JP3962209B2 - Knotter root alignment device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はコンバイン等に装着可能なノッターの根揃え装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンバインの脱穀部の後方に装着されて、脱穀済の茎稈(以下排わらという)を根揃え装置に設けられている株元揃え板によって叩き揃えながら根揃えして結束を行なうノッターとしては、特開平9−271244号公報等で提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記公報に示されるようなノッターの株元揃え板は、一般に茎稈供給側と結束排出側とを株元叩き構造の支持リンク部材で支持したり、株元揃え板自身を軽量化を図るために薄鉄板で構成したものが使用されている。
【0004】
従って、結束排出経路の途中で排わらの株元部を株元揃え板で叩き揃えをする際に、結束部において結束巾の排わらに対しても急激に叩き動作によって移動し結束不良を発生し易い欠点がある。また、排わらが結束部の途中や結束排出側に詰まったり停滞した場合に、株元揃え板がこの詰まった排わらを強制的に押し叩くことになるので、排わらの株端に著しい損傷や株元揃え板並びにその株元叩き構造を変形させたり破損したりする等の問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るノッターの根揃え装置は、前記の問題点を解決するためになされたものであり、茎稈供給側から横向き姿勢で送給される茎稈を結束部4で結束して結束排出側に排出する結束装置4aの株元側に、結束される茎稈の株端を叩き揃える株元揃え板60を設けたノッターにおいて、前記株元揃え板60を株元叩き構造6aを介して株元叩き操作可能に支持すると共に、前記株元揃え板60の結束排出側の先端側を、株元叩き揃え時にその弾性力により弾性変形したり、或いはばねの弾性力により株元に弾性的に接触させるように形成したことを特徴としている。
【0006】
前記株元揃え板60の構造としては、次のものを適用できる。
a)株元揃え板60全体を比較的撓み易い薄板状体を使用して全体的に撓み易く形成したもの。
b)株元叩き構造6aに枢着ないし固定する部分を硬くし、最終的に株元を叩く
先端部に行く程柔らかくしたもの。
c)株元叩き構造6aに枢着ないし固定する部分を比較的硬い薄い板材などで形成すると共に、その先端部に薄板材を揺動可能に枢着し、この先端部にスプリングなどの弾性力を作用させて元の状態に復元するようにして、根揃え運動に
伴って株元に弾性的に接触させるように構成したものなどがある。
【0007】
従って、この株元揃え板60は、弾性力を持たせた薄い金属板や薄くして撓み易くしたプラスチック板を使用したり、構造的に先端部に弾性変形を与えるように構成したものを使用することができる。
【0008】
また、この株元揃え板60は、株元叩き構造6aに対して茎稈供給側を枢着して排出側を自由端とし、この自由端で魚の尾びれのような運動をさせて打撃力を主として与えるように構成したもの。
【0009】
あるいは、茎稈の結束排出経路1aの側方に沿って配置され、この排出経路1aに略直交して株元を叩くように往復運動させるように構成したものなどをがあるが、少なくともその株元揃え板60の先端部で株元に対して必要とする打撃力を与える機能を持つように構成したものでなければならない。
【0010】
株元揃え板60を前記のように弾性変形可能に形成しておくことは、必要とすり株元揃え作用を十分に行うことが出来る上に、必要以上に打撃力を排わらに与えないので結束不良や株端に著しい損傷を与えることを回避することができる。また、株元揃え板60や株元叩き構造6aに不要な力を与えることがない。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を利用したノッター1について説明する。図1及び図2は、コンバインAにおける排わらカッターBの後方に設けられたノッター1の右側面図及び背面図を示す。
【0012】
このノッター1は、ニードル部3と結束部4並びに茎稈ガイド部材5等を設けた結束装置4aと、根揃え装置6とを備えており、脱穀装置C側からノッター1の結束排出経路1a内に送られた排わらを、その株端を後述するように根揃え装置6によって叩き揃えながら、この結束排出経路1a内の集束位置に集束し、排わらが所定量集束されると、この結束排出経路1aを挟んで下方に設けられたニードル部3のニードル11(図4)によって結束紐4bが上方に設けられた結節部4の結束機構12(図5)側に供給されるとともに、この結束機構12がドア30の束量圧力感知で作動してニードル11と連動して動作し、この結束紐4bを用いて集束された排わらの株元部を結束した後、結節部4側に設けられているスイーパー13等によって、この結束された排わらを機外に放出する構造になっている。
(結束装置)
次に、結束装置4aの構造について図2〜図8を参照して説明する。
【0013】
ノッターフレーム14を備えたノッター1内における排わらの結束排出経路1aを挟んだ下方には、上記ニードル部3を備えたニードル部ケース16が、上方には上記結束部4を備えた結節部ケース17がそれぞれ設けられている。そしてこのニードル部ケース16と結節部ケース17は、排わらの穂先側に向かって排わらの穂先側が通過可能なU字形に湾曲した連結フレーム16aによって一体的に連結固定されている(図2、7)。
【0014】
そして上記ニードル部ケース16は下側の横フレーム14aをスライド自在に挟持するスライドフレーム18を介して横フレーム14aに、そして上記結節部ケース17もスライドフレーム19を介して上側の横フレーム14bにそれぞれ支持されており、ノッターフレーム14(横フレーム14a,14b)に対して左右スライド自在に支持されている(図4、5、7、8)。
【0015】
また、ノッターフレーム14は上下の横フレーム14a,14bの左右を板枠状の支持フレーム15と杆状の支持フレーム15aで連結して方形状の剛体枠にしており、支持フレーム15側には脱穀機C側から回転駆動される6角棒状杆のノッター駆動軸15bの基部側を軸支し(図8)、このノッター駆動軸15bに前記ニードル部ケース16をスライド可能に係合させることにより(図5)、結束装置4aの稈長方向の移動に伴う伝動を常時円滑に行なうことができるようにしている。
【0016】
即ち、上記ノッター駆動軸15bは前記横フレーム14a,14bの中間位置に設けているので、結束装置4aの左右方向のスライド移動を円滑に行なうと共に伝動を良好に行なうようにしている。
【0017】
また、結束装置4aのニードル部ケース16の下部には前記結束紐4bを繰出し可能な紐玉を収容する紐バスケット40を着脱可能に一体的に取付けているとともに、この紐バスケット40の後方側で結束装置4aのニードル部ケース16から横フレーム14aの下側に臨ませるように形成した雌ネジ部(移動螺挿部)41に、支持フレーム15a側に回転可能に軸支した手動操作型のハンドル42を有するノッタ移動ネジ43を螺合し、横フレーム14aの下側でノッタ移動ネジ43を近づけて沿設している。
【0018】
そして、このハンドル42を操作してノッタ移動ネジ43を正転させると結束装置4aはスライドフレーム18,19が横フレーム14a,14b上を左方向にスライド移動し、排わらの株側寄りを結束部4によって結束し、また、ノッタ移動ネジ43を逆転させると結束装置4aを右方向にスライド移動させて排わらの穂側寄りを結束部4によって自由に結束することができるようになっている。
【0019】
また、上記ノッタ移動ネジ43は脱穀装置側(前側)の横フレーム14bよりも低い位置にある後側の横フレーム14aの下側でその近傍に沿わせて横設したので、結束装置4aの重量を主として受ける横フレーム14aの近傍をノッタ移動ネジ43によって左右方向に押動するから、結束装置4aを上下の横フレーム14a,14bでかじらせたりすることなくスムースにスライド移動させるとともに、上方から落下してくるわら屑類とノッタ移動ネジ43に直接的にふりかかることを防止することができる等の特徴がある(図5)。
(根揃え装置)
次に、上記根揃え装置6は図2に示すように、ノッターフレーム14内における結束装置4a(結束部ケース17及びニードル部ケース16)の左側(株元側)に設けられており、後述する根揃え位置調節構造7を介してノッターフレーム14に左右移動自在に設け、稈長や結束位置に各対応させて株元端を適正に叩き揃えることができるようにしている。また、各根揃え位置において株元叩き構造6a(図7)によって揺動させて株元揃え板60を排わらの稈身方向に揺動して排わらの株元を叩いて排わらを揃えるようにしている。
【0020】
結束装置4a及び根揃え装置6は以上に示す構造とななっており、脱穀のため穂先基準で脱穀装置Cに搬送された刈取穀稈が脱穀された後、ノッター1の排わら結束排出経路1a内に排わらとして送られ、この排わらはその株端が根揃え装置6によって叩き揃えられ、株元基準で結束排出経路1a内の集束位置に集束された後、結束装置4aによって結束及び放出作業が行われる。
【0021】
このとき結束装置4aを前述のようにノッターフレーム14(横フレーム14a,14b)に沿って左右にスライド移動させて結束位置の変更を行うことができる。
【0022】
また、このときニードル部3のニードル11にはノッターフレーム14の下方に支持された前記紐玉を収容する紐バスケット40から繰り出される結束用の結束紐4b(図4)が接続されており、ニードル11の回動によって結束紐4bが結束機構12に供給され、結束部4の作用と連係し、排わらの結束が行われるものである。
(ノッターの構造と作用)
次に、上記のノッター1の各部の詳細な構成とその作用効果等について説明する。
【0023】
先ず、前記茎稈ガイド部材5及びこれの株側寄りに対設される根揃え装置6の株元揃え板60の形状及び関係構造等について説明する。茎稈ガイド部材5は図3〜図7に示すように、前記排わらカッターBの後端辺から結束装置4aのニードル部ケース16上にわたって略下り傾斜の結束排出経路1aを形成し、ニードル部3の左右において茎稈供給側(以上上手側という)から送給される排わらの株側と穂側を安定よく支持し、結束排出側(以下下手側という)へは円滑に案内放出させるようにしている。
【0024】
即ち、茎稈ガイド部材5は図6に示すように、上手側において下り傾斜の偏平な供給案内面50と、この供給案内面50に連なる下手側において、ニードル11の両側で排わらを、側面視で略水平方向に後送案内する集束時茎部案内面51と、この集束時茎部案内面51の株側と段差部52を介し、且つ上記供給案内面50と略同傾斜角で連なる株側流下案内面53とで形成し、この株側流下案内面53には後述する形状の株元揃え板60を、前記根揃え位置調節構造7(図7)を介して稈身方向(左右方向)に移動調節(根揃位置決め調節)可能で、移動調節位置(各根揃位置)において株元叩き構造6aによって設定された揺動量(叩き揃え量)だけ揺動運動可能に構成している。
(株元揃え板)
そして上記根揃え装置6の株元揃え板60は、その側面視の形状において下縁を株側流下案内面53に沿わせて後方に延出させた状態で結束排出経路1aを側方から充分に覆うとともに、株側流下案内面53の上手側から下手側の傾斜面に近接させる巾の略三角形状の広巾の板状体で形成している。そして、この株元揃え板60は、全体として弾力性を有したプラスチック可撓薄板(弾性変形部材)で形成している。
【0025】
この株元揃え板60は、図7の平面視に示されるように上手側を外側に向けて曲げており、その外側面の最上手側部位から集束時茎部案内面51(図6)に至る中程部位に取付補強枠61を固着し、この取付補強枠61の上手側部位を株元叩き構造6aの鉛直な叩き軸62に取付け、根揃え位置調節構造7で設定される根揃位置において、株元叩き構造6aで設定される所定の、叩き軸62を揺動支点とする根揃揺動量(叩き量)により茎稈ガイド部材5上を送給される排わらの株端を、上手側から誘導案内しながら叩き揃える。
【0026】
その結果、排わらを緩傾斜面で支持する集束時茎部案内面51上の結束部4の位置において、所定の集束量にされた排わらの根揃操作を、株元揃え板60の形状と弾力性によって整揃と無理なく行ない、良好な結束と放出を円滑に行うことができるようにしている。
【0027】
このように構成した茎稈ガイド部材5と根揃え装置6は次のような排わらの結束作業時における優れた特徴を有している。
【0028】
即ち、側面視で略水平状な集束時茎部案内面51と、下り傾斜の株側流下案内面53は、排わらの送給方向上手側から下手側に至る程、略三角形状に拡開する段差部52によって離間しているから、下手側に至る程集束が大きくなる排わらの茎部を結束部4の位置において安定支持した状態で結束を円滑に行わせることができる。
【0029】
また、下手側に至る程集束ボリュームが著しく増大する株側を順次拡大する段差部52の落差によって株側流下案内面53上で支持するように構成し、この株側流下案内面53上にある株端を、この上方で側面視で下手側に至る程段差部52とラップするように臨設される株元揃え板60の弾性変形可能で、広巾な後方部分で揃え漏れを防止し、良好に叩き揃えることができるものである。
【0030】
そして、株側流下案内面53は一連の傾斜面によって株側で多く発生するはかまや雑草等の屑類を滞積させることなく機外に滑落させることができる。
【0031】
また、株元揃え板60は叩き揃え時にその弾力性で変形したのち復元するプラスチック薄板状体等からなる弾性変形部材で形成し、叩き軸62に対する取付補強枠61による剛体的な取付けを結束部4の上手側部分までにし、下手側を自由端にしている。
【0032】
従って、叩き軸62を中心とし揺動量が大きい株元揃え板60の後方側を大きく弾性変形させることができて、結束排出経路1a後端における結束詰り等が発生した際に、詰り排わらの株端を叩き作用することによって生ずる、株端の大きな屈折等の損傷や株元揃え板60の破損、更に取付補強枠61や叩き軸62等根揃え装置6の構成要素が変形したり、不具合を発生することを回避できる。
【0033】
また、株元揃え板60は、結束部4に集束中の排わらに対してもその中途部の弾性力によってその株端を緩衝しながら叩き揃えるので、紐掛けされて結束中の排わらを急激に移動させるこいとがなく、結束ミスの発生を防止した根揃え作用を良好に行なうことができる。
(位置調節構造7と株元叩き構造6a)
次に、根揃え装置6に設ける前出の根揃え位置調節構造7及び株元叩き構造6aについて図2、図6〜図11を参照し説明する。
【0034】
まず株元叩き構造6aは、株元揃え板60を取付補強枠61を介して取着する叩き軸62を、横フレーム側から立設した支持軸63に位置決め回動可能に支持した支持アーム64の先端に、回動可能に立設して枢支している。そして上記叩き軸62の基部側に一体的に突出させた作動片65を前記支持軸63に中途部を揺動可能に軸支した揺動作動杆66の先端部とリンク杆67を介して連結して4棒平行リンクを形成している。
【0035】
そして上記揺動作動杆66の他端側をノッター駆動軸15b(図8)側から往復駆動杆66aと連結している。従って、支持アーム64が根揃え位置調節構造7によって位置決め固定された状態において、揺動作動杆66の支持軸63を中心とする揺動往復運動によって、リンク杆67および作動片65を介して叩き軸62を中心に、株元揃え板60を所定量だけ揺動振動させて、株側端を叩き揃えることができるように構成している。
【0036】
また、この図示例では図12に示すように作動片65には、リンク杆67の取付用の連結ピン67aを軸着する連結孔65aを、叩き軸62を中心に遠近前後方向に位相を異ならせて複数個設けており、上記リンク杆67を連結ピン67aを介して複数の連結孔65aに択一的に連結することにより、図11並びに図13に示すように両者の取付位置を異ならせて、株元揃え板60の作動角度並びに揺動量を自由に選定し、送給される排わらの性状や結束時の稈長姿勢等に適宜に適応させた叩き揃え動作を行なって、根揃作業を良好に行なうことができるようにしている。
【0037】
次に根揃え位置調節構造7について説明する。
【0038】
この根揃え位置調節構造7は、前記株元揃え板60の支持アーム64を支持軸63を中心に回動可能に位置決めする支持アーム調節部7aと、結束装置4aと株元揃え板60を連結部材70で連結し、結束装置4aの稈身方向への移動に伴って株元揃え板60を左右に追動させる根揃え板連係調節機構7bとから構成している(図7)。
【0039】
そして上記支持アーム調節部7a(図11)は、支持アーム64の基部に一体的に形成した調節板64aに支持軸63を中心とする円弧状の調節孔64bを、横フレームに立設した支持軸63を有する取付ブラケット14c(図10)に調節ネジ64cを介して位置決め調節固定可能に設けた構成にしている。
【0040】
また、根揃え板連係調節機構7bは、上記支持アーム調節部7aの調節ネジ64cを緩めた状態において、支持アーム64の先端部に設けた連結ブラケット71、連結ピン71aと、結束装置4a側の連結ブラケット72の連結ピン72aとを前記連結部材70によって長さ調節及び切離可能に連結することにより、例えば、図7で示す結束装置4aの穂側寄り結束姿勢から、左方に結束装置4aを移動させた図8で示す株側寄り結束姿勢に切換える際に、株元揃え板60は連結部材70で設定される長さを有して支持アーム64が支持軸63を中心に左方回動する。そして同図で示す位置において株元揃え板60は株元叩き構造6aによって叩き揃え作動することができる。
【0041】
従って、上記根揃え板連係調節機構7bの連結部材70による、根揃え装置6と結束装置4aとの連結移動時には、様々に異なる稈長の排わら(茎稈)に対して結束部4による集束の結束する位置から常に一定の長さの株端側を特定して叩き揃えた根揃作業を良好に行なうことができるとともに、両者のスライド移動(位置決め調節)はノッタ移動ネジ43(図7)を回動操作するといった簡単な操作で行なうことができるものでるあ。
【0042】
また、上記のような構造において、図7に示すように結束装置4a側の連結ブラケット72は、前述のスライドフレーム18,19を前後方向に連結する連結杆73の適所に設けると、株元揃え板60を追動させる力を、上記スライドフレーム18,19で分担支持させることができる。
【0043】
また、根揃え板連係調節機構7bの設置構造を、簡単で廉価な構成でありありながら高性能なものにすることができるとともに、株元揃え板60の根揃作業の振動を結束装置4aに直接的に伝えることなく、抑制することができる等の特徴がある。
【0044】
更に、連結部材70は連結ピン71aと連結ピン72aとの間の距離を、例えば図7に示すようにスライド調節手段やターンバックル手段等によって調節可能にすると、結束部4による結束位置からの株端までの長さを簡単、且つ自由に設定することができる。
【0045】
また、上記根揃え板連係調節機構7bの連結部材70の連結を、その着脱手段によって解除したときは、株元揃え板60は前記支持アーム調節部7aの調節孔64bと調節ネジ64cによって支持軸63を中心に所望の根揃位置に単独移動固定することができるので、例えば、株元揃え板60と結束部4とを可及的に離間させて排わらの穂先部を結束させる穂先側結束等も自由に選定して行なうことができる等の利点がある。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のノッターの根揃え装置によれば、株元揃え板60の結束排出側の先端側を弾性変形するように形成したものを使用することによって、その自由端部で茎稈を弾力性を有して叩き揃えるので、茎稈の株端の損傷を防止した根揃作業を行なうことができる。
【0047】
また、結束部4に結束詰り等が生じた場合に株元揃え板60の自由端部が大きく揺動するので、株元叩き構造6a等の構成要素の変形等を防止することができる。
【0048】
また、株元揃え板60は結束部4に対向する部位において弾性変形して揺動させるようにしたことにより、結束部4に集束中の茎稈を叩き揃える際にも、その弾性力によって株端を緩衝しながら、柔らかく叩き揃えるので結束部4による結束を良好に行なうことができる。
【0049】
また、株元揃え板60はプラスチック薄板体で形成したものにおいては、株元叩き構造6aの叩き軸62から取付補強枠61によって取付け支持したことにより、株元揃え板60を茎稈供給側で剛体構造として安定よく支持しながら、その結束排出側を自由端部にして無理なく自由に弾性変形せしめることができる根揃え装置6を提供することができる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ノッターをコンバインに装着した側面図である。
【図2】図1のノッターの背面図である。
【図3】図2のノッターの左側面図である。
【図4】図3のカバー類を外して示す左側面図である。
【図5】図2のノッターの右側面図である。
【図6】茎稈ガイド部材の斜視図である。
【図7】ノッターフレームと結束装置と根揃え装置の構成を示す平面図である。
【図8】図7の株元揃え板を左方移動させた状態を示す平面図である。
【図9】図8に示す装置の左側面図である。
【図10】図8の要部の背面図である。
【図11】根揃え装置の平面図である。
【図12】根揃え装置の作用平面図である。
【図13】図11の根揃え装置の作用平面図である。
【符号の説明】
1 ノッター 40 紐バスケット
1a 結束排出経路 41 移動螺挿部
3 ニードル部 43 ノッタ移動ネジ
4 結束部 50 供給案内面
4a 結束装置 51 集束時茎部案内面
4b 結束紐 52 段差部
5 茎稈ガイド部材 53 株側流下案内面
6 根揃え装置 60 株元揃え板
6a 株元叩き構造 61 取付補強枠
7 根揃え位置調節構造 62 叩き軸
11 ニードル 63 支持軸
14 ノッターフレーム 70 連結部材
14a,14b 横フレーム 73 連結杆
18,19 スライドフレーム[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an improvement in a knotting device for a knotter that can be mounted on a combine or the like.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a knotter that is attached to the rear of the threshing part of the combine and aligns and binds the threshed stalks (hereinafter referred to as “waste”) while aligning the roots while aligning them with the stock alignment plate provided in the rooting device. Is proposed in Japanese Patent Laid-Open No. 9-271244.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the stocker aligning plate of the knotter as shown in the above publication generally supports the stem stock supply side and the binding discharge side with a support link member having a stock striking structure, or reduces the stock aligner plate itself. For the purpose of illustration, a thin steel plate is used.
[0004]
Therefore, when the stock base part of the waste is struck with the stock stock alignment plate in the middle of the binding discharge path, the binding part moves suddenly even when the binding width is exhausted, causing a binding failure. There is a fault that is easy to do. In addition, if the waste is clogged or stagnated in the middle of the bundling section or on the bundling discharge side, the stock gathering plate forcibly pushes the clogged waste, which causes significant damage to the stock end of the waste. In addition, there are problems such as deforming or damaging the stock gathering plate and its stock strike structure.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
Roots orientation device of the knotter according to the present invention has been made to solve the above problems, bundling discharged united by the
[0006]
As the structure of the stock
a) The whole
b) The part pivoted or fixed to the stock beating
c) A portion that is pivotally attached or fixed to the stock beating
[0007]
Therefore, the
[0008]
In addition, the
[0009]
Alternatively, there is a structure that is arranged along the side of the
[0010]
By forming the stock
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The
[0012]
The
(Bundling device)
Next, the structure of the
[0013]
A
[0014]
The
[0015]
The
[0016]
That is, since the
[0017]
Further, a
[0018]
When the
[0019]
Further, the
(Root alignment device)
Next, as shown in FIG. 2, the
[0020]
The
[0021]
At this time, the binding position can be changed by sliding the
[0022]
At this time, a
(Knotter structure and action)
Next, a detailed configuration of each part of the
[0023]
First, the shape and the related structure of the
[0024]
That is, as shown in FIG. 6, the
(Stock plate)
The
[0025]
As shown in the plan view of FIG. 7, the stock-
[0026]
As a result, at the position of the bundling
[0027]
The
[0028]
That is, the converging
[0029]
Further, the stock side whose focusing volume increases remarkably as it reaches the lower side is configured to be supported on the stock-side
[0030]
The stock-side
[0031]
Further, the
[0032]
Therefore, the rear side of the
[0033]
In addition, the
(
Next, the above-described root alignment
[0034]
First, in the
[0035]
The other end side of the
[0036]
In the illustrated example, as shown in FIG. 12, the
[0037]
Next, the root alignment
[0038]
This root alignment
[0039]
The support
[0040]
Further, the root aligning plate
[0041]
Accordingly, when the
[0042]
Further, in the structure as described above, as shown in FIG. 7, when the connecting
[0043]
In addition, the installation structure of the root alignment plate
[0044]
Further, the connecting
[0045]
When the connection of the connecting
[0046]
【The invention's effect】
As described above, according to the rooter aligning device of the knotter of the present invention, the free end portion of the
[0047]
Further, when a binding clogging or the like occurs in the binding
[0048]
In addition, the
[0049]
Further, in the case where the stock former aligning
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a knotter mounted on a combine.
FIG. 2 is a rear view of the knotter of FIG.
3 is a left side view of the knotter of FIG. 2. FIG.
4 is a left side view with the covers of FIG. 3 removed. FIG.
5 is a right side view of the knotter of FIG. 2. FIG.
FIG. 6 is a perspective view of a pedicle guide member.
FIG. 7 is a plan view showing a configuration of a knotter frame, a bundling device, and a root alignment device.
FIG. 8 is a plan view showing a state in which the stock market alignment plate of FIG. 7 is moved to the left.
9 is a left side view of the apparatus shown in FIG.
10 is a rear view of the main part of FIG. 8. FIG.
FIG. 11 is a plan view of the root alignment device.
FIG. 12 is an operational plan view of the root aligning device.
13 is an operational plan view of the root alignment device of FIG. 11. FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (3)
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