JP3964163B2 - Metal flat pallet - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、倉庫あるいは荷物の集積場等において、パレット上に荷物を積載し、フォークリフト等によりこのパレットを移動して荷役作業を行うのに使用する金属製平パレットの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
荷役作業に使用するパレットには、木製平パレット、金属製平パレット及びプラスチック製平パレットがある。そして、重量物を荷役するのに金属製平パレットが使用される。この金属製平パレットにおいて、技術的に考慮されなければならない事項として次のようなものがある。
【0003】
即ち、金属性平パレットは、他の平パレットに比べて重いので、使用されていない空パレットの保管や持ち運びが容易なことが、荷役作業の効率化に大きく影響する。又、一般的には、荷役作業の効率化の観点からパレットへのフォークリフト等のフォークの差込方向が大きく影響する。又、金属性平パレットは、鍍金や塗装をすることが日本工業規格(JIS)で規定されているので、特に鍍金する時の温度(亜鉛鍍金の場合は略450℃)によって、パレット全体に歪が出ないような構造にしなければならない。そして積載荷重に対する座屈強度及び曲げや捩れ強度が充分でなければならない。
【0004】
従来の金属製平パレットを、図11及び図12に示して説明する。従来の金属性平パレットは、縦に並べた桁1に一定の隙間をあけてデッキ2を掛け渡し、四辺形の角にはアングル部材3を固定した角張った四辺形となっている。又、積載荷重に対する強度を確保するために、二本の桁1がパレットの中央を通っている。これによりフォークの挿入方向は、矢印Aで示す二方向に制限される。
【0005】
又、図11におけるX―X線の断面図である図13に示すように、デッキ2の断面形状は、C形になっており、デッキ2は桁1に溶接W1で一体に固定されている。又、図11におけるY―Y線の断面図である図14において、桁1とデッキ2は溶接W2で一体に固定されている。そして、この溶接長さはそれぞれデッキ2のフランジ2´の長さL1(W2)と、桁1のフランジ長さL2(W1)である。
【0006】
上記のように構成した従来の金属性平パレットは、次のような改良すべき課題がある。まず、四辺形にしたパレットは、その角が角張っているので、使用されていない空パレットを手作業で保管したり、保管しているパレットを取り出す等する場合に、角張った角が回りのものに当たって作業がやり難く、又、パレット自体は重いことから、角張った角で怪我等の不慮の事故が発生しないように注意する必要がある。そのために作業能率が悪く、しいては荷役作業の効率が低いと言う課題がある。
【0007】
又、積載荷重に対する強度を得るために、パレットの中央部を通る桁を設ける必要があるので、フォークリフトのフォークをパレットの差し込んだ場合に、この桁があるので差し込むことができず、フォークの差込方向は二方向に限定される。そのためにフォークリフトによる作業性が悪く、荷役作業の効率が悪いという課題がある。
【0008】
又、パレットを構成している枠体は、縦に並べた桁に掛け渡すようにデッキを設け、桁とデッキとの接合は桁及びデッキのフランジ長さの短い部分を溶接しているので、積載される荷物の重量に対して充分な強度が得られない。したがって、少ない積載荷重にしか適用することができず、荷役作業効率が低いという問題がある。
【0009】
又、このような構造の枠体において、どぶ付けによる亜鉛鍍金をした場合に、桁部材とデッキ部材とは肉厚や材質が異なるので、桁とデッキとの間で鍍金熱の熱伝導に差が生じ、加熱及び冷却時にパレット全体に熱歪が生じる。そのため、この熱歪を矯正する作業が必要となり、高価なパレットになるという課題がある。更に、デッキはC型断面のため鍍金液の切れが悪く、鍍金液が残るので鍍金に時間がかかるという課題があり、又、C形のデッキの内面への塗装が困難であり、塗装に時間を要してパレットの生産性が悪く、高価なパレットになると言う課題がある。
【0010】
又、デッキは所定の間隔をあけて設けられているので、積載するのにデッキの隙間に荷物が引っ掛かったりして、積載作業がやり難く、特に重量物をパレットに載置する作業が困難であり、荷役作業の効率が低下するという課題がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、パレットの角部を曲縁にして、空パレットの持ち運びを容易にし、パレットの強度を大きくして、積載荷重を大きくし、フォークの差込方向を四方から可能にし、更にパレットの載置面を平にして荷役作業効率を向上すると共に、鍍金時の歪を少なくし、かつ、塗装を容易にした安価な金属性平パレットを提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記種々の課題を解決するための、請求項1から把握される手段は、荷物を載置したパレットにフォークを挿入してパレットを持ち上げ、荷役作業を行う金属性パレットにおいて、丸パイプを所定長さの辺で四辺形にし、該四辺形の角を所定の曲率半径で曲げた枠体を形成し、該枠体と相似形の鋼板を枠体に溶接して一体化した載置面を二つ形成し、該二つの載置面をコーナ結合部材を介して上下に所定の間隔をあけて一体にし、前記載置面のコーナ部を所定の曲率半径のコーナ曲縁にし、
前記コーナ結合部材間の中間に位置し、上下の載置面の間に補強部材を設け、該補強部材の端部が載置面の内方においてコーナ結合部材の端部を載置面の辺に沿って結ぶ線を出ないようにし、
前記コーナ結合部材及び前記補強部材の端部を円筒状に曲げたことを特徴とする。
【0013】
次に、請求項2の記載から把握される手段は、前記コーナ結合部材の曲率半径を前記枠体のコーナ部の曲率半径にほぼ等しくし、前記コーナ結合部材間の距離をフォーク挿入可能な距離にしたことを特徴とする。
【0016】
次に、各請求項の記載から把握される手段によって、課題がどのように解決されるかについて説明する。まず丸パイプを所定長さの辺で四辺形にし、この四辺形の角を所定の曲率半径で曲げた枠体に、この枠体と相似形の鋼板を溶接して一体化した載置面にしたので、載置面の強度及び剛性を高めることができる。そして、この載置面を二つ形成し、この二つの載置面をコーナ結合部材を介して上下に所定の間隔をあけて一体にしたので、フォークの差込を四方差込にすることができる。更に、載置面のコーナ部を所定の曲率半径のコーナ曲縁にしたので、空パレットの取り扱いが容易でる。
【0017】
又、丸パイプで枠体を形成し、この枠体をコーナ結合部材で結合し、この枠体に鋼板を一体に取り付けた簡単な構造にしたので、熱伝導の不連続性をなくすことができると共に、剛性を高めた載置面をコーナ部材で結合したので、鍍金時の熱変形を少なくすることができ、かつ、鍍金液の切れを良好にすることができる。
又、コーナ結合部材間の中間に位置し、上下の載置面の間に補強部材を設けたので、パレットの強度及び剛性を高めることができる。そしてこの補強部材の端部が載置面の内方においてコーナ結合部材の端部を載置面の辺に沿って結ぶ線を出ないようにしたので、補強部材はフォークの差込の邪魔にならず、四方差込を可能にする。
又、コーナ結合部材及び補強部材の端部を円筒状に曲げたので、コーナ結合部材及び補強部材の断面係数を更に大きくすることができ、パレットの強度及び剛性を高めることができる。
【0018】
次に、請求項2の記載から把握される手段は、コーナ結合部材の曲率半径を枠体のコーナ部の曲率半径にほぼ等しくしたので、コーナ結合部材の断面係数が大きくなり、この断面係数の大きなコーナ結合部材で剛性力を高めた二つの載置面を結合するので、パレット全体の剛性を高めることができる。そして、コーナ結合部材間の距離をフォーク挿入可能な距離にしたので、フォークの差込を四方差込にすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。まず、請求項1の記載から把握される本発明の実施の形態は、図1において、丸パイプを所定長さの辺で四辺形にし、この四辺形の角部を図3に示すように、所定の曲率半径R2で曲げた枠体5を形成する。そして、この枠体5と相似形の鋼板6を図9に示すように、枠体5に溶接W3して一体化した載置面9を二つ形成する。この二つの載置面9をコーナ結合部材7を介して上下に所定の間隔をあけて一体にし、載置面9のコーナ部を所定の曲率半径R1(図3)のコーナ曲縁にする。
又、図1において、コーナ結合部材7間(L3)の中間に位置し、上下の載置面9の間に補強部材8を設け、この補強部材8の端部が載置面9の内方においてコーナ結合部材7の端部を載置面9の辺に沿って結ぶ線Cを出ないようにする。
又、図5から図8に示すように、コーナ結合部材7及び補強部材8の端部を円筒状に曲げた筒状部11にする。
【0022】
次に、請求項2の記載から把握される本発明の実施の形態は、図3に示すように、コーナ結合部材7の曲率半径R2を枠体5のコーナ部の曲率半径にほぼ等しくし、図1に示すように、コーナ結合部材7間の距離L3をフォーク挿入可能な距離とする。
【0025】
【実施例】
以下本発明の一実施例について説明する。図1は金属性平パレットの平面図であり、ほぼ正方形の四角形で、その角部は図3に示すように所定の半径R1の曲縁となっている。又、載置面9は、図3に示すように所定の曲率半径R2で丸パイプを四辺形に曲げた枠体5に、鋼板6を溶接した構成になっている。図9は図1のK−K線における縦断面図であり、枠体5を包むように鋼板6の端部を曲げ、溶接W3で連続用接し両者を一体にしている。これにより、載置面9の剛性力を高めることができると共に、載置面9の縁を丸くし角張ったところがないので、パレットの持ち運びに怪我等がなく、取り扱いが容易になる。
【0026】
載置面9の各コーナ部は、図3にも示すように、コーナ結合部材7にて結合されている。このコーナ結合部材7は図5及び図6に示すように、枠体5の曲率半径R2にほぼ等しい半径R2´になっており、その両端を円筒状に曲げて筒状部11を形成している。このコーナ結合部材7の円弧長さは、図1におけるコーナ結合部材7間の距離L3が確保できる長さになっており、この距離L3はフォークが差し込める間隔となっている。
【0027】
このように、コーナ結合部材7を曲率半径R2´の円弧状にし、かつ、その両端に円筒状部11を形成することにより、コーナ結合部材11の断面係数を大きくすることができる。そして、高さHのコーナ結合部材7により、剛性力を高めた上下の載置面9(枠体5)を結合する。図1において、コーナ結合部材7間である距離L3の中央に位置し、載置面9を繋ぐように補強部材8を設けている。なお、場合によっては、更に、上下の載置面9間の中心に補強部材(丸棒)4を設ることも可能である。又、載置面9である鋼板の裏面には、載置面補強部材10が設けられている。図4において、補強部材8は上下の載置面9の枠体5と載置面補強部材10の間を繋ぐように設けられている。又、この補強部材8のパレット内方への突出は、図1に示すように、コーナ結合部材7の端部(円筒状部11)を結ぶ線Cを出ないようにしている。
【0028】
補強部材8は図7及び図8に示すように、その両端部に円筒状部11を形成し、補強部材8の断面係数を大きくしている。又、コーナ結合部材7及び補強部材8の端部に円筒状部11を形成することにより、手に触る部分が角張っておらず、空パレットの持ち運びに怪我等の虞はなく、取り扱いを容易にする。
【0029】
図1のJ―J線の縦断面図である図10で示すように、鋼板6と載置面補強部材10とは、溶接W4で一体にしている。これにより、載置面9を構成する鋼板の撓み及び捩れの強度を向上するようにしている。載置面補強部材10は米の字形に設けられており、鋼板6と載置面補強部材10との接合は、図10に示す通りである。
【0030】
載置面9には、孔12があけられている。即ち、各四隅に二個づつ合計八個と、載置面9の面内に八個あけられている。この孔は、水抜きとして利用すると共に、この孔12に滑り止めのゴム等を挿入固定することもできる。
【0031】
以上のように構成した本実施例の作用を次に説明する。まず図1において、丸パイプを所定長さの辺で四辺形にし、この四辺形の角を図3に示すように所定の曲率半径R2で曲げた枠体5に、この枠体5と相似形の鋼板6を図9に示すように溶接して一体化した載置面9にしたので、載置面9の強度及び剛性を高めることができる。そして、二つの載置面9をコーナ結合部材7を介して上下にHの間隔をあけて一体にしたので、載置面9同士の間にフォークの差込を邪魔する物がなく、図1の矢印A及びBに示すように、四方向から差込むことができる。更に、載置面9のコーナ部を図3に示すように曲率半径R1のコーナ曲縁としたので、空パレットの取り扱いが容易でる。
【0032】
又、丸パイプで枠体5を形成し、この枠体5をコーナ結合部材7で結合し、この枠体5に鋼板6を一体に取り付けた簡単な構造にしたので、パレットを亜鉛鍍金した場合でも、熱伝導の不連続性をなくすことができると共に、剛性を高めた載置面9をコーナ部材7で結合したので、鍍金時の熱変形を少なくすることができ、かつ、鋼板6、丸パイプの枠体5、コーナ部材7に鍍金液が溜まることなく、鍍金液の切れを良好にすることができる。
【0033】
更に、載置面9は平らであり、かつ、突起物がないので、載置面9への積載において引っ掛かる物がなく、かつ、積載の方向性が強制されることなく、積載作業が容易になる。又、例え孔12にストッパ用のゴムを嵌合しても、ゴムの摩擦力により滑りを防止するので、ゴムの突出量を少なくしてもストッパとしての機能を保持することができ、かつ、ゴムの上に載置しても良いので、積載作業に支障を来たすことはなく、積載作業を容易に行うことができる。
【0034】
図3及び図5において、コーナ結合部材7の曲率半径R2´を枠体5のコーナ部の曲率半径R2にほぼ等しくしたので、コーナ結合部材7を円弧状にすることによって、コーナ結合部材7自体の断面係数が大きくなり、この断面係数の大きなコーナ結合部材7で枠体5を結合し、枠体5で剛性力を高めた二つの載置面を結合するので、パレット全体の剛性力を高めることができる。そして、図1に示すように、コーナ結合部材7間の距離L3をフォーク挿入可能な距離にしたので、コーナ部材7にフォークが引っ掛かることはなく、フォークの差込を矢印A及びBの四方向から差込むことができる。
【0035】
また、コーナ結合部材7間L3の中間に位置し、上下の載置面9の枠体5と載置面補強部材10を繋ぐように補強部材8を設けたので、枠体5と鋼板6との一体化、コーナ結合部材7による上下の載置面9の結合及び補強部材8との相乗効果により、パレットの強度及び剛性を更に高めることができる。そしてこの補強部材8をコーナ結合部材7間L3の中間に位置させ、補強部材8の端部が図1に示すように、載置面9の内方においてコーナ結合部材7の端部を載置面9の辺に沿って結ぶ線Cを出ないようにしたので、補強部材8はフォークの差込の邪魔にならず、図1の矢印A及びBの四方差込を可能にする。
【0036】
そして、コーナ結合部材7及び補強部材8の端部に円筒状部11を形成したので、コーナ結合部材7及び補強部材8の断面係数を更に大きくすることができ、パレットの強度及び剛性をより一層高めることができる。又、載置面9の裏面に、補強部材10を取り付けることにより、載置面9の平面強度を向上し、鍍金熱による撓み及び積載荷重に対する強度を充分にすると共に、更に載置面の中央に補強部材4を設けたので、鍍金熱による撓み及び載置荷重に対する強度を更に向上することができる。又、補強部材4は、載置面9の中心に設けているので、フォーク13の差込の邪魔になることはない。
【0037】
又、フォークをパレットに差し込んだ際、図9及び図10に示すように、フォーク13は枠体5及び載置面補強部材10に接触する。例えば図1において、矢印B方向からフォーク13を差し込んだ場合、フォーク13と枠体5及び載置面補強部材10との接触部が01〜010の十箇所であり、かつ、枠体5及び載置面補強部材10は丸パイプであるので、ほぼ点接触である。したがって、載置面9に許容範囲での撓みがあっても、安定した状態でフォーク13によりパレットを持ち上げることができる。
【0038】
【発明の効果】
請求項1の記載に基づいて、発明の詳細な説明から把握される本発明によれば、まず丸パイプを所定長さの辺で四辺形にし、この四辺形の角を所定の曲率半径で曲げた枠体に、この枠体と相似形の鋼板を溶接して一体化した載置面にし、載置面の強度及び剛性を高めることができるので、載置荷重を大きくすることができ、かつ、この載置面を二つ形成し、この二つの載置面をコーナ結合部材を介して上下に所定の間隔をあけて一体にし、フォークの差込を四方差込にすることができるので、パレットへの積載作業を容易にし、更に、載置面のコーナ部を所定の曲率半径のコーナ曲縁にし、空パレットの取り扱いを容易にしたので、荷役作業の効率を向上することができる。
【0039】
又、丸パイプで枠体を形成し、この枠体をコーナ結合部材で結合し、この枠体に鋼板を一体に取り付けた簡単な構造にし、熱伝導の不連続性をなくすことができると共に、剛性を高めた載置面をコーナ部材で結合し、鍍金時の熱変形を少なくすることができ、かつ、鍍金液の切れを良好にすることができるので、安価なパレットにすることができる。
又、コーナ結合部材間の中間に位置し、上下の載置面の間に補強部材を設け、パレットの強度及び剛性を高めることができるので、積載荷重を大きくすることができ、かつ、この補強部材の端部が載置面の内方においてコーナ結合部材の端部を載置面の辺に沿って結ぶ線を出ないようにし、補強部材はフォークの差込の邪魔にならず、四方差込を可能にしたので、荷役作業の効率を向上することができる。
又、コーナ結合部材及び補強部材の端部を円筒状に曲げ、コーナ結合部材及び補強部材の断面係数を更に大きくし、パレットの強度及び剛性を高めることができるので、積載荷重を大きくすることができ、荷役作業の効率を向上することができる。
【0040】
次に、請求項2の記載に基づいて、発明の詳細な説明から把握される本発明によれば、コーナ結合部材の曲率半径を枠体のコーナ部の曲率半径にほぼ等しくし、コーナ結合部材の断面係数を大きくし、この断面係数の大きなコーナ結合部材で剛性力を高めた二つの載置面を結合して、パレット全体の剛性を高めることができるので、積載荷重を大きくすることができ、かつ、コーナ結合部材間の距離をフォーク挿入可能な距離にし、フォークの差込を四方差込にすることができるので、荷役作業の効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるであパレットの平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1におけるコーナ部において、載置面をなくした状態の拡大図である。
【図4】図1における補強部材部において、載置面をなくした状態の拡大図である。
【図5】図1におけるコーナ結合部材の平面図である。
【図6】図5の正面図である。
【図7】図1における補強部材の平面図である。
【図8】図7の正面図である。
【図9】図1のK―K線における縦断面図である。
【図10】図1のJ−J線における縦断面図である。
【図11】従来のパレットの平面図である。
【図12】図11の正面図である。
【図13】図11のX−X線における縦断面図である。
【図14】図11のY−Y線における縦断面図である。
【符号の説明】
1…桁
2…デッキ
3…アングル部材
4…補強部材
5…枠体
6…鋼板
7…コーナ結合部材
8…補強部材
9…載置面
10…載置面補強材
11…筒状部
12…孔
13…フォーク[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an improvement of a metal flat pallet used for loading cargo on a pallet and moving the pallet by a forklift or the like to perform a cargo handling operation in a warehouse or a luggage storage site.
[0002]
[Prior art]
Pallets used for cargo handling work include wooden flat pallets, metal flat pallets, and plastic flat pallets. A metal flat pallet is used to handle heavy objects. In this metal flat pallet, there are the following items that must be considered in the technical field.
[0003]
That is, since the metal flat pallet is heavier than other flat pallets, it is very easy to store and carry empty pallets that are not used, which greatly affects the efficiency of cargo handling work. In general, the direction in which a fork such as a forklift is inserted into the pallet greatly affects the efficiency of the cargo handling work. Metallic flat pallets are stipulated by Japanese Industrial Standards (JIS) to be plated and painted, so that the entire pallet is distorted by the temperature when plating (approximately 450 ° C in the case of zinc plating). It must be structured so that it does not appear. And the buckling strength with respect to the load and the bending and torsional strength must be sufficient.
[0004]
A conventional metal flat pallet will be described with reference to FIGS. The conventional metal flat pallet has a square quadrilateral in which a
[0005]
Further, as shown in FIG. 13 which is a sectional view taken along line XX in FIG. 11, the sectional shape of the
[0006]
The conventional metallic flat pallet configured as described above has the following problems to be improved. First, the quadrilateral pallet has square corners, so when you store empty pallets that are not being used by hand or take out the stored pallets, etc. Because the pallet itself is heavy, care must be taken not to cause accidents such as injuries at angular corners. For this reason, there is a problem that work efficiency is poor, and that the efficiency of cargo handling work is low.
[0007]
Also, in order to obtain strength against the load, it is necessary to provide a girder that passes through the center of the pallet. Therefore, when the fork of the forklift is inserted into the pallet, this girder cannot be inserted. The insertion direction is limited to two directions. For this reason, there is a problem that workability by a forklift is bad and efficiency of cargo handling work is bad.
[0008]
In addition, the frame constituting the pallet is provided with a deck so as to span the vertically arranged girders, and the joint between the girders and the deck is welded with a short portion of the girders and deck flange length. Sufficient strength cannot be obtained with respect to the weight of the load to be loaded. Therefore, it can be applied only to a small load, and there is a problem that the cargo handling work efficiency is low.
[0009]
In addition, when the zinc body is plated by bumping in a frame having such a structure, the thickness and material of the girder member and the deck member differ, so there is a difference in the heat conduction of the plating heat between the girder and the deck. And heat distortion occurs in the entire pallet during heating and cooling. For this reason, there is a problem that an operation for correcting the thermal strain is required, and an expensive pallet is obtained. Furthermore, because the deck has a C-shaped cross section, the plating solution is poorly cut and the plating solution remains, so there is a problem that it takes a long time for plating. Also, it is difficult to paint the inner surface of the C-shaped deck. Therefore, there is a problem that the productivity of the pallet is poor and the pallet becomes an expensive pallet.
[0010]
In addition, since the decks are provided at a predetermined interval, it is difficult to perform loading work due to a load being caught in the gap between the decks for loading, especially the work of placing heavy objects on the pallet. There is a problem that the efficiency of cargo handling work is reduced.
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention makes it easy to carry an empty pallet by increasing the corner of the pallet, increasing the strength of the pallet, increasing the loading load, and enabling the insertion direction of the fork from four directions. Provided is an inexpensive metal flat pallet that has a flat mounting surface to improve cargo handling work efficiency, reduces distortion during plating, and facilitates painting.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned various problems, the means grasped from
A reinforcing member is provided between the upper and lower mounting surfaces, which is located in the middle between the corner connecting members, and the end of the reinforcing member is positioned on the side of the mounting surface when the end of the reinforcing member is inward of the mounting surface. So that there is no line connecting
End portions of the corner coupling member and the reinforcing member are bent into a cylindrical shape .
[0013]
Next, means grasped from the description of the second aspect, wherein the corner connection of the radius of curvature of the member is substantially equal to the radius of curvature of the corner portion of the frame, the distance the fork insertable distance between the corner connection member It is characterized by that.
[0016]
Next, how the problem is solved by means grasped from the description of each claim will be described. First, a round pipe is made into a quadrilateral with a side of a predetermined length, and a steel plate similar in shape to this frame is welded and integrated into a frame with the corners of this quadrilateral bent at a predetermined radius of curvature. Therefore, the strength and rigidity of the mounting surface can be increased. And, since the two mounting surfaces are formed, and the two mounting surfaces are integrated with a predetermined interval up and down via the corner coupling member, the fork insertion can be made into a four-way insertion. it can. Further, since the corner portion of the mounting surface has a corner curved edge with a predetermined curvature radius, it is easy to handle an empty pallet.
[0017]
In addition, the frame body is formed with a round pipe, the frame body is coupled with a corner coupling member, and a simple structure in which a steel plate is integrally attached to the frame body, so that discontinuity in heat conduction can be eliminated. At the same time, since the mounting surface with increased rigidity is joined by the corner member, thermal deformation during plating can be reduced, and the plating solution can be cut well.
Moreover, since the reinforcing member is provided between the corner connecting members and between the upper and lower mounting surfaces, the strength and rigidity of the pallet can be increased. Since the end of the reinforcing member does not come out of a line connecting the end of the corner coupling member along the side of the mounting surface inward of the mounting surface, the reinforcing member obstructs the insertion of the fork. Rather, it allows four-way insertion.
Further, since the end portions of the corner coupling member and the reinforcing member are bent into a cylindrical shape, the section modulus of the corner coupling member and the reinforcing member can be further increased, and the strength and rigidity of the pallet can be increased.
[0018]
Next, the means grasped from the description of
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below. First, in the embodiment of the present invention ascertained from the description of
In FIG. 1, a reinforcing
Further, as shown in FIGS. 5 to 8, the end portions of the
[0022]
Next, in the embodiment of the present invention ascertained from the description of
[0025]
【Example】
An embodiment of the present invention will be described below. FIG. 1 is a plan view of a metallic flat pallet, which is a substantially square quadrangle, and its corner is a curved edge having a predetermined radius R1 as shown in FIG. Further, as shown in FIG. 3, the mounting
[0026]
Each corner portion of the mounting
[0027]
As described above, the
[0028]
As shown in FIGS. 7 and 8, the reinforcing
[0029]
As shown in FIG. 10 which is a longitudinal sectional view taken along line JJ of FIG. 1, the
[0030]
A
[0031]
Next, the operation of this embodiment configured as described above will be described. First, in FIG. 1, a round pipe is formed into a quadrilateral shape with a side having a predetermined length, and a
[0032]
In addition, when the
[0033]
Furthermore, since the mounting
[0034]
3 and 5, since the radius of curvature R2 'of the
[0035]
Further, since the reinforcing
[0036]
And since the cylindrical part 11 was formed in the edge part of the
[0037]
Further, when the fork is inserted into the pallet, the
[0038]
【The invention's effect】
Based on the description of
[0039]
In addition, a frame body is formed with a round pipe, this frame body is coupled with a corner coupling member, a simple structure in which a steel plate is integrally attached to this frame body, and discontinuity in heat conduction can be eliminated. Since the mounting surface with increased rigidity is connected by a corner member, thermal deformation during plating can be reduced and the cutting of the plating solution can be improved, so that an inexpensive pallet can be obtained.
Also, it is located in the middle between the corner coupling members, and a reinforcing member is provided between the upper and lower mounting surfaces, so that the strength and rigidity of the pallet can be increased, so that the loading load can be increased and this reinforcement The end of the member does not come out from the line connecting the end of the corner coupling member along the side of the mounting surface inward of the mounting surface, and the reinforcing member does not interfere with the insertion of the fork, and has a four-way difference. It is possible to improve the efficiency of cargo handling work.
In addition, the ends of the corner coupling member and the reinforcing member can be bent into a cylindrical shape, and the section modulus of the corner coupling member and the reinforcing member can be further increased to increase the strength and rigidity of the pallet. It is possible to improve the efficiency of cargo handling work.
[0040]
Next, based on the description of the second aspect, according to the present invention ascertained from the detailed description of the invention, the radius of curvature of the corner coupling member is made substantially equal to the radius of curvature of the corner portion of the frame, and the corner coupling member By increasing the section modulus of the pallet and connecting the two mounting surfaces with increased rigidity with the corner coupling member with a large section modulus, the rigidity of the entire pallet can be increased, so the load capacity can be increased. In addition, since the distance between the corner coupling members can be set such that the fork can be inserted, and the fork can be inserted in a four-way direction, the efficiency of the cargo handling operation can be improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of a pallet according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front view of FIG. 1;
FIG. 3 is an enlarged view of the corner portion in FIG.
4 is an enlarged view of a reinforcing member portion in FIG. 1 in a state in which a mounting surface is eliminated. FIG.
5 is a plan view of a corner coupling member in FIG. 1. FIG.
6 is a front view of FIG. 5. FIG.
7 is a plan view of a reinforcing member in FIG. 1. FIG.
FIG. 8 is a front view of FIG. 7;
9 is a longitudinal sectional view taken along line KK in FIG. 1. FIG.
10 is a longitudinal sectional view taken along line JJ in FIG. 1. FIG.
FIG. 11 is a plan view of a conventional pallet.
12 is a front view of FIG. 11. FIG.
13 is a longitudinal sectional view taken along line XX in FIG. 11. FIG.
14 is a longitudinal sectional view taken along line YY in FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記コーナ結合部材間の中間に位置し、上下の載置面の間に補強部材を設け、該補強部材の端部が載置面の内方においてコーナ結合部材の端部を載置面の辺に沿って結ぶ線を出ないようにし、
前記コーナ結合部材及び前記補強部材の端部を円筒状に曲げたことを特徴とする金属製平パレット。Insert a fork into the pallet on which the load is placed, lift the pallet, and make a round pipe into a quadrilateral with a predetermined length on the metal pallet that performs the cargo handling work, and bend the corner of the quadrilateral with a predetermined radius of curvature. And forming two mounting surfaces that are integrated by welding a steel plate similar in shape to the frame body to the frame, and the two mounting surfaces are vertically set via a corner coupling member. and integrally at a distance, the corner portion of the mounting surface at a predetermined radius of curvature of the corner piece rim,
A reinforcing member is provided between the upper and lower mounting surfaces, which is located in the middle between the corner connecting members, and the end of the reinforcing member is positioned on the side of the mounting surface when the end of the reinforcing member is inward of the mounting surface. So that there is no line connecting
A metal flat pallet characterized in that ends of the corner coupling member and the reinforcing member are bent into a cylindrical shape .
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