JP3957133B2 - 椎茸の等級付け装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、カメラによって撮影された画像を基に、椎茸の傘部の開き具合(開傘率)を計測し、計測結果に応じて等級付けを行う椎茸の等級付け装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
選果場では、例えば、椎茸等のように傘部及び足部を有するきのこを、大きさによって階級付け(例えば、大、中、小)し、傘の開き具合によって等級付け(例えば、秀、優、良或いはA、B、C等)を行っている。なお、傘が開いていないものほど等級が上となる。
【0003】
このような、椎茸の階級及び等級付けを自動的に行う椎茸の等階級付け装置は、例えば、特開平10−28941号公報に開示されている。特開平10−28941号に記載の椎茸の等階級付け装置は、笠部(傘部)を下にかつ茎部(足部)を上向きにされた逆さ姿勢に保持された椎茸を移送方向に移送する移送装置と、移送方向の中途における第1の撮影位置において、椎茸の裏面を上方側から撮影する移送装置の上方に配設された第1のカメラと、移送方向において第1の撮影位置と離れた第2の撮影位置において椎茸を上方斜方側から撮影すると共に、第1のカメラよりも低く移送装置の上方に配設された第2のカメラと、第1のカメラ及び第2のカメラに連絡された画像処理装置とを有しており、画像処理装置により、第1のカメラにより撮影された第1画像に基づいて椎茸の笠部の大きさと笠部の開き具合とを計測し、第2のカメラにより撮影された第2画像に基づいて椎茸の笠部の厚みを計測し、笠部の厚みを等級判定の条件に加えて椎茸の笠部の大きさと笠部の開き具合との組み合わせによって椎茸の階級付け及び等級付けを行うものである。
【0004】
上記従来の椎茸の等階級付け装置における等級付けは、椎茸の裏面を上方側から撮影した第1画像(椎茸裏面画像)に基いて椎茸画像の平均直径と椎茸の傘部の面積を計測し、傘部の面積を平均直径の2乗で除した値を傘面積比率とし、傘面積比率が、例えば、45%以上でA、28%以上44%未満でB、28%未満でCに等級付けしている。椎茸裏面画像において、傘部と足部は黒色と認識され、ひだ部は白色と認識される。上記従来の椎茸の等階級付け装置は、足部を除く黒色部分を傘部の面積としている。
【0005】
ところで、選果場に搬入される椎茸は、市場に出回る時期を考慮して鮮度には十分配慮がなされている。椎茸は、新鮮なものほど菌糸とよばれる膜状の白い部分が傘部を覆っており、日数を経るうちに菌糸部分が傘部からひだ部に後退する。上述した菌糸とよばれる膜状の白い部分が傘部を覆っている状態の椎茸は、最優秀に等級付けされる。なお、膜状の白い部分が傘部を覆っている状態であっても、傘部に対してひだ部が落ち込んでいるので、凹凸により傘部とひだ部とを識別することができる。
【0006】
上記従来の椎茸の等階級付け装置では、椎茸の裏面を上方側から撮影した平面的な椎茸裏面画像によって等級付けしているため、上記最優秀に等級付けされるべき椎茸が、椎茸裏面画像において白色で認識される菌糸部分が傘部を覆っているため、黒色と認識される傘部の面積が小さく計測されてしまう結果、正しく等級付けされないという不具合を生じる。すなわち、上記従来の椎茸の等階級付け装置では、膜状の白い部分が傘部を覆っている状態の椎茸の傘部はひだ部から正確に区別できなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、椎茸の傘部を誤りなく識別して正しく等級付けできる椎茸の等級付け装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る椎茸の等級付け装置は、傘部を下にかつ足部及びひだ部を上向きとした逆さ姿勢に保持された椎茸を移送方向に移送する移送装置と、前記移送方向の中途における撮影位置において、前記椎茸の裏面を上方側から撮影する前記移送装置の上方に配設されたカメラと、前記移送方向と交差する斜方上方側から前記撮影位置を通過する前記椎茸裏面に対して、平面に投射された投射軌跡が直線状となる扇状のレーザ光を投射するレーザ光投射装置と、前記カメラに連絡された画像処理装置とを備え、前記画像処理装置は、前記カメラにより撮影された前記レーザ光による椎茸裏面の凹凸形状を表す画像に基いて前記椎茸の直径と傘部の寸法とを求め、前記椎茸の直径から前記傘部の寸法を減算することで前記足部及びひだ部の占める長さを算出し、前記椎茸の直径に対する前記足部及びひだ部の占める長さの割合として前記傘部の開傘率を算出し、前記開傘率の値により前記椎茸の等級付けを行うことを特徴とする。
【0009】
請求項2に係る椎茸の等級付け装置は、請求項1に係る椎茸の等級付け装置において、前記画像処理装置が、前記レーザ光による前記椎茸裏面の凹凸形状を表す画像の両端のエッジから径方向中央に向かって隣り合う画素データの位置同士を順次比較して傾斜度を求め、傾斜度が最大となる隣り合う画素データの間を前記傘部と前記ひだ部との両端の境界とし、前記両端のエッジから前記傘部と前記ひだ部との両端の境界までの寸法をそれぞれ求めてそれらの合計寸法を前記椎茸の傘部の寸法とすることを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態を説明する。図1は、本実施形態の椎茸の等級付け装置の画像撮影系を示す概略の正面図であり、図2は、図1の椎茸の等級付け装置の画像撮影系を椎茸の移送方向の下流側から示す概略の側面図である。椎茸の等級付け装置1は、椎茸2を移送方向(図1においては、左から右に向く方向)に移送する移送装置3と、移送方向の中途における撮影位置において、椎茸2の裏面を上方側から撮影する移送装置3の上方に配設されたカメラ4と、移送方向と交差する斜方上方側から撮影位置を通過する椎茸2に対して直線状のレーザ光を投射するレーザ光投射装置5とを備える。
【0011】
移送装置3は、例えば、特開昭8−12058号公報に開示されるもののように、駆動モータにより移送方向に等速移動されるチェーンコンベアに一定間隔でカップ支持枠を配設すると共に、カップ支持枠の内側に椎茸を載せるためのカップ6を配設し、さらにカップ6の移動位置を検出するためのエンコーダを備えた公知のものである。
【0012】
椎茸2は、作業要員等の人手によりカップ6の中央の受部に、傘部を下にかつ足部及びひだ部を上向きとした逆さ姿勢に、かつ足部を上方に真っ直ぐになるように載せられる。カップ6に載せられた椎茸2はカップ6の受部に保持されて移送方向に一定速度で移送される。なお、カップ6は、画像処理において背景として扱われるため白色(又は黒色)のものを用いている。
【0013】
また、エンコーダから出力されるパルスは後述の制御装置12に入力され、制御装置12はパルス数をカウントし、カウントしたパルス数と予め設定記憶されたカップ6の移動量に対応するパルス数とを比較することにより、カップ6の移動位置を特定する。
【0014】
カメラ4は、例えば、CCDカメラ等により構成されており、椎茸2の移送方向の中途に設定した撮影位置の真上に配設されている。図2に示すように、レーザ光投射装置5は、カメラ4の撮影位置に対して椎茸の移送方向と交差する斜方(図2の右方)上方側に配設され、撮影位置に対して斜め上方から直線状のレーザ光を常時投射する。カメラ4は、撮影位置に被測定物としての椎茸2が到来すると直線状のレーザ光が投射された椎茸2の裏面を撮影する。
【0015】
図3は、斜め上方から直線状のレーザ光を投射した椎茸2の裏面を上方から示す平面図である。椎茸2の裏面の凸の部分、例えば、一番凸となる足部7が最初にレーザ光の投射を受け、次に凸となる傘部9がレーザ光の投射を受け、最後に、傘部9に対して凹となるひだ部8がレーザ光の投射を受ける。椎茸2の裏面を真上から見ると、直線状のレーザ光の投射軌跡は、一番凸となる足部7が最も投射側(右側)に張り出し、最も凹であるひだ部8が投射側と反対側(左側)となり、ひだ部8に対して凸となる傘部9が、ひだ部8よりも投射側(右側)に張り出している。このように、斜め上方から直線状のレーザ光を椎茸2の裏面に投射することにより、椎茸2の裏面の凹凸を検出することができる。
【0016】
図4は、実施形態における移送途中の椎茸2を検出する検出手段の配置を示す図である。移送方向の上流にカップ支持枠を検出するカップ検出手段(例えば、光電センサ)10が配設され、カップ検出手段10よりも移送方向の下流に、カップに載せた椎茸2を検出する椎茸検出手段(例えば、光電センサ)11が配設され、椎茸検出手段11よりも移送方向の下流にカメラ4の撮影位置が設定されている。
【0017】
図4において、制御装置12は、カップ検出手段10、椎茸検出手段11、移送装置3に設けられたエンコーダ13及びカメラ4が撮影した直線状のレーザ光による椎茸画像に基いて画像処理を行う画像処理装置14に接続されている。制御装置12は、カップ検出手段10によってカップ6が検出されると、エンコーダ13のパルス数のカウントを開始し、パルス数が椎茸検出手段11の検出位置に達すると、椎茸検出手段11からの検出信号により椎茸有無を判定する。判定の結果、椎茸2がカップ6に載せられていることが確認されると、パルス数がカメラ4の撮影位置に達したかを監視し、パルス数がカメラ4の撮影位置に達すると、画像処理装置14に撮影指令を出力する。なお、椎茸2がカップ6にないと判定した場合には、パルス数のカウントを終え、画像処理装置14には撮影指令を出力しない。
【0018】
なお、図5は、カップ6と椎茸検出手段(例えば、光電センサ)11の配置関係を示す図であり、椎茸検出手段11は、投光部11aと受光部11bとを1組とした光電センサで構成してある。カップ6の受部の下面には孔6aが設けられており、カップ6が空の場合には、投光部11aからの光が孔6aを通して受光部11bに受光される一方、カップ6に椎茸2が載せられている場合には、投光部11aからの光が椎茸2により遮られて受光部11bに受光されない。
【0019】
図6は、等級付け装置に配備された制御系を示す要部ブロック図である。等級付け装置の制御系は、カメラ4によって取得された直線状のレーザ光による椎茸画像に基づいて、椎茸の径と傘部9の長さとを計測し、椎茸の径に対する足部7及びひだ部8の占める長さの割合として傘部9の開傘率を算出し、開傘率の値により椎茸2の等級付けを行うCPU15を主要部とする画像処理装置14により構成される。
【0020】
画像処理装置14のCPU15には、CPUが実行する椎茸の画像処理プログラム並びに等級付けプログラムを格納した記憶装置16、入出力インタフェース17、データメモリ18、カメラ4に関連するフレームメモリコントローラ19がバス20を介して各々接続されている。データメモリ18は、椎茸2の等級付けに関連した各種の設定値を格納する領域と、各処理に必要なデータの一時記憶に用いられる領域を含んでいる。また、CPU15は、入出力インタフェース17及びバス20を介して制御装置12に接続されている。
【0021】
カメラ4に関連するフレームメモリコントローラ19には、カメラ4及びフレームメモリ21が接続されると共に、A/D変換器22及び表示用ドライバ23が接続され、A/D変換器22には、カラー変換器24が接続され、さらにカラー変換器24にカメラ(例えば、CCDカメラ)4が接続されている。また、表示用ドライバ23には、図示しない調整用モニタが接続されている。
【0022】
例えば、カメラ4に関連するフレームメモリコントローラ19に撮影指令が送られると、カメラ4に設定された電子シャッタ機能により椎茸の撮影が実行される。カメラ4の映像信号(直線状のレーザ光が投射された椎茸裏面画像)は、カラー変換器24によって画面分の画像をm×n個の画素に分解され、さらに、A/D変換器22によってデジタル化されてデジタル画像が生成され、フレームメモリコントローラ19に入力される。フレームメモリコントローラ19は、デジタル画像をフレームメモリ21に格納する。なお、必要に応じてフレームメモリ21に格納された画像やCPUにより処理された画像等は、表示用ドライバ23を介して調整用モニタに表示される。
【0023】
CPU15が記憶手段16に格納された画像処理プログラム並びに等級付けプログラムを実行することにより、フレームメモリ21に格納された椎茸のデジタル画像を解析し、椎茸の開傘率の値によって椎茸の等級付けを行い、等級付けデータがデータメモリ18に格納される。
【0024】
図7乃至図8は、画像処理装置14のCPU15が実行する画像処理及び等級付け処理のメインルーチンのフローチャートである。画像処理装置のCPU15は、該処理の開始時に、撮影指令の入力があるか否かを繰り返し判別する待機状態となっており(ステップS01)、前述したように制御装置12から撮影指令が入力されると、カメラ4の撮影指令を出力してカメラ4による撮影を実行し(ステップS02)、取得した画像(デジタル化された直線状のレーザ光が投射された椎茸裏面画像)をフレームメモリ21に格納し(ステップS03)、ステップS04に進む。
【0025】
CPU15は、ステップS04に進むと、画像を予め設定された2値化レベルにより2値化して、デジタル画像からレーザ光の軌跡のみを残し、レーザ光以外の椎茸等の画像を除去し(ステップS04)、2値化した画像をフレームメモリ21に格納する(ステップS05)。なお、ステップS04及びステップS05の処理により、レーザ光の軌跡が黒色、その他は白色としてフレームメモリ21に記憶される。
【0026】
CPU15は、ステップS05の処理後、ステップS06〜ステップS13の各処理を行うことによって、直線状のレーザ光を椎茸に投射して得た椎茸裏面の表面形状を表す2値化画像により椎茸2の裏面の形状計測を行う。ここで、画像処理装置14のCPU15による椎茸の等級判別に用いられる傘部の寸法測定について説明する。なお、2値化された椎茸裏面の表面形状を表す画像は、前述したように白黒画像である。
【0027】
図11は、直線状のレーザ光を椎茸に投射して得た椎茸裏面の表面形状を表す2値化画像の一態様を示す図である。2値化X座標は、1画素を1つの大きさとした連続する2次元直交座標上にあるものとする。座標の原点O(0,0)を画面の左上隅位置の画素とし、右方向をX座標の正、下方向をY座標の正とする。X座標上の画素の個数をm個、Y座標上の画素の個数をn個とする。
【0028】
CPU15は、まず、軌跡データ収録処理を行って、2値化された椎茸裏面の表面形状を表す画像におけるレーザ光の軌跡データを特定すると共に特定した軌跡データを順次記憶する(ステップS06)。
【0029】
図9は、CPU15が実行する軌跡データ収録処理のサブルーチンのフローチャートである。CPU15は、Y座標を固定してX座標上の各画素が黒であるか否か(レーザ光の軌跡データであるか否か)を順次判別し、レーザ光の軌跡データを検出した場合には、軌跡データ記憶エリアに軌跡データの座標(x,y)を順次記憶していく。
【0030】
CPU15は、まず、画素のY座標に関する指標j(1≦j≦n)に初期値「1」をセットし(ステップS101)、次に、画素のX座標に関する指標i(1≦i≦m)に初期値「1」をセットし(ステップS102)、ステップS103に進む。なお、画素のY座標に関する指標jが1である場合に対応する画素は、Y座標の値が0であるX座標上の全ての画素とする。CPU15は、ステップS103に進むと、i番目のX座標とj番目のY座標とによって特定される座標(xi,yj)の画素が「黒」であるか否か(レーザ光の軌跡データであるか否か)を判別する(ステップS103)。
【0031】
CPU15は、座標(xi,yj)の画素が「黒」でない、即ち、「白」であると判別した場合、ステップS104に進み、画素のX座標に関する指標iが上限値mに達しているか否かを判別し(ステップS104)、画素のX座標に関する指標iが上限値mに達していなければ、指標iの値を1つアップし(ステップS105)、ステップS103に戻り、1つアップした指標iの値で特定される次のX座標とj番目のY座標とによって特定される座標(xi,yj)の画素が「黒」であるか否かを判別する。このようにして、j番目のY座標を固定して画素のX座標に関する指標iを1つずつアップしてj番目のY座標上の各画素が「黒」であるか否かを順次判別する(ステップS103、ステップS104、ステップS105による処理ループ)。
【0032】
そして、画素のX座標に関する指標iが上限値m(画面の右端)に達すると、CPU15はステップS104を真と判別してステップS106に進み、画素のY座標に関する指標jが上限値nに達しているか否かを判別し(ステップS106)、画素のY座標に関する指標jが上限値nに達していなければ、指標jの値を1つアップし(ステップS107)、ステップS102に戻り、画素のX座標に関する指標iを初期値「1」に戻し、ステップS103に進み、1つアップした指標jで特定される次のY座標上の各画素が「黒」であるか否かを順次判別する(ステップS102、ステップS103、ステップS104、ステップS106、ステップS107による処理ループ)。
【0033】
一方、ステップS103にて、座標(xi,yj)の画素が「黒」である(レーザ光の軌跡データである)と判別する毎に、CPU15は、図12に示すような軌跡データ記憶エリアに軌跡データの座標(x,y)を順次記憶していき(ステップS108)、軌跡データの座標(x,y)を記憶すると、ステップS106に進み、画素のY座標に関する指標jが上限値nに達していなければ、指標jの値を1つアップし(ステップS107)、ステップS102に戻り、次のY座標上の各画素が「黒」であるか否かを順次判別する。
【0034】
なお、ステップS103にて、レーザ光の軌跡データを検出した場合、画素のX座標に関する指標iの更新アップを行わず、画素のY座標に関する指標jの更新アップに進む理由は、レーザ光の直進性によるもので、1つのY座標上にレーザ光の軌跡データが2つ以上は存在しないとしているからである。このようにして、画素のY座標に関する指標jが上限値n(画面の下端)に達すると、CPU15はステップS106を真と判別して軌跡データ収録処理のサブルーチンを終了し、メインルーチンにリターンする。
【0035】
以上に説明した軌跡データ収録処理を行うと、図11の2値化された椎茸裏面の表面形状を表す画像におけるレーザ光の軌跡データが、上から下に向かって順次軌跡データ記憶エリアに記憶されることになる。なお、図12では、全部でk個の軌跡データが記憶された例を示している。
【0036】
ステップS06の軌跡データ収録処理を終えると、CPU15は、軌跡データの先頭データを上端点A(Xa,Ya)とし(ステップS07)、軌跡データの最終データを下端点B(Xb,Yb)とし(ステップS08)、ステップS09に進み、下端点BのY座標Ybから上端点AのY座標Yaを差し引いて椎茸径Rを求めて記憶する(ステップS09)。
【0037】
次いで、CPU15は、上端点AのY座標Yaと下端点BのY座標Ybとの和を2で除すことにより、求めた椎茸径Rの中心に対応するY座標Ycを求め(ステップS10)、次に、中心Ycから椎茸径Rの−20%(−は原点側)の寸法だけ離れたY座標Yeと、中心Ycから椎茸径Rの+20%(+は原点と反対側)の寸法だけ離れたY座標Yfとを求め(ステップS11)、Y座標Yeに対応する軌跡データ(Xe,Ye)及びY座標Yfに対応する軌跡データ(Xf,Yf)を特定し(ステップS12)、ステップS13の傾斜度、傘寸法算出処理に進む。
【0038】
図10は、CPU15が実行する傾斜度、傘寸法算出処理のサブルーチンのフローチャートである。CPU15は、傾斜度、傘寸法算出処理により、傘部9とひだ部8との境界を判定し、傘部9の寸法を求めて記憶する。なお、傘部9は、上下2箇所あるので、以下の説明では、それぞれ上部傘部、下部傘部ということにする。CPU15は、まず、上部傘部とひだ部との境界を検出するための傾斜度の算出を行う。
【0039】
CPU15は、軌跡データ記憶エリアに記憶された軌跡データを特定するための指標pに初期値「1」(軌跡データの上端点Aを指定する値)をセットし(ステップS201)、ステップS202に進み、p番目の軌跡データ(Xp,Yp)とp+1番目の軌跡データ{X(p+1),Y(p+1)}との傾斜度αを求め(ステップS202)、P番目の軌跡データの座標(Xp,Yp)と一緒に、求めた傾斜度αを傾斜度記憶エリアに記憶する(ステップS203)。なお、傾斜度αは、α={X(p+1)−Xp}/{Y(p+1)−Yp}で求まる。
【0040】
次いで、CPU15は、p+1番目の軌跡データ{X(p+1),Y(p+1)}が(Xe,Ye)に一致したか否かを判別し(ステップS204)、一致していなければ、指標pの値を1つアップし(ステップS205)、ステップS202に戻り、1つアップした指標Pの値で特定される次の軌跡データとその次の軌跡データとの傾斜度αを求める。
【0041】
このようにして、CPU15は、p+1番目の軌跡データ{X(p+1),Y(p+1)}が(Xe,Ye)に一致するまで、ステップS202乃至ステップS205によって形成される処理ループを繰り返し、軌跡データの上端点Aから椎茸径Rの中心Ycから椎茸径Rの−20%(−は原点側)の寸法だけ離れたY座標Yeに対応する軌跡データ(Xe,Ye)までの各軌跡データ間の傾斜度αを求めると共に、求めた傾斜度αを傾斜度記憶エリアに順次記憶していく。なお、図13は、傾斜度記憶エリアにおける傾斜度αの記憶状態を示す図である。
【0042】
なお、傾斜度αを求める箇所を、椎茸径Rの中心Ycから椎茸径Rの−20%(−は原点側)の寸法だけ離れたY座標Yeに対応する軌跡データ(Xe,Ye)までとした理由は、上部傘部とひだ部との境界が、等級B以下では軌跡データの上端点A(Xa,Ya)から軌跡データ(Xe,Ye)までの間に存在し、かつ軌跡データ(Xe,Ye)以降は、概ね足部を含む軌跡データであることによる。
【0043】
CPU15は、p+1番目の軌跡データ{X(p+1),Y(p+1)}が(Xe,Ye)に一致すると、ステップS206に進み、記憶した各傾斜度αのうちから最大傾斜度αmaxを特定する(ステップS206)。
【0044】
図14は、上部傘部とひだ部との境界を検出するための傾斜度の算出を模式的に示す図である。図14に示すように、上部傘部とひだ部との境界は、指標Pの値で特定される軌跡データとその次の軌跡データとの傾斜度αが、X座標が減少する方向に(Y座標は増加)最大となる部分に存在する。
【0045】
CPU15は、特定した最大傾斜度αmaxに対応するP番目の軌跡データの座標(Xp,Yp)を上部傘部の内側端点とし(ステップS207)、上部傘部の内側端点Ypから上端点AのY座標Yaを差し引いた値を上部傘部の寸法KSA1として記憶し(ステップS208)、ステップS209に進む。
【0046】
ステップS209に進むと、CPU15は、下部傘部とひだ部との境界を検出するための傾斜度の算出を行う。CPU15は、軌跡データ記憶エリアに記憶された軌跡データを特定するための指標pに初期値「k」(軌跡データの下端点Bを指定する値)をセットし(但し、kは軌跡データのデータ個数)(ステップS209)、ステップS210に進み、p番目の軌跡データ(Xp,Yp)とp−1番目の軌跡データ{X(p−1),Y(p−1)}との傾斜度βを求め(ステップS210)、P番目の軌跡データの座標(Xp,Yp)と一緒に、求めた傾斜度βを傾斜度記憶エリアに記憶する(ステップS211)。なお、傾斜度βは、β={Xp−X(p−1)}/{Yp−Y(p−1)}で求まる。
【0047】
次いで、CPU15は、p−1番目の軌跡データ{X(p−1),Y(p−1)}が(Xf,Yf)に一致したか否かを判別し(ステップS212)、一致していなければ、指標pの値を1つ減じ(ステップS213)、ステップS210に戻り、1つ減じた指標Pの値で特定される次の(1つ前の)軌跡データとその前の軌跡データとの傾斜度βを求める。
【0048】
このようにして、CPU15は、p−1番目の軌跡データ{X(p−1),Y(p−1)}が(Xf,Yf)に一致するまで、ステップS210乃至ステップS213によって形成される処理ループを繰り返し、軌跡データの下端点Bから椎茸径Rの中心Ycから椎茸径Rの+20%(−は原点側)の寸法だけ離れたY座標Yfに対応する軌跡データ(Xf,Yf)までの各軌跡データ間の傾斜度βを求めると共に、求めた傾斜度βを傾斜度記憶エリアに順次記憶していく。なお、図15は、傾斜度記憶エリアにおける傾斜度βの記憶状態を示す図である。
【0049】
なお、傾斜度βを求める箇所を、椎茸径Rの中心Ycから椎茸径Rの+20%の寸法だけ離れたY座標Yfに対応する軌跡データ(Xf,Yf)までとした理由は、下部傘部とひだ部との境界が、等級B以下では軌跡データの下端点B(Xb,Yb)から軌跡データ(Xf,Yf)までの間に存在し、かつ軌跡データ(Xf,Yf)以前は、概ね足部を含む軌跡データであることによる。
【0050】
CPU15は、p−1番目の軌跡データ{X(p−1),Y(p−1)}が(Xf,Yf)に一致すると、ステップS214に進み、記憶した各傾斜度βのうちから最大傾斜度βmaxを特定する(ステップS214)。
【0051】
図16は、下部傘部とひだ部との境界を検出するための傾斜度の算出を模式的に示す図である。図16に示すように、下部傘部とひだ部との境界は、指標Pの値で特定される軌跡データとその1つ前の軌跡データとの傾斜度βが、X座標が増加する方向に(Y座標は増加)最大となる部分に存在する。
【0052】
CPU15は、特定した最大傾斜度βmaxに対応するP番目の軌跡データの座標(Xp,Yp)を下部傘部の内側端点とし(ステップS215)、下端点BのY座標Ybから下部傘部の内側端点Ypを差し引いた値を下部傘部の寸法KSA2として記憶し(ステップS216)、傾斜度、傘寸法算出処理のサブルーチンを終えてメインルーチンにリターンする。
【0053】
ステップS13の傾斜度、傘寸法算出処理を終えると、CPU15は、椎茸径Rから、上部傘部の寸法KSA1と下部傘部の寸法KSA2の和を差し引いてひだ部足部の合計寸法r1を求め(ステップS14)、CPU15は、ひだ部足部の合計寸法r1を椎茸径Rで除すことにより、開傘率を求め、求めた開傘率の値を記憶し(ステップS15)、ステップS16に進む。
【0054】
CPU15は、ステップS16以下の処理により、開傘率の値に基いて等級付けを行う。CPU15は、開傘率の値が50%以下であるか否かを判別する(ステップS16)。CPU15は、開傘率の値が50%以下である場合、A品として等級付けを記憶し(ステップS17)、今回のメインルーチン処理を終える。ステップS16にて、開傘率の値が50%以下でない場合、CPU15は、ステップS18に進み、開傘率の値が65%以下であるか否かを判別する(ステップS18)。即ち、開傘率の値が50%を上回り、かつ65%以下であるか否かを判別する。CPU15は、開傘率の値が50%を上回り、かつ65%以下である場合、B品として等級付けを記憶し(ステップS19)、今回のメインルーチン処理を終える。
【0055】
ステップS18にて、開傘率の値が65%以下でない場合、CPU15は、ステップS20に進み、開傘率の値が90%以下であるか否かを判別する(ステップS20)。即ち、開傘率の値が65%を上回り、かつ90%以下であるか否かを判別する。CPU15は、開傘率の値が65%を上回り、かつ90%以下である場合、C品として等級付けを記憶し(ステップS21)、今回のメインルーチン処理を終える。また、ステップS20にて、開傘率の値が90%以下でない場合、即ち、開傘率の値が90%を上回っている場合、CPU15は、格外品として等級付けを記憶し(ステップS22)、今回のメインルーチン処理を終える。
【0056】
なお、図17は、実施形態の画像処理装置14による画像処理によって区別された椎茸の傘部、ひだ部、足部の様子を示す一態様を示す図である。また、図18は、実施形態の画像処理装置14による画像処理によって区別された別の椎茸の傘部、ひだ部、足部の様子を示す一態様を示す図である。
【0057】
なお、上記実施形態において、図10に示す傾斜度、傘寸法算出処理におけるステップS206及びステップS214において、即ち、最大傾斜度αmax及びβmaxを特定する処理において、例えば、図16に示すように、最大傾斜度が2個以上存在した場合には、最初に最大傾斜度となる軌跡データ(Xp、Yp)を選択するものとする。
【0058】
また、上述した実施形態において、傾斜度の検出を行わない範囲を設定する値±20%、A品、B品、C品を区別するための開傘率のしきい値である50%、65%、90%の各値は、あくまでも一例の数値であって、実際にはデータ可変となっており、適宜各値は設定変更が行われる。
【0059】
【発明の効果】
請求項1に記載の構成によれば、画像処理装置が、移送装置による椎茸の移送方向の中途における撮影位置においてカメラにより撮影された直線状のレーザ光を投射した椎茸画像に基いて、椎茸の直径に対する足部及びひだ部の占める長さの割合として傘部の開傘率を算出し、開傘率の値により椎茸の等級付けを行うので、斜め上方から直線状のレーザ光を椎茸の裏面に投射して、椎茸の裏面の凹凸を検出することにより、傘部に対するひだ部の落ち込み状態を検出でき、この結果、傘部とひだ部とを区別することができるため、従来では困難であった膜状の白い部分(菌糸部分)が傘部を覆っている状態の椎茸であっても、椎茸の直径に対する足部及びひだ部の占める長さの割合として傘部の開傘率を正しく算出でき、椎茸の傘部を誤りなく識別して正しく等級付けできる。
【0060】
請求項2に記載の構成によれば、画像処理装置が、レーザ光による椎茸画像のエッジ付近から径方向中央に向かって隣り合う画素データの位置同士を順次比較して傾斜度を求め、傾斜度が最大となる隣り合う画素データの間を傘部とひだ部の境界とするので、椎茸の裏面形状において、傘部に対して最も落ち込んでいる箇所を検出でき、これに基いて、傘部とひだ部とを正確に区別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る椎茸の等級付け装置の画像撮影系を示す概略の正面図
【図2】図1の椎茸の等級付け装置の画像撮影系を椎茸の移送方向の下流側から示す概略の側面図
【図3】斜め上方から直線状のレーザ光を投射した椎茸の裏面を上方から示す平面図
【図4】実施形態における移送途中の椎茸を検出する各検出手段の配置を示す図
【図5】カップと椎茸検出センサ(例えば、光電センサ)の配置関係を示す図
【図6】等級付け装置に配備された制御系を示す要部ブロック図
【図7】画像処理装置に配備されたCPUが実行する画像処理及び等級付け処理のメインルーチンの一部を示すフローチャート
【図8】図7のフローチャートのつづき
【図9】同上のCPUが実行する軌跡データ収録処理のサブルーチンを示すフローチャート
【図10】同上のCPUが実行する傾斜度、傘寸法算出処理のサブルーチンを示すフローチャート
【図11】直線状のレーザ光を椎茸に投射して得た椎茸裏面の表面形状を表す2値化画像の一態様を示す図
【図12】軌跡データ記憶エリアにおける軌跡データの記憶状態を示す図
【図13】傾斜度記憶エリアにおける軌跡データの径方向中央に向かう隣り合う画素間の傾斜度αの記憶状態を示す図
【図14】上部傘部とひだ部との境界を検出するための傾斜度の算出を模式的に示す図
【図15】傾斜度記憶エリアにおける軌跡データの径方向中央に向かう隣り合う画素間の傾斜度βの記憶状態を示す図
【図16】下部傘部とひだ部との境界を検出するための傾斜度の算出を模式的に示す図
【図17】実施形態の画像処理装置による画像処理によって区別された椎茸の傘部、ひだ部、足部の様子を示す一態様を示す図
【図18】実施形態の画像処理装置による画像処理によって区別された別の椎茸の傘部、ひだ部、足部の様子を示す一態様を示す図
【符号の説明】
1 椎茸の等級付け装置
2 椎茸
3 移送装置
4 カメラ
5 レーザ光投射装置
6 カップ
7 足部
8 ひだ部
9 傘部
10 カップ検出手段
11 椎茸検出手段
12 制御装置
13 エンコーダ
14 画像処理装置
15 CPU
16 記憶装置
17 入出力インタフェース
18 データメモリ
19 フレームメモリコントローラ
20 バス
21 フレームメモリ
22 A/D変換器
23 表示用ドライバ
24 カラー変換器

Claims (2)

  1. 傘部を下にかつ足部及びひだ部を上向きとした逆さ姿勢に保持された椎茸を移送方向に移送する移送装置と、前記移送方向の中途における撮影位置において、前記椎茸の裏面を上方側から撮影する前記移送装置の上方に配設されたカメラと、前記移送方向と交差する斜方上方側から前記撮影位置を通過する前記椎茸裏面に対して、平面に投射された投射軌跡が直線状となる扇状のレーザ光を投射するレーザ光投射装置と、前記カメラに連絡された画像処理装置とを備え、前記画像処理装置は、前記カメラにより撮影された前記レーザ光による椎茸裏面の凹凸形状を表す画像に基いて前記椎茸の直径と傘部の寸法とを求め、前記椎茸の直径から前記傘部の寸法を減算することで前記足部及びひだ部の占める長さを算出し、前記椎茸の直径に対する前記足部及びひだ部の占める長さの割合として前記傘部の開傘率を算出し、前記開傘率の値により前記椎茸の等級付けを行うことを特徴とする椎茸の等級付け装置。
  2. 前記画像処理装置は、前記レーザ光による前記椎茸裏面の凹凸形状を表す画像の両端のエッジから径方向中央に向かって隣り合う画素データの位置同士を順次比較して傾斜度を求め、傾斜度が最大となる隣り合う画素データの間を前記傘部と前記ひだ部との両端の境界とし、前記両端のエッジから前記傘部と前記ひだ部との両端の境界までの寸法をそれぞれ求めてそれらの合計寸法を前記椎茸の傘部の寸法とすることを特徴とする請求項1に記載の椎茸の等級付け装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109092702A (zh) * 2018-08-10 2018-12-28 河南科技大学 一种双孢菇初选分级方法及装置

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