JP3956465B2 - Solid processing agent replenishing device for photosensitive material processing - Google Patents
Solid processing agent replenishing device for photosensitive material processing Download PDFInfo
- Publication number
- JP3956465B2 JP3956465B2 JP02847098A JP2847098A JP3956465B2 JP 3956465 B2 JP3956465 B2 JP 3956465B2 JP 02847098 A JP02847098 A JP 02847098A JP 2847098 A JP2847098 A JP 2847098A JP 3956465 B2 JP3956465 B2 JP 3956465B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- processing agent
- solid processing
- storage container
- processing
- solid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
- Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、感光材料を処理する感光材料処理装置の複数の処理液槽に、収納容器内に収容された異なる種類の固形処理剤を各対応する処理液槽に所定量投下して補給する感光材料処理用固形処理剤補給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ハロゲン化銀写真感光材料(以下感光材料とも称す)は、露光後に、現像液、漂白液、定着液、安定化液等の処理液による処理工程により処理される。この処理は通常自動現像機で行われ、その場合は補充液補充方式が一般に用いられ、処理槽内の各処理液の活性度を一定に保つようにコントロールされている。
【0003】
補充液補充方式の場合、感光材料からの溶出物による処理液の希釈、蒸発量の補充および消費成分の補充を目的としており、液体補充の結果、通常オーバーフロー液が多量に排出されている。
【0004】
感光材料の処理を商業的に実施するには、コストおよび人手作業の軽減、公害負荷の低減、処理装置のコンパクト化、更には商品価値の向上のため、できるだけ少量の処理液で、安定かつ優れた処理性能を得ることが要求される。
【0005】
この要望に応える方法として、WO92/20013号公報には、殆ど全ての処理剤成分を固形処理剤化し、直接処理槽に投入する方法が開示されている。
【0006】
しかし、この方法では、感光材料の処理量を検知して、複数の各処理槽内の処理液に、所定量の異なる固形処理剤を個々に制御して補充しているため、各固形処理剤の投入量、投入タイミングを制御する制御装置が複雑になり、故障する確率が上がり、さらに装置の大きさも大きくなってしまうという問題がある。また複数の収納容器内に収容された異なる各固形処理剤の消費量が著しく異なるため、収納容器内の固形処理剤残量に差異があり、各収納容器を個別に消費済み毎に交換する保守操作が煩わしくなる。従ってこれらの問題を解決する固形処理剤補給装置の技術開発が急務である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、下記の問題点を解消することを目的とするものである。
【0008】
・従来は収納容器を装填するときに上ユニットが回動するために、耐久性がない。
【0009】
・収納容器の装填時に、収納容器開口部と装着部との密着性が損なわれないようにする必要がある。
【0010】
・ネガフィルム用とペーパー用の収納容器の誤装填、あるいは装填方向の誤挿入を簡単な構造で防止する必要がある。
【0011】
・処理液槽側からのガスが収納容器内に侵入すると、固形処理剤が膨潤する等の問題がある。
【0012】
・収納容器の装填時に、収納容器開口部から外気が侵入して、収納容器内の固形処理剤が膨潤する。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の感光材料処理用固形処理剤補給装置は、複数の固形処理剤を投入するユニット化した処理剤投入部を備え、この処理剤投入部に複数の固形処理剤を収納した収納容器を装填可能に構成し、前記処理剤投入部から固形処理剤を処理液槽に投入して溶解し処理液の補充を行う感光材料処理用固形処理剤補給装置であり、前記補給装置は、前記処理剤投入部のハウジングに固定され前記収納容器の処理剤投入側を保持する投入側装填ユニットと、前記ハウジングに固定され収納容器の処理剤非投入側を保持して前記処理剤投入側へ付勢する押圧側装填ユニットとを有し、かつ前記押圧側装填ユニットに、ガイド溝部と、このガイド溝部に連続して回転可能に保持する保持凹部とを設け、所定の収納容器の処理剤非投入側の両側部に突出して設けられた支持ピンのみが前記ガイド溝部から保持凹部に装填可能に構成したことを特徴とするものである(請求項1)。
【0014】
また、本発明の感光材料処理用固形処理剤補給装置は、前記押圧側装填ユニットに、前記収納容器の処理剤投入側を投入側へ付勢するセット方向付勢手段を備えたことを特徴とするものである(請求項2)。
【0017】
さらに、本発明の感光材料処理用固形処理剤補給装置は、前記投入側装填ユニットに、前記収納容器のそれぞれの投入開口部に対向して固形処理剤を投入するガイド口を有する投入ガイド開口部を設け、この投入ガイド開口部のガイド口の周辺を覆う収納容器パッキンを設けたことを特徴とするものである(請求項3)。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明するが、本発明は、これに限定されるものではない。
【0020】
本発明の自動現像機(以下、単に自現機ともいう)の一例を図面に基づいて説明する。図1(a)は、自現機APと写真焼付機Bとを一体的に構成したハロゲン化銀写真感光材料処理装置(プリンタープロセッサ)の正面側全体構成図である。
【0021】
図1(a)において、写真焼付機Bの左下部には、未露光のハロゲン化銀写真感光材料である印画紙(カラーペーパー)をロール状に収納したマガジンMaがセットされる。マガジンMa内の印画紙は、送りローラR1により所定長さが引き出され、カッター部Ctにより所定のサイズに切断され、シート状印画紙pとなる。このシート状印画紙pは、送りローラR2によって搬送され、回動する搬送ベルトBe及び搬送ベルトBeの下方に設けられているバキューム手段Vに吸引されながら露光位置まで移動し、停止、待機する。
【0022】
ネガキャリアNe上にセットされたネガフィルムに対して光源部La、レンズLe、シャッタStにより、原画の画像を露光される。露光が終了すると、シート状印画紙pは搬送ベルトBeにより再び搬送され、さらに送りローラR3,R4及び複数対の送りローラR5により搬送され、自現機AP内に導入される。
【0023】
自現機APでは、シート状印画紙pは、処理液槽であるそれぞれ発色現像槽1A、漂白定着槽1B、安定槽1C,1D,1E内(実質的に3槽構成の処理槽1)をローラ搬送手段(参照記号ナシ)により順次搬送され、それぞれ、発色現像処理、漂白定着処理、安定化処理がなされる。前記各処理がなされたシート状印画紙pは、乾燥部6において乾燥されて機外に排出される。
【0024】
また、シート状印画紙pはカットされた状態で自現機AP内に導かれるものであるが、帯状で自現機AP内に導かれるものであってもよい。
【0025】
また、本願発明に係る自現機APは、写真焼付機Bと一体的に構成しても、自現機AP単体だけでもよいことは言うまでもない。また、本発明の説明として、発色現像槽1A、漂白定着槽1B、安定槽1C,1D,1Eを有する実質的に3槽構成の処理槽1を有する自現機APについて行うが、これに限られるものではなく、露光済みのネガフィルムを処理する発色現像槽、漂白槽、定着槽、安定槽を有する実質的に4槽または、それ以上の処理槽を有する構成の自現機であっても本発明は適用できるものである。
【0026】
図1(b)は自現機APの平面構成図である。上記発色現像槽1A、漂白定着槽1B、安定槽1Eの各処理槽には、補助タンク2A,2B,2C,2D,2Eが連設されている。該補助タンク2A,2B,2Eには、固形処理剤補給装置(以下、補給装置と称す)30から固形処理剤が供給される。40は、前記補給装置30に着脱可能に装着する固形処理剤収納容器(カートリッジ、以下、収納容器と称す)である。
【0027】
51は、前記発色現像槽1A、安定槽1Eに補充水を供給する補充水タンクである。
【0028】
図2(a)はシート状印画紙現像処理用の自現機APの構成図である。自現機APでは、シート状印画紙pは、発色現像槽1A、漂白定着槽1B、安定槽1C,1D,1E内の各処理液(CD,BF,SR1〜3)により処理されたのち乾燥部6で乾燥される。液面レベルとして漂白定着槽1Bに対し、安定槽1C,1D,1Eが順次高くなっている。従って1Eからのオーバーフロー液は重力により1D,1C,1Bと流れこむような構造(カウンターカレント方式)となっている。51は補充水タンク、52は給水ポンプ、53は送水管、54は補充水供給制御手段である。56は印画紙の処理量を検知する処理量情報検出手段、57は前記処理量情報に基づき所定量の固形処理剤を適時補給する固形処理剤供給制御手段である。30Pは自現機APに固形処理剤を補給する補給装置である。
【0029】
図2(b)はネガフィルム現像処理用の自現機ANの構成図である。該自現機ANでは、ネガフィルムfは、処理液槽である発色現像槽1NA、漂白槽1NB、定着槽1NC,1ND、安定槽1NE,1NF,1NG内の各処理液(CD,BF,SR1〜3)により処理されたのち乾燥部6で乾燥される。上記発色現像槽1NA、漂白槽1NB、定着槽1ND、安定槽1NGの各処理液槽には、それぞれ固形処理剤を供給する補給装置30が設けてある。30Nは自現機ANに固形処理剤を補給する補給装置である。なお、前記自現機APと同じ機能を有する部分には、図2(a)と同一符号を付してある。
【0030】
図3は、図1の自現機APのZ−Z断面における処理槽である発色現像槽1Aと補助タンク(溶解槽)2Aと補給装置30の断面図である。漂白定着槽1Bおよび安定槽1Eもほぼ同一構造をなすから、以下発色現像槽1Aを代表して説明する。
【0031】
なお、図には、構成をわかりやすくするために、感光材料を搬送する搬送手段等は省略してある。また、本例においては、固形処理剤として錠剤型固形処理剤Jを用いた場合について説明するが、顆粒状固形処理剤にも適用可能である。
【0032】
感光材料(p又はf)を処理する処理槽1Aは、該処理槽1Aを形成する仕切壁21の外側に一体的に設けた補助タンク(溶解槽)2Aを有する。処理槽1Aと補助タンク2Aとは連通窓21Aが形成された仕切壁21により仕切られており、処理液は流通できるようになっている。補助タンク2A内にはフィルタ22、ヒータ25、温度センサ26、液面センサ27が設けてある。このフィルタ22の中は、補助タンク2Aの下方壁を貫通して設けられた循環パイプ23Aを介して循環ポンプ24(循環手段)の吸引側に連通している。前記循環ポンプ24の吐出側に連通した循環パイプ23Bの他端は処理槽1の外壁を貫通し、該処理槽1に連通している。この様な構成により、循環ポンプ24が作動すると処理液は補助タンク2Aから吸い込まれ、処理槽1Aに吐出されて、処理液は処理槽1A内の処理液と混じり合い、再び補助タンク2Aへと入り循環を繰り返すことになる。11はオーバーフロー管、12は廃液タンクである。
【0033】
前記補助タンク2Aに補充水Wを供給する補充水供給手段50は、補充水タンク51、給水ポンプ52、送水管53A,53Bから構成されていて、補充水供給制御手段54により適時適量の補充水Wを補給する。
【0034】
補給装置30は、処理量情報検出手段56、固形処理剤供給制御手段57(以上図3参照)、錠剤型固形処理剤Jを収容する収納容器40、補給装置30から構成されている。該補給装置30はモータMにより駆動される。自現機APの上部カバー102の上面の一部には、蓋104が揺動自在に蝶合されていて、該蓋104を図示一点鎖線a方向に開放して、前記収納容器40を装填または交換して錠剤型固形処理剤Jの補充を行う。
【0035】
図4は収納容器40を構成する各部品の斜視図であり、図5は一部破断面を含む収納容器40の斜視図であり、図6は(a)は一部破断面を含む収納容器40の平面図、図6(b)は側面図、図6(c)はA−A断面拡大図である。
【0036】
図7(a)はネガカラーフィルム現像処理用の自現機ANの各処理槽に補給する固形処理剤(JN1〜JN4)を収容する収納容器40Nの正面断面図、図7(b)はカラー印画紙現像処理用の自現機APの処理槽に補給する固形処理剤(JP1〜JP3)を収容する収納容器40Pの正面断面図である。
【0037】
図8(a)は蓋部材(処理剤投入側部材)42の斜視図、図8(b)〜(d)は蓋部材42の開閉操作を示す部分断面図である。
【0038】
収納容器40Nは、カラーネガフィルムの処理、すなわち、発色現像、漂白、定着、安定化の各処理毎に錠剤に固形化した固形処理剤JN1、JN2、JN3、JN4を収納する収納容器である。収納容器40Pは、カラー印画紙の処理、すなわち、発色現像、漂白定着、安定化の各処理毎に錠剤に固形化した固形処理剤JP1、JP2、JP3を収納する収納容器である。
【0039】
なお、収納容器40Nは、カラーネガフィルム100本分を処理することができる量の固形処理剤JN1〜JN4を収納するものである(発色現像用の固形処理剤JN1は10錠、漂白用の固形処理剤JN2は10錠、定着用の固形処理剤JN3は40錠、安定化用の固形処理剤JN4は1錠を収納する)。また、収納容器40Pは、発色現像用の固形処理剤JP1を20錠、漂白定着用の固形処理剤JP2を40錠、安定化用の固形処理剤JP3を5錠収納する。
【0040】
収納容器40は、先端側(蓋部材42が設けられる側であり、図6(a)において左側)及び後端側(キャップ部材43が設けられる側であり、図6(a)において右側)が開放された中空であって筒状の容器本体41と、容器本体41の先端側を覆うことができ開閉可能な蓋部材4と、容器本体41の後端側を覆うキャップ部材(処理剤非投入側部材)43とを有している。これら容器本体41、蓋部材42、及びキャップ部材43は、例えば、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、ABS(アクリルブタジエンスチレン)などによって樹脂成形されるが、本実施の形態では、固形処理剤J1〜J4の成分を鑑み、PE或いはPPが好ましく用いられ、さらに、収納容器は薄肉深物であるため、PE、PP材料は高流動性のものが好ましい。
【0041】
容器本体41の内側には、仕切部材として仕切壁411A、411B、411C、411Dが一体的に設けられており、これらの仕切壁411(A〜D)及び容器本体41の外壁によって、容器本体41内を、実質的に5つの収納室412A、412B、412C、412D、412Eを構成している。すなわち、これら仕切壁411(A〜D)は、容器本体41内の上面(図6(b)において上側の面)から底面(図6(b)において下側の面)まで連なった平板状を呈しており、換言すると、上面及び底面と仕切壁411(A〜D)とが結合されており、各収納室412(A〜E)を互いに連通しないように構成されている。さらに、この仕切壁411(A〜D)は、後述する投入開口部414A、414B、414C、414Dより突出するように構成されている。なお、仕切壁411Bの肉厚は、他の仕切壁411A、411C、411Dの肉厚よりも厚くなっている。また、収納室412(A〜E)の後端側は開放されているが、キャップ部材43によってその開放されている部分が覆われている。また、収納室412Eの後端側は開放しないように、容器本体41の樹脂成形時に形成されている。
【0042】
各収納室412(A〜E)は、固形処理剤Jを縦列状態に収納することができる。これら5つの収納室412(A〜E)のうち4つの収納室412A、412C、412D、412Eに固形処理剤JN1、JN2、JN3、JN4を収納し、収納室412Bは固形処理剤Jを収納しない収納室(以下、空室ということもある)となっている。これは、現像用の固形処理剤JN1に、定着用の固形処理剤JN2の成分が混ざると、現像性能に多大な悪影響を与えるため、空室を設けることにより、収納室412Aと収納室412Cとの間の距離を設け、固形処理剤JN2の収納或いは排出時に発生する固形処理剤JN2の成分を含んだ粉が入り込む(所謂、コンタミ)を防止するためである。
【0043】
カラー印画紙現像処理用の自現機APの処理槽に補給する固形処理剤(JP1〜JP3)を収容する収納容器40Pは、前記収納容器40Nと同一形状である。収納容器40Pには、図7(b)に示すように、発色現像用の固形処理剤JP1を収納する収納室412Aと、漂白定着用の固形処理剤JP2を収納する収納室412Cととの間に、空室412Bを設けた。
【0044】
なお、本実施の形態では、収納室412(A〜E)は、容器本体41の先端側から後端側までの長さが、固形処理剤Jを10錠分収納できるだけの長さを有している。この場合、収納室412(A〜E)は、定着用の固形処理剤JN3を40錠も収納するため、その内部をさらに4つの分室に区切るように、3つの区切壁413が設けられている。この区切壁413は、固形処理剤JN3と接触することが可能な長さだけ容器本体41内の上面及び底面から突出するように設けられ(上面から底面まで連なってはいない)、固形処理剤JN3を縦列で収納可能な程度の区切りでよいが、仕切壁411(A〜D)と同様に上面から底面まで連なった平板状であってもよい。また、この区切壁413は、投入開口部414(A〜E)から突出しないように設けているが、突出するように設けてもよい。また、収納室125は、固形処理剤JNを1錠分収納する長さを有していればよいが、固形処理剤JNを3錠分収納できるだけの長さを有している。これは、後段において説明するが、本実施の形態の収納容器は、カラーネガフィルムを処理するための固形処理剤JNを収納するものであるが、カラーペーパーを処理するための固形処理剤JPを収納する収納容器40Pと兼用するために、固形処理剤JNを5錠分収納するだけの長さを有している。
【0045】
また、各収納室412(A〜E)内には、各収納室412(A〜E)の内面との接触面積を減らし、固形処理剤JNの収納或いは排出を容易に行い、かつ、収納している固形処理剤JNが各収納室412(A〜E)の内面に密着を防ぐために、容器本体41内の上面、底面、各仕切壁411(A〜D)、及び、区切壁413それぞれに、容器本体41の先端側から後端側へと伸びるリブ(符号なし)が設けられている。
【0046】
これら各収納室412(A〜E)は、容器本体41の先端側に投入開口部414(A〜E)が設けられており、この投入開口部414(A〜E)から固形処理剤JNを収納或いは排出することができる。また、これら投入開口部414(A〜E)の周囲には(容器本体41の先端側)、投入開口部414(A〜E)を囲むように平面状のフランジ部415が設けられている。このフランジ部415の両側端部415A,415Bは、後述する蓋部材42の係合部421A,421Bと係合するよう構成されている。さらに、このフランジ部415の上端部には後述する蓋部材42の第1係止部426を係止する被係止部としての係止切欠416が設けられている。また、収納室412(A〜E)の後端側の開放に対しては、後述するキャップ部材43が嵌合するように構成されている。
【0047】
蓋部材42は、投入開口部414(A〜E)に対してスライドすることにより、投入開口部414(A〜E)を覆い、かつ、開閉することが可能な部材である。蓋部材42をスライドさせるために、容器本体41のフランジ部415の両側端部415A,415Bと係合するコの字状の係合部421が、蓋部材42の両側端側(スライドする方向と直交する方向における両端側)に設けられている。このコの字状の係合部421は、上端側(閉める方向に対して上流端側)より下端側(閉める方向に対して下流端側)の方が、コの字状の間隙が広がるように構成されている。さらに、係合部421には、蓋部材42をフランジ部415の両側端部415A,415Bに係合させる際の作業を容易に行わせるため、蓋部材42のスライド方向の一端側(本実施の形態では、下端側)において切り欠き428が設けられている(図8(a)参照)。また、この蓋部材42が投入開口部414(A〜E)と対向する面には、仕切壁411(A〜D)の投入開口部414(A〜E)から突出した部分と嵌合する嵌合部である溝部422(A〜D)が設けられている。さらに、蓋部材42が投入開口部414(A〜E)と対向する面には、蓋部材42が下がり過ぎずに投入開口部414(A〜E)を覆う位置で停止させるために、蓋部材42の上端に、フランジ部415の係止切欠416によって係止される第1係止部426と、蓋部材42が容易に上がらない(開かない)ようにフランジ部415の下端面(符号なし)によって係止される第2係止部427とが設けられている。なお、蓋部材42の両側面に設けられた操作部材429は、蓋部材42を上方へスライドさせる際に、第2係止部427によるフランジ部415の下端面への係止状態を解除するため、さらに、蓋部材42をスライドさせるための操作が行われるために設けられている。
【0048】
キャップ部材43は、開閉されている容器本体41の後端側を覆う、すなわち、収納室412(A〜E)の後端側を覆う部材である。収納室412(A〜E)に収納される固形処理剤JNから生じる粉塵などが他の固形処理剤を収納する収納室に侵入しない(所謂コンタミ防止)ために、容器本体41の後端に対向するキャップ部材43の内壁には、仕切壁411(A〜D)と嵌合する嵌合溝431〜433が設けられている。さらに、このキャップ部材43の内壁の周囲には、収納室412(A〜E)内の固形処理剤JNから生じる粉塵などが収納容器40から出ないように、容器本体41の外壁(この場合は容器本体41の後端側であるので、収納室412(A〜E)の周囲である)と嵌合する嵌合溝434が設けられている。なお、図1に示すように、各収納室412(A〜E)それぞれに相当するキャップ部材43の内面に突起(符号なし)が設けることにより、キャップ部材43の内面と固形処理剤JNとが密着することを防止している。
【0049】
次に、この収納容器40の組み立て及び固形処理剤JNの収納について説明する。先ず、キャップ部材43の内面の嵌合溝431(A〜C)が、それぞれ容器本体41の仕切壁411(A〜D)と容器本体41の外壁とを嵌合させるようにして、容器本体41の後端側にキャップ部材43を取り付け、開放されていた容器本体41の後端側を覆う。このとき、キャップ部材43と容器本体41とに跨ってシール部材35を捲着させることにより、容器本体41の後端側から固形処理剤JNの粉塵が外部に漏れ出すことを完全に防止している。次いで、発色現像用の固形処理剤JN1を収納室412Aに10錠、漂白用の固形処理剤JN2を収納室412Cに10錠、定着用の固形処理剤JN3を4列の収納室412Dに40錠(各分室に10錠ずつ)、安定化用の固形処理剤JN4を収納室412Eに1錠を、それぞれ投入開口部414(A〜E)から縦列に収納する。
【0050】
そして、蓋部材42の係合部421A,421Bを容器本体41のフランジ部415の両側端部415A,415Bに係合させ、案内させながら、蓋部材42を容器本体41の上方からスライドさせることにより、蓋部材42が投入開口部414(A〜E)を覆う。このとき、蓋部材42の溝部422(A〜D)は、仕切壁411(A〜D)の投入開口部414(A〜E)より突出した部分と嵌合しながら蓋部材42がスライドし、蓋部材42が投入開口部414(A〜E)を覆ったときには溝部422(A〜D)が仕切壁411(A〜D)の突出した部分と嵌合している状態を維持している。なお、このような蓋部材42をスライドさせるときには、蓋部材42の両側面に設けられた操作部材429を操作することにより行われる。
【0051】
この蓋部材42の取り付けについて、図8(b)、(c)で説明する。蓋部材42はフランジ部415の面に対して傾いた状態で、フランジ部415の上端側に押し当てる。このとき、コの字状の係合部421A,421Bには切り欠き428が設けられているので、この切り欠き428の部分を押し当てるようにする。そして、蓋部材42を立てながら下方向へ、係合部をフランジ部415の両側端部415A,415Bに係合、案内させながらスライドさせる。このように、コの字状の係合部421A,421Bに切り欠き428を設けることにより、狭い間隙しか有していない係合部421A,421Bであっても、係合部421A,421Bと両側端部415A,415Bとを掛合させる際の空間を広げているので、蓋部材42の取り付け作業を容易に行うことができる。特に、本実施の形態では、係合部421のコの字状の間隙を上端側より下端側の方が広がるように構成しているので、さらに取り付け作業の容易化を図ることができる。
【0052】
そして、蓋部材42が投入開口部414(A〜E)を完全に覆ったとき、蓋部材42の第1係止部426がフランジ部415の係止切欠416によって係止されることにより、これ以上下方向にスライドできないようになる。さらにこのとき、蓋部材42の第2係止部427がフランジ部415の下端面に係止されることにより、誤って蓋部材42が上方向にスライドしないように、所謂、ロック状態にしている。
【0053】
固形処理剤JNが収納された収納容器(容器本体41の外壁の上面側)にメーカー名や収納される固形処理剤Jの種類を表すラベルが粘着される。このラベルは、収納容器40のリサイクルなどを考慮して、容器本体41(好ましくは、さらに蓋部材42及びキャップ部材43)と同じ材質とする。すなわち、ラベル44が粘着される部材である容器本体41とラベル44とを同じ材質とすることで、産業廃棄物として廃棄されることなくリサイクルすることができ、しかも、リサイクルする際にはこれらを剥がすことなく利用でき、リサイクル作業の効率化を図ることができる。
【0054】
次に、収納容器40から固形処理剤JNの排出について説明する。この場合、蓋部材42を上方向へスライドさせればよいが、第2係止部427がフランジ部415の下端面に係止されているので、直上方向へスライドできない。そのために、図8(c)に示すように、操作部材429を一旦先端側の方向(矢示の方向)へ押すことにより、蓋部材42を撓ませて第2係止部427と下端面との係止状態を解除する。このとき、係合部421のコの字状の間隙を上端側より下端側の方が広がるように構成しているので、この解除を容易に行うことができる。そして、第2係止部427と下端面との係止状態を解除した状態で、操作部材429を上方向へ押し上げることにより、蓋部材42を上方向へスライドさせて、投入開口部414(A〜E)を開放し、投入開口部414(A〜E)から各固形処理剤JN1〜JN4を排出する。
【0055】
このように、各収納室412A,412C,412D,412Eに固形処理剤JN1〜JN4を収納している状態のときには、仕切壁411(A〜D)の投入開口部414(A〜E)より突出している部分と、蓋部材42の溝部422(A〜D)とが、嵌合しているので、例えば、収納容器40の運搬等で収納している固形処理剤JNから粉が発生したとしても、嵌合部分で遮断され、隣接する収納室に粉が入り込むことがなく、コンタミを防止することができる。なお、全ての収納室412(A〜E)の間の仕切壁411(A〜D)に、投入開口部414(A〜E)より突出する部分を設けたが、コンタミで処理性能に大きな支障を来す発色現像用に、漂白用或いは定着用の粉が入ることがないように、少なくとも、発色現像用の固形処理剤JN1を収納する収納室412Aと、漂白用の固形処理剤JN2を収納する収納室412Cとの間の仕切壁411A(あるいは、空室412Bを設けているので仕切壁411B)に、投入開口部414A、414Cより突出する部分を設ければよい。
【0056】
また、漂白用の固形処理剤JN2を収納する収納室412Cの投入開口部414Cを、該投入開口部414Cの一方側に隣接した発色現像用(異なる種類)の固形処理剤JN1を収納する収納室412Aの投入開口部414Aまでの距離が、他方に隣接した定着用(異なる種類)の固形処理剤JN3を収納する収納室412Dの投入開口部414Dまでの距離よりも長くなるように配置したので、コンタミを防止し、しかも、収納容器40をコンパクトに構成することができる。また、漂白用の固形処理剤JN2を収納する収納室412Cと、該収納室412Cに隣接した発色現像用(異なる種類)の固形処理剤JN1を収納する収納室412Aとの間に、固形処理剤を収容しない空室412Bが設けられたので、収納室412Aと収納室412Cとの間の距離を長くとることができ、コンタミを防止することができる。
【0057】
また、キャップ部材43の内面に設けられた嵌合溝431A〜431Cが、仕切壁411(A〜D)、さらに、容器本体41の外壁と嵌合し、容器本体41の後端側の開放を覆うので、容器本体41の後端側からのコンタミ、さらに、外部への粉塵の排出を防止できる。
【0058】
収納容器40は、蓋部材42を下向きにして、補給装置30の装着部にほぼ垂直に取り付けられる。
【0059】
容器本体41に外壁両側面には、収納容器40を補給装置30に装着して係止するための突起部材(支持ピン)418、419が一体に突設されている。蓋部材42に近い方の2個の突起部材418は、補給装置30の下方の装着部に設けたカム溝に嵌入され、位置決め固定される。この収納容器40の補給装置30への装着時に、蓋部材42は、図8に示すように、開放状態となる。この収納容器40の装着時に、キャップ部材43に近い方の2個の突起部材419は、補給装置30の上方の上支持部310に設けたガイド溝部312Aに嵌入され、保持凹部312Bにおいて位置決め固定される。
【0060】
図9は、収納容器40を補給装置30に装着する操作を示す斜視図、図10は収納容器40を補給装置30に装着した補給状態を示す正面図である。
【0061】
補給装置30は、収納容器40のキャップ部材43側を支持する上支持部(押圧側装填ユニット)310と、収納容器40の蓋部材42側を支持し収納容器40内の複数の固形処理剤を受容する装着部(投入側装填ユニット)320と、受容した固形処理剤を複数の処理液槽に投入する処理剤投入部330とから成る。
【0062】
上支持部310は、支柱311、支持部材312、押圧手段(セット方向付勢手段)313とから成る。支柱311は基板300に直立固定されている。支持部材312は支柱311の上部に固定されている。支持部材312の内側には、収納容器40の突起部材419を導入可能にするガイド溝部312Aと、ガイド溝部312Aの末端の保持凹部312Bとが穿設されている。押圧部材313は、収納容器40が上支持部310に装着されたとき、収納容器40の上部のキャップ部材43を押圧する。押圧部材313は、板バネまたはコイルバネに支持されたローラ、または板バネ等の付勢手段である。
【0063】
装着部320の上本体(上ハウジング)321には、収納容器40内の複数の固形処理剤を受容する投入ガイド開口部322が穿設されている。投入ガイド開口部322は複数の仕切壁(リブ)323により仕切られて、複数の開口分室を形成している。これらの複数の開口分室は、前記の容器本体41の収納室412(A〜E)にそれぞれ対応している。
【0064】
図12に示すように、複数の仕切壁323のうち、特に、容器本体41の収納室412Bと412Cとを仕切る仕切壁411Bに対向する仕切壁323Bは、他の仕切壁411より容器本体41側に突出していて、収納容器40を装着部320に装填したとき、容器本体41の仕切壁411Bの先端部に近接又は当接している。このように仕切壁323Bと仕切壁411Bを近接又は当接することにより、上方の容器本体41の収納室412(A〜E)のうち特に収納室412Bと412C内に収納された固形処理剤の粉末や小塊が、投入ガイド開口部322の対応する開口分室に隣接する開口分室内に混入することが防止される(コンタミを防止)。
【0065】
投入ガイド開口部322の上面の周辺には、収納容器パッキン327が貼着されている。収納容器40を装填部320に装填した状態では、収納容器パッキン327は容器本体41のフランジ部415に密接して、開口状態の収納容器40内に外気が侵入することを防止する。このように気密化することにより、外気、特に高湿な外気の収納容器40内への侵入による固形処理剤の膨潤が防止される。
【0066】
また、上本体321の両側壁の内側には、溝カム部324が穿設されている。溝カム部324には、収納容器40を装着部320に装着操作するとき、収納容器40の突起部418が挿入、嵌合し、蓋部材42を移動させて開放可能にする。また、収納容器40を装着部320から装脱操作するとき、収納容器40の開口部を蓋部材42により閉止させる。
【0067】
装着部320に収納容器40を装着させる操作過程を以下に示す。
【0068】
(1)蓋部材42が下側になるようにして収納容器40を把持し、突起部419を支持部材312の溝部312Aに沿わせて斜め下方から斜め上向き方向に挿入する(図9の▲1▼方向)。左右2箇所に設けられた溝部312Aは、溝幅が異なるように穿設され、左右2箇所の突起部419の各外径も、溝部312Aに合致するように設定されているから、収納容器40を逆向きに挿入することはできないようになっている(誤装填防止)。
【0069】
(2)突起部419を凹部312Bに嵌装させたのち、収納容器40を凹部312Bを中心にして揺動させると(図9の▲2▼方向)、蓋部材42の両端の操作部材429が係止部材に当接して進行が妨げられて停止し、さらに収納容器40を移動させると、容器本体41のみが移動して、投入開口部414(A〜E)が次第に開放される。
【0070】
(3)容器本体41のフランジ部415がストッパに当接すると、収納容器40の蓋部材42の近傍の突起部418が溝カム部324に嵌入して、凹部325に落ち込み、板バネ(ガイド方向付勢手段)326により押圧された状態で停止する。このとき投入開口部414(A〜E)は全開状態になり、容器本体41内の固形処理剤Jは、装着部320の開口部322内に落下する。
【0071】
図11は装着部320及び処理剤投入部330の回転軸直角方向の断面図、図12は装着部320及び処理剤投入部330の回転軸平行方向の縦断面図である。
【0072】
装着部320の下方の処理剤投入部330は、下本体(下ハウジング)331、ドラム部材333及び駆動手段等から構成されている。下本体331の下部にはシャッター手段340が揺動可能に支持されている。
【0073】
下本体331の下方には、固形処理剤Jを投下して補給する開口部(処理剤投入口)332が穿設されている。開口部332は補給時以外はシャッター手段340により閉鎖されている。シャッター部材341は下本体331の下面の円筒面に沿って揺動される。シャッター部材341の内側の凹部には、押圧部材342、弾性部材343、バネ344が収容されている。押圧部材342の上面に貼着された弾性部材343は、バネ344により付勢されて下本体331の下方の開口部332を圧着、封鎖する。シャッター部材341の他方には、複数の仕切壁を有する貫通する開口部345が穿設されていて、固形処理剤Jを通過、落下可能にしている。開口部345には、8列の固形処理剤を整列して落下させるための仕切り壁が設けてある。
【0074】
シャッター部材341は揺動板346と一体化されている。揺動板346は後述のドラム部材333を駆動回転させる回転軸に回転可能に支持され、他端はクランク347に接続している。クランク347は駆動源により回転する偏心円板348に接続して偏心移動し、揺動板346及びシャッター部材341を揺動させる。このシャッター部材341の揺動により、開口部332は開閉される。
【0075】
シャッター部材341は偏心揺動機構により、固形処理剤補給時にのみ開口部332を開放状態になし、補給時以外には、開口部332を閉止状態に保持する。補給時以外に、シャッター部材341により開口部332を閉止状態にすることにより、補給装置30の下方の処理槽から上昇する処理液蒸気の装置本体内への進入を防止し、防湿効果を高める。
【0076】
下本体331の両側面には、それぞれ回転軸334が軸受336を介して回転可能に支持されている。回転軸334の一方の軸端には、歯車335が固定されている。歯車335は図10に示す駆動源及び駆動伝達歯車列により回転される。
【0077】
各回転軸334の内側には、切り欠き円板状の凸カップリング部334Kが突出している。この凸カップリング部334Kはドラム部材333の両端面に穿設された凹カップリング部333Kに嵌合して、ドラム部材333に駆動回転を伝達する。
【0078】
ドラム部材333は複数(図示8個)の円筒部から成る。これらの円筒部は中心部のボスと半径方向のピンとにより位置決めされて一体化される。
【0079】
図13(a)はドラム部材333の側面図、図13(b)はドラム部材333の斜視図である。図14はドラム部材333のA−A,B−B,C−C,D−D,E−E,F−F,G−G,H−H各断面図である。
【0080】
ドラム部材333には、収納容器40の8列の分室に対応して、8列の円筒部材が角度位相をずらせて設けてある。各円筒部材には、1個の固形処理剤Jを受容可能な固形処理剤受容部(ポケット部)333A,333B,333C,333D,333E,333F,333G,333Hが回転方向に角度位相をずらせて穿設されている。
【0081】
自現機ANの補給装置30N内に装着されるドラム部材333の8列の円筒部材のうち、第1列のポケット部333Aには、発色現像用の固形処理剤JN1が投入される。第2列のポケット部333Bは空室、第3列のポケット部333Cには、漂白用の固形処理剤JN2が投入される。第4〜7列のポケット部部333D,333E,333F,333Gには、定着用の固形処理剤JN3が投入される。第8列のポケット部333Hには、安定化用の固形処理剤JN4が投入される。
【0082】
自現機APの補給装置30P内に装着されるドラム部材333の8列の円筒部材のうち、第1列及び第2列のポケット部333A,333Bには、発色現像用の固形処理剤JP1が投入される。第3列のポケット部333Cは空室、第4〜7列のポケット部333D,333E,333F,333Gには、漂白定着用の固形処理剤JP2が投入される。第8列のポケット部333Hには、安定化用の固形処理剤JP3が投入される。
【0083】
これらの固形処理剤のうち、特にコンタミを防止しなければならない固形処理剤JN1とJN2とは、空室333Bを介して離間しているが、各ポケット部を仕切る仕切り壁部の先端部と、上ハウジング321、下ハウジング331の内壁との隙間から固形処理剤の粉末が侵入して混合する恐れがある。
【0084】
同様にして、特にコンタミを防止しなければならない固形処理剤JP1とJPN2とは、空室333Cを介して離間しているが、各ポケット部を仕切る仕切り壁部の先端部と、上ハウジング321、下ハウジング331の内壁との隙間から固形処理剤の粉末が侵入して混合する恐れがある。
【0085】
収納容器40Nと収納容器40Pとは同一形状であるから、第2列のポケット部333Bと第3列のポケット部333Cとの間の仕切り壁の先端部にジグザグ状の突起部333Zを形成し、、上ハウジング321及び下ハウジング331の内壁の先端部に突起部333Zに係合する突起部を形成して、凹凸係合の迷路構造に構成した。この凹凸係合と空室の存在とにより、固形処理剤JN1とJN2との混入、又は固形処理剤JP1とJP2との混入が確実に防止され、かつ、ドラム部材333の回転は支障なく行われる。なお、上記の凹凸係合の迷路構造は、他の仕切り壁にも設けることが可能である。
【0086】
また、ドラム部材333の8列のポケット部333(A〜H)を仕切るフランジ部の外周面と、上ハウジング321、下ハウジング331の内壁との間に、微小な隙間を設けた。この隙間は、0.2〜0.3mmに設定されている。この隙間が少ないと、この隙間に混入した固形処理剤の粉末がドラム部材333の回転を阻害する。この隙間が多いと、隣接するポケット部から固形処理剤の粉末が侵入する。
【0087】
図15及び図16はドラム部材333のポケット部333Aから固形処理剤Jが投下される過程を示す補給装置30の断面図である。即ち、図15は収納容器40内の固形処理剤Jをドラム部材333のポケット部333Aに投入した状態の補給装置30の断面図であり、図16はドラム部材333のポケット部333Aから固形処理剤Jを処理液槽に投下する状態の補給装置30の断面図である。
【0088】
固形処理剤Jの補給開始信号により、駆動手段により図10に示す偏心円板348が回転され、クランク347が揺動板346を回転軸334を中心にして揺動運動させる。揺動板346と一体をなすシャッター部材341は揺動されて、シャッター部材341の開口部345が下ハウジング331の下部の開口部(処理剤投下口)332に合致したとき、シャッター部材341の揺動が停止する。
【0089】
シャッター部材341の揺動運動終了後に、ドラム部材333が他の駆動手段により図示の矢印方向に回転され、固形処理剤がドラム333内に受容されて回転搬送され、開口部332とシャッター部材341の開口部345とを通過して落下し、下方の処理槽内に補給される。
【0090】
ドラム部材333の回転による固形処理剤補給過程を以下に説明する。
【0091】
(1)収納容器40が補給装置30の装着部に装着されて、前記蓋部材42が自動的に開けられて、投入開口部414(A〜E)を開放状態にされたとき、容器本体41内の先頭の固形処理剤JN1〜JN4は、停止状態のドラム部材333の外周面に当接して初期の停止状態に保持される。
【0092】
(2)ドラム部材333の回転開始により、先ず、容器本体41内の投入開口部414(A〜E)から、第1列のポケット部333Aに固形処理剤JN1が、次いで第3列のポケット部333Cに固形処理剤JN2が、さらに第4列ないし第7列の各ポケット部部333D〜333Gに固形処理剤JN3が、さらに第8列のポケット部333Hに固形処理剤JN4が、それぞれ順次投入される。
【0093】
(3)引き続き、ドラム部材333の回転により、ポケット部333A,333B,333C,333D〜333G,333Hが下本体331の下方の開口部332に一致した位置に達したとき、前記ポケット部にそれぞれ収容された4種の固形処理剤JNI,JN2,JN3,JN4が順次落下して、下方の開口部332及びシャッター部材341の開口部345を通過して、下方の処理槽内に補給される。
【0094】
(4)このようにして、ドラム部材333の1回転により、発色現像用固形処理剤JN1(1錠)、漂白用固形処理剤JN2(1錠)、定着用固形処理剤JN3(4錠)、安定用固形処理剤JN4(1錠)が補給される。
【0095】
なお、上述の実施の形態は、錠剤型固形処理剤の補給装置であり、収納容器内の固形処理剤をドラム部材333の1回転で所定量を供給し、さらに収納容器を一括交換可能にしたものであるが、本発明の固形処理剤補給装置は、複数の小粒子状固形処理剤や顆粒状固形処理剤の定量補給にも適用可能である。
【0096】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の感光材料処理用固形処理剤補給装置は、以下の優れた効果を奏する。
【0097】
(1)処理剤投入部は、投入側装填ユニットと押圧側装填ユニットをハウジングに固定する構造であり、収納容器を支点にして回動して装填するために、処理剤投入部の耐久性が向上する(請求項1)。
【0098】
(2)収納容器の倒れが防止され、かつ収納容器の密着性が向上する(請求項2)。
【0099】
(3)ネガフィルム用とペーパー用の収納容器の誤装填、あるいは収納容器の装填方向の誤挿入はガイド溝部と支持ピンにより防止することができる(請求項3)。
【0100】
(4)収納容器を装着部に装填するとき、付勢手段により収納容器を投入開口部に圧接することにより、収納容器と装着部は確実に密接されて定置される(請求項4)。
【0101】
(5)処理槽側からのガスが収納容器内に侵入することを防止され、固形処理剤が膨潤しない(請求項5)。
【0102】
(4)収納容器内の固形処理剤に粉末や小塊等が、対向する処理剤投入口に隣接する処理剤投入口に混入して、処理液の処理性能低下することを防止する(請求項6)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る感光材料処理装置の正面側全体構成図及び平面構成図。
【図2】自動現像機の構成図。
【図3】自動現像機の断面図。
【図4】収納容器を構成する各部品の斜視図。
【図5】一部破断面を含む収納容器の斜視図。
【図6】一部破断面を含む収納容器の平面図、側面図、A−A断面拡大図。
【図7】ネガカラーフィルム現像処理用の固形処理剤収納容器の正面断面図、及びカラー印画紙現像処理用の固形処理剤収納容器の正面断面図。
【図8】蓋部材の斜視図、蓋部材の開閉操作を示す部分断面図。
【図9】収納容器を補給装置に装着する操作を示す斜視図。
【図10】収納容器を補給装置に装着した補給状態を示す正面図。
【図11】装着部及び処理剤投入部の回転軸直角方向の断面図。
【図12】装着部及び処理剤投入部の回転軸平行方向の縦断面図。
【図13】ドラム部材の側面図、及びドラム部材の斜視図。
【図14】ドラム部材の各断面図。
【図15】収納容器内の固形処理剤をドラム部材のポケット部に投入した状態の補給装置の断面図。
【図16】ドラム部材のポケット部から固形処理剤を処理液槽に投下する状態の補給装置の断面図。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C,1D,1E 処理槽
2,2A,2B,2C,2D,2E 補助タンク(溶解槽)
30,30N,30P 固形処理剤補給装置(補給装置)
310 上支持部(押圧側装填ユニット)
311 支柱
312 支持部材
320 装着部(投入側装填ユニット)
321 上本体(上ハウジング)
322,332,345 開口部
323,411 仕切壁
327 収納容器パッキン(パッキン)
330 処理剤投入部
331 下本体(下ハウジング)
332 開口部(処理剤投入口)
333 ドラム部材
333(A〜H) 固形処理剤受容部(ポケット部)
334 回転軸
340 シャッター手段
341 シャッター部材
345 開口部
40,40N,40P 固形処理剤収納容器(収納容器)
41 容器本体
415 フランジ部
42 蓋部材(処理剤投入側部材)
43 キャップ部材(処理剤非投入側部材)
AP,AN 自動現像機
J,JN,JP,JN1〜JN4,JP1〜JP3 固形処理剤[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention provides a photosensitive material for supplying a predetermined amount of different types of solid processing agents stored in storage containers to a plurality of processing solution tanks of a photosensitive material processing apparatus for processing photosensitive materials. The present invention relates to a solid processing agent supply device for material processing.
[0002]
[Prior art]
A silver halide photographic light-sensitive material (hereinafter also referred to as a light-sensitive material) is processed by a processing step using a processing solution such as a developer, a bleaching solution, a fixing solution, or a stabilizing solution after exposure. This processing is usually performed by an automatic developing machine. In this case, a replenisher replenishing method is generally used, and the activity of each processing solution in the processing tank is controlled to be kept constant.
[0003]
In the replenisher replenishing method, the purpose is to dilute the processing liquid with the eluate from the photosensitive material, replenish the evaporation amount, and replenish the consumption components. As a result of the liquid replenishment, usually a large amount of overflow liquid is discharged.
[0004]
In order to carry out the processing of photosensitive materials in a commercial manner, it is stable and excellent with as little processing solution as possible in order to reduce cost and manpower, reduce pollution load, make processing equipment more compact, and improve product value. It is required to obtain high processing performance.
[0005]
As a method for meeting this demand, WO92 / 20013 discloses a method in which almost all the processing agent components are converted into solid processing agents and directly charged into a processing tank.
[0006]
However, in this method, the processing amount of the photosensitive material is detected, and a predetermined amount of different solid processing agents are individually controlled and replenished to the processing liquid in each of the plurality of processing tanks. There is a problem that the control device for controlling the amount and timing of charging becomes complicated, the probability of failure increases, and the size of the device also increases. In addition, because the consumption of different solid processing agents stored in multiple storage containers is significantly different, there is a difference in the remaining amount of solid processing agents in the storage containers, and maintenance is required to replace each storage container individually for each consumption. Operation becomes troublesome. Accordingly, there is an urgent need to develop a technology for replenishing a solid processing agent that solves these problems.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to solve the following problems.
[0008]
-Conventionally, since the upper unit rotates when loading the storage container, it is not durable.
[0009]
-When loading the storage container, it is necessary to prevent the adhesion between the storage container opening and the mounting part from being impaired.
[0010]
-It is necessary to prevent erroneous loading of storage containers for negative film and paper, or erroneous insertion in the loading direction with a simple structure.
[0011]
-When the gas from the processing liquid tank enters the storage container, there is a problem that the solid processing agent swells.
[0012]
When the storage container is loaded, outside air enters from the opening of the storage container and the solid processing agent in the storage container swells.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
The solid processing agent replenishing device for photosensitive material processing of the present invention that achieves the above object comprises a unitized processing agent charging unit for charging a plurality of solid processing agents, and a plurality of solid processing agents are stored in the processing agent charging unit. A solid processing agent replenishing apparatus for processing a photosensitive material, wherein the solid processing agent is charged into the processing liquid tank from the processing agent charging unit and dissolved to replenish the processing liquid. A loading-side loading unit fixed to the housing of the processing agent charging part and holding the processing agent charging side of the storage container; and holding the processing agent non-charging side of the storage container fixed to the housing and charging the processing agent With a pressing side loading unit In addition, the pressing side loading unit is provided with a guide groove and a holding recess that is rotatably held in succession to the guide groove, and is provided so as to protrude from both side portions of the predetermined storage container on the non-treatment agent input side. Only the support pins that can be loaded into the holding recess from the guide groove (Claim 1).
[0014]
Further, the solid processing agent replenishing device for processing a photosensitive material according to the present invention is characterized in that the pressing side loading unit includes a set direction biasing unit that biases the processing agent loading side of the storage container toward the loading side. (Claim 2).
[0017]
Furthermore, the solid processing agent replenishing device for processing a photosensitive material according to the present invention is a charging guide opening portion having a guide port for charging a solid processing agent in the charging side loading unit so as to face each charging opening portion of the storage container. And a storage container packing that covers the periphery of the guide opening of the charging guide opening. 3 ).
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, although one embodiment of the present invention is described based on an accompanying drawing, the present invention is not limited to this.
[0020]
An example of an automatic processor (hereinafter also simply referred to as a self-machine) of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1A is an overall front view of a silver halide photographic light-sensitive material processing apparatus (printer processor) in which a self-machine AP and a photographic printing machine B are integrally configured.
[0021]
In FIG. 1A, in the lower left part of the photographic printing machine B, a magazine Ma storing rolls of photographic paper (color paper) that is an unexposed silver halide photographic light-sensitive material is set. The photographic paper in the magazine Ma is pulled out by the feed roller R1 and is cut into a predetermined size by the cutter unit Ct to become a sheet-like photographic paper p. The sheet-like photographic paper p is transported by the feed roller R2, moved to the exposure position while being sucked by the rotating transport belt Be and the vacuum means V provided below the transport belt Be, and stops and waits.
[0022]
An original image is exposed to the negative film set on the negative carrier Ne by the light source unit La, the lens Le, and the shutter St. When the exposure is completed, the sheet-like photographic paper p is conveyed again by the conveying belt Be, further conveyed by the feeding rollers R3 and R4 and a plurality of pairs of feeding rollers R5, and introduced into the self-acting machine AP.
[0023]
In the self-acting machine AP, the sheet-like photographic paper p is disposed in the
[0024]
The sheet-like photographic paper p is guided into the self-machine AP in a cut state, but may be guided into the self-machine AP in a strip shape.
[0025]
Needless to say, the actual machine AP according to the present invention may be configured integrally with the photographic printing machine B or only the actual machine AP. Further, as an explanation of the present invention, the self-acting machine AP having the
[0026]
FIG. 1B is a plan view of the self-machine AP.
[0027]
A replenishing
[0028]
FIG. 2A is a configuration diagram of a self-machine AP for sheet-like photographic paper development processing. In the self-machine AP, the sheet-like photographic paper p is dried after being processed by the processing liquids (CD, BF, SR1 to 3) in the
[0029]
FIG. 2B is a block diagram of the self-machine AN for negative film development processing. In the self-acting machine AN, the negative film f is processed in each of the processing liquids (CD, BF, SR1) in the color developing tank 1NA, the bleaching tank 1NB, the fixing tank 1NC, 1ND, the stabilizing tanks 1NE, 1NF, 1NG which are processing liquid tanks. It is dried in the
[0030]
3 is a cross-sectional view of the
[0031]
In the drawing, in order to make the configuration easy to understand, a conveying means for conveying the photosensitive material is omitted. Moreover, in this example, although the case where the tablet-type solid processing agent J is used as a solid processing agent is demonstrated, it is applicable also to a granular solid processing agent.
[0032]
The
[0033]
The replenishing water supply means 50 for supplying the replenishing water W to the
[0034]
The replenishing
[0035]
4 is a perspective view of each component constituting the
[0036]
FIG. 7A is a front cross-sectional view of a
[0037]
FIG. 8A is a perspective view of the lid member (treatment agent charging side member) 42, and FIGS. 8B to 8D are partial cross-sectional views showing the opening / closing operation of the
[0038]
The
[0039]
The
[0040]
The
[0041]
Partition walls 411 </ b> A, 411 </ b> B, 411 </ b> C, and 411 </ b> D are integrally provided inside the
[0042]
Each storage chamber 412 (A to E) can store the solid processing agent J in a tandem state. Of these five storage chambers 412 (A to E), four
[0043]
The
[0044]
In the present embodiment, the storage chamber 412 (A to E) has a length from the front end side to the rear end side of the
[0045]
Further, in each storage chamber 412 (A to E), the contact area with the inner surface of each storage chamber 412 (A to E) is reduced, and the solid processing agent JN is easily stored and discharged. In order to prevent the solid processing agent JN from adhering to the inner surfaces of the storage chambers 412 (A to E), the upper surface, the bottom surface, the partition walls 411 (A to D), and the
[0046]
Each of the storage chambers 412 (A to E) is provided with a loading opening 414 (A to E) on the tip side of the
[0047]
The
[0048]
The
[0049]
Next, assembly of the
[0050]
Then, by engaging and guiding the engaging
[0051]
The attachment of the
[0052]
When the
[0053]
A label indicating the manufacturer name and the type of the solid processing agent J to be stored is adhered to the storage container (the upper surface side of the outer wall of the container body 41) in which the solid processing agent JN is stored. This label is made of the same material as the container body 41 (preferably, the
[0054]
Next, discharge of the solid processing agent JN from the
[0055]
As described above, when the solid processing agents JN1 to JN4 are stored in the
[0056]
In addition, a
[0057]
Further, the
[0058]
The
[0059]
Protruding members (support pins) 418 and 419 for mounting and locking the
[0060]
FIG. 9 is a perspective view illustrating an operation of mounting the
[0061]
The replenishing
[0062]
The
[0063]
An upper guide body (upper housing) 321 of the mounting
[0064]
As shown in FIG. 12, among the plurality of
[0065]
A storage container packing 327 is attached to the periphery of the upper surface of the charging
[0066]
Further, a
[0067]
An operation process for mounting the
[0068]
(1) Grasping the
[0069]
(2) After fitting the
[0070]
(3) When the
[0071]
11 is a cross-sectional view of the mounting
[0072]
The processing
[0073]
Below the lower
[0074]
The
[0075]
The
[0076]
Rotating
[0077]
A notch disk-like
[0078]
The
[0079]
FIG. 13A is a side view of the
[0080]
The
[0081]
Of the eight rows of cylindrical members of the
[0082]
Of the eight rows of cylindrical members of the
[0083]
Among these solid processing agents, the solid processing agents JN1 and JN2 that must particularly prevent contamination are spaced apart through the
[0084]
Similarly, the solid processing agents JP1 and JPN2, which must be prevented from contamination, are spaced apart through the
[0085]
Since the
[0086]
Further, a minute gap is provided between the outer peripheral surface of the flange portion that partitions the eight rows of pocket portions 333 (A to H) of the
[0087]
15 and 16 are cross-sectional views of the replenishing
[0088]
In response to the supply start signal of the solid processing agent J, the
[0089]
After the end of the swinging motion of the
[0090]
The solid processing agent replenishment process by the rotation of the
[0091]
(1) When the
[0092]
(2) When the
[0093]
(3) Subsequently, when the
[0094]
(4) Thus, by one rotation of the
[0095]
The above-described embodiment is a tablet-type solid processing agent replenishing device, which supplies a predetermined amount of solid processing agent in the storage container by one rotation of the
[0096]
【The invention's effect】
As described above, the solid processing agent replenishing device for processing photosensitive material of the present invention has the following excellent effects.
[0097]
(1) The processing agent charging unit has a structure in which the charging side loading unit and the pressing side loading unit are fixed to the housing. (Claim 1).
[0098]
(2) The storage container is prevented from falling and the adhesion of the storage container is improved (claim 2).
[0099]
(3) Incorrect loading of the storage container for negative film and paper, or erroneous insertion in the loading direction of the storage container can be prevented by the guide groove and the support pin.
[0100]
(4) When the storage container is loaded into the mounting portion, the storage container and the mounting portion are reliably brought into close contact with each other by pressing the storage container against the input opening by the biasing means.
[0101]
(5) Gas from the processing tank side is prevented from entering the storage container, and the solid processing agent does not swell (Claim 5).
[0102]
(4) Preventing the processing performance of the processing liquid from being deteriorated by mixing powder, small lumps or the like in the solid processing agent in the storage container into the processing agent inlet adjacent to the opposing processing agent inlet (claim) 6).
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall front side configuration diagram and a plan configuration diagram of a photosensitive material processing apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a configuration diagram of an automatic developing machine.
FIG. 3 is a cross-sectional view of an automatic developing machine.
FIG. 4 is a perspective view of each part constituting the storage container.
FIG. 5 is a perspective view of a storage container including a partially broken surface.
FIG. 6 is a plan view, a side view, and an AA cross-sectional enlarged view of a storage container including a partially broken cross section.
FIG. 7 is a front sectional view of a solid processing agent storage container for negative color film development processing, and a front sectional view of a solid processing agent storage container for color photographic paper development processing.
FIG. 8 is a perspective view of the lid member, and a partial cross-sectional view showing the opening / closing operation of the lid member.
FIG. 9 is a perspective view showing an operation of mounting the storage container on the replenishing device.
FIG. 10 is a front view showing a replenishing state in which the storage container is mounted on the replenishing device.
FIG. 11 is a cross-sectional view in the direction perpendicular to the rotation axis of the mounting portion and the processing agent charging portion.
FIG. 12 is a longitudinal sectional view of the mounting portion and the processing agent charging portion in the direction parallel to the rotation axis.
FIG. 13 is a side view of a drum member and a perspective view of the drum member.
FIG. 14 is a cross-sectional view of a drum member.
FIG. 15 is a cross-sectional view of the replenishing device in a state where the solid processing agent in the storage container is charged into the pocket portion of the drum member.
FIG. 16 is a cross-sectional view of the replenishing device in a state where the solid processing agent is dropped into the processing liquid tank from the pocket portion of the drum member.
[Explanation of symbols]
1,1A, 1B, 1C, 1D, 1E Treatment tank
2,2A, 2B, 2C, 2D, 2E Auxiliary tank (dissolution tank)
30, 30N, 30P Solid processing agent replenishment device (replenishment device)
310 Upper support (pressing side loading unit)
311 prop
312 Support member
320 Mounting part (input-side loading unit)
321 Upper body (upper housing)
322,332,345 opening
323,411 partition wall
327 Storage container packing (packing)
330 Treatment agent input part
331 Lower body (lower housing)
332 opening (treatment agent inlet)
333 drum member
333 (A to H) Solid processing agent receiving part (pocket part)
334 axis of rotation
340 Shutter means
341 Shutter member
345 opening
40, 40N, 40P Solid processing agent storage container (storage container)
41 Container body
415 Flange
42 Lid member (Processing agent input side member)
43 Cap member (member not to be treated)
AP, AN Automatic processor
J, JN, JP, JN1 to JN4, JP1 to JP3 solid treatment agent
Claims (3)
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02847098A JP3956465B2 (en) | 1998-02-10 | 1998-02-10 | Solid processing agent replenishing device for photosensitive material processing |
US09/241,815 US6053643A (en) | 1998-02-06 | 1999-02-01 | Solid processing agent storing container for photosensitive material processing |
DE19904733A DE19904733A1 (en) | 1998-02-06 | 1999-02-05 | Container storing solid chemicals for e.g. automatic equipment processing photographic film and papers |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02847098A JP3956465B2 (en) | 1998-02-10 | 1998-02-10 | Solid processing agent replenishing device for photosensitive material processing |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11231486A JPH11231486A (en) | 1999-08-27 |
JP3956465B2 true JP3956465B2 (en) | 2007-08-08 |
Family
ID=12249549
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02847098A Expired - Fee Related JP3956465B2 (en) | 1998-02-06 | 1998-02-10 | Solid processing agent replenishing device for photosensitive material processing |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3956465B2 (en) |
-
1998
- 1998-02-10 JP JP02847098A patent/JP3956465B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11231486A (en) | 1999-08-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3956465B2 (en) | Solid processing agent replenishing device for photosensitive material processing | |
JP3252242B2 (en) | Solid processing agent replenisher for photosensitive material processing | |
US5489962A (en) | Photosensitive material processing apparatus | |
JPH11223922A (en) | Replenishing device for solid processing agent for processing photosensitive material | |
US5587759A (en) | Automatic developing apparatus for silver halide photosensitive materials | |
JPH11223923A (en) | Replenishing device for solid processing agent for processing photosensitive material | |
JPH11288073A (en) | Device for replenishing solid processing agent for photosensitive material processing | |
US5585880A (en) | Solid processing agent replenishing apparatus for processing photosensitive material | |
JP2000003001A (en) | Device for replenishing solid processing agent for processing photosensitive material | |
JPH11305410A (en) | Solid processing agent replenishing device for processing photosensitive material | |
JP3191195B2 (en) | Solid processing agent kit for silver halide photographic materials | |
JP2000003002A (en) | Device for replenishing solid processing agent for processing photosensitive material | |
JPH11305409A (en) | Solid processing agent replenishing device for processing photosensitive material | |
EP0668538B1 (en) | Device for replenishing solid processing agent used in a light-sensitive material processing apparatus | |
JP3353173B2 (en) | Photosensitive material processing equipment | |
JPH10207034A (en) | Solid processing agent replenishing device for processing photosensitive material and automatic developing machine for silver halde photographic sensitive material | |
JPH11305408A (en) | Solid processing agent replenishing device | |
US5559577A (en) | Device for replenishing solid processing agent used in a light-sensitive material processing apparatus | |
JP3273287B2 (en) | Replenisher for solid processing agents for processing silver halide photographic materials | |
JPH08190185A (en) | Solid processing agent replenishing device for silver halide photographic sensitive material | |
JP3491390B2 (en) | Treatment agent replenishment device | |
JPH1097044A (en) | Solid processing agent replenishment device for photographic sensitive material | |
JPH09133994A (en) | Processing device for silver halide photographic sensitive material and solid processing agent replenishing device | |
JPH10246945A (en) | Photosensitive material processing agent replenishing device, and automatic developing machine for silver halide photographic sensitive material | |
JPH07248597A (en) | Automatic developing machine for silver halide photographic sensitive material as well as supplying method and supplying device for solid processing agent for silver halide photographic sensitive material |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041206 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060502 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060627 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061121 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070122 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070308 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20070314 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070417 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070430 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110518 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |