JP3973607B2 - ブラウジングアシスト装置、サーバ装置、プログラムが記録された記録媒体 - Google Patents

ブラウジングアシスト装置、サーバ装置、プログラムが記録された記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP3973607B2
JP3973607B2 JP2003196066A JP2003196066A JP3973607B2 JP 3973607 B2 JP3973607 B2 JP 3973607B2 JP 2003196066 A JP2003196066 A JP 2003196066A JP 2003196066 A JP2003196066 A JP 2003196066A JP 3973607 B2 JP3973607 B2 JP 3973607B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
agent
information
function
data
mail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003196066A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004062895A (ja
Inventor
賢一 米澤
Original Assignee
株式会社タイトー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社タイトー filed Critical 株式会社タイトー
Priority to JP2003196066A priority Critical patent/JP3973607B2/ja
Publication of JP2004062895A publication Critical patent/JP2004062895A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3973607B2 publication Critical patent/JP3973607B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット等を通じてWebページにアクセス可能なブラウザの機能をアシストするブラウジングアシスト装置、サーバ装置、プログラムが記録された記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年では、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末(PDA(personal digital assistant))等の情報機器の普及に伴って、インターネットの利用も一般的になっており、企業や大学、研究機関だけに限らず、一般家庭などにおいても広く利用されている。インターネット上では、各種のサービスや機能を利用することができ、その中の一つにWWW検索ソフト(WWWブラウザ(以下、単にブラウザと称する))を利用してWWW(World Wide Web)により様々なWebページ(ホームページ)を参照することができる。WWWでは、ブラウザを利用して、URL(uniform resource locator)を指定することで所望のWWWサーバに接続し、WWWサーバに蓄積されたデータ、いわゆるホームページを閲覧することができる。
【0003】
また、Webページには、他のWebページなど各種情報への飛び先(リンク)が設定されてあり、リンクされた位置をマウスなど操作して指定(クリック)するだけで他の情報を参照することができる。このリンクを次々に指定することで、インターネットのWWWページ(ホームページ等)を次々と見て回る、いわゆるネットサーフィンを行なうことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来では、ブラウザを利用したWebページの閲覧では、ユーザがURLを指定する、あるいはWebページ中のリンクが張られた部分を指示するなど、ユーザが意図して指示したWebページが表示されるだけであった。また、プッシュ型情報配信によりユーザが特別な操作を行わなくても情報を取得することができる機能もあるが、特定のサーバからの情報が取得されるだけであった。
【0005】
また従来のブラウザは、ユーザからの指示に応じた処理を実行するだけであって、ユーザによるブラウザの利用を積極的に補助(アシスト)したり、ブラウザの利用に対してブラウザ本来の機能とは別の反応をするといったことはない。従って、ユーザは、ブラウザに対して自らが実行指示した処理結果を取得するだけであり、またブラウザ自体に興味を持って利用するといったことはないため、ネットサーフィンを行ってもユーザによっては飽きやすいということがあった。
【0006】
本発明は前記のような事情を考慮してなされたもので、インターネット等を通じてWebページにアクセス可能なブラウザの機能を補助するブラウジングアシスト装置、サーバ装置、プログラムが記録された記録媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ネットワークを通じて情報を受信してブラウザ画面において表示させるブラウザ機能を補助するエージェント機能を提供するブラウジングアシスト装置であって、前記エージェント機能による補助のもとで前記ブラウザ機能によって受信された情報に含まれる単語を解析して得られるどのような内容であるかを示す解析情報と、前記情報の提供元を示すアドレスとを含む解析データを生成する情報解析手段と、前記情報解析手段によって生成された解析データを記憶する解析データ記憶手段と、前記エージェント機能の性格を示すエージェントパラメータと情報交換の相手との情報交換のしやすさを示す親密度パラメータとを含む、前記エージェント機能が前記ブラウザ機能を補助する処理の特徴を定義するエージェント性格データを保持する保持手段と、前記保持手段に保持された前記エージェント性格データに応じて情報交換機能を有するサーバ装置にアクセスする実行タイミングを決定し、この実行タイミングに応じて前記サーバ装置にネットワークを介してアクセスし、前記解析データ記憶手段により記憶された解析データと前記ブラウザ機能によって受信された情報とを含む交換対象とする情報を前記サーバ装置に対して送信すると共に、前記サーバ装置から他のブラウジングアシスト装置から送信された交換対象とする情報を受信する情報交換処理手段と、前記ブラウザ機能によって表示された前記情報交換処理手段により受信された情報に対するユーザの応答、あるいは前記ブラウザ機能によってブラウザ画面に表示される内容の少なくとも何れかに応じて、前記情報交換処理手段による情報交換のための動作の実行タイミングが変化するように前記保持手段によって保持された前記エージェント性格データを変更する変更手段と、前記ブラウザ機能により表示されるブラウザ画面にキャラクタ画像を付加して表示させるキャラクタ表示手段と、前記保持手段に保持された前記エージェント性格データと前記情報解析手段により解析された前記解析情報とをもとに、前記キャラクタ表示手段により表示されるキャラクタを動作させると共に、このキャラクタ画像を通じて前記情報交換処理手段により受信した情報を出力させるキャラクタ制御手段とを具備したことを特徴とする。これにより、処理の特徴を定義するためのデータに従って、ユーザからの指示によらずサーバ装置を通じて情報の交換が行なわれ、情報交換により取得された情報がキャラクタ画像を通じて出力される。処理の特徴を定義するためのデータがブラウザ機能の使用に伴って変更されるため交換対象とする情報は一様とはならない。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本実施形態におけるネットワークシステムの構成を示すブロック図である。図1に示すシステムは、インターネット1を介して、ユーザパーソナルコンピュータ(PC)3、ホームサーバ5、情報検索サーバ7、広告サーバ8、サーバ9などの情報機器が相互に任意接続可能なシステムである。
【0012】
ユーザPC3は、一般ユーザによって家庭内、企業内などにおいて使用されるもので、ブラウザ機能によってインターネット1に接続された各種サーバが提供するホームページ(Webページ)を閲覧をしたり、電子メールの送受信などの各種のサービスを利用することができる。本実施形態におけるブラウザ機能には、単にユーザからの指示に応じてWebページを閲覧させるだけでなく、ユーザによるブラウザの利用を積極的に(ユーザからの指示によらず)補助(アシスト)したり、ブラウザの利用に対してブラウザ本来の機能とは別の反応をするエージェント機能(ブラウジングアシスト装置)が付加されている。ユーザPC3によって実現できるエージェント機能の詳細については後述する。
【0013】
エージェントサービスサーバ(ホームサーバ)5は、ユーザPC3において利用されるブラウザのエージェント機能に関係するサービスを提供する。エージェントサービスサーバ5により提供されるサービスの内容の詳細については後述する。
【0014】
情報検索サーバ7は、主としてインターネット上にあるWWWなどのリソースを検索・整理してくれる検索サービスを提供するもので、例えばキーワードを入力することでデータベースに登録されている中から指定語を検索するキーワード検索や、カテゴリごとに分類されたデータベースをたどってユーザーが必要な情報を探し出すディレクトリ検索などを実行することができる。
広告サーバ8及びサーバ9は、インターネット1を通じて各種のWebページを提供するもので、特に広告サーバ8では商品の販売やサービス提供などに関する広告のWebページを提供する。
【0015】
次に、図1中におけるユーザPC3の詳細について説明する。図2は本発明の実施の形態に係わるユーザPC3の電子回路の構成を示すブロック図である。ユーザPC3は、各種の記録媒体に記録されたプログラムコードを読み込み、この読み込んだプログラムコードによって動作が制御されるコンピュータにより構成される。
【0016】
図2に示すように、ユーザPC3は、CPU10、表示装置11、入力装置12、通信装置13、メモリ14、及び記憶装置15によって構成されている。 CPU10は、装置全体の制御を司るもので、メモリ14に記憶されているプログラムを起動させ、このプログラムに従って各種機能等を実行する。CPU10により実現される機能としては、メモリ14に記憶されたWebブラウザプログラム14bにより実現されるブラウザ機能、ブラウザ機能の起動に伴ってエージェントプログラム14cを実行することにより実現されるエージェント機能がある。エージェント機能では、ブラウザ画面に付随するようにしてキャラクタ(エージェントキャラクタ)を表示させ、このキャラクタを動作させると共にメッセージを表示させ、さらにユーザからエージェントに対する応答(項目の選択、文章の入力、キャラクタに対する操作など)を入力することによってユーザとのコミュニケーションをとることができる。図2には、ブラウザ画面に付随して表示されたエージェントキャラクタの一例を示している。図2に示すように、エージェントキャラクタには、キャラクタメッセージを表示させるためのエリアが付加されている。エージェント機能は、ユーザによるブラウザ機能の利用をユーザからの指示によらず補助し、またブラウザ機能の利用に対してキャラクタを通じてブラウザ本来の機能とは別の何らかの反応を示すことで、ユーザに対してブラウザを使用すること自体に興味を持たせることができる。なお、エージェント機能の詳細については後述する。
【0017】
表示装置11は、ブラウザ機能によるブラウザ画面、エージェント機能によるエージェントキャラクタなど、各種データの内容を表示する場合などに用いられる。
【0018】
入力装置12は、ユーザPC3の動作を規定する指示やデータを入力するもので、キーボードやマウス等のポインティングデバイスによって構成される。
【0019】
通信装置13は、ブラウザ機能によってインターネット1を介してホームページを閲覧する場合に外部との通信を行なう。
【0020】
メモリ14は、プログラムやデータなどが状況に応じて格納されるもので、ユーザPC3全体の制御を司るシステムプログラム14a、ブラウザ機能を実現するためのWebブラウザプログラム14b、エージェント機能を実現するためのエージェントプログラム14cなどの各種機能に対応した制御処理プログラムの他、ブラウザ機能により取得されるWebページデータ14dなど各種のデータが必要に応じて記憶される。なお、本実施形態では、Webブラウザプログラム14bとエージェントプログラム14cとがそれぞれ独立しているものとしているが、Webブラウザプログラム14bにエージェントプログラム14cが組み込まれていても良い。
【0021】
記憶装置15は、プログラム、データ等を記録媒体に対して記憶するためのもので、エージェント機能によって使用される単語データベース15a、エージェントデータ15b、広告対象データ15cなどが記憶される(各データの詳細については後述する)。なお、記録媒体は、磁気ディスク、光ディスク、あるいは半導体メモリで構成され、固定的もしくは着脱自在に装着されるものとする。記録媒体に記憶されるプログラム、データ等は、通信装置13を介して接続された他の機器から受信して記憶しても良く、さらに通信回線等を介して接続された他の機器側に記録媒体を備えた記憶装置を設け、この記録媒体に記憶されているプログラム、データを通信回線を介して使用する構成にしても良い。記録媒体に記録されているプログラムコードは、メモリ14に記憶されCPU10によって実行されることで各種機能を実現する。
【0022】
次に、エージェント機能において使用される単語データベース15a、エージェントデータ15bの詳細について説明する。
図4には、エージェント機能を実行する際に使用される単語データベース15aのデータ構造の一例を示している。エージェント機能は、ブラウザ機能によってWebページが表示される際に、キャラクタを通じてWebページの内容に応じた反応(キャラクタの動作、メッセージの出力)を示す。単語データベース15aは、表示対象となっているWebページがどのような内容であるか、すなわちWebページを解析してページ属性を検出するために利用される。
【0023】
単語データベース15aには、図4(a)に示すように、単語ごとに単語パラメータが設定されている。単語パラメータは、単語が持つ意味の特徴を表すもので、複数のパラメータの組み合わせによって示される。例えば、複数のパラメータとしては「実用」「趣味」「真面目」「不真面目」「清純」「エロティック」「男っぽい」「女っぽい」などが用意され、それぞれについての数値が設定されている。この場合、例えば男性が好む趣味で使用される物を表す単語に対しては、「趣味」「真面目」「男っぽい」の数値が高い単語パラメータが設定されることになる。なお、複数のパラメータは、前述のように予め用意されたものだけでなく、ユーザからの指示に応じて任意に作成して追加するようにしても良い。
【0024】
また単語データベース15aには、図4(b)に示すように、各単語に対してカテゴリが設定されている。単語データベース15aには、予め複数のカテゴリが用意されており、各単語が何れのカテゴリに含まれているか関連づけられているものとする。また、一つの単語を複数のカテゴリに属するように関連づけることもできる。例えば、図4に示すように、単語「プログラム」は、カテゴリ「ビジネス」「ゲーム」に含まれるものとすることができる。なお、カテゴリは、予め用意されたものだけでなく、ユーザからの指示に応じて任意に作成して追加することができる。
また、単語データベース15aに登録される単語についても予め用意された単語だけでなく、ユーザからの指示に応じて任意に追加することができ、その際に追加する単語に対して単語パラメータ、カテゴリの指定を入力して、関連づけて登録することができる。
【0025】
図5には、エージェント機能を実行する際に使用されるエージェントデータ15bのデータ構造の一例を示している。図5に示すように、エージェントデータ15bには、過去ログ解析データ(図5(a))、エージェント性格データ(図5(b))、メールアドレス(図5(c))、アイテムデータ(図5(d))などが含まれている。
【0026】
過去ログ解析データは、ブラウザ機能によって過去にアクセスしたWebページに対して単語データベース15aを用いて解析して得られた結果を登録するためのもので、図5(a)に示すように、過去アクセスログとページ解析情報(ページ属性)とが含まれている。過去アクセスログには、過去にアクセスしたWebページのURL、あるいはブラウザ機能においてユーザが頻繁にアクセスするページとして登録されているユーザ登録URL(いわゆる「ブックマーク」「お気に入り」として登録されているURL)が含まれる。ページ解析情報には、過去アクセスログに登録されたURLのそれぞれに対応する各Webページを解析することによって得られたページ属性が登録される。なお、ページ属性は、Webページ全体、あるいは特定部分の特徴を表すもので、Webページ中の単語のカテゴリあるいは単語パラメータをもとにして解析される。また、ページ属性は、1つの特徴のみを表すのではなく、複数の特徴が含まれていても良い。また、過去アクセスログには、URLごとのアクセス回数を登録しておくこともできる。
【0027】
エージェント性格データは、エージェント機能による処理の特徴を定義するためのデータが登録されたもので、図5(b)に示すように、エージェント種類、エージェントパラメータ、親密度パラメータなどが含まれている。本実施形態におけるエージェント機能は、常にユーザが期待する通りの動作をするのではなく、エージェント性格データに基づいて、あたかも個性を持つかのようにしてユーザの意図とは関係なく独立した動作をする。
【0028】
エージェント種類は、予め用意されている複数のエージェント機能、すなわち初期のエージェントパラメータが異なっている複数のエージェント機能からユーザが実際に使用するために選択したエージェント機能を示す。
【0029】
エージェントパラメータは、エージェント機能の個性を定義するもので、複数のパラメータの組み合わせによって示される。例えば、エージェントパラメータに含まれるパラメータには、「元気度」「器用度」「役立つ度」「男っぽさ」「女っぽさ」「勤勉度」「親密度」「自立度」などが用意され、それぞれの数値が設定される。各パラメータの数値は、ブラウザ機能の使用に伴って、ユーザのエージェント機能の動作に対する応答、ブラウザ機能の使用時刻、アクセス対象としているWebページの内容(Webページデータ解析データ)、さらにはランダムに更新される。すなわち、エージェントパラメータを変化させることで、エージェント機能の個性が変化し、さらに状況に応じて気分が変化したかのようにして動作するようになる。例えば、「元気度」パラメータが高い場合には、ユーザのブラウザ機能の使用に対して素早く反応し、反応回数(キャラクタメッセージの出力回数)も多く、逆に「元気度」パラメータが低い場合には、無愛想な個性となって反応が遅く、反応回数が少なくなる。また、「勤勉度」パラメータが高い場合には、ブラウザ機能によってWebページが表示される際にWebページの内容に応じて忠実に反応し、逆に「勤勉度」パラメータが低い場合には、Webページの内容に関係のない反応を示す。その他、エージェントパラメータ中の各パラメータの数値を変化させることで、エージェント機能を、気ままなタイプ、ユーザに親密なタイプ、さびしがりタイプ、疲れっぽいタイプ、勉強家タイプ、なまけものタイプなどの個性を持つように動作させることができる。
【0030】
親密度パラメータは、エージェント機能が持つ情報交換機能(後述する)によって情報交換のしやすさ(情報内容や情報量、情報交換回数)を交換相手ごとに示すもので、自エージェント機能を利用しているユーザを含む、他のユーザPC3を使用しているユーザ(他ユーザ1,2,…)、他のユーザPC3で実行されているエージェント機能(エージェント1,2,…)のそれぞれについて設定される。各交換相手ごとの親密度パラメータは、情報交換の量、回数に応じて更新され、またエージェント機能同士の場合には互いのエージェントパラメータの組み合わせに応じて更新される。例えば、エージェントパラメータから個性が合うと判別できる他のエージェント機能に対しては、親密度が高くなるように更新して情報交換をしやすくする。
【0031】
メールアドレスは、エージェント機能が有する情報交換機能(詳細については後述する)によって取得された電子メールアドレスが登録されたもので、図5(c)に示すように、他のユーザのユーザメールアドレス、他のユーザに使用されているエージェント機能に割り当てられたエージェントメールアドレスが含まれている。
【0032】
アイテムデータは、キャラクタを表示させる際にキャラクタに対して付加するためのデータであり、図5(d)に示すように、例えばパーツデータ、メッセージデータなどが含まれている。アイテムデータは、ユーザPC3においてユーザの操作によって追加されたり、インターネット1を通じて他のサーバから取得されたデータが追加される。例えば広告サーバ8が提供している広告用のWebページに対してアクセスすることにより、広告の内容に応じたパーツとメッセージ取得されて、キャラクタと共に表示される。なお、アイテムデータには、表示に供されるデータの他にもキャラクタに対して所定の動作をさせるための制御データなどが含まれるものとする。
【0033】
なお、エージェントデータには、過去ログ解析データの過去アクセスログに登録されたURLごとのアクセス回数やアクセス時間(経過時間)が登録されたり、さらに広告用のWebページに対するアクセスについては広告回数が登録されるなど、図示していない他のデータが登録されるものであっても良い。
【0034】
また、単語データベース15a、エージェントデータ15bと共にエージェント機能によって利用される広告対象データ15cは、エージェント機能によってアクセスの対象となる広告用のWebページ(あるいは広告サーバ8)を示すものである。広告対象データ15cは、例えばエージェントプログラム14cの使用に伴って自動的に設定されたり、ユーザがインターネット1を介して広告サーバ8との間で契約を結ぶことによって設定されるものとする。
【0035】
次に、図1中におけるエージェントサービスサーバ5の詳細について説明する。図6は本発明の実施の形態に係わるエージェントサービスサーバ(ホームサーバ)5の電子回路の構成を示すブロック図である。エージェントサービスサーバ5は、各種の記録媒体に記録されたプログラムコードを読み込み、この読み込んだプログラムコードによって動作が制御されるコンピュータにより構成される。
【0036】
図6に示すように、エージェントサービスサーバ5は、CPU20、表示装置21、入力装置22、通信装置23、メモリ24、及び記憶装置25によって構成されている。
CPU20は、装置全体の制御を司るもので、メモリ24に記憶されているプログラムを起動させ、このプログラムに従って各種機能等を実行する。CPU20により実現される機能としては、インターネット1を介して接続されたユーザPC3において利用されるブラウザのエージェント機能に関係するサービスを提供するための機能があり、メモリ24に記憶されたエージェントサービスプログラム24bを実行することにより実現する。
【0037】
表示装置21は、エージェントサービスサーバ5を管理するための各種データの内容を表示する場合などに用いられる。入力装置22は、エージェントサービスサーバ5の動作を規定する指示やデータを入力するもので、キーボードやマウス等のポインティングデバイスによって構成される。通信装置23は、インターネット1を介して他のサーバやユーザPC3との通信を行なうための制御を行なう。
【0038】
メモリ24は、プログラムやデータなどが状況に応じて格納されるもので、エージェントサービスサーバ5全体の制御を司るサーバシステムプログラム24a、ユーザPC3において実行されるエージェント機能に関係するサービスを提供するためのエージェントサービスプログラム24bなどの各種機能に対応した制御処理プログラムの他、各種のデータが必要に応じて記憶される。エージェントサービスプログラム24bには、解析プログラム24b1、エージェントメールプログラム24b2、エージェントミィーティングプログラム24b3、検索プログラム24b4、広告プログラム24b5が含まれている。それぞれのプログラムが実行されることによりエージェント機能に関係するサービスとして、解析サービス、エージェントメールサービス、エージェントミィーティングサービス、検索サービス、広告サービスなどを必要に応じて提供することができる。各サービスの詳細については後述する。
【0039】
記憶装置25は、プログラム、データ等を記録媒体に対して記憶するためのもので、エージェント機能に関係するサービスを提供するために使用されるユーザ別単語データベース25a、ユーザ別エージェントデータ25b、検索ファイルデータベース25c、エージェントメールボックス25d、エージェント取得情報25e、広告データ25fなどが記憶される(各データの詳細については後述する)。なお、記録媒体は、磁気ディスク、光ディスク、あるいは半導体メモリで構成され、固定的もしくは着脱自在に装着されるものとする。記録媒体に記憶されるプログラム、データ等は、通信装置23を介して接続された他の機器から受信して記憶しても良く、さらに通信回線等を介して接続された他の機器側に記録媒体を備えた記憶装置を設け、この記録媒体に記憶されているプログラム、データを通信回線を介して使用する構成にしても良い。記録媒体に記録されているプログラムコードは、メモリ24に記憶されCPU20によって実行されることで各種機能を実現する。
【0040】
次に、本実施形態におけるエージェント機能の詳細について説明する。
エージェント機能は、基本的にはエージェント種類に応じた個性に従って動作し、その動作内容に対するユーザの応答内容に応じて個性が変化していく。エージェント機能によって提供される機能としては、(1)ブラウザ機能によって閲覧の対象としているWebページの内容と、過去に閲覧したWebページの内容(過去ログ解析データ)とに応じてエージェントキャラクタを通じて反応を示すエージェント基本機能、(2)ユーザからの指示によらずエージェント機能の個性に応じてインターネット1を通じて情報検索を行ってユーザに提示する情報検索機能、(3)他のユーザ(ユーザPC3)が使用しているエージェント機能との間で情報交換を行なう情報交換機能、(4)広告サーバ8などが提供する商品の販売やサービス提供などに関する広告のWebページを取得してユーザに提示する広告機能がある。以下、各機能(1)〜(4)のそれぞれの動作について説明する。
【0041】
(1)はじめに、エージェント基本機能について説明する。
図7は、エージェント基本機能を実現するためのユーザPC3の機能構成を示すブロック図である。図7に示すように、エージェント機能30は、エージェントコントロール部32により、エージェント性格データ33に設定された内容(図5(b)参照)に基づく個性に従って制御される。エージェントコントロール部32は、単語データベース15aをもとにブラウザ機能により閲覧対象となっているWebページを解析して得られるWebページ解析データ34(詳細については後述する)、及び過去に閲覧したWebページに対する過去ログ解析データ35(図5(a)参照)をもとにして各部を制御する。エージェントコントロール部32は、エージェント性格データ33に応じた個性に従って所定のタイミングで所定の解析データをメッセージ部36に与えることで、メッセージ部36からユーザに通知するキャラクタメッセージを取得する。メッセージ部36は、エージェントコントロール部32から与えられる解析データをもとに出力すべきメッセージを決定するもので、例えばAI(Artificial Intelligence)技術を用いておりAI部36aとメッセージデータ36bとが設けられている。また、エージェントコントロール部32は、キャラクタコントロール部37によってブラウザ画面にキャラクタを付随させて、このキャラクタの動作を制御する。また、エージェントコントロール部32は、メッセージ出力部38によってメッセージ部36によって決定されたメッセージをキャラクタメッセージとして出力させる。また、エージェントコントロール部32は、キャラクタの動作あるいはキャラクタメッセージに対するユーザからの応答、あるいはWebページデータに対する解析結果に対するユーザからの指示をユーザ応答入力部39によって入力する。
【0042】
次に、図2、図7に示すブロック図、及び図8に示すフローチャートを参照しながら、エージェント基本機能の動作について説明する。
まず、ブラウザ機能の実行が要求されるとWebブラウザプログラム14bを起動して、ブラウザ画面を表示装置11において表示させる(ステップA1)。また、ブラウザ機能の起動に伴って、エージェントプログラム14cを実行してエージェント機能を起動させる(ステップA2)。これにより、図3に示すようなブラウザ画面、及びエージェントキャラクタが表示される。なお、ユーザが使用するエージェント種類は、予めユーザによって選択されており、エージェントデータ15bのエージェント性格データに設定されているものとする。これに従って、エージェントパラメータには、エージェント種類に対応する初期のパラメータ値が設定されているものとする。また、エージェントキャラクタは、複数用意されている中からエージェント種類に応じたものが使用される。
【0043】
ここで、ブラウザ機能では、あらかじめ設定されたURL、あるいはユーザから指定されたURLに基づいてインターネット1を通じて所定のホームページにアクセスし、ブラウザ画面上にホームページを表示させる。
【0044】
一方、エージェント機能は、現在アクセス中のホームページ(Webページ)のWebページデータを取得し(ステップA3)、エージェントの制御のもとになるWebページデータ解析を実行する(ステップA4)。Webページデータ解析の対象としては、Webページを定義するデータ、すなわちハイパーテキスト(例えばHTML(Hyper Text Markup Language)により記述されたテキストデータを対象として、例えばテキスト中の文章の内容(意味)、テキスト中に用いられている単語、テキスト中のタグの種類、テキスト中に利用されているファイルの種類、ファイルサイズ(データ容量)、表示座標などについて解析を行なう。なお、Webページデータ解析の具体的な説明については後述する。また、Webページデータに対する解析以外にもブラウザ機能を利用している時刻、ブラウザ機能を起動してからの経過時間などについても解析データとして取得する。こうして取得された解析データは、Webページ解析データ34とすると共に、過去ログ解析データ35として登録しておく(ステップA4)。
【0045】
エージェントコントロール部32は、Webページ解析データ34及び、過去ログ解析データ35から、エージェント性格データ33をもとにして所定のタイミングで所定の解析データをメッセージ部36に与えることで出力すべきキャラクタメッセージを決定する(ステップA5)。エージェントコントロール部32は、メッセージ出力部38によってキャラクタメッセージを出力すると共に、キャラクタコントロール部37によって必要に応じてキャラクタをコントロールして動作させる(ステップA6)。なお、エージェントキャラクタの動作内容については、メッセージの内容に付随して指定されるものであってもよいし、任意に指定されてもよい。
【0046】
ここで、エージェントコントロール部32は、ユーザ応答入力部39を通じてユーザからエージェント機能に対する応答を入力することができる(ステップA7)。例えば、ユーザ応答入力部39は、ユーザからの応答として文章(コメント)を入力したり、キャラクタに対するマウスなどを用いた操作(キャラクタの特定の部位におけるクリックやドラッグ)を入力することができる。また、ユーザ応答入力部39は、任意の選択項目などを提示してユーザに選択させることによって応答を入力することもできる。
【0047】
ユーザ応答入力部39によってユーザからの応答が入力された場合(ステップA8)、エージェントコントロール部32は、応答内容を単語データベース15aとエージェントデータ15bに反映させて、それ以降のエージェント機能の個性が変化するようにする(ステップA9)。さらに、メッセージ部36に反映させることで、新たなメッセージが出力されたり、同じ状況でも以前とは異なる反応(メッセージ、動作)を示すようにする。
【0048】
なお、ユーザからの応答があった場合のみ応答内容を単語データベース15aとエージェントデータ15bに反映させるだけでなく、応答がなかったことを単語データベース15aとエージェントデータ15bに反映させるようにすることもできる。
【0049】
ここで、簡単な具体例について示す。
例えば、Webページデータに対してテキスト中に用いられている単語についての解析を行った結果、単語「ゲーム」がWebページ解析データ34として検出されたものとする。また、過去ログ解析データ35においても単語「ゲーム」を含むWebページが多く閲覧されていることが登録されていたものとする。エージェントコントロール部32によりこの解析結果をメッセージ部36に与えることで、現在のエージェント種類に応じたキャラクタ用のメッセージとして「ゲームには僕も興味あるなぁ」のメッセージが取得され、キャラクタメッセージとして出力される。これに対して、ユーザから好意的な応答があった場合には、単語データベース15aの単語「ゲーム」に対応するカテゴリ(この場合「ゲーム」とする)の利用頻度を上げる。また、エージェント性格データのエージェントパラメータのうち、例えば「親密度」パラメータを数値を上げて、よりユーザに親密な反応(メッセージ、動作)を示すようにする。
【0050】
このようにして、エージェント機能はブラウザ機能によって閲覧対象となっているWebページデータを解析し、この解析結果に応じたメッセージを表示させると共に、エージェントキャラクタをブラウザ画面において表示させることができる。エージェント機能は、エージェント性格データにより定義された個性に従って動作するため、必ずしもユーザが意図しているように単純な反応を示さない。このため、ユーザは、単にブラウザ機能によってネットサーフィンを行なうだけでなく、エージェントキャラクタと共に楽しんでいるような感覚を味わうことができ、ブラウザ機能を利用したネットサーフィンを継続的に興味をもって行なうことができる。
【0051】
次に、図8のフローチャート中に示すステップA4のWebページデータ解析の詳細について、図9、図10、及び図11に示すフローチャートを参照しながら説明する。また、図12にはWebページデータ(HTML)の一例を示している。ここでは、Webページを定義するテキストデータ(ソース)を対象として、テキスト中に用いられている単語の解析を行なう場合について説明する。図9はテキスト中の単語のカテゴリを解析する処理を示している。
【0052】
まず、Webページデータが取得されるとページ中で表示される文章(すなわちタグを除いた部分)から単語を抽出し(ステップB1)、この単語をもとにして単語データベース15aを検索する(ステップB2)。ここで、Webページデータから抽出された単語が単語データベース15aに登録されていた場合には(ステップB3)、該当する単語に対するカテゴリと利用頻度とを確認する(ステップB6)。
【0053】
以下、同様にしてWebページデータ中に含まれる単語を順次抽出し、単語データベース15aを検索してそれぞれの単語のカテゴリと利用頻度の確認を行なう(ステップB1〜B7)。ただし、Webページデータから抽出した単語が単語データベース15aから検索できなかった場合には、新しい単語として単語データベース15aに登録するためにユーザにカテゴリについての問い合わせを行なう。
【0054】
例えば、Webページデータ中から「バトルギア」という新規の単語が抽出された場合、「このホームページに「バトルギア」って出てるけど、これってどういう意味?」といった問い合わせのキャラクタメッセージを表示させる。ここで、エージェントキャラクタの反応に対して、ユーザによりカテゴリを表す「ゲーム」の文字列が入力されると、「へぇ〜、これはゲームなんだ〜」といったメッセージを表示させる。カテゴリ「ゲーム」が既に単語データベース15aに用意されている場合には、単語「バトルギア」についてカテゴリが「ゲーム」であるものとして単語データベース15aを更新して、以降の処理において単語「バトルギア」のカテゴリが「ゲーム」であるものとして扱う。また、ユーザから入力されたカテゴリが単語データベース15aに用意されていない場合には、新たなカテゴリを設定して、このカテゴリと新規の単語とを対応づけて単語データベース15aに登録する。
【0055】
なお、カテゴリ問い合わせのキャラクタメッセージは、メッセージ部36によらず予め用意された問い合わせ用のメッセージが用いられるようにすることもできる。
また、前述のようにして、1つのカテゴリのみを指定するのではなく、複数のカテゴリの指定ができるようにしても良い。例えば、Webページデータ中から未登録の単語「ジャガバタぽてと」が検索できた場合、「このジャガバタぽてととはどういうものなの?」といった問い合わせのキャラクタメッセージを表示させると共に、単語データベース15aに用意された複数のカテゴリを選択肢として提示してユーザに選択させる。ここで、カテゴリ「食べ物」が選択された場合に、さらに「どんな食べ物なの?」のメッセージと共に「食べ物」に関係する複数の選択肢を提示してユーザに選択させる。そして、カテゴリ「お菓子」が選択された場合には、さらに「甘い?、しょっぱい?」のメッセージを表示してユーザに選択させる。ここで、「しょっぱい」が選択された場合にはカテゴリの指定を終了させて「へぇ、ジャガバタぽてとって今まで知らなかった」のメッセージを表示させる。また、単語「ジャガバタぽてと」を単語データベース15aに新規登録し、この単語と前述のようにしてユーザによって選択された各カテゴリとを対応付けるようにして更新する。なお、ここでも新たなカテゴリをユーザからの指定に応じて追加することもできる。
【0056】
こうして、ユーザが実際にブラウザ機能を用いてアクセスしたWebページデータの内容(テキスト)に基づいて、単語データベース15aに登録される単語とカテゴリについての更新を行なうことができ、ユーザが興味をもつ分野に応じた内容を持つ単語データベース15aが構成されていく。
【0057】
一方、Webページデータに含まれる全ての単語の抽出が完了すると(ステップB7)、単語データベース15aに対する検索によって確認された各単語に対するカテゴリとそれぞれの利用頻度とをもとに、Webページデータ全体のカテゴリの利用傾向、すなわち何れのカテゴリの単語が多く利用されているかを算出する(ステップB8)。そして、カテゴリの利用傾向をもとにして、Webページ全体の特徴を表すページ属性を決定し(ステップB9)、これをWebページ解析データ34とすると共に過去ログ解析データ35(過去検索URL、ページ属性)として登録しておく(ステップB10)。
【0058】
次に、Webページを定義するテキストデータ(ソース)を対象として、テキスト中に用いられている単語の単語パラメータを解析する処理について、図10のフローチャートを参照しながら説明する。
【0059】
まず、Webページデータが取得されるとページ中で表示される文章(すなわちタグを除いた部分)から単語を抽出し(ステップC1)、この単語をもとにして単語データベース15aを検索する(ステップC2)。ここで、Webページデータから抽出された単語が単語データベース15aに登録されていた場合には(ステップC3)、該当する単語に対する単語パラメータを確認する(ステップC4)。
【0060】
以下、同様にしてWebページデータ中に含まれる単語を順次抽出し、単語データベース15aを検索してそれぞれの単語パラメータの確認を行なう(ステップC1〜C5)。
【0061】
こうして、Webページデータに含まれる全ての単語の抽出が完了すると(ステップC5)、単語データベース15aに対する検索によって確認された各単語に対する単語パラメータをもとに、Webページデータ全体のページパラメータ、すなわちどのような意味の単語が多く利用されているかを算出する(ステップC6)。そして、ページパラメータをもとにして、Webページ全体の特徴を表すページ属性を決定し(ステップC7)、これをWebページ解析データ34とすると共に過去ログ解析データ35(過去検索URL、ページ属性)として登録しておく(ステップC8)。
【0062】
なお、前述した図9及び図10における説明では、単純にテキスト(文章)中に含まれる単語について解析を行っているが、文章を対象として構文解析、文法解析、意味解析などを行って、文法的な特徴、表現方法などについてカテゴリ分けして、Webページデータの特徴を解析することもできる。
【0063】
また、前述した説明では、Webページデータに対する解析をブラウザ機能によりアクセスされたWebページデータを対象にしてユーザPC3上で実行し、その解析結果をユーザPC3の記憶装置15にエージェントデータ15bとして保存しているが、エージェントサービスサーバ(ホームサーバ)5により提供される解析サービスを利用することで、エージェントサービスサーバ5においても各ユーザPC3が用いている単語データベース15aとエージェントデータ15bとを記憶装置25に蓄積することができる。これにより、エージェントサービスサーバ5において各ユーザPC3のエージェント機能と同様の動作をするエージェント機能を実現することができる。また、エージェントサービスサーバ5にも処理を分散させることでユーザPC3側の処理負担を軽減させることができる。
【0064】
図11には、Webページデータに対する解析手順と解析結果(解析データ)の蓄積手順を示している。図11(a1)〜(a3)は、Webページデータに対する解析をユーザPC3において実行し、その結果をエージェントサービスサーバ(ホームサーバ)5において保存するための手法を示している。
【0065】
まず、図11(a1)では、Webページデータに対する解析をユーザPC3上で実行する(ステップD1)。このユーザPC3上における解析は、前述した図9、図10に示すようにして実行される。ユーザPC3上での解析によって得られた結果は、エージェントデータ15b(過去ログ解析データ)としてユーザPC3の記憶装置15に保存される(ステップD2)。
【0066】
一方、図11(a2)に示すように、ユーザPC3は、所定のタイミングでインターネット1を通じてエージェントサービスサーバ5に対して自動アクセスする(ステップD3)。ユーザPC3は、エージェントデータ15bとして保存された解析データのうち新規の解析データ、すなわち前回にエージェントサービスサーバ5に対して送信した後に増加した分の解析データをエージェントサービスサーバ5に送信する(ステップD4)。エージェントサービスサーバ5は、ユーザPC3から解析データを受信すると、記憶装置25のユーザ別エージェントデータ25bに対して、送信元のユーザPC3を使用しているユーザに応じた特定領域において解析データを保存する(ステップD5)。この図11(a2)に示す処理は、エージェントサービスサーバ5からサービス提供を受ける各ユーザPC3とエージェントサービスサーバ5との間で継続的に実行される。
【0067】
また、図11(a3)に示すように、エージェントサービスサーバ5においてユーザPC3において用いられる単語データベース15aに対して単語の追加を行なうこともできる。エージェントサービスサーバ5は、ユーザ別単語データベース25aに対して単語(単語パラメータ、カテゴリを含めて)を追加する(ステップD6)。ここでは、特定のユーザのみを対象として単語を追加しても良いし、サービス提供の対象とするユーザPC3の全てを対象としても良い。特定のユーザのみを対象として単語を追加する場合には、ユーザ別単語データベース25aのユーザに応じた特定領域に対して追加する。エージェントサービスサーバ5は、追加した単語データをユーザPC3に対してインターネット1を通じて送信する(ステップD7)。一方、ユーザPC3は、エージェントサービスサーバ5から追加単語データを受信すると、単語データベース15aに対して登録して、以降の処理において利用できるようにする(ステップD8)。また、この時、ユーザPC3において単語データベース15aに対して新規に登録された単語データをエージェントサービスサーバ5に送信して、記憶装置25のユーザに対応する特定領域に追加することもできる。図11(a3)に示す処理は、エージェントサービスサーバ5からサービス提供を受ける各ユーザPC3とエージェントサービスサーバ5との間で継続的に実行される。こうして、エージェントサービスサーバ5において追加した単語データを各ユーザPC3の単語データベース15aに反映させることができるので、各ユーザPC3のそれぞれにおけるユーザが単語登録のための同じ作業を行なう必要がなく作業負担を軽減することができる。
【0068】
次に、図11(b1)(b2)を参照して、Webページデータに対する解析と解析データの保存をエージェントサービスサーバ5において行なうための手法について説明する。
まず、図11(b1)では、ユーザPC3においてブラウザ機能によりWebページデータに対してアクセスする(ステップE1)。ユーザPC3は、エージェント機能によりアクセス対象となっているWebページデータをエージェントサービスサーバ5に送信する。ここでは、WebページデータそのものではなくURLのみをエージェントサービスサーバ5に送信するようにしても良い。エージェントサービスサーバ5は、WebページデータをユーザPC3から、あるいはURLをもとに何れかのサーバ9から取得し(ステップE3)、このWebページデータに対してエージェントサービスサーバ5上でWebページデータに対する解析を実行する(ステップE4)。なお、エージェントサービスサーバ5上における解析は、ユーザPC3において実行される前述した図9、図10と同様にして実行されるものとする。エージェントサービスサーバ5は、記憶装置25のユーザ別エージェントデータ25bに対して、Webページデータを送信してきたユーザPC3を使用しているユーザに応じた特定領域において解析データを保存する(ステップE5)。図11(b1)に示す処理は、エージェントサービスサーバ5からサービス提供を受ける各ユーザPC3とエージェントサービスサーバ5との間で継続的に実行される。また、図11(b2)に示すように、エージェントサービスサーバ5からユーザPC3に対して、新規の解析データを送信する(ステップE6)。ユーザPC3は、エージェントサービスサーバ5から受信した解析データをエージェントデータ15b(過去ログ解析データ)として記憶装置15に保存する(ステップE7)。
こうして、エージェントサービスサーバ5が提供する解析サービスを利用することによって、各ユーザPC3における処理負担を軽減することができる。
【0069】
ユーザPC3では、エージェントコントロール部32によりエージェントパラメータに応じて、前述のようにして得られた解析データ(Webページ解析データ34、過去ログ解析データ35)から必要なデータを選択して、メッセージ部36に与えることできたメッセージを決定する(図8、ステップA5)。例えば、「元気度」パラメータが高い場合には、ユーザのブラウザ機能の使用に対して素早く反応するために早いタイミングで解析データをメッセージ部36に与えてキャラクタメッセージを決定する。また、「勤勉度」パラメータが高い場合には、Webページ解析データ34だけでなく過去ログ解析データ35を対象としてメッセージ部36によりキャラクタメッセージを決定する。逆に「勤勉度」パラメータが低い場合には、Webページ解析データ34あるいは過去ログ解析データ35を対象としないで、ランダムに発生させたデータをもとにしてメッセージ部36によりキャラクタメッセージを決定する。
【0070】
なお、前述した説明(図9、図10、図11)では、Webページデータのテキスト(ソース)を対象とした解析を行っているが、テキスト中のタグの種類、テキスト中に利用されているファイルの種類、ファイルサイズ(データ容量)、表示座標などについて解析を行ない、その解析結果に応じた反応をエージェントキャラクタを通じて以下のようにして出力することもできる。
【0071】
例えば、「タグ」の種類を解析することによりWebページデータ中に「APPLET」が多数存在することが検出された場合には、「やけに重いと思ったら、APPLETがたくさんあるよー」といったキャラクタメッセージを出力させる。
また、Webデータ中で表示対象とするファイルのサイズをもとに、ファイルサイズが大きい場合には「なんだか重いページだね」のメッセージを出力させる。
また、Webページデータ中の表示対象とするファイルの種類を解析した結果、ファイル名の拡張子などから画像ファイルが多くあることが検出された場合には、「画像がいっぱいあるね」のメッセージを出力させる。
さらに、前述のようなWebページデータに対する解析以外にもブラウザを利用している時刻、ブラウザを起動してからの経過時間などについても解析データとして取得して、その解析結果に応じた反応をエージェントキャラクタを通じて出力することもできる。
【0072】
例えば、ブラウザを利用している時刻をもとにして、昼間の時間帯においてブラウザ機能を用いてネットサーフィンを行っている場合には「昼間っからヒマしてますね」といったメッセージを出力させ、逆に夜中の時間帯においてネットワークを行っている場合には「こんな夜中になに見てるのかな」など、時刻の変化に応じたキャラクタメッセージを表示させる。
【0073】
また、ブラウザを起動してからの経過時間をもとにして、例えば2時間以上継続してブラウザ機能が使用されている場合には「もうそろそろ疲れちゃった」といった休憩を促すといったメッセージを表示させ、しばらくネットサーフィンせずに時間が経過すると「ずっとすることがなくてさみしかった」といったメッセージを表示させることができる。
【0074】
図12に示すWebページデータを用いて具体例を示す。図12中のAに示す範囲では、タグからタイトルの文字列があることが解析され、このタイトル中に含まれる単語「ゲーム」からWebページの内容がゲームに関するものであることが判別される。図12中のBに示す範囲では、ページ中で使用されているフォントのサイズや色などを判別することができる。図12中のCの範囲では、Webページ中で表示される文章が含まれており、この文章に対して構文解析や意味解析などを施すことによって文章の内容を判別し、「ゲームソフト」に対する「独断と偏見」についての記述があるものと判別される。図12中のDの範囲では、リンク先を示すURLが記述されており、このリンク先にアクセスしてリンク先のWebページデータの解析を実行し、その解析結果に対してエージェント機能が反応するようにしても良い。
【0075】
なお、図12に示す例のように、1つのWebページデータから複数の対象についての解析結果が得られるが、何れに反応するようにエージェント機能を動作させるかは、ユーザからの指定、エージェントパラメータの内容(エージェント機能の個性)、ランダムに選択するなど任意に決めることができる。また、前述したようにページ解析情報として、複数の解析結果をもとにWebページ全体のページ属性を判別して、このページ属性に応じた反応を示すようにしても良い。
【0076】
(2)次に、ユーザからの指示によらずエージェント機能の個性に応じてインターネット1を通じて情報検索を行ってユーザに提示する情報検索機能について説明する。
図13は、情報検索機能を実現するためのシステム構成を示すブロック図である。情報検索機能は、ユーザPC3上で実行されるエージェント機能でのみ実現するのではなく、エージェントサービスサーバ5あるいは情報検索サーバ7が提供するサービスを利用する。情報検索サーバ7は、WWW(World Wide Web)によって多くのサーバ9によって提供されているWebページについてのデータベースを有しており、キーワードなどの指定によってキーワードに関連するWebページを紹介するといったサービスを提供している。また、エージェントサービスサーバ5は、インターネット1を通じてWebページなどの情報を検索して提供する検索サービスを実現する検索部40が設けられており、この検索部40により必要に応じて情報検索サーバ7から情報(ファイル)を取得して検索ファイルデータベース25cに蓄積している。
【0077】
ユーザPC3のエージェント機能は、図14に示すフローチャートに従って、エージェントサービスサーバ5の検索部40あるいは情報検索サーバ7に対して情報検索を依頼し、検索結果である情報を取得してエージェントキャラクタを通じてユーザに提示する。
【0078】
まず、ユーザPC3のエージェント機能は、エージェント性格データに応じた個性に従って所定のタイミングで、情報検索要求と共に検索対象とするデータをサーバに送信する(ステップF1)。
【0079】
ここで、検索対象とするデータは、情報検索サーバ7に対して検索要求を行なう場合には、キーワードとする単語あるいはカテゴリを単語データベース15aから選択して通知する。なお、エージェント機能は、エージェント性格データ(エージェントパラメータ)に基づく個性に従って動作しており、この個性に従って検索依頼に用いるカテゴリあるいは単語を選択する。
【0080】
例えば、エージェントパラメータの「役立つ度」の数値が高い個性を持つエージェント機能の場合には、単語データベース15aに登録された利用頻度の高いカテゴリ、あるいは単語を選択することで、ユーザが興味をもって頻繁にアクセスしているWebページの分野で用いられるカテゴリあるいは単語に関係するWebページの検索を依頼することになる。また、エージェントパラメータの「役立つ度」の数値が低い場合には、単語データベース15aに登録されたカテゴリ、あるいは単語をランダムに選択してWebページの検索を依頼する。さらに、エージェントパラメータの「女っぽさ」の数値が高い個性を持つエージェント機能の場合には、単語データベース15aに登録された単語パラメータを参照して「女っぽい」の数値が高い単語あるいはカテゴリを優先して、利用頻度の高いカテゴリ、あるいは単語を選択することができる。
【0081】
一方、ユーザPC3は、エージェントサービスサーバ5に対して検索要求を行なう場合には、情報検索サーバ7と同様にして、単語データベース15aからカテゴリあるいは単語を選択して検索要求を行なうことができる。また、キーワードとして単語あるいはカテゴリを送信するのではなく、エージェントサービスサーバ5の検索部40が対応していれば、他の条件を指定して検索要求を行なうことができる。
【0082】
例えば、エージェントパラメータに含まれる、過去ログ解析データ(ページ解析情報)、エージェント性格データ(エージェント種類、エージェントパラメータ)、ブラウザ機能を利用している時刻、ブラウザ機能を起動してからの経過時間などを選択的に検索条件として送信する。また、予めユーザからの指示によって検索条件を設定しておき(例えば、特定分野の最新の情報など)、この検索条件を送信するようにもできる。エージェントサービスサーバ5の検索部40は、前述した検索条件に対応できるように、それぞれに条件に該当するWebページを情報検索サーバ7が提供するサービスを利用して検索し、検索ファイルデータベース25cに蓄積している。検索ファイルデータベース25cには、Webページデータ本体を蓄積しても良いし、URLのみを蓄積するようにしても良い。
【0083】
例えば、エージェント種類を検索条件とする場合には、検索部40は、このエージェント種類に対応する検索対象を予め設定しておき、この設定内容に関連するWebページを検索する。あるエージェント種類に対応するエージェントキャラクタが「カッパ」(図18(a)中に例あり)である場合、このエージェントキャラクタ「カッパ」に関係する例えば「水」などが検索対象として予め設定される。
【0084】
また、検索部40は、常時、情報検索サーバ7から最新の情報(更新情報など)を所得して蓄積しておくことにより、あるユーザPC3上で動作するエージェントパラメータの「役立つ度」の数値が高い個性を持つエージェント機能からの要求に応じて、ユーザにとって役に立つ最新の情報の検索が可能となる。
【0085】
なお、情報検索サーバ7とエージェントサービスサーバ5の何れに対して検索要求を行なうかは、予め決められていても良いし、ユーザからの指示に応じて決められるものであっても良い。また、何れか一方に限らす両方に対して検索要求を行なうようにしても良い。
【0086】
ユーザPC3は、検索要求に対してエージェントサービスサーバ5あるいは情報検索サーバ7から検索結果を受信すると(ステップF2)、エージェントキャラクタを通じて検索結果を出力する(ステップF3)。ここで、エージェント機能は、ブラウザ機能によってユーザが直接的に指示にしてアクセスしているWebページと関係なく、エージェント性格データに従う個性に応じて検索したWebページをユーザに対して紹介することになる。このためエージェントパラメータの「役立つ度」「勤勉度」が高いエージェント機能であればユーザにとって役に立つWebページを頻繁に紹介することになり、「役立つ度」が低いエージェントであれば、ユーザの操作によるネットサーフィンではアクセスできないユーザにとって意外なWebページを紹介することができる。
【0087】
ここで、エージェント機能は、前述した図8ステップA7〜A9と同様にして、ユーザからエージェント機能に対する応答を入力し、このユーザからの応答内容を単語データベース15aとエージェントデータ15bに反映させて、それ以降のエージェント機能の個性が変化するようにすることができる。なお、ステップF4〜F6の処理は、図8ステップA7〜A9のそれぞれ対応するものとして詳細な説明を省略する。
【0088】
なお、エージェント機能によって紹介されたWebページに対しては、例えばエージェントキャラクタに対してユーザからアクセスが指示された場合にブラウザ機能によりアクセスさせて画面に表示させるようにしても良いし、ユーザからの指示なして強制的にブラウザ画面に表示させるようにしても良い。
【0089】
このようにして、エージェント機能は、ユーザからの指示によらずエージェント性格データに応じた個性に従って、所定のタイミングで所定の検索条件によりWebページを検索してユーザに紹介することができる。このため、ユーザは、ブラウザに対して自らが実行指示した処理結果を取得するだけでなく、何ら特別な操作をすることなく有用な情報が得られたり、自操作ではアクセスすることがないようなWebページを参照することが簡単にできるようになりネットサーフィンが飽きにくくなる。
【0090】
(3)次に、他のユーザ(ユーザPC3)が使用しているエージェント機能との間で情報交換を行なう情報交換機能について説明する。本実施形態における情報交換機能には、エージェントサービスサーバ5によって提供される仮想の情報交換の場所(ミィーティングスペース)において各ユーザPC3上で動作しているエージェント機能同士が情報を交換するエージェントミィーティングと、各ユーザPC3上で動作しているエージェント機能同士が電子メールを送受信することによって情報を交換するエージェントメールがある。
【0091】
図15は、エージェント機能による情報交換機能を実現するためのエージェントサービスサーバ5の機能構成を示すブロック図である。図15に示すように、エージェントサービスサーバ5には、各ユーザPC3からの情報交換のためのアクセス要求の受信や各種情報の送受信を実行する送受信部42と、送受信部42により受信したユーザPC3からのアクセス要求や各種情報の内容を解析する解析実行部43と、エージェント機能間の情報交換のためにユーザ別単語データベース25a、ユーザ別エージェントデータ25b、検索ファイルデータベース25cに対してアクセスするデータベースアクセス部45、エージェントミィーティングを制御するエージェントミィーティング部47と、エージェントメールを制御するエージェントメール部48との機能が設けられている。
【0092】
はじめに、エージェントミィーティングについて、図16及び図17に示すフローチャートを参照しながら説明する。図16は、ユーザPC3におけるエージェントミィーティングの処理を示し、図17は、エージェントサービスサーバ5におけるエージェントミィーティングの処理を示している。
【0093】
まず、ユーザPC3のエージェント機能は、インターネット1を通じてエージェントサービスサーバ5が提供しているミィーティングスペースに対してアクセスする(ステップG1)。ミィーティングスペースへのアクセスは、ユーザからの指示によらずエージェント機能の個性に従う所定のタイミングで自動的に行なう場合、ユーザからの指示に従って行なう場合、さらには予め設定されたタイミングで定期的にアクセスする場合などを選択することができる。ユーザからの指示によるミィーティングスペースへのアクセスは、例えば、エージェントサービスサーバ5が開設しているエージェントサービスのためのホームページにアクセスし、このページ中に用意されたミィーティングスペースへリンクされた部分をブラウザ画面中で指示(マウスによるクリック)することにより行われる。
【0094】
エージェント機能は、ミィーティングスペースへアクセスすることにより、自らのエージェントデータ(過去ログ解析データ、エージェント性格データ、メールアドレス、URLごとのアクセス回数など)や、他のエージェント機能に提供するために予め用意した情報などをエージェントサービスサーバ5に送信する(ステップG2)。その他の情報としては、例えば前述した情報検索機能によって検索された情報、ユーザによって交換用として予め設定されている情報(ファイル)、単語データベース15aに登録された利用頻度が高いカテゴリあるいは単語などがある。なお、この他にも任意の情報を他のエージェント機能と交換することができる。
【0095】
一方、エージェントサービスサーバ5は、送受信部42によりユーザPC3(エージェント機能)からのアクセスを受信し(ステップH1)、解析実行部43により何れのユーザPC3(エージェント機能)からのアクセスであるかを判別すると共に、このユーザPC3から送信されるエージェントデータ、その他の情報を受信する(ステップH2)。
【0096】
データベースアクセス部45は、ユーザPC3から受信したエージェントデータ、その他の情報を、ユーザ別単語データベース25a、ユーザ別エージェントデータ25b、検索ファイルデータベース25cのそれぞれに対応する特定領域、すなわち解析実行部43によって判別されたユーザPC3に応じた特定領域に登録しておく(ステップH3)。
【0097】
また、エージェントミィーティング部47は、その他の情報についてエージェント取得情報25eとして集計して記憶装置25に記憶させる(ステップH4)。エージェント取得情報25eは、各ユーザPC3上で動作するエージェント機能が取得した情報を特定の条件に従って集計したもので、例えば各エージェント機能が取得した情報ごとの総数、エージェント種類ごとの各エージェント機能(エージェントキャラクタ)が取得した情報の数などを集計する。このエージェント取得情報25eもエージェント機能がエージェントスペースにアクセスすることによって取得できるようにする。具体的には、各ユーザがアクセスしているホームページについてランキングをつけたり、特定のエージェントキャラクタに関係する内容、例えばエージェントキャラクタが「カッパ」であれば、この「カッパ」に関係する検索対象(「水」など)についてのホームページのランキングをつけて、このランキングの情報をエージェント取得情報25eとして集計する。
【0098】
ここで、エージェントミィーティング部47は、アクセスのあったエージェント機能に対して、このエージェント機能のエージェントデータと、先に登録済みの現在アクセス中のエージェント機能のエージェントデータをもとに情報交換の対象とするエージェント機能を選択する(ステップH5)。すなわち、エージェントミィーティング部47は、エージェント性格データ中の親密度パラメータを参照して、親密度が所定値よりも高いエージェントがアクセス中であれば、このエージェント機能を情報交換の対象として選択する。
【0099】
エージェントミィーティング部47は、情報交換に合わせたミィーティングスペース内でのエージェントキャラクタの様子を表示させる(ステップH6)。
【0100】
図18には、ユーザPC3においてブラウザ画面中で参照することができるミィーティングスペースの様子の一例を示している。図18(a)は、複数のユーザPC3上で動作するエージェント機能によってアクセスされ、それぞれのエージェント機能に対応するエージェントキャラクタが表示されている状態を示している。ユーザの操作によってミィーティングスペースにアクセスした場合には、自分のエージェントキャラクタを含めて参照することができる。また、図18(a)に示すブラウザ画面を参照中に他のユーザPC3上で動作するエージェント機能がミィーティングスペースにアクセスしてきた場合には、新たなエージェントキャラクタが付加される様子が表示される。
【0101】
図18(b)は、情報交換の対象として選択されたエージェント機能(エージェントキャラクタ)との情報交換が行われる様子を表すユーザPC3におけるブラウザ画面の一例を示している。ユーザの操作によってミィーティングスペースにアクセスした場合であれば、図18(b)に示すようにして、情報交換の対象とするエージェントキャラクタとの間で情報交換が行われていることを表す画面を参照できる。
【0102】
こうして、情報交換の対象とするエージェント機能が選択されるか、あるいはユーザからの指示によってエージェントスペースから抜ける場合(情報交換が終了した場合)には(ステップH7)、エージェントサービスサーバ5のエージェントミィーティング部47は、交換の対象となる情報をユーザ別単語データベース25a、ユーザ別エージェントデータ25b、検索ファイルデータベース25c、エージェントメールボックス25dから読み出し、アクセスしてきたエージェント機能が動作するユーザPC3に対して送信する(ステップH8)。また、エージェントミィーティング部47は、情報交換を行ったそれぞれのエージェント機能(ユーザ)に対して、ユーザ別エージェントデータ25bに記憶されたエージェント性格データ(親密度パラメータ)を更新する。すなわち、情報交換を行なうことによってエージェント機能同士の親密度が高くなったように、互いの親密度パラメータの数値を上げる。
【0103】
一方、ユーザPC3は、エージェントサービスサーバ5から送信されたミィーティングスペースで交換された情報を受信して単語データベース15a、エージェントデータ15b(過去ログ解析データ、メールアドレスなど)に反映させるると共に(ステップG3)、エージェント性格データにおいて情報交換の相手となったエージェント機能に対する親密度パラメータの数値を親密度が向上したことを表すように更新する(ステップG4)。
【0104】
また、ユーザPC3では、情報交換によって取得した情報をエージェントキャラクタを通じて出力させ、取得した情報に応じたキャラクタメッセージを出力する(ステップG5)。例えば、ホームページのランキングについての情報に対しては、「今、このページがすごい大人気なんだって!」といったメッセージを出力し、また特定のエージェントキャラクタ、例えば「カッパ」に関係する検索対象(「水」など)についてのホームページのランキングの情報に対しては、「今、カッパさんたちの間では、おいしい水のホームページが大流行らしいよ!」のキャラクタメッセージを出力する。また、特定のエージェント機能から取得した情報に対しても同様にしてキャラクタメッセージを出力させる。
【0105】
ここで、図8に示すフローチャート(ステップA7〜A9)と同様にして、ユーザからエージェント機能(エージェントキャラクタ)に対する応答を入力することができ、ユーザからの応答が入力された場合(ステップG6)、応答内容をエージェントデータ15bに反映させて、それ以降のエージェント機能の個性が変化するようにする(ステップG7)。
【0106】
このようにして、ユーザPC3上で動作するエージェント機能によってのみ、他のサーバ9が提供しているホームページなどの情報を検索して取得するのではなく、エージェントサービスサーバ5(エージェントスペース)を通じて、他のユーザPC3上で動作するエージェント機能が取得した情報についてもエージェント機能を通じて取得することができる。また、ユーザが特別な操作を行なうことなくエージェント機能を通じて情報を取得することができるため、ユーザは、自操作ではアクセスすることがないようなWebページからの有用な情報を思いがけなく取得することもできる。
【0107】
なお、前述した説明では、情報交換の対象とするエージェント(エージェントキャラクタ)を親密度パラメータをもとに選択するものとしたが、ユーザの操作によってミィーティングスペースにアクセスした場合には、ユーザからの指示に応じて情報交換とするエージェント機能(エージェントキャラクタ)を選択することもできる。例えば、図18(a)に示す表示画面中おいて情報交換の対象とするエージェントキャラクタを指示することにより、その指示がエージェントサービスサーバ5(エージェントミィーティング部47)に通知され、情報交換の対象とするエージェント機能が設定される。
【0108】
また、前述した説明では、ミィーティングスペースにアクセス中のエージェント機能同士で情報交換を行なうものとしているが、アクセス中でなくても既にユーザ別単語データベース25a、ユーザ別エージェントデータ25bに記憶されている特定のエージェント機能(ユーザ)についての情報を取得することができるようにしても良い。また、検索ファイルデータベース25c、エージェント取得情報25eに記憶された情報については、他のエージェント機能のアクセスに関係なく取得することができる。
【0109】
さらに、情報交換の対象とするエージェント機能(ユーザ)を予めユーザからの指示に応じて設定しておいて、この設定内容に従って情報交換を行なうようにしても良い。
【0110】
次に、エージェントメールについて説明する。エージェントメールでは、2種類の形態によってメールの送受信を実行することができる。第1にエージェントサービスサーバ5において各ユーザPC3上で動作するエージェント機能と同様の個性に従って所定の相手に対してメールを送信する形態(第1形態)と、第2に各ユーザPC3上で動作するエージェント機能のそれぞれがメールを送信する形態(第2形態)である。
【0111】
まず、第1形態について説明する。第1形態によるエージェントメールは、図15に示すエージェントメール部48により実行する。各ユーザPC3上で動作するエージェント機能(エージェントメール部48)には、それぞれメールアドレスが用意されており、図15に示すように、各メールアドレス(エージェント)に対応するエージェントメールボックス25dが用意されている。
【0112】
図19には、第1形態によってエージェントメールを実行する際の概念図を示している。図19に示すように、エージェントサービスサーバ5上において、各ユーザPC3上で動作するエージェント機能と同様の個性に従うエージェント機能が、所定のタイミングで所定の相手(エージェント機能)のメールアドレスに対してメールを送信する。すなわち、ユーザPC3(エージェント機能)を利用しているユーザが関知しないところで、エージェント機能が個性に従って自由にメールを送信する。
【0113】
エージェントサービスサーバ5には、前述したように各ユーザPC3上で動作するエージェント機能の動作(個性)を司るエージェントデータや単語データベースなどの情報がユーザ(エージェント機能)別にユーザ別単語データベース25a、ユーザ別エージェントデータ25bに記憶されている。従って、ユーザPC3上で動作するエージェント機能と同じアルゴリズム(エージェントプログラム14c)により、ユーザ別単語データベース25a、ユーザ別エージェントデータ25bに記憶されたそれぞれに対応するデータに基づいて動作することにより、ユーザPC3上で動作しているエージェント機能と同じ個性に従うエージェント機能が動作することになる。
【0114】
図20には、第1形態によるエージェントメール(エージェントサービスサーバ5)の動作をフローチャートにより示している。図20に示すフローチャートは、1つのユーザPC3(ユーザ)に対応するエージェント機能(エージェントメール部48)の処理を示している。
【0115】
エージェントサービスサーバ5上で動作するあるユーザPC3(ユーザ)に対応するエージェント機能は、ユーザ別エージェントデータ25bに記憶された自機能に対応するエージェント性格データと各種の状況の変化に応じて、メールを送信するタイミングと送信相手を決定する(ステップJ1)。例えば、エージェントパラメータの「元気度」「勤勉度」「親密度」などのパラメータが高い個性を持つエージェント機能であれば頻繁にメールを送信する傾向が高くなる。また、「親密度」パラメータが高い個性を持っていれば、エージェント性格データ中の親密度パラメータが比較的低い相手に対してもメールを送信し、「親密度」パラメータが低ければ親密度パラメータが比較的高い相手に対してのみメールを送信する。各種の状況の変化としては、他のエージェント機能からメールを受信した場合、エージェントサービスサーバ5において予め用意されているイベントが発生した場合、所定の期間が経過した場合、ユーザから予め指定された時刻に到達した場合など、各種の状況を条件とすることができる。
【0116】
ただし、送信相手としては、相手のメールアドレスを予め取得する必要がある。相手のメールアドレスは、例えば前述した情報交換機能によって他のエージェント機能から取得したり、ユーザPC3上でブラウザ機能が持つメール機能(あるいは独立したメールプログラムにより実現されるメール機能でも良い)において登録されたメールアドレス一覧のデータ(いわゆるアドレス帳のデータ)を取得することができる。
【0117】
次に、エージェント機能は、自機能に対応するエージェントデータ(エージェント性格データ)と単語データベースをもとにメール本文を作成する(ステップJ2)。例えば、エージェント機能は、エージェントメッセージを出力する場合と同様にAI技術を利用して、現在取得している情報(単語データベース中の単語、過去ログ解析データなど)や、相手から受信したメール本文中に含まれる単語をもとにして文章を生成してメール本文とする。また、メールの件名(タイトル)についても同様にして作成する。さらに、自機能に対応するエージェントデータと単語データベースから特定の情報を抽出してメールの添付ファイルとすることができる。添付ファイルとして抽出される情報は、例えば前述したエージェントミィーティングにおいて交換対象としている情報と同様の情報が対象となるものとする。従って、エージェントメールによってもエージェントミィーティングと同様な情報の交換を他のエージェント機能との間で実現することができる。
【0118】
送信メールの作成が完了すると、エージェント機能は、送信相手として決定したエージェント機能に対してメールを送信、すなわち送信相手のエージェントメールアドレスに対応するメールボックスにメールデータ(件名、メール本文、送信元アドレスなどを含む)を保存する(ステップJ3)。また、自メールボックスにおいて、送信済みのメールデータを保存しておく。こうして、エージェントサービスサーバ5上において他のエージェント機能に対してメールを送信することができる。
【0119】
一方、送受信したメールに対して、ユーザは、ユーザPC3からメール機能によってエージェント機能のメールボックスのチェックをすることによって参照することができる。この際、エージェント機能は、送受信したメールに対してキャラクタメッセージを作成し、キャラクタを通じて出力させる。例えば「もうお友達に20通もメールを送っちゃった〜」などのキャラクタメッセージを出力させるといった反応を示すことができる。
【0120】
また、メールに添付ファイルが存在した場合、添付ファイルによって取得された情報をユーザPC3上の単語データベース15a、エージェントデータ15bに対して反映させることができる。また、エージェントサービスサーバ5中のユーザ別単語データベース25a、ユーザ別エージェントデータ25bの自分のデータに反映させることもできる。
【0121】
なお、前述した第1形態によるエージェントメールでは、エージェントサービスサーバ5上においてエージェント機能同士でメールの送受信を行っているが、エージェントサービスサーバ5上で動作するエージェント機能によって、ユーザPC3のユーザが関知することなく他のサーバ9にメールボックスを有する相手に対してメールを送信するようにしても良い。エージェント機能から送信されたメールに添付ファイルが存在した場合には、ユーザは、自分が使用しているエージェント機能のエージェントメールアドレス宛にメールを転送することで、添付ファイル内の情報を前述と同様にして単語データベース、エージェントデータに反映させることができる。
【0122】
また、エージェントサービスサーバ5上で動作するエージェント機能が、同エージェント機能を使用しているユーザ宛にメールを送信することもできる。すなわち、エージェントデータ中のメールアドレスのデータ(図5(c))にユーザアドレスが登録されていれば、このユーザアドレス宛にメールを送信すれば良い。この場合、ユーザは、エージェント機能の使用者でありながら、あたかも他の個人ユーザからメールを受信したような印象を得ることができる。
【0123】
次に、第2形態について説明する。第2形態によるエージェントメールは、図21に示すユーザPC3上で動作するエージェント機能により実行する。図21に示すエージェント機能の構成は、前述した図7に示すブロック図と基本的には同じであり、エージェントコントロール部32にエージェントメールを実現するためのメール部50が設けられている。メール部50は、ユーザからの指示によらずエージェントデータ15b中のエージェント性格データ33に応じた個性に従って動作し、エージェントデータ15b及び単語データベース15aに含まれるデータをもとに所定のタイミングで所定の相手のメールアドレスに対してメールを送信する。
【0124】
図22には、第2形態によるエージェントメール(メール部50)の動作をフローチャートにより示している。
エージェント機能(メール部50)は、エージェントデータ15bに記憶されたエージェント性格データ33と各種の状況の変化に応じて、メールを送信するタイミングと送信相手を決定する(ステップK1)。次に、エージェント機能は、エージェントデータ15b(エージェント性格データ33)と単語データベース15aをもとにメール本文を作成する(ステップK2)。ここでは、例えば第1形態のエージェントメールと同様にして動作するものとする。
【0125】
送信メールの作成が完了すると、エージェント機能は、エージェントサービスサーバ5、インターネット1を通じて、送信相手として決定したエージェント機能に対してメールを送信する(ステップK3)。ここで送信されるメールは、一般の電子メールと同じであるのでエージェントサービスサーバ5のサービスを利用しているユーザであるか否かに関係なく、メールアドレスを有する相手であれば誰にでも送信することができる。
【0126】
また、エージェント機能は、エージェントサービスサーバ5の自メールボックスに記憶されている自エージェント宛てのメールを受信して記憶装置15に記憶させる(ステップK4)。ここでメール開封をする場合には、メール受信に関係するメッセージをエージェントキャラクタにより出力させる。例えば、「○○さんからのメールを受信したよ」のキャラクタメッセージを表示させたり、メール本文をそのまま表示させることもできる。メール開封しない場合には、ユーザからエージェント宛のメールの開封が指示されるまでそのまま記憶させておく。
【0127】
なお、メールを開封するか否かは予め設定しておくことができる。また、エージェントサービスサーバ5から受信メールの通知がある場合には、この通知に応じてエージェントキャラクタを通じてユーザにメールが受信されたことを通知することもできる。その他、第2形態におけるエージェントメールを実現するエージェント機能は、前述した第1形態のエージェント機能と同様の機能を持たせることができる。また、第1形態と第2形態のエージェントメールの何れを使用するかは、ユーザの設定によって選択できるようにしても良いし、両方を併行して動作させるようにしても良い。
【0128】
(4)次に、広告サーバ8などが提供する商品の販売やサービス提供などに関する広告のデータ(Webページデータやアイテムデータ54など)を取得してユーザに提示する広告機能について説明する。
図23は、エージェント機能による広告機能を実現するためのユーザPC3、エージェントサービスサーバ5、各サーバ(広告サーバ8、サーバ9)の機能構成を示すブロック図である。図23に示すように、ユーザPC3上で動作するエージェント機能の構成は、前述した図7に示すブロック図と基本的には同じであり、エージェントコントロール部32に広告機能を実現するための広告部52が設けられる。広告部52は、エージェントデータ15b中のエージェント性格データ33に応じた個性に従って動作し、広告サーバ8あるいはエージェントサービスサーバ5が提供する広告のデータを取得する。広告部52が取得するデータとしては、広告を目的としたWebページデータや、エージェントキャラクタに付加して表示させることができる広告に関係するアイテムデータ54がある。アイテムデータ54は、エージェントデータ15bとして保持することができ、図5(d)に示すように、パーツデータとメッセージデータとがある。アイテムデータ54を継続して保持するか否かをユーザからの指示に応じて行ない、ユーザが気に入ったアイテムをコレクションしておくようにもできる。広告部52は、予めユーザによって設定された広告の提供元を示す広告対象データ15c、すなわちアクセスの対象となる広告用のWebページ(あるいは広告サーバ8)を示すデータに従って、ユーザからの指示によらず所定のタイミングで広告データを取得してユーザに提示することができる。例えば、ユーザPC3のユーザが広告を提供している広告サーバ8にアクセスし、広告サーバ8を通じて広告表示を望む企業、団体などと契約を結ぶ。この契約によって広告対象データ15cにはアクセス対象とする広告用のホームページのアドレスやアクセスのタイミングなどが登録される。エージェント機能は、ネットサーフィン中に広告対象データ15cに応じて契約主のホームページなどに定期的にアクセスし、ユーザの意志とは関係なく広告ページをブラウザ画面に表示させる。また、エージェントコントロール部32は、広告部52によって取得した広告のメッセージデータをもとに、メッセージ出力部38によりキャラクタメッセージとして広告メッセージを出力させることができる。
【0129】
また、エージェントサービスサーバ5には、ユーザPC3に対して広告を配信する広告部60が設けられる。広告部60は、広告用のWebページを持たない広告主に代わって広告をユーザPC3に提供することができ、予め広告用のデータが広告データ25fとして用意されている。この場合、ユーザPC3上のエージェント機能(広告部52)は、エージェントサービスサーバ5に対して広告表示の契約を行っている広告主の広告データ25fにアクセスすることで広告を表示させることができる。
【0130】
次に、エージェント機能による広告表示の処理について、図24に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、エージェント機能(広告部52)は、エージェントデータ15b(エージェント性格データ33)と各種状況の変化に応じて広告元(広告サーバ8あるいはエージェントサービスサーバ5の広告部60)にアクセスするタイミングと広告対象を選択し(ステップL1)、その広告元の広告対象とするWebページにアクセスする(ステップL2)。例えば、広告対象データ15cによって指定されるアドレスとタイミングを示すデータに従って、ユーザの指示に応じたネットサーフィン中に定期的に広告用のホームページにアクセスする。また、エージェント性格データに従ってアクセスするタイミングを決定することもでき、例えば「元気度」「勤勉度」パラメータの値が高い場合にはアクセス回数を多くするといったこともできる。
【0131】
広告元にアクセスすることでWebページデータを取得すると、広告部52は、このデータに応じてブラウザ画面を表示させて広告内容をユーザに強制的に見せる(ステップL3)。また、広告部52は、広告元よりWebページデータ以外にアイテムデータを取得した場合には、記憶装置15にエージェントデータのアイテムデータとして記憶させると共に(図5(d))、このアイテムデータをもとにキャラクタコントロール部37、メッセージ出力部38によりキャラクタをコントロールして表示させる(ステップL5)。ここでは、アイテムデータのメッセージをもとにキャラクタメッセージとして広告メッセージを表示させたり、アイテムデータのパーツをもとにエージェントキャラクタに広告に関するパーツを付加して表示させることができる。
【0132】
図25(a)には、広告表示された状態の表示画面の一例を示している。図25(a)に示す広告用ブラウザ画面には、広告元にアクセスすることによって取得したWebページが表示されている。また、広告内容が「トマトジュース」に関するもので、アイテムデータとして飲み物を表すパーツと「このジュース、うまぁい!」のメッセージデータが取得されたものとする。この場合、エージェントキャラクタは、図25(a)に示すように、エージェントキャラクタが飲み物を持って飲んでいるように表示させ、飲んだ感想「このジュース、うまぁい!」といったメッセージを表示させることで、エージェントキャラクタを通じてユーザに対して購買意欲を喚起させることができる。また、広告商品のアイテムをコレクションとして保持することができるため、ユーザのコレクターとしての興味を持たせると共に広告効果を向上させることができる。
【0133】
図25(b)には、別の広告表示のパターンの一例を示している。図25(b)に示すパターンでは、広告主が表示要求しているメッセージのみを例えばキャラクタメッセージによって表示させる。なお、ブラウザ画面中にメッセージを表示させるようにしても良い。ここで表示されるメッセージは、広告用のWebページとリンクが張られている。従って、この広告メッセージの部分をユーザがマウスなどを操作してクリックすることで、図25(a)に示すようにしてブラウザ画面中に広告用のWebページを表示させることができる。すなわち、ユーザの意志によって広告ページを表示させるか否かを選択することができる。これにより、広告用のWebページを強制的に表示させることによりユーザのネットサーフィンの妨げとなることを回避することができる。
【0134】
なお、前述した説明では、広告元と契約を結ぶことで広告対象データ15cにアクセス対象とする広告用のホームページのアドレスなどが登録されるものとしているが、ユーザが意図的に特定の分野を示すデータを登録することで、エージェント機能によって該当するWebページなどのデータを取得するようにしても良い。例えば、就職活動のために特定分野の系統の会社を指定することで、エージェント機能は、指定された系統の会社の就職に関するWebページ(会社紹介や社員募集などのページ)を単語データベース15aなどを参照して探索してブラウザ画面において表示させる。また、契約している広告元が社員募集などを行っている場合には、商品広告の場合と同様にして社員募集のWebページをエージェント機能によってアクセスさせるようにしても良い。さらに、エージェントサービスサーバ5においてユーザが選択可能な特定の分野ごとに広告サーバ8やサーバ9からユーザPC3に対して通知を要求する情報を登録できるようにしておき、エージェント機能(エージェントコントロール部32)は、広告対象データ15cに登録された特定の分野の情報についてエージェントサービスサーバ5に対してアクセスして、該当する情報を取得するようにもできる。
【0135】
また、前述した説明では、エージェント機能が単に広告用のWebページにアクセスしてブラウザ画面に表示させるものとしているが、Webページの提供者側(広告主など)がエージェント機能に対して意図的に所定の動作を起こさせるようにしても良い。
【0136】
例えば、Webページを定義する例えばHTMLにより記述されたWebページデータに、エージェント機能だけが認識できるオリジナルのタグを埋め込む。例としては、「<body>???・・・・</body>」の記述中の「???」の部分にエージェント機能に対して所定の動作をさせることを指示するオリジナルのタグを埋め込んでおく。所定の動作としては、エージェントキャラクタに所定のキャラクタメッセージを出力させる、エージェントキャラクタに所定の動作(アニメーション)をさせる、ユーザPC3の表示画面中のマウスカーソル及びクリックのコントロール、所定のリンク先に自動アクセスさせるといった動作がある。マウスカーソル及びクリックのコントロールでは、ある特定のオリジナルダグがWebページデータに記述されていると、エージェント機能は、そのタグが示すブラウザ画面中の座標位置付近で「ここになにかあるよ」といったキャラクタメッセージを表示させたり、マウスカーソルをユーザの操作とは無関係にオリジナルタグの位置まで移動させて自動的にクリックさせたりといった動作を実行させる。また、特定のオリジナルダグがあると、ランダムでエージェント機能がそのホームページの開設者に対してエージェントメールの機能によりメールを作成して送信するといったことができる。
【0137】
なお、前述した説明においては、エージェント機能の個性について、説明を簡単にするためにエージェントパラメータ中の特定のパラメータごと(「役立つ度」「勤勉度」「親密度」「自立度」など)に、数値が高い場合あるいは低い場合の例をあげているが、各パラメータの数値の組み合わせ(エージェントパラメータ全体)によってエージェント機能の個性が決められるものとする。
【0138】
また、前述した実施形態におけるエージェント機能を実現するためのエージェントプログラムは、各種コンピュータにおいて実行させることのできるプログラムとして、例えば磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで提供することができる。また、通信媒体により伝送して各種装置に提供することも可能である。コンピュータは、記録媒体に記録されたエージェントプログラムを読み込み、または通信媒体を介してエージェントプログラムを受信し、このプログラムによって動作が制御されることにより、上述したエージェント機能を実現するための処理を実行する。
【0139】
また、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、前述した実施形態の内容、すなわちユーザPC3で動作するエージェント機能やエージェントサービスサーバ5で実行される機能は可能な限り適宜組み合わせて実施しても良い。前述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜の組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、効果が得られるので有れば、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0140】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、ブラウザ機能によりWebページを閲覧するだけでなく、ユーザによるブラウザの利用を積極的に補助(アシスト)するために、ユーザからの指示によらずブラウザ機能の使用に伴って、ブラウジングの対象となっているページデータの属性に応じた処理の処理結果、情報検索を外部に依頼することにより取得した検索結果、広告元にアクセスすることにより得られた広告のデータなどを、キャラクタ画像を通じて出力させることができる。また、ブラウザ機能を利用してWebページを閲覧するだけでなく、ユーザからの指示によらずブラウザ機能の使用に伴って、他のユーザ(ブラウジングアシスト装置)との間での情報交換やメール送信を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態におけるネットワークシステムの構成を示すブロック図。
【図2】本発明の実施の形態に係わるユーザPC3の電子回路の構成を示すブロック図。
【図3】ブラウザ画面及びエージェントキャラクタを説明するための図。
【図4】エージェント機能を実行する際に使用される単語データベース15aのデータ構造の一例を示す図。
【図5】エージェント機能を実行する際に使用されるエージェントデータ15bのデータ構造の一例を示す図。
【図6】本実施形態に係わるエージェントサービスサーバ5の電子回路の構成を示すブロック図。
【図7】エージェント基本機能を実現するためのユーザPC3の機能構成を示すブロック図。
【図8】エージェント基本機能の動作について説明するフローチャート。
【図9】テキスト中の単語のカテゴリを解析する処理を示すフローチャート。
【図10】テキスト中に用いられている単語の単語パラメータを解析する処理を示すフローチャート。
【図11】Webページデータに対する解析手順と解析結果(解析データ)の蓄積手順を示すフローチャート。
【図12】Webページデータを用いて具体例を示す図。
【図13】情報検索機能を実現するためのシステム構成を示すブロック図。
【図14】エージェント機能が情報検索を依頼して検索結果をエージェントキャラクタによりユーザに提示する処理を示すフローチャート。
【図15】エージェント機能による情報交換機能を実現するためのエージェントサービスサーバ5の機能構成を示すブロック図。
【図16】ユーザPC3におけるエージェントミィーティングの処理を示すフローチャート。
【図17】エージェントサービスサーバ5におけるエージェントミィーティングの処理を示すフローチャート。
【図18】ユーザPC3においてブラウザ画面中で参照することができるミィーティングスペースの様子の一例を示す図。
【図19】第1形態によってエージェントメールを実行する際の概念図を示す図。
【図20】第1形態によるエージェントメール(エージェントサービスサーバ5)の動作を示すフローチャート。
【図21】エージェントメールを実現するユーザPC3上で動作するエージェント機能の構成を示すブロック図。
【図22】第2形態によるエージェントメール(メール部50)の動作を示すフローチャート。
【図23】エージェント機能による広告機能を実現するための機能構成を示すブロック図。
【図24】エージェント機能による広告表示の処理について示すフローチャート。
【図25】広告表示された状態の表示画面の一例を示す図。
【符号の説明】
1…インターネット
3…ユーザPC
5…エージェントサービスサーバ(ホームサーバ)
7…情報検索サーバ
8…広告サーバ
9…サーバ
10…CPU
11…表示装置
12…入力装置
13…通信装置
14…メモリ
14b…Webブラウザプログラム
14c…エージェントプログラム
15…記憶装置
15a…単語データベース
15b…エージェントデータ
24b…エージェントサービスプログラム
25a…ユーザ別単語データベース
25b…ユーザ別エージェントデータベース
30…エージェント機能
32…エージェントコントロール部
33…エージェント性格データ
34…Webページ解析データ
35…過去ログ解析データ
36…メッセージ部
36a…AI部
36b…メッセージデータ
37…キャラクタコントロール部
38…メッセージ出力部
39…ユーザ応答入力部
40…検索部
42…送受信部
43…解析実行部
45…データベースアクセス部
47…エージェントミィーティング部
48…エージェントメール部
50…メール部
52…広告部
54…アイテムデータ
60…広告部

Claims (9)

  1. ネットワークを通じて情報を受信してブラウザ画面において表示させるブラウザ機能を補助するエージェント機能を提供するブラウジングアシスト装置であって、
    前記エージェント機能による補助のもとで前記ブラウザ機能によって受信された情報に含まれる単語を解析して得られるどのような内容であるかを示す解析情報と、前記情報の提供元を示すアドレスとを含む解析データを生成する情報解析手段と、
    前記情報解析手段によって生成された解析データを記憶する解析データ記憶手段と、
    前記エージェント機能の性格を示すエージェントパラメータと情報交換の相手との情報交換のしやすさを示す親密度パラメータとを含む、前記エージェント機能が前記ブラウザ機能を補助する処理の特徴を定義するエージェント性格データを保持する保持手段と、
    前記保持手段に保持された前記エージェント性格データに応じて情報交換機能を有するサーバ装置にアクセスする実行タイミングを決定し、この実行タイミングに応じて前記サーバ装置にネットワークを介してアクセスし、前記解析データ記憶手段により記憶された解析データと前記ブラウザ機能によって受信された情報とを含む交換対象とする情報を前記サーバ装置に対して送信すると共に、前記サーバ装置から他のブラウジングアシスト装置から送信された交換対象とする情報を受信する情報交換処理手段と、
    前記ブラウザ機能によって表示された前記情報交換処理手段により受信された情報に対するユーザの応答、あるいは前記ブラウザ機能によってブラウザ画面に表示される内容の少なくとも何れかに応じて、前記情報交換処理手段による情報交換のための動作の実行タイミングが変化するように前記保持手段によって保持された前記エージェント性格データを変更する変更手段と、
    前記ブラウザ機能により表示されるブラウザ画面にキャラクタ画像を付加して表示させるキャラクタ表示手段と、
    前記保持手段に保持された前記エージェント性格データと前記情報解析手段により解析された前記解析情報とをもとに、前記キャラクタ表示手段により表示されるキャラクタを動作させると共に、このキャラクタ画像を通じて前記情報交換処理手段により受信した情報を出力させるキャラクタ制御手段と
    を具備したことを特徴とするブラウジングアシスト装置。
  2. 前記キャラクタ制御手段によって出力される情報に対する応答を入力する応答入力手段と、
    前記応答入力手段によって入力された応答に応じて、前記保持手段により保持されたエージェント性格データを変更することを特徴とする請求項1記載のブラウジングアシスト装置。
  3. ネットワークを通じて情報を受信してブラウザ画面において表示させるブラウザ機能を補助するエージェント機能を提供するブラウジングアシスト装置が複数接続されるサーバ装置において、
    前記複数のブラウジングアシスト装置から送信されたデータを受信して、前記ブラウジングアシスト装置別に記憶するデータ記憶手段と、
    前記ブラウジングアシスト装置別に他のブラウジングアシスト装置との情報交換のしやすさを示す親密度パラメータを記憶する親密度パラメータ記憶手段と、
    前記複数のブラウジングアシスト装置のそれぞれに対して送信するメールを保存するためのメール保存手段と、
    前記複数のブラウジングアシスト装置のそれぞれにおける、情報交換のための動作の実行タイミングを制御するために利用されるデータであって、前記エージェント機能の性格を示すエージェントパラメータを含む、前記エージェント機能が前記ブラウザ機能を補助する処理の特徴を定義するエージェント性格データを保持する保持手段と、
    前記保持手段に保持された各ブラウジングアシスト装置に対応する前記エージェント性格データに基づいて、メールを送信する実行タイミングを決定する第1の決定手段と、
    前記親密度パラメータ記憶手段に記憶された親密度パラメータをもとにメールの送信先とするブラウジングアシスト装置を決定する第2の決定手段と、
    前記データ記憶手段によって記憶されたデータをもとに、前記第2の決定手段によって決定されたブラウジングアシスト装置に対して送信するメールを作成するメール作成手段と、
    前記メール作成手段によって作成されたメールを、前記第1の決定手段により決定されたタイミングで前記送信先とするブラウジングアシスト装置に対するメールとして前記メール保存手段により保存させるメール送信手段と
    を具備したことを特徴とするサーバ装置。
  4. 前記データ記憶手段は、複数の単語のデータが登録された単語データベースを含み、
    前記メール作成手段は、前記保持手段に保持されたデータに基づいて、前記単語データベースに登録された単語をもとにメールを作成することを特徴とする請求項3記載のサーバ装置。
  5. ネットワークを通じて情報を受信してブラウザ画面において表示させるブラウザ機能を補助するエージェント機能を提供するブラウジングアシスト装置であって、
    前記エージェント機能による補助のもとで前記ブラウザ機能によって受信された情報に含まれる単語を解析して得られるどのような内容であるかを示す解析情報と、前記情報の提供元を示すアドレスとを含む解析データを生成する情報解析手段と、
    前記情報解析手段によって生成された解析データを記憶する解析データ記憶手段と、
    前記エージェント機能の性格を示すエージェントパラメータと情報交換の相手との情報交換のしやすさを示す親密度パラメータとを含む、前記エージェント機能が前記ブラウザ機能を補助する処理の特徴を定義するエージェント性格データを保持する保持手段と、
    前記保持手段に保持された前記エージェント性格データに応じて、メールを送信するタイミングと送信相手とするブラウジングアシスト装置を決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定された送信相手とするブラウジングアシスト装置に対するメールを、前記情報解析手段により解析された解析情報と前記保持手段に保持された前記エージェント性格データをもとに作成するメール作成手段と、
    前記メール作成手段によって作成されたメールを、前記決定手段により決定されたタイミングで前記送信相手に対して送信するメール送信手段と、
    前記ブラウザ機能によって表示された情報に対するユーザの応答、あるいは前記ブラウザ機能によってブラウザ画面に表示される内容の少なくとも何れかに応じて、メール送信の実行タイミングが変化するように前記保持手段によって保持された前記エージェント性格データを変更する変更手段と
    を具備したことを特徴とするブラウジングアシスト装置。
  6. メールを受信するメール受信手段と、
    ブラウザ画面にキャラクタ画像を付加し、前記保持手段に保持された前記エージェント性格データと前記情報解析手段により解析された前記解析情報とをもとに、前記キャラクタ画像を動作させると共に、前記キャラクタ画像を通じて前記メール受信手段により受信されたメールを出力させるキャラクタ制御手段と
    を具備したことを特徴とする請求項5記載のブラウジングアシスト装置。
  7. ネットワークを通じて情報を受信してブラウザ画面において表示させるブラウザ機能を補助するためのプログラムが記録された記録媒体であって、
    コンピュータを、
    前記エージェント機能による補助のもとで前記ブラウザ機能によって受信された情報に含まれる単語を解析して得られるどのような内容であるかを示す解析情報と、前記情報の提供元を示すアドレスとを含む解析データを生成する情報解析手段と、
    前記情報解析手段によって生成された解析データを記憶する解析データ記憶手段と、
    前記エージェント機能の性格を示すエージェントパラメータと情報交換の相手との情報交換のしやすさを示す親密度パラメータとを含む、前記エージェント機能が前記ブラウザ 機能を補助する処理の特徴を定義するエージェント性格データを保持する保持手段と、
    前記保持手段に保持された前記エージェント性格データに応じて情報交換機能を有するサーバ装置にアクセスする実行タイミングを決定し、この実行タイミングに応じて前記サーバ装置にネットワークを介してアクセスし、前記解析データ記憶手段により記憶された解析データと前記ブラウザ機能によって受信された情報とを含む交換対象とする情報を前記サーバ装置に対して送信すると共に、前記サーバ装置から他のブラウジングアシスト装置から送信された交換対象とする情報を受信する情報交換処理手段と、
    前記ブラウザ機能によって表示された前記情報交換処理手段により受信された情報に対するユーザの応答、あるいは前記ブラウザ機能によってブラウザ画面に表示される内容の少なくとも何れかに応じて、前記情報交換処理手段による情報交換のための動作の実行タイミングが変化するように前記保持手段によって保持された前記エージェント性格データを変更する変更手段と、
    前記ブラウザ機能により表示されるブラウザ画面にキャラクタ画像を付加して表示させるキャラクタ表示手段と、
    前記保持手段に保持された前記エージェント性格データと前記情報解析手段により解析された前記解析情報とをもとに、前記キャラクタ表示手段により表示されるキャラクタを動作させると共に、このキャラクタ画像を通じて前記情報交換処理手段により受信した情報を出力させるキャラクタ制御手段として機能させるためのプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  8. ネットワークを通じて情報を受信してブラウザ画面において表示させるブラウザ機能を補助するエージェント機能を提供するブラウジングアシスト装置が複数接続されるサーバ装置を制御するためのプログラムが記録された記録媒体であって、
    コンピュータを、
    前記複数のブラウジングアシスト装置から送信されたデータを受信して、前記ブラウジングアシスト装置別に記憶するデータ記憶手段と、
    前記ブラウジングアシスト装置別に他のブラウジングアシスト装置との情報交換のしやすさを示す親密度パラメータを記憶する親密度パラメータ記憶手段と、
    前記複数のブラウジングアシスト装置のそれぞれに対して送信するメールを保存するためのメール保存手段と、
    前記複数のブラウジングアシスト装置のそれぞれにおける、情報交換のための動作の実行タイミングを制御するために利用されるデータであって、前記エージェント機能の性格を示すエージェントパラメータを含む、前記エージェント機能が前記ブラウザ機能を補助する処理の特徴を定義するエージェント性格データを保持する保持手段と、
    前記保持手段に保持された各ブラウジングアシスト装置に対応する前記エージェント性格データに基づいて、メールを送信する実行タイミングを決定する第1の決定手段と、
    前記親密度パラメータ記憶手段に記憶された親密度パラメータをもとにメールの送信先とするブラウジングアシスト装置を決定する第2の決定手段と、
    前記データ記憶手段によって記憶されたデータをもとに、前記第2の決定手段によって決定されたブラウジングアシスト装置に対して送信するメールを作成するメール作成手段と、
    前記メール作成手段によって作成されたメールを、前記第1の決定手段により決定されたタイミングで前記送信先とするブラウジングアシスト装置に対するメールとして前記メール保存手段により保存させるメール送信手段として機能させるためのプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  9. ネットワークを通じて情報を受信してブラウザ画面において表示させるブラウザ機能を補助するエージェント機能を提供するためのプログラムが記録された記録媒体であって、
    コンピュータを、
    前記エージェント機能による補助のもとで前記ブラウザ機能によって受信された情報に含まれる単語を解析して得られるどのような内容であるかを示す解析情報と、前記情報の 提供元を示すアドレスとを含む解析データを生成する情報解析手段と、
    前記情報解析手段によって生成された解析データを記憶する解析データ記憶手段と、
    前記エージェント機能の性格を示すエージェントパラメータと情報交換の相手との情報交換のしやすさを示す親密度パラメータとを含む、前記エージェント機能が前記ブラウザ機能を補助する処理の特徴を定義するエージェント性格データを保持する保持手段と、
    前記保持手段に保持された前記エージェント性格データに応じて、メールを送信するタイミングと送信相手とするブラウジングアシスト装置を決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定された送信相手とするブラウジングアシスト装置に対するメールを、前記情報解析手段により解析された解析情報と前記保持手段に保持された前記エージェント性格データをもとに作成するメール作成手段と、
    前記メール作成手段によって作成されたメールを、前記決定手段により決定されたタイミングで前記送信相手に対して送信するメール送信手段と、
    前記ブラウザ機能によって表示された情報に対するユーザの応答、あるいは前記ブラウザ機能によってブラウザ画面に表示される内容の少なくとも何れかに応じて、メール送信の実行タイミングが変化するように前記保持手段によって保持された前記エージェント性格データを変更する変更手段として機能させるためのプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2003196066A 2003-07-11 2003-07-11 ブラウジングアシスト装置、サーバ装置、プログラムが記録された記録媒体 Expired - Lifetime JP3973607B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003196066A JP3973607B2 (ja) 2003-07-11 2003-07-11 ブラウジングアシスト装置、サーバ装置、プログラムが記録された記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003196066A JP3973607B2 (ja) 2003-07-11 2003-07-11 ブラウジングアシスト装置、サーバ装置、プログラムが記録された記録媒体

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000167954A Division JP3501729B2 (ja) 2000-06-05 2000-06-05 ブラウジングアシスト装置、プログラムが記録された記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004062895A JP2004062895A (ja) 2004-02-26
JP3973607B2 true JP3973607B2 (ja) 2007-09-12

Family

ID=31944730

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003196066A Expired - Lifetime JP3973607B2 (ja) 2003-07-11 2003-07-11 ブラウジングアシスト装置、サーバ装置、プログラムが記録された記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3973607B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004062895A (ja) 2004-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5453347B2 (ja) 汎用検索インターフェースシステム及び方法
Levene An introduction to search engines and web navigation
US20040215608A1 (en) Search engine supplemented with URL's that provide access to the search results from predefined search queries
US6973478B1 (en) Autonomous local assistant for managing business processes
US7840648B1 (en) Web-page authoring tool for automatic enrollment in advertising program
US20070106627A1 (en) Social discovery systems and methods
US20060195442A1 (en) Network promotional system and method
US20100114874A1 (en) Providing search results
US20060195461A1 (en) Method of operating crosslink data structure, crosslink database, and system and method of organizing and retrieving information
TW201118620A (en) Systems and methods for providing advanced search result page content
EP1708106A1 (en) Associating advertisement information with network-based content locations
JP5425613B2 (ja) 広告料を分配する広告管理サーバ、方法及びシステム
JP2017054176A (ja) 決定装置、決定方法および決定プログラム
JP2008102629A (ja) コミュニティ形成システム
JP2010524116A (ja) 登録された友達リストを移動するサイバーペットを媒介にして新しい友達をつくることができるインスタントメッセンジャーシステム、及びその提供方法
JP3501729B2 (ja) ブラウジングアシスト装置、プログラムが記録された記録媒体
US9208174B1 (en) Non-language-based object search
US20100131541A1 (en) Simultaneous searching using multiple search engines via client application
US12045300B2 (en) Optimized artificial intelligence search system and method for providing content in response to search queries
JP3973607B2 (ja) ブラウジングアシスト装置、サーバ装置、プログラムが記録された記録媒体
JP2004110780A (ja) ブラウジングアシスト装置、プログラムが記録された記録媒体
Chambers Search engine strategies: a model to improve website visibility for SMME websites
Halavais How search shaped and was shaped by the web
JP5345589B2 (ja) ビデオゲーム制御サーバ、およびビデオゲーム制御プログラム
CN101743543A (zh) 操作信息检索系统的方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20060609

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060718

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060915

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070522

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070612

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3973607

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100622

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100622

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110622

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120622

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120622

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130622

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130622

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130622

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term