JP3966232B2

JP3966232B2 - Rolling bearing

Info

Publication number: JP3966232B2
Application number: JP2003166681A
Authority: JP
Inventors: 暁良本田; 一彦大高; 佑鈴木
Original assignee: NSK Ltd
Current assignee: NSK Ltd
Priority date: 2002-07-26
Filing date: 2003-06-11
Publication date: 2007-08-29
Anticipated expiration: 2023-06-11
Also published as: JP2004108572A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば印刷機械、圧延機、製紙機械等の各種機械装置に用いられる転がり軸受に関し、特に印刷機の胴サポート用軸受として用いるのに好適な転がり軸受に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来のこの種の転がり軸受としては、例えば図１９に示すものが知られている。この転がり軸受は、内輪１と外輪２との間に該内輪１に対して偏心配置された中間輪３を有しており、内輪１と中間輪３との間に保持器４を介して円錐ころ列５を配設して内側軸受を構成すると共に、外輪２と中間輪３との間に保持器６を介して円錐ころ列７を配設して外側軸受を構成している。
【０００３】
内側軸受は円錐ころ列５が複列外向きとされて背面組合わせ構造とされ、外側軸受は円錐ころ列７が複列内向きとされて正面組合せ構造とされている。
この転がり軸受をオフセット印刷機のゴム胴のサポート用軸受として用いる場合には、中間輪３に揺動用のブラケットが連結され、ゴム胴の回転軸が内輪１で支持されるようになっている。
【０００４】
そして、印刷時には、ゴム胴が版胴及び圧胴に押し当てられた状態で高速回転し、版胴に塗布されたインクがゴム胴を介して圧胴側の印刷用紙に転写されて印刷され、また、印刷トラブルにより紙が詰まった場合等には、ブラケットを操作して中間輪３を揺動させることにより、中間輪３と内輪１との間のカム作用によりゴム胴を版胴及び圧胴から離間移動させ、これにより、ゴム胴のインクが圧胴側の印刷用紙に転写されないようにし、また、詰まった紙の排出等を行う（例えば、特許文献１参照）。
【０００５】
【特許文献１】
特開平９−２３９９５２号公報
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、印刷機の胴サポート用軸受の場合、印刷時のインクのずれやむらが極力少なくなるようにゴム胴の自由度を完全拘束する必要があるため、軸受には剛性が要求され、また、軸受には予圧が付与される。
しかしながら、上記従来の転がり軸受においては、内側軸受が荷重の作用点間距離が長い背面組合わせ構造とされ、外側軸受が荷重の作用点間距離が短い正面組合せ構造とされているため、内側軸受については剛性を確保するのに有利なものの、外側軸受については剛性面の点からは不利である。
【０００７】
軸受としての剛性は、内側軸受の剛性と外側軸受の剛性とのトータルで決定されるので、このような構造の軸受では剛性上の限界があり、昨今の印刷物の精度向上からさらなる軸受の剛性向上の要求が高まり、改善の必要があった。
本発明はこのような不都合を解消するためになされたものであり、内側軸受及び外側軸受共に荷重の作用点間距離を長くして剛性の向上を図ることができる転がり軸受を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項１に係る発明は、内輪と外輪との間に該内輪に対して偏心配置された中間輪を有し、前記内輪と前記中間輪との間に転動体列を配設して内側軸受とすると共に、前記外輪と前記中間輪との間に転動体列を配設して外側軸受とした二重構造の転がり軸受において、
前記内側軸受側の転動体列を複列外向きの円錐ころ列として該内側軸受を背面組合わせ構造とすると共に、前記外側軸受側の転動体列を複列外向きの円錐ころ列として該外側軸受を背面組合せ構造としたことを特徴とする。
【００１３】
請求項２に係る発明は、請求項１において、前記中間輪を内筒部と該内筒部に外嵌される外筒部とで構成して、前記内筒部を前記内側軸受の外輪とすると共に、前記外筒部を前記外側軸受の内輪としたことを特徴とする。
【００１４】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図を参照して説明する。
図１は本発明の第１の実施の形態である転がり軸受を説明するための断面図、図２は図１の転がり軸受の外輪及び中間輪を分解した断面図、図３は一対の分割輪を互いに結合して中間輪とした状態を示す断面図、図４は図３のＡ−Ａ線断面図、図５は本発明例の軸受を取り付けたロールと従来例の軸受を取り付けたロールのたわみ量を比較したグラフ図、図６〜図１８は本発明の他の実施の形態を説明するための図である。
【００１５】
本発明の第１の実施の形態である転がり軸受１０は、図１に示すように、内輪１１と外輪１２との間に該内輪１１に対して偏心配置された中間輪１３を有しており、内輪１１と中間輪１３との間に保持器１４を介して円錐ころ列１５を配設して内側軸受を構成すると共に、外輪１２と中間輪１３との間に保持器１６を介して円錐ころ列１７を配設して外側軸受を構成している。
【００１６】
ここで、この実施の形態では、内側軸受側の円錐ころ列１５を複列外向きとして該内側軸受を荷重の作用点間距離が長い背面組合わせ構造とすると共に、外側軸受側の円錐ころ列１７も同様に複列外向きとして該外側軸受を荷重の作用点間距離が長い背面組合せ構造としている。
また、外側軸受を背面組合せ構造としたことから、該外側軸受側の円錐ころ列１７の組み込みを容易にすべく、図２に示すように、中間輪１３を軸方向の中央位置で二分割して一対の分割輪１３ａ，１３ｂとしている。
【００１７】
一対の分割輪１３ａ，１３ｂは、偏心位置を合わせるために位置決めピン（位置決め手段）１８によって周方向の位置決めがなされ、また、両分割輪１３ａ，１３ｂの結合は締結ボルト及びナット（固定手段、図示せず）によって行われる。図３及び図４において符号１９は一対の分割輪１３ａ，１３ｂに形成された締結ボルト用のボルト挿通穴、２０は締結ボルトの頭部又はナットのざぐり穴である。これにより、一対の分割輪１３ａ，１３ｂを同一形状とすることができ、一種類の分割輪を製作すればよいことになる。
【００１８】
転がり軸受の組立手順の一例としては、外輪１２に、円錐ころ列１７及び保持器１６が外径側に組み込まれた一対の分割輪１３ａ，１３ｂを軸方向の外側から組み込んで、位置決めピン１８で周方向の位相を合わせた後に両分割輪１３ａ，１３ｂを締結ボルト及びナットを用いて結合し、次に、中間輪１３の内径側に、内輪１１、円錐ころ列１５及び保持器１４のアッセンブリを軸方向の外側から組み込んで軸受を完成させる。
【００１９】
このようにこの実施の形態では、内側軸受及び外側軸受共に荷重の作用点間距離が長い背面組合わせ構造とされているため、内側軸受の剛性と外側軸受の剛性とのトータルで決定される軸受剛性の向上を図ることができ、この結果、オフセット印刷機のゴム胴のサポート用軸受として用いた場合に印刷物の精度向上を実現することができる。
【００２０】
図５に、内側軸受及び外側軸受共に背面組合せ構造とした本発明例の転がり軸受と、内側軸受を背面組合せ構造とし、外側軸受を正面組合せ構造とした従来例の転がり軸受とについて、ロールのサポート用軸受として用いた場合のロールの撓み量を比較した結果を示す。なお、外側軸受の組合せ構造以外の条件は本発明例及び従来例共に同一とした。
【００２１】
図５から明らかなように、本発明例は従来例に比べてロールの撓み量が小さく、軸受剛性が２０％ほど向上することが確認できた。
次に、図６及び図７を参照して、本発明の第２の実施の形態である転がり軸受を説明する。なお、上記第１の実施の形態と重複する部分については各図に同一符号を付して説明する。
【００２２】
本発明の第２の実施の形態である転がり軸受は、図６及び図７に示すように、中間輪１３が一体構造とされたもので、背面組み合わせ構造の外側軸受の組立を容易にすべく、外輪１２及び円錐ころ列１７が組み込まれた保持器１６を周方向に二分割している。この場合、保持器１６と円錐ころ列１７とを分離できない構造、例えばパチンを設けた保持器、あるいはピンタイプ保持器とすることで、作業効率を上げることができる。その他の構成及び作用効果については、上記第１の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
【００２３】
次に、図８〜図１０を参照して、本発明の第３の実施の形態である転がり軸受を説明する。なお、上記第１の実施の形態と重複する部分については各図に同一符号を付して説明を省略する。
本発明の第３の実施の形態である転がり軸受は、図８（ｅ）に示すように、中間輪１３が一体構造とされており、外側軸受の複列外輪１２間に間座１２ａが介装され、且つ各列の外輪間寸法＜間座幅寸法とされると共に、間座１２ａが周方向に二分割されている。
【００２４】
そして、この実施の形態では、背面組み合わせ構造の外側軸受を次のようにして組み立てている。
まず、図８（ａ）に示すように、中間輪１３の二列の外径軌道面の一方の列に円錐ころ１７が組み込まれた保持器１６及び外輪１２を組み込み、次いで、図８（ｂ）に示すように、他方の列の外輪１２を他端側から中間輪１３に外挿して一方の列の外輪１２に近接配置する。
【００２５】
次に、図８（ｃ）に示すように、他方の列に円錐ころ１７が組み込まれた保持器１６を組み込んだ後、図８（ｄ）に示すように、他方の列の外輪１２を他端側に移動して円錐ころ１７及び保持器１６に被せ、次いで、両列の外輪１２の間に分割された間座１２ａを挿入し、これにより、軸受を完成させる（図８（ｅ）参照）。
【００２６】
なお、この実施の形態での外側軸受の組立方法では、かご形保持器のような加締めは非効率で、治具も複雑になる。そこで、保持器の外径側から円錐ころが組込める保持器を用いることで組立ての効率化が図れる。保持器の外径側から円錐ころが組込める保持器としては、例えば、図９に示すように、ボケット内径部にパチン代１６ａを設けた保持器１６にすればよく、プレス保持器の場合には、保持器が内輪軌道面に案内される内輪案内方式保持器、また、弾性に富んだ樹脂による保持器などを採用することが考えられる。
【００２７】
また、保持器は、外側軸受の内部に挿入するには、保持器内径が中間輪１３の外径側軌道面の軸方向外側に設けた大つば３０（図８（ａ）参照）の外径より大きい必要があるが、寸法的にその条件を満たす設計をすることはほぼ不可能であるため、図１０に示すように、保持器１６を周方向に分割することにより、保持器１６が大つば３０を越える必要が無くなり、分割された保持器１６の内径側から円錐ころ１７を組込んだ後に、分割された保持器１６を組合せて完成させることが可能となる。
【００２８】
なお、保持器１６の分割箇所は接続されることが望ましいが、外側軸受が極低速の揺動で回転ではない場合には、前記分割箇所が接続されない構造でも使用時の問題にはならない。また、保持器にケージアンドローラになるようなパチンを設けるか、あるいはピンタイプ保持器とすることにより、さらに組立てが容易になる。その他の構成及び作用効果については、上記第１の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
【００２９】
次に、図１１を参照して、本発明の第４の実施の形態である転がり軸受を説明する。なお、上記第１の実施の形態と重複する部分については各図に同一符号を付して説明を省略する。
本発明の第４の実施の形態である転がり軸受は、図１１に示すように、中間輪１３の大つば３０を該中間輪１３から分割して中間輪１３に対して取付け、取外し可能にしている。これにより、大つば３０を取り外した状態で、円錐ころ１７が組み込まれた保持器１６を分割することなく中間輪１３に組込んだ後、大つば３０を中間輪１３に取付け、次いで、上記第３の実施の形態と同様にして外側軸受を組み込むことにより、軸受を完成させる。
【００３０】
この実施の形態では、大つば３０と中間輪１３との間にシムを挟む構造とすることで、組立現場で、例えばハウジングの出来具合により外側軸受の微妙な予圧の再調整が必要となった場合に、その調整が可能となる。
なお、保持器１６は、中間輪１３の外径側から組込める構造でもよいが、くし形構造の保持器とすることにより、円錐ころ１７を中間輪１３の外径側軌道に沿って滑らせるように組入れることが可能となる。こうすることによって、組立てがさらに容易になる。
【００３１】
また、この実施の形態では、間座１２ａ、外輪１２を組込んだ後の状態でも円錐ころ１７を挿入することが可能となり、間座幅寸法、外輪間寸法等に設計上の制約を設ける必要を無くすこともできる。その他の構成及び作用効果については、上記第１の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
ここで、上述した第３及び第４の実施の形態において、複列の外輪１２間に分割間座１２ａを挿入する際には、外側軸受予圧に相当するアキシアルすきま分、外輪間寸法＜間座幅寸法の関係があり、各列の外輪１２間を拡げないと分割間座１２ａを組入れることはできない。そこで、図１２及び図１３に示すように、各外輪１２の外径部に冶具係合部３１を設けることで、この係合部３１に冶具を引掛けて、ねじ、油圧等により、各外輪１２間を拡げることができ、分割間座１２ａを組入れることが可能となる。
【００３２】
なお、幅寸法の異なる間座を複数個用意するか、あるいは間座幅寸法を追加工して調整することにより、組立現場で、例えばハウジングの出来具合により外側軸受の微妙な予圧の再調整が必要となった場合に、その調整が可能となる。
また、他の例として、図１４に示すように、分割間座１２ａの周方向の端部側面を先端側に向けて次第に狭くなるテーパ形状とすると共に、各列の外輪１２の分割間座１２ａのテーパ側面３２が接する側面を該テーパ側面３２に対応する傾斜面３３とすることで、分割間座１２ａを、両列の外輪１２間にくさび効果で押込める向きに挿入し、円周方向に押込むことで両列の外輪１２を押し広げ、分割間座１２ａを所定の予圧を得る位置に収めることが可能となる。
【００３３】
なお、図１４において、外輪１２の端面は、分割間座１２ａの端面形状と合致する傾斜面３３とされているが、必ずしも傾斜面にする必要はなく、ストレート面であってもよい。
次に、図１５及び図１６を参照して、本発明の第５の実施の形態である転がり軸受を説明する。なお、上記第１の実施の形態と重複する部分については各図に同一符号を付して説明を省略する。
【００３４】
本発明の第５の実施の形態である転がり軸受は、背面組合せ構造の外側軸受の組み込みを容易にすべく、中間輪１３を内筒部４１と該内筒部４１の軸方向両端部に外嵌される二列の外筒部４２とで構成して、内筒部４１を内側軸受の外輪とすると共に、外筒部４２を外側軸受の内輪としている。内筒部４１と外筒部４２は、例えば嵌め合い構造で組み合せることが可能である。
【００３５】
内筒部４１と外筒部４２を組み合わせる構造の場合には、軸受の予圧設定に重要な影響を及ぼすことが考えられる。特に組み合わされた後の中間輪１３の真円度精度が悪い場合には、印刷時（内側軸受回転時）の回転精度に影響が出て印刷物の質が悪くなる虞れがあるが、本軸受のような予圧での使用条件では、解析により、この構造による真円度への影響が無いことが確認できた。また、内筒部４１と外筒部４２との嵌め合いが不充分な場合には、嵌め合い部でずれが生じ予圧抜けの発生が懸念されるが、本軸受の使用される条件の予圧と嵌め合い部の嵌合力では、嵌合力＞予圧荷重であるので問題無いことが確認できた。なお、内筒部４１と外筒部４２とを組み合せる方法は、嵌め合い以外にも例えばボルトによる固定も考えられる。
【００３６】
また、内筒部４１と外筒部４２とを組み合わせて構成される中間輪１３は外側軌道と内側軌道が偏心しているため、内筒部４１、外筒部４２のいずれかのリングを偏心させて製作する必要がある。仮に、偏心させる方を内筒部４１とすると、外筒部４２は、通常の単列円錐ころ軸受の内輪と基本的に同じ形状となり、工場での工程を同じにすることが可能となり、設備の新たな準備は不要である。内筒部４１は偏心形状となるが、現状の中間輪と同じ工程で作成することが可能である。その他の構成及び作用効果については、上記第１の実施の形態と同様であるので説明を省略する。なお、この構造で、内筒部４１のつば４３がなくてもよく、その場合には、外筒部４２の押し込み量を加減することで、外側軸受の組立現場で予圧の調整が可能となる。
【００３７】
なお、本発明の転がり軸受の内輪、外輪、中間輪、保持器、内側軸受側の転動体列、間座、治具係合部、内筒部及び外筒部等の構成は上記各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
また、上記各実施の形態では、内側軸受を円錐ころ軸受とした場合を例に採ったが、必ずしもこのようにする必要はなく、例えば内側軸受としてアンギュラ玉軸受などの玉軸受や円筒ころ軸受など他の形式の軸受を用いても本発明を適用できるのは勿論である。
【００３８】
更に、上記各実施の形態では、内側軸受及び外側軸受共に、円錐ころ列を保持器で保持した場合を例に採ったが、これに限定されず、円錐ころ間に樹脂製等のスペーサを介装するようにしてもよい。
更に、上記実施の形態では、両外輪１２の間に間座１２ａを介装しているが、これに代えて、図１７に示すように、一体型の外輪５２を用いてもよいし、図１８に示すように、単列外輪６２の突き合わせとしてもよい。
【００３９】
【発明の効果】
上記の説明から明らかなように、本発明によれば、内側軸受及び外側軸受共に荷重の作用点間距離が長い背面組合わせ構造としているので、内側軸受の剛性と外側軸受の剛性とのトータルで決定される軸受剛性の向上を図ることができ、この結果、印刷機胴サポート用軸受として好適な転がり軸受を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施の形態である転がり軸受を説明するための断面図である。
【図２】図１の転がり軸受の外輪及び中間輪を分解した断面図である。
【図３】一対の分割輪を互いに結合して中間輪とした状態を示す断面図である。
【図４】図３のＡ−Ａ線断面図である。
【図５】本発明例の軸受を取り付けたロールと従来例の軸受を取り付けたロールのたわみ量を比較したグラフ図である。
【図６】本発明の第２の実施の形態である転がり軸受の外輪及び保持器を分解した断面図である。
【図７】図６の側面図である。
【図８】本発明の第３の実施の形態である転がり軸受の組立工程を説明するための断面図である。
【図９】保持器の径方向外側から該保持器に円錐ころを組み込んだ状態を示す説明図である。
【図１０】保持器を周方向に分割した図である。
【図１１】本発明の第４の実施の形態である転がり軸受の分解図である。
【図１２】各列の外輪に設けた治具係合部を説明するための斜視図である。
【図１３】図１２の治具係合部を外輪の径方向外方から見た図である。
【図１４】各列の外輪間に分割間座のテーパ側面を押し込む様子を説明するための説明図である。
【図１５】本発明の第５の実施の形態である転がり軸受の断面図である。
【図１６】図１５の転がり軸受の分解図である。
【図１７】外輪の変形例を示す図である。
【図１８】外輪の変形例を示す図である。
【図１９】従来の転がり軸受を説明するための断面図である。
【符号の説明】
１０…転がり軸受
１１…内輪
１２…外輪
１２ａ…分割間座
１３…中間輪
１３ａ，１３ｂ…分割輪
１５…円錐ころ列（内側軸受の転動体列）
１６…保持器
１７…円錐ころ列（外側軸受の転動体列）
１８…位置決めピン（位置決め手段）
３０…大つば
３１…治具係合部
３２…テーパ側面
３３…傾斜面
４１…内筒部
４２…外筒部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a rolling bearing used for various machine devices such as a printing machine, a rolling mill, and a papermaking machine, and more particularly to a rolling bearing suitable for use as a cylinder support bearing for a printing machine.
[0002]
[Prior art]
As a conventional rolling bearing of this type, for example, the one shown in FIG. 19 is known. This rolling bearing has an intermediate ring 3 arranged eccentrically with respect to the inner ring 1 between the inner ring 1 and the outer ring 2, and a conical shape is provided between the inner ring 1 and the intermediate ring 3 via a cage 4. A roller train 5 is disposed to constitute an inner bearing, and a tapered roller train 7 is disposed between the outer ring 2 and the intermediate ring 3 via a cage 6 to constitute an outer bearing.
[0003]
The inner bearing has a double-row outward structure with the tapered roller rows 5 facing outward, and the outer bearing has a front-side combined structure with the tapered roller rows 7 facing inwardly in the double rows.
When this rolling bearing is used as a bearing for supporting a rubber cylinder of an offset printing machine, a swing bracket is connected to the intermediate wheel 3 so that the rotation shaft of the rubber cylinder is supported by the inner ring 1.
[0004]
At the time of printing, the rubber cylinder is rotated at a high speed while being pressed against the plate cylinder and the impression cylinder, and the ink applied to the plate cylinder is transferred to the printing paper on the impression cylinder side through the rubber cylinder and printed. Also, when paper is jammed due to printing trouble, etc., the rubber cylinder is moved by the cam action between the intermediate wheel 3 and the inner ring 1 by operating the bracket to swing the intermediate wheel 3 and the plate cylinder and the impression cylinder. Thus, the ink in the rubber cylinder is prevented from being transferred to the printing paper on the impression cylinder side, and the jammed paper is discharged (for example, see Patent Document 1).
[0005]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 9-239952
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the case of a cylinder support bearing for a printing press, it is necessary to completely restrain the degree of freedom of the rubber cylinder so as to minimize the displacement and unevenness of ink during printing, so the bearing is required to have rigidity, A preload is applied to the bearing.
However, in the conventional rolling bearing described above, the inner bearing has a rear combination structure in which the distance between the application points of the load is long, and the outer bearing has a front combination structure in which the distance between the application points of the load is short. However, the outer bearing is disadvantageous from the viewpoint of rigidity.
[0007]
Since the rigidity of the bearing is determined by the total of the rigidity of the inner bearing and the rigidity of the outer bearing, there is a limit on the rigidity of the bearing having such a structure, and the rigidity of the bearing is further improved from the recent improvement in accuracy of printed matter. There was a need for improvement.
The present invention has been made to eliminate such inconveniences, and an object of the present invention is to provide a rolling bearing capable of improving the rigidity by increasing the distance between the acting points of both the inner bearing and the outer bearing. And
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention according to claim 1 includes an intermediate ring disposed eccentrically with respect to the inner ring between the inner ring and the outer ring, and a rolling element between the inner ring and the intermediate ring. In a double-structured rolling bearing in which a row is provided as an inner bearing, and a rolling element row is provided between the outer ring and the intermediate ring as an outer bearing.
The inner bearing side rolling element row is a double-row outward tapered roller row and the inner bearing is a rear combination structure, and the outer bearing side rolling element row is a double-row outward tapered roller row and the outer side. The bearing has a back combination structure.
[0013]
Invention, in 請 Motomeko 1, wherein configured between the outer cylindrical portion which is fitted an intermediate ring to the inner cylinder portion and the inner cylinder portion, the inner cylindrical portion of the inner bearing outer ring according to claim 2 In addition, the outer cylinder portion is an inner ring of the outer bearing.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
1 is a sectional view for explaining a rolling bearing according to a first embodiment of the present invention, FIG. 2 is a sectional view in which an outer ring and an intermediate ring of the rolling bearing of FIG. 1 are disassembled, and FIG. 3 is a pair of split rings. FIG. 4 is a cross-sectional view taken along the line AA of FIG. 3, and FIG. 5 is a view of the roll with the bearing of the example of the present invention and the roll with the bearing of the conventional example attached. FIG. 6 to FIG. 18 are graphs for explaining other embodiments of the present invention.
[0015]
As shown in FIG. 1, the rolling bearing 10 according to the first embodiment of the present invention has an intermediate ring 13 arranged eccentrically with respect to the inner ring 11 between the inner ring 11 and the outer ring 12. A tapered roller train 15 is disposed between the inner ring 11 and the intermediate ring 13 via a cage 14 to form an inner bearing, and a cone is provided between the outer ring 12 and the intermediate ring 13 via a cage 16. A roller train 17 is provided to constitute an outer bearing.
[0016]
Here, in this embodiment, the tapered roller train 15 on the inner bearing side is double-row outward, and the inner bearing has a back combination structure with a long distance between the acting points of the load, and the tapered roller train on the outer bearing side. Similarly, the outer bearing 17 has a rear combination structure in which the distance between the acting points of the load is long with the double row outward.
Further, since the outer bearing has a rear combination structure, as shown in FIG. 2, the intermediate ring 13 is divided into two at the axial center position so that the tapered roller row 17 on the outer bearing side can be easily assembled. The pair of split wheels 13a and 13b.
[0017]
The pair of split wheels 13a and 13b are positioned in the circumferential direction by positioning pins (positioning means) 18 in order to align the eccentric positions, and the coupling between the split rings 13a and 13b is fastening bolts and nuts (fixing means, FIG. Not shown). 3 and 4, reference numeral 19 denotes a bolt insertion hole for a fastening bolt formed in the pair of split wheels 13a and 13b, and 20 denotes a head of the fastening bolt or a counterbore hole of the nut. Thereby, a pair of split wheel 13a, 13b can be made into the same shape, and what is necessary is just to manufacture one type of split wheel.
[0018]
As an example of a procedure for assembling the rolling bearing, a pair of split rings 13 a and 13 b in which the tapered roller row 17 and the cage 16 are incorporated on the outer diameter side are incorporated into the outer ring 12 from the outside in the axial direction. After matching the phases in the circumferential direction, the split wheels 13a and 13b are joined using fastening bolts and nuts. Next, an assembly of the inner ring 11, the tapered roller train 15 and the cage 14 is mounted on the inner diameter side of the intermediate ring 13. The bearing is completed by incorporating it from the outside in the axial direction.
[0019]
As described above, in this embodiment, both the inner bearing and the outer bearing have a back combination structure in which the distance between the acting points of the load is long. Therefore, the bearing is determined by the total of the rigidity of the inner bearing and the rigidity of the outer bearing. The rigidity can be improved, and as a result, the accuracy of printed matter can be improved when used as a support bearing for a rubber cylinder of an offset printing machine.
[0020]
FIG. 5 shows a roll support for the rolling bearing of the present invention in which the inner bearing and the outer bearing are combined with the back surface, and the conventional rolling bearing with the inner bearing in the rear combined structure and the outer bearing in the front combined structure. The result of having compared the deflection amount of the roll at the time of using it as a bearing for a vehicle is shown. The conditions other than the combined structure of the outer bearings were the same for both the present invention example and the conventional example.
[0021]
As is clear from FIG. 5, it was confirmed that the example of the present invention has a smaller amount of bending of the roll than the conventional example, and the bearing rigidity is improved by about 20%.
Next, with reference to FIG.6 and FIG.7, the rolling bearing which is the 2nd Embodiment of this invention is demonstrated. Note that portions overlapping with those in the first embodiment are described with the same reference numerals.
[0022]
As shown in FIGS. 6 and 7, the rolling bearing according to the second embodiment of the present invention has an intermediate ring 13 as an integral structure, and it is easy to assemble an outer bearing having a rear combination structure. The cage 16 in which the outer ring 12 and the tapered roller row 17 are incorporated is divided into two in the circumferential direction. In this case, working efficiency can be improved by using a structure in which the retainer 16 and the tapered roller row 17 cannot be separated, for example, a retainer provided with a pinch or a pin type retainer. Other configurations and operational effects are the same as those in the first embodiment, and a description thereof will be omitted.
[0023]
Next, with reference to FIGS. 8-10, the rolling bearing which is the 3rd Embodiment of this invention is demonstrated. In addition, about the part which overlaps with the said 1st Embodiment, the same code | symbol is attached | subjected to each figure and description is abbreviate | omitted.
In the rolling bearing according to the third embodiment of the present invention, as shown in FIG. 8 (e), the intermediate ring 13 is integrated, and a spacer 12a is interposed between the double row outer rings 12 of the outer bearing. In addition, the outer ring dimension of each row is smaller than the spacer width dimension, and the spacer 12a is divided into two in the circumferential direction.
[0024]
And in this embodiment, the outer side bearing of a back combination structure is assembled as follows.
First, as shown in FIG. 8 (a), the retainer 16 and the outer ring 12 in which the tapered rollers 17 are incorporated are incorporated in one row of the two outer diameter raceway surfaces of the intermediate ring 13, and then, FIG. ), The outer ring 12 in the other row is extrapolated to the intermediate wheel 13 from the other end side, and is arranged close to the outer ring 12 in one row.
[0025]
Next, as shown in FIG. 8 (c), after the cage 16 in which the tapered rollers 17 are incorporated in the other row is assembled, the outer ring 12 in the other row is moved to the other row as shown in FIG. 8 (d). It moves to the end side and covers the tapered roller 17 and the cage 16, and then a spacer 12a divided between the outer rings 12 of both rows is inserted, thereby completing the bearing (see FIG. 8 (e)). ).
[0026]
In the method of assembling the outer bearing in this embodiment, caulking like a cage retainer is inefficient and the jig is complicated. Therefore, the efficiency of assembly can be improved by using a cage in which tapered rollers can be assembled from the outer diameter side of the cage. For example, as shown in FIG. 9, a cage 16 in which a pinch allowance 16a is provided on a bocket inner diameter portion may be used as a cage in which a tapered roller can be incorporated from the outer diameter side of the cage. It is conceivable to adopt an inner ring guide type cage in which the cage is guided to the inner ring raceway surface, a cage made of a resin rich in elasticity, or the like.
[0027]
In order to insert the cage into the outer bearing, the outer diameter of the large collar 30 (see FIG. 8A) whose cage inner diameter is provided on the outer side of the outer diameter side raceway surface of the intermediate ring 13 in the axial direction. Although it is necessary to make the design larger, but it is almost impossible to design that satisfies the conditions in terms of dimensions. Therefore, by dividing the cage 16 in the circumferential direction as shown in FIG. It is not necessary to exceed the collar 30, and after the tapered roller 17 is assembled from the inner diameter side of the divided cage 16, the divided cage 16 can be combined and completed.
[0028]
It should be noted that the divided portions of the cage 16 are preferably connected. However, when the outer bearing is not rotated at a very low speed, the structure where the divided portions are not connected does not cause a problem during use. Further, assembly is further facilitated by providing a snapping mechanism for the cage and roller or a pin type cage. Other configurations and operational effects are the same as those in the first embodiment, and a description thereof will be omitted.
[0029]
Next, with reference to FIG. 11, the rolling bearing which is the 4th Embodiment of this invention is demonstrated. In addition, about the part which overlaps with the said 1st Embodiment, the same code | symbol is attached | subjected to each figure and description is abbreviate | omitted.
As shown in FIG. 11, the rolling bearing according to the fourth embodiment of the present invention is configured such that the large collar 30 of the intermediate wheel 13 is divided from the intermediate wheel 13 and attached to and removed from the intermediate wheel 13. Yes. Thus, after the large collar 30 is removed, the cage 16 incorporating the tapered roller 17 is assembled into the intermediate wheel 13 without being divided, and then the large collar 30 is attached to the intermediate wheel 13, and then The bearing is completed by incorporating the outer bearing in the same manner as in the third embodiment.
[0030]
In this embodiment, since the shim is sandwiched between the large brim 30 and the intermediate ring 13, it is necessary to readjust the preload of the outer bearing at the assembly site, for example, depending on the condition of the housing. In that case, the adjustment becomes possible.
The cage 16 may be structured to be incorporated from the outer diameter side of the intermediate ring 13, but by using a comb-shaped cage, the tapered roller 17 is slid along the outer diameter side track of the intermediate ring 13. It becomes possible to incorporate. This further facilitates assembly.
[0031]
In this embodiment, the tapered roller 17 can be inserted even after the spacer 12a and the outer ring 12 are assembled, and it is necessary to provide design constraints on the spacer width dimension, the outer ring dimension, and the like. Can also be eliminated. Other configurations and operational effects are the same as those in the first embodiment, and a description thereof will be omitted.
Here, in the third and fourth embodiments described above, when the split spacer 12a is inserted between the double rows of outer rings 12, the axial clearance corresponding to the outer bearing preload, the dimension between the outer rings <the spacer. The width spacers are related, and the split spacers 12a cannot be incorporated unless the space between the outer rings 12 in each row is widened. Therefore, as shown in FIGS. 12 and 13, by providing a jig engaging portion 31 at the outer diameter portion of each outer ring 12, the jig is hooked on the engaging portion 31, and each outer ring is screwed, hydraulically, or the like. 12 can be expanded, and it becomes possible to incorporate the split spacers 12a.
[0032]
In addition, by preparing multiple spacers with different width dimensions, or adjusting the spacer width dimension by additional machining, it is possible to readjust the preload of the outer bearing at the assembly site, for example, depending on the condition of the housing. If necessary, it can be adjusted.
As another example, as shown in FIG. 14, the side surface of the split spacer 12 a in the circumferential direction is tapered gradually toward the tip, and the split spacer 12 a of the outer ring 12 in each row is formed. By making the side surface with which the tapered side surface 32 is in contact with the inclined surface 33 corresponding to the tapered side surface 32, the split spacers 12a are inserted between the outer rings 12 of both rows in a direction in which they are pushed in by the wedge effect, in the circumferential direction By pushing in, the outer rings 12 in both rows are expanded and the split spacers 12a can be placed in a position for obtaining a predetermined preload.
[0033]
In FIG. 14, the end surface of the outer ring 12 is an inclined surface 33 that matches the end surface shape of the split spacer 12 a, but it does not necessarily have to be an inclined surface and may be a straight surface.
Next, with reference to FIG.15 and FIG.16, the rolling bearing which is the 5th Embodiment of this invention is demonstrated. In addition, about the part which overlaps with the said 1st Embodiment, the same code | symbol is attached | subjected to each figure and description is abbreviate | omitted.
[0034]
In the rolling bearing according to the fifth embodiment of the present invention, the intermediate ring 13 is attached to the inner cylinder portion 41 and both ends of the inner cylinder portion 41 in the axial direction so as to facilitate the incorporation of the outer bearing having the rear combination structure. The inner cylinder portion 41 is an outer ring of the inner bearing, and the outer cylinder portion 42 is an inner ring of the outer bearing. The inner cylinder part 41 and the outer cylinder part 42 can be combined with a fitting structure, for example.
[0035]
In the case of a structure in which the inner cylinder portion 41 and the outer cylinder portion 42 are combined, it is considered that the bearing has a significant influence on the preload setting. In particular, when the roundness accuracy of the intermediate wheel 13 after being combined is poor, the rotational accuracy during printing (inside bearing rotation) may be affected, and the quality of the printed matter may be deteriorated. It was confirmed by analysis that there is no influence on the roundness due to this structure under the preload usage conditions as shown in FIG. In addition, when the fitting between the inner cylinder part 41 and the outer cylinder part 42 is insufficient, there is a concern that the fitting part may be displaced and the preload may be lost. In the fitting force of the fitting portion, it was confirmed that there was no problem because fitting force> preload load. In addition, the method of combining the inner cylinder part 41 and the outer cylinder part 42 can also consider fixing with a volt | bolt, for example besides fitting.
[0036]
In addition, since the outer race and the inner race are eccentric in the intermediate wheel 13 configured by combining the inner cylindrical portion 41 and the outer cylindrical portion 42, either the inner cylindrical portion 41 or the outer cylindrical portion 42 is eccentric. Need to be manufactured. If the eccentric part is the inner cylinder part 41, the outer cylinder part 42 has basically the same shape as the inner ring of a normal single row tapered roller bearing, and the factory process can be made the same. No new preparation is required. Although the inner cylinder part 41 becomes an eccentric shape, it can be produced in the same process as the current intermediate wheel. Other configurations and operational effects are the same as those in the first embodiment, and a description thereof will be omitted. In this structure, the flange 43 of the inner cylinder portion 41 may not be provided. In this case, the preload can be adjusted at the assembly site of the outer bearing by adjusting the pushing amount of the outer cylinder portion 42. .
[0037]
The configurations of the inner ring, the outer ring, the intermediate ring, the cage, the rolling element row on the inner bearing side, the spacer, the jig engaging part, the inner cylinder part, the outer cylinder part, etc. of the rolling bearing of the present invention are as described above. The present invention is not limited to the embodiment, and can be appropriately changed without departing from the gist of the present invention.
Further, in each of the above embodiments, the case where the inner bearing is a tapered roller bearing is taken as an example, but it is not always necessary to do so, for example, a ball bearing such as an angular ball bearing or a cylindrical roller bearing as the inner bearing. Of course, the present invention can be applied to other types of bearings.
[0038]
Further, in each of the above-described embodiments, the case where both the inner bearing and the outer bearing are held by the tapered roller row is taken as an example. However, the present invention is not limited to this, and a spacer made of resin or the like is interposed between the tapered rollers. You may make it wear.
Furthermore, in the above embodiment, the spacer 12a is interposed between the outer rings 12, but instead of this, as shown in FIG. 17, an integrated outer ring 52 may be used. As shown in FIG. 18, the single row outer ring 62 may be abutted.
[0039]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, according to the present invention, the inner bearing and the outer bearing both have a back combined structure in which the distance between the acting points of the load is long. Therefore, the rigidity of the inner bearing and the outer bearing are totaled. It is possible to improve the determined bearing rigidity, and as a result, it is possible to provide a rolling bearing suitable as a printing press cylinder support bearing.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view for explaining a rolling bearing according to a first embodiment of the present invention.
2 is an exploded sectional view of an outer ring and an intermediate ring of the rolling bearing of FIG.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a state in which a pair of split wheels are coupled to each other to form an intermediate wheel.
4 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
FIG. 5 is a graph comparing the amount of deflection of a roll with a bearing according to an example of the present invention and a roll with a bearing according to a conventional example.
FIG. 6 is an exploded cross-sectional view of an outer ring and a cage of a rolling bearing according to a second embodiment of the present invention.
7 is a side view of FIG. 6. FIG.
FIG. 8 is a cross-sectional view for explaining an assembly process of a rolling bearing according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 9 is an explanatory view showing a state in which tapered rollers are incorporated into the cage from the outside in the radial direction of the cage.
FIG. 10 is a diagram in which the cage is divided in the circumferential direction.
FIG. 11 is an exploded view of a rolling bearing according to a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 12 is a perspective view for explaining jig engaging portions provided on the outer ring of each row.
13 is a view of the jig engaging portion of FIG. 12 as viewed from the outside in the radial direction of the outer ring.
FIG. 14 is an explanatory diagram for explaining a state in which the tapered side surface of the split spacer is pushed between the outer rings of each row.
FIG. 15 is a sectional view of a rolling bearing according to a fifth embodiment of the present invention.
16 is an exploded view of the rolling bearing of FIG.
FIG. 17 is a view showing a modified example of the outer ring.
FIG. 18 is a view showing a modified example of the outer ring.
FIG. 19 is a cross-sectional view for explaining a conventional rolling bearing.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 ... Rolling bearing 11 ... Inner ring 12 ... Outer ring 12a ... Split spacer 13 ... Intermediate ring 13a, 13b ... Split ring 15 ... Conical roller row (rolling element row of inner bearing)
16 ... Cage 17 ... conical roller row (rolling element row of outer bearing)
18 ... Positioning pin (positioning means)
30 ... Large brim 31 ... Jig engagement part 32 ... Tapered side surface 33 ... Inclined surface 41 ... Inner cylinder part 42 ... Outer cylinder part

Claims

An intermediate ring eccentrically arranged with respect to the inner ring is provided between the inner ring and the outer ring, and a rolling element row is disposed between the inner ring and the intermediate ring to form an inner bearing, and the outer ring and the In the double-structured rolling bearing, in which a rolling element row is arranged between the intermediate ring and the outer bearing,
The inner bearing side rolling element row is a double-row outward tapered roller row and the inner bearing is a rear combination structure, and the outer bearing side rolling element row is a double-row outward tapered roller row and the outer side. A rolling bearing characterized in that the bearing has a back combination structure.

The intermediate ring is composed of an inner cylinder part and an outer cylinder part fitted on the inner cylinder part, and the inner cylinder part is used as an outer ring of the inner bearing, and the outer cylinder part is used as an inner ring of the outer bearing. The rolling bearing according to claim 1, wherein: