JP3964700B2 - Facsimile device and facsimile control program - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、4バイトを超えるファクシミリ情報フィールド長を有するデジタル識別信号を相手機に送信可能なファクシミリ装置およびファクシミリ制御プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、着呼時に自機がDIS(Digital Identification Signal)信号(デジタル識別信号)を送信する場合、使用されるモデムや通信速度等といった自機のファクシミリ端末としての能力に応じた固定のFIF(Facsimile Information Field)長(ファクシミリ情報フィールド長)でDIS信号を送信していた。
【0003】
このDIS信号はITU−Tの勧告で規定されているが、近年のファクシミリ装置の機能拡張に伴い、そのFIF長が初期の頃と比べてますます長くなってきている。例えば初期の頃のファクシミリ装置で使用されていたDIS信号のFIF長は4バイトであったが、近年のファクシミリ装置で使用されているDIS信号のFIF長は10バイトにもなっている。
【0004】
例えば図2(a)に示すように、DIS信号は、フラグF、フラグF、アドレスA、制御フィールドFCF、ファクシミリ情報フィールドFIF、制御フィールドFCF、フラグFからなるフォーマットで構成されているが、そのDIS信号のFIFは、図2(b)に示すように、1バイト目〜10バイト目までの信号列によって、自機の有するファクシミリ機能の詳細内容を表すようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、市場に存在する古いタイプのファクシミリ装置である相手機(FIF長が4バイトの機械、以下4バイト機という。)から新しいタイプのファクシミリ装置である自機(FIF長が10バイトの機械、以下10バイト機という。)に対して呼出があった場合、自機の送出するDIS信号のFIF長が相手機にとっては長すぎるため、相手機では異常な信号であるとして、そのDIS信号が無視されてしまうことがある。
【0006】
この場合、通常のファクシミリ装置では、これから受信する相手機が4バイト機であるのか、あるいは、10バイト機であるのかを予め認識することができないので、4バイト機から受信できるように、DIS信号のFIF長を予め4バイトまで短縮しておくことが考えられる。
【0007】
しかしながら、自機のDIS信号のFIF長を予め4バイトまで短縮しておいたのでは、相手機が10バイト機であるときにも、自機のDIS信号のFIF長は4バイトでしか相手機に認識されないため、DIS信号のFIF長の拡張で折角追加された機能がまったく発揮できなくなってしまう。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、古いタイプの相手機に対して送受信を行えるとともに、新しいタイプの相手機に対しても自機の拡張機能を損なうことなく、常に良好な状態で送受信を行うことができるファクシミリ装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、自機のファクシミリ端末としての能力を相手機に伝えるためのデジタル識別信号のファクシミリ情報フィールドを、4バイトを超える信号長で構成し、相手機からの呼出時に、自機のデジタル識別信号を相手機が認識するまで、繰り返し送信する識別信号送信手段を備えたファクシミリ装置であって、識別信号送信手段は、上記繰り返し回数が所定回数を超えたときに、上記デジタル識別信号に代えて、ファクシミリ情報フィールド長が短縮されたデジタル識別信号を、相手機に送信するように構成され、かつ、ファクシミリ情報フィールド長が短縮される前のデジタル識別信号について、操作部から入力された、そのファクシミリ情報フィールドにおける上位からファクシミリ情報フィールド長が短縮される予定のデジタル識別信号に対応するバイト数目を、データ終端を示すものに書き換えることにより、ファクシミリ情報フィールド長が短縮されたデジタル識別信号を、このデジタル信号を送信する都度作成する短縮信号作成手段を備えていることを特徴とするものである。
【0010】
請求項3に記載の発明は、自機のファクシミリ端末としての能力を相手機に伝えるためのデジタル識別信号のファクシミリ情報フィールドを、4バイトを超える信号長で構成し、相手機からの呼出時に、自機のデジタル識別信号を相手機が認識するまで、繰り返し送信する識別信号送信手段としてファクシミリ装置を機能させるためのファクシミリ制御プログラムであって、識別信号送信手段は、上記繰り返し回数が所定回数を超えたときに、上記デジタル識別信号に代えて、ファクシミリ情報フィールド長が短縮されたデジタル識別信号を、相手機に送信するように構成され、かつ、ファクシミリ情報フィールド長が短縮される前のデジタル識別信号について、操作部から入力された、そのファクシミリ情報フィールドにおける上位からファクシミリ情報フィールド長が短縮される予定のデジタル識別信号に対応するバイト数目を、データ終端を示すものに書き換えることにより、ファクシミリ情報フィールド長が短縮されたデジタル識別信号を、このデジタル信号を送信する都度作成する短縮信号作成手段を備えていることを特徴とするものである。
【0011】
これらの構成によれば、自機のデジタル識別信号を相手機が認識するまで、この相手機に同デジタル識別信号が繰り返し送信され、送信回数が所定回数を超えたときに、ファクシミリ情報フィールド長が短縮されたデジタル識別信号が、相手機に送信されるので、自機のデジタル識別信号をそのファクシミリ情報フィールド長のままで認識できない古いタイプのファクシミリ装置である相手機に対しては、その相手機の認識できるファクシミリ情報フィールド長まで、そのファクシミリ情報フィールド長が短縮されたデジタル識別信号で送受信を行い、また、自機のデジタル識別信号をそのファクシミリ情報フィールド長のままで認識できる新しいタイプのファクシミリ装置である相手機に対しては、自機の有する最大長のファクシミリ情報フィールド長のデジタル識別信号で送受信を行うことにより、自機の拡張機能を損なうことなく、常に良好な状態で送受信を行うことができるようになる。
【0012】
また、識別信号送信手段は、ファクシミリ情報フィールド長が短縮されたデジタル識別信号を、このデジタル信号を送信する都度作成する短縮信号作成手段を備えていることとすれば、相手機の認識できる自機のデジタル識別信号のファクシミリ情報フィールド長に合わせて自機のデジタル識別信号のファクシミリ情報フィールド長を予め短縮しておく必要がなくなるので、便利である。
【0013】
請求項2記載の発明のように、識別信号送信手段は、ファクシミリ情報フィールド長が段階的に短縮されたデジタル識別信号を順次に送信するものであることとすれば、相手機の能力の範囲内ではあるが、自機の拡張機能による能力を最大限度まで発揮できるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態に係るファクシミリ装置の概略構成を示す機能ブロック図である。
【0015】
図1に示すように、自機としてのファクシミリ装置1は、画像読取部2、画像記録部3、画像メモリ4、操作部5、表示部6、通信処理部7及び制御部8を備えている。そして、このファクシミリ装置1は、電話回線9を介して他のファクシミリ装置(以下、相手機という)10に接続されている。
【0016】
画像読取部2は、相手機10に送信すべき原稿を読み取るものである。画像読取部2は、セットされた原稿を自動給送する自動原稿給送部、CCD(Charge Coupled Device)ラインイメージセンサからなる撮像部及び画像処理部を有し、撮像部が原稿面を相対的に走査するように原稿を自動給送して当該原稿をライン単位で画像信号に変換して取り込み、この画像信号に所定の信号処理(レベル補正、γ補正、A/D変換等)を施して順次、制御部8に出力する。
【0017】
画像記録部3は、画像読取部2で読み取られた画像データや電話回線9を介して相手機10から送信された画像データ(以下、受信画像データという。)を用紙に記録するものである。画像記録部3は、例えばレーザプリンタからなり、画像データで変調されたレーザ光を感光体に照射して当該画像データからなる画像の潜像を形成するとともに、この潜像にトナーを静電的に付着して顕在化し、この顕像を用紙に転写して画像を形成する。
【0018】
画像メモリ4は、画像データ及び受信画像データを記憶するメモリで、例えばA4サイズの標準原稿が略100枚程度記憶可能な大容量メモリである。
【0019】
操作部5は、ファクシミリ装置1による画像データの送信処理を行うための各種の入力操作(画像データの送信先の情報(FAXNo.等)の入力、ファクシミリ送信の開始/停止の指示、ワンタッチキー又は短縮No.の登録及び通信モード等の各種のモードや条件の設定(詳しくは、後述するデジタル識別信号の送信回数の設定やそのデジタル識別信号のファクシミリ情報フィールド長の設定を含む。))を行うものである。操作部5は、テンキー、ワンタッチキー等の各種キースイッチを有するとともに、ファクシミリ送信処理等の処理の開始を指示するスタートキー51を備えている。
【0020】
表示部6は、LCD(Liquid Crystal Display)及びLED(Light Emitted Diode)から構成され、回線接続状態、送信状態及び相手機10との通信状態等の各種状態や画像データの送信先の情報(FAXNo.)等を文字情報でLCD表示するとともに、通信エラーの有無、設定モード、受信画質、メモリ受信及びメンテナンスの要否等をLEDで表示するものである。
【0021】
通信処理部7は、デジタル識別信号や画像データの送受信処理等を行うものである。通信処理部7は、符号化/復号化部71、変復調部72及び網制御部73を有する。符号化/復号化部71は、ファクシミリ送信すべき画像データの圧縮及び符号化を行うとともに、ファクシミリ受信した画像データの伸長及び復号化を行うものである。変復調部72は、圧縮/符号化された画像データの音声信号への変調及びファクシミリ受信した信号(音声信号)の画像データへの復調を行なうものである。網制御部73は、NCU(Network Control Unit)に相当し、相手機10との電話回線9の接続を制御するものである。
【0022】
制御部8は、マイクロコンピュータからなり、上記各部2〜7の動作を制御してファクシミリ装置1のファクシミリ機能を制御するものである。なお、この制御部8は、ファクシミリ装置1による画像データの送受信処理を行うための処理手順を行うための通信プログラムや各種の処理用データが記録されたROM(Read Only Memory)と、上記処理プログラムに従って所定の演算処理を行うためのRAM(Random Access Memory)とを有する。
【0023】
以上の構成に加えて、本発明に係るファクシミリ装置1の制御部8は、図1に示すように、自機のファクシミリ端末としての能力を相手機10に伝えるためのDIS信号(デジタル識別信号)を、4バイトを超えるFIF(ファクシミリ情報フィールド)長で構成し、相手機10からの呼出時にこのDIS信号を相手機10に送信する識別信号送信手段81と、所定のタイミングでこのDIS信号のFIF長を短縮する信号長短縮手段82とを備え、識別信号送信手段81は、信号長短縮手段82によってFIF長が短縮されたDIS信号を、上記相手機10に再度送信するようになっている。DIS信号の構成は、例えば図2(a)に示した通りであり、そのDIS信号のFIFの構成は、例えば図2(b)に示した通りである。
【0024】
識別信号送信手段81は、DIS信号を相手機10が認識するまで、この相手機10に同DIS信号を繰り返し送信するものであって、識別信号送信手段81は、上記繰り返し回数(所定回数)を設定するための送信回数設定手段811を備えている。
【0025】
送信回数設定手段811は、操作部5上で任意の数値を入力することにより上記所定回数を設定することができる。
【0026】
この送信回数設定手段811を設けることによって、繰り返し回数を、例えば電話回線中の雑音等による影響などを考慮して任意に設定できるようになるので便利である。また、この影響がない範囲で繰り返し回数を少なめに設定しておけば、古いタイプのファクシミリ装置である4バイト機等は早めに認識できて、効率的な送受信を行うことができるようになる。
【0027】
信号長短縮手段82は、識別信号送信手段81による繰り返し回数が例えば3回を超えたときに、DIS信号のFIF長を所定長まで短縮するものであって、信号長短縮手段82は、上記所定長を設定するための信号長設定手段821を備えている。
【0028】
信号長設定手段821は、操作部5上で任意の数値を入力することにより、上記DIS信号のFIF長を、例えば図2(b)に示したような10バイトから、例えば図2(c)に示すような4バイトまで短縮する、短縮信号作成手段として機能する。この際、10バイトのFIFの上位から4バイト目の最終ビットをデータ終端を示すものに書き換えるなどすることにより4バイトのFIFを作るか、あるいは、予めROMに記憶させておいた各種FIF(例えば8,6,4バイトのFIF)から任意に選択しそれをDIS信号に組み込むようにしてもよい。
【0029】
この信号長設定手段821を設けることによって、FIF長を実情に応じて任意に設定できるようになるので便利である。例えば最も古いファクシミリ装置である4バイト機が市場においてまったくみられなくなってきた場合には、つぎの古いファクシミリ装置である6バイト機に対応できるようにFIF長を設定しなおすことができる。これらの各手段により本発明の特徴部分であるファクシミリ機能を発揮するようになっている。
【0030】
そして、制御部8は、ITU−T勧告T.30の通信プロトコルに従って相手機10との間で、直ちにあるいは予約された時刻に通信を開始するように制御する。
【0031】
図3は本ファクシミリ装置の受信時における動作を示すフローチャート、図4は相手機とのファクシミリ通信手順を示す説明図である。以下、図3及び図4を参照しつつ、本ファクシミリ装置1を自機として、相手機(FIF長が10バイトのDIS信号を異常信号として、無視するファクシミリ装置)10Aからファクシミリ受信を行う場合について説明する。なお、本ファクシミリ装置1から相手機10Aへファクシミリ送信を行う場合については、通常の送信手順となるので、その説明を省略する。
【0032】
図3において、ファクシミリ装置1の電源が投入されると、まず初期設定がなされる(ステップS1)。この初期設定においては、ROMから各種プログラムが制御部8に読み込まれて、各手段81,811,82,821が仮想的に構築されるとともに、RAMには各種デフォルト値が設定される。例えばファクシミリ措置1のDIS信号の最大FIF長(L0=10バイト)などである。
【0033】
ついで、識別信号送信手段81の送信回数設定手段811によって、DIS信号の最大繰り返し回数(N0)の設定がなされる(ステップS2)。ここでは、例えばN0=3(回)と設定する。また、信号長短縮手段82の信号長設定手段821によって、DIS信号の短縮後のFIF長(L)の設定がなされる(ステップS4)。ここでは、例えばL=4(バイト)と設定する。
【0034】
ついで、相手機10Aからの呼出があるまで待機する(ステップS5)。そして、呼出があれば(ステップS5においてYES)、図4の最上段に示すように、自機から相手機10Aに向けてCED(Called Station Identification)信号を送信する(ステップS6)。CED信号は自機がファクシミリ装置であり、受信状態になったことを相手機10Aに知らせるための信号である。
【0035】
Nをリセットして0とし(ステップS7)、Nを1だけインクリメントした上で(ステップS8)、NがN0を超えたか否かを判定する(ステップS9)。最初はNが1であるのに対しN0は3であるので、超えていないと判定される(ステップS9でNO)。
【0036】
すると、図4の次の段に示すように、識別信号送信手段82の働きにより、自機から相手機10Aに向けてFIF長が10バイトのDIS信号を送信し(ステップS11)、DCS(Digital Command Signal)信号(デジタル命令信号)を受信したか否かを判定する(ステップS12)。DCS信号は、相手機10AがDIS信号を認識したことを受信側である自機に知らせるとともに、その送信時にどのような送信条件(モデムスピード、I/Oスピード、原稿幅等)で送信するかを知らせるための信号である。ここでは、相手機10Aは、DIS信号のFIF長が10バイトであるため、図4上の×印で示すように、このDIS信号を無視している(ステップS12でNO)。
【0037】
すると、上記ステップS8に戻り、NをインクリメントしてN=2とし、NがN0を超えたか否かを判定する(ステップS9)。Nが2であるのに対しN0は3であるので、超えていないと判定される(ステップS9でNO)。そして、図4のその次の段に示すように、FIF長が10バイトのDIS信号を再度送信する(ステップS11)。このときも、相手機10Aは、DIS信号のFIF長が10バイトであるため、図4上の×印で示すように、このDIS信号を無視している(ステップS12でNO)。
【0038】
すると、上記ステップS8に戻り、NをインクリメントしてN=3とし、NがN0を超えたか否かを判定する(ステップS9)。Nが3であるのに対しN0は3であるので、超えていないと判定される(ステップS9でNO)。そして、図4のその次の段に示すように、FIF長が10バイトのDIS信号を再度送信する(ステップS11)。このときも、相手機10Aは、DIS信号のFIF長が10バイトであるため、図4上の×印で示すように、このDIS信号を無視している(ステップS12でNO)。
【0039】
すると、上記ステップS8に戻り、NをインクリメントしてN=4とし、NがN0を超えたか否かを判定する(ステップS9)。こんどは、Nが4であるのに対しN0は3であるので、超えていると判定される(ステップS9でYES)。
【0040】
このときは、信号長短縮手段82の働きにより、FIF長の初期値L0(10バイト)を、設定値L(4バイト)とし(ステップS10)、上記ステップS7に戻る。ここで、Nをリセットして0とし、Nを1だけインクリメントした上で(ステップS8)、NがN0を超えたか否かを判定する(ステップS9)。Nが1であるのに対しN0は3であるので、超えていないと判定される(ステップS9でNO)。
【0041】
そして、図4のその次の段に示すように、FIF長が4バイトのDIS信号を送信する(ステップS11)。このときには、相手機10Aは、DIS信号のFIF長が4バイトであるため、このDIS信号を認識したとして、相手機10AからのDCS信号が送信され、自機はこれを受信する(ステップS12でYES)。
【0042】
ついで、図4のその次の段以降に示すように、相手機10AからのTCF(Training Check)信号(トレーニングチェック用信号)を受信する(ステップS13)。これに応答して自機から相手機10AにCFR(Confirmation to Receive)信号(受信準備信号)を送信すると(ステップS14)、相手機10Aからの送信画像データを内容とするFAXMSG(Facsimile Massage)信号(ファックスメッセージ信号)が送信されてくるので、これを受信する(ステップS15)。全ての画像データを受信すると、相手機10AからのEOP(End of Procedure)信号(手順終了信号)を受信し(ステップS16)、このEOP信号に応答して自機から送信したMCF(Message Confirmation)信号(メッセージ確認信号)を相手機10Aが受信すると(ステップS17)、更に相手機10AからDCN(Disconnect)信号(切断命令信号)が送信されてくる(ステップS18)。この受信によって自機と相手機10Aとの間での通信処理がすべて終了する。
【0043】
この場合、相手機10Aは、自機が送信した最初の3回の信号は、FIF長が10バイトであるため、無視しているが、4回目以降に自機が送出するDIS信号は4バイトであるため、正常なDIS信号と認識してファクシミリ通信が成立している。
【0044】
図5は本ファクシミリ装置と他の相手機とのファクシミリ通信手順を示す。以下、図3及び図5を参照しつつ、本ファクシミリ装置1を自機として、相手機(FIF長が10バイトのDIS信号を正常なDIS信号と認識できるファクシミリ装置)10Bからファクシミリ受信を行う場合について説明する。なお、本ファクシミリ装置1から相手機10Bへファクシミリ送信を行う場合については、通常の送信手順となるので、その説明を省略する。
【0045】
図3において、ファクシミリ装置1の電源が投入されると、上記ステップS1〜ステップS4が実行され、相手機10Aからの呼出があるまで待機するようになる(ステップS5)。そして、呼出があれば(ステップS5においてYES)、図5の最上段に示すように、自機から相手機10Bに向けてCED信号を送信する(ステップS6)。
【0046】
Nをリセットして0とし(ステップS7)、Nを1だけインクリメントした上で(ステップS8)、NがN0を超えたか否かを判定する(ステップS9)。最初はNが1であるのに対しN0は3であるので、超えていないと判定される(ステップS9でNO)。
【0047】
すると、図5の次の段に示すように、識別信号送信手段81の働きにより、自機から相手機10Bに向けてFIF長が10バイトのDIS信号を送信し(ステップS11)、ついでDCS信号を受信したか否かを判定する(ステップS12)。ここでは、相手機10Bは、DIS信号のFIF長が10バイトであるので、図5上のその次の段に示すように、このDIS信号を認識したとして、相手機10BからのDCS信号が送信され、自機はこれを受信する(ステップS12でYES)。
【0048】
ついで、図5上のその次の段に示すように、相手機10BからのTCF信号を受信する(ステップS13)。以下、上記ステップS14〜S18が実行されて、相手機10Bの通信処理がすべて終了する。
【0049】
この場合、相手機10Bは、自機が送信した最初のDIS信号を正常なDIS信号と認識してファクシミリ送信が成立するため、DIS信号のFIFの拡張により追加された機能を使用できるようになる。
【0050】
以上説明したように、この実施形態によれば、本ファクシミリ装置1からのDIS信号を相手機10(10A,10B)が認識するまで、この相手機10に同DIS信号が繰り返し送信され、繰り返し回数が所定回数を超えたときに、上記DIS信号のFIF長が所定長に短縮されるとともに、このFIF長を短縮したDIS信号が、上記相手機10に再度送信されるので、これから受信する相手機10が4バイト機であるのか、あるいは、10バイト機であるのかを予め認識することができない場合であっても、DIS信号のFIF長を予め短縮しておく必要がなくなる。したがって、相手機10が10バイト機であるときにも、DIS信号のFIF長の拡張機能を損なうことがなくなり、常に好適な状態での送受信が行えるようになる。その結果、市場に存在する古いタイプファクシミリ装置からでも、自機の機能を犠牲にすることなく、受信することができるようになる。
【0051】
なお、上記実施形態では、送信回数設定手段811は、繰り返し回数(N0)をステップS2で設定しているが、この繰り返し回数については、DIS信号の送信前であれば、任意のステップで設定するようにしてもよい。また、この送信回数設定手段811を設けることなく、繰り返し回数を例えば3回に固定して、装置構成をより簡単化することもできる。
【0052】
また、上記実施形態では、信号長設定手段821は、DIS信号の短縮後のFIF長(L)をステップS4で設定しているが、DIS信号の送信前後の任意のステップで設定するようにしてもよい。また、信号長設定手段821を設けることなく、DIS信号のFIF長を例えば4バイトに固定して、装置構成をより簡単化することもできる。
【0053】
また、上記実施形態では、信号長設定手段821は、DIS信号の短縮後のFIF長(L)をステップS4で1回だけ設定しているが、ステップS11で再送信する度にバイト数を例えば10→8→6→4といったように2バイト刻みで段階的に短縮していけば、相手機10の能力の範囲内ではあるが、自機の拡張機能による能力を最大限度まで発揮できるようになる。ただし、この短縮のピッチは、必ずしも等間隔で行う必要はなく、また、最初のバイト数および最後のバイト数はいずれも任意に設定することができる。
【0054】
また、上記実施形態では、DIS信号の送信時に、NSF(Non-Standard Facilities)信号、CSI(Called Subscriber Identification)信号等を送信することもできるが、これらを送信しないようにして装置構成をさらに簡単化することにより、安全確実な通信処理が可能となる。
【0055】
また、上記実施形態では、ファクシミリ装置1について説明したが、本発明は、例えばファクシミリとコピー機やプリンタとを組み合わせた、いわゆるファクシミリ機能付きのデジタル複合機など他の画像形成装置に適用してもよいのはもちろんである。
【0056】
【発明の効果】
請求項1,3記載の発明によれば、自機のデジタル識別信号をそのファクシミリ情報フィールド長のままで認識できない古いタイプのファクシミリ装置である相手機に対しては、その相手機の認識できるファクシミリ情報フィールド長まで、そのファクシミリ情報フィールド長が短縮されたデジタル識別信号で送受信を行い、また、自機のデジタル識別信号をそのファクシミリ情報フィールド長のままで認識できる新しいタイプのファクシミリ装置である相手機に対しては、自機の有する最大長のファクシミリ情報フィールド長のデジタル識別信号で送受信を行うことにより、自機の拡張機能を損なうことなく、常に良好な状態で送受信を行うことができる。
【0057】
また、識別信号送信手段は、ファクシミリ情報フィールド長が短縮されたデジタル識別信号を、このデジタル信号を送信する都度作成する短縮信号作成手段を備えていることとすれば、相手機の認識できる自機のデジタル識別信号のファクシミリ情報フィールド長に合わせて自機のデジタル識別信号のファクシミリ情報フィールド長を予め短縮しておく必要がなくなるので、便利である。
【0058】
請求項2記載の発明のように、識別信号送信手段は、ファクシミリ情報フィールド長が段階的に短縮されたデジタル識別信号を順次に送信するものであることとすれば、相手機の能力の範囲内ではあるが、自機の拡張機能による能力を最大限度まで発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るファクシミリ装置の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図2】 本ファクシミリ装置の送信するDIS信号のフォーマットの概念を示す説明図であって、(a)はDIS信号の全体を示す図、(b)はその短縮前のFIF部分を示す図、(c)はその短縮後のFIF部分を示す図である。
【図3】 本ファクシミリ装置の受信時における動作を示すフローチャートである。
【図4】 本ファクシミリ装置と相手機との間でのファクシミリ通信手順を示す説明図である。
【図5】 本ファクシミリ装置と他の相手機との間でのファクシミリ送信手順を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置(自機)
8 制御部
10(10A,10B) 相手機
81 識別信号送信手段
811 送信回数設定手段
82 信号長短縮手段(短縮信号作成手段)
821 信号長設定手段[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a facsimile apparatus and a facsimile control program capable of transmitting a digital identification signal having a facsimile information field length exceeding 4 bytes to a partner machine.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, when the own device transmits a DIS (Digital Identification Signal) signal at the time of an incoming call, a fixed FIF (Facsimile corresponding to the capability of the own device as a facsimile terminal such as a modem used and a communication speed is used. The DIS signal was transmitted with the (Information Field) length (facsimile information field length).
[0003]
This DIS signal is defined by the recommendation of ITU-T, but with the recent expansion of the functions of facsimile machines, the FIF length has become longer than it was in the early days. For example, the DIS signal used in the early days of the facsimile apparatus has an FIF length of 4 bytes, but the DIS signal used in recent facsimile apparatuses has an FIF length of 10 bytes.
[0004]
For example, as shown in FIG. 2A, the DIS signal is composed of a format including a flag F, a flag F, an address A, a control field FCF, a facsimile information field FIF, a control field FCF, and a flag F. As shown in FIG. 2 (b), the DIS signal FIF represents the detailed contents of the facsimile function of its own machine by a signal sequence from the first byte to the tenth byte.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, from the partner machine (
[0006]
In this case, since a normal facsimile apparatus cannot recognize in advance whether the counterpart machine to be received is a 4-byte machine or a 10-byte machine, the DIS signal is received so that it can be received from the 4-byte machine. It is conceivable to reduce the FIF length to 4 bytes in advance.
[0007]
However, if the FIF length of the DIS signal of the own device is shortened to 4 bytes in advance, even if the counterpart device is a 10-byte device, the FIS length of the DIS signal of the own device is only 4 bytes. Therefore, the function added by the extension of the FIF length of the DIS signal cannot be exhibited at all.
[0008]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and can perform transmission / reception with respect to an old type counterpart, and is always good for a new type counterpart without impairing the expansion function of the own type. An object of the present invention is to provide a facsimile apparatus that can perform transmission and reception in a state.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to
[0010]
In the invention according to
[0011]
According to these configurations, the digital identification signal is repeatedly transmitted to the partner machine until the partner machine recognizes the digital identification signal of the machine, and when the number of transmissions exceeds a predetermined number, the facsimile information field length is Since the shortened digital identification signal is transmitted to the other machine, the other machine is an old type facsimile machine that cannot recognize the digital identification signal of its own machine without changing the facsimile information field length. A new type of facsimile apparatus that transmits and receives digital identification signals with a reduced facsimile information field length up to a recognizable facsimile information field length, and that can recognize the digital identification signal of its own device without changing the facsimile information field length. For the other machine, the maximum length of facsimile information of the machine By performing transmission and reception field length of the digital identification signal, without impairing the extension of its own, so that it is possible to transmit and receive at all times a good state.
[0012]
Further, if the identification signal transmitting means includes a shortened signal generating means for generating a digital identification signal with a shortened facsimile information field length every time this digital signal is transmitted, This is convenient because it is not necessary to shorten the facsimile information field length of its own digital identification signal in accordance with the facsimile information field length of the digital identification signal.
[0013]
As in the second aspect of the invention, if the identification signal transmitting means sequentially transmits the digital identification signal whose facsimile information field length is reduced stepwise, it is within the range of the capability of the counterpart. However, you will be able to maximize the capabilities of your expansion capabilities.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 is a functional block diagram showing a schematic configuration of a facsimile apparatus according to an embodiment of the present invention.
[0015]
As shown in FIG. 1, the
[0016]
The
[0017]
The
[0018]
The
[0019]
The
[0020]
The
[0021]
The
[0022]
The
[0023]
In addition to the above configuration, the
[0024]
The identification
[0025]
The transmission number setting means 811 can set the predetermined number of times by inputting an arbitrary numerical value on the
[0026]
Providing the transmission number setting means 811 is convenient because the number of repetitions can be arbitrarily set in consideration of, for example, the influence of noise in the telephone line. Further, if the number of repetitions is set to be small within a range not affected by this influence, an old type facsimile machine such as a 4-byte machine can be recognized early, and efficient transmission / reception can be performed.
[0027]
The signal length shortening means 82 shortens the FIF length of the DIS signal to a predetermined length when the number of repetitions by the identification signal transmitting means 81 exceeds, for example, 3. The signal length shortening means 82 Signal length setting means 821 for setting the length is provided.
[0028]
The signal
[0029]
The provision of the signal length setting means 821 is convenient because the FIF length can be arbitrarily set according to the actual situation. For example, when a 4-byte machine, which is the oldest facsimile machine, is no longer found in the market, the FIF length can be reset so that it can be used for the next 6-byte machine, which is the oldest facsimile machine. Each of these means exerts a facsimile function which is a characteristic part of the present invention.
[0030]
And the
[0031]
FIG. 3 is a flowchart showing the operation of the facsimile apparatus at the time of reception, and FIG. 4 is an explanatory diagram showing a facsimile communication procedure with the partner machine. Hereinafter, referring to FIG. 3 and FIG. 4, a case where facsimile reception is performed from the
[0032]
In FIG. 3, when the
[0033]
Then, the maximum number of DIS signal repetitions (N 0 ) Is set (step S2). Here, for example, N 0 = 3 (times). Further, the signal length setting means 821 of the signal length shortening means 82 sets the FIF length (L) after shortening the DIS signal (step S4). Here, for example, L = 4 (bytes) is set.
[0034]
Then, it waits until there is a call from the counterpart machine 10A (step S5). If there is a call (YES in step S5), a CED (Called Station Identification) signal is transmitted from the own device to the partner device 10A as shown in the uppermost section of FIG. 4 (step S6). The CED signal is a signal for informing the partner machine 10A that the own machine is a facsimile machine and is in a receiving state.
[0035]
N is reset to 0 (step S7), N is incremented by 1 (step S8), and N is N 0 Is determined (step S9). N is 1 at first, but N 0 Since it is 3, it is determined that it does not exceed (NO in step S9).
[0036]
Then, as shown in the next stage of FIG. 4, by the action of the identification signal transmission means 82, a DIS signal having a FIFO length of 10 bytes is transmitted from the own device to the partner device 10A (step S11), and DCS (Digital It is determined whether or not a command signal (digital command signal) has been received (step S12). The DCS signal informs the receiving apparatus that the partner apparatus 10A has recognized the DIS signal, and what transmission conditions (modem speed, I / O speed, document width, etc.) are to be transmitted at the time of transmission. It is a signal for informing. Here, since the FIF length of the DIS signal is 10 bytes, partner apparatus 10A ignores this DIS signal (NO in step S12), as indicated by a cross in FIG.
[0037]
Then, the process returns to step S8, N is incremented to N = 2, and N is N 0 Is determined (step S9). N is 2 while N is 2 0 Since it is 3, it is determined that it does not exceed (NO in step S9). Then, as shown in the next stage of FIG. 4, a DIS signal having an FIF length of 10 bytes is transmitted again (step S11). Also at this time, since the FIF length of the DIS signal is 10 bytes, the partner apparatus 10A ignores the DIS signal as indicated by a cross in FIG. 4 (NO in step S12).
[0038]
Then, the process returns to step S8, N is incremented to N = 3, and N is N 0 Is determined (step S9). N is 3 versus N 0 Since it is 3, it is determined that it does not exceed (NO in step S9). Then, as shown in the next stage of FIG. 4, a DIS signal having an FIF length of 10 bytes is transmitted again (step S11). Also at this time, since the FIF length of the DIS signal is 10 bytes, the partner apparatus 10A ignores the DIS signal as indicated by a cross in FIG. 4 (NO in step S12).
[0039]
Then, the process returns to step S8, N is incremented to N = 4, and N is N 0 Is determined (step S9). This time, N is 4 while N 0 Since it is 3, it is determined that it exceeds (YES in step S9).
[0040]
At this time, the initial value L of the FIF length is obtained by the function of the signal length shortening means 82. 0 (10 bytes) is set as a set value L (4 bytes) (step S10), and the process returns to step S7. Here, N is reset to 0, N is incremented by 1 (step S8), and N is N 0 Is determined (step S9). N is 1, whereas N 0 Since it is 3, it is determined that it does not exceed (NO in step S9).
[0041]
Then, as shown in the next stage of FIG. 4, a DIS signal having an FIF length of 4 bytes is transmitted (step S11). At this time, because the partner apparatus 10A recognizes the DIS signal because the FIF length of the DIS signal is 4 bytes, the partner apparatus 10A transmits the DCS signal from the partner apparatus 10A and receives it (step S12). YES).
[0042]
Next, as shown in and after the next stage in FIG. 4, a TCF (Training Check) signal (training check signal) is received from the counterpart machine 10A (step S13). In response to this, when a CFR (Confirmation to Receive) signal (reception preparation signal) is transmitted from the own device to the partner device 10A (step S14), a FAXMSG (Facsimile Massage) signal containing the transmission image data from the partner device 10A Since (fax message signal) is transmitted, it is received (step S15). When all the image data is received, an EOP (End of Procedure) signal (procedure end signal) is received from the counterpart device 10A (step S16), and an MCF (Message Confirmation) transmitted from the own device in response to the EOP signal. When the partner device 10A receives the signal (message confirmation signal) (step S17), a DCN (Disconnect) signal (disconnect command signal) is further transmitted from the partner device 10A (step S18). With this reception, all communication processing between the own device and the counterpart device 10A is completed.
[0043]
In this case, the partner device 10A ignores the first three signals transmitted by the own device because the FIF length is 10 bytes, but the DIS signal transmitted by the own device after the fourth time is 4 bytes. Therefore, it is recognized as a normal DIS signal and facsimile communication is established.
[0044]
FIG. 5 shows a facsimile communication procedure between the facsimile apparatus and another partner machine. Hereinafter, referring to FIG. 3 and FIG. 5, when the
[0045]
In FIG. 3, when the power of the
[0046]
N is reset to 0 (step S7), N is incremented by 1 (step S8), and N is N 0 Is determined (step S9). N is 1 at first, but N 0 Since it is 3, it is determined that it does not exceed (NO in step S9).
[0047]
Then, as shown in the next stage of FIG. 5, by the action of the identification signal transmission means 81, a DIS signal having an FIF length of 10 bytes is transmitted from the own device to the partner device 10B (step S11), and then the DCS signal. Is determined (step S12). Here, since the FIF length of the DIS signal is 10 bytes, the partner device 10B transmits the DCS signal from the partner device 10B as it recognizes this DIS signal as shown in the next stage in FIG. The own device receives this (YES in step S12).
[0048]
Next, as shown in the next stage on FIG. 5, the TCF signal from the counterpart apparatus 10B is received (step S13). Thereafter, the above steps S14 to S18 are executed, and all the communication processing of the counterpart machine 10B is completed.
[0049]
In this case, the partner apparatus 10B recognizes the first DIS signal transmitted by the own apparatus as a normal DIS signal and establishes facsimile transmission, so that the function added by extending the FIF of the DIS signal can be used. .
[0050]
As described above, according to this embodiment, the DIS signal is repeatedly transmitted to the
[0051]
In the above embodiment, the transmission
[0052]
In the above embodiment, the signal
[0053]
In the above embodiment, the signal
[0054]
In the above embodiment, when transmitting a DIS signal, an NSF (Non-Standard Facilities) signal, a CSI (Called Subscriber Identification) signal, etc. can be transmitted. However, the apparatus configuration is further simplified by not transmitting these signals. As a result, safe and reliable communication processing is possible.
[0055]
In the above-described embodiment, the
[0056]
【The invention's effect】
According to the first and third aspects of the present invention, for a partner machine that is an old type of facsimile machine that cannot recognize the digital identification signal of its own machine as its facsimile information field length, a facsimile machine that can be recognized by the partner machine. The other machine is a new type of facsimile machine that can transmit and receive with the digital identification signal whose facsimile information field length has been shortened up to the information field length, and can recognize the digital identification signal of its own machine without changing the facsimile information field length. In contrast, by performing transmission / reception with a digital identification signal having the maximum facsimile information field length of the own apparatus, it is possible to always perform transmission / reception in a good state without impairing the expansion function of the own apparatus.
[0057]
Further, if the identification signal transmitting means includes a shortened signal generating means for generating a digital identification signal with a shortened facsimile information field length every time this digital signal is transmitted, This is convenient because it is not necessary to shorten the facsimile information field length of its own digital identification signal in accordance with the facsimile information field length of the digital identification signal.
[0058]
As in the second aspect of the invention, if the identification signal transmitting means sequentially transmits the digital identification signal whose facsimile information field length is reduced stepwise, it is within the range of the capability of the counterpart. However, you can maximize the capabilities of your expansion capabilities.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a functional block diagram showing a schematic configuration of a facsimile apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIGS. 2A and 2B are explanatory diagrams showing a concept of a format of a DIS signal transmitted by the facsimile apparatus, wherein FIG. 2A is a diagram showing an entire DIS signal, and FIG. 2B is a diagram showing an FIF portion before the shortening; (C) is a figure which shows the FIF part after the shortening.
FIG. 3 is a flowchart showing an operation at the time of reception of the facsimile apparatus.
FIG. 4 is an explanatory diagram showing a facsimile communication procedure between the facsimile apparatus and a partner machine.
FIG. 5 is an explanatory diagram showing a facsimile transmission procedure between the facsimile apparatus and another partner machine.
[Explanation of symbols]
1 Facsimile machine (own machine)
8 Control unit
10 (10A, 10B)
81 Identification signal transmitting means
811 Transmission count setting means
82 Signal length shortening means (shortened signal creating means)
821 Signal length setting means
Claims (3)
識別信号送信手段は、上記繰り返し回数が所定回数を超えたときに、上記デジタル識別信号に代えて、ファクシミリ情報フィールド長が短縮されたデジタル識別信号を、相手機に送信するように構成され、かつ、
ファクシミリ情報フィールド長が短縮される前のデジタル識別信号について、操作部から入力された、そのファクシミリ情報フィールドにおける上位からファクシミリ情報フィールド長が短縮される予定のデジタル識別信号に対応するバイト数目を、データ終端を示すものに書き換えることにより、ファクシミリ情報フィールド長が短縮されたデジタル識別信号を、このデジタル信号を送信する都度作成する短縮信号作成手段を備えていることを特徴とするファクシミリ装置。The facsimile information field of the digital identification signal for conveying the capability of the own machine as a facsimile terminal to the other machine is configured with a signal length exceeding 4 bytes, and when calling from the other machine, the digital identification signal of the own machine is sent. Until it recognizes, a facsimile apparatus provided with identification signal transmission means for repeatedly transmitting,
The identification signal transmitting means is configured to transmit a digital identification signal with a shortened facsimile information field length to the partner machine instead of the digital identification signal when the number of repetitions exceeds a predetermined number of times, and ,
For the digital identification signal before the facsimile information field length is shortened , the number of bytes corresponding to the digital identification signal input from the operation unit and whose facsimile information field length is scheduled to be shortened from the top in the facsimile information field A facsimile apparatus comprising shortened signal creating means for creating a digital identification signal with a shortened facsimile information field length each time a digital signal is transmitted by rewriting it to indicate an end.
識別信号送信手段は、上記繰り返し回数が所定回数を超えたときに、上記デジタル識別信号に代えて、ファクシミリ情報フィールド長が短縮されたデジタル識別信号を、相手機に送信するように構成され、かつ、
ファクシミリ情報フィールド長が短縮される前のデジタル識別信号について、操作部から入力された、そのファクシミリ情報フィールドにおける上位からファクシミリ情報フィールド長が短縮される予定のデジタル識別信号に対応するバイト数目を、データ終端を示すものに書き換えることにより、ファクシミリ情報フィールド長が短縮されたデジタル識別信号を、このデジタル信号を送信する都度作成する短縮信号作成手段を備えていることを特徴とするファクシミリ制御プログラム。The facsimile information field of the digital identification signal for conveying the capability of the own machine as a facsimile terminal to the other machine is configured with a signal length exceeding 4 bytes, and when calling from the other machine, the digital identification signal of the own machine is sent. A facsimile control program for causing the facsimile apparatus to function as identification signal transmission means for repeatedly transmitting until
The identification signal transmitting means is configured to transmit a digital identification signal with a shortened facsimile information field length to the partner machine instead of the digital identification signal when the number of repetitions exceeds a predetermined number of times, and ,
For the digital identification signal before the facsimile information field length is shortened , the number of bytes corresponding to the digital identification signal input from the operation unit and whose facsimile information field length is scheduled to be shortened from the top in the facsimile information field A facsimile control program, comprising: a shortened signal creating means for creating a digital identification signal with a shortened facsimile information field length by rewriting it to indicate an end each time the digital signal is transmitted.
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