JP3950751B2 - Electrophotographic belt, electrophotographic photosensitive member-intermediate transfer belt integrated cartridge, image forming apparatus, and method for producing electrophotographic belt - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真用ベルト、電子写真感光体−中間転写ベルト一体型カートリッジ、画像形成装置および電子写真用ベルトの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
中間転写体を使用した画像形成装置は、カラー画像情報や多色画像情報の複数の成分色画像を順次積層転写してカラー画像や多色画像を合成再現した画像形成物を出力するカラー画像形成装置や多色画像形成装置、又はカラー画像形成機能や多色画像形成機能を具備させた画像形成装置として有効である。
【0003】
中間転写体として中間転写ベルトを用いた画像形成装置の一例の概略図を図1に示す。
【0004】
図1は電子写真プロセスを利用したカラー画像形成装置(複写機あるいはレーザービームプリンター)である。中間転写ベルト5には中抵抗のベルトを使用している。
【0005】
1は第1の画像担持体として繰り返し使用される回転ドラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラムと記す)であり、矢示の反時計方向に所定の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動される。
【0006】
感光ドラム1は回転過程で、1次帯電器2により所定の極性・電位に一様に帯電処理され、次いで不図示の像露光手段3(カラー原稿画像の色分解・結像露光光学系、画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応して変調されたレーザービームを出力するレーザースキャナによる走査露光系等)による画像露光を受けることにより目的のカラー画像の第1の色成分像(例えば、イエロー色成分像)に対応した静電潜像が形成される。
【0007】
次いで、その静電潜像が第1の現像器(イエロー色現像器41)により第1色であるイエロートナーYにより現像される。この時第2〜第4の現像器(マゼンタ色現像器42、シアン色現像器43、ブラック色現像器44)の各現像器は作動−オフになっていて感光ドラム1には作用せず、上記第1色のイエロートナー画像は上記第2〜第4の現像器により影響を受けない。
【0008】
中間転写ベルト5は時計方向に感光ドラム1と同じ周速度をもって回転駆動されている。
【0009】
感光ドラム1上に形成担持された上記第1色のイエロートナー画像が、感光ドラム1と中間転写ベルト5とのニップ部を通過する過程で、1次転写ローラ6から中間転写ベルト5に印加される1次転写バイアスにより形成される電界により、中間転写ベルト5の外周面に順次中間転写(1次転写)されていく。
【0010】
中間転写ベルト5に第一色のイエロートナー画像の転写を終えた感光ドラム1の表面は、クリーニング装置13により清掃される。
【0011】
以下、同様に第2色のマゼンタトナー画像、第3色のシアントナー画像、第4色のブラックトナー画像が順次中間転写ベルト5上に重ね合わせて転写され、目的のカラー画像に対応した合成カラートナー画像が形成される。
【0012】
7は2次転写ローラで、2次転写対向ローラ8に対応し平行に軸受させて中間転写ベルト5の下面部に離間可能な状態に配設してある。
【0013】
感光ドラム1から中間転写ベルト5への第1〜第4色のトナー画像の順次重畳転写のための1次転写バイアスは、トナーとは逆極性(+)でバイアス電源30から印加される。その印加電圧は例えば+100V〜2kVの範囲である。
【0014】
感光ドラム1から中間転写ベルト5への第1〜第3色のトナー画像の1次転写工程において、2次転写ローラ7は中間転写ベルト5から離間することも可能である。
【0015】
中間転写ベルト5上に転写された合成カラートナー画像の第2の画像担持体である転写材Pへの転写は、2次転写ローラ7が中間転写ベルト5に当接されると共に、給紙ローラ11から転写材ガイド10を通って、中間転写ベルト5と2次転写ローラ7との当接ニップに所定のタイミングで転写材Pが給送され、2次転写バイアスが電源31から2次転写ローラ7に印加される。この2次転写バイアスにより中間転写ベルト5から第2の画像担持体である転写材Pへ合成カラートナー画像が転写(2次転写)される。トナー画像の転写を受けた転写材Pは定着器15へ導入され加熱定着される。
【0016】
転写材Pへの画像転写終了後、中間転写ベルト5にはクリーニング装置のクリーニング用帯電部材9が当接され、感光ドラム1とは逆極性のバイアスを印加することにより、転写材Pに転写されずに中間転写ベルト5上に残留しているトナー(転写残トナー)に感光ドラム1と逆極性の電荷が付与される。33はバイアス電源である。
【0017】
前記転写残トナーは、感光ドラム1とのニップ部及びその近傍において感光ドラム1に静電的に転写されることにより、中間転写ベルトがクリーニングされる。
【0018】
前述の中間転写ベルトを用いた画像形成装置を有するカラー電子写真装置は、従来の技術である転写ドラム上に第2の画像担持体を張り付け又は吸着せしめ、そこへ第1の画像担持体上から画像を転写する画像形成装置を有したカラー電子写真装置、例えば、特開昭63−301960号公報中で述べられたような転写装置と比較すると、第2の画像担持体である転写材になんら加工、制御(例えば、グリッパーに把持する、吸着する、曲率をもたせる等)を必要とせずに中間転写ベルトから画像を転写することができるため、封筒、ハガキ、ラベル紙等、薄い紙(40g/m2 紙)から厚い紙(200g/m2 紙)まで、幅の広狭、長さの長短、あるいは厚さの厚薄によらず、第2の画像担持体を多種多様に選択することができるという利点を有している。
【0019】
このような利点のため、すでに市場においては中間転写ベルトを用いたカラー複写機、カラープリンタ等が移動し始めている。
【0020】
次に転写部材として転写ベルトを用いた画像形成装置の一例の概略図を図2に示す。
【0021】
図2に示された画像形成装置は、色分解像重ね合せ転写方式のカラー画像形成装置の一つの型式として、複数の感光体に夫々異なる色のトナー像を形成し、この各感光体に順次接触して搬送される1枚の転写材に位置を合わせて、各感光体上のトナー像を転写し、フルカラー画像を得るようにしたものである。
【0022】
図2に示された画像形成装置は、装置本体320内の上部に電子写真プロセス手段として4つの画像形成部I,II,III ,IVを並設しており、各画像形成部I〜IVは、像担持体としての感光ドラム301Y,301M,301C,301BK、一次帯電器としての一次帯電ローラ302Y,302M,302C,302BK、露光部303Y,303M,303C,303BK、現像器304Y,304M,304C,304BK及びクリーナ305Y,305M,305C,305BKを含んで構成されている。尚、現像器304Y,304M,304C,304BKにはそれぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)のトナーが収容されている。
【0023】
又、上記画像形成部I〜IVの下方には転写装置310が設けられており、該転写装置310は、駆動ローラ311と従動ローラ312及びテンションローラ313の間に張設された無端状の転写ベルト314と、各画像形成部I〜IVの感光ドラム301Y,301M,301C,301BKにそれぞれ対向して配置された転写帯電器315Y,315M,315C,315BKを含んで構成されている。
【0024】
他方、装置本体320内の底部には、記録媒体として複数枚の記録紙Pを積層収容して成るカセット306が設置されており、該カセット306内の記録紙Pは給紙ローラ307によって1枚ずつ送り出され、搬送ガイド308を経てレジストローラ309まで搬送される。
【0025】
そして、装置本体320内の上記記録紙Pの搬送方向下流側には分離帯電器316及び定着器317が配設されており、装置本体320の外には排紙トレイ318が取り付けられている。
【0026】
そして、各画像形成部I〜IVにおいては、感光ドラム301Y,301M,301C,301BKが図示矢印方向に所定の速度で回転駆動され、これらは一次帯電ローラ302Y,302M,302C,302BKによってそれぞれ一様に帯電処理される。このように帯電処理された各感光ドラム301Y,301M,301C,301BKに対して画像情報に応じた露光が露光部303Y,303M,303C,303BKによってなされると、各感光ドラム301Y,301M,301C,301BKには静電潜像が形成され、各静電潜像は各現像器304Y,304M,304C,304BKによって現像されてイエロートナー像、マゼンタトナー像、シアントナー像及びブラックトナー像としてそれぞれ顕像化される。
【0027】
一方、前述のようにカセット306から搬送ガイド308を経てレジストローラ309まで搬送された記録紙Pは、レジストローラ309によってタイミングを合わされて転写装置310に送り出され、該転写装置310の転写ベルト314に吸着されてこれと共に移動して各画像形成部I〜IVを通過し、その過程で該記録紙Pには転写帯電器315Y,315M,315C,315BKの作用によってそれぞれイエロートナー像、マゼンタトナー像、シアントナー像及びブラックトナー像が重ねて転写される。
【0028】
そして、上述のように各カラートナー像の転写を受けた記録紙Pは、分離帯電器316によって除電されて転写ベルト314から分離された後、定着器317に搬送されてカラートナー像の加熱定着を受け、最後に装置本体320から排出されて排紙トレイ318上に積載される。前記転写ベルトによるカラー画像形成装置は、転写紙を各記録装置に順次搬送しながら各色画像を重畳転写するため、1工程でカラー画像が形成されるので、画像出力時間が速いという利点がある。
【0029】
このような利点のため、すでに市場においては転写ベルトを用いたカラー複写機、カラープリンタ等が移動し始めている。
【0030】
次に電子写真感光体−中間転写ベルト一体型カートリッジについて説明する。中間転写ベルトの寿命は装置本体より短く、現状では交換が必須となっている。同時に中間転写ベルトに残留した現像剤(以下、トナーという)を回収した廃トナー容器の設置とその処理が必要となる。これらに加えて、プリンタや複写機では電子写真感光体や現像器、現像剤など、多くの部品について交換が必要となっている。これらの交換部品をユニット化して装置本体から容易に着脱する方法として特開平8−137181号公報では電子写真感光体と中間転写ベルトをそれぞれ独立したユニットとして本体から容易に着脱できるように配置した提案がなされている。
【0031】
しかし、この手段では交換ユニットの数が多く、ユーザーの操作が煩雑になる。さらに各ユニットがそれぞれ独立して設計、配置されている為、本体の大型化やコストの上昇を招くなど問題も生じる。
【0032】
この問題を解決する手段として交換部品である電子写真感光体と中間転写ベルトを一体のユニットとして本体から同時に着脱し、交換する手段が好適であり、特開平6−110261号公報、特開平10−177329号公報、特開平11−30944号公報で提案されている。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これらの中間転写ベルトや転写ベルト等の電子写真用ベルトを用いたカラー電子写真装置や電子写真感光体−中間転写ベルト一体型カートリッジは、前記の利点を充分に生かし、ユーザーに対して真に期待され、かつ満足を与える装置として機能していない。これらの中間転写ベルトや転写ベルトを用いた画像形成装置や電子写真感光体−中間転写ベルト一体型カートリッジを提供する場合、次のような克服すべき問題点を未だ有している。
【0034】
熱可塑性樹脂混合物で電子写真用ベルトを作製した場合、その成形方法は主に押し出し成形であるが、押し出し成形は連続成形であるため、形状の安定化が難しい。特に成形用樹脂の溶融粘度が温度変化によって急激に変わる場合、ダイスのわずかな温度変化によって溶融粘度が大幅に変化するため、形状を安定化させることが難しい。このことで形状が安定しないとベルト表面にうねりが発生することがある。
【0035】
また、別の要因としては、押し出しのダイスがスパイラルダイである場合には、基本的には、微小な膜厚ムラであるスパイダーマークは発生しにくくなってはいるものの、成形用樹脂の溶融粘度が温度変化によって急激に変わる場合、スパイラル部分のわずかな温度変化によって溶融粘度が大幅に変化するため、スパイダーマークが発生することがあり、これが原因となってベルトにうねりが発生することがある。
【0036】
このようなうねりが中間転写ベルトに発生すると、4色フルカラー画像出力時は、1色目の感光ドラム上のトナー画像を転写する時点では、中間転写ベルトの表面うねりの凸部分の転写効率が高く、画像の濃度が凸部分だけ高いものとなり、画像にムラが発生する。
【0037】
次に2色目を中間転写ベルトに転写する時点では、2色目のトナー画像が1色目のトナー画像に上乗せされない部分で、かつ1色目のトナー画像が中間転写ベルト上に乗っている部分は、感光ドラムと接触した時点で、中間転写ベルトに乗っているトナーの一部が感光ドラムに戻ってしまう現象(以下、再転写という)が発生する場合がある(この現象は1次転写電圧が高い場合に起こり易い)。このとき中間転写ベルトの表面うねりの凸部分に乗っているトナーが感光ドラムに凹部分よりも多く戻ってしまうことがあり、凸部分の画像濃度が低くなることがある。
【0038】
また、2色目のトナー画像が1色目のトナー画像に上乗せされる場合は、1色目の凸部分の再転写により、2色目のトナー画像の転写を阻害し、凸部分の画像濃度が低くなることがある。3色目、4色目も同様な現象が発生し、最終的に中間転写ベルトから第2の画像担持体(紙等)に転写されるときに凸部分は濃度が低くなり、凹部分は濃度が高い画像となって、うねりの形状と同等の画像ムラが発生してしまうことがあった。
【0039】
また、凹部分の第2の画像担持体からの転写残が凹部分にあり、感光ドラムに転写残を戻すクリーニング工程を行った場合、凸部分より感光ドラムに戻りにくく、クリーニングが不十分なものとなってしまい、多量の転写残トナーをクリーニングするために装置への負荷が大きくなり、当該クリーニング装置が構成上かなり複雑となり、かつ高価なものとなってしまうことがあった。
【0040】
これらの対策として例えば、特開昭59−50475号公報、特開昭59−202477号公報、特開平3−242667号公報、特開平4−303869号公報及び特開平4−303871号公報に見られるように中間転写ベルトに表面粗さを小さくしたものが考えられるが、この表面粗さは、対トナー粒子表面に対応しており、前記のようなうねり条件の場合、表面粗さを小さくしたとしても、転写ムラが発生してしまうことがあった。
【0041】
また、中間転写ベルトに大きなうねりが発生すると、中間転写ベルトをある一定のテンションで張った場合テンションにムラが発生し、熱可塑性樹脂の場合ストレスクラッキングが発生し、中間転写ベルトが裂ける場合がある。
【0042】
これらのベルト裂けに関してはより力のかかる端部から発生することが多く、対策としては、補強テープを張ったりする方法があるが、均一に補強テープを貼ることは難しく、均一に貼れない場合、中間転写ベルトの走行性に影響が出たり、テープを張る工程が増加するためコストが上昇する場合があった。
【0043】
さらに電子写真感光体−中間転写ベルト一体型カートリッジの場合、高温高湿環境に長時間放置される場合があり、中間転写ベルトの収縮や弛緩が発生し、うねりは中間転写ベルト周方向に対し直角方向に発生している場合においても、うねりの部分の周長差による周方向シワが発生することがあり、シワがうねりと同様に画像ムラとなることがあった。
【0044】
転写ベルトについても同様のことが言える。
【0045】
以上のように中間転写ベルトや転写ベルト等の電子写真用ベルトを用いたカラー電子写真装置や電子写真感光体−中間転写ベルト一体型カートリッジにおける課題を完全に解決した画像形成装置は未だ得られていない。
【0046】
従って本発明の課題は、前述の問題を解決して、画像ムラがなく、高耐久で、メンテナンスが容易で、装置の小型化ができる電子写真用ベルト、電子写真感光体−中間転写ベルト一体型カートリッジおよび画像形成装置を実現するものである。
【0047】
即ち、本発明は、第1の画像担持体である感光ドラムの表面から中間転写ベルトにトナーが移動する際にうねり部分での画像ムラの発生がなく、更に多色画像出力する際の再転写時のうねり凸部分の再転写量の増加がなく、最終的に得られる画像の転写ムラの発生がなく、かつ端部からのベルト裂けが発生しない高耐久の電子写真用ベルト、電子写真感光体−中間転写ベルト一体型カートリッジ及び画像形成装置を提供するものである。
【0048】
【課題を解決するための手段】
本発明に従って、フローテスタの流出開始温度+15℃での粘度に対し、フローテスタの流出開始温度+5℃での粘度が1.2倍以上50倍以内である熱可塑性樹脂混合物を、環状ダイスから溶融押し出して得られた筒状フィルム内部に気体を注入もしくは吸引して内容積を調整することにより、該筒状フィルムの直径の制御を行い、該筒状フィルムが冷却固化するまで該筒状フィルムを支持する部材を用いることなく、該環状ダイスより該筒状フィルムを成形し、その後、切断する方法で該熱可塑性樹脂混合物の円筒体を製造する工程と、
該円筒体を、該円筒体の直径よりも大きい直径を有する円筒状剛体の内側に加熱拡大押圧接触させる工程とにより製造された、画像形成装置に用いられる、熱可塑性樹脂混合物からなる電子写真用ベルトであって、
該電子写真用ベルトは、ベルト周方向に対し平均0.1mm以上20mm未満の波長の表面うねりを有し、該表面うねりの平均波高が30μm以下であり、かつベルトの長手方向の少なくとも片側端部膜厚がベルト中心膜厚に対し60%以上95%以下であることを特徴とする電子写真用ベルトが提供される。
また、本発明に従って、電子写真感光体上に形成された静電潜像を現像剤で顕像化し、得られた画像を中間転写ベルトに転写する一次転写工程と、該中間転写ベルトに転写された該画像を更に転写材に転写する二次転写工程とを有する画像形成装置本体と着脱自在に構成された電子写真感光体−中間転写ベルト一体型カートリッジにおいて、
該中間転写ベルトが、上記電子写真用ベルトであることを特徴とする電子写真感光体−中間転写ベルト一体型カートリッジが提供される。
また、本発明に従って、電子写真感光体上に形成された静電潜像を現像剤で顕像化し、得られた画像を中間転写ベルトに転写する一次転写工程と、該中間転写ベルトに転写された該画像を更に転写材に転写する二次転写工程とを有する画像形成装置本体を用いる画像形成装置において、
該中間転写ベルトが、上記電子写真用ベルトであることを特徴とする画像形成装置が提供される。
更に、本発明に従って、ベルト周方向に対し平均0.1mm以上20mm未満の波長の表面うねりを有し、該表面うねりの平均波高が30μm以下であり、かつベルトの長手方向の少なくとも片側端部膜厚がベルト中心膜厚に対し60%以上95%以下である、画像形成装置に用いられる、熱可塑性樹脂からなる電子写真用ベルトの製造方法であって、
フローテスタの流出開始温度+15℃での粘度に対し、フローテスタの流出開始温度+5℃での粘度が1.2倍以上50倍以内である熱可塑性樹脂混合物を、環状ダイスから溶融押し出して得られた筒状フィルム内部に気体を注入もしくは吸引して内容積を調整することにより、該筒状フィルムの直径の制御を行い、該筒状フィルムが冷却固化するまで該筒状フィルムを支持する部材を用いることなく、該環状ダイスより該筒状フィルムを成形し、その後、切断する方法で該熱可塑性樹脂混合物の円筒体を製造する工程と、
該円筒体を、該円筒体の直径よりも大きい直径を有する円筒状剛体の内側に加熱拡大押圧接触させる工程と、
を有することを特徴とする電子写真用ベルトの製造方法が提供される。
【0049】
【発明の実施の形態】
本発明においては、電子写真用ベルトを構成する熱可塑性樹脂混合物について、フローテスタの流出開始温度+15℃での粘度に対し、流出開始温度+5℃での粘度を1.2倍以上50倍以内とすることで、押し出し成形を行った場合、温度変化による粘度変化が少なくなり、成形時ダイスのわずかな変化温度があったとしても粘度の変化が少ないことで、ダイスから吐出されるときの吐出ムラが減少すること、またスパイラルダイを用いた場合においてもダイ内部での粘度変化が少ないことで、スパイダーマークが発生せず、形状を安定化させることができ、電子写真用ベルト表面の表面うねり、即ち平均0.1mm以上20mm未満の波長の表面うねりを有する電子写真用ベルトの表面うねりの平均波高を30μm以下とすることにより、第1の画像担持体である感光ドラムの表面から電子写真用ベルトにトナーが移動する距離の差が電子写真用ベルトのうねりの凸部分と凹部分の差が少なくなることで、1次転写時の転写ムラを減少させること、及び、2回目の1次転写時点での、凸部分の再転写がなくなることで再転写による転写ムラを減少させること、2次転写後の凹部分に残るトナーによるクリーニング不良を減少させることができる。
【0050】
また、フローテスタの流出開始温度+15℃での粘度に対し、流出開始温度+5℃での粘度が1.2倍より小さい場合、粘度変化が少な過ぎるため押し出し時のダイス形状そのものが保持されてしまい、うねりが大きくなることがあり、好ましくない。
【0051】
フローテスタの流出開始温度+15℃での粘度に対し、流出開始温度+5℃での粘度が50倍より大きい場合、粘度変化が大きすぎて押し出し成形が安定せず、さらにスパイダーマークも発生しうねりが発生するため好ましくない。
【0052】
電子写真用ベルトの表面の表面うねり、即ち平均0.1mm以上20mm未満の波長の表面うねりを有する電子写真用ベルトの表面うねりの平均波高が30μm以下であれば本発明の効果は得られるが、好ましくは平均波高が5μm以下である。また、表面うねりの平均波長が平均0.1mm以上20mm未満で転写ムラが発生するが、より顕著な発生領域は0.5mm以上10mm未満である。これはうねりの立ち上がりが急であることが原因であるためと思われる。
【0053】
また、電子写真感光体−中間転写ベルト一体型カートリッジの場合においては、中間転写ベルトを構成する熱可塑性樹脂混合物に関して、フローテスタの流出開始温度+15℃での粘度に対し、流出開始温度+5℃での粘度を1.2倍以上50倍以内とすることで、中間転写ベルトの表面の表面うねり、即ち平均0.1mm以上20mm未満の波長の表面うねりを有する中間転写ベルトの表面うねりの平均波高を30μm以下とすることにより、第1の画像担持体である感光ドラムの表面から中間転写ベルトにトナーが移動する距離の差が中間転写ベルトのうねりの凸部分と凹部分の差が少なくなることで、1次転写時の転写ムラを減少させること、及び、2回目の1次転写時点での、凸部分の再転写がなくなることで再転写による転写ムラを減少させること、2次転写後の凹部分に残るトナーによるクリーニング不良を減少させること、さらには高温高湿環境に長時間放置した場合の、中間転写ベルトの収縮や弛緩が発生した場合においても、平均0.1mm以上20mm未満の波長の表面うねりを有する中間転写ベルトの表面うねりの平均波高を30μm以下とすることで周長差による周方向シワを防止することができる。これはうねりが小さいことで、ベルト弛緩、収縮のうねり部分での差が少なくなるためと考えられる。
【0054】
また、該電子写真用ベルトにおいて少なくとも片側端部膜厚をベルト中心膜厚に対し60%以上95%以下とすることにより、その端部において屈曲破断がベルト中心部より生じにくくなり、端部補強が不要となる。屈曲破断が生じにくくなる理由としては、膜厚が薄くなると、屈曲時のベルト表面と裏面の伸ばされ方の差が少なくなり、より多く伸ばされた部分の負荷が少なくなるため、膜厚が薄いほど破断しにくくなるものと考えられる。また、両端部のうち少なくとも片端部にリブ等の補強が施されている場合には、補強されていない側のみが薄くてもかまわない。
【0055】
また、中心膜厚はベルト中心部の膜厚を周方向に均等間隔で10点測定したときの平均値であり、端部膜厚とはベルト端部から中心部に向かって2mmおきに5点測定し、さらに同様の測定を周方向に均等間隔で10点測定したときの平均値のことである。
【0056】
ここで、フローテスタの測定方法を以下に示す。本発明のフローテスタ測定は島津製作所社フローテスタCFT−500Dを用いて行った。
【0057】
<測定方法>
樹脂コンパウンドもしくはベルトを、その外径が2〜3mm程度になるように、粉砕したものを1g精秤し、下記の条件で測定し、流出開始温度+5℃での粘度と流出開始温度+15℃での粘度を読み取る。
【0058】
<測定条件>
荷重:50N;オリフィス径:直径1mm、長さ1.0mm;昇温速度:5℃/min;測定開始温度:150℃;予熱時間:120秒
また、本発明に用いられる表面うねりはJIS B0610に基づいて測定されたものであり、この中のろ波中心線うねり曲線を用いる。本発明の平均波長は、ろ波中心線うねり曲線で得られた曲線の凹凸の平均間隔 Sm(ISO)で表し、平均波高は、ろ波中心線うねり曲線で得られた曲線の十点平均粗さRz(JIS)で表す。このときの測定条件の低域カットオフは0.25mm、高域カットオフは8mmとし、測定長さは80mm、測定速度は2mm/sとする。
【0059】
また本発明に使用される熱可塑性樹脂混合物とは、樹脂混合物として熱可塑性を有するものであり、例えば熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂粉体を混合したものであっても最終的な樹脂混合物が熱可塑性を有していればよい。
【0060】
また、本発明の電子写真用ベルトに用いられる熱可塑性樹脂混合物のうちの主たる材料である熱可塑性樹脂は本発明の特性を満たしていれば特に制約はないが、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂やポリスチレン系樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリサルホンやポリエーテルサルホン及びポリフェニレンサルファイドなどの硫黄含有樹脂、ポリフッ化ビニリデンやポリエチレン−四フッ化エチレン共重合体などのフッ素含有樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂、ケトン樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、熱可塑性ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、変性ポリフェニレンオキサイド樹脂等やこれらの各種変性樹脂や共重合体を1種類あるいは2種類以上使用することができる。ただし、上記材料に限定されるものではない。
【0061】
次に本発明の中間転写ベルトの電気抵抗値を調節するために混合する添加剤は特に制限されるものではないが、抵抗を調整する導電性フィラーとしてはカーボンブラックや各種の導電性金属酸化物などがあり、非フィラー系抵抗調整剤としては各種金属塩やグリコール類などの低分子量のイオン導電材やエーテル結合や水酸基などを分子内に含んだ帯電防止樹脂または電子導電性を示す有機高分子化合物などである。
【0062】
また、本発明の溶融粘度を調整する方法として、無機フィラーを混合する方法がある。このような無機フィラーとしてはマイカ、カオリン類、ベントナイト、酸性白土、硫酸バリウムや酸化亜鉛、各種ウイスカー等などが挙げられ、これらのフィラーの中から1種あるいはそれ以上が適宜選択されるが、必ずしもこれらに限定されるものではない。
【0063】
上記のような原材料を選択することによって本発明に使用される電子写真用ベルトのフローテスタデータを調整することができる。その他のフローテスタ粘度調整方法として、フローテスタの流出開始温度+15℃での粘度に対し、流出開始温度+5℃での粘度が1.2倍より小さい場合1.2倍以上の樹脂を混合する方法がある。フローテスタの流出開始温度+15℃での粘度に対し、流出開始温度+5℃での粘度が50倍より大きい場合50倍以下の樹脂を混合する方法がある。さらには、樹脂選択の方法としては、分子量分布のシャープなものとブロードなものとを混合する方法がある。一般的に分子量分布がシャープなものでは、フローテスタデータが50倍以上となる場合があり、分子量分布がブロードなものでは、フローテスタデータが1.2倍以下となる場合があるので、これらを組み合わせることによって、本発明の範囲内の溶融特性を得ることができる。しかしながら、必ずしもこれらに限定されるものではなく本発明の溶融特性を有していれば特に手法は問わない。
【0064】
また、電子写真感光体−中間転写ベルト一体型カートリッジの小型化、低価格化を進める為にはカートリッジに組み込まれる電子写真感光体の形状が重要である。従って、電子写真感光体は駆動機構が簡単で、小型化し易い、直径60mm以下の感光ドラムが好ましい。
【0065】
同様の目的で中間転写ベルトは2本のローラで張架する方式が部品点数の削減や小型化が促進され、好ましい。
【0066】
中間転写ベルトに張力をかけるテンションローラは中間転写ベルトの伸びに対応する為に中間転写ベルトの伸び方向に対して少なくとも1mm以上スライドすることが好ましく、中間転写ベルトがスリップすること無く確実に駆動する為には5N以上の力で中間転写ベルトを張架することが好ましい。
【0067】
また、カートリッジの小型化とコストダウンの為、中間転写ベルトのクリーニング機構は転写残トナーを逆極性に帯電させて、一次転写時に同時に感光体に戻す一次転写同時クリーニング方式を用いることが好ましい。具体的には中間転写ベルト上に離接可能に配置したクリーニングローラー等の帯電部材に電圧を印加して二次転写残トナーに一次転写時と逆極性の電荷を与え、続く一時転写部において一次転写電界により感光体に戻す手段である。トナーを逆極性に帯電する手段はブレードやコロナ帯電器等を用いてもよい。中間転写ベルト上から感光体に戻されたトナーはクリーニングブレードなどの感光体のクリーニング機構で除去される。この方式によれば感光体と中間転写ベルト双方にクリーニングブレード等を配置し、廃トナーの送り機構や容器を設置する方式に比べ、カートリッジの小型化と低コスト化に大きな効果がある。このようなクリーニング装置は電子写真感光体−中間転写ベルト一体型カートリッジと一体化することが望ましい。これは、クリーニング装置も画像出力による劣化等で交換する必要があるが、一体化することにより交換ユニットの数が減らされ、ユーザーの操作が簡便となるためである。
【0068】
また、電子写真感光体−中間転写ベルト一体型カートリッジにおいて、該カートリッジは、電子写真感光体を有する電子写真感光体ユニットと該中間転写ベルトを有する中間転写ベルトユニットとに分離可能とし、該電子写真感光体ユニットと該中間転写ベルトユニットとを連結する連結手段を有することが望ましい。
【0069】
この構成を採ることで、ユーザーは、カラー電子写真装置用のプロセスカートリッジをカラー電子写真装置本体から取り出した後に、取り出したプロセスカートリッジを電子写真感光体ユニットと中間転写ベルトユニットとに分離し、寿命に達したユニットのみを交換することが可能となり、ユーザーのコスト負担も軽減することができ、また、生産者側にとっても、不良ユニットの交換のみで対処できる利点があるためである。
【0070】
また、電子写真用ベルトは抵抗値の調整が必要である。良好な画像が得られる中間転写ベルトの体積抵抗率の範囲は1E+6Ωcmから8E+13Ωcmの間である。体積抵抗率が1E+6Ωcm未満では抵抗が低過ぎて十分な転写電界が得られず、画像の抜けやガサツキを生じる。一方で体積抵抗率が8E+13Ωcmより高いと転写電圧も高くする必要があり、電源の大型化やコストの増大を招く。
【0071】
また、中間転写ベルトの厚さは40μm〜300μmの範囲が好ましい。40μm以下では成形安定性に欠け、厚さムラを生じ易く、耐久強度も不十分で、ベルトの破断や割れが発生する場合がある。一方で300μmを超えると材料が増えコストが高くなる上に、プリンタ等の架張軸部位での内面と外面の周速差が大きくなり、外面の収縮による画像飛び散り等の問題が発生し易い。さらに屈曲耐久性の低下やベルトの剛性が高くなりすぎて駆動トルクが増大し、本体の大型化やコスト増加を招くといった問題も生じる。
【0072】
電子写真用ベルトの成形方法はシームレスベルトの製造が可能で、且つ製造効率が高くてコストを抑制できる製造方法が好ましい。その手段として環状ダイからの連続溶融押し出し、その後、必要な長さに切断してベルトを製造する方法が挙げられる。例えばインフレーション成形が好適である。
【0073】
以下に本発明の製造方法の一態様を説明する。但し、それにより本発明が何ら制限を受けるものではない。
【0074】
図3に本発明の電子写真用ベルトに係わる成形装置の一例を示す。本装置は基本的には、押し出し機、押し出しダイス、空気吹き込み装置より成る。
【0075】
まず、成形用樹脂、導電剤、添加剤等を所望の処方に基づき、予め予備混合後、混練分散をせしめた成形用原料を押し出し機100に具備したホッパー102に投入する。押し出し機100は、成形用原料が、後工程でのベルト成形が可能となる溶融粘度となり、又、原料相互が均一に分散するように、設定温度、及び押し出し機のスクリュー構成は選択される。成形用原料は押し出し機100中で溶融混練され、溶融体となり、環状ダイス103に入る。環状ダイス103には空気導入路104が配設されており、空気導入路104より環状ダイス103の中央に空気が吹き込まれることにより、ダイス103を通過した溶融体は径方向に拡大膨張し、筒状フィルム110となる。
【0076】
この時吹き込まれる気体は空気以外に、窒素、二酸化炭素、アルゴン等選択することができる。膨張した筒状フィルムは外部冷却リング105により冷却されつつ上方向に引き上げられる。通常インフレーション装置では安定板106でチューブを左右から押しつぶして、シート状に折りたたみ、ピンチローラ107で内部のエアーが抜けないように挟持して一定速度で引き取る方法がとられる。ついで、引き取られたフィルムをカット装置108で切断し、所望の大きさのベルトを得る。
【0077】
また、上記の説明は単層ベルトに関するものであったが、2層の場合は図4に示されるように更に押し出し機101を追加配置し、押し出し機100の混練溶融体と同時に2層用の環状ダイス103へ、押し出し機101の混練溶融体を送り込み、2層同時に拡大膨張させ2層ベルトを得ることができる。
【0078】
もちろん3層以上の時は層数に応じ相応に押し出し機を準備すればよい。このように本発明では、単層のみならず、多層構成の電子写真用ベルトを一段工程で、且つ短時間に寸法精度良く、成形することができる。この短時間成形が可能ということは量生産及び低コスト生産が可能であることを十分示唆するものである。
【0079】
本発明における環状ダイスと成形された筒状フィルムの厚さ比は、環状ダイスのギャップ(スリット)の幅に対して成形された筒状フィルムの厚さの比であり、前者に対して後者は1/3以下であることが必要であり、さらに好ましくは1/5以下である。
【0080】
同様に環状ダイスと成形された筒状フィルムの直径の比率とは、環状ダイス103のスリットの外径に対して、筒状フィルム110の外径の比をパーセントで表すもので、50%〜400%の範囲が好ましい。
【0081】
これらは材料の延伸状態を現すものであり、厚さ比が1/3より大きい場合は延伸が不十分で強度の低下や抵抗及び厚さのムラ等の不具合が発する。一方で外径が400パーセントを超える場合や50%未満の場合では過剰に延伸されており、成形安定性が低下したり本発明に必要な厚さを確保したりすることが難しくなる。
【0082】
また、本発明における円筒状剛体の内側に予め該円筒状剛体の直径より小さい、円筒状に形成された、熱可塑性樹脂の円筒体を少なくとも直径方向に加熱拡大押圧接触させることで成形を行う方法としては、ブロー成形法、延伸ブロー成形法、特開平5−31818号公報に見られるような熱膨張係数の異なる2種類の金型を用いて外側円筒状剛体内に、この外側円筒状剛体の熱膨張係数よりも大きな熱膨張係数を有する内側円筒状剛体を配設し、この内側円筒体の外周に、予め該円筒状剛体の直径より小さい、円筒状に形成された、熱可塑性樹脂の円筒体を配設した状態で、少なくとも内側円筒状剛体と熱可塑性樹脂の円筒体とを加熱し、この加熱により熱可塑性樹脂の円筒体を軟化させるとともに上記内側円筒状剛体を膨張させ、この内側円筒状剛体の外周面で熱可塑性樹脂の円筒体の外周面を外側円筒状剛体の内周面に圧接させ、上記熱可塑性樹脂の円筒体の外周面に外側円筒状剛体の内周面を熱圧転写する方法(以下、2重型成形方法という。)などがあるが、これに限らない。
【0083】
この方法によって、内側からの圧力が熱可塑性樹脂の円筒体全体にかかると端部側の樹脂が圧力のかかっていない外側に流れ出すことで、端部の膜厚が薄くなるものと考えられる。このときに必要な樹脂の溶融特性はフローテスタの流出開始温度+15℃での粘度に対し、流出開始温度+5℃での粘度が1.2倍以上50倍以内である。1.2倍より少ないと、樹脂が流動しにくく端部膜厚が薄くならず、端部膜厚がベルト中心膜厚に対して95%より大きくなる。また50倍より大きいと、端部膜厚が薄くなりすぎてベルト中心膜厚に対して60%未満となり、ベルトそのものの強度が低くなり好ましくない。
【0084】
以下に本発明に関わる体積抵抗の測定方法を示す。
【0085】
<体積抵抗測定方法>
測定装置は抵抗計に超高抵抗計R8340A(アドバンテスト社製)、試料箱は超高抵抗測定用資料箱TR42(アドバンテスト社製)を使用するが、主電極は直径25mm、ガード・リング電極は内径41mm、外径49mmとする。
【0086】
サンプルは次のように作製する。まず、電子写真用ベルトを直径56mmの円形に打ち抜き機または鋭利な刃物で切り抜く。切り抜いた円形片の片面はその全面をPt−Pd蒸着膜により電極を設け、もう一方の面はPt−Pd蒸着膜により直径25mmの主電極と内径38mm、外径50mmのガード電極を設ける。Pt−Pd蒸着膜は、マイルドスパッタE1030(日立製作所製)で蒸着操作を2分間行うことにより得られる。蒸着操作の終了したものを測定サンプルとする。
【0087】
測定雰囲気は23℃/55%とし、測定サンプルは予め同雰囲気下に12時間以上放置しておく。測定はディスチャージ10秒、チャージ30秒、メジャー30秒とし、印加電圧100vで行う。
【0088】
【実施例】
参考例1
<中間転写ベルトの作製>
PVDF 100部
流出開始温度+5℃時の粘度=2×104Pa・s
流出開始温度+15℃時の粘度=7×103Pa・s
ポリエーテルエステルアミド樹脂 10.5部
流出開始温度+5℃時の粘度=1×105Pa・s
流出開始温度+15℃時の粘度=2×103Pa・s
この材料を2軸の押し出し機により210℃で溶融混練して各材料を混合し、直径2mm程度のストランドで押し出してカットし、ペレットとした。これを成形用原料1とした。この成形用原料1の流出開始温度+5℃時の粘度が2×104Pa・s、流出開始温度+15℃時の粘度が6×103Pa・sであった。流出開始温度+15℃時の粘度に対し、流出開始温度+5℃時の粘度が3.3倍であり、1.2倍から50倍の範囲内であった。
【0089】
次に図3に示される1軸押出機100のホッパー102へ成形用原料1を投入し、設定温度を200℃に調節して押し出すことにより、溶融体とした。溶融体は引き続いて、ダイス直径100mm、ダイギャップの幅1200μmの円筒状単層用スパイラルダイス103に導かれた。この時にダイス先端から吐出された溶融体の吐出速度は1m/minであった。更にそこで空気導入路104より空気を吹き込み拡大膨張させ、引き取り速度5m/minで引き取りながら成形を行いつつ、230mmごとにチューブ状フィルムを長手方向に向かって垂直の方向に連続的に切断することによりベルトとした。この時の押出成形比は1.4であった。この結果、最終的な形状寸法として、直径140mm、厚み150μm、ベルト巾230mmとなり、中間転写ベルトを得た。これを中間転写ベルト(1)とした。
【0090】
また中間転写ベルト(1)を23℃/55%の環境に1日間放置し、抵抗測定を行ったところ、体積抵抗値は6.5E+11Ωcmであった。
【0091】
この中間転写ベルト(1)は、平均波長(Sm値)10.8mm、平均波高(Rz)26μmと、ベルト周方向に対し平均0.1mm以上20mm未満の波長の表面うねりを有し、該表面うねりの平均波高が30μm以下であり、端部膜厚の平均値は150μmで、中心膜厚と変わらないベルトが得られた。
【0092】
<カートリッジの作製>
次に本参考例で用いたプロセスカートリッジについて述べる。
【0093】
図5は電子写真感光体を有する電子写真感光体ユニットおよび中間転写ベルトを有する中間転写ベルトユニットを連結して構成したプロセスカートリッジを示す。
【0094】
また、図6、図7はそれぞれ中間転写ベルトユニット、電子写真感光体ユニットを示す。
【0095】
フレーム構成は大きく2つに分割される。
【0096】
図5に示される廃トナー容器52と一体構成をとる電子写真感光体フレーム59に、電子写真感光体1、帯電ローラー2、クリーニングブレード53、スクリュー54、ドラムシャッター55を主要部品として構成される電子写真感光体ユニット50と、図6に示される中間転写ベルトフレーム45において、中間転写ベルト5を駆動ローラー8′と従動ローラー12′に架けわたし、かつ、電子写真感光体1と対向する中間転写ベルト内側には一次転写ローラー58、駆動ローラー8′には電荷付与手段(中間転写ベルトクリーニングローラー)9′も配置している中間転写ベルトユニット51とに分かれる。
【0097】
この2つのユニットは、電子写真感光体フレーム59の左右両端に設けられた突起部71が、中間転写ベルトフレーム45に設けられた位置決め穴72にそれぞれ挿入され、一方、電子写真感光体フレーム59の幅方向中央に設けられたスナップフィット形式のフック部の爪73が、中間転写フレーム45のロック穴74に嵌められて連結されている。
【0098】
ここで、中間転写フレーム45に設けられた位置決め穴72、およびロック穴74は、電子写真感光体フレーム59に設けられた突起部71、フック部爪73より所定量だけ大きめの穴として形成されており、電子写真感光体ユニット50と中間転写ベルトユニット51の間には、所定量の相対的位置移動が可能な構成となっている。また、位置決め穴72にはテーパー部72aが設けられ、着脱し易くなっている。
【0099】
図7において、電子写真感光体ユニット50のフック爪73を押して中間転写ベルトユニット51のロック穴74から外し、電子写真感光体ユニット50を回転させることで、図6、図7に示すように電子写真感光体ユニット50と中間転写ベルトユニット51に分割できる。
【0100】
連結の際には、上記とは逆に、電子写真感光体ユニット50の突起部71を中間転写ベルトユニット51の位置決め穴72に差込み、取り外し時とは逆方向に回転させて、フック爪73をロック穴74に押し込むことで、2つのユニットが連結される。
【0101】
図8に本発明のプロセスカートリッジの電子写真装置への着脱時の様子を示す。電子写真装置本体の上蓋60を開けるだけで、従来の白黒のレーザービームプリンターと同じように簡単に、プロセスカートリッジの着脱ができ、ジャム処理、プロセスカートリッジ交換などのメンテナンスが容易にできる。
【0102】
上記のカートリッジに以下の条件の感光ドラム、中間転写ベルト(1)を組み付けた。
感光ドラムの半径r:23.5mm
中間転写ベルトの厚み:150μm
1次転写ローラの直径:13mm
1次転写ローラのバネ圧:3N
テンションローラのバネ圧:20N
テンションローラのスライド量:2.5mm
テンションローラの直径:28mm
駆動ローラの直径:28mm
このカートリッジをカートリッジ(1)とした。
【0103】
<画像確認>
上記カートリッジ(1)を23℃/55%の環境で12時間静置してから図1の電子写真装置にセットし、同環境下で80g/m2 紙にフルカラー画像のプリント試験を行った。この際に使用した現像装置は600dpiのデジタルレーザー方式とした。得られた画像を目視で評価したところ、該中間転写ベルトは、ベルト周方向に対し平均0.1mm以上20mm未満の波長の表面うねりを有し、該表面うねりの平均波高が30μm以下であったので、画像ムラは見られず、問題の無い良好なフルカラー画像が得られた。また、その表面うねりの平均波高が30μm以下であったので、クリーニングムラの発生もなかった。
【0104】
さらに以下のように転写効率を定義して、転写効率の測定を行った。
【0105】
1次転写効率(感光ドラムから中間転写ベルトへの転写効率)=
中間転写ベルト上の画像濃度/(感光ドラム上の転写残画像濃度+中間転写ベルト上の画像濃度)
測定結果として、1次転写効率95%が得られた。
【0106】
このカートリッジ(1)を用いてフルカラー10万枚画像出力し、ベルトを確認したところ、ベルトには割れ、裂け目などはみられず、耐久性は良好であった。さらに耐久をしたところ、12万枚目でベルト端部にヒビが入ったため、画像上は問題なかったが、耐久を中止した。このベルトの耐久枚数は12万枚であった。
【0107】
このようにカートリッジ(1)は良好な性能及び長寿命を有していることが確認された。
【0108】
また、このカートリッジと同一のカートリッジを作製し、40℃、95%RHの環境に1ヶ月放置して画像出力したが、うねりに起因する縦じわも発生せず、良好な画像が得られた。
【0109】
実施例1
<中間転写ベルトの作製>
材料は参考例1に同じ。
【0110】
この材料を2軸の押し出し機により210℃で溶融混練して各材料を混合し、直径2mm程度のストランドで押し出してカットし、ペレットとした。これを成形用原料1とした。次に、図3の成形装置において、成形用ダイ103は単層用環状ダイとし、ダイスリットの直径が20mmのものを用いた。ダイスリットは0.8mmとした。この成形装置の材料ホッパー102へ十分に加熱乾燥させた前記成形用原料1を投入し、加熱溶融してダイから210℃で円筒状に押し出した。ダイの周囲には外部冷却リング105が設置されており、押し出された筒状フィルムに周囲から空気を吹き付け、冷却を行った。また、押し出された筒状フィルムの内部には空気導入路104より空気を吹き込み、直径140mmまで拡大膨張した後、引き取り装置で一定の速度で連続的に引き取った。尚、空気の導入は直径が所望の値になった時点で停止した。さらにピンチローラにつづくカット装置108で筒状フィルムをカットした。厚さが安定した後、長さ310mmで切断して筒状フィルム1を成形した。
【0111】
この筒状フィルム1について、熱膨張率の異なる金属からなる一組の円筒型を用いてサイズと表面平滑性の調整と折り目の除去を行った。熱膨張率の高い内型に筒状フィルム1を被せて、その内型を、内面を平滑に加工した外型に挿入し、190℃で20分間加熱した。冷却後シリンダーから外して端部をカットし、直径140mmの中間転写ベルト(2)を作製した。
【0112】
また、中間転写ベルト(2)を23℃/55%の環境に1日間放置し、抵抗測定を行ったところ、体積抵抗値は6.0E+11Ωcmであった。
【0113】
この中間転写ベルトは、平均波長(Sm値)0.2mm、平均波高(Rz)0.8μmと、ベルト周方向に対し平均0.1mm以上20mm未満の波長の表面うねりを有し、該表面うねりの平均波高が30μm以下であり、端部膜厚の平均値は120μmで、中心膜厚に対し80%であるベルトが得られた。
【0114】
<カートリッジの作製>
中間転写ベルト(2)を用いる以外は参考例1と同様にしてカートリッジ(2)を作製した。
【0115】
<画像確認>
上記カートリッジ(2)を23℃/55%の環境で12時間静置してから図1の電子写真装置にセットし、同環境下で80g/m2 紙にフルカラー画像のプリント試験を行った。この際に使用した現像装置は600dpiのデジタルレーザー方式とした。得られた画像を目視で評価したところ、該中間転写ベルトは、ベルト周方向に対し平均0.1mm以上20mm未満の波長の表面うねりを有し、該表面うねりの平均波高が30μm以下であったので、画像ムラは見られず、問題の無い良好なフルカラー画像が得られた。また、該表面うねりの平均波高が30μm以下であったので、クリーニングムラの発生もなかった。さらに1次転写効率95%が得られた。
【0116】
このカートリッジ(2)を用いてフルカラー10万枚画像出力し、中間転写ベルト(2)を確認したところ、ベルトには割れ、裂け目などはみられず、耐久性は良好であった。さらに耐久をしたところ、12万枚目でもベルト端部にヒビはなく、さらに15万枚まで耐久したが、ベルト端部にヒビは見られず、実施例1よりさらに高い耐久性を有することがわかった。このようにカートリッジ(2)は良好な性能及び長寿命を有していることが確認された。
【0117】
また、このカートリッジと同一のカートリッジを作製し、40℃、95%RHの環境に1ヶ月放置して画像出力したが、うねりに起因する縦じわも発生せず、良好な画像が得られた。
【0118】
実施例2
<中間転写ベルトの作製>
PVDF 100部
流出開始温度+5℃時の粘度=2×104Pa・s
流出開始温度+15℃時の粘度=1×103Pa・s
ポリエーテルエステルアミド樹脂 10.5部
流出開始温度+5℃時の粘度=1×105Pa・s
流出開始温度+15℃時の粘度=2×103Pa・s
この材料を2軸の押し出し機により210℃で溶融混練して各材料を混合し、直径2mm程度のストランドで押し出してカットし、ペレットとした。これを成形用原料2とした。この成形用原料2の流出開始温度+5℃時の粘度は4×104Pa・s、流出開始温度+15℃時の粘度は1×103Pa・sであり、流出開始温度+15℃時の粘度に対し、流出開始温度+5℃時の粘度が40倍であり、1.2倍から50倍の範囲内であった。
【0119】
次に、図3の成形装置において、成形用ダイ103は単層用環状ダイとし、ダイスリットの直径が100mmのものを用いた。ダイスリットは0.8mmとした。この成形装置の材料ホッパー102へ十分に加熱乾燥させた前記成形用原料2を投入し、加熱溶融してダイから210℃で円筒状に押し出した。ダイの周囲には外部冷却リング105が設置されており、押し出された筒状フィルムに周囲から空気を吹き付け、冷却を行った。また、押し出された筒状フィルムの内部には空気導入路104より空気を吹き込み、直径140mmまで拡大膨張した後、引き取り装置で一定の速度で連続的に引き取った。尚、空気の導入は直径が所望の値になった時点で停止した。さらにピンチローラにつづくカット装置108で筒状フィルムをカットした。厚さが安定した後、長さ310mmで切断して筒状フィルム2を成形した。
【0120】
この筒状フィルム2について、熱膨張率の異なる金属からなる一組の円筒型を用いてサイズと表面平滑性の調整と折り目の除去を行った。熱膨張率の高い内型に筒状フィルム2を被せて、その内型を、内面を平滑に加工した外型に挿入し、190℃で20分間加熱した。冷却後シリンダーから外して端部をカットし、直径140mmの中間転写ベルト(3)を作製した。
【0121】
また、中間転写ベルト(3)を23℃/55%の環境に1日間放置し、抵抗測定を行ったところ、体積抵抗値は8.0E+11Ωcmであった。
【0122】
この中間転写ベルト(3)は、平均波長(Sm値)0.15mm、平均波高(Rz)0.5μmと、ベルト周方向に対し平均0.1mm以上20mm未満の波長の表面うねりを有し、該表面うねりの平均波高が30μm以下であり、端部膜厚の平均値は100μmで、端部膜厚が中心膜厚に対し67%であるベルトが得られた。
【0123】
<カートリッジの作製>
中間転写ベルト(3)を用いる以外は参考例1と同様にしてカートリッジ(3)を作製した。
【0124】
<画像確認>
上記カートリッジ(3)を23℃/55%の環境で12時間静置してから図1の電子写真装置にセットし、同環境下で80g/m2 紙にフルカラー画像のプリント試験を行った。この際に使用した現像装置は600dpiのデジタルレーザー方式とした。得られた画像を目視で評価したところ、該中間転写ベルトは、ベルト周方向に対し平均0.1mm以上20mm未満の波長の表面うねりを有し、該表面うねりの平均波高が30μm以下であったので、画像ムラは見られず、問題の無い良好なフルカラー画像が得られた。また、該表面うねりの平均波高が30μm以下であったので、クリーニングムラの発生もなかった。さらに1次転写効率95%が得られた。
【0125】
このカートリッジ(3)を用いてフルカラー10万枚画像出力し、中間転写ベルト(3)を確認したところ、ベルトには割れ、裂け目などはみられず、耐久性は良好であった。さらに耐久をしたところ、12万枚目でもベルト端部にヒビはなく、さらに15万枚まで耐久したが、ベルト端部にヒビは見られず、実施例1よりさらに高い耐久性を有することがわかった。このようにカートリッジ(3)は良好な性能及び長寿命を有していることが確認された。
【0126】
また、このカートリッジ(3)と同一のカートリッジを作製し、40℃、95%RHの環境に1ヶ月放置して画像出力したが、うねりに起因する縦じわも発生せず良好な画像が得られた。
【0127】
実施例3
<転写ベルトの作製>
ポリカーボネート樹脂 100部
流出開始温度+5℃時の粘度 4×104Pa・s
流出開始温度+15℃時の粘度 1×104Pa・s
導電性カーボン 8部
この材料を2軸の押し出し機により280℃で溶融混練して各材料を混合し、直径2mm程度のストランドで押し出してカットし、ペレットとした。これを成形用原料3とした。この成形用原料3の流出開始温度+5℃時の粘度は6×104Pa・s、流出開始温度+15℃時の粘度は4×104Pa・sであり、流出開始温度+15℃時の粘度に対し、流出開始温度+5℃時の粘度が1.5倍であり1.2倍から50倍の範囲内であった。
【0128】
次に、図3の成形装置において、成形用ダイ103は単層用環状ダイとし、ダイスリットの直径が200mmのものを用いた。ダイスリットは0.8mmとした。
【0129】
この時にダイス先端から吐出された溶融体の吐出速度は1m/minであった。更にそこで空気導入路104より空気を吹き込み拡大膨張させ、引き取り速度4.5m/minで引き取りながら成形を行いつつ、340mmごとにチューブ状フィルムを長手方向に向かって垂直の方向に連続的に切断し筒状フィルムとした。この筒状フィルムを筒状フィルム3とした。このときの押出成形比は1.55であった。また、筒状フィルム3の直径は355mm、中心膜厚は100μmであった。
【0130】
この筒状フィルム3について、熱膨張率の異なる金属からなる一組の円筒型を用いてサイズと表面平滑性の調整と折り目の除去を行った。熱膨張率の高い内型に筒状フィルム3を被せて、その内型を、内面を平滑に加工した外型に挿入し、260℃で20分間加熱した。冷却後シリンダーから外して端部をカットし、直径355mm、ベルト中心膜厚100μm、ベルト巾310mmの転写ベルト(1)を作製した。
【0131】
また、転写ベルト(1)を23℃/55%の環境に1日間放置し、抵抗測定を行ったところ、体積抵抗値は2E+12Ωcmであった。
【0132】
この転写ベルト(1)は、平均波長(Sm値)0.12mm、平均波高(Rz)1.2μmと、ベルト周方向に対し平均0.1mm以上20mm未満の波長の表面うねりを有し、該表面うねりの平均波高が30μm以下であり、端部膜厚の平均値は93μmで、中心膜厚に対し93%であるベルトが得られた。
【0133】
<画像確認>
上記転写ベルト(1)を23℃/55%の環境で12時間静置してから図2の電子写真装置にセットし、同環境下で80g/m2 紙にフルカラー画像のプリント試験を行った。この際に使用した現像装置は600dpiのデジタルレーザー方式とした。得られた画像を目視で評価したところ、該転写ベルトは、ベルト周方向に対し平均0.1mm以上20mm未満の波長の表面うねりを有し、該表面うねりの平均波高が30μm以下であったので、画像ムラは見られず、問題の無い良好なフルカラー画像が得られた。また、該表面うねりの平均波高が30μm以下であったので、クリーニングムラの発生もなかった。
【0134】
この転写ベルト(1)を用いてフルカラー10万枚画像出力し、転写ベルト(1)を確認したところ、ベルトには割れ、裂け目などはみられず、耐久性は良好であった。さらに耐久をしたところ、12万枚目でもベルト端部にヒビはなく、さらに15万枚まで耐久したが、ベルト端部にヒビは見られず、高い耐久性を有することがわかった。このように転写ベルト(1)は良好な性能及び長寿命を有していることが確認された。
【0135】
比較例1
<中間転写ベルトの作製>
PVDF 100部
流出開始温度+5℃時の粘度=5×104Pa・s
流出開始温度+15℃時の粘度=1×103Pa・s
ポリエーテルエステルアミド樹脂 10.5部
流出開始温度+5℃時の粘度=1×105Pa・s
流出開始温度+15℃時の粘度=2×104Pa・s
この材料を2軸の押し出し機により210℃で溶融混練して各材料を混合し、直径2mm程度のストランドで押し出してカットし、ペレットとした。これを成形用原料4とした。この成形用原料4の流出開始温度+5℃時の粘度は6.5×104Pa・s、流出開始温度+15℃時の粘度は1×103Pa・sであり、流出開始温度+15℃時の粘度に対し、流出開始温度+5℃時の粘度が65倍であり、1.2倍から50倍の範囲外であった。
【0136】
次に図3に示される1軸押出機100のホッパー102へ成形用原料4を投入し、設定温度を200℃に調節して押し出すことにより、溶融体とした。溶融体は引き続いて、ダイス直径30mm、ダイギャップの幅1000μmの円筒状単層用スパイラルダイス103に導かれた。この時にダイス先端から吐出された溶融体の吐出速度は1m/minであった。更にそこで空気導入路104より空気を吹き込み拡大膨張させ、引き取り速度5m/minで引き取りながら成形を行いつつ、230mmごとにチューブ状フィルムを長手方向に向かって垂直の方向に連続的に切断することによりベルトとした。この時の押出成形比は4.67であった。このため成形安定性が悪かった。この結果、最終的な形状寸法として、直径140mm、厚み150μm、ベルト巾230mmとなり、中間転写ベルトを得た。これを中間転写ベルト(4)とした。
【0137】
この中間転写ベルト(4)は、平均波長(Sm値)10mm、平均波高(Rz)35μmと、ベルト周方向に対し平均0.1mm以上20mm未満の波長の表面うねりを有し、該表面うねりの平均波高が30μmより大きく、端部膜厚の平均値は150μmで、中心膜厚に対し100%であるベルトを得た。
【0138】
<カートリッジの作製>
中間転写ベルト(4)を用いる以外は参考例1と同様にしてカートリッジ(4)を作製した。
【0139】
<画像確認>
上記カートリッジ(4)を23℃/55%の環境で12時間静置してから図1の電子写真装置にセットし、同環境下で80g/m2 紙にフルカラー画像のプリント試験を行った。この際に使用した現像装置は600dpiのデジタルレーザー方式とした。得られた画像を目視で評価したところ、該中間転写ベルトは、ベルト周方向に対し平均0.1mm以上20mm未満の波長の表面うねりを有し、該表面うねりの平均波高が30μmより大きかったので、うねりに起因する画像ムラが発生した。また、該表面うねりの平均波高が30μmより大きかったので、うねりの凹部分が十分にクリーニングされず、クリーニングムラが発生した。さらに1次転写効率も転写ムラがあるため80%であった。
【0140】
このカートリッジ(4)を用いてフルカラー5000枚画像出力した時点で、該中間転写ベルトに裂け目が発生し、画像出力が続行できなかった。
【0141】
また、このカートリッジ(4)と同一のカートリッジを作製し、40℃、95%RHの環境に1ヶ月放置して画像出力したが、うねりに起因する縦じわが発生し、縦じわ起因の画像ムラが発生した。
【0142】
比較例2
<転写ベルトの作製>
ポリカーボネート樹脂 100部
流出開始温度+5℃時の粘度=4×104Pa・s
流出開始温度+15℃時の粘度=1×104Pa・s
導電性カーボン 8部
カオリンクレー 30部
この材料を2軸の押し出し機により280℃で溶融混練して各材料を混合し、直径2mm程度のストランドで押し出してカットし、ペレットとした。これを成形用原料5とした。この成形用原料5の流出開始温度+5℃時の粘度は6×104Pa・s、流出開始温度+15℃時の粘度は5.5×104Pa・sであり、流出開始温度+15℃時の粘度に対し、流出開始温度+5℃時の粘度が1.09倍であり、1.2倍から50倍の範囲外であった。
【0143】
次に、図3の成形装置において、成形用ダイ103は単層用環状ダイとし、ダイスリットの直径が200mmのものを用いた。ダイスリットは0.2mmとした。
【0144】
この時にダイス先端から吐出された溶融体の吐出速度は1m/minであった。更にそこで空気導入路104より空気を吹き込み拡大膨張させ、引き取り速度4.5m/minで引き取りながら成形を行いつつ、310mmごとにチューブ状フィルムを長手方向に向かって垂直の方向に連続的に切断し筒状フィルムとした。このときの押出成形比は1.55であった。この結果、最終的な形状寸法として、直径355mm、厚み150μm、ベルト巾310mmとなり、転写ベルトを得た。これを転写ベルト(2)とした。
【0145】
この転写ベルト(2)は、平均波長(Sm値)5mm、平均波高(Rz)40μmと、ベルト周方向に対し平均0.1mm以上20mm未満の波長の表面うねりを有し、該表面うねりの平均波高が30μmより大きく、端部膜厚の平均値は150μmで、中心膜厚に対し100%であるベルトが得られた。
【0146】
<画像確認>
上記転写ベルト(2)を23℃/55%の環境で12時間静置してから図2の電子写真装置にセットし、同環境下で80g/m2 紙にフルカラー画像のプリント試験を行った。この際に使用した現像装置は600dpiのデジタルレーザー方式とした。得られた画像を目視で評価したところ、該転写ベルトは、ベルト周方向に対し平均0.1mm以上20mm未満の波長の表面うねりを有し、該表面うねりの平均波高が30μmより大きかったので、転写ムラによる画像ムラが発生したフルカラー画像であった。また、該表面うねりの平均波高が30μmより大きかったので、クリーニングムラによる転写材の裏汚れが発生した。
【0147】
この転写ベルト(2)を用いてフルカラー4000枚画像出力した時点で、該転写ベルトに裂け目が発生し、画像出力が続行できなかった。
【0148】
比較例3
<中間転写ベルトの作製>
材料は比較例1に同じ。
【0149】
この材料を2軸の押し出し機により210℃で溶融混練して各材料を混合し、直径2mm程度のストランドで押し出してカットし、ペレットとした。これを成形用原料4とした。次に、図3の成形装置において、成形用ダイ103は単層用環状ダイとし、ダイスリットの直径が20mmのものを用いた。ダイスリットは0.8mmとした。この成形装置の材料ホッパー102へ十分に加熱乾燥させた前記成形用原料4を投入し、加熱溶融してダイから210℃で円筒状に押し出した。ダイの周囲には外部冷却リング105が設置されており、押し出された筒状フィルムに周囲から空気を吹き付け、冷却を行った。また、押し出された筒状フィルムの内部には空気導入路104より空気を吹き込み、直径140mmまで拡大膨張した後、引き取り装置で一定の速度で連続的に引き取った。尚、空気の導入は直径が所望の値になった時点で停止した。さらにピンチローラにつづくカット装置108で筒状フィルムをカットした。厚さが安定した後、長さ310mmで切断して筒状フィルム4を成形した。
【0150】
この筒状フィルム4について、熱膨張率の異なる金属からなる一組の円筒型を用いてサイズと表面平滑性の調整と折り目の除去を行った。熱膨張率の高い内型に筒状フィルム4を被せて、その内型を、内面を平滑に加工した外型に挿入し、190℃で20分間加熱した。冷却後シリンダーから外して端部をカットし、直径140mmの中間転写ベルト(5)を作製した。
【0151】
この中間転写ベルトは、平均波長(Sm値)0.2mm、平均波高(Rz)1.5μmと、ベルト周方向に対し平均0.1mm以上20mm未満の波長の表面うねりを有し、該表面うねりの平均波高が30μm以下であり、端部膜厚の平均値は70μmで、中心膜厚に対し47%であるベルトが得られた。
【0152】
<カートリッジの作製>
中間転写ベルト(5)を用いる以外は参考例1と同様にしてカートリッジ(5)を作製した。
【0153】
<画像確認>
上記カートリッジ(5)を23℃/55%の環境で12時間静置してから図1の電子写真装置にセットし、同環境下で80g/m2 紙にフルカラー画像のプリント試験を行った。この際に使用した現像装置は600dpiのデジタルレーザー方式とした。得られた画像を目視で評価したところ、ベルト周方向に対し平均0.1mm以上20mm未満の波長の表面うねりを有し、該表面うねりの平均波高が30μm以下であったので、画像ムラは見られず、問題の無い良好なフルカラー画像が得られた。また、該表面うねりの平均波高が30μm以下であったので、クリーニングムラの発生もなかった。さらに1次転写効率95%が得られた。
【0154】
このカートリッジ(5)を用いてフルカラー5000枚画像出力した時点で、該中間転写ベルトに伸びが発生した。これは端部膜厚が薄すぎたためと考えられる。このためベルトにテンションがかからなくなり、駆動できなくなったため画像出力が続行できなかった。
【0155】
また、このカートリッジと同一のカートリッジを作製し、40℃、95%RHの環境に1ヶ月放置して画像出力したが、端部にシワが発生し、そのシワが原因で画像ムラが端部に発生した。
【0156】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば画像ムラがなく、高耐久ある電子写真用ベルトにより、カートリッジの高耐久化による低ランニングコスト化、本体の小型化、高画質化、メンテナンスの簡素化を達成することが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の中間転写ベルトを用いた画像形成装置の一例の概略を示す図である。
【図2】本発明の転写ベルトを用いた画像形成装置の一例の概略を示す図である。
【図3】本発明の中間転写ベルトが1層である場合の成形装置の一例の概略図である。
【図4】本発明の中間転写ベルトが2層である場合の成形装置の一例の概略図である。
【図5】プロセスカートリッジの説明図である。
【図6】中間転写ユニットの説明図である。
【図7】電子写真感光体ユニットの説明図である。
【図8】プロセスカートリッジの着脱構成の説明図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム
2 一次帯電器
3 像露光手段
5 中間転写ベルト
6 1次転写ローラ
7 2次転写ローラ
8 2次転写対向ローラ
9 クリーニング用帯電部材
10 転写材ガイド
11 給紙ローラ
12 テンションローラ
13 クリーニング装置
15 定着器
20 中間転写ベルト
30,31,33 バイアス電源
41 イエロートナー
42 マゼンタトナー
43 シアントナー
44 ブラックトナー
100,101 押し出し機
102 ホッパー
103 環状ダイス
104 空気導入路
105 外部冷却リング
106 安定板
107 ピンチローラ
108 カット装置
110 筒状フィルム
P 転写材[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an electrophotographic belt and an electrophotographic photosensitive member-intermediate transfer belt integrated cartridge.,Image forming apparatusAnd manufacturing method of electrophotographic beltAbout.
[0002]
[Prior art]
An image forming apparatus that uses an intermediate transfer member is a color image forming device that sequentially stacks and transfers a plurality of component color images of color image information and multicolor image information, and outputs an image formed product in which color images and multicolor images are synthesized and reproduced. It is effective as an apparatus, a multicolor image forming apparatus, or an image forming apparatus having a color image forming function and a multicolor image forming function.
[0003]
A schematic view of an example of an image forming apparatus using an intermediate transfer belt as an intermediate transfer member is shown in FIG.
[0004]
FIG. 1 shows a color image forming apparatus (copier or laser beam printer) using an electrophotographic process. A medium resistance belt is used as the
[0005]
Reference numeral 1 denotes a rotating drum type electrophotographic photosensitive member (hereinafter referred to as a photosensitive drum) that is repeatedly used as a first image carrier, and is rotationally driven at a predetermined peripheral speed (process speed) in the counterclockwise direction indicated by an arrow. Is done.
[0006]
The photosensitive drum 1 is uniformly charged to a predetermined polarity / potential by the
[0007]
Next, the electrostatic latent image is developed with yellow toner Y as the first color by the first developing device (yellow color developing device 41). At this time, the developing units of the second to fourth developing units (magenta
[0008]
The
[0009]
The yellow toner image of the first color formed and supported on the photosensitive drum 1 is applied from the primary transfer roller 6 to the
[0010]
The surface of the photosensitive drum 1 after the transfer of the first color yellow toner image to the
[0011]
Similarly, the second color magenta toner image, the third color cyan toner image, and the fourth color black toner image are sequentially superimposed and transferred onto the
[0012]
Reference numeral 7 denotes a secondary transfer roller, which is supported in parallel with the secondary
[0013]
A primary transfer bias for sequentially superimposing and transferring toner images of the first to fourth colors from the photosensitive drum 1 to the
[0014]
In the primary transfer process of the first to third color toner images from the photosensitive drum 1 to the
[0015]
When the composite color toner image transferred onto the
[0016]
After the image transfer to the transfer material P is completed, a
[0017]
The transfer residual toner is electrostatically transferred to the photosensitive drum 1 at and near the nip portion with the photosensitive drum 1 to clean the intermediate transfer belt.
[0018]
In a color electrophotographic apparatus having an image forming apparatus using the above-described intermediate transfer belt, a second image carrier is pasted or adsorbed on a transfer drum, which is a conventional technique, and from there on the first image carrier. Compared with a color electrophotographic apparatus having an image forming apparatus for transferring an image, for example, a transfer apparatus as described in JP-A-63-301960, the transfer material as the second image carrier is not Since images can be transferred from the intermediate transfer belt without the need for processing and control (eg, gripping, adsorbing, giving curvature, etc.), thin paper (40 g / m2Paper) to thick paper (200g / m2Paper), the second image carrier can be selected in a wide variety of ways regardless of the width, width, length, or thickness.
[0019]
Because of these advantages, color copiers, color printers and the like using an intermediate transfer belt have already started to move in the market.
[0020]
Next, FIG. 2 shows a schematic diagram of an example of an image forming apparatus using a transfer belt as a transfer member.
[0021]
The image forming apparatus shown in FIG. 2 forms toner images of different colors on a plurality of photoconductors as one type of color image forming apparatus of the color separation image superposition transfer method, and sequentially forms on each photoconductor. A toner image on each photoconductor is transferred to a single transfer material conveyed in contact, and a full color image is obtained.
[0022]
The image forming apparatus shown in FIG. 2 has four image forming units I, II, III, and IV arranged in parallel as an electrophotographic process means in the upper part of the apparatus
[0023]
A
[0024]
On the other hand, at the bottom of the apparatus
[0025]
A
[0026]
In each of the image forming units I to IV, the
[0027]
On the other hand, the recording paper P conveyed from the
[0028]
Then, the recording paper P that has received the transfer of each color toner image as described above is neutralized by the
[0029]
Because of these advantages, color copying machines, color printers, and the like using transfer belts have already started to move in the market.
[0030]
Next, the electrophotographic photosensitive member-intermediate transfer belt integrated cartridge will be described. The life of the intermediate transfer belt is shorter than that of the apparatus main body, and at present, replacement is essential. At the same time, it is necessary to install and process a waste toner container that collects the developer (hereinafter referred to as toner) remaining on the intermediate transfer belt. In addition to these, many parts such as an electrophotographic photosensitive member, a developing device, and a developer need to be replaced in a printer or a copying machine. Japanese Patent Laid-Open No. 8-137181 proposes a method in which these replacement parts are unitized and easily detached from the apparatus main body. Has been made.
[0031]
However, this means requires a large number of replacement units and complicates the user operation. Furthermore, since each unit is designed and arranged independently, problems such as an increase in the size of the main body and an increase in cost arise.
[0032]
As a means for solving this problem, it is preferable to attach and detach the electrophotographic photosensitive member, which is a replacement part, and the intermediate transfer belt as an integral unit at the same time and replace them. Japanese Patent Laid-Open Nos. 6-110261 and 10- No. 177329 and Japanese Patent Laid-Open No. 11-30944.
[0033]
[Problems to be solved by the invention]
However, a color electrophotographic apparatus using an electrophotographic belt such as an intermediate transfer belt or a transfer belt, or an electrophotographic photosensitive member-intermediate transfer belt integrated cartridge fully utilizes the advantages described above and is true for the user. It does not function as a device that is expected and satisfactory. In providing such an intermediate transfer belt, an image forming apparatus using the transfer belt, and an electrophotographic photosensitive member-intermediate transfer belt integrated cartridge, there are still problems to be overcome.
[0034]
When an electrophotographic belt is produced from a thermoplastic resin mixture, the molding method is mainly extrusion molding. However, since extrusion molding is continuous molding, it is difficult to stabilize the shape. In particular, when the melt viscosity of the molding resin changes abruptly due to temperature changes, it is difficult to stabilize the shape because the melt viscosity changes greatly due to slight temperature changes of the die. If the shape is not stabilized by this, waviness may occur on the belt surface.
[0035]
Another factor is that when the extrusion die is a spiral die, it is basically difficult to generate spider marks with minute film thickness unevenness, but the melt viscosity of the molding resin. When the temperature changes rapidly due to a temperature change, the melt viscosity changes greatly due to a slight temperature change in the spiral portion, so that a spider mark may occur, which may cause the belt to swell.
[0036]
When such waviness occurs in the intermediate transfer belt, when a four-color full-color image is output, the transfer efficiency of the convex portion of the surface waviness of the intermediate transfer belt is high when the toner image on the first color photosensitive drum is transferred, Only the convex portion of the image has a high density, and unevenness occurs in the image.
[0037]
Next, when the second color is transferred to the intermediate transfer belt, the portion where the second color toner image is not superimposed on the first color toner image and the portion where the first color toner image is placed on the intermediate transfer belt is photosensitive. When contacted with the drum, a phenomenon may occur in which part of the toner on the intermediate transfer belt returns to the photosensitive drum (hereinafter referred to as retransfer) (this phenomenon occurs when the primary transfer voltage is high). Easy to happen). At this time, the toner on the convex portion of the surface waviness of the intermediate transfer belt may return more to the photosensitive drum than the concave portion, and the image density of the convex portion may be lowered.
[0038]
In addition, when the second color toner image is added to the first color toner image, the retransfer of the first color convex portion obstructs the transfer of the second color toner image and the convex portion image density is lowered. There is. The same phenomenon occurs in the third color and the fourth color, and when the image is finally transferred from the intermediate transfer belt to the second image carrier (paper or the like), the density of the convex portion is low and the density of the concave portion is high. In some cases, the image has an image unevenness equivalent to the shape of the swell.
[0039]
In addition, when the cleaning process for returning the transfer residue to the photosensitive drum is performed on the photosensitive drum, the residual transfer from the second image bearing member corresponding to the concave part is difficult to return to the photosensitive drum from the convex part, and the cleaning is insufficient. As a result, the load on the apparatus becomes large because a large amount of untransferred toner is cleaned, and the cleaning apparatus becomes considerably complicated and expensive.
[0040]
As these countermeasures, for example, see JP-A-59-50475, JP-A-59-202477, JP-A-3-242667, JP-A-4-303869, and JP-A-4-303871. The surface roughness of the intermediate transfer belt is considered to be small, but this surface roughness corresponds to the surface of the toner particles, and in the case of the waviness conditions as described above, the surface roughness is reduced. However, transfer unevenness may occur.
[0041]
In addition, if the intermediate transfer belt is greatly swelled, the tension may be uneven when the intermediate transfer belt is stretched with a certain tension. In the case of a thermoplastic resin, stress cracking may occur and the intermediate transfer belt may be torn. .
[0042]
These belt tears often occur from the end where more force is applied, and as a countermeasure, there is a method of stretching a reinforcing tape, but it is difficult to apply a reinforcing tape uniformly, if it cannot be applied uniformly, In some cases, the running performance of the intermediate transfer belt is affected, and the cost increases due to an increase in the number of steps for applying the tape.
[0043]
Furthermore, in the case of an electrophotographic photosensitive member-intermediate transfer belt integrated cartridge, it may be left in a high-temperature and high-humidity environment for a long time, causing the intermediate transfer belt to contract or relax, and the undulation is perpendicular to the circumferential direction of the intermediate transfer belt. Even in the case of occurrence in the direction, wrinkles in the circumferential direction may occur due to the difference in the circumferential length of the waviness portion, and the wrinkles may cause image unevenness in the same way as waviness.
[0044]
The same can be said for the transfer belt.
[0045]
As described above, a color electrophotographic apparatus using an electrophotographic belt such as an intermediate transfer belt or a transfer belt, and an image forming apparatus that completely solves the problems in an electrophotographic photosensitive member-intermediate transfer belt integrated cartridge have not yet been obtained. Absent.
[0046]
Accordingly, an object of the present invention is to solve the above-mentioned problems, and is an electrophotographic belt, an electrophotographic photosensitive member-intermediate transfer belt integrated type, which has no image unevenness, is highly durable, is easy to maintain, and can be downsized. A cartridge and an image forming apparatus are realized.
[0047]
That is, according to the present invention, when toner moves from the surface of the photosensitive drum, which is the first image carrier, to the intermediate transfer belt, image unevenness does not occur in the wavy portion, and retransfer is performed when a multicolor image is output. High-durability electrophotographic belt and electrophotographic photosensitive member in which there is no increase in the amount of re-transfer of waviness convex portions at the time, there is no occurrence of uneven transfer of the finally obtained image, and belt tearing from the end portion does not occur An intermediate transfer belt integrated cartridge and an image forming apparatus are provided.
[0048]
[Means for Solving the Problems]
In the present inventionAccordingly, a thermoplastic resin mixture having a flow tester outflow start temperature of + 15 ° C. and a viscosity at a flow tester outflow start temperature of + 15 ° C. of 1.2 to 50 times is melt-extruded from the annular die. The diameter of the tubular film is controlled by injecting or sucking gas into the obtained tubular film to adjust the internal volume, and the tubular film is supported until the tubular film is cooled and solidified. Forming the cylindrical film from the annular die without using a member, and then manufacturing the cylindrical body of the thermoplastic resin mixture by a method of cutting;
For electrophotography made of a thermoplastic resin mixture used in an image forming apparatus, which is produced by heating and pressing and contacting the cylindrical body inside a cylindrical rigid body having a diameter larger than the diameter of the cylindrical body A belt,
The electrophotographic belt has a surface waviness having an average wavelength of 0.1 mm or more and less than 20 mm in the belt circumferential direction, the average wave height of the surface waviness is 30 μm or less, and at least one end portion in the longitudinal direction of the belt An electrophotographic belt is provided in which the film thickness is 60% or more and 95% or less with respect to the belt center film thickness.
In addition, according to the present invention, the electrostatic latent image formed on the electrophotographic photosensitive member is visualized with a developer, and the resulting image is transferred to an intermediate transfer belt, and transferred to the intermediate transfer belt. In addition, the image forming apparatus main body further including a secondary transfer step of transferring the image to a transfer material, and an electrophotographic photosensitive member-intermediate transfer belt integrated cartridge detachably configured,
An electrophotographic photosensitive member-intermediate transfer belt integrated cartridge is provided in which the intermediate transfer belt is the above-described electrophotographic belt.
In addition, according to the present invention, the electrostatic latent image formed on the electrophotographic photosensitive member is visualized with a developer, and the resulting image is transferred to an intermediate transfer belt, and transferred to the intermediate transfer belt. In the image forming apparatus using the main body of the image forming apparatus having a secondary transfer step of further transferring the image to a transfer material,
An image forming apparatus is provided in which the intermediate transfer belt is the electrophotographic belt.
Furthermore, according to the present invention, the film has surface waviness having an average wavelength of 0.1 mm or more and less than 20 mm in the belt circumferential direction, the average wave height of the surface waviness is 30 μm or less, and at least one end film in the longitudinal direction of the belt A method for producing an electrophotographic belt made of a thermoplastic resin used in an image forming apparatus, the thickness of which is 60% or more and 95% or less with respect to the belt center film thickness,
It is obtained by melting and extruding a thermoplastic resin mixture in which the viscosity at the flow tester's outflow start temperature + 5 ° C is 1.2 to 50 times the viscosity at the flow tester's outflow start temperature + 15 ° C. The diameter of the tubular film is controlled by injecting or sucking gas into the tubular film to adjust the internal volume, and a member that supports the tubular film until the tubular film is cooled and solidified. Forming the cylindrical film from the annular die without using it, and then manufacturing the cylindrical body of the thermoplastic resin mixture by a method of cutting;
Heating and pressing the cylindrical body inside a cylindrical rigid body having a diameter larger than the diameter of the cylindrical body; and
A method for producing an electrophotographic belt is provided.
[0049]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the present invention, for the thermoplastic resin mixture constituting the electrophotographic belt, the viscosity at the outflow start temperature + 5 ° C. is 1.2 times to 50 times the viscosity at the outflow start temperature + 15 ° C. of the flow tester. Therefore, when extrusion molding is performed, the viscosity change due to temperature change is reduced, and even if there is a slight change temperature of the die during molding, the change in viscosity is small, which causes uneven discharge when discharged from the die. When the spiral die is used, the change in viscosity inside the die is small, so the spider mark does not occur, the shape can be stabilized, the surface waviness of the electrophotographic belt surface, That is, by setting the average wave height of the surface waviness of the electrophotographic belt having the surface waviness with an average wavelength of 0.1 mm or more and less than 20 mm to 30 μm or less. At the time of primary transfer, the difference in the distance that the toner moves from the surface of the photosensitive drum, which is the first image carrier, to the electrophotographic belt decreases the difference between the convex and concave portions of the electrophotographic belt. Transfer unevenness due to the toner remaining in the concave portion after the secondary transfer, and reduction of transfer unevenness due to retransfer by eliminating the retransfer of the convex portion at the time of the second primary transfer. Cleaning defects can be reduced.
[0050]
Also, if the viscosity at the outflow start temperature + 5 ° C is less than 1.2 times the viscosity at the outflow start temperature + 15 ° C of the flow tester, the change in viscosity is too small and the die shape itself during extrusion is retained. The swell may increase, which is not preferable.
[0051]
If the viscosity at the outflow start temperature + 5 ° C is greater than 50 times the viscosity at the outflow start temperature + 15 ° C of the flow tester, the viscosity change is too large and the extrusion molding is not stable, and spider marks may be generated. Since it occurs, it is not preferable.
[0052]
Although the surface wave of the surface of the electrophotographic belt, that is, the average wave height of the surface wave of the electrophotographic belt having an average surface wave of 0.1 mm or less and less than 20 mm is 30 μm or less, the effect of the present invention can be obtained. The average wave height is preferably 5 μm or less. Further, transfer unevenness occurs when the average wavelength of the surface waviness is 0.1 mm or more and less than 20 mm on the average, but the more prominent generation region is 0.5 mm or more and less than 10 mm. This seems to be due to the sudden rise of the swell.
[0053]
Further, in the case of the electrophotographic photosensitive member-intermediate transfer belt integrated cartridge, the thermoplastic resin mixture constituting the intermediate transfer belt has an outflow start temperature of + 5 ° C. with respect to the viscosity at the outflow start temperature of the flow tester of + 15 ° C. The average wave height of the surface waviness of the intermediate transfer belt having a surface waviness of an average transfer belt having a wavelength of 0.1 mm or more and less than 20 mm is obtained. By setting the thickness to 30 μm or less, the difference in the distance that the toner moves from the surface of the photosensitive drum, which is the first image carrier, to the intermediate transfer belt is reduced, and the difference between the wavy convex portion and the concave portion of the intermediate transfer belt is reduced. Transfer unevenness due to retransfer by reducing transfer unevenness at the time of primary transfer and elimination of retransfer of convex portions at the time of the second primary transfer Even if the intermediate transfer belt contracts or relaxes when left in a high-temperature and high-humidity environment for a long period of time, the cleaning failure due to toner remaining in the concave portion after secondary transfer is reduced. By setting the average wave height of the surface waviness of the intermediate transfer belt having the surface waviness with an average wavelength of 0.1 mm or more and less than 20 mm to 30 μm or less, it is possible to prevent circumferential wrinkles due to a difference in circumferential length. This is considered to be because the difference in the undulation portion of the belt relaxation and contraction is reduced because the undulation is small.
[0054]
Also, by setting the film thickness at least on one side of the electrophotographic belt to 60% or more and 95% or less with respect to the film thickness at the center of the belt, bending breakage is less likely to occur at the end than at the center of the belt. Is no longer necessary. The reason why bending breakage is less likely to occur is that when the film thickness is thin, the difference in how the belt front and back surfaces are stretched during bending is reduced, and the load on the stretched part is reduced, so the film thickness is thin. It is thought that it becomes difficult to break. Further, in the case where at least one end portion of both end portions is reinforced with a rib or the like, only the unreinforced side may be thin.
[0055]
The center film thickness is an average value when the film thickness at the center of the belt is measured at 10 points at equal intervals in the circumferential direction, and the end film thickness is 5 points from the belt end toward the center every 2 mm. It is an average value obtained by measuring 10 points at the same interval in the circumferential direction.
[0056]
Here, the measurement method of the flow tester is shown below. The flow tester measurement of the present invention was performed using a flow tester CFT-500D manufactured by Shimadzu Corporation.
[0057]
<Measurement method>
1 g of a resin compound or belt that has been pulverized so that the outer diameter is about 2 to 3 mm is accurately weighed and measured under the following conditions. The viscosity at the outflow start temperature + 5 ° C. and the outflow start temperature + 15 ° C. Read the viscosity.
[0058]
<Measurement conditions>
Load: 50 N; Orifice diameter: 1 mm diameter, length 1.0 mm; Rate of temperature increase: 5 ° C./min; Measurement start temperature: 150 ° C .; Preheating time: 120 seconds
In addition, the surface waviness used in the present invention is measured based on JIS B0610, and a filtered centerline waviness curve is used. The average wavelength of the present invention is represented by the average interval Sm (ISO) of the unevenness of the curve obtained by the filtered center line undulation curve, and the average wave height is the ten-point average roughness of the curve obtained by the filtered center line undulation curve. Rz (JIS). At this time, the low-frequency cutoff is 0.25 mm, the high-frequency cutoff is 8 mm, the measurement length is 80 mm, and the measurement speed is 2 mm / s.
[0059]
Further, the thermoplastic resin mixture used in the present invention is a resin mixture having thermoplasticity. For example, even if a thermoplastic resin and a thermosetting resin powder are mixed, the final resin mixture is What is necessary is just to have thermoplasticity.
[0060]
The thermoplastic resin as the main material of the thermoplastic resin mixture used for the electrophotographic belt of the present invention is not particularly limited as long as it satisfies the characteristics of the present invention. For example, olefins such as polyethylene and polypropylene Resin, polystyrene resin, acrylic resin, polyester resin, polycarbonate resin, sulfur-containing resin such as polysulfone, polyethersulfone and polyphenylene sulfide, fluorine-containing resin such as polyvinylidene fluoride and polyethylene-tetrafluoroethylene copolymer, A polyurethane resin, a silicone resin, a ketone resin, a polyvinylidene chloride resin, a thermoplastic polyimide resin, a polyamide resin, a modified polyphenylene oxide resin, etc., and one or more of these various modified resins and copolymers can be used. However, it is not limited to the said material.
[0061]
Next, the additive to be mixed for adjusting the electric resistance value of the intermediate transfer belt of the present invention is not particularly limited, but as the conductive filler for adjusting the resistance, carbon black and various conductive metal oxides are used. Non-filler resistance regulators include low molecular weight ionic conductive materials such as various metal salts and glycols, antistatic resins containing ether bonds and hydroxyl groups in the molecule, or organic polymers exhibiting electronic conductivity. Such as a compound.
[0062]
Moreover, there exists a method of mixing an inorganic filler as a method of adjusting the melt viscosity of this invention. Examples of such inorganic fillers include mica, kaolins, bentonite, acid clay, barium sulfate, zinc oxide, various whiskers and the like, and one or more kinds of these fillers are appropriately selected. It is not limited to these.
[0063]
The flow tester data of the electrophotographic belt used in the present invention can be adjusted by selecting the raw materials as described above. As another flow tester viscosity adjustment method, when the viscosity at the outflow start temperature + 5 ° C. is less than 1.2 times the viscosity at the outflow start temperature + 15 ° C. of the flow tester, 1.2 times or more of the resin is mixed There is. When the viscosity at the outflow start temperature + 5 ° C. is greater than 50 times the viscosity at the outflow start temperature + 15 ° C. of the flow tester, there is a method of mixing 50 times or less resin. Furthermore, as a resin selection method, there is a method of mixing a sharp molecular weight distribution and a broad one. Generally, when the molecular weight distribution is sharp, the flow tester data may be 50 times or more, and when the molecular weight distribution is broad, the flow tester data may be 1.2 times or less. In combination, melting characteristics within the scope of the present invention can be obtained. However, it is not necessarily limited to these, and any method may be used as long as it has the melting characteristics of the present invention.
[0064]
In order to reduce the size and cost of the electrophotographic photosensitive member-intermediate transfer belt integrated cartridge, the shape of the electrophotographic photosensitive member incorporated in the cartridge is important. Accordingly, the electrophotographic photosensitive member is preferably a photosensitive drum having a diameter of 60 mm or less, which has a simple driving mechanism and can be easily miniaturized.
[0065]
For the same purpose, the intermediate transfer belt is preferably stretched by two rollers because the reduction in the number of parts and the reduction in size are promoted.
[0066]
The tension roller that applies tension to the intermediate transfer belt preferably slides at least 1 mm or more in the extension direction of the intermediate transfer belt in order to cope with the extension of the intermediate transfer belt, and is driven reliably without slipping the intermediate transfer belt. For this purpose, it is preferable to stretch the intermediate transfer belt with a force of 5 N or more.
[0067]
In order to reduce the size and cost of the cartridge, it is preferable that the intermediate transfer belt cleaning mechanism uses a primary transfer simultaneous cleaning method in which the transfer residual toner is charged to a reverse polarity and is returned to the photosensitive member at the same time during the primary transfer. Specifically, a voltage is applied to a charging member such as a cleaning roller that is detachably arranged on the intermediate transfer belt to give the secondary transfer residual toner a charge having a polarity opposite to that at the time of primary transfer. It is means for returning to the photoreceptor by a transfer electric field. A blade, a corona charger, or the like may be used as a means for charging the toner to the reverse polarity. The toner returned from the intermediate transfer belt to the photoconductor is removed by a photoconductor cleaning mechanism such as a cleaning blade. According to this method, cleaning cartridges and the like are arranged on both the photosensitive member and the intermediate transfer belt, and compared with a method in which a waste toner feeding mechanism and a container are installed, there is a great effect in reducing the size and cost of the cartridge. Such a cleaning device is desirably integrated with the electrophotographic photosensitive member-intermediate transfer belt integrated cartridge. This is because the cleaning device also needs to be replaced due to deterioration due to image output or the like, but the integration reduces the number of replacement units and simplifies the user's operation.
[0068]
In the electrophotographic photosensitive member-intermediate transfer belt integrated cartridge, the cartridge is separable into an electrophotographic photosensitive unit having an electrophotographic photosensitive member and an intermediate transfer belt unit having the intermediate transfer belt. It is desirable to have connecting means for connecting the photosensitive unit and the intermediate transfer belt unit.
[0069]
By adopting this configuration, after the user removes the process cartridge for the color electrophotographic apparatus from the main body of the color electrophotographic apparatus, the user separates the removed process cartridge into the electrophotographic photosensitive member unit and the intermediate transfer belt unit, and the service life This is because it is possible to replace only the unit that has reached the above, reducing the user's cost burden, and for the producer side, there is an advantage that can be dealt with only by replacing the defective unit.
[0070]
Further, the resistance value of the electrophotographic belt needs to be adjusted. The range of the volume resistivity of the intermediate transfer belt that can provide a good image is between 1E + 6 Ωcm and 8E + 13 Ωcm. If the volume resistivity is less than 1E + 6 Ωcm, the resistance is too low to obtain a sufficient transfer electric field, resulting in image omission and roughness. On the other hand, if the volume resistivity is higher than 8E + 13 Ωcm, it is necessary to increase the transfer voltage, resulting in an increase in the size of the power source and an increase in cost.
[0071]
The thickness of the intermediate transfer belt is preferably in the range of 40 μm to 300 μm. If it is 40 μm or less, molding stability is insufficient, thickness unevenness tends to occur, durability strength is insufficient, and belt breakage or cracking may occur. On the other hand, when the thickness exceeds 300 μm, the material increases and the cost increases, and the difference in the peripheral speed between the inner surface and the outer surface at the stretched shaft portion of a printer or the like increases, and problems such as image scattering due to contraction of the outer surface are likely to occur. Further, there is a problem that the bending durability is lowered and the rigidity of the belt becomes too high to increase the driving torque, resulting in an increase in size and cost of the main body.
[0072]
As a method for forming an electrophotographic belt, a seamless belt can be manufactured, and a manufacturing method with high manufacturing efficiency and low cost is preferable. As a means for this, there is a method in which a belt is manufactured by continuous melt extrusion from an annular die and then cutting to a required length. For example, inflation molding is suitable.
[0073]
One embodiment of the production method of the present invention will be described below. However, this does not limit the present invention.
[0074]
FIG. 3 shows an example of a molding apparatus relating to the electrophotographic belt of the present invention. This device basically consists of an extruder, an extrusion die, and an air blowing device.
[0075]
First, based on a desired formulation, a molding resin, a conductive agent, an additive, and the like are premixed in advance, and the molding raw material kneaded and dispersed is put into a
[0076]
The gas blown at this time can be selected from nitrogen, carbon dioxide, argon, etc., in addition to air. The expanded tubular film is pulled upward while being cooled by the
[0077]
In addition, the above explanation was related to a single layer belt, but in the case of two layers, an
[0078]
Of course, when there are three or more layers, an extruder should be prepared corresponding to the number of layers. As described above, according to the present invention, not only a single layer but also a multi-layered electrophotographic belt can be formed in a single step and with high dimensional accuracy in a short time. The fact that this short-time molding is possible sufficiently suggests that mass production and low-cost production are possible.
[0079]
The thickness ratio between the annular die and the molded cylindrical film in the present invention is the ratio of the thickness of the molded cylindrical film to the width of the gap (slit) of the annular die, and the latter is compared with the former. It is necessary to be 1/3 or less, more preferably 1/5 or less.
[0080]
Similarly, the ratio of the diameter of the annular die to the formed cylindrical film is the ratio of the outer diameter of the
[0081]
These represent the stretched state of the material, and when the thickness ratio is larger than 1/3, the stretching is insufficient, and problems such as a decrease in strength and unevenness in resistance and thickness occur. On the other hand, when the outer diameter exceeds 400 percent or less than 50%, the film is stretched excessively, so that it is difficult to reduce the molding stability or to secure the thickness necessary for the present invention.
[0082]
Also, a method of performing molding by bringing a cylindrical body of a thermoplastic resin formed in a cylindrical shape, which is smaller than the diameter of the cylindrical rigid body in advance, into a cylindrical rigid body according to the present invention, at least in a diametrical direction, by heating and pressing contact As an example of the outer cylindrical rigid body, a blow molding method, a stretch blow molding method, and two types of dies having different thermal expansion coefficients as disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 5-31818 are used. An inner cylindrical rigid body having a thermal expansion coefficient larger than the thermal expansion coefficient is disposed, and a thermoplastic resin cylinder formed in a cylindrical shape on the outer periphery of the inner cylindrical body in advance, which is smaller than the diameter of the cylindrical rigid body. With the body disposed, at least the inner cylindrical rigid body and the thermoplastic resin cylindrical body are heated, and this heating softens the thermoplastic resin cylindrical body and expands the inner cylindrical rigid body. The outer peripheral surface of the cylindrical body of the thermoplastic resin is pressed against the inner peripheral surface of the outer cylindrical rigid body, and the inner peripheral surface of the outer cylindrical rigid body is heated to the outer peripheral surface of the cylindrical body of the thermoplastic resin. There is a method of pressure transfer (hereinafter referred to as a double mold forming method), but it is not limited thereto.
[0083]
When pressure from the inside is applied to the entire cylindrical body of the thermoplastic resin by this method, it is considered that the resin on the end side flows out to the outside where no pressure is applied, so that the film thickness at the end becomes thin. The melting characteristic of the resin required at this time is that the viscosity at the outflow start temperature + 5 ° C. is 1.2 to 50 times the viscosity at the outflow start temperature + 15 ° C. of the flow tester. If it is less than 1.2 times, the resin does not flow easily and the end film thickness does not become thin, and the end film thickness becomes larger than 95% with respect to the belt center film thickness. On the other hand, if it is larger than 50 times, the end film thickness becomes too thin and becomes less than 60% with respect to the belt center film thickness.
[0084]
The volume resistance measuring method according to the present invention will be described below.
[0085]
<Volume resistance measurement method>
The measuring device uses an ultra-high resistance meter R8340A (manufactured by Advantest) for the resistance meter, and the sample box TR42 (manufactured by Advantest) for the sample box, but the main electrode has a diameter of 25 mm and the guard ring electrode has an inner diameter. The outer diameter is 41 mm and the outer diameter is 49 mm.
[0086]
Samples are prepared as follows. First, the electrophotographic belt is cut into a circle having a diameter of 56 mm with a punching machine or a sharp blade. On one side of the cut-out circular piece, an electrode is provided on the entire surface by a Pt—Pd vapor deposition film, and on the other side, a main electrode having a diameter of 25 mm and a guard electrode having an inner diameter of 38 mm and an outer diameter of 50 mm are provided by a Pt—Pd vapor deposition film. The Pt—Pd vapor deposition film can be obtained by performing a vapor deposition operation for 2 minutes with mild sputtering E1030 (manufactured by Hitachi, Ltd.). The sample after the vapor deposition operation is used as a measurement sample.
[0087]
The measurement atmosphere is 23 ° C./55%, and the measurement sample is previously left in the same atmosphere for 12 hours or more. The measurement is performed with a discharge of 10 seconds, a charge of 30 seconds, and a major of 30 seconds, and an applied voltage of 100 V.
[0088]
【Example】
referenceExample 1
<Preparation of intermediate transfer belt>
100 parts of PVDF
Outflow start temperature + viscosity at 5 ° C. = 2 × 10FourPa · s
Outflow start temperature + viscosity at 15 ° C. = 7 × 10ThreePa · s
Polyetheresteramide resin 10.5 parts
Outflow start temperature + viscosity at 5 ° C. = 1 × 10FivePa · s
Outflow start temperature + viscosity at 15 ° C. = 2 × 10ThreePa · s
This material was melted and kneaded at 210 ° C. by a biaxial extruder to mix each material, extruded with a strand having a diameter of about 2 mm, and cut into pellets. This was designated as molding raw material 1. The viscosity of the molding raw material 1 at the outflow start temperature + 5 ° C. is 2 × 10FourPa · s, outflow start temperature + viscosity at 15 ° C is 6 x 10ThreePa · s. The viscosity at the outflow start temperature + 5 ° C. was 3.3 times the viscosity at the outflow start temperature + 15 ° C., and was in the range of 1.2 to 50 times.
[0089]
Next, the forming raw material 1 was put into the
[0090]
Further, when the intermediate transfer belt (1) was left in an environment of 23 ° C./55% for 1 day and measured for resistance, the volume resistance value was 6.5E + 11 Ωcm.
[0091]
The intermediate transfer belt (1) has an average wavelength (Sm value) of 10.8 mm, an average wave height (Rz) of 26 μm, and surface waviness having an average wavelength of 0.1 mm or more and less than 20 mm in the belt circumferential direction. The average wave height of the undulation was 30 μm or less, the average value of the end film thickness was 150 μm, and a belt that was the same as the central film thickness was obtained.
[0092]
<Production of cartridge>
Next bookreferenceThe process cartridge used in the example will be described.
[0093]
FIG. 5 shows a process cartridge constituted by connecting an electrophotographic photosensitive member unit having an electrophotographic photosensitive member and an intermediate transfer belt unit having an intermediate transfer belt.
[0094]
6 and 7 show an intermediate transfer belt unit and an electrophotographic photosensitive member unit, respectively.
[0095]
The frame structure is roughly divided into two.
[0096]
An electrophotographic
[0097]
In these two units,
[0098]
Here, the
[0099]
In FIG. 7, the
[0100]
When connecting, contrary to the above, the
[0101]
FIG. 8 shows a state when the process cartridge of the present invention is attached to and detached from the electrophotographic apparatus. By simply opening the
[0102]
A photosensitive drum and an intermediate transfer belt (1) having the following conditions were assembled to the above cartridge.
Radius r of photosensitive drum: 23.5mm
Intermediate transfer belt thickness: 150 μm
Primary transfer roller diameter: 13 mm
Spring pressure of primary transfer roller: 3N
Spring pressure of tension roller: 20N
Tension roller slide amount: 2.5mm
Tension roller diameter: 28 mm
Drive roller diameter: 28mm
This cartridge was designated as cartridge (1).
[0103]
<Image confirmation>
The cartridge (1) is allowed to stand for 12 hours in an environment of 23 ° C./55%, and then set in the electrophotographic apparatus shown in FIG.2A full color image print test was performed on paper. The developing device used here was a 600 dpi digital laser system. When the obtained image was visually evaluated, the intermediate transfer belt had surface waviness with an average wavelength of 0.1 mm or more and less than 20 mm in the belt circumferential direction, and the average wave height of the surface waviness was 30 μm or less. Therefore, no image unevenness was observed, and a good full color image having no problem was obtained. Further, since the average wave height of the surface waviness was 30 μm or less, no cleaning unevenness was generated.
[0104]
Furthermore, the transfer efficiency was defined as follows and the transfer efficiency was measured.
[0105]
Primary transfer efficiency (transfer efficiency from photosensitive drum to intermediate transfer belt) =
Image density on intermediate transfer belt / (Remaining transfer image density on photosensitive drum + Image density on intermediate transfer belt)
As a measurement result, a primary transfer efficiency of 95% was obtained.
[0106]
When 100,000 full-color images were output using this cartridge (1) and the belt was confirmed, the belt was free from cracks and tears and had good durability. Further durability was observed, but the end of the belt cracked at the 120,000th sheet, so there was no problem on the image, but the durability was stopped. The durability of this belt was 120,000.
[0107]
Thus, it was confirmed that the cartridge (1) has good performance and long life.
[0108]
Further, a cartridge identical to this cartridge was produced and left to stand for one month in an environment of 40 ° C. and 95% RH, and an image was output. However, no vertical wrinkles due to waviness occurred and a good image was obtained. .
[0109]
Example1
<Preparation of intermediate transfer belt>
the material isreferenceSame as Example 1.
[0110]
This material was melted and kneaded at 210 ° C. by a biaxial extruder to mix each material, extruded with a strand having a diameter of about 2 mm, and cut into pellets. This was designated as molding raw material 1. Next, in the molding apparatus of FIG. 3, the molding die 103 was a single-layer annular die, and a die slit having a diameter of 20 mm was used. The die slit was 0.8 mm. The raw material for molding 1 sufficiently heated and dried was put into a
[0111]
About this cylindrical film 1, size and surface smoothness adjustment and removal of a crease | fold were performed using a set of cylindrical type | molds which consist of a metal from which a thermal expansion coefficient differs. The tubular film 1 was put on an inner mold having a high coefficient of thermal expansion, and the inner mold was inserted into an outer mold having a smooth inner surface and heated at 190 ° C. for 20 minutes. After cooling, it was removed from the cylinder and the end was cut to prepare an intermediate transfer belt (2) having a diameter of 140 mm.
[0112]
Further, when the intermediate transfer belt (2) was left in an environment of 23 ° C./55% for 1 day and resistance was measured, the volume resistance value was 6.0E + 11 Ωcm.
[0113]
This intermediate transfer belt has an average wavelength (Sm value) of 0.2 mm, an average wave height (Rz) of 0.8 μm, and a surface waviness having an average wavelength of 0.1 mm or more and less than 20 mm in the belt circumferential direction. A belt having an average wave height of 30 μm or less, an average thickness of the end film thickness of 120 μm, and 80% of the center film thickness was obtained.
[0114]
<Production of cartridge>
Other than using the intermediate transfer belt (2)referenceA cartridge (2) was produced in the same manner as in Example 1.
[0115]
<Image confirmation>
The cartridge (2) is allowed to stand for 12 hours in an environment of 23 ° C./55% and then set in the electrophotographic apparatus of FIG.2A full color image print test was performed on paper. The developing device used here was a 600 dpi digital laser system. When the obtained image was visually evaluated, the intermediate transfer belt had surface waviness with an average wavelength of 0.1 mm or more and less than 20 mm in the belt circumferential direction, and the average wave height of the surface waviness was 30 μm or less. Therefore, no image unevenness was observed, and a good full color image having no problem was obtained. Further, since the average wave height of the surface waviness was 30 μm or less, no cleaning unevenness was generated. Further, a primary transfer efficiency of 95% was obtained.
[0116]
Using this cartridge (2), 100,000 full-color images were output and the intermediate transfer belt (2) was confirmed. As a result, the belt was not cracked or cracked, and the durability was good. Further durability, even at the 120,000th sheet, there was no crack at the end of the belt, and it was further durable up to 150,000 sheets, but there was no crack at the end of the belt, and it had higher durability than Example 1. all right. Thus, it was confirmed that the cartridge (2) has good performance and long life.
[0117]
Further, a cartridge identical to this cartridge was produced and left to stand for one month in an environment of 40 ° C. and 95% RH, and an image was output. However, no vertical wrinkles due to waviness occurred and a good image was obtained. .
[0118]
Example2
<Preparation of intermediate transfer belt>
100 parts of PVDF
Outflow start temperature + viscosity at 5 ° C. = 2 × 10FourPa · s
Outflow start temperature + viscosity at 15 ° C. = 1 × 10ThreePa · s
Polyetheresteramide resin 10.5 parts
Outflow start temperature + viscosity at 5 ° C. = 1 × 10FivePa · s
Outflow start temperature + viscosity at 15 ° C. = 2 × 10ThreePa · s
This material was melted and kneaded at 210 ° C. by a biaxial extruder to mix each material, extruded with a strand having a diameter of about 2 mm, and cut into pellets. This was designated as forming
[0119]
Next, in the molding apparatus of FIG. 3, the molding die 103 was a single-layer annular die, and the die slit having a diameter of 100 mm was used. The die slit was 0.8 mm. The molding
[0120]
About this
[0121]
Further, when the intermediate transfer belt (3) was left in an environment of 23 ° C./55% for 1 day and resistance was measured, the volume resistance value was 8.0E + 11 Ωcm.
[0122]
The intermediate transfer belt (3) has an average wavelength (Sm value) of 0.15 mm, an average wave height (Rz) of 0.5 μm, and a surface undulation having an average wavelength of 0.1 mm or more and less than 20 mm in the belt circumferential direction. The belt having an average wave height of the surface waviness of 30 μm or less, an average value of the end film thickness of 100 μm, and an end film thickness of 67% with respect to the central film thickness was obtained.
[0123]
<Production of cartridge>
Other than using the intermediate transfer belt (3)referenceA cartridge (3) was produced in the same manner as in Example 1.
[0124]
<Image confirmation>
The cartridge (3) is allowed to stand for 12 hours in an environment of 23 ° C./55% and then set in the electrophotographic apparatus of FIG.2A full color image print test was performed on paper. The developing device used here was a 600 dpi digital laser system. When the obtained image was visually evaluated, the intermediate transfer belt had surface waviness with an average wavelength of 0.1 mm or more and less than 20 mm in the belt circumferential direction, and the average wave height of the surface waviness was 30 μm or less. Therefore, no image unevenness was observed, and a good full color image having no problem was obtained. Further, since the average wave height of the surface waviness was 30 μm or less, no cleaning unevenness was generated. Further, a primary transfer efficiency of 95% was obtained.
[0125]
Using this cartridge (3), 100,000 full-color images were output and the intermediate transfer belt (3) was confirmed. As a result, the belt was not cracked or cracked, and the durability was good. Further durability, even at the 120,000th sheet, there was no crack at the end of the belt, and it was further durable up to 150,000 sheets, but there was no crack at the end of the belt, and it had higher durability than Example 1. all right. Thus, it was confirmed that the cartridge (3) has good performance and long life.
[0126]
Also, the same cartridge as this cartridge (3) was produced and left to stand for one month in an environment of 40 ° C. and 95% RH, and the image was output, but a good image was obtained without causing vertical wrinkles due to waviness. It was.
[0127]
Example3
<Preparation of transfer belt>
100 parts of polycarbonate resin
Outflow start temperature + Viscosity at 5 ° C 4 x 10FourPa · s
Outflow start temperature + Viscosity at 15 ° C 1 x 10FourPa · s
This material was melted and kneaded at 280 ° C. by a biaxial extruder to mix each material, and extruded and cut with a strand having a diameter of about 2 mm to form a pellet. This was designated as a raw material 3 for molding. The viscosity of the molding raw material 3 when the outflow start temperature + 5 ° C. is 6 × 10FourThe viscosity at Pa · s, outflow start temperature + 15 ° C is 4 × 10FourThe viscosity at the outflow start temperature + 5 ° C. was 1.5 times the viscosity at the outflow start temperature + 15 ° C., which was in the range of 1.2 to 50 times.
[0128]
Next, in the molding apparatus of FIG. 3, the molding die 103 was a single-layer annular die, and a die slit having a diameter of 200 mm was used. The die slit was 0.8 mm.
[0129]
At this time, the discharge speed of the melt discharged from the tip of the die was 1 m / min. Further, air is blown and expanded through the
[0130]
About this cylindrical film 3, adjustment of size and surface smoothness, and the removal of the crease | fold were performed using a set of cylindrical type | molds which consist of a metal from which a thermal expansion coefficient differs. The cylindrical film 3 was put on an inner mold having a high coefficient of thermal expansion, and the inner mold was inserted into an outer mold having a smooth inner surface and heated at 260 ° C. for 20 minutes. After cooling, it was removed from the cylinder and the end portion was cut to prepare a transfer belt (1) having a diameter of 355 mm, a belt center film thickness of 100 μm, and a belt width of 310 mm.
[0131]
Further, when the transfer belt (1) was left in an environment of 23 ° C./55% for 1 day and subjected to resistance measurement, the volume resistance value was 2E + 12 Ωcm.
[0132]
The transfer belt (1) has an average wavelength (Sm value) of 0.12 mm, an average wave height (Rz) of 1.2 μm, and a surface undulation having an average wavelength of 0.1 mm or more and less than 20 mm in the belt circumferential direction. The average wave height of the surface waviness was 30 μm or less, the average value of the end film thickness was 93 μm, and a belt that was 93% of the center film thickness was obtained.
[0133]
<Image confirmation>
The transfer belt (1) is allowed to stand for 12 hours in an environment of 23 ° C./55% and then set in the electrophotographic apparatus shown in FIG.2A full color image print test was performed on paper. The developing device used here was a 600 dpi digital laser system. When the obtained image was visually evaluated, the transfer belt had surface waviness with an average wavelength of 0.1 mm or more and less than 20 mm in the belt circumferential direction, and the average wave height of the surface waviness was 30 μm or less. No image unevenness was observed, and a good full color image having no problem was obtained. Further, since the average wave height of the surface waviness was 30 μm or less, no cleaning unevenness was generated.
[0134]
Using this transfer belt (1), 100,000 full-color images were output and the transfer belt (1) was confirmed. As a result, the belt was not cracked or cracked, and the durability was good. As a result of further durability, it was found that even at the 120,000th sheet, there was no crack at the end of the belt, and further durability was achieved up to 150,000 sheets, but no crack was seen at the end of the belt, and it was found to have high durability. Thus, it was confirmed that the transfer belt (1) has good performance and long life.
[0135]
Comparative Example 1
<Preparation of intermediate transfer belt>
100 parts of PVDF
Outflow start temperature + viscosity at 5 ° C. = 5 × 10FourPa · s
Outflow start temperature + viscosity at 15 ° C. = 1 × 10ThreePa · s
Polyetheresteramide resin 10.5 parts
Outflow start temperature + viscosity at 5 ° C. = 1 × 10FivePa · s
Outflow start temperature + viscosity at 15 ° C. = 2 × 10FourPa · s
This material was melted and kneaded at 210 ° C. by a biaxial extruder to mix each material, extruded with a strand having a diameter of about 2 mm, and cut into pellets. This was used as a raw material 4 for molding. The viscosity of the molding raw material 4 at the time of starting outflow + 5 ° C. is 6.5 × 10FourThe viscosity at Pa · s, outflow start temperature + 15 ° C is 1 × 10ThreeThe viscosity at the outflow start temperature + 5 ° C. was 65 times that of the viscosity at the outflow start temperature + 15 ° C., which was outside the range of 1.2 to 50 times.
[0136]
Next, the raw material 4 for molding was put into the
[0137]
The intermediate transfer belt (4) has an average wavelength (Sm value) of 10 mm, an average wave height (Rz) of 35 μm, and a surface undulation with an average wavelength of 0.1 mm or more and less than 20 mm in the belt circumferential direction. A belt having an average wave height greater than 30 μm, an average value of the end film thickness of 150 μm, and 100% of the center film thickness was obtained.
[0138]
<Production of cartridge>
Other than using the intermediate transfer belt (4)referenceA cartridge (4) was produced in the same manner as in Example 1.
[0139]
<Image confirmation>
The cartridge (4) is allowed to stand for 12 hours in an environment of 23 ° C./55% and then set in the electrophotographic apparatus of FIG.2A full color image print test was performed on paper. The developing device used here was a 600 dpi digital laser system. When the obtained image was visually evaluated, the intermediate transfer belt had surface waviness with an average wavelength of 0.1 mm or more and less than 20 mm in the belt circumferential direction, and the average wave height of the surface waviness was larger than 30 μm. Image unevenness due to undulation occurred. Further, since the average wave height of the surface waviness was larger than 30 μm, the concave portion of the waviness was not sufficiently cleaned, and cleaning unevenness occurred. Further, the primary transfer efficiency was 80% due to transfer unevenness.
[0140]
When 5000 full-color images were output using this cartridge (4), a tear occurred in the intermediate transfer belt, and image output could not be continued.
[0141]
In addition, the same cartridge as this cartridge (4) was manufactured and left to stand for one month in an environment of 40 ° C. and 95% RH, and an image was output. However, vertical wrinkles due to waviness occurred, and images due to vertical wrinkles occurred. Unevenness occurred.
[0142]
Comparative Example 2
<Preparation of transfer belt>
100 parts of polycarbonate resin
Outflow start temperature + viscosity at 5 ° C. = 4 × 10FourPa · s
Outflow start temperature + viscosity at 15 ° C. = 1 × 10FourPa · s
Kaolin clay 30 parts
This material was melted and kneaded at 280 ° C. by a biaxial extruder to mix each material, and extruded and cut with a strand having a diameter of about 2 mm to form a pellet. This was designated as a
[0143]
Next, in the molding apparatus of FIG. 3, the molding die 103 was a single-layer annular die, and a die slit having a diameter of 200 mm was used. The die slit was 0.2 mm.
[0144]
At this time, the discharge speed of the melt discharged from the tip of the die was 1 m / min. Further, air is blown and expanded through the
[0145]
This transfer belt (2) has an average wavelength (Sm value) of 5 mm, an average wave height (Rz) of 40 μm, and surface waviness having an average wavelength of 0.1 mm or more and less than 20 mm in the belt circumferential direction. A belt having a wave height larger than 30 μm, an average value of end film thickness of 150 μm, and 100% of the center film thickness was obtained.
[0146]
<Image confirmation>
The transfer belt (2) is allowed to stand for 12 hours in an environment of 23 ° C./55% and then set in the electrophotographic apparatus shown in FIG.2A full color image print test was performed on paper. The developing device used here was a 600 dpi digital laser system. When the obtained image was visually evaluated, the transfer belt had surface waviness with an average wavelength of 0.1 mm or more and less than 20 mm in the belt circumferential direction, and the average wave height of the surface waviness was larger than 30 μm. It was a full-color image in which image unevenness due to transfer unevenness occurred. Further, since the average wave height of the surface waviness was larger than 30 μm, the back surface of the transfer material was soiled due to uneven cleaning.
[0147]
When 4000 full-color images were output using this transfer belt (2), a tear occurred in the transfer belt, and image output could not be continued.
[0148]
Comparative Example 3
<Preparation of intermediate transfer belt>
The material is the same as Comparative Example 1.
[0149]
This material was melted and kneaded at 210 ° C. by a biaxial extruder to mix each material, extruded with a strand having a diameter of about 2 mm, and cut into pellets. This was used as a raw material 4 for molding. Next, in the molding apparatus of FIG. 3, the molding die 103 was a single-layer annular die, and a die slit having a diameter of 20 mm was used. The die slit was 0.8 mm. The molding raw material 4 sufficiently heated and dried was put into the
[0150]
About this cylindrical film 4, adjustment of size and surface smoothness, and the removal of the crease | fold were performed using a set of cylindrical shape which consists of a metal from which a thermal expansion coefficient differs. The tubular film 4 was put on an inner mold having a high coefficient of thermal expansion, and the inner mold was inserted into an outer mold having a smooth inner surface and heated at 190 ° C. for 20 minutes. After cooling, it was removed from the cylinder and the end was cut to produce an intermediate transfer belt (5) having a diameter of 140 mm.
[0151]
The intermediate transfer belt has an average wavelength (Sm value) of 0.2 mm, an average wave height (Rz) of 1.5 μm, and a surface undulation having an average wavelength of 0.1 mm or more and less than 20 mm in the belt circumferential direction. A belt having an average wave height of 30 μm or less, an average value of the end film thickness of 70 μm, and 47% of the center film thickness was obtained.
[0152]
<Production of cartridge>
Other than using the intermediate transfer belt (5)referenceA cartridge (5) was produced in the same manner as in Example 1.
[0153]
<Image confirmation>
The cartridge (5) is allowed to stand for 12 hours in an environment of 23 ° C./55% and then set in the electrophotographic apparatus of FIG.2A full color image print test was performed on paper. The developing device used here was a 600 dpi digital laser system. When the obtained image was visually evaluated, it had surface waviness with an average wavelength of 0.1 mm or more and less than 20 mm in the belt circumferential direction, and the average wave height of the surface waviness was 30 μm or less. Thus, a good full color image without any problem was obtained. Further, since the average wave height of the surface waviness was 30 μm or less, no cleaning unevenness was generated. Further, a primary transfer efficiency of 95% was obtained.
[0154]
At the time when 5000 full-color images were output using this cartridge (5), the intermediate transfer belt was stretched. This is probably because the end film thickness was too thin. As a result, the belt was not tensioned and could not be driven, so image output could not be continued.
[0155]
In addition, a cartridge identical to this cartridge was produced, and the image was output by leaving it in an environment of 40 ° C. and 95% RH for one month. However, wrinkles occurred at the edges and the image unevenness was caused at the edges. Occurred.
[0156]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, there is no unevenness in the image, and a highly durable electrophotographic belt achieves a low running cost, a miniaturized main body, high image quality, and simplified maintenance by enhancing the durability of the cartridge. It can be done.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram illustrating an outline of an example of an image forming apparatus using an intermediate transfer belt of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing an outline of an example of an image forming apparatus using the transfer belt of the present invention.
FIG. 3 is a schematic view of an example of a molding apparatus when the intermediate transfer belt of the present invention has one layer.
FIG. 4 is a schematic view of an example of a molding apparatus when the intermediate transfer belt of the present invention has two layers.
FIG. 5 is an explanatory diagram of a process cartridge.
FIG. 6 is an explanatory diagram of an intermediate transfer unit.
FIG. 7 is an explanatory diagram of an electrophotographic photosensitive member unit.
FIG. 8 is an explanatory diagram of a process cartridge attachment / detachment configuration.
[Explanation of symbols]
1 Photosensitive drum
2 Primary charger
3 Image exposure means
5 Intermediate transfer belt
6 Primary transfer roller
7 Secondary transfer roller
8 Secondary transfer counter roller
9 Charging member for cleaning
10 Transfer material guide
11 Paper feed roller
12 Tension roller
13 Cleaning device
15 Fixing device
20 Intermediate transfer belt
30, 31, 33 Bias power supply
41 yellow toner
42 Magenta Toner
43 Cyan Toner
44 Black Toner
100, 101 Extruder
102 hopper
103 ring die
104 Air introduction path
105 External cooling ring
106 Stabilizer
107 Pinch roller
108 cutting equipment
110 Cylindrical film
P transfer material
Claims (9)
該円筒体を、該円筒体の直径よりも大きい直径を有する円筒状剛体の内側に加熱拡大押圧接触させる工程とにより製造された、画像形成装置に用いられる、熱可塑性樹脂混合物からなる電子写真用ベルトであって、
該電子写真用ベルトは、ベルト周方向に対し平均0.1mm以上20mm未満の波長の表面うねりを有し、該表面うねりの平均波高が30μm以下であり、かつベルトの長手方向の少なくとも片側端部膜厚がベルト中心膜厚に対し60%以上95%以下であることを特徴とする電子写真用ベルト。 It is obtained by melting and extruding a thermoplastic resin mixture in which the viscosity at the flow tester's outflow start temperature + 5 ° C is 1.2 to 50 times the viscosity at the flow tester's outflow start temperature + 15 ° C. The diameter of the tubular film is controlled by injecting or sucking gas into the tubular film to adjust the internal volume, and a member that supports the tubular film until the tubular film is cooled and solidified. Forming the cylindrical film from the annular die without using it, and then manufacturing the cylindrical body of the thermoplastic resin mixture by a method of cutting;
For electrophotography made of a thermoplastic resin mixture used in an image forming apparatus , which is produced by a process of heating and expanding and pressing the cylindrical body inside a cylindrical rigid body having a diameter larger than the diameter of the cylindrical body A belt ,
Electrophotographic belt is a belt circumferential direction to have a surface waviness of wavelengths less than the average 0.1mm than 20 mm, the average height of the surface undulations Ri der less 30 [mu] m, and the longitudinal direction of the at least one side edge of the belt An electrophotographic belt, wherein the partial film thickness is 60% or more and 95% or less with respect to the belt center film thickness .
該中間転写ベルトが、請求項1〜3のいずれかに記載の電子写真用ベルトであることを特徴とする電子写真感光体−中間転写ベルト一体型カートリッジ。A primary transfer step in which the electrostatic latent image formed on the electrophotographic photosensitive member is visualized with a developer, and the obtained image is transferred to an intermediate transfer belt, and the image transferred to the intermediate transfer belt is further transferred. In an electrophotographic photosensitive member-intermediate transfer belt integrated cartridge configured to be detachable from an image forming apparatus main body having a secondary transfer process for transferring to a material,
Intermediate transfer belt, an electrophotographic photoreceptor, characterized in that an electrophotographic belt according to any one of claims 1 to 3 - the intermediate transfer belt integrated cartridge.
該中間転写ベルトが、請求項1〜3のいずれかに記載の電子写真用ベルトであることを特徴とする画像形成装置。A primary transfer step in which the electrostatic latent image formed on the electrophotographic photosensitive member is visualized with a developer, and the obtained image is transferred to an intermediate transfer belt, and the image transferred to the intermediate transfer belt is further transferred. In an image forming apparatus using an image forming apparatus main body having a secondary transfer step of transferring to a material,
An image forming apparatus , wherein the intermediate transfer belt is the electrophotographic belt according to claim 1 .
フローテスタの流出開始温度+15℃での粘度に対し、フローテスタの流出開始温度+5℃での粘度が1.2倍以上50倍以内である熱可塑性樹脂混合物を、環状ダイスから溶A thermoplastic resin mixture whose viscosity at the flow tester outflow start temperature + 5 ° C is 1.2 to 50 times higher than the viscosity at the flow tester outflow start temperature + 15 ° C is dissolved from the annular die. 融押し出して得られた筒状フィルム内部に気体を注入もしくは吸引して内容積を調整することにより、該筒状フィルムの直径の制御を行い、該筒状フィルムが冷却固化するまで該筒状フィルムを支持する部材を用いることなく、該環状ダイスより該筒状フィルムを成形し、その後、切断する方法で該熱可塑性樹脂混合物の円筒体を製造する工程と、The diameter of the tubular film is controlled by injecting or sucking gas into the tubular film obtained by melt-extrusion to adjust the internal volume, and the tubular film is cooled until solidified. Forming a cylindrical body of the thermoplastic resin mixture by a method of forming the cylindrical film from the annular die without using a member for supporting
該円筒体を、該円筒体の直径よりも大きい直径を有する円筒状剛体の内側に加熱拡大押圧接触させる工程と、Heating and pressing the cylindrical body inside a cylindrical rigid body having a diameter larger than the diameter of the cylindrical body; and
を有することを特徴とする電子写真用ベルトの製造方法。A method for producing an electrophotographic belt, comprising:
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