JP3966075B2 - Work shape evaluation apparatus and method, and program thereof - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワーク形状の評価装置および評価方法ならびにそのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
板状のワークを支持治具に配置した場合、ワークは自重によって変形する。そして、この変形しているワークの本来の形状を簡単な測定によって求める技術が特開2000−131047号公報および特開2000−146565号公報に開示されている。これらの公報に記載の技術によれば、ワークの分布荷重から重力の影響を計算してワークの高さ方向(Z方向)の値を補正することによって、無重力状態でのワークの形状を予測することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報に記載の技術は、ワークの支持状態を変更した場合のワークの形状を予測することができない。すなわち、第1支持状態でのワークの形状から第1支持状態と異なる第2支持状態でのワークの形状を予測することはできない。
【0004】
本発明は、以上の問題を解決するためになされたものである。したがって、本発明の目的は、第1支持状態でのワークの形状測定結果から、第2支持状態でのワークの形状を予測することができるワーク形状評価装置およびその方法ならびにプログラムを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
【0006】
(1)本発明のワーク形状評価装置は、第1支持状態でのワークの形状を測定して得られる複数の測定点の座標値の集まりである点群データを記憶する記憶手段と、前記第1支持状態でのワークについて、前記第1支持状態に対応する第1の境界条件と第1の荷重ベクトルとに基づいて有限要素法で求めた複数の有限要素のそれぞれの節点座標を算出する算出手段と、前記測定点のそれぞれについて、当該測定点を取り囲む前記複数の節点座標を選択し、選択された前記複数の節点座標によって当該測定点の座標を表す関係式を算出するとともに、前記第1支持状態とは異なる第2支持状態での前記ワークについて、第2支持状態に対応する第2の境界条件と第2の荷重ベクトルとに基づいて、前記第1支持状態からの第2支持状態への前記節点座標の変位を有限要素法により算出し、算出された前記節点座標の変位を前記関係式に適用して前記測定点のそれぞれについて前記第2支持状態での予測される座標値を求めることによって、前記第2支持状態でのワークの形状を予測する形状予測手段と、を有することを特徴とする。
【0007】
(2)本発明のワーク形状評価方法は、第1支持状態でのワークの形状を測定して、複数の測定点の座標値の集まりである点群データを得る工程と、前記第1支持状態でのワークの荷重ベクトルである第1荷重ベクトルを測定する工程と、前記第1支持状態に対応する第1の境界条件と前記第1の荷重ベクトルとに基づいて、前記第1支持状態でのワークについての複数の有限要素のそれぞれの節点座標を有限要素法により算出する工程と、前記測定点のそれぞれについて、当該測定点を取り囲む前記複数の節点座標を選択し、選択された前記複数の節点座標によって当該測定点の座標を表す関係式を導出する工程と、前記第1支持状態と異なる第2支持状態に対応する第2の境界条件と第2の荷重ベクトルとに基づいて、第1支持状態から第2支持状態への前記節点座標の変位を有限要素法により算出する工程と、算出された前記節点座標の変位を前記関係式に適用して前記測定点のそれぞれについて前記第2支持状態での予測される座標値を求めることによって、前記第2支持状態でのワークの形状を予測する工程と、を有することを特徴とする。
【0008】
【発明の効果】
本発明によれば、第1支持状態でのワークについて、前記第1支持状態に対応する第1の境界条件と第1の荷重ベクトルとに基づいて有限要素法で求めた複数の有限要素のそれぞれの節点座標を算出する。そして、第1支持状態でのワークについて、実測された点群データの測定点のそれぞれについて、当該測定点を取り囲む前記複数の節点座標を選択し、選択された前記複数の節点座標によって当該測定点の座標を表す関係式を算出する。次いで、前記第1支持状態とは異なる第2支持状態での前記ワークについて、第2支持状態に対応する第2の境界条件と第2の荷重ベクトルとに基づいて、前記第1支持状態からの第2支持状態への前記節点座標の変位を有限要素法により算出し、算出された前記節点座標の変位を前記関係式に適用して前記測定点のそれぞれについて前記第2支持状態での予測される座標値を求めて、前記第1支持状態と異なる第2支持状態での前記ワークの形状を予測するので、第1支持状態でのワークの形状測定結果から、第2支持状態でのワークの形状を予測することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
【0010】
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるワーク形状評価装置の構成を示すブロック図である。また、図2は、ワーク形状評価装置による形状評価の対象となるワークの一例を説明する概略図である。
【0011】
ワーク形状評価装置10は、第1支持状態でのワークの測定形状から、第1支持状態と異なる第2支持状態でのワークの形状を予測するものである。ワーク形状評価装置10は、三次元形状測定器(形状測定手段)100と、荷重検出器(荷重測定手段)200と、コンピュータ(以下「PC」という)300とを備える。
【0012】
三次元形状測定器100は、第1支持状態でのワークの形状を測定し、点群データ(実測値)を得るための装置あり、好ましくはレーザ光を利用してワークの三次元形状を測定する装置である。
【0013】
荷重検出器200は、第1支持状態でのワークに対する荷重ベクトル(Fx、Fy、Fz)を測定するものである。ここで、Fx、Fy、およびFzは、それぞれX、Y、Z方向にかかる荷重である。たとえば、荷重検出器200は、支持治具40(図2参照)の上部または下部等に組み込まれたロードセル、および支持治具40の側面に貼り付けられた歪ゲージである。
【0014】
PC300は、第1支持状態でのワークの三次元形状の点群データを三次元形状測定器100から受信し、種々の処理を実行することによって、第2支持状態でのワークの形状を予測するものである。
【0015】
PC300は、第1インタフェース310、第2インタフェース320、ROM330、RAM340、ディスプレイ350、入力装置360、ハードディスク370、およびCPU380を有する。
【0016】
第1インタフェース310は、三次元形状測定器100からワークの三次元形状の点群データを受信するためのインタフェースである。一方、第2インタフェース320は、荷重検出器200から荷重ベクトル(Fx、Fy、Fz)の測定値を受信するためのインタフェースである。
【0017】
ROM330は、種々の制御プログラムやパラメータを記憶するメモリである。RAM(記憶手段)340は、上記の三次元形状の点群データや荷重ベクトル(Fx、Fy、Fz)の測定値などの各種データを一時的に記憶するメモリである。RAM340とハードディスク370は、第1支持状態でのワークの形状を測定して得られる点群データを記憶する記憶手段として機能する。
【0018】
ディスプレイ(表示手段、形状表示手段)350は、種々の表示をするCRTまたは液晶ディスプレイであり、たとえば、第2支持状態でのワークの形状の予測結果を表示する。
【0019】
入力装置360は、マウスやキーボードなどのポインティングデバイスである。入力装置360は、解析を希望する支持状態の指定やワークの設計CADデータの入力などに用いられる。
【0020】
ハードディスク(記憶手段)370は、入力装置360によって入力されたCADデータ、およびCPU380による各種の解析結果を記録するものである。なお、CPU80による解析結果は、ハードディスク370内にデータベース390として記録されている。また、ハードディスク370には、有限要素法(FEM)による構造解析ソフトウエアやデータベースソフトウエアがインストールされている。構造解析ソフトウエアとしては、たとえば、米国NASAで開発されたNASTRAN(NASA structural analysis)が用いられる。
【0021】
CPU(算出手段、形状予測手段)380は、各支持状態でのワーク30について有限要素法による解析を実行する。特に、CPU380は、第1支持状態でのワーク30について、第1支持状態に対応する第1の境界条件と第1の荷重ベクトルとに基づいて有限要素法で求めた複数の有限要素のそれぞれの節点座標を算出する。また、CPU380は、点群データにおける測定点のそれぞれについて、当該測定点を取り囲む前記複数の節点座標を選択し、選択された前記複数の節点座標によって当該測定点の座標を表す関係式を算出する。そして、前記第1支持状態とは異なる第2支持状態での前記ワークについて、第2支持状態に対応する第2の境界条件と第2の荷重ベクトルとに基づいて、前記第1支持状態からの第2支持状態への前記節点座標の変位を有限要素法により算出し、算出された前記節点座標の変位を前記関係式に適用して前記測定点のそれぞれについて前記第2支持状態での予測される座標値を求めることによって、前記第2支持状態でのワークの形状を予測する。なお、CPU380による処理内容については後述する。
【0022】
以上のように構成される形状評価装置10によれば、一の支持状態でのワークの形状測定結果に基づいて、種々の支持状態でのワークの形状が予測される。
【0023】
次に支持状態について説明する。
【0024】
支持状態には、たとえば、図2に示されるとおり、横置き状態と縦置き状態とがある。横置き状態とは、ワーク30が基準面に対して水平に置かれた状態である。また、縦置き状態とは、ワーク30が基準面に垂直に置かれた状態である。ここで、基準面は、好適には地面である。さらに、支持状態には、ワーク30が他部品に取り付けられた状態であってもよい。
【0025】
さらに細かくみれば、支持状態は、同じ横置き状態であっても、支持治具40とワーク30との位置関係、特に支持治具40とワーク30とが接触する支持点の位置によって異なる。また、ワーク30が基準面に斜めに置かれた状態も一つの支持状態である。
【0026】
図3、図4、および図5は、支持状態の例を示す。図6、図7、および図8はそれぞれ図3、図4、および図5におけるA〜Iの各部分の変位を示す。なお、図3、図4、および図5において、鉛直方向(高さ方向)をZ軸とし、Z軸に垂直に交わる面をX−Y平面とする。また、各図中L1は、X、Y、Zのすべての方向に拘束されている支持点(以下「完全拘束支持点」と称する)であり、L2〜L4は、Z軸方向にのみ拘束されている支持点(以下「Z方向支持点」と称する)である。たとえば、完全拘束支持点は、スポット溶接されている点やボルトなどによって固着されている点である。一方、Z方向支持点は、ワーク30が支持治具40上に載置されている接触点であり、ワーク30は、X−Y方向に移動可能である。
【0027】
図3に示される支持状態では、一つの完全拘束支持点があり、三つのZ方向支持点がある。これら四つの支持点によってワーク30が支持されている。これらの合計四つの支持点は、ワーク30の端縁部(特に角部)に配置されている。
【0028】
図4に示される支持状態では、一つの完全拘束支持点があり、三つのZ方向支持点がある。この点では、図3の場合と同様である。しかしながら、これら四つの支持点は、図3の場合と比べて、ワーク30の中央側へ配置されている。
【0029】
さらに、図5に示される支持状態は、ワーク30が基準面に対して斜めに置かれた状態である。
【0030】
以上、図2〜図5に示されるとおり、本実施の形態では、支持点の位置、支持点の内容(完全拘束支持点であるか否か)、支持点の数(完全拘束支持点の数、Z方向支持点の数、および両者の合計)、および、ワーク30と基準面との角度、ワークが他部品に取り付けられているか否か、といった各要素によって異なる複数の支持状態が存在する。
【0031】
そして、図6、図7、および図8に示されるとおり、重力によるワーク30の撓みと、各支持状態に対応した境界条件(拘束条件)とに起因して、図3〜図5におけるA〜Iの各部分は、Z方向のみならず、X、Y、およびZ方向(三次元方向)のすべての方向へ変位し得る。また、その変位の度合は、上記の支持状態によって異なる。
【0032】
本実施の形態のワーク形状評価装置10には、上記の複数の支持状態のうちの一つの支持状態(第1支持状態)でのワーク30の形状測定結果から他の支持状態(第2支持状態)でのワーク30での形状を予測することができる。また、Z方向のみならず三次元方向(X、Y、およびZ方向)のすべての変位を取り扱うことができる。これらの点は、無重力状態での形状のみを予測し、Z方向のみの変位を予測する上記の従来技術の場合と異なり、本発明の特徴点の一つである。
【0033】
本実施の形態のワーク形状評価装置は、種々の形状のワーク30に対して用いることができる。特にパネル形状のワーク30は、支持状態の違いによって形状が変化しやすいため、本実施の形態のワーク形状評価装置が好適に適用される。
【0034】
以上のように構成される本実施の形態のワーク形状評価装置10は、以下のように動作する。
【0035】
図9は、第1の実施の形態におけるワーク形状評価装置の処理内容を示すフローチャートである。
【0036】
まず、三次元形状測定器100は、第1支持状態でのワーク形状を測定し、点群データPjを取得する。測定して得られた点群データPjは、RAM344やハードディスク390に記憶される(ステップS100)。ここで、点群データPjは、ワーク30の表面形状を点の座標の集まりで表した実測値である。たとえば、第1支持状態は、上記の横置き状態である。
【0037】
次に、荷重検出器200は、各支持治具40の位置毎に第1支持状態でのワークの荷重ベクトル(Fx、Fy、Fz)を測定する(ステップS101)。
【0038】
次に、CPU380は、第1支持状態でのワーク30の形状について有限要素法を用いた変形計算を実行する(ステップS102)。有限要素法を用いた変形計算では、微小で単純な形状をした有限要素が用いられる。本実施の形態では、4節点の四角形状の有限要素が用いられる。
【0039】
図10は、図9のステップS102における変形計算の処理についてのフローチャートである。図10の処理は、ハードディスク370に記録されたプログラムをCPUP380が実行することによって実現される。
【0040】
まず、データベース390に所望の条件での有限要素法の解析結果がすでに保存されているか否かが判断される(ステップS200)。すでに所望の条件での解析結果が保存されている場合には(ステップS200:YES)、ステップS201〜S205の処理がスキップされ、ステップS206に進む。この結果、同じ内容の解析を繰り返し実行する手間を省くことができる。所望の条件は、たとえば、境界条件(拘束条件)や荷重ベクトルである。境界条件は、上述したとおり、完全拘束支持点およびZ方向支持点の位置、内容、および個数等によって定まる。一方、所望の条件での解析結果が保存されていない場合には(ステップS200:NO)、新たな解析が必要となる。したがって、処理は、ステップS201に進む。
【0041】
ステップS201では、設計CADデータがハードディスク370から取得される。設計CADデータは、予め登録されたワーク30の設計形状を示すデータとして用いられる。設計CADデータとして、ワーク30の設計時に作成されたCADデータを転用することができる。
【0042】
次に、CPU380は、取得した設計CADデータを有限要素法解析ソフト用データに変換する(ステップS202)。この処理によって、設計CADデータでの設計形状が複数の有限要素の集合体によって表され、メッシュ化される。
【0043】
そして、支持状態に対応した境界条件、荷重ベクトル(Fx、Fy、Fz)、および重力効果が付加される(ステップS203)。図9のステップS102の処理では、第1支持状態に対応する境界条件(第1境界条件)が入力装置360から入力される。また、荷重ベクトル(Fx、Fy、Fz)は、図9のステップS101において荷重検出器200によって測定された測定値が用いられる。
【0044】
次に、実際の有限要素法を用いた計算が実行される(ステップS204)。なお、有限要素法自体は、従来の方法と変わらないので詳しい説明は省略する。簡単に説明すれば、上記の荷重ベクトル(Fx、Fy、Fz)、要素の硬さ(K)、および第1変位ベクトルDNj1の相互関係を表すマトリックス方程式に基づいて、第1変位ベクトルDNj1が算出される。ここで、第1変位ベクトルDNj1は、各節点において、第1支持状態でのワーク形状の変位を示すベクトルであり、設計形状からの三次元方向への変位を示す。なお、説明の簡略のために、第1変位ベクトルDNj1を単に第1変位DNj1と称する。また、要素の硬さ(K)は、ワーク30の形状と材質で定まる。
【0045】
そして、解析結果、すなわち第1変位DNj1の算出結果がデータベース390に登録される(ステップS205)。そして第1変位DNj1が読み出され、処理が終了する(ステップS206)。なお、解析によって得られた第1変位DNj1に基づいて、ワーク30についての有限要素の節点座標(Nj)が算出される。具体的には、設計形状についての有限要素の節点座標に第1変位DNj1を加えることにより第1支持状態でのワーク30についての節点座標(Nj)が求められる。
【0046】
以上のとおり、ステップS200〜ステップS206の処理は、第1支持状態に対応する第1境界条件と荷重ベクトルとに基づいて、前記第1支持状態でのワークについての有限要素の各節点座標(Nj)を有限要素法により算出する工程に対応する。
【0047】
ステップS206の処理が終了すると、処理は、図9のステップS103の処理に戻る。
【0048】
ステップS103では、ステップS100で取得された各点群データPjの近傍において当該各点群データPjを取り囲む節点(Np、Nq、Nr、Ns)が、ステップS103の処理によって得られた複数の節点の中から選択される。
【0049】
図11は、点群データPjと節点(Np、Nq、Nr、Ns)の関係を模式的に示す図である。図11に示されるとおり、点群データ(の1点)Pjに最も近い一組の節点(Np、Nq、Nr、Ns)が選択される。
【0050】
次に、CPU380は、選択された節点の座標(Np、Nq、Nr、Ns)を用いて点群データPjを表す(ステップS104)。換言すれば、CPU380は、第1支持状態でのワーク30について有限要素法で求めた有限要素の節点座標(Np、Nq、Nr、Ns)と三次元形状測定器100によって得られた点群データとの間の関係式を導出する。
【0051】
以下に、導出される関係式の一例を示す。ここでは、図11に示されるとおり、点群データPjを通過する線分Lを想定する。また、この線分Lの両端点は、四角形有限要素NpNqNrNsにおいて対向する辺NpNqおよび辺NsNr上に位置するものとする。さらに、この線分Lとの交点によって、辺NpNqは、比率a:(1−a)で区画され、この線分Lとの交点によって、辺NsNrは、比率b:(1−b)で区画され、さらに、線分L自体は、点Pjによって、比率c:(1−c)で区画されているものとする。
【0052】
この場合、点群データPjと節点座標(Np、Nq、Nr、Ns)との間の関係式は以下の(1)式で与えられる。
【0053】
Pj = c(aNq+(1−a)Np)+(1−c)(bNr+(1−b)Ns)・・・(1)式
ここで、a、b、およびcは、有限要素法で求めた有限要素の節点座標(Np、Nq、Nr、Ns)と実測値である点群データPjとを比較することによって導出される。
【0054】
次に、第1支持状態とは異なる第2支持状態が指定されたか否かが判断される(ステップS105)。第2支持状態は、ユーザが入力装置360を用いて指定する。
【0055】
第2支持状態が指定されるのを待って(ステップS105:YES)、境界条件が変更される(ステップS106)。すなわち、第1支持状態に対応する第1境界条件から第2支持状態に対応する第2境界条件へと境界条件が変更される。さらに、荷重ベクトルについても変更される。支持状態が変化してもワーク30の重量自体は変更されないため、好ましくは、第1支持状態で測定された荷重ベクトルに基づいて、第2支持状態でのワーク30の荷重ベクトルが算出される。ここで、第2境界条件は、たとえば縦置き状態に相当する。
【0056】
次に、CPU380は、第2支持状態でのワーク30の形状について有限要素法を用いた変形計算を実行する(ステップS107)。ステップS107の処理は、図10に示される処理と略同様であるので、詳しい説明を省略する。
【0057】
ステップS107の処理の概略を説明すれば、設計CADデータを変換してなる有限要素法解析ソフト用データに対して、第2支持状態に対応する第2境界条件、荷重ベクトル、および重力効果を適用し、有限要素法を用いた計算を実行する。具体的には、CPU380は、第2支持状態でのワーク30についての節点座標の第2変位ベクトルDNj2を有限要素法により算出する。ここで、第2変位ベクトルDNj2は、各節点において、第2支持状態でのワーク形状の変位を示すベクトルであり、設計形状からの変位を示す。なお、説明の簡略のために、第2変位ベクトルDNj2を単に第2変位DNj2と称する。
【0058】
ステップS108では、CPU380は、この第2変位DNj2から上記の第1変位DNj1を差し引いて、変位ベクトルDNj1-2を求める。ここで、この変位ベクトルDNj1-2は、第1支持状態から第2支持状態へと支持状態が変わることに伴う、節点座標のNjの変位である。なお、説明の簡略化のために変位ベクトルDNj1-2を変位DNj1-2と称する。さらに、CPU380は、ステップS103で選択された節点座標(Np、Nq、Nr、Ns)の変位(DNp1-2、DNq1-2、DNr1-2、DNs1-2)を算出する。
【0059】
次に、CPU380は、算出された節点座標の変位(DNp1-2、DNq1-2、DNr1-2、DNs1-2)を上記(1)式に適用する。より具体的には、変位(DNp1-2、DNq1-2、DNr1-2、DNs1-2)を上記(1)式の右辺のNq、Np、Nr、Nsの箇所に代入する。この結果、支持状態が第1支持状態から第2支持状態へ変化することに伴う、点群データPjの変位DPj(戻りベクトルともいう)の予測値が算出される(ステップS109)。すなわち、点群データの変位DPjの予測値は、以下の(1)´式で表される。
【0060】
DPj=c(aDNq1-2+(1−a)DNp1-2)
+(1−c)(bDNr1-2+(1−b)DNs1-2)・・・(1)´式
そして、算出された変位DPjに第1支持状態での実測値Pjを加えることによって、第2支持状態でのワーク30の点群データが予測される。すべての点群データPjについて、第2支持状態での予測値を求めることによって、第2支持状態でのワーク30の形状(ワーク30の表面プロファイル)が予測される(ステップS110)。
【0061】
次に、ディスプレイ350は、予測された第2支持状態でのワーク30の形状を表示する(ステップS111)。したがって、ユーザは、第1支持状態と異なる第2支持状態でのワーク30の形状の予測結果を知ることができる。
【0062】
なお、上記のステップS100は、点群データPjを記憶する記憶手段に対応し、ステップS102(図10)の処理は、前記第1支持状態でのワークについて、前記第1支持状態に対応する第1の境界条件と第1の荷重ベクトルとに基づいて有限要素法で求めた複数の有限要素のそれぞれの節点座標を算出する算出手段に対応し、ステップS103〜ステップS110の処理は、点群データPjのそれぞれについて、当該点群データPjを取り囲む前記複数の節点座標を選択し、選択された前記複数の節点座標によって当該点群データPjの座標を表す関係式を算出するとともに(ステップS103〜S104)、第2支持状態での前記ワークについて、第2支持状態に対応する第2の境界条件と第2の荷重ベクトルとに基づいて、前記第1支持状態からの第2支持状態への前記節点座標の変位を有限要素法により算出し、算出された前記節点座標の変位を前記関係式に適用して前記点群データPjのそれぞれについて前記第2支持状態での予測値を求めることによって、前記第2支持状態でのワークの形状を予測する形状予測手段に対応する。
【0063】
次に、図12を参照して、本実施の形態のワーク形状評価装置10をボディーサイド部30aの形状評価に用いる場合を例について説明する。ここで、ボディーサイド部30aとは、自動車の車体の側面の一部を構成する部品である。ボディーサイド部30aには、右側面用と左側面用とがある。自動車の車体の組立では、右側面用のボディーサイド部30aと左側面用のボディーサイド部30aをそれぞれ組み立てておき、これらをフロアメーンに対して取り付ける。ここで、フロアメーンは、自動車の車体の底面を構成する部品である。
【0064】
各ボディーサイド部30aは、各種の部品をスポット溶接により仮止めすることによって構成される。ボディーサイド部30aの各種部品の仮止め時には、支持治具(この場合は、作業台)上に横置き状態で支持され、作業が実行される。そして、この横置き状態で、ボディーサイド部30aの形状が測定される。一方、ボディーサイド部30aをフロアメーンに取り付ける際には、もちろん、縦置き状態となる。
【0065】
上記のワーク形状評価装置10をボディーサイド部30aの形状評価に用いることによって、横置き状態のボディーサイド部30aの測定形状から、縦置き状態のボディーサイド部30aの形状を予測することができる。
【0066】
図13は、本実施の形態のワーク形状評価装置10を用いてボディーサイド部30aの形状を評価した結果を示す。図13は、図12のボディーサイド部30aのNo.1〜のNo.7までの箇所の設計形状と実際の形状との乖離dX(mm)を示している。図13中、実線は、横置き状態での実測値を示す。一方、黒四角は、車両取り付け状態での予測値を示す。ただし、本実施の形態での予測値には、他部品との干渉の影響は考慮されていない。ディスプレイ350は、第2支持状態でのワークの形状とワークの設計形状との間の乖離の予測結果を表示する。
【0067】
以上のとおり、本実施の形態のワーク形状評価装置10によれば、第1支持状態でのワークの測定形状に基づいて、第1支持状態と異なる第2支持状態でのワークの形状を予測することができる。
【0068】
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態のワーク形状評価装置について説明する。第2の実施の形態では、ワークが他部品に取り付けられた状態を第2支持状態とし、この第2支持状態でのワークの形状を予測する際に、ワークと他部品との当接面での当該他部品の寸法に基づいて、有限要素の節点座標の変位(DNp1-2、DNq1-2、DNr1-2、DNs1-2)を算出する。すなわち、本実施の形態では、ワークが他部品に取り付けられた状態が第2支持状態に相当する。また、ワークと他部品との干渉に起因してワークが変形する点を考慮し、第2支持状態でのワークの形状を予測する。
【0069】
図14は、第2の実施の形態におけるワーク形状評価装置の処理内容を示すフローチャートである。
【0070】
ステップS300〜ステップS306までは、図9のステップS100〜ステップS106と同様であるので説明を省略する。
【0071】
ステップS307では、CPU380は、第2支持状態でのワーク30の形状について、干渉部品を考慮した変形計算を実行する。
【0072】
図15は、図14のステップS307における変形計算の処理についてのフローチャートである。図15の処理は、ハードディスク370に記録されたプログラムをCPUP380が実行することによって実現される。
【0073】
ステップS400およびステップS401の処理は、図10のステップS200およびステップS201の処理と同様であるので、説明を省略する。
【0074】
CPU380は、取得した設計CADデータに基づいて複数の有限要素に分けて、メッシュ化の処理を実行する(ステップS402)。
【0075】
次に、当接面での他部品(干渉部品)の形状寸法を取得する(ステップS403)。なお、当接面での他部品の形状寸法として、事前に三次元形状測定装置100により実測されて記憶されている形状データを用いることができる。
【0076】
そして、CPU380は、ステップS403で取得された他部品の形状寸法に応じて、ステップS402で得られた有限要素の形状(メッシュの形状)を適宜に変更(調整)する(ステップS404)。
【0077】
次に、有限要素の形状が変更されたデータを有限要素法解析ソフト用データに変換する(ステップS405)。そして、その後のステップS406〜ステップS409の処理は、第1変位と第2変位のどちらを取り扱うかについての違いを除いて、図10のステップS203〜ステップS206の処理と同様である。CPU380は、計算を実行し、第2変位DNj2を算出し、その算出された解析結果を必要に応じてデータベース390に登録する。
【0078】
その後、図14のステップS308に戻り、第2変位DNj2から第1変位DNj1を差し引いて変位DNj1-2を算出する。そして、選択された節点座標(Np、Nq、Nr、Ns)の変位(DNp1-2、DNq1-2、DNr1-2、DNs1-2)を求める。そして、この節点座標の変位(DNp1-2、DNq1-2、DNr1-2、DNs1-2)を上記(1)式に適用することによって、点群データPjの変位DPj(戻りベクトル)の予測値が算出される(ステップS309)。そして、最終的に、ワーク30が他部品へ取り付けられた状態である第2支持状態でのワーク30の形状が予測される(ステップS310)。
【0079】
次に、ディスプレイ350は、ワーク30が他部品に取り付けられた状態における、ワーク30および他部品の双方の形状を表示する(ステップS311)。より好ましくは、ディスプレイは、ワーク30および他部品の各視覚情報を反映しつつワーク30の予測形状を表示する。ここで視覚情報には、たとえば、色彩、光の反射率、および平滑度が含まれる。たとえば、色彩、光の反射率、および平滑度の標準的な値をデジタルデータとしてROM330等に予め記憶しておき、ワーク30の形状の変化に伴って、このデジタルデータの値が変更される。
【0080】
たとえば、図16に示されるとおり、ディスプレイ350は、CPU350の指示を受けて、ワーク30(この場合は、ボディーサイド部30aの一部)の形状の変化の度合、および/またはワーク30の変化に応じた他部品60との間での整合性の度合に応じてワーク表面および他部品表面の各視覚情報を変更して表示する。
【0081】
なお、図16(A)、(B)、(C)に示される例では、(A)が他部品60との整合性が低く、(C)が他部品60との整合性が最も高く合格水準である。(B)は、(A)と(B)の中間程度の整合性を示している。この結果、ユーザは、ワーク30の形状の変化や他部品との間での整合性を即座に判断することができる。また、実際のワーク30の形状の変化にともなうワーク表面の視覚情報の変化に対応して、表示するワーク表面の視覚情報を変化させることも可能である。この結果、取り付け時の全体感をつかむことが容易となり、実際の取り付け工程前に、見栄えを評価することが可能となる。
【0082】
次に、図17を参照して、本実施の形態のワーク形状評価装置10をボディーサイド部30aの形状評価に用いる場合を例をとって説明する。まず、ボディーサイド部30aが他部品(この場合はフロアメーン50)に取り付けられる前にボディーサイド部30aの形状が測定される。そして、この形状測定結果から、フロアメーン50へ取り付けられた状態でのボディーサイド部30aの形状が予測される。この際、ボディーサイド部30aとフロアメーン50との当接面での当該フロアメーン50の寸法精度に基づいて、ボディーサイド部30aの有限要素の節点座標の変位が算出される。したがって、フロアメーン50の干渉によるボディーサイド部30aの形状の変化を考慮して、ボディーサイド部30aの形状を予測することができる。
【0083】
図18は、本実施の形態のワーク形状評価装置10を用いて形状を評価した結果を示す。具体的には、図18は、図17のボディーサイド部30aのNo.1〜のNo.7までの箇所の設計形状と実際の形状との乖離dX(mm)を示している。図18中、実線は、横置き状態での実測値を示し、黒四角は、干渉による効果を考慮していない場合の車両取り付け状態での予測値である。また、黒三角は他部品(フロアメーン50)の寸法精度であり、白四角は、ボディーサイド部30aのフロアメーン50への取り付け後の当接面の形状の予測値である。
【0084】
以上のとおり、本実施の形態のワーク形状評価装置10によれば、第1支持状態でのワークの測定形状に基づいて、他部品に取り付けられた支持状態でのワークの形状を他部品との干渉に起因する変形も含めて予測することができる。
【0085】
以上のとおり、第1および第2の実施の形態について述べたがこれらの実施の形態によれば、以下の効果が得られる。
【0086】
(イ)ワークのスポット溶接点などの完全拘束支持点の位置や個数についても考慮して、ワークの形状を予測するので、ワークを取り付けた後でワークの形状が仕様を満たさないといった事態の発生を軽減することができる。したがって、試作を繰り返すといった工数を軽減し、開発を効率的に進めることができる。
【0087】
(ロ)測定時のワークの支持状態と検討したい支持状態とを指定することによって、測定時のワークの形状に基づいて予測される形状を表示することができ、所定の評価ポイントにおける設計形状との乖離(dx、dy、dz)を表示することができる。したがって、ワーク開発中であっても、ワークの取り付け後の使用段階での撓みを認識することができる。この結果、形状だしの精度やスポット溶接の位置が妥当であるか否かについても判断できる。
【0088】
(ハ)高さ方向(Z方向)のみならず、他の方向(X方向、Y方向)への変位を考慮して、ワークの形状を予測することができる。したがって、三次元の各方向へワークが変形する状態を想定して、ワーク形状評価を実行することができる。
【0089】
(二)第2の実施の形態によれば、当接面での相手部品との干渉度合を考慮にいれた対策をワークの開発の早期段階で実行することができる。すなわち、相手部品の形状寸法精度に応じて、ワークの形状修正や支持方法の変更等を検討することが可能となる。
【0090】
(ホ)第2の実施の形態によれば、取り付け時の形状表示に加えて、ワークや他部品の表面特性や色彩を変更することができる。したがって、ワークの組み込み前の早期段階において、ワーク取り付け時の見栄えの評価を実行することができる。
【0091】
上記のとおり、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれらの場合に限られず、本発明の技術思想の範囲内で当業者により種々の変形、削除、および追加が可能であることはいうまでもない。
【0092】
たとえば、上記の説明ではワーク形状評価装置10に三次元形状測定器100が含まれている場合が示された。しかしながら、本発明はこの場合に限られない。たとえば、汎用のワーク形状測定装置により測定された点群データをフレキシブルディスクを媒体としてPC300に記憶することもできる。すなわち、ワーク形状測定装置は、少なくとも実測値である点群データを記憶する記憶手段を有していれば、三次元形状測定器を有している必要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態であるワーク形状評価装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 ワーク形状評価装置による形状評価の対象となるワークの一例を説明する概略図である。
【図3】 支持状態の一例を示す模式図である。
【図4】 支持状態の他の例を示す模式図である。
【図5】 支持状態のさらに別の例を示す模式図である。
【図6】 図3のワークの所定部分の変位を示す図である。
【図7】 図4のワークの所定部分の変位を示す図である。
【図8】 図5のワークの所定部分の変位を示す図である。
【図9】 第1の実施の形態におけるワーク形状評価装置の処理内容を示すフローチャートである。
【図10】 図9のステップS102に対応するサブルーチンを示すフローチャートである。
【図11】 点群データPjと節点との関係を模式的に示す図である。
【図12】 ワークの一例であるボディーサイド部についての概略図である。
【図13】 図12に示されるボディーサイド部の変位についての予測結果を示す図である。
【図14】 第2の実施の形態におけるワーク形状評価装置の処理内容を示すフローチャートである
【図15】 図14のステップS307に対応するサブルーチンを示すフローチャートである。
【図16】 ワーク表面および他部品表面の視覚情報を変更して取り付け状態を表示する場合の一例を示す図である。
【図17】 ボディーサイド部をフロアメーンに取り付けた状態についての概略図である。
【図18】 図17に示されるボディーサイド部の変位についての予測結果を示す図である。
【符号の説明】
10…ワーク形状評価装置、
30…ワーク、
40…支持治具、
100…三次元形状測定器、
200…荷重検出器、
300…コンピュータ、
310…第1インタフェース、
320…第2インタフェース、
330…ROM、
340…RAM、
350…ディスプレイ、
360…入力装置、
370…ハードディスク、
380…CPU、
340…RAM。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a workpiece shape evaluation apparatus, an evaluation method, and a program thereof.
[0002]
[Prior art]
When a plate-shaped workpiece is arranged on the support jig, the workpiece is deformed by its own weight. And the technique which calculates | requires the original shape of this deform | transforming workpiece | work by simple measurement is disclosed by Unexamined-Japanese-Patent No. 2000-131047 and Unexamined-Japanese-Patent No. 2000-146565. According to the techniques described in these publications, the shape of the workpiece in the weightless state is predicted by calculating the influence of gravity from the distributed load of the workpiece and correcting the value in the height direction (Z direction) of the workpiece. be able to.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the technique described in the above publication cannot predict the shape of the workpiece when the workpiece support state is changed. In other words, the shape of the workpiece in the second support state different from the first support state cannot be predicted from the shape of the workpiece in the first support state.
[0004]
The present invention has been made to solve the above problems. Accordingly, an object of the present invention is to provide a workpiece shape evaluation apparatus, a method thereof, and a program capable of predicting the shape of a workpiece in the second support state from the measurement result of the workpiece shape in the first support state. is there.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The above object of the present invention is achieved by the following means.
[0006]
(1) The workpiece shape evaluation apparatus of the present invention is obtained by measuring the shape of a workpiece in the first support state. A set of coordinate values of multiple measurement points Storage means for storing point cloud data and workpiece in the first support state Calculating means for calculating respective node coordinates of a plurality of finite elements obtained by a finite element method based on a first boundary condition corresponding to the first support state and a first load vector; For each, select the plurality of node coordinates surrounding the measurement point, and represent the coordinates of the measurement point by the selected node coordinates Relational expression Is calculated and is different from the first support state About the workpiece in the second support state Based on the second boundary condition corresponding to the second support state and the second load vector, the first support state is changed to the second support state. The displacement of the node coordinates is calculated by a finite element method, and the calculated displacement of the node coordinates is applied to the relational expression. And obtaining a predicted coordinate value in the second support state for each of the measurement points. And a shape predicting means for predicting the shape of the workpiece in the second support state.
[0007]
(2) The workpiece shape evaluation method of the present invention measures the shape of the workpiece in the first support state. Is a collection of coordinate values of multiple measurement points A step of obtaining point cloud data and a load vector of the workpiece in the first support state; Is the first load vector Measuring a first boundary condition corresponding to the first support state, and First Based on the load vector, the workpiece in the first support state plural Finite element each Calculating the node coordinates by the finite element method; For each of the measurement points, the plurality of node coordinates surrounding the measurement point are selected, and the coordinates of the measurement point are represented by the selected node coordinates. A step of deriving a relational expression, and a second boundary condition corresponding to a second support state different from the first support state And the second load vector On the basis of the, From the first support state to the second support state Calculating the displacement of the node coordinates by a finite element method, and applying the calculated displacement of the node coordinates to the relational expression Then, a predicted coordinate value in the second support state is obtained for each of the measurement points. And a step of predicting the shape of the workpiece in the second support state.
[0008]
【The invention's effect】
According to the present invention, the workpiece in the first support state Then, the node coordinates of each of the plurality of finite elements obtained by the finite element method are calculated based on the first boundary condition corresponding to the first support state and the first load vector. Then, with respect to the workpiece in the first support state, for each of the measurement points of the actually measured point cloud data, the plurality of node coordinates surrounding the measurement point are selected, and the measurement points are determined by the selected node coordinates. Represents the coordinates of Relational expression Is calculated. Then The workpiece in a second support state different from the first support state For the second support state from the first support state based on the second boundary condition corresponding to the second support state and the second load vector. The displacement of the node coordinates is calculated by a finite element method, and the calculated displacement of the node coordinates is applied to the relational expression. To obtain a predicted coordinate value in the second support state for each of the measurement points, Since the shape of the work in a second support state different from the first support state is predicted, the shape of the work in the second support state can be predicted from the shape measurement result of the work in the first support state. .
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(First embodiment)
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0010]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of a workpiece shape evaluation apparatus according to the first embodiment of the present invention. FIG. 2 is a schematic diagram for explaining an example of a workpiece to be subjected to shape evaluation by the workpiece shape evaluation apparatus.
[0011]
The workpiece
[0012]
The three-dimensional
[0013]
The
[0014]
The PC 300 receives the point cloud data of the three-dimensional shape of the workpiece in the first supporting state from the three-dimensional
[0015]
The PC 300 includes a
[0016]
The
[0017]
The
[0018]
The display (display means, shape display means) 350 is a CRT or liquid crystal display that performs various displays, and displays, for example, prediction results of the shape of the workpiece in the second support state.
[0019]
The
[0020]
A hard disk (storage means) 370 records CAD data input by the
[0021]
CPU ( Calculation means, (Shape prediction means) 380 performs analysis by the finite element method on the
[0022]
According to the
[0023]
Next, the support state will be described.
[0024]
For example, as shown in FIG. 2, the supporting state includes a horizontally placed state and a vertically placed state. The horizontally placed state is a state in which the
[0025]
More specifically, the support state varies depending on the positional relationship between the
[0026]
3, 4 and 5 show examples of the support state. 6, FIG. 7, and FIG. 8 show the displacements of portions A to I in FIG. 3, FIG. 4, and FIG. 3, 4, and 5, the vertical direction (height direction) is the Z axis, and the plane perpendicular to the Z axis is the XY plane. Further, in the drawings, L1 is a support point that is constrained in all directions of X, Y, and Z (hereinafter referred to as “completely constrained support point”), and L2 to L4 are constrained only in the Z-axis direction. Support points (hereinafter referred to as “Z-direction support points”). For example, the fully constrained support point is a point that is spot-welded or fixed by a bolt or the like. On the other hand, the Z direction support point is a contact point where the
[0027]
In the support state shown in FIG. 3, there is one fully constrained support point and three Z-direction support points. The
[0028]
In the support state shown in FIG. 4, there is one fully constrained support point and three Z-direction support points. This is the same as in FIG. However, these four support points are arranged closer to the center of the
[0029]
Furthermore, the support state shown in FIG. 5 is a state in which the
[0030]
As described above, as shown in FIGS. 2 to 5, in the present embodiment, the position of the support point, the content of the support point (whether or not it is a complete restraint support point), the number of support points (the number of fully restraint support points) , The number of support points in the Z direction, and the sum of both), the angle between the workpiece 30 and the reference plane, and whether or not the workpiece is attached to another component, there are a plurality of different support states.
[0031]
Then, as shown in FIGS. 6, 7, and 8, due to the bending of the
[0032]
The workpiece
[0033]
The workpiece shape evaluation apparatus according to the present embodiment can be used for
[0034]
The workpiece
[0035]
FIG. 9 is a flowchart showing the processing contents of the workpiece shape evaluation apparatus in the first embodiment.
[0036]
First, the three-dimensional
[0037]
Next, the
[0038]
Next, the
[0039]
FIG. 10 is a flowchart of the deformation calculation process in step S102 of FIG. The processing in FIG. 10 is realized by the CPU P380 executing the program recorded on the
[0040]
First, it is determined whether or not the analysis result of the finite element method under a desired condition is already stored in the database 390 (step S200). If the analysis result under the desired condition has already been saved (step S200: YES), the processing of steps S201 to S205 is skipped and the process proceeds to step S206. As a result, it is possible to save the trouble of repeatedly executing the analysis of the same content. The desired condition is, for example, a boundary condition (constraint condition) or a load vector. As described above, the boundary condition is determined by the positions, contents, number, and the like of the completely constrained support points and the Z direction support points. On the other hand, when an analysis result under a desired condition is not stored (step S200: NO), a new analysis is required. Therefore, the process proceeds to step S201.
[0041]
In step S <b> 201, design CAD data is acquired from the
[0042]
Next, the
[0043]
Then, boundary conditions corresponding to the support state, load vectors (Fx, Fy, Fz), and a gravitational effect are added (step S203). In the process of step S102 of FIG. 9, a boundary condition (first boundary condition) corresponding to the first support state is input from the
[0044]
Next, calculation using an actual finite element method is executed (step S204). Since the finite element method itself is not different from the conventional method, detailed description thereof is omitted. Briefly, the load vector (Fx, Fy, Fz), the element hardness (K), and the first displacement vector DNj are described above. 1 The first displacement vector DNj based on the matrix equation representing the mutual relationship 1 Is calculated. Here, the first displacement vector DNj 1 Is a vector indicating the displacement of the workpiece shape in the first support state at each node, and indicates the displacement in the three-dimensional direction from the design shape. For simplicity of explanation, the first displacement vector DNj 1 Is simply the first displacement DNj 1 Called. The hardness (K) of the element is determined by the shape and material of the
[0045]
Then, the analysis result, that is, the first displacement DNj 1 Is calculated in the database 390 (step S205). And the first displacement DNj 1 Is read and the process ends (step S206). The first displacement DNj obtained by analysis 1 Based on the above, the node coordinates (Nj) of the finite element for the
[0046]
As described above, the processes in steps S200 to S206 are performed based on the first boundary condition and the load vector corresponding to the first support state, and the node coordinates (Nj) of the finite element for the workpiece in the first support state. ) Corresponds to the step of calculating by the finite element method.
[0047]
When the process of step S206 ends, the process returns to the process of step S103 in FIG.
[0048]
In step S103, nodes (Np, Nq, Nr, Ns) surrounding each point group data Pj in the vicinity of each point group data Pj acquired in step S100 are a plurality of nodes obtained by the process of step S103. It is selected from the inside.
[0049]
FIG. 11 is a diagram schematically showing the relationship between the point cloud data Pj and the nodes (Np, Nq, Nr, Ns). As shown in FIG. 11, a set of nodes (Np, Nq, Nr, Ns) closest to the point cloud data (one point) Pj is selected.
[0050]
Next, the
[0051]
An example of the derived relational expression is shown below. Here, as shown in FIG. 11, a line segment L passing through the point cloud data Pj is assumed. In addition, both end points of the line segment L are located on opposite sides NpNq and NsNr in the square finite element NpNqNrNs. Further, the side NpNq is partitioned by the ratio a: (1-a) by the intersection with the line segment L, and the side NsNr is partitioned by the ratio b: (1-b) by the intersection with the line segment L. Furthermore, it is assumed that the line segment L itself is partitioned by the point Pj at a ratio c: (1-c).
[0052]
In this case, the relational expression between the point group data Pj and the node coordinates (Np, Nq, Nr, Ns) is given by the following expression (1).
[0053]
Pj = c (aNq + (1-a) Np) + (1-c) (bNr + (1-b) Ns) (1)
Here, a, b, and c are derived by comparing the node coordinates (Np, Nq, Nr, Ns) of the finite element obtained by the finite element method with the point cloud data Pj that is an actual measurement value.
[0054]
Next, it is determined whether or not a second support state different from the first support state has been designated (step S105). The second support state is designated by the user using the
[0055]
Waiting for the second support state to be designated (step S105: YES), the boundary condition is changed (step S106). That is, the boundary condition is changed from the first boundary condition corresponding to the first support state to the second boundary condition corresponding to the second support state. Furthermore, the load vector is also changed. Since the weight of the
[0056]
Next, the
[0057]
Explaining the outline of the processing in step S107, the second boundary condition corresponding to the second support state, the load vector, and the gravity effect are applied to the data for the finite element method analysis software obtained by converting the design CAD data. Then, the calculation using the finite element method is executed. Specifically, the
[0058]
In step S108, the
[0059]
Next, the
[0060]
DPj = c (aDNq 1-2 + (1-a) DNp 1-2 )
+ (1-c) (bDNr 1-2 + (1-b) DNs 1-2 ) ... (1) 'formula
And the point group data of the workpiece |
[0061]
Next, the
[0062]
Note that the above step S100 corresponds to storage means for storing the point cloud data Pj, and step S10. 2 (Fig. 10) The processing of each of the plurality of finite elements obtained by the finite element method based on the first boundary condition and the first load vector corresponding to the first support state for the workpiece in the first support state. Corresponding to the calculation means for calculating the node coordinates, the processing of step S103 to step S110 selects the plurality of node coordinates surrounding the point group data Pj for each of the point group data Pj, and selects the plurality of selected The coordinates of the point cloud data Pj are represented by the node coordinates. While calculating the relational expression (steps S103 to S104) The node coordinates from the first support state to the second support state based on the second boundary condition corresponding to the second support state and the second load vector for the workpiece in the second support state Is calculated by a finite element method, and the calculated displacement of the node coordinates is applied to the relational expression to obtain a predicted value in the second support state for each of the point group data Pj, This corresponds to shape prediction means for predicting the shape of the workpiece in the second support state.
[0063]
Next, with reference to FIG. 12, an example in which the workpiece
[0064]
Each
[0065]
By using the workpiece
[0066]
FIG. 13 shows the result of evaluating the shape of the
[0067]
As described above, according to the workpiece
[0068]
(Second Embodiment)
Next, a workpiece shape evaluation apparatus according to the second embodiment will be described. In the second embodiment, when the workpiece is attached to another component, the second support state is used, and when the shape of the workpiece in the second support state is predicted, the contact surface between the workpiece and the other component is used. The displacement of the nodal coordinates of the finite element (DNp 1-2 , DNq 1-2 , DNr 1-2 , DNs 1-2 ) Is calculated. That is, in the present embodiment, the state where the workpiece is attached to another component corresponds to the second support state. Further, the shape of the workpiece in the second support state is predicted in consideration of the point that the workpiece is deformed due to the interference between the workpiece and other parts.
[0069]
FIG. 14 is a flowchart showing the processing contents of the workpiece shape evaluation apparatus according to the second embodiment.
[0070]
Steps S300 to S306 are the same as steps S100 to S106 in FIG. so Description is omitted.
[0071]
In step S <b> 307, the
[0072]
FIG. 15 is a flowchart of the deformation calculation process in step S307 of FIG. The processing in FIG. 15 is realized by the CPU P380 executing the program recorded on the
[0073]
The processing in step S400 and step S401 is the same as the processing in step S200 and step S201 in FIG.
[0074]
The
[0075]
Next, the shape dimension of the other part (interference part) on the contact surface is acquired (step S403). In addition, as the shape dimensions of the other components on the contact surface, shape data that is actually measured and stored in advance by the three-dimensional
[0076]
Then, the
[0077]
Next, the data in which the shape of the finite element is changed is converted into data for finite element method analysis software (step S405). The subsequent processes in steps S406 to S409 are the same as the processes in steps S203 to S206 in FIG. 10 except for the difference between handling the first displacement and the second displacement. The
[0078]
Thereafter, the process returns to step S308 in FIG. 14, and the second displacement DNj 2 To the first displacement DNj 1 Subtracting the displacement DNj 1-2 Is calculated. And the displacement (DNp) of the selected node coordinates (Np, Nq, Nr, Ns) 1-2 , DNq 1-2 , DNr 1-2 , DNs 1-2 ) The displacement of the nodal coordinates (DNp 1-2 , DNq 1-2 , DNr 1-2 , DNs 1-2 ) Is applied to the above equation (1), the predicted value of the displacement DPj (return vector) of the point cloud data Pj is calculated (step S309). Finally, the shape of the
[0079]
Next, the
[0080]
For example, as shown in FIG. 16, the
[0081]
In the example shown in FIGS. 16A, 16B, and 16C, (A) has low consistency with the
[0082]
Next, with reference to FIG. 17, a case where the workpiece
[0083]
FIG. 18 shows the result of evaluating the shape using the workpiece
[0084]
As described above, according to the workpiece
[0085]
As described above, the first and second embodiments have been described, but according to these embodiments, the following effects can be obtained.
[0086]
(B) Since the shape of the workpiece is predicted in consideration of the position and number of fully constrained support points such as the spot welding point of the workpiece, the shape of the workpiece does not meet the specifications after the workpiece is mounted. Can be reduced. Therefore, it is possible to reduce the man-hours of repeating the trial production and to proceed with the development efficiently.
[0087]
(B) By specifying the support state of the workpiece at the time of measurement and the support state to be examined, the shape predicted based on the shape of the workpiece at the time of measurement can be displayed, and the design shape at a predetermined evaluation point Can be displayed (dx, dy, dz). Therefore, even during the work development, it is possible to recognize the bending in the use stage after the work is attached. As a result, it can also be determined whether or not the shape setting accuracy and the spot welding position are appropriate.
[0088]
(C) The shape of the workpiece can be predicted in consideration of not only the height direction (Z direction) but also the other direction (X direction, Y direction). Therefore, the workpiece shape evaluation can be executed assuming a state in which the workpiece is deformed in each of the three-dimensional directions.
[0089]
(2) According to the second embodiment, it is possible to execute a countermeasure in consideration of the degree of interference with the mating part on the contact surface at an early stage of workpiece development. In other words, it becomes possible to examine the modification of the shape of the workpiece, the change of the support method, and the like according to the shape and dimension accuracy of the counterpart part.
[0090]
(E) According to the second embodiment, in addition to the shape display at the time of attachment, the surface characteristics and colors of the workpiece and other components can be changed. Therefore, it is possible to execute an appearance evaluation at the time of mounting the workpiece at an early stage before the workpiece is assembled.
[0091]
As described above, the preferred embodiments of the present invention have been described. However, the present invention is not limited to these cases, and various modifications, deletions, and additions can be made by those skilled in the art within the scope of the technical idea of the present invention. Needless to say.
[0092]
For example, in the above description, the case where the three-dimensional
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of a workpiece shape evaluation apparatus according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic diagram illustrating an example of a workpiece that is a shape evaluation target by a workpiece shape evaluation apparatus.
FIG. 3 is a schematic diagram illustrating an example of a support state.
FIG. 4 is a schematic diagram showing another example of a support state.
FIG. 5 is a schematic view showing still another example of a support state.
6 is a diagram showing a displacement of a predetermined portion of the workpiece in FIG. 3;
7 is a diagram showing a displacement of a predetermined portion of the workpiece of FIG. 4;
FIG. 8 is a diagram showing displacement of a predetermined portion of the workpiece in FIG. 5;
FIG. 9 is a flowchart showing processing contents of the workpiece shape evaluation apparatus according to the first embodiment.
FIG. 10 is a flowchart showing a subroutine corresponding to step S102 in FIG.
FIG. 11 is a diagram schematically showing the relationship between point cloud data Pj and nodes.
FIG. 12 is a schematic view of a body side portion that is an example of a workpiece.
13 is a diagram showing a prediction result regarding the displacement of the body side portion shown in FIG. 12. FIG.
FIG. 14 is a flowchart showing processing contents of the workpiece shape evaluation apparatus according to the second embodiment.
FIG. 15 is a flowchart showing a subroutine corresponding to step S307 in FIG. 14;
FIG. 16 is a diagram showing an example of displaying the attachment state by changing the visual information on the workpiece surface and the surface of another component.
FIG. 17 is a schematic view of a state in which the body side portion is attached to the floor main body.
FIG. 18 is a diagram showing a prediction result regarding the displacement of the body side portion shown in FIG.
[Explanation of symbols]
10 ... Work shape evaluation device,
30 ... Work,
40. Support jig,
100: Three-dimensional shape measuring instrument,
200 ... load detector,
300 ... Computer,
310 ... first interface,
320 ... second interface,
330 ... ROM,
340 ... RAM,
350 ... display,
360 ... input device,
370: Hard disk,
380 ... CPU,
340 ... RAM.
Claims (10)
前記第1支持状態でのワークについて、前記第1支持状態に対応する第1の境界条件と第1の荷重ベクトルとに基づいて有限要素法で求めた複数の有限要素のそれぞれの節点座標を算出する算出手段と、
前記測定点のそれぞれについて、当該測定点を取り囲む前記複数の節点座標を選択し、選択された前記複数の節点座標によって当該測定点の座標を表す関係式を算出するとともに、前記第1支持状態とは異なる第2支持状態での前記ワークについて、第2支持状態に対応する第2の境界条件と第2の荷重ベクトルとに基づいて、前記第1支持状態からの第2支持状態への前記節点座標の変位を有限要素法により算出し、算出された前記節点座標の変位を前記関係式に適用して前記測定点のそれぞれについて前記第2支持状態での予測される座標値を求めることによって、前記第2支持状態でのワークの形状を予測する形状予測手段と、を有することを特徴とするワーク形状評価装置。Storage means for storing point cloud data that is a collection of coordinate values of a plurality of measurement points obtained by measuring the shape of the workpiece in the first support state;
For the workpiece in the first support state, the respective node coordinates of a plurality of finite elements obtained by the finite element method are calculated based on the first boundary condition and the first load vector corresponding to the first support state. Calculating means for
For each of the measurement points, select the plurality of node coordinates surrounding the measurement point, calculate a relational expression representing the coordinates of the measurement point by the selected plurality of node coordinates, and the first support state For the workpiece in a different second support state, the node from the first support state to the second support state based on a second boundary condition corresponding to the second support state and a second load vector By calculating a displacement of coordinates by a finite element method, and applying the calculated displacement of the node coordinates to the relational expression to obtain a predicted coordinate value in the second support state for each of the measurement points , A workpiece shape evaluation apparatus comprising: a shape prediction unit that predicts the shape of the workpiece in the second support state.
前記第1支持状態でのワークの荷重ベクトルである第1荷重ベクトルを測定する工程と、
前記第1支持状態に対応する第1の境界条件と前記第1の荷重ベクトルとに基づいて、前記第1支持状態でのワークについての複数の有限要素のそれぞれの節点座標を有限要素法により算出する工程と、
前記測定点のそれぞれについて、当該測定点を取り囲む前記複数の節点座標を選択し、選択された前記複数の節点座標によって当該測定点の座標を表す関係式を導出する工程と、
前記第1支持状態と異なる第2支持状態に対応する第2の境界条件と第2の荷重ベクトルとに基づいて、第1支持状態から第2支持状態への前記節点座標の変位を有限要素法により算出する工程と、
算出された前記節点座標の変位を前記関係式に適用して前記測定点のそれぞれについて前記第2支持状態での予測される座標値を求めることによって、前記第2支持状態でのワークの形状を予測する工程と、
を有することを特徴とするワーク形状評価方法。Measuring the shape of the workpiece in the first supporting state to obtain point cloud data that is a collection of coordinate values of a plurality of measurement points ;
Measuring a first load vector that is a load vector of the workpiece in the first support state;
Based on the first boundary condition corresponding to the first support state and the first load vector, the respective node coordinates of a plurality of finite elements for the workpiece in the first support state are calculated by the finite element method. And a process of
For each of the measurement points, selecting the plurality of node coordinates surrounding the measurement point, and deriving a relational expression representing the coordinates of the measurement point by the selected node coordinates ;
Based on a second boundary condition corresponding to a second support state different from the first support state and a second load vector, the displacement of the node coordinates from the first support state to the second support state is determined by a finite element method. A step of calculating by
By applying the calculated displacement of the node coordinates to the relational expression to obtain a predicted coordinate value in the second support state for each of the measurement points, the shape of the workpiece in the second support state is obtained. Predicting process;
A workpiece shape evaluation method characterized by comprising:
前記第1支持状態に対応する第1の境界条件と第1の荷重ベクトルとに基づいて、前記第1支持状態でのワークについての複数の有限要素のそれぞれの節点座標を有限要素法により算出する手順と、
前記測定点のそれぞれについて、当該測定点を取り囲む前記複数の節点座標を選択し、選択された前記複数の節点座標によって当該測定点の座標を表す関係式を導出する手順と、
前記第1支持状態と異なる第2支持状態に対応する第2の境界条件と第2の荷重ベクトルとに基づいて、第1支持状態から第2支持状態への前記節点座標の変位を有限要素法により算出する手順と、
算出された前記節点座標の変位を前記関係式に適用して前記測定点のそれぞれについて前記第2支持状態での予測される座標値を求めることによって、前記第2支持状態でのワークの形状を予測する手順と、
をコンピュータに実行させるワーク形状評価プログラム。A procedure for measuring the shape of the workpiece in the first support state and obtaining point cloud data that is a collection of coordinate values of a plurality of measurement points ;
Based on the first boundary condition corresponding to the first support state and the first load vector, the respective node coordinates of the plurality of finite elements for the workpiece in the first support state are calculated by the finite element method. Procedure and
For each of the measurement points, a procedure for selecting the plurality of node coordinates surrounding the measurement point and deriving a relational expression representing the coordinates of the measurement point by the selected node coordinates ;
Based on a second boundary condition corresponding to a second support state different from the first support state and a second load vector, the displacement of the node coordinates from the first support state to the second support state is determined by a finite element method. The procedure of calculating by
By applying the calculated displacement of the node coordinates to the relational expression to obtain a predicted coordinate value in the second support state for each of the measurement points, the shape of the workpiece in the second support state is obtained. The steps to predict,
Workpiece shape evaluation program that causes a computer to execute
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