JP3971066B2 - Manufacturing method of filter with flange - Google Patents
Manufacturing method of filter with flange Download PDFInfo
- Publication number
- JP3971066B2 JP3971066B2 JP25914099A JP25914099A JP3971066B2 JP 3971066 B2 JP3971066 B2 JP 3971066B2 JP 25914099 A JP25914099 A JP 25914099A JP 25914099 A JP25914099 A JP 25914099A JP 3971066 B2 JP3971066 B2 JP 3971066B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flange
- cordierite
- main body
- filter
- powder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Filtering Materials (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
- Ceramic Products (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被処理ガス中のダスト等を除去するために使用される集塵用ハニカムフィルタの製造方法に関し、詳しくはフィルタの一端にフランジを有するフランジ付きフィルタの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ハニカムフィルタは、被処理ガス中のダスト等を除去するための集塵用フィルタとして、化学、電力、鉄鋼、自動車関連産業等、広範な分野において、高温ガスから製品を回収したり、或いは排ガスを浄化するために使用されている。
【0003】
一般に、ハニカムフィルタは、図1に示すようにハニカム状の多孔質体に多数のセル3が形成され、当該多数のセル3の入口側Bと出口側Cの端部とが1セル毎に交互に封止された構造を有している。
フィルタ1によれば、ダスト等を含む被処理ガスを入口側Bからセル3内に送り込むことにより、多孔質体の気孔径より大きいダスト等はセル壁2の気孔内に捕捉されるため、セル壁2を透過するガス成分のみを処理済ガスとして出口側Cから回収することが可能となる。
【0004】
ハニカムフィルタにおいては、被処理ガスと処理済ガスとの混合を防止するため、例えば図2に示すように本体24の一端にフランジ25を配置した構造のフィルタ21が採用されている(以下、このようなフィルタを「フランジ付きフィルタ」という。)。フランジ付きフィルタ21は、シール部材26を介してフランジ25を取付枠27に気密的に接合することができるため、被処理ガスと処理済ガスとの混合を防止することが可能である。
【0005】
上記フランジ付きフィルタは、本体及びフランジをコーディエライトにより構成することが一般的であり、本体部分とフランジ部分を一体的に成形し焼成する一体成形法、本体部分の焼結体とフランジ部分の成形体(即ち、未焼結体)とを、コーディエライト原料粉末(例えば、タルク、カオリン、アルミナ、シリカ等の混合粉末)からなる接合材により接合する焼結体−成形体接合法、本体部分の焼結体にフランジ部分の焼結体を、コーディエライト原料粉末からなる接合材により接合する焼結体−焼結体接合法等により製造されてきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の製造方法は製造上の、或いは製造されるフィルタの品質面において問題があり、いずれも充分なものとは言えなかった。例えば一体成形法では、フランジ付きフィルタのような複雑形状品を連続的に成形することが困難であるため、成形工程が複雑となり、生産効率が低いという面で問題があった。
【0007】
また、焼結体−成形体接合法においては、続く焼成工程においてフランジ部分が焼成収縮するため、本体やフランジにクラックが発生するという問題があった。一方、焼結体−焼結体接合法においては、接合材としてコーディエライト原料粉末を使用していたため、接合材自身の焼成収縮により本体やフランジにクラックを生ずるという問題があった。
【0008】
上記従来公知の方法の他、本体部分の成形体(未焼結体)とフランジ部分の成形体(未焼結体)とを接合材を使用せず直接接合する成形体−成形体接合法も考えられる。しかしながら、焼結体と比較してハンドリング性に劣る成形体同士の直接接合が困難であるため生産効率が低いことに加え、本体とフランジのいずれか一方のみにクラック等の焼成不良が発生した場合であっても前記困難な接合工程が全く無駄になってしまうという難点がある。
【0009】
本発明は上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、フィルタ製造時において、本体やフランジにおけるクラックの発生、或いは本体とフランジとの接合部分における隙間の発生を防止することができ、更には生産効率が高いフランジ付きフィルタの製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明者らが鋭意検討した結果、既述の焼結体−焼結体接合法において所定の組成の接合材を使用することにより十分な接合力を得ることができ、上記従来技術の問題点を解決できることを見出して本発明を完成した。
【0011】
即ち、本発明によれば、本体及びフランジが同材質のセラミックからなるフランジ付きフィルタの製造方法において、本体部分の焼結体とフランジ部分の焼結体とを、コーディエライト粉末とコーディエライト原料粉末とが重量比60:40〜95:5の範囲内で含まれる接合材により接合することを特徴とするフランジ付きフィルタの製造方法が提供される。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の製造方法は、本体部分の焼結体とフランジ部分の焼結体とを、コーディエライト粉末とコーディエライト原料粉末とが所定の比率で含まれる接合材により接合することを特徴とする。
このような製造方法によれば、本体やフランジにおけるクラックの発生、或いは本体とフランジとの接合部分における隙間の発生を防止することができ、更には生産効率を向上させることが可能となる。
以下、本発明の製造方法について詳細に説明する。
【0013】
本発明の製造方法は、本体部分の焼結体にフランジ部分の焼結体を、本体及びフランジと同材質の接合材により接合する焼結体−焼結体接合法を採用する。焼結体−焼結体接合法は、本体部分とフランジ部分を別個に成形するため、成形工程が単純であり生産効率を向上させることが可能であり、また、フランジ部分が既に焼成されているため、フランジ部分の焼成収縮によって本体やフランジにクラックが発生することがないからである。
【0014】
更に、焼結体−焼結体接合法は、ハンドリング性に優れる焼結体同士を接合するため両者の接合が容易であり生産効率を向上させることができることに加え、本体部分とフランジ部分を別個に焼成した後に接合するため、本体とフランジのいずれか一方の焼成不良により接合工程が無駄になることもないという利点がある。
【0015】
但し、従前の焼結体−焼結体接合法においては、接合材としてコーディエライト原料粉末からなる接合材(コーディエライト原料粉末のペースト等)を使用していたため、接合材自身の焼成収縮により本体やフランジにクラックを生ずるという問題があった。そこで、本発明の製造方法においては、コーディエライト粉末とコーディエライト原料粉末とが重量比60:40〜95:5の範囲内で含まれる接合材を使用して接合を行うこととした。
【0016】
接合材に含有せしめるセラミックをコーディエライト粉末及びコーディエライト原料粉末としたのは、本体及びフランジと接合材の熱膨張係数を一致させるためであり、コーディエライト粉末とコーディエライト原料粉末との比率を規定したのは、十分な接合力を確保しつつ接合材の焼成収縮を防止するためである。即ち、コーディエライト粉末の重量比が95%を超えると接合力が低下して本体とフランジとの間に隙間を生ずる点において好ましくなく、一方、コーディエライト原料粉末の重量比が40%を超えると接合材の焼成収縮により本体やフランジにクラックを生ずるため好ましくない。
【0017】
なお、本明細書で「コーディエライト原料粉末」というときは、焼成によりコーディエライトを合成し得るセラミックの粉末を意味するものとする。例えば、タルク、カオリン、アルミナ、シリカ等の混合粉末が、本発明にいう「コーディエライト原料粉末」に該当する。
これらの粉末は、いずれも粒径は数10〜100μm程度のものを使用する。
【0018】
コーディエライト粉末やコーディエライト原料粉末は各々結合材用として新たに調製してもよいが、フィルタ本体やフランジの、成形後の乾燥工程における不良品(クラック品等)を粉砕してコーディエライト原料粉末を、焼成工程における不良品(クラック品等)を粉砕してコーディエライト粉末を調製することも可能である。このような方法は原料費を低減することができる点において好ましい。
【0019】
本発明の製造方法においては、本体及びフランジを構成する材質は、焼成収縮が小さいコーディエライトを用いる。
【0020】
上記接合材は上記重量比でコーディエライト粉末とコーディエライト原料粉末とが混合されている限りにおいて、水、その他の添加剤を添加しても良い。
例えばコーディエライト粉末とコーディエライト原料粉末の全体重量に対し25〜30重量%の水を添加すれば接合材をペレット状とすることができ、40重量%以上の水を添加すれば接合材をスラリー状とすることができる。また、接合材部分を乾燥し、焼成する際の強度確保を目的として、コーディエライト粉末とコーディエライト原料粉末の全体重量に対し0.5〜1.5重量%程度の有機バインダ(例えば、水溶性ポリマー等)を添加することも可能である。
【0021】
本発明の製造方法によれば、本体部分のコーディエライト焼結体とフランジ部分のコーディエライト焼結体とを個別に製造して用意し、フランジ部分のコーディエライト焼結体の中央に設けた開口部に本体部分のコーディエライト焼結体を嵌挿し、両部材の間隙部にペレット状の接合材を詰め込み、或いはスラリー状の接合材を流し込んだ後、接合材部分を乾燥・焼成することにより、本体部分とフランジ部分とが接合されたフランジ付きフィルタを得ることができる。
【0022】
【実施例】
以下、本発明の製造方法を実施例により更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0023】
(実施例1)
本体部分の焼成体とフランジ部分の焼成体とを、コーディエライト粉末とコーディエライト原料粉末とが含まれる接合材により接合してフランジ付きフィルタを製造した。
【0024】(本体)
本体としては、平均気孔径15μmの多孔質体に図2と同様に多数のセルが形成され、当該多数のセルの一端と他端が1セル毎に交互に封止された構造を有するハニカム構造体を使用した。ハニカム構造体のサイズは縦150mm×横150mm×長さ150mmとし、材質はコーディエライトの焼結体とした。ハニカム構造体は、直方体の長手方向に断面が6mm×6mmの正方形状であるセルをセル壁厚さ0.65mmで、約300個形成した。
【0025】(フランジ)
フランジは、縦190mm×横190mm×厚さ30mmの平板体の中央に、縦160mm×横160mmの開口部を設けた枠状とした。フランジの材質も本体と同様にコーディエライトの焼結体とした。
【0026】
(接合材)
コーディエライト粉末としては、前記フランジの焼成工程における不良品を粒径数10〜100μm程度に粉砕した粉末を、コーディエライト原料粉末としてはタルク、カオリン、アルミナ、シリカ等の混合粉末からなる前記フランジの成形体(未焼結体)の乾燥工程における不良品を粒径数10〜100μm程度に粉砕した粉末を使用した。
【0027】
上記コーディエライト粉末とコーディエライト原料粉末とを所定の重量比で混合したものに対し、有機バインダと水を添加することにより焼成粉未とコーディエライト原料粉末の重量比が異なる7水準のペレット状若しくはスラリー状の接合材を調製した。接合材に添加する有機バインダとしては水溶性ポリマーを使用した。
【0028】(接合方法)
前記本体と前記フランジとの接合は、フランジの中央に設けた開口部に本体を嵌挿し、両部材の間隙部にペレット状の接合材を詰め込むか、或いはスラリー状の接合材を流し込んだ後、1410℃にて3.5時間焼成することにより行った。
【0029】(評価)
実施例及び比較例のフィルタについて、本体及びフランジにおけるクラックの発生、接合部分における隙間の発生を観察することにより評価を行った。
また、接合部分の接合強度については、図3に示すようにフランジ部分35をスペーサ36で嵩上げし、本体部分34にアムスラー型材料試験器で荷重を加え、押し抜き荷重を測定することにより評価した。その結果を表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】
表1に示すように、実施例1−1〜1−5のフィルタには、本体及びフランジにおけるクラックや接合部分における隙間は認められなかった。
一方、比較例1−1のフィルタはフランジにクラックが発生し、比較例1−2のフィルタは接合部分に隙間が発生した。
【0032】
【発明の効果】
本発明の製造方法によれば、本体部分とフランジ部分を別個に成形するため成形工程が単純であり、生産効率を向上させることが可能である。
また、フランジ部分が既に焼成されているため、フランジ部分の焼成収縮によって本体やフランジにクラックが発生することがない。
【0033】
更に、ハンドリング性に優れる焼結体同士を接合するため両者の接合が容易であり生産効率を向上させることができることに加え、本体部分とフランジ部分を別個に焼成した後に接合するため、本体とフランジのいずれか一方の焼成不良により接合工程が無駄になることもない。
【0034】
また、本発明の製造方法に係る接合材は、十分な接合力を確保しつつ接合材の焼成収縮を防止することができるため、本体やフランジにおけるクラックの発生、或いは本体とフランジとの接合部分における隙間の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ハニカムフィルタの一の実施例を示す斜視図である。
【図2】 (a)はフランジ付きフィルタの一の実施例を示す模式図であり、(b)はフランジ付きフィルタの取り付け態様の例を示す模式図である。
【図3】 フィルタ本体とフランジとの接合部分における強度の評価方法を示す模式図である。
【符号の説明】
1…フィルタ、2…セル壁、3…セル、21…フィルタ、24…本体、25…フランジ、26…シール材、27…取付枠、31…フィルタ、34…本体、35…フランジ、38…接合材、39…スペーサ。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for manufacturing a dust collecting honeycomb filter used for removing dust or the like in a gas to be treated, and more particularly to a method for manufacturing a flanged filter having a flange at one end of the filter.
[0002]
[Prior art]
Honeycomb filters are used as dust collection filters to remove dust in the gas to be treated, and are used to recover products from high-temperature gas or exhaust gas in a wide range of fields such as chemical, electric power, steel, and automobile-related industries. Used to purify.
[0003]
In general, in a honeycomb filter, as shown in FIG. 1, a large number of
According to the filter 1, dust or the like larger than the pore diameter of the porous body is trapped in the pores of the
[0004]
In the honeycomb filter, in order to prevent mixing of the gas to be processed and the processed gas, for example, a
[0005]
The flanged filter generally includes a cordierite for the main body and the flange. An integral molding method in which the main body portion and the flange portion are integrally molded and fired, and the sintered body of the main body portion and the flange portion are formed. Sintered body-molded body joining method, main body for joining a molded body (ie, unsintered body) with a bonding material made of cordierite raw material powder (eg, mixed powder of talc, kaolin, alumina, silica, etc.) It has been manufactured by a sintered body-sintered body joining method or the like in which a sintered body of a flange portion is joined to a sintered body of a portion by a bonding material made of cordierite raw material powder .
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, the above production methods have problems in production or quality of the produced filter, and none of them is sufficient. For example, in the integral molding method, it is difficult to continuously form a complex shaped product such as a filter with a flange, so that there is a problem in that the molding process is complicated and the production efficiency is low.
[0007]
Further, in the sintered body-molded body joining method, the flange portion is fired and contracted in the subsequent firing step, so that there is a problem that cracks occur in the main body and the flange. On the other hand, in the sintered body-sintered body joining method, since cordierite raw material powder is used as a joining material, there is a problem that cracks occur in the main body and the flange due to the firing shrinkage of the joining material itself.
[0008]
In addition to the above-mentioned conventionally known methods, there is also a molded body-molded body joining method in which a molded body (unsintered body) of a main body part and a molded body of a flange part (unsintered body) are directly joined without using a joining material. Conceivable. However, when it is difficult to directly join molded products that are inferior in handling properties compared to a sintered body, production efficiency is low, and when firing failure such as cracks occurs only in one of the main body and flange However, there is a problem that the difficult joining process is completely wasted.
[0009]
The present invention has been made in view of the above-described problems of the prior art, and the object of the present invention is to generate cracks in the main body and the flange or to form a gap in the joint portion between the main body and the flange when manufacturing the filter. An object of the present invention is to provide a method of manufacturing a flanged filter that can prevent the occurrence of the flanged filter and has high production efficiency.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies by the present inventors, a sufficient bonding force can be obtained by using a bonding material having a predetermined composition in the sintered body-sintered body bonding method described above. As a result, the present invention was completed.
[0011]
That is, according to the present invention, in the method of manufacturing a flanged filter, the main body and the flange of which are made of the same material ceramic, the sintered body of the main body portion and the sintered body of the flange portion are made of cordierite powder and cordierite. There is provided a method for manufacturing a flanged filter, wherein the raw material powder is joined with a joining material contained in a weight ratio of 60:40 to 95: 5 .
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The production method of the present invention is characterized in that the sintered body of the main body portion and the sintered body of the flange portion are joined by a joining material containing cordierite powder and cordierite raw material powder in a predetermined ratio. To do.
According to such a manufacturing method, it is possible to prevent the occurrence of cracks in the main body and the flange, or the generation of a gap in the joint portion between the main body and the flange, and further improve the production efficiency.
Hereinafter, the production method of the present invention will be described in detail.
[0013]
The manufacturing method of the present invention employs a sintered body-sintered body joining method in which the sintered body of the flange portion is joined to the sintered body of the main body portion with a joining material of the same material as the main body and the flange. In the sintered body-sintered body joining method, the main body portion and the flange portion are separately formed, so that the forming process is simple and the production efficiency can be improved, and the flange portion is already fired. For this reason, cracks are not generated in the main body or the flange due to the firing shrinkage of the flange portion.
[0014]
Furthermore, since the sintered body-sintered body joining method joins sintered bodies having excellent handling properties, it is easy to join the two and the production efficiency can be improved. In addition, the main body portion and the flange portion are separated. Since joining is performed after firing, there is an advantage that the joining process is not wasted due to defective firing of either the main body or the flange.
[0015]
However, in the conventional sintered body-sintered body joining method, a bonding material made of cordierite raw material powder (such as a paste of cordierite raw material powder ) is used as the bonding material, and thus the firing shrinkage of the bonding material itself As a result, there is a problem that cracks occur in the main body and the flange. Therefore, in the production method of the present invention, the bonding is performed using a bonding material in which the cordierite powder and the cordierite raw material powder are included in a weight ratio of 60:40 to 95: 5.
[0016]
The reason why the cordierite powder and the cordierite raw material powder were used as the ceramic to be included in the bonding material is to make the thermal expansion coefficient of the main body and the flange and the bonding material coincide, and the cordierite powder and the cordierite raw material powder This ratio is defined in order to prevent firing shrinkage of the bonding material while ensuring a sufficient bonding force. That is, when the weight ratio of the cordierite powder exceeds 95%, it is not preferable in that the bonding force is reduced and a gap is formed between the main body and the flange, while the weight ratio of the cordierite raw material powder is 40%. Exceeding this is not preferable because cracks occur in the main body and the flange due to firing shrinkage of the bonding material.
[0017]
In the present specification, the term “cordierite raw material powder” means a ceramic powder capable of synthesizing cordierite by firing. For example, a mixed powder of talc, kaolin, alumina, silica and the like corresponds to the “cordierite raw material powder” referred to in the present invention.
These powders have a particle size of about several tens to 100 μm.
[0018]
Cordierite powder and cordierite raw material powder may be newly prepared as binders, but defective products (cracked products, etc.) in the drying process after molding of the filter body and flange are pulverized to produce cordierite. It is also possible to prepare cordierite powder by pulverizing the light raw material powder with defective products (such as crack products) in the firing step. Such a method is preferable in that raw material costs can be reduced.
[0019]
In the manufacturing method of the present invention, cordierite with small firing shrinkage is used as the material constituting the main body and the flange .
[0020]
As long as the cordierite powder and the cordierite raw material powder are mixed in the above weight ratio, water and other additives may be added to the bonding material.
For example, if 25 to 30% by weight of water is added to the total weight of the cordierite powder and the cordierite raw material powder , the bonding material can be made into a pellet, and if 40% by weight or more of water is added, the bonding material Can be made into a slurry. In addition, for the purpose of securing the strength when drying and firing the bonding material portion, an organic binder (for example, about 0.5 to 1.5% by weight with respect to the total weight of the cordierite powder and the cordierite raw material powder ) It is also possible to add a water-soluble polymer or the like.
[0021]
According to the production method of the present invention, the cordierite sintered body cordierite sintered body and the flange portion of the body portion is prepared by prepared separately, in the center of the cordierite sintered body of the flange portion The cordierite sintered body of the main body is inserted into the provided opening, the pellet-like bonding material is packed into the gap between the two members, or the slurry-like bonding material is poured, and then the bonding material portion is dried and fired. Thus, a flanged filter in which the main body portion and the flange portion are joined can be obtained.
[0022]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, although the manufacturing method of this invention is demonstrated in detail by an Example, this invention is not limited to these Examples.
[0023]
Example 1
The fired body of the main body part and the fired body of the flange part were joined with a joining material containing cordierite powder and cordierite raw material powder to produce a flanged filter.
(Main body)
As the main body, a honeycomb structure having a structure in which a large number of cells are formed in a porous body having an average pore diameter of 15 μm as in FIG. 2, and one end and the other end of the large number of cells are alternately sealed for each cell. Used the body. The size of the honeycomb structure was 150 mm long × 150 mm wide × 150 mm long, and the material was a cordierite sintered body. In the honeycomb structure, about 300 cells having a square shape with a cross section of 6 mm × 6 mm in the longitudinal direction of the rectangular parallelepiped were formed with a cell wall thickness of 0.65 mm.
(Flange)
The flange had a frame shape in which an opening of 160 mm length × 160 mm width was provided at the center of a flat plate having a length of 190 mm × width of 190 mm × thickness of 30 mm. The material of the flange was also a cordierite sintered body like the main body.
[0026]
(Joining material)
The cordierite powder is a powder obtained by pulverizing a defective product in the firing step of the flange to a particle size of about 10 to 100 μm, and the cordierite raw material powder is a mixed powder of talc, kaolin, alumina, silica, etc. The powder which grind | pulverized the inferior goods in the drying process of the molded object (unsintered body) of a flange to the particle size of about 10-100 micrometers was used.
[0027]
The above-mentioned cordierite powder and cordierite raw material powder are mixed at a predetermined weight ratio, but by adding an organic binder and water, the weight ratio of the uncalcined powder and cordierite raw material powder is different from seven levels. A pellet-like or slurry-like bonding material was prepared. A water-soluble polymer was used as the organic binder added to the bonding material.
(Joining method)
The main body and the flange are joined by inserting the main body into an opening provided in the center of the flange and filling the gap between the two members with a pellet-shaped bonding material or pouring a slurry-shaped bonding material, The baking was performed at 1410 ° C. for 3.5 hours.
(Evaluation)
About the filter of an Example and a comparative example, it evaluated by observing generation | occurrence | production of the crack in a main body and a flange, and the generation | occurrence | production of the clearance gap in a junction part.
Further, as shown in FIG. 3, the joint strength of the joint portion was evaluated by raising the
[0030]
[Table 1]
[0031]
As shown in Table 1, in the filters of Examples 1-1 to 1-5, cracks in the main body and the flange and gaps in the joint portion were not recognized.
On the other hand, in the filter of Comparative Example 1-1, a crack occurred in the flange, and in the filter of Comparative Example 1-2, a gap occurred in the joint portion.
[0032]
【The invention's effect】
According to the manufacturing method of the present invention, since the main body portion and the flange portion are separately molded, the molding process is simple, and the production efficiency can be improved.
Further, since the flange portion has already been fired, cracks are not generated in the main body and the flange due to firing shrinkage of the flange portion.
[0033]
Furthermore, since the sintered bodies having excellent handling properties are joined together, it is easy to join the two and the production efficiency can be improved. In addition, since the body portion and the flange portion are separately fired and joined, the body and the flange are joined. The joining process is not wasted due to any one of the firing failures.
[0034]
In addition, since the bonding material according to the manufacturing method of the present invention can prevent firing shrinkage of the bonding material while ensuring a sufficient bonding force, occurrence of cracks in the main body and the flange, or a bonding portion between the main body and the flange It is possible to prevent the occurrence of gaps in
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an embodiment of a honeycomb filter.
FIG. 2A is a schematic diagram showing an example of a flanged filter, and FIG. 2B is a schematic diagram showing an example of an attachment mode of the flanged filter.
FIG. 3 is a schematic diagram showing a strength evaluation method at a joint portion between a filter main body and a flange.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Filter, 2 ... Cell wall, 3 ... Cell, 21 ... Filter, 24 ... Main body, 25 ... Flange, 26 ... Sealing material, 27 ... Mounting frame, 31 ... Filter, 34 ... Main body, 35 ... Flange, 38 ... Joining Material, 39: spacer.
Claims (1)
本体部分のコーディエライト焼結体とフランジ部分のコーディエライト焼結体とを、コーディエライト粉末とコーディエライト原料粉末とが重量比60:40〜95:5の範囲内で含まれる接合材により接合することを特徴とするフランジ付きフィルタの製造方法。In the manufacturing method of the flanged filter whose main body and flange are made of cordierite ,
A cordierite sintered body cordierite sintered body and the flange portion of the body portion, cordierite powder and cordierite raw material powder and the weight ratio 60: 40 to 95: joint included in the range of 5 A method for manufacturing a filter with flange, characterized by joining with a material.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25914099A JP3971066B2 (en) | 1999-09-13 | 1999-09-13 | Manufacturing method of filter with flange |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25914099A JP3971066B2 (en) | 1999-09-13 | 1999-09-13 | Manufacturing method of filter with flange |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001079320A JP2001079320A (en) | 2001-03-27 |
JP3971066B2 true JP3971066B2 (en) | 2007-09-05 |
Family
ID=17329893
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25914099A Expired - Lifetime JP3971066B2 (en) | 1999-09-13 | 1999-09-13 | Manufacturing method of filter with flange |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3971066B2 (en) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5418869B2 (en) * | 2006-11-30 | 2014-02-19 | 日立金属株式会社 | Ceramic honeycomb filter and manufacturing method thereof |
KR101251228B1 (en) | 2007-06-25 | 2013-04-08 | (주)엘지하우시스 | A method for preparing an outer wall-integrated ceramic filter |
US8182603B2 (en) * | 2007-11-30 | 2012-05-22 | Corning Incorporated | Cement compositions for applying to ceramic honeycomb bodies |
JP5725395B2 (en) * | 2010-03-31 | 2015-05-27 | 日立金属株式会社 | Cordierite ceramic honeycomb filter and manufacturing method thereof |
CN203710819U (en) | 2012-10-19 | 2014-07-16 | 日本碍子株式会社 | Honeycomb filter for dust collection |
-
1999
- 1999-09-13 JP JP25914099A patent/JP3971066B2/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001079320A (en) | 2001-03-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4246475B2 (en) | Manufacturing method of honeycomb structure | |
EP1769837B1 (en) | Ceramic honeycomb structure and method for manufacture thereof | |
JP6077484B2 (en) | Honeycomb structure | |
US20090239028A1 (en) | Honeycomb structure | |
JPS6069228A (en) | Particle filter for exhaust system of internal combustion engine | |
US6576579B2 (en) | Phosphate-based ceramic | |
JP4528263B2 (en) | Method for manufacturing silicon carbide honeycomb structure and silicon carbide honeycomb structure | |
CN102701776B (en) | Manufacturing method of filter core of catcher for catching silicon carbide mass particles in diesel engine exhaust | |
JP2004142978A (en) | Method for manufacturing porous honeycomb structure and honeycomb formed body | |
JP5478243B2 (en) | Bonding material composition and method for producing the same, joined body and method for producing the same | |
JP3971066B2 (en) | Manufacturing method of filter with flange | |
JP2011005417A (en) | Honeycomb filter and method of manufacturing the same | |
EP3070069A1 (en) | Honeycomb structure | |
EP2319605B1 (en) | Honeycomb filter | |
JP5351678B2 (en) | Honeycomb structure | |
JP2008043852A (en) | Ceramics filter | |
EP2105181B1 (en) | Honeycomb structured body | |
JP5365794B2 (en) | Ceramic filter for supporting catalyst and method for manufacturing the same | |
JP5149032B2 (en) | Honeycomb structure | |
US20110236626A1 (en) | Honeycomb structure | |
JP2002136817A (en) | Honeycomb filter and its manufacturing method | |
JP5318753B2 (en) | JOINT BODY, MANUFACTURING METHOD THEREOF, JOINT MATERIAL COMPOSITION, AND MANUFACTURING METHOD THEREOF | |
KR20090047849A (en) | Composition for porous ceramic filter, porous ceramic filter comprising the same and preparation method thereof | |
JP2004075522A (en) | Ceramic honeycomb structure | |
JP3763984B2 (en) | Manufacturing method of ceramic filter with flange |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050214 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061114 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061121 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070118 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070605 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070607 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3971066 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100615 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110615 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120615 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130615 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140615 Year of fee payment: 7 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |