JP3974496B2

JP3974496B2 - Putter head

Info

Publication number: JP3974496B2
Application number: JP2002305495A
Authority: JP
Inventors: 泰範今本
Original assignee: Bridgestone Sports Co Ltd
Current assignee: Bridgestone Sports Co Ltd
Priority date: 2002-10-21
Filing date: 2002-10-21
Publication date: 2007-09-12
Anticipated expiration: 2022-10-21
Also published as: JP2004136007A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、金属製のネック部を有するパターヘッドに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、ヘッド本体からネック部を上方に長く延ばしたパターがある。このようにネック部を長く延ばすのは、主にアドレス時にボールを見やすくするためである。
【０００３】
しかし、ヘッド本体からネック部を上方に長く延ばしたパターは、重心位置が高くなるばかりか、重心位置がヒール寄りに位置し、フェースバランスが悪くなる上、長いネック部のために、ロングパット時にインパクトの衝撃で不快な振動を受けるという欠点があった。
【０００４】
これに対し、ボールインパクト時の衝撃を緩和して打球感をソフトにするとともに、方向安定性の向上を図るために、パターのフェース面に樹脂、ゴム等の弾性材料を装着することが提案されている（例えば、特許文献１、２参照）。
【０００５】
【特許文献１】
特開昭５９−２０１８３号公報
【特許文献２】
特開平９−１６４２３０号公報
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述したフェース面に弾性材料を装着したパターは、インパクト時に打点がスイートエリアからずれた場合でも衝撃が緩和されてしまい、その結果、気付かないうちに正確なストロークができなくなってしまうという問題を有していた。
【０００７】
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたもので、ネック部を有するパターヘッドであって、重心位置がヒール寄りに位置することがなく、したがってフェースバランスが良いとともに、ロングパットにおける不快な振動を抑えることができるパターヘッドを提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するため、金属製のネック部を有するパターヘッドにおいて、前記ネック部に、ネック部のバック側の面に開口部を有し、かつ、フェース−バック方向に深さを有するとともに、ネック部を貫通していない溝を設け、この溝に弾性材料を充填したことを特徴とするパターヘッドを提供する。
【０００９】
本発明のパターヘッドは、ネック部に溝を設け、この溝に弾性材料を充填したので、ネック部が軽量となり、したがって重心位置がヒール寄りに位置することを防止して、フェースバランスの向上を図ることができる。つまり、重心位置をフェースの中心寄りにすることができる。また、上記弾性材料によってインパクト時の衝撃を吸収することにより、ロングパットにおける不快な振動を抑えることができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明につきさらに詳しく説明する。図１〜４は本発明に係るパターヘッドの一例を示すもので、図１は斜視図、図２は背面図、図３は図２Ａ−Ａ断面図、図４は図２Ｂ−Ｂ拡大端面図である。
【００１１】
本例のパターヘッドにおいて、１０はヘッド本体、５０はヘッド本体１０に連設されたネック部、６０はネック部５０に連設されたホゼル部を示す。ヘッド本体１０、ネック部５０およびホゼル部６０は金属により一体に成形されている。また、ヘッド本体１０において、１２はフェース部、１４はバック部、１６はトウ部、１８はヒール部、２０はクラウン部、２２はソール部を示す。なお、通常、ネック部５０はヘッド本体１０のフェース部１２、クラウン部２０またはバック部１４より上方に延び、シャフトを取り付けるためのホゼル部６０はネック部５０の上端に設けられる。
【００１２】
本発明のパターヘッドを形成する金属としては、例えば、軟鉄、ステンレス鋼、マルエイジング鋼、銅合金、真鍮、ベリリウム銅、シルジン青銅などがある。パターヘッドの重さは、およそ３２０ｇ〜３８０ｇ程度にすると、クラブ長さを３３インチ〜３５インチ（約８４ｃｍ〜約８９ｃｍ）とした場合にちょうど良い振りやすさになることから、前記のような比重７．８〜９程度の金属を用いると、適度な体積とすることができる。また、ヘッド本体にジュラルミンなどの軽量金属を用い、ウエイト材としてタングステン合金などの重量金属を用いることによっても、適度な大きさと適度な重量を得ることができる。ただし、鋳造のアルミニウム合金（例えばＡＣ４Ｃなど）は、強度が弱いので、ネック部を有するパターヘッドには適していない。
【００１３】
本例のパターヘッドは、ネック部５０に溝５２が形成されているとともに、この溝５２内全体に弾性材料５４が充填されている。そして、弾性材料５４により、ネック部の軽量化、インパクト時の衝撃吸収を図っている。本発明において、上記弾性材料としては、弾性を有するゴム系材料や、エラストマー等の弾性を有する樹脂系材料などを用いることができる。また、弾性材料の硬度はショアＤ硬度で３０〜８０であることが適当である。
【００１４】
上記ゴム系材料としては、例えば、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、あるいはこれらの混合ゴムや、上記ゴムに耐候性を上げるためにエチレンプロピレンゴム（ＥＰＤＭ、ＥＰＭ）を２０部以内で配合したり、振動吸収性の高いブチルゴムを２０部以内で配合したりしたゴムが挙げられる。エチレンプロピレンゴムやブチルゴムを２０部以内としたのは、これらを多く配合すると、硫黄による加硫速度が遅くなり、量産に適さなくなるためである。また、硫黄の配合量は２部以下がよい。硫黄の配合量を多くすると、ゴム表面に硫黄が白く粉を噴いたように析出してくる現象（いわゆるブルーミング）が起こりやすいためである。また、ゴム系材料としては、ウレタンゴム、クロロプレンゴム、シリコーンゴム等も使用できる。
【００１５】
上記樹脂系材料としては、スチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、エステル系エラストマー、塩素化ＰＥ系エラストマー、アイオノマー樹脂などが例として挙げられる。アイオノマー樹脂は、金属に対し接着性が良く、プライマーを塗らなくても十分な接着力を有する。そのため、アイオノマー樹脂は、溝に特殊な加工や構造を施さなくても溝内に強固に固着することができる。アイオノマー樹脂は、アルミニウム合金、銅合金、鉄などとの剥離強度評価において、高い接着力を示した。また、アイオノマー樹脂は、高い透明性を有し、着色性が高い。さらに、アイオノマー樹脂は、エポキシ系のプライマーを利用することにより、ウレタン系塗料などを表面に塗布することができる。したがって、本発明に用いる樹脂系材料としては、アイオノマー樹脂が特に好ましい。
【００１６】
本発明に係るパターヘッドは、ヘッド本体から上方に伸びるネック部を有しているが、一般にネック部が長くなると、ロングパットなどで強いインパクトを行ったときに、ネック部に不快な振動が発生し、打球感が悪くなる。ネック部を太くすれば、上記打球感の問題はある程度解消できるが、ネック部を太くすると、プレーヤーがアドレスした時に、ネック部の太さが気になって、構えづらくなったり、フェースを目標に合わせにくくなったりする。そのため、ネック部の断面積は、３０ｍｍ²以上７６ｍｍ²以下であることが適当である。断面積が小さすぎると、強いインパクト時にパターヘッドが頼りなく感じられ、断面積が太すぎると、アドレス時にプレーヤーが気になるためである。
【００１７】
また、ネック部の長さｎ（ネック部に沿った長さ；図３参照）は、３０ｍｍ以上１２７ｍｍ以下とすることが適当である。ネック部の長さを３０ｍｍ以上としたのは、３０ｍｍ未満の部分が一般に本体部分と共有する部分であることが多いためであり、１２７ｍｍ以下としたのは、ゴルフ規則によって、ネック部の上端よりソール部までの長さが１２７ｍｍと制限されていることから、フェース部の高さ等を考慮したためである。
【００１８】
ネック部の溝は、ネック部の剛性を考えると、ネック部を貫通していない方が好ましい。また、溝はフェース−バック方向に深さを有するように形成されていること、特にネック部のバック側の面に開口部を有することが好ましい。フェース面でボールを打つため、フェース−バック方向の剛性を下げないようにした方が良いためである。
【００１９】
溝の形状、構造、大きさ等は適宜設定することができるが、溝の容積が小さすぎるとそこに充填した弾性材料による振動吸収性が薄れ、溝の容積が大きすぎるとネック部の強度が低下するとともに、パターヘッドの製造が難しくなるため、以下のようにすることが適当である。すなわち、溝の幅ｐはネック部の幅ｑの４５％以上８０％以下、溝の縦長ｍ（溝に沿った長さ）はネック部の長さｎの５０％以上９０％以下、溝の深さｒはネック部の奥行きｓの４５％以上８０％以下が良い（図２〜４参照）。なお、ネック部に複数の溝を設け、各溝に弾性材料を充填してもよい。
【００２０】
【実施例】
図１〜４に示したパターヘッドを製造した。この場合、ＳＵＳ６３０と呼ばれるステンレス鋼を用い、鋳造によりパターヘッドを製造した。ネック部の溝に充填する弾性材料としてはアイオノマー樹脂を使用した。アイオノマー樹脂は、エチレンとアクリル酸またはメタクリル酸とを架橋によって硬化させるので、硬化時のひけが大きい。そのため、アイオノマー樹脂には着色とひけを少なくする目的で顔料である酸化チタンを配合した。また、充填時には、ネック部の溝に未硬化のアイオノマー樹脂を表面張力で盛り上がるように注ぎ込んでから硬化させ、そのあと研削により樹脂表面がネック部の表面と揃うようにした。アイオノマー樹脂は、架橋硬化型の樹脂であるため、温度依存性が少ないという利点があった。
【００２１】
本例のパターヘッドのネック部は、図４に示すように断面形状がほぼ長方形で、トウ−ヒール方向の幅ｑが８．３ｍｍ、フェース−バック方向の奥行きｓが６．５ｍｍ、長さｎが約６００ｍｍ、断面積が約５４ｍｍ²のものであった。また、ネック部の溝のトウ−ヒール方向の幅ｐは５ｍｍ（ネック部のトウ−ヒール方向の幅ｑの６０％）とし、深さｒは３．５ｍｍ（ネック部のフェース−バック方向の奥行きｓの５４％）、縦長ｍは約５０ｍｍ（ネック部の長さｎの８３％）のものであった。ネック部は、フェース部の上端より約４０ｍｍまで垂直に延ばし、それより上はフェース面側に円弧状に湾曲させ、その先端にシャフトを接続するための円筒状のホゼル部を設けた。ネック部の溝は、フェース部の上端より、ネック部の垂直部分から一部が湾曲部分にかかるように設けた。
【００２２】
一方、比較例のパターヘッドとして、ネック部に溝および弾性材料を設けないこと以外は実施例と同じパターヘッド（金属のみからなるパターヘッド）を、実施例と同様にして製造した。
【００２３】
実施例および比較例のパターヘッドを用いてパターを作製し、ゴルファーにより実際にパッティングテストを行ってこれらを評価した。その結果、実施例のパターヘッドを用いたパターは、距離１０ｍのパットおよび距離２０ｍのパットのいずれでも打球感が軟らかいものであった。また、その総合評価は、「少しフェースセンター寄り（トウ寄り）に重心が移動したようで、打球感が軟らかくなった。球の転がりも良い。また、ロングパットでは、ネックの振動が伝わらず、しっくりした感じで良い。」という高評価であった。
【００２４】
これに対し、比較例のパターヘッドを用いたパターは、距離１０ｍのパットおよび距離２０ｍのパットのいずれでも打球感が硬く、特に距離２０ｍのパットでは少し手がしびれる感じがするものであった。また、その総合評価は、「普通のパターである。実施例のパターに較べ、打球感が硬い。実施例のパターの方が打球感が軟らかく、距離感を出しやすい。」というものであった。
【００２５】
上述した実験から、実施例のパターヘッドは、比較例のパターヘッドに較べ、フェースセンター寄りに重心が移動したようで、打球感が軟らかくなり、また球の転がりも良く、距離感を出しやすいことがわかった。また、実施例のパターヘッドは、ロングパットではネック部の振動が伝わらず、特に、パッティングした時に手に不快な振動が残らず、しっくりした感じで良かったなどの評価を得ることができた。
【００２６】
【発明の効果】
以上のように、本発明のパターヘッドは、重心位置がヒール寄りに位置することがなく、したがってバランスが良いとともに、ロングパットにおける不快な振動を抑えることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るパターヘッドの一例を示す斜視図である。
【図２】図１のパターヘッドの背面図である。
【図３】図２Ａ−Ａ断面図である。
【図４】図２Ｂ−Ｂ拡大端面図である。
【符号の説明】
１０ヘッド本体
１２フェース部
１４バック部
１６トウ部
１８ヒール部
２０クラウン部
２２ソール部
５０ネック部
６０ホゼル部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a putter head having a metal neck portion.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, there is a putter in which the neck portion is extended upward from the head body. The reason for extending the neck portion in this way is mainly to make it easier to see the ball at the time of addressing.
[0003]
However, the putter with the neck part extending from the head body to the upper part not only has a higher center of gravity position, but the center of gravity position is closer to the heel, resulting in poor face balance and a long neck part. There was a drawback of receiving unpleasant vibrations due to impact impact.
[0004]
On the other hand, it is proposed to attach an elastic material such as resin or rubber to the face surface of the putter in order to reduce the impact at the time of ball impact and soften the feel at impact and improve the direction stability. (For example, see Patent Documents 1 and 2).
[0005]
[Patent Document 1]
JP 59-20183 A [Patent Document 2]
JP-A-9-164230 [0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, the above-mentioned putter with elastic material on the face surface reduces the impact even if the hit point deviates from the sweet area at the time of impact, and as a result, it becomes impossible to make an accurate stroke without noticing it. Had.
[0007]
The present invention has been made in view of the above-described circumstances, and is a putter head having a neck portion, the center of gravity position is not located near the heel, and therefore, the face balance is good and the uncomfortable vibration in the long pad. It is an object of the present invention to provide a putter head capable of suppressing the above.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides a putter head having a metal neck portion, the neck portion having an opening on the back side surface of the neck portion, and having a depth in the face-back direction. And a groove that does not penetrate the neck portion, and the groove is filled with an elastic material.
[0009]
In the putter head of the present invention, a groove is provided in the neck portion and the groove is filled with an elastic material. Therefore, the neck portion is light, and thus the center of gravity is prevented from being positioned near the heel, thereby improving the face balance. Can be planned. That is, the position of the center of gravity can be closer to the center of the face. Further, by absorbing the impact at the time of impact by the elastic material, it is possible to suppress unpleasant vibrations in the long pad.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in more detail. 1 to 4 show an example of a putter head according to the present invention. FIG. 1 is a perspective view, FIG. 2 is a rear view, FIG. 3 is a sectional view of FIG. 2A-A, and FIG. It is.
[0011]
In the putter head of this example, 10 indicates a head body, 50 indicates a neck portion provided continuously with the head body 10, and 60 indicates a hosel portion provided continuously with the neck portion 50. The head body 10, the neck portion 50, and the hosel portion 60 are integrally formed of metal. In the head body 10, reference numeral 12 denotes a face portion, 14 denotes a back portion, 16 denotes a toe portion, 18 denotes a heel portion, 20 denotes a crown portion, and 22 denotes a sole portion. Normally, the neck portion 50 extends above the face portion 12, the crown portion 20 or the back portion 14 of the head body 10, and a hosel portion 60 for attaching a shaft is provided at the upper end of the neck portion 50.
[0012]
Examples of the metal forming the putter head of the present invention include soft iron, stainless steel, maraging steel, copper alloy, brass, beryllium copper, and silgin bronze. If the weight of the putter head is about 320 g to 380 g, it will be easy to swing when the club length is 33 inches to 35 inches (about 84 cm to about 89 cm). When a metal of about 7.8 to 9 is used, the volume can be made moderate. Also, an appropriate size and an appropriate weight can be obtained by using a lightweight metal such as duralumin for the head body and using a heavy metal such as a tungsten alloy as the weight material. However, a cast aluminum alloy (for example, AC4C) is not suitable for a putter head having a neck portion because its strength is weak.
[0013]
In the putter head of this example, a groove 52 is formed in the neck portion 50 and the entire inside of the groove 52 is filled with an elastic material 54. The elastic material 54 reduces the weight of the neck and absorbs the impact during impact. In the present invention, as the elastic material, a rubber-based material having elasticity, a resin-based material having elasticity such as an elastomer, or the like can be used. The hardness of the elastic material is suitably 30-80 in Shore D hardness.
[0014]
As the rubber material, for example, natural rubber, styrene butadiene rubber, or a mixed rubber thereof, or ethylene propylene rubber (EPDM, EPM) is added to the rubber within 20 parts in order to increase weather resistance, Examples thereof include rubbers containing butyl rubber having high absorbability within 20 parts. The reason why ethylene propylene rubber and butyl rubber are within 20 parts is that if a large amount of these is blended, the vulcanization rate due to sulfur becomes slow, making it unsuitable for mass production. The amount of sulfur is preferably 2 parts or less. This is because when the amount of sulfur is increased, a phenomenon (so-called blooming) in which sulfur is precipitated as if white powder is sprayed on the rubber surface is likely to occur. Moreover, urethane rubber, chloroprene rubber, silicone rubber, etc. can be used as the rubber-based material.
[0015]
Examples of the resin material include styrene elastomers, olefin elastomers, ester elastomers, chlorinated PE elastomers, and ionomer resins. The ionomer resin has good adhesiveness to metal and has sufficient adhesive force even without applying a primer. For this reason, the ionomer resin can be firmly fixed in the groove without special processing or structure. The ionomer resin showed high adhesive strength in peel strength evaluation with aluminum alloy, copper alloy, iron and the like. The ionomer resin has high transparency and high colorability. Furthermore, an ionomer resin can apply | coat a urethane type coating etc. on the surface by utilizing an epoxy-type primer. Therefore, an ionomer resin is particularly preferable as the resin material used in the present invention.
[0016]
The putter head according to the present invention has a neck portion extending upward from the head body. Generally, when the neck portion becomes long, unpleasant vibration occurs in the neck portion when a strong impact is made with a long pad or the like. And the feel at impact is worse. If the neck is thickened, the above-mentioned problem of hitting the ball can be solved to some extent, but if the neck is thickened, the player will be worried about the thickness of the neck when addressed, making it difficult to hold, or aiming for the face It becomes difficult to match. Therefore, the cross-sectional area of the neck part is suitably 30 mm ² or more and 76 mm ² or less. If the cross-sectional area is too small, the putter head feels unreliable during a strong impact, and if the cross-sectional area is too thick, the player is worried at the time of addressing.
[0017]
The length n of the neck portion (the length along the neck portion; see FIG. 3) is suitably 30 mm or more and 127 mm or less. The reason why the length of the neck portion is set to 30 mm or more is that the portion of less than 30 mm is generally a portion shared with the main body portion. This is because the length to the sole portion is limited to 127 mm, and the height of the face portion is taken into consideration.
[0018]
Groove of the neck, given the rigidity of Ne click section, is better not penetrate the neck preferred. In addition, the groove is preferably formed to have a depth in the face-back direction, and in particular, it has an opening on the back side surface of the neck portion. This is because it is better not to lower the rigidity in the face-back direction in order to hit the ball on the face surface.
[0019]
The shape, structure, size, etc. of the groove can be set as appropriate, but if the groove volume is too small, the vibration absorption by the elastic material filled therein will be reduced, and if the groove volume is too large, the strength of the neck portion will be reduced. In addition to the decrease, it becomes difficult to manufacture the putter head. That is, the groove width p is 45% or more and 80% or less of the neck part width q, the groove length m (length along the groove) is 50% or more and 90% or less of the neck part length n, and the groove depth. The length r is preferably 45% to 80% of the depth s of the neck portion (see FIGS. 2 to 4). Note that a plurality of grooves may be provided in the neck portion, and each groove may be filled with an elastic material.
[0020]
【Example】
The putter head shown in FIGS. In this case, a putter head was manufactured by casting using stainless steel called SUS630. An ionomer resin was used as an elastic material filling the groove in the neck portion. Since the ionomer resin cures ethylene and acrylic acid or methacrylic acid by crosslinking, the sink at the time of curing is large. Therefore, the ionomer resin was blended with titanium oxide as a pigment for the purpose of reducing coloring and sink marks. Further, at the time of filling, uncured ionomer resin was poured into the groove of the neck portion so as to rise by surface tension and then cured, and then the resin surface was aligned with the surface of the neck portion by grinding. Since the ionomer resin is a cross-linking curable resin, it has an advantage of low temperature dependency.
[0021]
As shown in FIG. 4, the neck portion of the putter head of this example is substantially rectangular in cross-sectional shape, the width q in the toe-heel direction is 8.3 mm, the depth s in the face-back direction is 6.5 mm, and the length n. Was about 600 mm and the cross-sectional area was about 54 mm ² . Further, the width p in the toe-heel direction of the groove in the neck portion is 5 mm (60% of the width q in the toe-heel direction of the neck portion), and the depth r is 3.5 mm (depth in the face-back direction of the neck portion). 54% of s), and the longitudinal length m was about 50 mm (83% of the length n of the neck portion). The neck portion extends vertically up to about 40 mm from the upper end of the face portion, and the neck portion is curved in an arc shape on the face surface side, and a cylindrical hosel portion for connecting the shaft is provided at the tip. The groove in the neck portion was provided so that a part of the groove from the vertical portion of the neck portion extends to the curved portion from the upper end of the face portion.
[0022]
On the other hand, as the putter head of the comparative example, the same putter head (putter head made only of metal) as that of the example was manufactured in the same manner as in the example except that the groove and the elastic material were not provided in the neck portion.
[0023]
Putters were prepared using the putter heads of the examples and comparative examples, and these were evaluated by actually putting tests with a golfer. As a result, the putter using the putter head of the example had a soft feel at impact both in the 10 m distance and the 20 m distance. In addition, the overall evaluation is, “It seems that the center of gravity has moved a little closer to the face center (toe side), and the feel of the shot has become softer. The rolling of the ball is also good. In addition, the long pad does not transmit the vibration of the neck, It was a high evaluation.
[0024]
On the other hand, the putter using the putter head of the comparative example had a hard hit feeling with both the 10-meter distance pad and the 20-meter distance pad, and felt that the hands were a little numb especially with the 20-meter distance pad. Further, the overall evaluation was “It is an ordinary putter. The hitting feeling is harder than the putter of the example. The hitting feeling of the example putter is softer and it is easier to give a sense of distance.” .
[0025]
From the experiment described above, the putter head of the example seems to have moved the center of gravity closer to the face center compared to the putter head of the comparative example, the feel at impact is soft, the ball rolls well, and a sense of distance is easily obtained. I understood. In addition, the putter head of the example was able to obtain an evaluation that the neck part vibrations were not transmitted with the long putt, and in particular, no unpleasant vibrations remained in the hands when putting, and that the feeling was good.
[0026]
【The invention's effect】
As described above, the putter head according to the present invention does not have a center of gravity position close to the heel, and therefore has a good balance and can suppress unpleasant vibrations in the long putt.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an example of a putter head according to the present invention.
FIG. 2 is a rear view of the putter head of FIG.
FIG. 3 is a cross-sectional view of FIG. 2A-A.
FIG. 4 is an enlarged end view of FIG. 2B-B.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Head main body 12 Face part 14 Back part 16 Toe part 18 Heel part 20 Crown part 22 Sole part 50 Neck part 60 Hosel part

Claims

In the putter head having a metal neck portion, the neck portion has an opening on the back side surface of the neck portion, has a depth in the face-back direction, and does not penetrate the neck portion. A putter head characterized by providing a groove and filling the groove with an elastic material.

The length of the groove is 50% to 90% of the length of the neck, the width is 45% to 80% of the width of the neck, and the depth is 45% to 80% of the depth of the neck. The putter head according to claim 1.

3. The putter head according to claim 1, wherein the neck has a length of 30 mm to 127 mm and a cross-sectional area of 30 mm ^{2 to} 76 mm ² .

Resilient material putter head according to any one of claims 1 to 3, characterized in that a rubber-based material or a resin material.

The putter head according to claim 4 , wherein the elastic material is an ionomer resin.