JP3974076B2 - Hydraulic drive device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば建設機械等において複数の液圧アクチュエータを複合駆動する液圧駆動装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば油圧ショベルの液圧駆動装置として、エンジンによって駆動される第一、第二ピストンポンプと、第一、第二ピストンポンプから第一、第二吐出通路に吐出されドレン側に戻される作動油の流れに抵抗を付与する第一、第二絞りと、第一、第二絞りの上流側圧力(ポンプ吐出圧力)に応動して第一、第二ピストンポンプの押しのけ容積を制御する第一、第二レギュレータを備えたものがある。第一、第二吐出通路に左右の走行モータに作動油を分配するモータ用コントロールバルブや他のアクチュエータ用コントロールバルブがそれぞれ設けられている。
【0003】
この場合、第一、第二ピストンポンプの吐出圧力が第一、第二レギュレータによって独立して制御されるため、左右の走行モータ間の負荷変動によって走行安定性が損なわれないようになっている(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−132977号公報
【特許文献2】
特開2001−115495号公報
【特許文献3】
特開平8−105403号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の液圧駆動装置にあっては、2台のピストンポンプを備えるため、構造が複雑化し、この小型化が難しいという問題点があった。
【0006】
なお、この対策として2つの吐出ポートを持つ2フロータイプのピストンポンプを用いてポンプ台数を減らすことが考えられる。しかし、この場合、2つの吐出ポートから吐出される圧力をそれぞれ制御することが難しく、無駄に吐出される作動油量が増えるという問題点があった。
【0007】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、例えば2フロータイプのピストンポンプを用いて液圧駆動装置の構造簡素化及び小型化をはかることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
複数の吐出ポートを持つ容量可変型ピストンポンプと、このピストンポンプの押しのけ容積を増減する容量可変シリンダと、この容量可変シリンダに導かれる駆動圧を調節する減圧弁と、このピストンポンプの各吐出ポートから独立して吐出される作動液を導く第一、第二吐出通路と、第一、第二吐出通路から負荷に分配される作動液量を調節する各コントロールバルブとを備え、この負荷に導かれる負荷圧を減圧弁にピストンポンプの押しのけ容積を増大させるパイロット圧として導く負荷圧導入通路と、このピストンポンプの吐出圧を減圧弁にピストンポンプの押しのけ容積を減らすパイロット圧として導く吐出圧導入通路とを備え、この負荷圧と吐出圧の差圧が所定値になるようにピストンポンプの押しのけ容積を調節する構成とした液圧駆動装置において、前記第一、第二吐出通路を通ってドレン側に戻される作動液の流れに抵抗を付与する第一、第二絞りと、この第一、第二絞りの上流側であって第一、第二吐出通路に介在した低圧選択手段と、この低圧選択手段によって第一、第二絞りより上流側圧のうち低い方として選択されたドレン圧を前記減圧弁に前記ピストンポンプの押しのけ容積を減らすパイロット圧として導きこのドレン圧が低下するのに応じて前記ピストンポンプの押しのけ容積を増大させるドレン圧導入通路と、前記減圧弁にパイロット圧として導かれる負荷圧及び吐出圧を遮断し前記減圧弁にパイロット圧としてドレン圧とタンク圧を導くパイロット圧切換手段とを備え、このパイロット圧切換手段によって負荷圧と吐出圧の差圧が所定値になるように前記ピストンポンプの押しのけ容積を調節するロードセンシング制御からドレン圧を所定値に保つように前記ピストンポンプの押しのけ容積を調節するネガティブ制御に切換えられる構成としたことを特徴とする液圧駆動装置。
【0009】
【発明の作用および効果】
第1の発明によると、単一のピストンポンプを用いて、構造を簡素化し、小型化がはかれる。
【0010】
パイロット圧切換手段が減圧弁に導かれるパイロット圧を切換えることにより、減圧弁は負荷圧と吐出圧の差圧力を所定値に保つロードセンシング制御から、ドレン圧を所定値に保つネガティブ制御に切り換えられる。
【0011】
このネガティブ制御が行われる場合、減圧弁は第一、第二吐出通路のうち各アクチュエータに分配される作動液量が多い方の圧力が低下するのに応じてピストンポンプの押しのけ容積を増やし、第一、第二吐出通路に導かれるポンプ吐出圧力が所定値に保たれる。こうして減圧弁は各アクチュエータに導かれる作動液圧が維持される範囲でピストンポンプの押しのけ容積を小さくし、エネルギロスが抑えられる。また、ポンプ吐出量が最大になる運転時も、単一のピストンポンプを用いてエンジン出力を有効に利用してポンプ吐出量を馬力制御することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0013】
まず、図2に本発明が適用可能な油圧ショベルに搭載される液圧駆動装置の一例を示す。
【0014】
この液圧駆動装置は、2つの吐出ポートを持つ2フロータイプのピストンポンプ10と、このピストンポンプ10の各吐出ポートから独立して吐出される作動油(作動液)を導く第一、第二吐出通路31,41と、この第一、第二吐出通路31,41によってそれぞれ導かれる作動油を右走行モータ(アクチュエータ)に分配する左走行モータ用コントロールバルブ32,42と、第一、第二吐出通路31,41によって導かれる作動油を各油圧シリンダ(アクチュエータ)43,44,46に分配するブーム用コントロールバルブ33、アーム用コントロールバルブ34、バケット用コントロールバルブ36とを備える。
【0015】
左右走行モータ用コントロールバルブ32,42は、左右の走行モータに対する作動油の供給量を調節する。ブーム用コントロールバルブ33は、ブームシリンダ43に対する作動油の供給量を調節する。アーム用コントロールバルブ34は、アームシリンダ44に対する作動油の供給量を調節する。バケット用コントロールバルブ36は、バケット用シリンダ46に対する作動油の供給量を調節する。各コントロールバルブ32,33,34,36,42の作動はオペレータによって操作され、油圧ショベルの走行、地面の掘削や土砂の搬送作業が行われる。
【0016】
図3に示すように、斜板式のピストンポンプ10は、ケーシング1とポートブロック2とにより形成される内部空間にシリンダブロック3および斜板4が収装される。
【0017】
シリンダブロック3はシャフト5を介して回転駆動される。シャフト5は、その一端がポートブロック2にベアリング12を介して支持され、その途中がケーシング1にベアリング11を介して支持される。シャフト5はケーシング1から外部へ突出されるその一端に図示しないエンジンから回転が伝達される。
【0018】
シリンダブロック3には偶数本のシリンダ6がその回転軸と平行に、かつその回転軸を中心とする略同一円周上に一定の間隔を持って並んで配置される。
【0019】
各シリンダ6にはピストン8がそれぞれ挿入され、両者の間に容積室7が画成される。各ピストン8の一端側はシリンダブロック3から突出され、斜板4に接するシュー9を介して支持される。シリンダブロック3が回転すると、各ピストン8は斜板4との間で往復動し、シリンダ6の容積室7を拡縮させる。
【0020】
シリンダブロック3の端面には各容積室7に連通するシリンダポート13,14が開口する。シリンダポート13,14は、中心軸を中心として異なった半径上に交互に配置される。
【0021】
ケーシング1とポートブロック2の間にはシリンダブロック3の端面を摺接させるバルブプレート20が介装される。バルブプレート20には吸込ポートと吐出ポート22,23がそれぞれ開口し、シリンダブロック3の回転に伴って各シリンダポート13,14が連通することによって各容積室7に対する作動油の吸込と吐出が制御される。各吐出ポート22,23は第一、第二吐出通路31,41に連通している。なお、図1におけるバルブプレート20位置は便宜上実際のの取り付け位置より90°ずらしている。
【0022】
シリンダブロック3の1回転につき、各ピストン8がシリンダ6を1往復動する。シリンダ6の容積室7が拡張する吸込行程では、作動油をバルブプレート20の吸込ポートからシリンダポート13,14を通して容積室7に吸い込む。シリンダ6の容積室7が収縮する吐出行程では、作動油を容積室7からシリンダポート13,14からバルブプレート20の各吐出ポート22,23を通して第一、第二吐出通路31,41へと吐出する。これにより、第一、第二吐出通路31,41では互いに独立した作動油の流れが生じ、作動油の流量や圧力を個別に設定できる。
【0023】
斜板4とケーシング1の間にはスプリング15が介装され、斜板4はスプリング15によってその傾転角度を最大とする方向に付勢される。
【0024】
斜板4とケーシング1の間にはスプリング15に抗して斜板4を動かす容量可変シリンダ16が介装される。容量可変シリンダ16はケーシング1に形成されたシリンダ部17と、このシリンダ部17に摺動可能に挿入されるピストン18とを備え、両者の間に画成される油室19には駆動圧が減圧弁71を介して導かれる。
【0025】
液圧駆動装置は、容量可変シリンダ16に導かれる駆動圧を調節する減圧弁71を備える。減圧弁71には容量可変シリンダ16の駆動圧として第一、第二吐出通路31,41の圧力が高圧選択弁72及び駆動圧通路73を介して導かれる。減圧弁71は容量可変シリンダ16に対して駆動圧通路73を遮断してタンク圧を導く遮断ポジションaと、タンク圧を遮断して駆動圧通路73を開通する開通ポジションbとを有する。減圧弁71が図示したように遮断ポジションaに保持れると、容量可変シリンダ16はスプリング15の付勢力によって収縮し、斜板4の傾転角度が増大し、シャフト5の1回転当たりの押しのけ容積を増大する。一方、減圧弁71が図示したように開通ポジションbに保持されると、容量可変シリンダ16はスプリング15に抗して伸張し、斜板4の傾転角度が減少し、シャフト5の1回転当たりの押しのけ容積を減少する。
【0026】
減圧弁71はバネ力によって遮断ポジションaに付勢され、これに導かれるパイロット圧がバネ力を上回ると、開通ポジションbに保持される。このパイロット圧を導く通路として、減圧弁71には負荷圧導入通路74と吐出圧導入通路75が接続される。
【0027】
負荷圧導入通路74は各高圧選択弁53,54,56を介してブーム用コントロールバルブ33、アーム用コントロールバルブ34、バケット用コントロールバルブ36の下流側に接続し、減圧弁71にパイロット圧として各油圧シリンダ43,44,46の負荷圧のうち最も高い圧力(PLS圧)が各高圧選択弁53,54,56を介して導かれる。各高圧選択弁53,54,56及び各コントロールバルブ33,34,36は、それぞれロードセンシングバルブ59内に収められる。
【0028】
吐出圧導入通路75は合流通路39に接続し、減圧弁71にパイロット圧として合流通路39に生じるピストンポンプ10の吐出圧(PPS圧)を導く。
【0029】
減圧弁71は、負荷圧導入通路74から導かれる負荷圧と吐出圧導入通路75から導かれるポンプ吐出圧の差圧力が所定値に保たれるようにピストンポンプ10の吐出量を変化させる、ロードセンシング(L/S)制御を行う。これにより、ポンプから吐出される余剰作動油量を抑えて無駄な消費エネルギが削減される。
【0030】
液圧駆動装置は、第一、第二吐出通路31,41から導かれる作動油を合流させる合流通路39と、第一、第二吐出通路31,41及び合流通路39の連通を切換える回路切換弁61とを備える。この合流通路39から分岐する各通路にブーム用コントロールバルブ33、アーム用コントロールバルブ34、バケット用コントロールバルブ36が介装される。
【0031】
回路切換弁61は第一、第二吐出通路31,41から走行モータに導かれる作動油を遮断して第一、第二吐出通路31,41を合流通路39に連通するL/Sポジションaと、第一、第二吐出通路31,41からの作動油を走行モータに導く走行ポジションbとを有する。
【0032】
回路切換弁61が走行ポジションbに切り換えられる走行時において、左右の走行モータは第一、第二吐出通路31,41によって作動油が独立して導かれるため、左右の走行モータ間の負荷変動によって走行安定性が損なわれない。
【0033】
しかし、上記走行時においては走行モータの負荷圧に応じたロードセンシング制御が行われず、ピストンポンプ10の吐出量を固定したオープンセンタ制御が行われた場合、ピストンポンプ10から吐出される余剰作動油量が増えて無駄な消費エネルギが増える。
【0034】
そこで、本発明は、回路切換弁61がL/Sポジションaから走行ポジションbに切り換えられるのに伴って、減圧弁71に導かれるパイロット圧を切換えるパイロット圧切換手段を設け、上記した負荷圧と吐出圧の差圧力を所定値に保つロードセンシング制御から、ドレン圧を所定値に保つネガティブ制御に切り換える構成を要旨とする。これにより、走行時においてもピストンポンプ10から吐出される余剰作動油量を抑えて無駄な消費エネルギが削減される。
【0035】
以下、その具体的な例につき図1に示した油圧ショベルに搭載される液圧駆動装置の実施形態を説明する。
【0036】
この液圧駆動装置は、左右走行モータ用コントロールバルブ32,42に必要な作動油の供給量に応じてピストンポンプ10の吐出量を制御するため、第一、第二吐出通路31,41を通ってタンク50に戻される作動油の流れに抵抗を付与する第一、第二絞り35,45と、この第一、第二絞り35,45より上流側圧(ポンプ吐出圧)のうち低い方を選択する低圧選択弁(低圧選択手段)52と、この低圧選択弁52によって選択されたドレン圧を減圧弁71にピストンポンプの押しのけ容積を減らすパイロット圧として導くドレン圧導入通路76と、減圧弁71に導かれる負荷圧及び吐出圧を遮断するパイロット圧切換弁(パイロット圧切換手段)77とを備え、低圧選択弁52によって選択されたドレン圧が低下するのに応動してピストンポンプ10の押しのけ容積を増大させる構成とする。
【0037】
パイロット圧切換弁77は、負荷圧導入通路74と吐出圧導入通路75を開通し、ドレン圧導入通路76を遮断するL/Sモードポジションaと、負荷圧導入通路74をタンクに接続し、吐出圧導入通路75とドレン圧導入通路76を開通する走行モードポジションbとを有する。
【0038】
この走行モードポジションbにて、減圧弁71は、タンク圧とドレン圧の差圧力が所定値に保たれるようにピストンポンプ10の吐出量を変化させる、ネガティブ制御を行う。これにより、ピストンポンプ10から吐出される余剰作動油量を抑えて無駄な消費エネルギが削減される。
【0039】
回路切換弁61及びパイロット圧切換弁77は、オペレータによって操作される操作レバー78及び走行レバー79を介して導かれるパイロット圧によってそれぞれのポジションが互いに同期して切換えられる。回路切換弁61及びパイロット圧切換弁77は、走行停止時に図のようにポジションaに切換えられ、走行時にポジションbに切換えられる。
【0040】
なお、回路切換弁61及びパイロット圧切換弁77の切換えは、上記パイロット圧によって行われる構成に限らず、電磁アクチュエータまたはリンク機構を用いて行われる構成としても良い。
【0041】
以上のように構成されて、次に作用について説明する。
【0042】
油圧ショベルに搭載される液圧駆動装置は、2つの吐出ポートを持つ2フロータイプのピストンポンプ10を用いることにより、2台のピストンポンプを備える従来装置に比べて構造の簡素化及び小型化がはかれる。
【0043】
2フロータイプのピストンポンプ10は第一、第二吐出通路31,41に略等しい量の作動油を独立して吐出する。第一、第二吐出通路31,41によって導かれる作動油はそれぞれ左右走行モータ用コントロールバルブ32,42を介して左右の走行モータに供給され、余剰作動油が第一、第二絞り35,45を介してタンク50に戻される。左右走行モータ用コントロールバルブ32,42を介して各アクチュエータに分配される作動油量が増える程、第一、第二絞り35,45を通って戻される余剰作動油が減り、第一、第二絞り35,45の上流側圧が低下する。
【0044】
左右走行モータに分配される作動油量が略等しい場合、低圧選択弁52が中立ポジションに保持され、第一、第二絞り35,45の上流側圧がドレン圧導入通路76を介して減圧弁71に導かれる。これにより、左右走行モータに分配される作動油量が増える程、減圧弁71はピストンポンプ10の押しのけ容積を増やし、第一、第二吐出通路31,41に導かれるポンプ吐出圧が所定値に保たれ、各アクチュエータに導かれる作動油圧が維持される。これにより、左右走行モータの作動が停止した運転状態では、ピストンポンプ10から吐出される作動油の全量が第一、第二絞り35,45を通してタンク50に戻され、第一、第二絞り35,45の上流側圧が上昇し、減圧弁71がピストンポンプ10の押しのけ容積を小さくし、無駄に吐出される作動油量が減り、エネルギロスが抑えられる。
【0045】
左走行モータに分配される作動油量が右走行モータに分配される作動油量より多い場合、低圧選択弁52が比較的低い第一絞り35の上流側圧を減圧弁71に導く。
【0046】
逆に、右走行モータに分配される作動油量が左走行モータに分配される作動油量より多い場合、低圧選択弁52が比較的低い第二絞り45の上流側圧を減圧弁71に導く。
【0047】
これにより、減圧弁71は第一、第二吐出通路31,41のうち左右走行モータに分配される作動油量が多い方の圧力が低下するのに応じてピストンポンプ10の押しのけ容積を増やし、第一、第二吐出通路31,41に導かれるポンプ吐出圧が所定値に保たれる。こうして減圧弁71は各アクチュエータに導かれる作動油圧が維持される範囲でピストンポンプ10の押しのけ容積を小さくし、エネルギロスが抑えられる。また、ポンプ吐出量が最大になる運転時も、単一のピストンポンプ10を用いてエンジン出力を有効に利用してポンプ吐出量を馬力制御することが可能となる。
【0048】
なお、低圧選択手段は、低圧選択弁52に限らず、第一、第二絞り35,45より上流側圧力を検出するセンサ等によって構成し、コントローラによって電磁式レギュレータを介してピストンポンプ10の押しのけ容積を制御するようにしても良い。
【0049】
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す液圧駆動装置の油圧回路図。
【図2】本発明が適用可能な例を示す液圧駆動装置の油圧回路図。
【図3】同じくピストンポンプの断面図。
【符号の説明】
10 ピストンポンプ
16 容量可変シリンダ
31 第一吐出通路
32 左走行モータ用コントロールバルブ
33 ブーム用コントロールバルブ
34 アーム用コントロールバルブ
35 第一絞り
41 第二吐出通路
42 右走行モータ用コントロールバルブ
45 第二絞り
52 低圧選択弁
61 回路切換弁
71 減圧弁
74 負荷圧導入通路
75 吐出圧導入通路
76 ドレン圧導入通路
77 パイロット圧切換弁(パイロット圧切換手段)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an improvement of a hydraulic drive device that drives a plurality of hydraulic actuators in combination, for example, in a construction machine.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, for example, as a hydraulic drive device of a hydraulic excavator, the first and second piston pumps driven by the engine and the operation of discharging from the first and second piston pumps to the first and second discharge passages and returning to the drain side The first and second throttles that provide resistance to the oil flow, and the first and second piston pumps that control the displacement of the first and second piston pumps in response to the upstream pressure (pump discharge pressure) of the first and second throttles Some have a second regulator. A motor control valve for distributing hydraulic oil to the left and right traveling motors and other actuator control valves are provided in the first and second discharge passages, respectively.
[0003]
In this case, since the discharge pressures of the first and second piston pumps are independently controlled by the first and second regulators, the running stability is not impaired by the load fluctuation between the left and right running motors. (See Patent Document 1).
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 5-132777 [Patent Document 2]
JP 2001-115495 A [Patent Document 3]
Japanese Patent Laid-Open No. 8-105403
[Problems to be solved by the invention]
However, such a conventional hydraulic drive device has two piston pumps, which complicates the structure and makes it difficult to reduce the size.
[0006]
As a countermeasure, it is conceivable to reduce the number of pumps by using a two-flow type piston pump having two discharge ports. However, in this case, it is difficult to control the pressures discharged from the two discharge ports, and there is a problem that the amount of hydraulic oil discharged unnecessarily increases.
[0007]
The present invention has been made in view of the above-described problems, and an object of the present invention is to simplify the structure and reduce the size of a hydraulic drive device using, for example, a two-flow type piston pump.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
A variable displacement piston pump having a plurality of discharge ports, a variable capacity cylinder for increasing or decreasing the displacement of the piston pump, a pressure reducing valve for adjusting a driving pressure guided to the variable capacity cylinder, and each discharge port of the piston pump The first and second discharge passages for guiding the hydraulic fluid discharged independently from each other, and each control valve for adjusting the amount of the hydraulic fluid distributed from the first and second discharge passages to the load are introduced to the load. A load pressure introduction passage that guides the load pressure to the pressure reducing valve as a pilot pressure that increases the displacement of the piston pump, and a discharge pressure introduction passage that guides the discharge pressure of the piston pump to the pressure reduction valve as a pilot pressure that reduces the displacement of the piston pump. The displacement volume of the piston pump is adjusted so that the differential pressure between the load pressure and the discharge pressure becomes a predetermined value. In the pressure drive device, the first and second throttles for imparting resistance to the flow of hydraulic fluid returned to the drain side through the first and second discharge passages, and the upstream side of the first and second throttles. The low pressure selecting means interposed in the first and second discharge passages, and the drain pressure selected as the lower of the upstream pressures from the first and second throttles by the low pressure selecting means are pushed to the pressure reducing valve by the piston pump. a drain pressure introduction passage to increase the displacement volume of the piston pump according to guide-out the drain pressure as a pilot pressure to reduce the volume is reduced to cut off the load pressure and the discharge pressure is introduced as a pilot pressure to the pressure reducing valve The pressure reducing valve is provided with pilot pressure switching means for introducing drain pressure and tank pressure as pilot pressure, and the differential pressure between the load pressure and the discharge pressure becomes a predetermined value by the pilot pressure switching means. Hydraulically driven and wherein said that the displacement volume of the piston pump so as to maintain the load sensing control for adjusting the displacement volume of the piston pump drain pressure to a predetermined value and the configuration is switched to the negative control which is adjusted to.
[0009]
Operation and effect of the invention
According to the first invention, the structure is simplified and the size is reduced by using a single piston pump.
[0010]
By switching the pilot pressure guided to the pressure reducing valve by the pilot pressure switching means, the pressure reducing valve can be switched from load sensing control that maintains the differential pressure between the load pressure and the discharge pressure to a predetermined value to negative control that maintains the drain pressure at a predetermined value. .
[0011]
When this negative control is performed, the pressure reducing valve increases the displacement volume of the piston pump as the pressure of the hydraulic fluid distributed to each actuator of the first and second discharge passages decreases. The pump discharge pressure guided to the first and second discharge passages is maintained at a predetermined value. In this way, the pressure reducing valve reduces the displacement of the piston pump within a range where the hydraulic fluid pressure guided to each actuator is maintained, and energy loss is suppressed. In addition, even during operation in which the pump discharge amount is maximized, it is possible to control the horsepower of the pump discharge amount by effectively using the engine output using a single piston pump.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
[0013]
First, FIG. 2 shows an example of a hydraulic drive device mounted on a hydraulic excavator to which the present invention can be applied.
[0014]
The hydraulic pressure drive device includes a two-flow
[0015]
The left and right traveling
[0016]
As shown in FIG. 3, in the swash plate
[0017]
The
[0018]
In the
[0019]
A
[0020]
Cylinder ports 13 and 14 communicating with the respective volume chambers 7 are opened at the end face of the
[0021]
A
[0022]
Each rotation of the
[0023]
A spring 15 is interposed between the
[0024]
A
[0025]
The hydraulic pressure driving device includes a
[0026]
The
[0027]
The load
[0028]
The discharge
[0029]
The
[0030]
The hydraulic drive device includes a merging
[0031]
The
[0032]
During traveling in which the
[0033]
However, when the above-mentioned traveling is performed, load sensing control according to the load pressure of the traveling motor is not performed, and when open center control is performed in which the discharge amount of the
[0034]
Therefore, the present invention is provided with a pilot pressure switching means for switching the pilot pressure guided to the
[0035]
Hereinafter, an embodiment of a hydraulic drive device mounted on the hydraulic excavator shown in FIG. 1 will be described with respect to a specific example.
[0036]
This hydraulic drive device passes through the first and
[0037]
The pilot
[0038]
In this travel mode position b, the
[0039]
The positions of the
[0040]
The switching of the
[0041]
Next, the operation will be described.
[0042]
The hydraulic drive device mounted on the hydraulic excavator uses a two-flow
[0043]
The two-flow
[0044]
When the amount of hydraulic oil distributed to the left and right traveling motors is substantially equal, the low
[0045]
When the amount of hydraulic oil distributed to the left traveling motor is larger than the amount of hydraulic oil distributed to the right traveling motor, the low
[0046]
Conversely, when the amount of hydraulic oil distributed to the right traveling motor is larger than the amount of hydraulic oil distributed to the left traveling motor, the low
[0047]
As a result, the
[0048]
The low pressure selection means is not limited to the low
[0049]
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and it is obvious that various modifications can be made within the scope of the technical idea.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a hydraulic circuit diagram of a hydraulic drive apparatus showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a hydraulic circuit diagram of a hydraulic drive apparatus showing an example to which the present invention can be applied.
FIG. 3 is a cross-sectional view of the piston pump.
[Explanation of symbols]
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