JP3972766B2

JP3972766B2 - Head protection airbag device

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Publication number: JP3972766B2
Application number: JP2002232714A
Authority: JP
Inventors: 哲也尾方; 雅夫木野
Original assignee: Toyoda Gosei Co Ltd
Current assignee: Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date: 2002-08-09
Filing date: 2002-08-09
Publication date: 2007-09-05
Anticipated expiration: 2022-08-09
Also published as: JP2004067045A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の車内側における窓の上縁側に折り畳まれて収納されて、膨張用ガスの流入時に、窓と、窓に隣接するピラー部と、の車内側を覆うように、下方へ展開膨張するエアバッグを備える構成の頭部保護エアバッグ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術とその課題】
従来、上記構成の頭部保護エアバッグ装置としては、特開２０００−１３５９６０等に示す構成のものがあった。この頭部保護エアバッグ装置では、エアバッグの後端側に、エアバッグの展開膨張時にリヤピラー部の車内側を覆うこととなる端側膨張部が、配設されていた。
【０００３】
通常、ピラー部の車内側には、ピラーガーニッシュが、窓ガラスよりも車内側に突出するように、配設されている。そして、特に、センターピラー部やリヤピラー部の車内側には、通常、座席が配置されることとなり、これらのピラー部付近では、エアバッグは、ピラーガーニッシュと座席との間の小さな隙間に、展開させる必要があった。
【０００４】
しかし、上記構成の頭部保護エアバッグ装置では、ピラー部の車内側を覆う端側膨張部の形状や、展開状態について、何ら開示されていなかった。
【０００５】
本発明は、上述の課題を解決するものであり、エアバッグの車両前後方向における端部側に配設される端側膨張部を、ピラー部の車内側における狭い隙間に、円滑に、膨張させた状態で配置させることが可能な頭部保護エアバッグ装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る頭部保護エアバッグ装置は、車両の車内側における窓の上縁側に折り畳まれて収納されて、膨張用ガスの流入時に、窓と、窓に隣接するピラー部と、の車内側を覆うように、下方へ展開膨張するエアバッグを備えて構成され、
エアバッグが、膨張用ガスを流入させて展開膨張する膨張流入部を備えるとともに、膨張完了時の上縁側に、エアバッグを窓の上縁側に固定させる取付部を前後方向に沿って複数個備える構成とされ、
膨張流入部が、エアバッグの展開膨張時にリヤピラー部の車内側を覆うように、膨張流入部の後端側の領域内に配設される端側膨張部、を備える構成の頭部保護エアバッグ装置において、
膨張流入部が、端側膨張部の前端側に隣接して配設される隣接膨張部を備え、
隣接膨張部が、上端側から膨張用ガスを流入させて上下方向に棒状に膨らむ構成とされ、
端側膨張部の下端付近に、隣接膨張部と連通されて、膨張用ガスを、端側膨張部における下端側から上端側に向かって流入させる流入口部が、配設され、
エアバッグが、隣接膨張部の上方となる位置に取付部を配設させて、隣接膨張部の上端側を窓の上縁側に固定させた構成とされるとともに、端側膨張部の部位を、流入口部付近の車両前方側となる隣接膨張部の部位において、上下方向に沿う折目を配設させて、エアバッグの中央側に接近させるように折り返した後、下縁側を上縁側に接近させるように、折り畳まれて、収納されていることを特徴とする。
【０００７】
頭部保護エアバッグ装置を上記のような構成とすれば、膨張流入部の端部側に配設されて、膨張用ガスの下流端側となる端側膨張部は、エアバッグの展開膨張の初期段階で、端側膨張部より膨張用ガスの上流側に配設される部位の展開膨張に伴って、膨張用ガスを流入させない薄い板状の状態で、折りを解消するように、下方へ展開し、上流側部位の膨張後に、流入口部から、膨張用ガスを流入させて、厚さを増すように膨張することとなる。そのため、ピラー部の車内側に座席が配設されて、端側膨張部を、ピラーガーニッシュと座席との間の小さな隙間に展開させる場合にも、エアバッグの膨張初期段階において、薄い板状の状態で展開させることから、その小さな隙間に確実に展開させて、ピラー部の車内側を覆うように、配置させることができる。そして、展開後に、流入口部から膨張用ガスを流入させることから、エアバッグの膨張完了段階においては、端側膨張部を、クッション性を良好にするように、厚く膨張させることができる。
【０００８】
従って、本発明の頭部保護エアバッグ装置では、エアバッグの車両前後方向における端部側に配設される端側膨張部を、ピラー部の車内側における小さな隙間に、円滑に、膨張させた状態で配置させることができる。
【００１０】
また、本発明の頭部保護エアバッグ装置では、エアバッグにおける端側膨張部の部位を、流入口部付近の車両前方側となる隣接部の部位において、上下方向に沿う折目を配設させて、エアバッグの中央側に接近させるように折り返した後、エアバッグを、下縁側を上縁側に接近させるように、折り畳んでいることから、収納時におけるエアバッグの前後方向の収納スペースを小さくすることが可能となり、ピラー部の上部側の近傍に、例えば、車両の左右方向に沿って配設される後壁部が配置されている場合等、エアバッグの収納スペースを確保し難い場合にも、エアバッグを、ピラー部の上部側付近に、収納することができる。
【００１１】
そして、本発明の頭部保護エアバッグ装置では、膨張用ガスの上流側の部位が膨張を略完了させれば、端側膨張部が、非膨張の状態で展開し、次いで、流入口部からの膨張用ガスの流入に伴って、折り返されていた折目を下端側から解消しつつ、下端側から膨張することとなる。すなわち、端側膨張部は、ピラー部の車内側における隙間が小さくとも、下端側から、小さな隙間に割り込ませるように、円滑に侵入させて膨張することができる。そのため、端側膨張部を折り返して収納する構成であっても、端側膨張部により、ピラー部の車内側を、円滑に、覆うことができる。
【００１２】
さらに、上記構成の頭部保護エアバッグ装置において、端側膨張部が、エアバッグにおける中央側の部位の車内側に位置するように、折り返されている構成とすることが好ましい。
【００１３】
頭部保護エアバッグ装置を上記のような構成とすれば、エアバッグの膨張初期段階において、端側膨張部の下端側が、折り返されていた折目を解消しつつ膨張する際、端側膨張部の側方の外縁部が、折り返し時における端側膨張部の車外側に位置したエアバッグの部位の車内側で、折り返されていた折目付近を中心として回転するように展開して、ピラー部の車内側を覆い、そして、流入口部から膨張用ガスを流入させて膨張することとなる。そのため、ピラー部の車内側を覆うピラーガーニッシュに、ベルトアンカー等の内装品が、車内側に突出するように配設されている場合にも、端側膨張部の側方の外縁部が、ベルトアンカー等に干渉しない。その結果、端側膨張部を、ベルトアンカー等の内装品を配設させているピラー部の車内側に、円滑に、膨張させた状態で配置させることが可能となる。
【００１４】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【００１５】
図１に示す頭部保護エアバッグ装置Ｍは、ダブルキャブ車Ｖに搭載されるものであり、エアバッグ１６、展開膨張するエアバッグ１６を下方へ案内するガイド部材４５、インフレーター５１、及び、エアバッグカバー１３、を備えて構成されている。
【００１６】
なお、ダブルキャブ車Ｖは、乗員が着座する前席・後席シートの側方に配置されて車両側面に位置するサイドウィンドとしての窓ＳＷ（ＳＷ１・ＳＷ２）を備えるとともに、窓ＳＷ２の後方側で窓ＳＷ２と略直交するように配置される後壁部１０を備えて構成されている。さらに、このダブルキャブ車Ｖは、窓ＳＷ１の前方側で窓ＳＷ１と隣接し、ルーフサイドレール部ＲＲから斜め下方に延びて、略上下方向に配設されるフロントピラー部ＦＰ、窓ＳＷ１・ＳＷ２間でルーフサイドレール部ＲＲから下方に延びるセンターピラー部ＣＰ、及び、窓ＳＷ２と後壁部１０との間で窓ＳＷ２と隣接し、ルーフサイドレール部ＲＲから下方に延びるリヤピラー部ＲＰ、を備えて構成されている。なお、窓ＳＷ１は、前席ＳＥ１の側方に配置されて、実施形態の場合には、フロントドアの窓としており、窓ＳＷ２は、後席ＳＥ２の側方に配置されて、実施形態の場合には、リヤドアの窓としている。また、実施形態の場合、センターピラー部ＣＰ及びリヤピラー部ＲＰの車内側には、それぞれ、前・後席ＳＥ１・ＳＥ２の背もたれ部が配設されることとなる。
【００１７】
各ピラー部ＦＰ・ＣＰ・ＲＰには、それぞれ、車体（ボディ１）側の板金製のインナパネル２を覆うように、合成樹脂製のピラーガーニッシュ５・７・８が、車内側Ｉに、配設されている（図１・４参照）。また、ルーフサイドレール部ＲＲにおいても、車内側Ｉでは、インナパネル２を覆うように、合成樹脂製のルーフヘッドライニング６が、配設されている（図１〜３参照）。
【００１８】
また、後壁部１０は、図１に示すように、上部に、リヤウィンドＲＷを配設させて、車体（ボディ１）側の板金製のリヤパネル１１と、リヤパネル１１の車内側を覆う合成樹脂製のリヤトリム１２と、を備えて構成されている。なお、後壁部１０の上端側は、天井側から延びるルーフヘッドライニング６に覆われている。
【００１９】
そして、エアバッグカバー１３は、実施形態の場合、フロントピラーガーニッシュ５とルーフヘッドライニング６との下縁５ａ・６ａから構成されている。エアバッグカバー１３は、折り畳まれて収納されたエアバッグ１６の車内側Ｉを覆うように配設されるとともに、展開膨張時のエアバッグ１６を車内側Ｉへ突出可能とするために、図２・３の二点鎖線で示すごとく、エアバッグ１６に押されて車内側Ｉに開くように、構成されている。
【００２０】
エアバッグ１６は、図１〜３に示すように、センターピラー部ＣＰを跨いで、窓ＳＷ（ＳＷ１・ＳＷ２）の車内側Ｉの上縁側に、折り畳まれて収納されている。そして、エアバッグ１６は、図１・５・８に示すように、窓ＳＷ１・ＳＷ２と、窓ＳＷ１・ＳＷ２に隣接するセンターピラー部ＣＰ・リヤピラー部ＲＰと、の車内側を覆い可能なエアバッグ本体１７と、エアバッグ本体１７内に配設されてエアバッグ本体１７内への膨張用ガスの流入方向を規制するインナチューブ３８と、エアバッグ本体１７の下縁１７ｂ側に配設されてガイド部材４５と連結される連結部材４１と、を備えて構成されている。
【００２１】
エアバッグ本体１７は、ポリアミド糸やポリエステル糸等を利用した袋織りによって、形成されている。そして、エアバッグ本体１７は、インフレーター５１からの膨張用ガスを流入させて車内側壁部１８ａと車外側壁部１８ｂとを離すようにして膨張するガス流入部１８と、膨張用ガスを流入させない非流入部３１と、から構成されている。
【００２２】
ガス流入部１８は、膨張用ガスＧを流入させて、窓ＳＷ１・ＳＷ２と、センターピラー部ＣＰ・リヤピラー部ＲＰと、の車内側Ｉを覆うように展開膨張する膨張流入部１９と、供給路部２９と、を備えて構成されている。
【００２３】
供給路部２９は、エアバッグ本体１７の上縁１７ａ側に位置して、前後方向に延びるように配設されている。そして、供給路部２９の前後方向の中間部位には、上方へ円筒状に突出して、インフレーター５１と接続させる接続口部２９ａが配設されている。
【００２４】
膨張流入部１９は、供給路部２９の下方に配設されるもので、前席側方の窓ＳＷ１を覆う前席用部位２０と、後席側方の窓ＳＷ２を覆う後席用部位２１と、エアバッグ本体１７の下縁１７ｂ側において前席用部位２０と後席用部位２１とを連通する連通膨張部２７と、を備えて構成されている。前席用・後席用部位２０・２１は、それぞれ、膨張用ガスＧを流入させて上下方向に棒状に膨らむ縦膨張部２２（２２Ａ・２２Ｂ・２２Ｃ・２２Ｄ・２２Ｅ・２２Ｆ・２２Ｇ）を複数配設させて、構成されている。各縦膨張部２２は、前席用部位２０の後端側に配設される縦膨張部２２Ｄと後席用部位２１の後端側に配設される縦膨張部２２Ｇとを除いて、上端を、供給路部２９に連通されている。
【００２５】
実施形態では、後席用部位２１における後端側に配設される縦膨張部２２Ｇが、端側膨張部２４とされるもので、エアバッグ１６の展開膨張時に、リヤピラー部ＲＰ（リヤピラーガーニッシュ８）の車内側Ｉを覆うこととなる。そして、端側膨張部２４の前端側に隣接して配設される縦膨張部２２Ｆが、端側膨張部２４の膨張用ガスの上流側に配設される部位となる隣接膨張部２３とされている。
【００２６】
端側膨張部２４は、上端２４ａ側を閉塞されており、下端２４ｂ付近に、膨張用ガスＧを、下端２４ｂ側から上端２４ａ側に向かって、流入させる流入口部２５を備えている。この流入口部２５は、隣接膨張部２３の下端と、連通されている。そして、端側膨張部２４は、エアバッグ１６の展開膨張時に、流入口部２５から、膨張用ガスＧを、下端２４ｂ側から上端２４ａ側に向かって、流入させて膨張することとなる。また、実施形態では、縦側膨張部２４は、上端２４ａ側をエアバッグ本体１７の他の部位における上縁１７ａより下方に凹ませて形成されている。端側膨張部２４は、エアバッグ１６の折り畳み収納時に、後述するごとく、隣接膨張部２３の車内側に位置するように折り返されて、収納されることとなり、エアバッグ１６の展開膨張時には、端側膨張部２４は、この折り返し状態を解除するように、展開膨張することとなる。このとき、上端２４ａをエアバッグカバー１３（ルーフヘッドライニング下縁６ａ）に干渉することなく、折り返し状態から、円滑に、後方へ展開させるために、端側膨張部２４の上端２４ａは、エアバッグ本体１７の他の部位における上縁１７ａより下方に凹んで形成されている。
【００２７】
前席用部位２０の後端側に配設されている縦膨張部２２Ｄは、上端側を閉塞させ、下端側を、連通膨張部２７を介して、後席用部位２１の前端側に配設されている縦膨張部２２Ｅと連結させて、構成されている。すなわち、縦膨張部２２Ｄは、エアバッグ１６の展開膨張時に、縦膨張部２２Ｅ内に流入した膨張用ガスＧを、連通膨張部２７を介して、下端側から上端側に向かって流入させて、膨張することとなる。この縦膨張部２２Ｄは、エアバッグ１６の展開膨張時に、センターピラー部ＣＰの車内側を覆う部位である。
【００２８】
前席用部位２０の前端側に配設されている縦膨張部２２Ａの前端側における下端付近には、補助膨張部２６が、縦膨張部２２Ａに連通されて配設されている。補助膨張部２６は、縦膨張部２２Ａより、上下方向の長さ寸法を短くして、下端を縦膨張部２２Ａの下端と略一致させて、配設されている。この補助膨張部２６は、エアバッグ１６の展開膨張時において、エアバッグ本体１７の下縁１７ａ側に、前後方向に沿って発生するテンションを確保するために、配設されるものであり、エアバッグ本体１７の下端付近で前後方向の幅寸法を縮めるように膨張させることで、エアバッグ本体１７におけるガス流入部１８の容積の増大を極力抑えつつ、エアバッグ本体１７の下縁１７ａ側に、前後方向に沿って発生するテンションを増大させることとなる。
【００２９】
連通膨張部２７は、前席用部位２０の後端側に配設される縦膨張部２２Ｄの下端側と、後席用部位２１の前端側に配設される縦膨張部２２Ｅの下端側と、を連通するように、配設されている。なお、実施形態の場合、縦膨張部２２Ａ・２２Ｂ・２２Ｃは、下端側を閉塞させて構成されており、また、縦膨張部２２Ｅと縦膨張部２２Ｆとは、下端側において連通されていない構成である。
【００３０】
非流入部３１は、ガス流入部１８を囲むように、ガス流入部１８の周縁に配置される周縁部３２と、取付部３４と、板状部３５・３６と、を備えて構成されている。さらに、非流入部３１は、各縦膨張部２２を前後方向で区画する複数の厚さ規制部３３を備えている。隣接膨張部２３（縦膨張部２２Ｆ）と端側膨張部２４（縦膨張部２２Ｇ）との間に配設される厚さ規制部３３Ａは、エアバッグ本体１７の上縁１７ａ側における周縁部３２から下方に延びるように、配設されている。他の部位に配設される厚さ規制部３３は、それぞれ、エアバッグ本体１７の下縁１７ｂ側における周縁部３２から上方に延びるように、配設されている。
【００３１】
取付部３４（３４Ａ・３４Ｂ・３４Ｃ・３４Ｄ・３４Ｅ・３４Ｆ）は、図５に示すように、エアバッグ本体１７の上縁１７ａ側から上方に延びるように、前後方向に沿って複数（実施形態では、６個）配設されている。各取付部３４には、取付ボルト４９（図１・２参照）を挿通させる取付孔３４ａが設けられている。各取付部３４は、当て板４８（図１・２参照）が取り付けられ、ボルト４９を使用して、ボディ１側のインナパネル２に固定されている。なお、エアバッグ本体１７の前端側の取付部３４Ａは、板状部３５の前端に配設されており、フロントピラー部ＦＰの下部側のインナパネル２に固定されることとなる。他の取付部３４Ｂ・３４Ｃ・３４Ｄ・３４Ｅ・３４Ｆは、窓ＳＷ１・ＳＷ２周縁の上縁側におけるルーフサイドレール部ＲＲのインナパネル２に固定されている。なお、後端側に配設される取付部３４Ｆは、エアバッグ本体１７を平らに展開させた状態で、隣接膨張部２３の上方となる位置に、配設されている。
【００３２】
板状部３５・３６は、エアバッグ本体１７の全体形状を確保するとともに、ガス流入部１８の容積を少なくして、展開膨張完了までの時間を短縮させるために、配設されている。そして、板状部３５は、エアバッグ本体１７の前端側から前方に延びる略三角板形状として、先端に取付部３４Ａを配設させ、取付部３４Ａをフロントピラー部ＦＰの下部側におけるボディ１側のインナパネル２に、取付固定させている。板状部３６は、略長方形の板状として、前席用部位２０と後席用部位２１との間における供給路部２９と連通膨張部２７との間に配設されている。
【００３３】
インナチューブ３８は、供給路部２９内に配設されて、インフレーター５１から吐出される膨張用ガスＧを、前席用部位２０側と後席用部位２１側とに流入させる構成である。インナチューブ３８は、ポリアミド糸・ポリエステル糸等を使用した織布で形成されて、接続口部２９ａ内に配設されて接続口部２９ａとともにインフレーター５１に外装される略円筒形状の取付部３８ａと、本体部３８ｂと、を備えて構成されている。本体部３８ｂは、取付部３８ａと連通され、かつ、取付部３８ａと略直交するように配置されて、両端が開口されている。
【００３４】
連結部材４１は、図５に示すように、エアバッグ本体１７の下縁１７ｂ側に配設されている。連結部材４１は、図６に示すように、ポリアミド糸・ポリエステル糸等を使用した帯状の織布から構成される連結部本体４２と、連結部本体４２における輪部４２ａの内周側に配設される金属製のスリーブ４３と、から構成されている。連結部本体４２は、一端をエアバッグ本体１７の下縁１７ｂに縫着されるとともに、他端を連結部本体４２自体に縫着させて、他端側に、ガイド部材４５を摺動可能な輪部４２ａを配設させている。そして、輪部４２ａの内周面を覆うように、リング状のスリーブ４３が、配設されている。実施形態の場合、後述するごとく、ガイド部材４５を織布から形成していることから、連結部本体４１を、ガイド部材４５に対して、円滑に摺動可能とするために、金属製のスリーブ４３を配設させている構成である。なお、実施形態では、連結部本体４２の一端は、エアバッグ本体１７の下縁１７ｂにおいて、隣接膨張部２３を構成する縦膨張部２２Ｆの前方側に配置される縦膨張部２２Ｅの下端付近に、縫着されている。
【００３５】
ガイド部材４５は、ポリアミド糸・ポリエステル糸等を使用した織布から構成されて、上下方向に延びる紐状とされており、上端４５ａ側を、エアバッグ本体１７の上縁１７ａ側となる周縁部３２に縫着されて、エアバッグ本体１７と一体的に構成されている。そして、ガイド部材４５は、図１・４に示すように、リヤピラー部ＲＰを構成するインナパネル２の前縁付近において、車内側Ｉをリヤピラーガーニッシュ８の前縁８ａに覆われて、上下方向に沿って配設されることとなる。このガイド部材４５は、図１に示すように、リヤピラー部ＲＰの上方となるルーフサイドレール部ＲＲの部位から、リヤピラー部ＲＰにおける膨張完了時のエアバッグの下縁１７ｂより上方となる部位にかけて、配設されるもので、下端４５ｂを、図示しないブラケットとボルト（図符号省略）とを使用して、インナパネル２に固定させている。そして、ガイド部材４５は、エアバッグ１６の展開膨張時に、上端４５ａと下端４５ｂとの間において、連結部本体４２の輪部４２ａを摺動させて、下方移動させることとなる。すなわち、エアバッグ１６の展開膨張時に、連結部本体４２が、リヤピラーガーニッシュ８の前縁８ａを押し開くようにして、下方移動することとなる。そして、実施形態では、ガイド部材４５の下端４５ｂは、膨張を完了させたエアバッグ１６の下縁１７ｂに、連結部材４１により、車両前後方向に沿うようなテンションを発生可能な位置に、設定されている。なお、リヤピラーガーニッシュ８における前縁８ａの後部側には、エアバッグ１６の展開膨張時に、リヤピラーガーニッシュ８の前縁８ａを容易に押し開き可能とするために、ヒンジ部８ｂが、形成されている（図４参照）。
【００３６】
インフレーター５１は、図１に示すように、略円柱形状の本体部５１ａと、本体部５１ａからの膨張用ガスを下方へ導く供給パイプ５１ｂと、を備えて構成され、供給パイプ５１ｂの下端に、エアバッグ本体１７の供給路部２９における接続口部２９ａの上端を、インナチューブ３８の取付部３８ａを介して、外装させ、クランプ（図符号省略）を利用して、エアバッグ１６と連結されている。そして、インフレーター５１は、ブラケット５２とボルト５３とを利用して、センターピラー部ＣＰの上方におけるルーフサイドレール部ＲＲのインナパネル２に、車内側をルーフヘッドライニング６の下縁６ａに覆われて、取付固定されている。
【００３７】
次に、実施形態の頭部保護エアバッグ装置Ｍの車両Ｖへの搭載について説明する。まず、予めインナチューブ３８を挿入させておいたエアバッグ本体１７に、連結部材４１とガイド部材４５とを縫着させて、エアバッグ１６を製造する。その後、エアバッグ１６を折り畳む。まず、図７Ａ・７Ｂに示すように、平らに展開させたエアバッグ１６において、流入口部２５近傍の車両前方側となる隣接膨張部２３の部位に、折目Ｃ１を付けて、端側膨張部２４をエアバッグ１６の中央側に接近させるように、折り返す。このとき、端側膨張部２４は、隣接膨張部２３の車内側Ｉに位置することとなる（図７Ｂのａ参照）。次いで、図７Ｂ・７Ｃに示すように、エアバッグ本体１７の下縁１７ｂを上縁１７ａ側に接近させるように、前後方向に沿った多数の折目Ｃ２を付けて、蛇腹折りする。このとき、連結部材４１におけるスリーブ４３に、ガイド部材４５を挿入させつつ、折り畳むこととなる。そして、折り畳んだエアバッグ１６の所定箇所を、適宜、破断可能な図示しない折り崩れ防止用のラッピング材でくるんでおく。
【００３８】
その後、各取付部３４に、当て板４８を取り付ける。また、クランプを利用しつつ、接続口部２９ａにインフレーター５１を連結し、次いで、その周囲に、取付ブラケット５２を取り付け、インフレーター５１をエアバッグ１６に組み付けて、エアバッグ組付体を形成しておく。
【００３９】
その後、各取付部３４及びインフレーター５１を、取付ボルト４９・５３を使用してインナパネル２に取付固定するとともに、ガイド部材４５の下端４５ｂを、ボルトを使用してリヤピラー部ＲＰにおけるインナパネル２の所定箇所に取付固定すれば、エアバッグ組付体を車両Ｖのボディ１に取り付けることができる。
【００４０】
そして、インフレーター５１から延びる図示しないリード線を、所定のエアバッグ作動回路に接続させるとともに、フロントピラー部ＦＰでは、インナパネル２にフロントピラーガーニッシュ５を取付固定し、ルーフサイドレール部ＲＲでは、インナパネル２にルーフヘッドライニング６を取付固定し、さらに、センターピラー部ＣＰやリヤピラー部ＲＰのガーニッシュ７・８をボディ１のインナパネル２に固定すれば、頭部保護エアバッグ装置Ｍを車両Ｖに搭載することができる。
【００４１】
その後、インフレーター５１が作動されれば、膨張用ガスＧが、接続口部２９ａから膨張流入部１９の供給路部２９内に流入して、図示しないラッピング材を破断させ、さらに、各縦膨張部２２が展開膨張して、エアバッグ１６は、エアバッグカバー１３としてのフロントピラーガーニッシュ５やルーフヘッドライニング６の下縁５ａ・６ａを車内側Ｉに押して開かせ、図１・２の二点鎖線や図８の実線で示すように、窓ＳＷ１・ＳＷ２の上縁側から下方へ突出し、エアバッグ１６が、窓ＳＷ１・ＳＷ２やセンターピラー部ＣＰ・リヤピラー部ＲＰの車内側を覆うこととなる。
【００４２】
そして、実施形態の頭部保護エアバッグ装置Ｍでは、膨張流入部１９の後端側に配設されて、膨張用ガスＧの下流端側となる端側膨張部２４は、下端付近に流入口部２５を有していることから、エアバッグ１６の展開膨張の初期段階で、膨張用ガスＧの上流側に配設される隣接膨張部２３の展開膨張に伴って、膨張用ガスを流入させない薄い板状の状態で、折りを解消するように、下方へ展開する。このとき、実施形態のエアバッグ装置Ｍでは、エアバッグ１６の折り畳み収納時において、端側膨張部２４が、隣接膨張部２３の車内側Ｉに位置するように折り返されていることから、エアバッグ１６の膨張初期段階において、端側膨張部２４の下端２４ｂ側が、折り返されていた折目Ｃ１を解消しつつ膨張する際、端側膨張部２４における後方側の縁部２４ｃが、折り返し時における端側膨張部２４の車外側に位置する隣接膨張部２３の車内側Ｉで、図４の一点鎖線に示すごとく、折り返されていた折目Ｃ１付近を中心として回転するように展開して、リヤピラー部ＲＰの車内側を覆い、そして、流入口部２５から膨張用ガスＧを流入させて膨張することとなる。そのため、リヤピラー部ＲＰの車内側を覆うピラーガーニッシュ８に、図１に示すごとく、ベルトアンカーＢ等の内装品が、車内側に突出するように配設されていても、端側膨張部２４の縁部２４ｃが、ベルトアンカーＢに干渉しない。その結果、端側膨張部２４を、ベルトアンカーＢを配設させているリヤピラー部ＲＰの車内側に、円滑に、膨張させた状態で配置させることが可能となる。勿論、このような点を考慮しなければ、エアバッグ１６の端側膨張部２４を、図７Ｂのｂに示すごとく、隣接膨張部２３の車外側Ｏに位置するように、折り返す構成としてもよい。
【００４３】
そして、端側膨張部２４は、隣接膨張部２３が膨張を完了させた後となる展開後に、下端側に配設される流入口部２５からの膨張用ガスの流入に伴って、下端２４ｂ側から膨張し（図９のＢ参照）、エアバッグ１６の膨張完了段階において、クッション性を良好とするように、厚く膨張することとなる。すなわち、端側膨張部２４は、図９のＡに示すごとく、薄い板状の状態で展開することから、リヤピラー部ＲＰにおけるリヤピラーガーニッシュ８と座席ＳＥ２との間の隙間が小さくとも、端側膨張部２４を、下端２４ｂ側から、小さな隙間に割り込ませるように、円滑に侵入させて膨張させることができる。
【００４４】
そして、実施形態のエアバッグ装置Ｍでは、端側膨張部２４を折り返して収納させていることから、収納時におけるエアバッグ１６の前後方向の収納スペースを小さくすることが可能となる。そのため、実施形態の車両Ｖのごとく、リヤピラー部ＲＰの上部側の近傍に、車両Ｖの左右方向に沿って配設される後壁部１０が配置されており、エアバッグ１６の収納スペースを確保し難い場合にも、エアバッグ１６を、リヤピラー部ＲＰの上部付近に、収納することができる。勿論、セダンタイプの車両に搭載させる場合等、リヤピラー部ＲＰの上部側に、十分なエアバッグの収納スペースを確保可能な場合には、図７Ｃのａに示すごとく、端側膨張部２４を折り返さずに、エアバッグ１６を折り畳んで、収納させる構成としてもよい。この場合、エアバッグ１６は、図１の二点鎖線に示すごとく、リヤピラー部ＲＰの上部側からリヤウインドＲＷの上部側にかけて、車内側を、リヤピラー部ＲＰの上部側から延びるルーフヘッドライニング６、あるいは、リヤウインドＲＷの上部側に配設されるリヤトリム１２に覆われるようにして、収納させる構成としてもよい。
【００４５】
従って、実施形態の頭部保護エアバッグ装置Ｍでは、エアバッグ１６の後端側に配設される端側膨張部２４を、リヤピラー部ＲＰの車内側におけるリヤピラーガーニッシュ８と座席ＳＥ２との間の小さな隙間に、円滑に、膨張させた状態で配置させることができる。
【００４６】
また、実施形態の頭部保護エアバッグ装置Ｍでは、エアバッグ１６の展開膨張完了時に、センターピラー部ＣＰの車内側に配設される縦膨張部２２Ｄも、上端側を閉塞されていることから、端側膨張部２４と同様に、エアバッグ１６の膨張初期に、隣接する縦膨張部２２Ｃの展開膨張に伴って、膨張用ガスを流入させない薄い板状の状態で、折りを解消するように、下方へ展開し、その後、縦膨張部２２Ｅから、下端側に連通される連通膨張部２７を介して、膨張用ガスを流入させて、厚さを増すように膨張することとなる。そのため、センターピラーガーニッシュ７と座席ＳＥ１との間の小さな隙間に確実に展開させて、センターピラー部ＣＰの車内側を覆うように、配置させることができる。
【００４７】
また、エアバッグ１６における板状部３６の領域内に、図５の二点鎖線で示すように、上下方向に沿うような展開促進膨張部３６ａを配設させてもよい。この展開促進膨張部３６ａは、供給路部２９と連通され、膨張用ガスを流入させて膨張可能な構成とされるもので、例えば、板状部３６が車両前後方向における幅寸法を大きく設定されて、エアバッグ１６の展開膨張時に他の部位より展開が遅れがちとなる場合において、板状部３６の部位の展開を促進させるために、配設されるものである。
【００４８】
なお、実施形態では、エアバッグ装置Ｍを搭載する車両Ｖとして、ダブルキャブ車を示したが、シングルキャブ車やセダンタイプ等の車両に本発明の頭部保護エアバッグ装置Ｍを搭載してもよい。
【００４９】
また、エアバッグ１６に設ける端側膨張部２４は、実施形態のごとくエアバッグ１６の後端側に設けるばかりでなく、前端側に配設させるように構成してもよい。
【００５０】
さらに、実施形態のエアバッグ１６では、端側膨張部２４より膨張用ガスＧの上流側となる部位として、上端側から下端側に向かって膨張用ガスＧを流入させてエアバッグ１６を下縁１７ｂ側に向かって展開させる縦膨張部２２Ｆ（ガス流入部１８）を、端側膨張部２４に隣接させているが、端側膨張部２４が下端側に流入口部２５を備える構成であれば、ガス流入部１８を隣接させなくとも、近傍に配設させるだけでもよく、例えば、実施形態のエアバッグ１６における縦膨張部２２Ｄのごとく、板状部等の非流入部を端側膨張部に隣接させ、この板状部に、膨張用ガスの上流側部位として、流入口部２５に連通されるガス流入部を隣接させた構成としてもよい。また、端側膨張部２４の近傍に、膨張用ガスの上流側部位としての上方から下方に膨張用ガスを流入させて膨張させる縦膨張部を配設させる場合にも、例えば、下端側から上端側に向かって膨張用ガスを流入させて膨張する構成の縦膨張部を、介在させて配設させる構成としてもよい。但し、実施形態のエアバッグ１６のごとく、端側膨張部２４に、上端側から下端側に向かって膨張用ガスＧを流入させる構成の縦膨張部２２Ｆを隣接させる場合には、縦膨張部２２Ｆ内への膨張用ガスＧの流入に伴って、端側膨張部２４の部位を、下縁側に向かって、迅速かつ円滑に、展開させることができて、好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態である頭部保護エアバッグ装置の使用状態を示す車内側から見た概略正面図である。
【図２】図１のII−II部位の概略拡大断面図である。
【図３】図１のIII−III部位の概略拡大断面図である。
【図４】図１のIV−IV部位の概略拡大断面図である。
【図５】同実施形態で使用するエアバッグを平らに展開した状態を示す正面図であり、エアバッグ本体とガイド部材とを分解した状態の図である。
【図６】同実施形態のエアバッグに配設される連結部材の拡大断面図である。
【図７】同実施形態のエアバッグの折り畳み工程を説明する図である。
【図８】同実施形態のエアバッグ装置の作動時を示す車内側から見た正面図である。
【図９】同実施形態のエアバッグ装置において、エアバッグの展開膨張状態を示す概略図である。
【符号の説明】
８…リヤピラーガーニッシュ、
１３…エアバッグカバー、
１６…エアバッグ、
１７…エアバッグ本体、
１７ａ…上縁、
１７ｂ…下縁、
１９…膨張流入部、
２３…隣接膨張部（上流側部位）、
２４…端側膨張部、
２５…流入口部、
２９…供給路部、
５１…インフレーター、
Ｉ…車内側、
Ｏ…車外側、
Ｃ１・Ｃ２…折目、
ＳＥ１・ＳＥ２…座席、
ＳＷ（ＳＷ１・ＳＷ２）…窓、
ＲＰ…リヤピラー部、
Ｖ…車両、
Ｍ…頭部保護エアバッグ装置。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is folded and stored on the upper edge side of a window on the vehicle interior side, and is expanded downward so as to cover the vehicle interior side of the window and the pillar portion adjacent to the window when the inflation gas flows in. The present invention relates to a head protecting airbag device having a configuration including an inflating airbag.
[0002]
[Prior art and its problems]
Conventionally, as a head protection airbag device having the above-described configuration, there has been a configuration shown in JP 2000-135960 A. In this head protecting airbag device, an end-side inflating portion that covers the inside of the rear pillar portion when the airbag is deployed and inflated is disposed on the rear end side of the airbag.
[0003]
Usually, a pillar garnish is disposed on the inner side of the pillar portion so as to protrude from the window glass toward the inner side of the vehicle. In particular, seats are usually placed inside the center pillar and rear pillar, and in the vicinity of these pillars, the airbag is deployed in a small gap between the pillar garnish and the seat. It was necessary to let them.
[0004]
However, in the head protection airbag device having the above-described configuration, there is no disclosure about the shape of the end-side inflating portion that covers the inside of the pillar portion and the deployed state.
[0005]
The present invention solves the above-described problem, and smoothly expands an end-side inflating portion disposed on an end side of the airbag in the vehicle front-rear direction into a narrow gap on the vehicle inner side of the pillar portion. It is an object of the present invention to provide a head protection airbag device that can be disposed in a state in which the head is placed.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
  The head protection airbag device according to the present invention is folded and housed on the upper edge side of a window on the vehicle interior side of the vehicle, and when the inflation gas flows in, the vehicle interior side of the window and the pillar portion adjacent to the window Is configured to include an airbag that expands and inflates downward,
  The airbag includes an inflating inflow portion that expands and inflates by inflating an inflating gas, and includes a plurality of attachment portions along the front-rear direction on the upper edge side when the inflation is completed, for fixing the airbag to the upper edge side of the window. With the configuration,
  The rear end side of the inflation inflow portion so that the inflation inflow portion covers the inside of the rear pillar when the airbag is deployed and inflatedIn the region ofIn the head protection airbag device configured to include an end-side inflating portion disposed in
  An expansion inflow portion is disposed adjacent to the front end side of the end side expansion portion.With an adjacent inflatable part,
  Adjacent expansion part, Inflating gas from the upper end side to expand in the vertical directionBe configured,
  In the vicinity of the lower end of the end side inflating portion, an inflow port portion that is in communication with the adjacent inflating portion and flows inflating gas from the lower end side to the upper end side in the end side inflating portion is disposed,
  The airbag has a configuration in which the attachment portion is disposed at a position above the adjacent inflating portion, and the upper end side of the adjacent inflating portion is fixed to the upper edge side of the window. At the portion of the adjacent inflatable part near the inflow port, which is the front side of the vehicle, a fold along the vertical direction is arranged and folded back so as to approach the center side of the airbag, and then the lower edge side approaches the upper edge side It is characterized by being folded and stored.
[0007]
If the head protection airbag device is configured as described above, the end-side inflating portion, which is disposed on the end side of the inflating inflow portion and becomes the downstream end side of the inflating gas, In the initial stage, in a thin plate-like state in which the inflation gas is not allowed to flow in along with the expansion and expansion of the portion disposed upstream of the inflation gas from the end-side inflation portion, it is moved downward to eliminate folding. After the expansion and expansion of the upstream portion, the expansion gas is caused to flow in from the inflow port portion so that the thickness increases. Therefore, even when a seat is arranged on the inner side of the pillar portion and the end side inflating portion is deployed in a small gap between the pillar garnish and the seat, a thin plate-like shape is formed at the initial stage of inflation of the airbag. Since it is deployed in a state, it can be deployed so as to be surely deployed in the small gap and cover the inside of the pillar portion. Since the inflation gas is allowed to flow in from the inflow port portion after deployment, the end side inflatable portion can be inflated thickly so as to improve the cushioning property at the stage where the airbag is completely inflated.
[0008]
Therefore, in the head protection airbag device of the present invention, the end side inflating portion disposed on the end side in the vehicle front-rear direction of the airbag is smoothly inflated into a small gap on the vehicle inner side of the pillar portion. Can be placed in a state.
[0010]
  In addition, the present inventionHead protection airbag deviceThen, the part of the end side inflating part in the airbag is arranged near the center of the airbag by arranging a fold along the vertical direction in the part of the adjacent part on the vehicle front side near the inflow port part. After folding back, the airbag is folded so that the lower edge side approaches the upper edge side,When the storage space in the front-rear direction of the airbag during storage can be reduced, and for example, a rear wall portion disposed along the left-right direction of the vehicle is disposed near the upper side of the pillar portion. Even when it is difficult to secure a storage space for the airbag, the airbag can be stored near the upper side of the pillar portion.
[0011]
  AndThe present inventionIn the head protection airbag device, if the upstream portion of the inflation gas is almost completely inflated, the end-side inflation portion is deployed in a non-inflated state, and then the inflation gas from the inlet port With the inflow, the folds that have been folded back are removed from the lower end side and expanded from the lower end side. That is, the end side inflating part can be inflated by smoothly entering from the lower end side so as to be inserted into the small gap even if the gap on the inside of the pillar part is small. Therefore, even if it is the structure which folds back and stores an end side expansion part, the vehicle inner side of a pillar part can be smoothly covered with an end side expansion part.
[0012]
Furthermore, in the head protection airbag device having the above-described configuration, it is preferable that the end-side inflating portion is folded back so as to be located on the vehicle inner side of the central portion of the airbag.
[0013]
If the head protection airbag device is configured as described above, the end-side inflating portion is expanded when the lower end side of the end-side inflating portion is inflated while eliminating the folded fold in the initial stage of inflation of the airbag. The outer edge portion of the side of the airbag is deployed so as to rotate around the folded fold in the interior of the airbag portion located outside the end-side inflating portion at the time of folding, and the pillar portion The inside of the vehicle is covered, and the expansion gas is allowed to flow from the inflow port portion to expand. Therefore, even when interior parts such as belt anchors are arranged on the pillar garnish that covers the inside of the pillar part so as to protrude toward the inside of the car, the outer edge part on the side of the end side inflating part is Does not interfere with anchors. As a result, it is possible to arrange the end-side inflated portion in a smoothly inflated state on the vehicle interior side of the pillar portion in which the interior parts such as the belt anchor are arranged.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0015]
A head protection airbag apparatus M shown in FIG. 1 is mounted on a double cab vehicle V, and includes an airbag 16, a guide member 45 that guides the airbag 16 that is inflated and inflated downward, an inflator 51, and an airbag. A bag cover 13 is provided.
[0016]
The double cab vehicle V includes windows SW (SW1 and SW2) as side windows that are disposed on the side of the vehicle and are located on the sides of the front and rear seats on which passengers are seated, and on the rear side of the window SW2. The rear wall 10 is arranged so as to be substantially orthogonal to the window SW2. Further, the double cab vehicle V is adjacent to the window SW1 on the front side of the window SW1, extends obliquely downward from the roof side rail portion RR, and is disposed in a substantially vertical direction, and the windows SW1 and SW2. A center pillar portion CP extending downward from the roof side rail portion RR, and a rear pillar portion RP adjacent to the window SW2 between the window SW2 and the rear wall portion 10 and extending downward from the roof side rail portion RR. Configured. Note that the window SW1 is arranged on the side of the front seat SE1, and in the case of the embodiment, it is a window of the front door, and the window SW2 is arranged on the side of the rear seat SE2, and in the case of the embodiment. There is a rear door window. In the case of the embodiment, the backrest portions of the front and rear seats SE1 and SE2 are disposed on the vehicle interior side of the center pillar portion CP and the rear pillar portion RP, respectively.
[0017]
Each pillar portion FP, CP, RP is provided with a synthetic resin pillar garnish 5, 7, 8 on the inner side I so as to cover the inner panel 2 made of sheet metal on the vehicle body (body 1) side. (See Figs. 1 and 4). Further, also in the roof side rail portion RR, a synthetic resin roof head lining 6 is disposed on the vehicle inner side I so as to cover the inner panel 2 (see FIGS. 1 to 3).
[0018]
Further, as shown in FIG. 1, the rear wall portion 10 is provided with a rear window RW at the upper portion, and a sheet metal rear panel 11 on the vehicle body (body 1) side and a synthetic resin that covers the vehicle interior of the rear panel 11. And a rear trim 12 made of metal. The upper end side of the rear wall portion 10 is covered with a roof head lining 6 extending from the ceiling side.
[0019]
In the embodiment, the airbag cover 13 includes lower edges 5 a and 6 a of the front pillar garnish 5 and the roof head lining 6. The airbag cover 13 is disposed so as to cover the vehicle interior I of the airbag 16 that is folded and stored, and in order to allow the airbag 16 when deployed and inflated to protrude toward the vehicle interior I, FIG. -As shown by the dashed-two dotted line of 3, it is comprised so that it may be pushed by the airbag 16 and may open to the vehicle inside I.
[0020]
As shown in FIGS. 1 to 3, the airbag 16 is folded and housed on the upper edge side of the vehicle interior I of the window SW (SW 1 · SW 2) across the center pillar portion CP. As shown in FIGS. 1, 5, and 8, the airbag 16 can cover the vehicle interior of the windows SW 1 and SW 2 and the center pillar portion CP and the rear pillar portion RP adjacent to the windows SW 1 and SW 2. A main body 17, an inner tube 38 that is disposed in the airbag body 17 and restricts the inflow direction of the inflation gas into the airbag body 17, and a guide that is disposed on the lower edge 17 b side of the airbag body 17. And a connecting member 41 connected to the member 45.
[0021]
The airbag body 17 is formed by bag weaving using polyamide yarn, polyester yarn or the like. The airbag main body 17 has a gas inflow portion 18 that is inflated so that the inflating gas from the inflator 51 flows in and separates the vehicle interior side wall portion 18a and the vehicle outer side wall portion 18b from each other. And an inflow portion 31.
[0022]
The gas inflow portion 18 is supplied with an expansion gas G and expands and expands so as to cover the vehicle interior I of the windows SW1 and SW2, and the center pillar portion CP and the rear pillar portion RP, and a supply path. And a portion 29.
[0023]
The supply path portion 29 is located on the upper edge 17a side of the airbag body 17 and is disposed so as to extend in the front-rear direction. A connecting port portion 29 a that protrudes upward in a cylindrical shape and is connected to the inflator 51 is disposed at an intermediate portion in the front-rear direction of the supply passage portion 29.
[0024]
The inflating inflow portion 19 is disposed below the supply passage portion 29, and the front seat portion 20 that covers the front seat side window SW1 and the rear seat portion 21 that covers the rear seat side window SW2. And a communication inflating portion 27 that communicates the front seat part 20 and the rear seat part 21 on the lower edge 17b side of the airbag main body 17. Each of the front seat and rear seat portions 20 and 21 includes a plurality of longitudinal expansion portions 22 (22A, 22B, 22C, 22D, 22E, 22F, and 22G) that inflate with an expansion gas G and expand in a vertical bar shape. It is arranged and configured. Each vertical expansion portion 22 has an upper end except for a vertical expansion portion 22D disposed on the rear end side of the front seat portion 20 and a vertical expansion portion 22G disposed on the rear end side of the rear seat portion 21. Are communicated with the supply passage 29.
[0025]
In the embodiment, the longitudinal inflating portion 22G disposed on the rear end side in the rear seat portion 21 is the end inflating portion 24. When the airbag 16 is deployed and inflated, the rear pillar portion RP (rear pillar garnish 8) is used. ) Is covered. The vertical expansion portion 22F disposed adjacent to the front end side of the end-side expansion portion 24 is set as an adjacent expansion portion 23 serving as a portion disposed on the upstream side of the expansion gas of the end-side expansion portion 24. ing.
[0026]
The end side inflating part 24 is closed on the upper end 24a side, and has an inlet part 25 for allowing the inflating gas G to flow from the lower end 24b side toward the upper end 24a side in the vicinity of the lower end 24b. The inflow port portion 25 communicates with the lower end of the adjacent inflating portion 23. When the airbag 16 is deployed and inflated, the end-side inflating portion 24 inflates the inflating gas G from the inflow port portion 25 toward the upper end 24a side from the lower end 24b side. In the embodiment, the vertical inflating portion 24 is formed by denting the upper end 24 a side below the upper edge 17 a in other parts of the airbag body 17. As will be described later, the end-side inflating portion 24 is folded and stored so as to be positioned inside the adjacent inflating portion 23 as will be described later. The side expansion part 24 will expand and expand so as to release the folded state. At this time, the upper end 24a of the end-side inflatable portion 24 is configured so that the upper end 24a does not interfere with the airbag cover 13 (the lower edge 6a of the roof head lining) and is smoothly deployed rearward from the folded state. The other part of the main body 17 is formed to be recessed below the upper edge 17a.
[0027]
The vertical expansion portion 22D disposed on the rear end side of the front seat portion 20 closes the upper end side, and the lower end side is disposed on the front end side of the rear seat portion 21 via the communication expansion portion 27. It is configured to be connected to the vertical expansion portion 22E. That is, when the airbag 16 is deployed and inflated, the longitudinal inflating portion 22D causes the inflating gas G that has flowed into the longitudinal inflating portion 22E to flow from the lower end side toward the upper end side through the communication inflating portion 27. Will expand. The vertical inflating part 22D is a part that covers the inside of the center pillar part CP when the airbag 16 is deployed and inflated.
[0028]
In the vicinity of the lower end on the front end side of the vertical expansion portion 22A disposed on the front end side of the front seat portion 20, an auxiliary expansion portion 26 is disposed in communication with the vertical expansion portion 22A. The auxiliary inflating portion 26 is arranged with a length in the vertical direction shorter than that of the longitudinal inflating portion 22A, and with the lower end substantially coincided with the lower end of the longitudinal inflating portion 22A. The auxiliary inflatable portion 26 is disposed on the lower edge 17a side of the airbag body 17 when the airbag 16 is deployed and inflated, in order to ensure tension generated along the front-rear direction. By inflating so as to reduce the width dimension in the front-rear direction near the lower end of the bag body 17, while suppressing the increase in the volume of the gas inflow portion 18 in the airbag body 17 as much as possible, on the lower edge 17 a side of the airbag body 17, This increases the tension generated along the front-rear direction.
[0029]
The communication inflating portion 27 includes a lower end side of the vertical inflating portion 22D disposed on the rear end side of the front seat portion 20, and a lower end side of the vertical inflating portion 22E disposed on the front end side of the rear seat portion 21. Are communicated with each other. In the case of the embodiment, the vertical expansion portions 22A, 22B, and 22C are configured by closing the lower end side, and the vertical expansion portion 22E and the vertical expansion portion 22F are not communicated on the lower end side. It is.
[0030]
The non-inflow part 31 includes a peripheral part 32 arranged at the periphery of the gas inflow part 18, an attachment part 34, and plate-like parts 35 and 36 so as to surround the gas inflow part 18. . Further, the non-inflow portion 31 includes a plurality of thickness regulating portions 33 that divide each longitudinally expanding portion 22 in the front-rear direction. The thickness restricting portion 33A disposed between the adjacent inflating portion 23 (vertical inflating portion 22F) and the end side inflating portion 24 (vertical inflating portion 22G) is a peripheral portion 32 on the upper edge 17a side of the airbag body 17. It is arrange | positioned so that it may extend below from. The thickness restricting portions 33 disposed in the other portions are disposed so as to extend upward from the peripheral edge portion 32 on the lower edge 17b side of the airbag main body 17, respectively.
[0031]
  As shown in FIG. 5, the attachment portion 34 (34A, 34B, 34C, 34D, 34E, 34F) extends upward from the upper edge 17a side of the airbag body 17.Along the anteroposterior directionA plurality (six in the embodiment) are arranged. Each mounting portion 34 is provided with a mounting hole 34a through which a mounting bolt 49 (see FIGS. 1 and 2) is inserted. Each attachment portion 34 is attached with a contact plate 48 (see FIGS. 1 and 2), and is fixed to the inner panel 2 on the body 1 side using bolts 49. The attachment portion 34A on the front end side of the airbag main body 17 is disposed at the front end of the plate-like portion 35 and is fixed to the inner panel 2 on the lower side of the front pillar portion FP. The other mounting portions 34B, 34C, 34D, 34E, and 34F are fixed to the inner panel 2 of the roof side rail portion RR on the upper edge side of the periphery of the windows SW1 and SW2. The attachment portion 34F disposed on the rear end side is disposed at a position above the adjacent inflating portion 23 in a state where the airbag body 17 is flatly deployed.
[0032]
The plate-like portions 35 and 36 are disposed in order to secure the overall shape of the airbag main body 17 and reduce the volume of the gas inflow portion 18 to shorten the time until completion of deployment. The plate-like portion 35 has a substantially triangular plate shape extending forward from the front end side of the airbag body 17, and an attachment portion 34A is disposed at the tip, and the attachment portion 34A is disposed on the body 1 side on the lower side of the front pillar portion FP. The inner panel 2 is attached and fixed. The plate-like portion 36 has a substantially rectangular plate shape and is disposed between the supply path portion 29 and the communication inflating portion 27 between the front seat portion 20 and the rear seat portion 21.
[0033]
The inner tube 38 is disposed in the supply passage portion 29 and is configured to flow the inflation gas G discharged from the inflator 51 into the front seat portion 20 side and the rear seat portion 21 side. The inner tube 38 is formed of a woven fabric using polyamide yarn, polyester yarn or the like, and is disposed in the connection port portion 29a and is attached to the inflator 51 together with the connection port portion 29a. And a main body portion 38b. The main body portion 38b communicates with the attachment portion 38a and is disposed so as to be substantially orthogonal to the attachment portion 38a, and both ends are opened.
[0034]
  As shown in FIG. 5, the connecting member 41 is disposed on the lower edge 17 b side of the airbag body 17. As shown in FIG. 6, the connecting member 41 is disposed on the inner peripheral side of the connecting portion main body 42 composed of a strip-shaped woven fabric using polyamide yarn, polyester yarn or the like, and the ring portion 42 a in the connecting portion main body 42. And a metal sleeve 43 to be formed. One end of the connecting portion main body 42 is sewn to the lower edge 17b of the airbag main body 17, and the other end is sewn to the connecting portion main body 42 itself so that the guide member 45 can slide on the other end side. An annular portion 42a is provided. And the ring-shaped sleeve 43 is arrange | positioned so that the internal peripheral surface of the ring part 42a may be covered. In the case of the embodiment, as will be described later, since the guide member 45 is formed of a woven fabric, in order to make the connecting portion main body 41 slidable smoothly with respect to the guide member 45, a metal sleeve 43 is arranged. In the embodiment, one end of the connecting portion main body 42 is connected to the lower edge 17b of the airbag main body 17.And disposed on the front side of the longitudinal expansion portion 22F constituting the adjacent expansion portion 23.It is sewn near the lower end of the vertical expansion portion 22E.
[0035]
The guide member 45 is made of a woven fabric using polyamide yarn, polyester yarn, or the like, and has a string shape extending in the vertical direction. The upper end 45a side is a peripheral portion that becomes the upper edge 17a side of the airbag body 17. 32 and is integrally formed with the airbag body 17. As shown in FIGS. 1 and 4, the guide member 45 is covered with the front edge 8a of the rear pillar garnish 8 in the vicinity of the front edge of the inner panel 2 constituting the rear pillar portion RP, so that the guide member 45 extends in the vertical direction. It will be arranged along. As shown in FIG. 1, the guide member 45 extends from a portion of the roof side rail portion RR above the rear pillar portion RP to a portion above the lower edge 17b of the airbag when the rear pillar portion RP is completely inflated. The lower end 45b is fixed to the inner panel 2 using a bracket and a bolt (not shown) (not shown). And the guide member 45 will slide the ring | wheel part 42a of the connection part main body 42 between the upper end 45a and the lower end 45b at the time of expansion | deployment of the airbag 16, and will move it downward. That is, when the airbag 16 is deployed and inflated, the connecting portion main body 42 moves downward so as to push open the front edge 8a of the rear pillar garnish 8. In the embodiment, the lower end 45b of the guide member 45 is set to a position at which tension can be generated along the vehicle longitudinal direction by the connecting member 41 on the lower edge 17b of the airbag 16 that has been inflated. ing. A hinge portion 8b is formed on the rear side of the front edge 8a of the rear pillar garnish 8 so that the front edge 8a of the rear pillar garnish 8 can be easily pushed open when the airbag 16 is deployed and inflated. (See FIG. 4).
[0036]
As shown in FIG. 1, the inflator 51 includes a substantially columnar main body 51 a and a supply pipe 51 b that guides the expansion gas from the main body 51 a downward. At the lower end of the supply pipe 51 b, The upper end of the connection port portion 29a in the supply passage portion 29 of the airbag body 17 is externally attached via the mounting portion 38a of the inner tube 38, and is connected to the airbag 16 using a clamp (not shown). Yes. The inflator 51 is covered with the inner panel 2 of the roof side rail portion RR above the center pillar portion CP and the inner side of the inflator 51 with the lower edge 6a of the roof head lining 6 using the bracket 52 and the bolt 53. The mounting is fixed.
[0037]
Next, mounting of the head protection airbag device M of the embodiment on the vehicle V will be described. First, the airbag 16 is manufactured by sewing the connecting member 41 and the guide member 45 to the airbag body 17 into which the inner tube 38 has been inserted in advance. Thereafter, the airbag 16 is folded. First, as shown in FIGS. 7A and 7B, in the airbag 16 that is flatly deployed, a crease C <b> 1 is added to a portion of the adjacent inflating portion 23 on the vehicle front side in the vicinity of the inflow port portion 25 to end-side inflate. The part 24 is folded back so as to approach the center side of the airbag 16. At this time, the end side expansion part 24 will be located in the vehicle inside I of the adjacent expansion part 23 (refer a of FIG. 7B). Next, as shown in FIGS. 7B and 7C, the bellows fold is performed with a large number of folds C2 along the front-rear direction so that the lower edge 17b of the airbag body 17 approaches the upper edge 17a. At this time, the guide member 45 is inserted into the sleeve 43 of the connecting member 41 and folded. Then, a predetermined portion of the folded airbag 16 is wrapped with an unillustrated wrapping material for preventing collapse that can be broken as appropriate.
[0038]
Thereafter, the contact plate 48 is attached to each attachment portion 34. Further, while using the clamp, the inflator 51 is coupled to the connection port portion 29a, and then the mounting bracket 52 is attached to the periphery thereof, and the inflator 51 is assembled to the airbag 16 to form an airbag assembly. deep.
[0039]
Thereafter, each attachment portion 34 and inflator 51 are attached and fixed to the inner panel 2 using attachment bolts 49 and 53, and the lower end 45b of the guide member 45 is attached to the inner panel 2 in the rear pillar portion RP using bolts. The airbag assembly can be attached to the body 1 of the vehicle V if it is attached and fixed at a predetermined location.
[0040]
Then, a lead wire (not shown) extending from the inflator 51 is connected to a predetermined airbag operation circuit, and the front pillar FP is attached and fixed to the inner panel 2 at the front pillar portion FP, and the inner side at the roof side rail portion RR. If the roof head lining 6 is attached and fixed to the panel 2, and the garnishes 7 and 8 of the center pillar portion CP and the rear pillar portion RP are fixed to the inner panel 2 of the body 1, the head protection airbag device M is attached to the vehicle V. Can be installed.
[0041]
Thereafter, when the inflator 51 is operated, the expansion gas G flows into the supply passage portion 29 of the expansion inflow portion 19 from the connection port portion 29a, breaks the wrapping material (not shown), and further each longitudinal expansion portion. When the airbag 22 is deployed and inflated, the airbag 16 is opened by pushing the lower edges 5a and 6a of the front pillar garnish 5 or the roof head lining 6 as the airbag cover 13 toward the vehicle interior I, and the two-dot chain line in FIGS. As shown by the solid lines in FIG. 8, the airbag 16 protrudes downward from the upper edge side of the windows SW1 and SW2, and the airbag 16 covers the insides of the windows SW1 and SW2, the center pillar portion CP, and the rear pillar portion RP.
[0042]
In the head protection airbag device M according to the embodiment, the end-side inflating portion 24 that is disposed on the rear end side of the inflating inflow portion 19 and that is the downstream end side of the inflating gas G has an inlet near the lower end. Since the portion 25 is included, in the initial stage of the inflation and expansion of the airbag 16, the inflation gas is not allowed to flow in with the deployment and expansion of the adjacent inflation portion 23 disposed on the upstream side of the inflation gas G. In a thin plate-like state, it expands downward so as to eliminate folding. At this time, in the airbag apparatus M of the embodiment, the airbag 16 is folded back so that the end-side inflating portion 24 is positioned on the vehicle inner side I of the adjacent inflating portion 23 when the airbag 16 is folded and stored. 16, when the lower end 24b side of the end side inflating portion 24 is inflated while eliminating the folded fold C1, the rear edge 24c of the end side inflating portion 24 is the end at the time of turning back. On the vehicle inner side I of the adjacent expansion portion 23 located on the vehicle outer side of the side expansion portion 24, the rear pillar portion is developed so as to rotate around the folded fold C1 as shown in FIG. The vehicle interior side of the RP is covered, and the expansion gas G is introduced from the inflow port 25 to expand. Therefore, even if the interior parts such as the belt anchor B are disposed on the pillar garnish 8 that covers the inner side of the rear pillar portion RP as shown in FIG. The edge 24c does not interfere with the belt anchor B. As a result, the end side inflating portion 24 can be disposed in a smoothly inflated state inside the rear pillar portion RP in which the belt anchor B is disposed. Of course, if such a point is not taken into consideration, the end side inflating portion 24 of the airbag 16 may be folded back so as to be positioned on the vehicle outer side O of the adjacent inflating portion 23 as shown in FIG. 7B. .
[0043]
Then, the end-side inflating portion 24 is moved to the lower end 24b side with the inflow of the inflating gas from the inflow port portion 25 disposed on the lower end side after the expansion after the adjacent inflating portion 23 completes the expansion. (See B in FIG. 9), and when the airbag 16 is completely inflated, the airbag 16 is inflated thickly so as to improve cushioning. That is, as shown in FIG. 9A, the end side inflating portion 24 is deployed in a thin plate-like state. The part 24 can be smoothly invaded and expanded so as to be inserted into a small gap from the lower end 24b side.
[0044]
And in the airbag apparatus M of embodiment, since the end side expansion | swelling part 24 is folded and accommodated, it becomes possible to make the storage space of the front-back direction of the airbag 16 at the time of accommodation small. Therefore, like the vehicle V of the embodiment, the rear wall portion 10 disposed along the left-right direction of the vehicle V is disposed in the vicinity of the upper side of the rear pillar portion RP, and the storage space for the airbag 16 is ensured. Even when it is difficult to do so, the airbag 16 can be stored near the upper portion of the rear pillar portion RP. Of course, when a sufficient airbag storage space can be secured on the upper side of the rear pillar portion RP, such as when mounted on a sedan type vehicle, the end side inflatable portion 24 is folded back as shown in FIG. Instead, the airbag 16 may be folded and stored. In this case, as shown by a two-dot chain line in FIG. 1, the airbag 16 has a roof head lining 6 that extends from the upper side of the rear pillar RP to the upper side of the rear pillar RP from the upper side of the rear pillar RP. Or it is good also as a structure accommodated so that it may be covered with the rear trim 12 arrange | positioned at the upper part side of the rear window RW.
[0045]
Therefore, in the head protection airbag apparatus M of the embodiment, the end-side inflating portion 24 disposed on the rear end side of the airbag 16 is disposed between the rear pillar garnish 8 and the seat SE2 on the vehicle interior side of the rear pillar portion RP. It can be placed in a small gap in a smoothly expanded state.
[0046]
Further, in the head protection airbag device M of the embodiment, when the airbag 16 is completely deployed and inflated, the vertical inflation portion 22D disposed inside the center pillar portion CP is also closed at the upper end side. Similarly to the end-side inflating portion 24, the folding is canceled in the thin plate-like state in which the inflating gas does not flow with the expansion and inflation of the adjacent longitudinal inflating portion 22C at the initial stage of inflation of the airbag 16. Then, the gas expands downward, and then expands to increase the thickness by flowing in the expansion gas from the vertical expansion portion 22E through the communication expansion portion 27 communicated with the lower end side. Therefore, it can be arranged so as to be surely deployed in a small gap between the center pillar garnish 7 and the seat SE1 and cover the inside of the center pillar portion CP.
[0047]
Further, in the region of the plate-like portion 36 in the airbag 16, as shown by a two-dot chain line in FIG. 5, a deployment promoting inflatable portion 36 a that extends along the vertical direction may be disposed. The expansion promoting expansion portion 36a is in communication with the supply passage portion 29 and is configured to be inflated by inflowing an expansion gas. For example, the plate-like portion 36 has a large width dimension in the vehicle front-rear direction. Thus, when the airbag 16 is deployed and inflated, the deployment tends to be delayed from the other parts, so that the deployment of the part of the plate-like portion 36 is promoted.
[0048]
In the embodiment, the double cab vehicle is shown as the vehicle V on which the airbag device M is mounted. However, even if the head protection airbag device M of the present invention is mounted on a single cab vehicle or a sedan type vehicle. Good.
[0049]
Moreover, the end side inflating part 24 provided in the airbag 16 may be configured not only to be provided on the rear end side of the airbag 16 as in the embodiment but also to be provided on the front end side.
[0050]
Furthermore, in the airbag 16 according to the embodiment, the inflation gas G is allowed to flow from the upper end side toward the lower end side as the upstream side of the inflation gas G from the end-side inflating portion 24, thereby lowering the airbag 16. Although the vertical expansion part 22F (gas inflow part 18) developed toward the 17b side is made to adjoin the end side expansion part 24, if the end side expansion part 24 is the structure provided with the inflow port part 25 in the lower end side. The gas inflow portion 18 may be disposed in the vicinity without being adjacent to each other. For example, a non-inflow portion such as a plate-like portion is used as the end side inflatable portion like the longitudinal inflatable portion 22D in the airbag 16 of the embodiment. It is good also as a structure which was made to adjoin and the gas inflow part connected to the inflow port part 25 was made to adjoin to this plate-shaped part as an upstream site | part of the gas for expansion | swelling. Also, in the case where a vertical expansion portion is provided in the vicinity of the end-side expansion portion 24 to inflate and expand the expansion gas from the upper side as the upstream portion of the expansion gas, for example, the upper end from the lower end side is arranged. It is good also as a structure arrange | positioned by interposing the vertical expansion part of the structure expand | swelled by flowing in the expansion gas toward the side. However, when the longitudinal inflating portion 22F configured to allow the inflating gas G to flow from the upper end side toward the lower end side is adjacent to the end side inflating portion 24 as in the airbag 16 of the embodiment, the longitudinal inflating portion 22F. Along with the inflow of the inflating gas G into the inside, the end side inflatable portion 24 can be rapidly and smoothly developed toward the lower edge side, which is preferable.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic front view showing a use state of a head protection airbag device according to an embodiment of the present invention as viewed from the inside of a vehicle.
2 is a schematic enlarged cross-sectional view taken along a line II-II in FIG.
FIG. 3 is a schematic enlarged cross-sectional view of the III-III portion of FIG.
4 is a schematic enlarged cross-sectional view of the IV-IV portion of FIG. 1. FIG.
FIG. 5 is a front view illustrating a state in which the airbag used in the embodiment is flatly deployed, and is a diagram in a state in which the airbag body and the guide member are disassembled.
FIG. 6 is an enlarged cross-sectional view of a connecting member disposed in the airbag of the embodiment.
FIG. 7 is a view for explaining the airbag folding process of the embodiment;
FIG. 8 is a front view as seen from the inside of the vehicle showing when the airbag apparatus of the embodiment is in operation.
FIG. 9 is a schematic view showing an airbag inflated and inflated in the airbag device of the embodiment.
[Explanation of symbols]
8 ... Rear pillar garnish,
13 ... Airbag cover,
16 ... Airbag,
17 ... Airbag body,
17a ... upper edge,
17b ... lower edge,
19 ... expansion inflow part,
23 ... Adjacent expansion part (upstream part),
24 ... an end-side inflating part,
25 ... Inlet part,
29 ... supply path section,
51 ... Inflator,
I ... Inside the car,
O ... the outside of the car,
C1, C2 ... folds,
SE1, SE2 ... Seat,
SW (SW1, SW2) ... Window,
RP ... Rear pillar part,
V ... Vehicle,
M: Head protection airbag device.

Claims

Folded into the upper edge of the window in the vehicle interior side of the vehicle is housed, when the inflow of the inflation gas to cover said window, and Lupi error portion to adjacent the window, the in-vehicle side, expand downward Configured with an inflating airbag,
The airbag includes an inflating inflow portion that inflates and inflates with the inflating gas flowing in, and an attachment portion that fixes the airbag to the upper edge side of the window along the front-rear direction on the upper edge side when the inflation is completed. Are provided with a plurality,
A head having a configuration in which the inflating inflow portion includes an end side inflating portion disposed in a rear end side region of the inflating inflow portion so as to cover the inner side of the rear pillar portion when the airbag is deployed and inflated. In the protective airbag device,
It said inflation inlet is provided adjacent inflatable portion that will be disposed adjacent the front end of said end-side expansion unit,
The adjacent inflatable portion, is the allowed to flow into inflation gas expands into a rod vertically configuration from the top side,
In the vicinity of the lower end of the end side inflating portion, an inflow port portion that is communicated with the adjacent inflating portion and allows the inflating gas to flow from the lower end side to the upper end side in the end side inflating portion is disposed,
The airbag is configured such that the attachment portion is disposed at a position above the adjacent inflating portion, and the upper end side of the adjacent inflating portion is fixed to the upper edge side of the window, and the end side The part of the inflating part was folded back so as to be close to the center side of the airbag by arranging a fold along the vertical direction at the part of the adjacent inflating part on the vehicle front side in the vicinity of the inflow port part. Thereafter, the head protection airbag device is folded and stored so that the lower edge side approaches the upper edge side.

The head protection airbag device according to claim 1, wherein the end-side inflating portion is folded back so as to be positioned on the vehicle inner side of a central portion of the airbag.

A guide member that guides the airbag to be deployed downward is arranged in the vertical direction so that the front side of the rear pillar garnish that covers the inner side of the rear pillar part is covered with the front edge side of the rear pillar part in the vicinity of the front edge of the rear pillar part. Established,
The airbag includes a ring portion that is slidable on the guide member on the front side of the end side inflating portion on the lower edge side when the inflation is completed, and a connecting member that is connected to the guide member is disposed. The configuration is
The said guide member is comprised so that the lower end side may be arrange | positioned in the position which can generate | occur | produce the tension along a vehicle front-back direction at the lower edge at the time of completion of expansion | swelling of the said airbag. Or the head protection airbag apparatus of 2.