JP3950033B2 - Anti-theft device and anti-theft system - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建設機械に用いて好適な、盗難を防止する盗難防止装置および盗難防止システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
盗難防止装置を備えた建設機械として、例えばキー入力装置から予め決められた暗証番号が入力されない場合には、エンジン始動操作を行ってもスタータ回路が作動せず、エンジンの始動が禁止されるというものが知られている。
【0003】
【特許文献1】
特許第3233573号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような盗難防装置を備えた建設機械を操作するオペレータは、暗証番号を忘れないようにするために、運転席のそばに暗証番号を記載したメモを貼り付けて、そのメモを見ながら盗難防装置の解錠を行うことがある。このような場合、メモの存在に気づいた盗人が建設機械を盗んでしまうおそれがある。
【0005】
本発明の目的は、運転可能な暗証番号を入手した盗人が車両を盗みだして他の場所で使用しようとしても、移動した先では盗人の入手した暗証番号による運転が不可能となる盗難防止装置および盗難防止システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1) 請求項1の発明による盗難防止装置は、車両の現在位置を検出する位置検出手段と、少なくとも1つの稼働可能領域と稼働可能領域に関連づけた暗証番号とを含む稼働可能領域情報を記憶する記憶手段と、暗証番号を入力する入力手段と、位置検出手段で検出された車両の現在位置と記憶手段に記憶されている稼働可能領域情報との比較を行い、車両の現在位置が記憶手段に記憶されている稼働可能領域情報に含まれる稼働可能領域内であり、かつ、入力手段から入力された暗証番号と車両の現在位置を含む稼働可能領域(以下、現在位置稼働可能領域と呼ぶ)に関連づけた暗証番号との比較を行い、入力手段より入力された番号が現在位置稼働可能領域に関連づけた暗証番号と一致したと判断すると車両の運転許可信号を出力する制御手段とを有することを特徴とする。
(2) 請求項2の発明は、請求項1に記載の盗難防止装置において、現在の日時を計時する計時手段をさらに有し、記憶手段が記憶する稼働可能領域情報は、稼働可能領域に関連づけた暗証番号の有効期間をさらに含み、制御手段は、位置検出手段で検出された車両の現在位置と記憶手段に記憶されている稼働可能領域情報との比較を行い、車両の現在位置が記憶手段に記憶されている稼働可能領域情報に含まれる稼働可能領域内であり、かつ、入力手段から入力された暗証番号と現在位置稼働可能領域に関連づけた暗証番号との比較を行い、入力手段より入力された番号が現在位置稼働可能領域に関連づけた暗証番号と一致したと判断し、かつ、計時手段で計時された現在の日時と現在位置稼働可能領域に関連づけた暗証番号の有効期間との比較を行い、現在の日時が暗証番号の有効期間内であると判断すると、車両の運転許可信号を出力することを特徴とする。
(3) 請求項3に発明は、請求項1または請求項2に記載の盗難防止装置において、記憶手段に記憶している稼働可能領域情報を表示する表示手段と、稼働可能領域情報を変更する権限のある者による特定操作であるか否かを判断する判断手段と、稼働可能領域情報を変更する権限のある者による特定操作がされたと判断手段が判断すると、記憶手段に記憶されている稼働可能領域情報を入力手段により入力された情報に基づいて書き換えることを許可する設定変更モードを設定するモード設定手段とをさらに有し、制御手段は、モード設定手段により設定変更モードが設定されると、記憶手段に記憶されている稼働可能領域情報を表示手段に表示させ、入力手段により入力された情報に基づいて記憶手段に記憶されている稼働可能領域情報を書き換えることを特徴とする。
(4) 請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかの項に記載の盗難防止装置において、外部とのデータの送受信を行う通信手段をさらに有し、制御手段は、記憶手段に記憶している稼働可能領域情報を更新する稼働可能領域更新情報を通信手段によって外部から受信したときに、記憶手段に記憶している稼働可能領域情報を稼働可能領域更新情報で更新することを特徴とする。
(5) 請求項5の発明による盗難防止システムは、請求項4に記載の盗難防止装置と、盗難防止装置に稼働可能領域更新情報を送信するセンタサーバとを備えることを特徴とする。
(6) 請求項6の発明は、請求項5に記載の盗難防止システムにおいて、センタサーバに稼働可能領域更新情報を送信するパーソナルコンピュータをさらに備えることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1〜6により、本発明を建設機械の盗難防止装置に適用した場合の一実施の形態を説明する。建設機械の一例として、油圧ショベルを用いて説明を行う。図1は、本実施の形態における全体構成図である。本実施の形態では、油圧ショベル100のエンジンを始動する際、入力された暗証番号を照合し、照合結果が良好である場合にのみエンジン始動を許可する。後に詳述するように、本実施の形態において、エンジンを始動する際に入力する暗証番号は、あらかじめ設定された油圧ショベル100の稼働可能領域毎に関連づけて設定されている暗証番号である。
【0008】
油圧ショベル100は、通信アンテナ10を介して、通信回線網250を経由して建設機械メーカー(以下、メーカーと呼ぶ)に設置されたセンタサーバ200と通信可能である。また、油圧ショベル100は、GPSアンテナ20を介してGPS衛星300からGPS信号を受信する。油圧ショベル100を所有して管理している会社など、たとえば、油圧ショベル100を購入したユーザーの所属する会社や、建設機械のレンタル会社(業者)など、油圧ショベル100を所有する会社(以下、ユーザー会社と呼ぶ)には、パーソナルコンピュータ150が設置されている。メーカーに設置されたセンタサーバ200と、ユーザー会社に設置されたパーソナルコンピュータ150とは、インターネット網400を介して通信可能である。
【0009】
図2は、油圧ショベル100のシステムブロック図である。油圧ショベル100は、油圧ショベル100を駆動するエンジン2と、エンジン2を始動するスタータモータ3と、スタータモータ3の電源を投入・切断するスタータリレー7と、エンジンキースイッチ6と、エンジンキースイッチ6の操作によりバッテリー4からの電源を入切するキースイッチスタータリレー5と、制御装置30と、モニタ40と、入力装置50とを有している。スタータリレー7は、エンジン2のスタータモータ3とエンジンキースイッチスタータリレー5との間に介装されている。スタータリレー7がオンのときにはキースイッチ6の操作に伴ってエンジンキースイッチスタータリレー5がオンになると、スタータモータ3が駆動され、エンジン2が始動する。一方、スタータリレー7がオフのときには、エンジンキースイッチ6を操作してもスタータモータ3に通電されず、エンジン2は始動されない。エンジン2は、図示しない油圧ポンプを駆動し、このポンプ吐出油をコントロールバルブで制御することにより、各種アクチュエータを駆動して掘削作業や走行、旋回などを行う。
【0010】
制御装置30は、車体動作判定部31と、電源制御部32と、通信制御部34と、始動条件記憶部35と、時間計測部36と、位置計算部37とを有する。車体動作判定部31には、スタータリレー7と入力装置50が接続されている。車体動作判定部31は、位置計算部37で演算された油圧ショベル100の現在位置に割り当てられている暗証番号と、入力装置50から入力された番号とが、後述する条件と一致した場合にのみ運転許可信号を出力して、スタータリレー7をオンにする。このときエンジンキースイッチ6を操作するとスタータモータ3が駆動され、エンジン2が始動される。モニタ40は、入力装置50から入力された内容を表示したり、冷却水温度や積算稼働時間など油圧ショベル100に関する各種情報を表示する。
【0011】
電源制御部32には、エンジンキースイッチ6が接続され、エンジンキースイッチ6がオンになると、電源制御部32は制御装置30の電源をオンにする。通信制御部34は、通信アンテナ10と接続されており、後述するように、通信回線網250を経由してセンタサーバ200と通信を行う。時間計測部36は、年月日と時刻を計時する。後述する暗証番号の有効期間との比較に際して、時間計測部36のデータが用いられる。位置計測部37は、GPSアンテナ20で受信したGPS信号をもとに、油圧ショベル100の現在位置を演算する。後述する油圧ショベル100の稼働を許可する稼働可能領域内に油圧ショベル100がいるか否かの判断に際して、演算された現在位置のデータが用いられる。
【0012】
油圧ショベル100には、油圧ショベル毎に割り当てられて、それぞれの油圧ショベルを識別する識別IDが付与されている。この識別IDは、後述するように、パーソナルコンピュータ150からセンタサーバ200を介して油圧ショベル100にデータ送信する際に、それぞれの油圧ショベルを識別する番号として利用される。また、ユーザー会社が建設機械メーカーにユーザー登録することにより、ユーザーIDとパスワードが建設機械メーカーから交付される。このユーザーIDとパスワードは、後述するようにユーザー会社の管理責任者などがパーソナルコンピュータ150からセンタサーバ200にアクセスする際、ユーザー認証のために必要である。
【0013】
上述の実施の形態の盗難防止装置を搭載した油圧ショベル100は、油圧ショベル100の稼働を許可する複数の稼働可能領域が設定可能である。そして設定された各稼働可能領域に対して暗証番号とその暗証番号の有効期間がそれぞれ設定可能である。これらの稼働可能領域、暗証番号および有効期間(これらを稼働可能領域情報と呼ぶ)は、始動条件記憶部35の格納領域に格納され、次の条件をすべて満たした場合にのみ、車体動作判定部31がスタータリレー7をオンにしてエンジン2の始動が可能となる。
(1) 測定した油圧ショベル100の現在位置が始動条件記憶部35に記憶されている稼働可能領域内である。
(2) 上記の稼働可能領域に設定されている暗証番号と同じ番号が入力装置50から入力される。
(3) 上記の稼働可能領域および暗証番号について設定された有効期間の期間中である。
【0014】
油圧ショベル100の稼働可能領域情報の設定は、ユーザー会社の建設機械管理責任者などがパーソナルコンピュータ150から設定することができる。建設機械管理責任者は、パーソナルコンピュータ150からインターネット網400を介してセンタサーバ200にアクセスして設定を行う。図1に示したパーソナルコンピュータ150の画面は、パーソナルコンピュータ150からセンタサーバ200にアクセスした際の設定画面のイメージを示している。図1のパーソナルコンピュータ150の画面には、複数の稼働可能領域のそれぞれに暗証番号と暗証番号の使用開始期間、終了期間の設定フレームと、複数の稼働可能領域を日本地図上で示したフレームとが表示されている。
【0015】
ユーザー会社の建設機械管理責任者などは、まず、油圧ショベル100の稼働可能領域を決定し、決定した稼働可能領域に対して暗証番号と暗証番号の有効期間を設定する。稼働可能領域は、図1のパーソナルコンピュータ150の画面上で、各都道府県がそれぞれ包含される矩形の設定領域を指定することで設定を行う。たとえば東京都内に稼働可能領域を設定する場合には、東京都が含まれる矩形の領域を図1のパーソナルコンピュータ150の画面上から選択して指定する。なお、たとえば東京都が含まれる矩形の領域には、東京都に隣接する他県の一部も含まれており、都県境付近で作業を行う場合にも支障がないようになっている。他の道府県についても同様である。
【0016】
暗証番号は、たとえば5桁の数字の組み合わせであり、上述のようにパーソナルコンピュータ150から設定される。暗証番号の有効期間は、暗証番号の使用が開始できる開始期間と暗証番号の使用が終了する終了期間であり、上述のようにパーソナルコンピュータ150から設定することで、当該暗証番号が使用できる期間を指定する。
【0017】
設定が終了すると、センタサーバ200から油圧ショベル100へ設定結果が送信される。設定結果を受信した油圧ショベル100は、受信結果を始動条件記憶部35に格納する。以下、図3〜6を参照して本実施の形態の盗難防止装置を搭載した油圧ショベル100および盗難防止システムで行われる処理について説明する。
【0018】
図3は、油圧ショベル100のエンジン始動処理を示したフローチャートである。この処理は、制御装置30の車体動作判定部31で実行されるプログラムにより行われる。エンジンキースイッチ6がオンされるとこのプログラムが起動され、ステップS101で入力装置50に暗証番号が入力されるまで待機する。暗証番号が入力されたと判断されるとステップS103へ進み、入力された暗証番号を入力暗証番号として一時記憶し、ステップS105へ進む。ステップS105では、位置計算部37で演算された油圧ショベル100の現在位置情報を読み込み、ステップS107へ進む。ステップS107では、ステップS105で読み込んだ油圧ショベル100の現在位置が、あらかじめ設定されている稼働可能領域のいずれかに該当するか否かを判断する。ステップS107が肯定判断されると、ステップS109へ進み、あらかじめ設定されている複数の稼働可能領域のうち、油圧ショベル100の現在位置を含む稼働可能領域(以下、現在位置稼働可能領域と呼ぶ)に設定されている暗証番号(以下、現在位置暗証番号と呼ぶ)と入力暗証番号とが一致するか否かを判断する。ステップS109が肯定判断されるとステップS111へ進み、時間計測部36から現在の時刻を読み込んでステップS113へ進む。ステップS113では、ステップS111で読み込んだ現在時刻が、現在位置稼働可能領域および現在位置暗証番号に設定されている暗証番号の有効期間(以下、現在位置有効期間と呼ぶ)に該当するか否かを判断する。ステップS113が肯定判断されると、ステップS115へ進み、スタータリレー7をオンさせる信号を出力して処理を終了する。
【0019】
ステップS107、ステップS109、およびステップS113のいずれかにおいて否定判断されると、ステップS117へ進み、スタータリレー7をオンさせる信号を出力せずに、すなわちスタータリレー7をオフのまま処理を終了する。
【0020】
上述の処理によれば、油圧ショベル100の現在位置が始動条件記憶部35に格納されている稼働可能領域情報に含まれる複数の稼働可能領域のうち、いずれかに該当し、かつ、現在位置稼働可能領域に設定されている現在位置暗証番号と入力装置50から入力された暗証番号とが一致し、かつ、現在時刻が現在位置有効期間に該当する場合、スタータリレー7がオンとなり、エンジン2の始動が可能となる。
【0021】
図4は、ユーザ会社に設置されたパーソナルコンピュータ150からセンタサーバ200にアクセスして、稼働可能領域情報の設定を行う場合のパーソナルコンピュータ150における動作を示すフローチャートである。ステップS151において、インターネット網400を介してセンタサーバ200に接続するまで待機する。センタサーバ200への接続が確立したと判断されるとステップS153へ進み、ユーザーを特定するユーザーIDおよびパスワードの入力があるまで待機する。ユーザーIDおよびパスワードが入力されたと判断されるとステップS155へ進み、ステップS153で入力されたユーザーIDおよびパスワードをセンタサーバ200に送信してステップS157へ進む。ステップS157において、設定を行う対象となる油圧ショベル100を特定する識別IDの入力があるまで待機する。識別IDの入力があったと判断されるとステップS159へ進み、ステップS157で入力された識別IDをセンタサーバ200に送信してステップS161へ進む。ステップS161において、稼働可能領域情報の設定は、新規入力か既に入力された内容の変更なのかを判断する。新規入力であると判断されるとステップS163へ進み、新規の入力要求であることをセンタサーバ200に送信してステップS165へ進む。ステップS165において、センタサーバ200の新規入力用のページに接続するまで待機する。新規入力用のページに接続したと判断されると、ステップS167へ進み、新規設定の入力があるまで待機する。新規設定の入力があったと判断されるとステップS169へ進む。
【0022】
ステップS161において、既に入力された内容の変更入力であると判断されるとステップS173へ進み、既に入力された内容の変更入力要求であることをセンタサーバ200に送信してステップS175へ進む。ステップS175において、センタサーバ200の変更入力用のページに接続するまで待機する。変更入力用のページに接続したと判断されると、ステップS177へ進み、既に入力された内容の変更入力があるまで待機する。変更入力があったと判断されるとステップS169へ進む。
【0023】
ステップS169において、ステップS167またはステップS177で入力された内容をセンタサーバ200に送信してステップS181へ進み、センタサーバ200への接続を終了するか否かを判断する。ステップS181が否定判断されるとステップS157へ戻り、ステップS181が肯定判断されるとセンタサーバ200への接続を終了して処理を終了する。
【0024】
上述の処理によれば、ユーザー会社に設置されたパーソナルコンピュータ150から油圧ショベル100の稼働可能領域情報の設定を行うことができる。まずパーソナルコンピュータ150からインターネット網400を介してセンタサーバ200にアクセスする。ユーザー認証の後、識別IDの入力で設定変更対象機を特定する。新規入力か既に入力された内容の変更かを選択した後、稼働可能領域、暗証番号、および暗証番号の有効期間の設定を行い、センタサーバ200に送信する。センタサーバ200は、後述するように受信した設定の内容を一旦格納した後、通信回線網250を介して油圧ショベル100へ送信する。
【0025】
図5は、ユーザ会社に設置されたパーソナルコンピュータ150からのアクセスを受けたセンタサーバ200の動作を示すフローチャートである。ステップS201において、パーソナルコンピュータ150からのアクセスがあるまで待機する。パーソナルコンピュータ150からのアクセスがあると判断されると、ステップS203へ進み、ユーザーIDとパスワードを受信するまで待機する。ユーザーIDとパスワードを受信したと判断されるとステップS205へ進み、受信したユーザーIDとパスワードが事前に登録(格納)されているものと一致するか否を判断する。ステップS205が否定判断されると、ステップS203へ戻る。ステップS205が肯定判断されるとステップS207へ進み、油圧ショベルを特定する識別IDを受信するまで待機する。識別IDを受信したと判断されると、ステップS209へ進み、新規の設定入力要求であるか既に入力された内容の変更要求であるかを判断する。新規の設定入力要求であると判断されるとステップS211へ進み、新規入力用に用意された閲覧画面をパーソナルコンピュータ150に提示して、ステップS213へ進む。ステップS213において、新規入力内容(稼働可能領域、暗証番号、有効期間)を受信するまで待機する。新規入力内容を受信したと判断されるとステップS215へ進む。
【0026】
ステップS209において、既に入力された内容の変更要求であると判断されるとステップS221へ進み、変更入力用に用意された閲覧画面をパーソナルコンピュータ150に提示して、ステップS223へ進む。ステップS223において、変更入力内容(稼働可能領域、暗証番号、有効期間)を受信するまで待機する。変更入力内容を受信したと判断されるとステップS215へ進む。ステップS215において、ステップS213またはステップS223で受信した設定内容を格納してステップS231へ進む。ステップS231において、ステップS213またはステップS223で受信した設定内容を稼働可能領域更新情報として油圧ショベル100の識別IDとともに油圧ショベル100へ送信する。ステップS233において、接続終了の要求があるか否かを判断する。ステップS233が否定判断されるとステップS207へ戻る。ステップS233が肯定判断されると、ステップS235へ進み、パーソナルコンピュータ150との接続を終了して一連の動作を終了する。
【0027】
上述の処理によれば、ユーザ会社に設置されたパーソナルコンピュータ150からのアクセスを受けたセンタサーバ200は、パーソナルコンピュータ150から送信された設定内容(稼働可能領域、暗証番号、および暗証番号の有効期間)すなわち稼働可能領域更新情報を、通信回線網250を介して油圧ショベル100へ送信することができる。アクセスのあったパーソナルコンピュータ150から受信したユーザーIDおよびパスワードから、ユーザー認証を行った後、識別IDを受信して設定変更対象機を特定する。新規入力要求か既に入力された内容の変更要求かを判断した後、稼働可能領域、暗証番号、および暗証番号の有効期間の設定内容を受信する。受信した設定内容を一旦格納して、通信回線網250を介して油圧ショベル100へ送信する。
【0028】
図6は、センタサーバ200から通信回線網250を経由して稼働可能領域更新情報を受信した油圧ショベル100の動作を示すフローチャートである。この処理は、制御装置30の車体動作判定部31で実行されるプログラムにより行われる。制御装置30にバッテリー4からの電源が供給されると、このプログラムが起動される。ステップS121において、センタサーバ200から送信された信号を受信するまで待機する。センタサーバ200から送信された信号を受信したと判断されるとステップS123へ進み、受信した信号に含まれる識別IDが自車の識別IDと一致するか否かを判断する。ステップS123が否定判断されるとステップS121へ戻る。ステップS123が肯定判断されるとステップS125へ進み、始動条件記憶部35に格納している稼働可能領域情報を受信した稼働可能領域更新情報(稼働可能領域、暗証番号、および暗証番号の有効期間)で置き換えて一連の動作を終了する。
【0029】
上述の処理により、油圧ショベル100は、センタサーバ200から受信した稼働可能領域、暗証番号、および暗証番号の有効期間の設定内容を始動条件記憶部35に格納する。
【0030】
上述した一実施の形態の油圧ショベル100は、ユーザ会社に設置されたパーソナルコンピュータ150で設定された稼働可能領域、暗証番号、および暗証番号の有効期間の設定内容を、センタサーバ200、および通信回線網250を介して油圧ショベル100へ送信することができる。そして、この設定内容を受信、格納した油圧ショベル100は、油圧ショベル100の現在位置、現在時刻、およびオペレータによって入力された暗証番号のすべてが格納している設定内容に一致した場合にのみ、エンジン2の始動が可能となる。
【0031】
上述した一実施の形態の油圧ショベル100は、次の作用効果を奏する。
(1) 油圧ショベル100の現在位置、現在時刻、およびオペレータによって入力された暗証番号のすべてが格納している設定内容に一致した場合にのみ、エンジン2の始動が可能となる。万が一、暗証番号を知った盗人が油圧ショベル100を盗み出し、稼働可能領域外に持ち出したとしても、エンジン2を始動することができない。また、設定した有効期間を過ぎても同様にエンジン2を始動することができない。これにより、盗人による油圧ショベル100の始動を阻止することができ、セキュリティ性が高い。
(2) 稼働可能領域が複数設定可能で、設定した各稼働可能領域毎に暗証番号、および暗証番号の有効期間の設定が可能である。これにより、レンタル業者などが油圧ショベル100を貸し出す際に、最初に稼働可能領域を複数設定すれば、油圧ショベル100をレンタル業者のもとに戻さなくても複数の借り手にそのまま貸し出すことができるので、効率的に貸出業務ができる。また、ユーザー会社の建設機械管理場所を含む稼働可能領域を設定することもできる。ユーザー会社の建設機械管理責任者などは、建設機械管理場所に戻ってきた油圧ショベル100に特別な操作などをしなくても、自社を含む領域に設定した暗証番号にて油圧ショベル100の始動ができるので、暗証番号が分からず始動ができないという不都合を解消できる。
(3) ユーザー会社に設けられたパーソナルコンピュータ150からセンタサーバ200、通信回線網250を介して油圧ショベル100の稼働可能領域、暗証番号、および暗証番号の有効期間の設定ができる。これにより、建設機械管理責任者などは、わざわざ油圧ショベルのもとに行かずに済み、効率的に設定できる。また、レンタル業者が油圧ショベル100を貸し出した後、借り手からレンタル期間延長の申し出があった場合などでも、遠隔地にある油圧ショベルのもとに行かずに済み、効率的に設定できる。
【0032】
上述した実施の形態の油圧ショベル100では、稼働可能領域、暗証番号および有効期間は、ユーザー会社に設けられたパーソナルコンピュータ150から設定を行っているが、これに限らない。油圧ショベル100の制御装置30に接続されたモニタ40と入力装置50によっても設定可能としてもよい。この場合、図3のステップS115で、エンジン2の始動が可能になった状態から、建設機械管理責任者など、限られた者のみが知る操作や特定の暗証番号の入力操作(これらを特定操作と呼ぶ)により移行することができる、稼働可能領域、暗証番号および有効期間の設定変更モードを設ける。そして、この設定変更モードでは、油圧ショベル100のモニタ40に図1に示したパーソナルコンピュータ150の画面と同様の入力画面を表示させ、入力装置50から設定入力可能にすればよい。これにより、通信状態の悪い地域で使用されている油圧ショベル100の稼働可能領域情報を更新することができる。また、更新できるのは特定操作を知る限られた者であるため、第三者による変更などに対するセキュリティ性も高い。
【0033】
油圧ショベル100の現在位置、現在時刻、およびオペレータによって入力された暗証番号のすべてが格納している設定内容と一致した場合以外のときには、スタータリレー7をオンしないことでエンジン2の始動を禁止する例を示したが、これに限らない。例えば特許第3233573号公報に記載されているように、パイロット油圧回路を遮断することで油圧ショベル100が走行できないようにしてもよい。具体的には、パイロット油圧ポンプの吐出回路に切換弁(例えば、電磁弁)を設け、すべての始動条件がそろった場合には切換弁を連通位置に設定し、それ以外の場合には切換弁を遮断位置に切換えるようにすればよい。切換弁が遮断位置にあるときには、各操作部材を操作しても走行用油圧モータをはじめとして各アタッチメントや旋回用のアクチュエータが駆動されないので、これによっても盗難防止が図れる。
【0034】
暗証番号は数字の例で説明を行ったが、文字、記号のいずれであってもよいし、それらの組合せでもよく、ID番号やパスワードなど、始動が許可された者が識別可能なものであればよい。車載の通信制御部34に代えて、携帯電話や携帯情報端末(PDA)、モバイル式のパーソナルコンピュータを用いてもよい。また、センタサーバ200を設けず、パーソナルコンピュータ150からインターネット網400や通信回線網250を介して直接油圧ショベル100に設定内容を送信するようにしてもよい。さらに、パーソナルコンピュータ150の代わりに携帯情報端末(PDA)やモバイル式のパーソナルコンピュータを用いてもよい。この場合、建設機械管理責任者などが油圧ショベル100の近傍で、携帯情報端末(PDA)やモバイル式のパーソナルコンピュータに接続した通信手段から油圧ショベル100に設定内容を送信するようにしてもよい。
【0035】
上述した実施の形態およびその変形例では、設定可能な稼働可能領域は略都道府県単位での設定であったがこれに限らない。市町村単位でもよく、画面に表示された地図上の任意の範囲が指定できるようにしてもよい。また、日本国内に限らない。上述した実施の形態およびその変形例では、稼働可能領域情報に、稼働可能領域、暗証番号、および有効期間が含まれているが、これに限らない。有効期間の設定が行われないものでもよい。上述した実施の形態およびその変形例では、1つの稼働可能領域に対して1つの暗証番号と有効期間を設定していたが、1つの稼働可能領域に対して複数の暗証番号と有効期間が設定できるようにしてもよい。上述した実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。上述の実施の形態および変形例では、建設機械として油圧ショベルを用いて説明したが、これに限らない。また、建設機械に限らない。レンタカーなどのようにユーザーに貸し出す車両など、各種移動体にも本発明を適用できる。さらに、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、本発明は、上述した実施の形態に何ら限定されない。
【0036】
以上の各実施の形態およびその変形例において、記憶手段は始動条件記憶部35に、入力手段は入力装置50に、計時手段は時間計測部36に、表示手段はモニタ40にそれぞれ対応する。通信手段は、通信アンテナ10と通信制御部34により構成される。位置検出手段は、GPSアンテナ20と位置計算部372より構成される。制御手段、判断手段、およびモード設定手段は、車体動作判定部31と車体動作判定部31で実行されるプログラムにより実現されている。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、車両の現在位置が設定されている稼働可能領域内であり、かつ入力された暗証番号が該稼働可能領域情報に関連づけられている暗証番号に一致した場合にのみ、車両の運転が可能となる。これにより、運転可能な暗証番号を入手した盗人が車両を盗みだして他の場所で使用しようとしても、移動した先では盗人の入手した暗証番号による運転が不可能となる
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を油圧ショベルに適用した、一実施の形態における全体構成図である。
【図2】 図1の油圧ショベル100のシステムブロック図である。
【図3】 図1の油圧ショベル100のエンジン始動処理を示したフローチャートである。
【図4】 図1のパーソナルコンピュータ150の動作を示したフローチャートである。
【図5】 図1のセンタサーバ200の動作を示したフローチャートである。
【図6】 図1の油圧ショベル100がセンタサーバ200から設定内容を受信した際に、油圧ショベル100で行われる動作を示したフローチャートである。
【符号の説明】
2 エンジン 3 スタータモータ
5 キースイッチスタータリレー 6 エンジンキースイッチ
7 スタータリレー 10 通信アンテナ
20 GPSアンテナ 30 制御装置
31 車体動作判定部 32 電源制御部
34 通信制御部 35 始動条件記憶部
36 時間計測部 37 位置計算部
40 モニタ 50 入力装置
100 油圧ショベル 150 パーソナルコンピュータ
200 センタサーバ 250 通信回線網
300 GPS衛星 400 インターネット網[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an anti-theft device and an anti-theft system suitable for use in construction machines, which prevent theft.
[0002]
[Prior art]
As a construction machine equipped with an anti-theft device, for example, if a predetermined password is not input from a key input device, the starter circuit does not operate even if the engine start operation is performed, and the engine start is prohibited. Things are known.
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent No. 3233573
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
An operator operating a construction machine equipped with such an anti-theft device puts a note with the PIN number near the driver's seat and keeps the theft while looking at the note so as not to forget the PIN number. The unlocking device may be unlocked. In such a case, a thief who notices the presence of the memo may steal the construction machine.
[0005]
An object of the present invention is to provide an anti-theft device that makes it impossible for a thief who has obtained a maneuverable personal identification number to steal a vehicle and use it elsewhere, so that it is impossible to drive with the personal identification number obtained by the thief at the destination. And providing an anti-theft system.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
(1) The anti-theft device according to claim 1 stores operable area information including position detecting means for detecting the current position of the vehicle, at least one operable area and a personal identification number associated with the operable area. The storage means, the input means for inputting the personal identification number, the current position of the vehicle detected by the position detection means and the operable area information stored in the storage means, and the current position of the vehicle is stored in the storage means. In the operable area included in the operable area information stored in the area, and the operable area including the personal identification number input from the input means and the current position of the vehicle (hereinafter referred to as the current position operable area). Is compared with the personal identification number associated with the vehicle, and if it is determined that the number input from the input means coincides with the personal identification number associated with the current position operable region, a vehicle driving permission signal is output. It is characterized by having a means.
(2) The invention according to claim 2 is the anti-theft device according to claim 1, further comprising a timing unit for timing the current date and time, and the operable area information stored in the storage unit is associated with the operable area. The control means further compares the current position of the vehicle detected by the position detection means with the operable area information stored in the storage means, and the current position of the vehicle is stored in the storage means. Compare the password number input from the input means with the password number associated with the current position operable area, and input from the input means. And the current date and time measured by the time measuring means and the validity period of the code number associated with the current position operable area are determined to be the same as the password associated with the current position operable area. If the current date and time is determined to be within the validity period of the password, a vehicle driving permission signal is output.
(3) The invention according to claim 3 is the antitheft device according to claim 1 or 2, wherein the display means for displaying the operable area information stored in the storage means and the operable area information are changed. When the determination unit determines whether the specific operation is performed by an authorized person and the determination unit determines that the specific operation is performed by a person authorized to change the operable area information, the operation stored in the storage unit Mode setting means for setting a setting change mode for permitting rewriting of the possible area information based on information input by the input means, and the control means sets the setting change mode by the mode setting means. The operable area information stored in the storage means is displayed on the display means based on the information input by the input means. It is characterized by rewriting.
(4) The invention of
(5) An anti-theft system according to the invention of claim 5 is provided with the anti-theft device according to
(6) The invention according to
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
1 to 6, an embodiment in which the present invention is applied to a construction machine antitheft device will be described. A description will be given using a hydraulic excavator as an example of a construction machine. FIG. 1 is an overall configuration diagram in the present embodiment. In the present embodiment, when the engine of the
[0008]
The
[0009]
FIG. 2 is a system block diagram of the
[0010]
The
[0011]
The engine
[0012]
The
[0013]
The
(1) The measured current position of the
(2) The same number as the password set in the operable area is input from the input device 50.
(3) It is in the period of the valid period set for the above-mentioned operable area and the password.
[0014]
The operation area information of the
[0015]
The construction machine manager in the user company first determines the operable area of the
[0016]
The personal identification number is, for example, a combination of five digits, and is set by the
[0017]
When the setting is completed, the setting result is transmitted from the
[0018]
FIG. 3 is a flowchart showing an engine start process of the
[0019]
If a negative determination is made in any of step S107, step S109, and step S113, the process proceeds to step S117, and the process is terminated without outputting a signal for turning on the starter relay 7, that is, with the starter relay 7 turned off.
[0020]
According to the above-described processing, the current position of the
[0021]
FIG. 4 is a flowchart showing the operation of the
[0022]
If it is determined in step S161 that the input has already been changed, the process proceeds to step S173, the change input request for the already input content is transmitted to the
[0023]
In step S169, the content input in step S167 or step S177 is transmitted to the
[0024]
According to the above-described processing, the operation area information of the
[0025]
FIG. 5 is a flowchart showing the operation of the
[0026]
If it is determined in step S209 that the request has already been input, the process proceeds to step S221, the browsing screen prepared for change input is presented to the
[0027]
According to the above-described processing, the
[0028]
FIG. 6 is a flowchart showing the operation of the
[0029]
Through the above-described processing, the
[0030]
The
[0031]
The
(1) The engine 2 can be started only when the current position of the
(2) A plurality of operable areas can be set, and a password and a validity period of the password can be set for each set operable area. Accordingly, when a rental company or the like rents the
(3) The operable area of the
[0032]
In the
[0033]
The start of the engine 2 is prohibited by not turning on the starter relay 7 except when the current position of the
[0034]
The code number has been described with an example of numbers, but it may be either a letter or a symbol, or a combination thereof, such as an ID number or a password that can be identified by the authorized person. That's fine. Instead of the in-vehicle
[0035]
In the above-described embodiment and modifications thereof, the operable region that can be set is set in units of approximately prefectures, but is not limited thereto. It may be in units of municipalities, and an arbitrary range on the map displayed on the screen may be designated. Moreover, it is not limited to Japan. In the above-described embodiment and its modification, the operable area information includes the operable area, the password, and the validity period, but the present invention is not limited to this. A valid period may not be set. In the above-described embodiment and its modification, one code number and validity period are set for one operable area, but a plurality of code numbers and validity periods are set for one operable area. You may be able to do it. The above-described embodiments and modifications may be combined. In the above-described embodiments and modifications, the description has been made using a hydraulic excavator as a construction machine, but the present invention is not limited to this. Moreover, it is not restricted to construction machinery. The present invention can also be applied to various mobile objects such as a vehicle rented to a user such as a rental car. Furthermore, the present invention is not limited to the above-described embodiment as long as the characteristic functions of the present invention are not impaired.
[0036]
In each of the above embodiments and modifications thereof, the storage means corresponds to the start
[0037]
【The invention's effect】
According to the present invention, only when the current position of the vehicle is within the settable operational area and the entered personal identification number matches the personal identification number associated with the operational area information. Driving is possible. As a result, even if a thief who has obtained a maneuverable PIN number steals the vehicle and tries to use it elsewhere, driving with the PIN number obtained by the thief is impossible at the destination.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall configuration diagram of an embodiment in which the present invention is applied to a hydraulic excavator.
FIG. 2 is a system block diagram of the
FIG. 3 is a flowchart showing an engine start process of the
4 is a flowchart showing the operation of the
FIG. 5 is a flowchart showing the operation of the
6 is a flowchart illustrating an operation performed by the
[Explanation of symbols]
2 Engine 3 Starter motor
5 Key
7
20
31 Car body
34
36 Time measurement part 37 Position calculation part
40 monitor 50 input device
100
200
300
Claims (6)
少なくとも1つの稼働可能領域と前記稼働可能領域に関連づけた暗証番号とを含む稼働可能領域情報を記憶する記憶手段と、
暗証番号を入力する入力手段と、
前記位置検出手段で検出された車両の現在位置と前記記憶手段に記憶されている稼働可能領域情報との比較を行い、前記車両の現在位置が前記記憶手段に記憶されている稼働可能領域情報に含まれる前記稼働可能領域内であり、かつ、前記入力手段から入力された暗証番号と前記車両の現在位置を含む前記稼働可能領域(以下、現在位置稼働可能領域と呼ぶ)に関連づけた暗証番号との比較を行い、前記入力手段より入力された番号が現在位置稼働可能領域に関連づけた暗証番号と一致したと判断すると車両の運転許可信号を出力する制御手段とを有することを特徴とする盗難防止装置。Position detecting means for detecting the current position of the vehicle;
Storage means for storing operable area information including at least one operable area and a personal identification number associated with the operable area;
An input means for inputting a personal identification number;
The current position of the vehicle detected by the position detection means is compared with the operable area information stored in the storage means, and the current position of the vehicle is converted into the operable area information stored in the storage means. A password that is within the operable area and that is input from the input means and a password associated with the operable area including the current position of the vehicle (hereinafter referred to as the current position operable area); And the control means for outputting a driving permission signal for the vehicle when it is determined that the number input from the input means matches the personal identification number associated with the current position operable region. apparatus.
現在の日時を計時する計時手段をさらに有し、
前記記憶手段が記憶する前記稼働可能領域情報は、前記稼働可能領域に関連づけた暗証番号の有効期間をさらに含み、
前記制御手段は、前記位置検出手段で検出された車両の現在位置と前記記憶手段に記憶されている稼働可能領域情報との比較を行い、前記車両の現在位置が前記記憶手段に記憶されている稼働可能領域情報に含まれる前記稼働可能領域内であり、かつ、前記入力手段から入力された暗証番号と前記現在位置稼働可能領域に関連づけた暗証番号との比較を行い、前記入力手段より入力された番号が前記現在位置稼働可能領域に関連づけた暗証番号と一致したと判断し、かつ、前記計時手段で計時された現在の日時と前記現在位置稼働可能領域に関連づけた暗証番号の有効期間との比較を行い、前記現在の日時が前記暗証番号の有効期間内であると判断すると、車両の運転許可信号を出力することを特徴とする盗難防止装置。The anti-theft device according to claim 1,
It further has a timing means for timing the current date and time,
The operable area information stored by the storage means further includes a validity period of a personal identification number associated with the operable area,
The control means compares the current position of the vehicle detected by the position detection means with the operable area information stored in the storage means, and the current position of the vehicle is stored in the storage means. A password number that is within the operable area included in the operable area information and that is input from the input means is compared with a password associated with the current position operable area, and is input from the input means. The current date and time counted by the time measuring means and the validity period of the password associated with the current position operable area. An anti-theft device characterized in that if a comparison is made and the current date and time is determined to be within the validity period of the personal identification number, a driving permission signal for the vehicle is output.
前記記憶手段に記憶している前記稼働可能領域情報を表示する表示手段と、
前記稼働可能領域情報を変更する権限のある者による特定操作であるか否かを判断する判断手段と、
前記稼働可能領域情報を変更する権限のある者による前記特定操作がされたと前記判断手段が判断すると、前記記憶手段に記憶されている前記稼働可能領域情報を前記入力手段により入力された情報に基づいて書き換えることを許可する設定変更モードを設定するモード設定手段とをさらに有し、
前記制御手段は、前記モード設定手段により前記設定変更モードが設定されると、前記記憶手段に記憶されている前記稼働可能領域情報を前記表示手段に表示させ、前記入力手段により入力された情報に基づいて前記記憶手段に記憶されている前記稼働可能領域情報を書き換えることを特徴とする盗難防止装置。The anti-theft device according to claim 1 or 2,
Display means for displaying the operable area information stored in the storage means;
Determining means for determining whether or not the operation is a specific operation by a person authorized to change the operable area information;
When the determination unit determines that the specific operation has been performed by a person authorized to change the operable region information, the operable region information stored in the storage unit is based on the information input by the input unit. And a mode setting means for setting a setting change mode that permits rewriting.
When the setting change mode is set by the mode setting unit, the control unit displays the operable area information stored in the storage unit on the display unit, and displays the information input by the input unit. An antitheft device characterized in that the operable area information stored in the storage means is rewritten based on the information.
外部とのデータの送受信を行う通信手段をさらに有し、
前記制御手段は、前記記憶手段に記憶している稼働可能領域情報を更新する稼働可能領域更新情報を前記通信手段によって外部から受信したときに、前記記憶手段に記憶している稼働可能領域情報を前記稼働可能領域更新情報で更新することを特徴とする盗難防止装置。In the antitheft device according to any one of claims 1 to 3,
It further has a communication means for transmitting and receiving data with the outside,
When the control means receives the operable area update information for updating the operable area information stored in the storage means from the outside, the control means stores the operable area information stored in the storage means. An anti-theft device, which is updated with the operable area update information.
前記盗難防止装置に前記稼働可能領域更新情報を送信するセンタサーバとを備えることを特徴とする盗難防止システム。An anti-theft device according to claim 4,
A theft prevention system comprising: a center server that transmits the operable area update information to the antitheft device.
前記センタサーバに前記稼働可能領域更新情報を送信するパーソナルコンピュータをさらに備えることを特徴とする盗難防止システム。The anti-theft system according to claim 5,
The anti-theft system further comprising a personal computer that transmits the operable area update information to the center server.
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