JP3959577B2

JP3959577B2 - Packing

Info

Publication number: JP3959577B2
Application number: JP09065299A
Authority: JP
Inventors: 彰寛中尾
Original assignee: Nok Corp
Current assignee: Nok Corp
Priority date: 1999-03-31
Filing date: 1999-03-31
Publication date: 2007-08-15
Anticipated expiration: 2019-03-31
Also published as: JP2000283296A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、密封装置の一種であるパッキンに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
例えば、図６に示すように、ハウジング５１とこのハウジング５１に設けた穴部５２に挿入される挿入部品である燃料噴射弁（燃料噴射用インジェクター）６１との間をシールする場合、従来は、図示するようにＯリング７１等よりなるスクイーズパッキンを用いるのが一般的であるが、このようにＯリング７１等のスクイーズパッキンを用いる場合には、以下のような不都合がある。
【０００３】
すなわち、ハウジング５１または燃料噴射弁６１の弁ケース６２の加工精度やハウジング５１の穴部５２に対する燃料噴射弁６１の取付構造等の都合によって穴部５２と燃料噴射弁６１との間に中心軸線の傾きや偏心を生じることがあり、このような傾きや偏心によって穴部５２の内面と燃料噴射弁６１との間の間隔が円周上の一部で拡大したり縮小したりすると、予め所定の圧縮率を設定されたＯリング７１等のスクイーズパッキンでは対処しきれなくなる場合がある。例えば一般に、固定用のピストンシールとして用いられるＯリング７１のシール方向の断面の圧縮率は１０〜２５％で使用されるように設定されているが、これに対して、圧縮率が１０％を下回るとシール性の低下を来し、反対に２５％を上回ると挿入抵抗が著しく増大したり、圧縮割れが発生したりする。
【０００４】
このような事情により、上記Ｏリング７１等よりなるスクイーズパッキンに代えて、図７（Ａ）に示すように断面Ｖ字状のパッキン７２を用いる場合がある。
【０００５】
このＶ字状のパッキン７２は、図示するように燃料噴射弁６１の外周に設けた環状の装着溝６３に取り付けられる環状の基部７３を有しており、この環状基部７３の外周側に、ハウジング５１の穴部５２の内面に密接するシールリップ７４が一体に設けられている。
【０００６】
したがって、このＶ字状のパッキン７２によれば、このパッキン７２に対して軸方向一方の受圧側（図上上側）から密封流体の圧力（高圧）が作用したときにこの圧力によりシールリップ７４がハウジング５１の穴部５２の内面５３に強く押し付けられるために、穴部５２と燃料噴射弁６１との間に多少の傾きや偏心があっても良好なシール性が発揮され、圧力をシールすることが可能である。
【０００７】
しかしながら、このパッキン７２においては、反対に、軸方向他方の反受圧側（図上下側）から密封流体の圧力（高圧）が作用すると、この圧力によりシールリップ７４がハウジング５１の穴部５２の内面５３から押し離されるために、圧力をシールすることができない。したがって、このＶパッキン７２にはそのシール性について方向性があり、上記したように密封流体の圧力が軸方向の両方向から作用する場合や、軸方向の一方から正負圧が交互に作用する場合等に対処することができないと云う不都合がある。
【０００８】
また、このように密封流体の圧力が軸方向の両方向から作用する場合や軸方向の一方から正負圧が交互に作用する場合には、図７（Ｂ）に示すように複数のＶパッキン７２を互いに反対向きに並べて対処することが考えられるが、このようにすると軸方向の取付長さが増大するために、取付けに傾き等がある場合に、より多くの隙間を吸収しなければならず、取付スペースやコストの面からも実用に適さないと云う不都合がある。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上の点に鑑み、上記したように密封流体の圧力が軸方向の両方向から作用する場合や軸方向の一方から正負圧が交互に作用する場合等においても十分なシール性を発揮することが可能であり、しかも取付スペースが拡大することがなくコスト的にも有利なパッキンを提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項１によるパッキンは、ハウジングと前記ハウジングに設けた穴部に挿入される挿入部品との間をシールするパッキンであって、前記挿入部品の外周に取り付けられる環状基部の外周側に前記穴部の内面に密接するシールリップを設けたパッキンにおいて、当該パッキンは軸方向の両方向から作用する密封流体圧力をそれぞれシールするものであり、前記環状基部とシールリップとの間に両者を繋ぐリブを一体に設けるとともに当該パッキンの径方向長さを当該パッキンの軸方向長さより大きく設定し、前記リブの端面は前記シールリップの端面よりも軸方向に所定量後退した位置に配置されていることを特徴とする。
【００１１】
また、本発明の請求項２によるパッキンは、ハウジングと前記ハウジングに設けた穴部に挿入される挿入部品との間をシールするパッキンであって、前記挿入部品の外周に取り付けられる環状基部の外周側に前記穴部の内面に密接するシールリップを設けたパッキンにおいて、当該パッキンは軸方向の両方向から作用する密封流体圧力をそれぞれシールするものであり、前記環状基部とシールリップとの間に両者を繋ぐリブを一体に設けるとともに前記シールリップの径方向長さを前記環状基部の径方向長さより大きく設定し、前記リブの端面は前記シールリップの端面よりも軸方向に所定量後退した位置に配置されていることを特徴とする。
【００１２】
また、本発明の請求項３によるパッキンは、ハウジングと前記ハウジングに設けた穴部に挿入される挿入部品との間をシールするパッキンであって、前記挿入部品の外周に取り付けられる環状基部の外周側に前記穴部の内面に密接するシールリップを設けたパッキンにおいて、当該パッキンは軸方向の両方向から作用する密封流体圧力をそれぞれシールするものであり、前記環状基部とシールリップとの間に両者を繋ぐリブを一体に設け、前記リブの端面は前記シールリップの端面よりも軸方向に所定量後退した位置に配置されていることを特徴とする。
【００１３】
上記構成を備えた本発明の請求項１によるパッキンにおいては、ハウジングの穴部に挿入される挿入部品の外周に取り付けられる環状基部の外周側に穴部の内面に密接するシールリップが設けられるとともにこの環状基部とシールリップとの間に両者を繋ぐリブが一体に設けられているために、シールリップを穴部の内面から離す方向の圧力が作用したときに、リブが支えとなって、シールリップが穴部の内面から離れる方向に倒れるのが防止される。またこれに加えて本発明においては、当該パッキンの径方向長さが当該パッキンの軸方向長さより比較的大きく設定されていて当該パッキンの径方向長さに余裕があるために、穴部と燃料噴射弁や軸等の挿入部品との間に多少の傾きや偏心があってもシールリップが穴部の内面から離れにくい。したがってこれらのことからシールリップが穴部の内面から離れるのを実質的に防止することが可能となり、良好なシール性を維持することが可能となる。
【００１４】
また、上記構成を備えた本発明の請求項２によるパッキンにおいては、同じくハウジングの穴部に挿入される挿入部品の外周に取り付けられる環状基部の外周側に穴部の内面に密接するシールリップが設けられるとともに環状基部とシールリップとの間に両者を繋ぐリブが一体に設けられているために、シールリップを穴部の内面から離す方向の圧力が作用したときに、リブが支えとなって、シールリップが穴部の内面から離れる方向に倒れるのが防止される。またこれに加えて本発明においては、シールリップの径方向長さが環状基部の径方向長さより比較的大きく設定されていてシールリップの径方向長さに余裕があるために、穴部と燃料噴射弁や軸等の挿入部品との間に多少の傾きや偏心があってもシールリップが穴部の内面から離れにくい。したがってこれらのことからシールリップが穴部の内面から離れるのを実質的に防止することが可能となり、良好なシール性を維持することが可能となる。
【００１５】
また、上記構成を備えた本発明の請求項３によるパッキンにおいては、同じくハウジングの穴部に挿入される挿入部品の外周に取り付けられる環状基部の外周側に穴部の内面に密接するシールリップが設けられるとともに環状基部とシールリップとの間に両者を繋ぐリブが一体に設けられているために、シールリップを穴部の内面から離す方向の圧力が作用したときに、リブが支えとなって、シールリップが穴部の内面から離れる方向に倒れるのが防止される。したがってシールリップが穴部の内面から離れるのを実質的に防止することが可能となり、良好なシール性を維持することが可能となる。
【００１６】
【発明の実施の形態】
つぎに本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。
【００１７】
図１（Ａ）は、当該実施形態に係るパッキン１の平面図、同図（Ｂ）は正面図を示しており、図２（Ａ）は同パッキン１の底面図、同図（Ｂ）は側面図を示している。また図３は、図１におけるＡ−Ａ線拡大断面図、図４は同じく図１におけるＢ−Ｂ線拡大断面図を示している。
【００１８】
各図に示すように、当該実施形態に係るパッキン１はゴム状弾性材料によって環状に成形されており、上記従来技術におけるＯリング７１等と同じようにハウジング５１とこのハウジング５１に設けた穴部５２に挿入される燃料噴射弁（燃料噴射用インジェクター）６１または軸等の挿入部品との間をシールするために用いられる。以下の例では、この挿入部品を図６に示した燃料噴射弁６１としており、この場合、パッキン１の材質としては弗素系ゴム（弗素ゴム）が適しており、その中でも特に、低温性に優れたものが適している。
【００１９】
各図に示すように、当該実施形態に係るパッキン１は先ず、燃料噴射弁６１の外周に設けた環状の装着溝６３に取り付けられる環状の基部（内周側シールリップとも称する）２を有しており、この環状基部２の外周側に、ハウジング５１に設けた穴部５２の内面に密接するシールリップ（外周側シールリップとも称する）３が一体に設けられている。
【００２０】
環状基部２は、中心軸線Ｏと平行な円筒面状の内面２ａおよび外面２ｂを有するとともに、中心軸線Ｏに対して直角な平面状の受圧部側端面２ｃおよび反受圧部側端面２ｄを有していて、基本的に断面矩形の円筒状に成形されており、この環状基部２の反受圧部側端部から径方向斜め外方へ向けて環状のシールリップ３が一体に成形されている。
【００２１】
シールリップ３は、互いに平行な一対の斜面３ａ，３ｂを有するとともに、その先端シール部に、中心軸線Ｏと平行な円筒面状の外面３ｃおよび中心軸線Ｏに対して直角な平面状の端面３ｄを有しており、更にこの外面３ｃと端面３ｄとの間に面取り部３ｅが設けられている。
【００２２】
また、環状基部２とシールリップ３との間に環状の凹部４が受圧部として設けられており、この凹部４に複数のリブ５が等配状に配置されて（図では１２等配）、環状基部２およびシールリップ３に対して一体に成形されている。このリブ５の端面５ａは中心軸線Ｏに対して直角な平面状に成形されており、かつシールリップ３の端面３ｄから軸方向に所定量、後退した位置に配置されている。
【００２３】
図４に示すように、当該パッキン１の各部の寸法は、以下のように設定されており、特に、当該パッキン１の径方向長さｃが当該パッキン１の軸方向長さｉより大きく設定されるとともに、シールリップ３の径方向長さｅが環状基部２の径方向長さｄより大きく設定されている（単位：ｍｍ（実寸））。
【００２４】
内径寸法（ａ）＝９．５
外径寸法（ｂ）＝１６．５
径方向長さ（ｃ）＝３．５
環状基部２の径方向長さ（ｄ）＝１．５
シールリップ３の径方向長さ（ｅ）＝２．０
環状基部２の受圧部側端面２ｃにおける径方向長さ（ｆ）＝１．０
凹部（受圧部）４の径方向長さ（ｇ）＝１．６
シールリップ３の先端シール部の径方向長さ（ｈ）＝０．９
軸方向長さ（ｉ）＝２．８
シールリップ３の軸方向長さ（ｊ）＝２．０
凹部（受圧部）４の軸方向長さ（深さ）（ｋ）＝０．８
シールリップ３に対するリブ５の軸方向後退長さ（ｍ）＝０．２
リブ５の周方向長さ（ｎ）＝１．６
【００２５】
上記構成を備えたパッキン１は、上記したように燃料噴射弁６１の外周に設けた環状の装着溝６３に装着されて、この燃料噴射弁６１とこれを挿入するハウジング５１の穴部５２の内面との間をシールするものであって、上記構成により以下の作用効果を奏する点に特徴を有している。
【００２６】
すなわち先ず、当該パッキン１に対して、その受圧部側（図４の上側）から密封流体の圧力（高圧）が作用する場合には、この圧力によりシールリップ３が穴部５２の内面に強く押し付けられるために、穴部５２と燃料噴射弁６１との間に多少の傾きや偏心があっても十分なシール性が発揮され、圧力をシールすることができる。また、その反受圧部側（図４の下側）から負圧が作用する場合にも、リブ無しの従来品と変わらぬシール性が発揮され、外部から大気が流入するのを防止することができる（図５（Ｂ）参照）。
【００２７】
また、その反受圧部側から密封流体の圧力が作用する場合には、この圧力によりシールリップ３が穴部５２の内面から離れる方向に倒れようとするが、シールリップ３と環状基部２との間に一体成形されたリブ５が支えとなって、シールリップ３が倒れるのが防止される。またこれに加えて当該パッキン１おいては、上記したように当該パッキン１の径方向長さｃが当該パッキン１の軸方向長さｉより比較的大きく設定されていて（ｃ＞ｉ）、当該パッキン１の径方向長さｃに十分な余裕が設定されているために、穴部５２と燃料噴射弁６１との間に多少の傾きや偏心があってもシールリップ３が穴部５２の内面から離れにくい。またシールリップ３の径方向長さｅが環状基部２の径方向長さｄより比較的大きく設定されていて（ｅ＞ｄ）、シールリップ３の径方向長さｅにも十分な余裕が設定されているために、この点からも穴部５２と燃料噴射弁６１との間に多少の傾きや偏心があってもシールリップ３が穴部５２の内面から離れにくい。したがってこれらのことからシールリップ３が穴部５２の内面から離れるのを実質的に防止することができ、良好なシール性を維持することができる（図５（Ａ）参照）。
【００２８】
尚、図５のグラフ図ではそれぞれ、◆（菱形）プロットが本発明の実施例品を示しており、■（四角）プロットがリブ無しの従来比較品を示している。またこの図５では、ハウジング５２の穴部５２の中心軸線に対する燃料噴射弁６１の中心軸線の傾きが「軸の傾き」としてグラフの横軸に採られている。
【００２９】
また、このパッキン１によれば、パッキン１一つ分の取付スペースを取付部に確保すれば良いために、取付スペースが拡大することがなく、コスト的にも有利な製品を提供することができる。またシールリップ３は、リブ５を介して環状基部２と連結されているために、装着時または装着後の圧力作用時に反転することがないものである。
【００３０】
【発明の効果】
本発明は、以下の効果を奏する。
【００３１】
すなわち先ず、上記構成を備えた本発明の請求項１によるパッキンにおいては、ハウジングの穴部に挿入される挿入部品の外周に取り付けられる環状基部の外周側に穴部の内面に密接するシールリップが設けられるとともに環状基部とシールリップとの間に両者を繋ぐリブが一体に設けられているために、シールリップを穴部の内面から離す方向の圧力が作用したときに、リブが支えとなって、シールリップが穴部の内面から離れる方向に倒れるのが防止される。またこれに加えて本発明においては、当該パッキンの径方向長さが当該パッキンの軸方向長さより比較的大きく設定されていて、当該パッキンの径方向長さに余裕が設定されているために、穴部と燃料噴射弁や軸等の挿入部品との間に多少の傾きや偏心があってもシールリップが穴部の内面から離れにくい。したがってこれらのことからシールリップが穴部の内面から離れるのを実質的に防止し、良好なシール性を維持することができる。また本発明によれば、パッキン一つ分の取付スペースを取付部に確保すれば良いために、取付スペースが拡大することがなく、コスト的にも有利な製品を提供することができる。
【００３２】
また、上記構成を備えた本発明の請求項２によるパッキンにおいては、同じくハウジングの穴部に挿入される挿入部品の外周に取り付けられる環状基部の外周側に穴部の内面に密接するシールリップが設けられるとともに環状基部とシールリップとの間に両者を繋ぐリブが一体に設けられているために、シールリップを穴部の内面から離す方向の圧力が作用したときに、リブが支えとなって、シールリップが穴部の内面から離れる方向に倒れるのが防止される。またこれに加えて本発明においては、シールリップの径方向長さが環状基部の径方向長さより比較的大きく設定されていて、シールリップの径方向長さに余裕が設定されているために、穴部と燃料噴射弁や軸等の挿入部品との間に多少の傾きや偏心があってもシールリップが穴部の内面から離れにくい。したがってこれらのことからシールリップが穴部の内面から離れるのを実質的に防止し、良好なシール性を維持することができる。また本発明によれば、パッキン一つ分の取付スペースを取付部に確保すれば良いために、取付スペースが拡大することがなく、コスト的にも有利な製品を提供することができる。
【００３３】
また、上記構成を備えた本発明の請求項３によるパッキンにおいては、同じくハウジングの穴部に挿入される挿入部品の外周に取り付けられる環状基部の外周側に穴部の内面に密接するシールリップが設けられるとともに環状基部とシールリップとの間に両者を繋ぐリブが一体に設けられているために、シールリップを穴部の内面から離す方向の圧力が作用したときに、リブが支えとなって、シールリップが穴部の内面から離れる方向に倒れるのが防止される。したがってシールリップが穴部の内面から離れるのを実質的に防止し、良好なシール性を維持することができる。また本発明によれば、パッキン一つ分の取付スペースを取付部に確保すれば良いために、取付スペースが拡大することがなく、コスト的にも有利な製品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】（Ａ）は本発明の実施形態に係るパッキンの平面図、（Ｂ）は正面図
【図２】（Ａ）は同パッキンの底面図、（Ｂ）は側面図
【図３】図１におけるＡ−Ａ線拡大断面図
【図４】図１におけるＢ−Ｂ線拡大断面図
【図５】（Ａ）および（Ｂ）とも同パッキンの性能試験結果を示すグラフ図
【図６】従来例の装着状態を示す断面図
【図７】（Ａ）および（Ｂ）とも他の従来例を示す断面図
【符号の説明】
１パッキン
２環状基部
２ａ内面
２ｂ，３ｃ外面
２ｃ，２ｄ，３ｄ，５ａ端面
３シールリップ
３ａ，３ｂ斜面
３ｅ面取り部
４凹部
５リブ
５１ハウジング
５２穴部
６１燃料噴射弁（挿入部品）
６２弁ケース
６３装着溝[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a packing which is a kind of sealing device.
[0002]
[Prior art]
For example, as shown in FIG. 6, when sealing between a housing 51 and a fuel injection valve (fuel injector) 61 that is an insertion part inserted into a hole 52 provided in the housing 51, conventionally, As shown in the figure, it is common to use a squeeze packing made up of an O-ring 71 or the like, but the use of such a squeeze packing such as an O-ring 71 has the following disadvantages.
[0003]
That is, the center axis line between the hole 52 and the fuel injection valve 61 depends on the processing accuracy of the housing 51 or the valve case 62 of the fuel injection valve 61 and the mounting structure of the fuel injection valve 61 with respect to the hole 52 of the housing 51. If the distance between the inner surface of the hole 52 and the fuel injection valve 61 is enlarged or reduced in part on the circumference due to such inclination or eccentricity, a predetermined amount may be obtained in advance. In some cases, the squeeze packing such as the O-ring 71 having a set compression rate cannot cope with it. For example, in general, the compression ratio of the cross section in the sealing direction of the O-ring 71 used as a fixing piston seal is set to be 10 to 25%, but the compression ratio is 10%. If it is below, the sealing performance will be lowered. On the other hand, if it exceeds 25%, the insertion resistance will be remarkably increased or compression cracking will occur.
[0004]
Due to such circumstances, a packing 72 having a V-shaped cross section may be used as shown in FIG.
[0005]
The V-shaped packing 72 has an annular base 73 attached to an annular mounting groove 63 provided on the outer periphery of the fuel injection valve 61 as shown in the figure. A seal lip 74 that is in close contact with the inner surface of the hole 52 of the 51 is integrally provided.
[0006]
Therefore, according to the V-shaped packing 72, when the pressure (high pressure) of the sealing fluid is applied to the packing 72 from one pressure receiving side (the upper side in the figure) in the axial direction, the sealing lip 74 is caused by this pressure. Since it is strongly pressed against the inner surface 53 of the hole 52 of the housing 51, good sealing performance is exhibited even if there is a slight inclination or eccentricity between the hole 52 and the fuel injection valve 61, and the pressure is sealed. Is possible.
[0007]
However, in the packing 72, on the contrary, when the pressure (high pressure) of the sealing fluid is applied from the other counter pressure receiving side (upper and lower sides in the drawing) in the axial direction, the pressure causes the seal lip 74 to move to the inner surface of the hole portion 52 of the housing 51. Since it is pushed away from 53, the pressure cannot be sealed. Therefore, the V packing 72 has directionality with respect to its sealing performance. As described above, when the pressure of the sealing fluid acts from both axial directions, or when positive and negative pressures act alternately from one axial direction, etc. There is an inconvenience that it is not possible to cope with this.
[0008]
When the pressure of the sealing fluid acts from both axial directions as described above, or when positive and negative pressures act alternately from one of the axial directions, a plurality of V packings 72 are provided as shown in FIG. It is conceivable to arrange them in opposite directions, but this increases the axial installation length, so if there is an inclination in the installation, more gaps must be absorbed, There is an inconvenience that it is not suitable for practical use in terms of installation space and cost.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
In view of the above points, the present invention exhibits sufficient sealing performance even when the pressure of the sealing fluid acts from both axial directions as described above, or when positive and negative pressures act alternately from one of the axial directions. Another object of the present invention is to provide a packing which is advantageous in terms of cost without increasing the installation space.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a packing according to claim 1 of the present invention is a packing for sealing between a housing and an insertion part inserted into a hole provided in the housing, and is attached to an outer periphery of the insertion part. In the packing provided with a sealing lip in close contact with the inner surface of the hole portion on the outer peripheral side of the annular base portion, the packing seals the sealing fluid pressure acting from both axial directions, and the annular base portion and the sealing lip A rib connecting the two is integrally formed between the two and the radial length of the packing is set to be larger than the axial length of the packing, and the end face of the rib recedes by a predetermined amount in the axial direction from the end face of the seal lip. It is characterized by being arranged in the position .
[0011]
The packing according to claim 2 of the present invention is a packing that seals between a housing and an insertion part that is inserted into a hole provided in the housing, and an outer periphery of an annular base that is attached to the outer periphery of the insertion part. In the packing provided with the sealing lip in close contact with the inner surface of the hole portion on the side, the packing seals the sealing fluid pressure acting from both axial directions, both between the annular base portion and the sealing lip. And a radial length of the seal lip is set to be larger than a radial length of the annular base portion, and the end surface of the rib is at a position retracted by a predetermined amount in the axial direction from the end surface of the seal lip. It is arranged .
[0012]
According to a third aspect of the present invention, there is provided a packing for sealing between a housing and an insertion part to be inserted into a hole provided in the housing, and an outer periphery of an annular base attached to the outer periphery of the insertion part. In the packing provided with the sealing lip in close contact with the inner surface of the hole portion on the side, the packing seals the sealing fluid pressure acting from both axial directions, both between the annular base portion and the sealing lip. The ribs are integrally provided, and the end surfaces of the ribs are disposed at positions that are retracted by a predetermined amount in the axial direction from the end surfaces of the seal lips.
[0013]
In the packing according to claim 1 of the present invention having the above-described configuration, a seal lip that is in close contact with the inner surface of the hole portion is provided on the outer peripheral side of the annular base portion that is attached to the outer periphery of the insertion part to be inserted into the hole portion of the housing. Since the rib connecting the annular base and the seal lip is integrally provided, when the pressure in the direction separating the seal lip from the inner surface of the hole acts, the rib serves as a support and seals. The lip is prevented from falling in a direction away from the inner surface of the hole. In addition to this, in the present invention, since the radial length of the packing is set to be relatively larger than the axial length of the packing and there is a margin in the radial length of the packing, Even if there is some inclination or eccentricity between the injection valve and the inserted part such as the shaft, the seal lip is difficult to separate from the inner surface of the hole. Therefore, it is possible to substantially prevent the seal lip from separating from the inner surface of the hole, and it is possible to maintain good sealing performance.
[0014]
Further, in the packing according to claim 2 of the present invention having the above-described configuration, a seal lip that is in close contact with the inner surface of the hole portion is provided on the outer peripheral side of the annular base portion that is attached to the outer periphery of the insertion part inserted into the hole portion of the housing. Since the rib that connects both of the annular base and the seal lip is provided integrally, the rib is supported when pressure in the direction separating the seal lip from the inner surface of the hole is applied. The seal lip is prevented from falling in a direction away from the inner surface of the hole. In addition to this, in the present invention, the radial length of the seal lip is set to be relatively larger than the radial length of the annular base portion, and there is a margin in the radial length of the seal lip. Even if there is some inclination or eccentricity between the injection valve and the inserted part such as the shaft, the seal lip is difficult to separate from the inner surface of the hole. Therefore, it is possible to substantially prevent the seal lip from separating from the inner surface of the hole, and it is possible to maintain good sealing performance.
[0015]
Further, in the packing according to claim 3 of the present invention having the above-described configuration, a seal lip that is in close contact with the inner surface of the hole portion is provided on the outer peripheral side of the annular base portion that is attached to the outer periphery of the insertion part inserted into the hole portion of the housing. Since the rib that connects both of the annular base and the seal lip is provided integrally, the rib is supported when pressure in the direction separating the seal lip from the inner surface of the hole is applied. The seal lip is prevented from falling in a direction away from the inner surface of the hole. Therefore, it is possible to substantially prevent the seal lip from separating from the inner surface of the hole, and it is possible to maintain good sealing performance.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0017]
1A is a plan view of the packing 1 according to the embodiment, FIG. 1B is a front view, FIG. 2A is a bottom view of the packing 1, and FIG. A side view is shown. 3 is an enlarged sectional view taken along line AA in FIG. 1, and FIG. 4 is an enlarged sectional view taken along line BB in FIG.
[0018]
As shown in each drawing, the packing 1 according to this embodiment is formed in an annular shape by a rubber-like elastic material, and the housing 51 and the hole provided in the housing 51 are the same as the O-ring 71 and the like in the prior art. It is used for sealing between a fuel injection valve (fuel injection injector) 61 inserted into 52 or an insertion part such as a shaft. In the following example, this inserted component is the fuel injection valve 61 shown in FIG. 6, and in this case, the rubber 1 is suitable as the material of the packing 1, and in particular, the low temperature property is excellent. Is suitable.
[0019]
As shown in each drawing, the packing 1 according to the embodiment first has an annular base (also referred to as an inner peripheral side seal lip) 2 attached to an annular mounting groove 63 provided on the outer periphery of the fuel injection valve 61. A seal lip (also referred to as an outer peripheral side seal lip) 3 that is in close contact with the inner surface of the hole 52 provided in the housing 51 is integrally provided on the outer peripheral side of the annular base portion 2.
[0020]
The annular base portion 2 has a cylindrical inner surface 2a and an outer surface 2b that are parallel to the central axis O, and has a planar pressure receiving portion side end surface 2c and a counter pressure receiving portion side end surface 2d that are perpendicular to the central axis O. The annular seal lip 3 is integrally formed from the end portion on the side opposite to the pressure receiving portion of the annular base portion 2 toward the radially outward direction.
[0021]
The seal lip 3 has a pair of inclined surfaces 3a and 3b parallel to each other, and a cylindrical outer surface 3c parallel to the central axis O and a planar end surface 3d perpendicular to the central axis O at the tip seal portion. Further, a chamfered portion 3e is provided between the outer surface 3c and the end surface 3d.
[0022]
Further, an annular recess 4 is provided as a pressure receiving portion between the annular base 2 and the seal lip 3, and a plurality of ribs 5 are arranged in the recess 4 in a uniform manner (12 in the figure). The annular base 2 and the seal lip 3 are integrally formed. The end surface 5a of the rib 5 is formed in a planar shape perpendicular to the central axis O, and is disposed at a position retracted from the end surface 3d of the seal lip 3 by a predetermined amount in the axial direction.
[0023]
As shown in FIG. 4, the dimensions of each part of the packing 1 are set as follows, and in particular, the radial length c of the packing 1 is set to be larger than the axial length i of the packing 1. In addition, the radial length e of the seal lip 3 is set to be larger than the radial length d of the annular base 2 (unit: mm (actual size)).
[0024]
Inner diameter (a) = 9.5
Outer diameter dimension (b) = 16.5
Radial length (c) = 3.5
The radial length of the annular base 2 (d) = 1.5
Radial length of seal lip 3 (e) = 2.0
Radial length (f) = 1.0 at the pressure receiving portion side end surface 2c of the annular base portion 2
Radial length (g) of the concave portion (pressure receiving portion) 4 = 1.6
Radial length (h) of the seal part at the tip of the seal lip 3 (h) = 0.9
Axial length (i) = 2.8
Axial length (j) of seal lip 3 = 2.0
Axial length (depth) of concave portion (pressure receiving portion) 4 (k) = 0.8
Axial receding length of rib 5 with respect to seal lip 3 (m) = 0.2
The circumferential length (n) of the rib 5 = 1.6
[0025]
The packing 1 having the above configuration is mounted in the annular mounting groove 63 provided on the outer periphery of the fuel injection valve 61 as described above, and the inner surface of the hole 52 of the housing 51 into which the fuel injection valve 61 is inserted. The above-described configuration provides the following operational effects.
[0026]
That is, first, when the pressure (high pressure) of the sealing fluid is applied to the packing 1 from the pressure receiving side (the upper side in FIG. 4), the seal lip 3 is strongly pressed against the inner surface of the hole 52 by this pressure. Therefore, even if there is a slight inclination or eccentricity between the hole 52 and the fuel injection valve 61, a sufficient sealing performance is exhibited and the pressure can be sealed. In addition, even when negative pressure is applied from the counter pressure receiving part side (the lower side in FIG. 4), the sealing performance is the same as that of the conventional product without ribs, and air can be prevented from flowing in from the outside. (See FIG. 5B).
[0027]
Further, when the pressure of the sealing fluid acts from the counter pressure receiving side, the pressure causes the seal lip 3 to fall in a direction away from the inner surface of the hole 52, but the seal lip 3 and the annular base 2 The rib 5 integrally formed therebetween serves as a support to prevent the seal lip 3 from falling down. In addition, in the packing 1, the radial length c of the packing 1 is set to be relatively larger than the axial length i of the packing 1 as described above (c> i). Since a sufficient margin is set for the radial length c of the packing 1, the seal lip 3 remains on the inner surface of the hole 52 even if there is a slight inclination or eccentricity between the hole 52 and the fuel injection valve 61. Hard to leave. Further, the radial length e of the seal lip 3 is set to be relatively larger than the radial length d of the annular base 2 (e> d), and a sufficient margin is also set for the radial length e of the seal lip 3. Therefore, even from this point, even if there is a slight inclination or eccentricity between the hole 52 and the fuel injection valve 61, the seal lip 3 is not easily separated from the inner surface of the hole 52. Therefore, it is possible to substantially prevent the seal lip 3 from separating from the inner surface of the hole portion 52 from these things, and it is possible to maintain good sealing performance (see FIG. 5A).
[0028]
In each of the graphs of FIG. 5, the ◆ (diamond) plot indicates an example product of the present invention, and the ■ (square) plot indicates a conventional comparative product without ribs. In FIG. 5, the inclination of the central axis of the fuel injection valve 61 with respect to the central axis of the hole 52 of the housing 52 is taken as the “axis inclination” on the horizontal axis of the graph.
[0029]
Moreover, according to this packing 1, since it is only necessary to secure a mounting space for one packing in the mounting portion, the mounting space does not increase, and a cost-effective product can be provided. . Further, since the seal lip 3 is connected to the annular base portion 2 via the rib 5, the seal lip 3 does not reverse at the time of mounting or at the time of pressure action after mounting.
[0030]
【The invention's effect】
The present invention has the following effects.
[0031]
That is, first, in the packing according to claim 1 of the present invention having the above-described configuration, a seal lip that is in close contact with the inner surface of the hole portion is provided on the outer peripheral side of the annular base portion that is attached to the outer periphery of the insertion part to be inserted into the hole portion of the housing. Since the rib that connects both of the annular base and the seal lip is provided integrally, the rib is supported when pressure in the direction separating the seal lip from the inner surface of the hole is applied. The seal lip is prevented from falling in a direction away from the inner surface of the hole. In addition to this, in the present invention, the radial length of the packing is set to be relatively larger than the axial length of the packing, and a margin is set for the radial length of the packing. Even if there is a slight inclination or eccentricity between the hole and the inserted part such as the fuel injection valve or the shaft, the seal lip is difficult to separate from the inner surface of the hole. Therefore, it is possible to substantially prevent the seal lip from moving away from the inner surface of the hole, and maintain good sealing performance. Further, according to the present invention, since it is sufficient to secure a mounting space for one packing in the mounting portion, the mounting space does not increase, and a product that is advantageous in terms of cost can be provided.
[0032]
Further, in the packing according to claim 2 of the present invention having the above-described configuration, a seal lip that is in close contact with the inner surface of the hole portion is provided on the outer peripheral side of the annular base portion that is attached to the outer periphery of the insertion part inserted into the hole portion of the housing. Since the rib that connects both of the annular base and the seal lip is provided integrally, the rib is supported when pressure in the direction separating the seal lip from the inner surface of the hole is applied. The seal lip is prevented from falling in a direction away from the inner surface of the hole. In addition to this, in the present invention, the radial length of the seal lip is set to be relatively larger than the radial length of the annular base portion, and a margin is set for the radial length of the seal lip. Even if there is a slight inclination or eccentricity between the hole and the inserted part such as the fuel injection valve or the shaft, the seal lip is difficult to separate from the inner surface of the hole. Therefore, it is possible to substantially prevent the seal lip from separating from the inner surface of the hole, and maintain good sealing performance. Further, according to the present invention, since it is sufficient to secure a mounting space for one packing in the mounting portion, the mounting space does not increase, and a product that is advantageous in terms of cost can be provided.
[0033]
Further, in the packing according to claim 3 of the present invention having the above-described configuration, a seal lip that is in close contact with the inner surface of the hole portion is provided on the outer peripheral side of the annular base portion that is attached to the outer periphery of the insertion part inserted into the hole portion of the housing. Since the rib that connects both of the annular base and the seal lip is integrally provided, the rib is supported when pressure in the direction separating the seal lip from the inner surface of the hole is applied. The seal lip is prevented from falling in a direction away from the inner surface of the hole. Therefore, it is possible to substantially prevent the seal lip from separating from the inner surface of the hole, and maintain good sealing performance. Further, according to the present invention, since it is sufficient to secure a mounting space for one packing in the mounting portion, the mounting space does not increase, and a product that is advantageous in terms of cost can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1A is a plan view of a packing according to an embodiment of the present invention, FIG. 1B is a front view, FIG. 2A is a bottom view of the packing, and FIG. 1 is an enlarged cross-sectional view taken along the line AA in FIG. 1. FIG. 4 is an enlarged cross-sectional view taken along the line BB in FIG. 1. FIG. 5A and FIG. FIG. 7 is a cross-sectional view showing a mounting state of a conventional example. FIG. 7A is a cross-sectional view showing another conventional example.
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Packing 2 Annular base 2a Inner surface 2b, 3c Outer surface 2c, 2d, 3d, 5a End surface 3 Seal lip 3a, 3b Slope 3e Chamfer 4 Recess 5 Rib 51 Housing 52 Hole 61 Fuel injection valve (insertion part)
62 Valve case 63 Installation groove

Claims

A packing (1) that seals between a housing (51) and an insertion part (61) inserted into a hole (52) provided in the housing (51), on the outer periphery of the insertion part (61) In the packing (1) provided with the sealing lip (3) in close contact with the inner surface of the hole (52) on the outer peripheral side of the annular base (2) to be attached,
The packing (1) seals the sealing fluid pressure acting from both axial directions,
A rib (5) is provided integrally between the annular base (2) and the seal lip (3), and the radial length (c) of the packing (1) is set in the axial direction of the packing (1). is set larger than the length (i),
Packing characterized in that the end surface (5a) of the rib (5) is disposed at a position retracted by a predetermined amount in the axial direction from the end surface (3d) of the seal lip (3) .

A packing (1) that seals between a housing (51) and an insertion part (61) inserted into a hole (52) provided in the housing (51), on the outer periphery of the insertion part (61) In the packing (1) provided with the sealing lip (3) in close contact with the inner surface of the hole (52) on the outer peripheral side of the annular base (2) to be attached,
The packing (1) seals the sealing fluid pressure acting from both axial directions,
A rib (5) is provided integrally between the annular base (2) and the seal lip (3), and the radial length (e) of the seal lip (3) is set to the annular base (2). larger set than the radial length (d),
Packing characterized in that the end surface (5a) of the rib (5) is disposed at a position retracted by a predetermined amount in the axial direction from the end surface (3d) of the seal lip (3) .

A packing (1) that seals between a housing (51) and an insertion part (61) inserted into a hole (52) provided in the housing (51), on the outer periphery of the insertion part (61) In the packing (1) provided with the sealing lip (3) in close contact with the inner surface of the hole (52) on the outer peripheral side of the annular base (2) to be attached,
  The packing (1) seals the sealing fluid pressure acting from both axial directions,
  A rib (5) is provided integrally between the annular base (2) and the seal lip (3),
  Packing characterized in that the end surface (5a) of the rib (5) is disposed at a position retracted by a predetermined amount in the axial direction from the end surface (3d) of the seal lip (3).