に採取される。また、凸部及び凹部を形成するためのプレス加工に伴い、短冊状部材11A,11Bの一方の表面側に存在する2つの隅部に丸みが付与される(図5参照)。丸みが付与された側の表面をガラス板に装着することにより、ガラス板に対する密着性が緩和される。
【0026】
短冊状部材11A,11Bが採取されると、図6及び図7に示すように、作業台40上で短冊状部材11A,11Bを突き合わせ、凸部12を凹部13に嵌合させる。作業台40は鉄又はステンレス鋼からなり、その表面には、短冊状部材11A,11Bが嵌合する位置決め用のL字溝41が形成されている。作業台40上で短冊状部材11A,11Bが突き合わされると、その突き合わせ部を溶着用の振動ホーン50で押さえて高周波溶着する。振動ホーン50は先端部51が他の部分(基部52)より小径とされた円柱体であり、アルミニウムにより構成されている。
【0027】
振動ホーン50による高周波溶着により、短冊状部材11A,11BがL字状に接合される。接合部は段差がなく、他の部分と同じ厚みになる。また、図9に示すように、短冊状部材11A,11Bの幅をaとして、凸部12の幅をa/3、凸部12の高さをa/3とすると、短冊状部材11A,11Bの接合長は5a/3となり、凸部12及び凹部13を設けずに短冊状部材11A,11Bを単純に突き合わせた場合と比べて、接合長は5/3倍となる。凸部12と凹部13の間のクリアランス確保のために、凸部12の幅は凹部13の幅より1mm程度狭くするのが好ましい。
【0028】
作業台40は通常はベークライトからなる。ベークライト製作業台の場合、振動エネルギーが下方に逃げるため、突き合わせ部の上半分しか十分に溶着されない。しかるに、作業台40を鉄又はステンレス鋼等の金属によって構成することにより、振動エネルギーの下方への逃げが抑制されるため、突き合わせ部が全厚にわたって十分に溶着され、溶着強度が上がる。
【0029】
振動ホーン50においては、先端部51が基部52より小径とされている。具体的には、図9に示すように、先端部51の直径dは、凸部12の幅とほぼ同じであり、基部52の直径Dの1/4になっている。また、先端部51(小径部)の長さLは、基部52(大径部)の直径Dと同じに設定されている。これにより、振動ホーン50の先端部51における振動周波数は、基部52に付加される周波数の4倍となる。
【0030】
つまり、振動ホーン50の基部52に付加される周波数をbHzとし、基部52の直径Dに対する先端部51の直径dの比率を1/cとし、先端部51の長さLを基部52の直径Dとほぼ同じに設定することにより、振動ホーン50の先端部51における振動周波数はb×cHzとなる。これにより、簡単に高周波化が図られ、これによっても溶着強度の増大が可能になる。
【0031】
図10(a)(b)は本発明の他の実施形態に係るガラス板用緩衝材の主要部の平面図である。図10(a)では、短冊状部材11A,11Bの端部に設けられる凸部12及び凹部13が先端に向かって幅広となる逆台形状に形成されており、図10(b)では、短冊状部材11Aの端部が凸部12を兼ねている。いずれの凸部12及び凹部13も短冊状部材11A,11Bの仮組み時の作業性向上、及び接合長の延長による接合強度の増大に寄与する。
【0032】
上述の実施形態では、一方の短冊状部材11Aの両端部に凸部12,12を設け、他方の短冊状部材11Bの両端部に凹部13,13を設けたが、短冊状部材11A,11Bの一端部に凸部12を設け、他端部に凹部13を設けることも可能である。
【0033】
【発明の効果】
以上に説明したとおり、本発明に係るガラス板用緩衝材は、複数枚のガラス板を積層したときの衝撃緩和のために、隣接するガラス板の間に介在させる額縁状のガラス板用緩衝材であって、衝撃緩和材料からなる4枚の短冊状部材が額縁状に組み合わされると共に、4つのコーナー部で略直角に交わる2枚の短冊状部材の端部同士が他の部分と同じ厚みになるように突き合わされて接合されており、前記短冊状部材は、一方の表面側の隅部に丸みが付与されている構成を採用しているので、製造過程での損部の発生を大幅に抑制でき、大幅なコストダウンが可能になる。
また、ガラス板用緩衝材を構成する短冊状部材の一方の表面側に存在する2つの隅部に丸みが付与されているので、この丸みが付与された側をガラス板に装着することで、ガラス板に対する密着性が緩和される。
【0034】
また、4つのコーナー部で突き合わされる2枚の短冊状部材の一方の端部に凹部が形成され、他方の端部に形成された凸部が前記凹部に嵌合する構成を採用し、凹部及び凸部をプレス加工することにより、短冊状部材の一方の表面側に存在する2つの隅部に丸みを付与でき、ガラス板の表面に装着するときの密着性を低下させることができる。その結果、ガラス板の表面に装着した状態でその表面をコーティングするときの液の回り具合が良好となり、ガラス板の表面からの取り外し時の作業性も良好となる。
【0035】
また、本発明に係るガラス板用緩衝材の製造方法は、衝撃緩和材料からなるシート材から複数枚の短冊状部材を採取する工程と、プレス加工により各短冊状部材の一方の端部に凹部を形成し、他方の端部に凸部を形成する工程と、4枚の短冊状部材を額縁状に組み合わせると共に、各コーナー部で凹部に凸部を嵌合させることにより、2対の短冊状部材の端部同士を付き合わせる工程と、各突き合わせ部を超音波溶着により接合する工程とを包含しており、プレス加工工程で前記短冊状部材の一方の表面側の隅部に丸みを付与するようにしているので、製造過程での損部の発生を大幅に抑制でき、合わせてガラス板の表面への密着性を緩和できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るガラス板用緩衝材の斜視図である。
【図2】同ガラス板用緩衝材の使用形態を説明するための斜視図である。
【図3】同ガラス板用緩衝材の製造方法の説明図で、シートから短冊状部材を作成する工程を示す平面図である。
【図4】同ガラス板用緩衝材の製造方法の説明図で、短冊状部材に凸部及び凹部を形成する工程を示す平面図である。
【図5】図4中のB−B線矢示図である。
【図6】同ガラス板用緩衝材の製造方法の説明図で、短冊状部材の接合工程を示す斜視図である。
【図7】同ガラス板用緩衝材の製造方法の説明図で、短冊状部材の接合工程を示す斜視図である。
【図8】同ガラス板用緩衝材の製造方法の説明図で、接合部の拡大平面図である。
【図9】同ガラス板用緩衝材の製造方法の説明図で、短冊状部材の接合工程を示す縦断面図である。
【図10】(a)(b)は本発明の他の実施形態に係るガラス板用緩衝材の接合部の平面図である。
【図11】液晶ディスプレイ用ガラス板に使用される従来の緩衝材の平面図である。
【図12】図11中のA−A線矢示図である。
【図13】従来の緩衝材の製造方法の説明図である。
【符号の説明】
10 ガラス板用緩衝材
11A,11B 短冊状部材
12 凸部
13 凹部
20 ガラス板
30 シート
40 作業台
50 振動ホーン[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a frame-shaped glass plate cushioning material interposed between adjacent glass plates for impact reduction when a plurality of glass plates are laminated, and a method for manufacturing the same, and more particularly, to a liquid crystal display. The present invention relates to a glass plate cushioning material mainly used for storage of glass plates and a method for producing the same.
[0002]
[Prior art]
When a glass plate used as a material for a liquid crystal display is stacked and stored, a frame-shaped cushioning material is interposed between the glass plates in order to reduce the impact between adjacent glass plates. The frame-shaped cushioning material here is a sheet made of an impact relaxation material such as foamed polyethylene, and is interposed between adjacent glass plates by laminating the glass plates in a state of being mounted on one surface of the glass plate. It will be.
[0003]
FIG. 11 is a plan view of a conventional cushioning material used for a glass plate for a liquid crystal display, FIG. 12 is a view taken along the line AA in FIG. 11, and FIG. 13 is an explanatory diagram of a method for producing the cushioning material. A conventional cushioning material is manufactured by punching out a regular square sheet made of foamed polyethylene by Thomson processing. That is, a portion of the regular square sheet excluding the outer edges of the four sides is punched out by Thomson processing, and the remaining frame-
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The conventional buffer material for glass plates manufactured by such Thomson punching has the following problems.
[0005]
First, the punched portion 2 is large. Since the punched portion 2 is a loss portion that is discarded without being reused, it is not economical. In other words, an increase in manufacturing cost due to a decrease in the product collection rate from a regular square sheet has been a problem.
[0006]
Secondly, in the punching by Thomson processing, the cross-sectional shape of each side of the manufactured
[0007]
The present invention was devised in view of such circumstances, and an object thereof is to provide a glass plate cushioning material excellent in economy that can greatly suppress the occurrence of a loss part in the manufacturing process and a method for manufacturing the same. . Another object of the present invention is to provide a buffer material for glass plate that can reduce the adhesion to the surface of the glass plate and a method for producing the same.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the glass plate cushioning material according to the present invention is a frame-like glass plate cushioning material interposed between adjacent glass plates for impact relaxation when a plurality of glass plates are laminated. In addition, the four strip-shaped members made of the impact relaxation material are combined in a frame shape, and the ends of the two strip-shaped members intersecting at substantially right angles at the four corner portions have the same thickness as the other portions. The strip-shaped member employs a configuration in which roundness is applied to a corner on one surface side .
[0009]
In the buffer material for glass plates according to the present invention, the buffer material is composed of four strip-shaped members. The strip-shaped member is efficiently collected from the sheet material by cutting the sheet material made of the impact relaxation material with a predetermined width. For this reason, generation | occurrence | production of the loss part in a manufacture process is suppressed significantly. And since the end portions of the two strip-shaped members that intersect at substantially right angles at the four corner portions are abutted and joined so as to have the same thickness as the other portions, a square sheet of a regular size is processed by Thomson processing. A function equivalent to that of a conventional integrally formed cushioning material manufactured by punching is obtained.
[0010]
If a configuration is adopted in which a recess is formed at one end of two strip-shaped members that are abutted at four corners, and a projection formed at the other end is fitted into the recess, the strip The temporary assembling work of the shaped members is simplified, and the joining strength is increased by increasing the joining length at the abutting portion.
[0011]
Here, if the concave portion and the convex portion are formed by press working, roundness is given to the two corners existing on one surface side of the strip-shaped member, and attached to the surface of the glass plate. When the adhesiveness is reduced.
[0012]
As a method for joining the butted portions, ultrasonic welding is preferable from the viewpoints of joinability, workability, efficiency, and the like.
[0013]
Moreover, the manufacturing method of the buffer material for glass plates which concerns on this invention is a manufacturing method of the buffer material for frame-shaped glass plates interposed between adjacent glass plates in order to relieve | shock impact when a plurality of glass plates are laminated. A step of collecting a plurality of strip-shaped members from a sheet material made of an impact mitigating material, and forming a concave portion at one end of each strip-shaped member by pressing, and forming a convex portion at the other end. The step of forming, combining the four strip-shaped members into a frame shape, and fitting the end portions of the two pairs of strip-shaped members together by fitting the convex portions to the concave portions at each corner portion, and And joining the butt portion by ultrasonic welding, and rounding is given to the corner on the one surface side of the strip-shaped member in the press working step .
[0014]
In the manufacturing method of the buffer material for glass plates which concerns on this invention, generation | occurrence | production of the loss part in a manufacture process is suppressed significantly by extract | collecting several strip-shaped members from the sheet | seat material which consists of an impact relaxation material. By forming a concave portion at one end of each strip-shaped member by pressing and forming a convex portion at the other end, roundness is imparted to two corners existing on one surface side of the strip-shaped member. Thus, the adhesion when mounted on the surface of the glass plate is reduced. By combining the four strip-shaped members into a frame shape and fitting the convex portions to the concave portions at each corner portion, the end portions of the two strip-shaped members that intersect at substantially right angles at each corner portion and the other portions While being abutted so as to have the same thickness, the contact length at the abutting portion is increased, thereby increasing the bonding strength. By using ultrasonic welding as a method for joining the butt portions, the joining property, workability, efficiency, etc. are excellent.
[0015]
When performing ultrasonic welding with a vibration horn on a work table, the welding strength is increased by making the tip of the vibration horn smaller in diameter than other portions.
[0016]
When performing the ultrasonic welding with a vibration horn on a work table, the work table is made of metal, so that the escape of ultrasonic vibration energy to the work table side is suppressed, and the butt portion is solid over the entire thickness. Since it is welded, the welding strength increases.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. 1 is a perspective view of a buffer material for a glass plate according to an embodiment of the present invention, FIG. 2 is a perspective view for explaining a usage pattern of the buffer material for the glass plate, and FIGS. 3 to 9 are buffer materials for the glass plate. It is explanatory drawing of the manufacturing method of material.
[0018]
As shown in FIG.1 and FIG.2, the buffer material 10 for glass plates which concerns on this embodiment is used as a buffer material in the case of laminating | stacking and storing the
[0019]
Each glass plate cushioning material 10 is a frame-like sheet made of foamed polypropylene, non-foamed polypropylene, foamed polyethylene or the like, and more specifically, four elongated strips made of a sheet material made of foamed polypropylene or the like. The
[0020]
In each corner portion of the buffer material 10 for glass plate, the strip-shaped
[0021]
The size of the buffer material for glass plate 10 is slightly smaller than that of the
[0022]
Next, the manufacturing method of the buffer material 10 for glass plates which concerns on this embodiment is demonstrated with reference to FIGS.
[0023]
First, as shown in FIG. 3, a
[0024]
When the strip-shaped
[0025]
Thus, the strip-shaped
[0026]
When the strip-shaped
[0027]
By the high frequency welding by the
[0028]
The work table 40 is usually made of bakelite. In the case of a work table made of bakelite, vibration energy escapes downward, so that only the upper half of the butted portion is sufficiently welded. However, since the work table 40 is made of metal such as iron or stainless steel, the downward escape of vibration energy is suppressed, so that the butt portion is sufficiently welded over the entire thickness, and the welding strength is increased.
[0029]
In the
[0030]
That is, the frequency applied to the
[0031]
10 (a) and 10 (b) are plan views of the main part of a buffer material for glass plate according to another embodiment of the present invention. In FIG. 10A, the
[0032]
In the above-described embodiment, the
[0033]
【The invention's effect】
As described above, the glass plate cushioning material according to the present invention is a frame-shaped glass plate cushioning material interposed between adjacent glass plates in order to reduce impact when a plurality of glass plates are laminated. Thus, the four strip-shaped members made of the impact relaxation material are combined in a frame shape, and the end portions of the two strip-shaped members intersecting at substantially right angles at the four corner portions have the same thickness as the other portions. Since the strip-shaped member adopts a configuration in which the corner on one surface side is rounded , the occurrence of a loss part in the manufacturing process can be greatly suppressed. A significant cost reduction is possible.
Moreover, since roundness is given to two corners existing on one surface side of the strip-shaped member constituting the buffer material for glass plate, by attaching the rounded side to the glass plate, Adhesion to the glass plate is eased.
[0034]
In addition, a recess is formed at one end of two strip-shaped members that are abutted at the four corners, and a protrusion formed at the other end is fitted into the recess, And by pressing a convex part, roundness can be given to two corners which exist in the one surface side of a strip-shaped member, and the adhesiveness when mounting | wearing on the surface of a glass plate can be reduced. As a result, the condition of the liquid when coating the surface of the glass plate in a state of being mounted on the surface becomes good, and the workability at the time of removal from the surface of the glass plate is also good.
[0035]
Further, the manufacturing method of the buffer material for glass plate according to the present invention includes a step of collecting a plurality of strip-shaped members from a sheet material made of an impact mitigating material, and a recess at one end of each strip-shaped member by pressing. And forming a convex portion at the other end, and combining the four strip-shaped members into a frame shape and fitting the convex portion into the concave portion at each corner portion, thereby forming two pairs of strip-shaped It includes a step of attaching the end portions of the members to each other and a step of joining each butted portion by ultrasonic welding, and rounding a corner on one surface side of the strip-shaped member in the press working step. Since it is doing, generation | occurrence | production of the loss part in a manufacture process can be suppressed significantly, and the adhesiveness to the surface of a glass plate can be eased collectively.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a buffer material for a glass plate according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view for explaining a usage pattern of the buffer material for glass plate.
FIG. 3 is an explanatory view of the glass plate cushioning material manufacturing method and is a plan view showing a step of creating a strip-shaped member from a sheet.
FIG. 4 is an explanatory view of the manufacturing method of the buffer material for glass plate, and is a plan view showing a process of forming convex portions and concave portions on a strip-shaped member.
FIG. 5 is a view taken along the line BB in FIG. 4;
FIG. 6 is an explanatory view of the manufacturing method of the buffer material for glass plate, and is a perspective view showing a step of joining strip-shaped members.
FIG. 7 is an explanatory view of the manufacturing method of the buffer material for glass plate, and is a perspective view showing a step of joining strip-shaped members.
FIG. 8 is an explanatory view of the manufacturing method of the buffer material for glass plate, and is an enlarged plan view of a joint portion.
FIG. 9 is an explanatory view of the manufacturing method of the buffer material for glass plate, and is a longitudinal sectional view showing a joining process of strip-shaped members.
FIGS. 10A and 10B are plan views of a joint portion of a buffer material for glass plate according to another embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a plan view of a conventional cushioning material used for a glass plate for a liquid crystal display.
12 is a view taken along line AA in FIG.
FIG. 13 is an explanatory view of a conventional method for producing a cushioning material.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10
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