JP3955939B2 - motor - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動式のモータに関するものであり、特に、レイアウトフリーのモータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、各種電子機器に取り付けられるファンや情報記憶を行うディスク装置等では、特定の向きで使用しなければならないモータが用いられる場合がある。例えば、モータ内部の軸受機構のシャフトをスリーブに回転可能に嵌合して支持し、容易に抜くことができるタイプのモータの場合、使用中にロータ部の脱落またはロータ部とステータ部との間の位置のずれを防止するための移動規制手段が必要であったり、または、モータの姿勢が限定されることがある。
【0003】
また、そのような軸受機構を備えるモータでは、シャフトのぶれにより回転音が大きくなってしまい、動作音の低減が求められる情報機器において問題となることがある。さらに、このようなモータでは上記移動規制手段を構成するためにロータ部の磁石とステータ部の電磁石との磁気的中心をずらせて磁気的な付勢力を作用させる構成をとることがあるが、磁気ノイズや磁気振動が増大し、駆動効率が減少してしまう。
【0004】
そこで、上記移動規制手段として特開平7−208457号公報や特開平8−317588号公報のように、シャフトがスリーブから抜けないようにする構成を追加したモータが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、例えば特開平8−317588号公報のようにシャフトがロータ部に接続され、スリーブがステータ部に取り付けられる場合に上記移動規制手段としてシャフトがスリーブから抜けないようにするためには、シャフトをスリーブに挿入した後にシャフトの端部に抜け防止用の構成を取り付ける必要がある。
【0006】
通常、このような抜け防止用の構成を取り付けるためには、シャフトの端部と対向するステータ部側の部位に開口を設けておき、開口から抜け防止用の構成が取り付けられる。しかしながら、ステータ部に開口を設けると軸受機構のスリーブに含浸された油が開口から漏れ出したり、開口を塞ぐという追加作業が必要となる。
【0007】
あるいは、ステータ部に開口を設けない構成として、例えば、特開平7−208457号公報のようにスリーブがステータ部に取り付けられる前にシャフトをスリーブに挿入して抜け防止用の構成を取り付け、シャフト付きのスリーブをステータ部に取り付けた後にロータ部をシャフトに取り付けられる。しかしながら、スリーブに予めシャフトを挿入しておく場合も、シャフトが既に取り付けられたロータ部を組み立てに使用することができず、シャフトにロータ部を後付けする作業が必要になることからモータの生産コストが増大してしまう。
【0008】
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、シャフトをスリーブに挿入するだけで任意の姿勢で使用することが可能となるモータを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、電動式のモータであって、シャフトと、前記シャフトを回転可能に支持するスリーブと、前記シャフトの一端が取り付けられた第1の部材と、前記スリーブが挿入される凹部を有する第2の部材と、前記第1の部材を前記第2の部材に対して相対的に回転させる駆動機構と、前記凹部の底面と対向する前記スリーブの端面と前記底面との間において前記シャフトに取り付けられた付勢手段とを備え、前記付勢手段が、挿入口に前記シャフトの他端が挿入されることにより前記シャフトに取り付けられる取付部と、前記取付部と前記スリーブの前記端面との間に位置し、前記スリーブの前記端面に当接するとともに前記取付部に当接して前記取付部に対する相対的な回転が防止される当接部と、前記取付部および前記当接部に対して互いに離れる方向に力を作用させることにより前記シャフトの前記他端を前記凹部の前記底面に当接させる弾性部とを有し、前記シャフトが前記スリーブに挿入される際に、前記取付部が前記凹部内の部位と当接した状態で弾性変形しつつ前記シャフトの前記他端が前記挿入口に挿入され、前記他端が前記凹部の前記底面と当接する段階で復元力により前記取付部が前記底面とは反対側に移動し、前記取付部と前記凹部内の部位とが非接触の状態で前記シャフトと前記取付部とが係合する。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のモータであって、前記取付部の前記挿入口が、弾性変形の際に広がる切欠部を有する。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のモータであって、前記シャフトの外側面または前記挿入口の内側面のいずれか一方の面が凸部を有し、他方の面が傾斜面を有し、前記シャフトの前記他端が前記挿入口に挿入される際に、前記他端が前記底面と当接する段階で前記凸部と前記傾斜面とが互いに付勢し合って前記凸部が前記傾斜面に沿って移動することにより、前記取付部と前記凹部内の部位とが非接触の状態とされる。
【0012】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のモータであって、前記一方の面および前記他方の面がいずれも円筒状の面であり、前記凸部が前記一方の面の周方向に沿って形成された円環状の凸部であり、前記傾斜面が前記他方の面の周方向に沿って形成された円環状の溝の一部である。
【0014】
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載のモータであって、前記当接部が前記シャフトとともに回転し、前記当接部がリング状である。
【0015】
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載のモータであって、前記当接部と前記スリーブの前記端面との間に流体が介在し、前記当接部の当接面および前記当接面と対向する面の少なくとも一方に流体動圧溝が形成される。
【0017】
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載のモータであって、前記シャフトが前記スリーブに挿入される際に、前記第1の部材が前記シャフトに取り付けられている。
【0018】
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載のモータであって、前記第1の部材が、成形と同時に前記シャフトが取り付けられる部材である。
【0019】
請求項9に記載の発明は、請求項7または8に記載のモータであって、前記第1の部材が、インペラとともに成形される部材である。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一の実施の形態に係るファンモータ7の外観を示す図である。ファンモータ7は、例えば、各種情報機器内部の排気や電子回路の冷却等を行うために用いられる。ファンモータ7はモータ部1のロータ部に複数のインペラ71が取り付けられた構成をしており、モータ部1のステータ部はフランジ72に支持される。
【0021】
図2は図1中の矢印A−Aの位置におけるモータ部1の縦断面図である。図2中には説明の便宜上、回転の中心軸に平行な方向をZ方向として示している。モータ部1はシャフト11およびスリーブ12から構成される軸受機構10を中央に有し、シャフト11はスリーブ12によりZ方向を向く軸を中心に回転可能に支持される。スリーブ12は焼結材料等の多孔質材料に潤滑油を含浸させた含油軸受となっている。
【0022】
シャフト11の(+Z)方向の一端はスリーブ12の外部においてロータ部(第1部材)21に接続される。ステータ部(第2部材)22は中央に有底円筒状の凹部220を有し、スリーブ12は凹部220に挿入される。ロータ部21の外周面211の外側には図1に示すインペラ71が形成されており、ロータ部21の本体は樹脂にてインペラ71とともに一体的に成形される。また、ロータ部21の本体が成形される際にはシャフト11が同時に取り付けられ(いわゆる、インサート成形)、ロータ部21はシャフト11が取り付けられた部材として準備される。ステータ部22は図1に示すフランジ72に支持され、フランジ72が情報機器等に取り付けられることにより、ステータ部22が固定される。モータ部1が駆動されるとロータ部21とともにインペラ71が回転し、気流が発生する。
【0023】
ロータ部21の外周面211の内側には、ヨーク212を介して多極着磁された磁石213が取り付けられる。一方、ステータ部22においてスリーブ12の周囲には、鉄心221に絶縁部材を介して導線を捲回したコイル222が複数設けられる。導線はその絶縁部材に保持されたピン223を介してステータ部22下部の回路基板224に電気的に接続される。そして、コイル222に流される電流が制御されることにより、磁石213、鉄心221およびコイル222で構成される駆動機構がロータ部21を回転させる。
【0024】
スリーブ12が挿入される凹部220は、スリーブ12の(−Z)側の端面と当接する段が設けられており、凹部220の底面220aに対向するスリーブ12の端面と底面220aとの間は、シャフト11に付勢機構3が取り付けられる空間となっている。付勢機構3はシャフト11を(−Z)側に付勢する機構であり、詳細については後述する。底面220aの中央には、シャフト11の(−Z)側の端部と当接するスラストチップ225が取り付けられる。
【0025】
なお、モータ部1では、付勢機構3によりシャフト11がスラストチップ225に当接するため、従来のように磁石213の磁気的中心を電磁石(すなわち、鉄心221)の磁気的中心よりも(+Z)側に位置させてシャフト11に(−Z)方向の力を作用させる必要がない。そこで、磁石213の磁気的中心と電磁石の磁気的中心とを一致させることにより、磁気ノイズや磁気振動が低減し、駆動効率を高めることが実現される。
【0026】
スリーブ12が挿入されるステータ部22の凹部220上端には、ロータ部21への潤滑油の飛散あるいは流出を抑えるためのキャップ226が取り付けられる。キャップ226内面に付着した潤滑油はキャップ226の内面を伝わってスリーブ12へと戻る。
【0027】
図3は付勢機構3の構成を示す斜視図である。付勢機構3はシャフト11に取り付けられる取付部31、バネ32、および、スリーブ12の(−Z)側の端面に当接する当接部33から構成され、図3中の中心軸(回転の中心軸に相当)3Jに沿ってこれらの部材が重ね合わされることにより、図2に示すように当接部33が取付部31とスリーブ12の端面との間に位置し、バネ32が取付部31と当接部33との間に位置する。付勢機構3の材質は例えば金属である。
【0028】
取付部31は略円筒状となっており、挿入口311にシャフト11の端部が挿入されることにより取付部31がシャフト11に取り付けられる。また、取付部31は側面下部に挿入の際に弾性変形を容易に行わせるための切欠部312を有し、上部に当接部33に嵌め込まれる切欠部313を有する。さらに、取付部31の外側面にはバネ32が当接する鍔部314が設けられる。
【0029】
バネ32は、シャフト11の端部が挿入可能なコイルバネとなっており、図1に示す状態では圧縮された状態になっている。当接部33はリング状の板部材であり、内周は取付部31の上端部と同形状とされる。
【0030】
図4ないし図6はステータ部22にロータ部21が取り付けられる際のシャフト11および付勢機構3の様子を説明するための図である。図4はシャフト11がスリーブ12に挿入されて付勢機構3に到達する前の状態を示し、図5はシャフト11の端部が付勢機構3に取り付けられる途中の状態を示し、図6はシャフト11に付勢機構3が取付られた様子を示している。
【0031】
ロータ部21がステータ部22に取り付けられる際には、予めステータ部22の凹部220に取付部31、バネ32および当接部33が配置され、スリーブ12が凹部220に挿入されている。図4では、バネ32の作用により取付部31が凹部220の底面220aに当接し、当接部33がスリーブ12の(−Z)側の端面に当接している様子を示しているが、この段階ではバネ32は圧縮されていなくてもよい。なお、取付部31と当接部33とは、互いに嵌り合うように予め姿勢が調整され、取付部31の鍔部314が凹部220の内側面に当接することで底面220aのほぼ中央に位置している。
【0032】
シャフト11の端部の外側面には周方向に沿って円環状に溝111が形成されており、取付部31の挿入口311の内側面には周方向に沿って円環状に凸部315が形成されている。シャフト11が底面220aに向かって押し込まれると、シャフト11の端部が挿入口311に挿入され、やがて端部が凸部315と当接する。その後、図5に示すように取付部31が底面220aと当接した状態でシャフト11の端部が挿入口311を押し広げるように凸部315を付勢する。このとき、取付部31の切欠部312(図3参照)が広がって取付部31が弾性変形することにより、シャフト11の先端が容易に挿入口311の奥へと挿入される。
【0033】
シャフト11がさらに挿入口311の奥へと挿入されると、シャフト11の端部が底面220aと当接する段階で凸部315の先端が溝111のエッジに到達し、取付部31の復元力により図6に示すように凸部315が溝111のおよそ中央へと移動する。これにより、取付部31が底面220aとは反対側に移動し、取付部31と底面220aとが非接触の状態でシャフト11と取付部31とが係合する。
【0034】
また、取付部31の移動によりバネ32が圧縮され、バネ32が取付部31および当接部33に対して互いに離れる方向に力を作用させることにより、当接部33がスリーブ12の端面と当接し(または、当接状態が維持され)、シャフト11が取付部31とともに底面220a側に付勢される。その結果、シャフト11がスラストチップ225に向かって付勢された状態で当接する。
【0035】
図7はシャフト11と取付部31との関係が、図5から図6に示す状態へと移行する原理をさらに詳細に説明するための図である。
【0036】
溝111の下側(シャフト11の先端側)は、凸部315の付勢方向(シャフト11の中心軸に垂直な方向)に対して傾斜した傾斜面111aとなっており、凸部315が溝111に差し掛かると凸部315と傾斜面111aとは互いに付勢し合うこととなる。傾斜面111aは溝111の中央に向けてシャフト11の中心軸に近づくように傾斜しているため、凸部315は傾斜面111aに沿って矢印315aにて示すように溝111の中央まで移動する。その結果、取付部31がスリーブ12側に移動してシャフト11の端部が取付部31の下端から突出し、取付部31と底面220aとが非接触状態とされる。
【0037】
以上のように、ファンモータ7では、ステータ部22側のスリーブ12にロータ部21側のシャフト11を挿入するのみでシャフト11と取付部31とが係合し、ロータ部21は容易には抜けないようにされる(取付部31がロータ部21の移動規制手段として機能する)。また、シャフト11の挿入のみで組み立てを行うことができるため、予めロータ部21をシャフト11が取り付けられた部品として準備することができ、シャフト挿入後にロータを後付けしたり、ステータの底面に穴を設けて別途シャフトが抜けない機構を取り付けて封止する必要もない。その結果、組み立て作業に要する工数を削減することができる。
【0038】
さらに、シャフト11はバネ32によりスラストチップ225側へと付勢されるため、シャフト11が重力に対して任意の方向を向いてもステータ部22に対するロータ部21の相対的位置関係を適正に維持することができ、ファンモータ7を任意の姿勢で使用すること(いわゆる、レイアウトフリー)が実現される。例えば、図2において(+Z)方向に重力が作用する場合であってもロータ部21は重力に逆らってステータ部22に支持され、適正に回転を行うことができる。また、シャフト11をスラストチップ225に当接させる、あるいはシャフト11とスラストチップ225とのクリアランスを極小にすることにより、シャフト11のアキシャルおよびラジアル方向のぶれを抑制することができ、回転音の低減を図ることができる。したがって、ファンモータ7を情報機器に用いることにより、情報機器の動作音の低減が実現される。なお、図2において(+Z)方向に重力が作用する場合にシャフト11とスラストチップ225とが離れてもよく、ロータ部21の自重を受けつつ取付部31がスリーブ12の端面に支持されることによりシャフト11のアキシャル方向およびラジアル方向のぶれを抑制することができる。
【0039】
加えて、従来のように回転軸方向に関して磁石213の磁気的中心と電磁石(すなわち、鉄心221)の磁気的中心とをずらしてステータ部22側へと引き込む力をロータ部21に作用させる必要もないことから、磁石213と鉄心221との中心を一致させることによりモータ部1の磁気ノイズや磁気振動が低減し、駆動効率を向上することができる。
【0040】
次に、以上のようにして組み立てられたモータ部1の動作について説明する。図2に示すコイル222に電流が流されてロータ部21が回転すると、シャフト11の溝111と取付部31の凸部315とが強く係合していることから、取付部31がシャフト11とともに回転する。一方、取付部31の上端の切欠部313が当接部33の内周に当接することから、取付部31とともに当接部33も回転する。
【0041】
図8は、スリーブ12の端面と当接する当接部33の当接面の様子を示す平面図である。当接面上には流体動圧溝331が形成されており、当接部33とスリーブ12の端面との間はスリーブ12が含有する油が介在した状態とされる。したがって、ロータ部21とともに当接部33が回転すると、流体動圧溝331の作用により流体動圧が発生し、スリーブ12と当接部33とが非接触とされる。その結果、ロータ部21を滑らかに回転させることが実現される。
【0042】
図9は付勢機構3の他の例を示す図である。図9に示す付勢機構3では取付部31が図6に示す取付部31から下部を除去した形状となっており、凹部220の底面220aもスラストチップ225が設けられる部位220bと、部位220bよりもスリーブ12に近い部位220cとを有する。
【0043】
シャフト11がスリーブ12を貫通して取付部31に挿入される際には、取付部31の下端が部位220cに当接し、やがて凸部315が押されることにより取付部31が弾性変形する。シャフト11の端部がスラストチップ225に当接する段階で取付部31の復元力により取付部31の凸部315が溝111に沿って移動することにより取付部31がスリーブ12側へと移動し、取付部31と部位220cとが非接触の状態にて凸部315と溝111とが係合する。
【0044】
このように、シャフト11に取付部31が取り付けられる際には、取付部31は凹部220内の最も深い部位と当接する必要はない。例えば、取付部31は凹部220の内側面から突出する部位と当接するようにされてもよい。
【0045】
図10は、付勢機構3のさらに他の例を示す図である。図6や図9では凸部315の中心軸方向(図2におけるZ方向)の幅は溝111の中心軸方向の幅よりも小さくされるが、図10に示す例では凸部315の幅は溝111の幅よりも大きくされる。図10に示す例の場合、シャフト11が挿入されて凸部315が溝111に差し掛かると、取付部31の復元力により凸部315の下側(底面220a側)の面と溝111の下側のエッジとが互いに付勢し合い、溝111の下側のエッジが凸部315の下側の面に沿って移動する。これにより、取付部31がスリーブ12側へと移動し、取付部31と底面220aとが非接触の状態で取付部31がシャフト11と係合する。
【0046】
すなわち、図10に示す例の場合、凸部315の下側の面が図7の説明における傾斜面としての役割を果たし、溝111の下側のエッジが傾斜面に対する凸部としての役割を果たす。このように、取付部31の挿入口311の内側面に傾斜面が形成され、シャフト11の外側面に傾斜面と当接する凸部が形成され、シャフト11の端部が底面220aに当接する段階で凸部と傾斜面とが互いに付勢し合って凸部が傾斜面に沿って移動するようにされてもよい。なお、凸部315の幅と溝111の幅とが同等とされてもよい。すなわち、互いに付勢し合う凸部および傾斜面のそれぞれがシャフト11および取付部31のいずれに設けられているか明瞭に把握される必要はない。
【0047】
図11は本発明に関連する参考例に係る付勢機構3を示す図である。付勢機構3は樹脂などの弾性変形が容易な材料で一体的に形成され、凸部315を有する取付部301、取付部301からスリーブ12の端面に向かって漸次広がる円錐面状の弾性部302、および、スリーブ12の端面と当接するリング状の当接部303を有する。弾性部302は薄く、かつ、弾性変形により湾曲しており、弾性部302の復元力により取付部301と当接部303とが互いに離れる方向に付勢される。
【0048】
図11に示す付勢機構3のシャフト11への取り付けは図4ないし図6と同様に行われる。すなわち、シャフト11をスリーブ12に挿入するのみで取付部301が底面220aから離れた状態で凸部315が溝111に係合する。図11に示すように付勢機構3は3つの部材により構成される必要はなく、3つの部材と同等であるならば、1つの部材であってもよく、2つの部材(例えば、取付部と弾性部とが一体、あるいは、弾性部と当接部とが一体とされる。)により構成されてもよい。これにより、付勢機構3の部品点数を削減することができる。
【0049】
弾性部302は取付部301と当接部303とを互いに離れる方向に付勢するものであるならば、どんな形態であってもよい。例えば、弾性部302がゴムにより形成されてもよく、ベローズ状であってもよい。
【0050】
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
【0051】
上記実施の形態におけるスリーブ12は含油軸受に限定されるものではなく、流体動圧軸受でもよい。また、スラスト方向に対する軸受もスラストチップ225に代えて流体動圧軸受が用いられてもよい。
【0052】
上記実施の形態では当接部に流体動圧溝が形成されるが、流体動圧溝はスリーブ12の端面に形成されてもよく、双方の面に形成されてもよい。また、当接部は完全にシャフト11と一体的に回転するように取り付けられなくてもよく、流体動圧溝を用いずにスリーブ12の端面と当接部との間が潤滑されるのみでもよい。なお、スリーブ12の端面と当接部とは回転の際に実質的に当接するのであるならば、非接触状態であっても接触状態であってもよい。
【0053】
さらに、当接部はスリーブ12の端面以外の部位と当接してもよい。例えば、スリーブ12の端面の下方に別部材が配置されてもよく、凹部220内の部位と当接部とが当接してもよい。すなわち、当接部がスリーブ12側の部位と当接することでシャフト11がスラストチップ225側に付勢されてよい。もちろん、油がスリーブ12に多く存在することを考慮すると当接部はスリーブ12の端面と当接することが好ましいといえる。
【0054】
当接部はリング状である必要はないが、当接部が回転する場合には回転を円滑に行うためにリング状とされることが好ましい。
【0055】
上記実施の形態では取付部の凸部315は挿入口311の内側面に沿って形成されるが、内側面の一部のみに形成されてもよい。例えば、凸部315として球面状の凸部が多数形成されてもよい。溝111もシャフト11の外側面に沿って連続的に形成される必要はなく、一部のみに形成されてもよい。取付部31および溝111の断面形状も適宜変更されてよい。
【0056】
なお、通常、シャフト11の外側面が円筒状であることから取付部の挿入口の内側面も円筒状であることが好ましく、シャフト11と取付部を強固に取り付けるためには、凸部および溝が円筒状の面の周方向沿って円環状に形成されることが好ましいといえる。
【0057】
凹部220は円筒状の穴に蓋が取り付けられて形成されてもよい。もちろん、ステータ部22の本体が一体的に成形される場合には、凹部220の側面および底面220aが一体的に成形されることが好ましい。また、異音防止のためにスラストチップ225の位置決めには精度が要求されることから、スラストチップ225の取り付け穴も一体的に形成されることが好ましい。ステータ部22の本体に凹部220を一体的に形成することによりステータ部22の背面からの油の漏れを完全に防止することが実現される。さらに、ステータ部22を一体的に形成することで、スラストチップ225を別に取り付ける場合にも精度よく取り付けられる。
【0058】
シャフト11のロータ部21への取り付けはインサート成形には限定されない。例えば、シャフト11は圧入や接着によりロータ部21に取り付けられてもよい。
【0059】
モータ部1の機構はファンとしての利用に限定されず、コンパクトディスクやハードディスク等の情報読み出しを行うディスク装置にも利用することができる。これにより、ディスク装置の動作効率の向上、動作音の低減およびレイアウトフリーが実現される。
【0060】
上記実施の形態では、シャフト11がスリーブ12内で回転するが、シャフトが固定され、スリーブが回転してもよい。すなわち、シャフトが取り付けられる部材とスリーブが取り付けられる部材とは相対的に回転すればよい。磁石と電磁石による駆動機構もステータ部に磁石が設けられ、ロータ部に電磁石が設けられてもよい。
【0061】
上記実施の形態におけるモータ部1では円環状の多極着磁された磁石213が用いられるが、磁石213はもちろん複数の磁石により構成されてもよい。逆に、ステータ部22側の電磁石は複数の電磁石と捉えられる形態に限定されるものではなく、複数の磁極を発生することができる1つの電磁石であってもよい。
【0062】
また、図12に示すように溝111および凸部315のスラストチップ225側の面が回転軸に垂直な面とされてもよい。これにより、シャフト11が抜ける方向に力を受けたとしても回転軸に垂直な面が互いに当接し合い、シャフト11の抜け防止を確実に実現することができる。なお、図12に示す形状であっても取付部31をシャフト11に取り付ける際の作業性が損なわれることはない。
【0063】
【発明の効果】
請求項1ないし9の発明では、スリーブにシャフトを挿入するのみでシャフトがスリーブから抜けないようにすることが容易に実現され、モータを任意の姿勢で使用することが可能となる。
【0064】
また、請求項2の発明では、シャフトを容易に取付部に挿入することができる。
【0065】
また、請求項4の発明では、シャフトに取付部を強固に取り付けることができる。
【0066】
また、請求項6の発明では、シャフトを円滑に回転させることが実現される。
【0068】
また、請求項7ないし9の発明では、予め第1の部材にシャフトが取り付けられている場合でも容易にシャフトを第2の部材側に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファンモータの外観を示す図である。
【図2】モータ部の縦断面図である。
【図3】付勢機構の構成を示す斜視図である。
【図4】ステータ部にロータ部が取り付けられる際のシャフトおよび付勢機構の様子を説明するための図である。
【図5】ステータ部にロータ部が取り付けられる際のシャフトおよび付勢機構の様子を説明するための図である。
【図6】ステータ部にロータ部が取り付けられる際のシャフトおよび付勢機構の様子を説明するための図である。
【図7】シャフトに取付部が取り付けられる原理を説明するための図である。
【図8】当接部のスリーブ端面と当接する側の面を示す平面図である。
【図9】付勢機構の他の例を示す図である。
【図10】付勢機構のさらに他の例を示す図である。
【図11】 本発明に関連する参考例に係る付勢機構を示す図である。
【図12】溝および凸部の他の形状を示す図である。
【符号の説明】
1 モータ部
3 付勢機構
11 シャフト
12 スリーブ
21 ロータ部
22 ステータ部
31,301 取付部
32 バネ
33,303 当接部
71 インペラ
111 溝
111a 傾斜面
213 磁石
220 凹部
220a 底面
221 鉄心
222 コイル
302 弾性部
311 挿入口
312 切欠部
315 凸部
331 流体動圧溝[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an electric motor, and more particularly to a layout-free motor.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a fan that is attached to various electronic devices, a disk device that stores information, and the like may use a motor that must be used in a specific direction. For example, in the case of a motor in which the shaft of the bearing mechanism inside the motor is rotatably fitted to and supported by a sleeve and can be easily pulled out, the rotor part may fall off during use or between the rotor part and the stator part. In some cases, a movement restricting means for preventing the displacement of the position of the motor is necessary, or the attitude of the motor is limited.
[0003]
Moreover, in a motor provided with such a bearing mechanism, the rotational noise becomes loud due to the shake of the shaft, which may cause a problem in information equipment that is required to reduce operating noise. Furthermore, in such a motor, in order to constitute the movement restricting means, the magnetic center of the rotor magnet and the electromagnet of the stator may be shifted to apply a magnetic biasing force. Noise and magnetic vibration increase and drive efficiency decreases.
[0004]
In view of this, there has been proposed a motor to which a configuration for preventing the shaft from coming off from the sleeve as disclosed in JP-A-7-208457 and JP-A-8-317588 has been proposed as the movement restricting means.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in order to prevent the shaft from coming out of the sleeve as the movement restricting means when the shaft is connected to the rotor portion and the sleeve is attached to the stator portion as in JP-A-8-317588, for example, After insertion into the sleeve, it is necessary to attach a structure to prevent the shaft from coming off at the end of the shaft.
[0006]
Usually, in order to attach such a configuration for preventing slipping, an opening is provided in a portion on the side of the stator facing the end portion of the shaft, and the configuration for preventing slipping is attached from the opening. However, if an opening is provided in the stator portion, additional work is required such that oil impregnated in the sleeve of the bearing mechanism leaks out from the opening or closes the opening.
[0007]
Alternatively, as a configuration in which no opening is provided in the stator portion, for example, as in JP-A-7-208457, a sleeve is inserted into the sleeve before the sleeve is attached to the stator portion, and a structure for preventing the slip is attached, and the shaft is attached. After the sleeve is attached to the stator portion, the rotor portion is attached to the shaft. However, even if the shaft is inserted into the sleeve in advance, the rotor part to which the shaft has already been attached cannot be used for assembly, and work for retrofitting the rotor part to the shaft is necessary, so the motor production cost Will increase.
[0008]
The present invention has been made in view of the above problems, and an object thereof is to provide a motor that can be used in an arbitrary posture simply by inserting a shaft into a sleeve.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to
[0010]
A second aspect of the present invention is the motor according to the first aspect, wherein the insertion port of the mounting portion has a cutout portion that expands during elastic deformation.
[0011]
Invention of
[0012]
Invention of Claim 4 is a motor of
[0014]
Claim 5 The invention described in
[0015]
Claim 6 The invention described in
[0017]
[0018]
Claim 8 The invention described in
[0019]
Claim 9 The invention described in
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 is a view showing an appearance of a
[0021]
FIG. 2 is a longitudinal sectional view of the
[0022]
One end of the
[0023]
Inside the outer
[0024]
The
[0025]
In the
[0026]
A
[0027]
FIG. 3 is a perspective view showing the configuration of the
[0028]
The
[0029]
The
[0030]
4 to 6 are views for explaining the state of the
[0031]
When the
[0032]
A
[0033]
When the
[0034]
Further, the
[0035]
FIG. 7 is a diagram for explaining in more detail the principle that the relationship between the
[0036]
The lower side of the groove 111 (the tip side of the shaft 11) is an inclined surface 111a inclined with respect to the urging direction of the convex portion 315 (the direction perpendicular to the central axis of the shaft 11), and the
[0037]
As described above, in the
[0038]
Further, since the
[0039]
In addition, the magnetic center of the
[0040]
Next, the operation of the
[0041]
FIG. 8 is a plan view showing a state of the contact surface of the
[0042]
FIG. 9 is a view showing another example of the
[0043]
When the
[0044]
As described above, when the
[0045]
FIG. 10 is a diagram showing still another example of the
[0046]
That is, in the example shown in FIG. 10, the lower surface of the
[0047]
FIG. According to reference examples related to the present
[0048]
The
[0049]
The
[0050]
Although the embodiments of the present invention have been described above, the present invention is not limited to the above embodiments, and various modifications can be made.
[0051]
The
[0052]
In the above embodiment, the fluid dynamic pressure groove is formed in the contact portion, but the fluid dynamic pressure groove may be formed on the end face of the
[0053]
Further, the abutting portion may abut against a portion other than the end surface of the
[0054]
The abutment portion does not need to be ring-shaped, but when the abutment portion rotates, it is preferably a ring shape for smooth rotation.
[0055]
In the above embodiment, the
[0056]
Since the outer surface of the
[0057]
The
[0058]
The attachment of the
[0059]
The mechanism of the
[0060]
In the above embodiment, the
[0061]
In the
[0062]
Moreover, as shown in FIG. 12, the surface on the
[0063]
【The invention's effect】
[0064]
In the invention of claim 2, the shaft can be easily inserted into the mounting portion.
[0065]
In the invention of claim 4, the attachment portion can be firmly attached to the shaft.
[0066]
Claims 6 In the present invention, it is possible to smoothly rotate the shaft.
[0068]
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an external appearance of a fan motor.
FIG. 2 is a longitudinal sectional view of a motor unit.
FIG. 3 is a perspective view showing a configuration of an urging mechanism.
FIG. 4 is a view for explaining a state of a shaft and an urging mechanism when a rotor portion is attached to a stator portion.
FIG. 5 is a view for explaining a state of a shaft and an urging mechanism when a rotor portion is attached to a stator portion.
FIG. 6 is a diagram for explaining a state of a shaft and an urging mechanism when a rotor portion is attached to a stator portion.
FIG. 7 is a view for explaining the principle of attaching a mounting portion to a shaft.
FIG. 8 is a plan view showing a surface of the contact portion that comes into contact with the sleeve end surface.
FIG. 9 is a view showing another example of an urging mechanism.
FIG. 10 is a diagram showing still another example of the urging mechanism.
FIG. 11 According to reference examples related to the present invention Energizing mechanism Show It is a figure.
FIG. 12 is a view showing another shape of a groove and a convex portion.
[Explanation of symbols]
1 Motor part
3 Energizing mechanism
11 Shaft
12 sleeve
21 Rotor
22 Stator part
31,301 Mounting part
32 Spring
33,303 contact part
71 impeller
111 grooves
111a inclined surface
213 Magnet
220 recess
220a Bottom
221 Iron core
222 coils
302 Elastic part
311 insertion slot
312 Notch
315 Convex
331 Fluid dynamic pressure groove
Claims (9)
シャフトと、
前記シャフトを回転可能に支持するスリーブと、
前記シャフトの一端が取り付けられた第1の部材と、
前記スリーブが挿入される凹部を有する第2の部材と、
前記第1の部材を前記第2の部材に対して相対的に回転させる駆動機構と、
前記凹部の底面と対向する前記スリーブの端面と前記底面との間において前記シャフトに取り付けられた付勢手段と、
を備え、
前記付勢手段が、
挿入口に前記シャフトの他端が挿入されることにより前記シャフトに取り付けられる取付部と、
前記取付部と前記スリーブの前記端面との間に位置し、前記スリーブの前記端面に当接するとともに前記取付部に当接して前記取付部に対して相対的な回転が防止される当接部と、
前記取付部および前記当接部に対して互いに離れる方向に力を作用させることにより前記シャフトの前記他端を前記凹部の前記底面に当接させる弾性部と、
を有し、
前記シャフトが前記スリーブに挿入される際に、前記取付部が前記凹部内の部位と当接した状態で弾性変形しつつ前記シャフトの前記他端が前記挿入口に挿入され、前記他端が前記凹部の前記底面と当接する段階で復元力により前記取付部が前記底面とは反対側に移動し、前記取付部と前記凹部内の部位とが非接触の状態で前記シャフトと前記取付部とが係合することを特徴とするモータ。An electric motor,
A shaft,
A sleeve for rotatably supporting the shaft;
A first member to which one end of the shaft is attached;
A second member having a recess into which the sleeve is inserted;
A drive mechanism for rotating the first member relative to the second member;
An urging means attached to the shaft between an end surface of the sleeve facing the bottom surface of the recess and the bottom surface;
With
The biasing means is
An attachment portion attached to the shaft by inserting the other end of the shaft into the insertion port;
A contact portion that is located between the attachment portion and the end surface of the sleeve, contacts the end surface of the sleeve, and contacts the attachment portion to prevent relative rotation with respect to the attachment portion; ,
An elastic part that abuts the other end of the shaft against the bottom surface of the recess by applying a force to the attachment part and the abutting part in directions away from each other;
Have
When the shaft is inserted into the sleeve, the other end of the shaft is inserted into the insertion port while elastically deforming in a state where the attachment portion is in contact with the portion in the recess, and the other end is inserted into the insertion port. The mounting portion moves to the side opposite to the bottom surface by a restoring force at the stage of contact with the bottom surface of the recess, and the shaft and the mounting portion are in contact with each other in a state where the mounting portion and the portion in the recess are not in contact with each other. A motor characterized by being engaged.
前記取付部の前記挿入口が、弾性変形の際に広がる切欠部を有することを特徴とするモータ。The motor according to claim 1,
The motor according to claim 1, wherein the insertion port of the attachment portion has a cutout portion that expands during elastic deformation.
前記シャフトの外側面または前記挿入口の内側面のいずれか一方の面が凸部を有し、他方の面が傾斜面を有し、
前記シャフトの前記他端が前記挿入口に挿入される際に、前記他端が前記底面と当接する段階で前記凸部と前記傾斜面とが互いに付勢し合って前記凸部が前記傾斜面に沿って移動することにより、前記取付部と前記凹部内の部位とが非接触の状態とされることを特徴とするモータ。The motor according to claim 1 or 2,
Either one of the outer surface of the shaft or the inner surface of the insertion port has a convex portion, and the other surface has an inclined surface,
When the other end of the shaft is inserted into the insertion port, the convex portion and the inclined surface are biased to each other when the other end abuts on the bottom surface, so that the convex portion is the inclined surface. By moving along, the motor is characterized in that the mounting portion and the portion in the recess are not in contact with each other.
前記一方の面および前記他方の面がいずれも円筒状の面であり、前記凸部が前記一方の面の周方向に沿って形成された円環状の凸部であり、前記傾斜面が前記他方の面の周方向に沿って形成された円環状の溝の一部であることを特徴とするモータ。The motor according to claim 3,
The one surface and the other surface are both cylindrical surfaces, the convex portion is an annular convex portion formed along the circumferential direction of the one surface, and the inclined surface is the other surface. A motor which is a part of an annular groove formed along the circumferential direction of the surface of the motor.
前記当接部が前記シャフトとともに回転し、前記当接部がリング状であることを特徴とするモータ。The motor according to any one of claims 1 to 4 ,
The abutment portion rotates together with the shaft, and the abutment portion is ring-shaped.
前記当接部と前記スリーブの前記端面との間に流体が介在し、前記当接部の当接面および前記当接面と対向する面の少なくとも一方に流体動圧溝が形成されることを特徴とするモータ。The motor according to any one of claims 1 to 5 ,
Fluid is interposed between the contact portion and the end surface of the sleeve, and a fluid dynamic pressure groove is formed on at least one of the contact surface of the contact portion and the surface facing the contact surface. Characteristic motor.
前記シャフトが前記スリーブに挿入される際に、前記第1の部材が前記シャフトに取り付けられていることを特徴とするモータ。The motor according to any one of claims 1 to 6 ,
The motor, wherein the first member is attached to the shaft when the shaft is inserted into the sleeve.
前記第1の部材が、成形と同時に前記シャフトが取り付けられる部材であることを特徴とするモータ。The motor according to claim 7 ,
The motor according to claim 1, wherein the first member is a member to which the shaft is attached simultaneously with molding.
前記第1の部材が、インペラとともに成形される部材であることを特徴とするモータ。The motor according to claim 7 or 8 ,
The motor according to claim 1, wherein the first member is a member molded together with an impeller.
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