JP3958469B2 - Snow melting equipment - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、埋設型の融雪装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、上方開口部に開閉自在の蓋体を設けた融雪槽を地中に埋設し、同槽内にバーナ装置と操作部を設けた融雪筒と、融雪水を排水するポンプを収納配設した埋設型の融雪装置がある。
【0003】
かかる融雪装置は、融雪槽内に雪を投入するとバーナ装置が点火して融雪筒を加熱し、融雪筒の熱により雪が溶け、溶けた融雪水は排水ポンプにより槽外の下水溝等に強制排水される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記構成の従来の融雪装置には、未だ下記のような課題が残されていた。
【0005】
すなわち、融雪装置は冬季しか使用しないので、略半年はただ地中に埋設された状態にある。
【0006】
したがって、湿気のある地中に長期間放置している間にバーナ装置のファンが錆付いてしまい、いざ使用する段になって、ファンモータがロック状態になっていて融雪できない、といった不具合が発生することがあった。
【0007】
本発明は、上記課題を解決することのできる融雪装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明では、地中に埋設する融雪槽内に、バーナ装置を備えた融雪筒と、融雪水を槽外部へ強制的に排水する排水ポンプとを配設した融雪装置において、前記融雪槽に設けた開閉蓋を閉じると、所定時間毎に、前記バーナ装置のファンモータを一定時間回転駆動するように制御するとともに、前記ファンモータ (FM) を一定時間回転駆動する前もしくは後に、ファンモータ (FM) に対して位相制御を行い、モータコイルをヒータとして機能させるようにした。
【0009】
したがって、定期的に回転させることで防錆効果があり、雪のシーズンを終え、長期間おいて次回に使用する際に装置の立ち上げ及び使用が円滑に行なえるとともに、特に寒くて湿度の高い場所などで使用する場合でも、定期的にファンモータに付着している水分や氷を蒸発させることができるので防錆効果が高まる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明に係る融雪装置は、地中に埋設する融雪槽内に、バーナ装置を備えた融雪筒と、融雪水を槽外部へ強制的に排水する排水ポンプとを配設した融雪装置において、前記融雪槽に設けた開閉蓋を閉じると、所定時間毎に、前記バーナ装置のファンモータを一定時間回転駆動するように制御したものである。
【0011】
すなわち、融雪槽は、融雪筒を収納配設する融雪室と、排水ポンプを収納配設するポンプ室とに区画形成され、開閉蓋を具備する上方開口の箱型に構成するとともに、融雪室とポンプ室とを連通させて融雪室からの融雪水をポンプ室に貯水可能とする。
【0012】
前記融雪筒には、ファンモータにより駆動されるファンを付設したバーナ装置を配設し、融雪室内に投入された雪を速やかに溶かせるようにする。
【0013】
また、前記開閉蓋にリミットスイッチなどを設け、開閉信号を出力可能とするとともに、制御部としてCPU 、メモリ、タイマを具備する制御部を設ける。そして、同制御部と前記リミットスイッチやバーナ装置とを電気的に接続し、融雪槽に設けた開閉蓋を閉じると、例えば24時間毎に、前記バーナ装置のファンモータをたとえば一分間回転駆動するように制御するものである。
【0014】
したがって、バーナ装置を使用しない季節でも、毎日定期的にファンモータを回転させることで防錆することができ、雪のシーズンを終え、長期間おいて次回に使用する場合にも融雪装置の立ち上げ及び使用が円滑に行なえる。
【0015】
また、寒冷地の中で、特に湿気の多い場所などに融雪装置を設置する場合は、上記した制御の前か後、すなわち、ファンモータを回転駆動させる前、若しくは回転駆動させた後に、ファンモータに対して位相制御を行い、モータコイルをヒータとして機能させるようにすることができる。
【0016】
すなわち、交流波形の一部を切欠したような交流位相制御を行なうことで、ファンモータを回転駆動させることはないが、モータコイルを抵抗としてあたかもヒータのように機能させ、ファンモータに付着している水分や氷を蒸発させるものである。
【0017】
なお、前記制御部の基板には、酷寒時においても制御部が正常に作動するようにヒータを取付けることが望ましく、たとえば、別途設けた温度センサの検出信号により、−10℃以下でオンし、ー3℃以上でオフとなるようにするとよい。
【0018】
【実施例】
本発明の実施例を、図面を参照しながら以下に具体的に説明する。
【0019】
図1〜図3に、本実施例に係る融雪装置Aを示している。
【0020】
融雪装置Aは、地中に埋設される融雪槽1内に、融雪部2と同融雪部2で溶かした雪を排水する排水部3とを収納配設しており、寒冷地などにおける一般家屋の庭先等に埋設し、積もった雪を融雪槽1内に投入して強制的に溶かし、融雪水を下水溝に排水して除雪可能としたものである。
【0021】
先ず、融雪槽1の全体構成について説明する。
【0022】
本実施例に係る融雪槽1は金属製であり、図示するように、上方開口の略直方状の箱体に形成するとともに、底面10の一側短辺側を下方に落とし込ませてポンプ室14を形成している。
【0023】
すなわち、融雪槽1は、前記底面10を一側短辺から他側短辺に向けて下り勾配を有するように形成し、しかも、同底面10に、一側短辺から一定の間隔をあけて、第1仕切壁4を立設し、かつ、他側短辺側の前記ポンプ室14との境界端縁部には第2仕切壁5を立設し、同第1・第2仕切壁4,5 により、融雪槽1内部を第1室11と第2室12と第3室13とに区画形成するとともに、同第3室13の下部に前記ポンプ室14を下方突出状に設けている。11c,13c は第1室11と第3室13の上部に設けた内蓋である(図2参照)。
【0024】
前記第3室13は、図1 及び図3に示すように、第3仕切壁7により前側空間13a と後側空間13b とに区画しており、前側空間13a とポンプ室14とを融雪槽1の底面10に設けた連通孔6を介して連通させる一方、後側空間13b とポンプ室14とは、融雪槽1の底面10を切欠して直接連通させている。60は前記連通孔に配設したストレーナである。
【0025】
また、前記第2仕切壁5に方形状開口50と矩形状開口51とを設け、後述する融雪筒20を配設した融雪室をなす第2室12と前側空間13a とを前記方形状開口50を介して連通させ、第2室12(融雪室)と後側空間13b とを前記矩形状開口51を介して連通させている。なお、50a は方形状開口50に取付けた格子体、51a は矩形状開口51に取付けたパンチングメタルである。
【0026】
したがって、融雪水を発生する融雪室としての第2室12とポンプ室14との間には、第2室12→方形状開口50→前側空間13a →連通孔6(ストレーナ60)→ポンプ室14と流れる流路R1と、第2室12→矩形状開口51→後側空間13b →ポンプ室14と流れる副流路R2とが形成されることになる(図1 参照)。
【0027】
また、融雪槽1の上部周側にはL字状のフランジ15を周設しており、同フランジ15から下部を地中に埋設可能とし、さらに、同融雪槽1の上方開口部16の長手縁側に、開閉自在の開閉蓋17を取付けている。17a は開閉蓋17の前縁に設けた把手(図1)、17b は開閉蓋17のヒンジ部であり、フランジ15に取付けられている。
【0028】
かかる開閉蓋17と融雪槽1との間には、図1に示すように、ダンパー装置8を介設して開閉蓋17の開閉を容易に行えるようにするとともに、開蓋時に開閉蓋17の起立姿勢を保持可能としている。かかるダンパー装置8は、開閉蓋17の第1室11側端部に連設したダンパーカバー17c 内に配設されており、開蓋時に投入する雪がダンパー装置8に接触しないようにしている。なお、17d は、開閉蓋17が垂直位置よりも後方へ倒れないように規制するストッパである。
【0029】
次に、融雪部2について説明する。
【0030】
融雪部2は、図1〜図3に示すように、融雪室となる第2室12内に、直方状の胴部20a と側面視略三角形の屋根部20b とからなる融雪筒20を配設するとともに、同融雪筒20の一側端面に、前記第1仕切壁4を介して、バーナファンF及びファンモータFMを付設したバーナ装置21を連結して構成している。すなわち、前記した融雪槽1の第1室11にバーナ装置21は配設されている。
【0031】
次に排水部3について説明する。
【0032】
排水部3は、図1〜図3に示すように、ポンプ室14に排水ポンプ30を配設し、同ポンプ30から上方へ排水パイプ31を伸延させるともに、中途から融雪槽1の側壁を貫通して外部に先端31a を臨ませ、下水等に融雪を強制排水可能としている。
【0033】
さらに、ポンプ室14内には、前記排水ポンプ30の他、融雪水の水位を検知する電極式水位センサとフロートスイッチとからなる水位検出手段Bと、融雪水をポンプアップして融雪槽1の上部から噴出させて融雪を促進するシャワーポンプ23を配設している。
【0034】
また、図2及び図3に示すように、融雪槽1の第3室の前側空間13a 側に自然排水口32を連設しており、融雪室となる第2室12から方形状開口50を介して前側空間13a 内に流入した融雪水の一部は、自然排水口32から外部に排水されることになる。他方、前側空間13a 内の融雪水の大部分は、前記したストレーナ60を介して濾されてポンプ室14内に溜まり、排水ポンプ30により強制排水される。
【0035】
上記構成からなる融雪装置Aの動作は制御部Cにより行なわれており、同制御部Cは、CPU 、メモリー、タイマなどを備えた制御基板を制御ボックスC1内に収納して構成され、図3に示すように、融雪槽1の第1室11内に配設されている。
【0036】
制御部Cには、図4に示すように、地中内の雰囲気温度を検知する温度センサTS、雪の投入を検出する雪センサS、ポンプ室14内の前記水位検出手段B、及び、開閉蓋17の開閉を検知するリミットスイッチLS、さらには、非常停止スイッチESと連絡している。
【0037】
なお、温度センサTSは、バーナファンFのケーシングに取付けられ、雪センサSは、融雪槽1の第1室11及び第2室12にかけて取付けられ、水位検出手段Bはポンプ室14に取付けられている。
【0038】
また、リミットスイッチLSは、第1 室11の一側内側面に取付けられ、非常停止スイッチESは開閉蓋17の裏面手前側に取付けられている。
【0039】
本融雪装置Aは、雪センサS及びリミットスイッチLSによる検出信号に基づいてバーナ装置21を駆動可能としており、以下に、雪センサSとリミットスイッチLSについて説明を加える。
【0040】
雪センサSは、図3に示すように、投入された雪を受けるペダル部S1を備えており、雪の重さでペダル部S1が下方へ回動すると、スイッチオンとなるように構成され、このオン信号を制御部Cが受けてバーナ装置21が点火され、オン信号が消えない限り、燃焼が継続されるようにしている。
【0041】
また、リミットスイッチLSは、開閉蓋17の開閉を感知してバーナファンFや前記したシャワーポンプ23、排水ポンプ30を駆動・停止可能としており、開閉蓋17を開けるとスイッチオンしてバーナファンFを駆動させ、開閉蓋17を閉じるとスイッチオフとし、かかるオン・オフ信号により、制御部Cは、バーナファンF及びバーナ装置21自体、さらには、前記したシャワーポンプ23及び排水ポンプ30をオン・オフするようにしている。
【0042】
すなわち、本実施例に係る融雪装置Aにおける通常の融雪作業は、開閉蓋17を開けてリミットスイッチLSをオンさせてバーナファンFを駆動してスタンバイ状態となし、雪センサSが雪の投入を検出するとバーナ装置21が点火して融雪を開始し、雪センサSのペダル部S1に雪がなくなり、かつ、開閉蓋17が閉じてリミットスイッチLSがオフになるとバーナファンFをはじめバーナ装置21が停止するとともに、装置全体の駆動が停止する。
【0043】
また、緊急用に設けた非常停止スイッチESは、押しボタン式としており、これを操作すると、開閉蓋17を閉じてリミットスイッチLSをオフにした状態と同じようになり、融雪装置Aの全機能を停止させることができるものである。したがって、同スイッチESを操作することにより、融雪作業中にペットや他の小動物などが融雪槽1内に落ち込んだりしても、すばやく救い出すことができる。
【0044】
上記構成の融雪装置Aにおいて、本発明の要旨となるのは、前記融雪槽1に設けた開閉蓋17を閉じると、所定時間毎に、前記バーナ装置21のファンモータFMを一定時間回転駆動するように制御したことにある。
【0045】
すなわち、融雪装置Aは降雪期間しか使用しないので、略半年はただ地中に埋設された状態にある。したがって、湿気のある地中に長期間放置していると、バーナ装置21のバーナファンFが錆付き、ファンモータFMがロック状態になることあるので、これを防止するために、本実施例では、開閉蓋17を閉じた後、制御部Cは計時を開始し、24時間毎にファンモータFMを一分間回転駆動させるように制御して、錆付き及びファンロックの防止を図っている。
【0046】
さらに、本実施例では、防錆効果をより高めるために、ファンモータFMを一定時間回転駆動した後に、ファンモータFMに対して位相制御を行い、モータコイルをヒータとして機能させるようにしている。
【0047】
すなわち、図5に示すように、ファンモータFMに供給される商用電源からの電流を交流位相制御して、一定時時間毎に瞬間的に通電し(ハッチング部分)、ファンモータFMは駆動させずに、モータコイルを抵抗体として発熱させてヒータとして利用するものである。この位相制御した通電時間を、ここでは1分間としている。
【0048】
したがって、湿度の高い地域や場所においても、ファンモータFMに付着した水分(凍結している場合を含む)を定期的に蒸発させることができる。
【0049】
特に、本実施例では、先ず、ファンモータFMを駆動させることにより、ある程度熱を発生しており、その後に位相制御を行なうようにしてさらに発熱させているので、水分を確実に蒸発させることができ、大きな防錆効果を奏する。
【0050】
なお、バーナファンFの回転時間や位相制御する時間は、上記したように、それぞれ1分間で十分と考えられるが、適宜設定可能である。
【0051】
また、交流の位相制御については、特に湿度の高い地域にのみ実施することとし、通常はファンモータFMの回転駆動制御だけとしてもよい。
【0052】
以下、図6に示したタイムチャートを参照しながら、上記した制御が行なわれるタイミングについて説明する。
【0053】
開閉蓋17が開くと、位相制御をする場合でもしない場合でも、リミットスイッチLSが開信号を出力し(100) 、制御部Cはこの信号を受けてファンモータFMを駆動させる(200) 、(300) 。
【0054】
また、このときから制御部Cのタイマは時間をカウントし、24時間経過すると、ファンモータFMを一分間回転駆動させる制御を開始するが、中途で再び開閉蓋17が開くと、やはりリミットスイッチLSからの開信号(400) によって、制御部CはファンモータFMを駆動させる(500) 、(600) とともに、タイマはリセットされ、開閉蓋17が閉じてリミットスイッチLSが閉信号を出力したとき(450) から再度計時を開始する。
【0055】
たとえば、開信号(400) を出力したときが、冬季における最後の融雪装置Aの使用であれば、その後、長期間にわたって融雪装置Aを使用しない場合でも、タイマが24時間をカウントする毎に、制御部Cは、ファンモータFMに対して駆動信号を出力し、ファンモータFMを一分間回転駆動させる(700) 。
【0056】
なお、位相制御を行なうように設定している場合は、ファンモータFMの回転駆動が終了後に、同じく一分間モータコイルを抵抗体として発熱させてヒータとして機能させ(800) 、ファンモータFMなどに付着した水分を蒸発させる。
【0057】
融雪装置Aの不使用時期に、何らかの理由で開閉蓋17が開き、開信号が出力されると(900) 、このときに、制御部CはファンモータFMを駆動させる(250) 、(350) が、タイマはリセットされて、その後、開閉蓋17が閉じてリミットスイッチLSが閉信号を出力したとき(950) から再度計時を開始し、24時間毎にファンモータFMを一分間回転駆動させる制御を繰り返す。
【0058】
なお、上記した位相制御は、図5に示した様に、通電タイミングが半周期毎に定められており、制御する時間についても、タイマは商用電源をカウントして時間に換算することにより計時している。
【0059】
したがって、周波数が50kHzと60kHzとの場合では、わずかながら通電タイミングに差が生じ、かつ、制御時間もずれが生じてしまう。
【0060】
そこで、本実施例では、制御部Cにおいて周波数の自動判別を行なうようにして、交流位相制御を正確に行なえるようにしている。
【0061】
したがって、50kHzと60kHzの周波数が混在している地域のどこに本融雪装置Aを設置しても、上記してきた制御を正確に行なうことができる。
【0062】
また、かかる制御を行なう制御部Cが、低温下においても正常に作動できるように、本実施例では、図4に示すように、制御基板にスペースヒータHなどの加温手段を設け、温度センサTSがー10℃以下であることを検出すればヒータHがオンし、−3℃以上であることを検出すれば、ヒータHをオフするようにしている。したがって、制御部Cが異常低温などが原因で故障したりすることがなく、常に正常に作動する。
【0063】
また、本実施例における他の特徴的な構成として、前記水位検出手段Bの電極式水位センサを、融雪装置専用タイプとしている。
【0064】
すなわち、融雪水は略純水に近いものであり、通常の電極式水位センサでは、水位検出が不安定となるので、増幅用トランジスタなどを用いてその検出信号レベルを多段に増幅し、純粋に近い水であってもその水位を確実に検出可能としている。
【0065】
またさらに、融雪装置Aは地中に埋設されているために、雨水がポンプ室14に大量に流入したりすることがあるが、この場合に排水ポンプ30が故障したりすると、バーナ装置21や制御部Cなどを収納した第一室11まで浸水する場合が考えられる。
【0066】
そこで、図4に示すように、水位検出手段Bのフロートスイッチと、地上に設けた融雪装置Aの外部電源ボックス(図示せず)に設けた警告ランプLなどの表示手段とを制御部Cを介して接続して、フロートスイッチがオンすると、警告ランプLが点灯して水位異常を報知可能としている。
【0067】
したがって、使用者は水位の異常を即座に知ることができ、その後の対応を速やかに行なうことができる。
【0068】
【発明の効果】
本発明は上記のような形態で実施されるもので、以下の効果を奏する。
【0069】
本発明では、地中に埋設する融雪槽内に、バーナ装置を備えた融雪筒と、融雪水を槽外部へ強制的に排水する排水ポンプとを配設した融雪装置において、前記融雪槽に設けた開閉蓋を閉じると、所定時間毎に、前記バーナ装置のファンモータを一定時間回転駆動するように制御するとともに、前記ファンモータ (FM) を一定時間回転駆動する前もしくは後に、ファンモータ (FM) に対して位相制御を行い、モータコイルをヒータとして機能させるようにした。
【0070】
したがって、定期的に回転させることで防錆効果があり、雪のシーズンを終え、長期間おいて次回に使用する際に装置の立ち上げ及び使用が円滑に行なえるとともに、特に寒くて湿度の高い場所などで使用する場合でも、定期的にファンモータに付着している水分や氷を蒸発させることができるので防錆効果が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る融雪装置の融雪槽の説明図である。
【図2】同融雪装置の正面視による説明図である。
【図3】同融雪装置の平面視による説明図である。
【図4】同融雪装置の制御ブロック図である。
【図5】位相制御の説明図である。
【図6】防錆のための制御のタイムチャートである。
【符号の説明】
A 融雪装置
C 制御部
FM ファンモータ
1 融雪槽
17 開閉蓋
20 融雪筒
21 バーナ装置
30 排水ポンプ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an embedded snow melting device.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a snow melting tank provided with a lid that can be opened and closed in the upper opening is embedded in the ground, and a snow melting cylinder provided with a burner device and an operation section in the tank, and a pump for draining snow melting water are accommodated. There is a buried snow melting device.
[0003]
In such a snow melting device, when the snow is poured into the snow melting tank, the burner device ignites and heats the snow melting cylinder, and the snow melts by the heat of the snow melting cylinder. Is done.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional snow melting device having the above configuration still has the following problems.
[0005]
In other words, since the snow melting device is used only in winter, it has been buried in the ground for almost half a year.
[0006]
Therefore, the burner unit's fan rusts while left in a damp ground for a long period of time, causing a problem that the fan motor is locked and the snow cannot be melted because the fan motor is locked. There was a thing.
[0007]
The object of the present invention is to provide a snow melting device that can solve the above-mentioned problems.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems , in the present invention, a snow melting tube in which a snow melting cylinder provided with a burner device and a drainage pump for forcibly draining snow melting water to the outside of the tank are disposed in a snow melting tank buried in the ground. In the apparatus, when the open / close lid provided in the snow melting tank is closed, the fan motor of the burner apparatus is controlled to rotate for a predetermined time every predetermined time, and the fan motor (FM) is rotated for a predetermined time. Before or after, phase control was performed on the fan motor (FM) to make the motor coil function as a heater .
[0009]
Therefore, it is effective to prevent rust by rotating it regularly, and it can be started up and used smoothly for the next use after a long snow season. Even when used in places, the moisture and ice adhering to the fan motor can be periodically evaporated, so the rust prevention effect is enhanced.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The snow melting device according to the present invention is a snow melting device in which a snow melting cylinder provided with a burner device and a drain pump for forcibly draining the snow melting water to the outside of the bath are disposed in the snow melting bath buried in the ground. When the open / close lid provided in the snow melting tank is closed, the fan motor of the burner device is controlled to rotate for a predetermined time every predetermined time.
[0011]
That is, the snow melting tank is divided into a snow melting chamber that houses and arranges a snow melting cylinder and a pump chamber that houses and arranges a drainage pump, and has a box shape with an upper opening provided with an open / close lid. Communication with the pump room enables the snow melt water from the snow melting room to be stored in the pump room.
[0012]
The snow melting cylinder is provided with a burner device provided with a fan driven by a fan motor so that the snow thrown into the snow melting chamber is quickly melted.
[0013]
In addition, a limit switch or the like is provided on the open / close lid so that an open / close signal can be output, and a control unit including a CPU, a memory, and a timer is provided as a control unit. When the control unit and the limit switch and the burner device are electrically connected and the open / close lid provided in the snow melting tank is closed, the fan motor of the burner device is driven to rotate, for example, for one minute every 24 hours, for example. Is to control.
[0014]
Therefore, it is possible to prevent rust by rotating the fan motor regularly every day even when the burner unit is not used, and start the snow melting unit when the snow season ends and it is used next time for a long time. And can be used smoothly.
[0015]
In addition, when installing a snow melting device in a cold region where the humidity is particularly high, before or after the above-described control, that is, before or after rotating the fan motor, Phase control can be performed on the motor coil so that the motor coil functions as a heater.
[0016]
In other words, by performing AC phase control with a portion of the AC waveform cut away, the fan motor is not driven to rotate, but the motor coil functions as a heater as if it were a resistor and attached to the fan motor. It evaporates water and ice.
[0017]
In addition, it is desirable to attach a heater to the substrate of the control unit so that the control unit operates normally even in severe cold, for example, it is turned on at −10 ° C. or less by a detection signal of a separately provided temperature sensor, -It should be turned off at 3 ° C or higher.
[0018]
【Example】
Embodiments of the present invention will be specifically described below with reference to the drawings.
[0019]
1 to 3 show a snow melting device A according to this embodiment.
[0020]
The snow melting device A accommodates and arranges a
[0021]
First, the overall configuration of the
[0022]
The
[0023]
That is, the
[0024]
As shown in FIGS. 1 and 3, the
[0025]
Further, the
[0026]
Therefore, between the
[0027]
In addition, an L-shaped
[0028]
As shown in FIG. 1, a
[0029]
Next, the
[0030]
As shown in FIGS. 1 to 3, the
[0031]
Next, the
[0032]
As shown in FIGS. 1 to 3, the
[0033]
Further, in the
[0034]
As shown in FIGS. 2 and 3, a
[0035]
The operation of the snow melting device A having the above-described configuration is performed by the control unit C. The control unit C is configured by housing a control board having a CPU, a memory, a timer and the like in the control box C1, and FIG. As shown in FIG. 1, the
[0036]
As shown in FIG. 4, the control unit C includes a temperature sensor TS that detects the atmospheric temperature in the ground, a snow sensor S that detects the introduction of snow, the water level detection means B in the
[0037]
The temperature sensor TS is attached to the casing of the burner fan F, the snow sensor S is attached to the
[0038]
Further, the limit switch LS is attached to the inner surface of one side of the
[0039]
The snow melting device A can drive the
[0040]
As shown in FIG. 3, the snow sensor S includes a pedal portion S1 that receives the introduced snow, and is configured to be switched on when the pedal portion S1 rotates downward due to the weight of snow. The control unit C receives this on signal, the
[0041]
Further, the limit switch LS senses the opening / closing of the opening / closing
[0042]
That is, in the normal snow melting work in the snow melting apparatus A according to the present embodiment, the open /
[0043]
In addition, the emergency stop switch ES provided for emergency use is a push button type. When this switch is operated, it becomes the same as when the open /
[0044]
In the snow melting apparatus A configured as described above, the gist of the present invention is that when the open /
[0045]
That is, since the snow melting apparatus A is used only during the snowfall period, it is in a state where it is buried in the ground for approximately half a year. Therefore, if left in a damp ground for a long time, the burner fan F of the
[0046]
Further, in this embodiment, in order to further enhance the rust prevention effect, the fan motor FM is rotationally driven for a certain time, and then the phase control is performed on the fan motor FM so that the motor coil functions as a heater.
[0047]
That is, as shown in FIG. 5, the current from the commercial power source supplied to the fan motor FM is AC phase controlled, and the current is instantaneously supplied at a certain time (hatched portion), and the fan motor FM is not driven. In addition, the motor coil is used as a heater by generating heat as a resistor. This energization time subjected to phase control is set to 1 minute here.
[0048]
Therefore, the moisture (including the case where it is frozen) adhering to the fan motor FM can be periodically evaporated even in areas and places with high humidity.
[0049]
In particular, in this embodiment, the fan motor FM is first driven to generate a certain amount of heat, and then further heat is generated by performing phase control, so that moisture can be reliably evaporated. It has a great anti-rust effect.
[0050]
Note that, as described above, one minute is sufficient for the rotation time of the burner fan F and the phase control time, but it can be set as appropriate.
[0051]
Further, the AC phase control is performed only in a particularly humid area, and usually only the rotational drive control of the fan motor FM may be performed.
[0052]
Hereinafter, the timing at which the above-described control is performed will be described with reference to the time chart shown in FIG.
[0053]
When the opening / closing
[0054]
In addition, from this time, the timer of the control unit C counts the time, and when 24 hours have elapsed, the control for rotating the fan motor FM for one minute is started. However, when the opening / closing
[0055]
For example, when the open signal (400) is output when the last snow melting device A is used in winter, every time the timer counts 24 hours, even if the snow melting device A is not used for a long time thereafter, The controller C outputs a drive signal to the fan motor FM, and rotates the fan motor FM for one minute (700).
[0056]
If it is set to perform phase control, after the rotational drive of the fan motor FM is completed, the motor coil is also heated as a resistor for 1 minute to function as a heater (800). The attached water is evaporated.
[0057]
When the open /
[0058]
In the above-described phase control, as shown in FIG. 5, the energization timing is determined every half cycle, and the timer is also timed by counting the commercial power source and converting it into time. ing.
[0059]
Therefore, when the frequency is 50 kHz and 60 kHz, there is a slight difference in the energization timing, and the control time is also shifted.
[0060]
Therefore, in this embodiment, the control unit C automatically determines the frequency so that the AC phase control can be accurately performed.
[0061]
Therefore, the above-described control can be accurately performed no matter where the present snow melting device A is installed in an area where the frequencies of 50 kHz and 60 kHz are mixed.
[0062]
Further, in the present embodiment, as shown in FIG. 4, the control unit C that performs such control is provided with a heating means such as a space heater H on the control board, as shown in FIG. When it is detected that TS is −10 ° C. or lower, the heater H is turned on, and when it is detected that TS is −3 ° C. or higher, the heater H is turned off. Therefore, the control unit C does not break down due to abnormally low temperature and always operates normally.
[0063]
Further, as another characteristic configuration in the present embodiment, the electrode-type water level sensor of the water level detection means B is a dedicated type for a snow melting device.
[0064]
In other words, snowmelt water is almost pure water, and the detection of the water level is unstable with a normal electrode-type water level sensor. Therefore, the detection signal level is amplified in multiple stages using an amplifying transistor, etc. Even near water, the water level can be reliably detected.
[0065]
Furthermore, since the snow melting device A is buried in the ground, a large amount of rainwater may flow into the
[0066]
Therefore, as shown in FIG. 4, the control unit C includes a float switch of the water level detection means B and a display means such as a warning lamp L provided in an external power supply box (not shown) of the snow melting device A provided on the ground. When the float switch is turned on, the warning lamp L is lit to notify the water level abnormality.
[0067]
Therefore, the user can immediately know the abnormality of the water level and can promptly respond thereafter.
[0068]
【The invention's effect】
The present invention is implemented in the form as described above, and has the following effects.
[0069]
In the present invention, in the snow melting tank in which a snow melting cylinder provided with a burner device and a drainage pump for forcibly draining the snow melting water to the outside of the tank are disposed in the snow melting tank buried in the ground. When the open / close lid is closed, the fan motor of the burner device is controlled to rotate for a predetermined time every predetermined time, and before or after the fan motor (FM) is rotated for a predetermined time, the fan motor (FM ) Phase control to make the motor coil function as a heater .
[0070]
Therefore, it is effective to prevent rust by rotating it regularly, and it can be started up and used smoothly for the next use after a long snow season. Even when used in places, the moisture and ice adhering to the fan motor can be periodically evaporated, so the rust prevention effect is enhanced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram of a snow melting tank of a snow melting device according to the present embodiment.
FIG. 2 is an explanatory view of the snow melting device as viewed from the front.
FIG. 3 is an explanatory view in plan view of the snow melting device.
FIG. 4 is a control block diagram of the snow melting device.
FIG. 5 is an explanatory diagram of phase control.
FIG. 6 is a time chart of control for rust prevention.
[Explanation of symbols]
A Snow melting device C Control unit
17 Opening / closing lid
20 Snowmelt pipe
21 Burner equipment
30 Drain pump
Claims (1)
前記融雪槽(1)に設けた開閉蓋(17)を閉じると、所定時間毎に、前記バーナ装置(21)のファンモータ(FM)を一定時間回転駆動するように制御するとともに、前記ファンモータ (FM) を一定時間回転駆動する前もしくは後に、ファンモータ (FM) に対して位相制御を行い、モータコイルをヒータとして機能させるようにしたことを特徴とする融雪装置。In the snow melting tank (1) buried in the ground, a snow melting cylinder (20) provided with a burner device (21) and a drain pump (30) for forcibly draining the snow melting water out of the tank are arranged. In the device
When the open / close lid (17) provided in the snow melting tank (1) is closed, the fan motor (FM) of the burner device (21) is controlled to rotate for a predetermined time every predetermined time, and the fan motor A snow melting device characterized in that phase control is performed on the fan motor (FM) before or after the (FM) is rotationally driven for a certain time , so that the motor coil functions as a heater .
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