JP3949626B2 - Ipマルチキャストネットワーク - Google Patents

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Description

本発明は、IPマルチキャストネットワークのネットワーク運用、特に疎通確認方法に関するものである。
図1及び図2は、従来のIPマルチキャストネットワークの疎通確認方法を説明するための線図である。IPマルチキャストネットワークNW1には、複数のホストと、これらのホストに対してマルチキャストでパケットを送信するマルチキャストパケット送信装置とがルータを介して接続されている。マルチキャストアドレスMA1が付与されているマルチキャストグループMG1は、マルチキャストパケット送信装置(以下、「パケット送信装置」と称する)MS1と、ルータを介して接続したホストh1〜hxとで構成され、パケット送信装置MS1からルータを介してホストh1〜hxに一斉同報でパケットが送信される。次に、パケット送信装置MS1から当該マルチキャストグループMG1に属する全てのホストに対してマルチキャストパケットが受信されたか否かを確認するための疎通確認要求パケットRQ1が送信される。このパケットRQ1に対する応答として、各ホストは、マルチキャストパケットを受信したことを示す疎通確認応答パケットPR1〜xをパケット送信装置MS1にそれぞれ送信する。このように、IPマルチキャストネットワークでは、パケット送信装置から全ホストに対する疎通確認要求パケットの送信と各ホストからの疎通確認応答パケットの返信とにより、パケット送信装置とホストとの間の疎通性が確認されている(例えば、「非特許文献1」参照)。
従来方法では、図2に示すようにマルチキャストグループMG1に属する全ホストh1〜hxが疎通確認要求パケットRQ1に対する返信として、パケット送信装置MS1に対して疎通確認応答パケット(RP1〜RPx)を送信している。このために、疎通確認要求パケットRQ1を送付したパケット送信装置MS1は、多量の疎通確認応答パケットをほぼ同時に受信することとなり、当該マルチキャストパケット送信装置MS1の処理負荷が増大する不具合が発生してしまう。
また、従来方式では、図2に示すようにマルチキャストグループMG1に属する全ホストh1〜hxが疎通確認要求パケットRQ1を送信したパケット送信装置MS1に対して疎通確認応答パケットRP1〜RPxを送信している。従って、マルチキャストサーバに向けて全てのホストh1〜hxから疎通確認応答パケットRP1〜RPxが転送されるため、マルチキャストネットワークNW1の通信帯域を消費する不具合も生じてしまう。
さらに、従来方式では、マルチキャストネットワークNW1の運用において、マルチキャストグループMG1に属するホストを収容するルータMR1、MR2までの疎通確認を行いたい場合でも、必ず、ホスト(h1〜hx)までの疎通確認を実施することとなっており、マルチキャストグループMG1に属するホストを収容するルータMR1までの疎通性を確認する手段がないため、ネットワーク障害の切り分けができない不都合もあった。
本発明の目的は、上述した欠点を解消し、マルチキャストパケット送信装置の処理負荷を増大させることなく疎通確認できるIPマルチキャストネットワークを実現することにある。
さらに、本発明の別の目的は、IPネットワークの通信帯域を無駄に消費する不具合が解消されたIPマルチキャストネットワークを構築することにある。
さらに、本発明の別の目的は、ネットワーク障害に対して切り分けを行うことができるIPマルチキャストネットワークを実現することにある。
本発明によるIPマルチキャストネットワークは、マルチキャストサーバと複数のホストとがIP網を介して接続され、マルチキャストサーバからマルチキャストアドレスを宛先としてマルチキャストグループに属するホストに向けてパケットが送信され、これらのパケットはルータを介して各ホストにそれぞれ転送されるIPマルチキャストネットワークにおいて、
前記マルチキャストサーバは、ホストとの間の疎通性を確認するため、マルチキャストグループに属するホストに対してマルチキャストアドレスを宛先として疎通確認要求パケットを送信し、
マルチキャストサーバからの疎通確認要求パケットを受信したルータは、収容する複数のホストに対してマルチキャストピングを実行し、ホストからのピング応答を受信した際、当該応答を送信したホストのアドレス及び疎通確認要求に含まれる要求識別符号と同一符号の応答識別符号を含む疎通確認応答パケットをマルチキャストサーバに送信することを特徴とする。
本発明では、マルチキャストサーバからの疎通確認要求に対する応答として、複数のホスト(端末装置)を収容するルータから単一の疎通確認応答パケットをマルチキャストサーバに転送する構成を採用しているので、確認応答パケットの数を大幅に低減することができ、この結果マルチキャストサーバの処理負荷が軽減されると共にマルチキャストネットワークの帯域消費量も大幅に軽減することができる。特に、疎通確認応答パケットは、疎通確認要求の識別符号と同一符号の識別情報及びホストのアドレス情報(ホストが属するネットワークのアドレスを含む)が含まれるので、ルータから転送される単一の疎通確認応答パケットだけでホストまでの通信経路の疎通性を良好に判断することができる。
本発明によるマルチキャストネットワークを実現するために、図3に示すようなIPマルチキャストパケットを転送可能なマルチキャストネットワークNW1における特定のマルチキャストグループMG1において、当該マルチキャストグループMG1に付与されたマルチキャストアドレスMA1を宛先としたIPパケットを送信または転送する装置(マルチキャストサーバ)MS1は、当該マルチキャストグループMG1に属するホストh1までの疎通性を、実際にマルチキャストパケットを転送することにより確認するために、図3に示すように疎通確認を要求するマルチキャストパケット(以降、「疎通確認要求パケット」と称する)RQ1をマルチキャストグループMG1に与えられたマルチキャストアドレスMA1を宛先アドレスとして全てのホストに向けて送信する。
図3に示すように、マルチキャストサーバMS1は、マルチキャストグループMG1に与えられたマルチキャストアドレスMA1宛に送信する疎通確認要求パケットRQ1に、当該疎通確認要求パケットRQ1を識別するための符号(以降、要求識別符号と呼ぶ。)IQ1を付与する。疎通確認要求パケットRQ1はマルチキャスト経路を沿ってマルチキャストグループMG1に属するホスト(h1〜hx)に向かって転送される。図4に示すように、マルチキャストグループMG1に属するホスト(h1〜hx)を収容するルータMR1はマルチキャストグループMG1に属するホスト(h1〜hx)に向かって転送される疎通確認要求パケットRQ1を受信したら、当該疎通確認要求パケットRQ1をホスト(h1〜hx)にそのままは転送せずに、図5に示すような処理フローにしたがい、処理1、処理2、処理3の3つの処理のいずれかを選択することができる。
ホストを収容するルータMR1は図5に示すような処理フローにしたがい処理1、処理2、処理3のいずれかの方法にしたがって、図6に示すのように装置MS1から送信された疎通確認要求パケットRQ1に対して疎通確認応答パケットRPzを送信する。
処理1を選択した場合、図6に示すように、マルチキャストグループMG1に属するホストh1を収容するルータMR1は疎通確認要求パケットRQ1を受信した際、当該疎通確認要求パケットRQ1の要求識別符号IQ1を記録し、当該疎通確認要求パケットPQ1を当該パケットの宛先アドレスMA1に従ってホストh1に転送する。ホストh1は当該疎通確認要求パケットRQ1を受信したことを契機に、疎通確認を示すための応答パケット(以降、疎通確認応答パケットと呼ぶ。)RP1を疎通確認要求パケットRQ1に付与された要求識別符号IQ1を応答識別符号IP1として付与して疎通確認要求パケットRQ1を送信したマルチキャストサーバMS1に向けて送信する。ホストh1を収容するルータMR1は記録した疎通確認要求パケッRQ1の要求識別符号IQ1とホストh1から送信された疎通確認応答パケットRP1に付与された応答識別符号IP1が合致している場合は、収容するホストh1からの疎通確認応答パケットRP1を疎通確認要求パケットRQ1を送信したマルチキャストサーバMS1に転送せずに当該疎通確認応答パケットRP1を送信したホストh1のアドレスha1を疎通確認応答パケットRP1の送信元アドレスから調査し応答識別符号IP1と同じ要求識別符号IQ1に対して記録する。図6に示すように、ホストを収容するルータMR1がマルチキャストグループMG1に属する複数のホスト(h1〜hx)を収容する場合は、複数のホスト(h1〜hx)が疎通確認応答パケット(RP1〜RPx)を送信する場合がある。ホストを収容するルータMR1は、受信した疎通確認応答パケット(RP1〜RPx)のうち疎通確認要求パケットRQ1の要求識別符号IQ1と同一符号の応答識別符号(IP1〜IPx)を付与された疎通確認応答パケット(RP1〜RPx)を送信したホスト(h1〜hx)のアドレス(ha1〜hax)を要求識別符号IQ1に対して全て記録する。ホスト(h1〜hx)を収容するルータMR1は疎通確認要求パケットRQ1の要求識別符号IQ1と当該要求識別符号IQ1に対して記録されたホストアドレス(ha1〜hax)やネットワークアドレス(SNa1〜SNax)と疎通確認要求パケットRQ1の宛先であるマルチキャストアドレスMA1を付与した疎通確認応答パケットRPzを作成して送信したマルチキャストサ
ーバMS1に対して送信する。
処理2を選択した場合は、図7に示すようなマルチキャストグループMG1に属するホストh1を収容するルータMR1は、マルチキャストサーバMS1から疎通確認要求パケットRQ1を受信したら、当該疎通確認要求パケットRQ1の要求識別符号IQ1を記録して、要求識別符号IQ1と同一符号の応答識別符号IQzを付与し送信元アドレスを当該ルータMR1に付与されたアドレスとする疎通確認要求パケットRQzを作成してIGMPなどのマルチキャストプロトコルにより学んだマルチキャストグループMG1に属するホストh1またはホストが存在すると思われるネットワークSN1に対して送信する。当該ルータMR1からの疎通確認要求パケットRQzを受信したホストは要求識別符号IQzを応答識別符号IP1として付与した疎通確認応答パケットRP1を当該ルータMR1宛に送信する。当該ルータMR1は収容するホストから疎通確認応答パケットRP1を受信したら、収容するホストへの疎通性が確認できたと判断するとともに、当該ホストのアドレスを要求識別符号IQ1に対して記録する。図7に示すように、ホストを収容するルータMR1がマルチキャストグループMG1に属する複数のホスト(h1〜hx)を収容する場合は、複数のホスト(h1〜hx)が疎通確認応答パケット(RP1〜RPx)を送信する。受信した疎通確認応答パケット(RP1〜RPx)のうち疎通確認要求パケットRQ1の要求識別符号IQ1と同じ応答識別符号(IP1〜IPx)を付与された疎通確認応答パケット(RP1〜RPx)を送信したホスト(h1〜hx)のアドレス(hal〜hax)を要求識別符号IQ1に対して全て記録する。ホスト(h1〜hx)を収容するルータMR1は疎通確認要求パケットRQ1の要求識別符号IQ1と同じ応答識別符号IPzと当該要求識別符号IQ1に対して記録されたホストのアドレス(ha1〜hax)やネットワークアドレス(SNa1〜SNax)と疎通確認要求パケットRQ1の宛先であるマルチキャストアドレスMA1を付与した疎通確認応答パケットRPzを作成して送信した装置MS1に対して送信する。
処理3を選択した場合は、図8に示すようなマルチキャストグループMG1に属するホストh1を収容するルータMR1は、マルチキャストサーバMS1から疎通確認要求パケットRQ1を受信したら、当該疎通確認要求パケットRQ1の要求識別符号IQ1を記録して、IGMPなどのマルチキャストプロトコルにより疎通確認要求パケットRQ1の宛先アドレスMA1が付与されたマルチキャストグループMG1に属するホストがあるか検索し、検索の結果マルチキャストグループMG1に属するホストとしてホスト(h1〜hx)が検出された場合は、ホスト(h1〜hx)への疎通性があると判断して、疎通性があると判断したホスト(h1〜hx)のアドレス(ha1〜hax)やネットワークアドレス(SNa1〜SNax)と疎通確認要求パケットRQ1の宛先であるマルチキャストアドレスMA1と疎通確認要求パケットRQ1に付与された要求識別符号IQ1と同一符号の応答識別符号IPzを付与した疎通確認応答パケットRPzを作成し疎通確認要求パケットRQ1をマルチキャストサーバに対して送信する。
マルチキャストサーバMS1は、ホストを収容するルータMR1から疎通確認応答パケットRPzを受信したら、疎通確認応答パケットRPzに付与された応答識別符号IPzを調査し、装置MS1が送信した疎通確認要求パケットの要求識別符号IQ1と応答識別符号IPzが同じであるならば、当該疎通確認応答パケットRPzは当該疎通確認要求パケットIQ1に対する応答と判断して、疎通確認応答パケットRPzに付与された疎通性を確認または判断されたホスト(h1〜hx)のアドレス(ha1〜hax)やネットワークアドレス(SNa1〜SNax)で示されるホストやネットワークに対してマルチキャストグループMG1において疎通があると判断し、疎通確認応答パケットRPzに付与されたホストのアドレスー(ha1〜haz)やネットワークのアドレス(SNa1〜SNaz)を疎通性が確認されたホストや当該ホストが属するネットワークとして示す。
本発明による別のIPマルチキャストネットワークは、マルチキャストサーバと複数のホストとがIP網を介して接続され、マルチキャストサーバからマルチキャストアドレスを宛先としてマルチキャストグループに属するホストに向けてパケットが送信され、これらのパケットはルータを介して各ホストにそれぞれ転送されるIPマルチキャストネットワークにおいて、
前記マルチキャストサーバは、ホストを収容するルータとの間の疎通性を確認するため、マルチキャストアドレスを宛先としてルータ疎通確認要求パケットを送信し、
マルチキャストサーバからのルータ疎通確認要求パケットを受信したルータは、当該疎通確認要求パケットの宛先アドレスから、自己が収容するホストの中に当該マルチキャストグループに属するホストが存在するか否か判断し、該当するホストが存在する場合、当該ルータ疎通確認要求に含まれる識別符号と同一の識別符号を含むルータ疎通確認応答パケットをマルチキャストサーバに送信することを特徴とする。
本発明では、マルチキャストアドレスを宛先アドレスとして疎通確認パケットを送信することにより、ホスト(端末装置)を収容するルータまでの通信経路の疎通性を判断することができる。この結果、通信経路に障害が発生した場合等において、故障箇所の切り分けを容易に行うことができる。
上述したマルチキャストネットワークを実現するために、図9に示すようなIPマルチキャストパケットを転送可能なマルチキャストネットワークNW1における特定のマルチキャストグループMG1において、当該マルチキャストグループMG1に付与されたマルチキャストアドレスMA1を宛先としたIPパケットを送信または転送するマルチキャストサーバは、当該マルチキャストグループMG1に属するホストh1を収容するルータMR1までの疎通性を実際のマルチキャストパケットを転送することにより確認するために、当該マルチキャストグループMG1に属するホストh1を収容するルータMR1までの疎通確認を要求するマルチキャストパケット(以降、「ルータ疎通確認要求パケット」と呼ぶ。)をマルチキャストグループMG1に与えられたマルチキャストアドレスMA1宛に送信する。
図10に示すように、マルチキャストサーバMS1は、マルチキャストグループMG1に与えられたマルチキャストアドレスMA1宛に送信する収容ルータ疎通確認要求パケットRQ1に、当該収容ルータ疎通確認要求パケットRQ1を識別するための符号(以降、「要求識別符号」と呼ぶ)IQ1を付与する。
収容ルータ疎通確認要求パケットRQ1はマルチキャスト経路を沿ってマルチキャストグループMG1に属するホスト(h1〜hx)に向かって転送される。図11に示すように、マルチキャストグループMG1に属するホスト(h1〜hx)を収容するルータMR1はマルチキャストグループMG1に属するホスト(h1〜hx)に向かって転送されるルータ疎通確認要求パケットRQ1を受信したら、当該疎通確認要求パケットRQ1をホスト(h1〜hx)に転送せずに、IGMPなどのマルチキャストプロトコルによりルータ疎通確認要求パケットRQ1の宛先アドレスMA1が付与されたマルチキャストグループMG1に属するホストがあるか検索し、検索の結果マルチキャストグループMG1に属するホストとしてホスト(h1〜hx)が検出された場合は、ホストを収容するルータMR1はマルチキャストグループMG1のホストを収容するルータであると判断して、疎通確認要求パケットRQ1の宛先であるマルチキャストアドレスMA1とルータ疎通確認要求パケットRQ1に付与された要求識別符号IQ1と同じ応答識別符号IPzを付与したルータ疎通確認応答パケットRPzを作成しルータ疎通確認要求パケットRQ1を送信した装置MS1に対して送信する。
マルチキャストサーバMS1はホストを収容するルータMR1からルータ疎通確認応答パケットRPzを受信したら、ルータ疎通確認応答パケットRPzに付与された応答識別符号IPzを調査し、装置MSが送信したルータ疎通確認要求パケットに付与した要求識別符号IQ1と応答識別符号IPzが同じであるならば、当該ルータ疎通確認応答パケットRPzは当該ルータ疎通確認要求パケットRQ1に対する応答と判断して、ルータ疎通確認応答パケットを送信したマルチキャストグループMGに属するホストを収容するルータMR1までの疎通性があると判断する。
特定のマルチキャストグループに属する全ホストからの疎通確認応答パケットを、疎通確認要求パケットを送信した装置に転送する事なく特定のマルチキャストグループに属するホストヘの疎通性を確認することができるために、マルチキャストネットワークの帯域消費を抑止することができる。
特定のマルチキャストグループに属する全ホストからの疎通確認応答パケットを、疎通確認要求パケットを送信した装置に転送する事なく特定のマルチキャストグループに属するホストヘの疎通性を確認することができるために、疎通確認応答パケットを受信した装置の処理負荷を軽減することができる。
特定のマルチキャストグループに属するホストを収容するルータまでの疎通性を明示的に確認できることにより、マルチキャストネットワークの障害切り分けが可能となる。
図12は本発明によるIPマルチキャストネットワークの一例を示す線図である。マルチキャスト転送ネットワーク100にマルチキャストサーバ101を接続する。マルチキャスト転送ネットワーク100はルータA及びルータBを含み、ルータAはホストA及びBを収容し、ルータBはホストC〜Eを収容する。このマルチキャストグループMG1のマルチキャストアドレスは224.100.10.1とする。ルータAおよびルータBは、IGMPなどにより、それぞれのルータがマルチキャストグループMG1に参加するホストA、ホストB、ホストC、ホストDを収容していることを知っているとものとする。マルチキャストサーバ101は、マルチキャストグループMG1に与えられたマルチキャストアドレス224.100.10.1を宛先とするIPパケットを送信すると、当該マルチキャストグループに属するホストA、ホストB、ホストC、ホストD、及びホストEにマルチキャスト転送ネットワークMN1、ルータA、ルータBを介してマルチキャスト転送される。
図13に示すように、マルチキャストサーバ101とホストA〜Eとの間の疎通確認を行うために、マルチキャストサーバからマルチキャストアドレス224.100.10.1を宛先として識別符号IQ1を付与した疎通確認要求パケットRQ1を送信する。
図14は、マルチキャストサーバ101から送信される疎通確認要求パケットRQ1に格納される情報、各ホストから送信されるパケットに含まれる情報、及びルータA及びBから転送される疎通確認応答パケットRPa及びRPbの一例を示す。ルータA及びBは、疎通確認要求パケットRQ1を受信した際、当該疎通確認要求パケットRQ1をホストAが属するネットワークとホストBが属するネットワークにそれぞれ転送し、ルータBはホストCが属するネットワーク、ホストDとホストEが属するネットワークにそれぞれ転送する。疎通確認要求パケットRQ1を受信したホストA〜Eはそれぞれ疎通確認要求パケットRQ1の送信元アドレスに向かって、つまりマルチキャストサーバ101に向けて、要求識別符号IQ1と同一の応答識別符号IP1を送付した疎通確認応答パケットを送信する。ルータA及びルータBは、疎通確認要求パケットRQ1の要求識別符号IQ1と同じ応答識別符号IP1が付与された疎通確認応答パケットを受信したら、疎通確認応答パケットをサーバAに転送せず、その疎通確認応答パケットの送信元アドレスを要求識別符号IQ1に対して記録する。ホストA〜Eが疎通確認応答パケットを送信した場合、ルータAは要求識別符号IQ1に対してホストA、ホストBのアドレスとネットワークマスク長を記録したリストAを作成し、ルータBは要求識別符号IQ1に対してホストC、ホストD、ホストEのアドレスとネットワークマスク長を記録したリストBを作成する。ルータA、ルータBは疎通確認要求パケットRQ1の要求識別符号IQ1と同じ応答識別符号IPzとリストA、リストBを付与した疎通確認応答パケットRPa、RPbをそれぞれ作成しマルチキャストサーバ101に送信する。
別の実施例として、図15に示すように、疎通確認要求パケットRQ1をルータA及びルータBが受信したら、ルータA及びBは、疎通確認要求パケットRQ1の要求識別符号IQ1と送信元のアドレスつまりマルチキャストサーバ101のアドレスを記録し、収容するホストに転送せずに廃棄し、マルチキャストアドレス224.100.10.1を宛先とするmulticast-pingをホストに対して実行することができる。ホストA〜Eはmulticast-pingに対して応答し、ルータA及びルータBにping応答を行う。ルータA及びルータBはping応答を行ったホストのアドレスを要求識別符号1Q1に対して記録する。ホストA〜Eがping応答を行った場合、ルータAは識別符号IQ1に対してホストA及びBのアドレスとネットワークマスク長を記録したリストAを作成し、ルータBは識別符号IQ1に対してホストC〜Eのアドレスとネットワークマスク長を記録したリストBを作成する。ルータA及びBは、疎通確認要求パケットRQ1の要求識別符号IQ1と同じ応答識別符号IPzとリストA及びリストBを付与した疎通確認応答パケットRPa及びRPbをそれぞれ作成してマルチキャストサーバ101に送信する。
さらに別の実施例として、図16に示すように、疎通確認要求パケットRQ1をルータA及びルータBが受信した際、ルータA及びルータBは、疎通確認要求パケットRQ1の要求識別符号IQ1と送信元のアドレスつまりサーバ101のアドレスを記録し、収容するホストに転送せずに廃棄する。ルータA及びルータBは、収容するホスト中に疎通確認要求パケットRQ1の宛先アドレス224.100.10.1が付与されたマルチキャストグループMG1に属するホストが存在するか否かをIGMPにより検索し、検索の結果マルチキャストグループMG1に属するホストとしてホストA、ホストB、ホストC及びホストDが検出された場合、ホストA、ホストB、ホストC及びホストDが属するネットワークヘの疎通性があると判断する。そして、ルータAは要求識別符号IQ1に対してホストA及びホストBのアドレスとネットワークマスク長を記録したリストAを作成し、ルータBは要求識別符号IQ1に対してホストC及びホストDのアドレスとネットワークマスク長を記録したリストBを作成する。ルータA及びルータBは疎通確認要求パケットRQ1の要求識別符号IQ1と同一符号である応答識別符号IPzとリストA及びリストBを付与した疎通確認応答パケットRPa及びRPbをそれぞれ作成してマルチキャストサーバ101に送信する。
ルータA及びルータBから疎通確認応答パケットRPa及びRPbを受信したマルチキャストサーバ101は、疎通確認応答パケットRPaとRPbの応答識別符号IPzから、当該受信したパケットが疎通確認要求パケットRQ1対する応答パケットであると判断し、当該疎通確認応答パケットに付与されたリストA及びリストBに記載されたホストへの疎通があると判断することができる。
図17は各ホストを収容するルータA及びBとマルチキャストサーバ101との間の疎通性を確認するための実施例を示す。マルチキャストサーバ101とホストA〜Eを収容するルータA及びルータBとの間の疎通確認を行うために、サーバ101から所属するマルチキャストアドレス224.100.10.1を宛先とし要求識別符号IQ2を付与したルータ疎通確認要求パケットRQ2を送信する。
図18は、ルータ疎通確認要求パケットRQ2及びルータ疎通確認応答RPc及びRPdに格納された情報の一例を示す。ルータA及びBは、ルータ疎通確認要求パケットRQ2を受信した際、ルータ疎通確認要求パケットRQ2の要求識別符号IQ2と送信元のアドレスつまりマルチキャストサーバ101のアドレスを記録し、収容するホストに転送せずに廃棄する。ルータA及びルータBは、収容しているホストの中にルータ疎通確認要求パケットRQ2の宛先アドレス224.100.10.1が付与されたマルチキャストグループMG1に属するホストが存在するか否かをIGMPにより検索し、検索の結果マルチキャストグループMG1に属するホストとしてホストA、ホストB及びホストCが検出された場合、当該ルータA及びB自身がマルチキャストグループMG1に属するホストを収容するルータであると判断する。そして、ルータA及びルータBは、ルータ疎通確認要求パケットRQ2の要求識別符号IQ2と同一符号である応答識別符号IPzを付与したルータ疎通確認応答パケットRPc及びRPdをそれぞれ作成してマルチキャストサーバ101に送信する。
ルータA及びルータBから収容ルータ疎通確認応答パケットRPc及びRPdを受信したマルチキャストサーバ101は、収容ルータ疎通確認応答パケットRPcとRPdの応答識別符号IPzから、受信したパケットが収容ル
ータ疎通確認要求パケットRQ2に対する応答パケットであると判断し、収容ルータ疎通確認応答パケットの送信元アドレスつまりルータAおよびルータBへの通信経路に疎通があると判断する。
従来のマルチキャストネットワークを示す線図である。 従来のマルチキャストネットワークにおける疎通確認応答パケットの流れを示す線図である。 本発明によるマルチキャストネットワークにおける疎通確認応答パケットの流れを示す線図である。 疎通確認要求パケットのルータにおける流れを示す線図である。 疎通確認応答パケットを受信したルータにおける処理の流れを示す線図である。 ルータからの疎通確認応答パケットの流れを示す線図である。 疎通確認応答パケットに格納される情報の一例を示す線図である。 疎通確認応答パケットに格納される情報の一例を示す線図である。 疎通確認応答パケットに格納される情報の一例を示す線図である。 疎通確認要求パケットの一例を示す線図である。 ルータ疎通確認要求パケット及びルータ疎通確認応答パケットの一例を示す線図である。 本発明によるマルチキャストネットワークの一例を示す線図である。 疎通確認要求パケットの流れを示す線図である。 疎通確認要求パケット及び疎通確認応答パケットに格納されている情報の一例を示す線図である。 疎通確認要求パケット及び疎通確認応答パケットの別の例を示す線図である。 疎通確認応答パケットの別の例を示す線図である。 ルータ疎通確認要求パケットの一例を示す線図である。 疎通確認要求パケット及び疎通確認応答パケットの別の例を示す線図である。
符号の説明
100 マルチキャストネットワーク
101 マルチキャストサーバ
MR ルータ
h1〜hx ホスト
MS1 マルチキャストサーバ

Claims (3)

  1. マルチキャストサーバと複数のホストとがIP網を介して接続され、マルチキャストサーバからマルチキャストアドレスを宛先としてマルチキャストグループに属するホストに向けてパケットが送信され、これらのパケットはルータを介して各ホストにそれぞれ転送されるIPマルチキャストネットワークにおいて、
    前記マルチキャストサーバは、ホストとの間の疎通性を確認するため、マルチキャストグループに属するホストに対してマルチキャストアドレスを宛先として疎通確認要求パケットを送信し、
    マルチキャストサーバからの疎通確認要求パケットを受信したルータは、収容する複数のホストに対してマルチキャストピングを実行し、ホストからのピング応答を受信した際、当該応答を送信したホストのアドレス及び疎通確認要求に含まれる要求識別符号と同一符号の応答識別符号を含む疎通確認応答パケットをマルチキャストサーバに送信することを特徴とするIPマルチキャストネットワーク。
  2. マルチキャストサーバと複数のホストとがIP網を介して接続され、マルチキャストサーバからマルチキャストアドレスを宛先としてマルチキャストグループに属するホストに向けてパケットが送信され、これらのパケットはルータを介して各ホストにそれぞれ転送されるIPマルチキャストネットワークにおいて、
    前記マルチキャストサーバは、ホストとの間の疎通性を確認するため、マルチキャストグループに属するホストに対してマルチキャストアドレスを宛先として疎通確認要求パケットを送信し、
    マルチキャストサーバからの疎通確認要求パケットを受信したルータは、当該疎通確認要求パケットの宛先アドレスから、自己が収容するホストの中に当該マルチキャストグループに属するホストが存在するか否か判断し、該当するホストが存在する場合、当該ホストのアドレス及び疎通確認要求に含まれる識別符号と同一の識別符号を含む疎通確認応答パケットをマルチキャストサーバに送信することを特徴とするIPマルチキャストネットワーク。
  3. マルチキャストサーバと複数のホストとがIP網を介して接続され、マルチキャストサーバからマルチキャストアドレスを宛先としてマルチキャストグループに属するホストに向けてパケットが送信され、これらのパケットはルータを介して各ホストにそれぞれ転送されるIPマルチキャストネットワークにおいて、
    前記マルチキャストサーバは、ホストを収容するルータとの間の疎通性を確認するため、マルチキャストアドレスを宛先としてルータ疎通確認要求パケットを送信し、
    マルチキャストサーバからのルータ疎通確認要求パケットを受信したルータは、当該疎通確認要求パケットの宛先アドレスから、自己が収容するホストの中に当該マルチキャストグループに属するホストが存在するか否か判断し、該当するホストが存在する場合、当該ルータ疎通確認要求に含まれる識別符号と同一の識別符号を含むルータ疎通確認応答パケットをマルチキャストサーバに送信することを特徴とするIPマルチキャストネットワーク。
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